JP2001038549A - 生産ラインにおける作業指示方法および生産ラインの作業指示手段を記録した記録媒体。 - Google Patents

生産ラインにおける作業指示方法および生産ラインの作業指示手段を記録した記録媒体。

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JP2001038549A
JP2001038549A JP11210669A JP21066999A JP2001038549A JP 2001038549 A JP2001038549 A JP 2001038549A JP 11210669 A JP11210669 A JP 11210669A JP 21066999 A JP21066999 A JP 21066999A JP 2001038549 A JP2001038549 A JP 2001038549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計指示リストと別途の指示書を作成す
ることなく、円滑な生産ラインに寄与する適切な作業指
示を作業者に与えることができる生産ラインにおける作
業指示方法および生産ラインの作業指示手段を記録した
記録媒体を提供する。 【解決手段】 設計指示リストLfによる部品Pの組み
付けを行なう生産ラインにおいて、各部品Pに対応して
少なくとも目視により各部品Pを識別可能とする部品特
定データDpを有するリスト変換テーブルTcを用意
し、前記設計指示リストLfをこのリスト変換テーブル
Tcを用いて作業者に理解しやすい作業指示Wcに変換
し、この作業指示Wcを出力して作業指示を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産ラインにおけ
る作業指示方法および生産ラインの作業指示手段を記録
した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路を形成する部品は小型化
が進んでおり、これに伴って、部品の組付作業の大部分
を生産ラインに設けられた組付ロボットによって行って
いる。この組付ロボットはCADなどによって生成され
た設計指示リストを用いて基板上の所定部分に所定の部
品を配置し、これをはんだ付け処理する。組付ロボット
は予め与えられた設計指示リストに従って、同じ基板に
対して間違いなく組付作業を行うことができるので、特
に大量生産を行う場合に有用である。
【0003】前記組付ロボットを用いて、別の種類の基
板に対する部品の組み付けを行なう場合には、前記設計
指示リストを新たな基板に対応したものに変更するので
あるが、組付ロボットに全ての部品を保有させることは
到底不可能である。そこで、生産ラインを新たな基板の
生産に切り換えた時点で設計指示リストを変更するのみ
ならず、新たな基板に取り付けるべき部品を組付ロボッ
トにセッティングする必要があった。
【0004】このとき、上述の組付ロボットに対する部
品のセッティングを忘れてしまったり、間違えたセッテ
ィングをしてしまうと、多量の組み付け不良基板を生産
してしまう可能性があった。
【0005】そこで、従来より組付ロボットによる一枚
目の基板に対する組み付けがおわったときに、出来上が
った基板が設計指示リストと相違していないかどうかを
確認するようにして、不良品の生成を抑えている。この
確認方法は、以下の方法で行われる。
【0006】図5は、設計指示リストを用いて出来上が
った基板のチェックを行う方法を示す説明図である。図
5において、1は回路設計を行うCAD、LpはCAD
1によって印刷した設計指示リストの用紙、Nはこの設
計指示リストの用紙Lpと共に参照されて作業者Mが目
視で理解できるように、図外の設計者が部品名称を記載
した指示書、Rはテープレコーダ、T(T1 〜Tn)は
これまでに製造した各基板(n個)にそれぞれ対応する
録音テープ、Aは組付ロボット、Lfはこの組付ロボッ
トAに例えばフロッピーディスクなどの記録媒体を介し
て入力される設計指示リストである。
【0007】今、i番目の基板(以下、基板iという)
の録音テープTiを作成しているとすると、作業者M
は、前記設計指示リストの用紙Lpと指示書Nを参照し
ながら基板iに対応するテープTiにそれぞれの部品の
配置場所および各部品を特定する部品名称を録音する。
前記組付ロボットAによって基板iが1枚作成されたと
き、作業者MはテープレコーダRによって録音テープT
iを再生し、これを聞きながら基板iへの部品の取付け
状態を一つ一つ正しく行われているかどうかを判断して
いた。
【0008】上述のようにして一つ目の基板iに対する
組み付けが正しく行われていることが確認できたら、組
付ロボットAに対する部品のセッティングが正しく行わ
れているので、複数の基板iの組み付け作業を開始する
ことができる。また、別の基板を作成するときは、組付
ロボットAに対する部品のセッティングを変更し、前記
録音テープTを入れ換えて、上述の確認作業を行なうこ
とにより、組み付け不良基板の生成をできるだけ少なく
することができる。
【0009】また、基板に対する部品の組み付け作業の
中には組付ロボットAのような機械によっては組み付け
られないような部品もあり、このような部品の組み付け
作業は作業者Mによって行われる必要がある。この場合
にも、上述の作業者Mは、前記設計指示リストの用紙L
pと指示書Nを参照しながら部品の取付け方法などの指
示を加工時間を考慮に入れながら録音テープTに録音し
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した方
法で基板iのチェックを行なう場合には、設計指示リス
トLp毎に録音テープTiを録音する必要があり、それ
だけ手間がかかることは避けられなかった。また基板i
の設計を一部修正したり、一部変更した場合にも、前記
録音テープTiを始めから録音しなおす必要があり、こ
の録音作業が煩わしかった。
【0011】また、前記指示書Nは設計者が設計指示リ
ストの用紙Lpとは別途に毎回作成する必要があるもの
であり、それだけ指示書Nの作成にも手間がかかること
は避けられなかった。特に、基板に対する部品の組み付
け作業を作業者Mによって行なう場合には、指示書Nの
作成に重要な意味があり、設計者は指示書Nの作成に多
大の時間を費やす必要があった。
【0012】本発明は上述の点を考慮に入れてなされた
ものであり、その目的とするところは、設計指示リスト
と別途の指示書を作成することなく、円滑な生産ライン
に寄与する適切な作業指示を作業者に与えることができ
る生産ラインにおける作業指示方法および生産ラインの
作業指示手段を記録した記録媒体を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の生産ラインにおける作業指示方法は、設計
指示リストによる部品の組み付けを行なう生産ラインに
おいて、各部品に対応して少なくとも目視により各部品
を識別可能とする部品特定データを有するリスト変換テ
ーブルを用意し、前記設計指示リストをこのリスト変換
テーブルを用いて作業者に理解しやすい作業指示に変換
し、この作業指示を出力して作業指示を行なうことを特
徴としている。
【0014】したがって、本発明を実施することにより
作業者は作業指示を作成しなくても、適切な作業内容を
認識でき、時間と労力の節減をはかることができる。ま
た、設計指示リストの部分的な変更があったとしても、
従来のように手間のかかかる録音テープの作成しなおし
を行なう必要がないので、それだけ迅速な対応をとるこ
とができると共に、間違いが少なくなる。
【0015】前記リスト変換テーブルが各部品を組み付
ける手順を示す組付手順データを有する場合には、設計
者は各部品に対する作業内容を指示するための指示書を
作成する必要がなくなる。つまり、どの部品を用いるか
を示している設計指示リストを作成するだけでよいの
で、それだけ設計にかかる手間を少なくすることができ
る。
【0016】前記作業指示の出力を音声によって順次行
なう場合には、聴覚により的確な作業内容を認識でき
る。また、前記作業指示の出力を画面へのテキスト表示
によって順次行なう場合は、画面に表示される文字を見
ることにより的確な作業内容を得ることができる。
【0017】加えて、前記リスト変換テーブルが各部品
に対する作業の標準時間を示す作業時間データを有し、
作業指示を作業時間データによる間隔で順次出力する場
合には、最適な速度で順次作業指示を与えることができ
るので、生産ラインの的確かつ円滑な流れを形成するペ
ースメーカーとなる。
【0018】また、作業者による作業進行状況に応じて
作業者がスイッチ入力したときは、前記作業指示の出力
間隔を早める場合には、作業者の能力に合わせてさらに
効率のよい作業を行うことができる。
【0019】本発明の生産ラインの作業指示手段を記録
した記録媒体は、設計指示リストによる部品の組み付け
を行なう生産ラインにおいて作業者に作業指示を与える
ためのものであって、各部品に対応して少なくとも目視
により各部品を識別可能とする部品特定データを有する
リスト変換テーブルと、前記設計指示リストをこのリス
ト変換テーブルを用いて作業者に理解しやすい作業指示
に変換するリスト変換プログラムと、この作業指示を出
力する作業指示出力プログラムとからなる生産ラインの
作業指示手段を記録したことを特徴としている。このリ
スト変換テーブルは各部品を組み付ける手順を示す組付
手順データを有するものであってもよい。
【0020】前記リスト変換テーブルに含まれる各部品
に対応するデータとして音声変換用のウェーブデータを
有しており、前記作業指示出力プログラムがこのウェー
ブデータを音声として順次出力する場合には、出力され
る音声を自由に変更できる利点がある。
【0021】一方、前記リスト変換テーブルに含まれる
部品特定データがテキストデータを有しており、前記作
業指示出力プログラムが別途のテキスト音声変換テーブ
ルを用いて前記作業指示を音声に変換して順次音声出力
する場合には、リスト変換テーブルを小さくすることが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1,2は本発明の生産ラインに
おける作業指示方法を説明する図であり、図1は生産ラ
インの一部を示す斜視図、図2は本発明の方法を具体化
した処理内容を開示するフロー図である。これらの図
1,2および以下の説明において、従来の図5において
既に説明したのと同じ符号を付したものは、同一または
同等のものを指しているので、その詳細な説明を省略す
る。
【0023】図1において、P(P1 〜Pm)は組付ロ
ボットAにセットされた各部品、i’はこれらの部品P
を載せる前の基板、Abは基板i’を運搬するベルトコ
ンベアである。2は組付ロボットAによって部品Pを組
み付けられた基板iを載せるためのステージであり、X
Y方向に摺動自在に形成されている。3は前記基板iを
撮像するためのカメラ、4はステージ2およびカメラ3
と接続されて、ステージ2をXY方向に摺動制御して、
基板iをその任意の部分をモニタするコンピュータであ
る。
【0024】前記コンピュータ4は、カメラ3によって
撮像した画像を表示するディスプレイ4d(画面)と、
様々なデータベースを保有するハードディスク4hと、
音声出力用のスピーカ4sと、作業者Mにより入力され
るコントロールスイッチ4cと、設計指示リストLfを
記録したフロッピーを挿入して設計指示リストLfを入
力可能とするフロッピーディスクドライバー4fとを有
している。
【0025】前記ハードディスク4hには、本例では各
部品Pの型番と、これに対応して目視により各部品Pを
識別可能とする部品特定データ(以下、部品名称とい
う)とを有するリスト変換テーブルTc、および、音声
変換テーブルTvを記録している。
【0026】図2において、PRG1 ,PRG2 はコン
ピュータ4によって実行されるプログラムであり、PR
1 は前記リスト変換テーブルTcを用いて作業者に理
解しやすいテキスト文章からなる作業指示Wcを出力す
るリスト変換プログラム、PRG2 はこの作業指示Wc
を音声変換テーブルTvによって音声信号に変換して前
記スピーカ4sを介して音声出力すると共に、前記ディ
スプレイ4dに文字として出力する作業指示出力プログ
ラムである。これらのプログラムPRG1 ,PRG2
よびテーブルTc,Tvは本例における作業指示手段W
を構成する。
【0027】一例として、設計者がCAD1を操作し
て、設計データであるCADデータの中から目的とする
基板iの設計指示リストLfを抽出し、これをフロッピ
ーディスクのような電子媒体を介してコンピュータ4に
入力する。このとき、前記設計指示リストLfには基板
i内の取付け位置を示すリファレンス番号Nrと、これ
に対応する部品Pの型番Npおよび各部品Pの取付け位
置などの情報(図外)が記録されている。
【0028】前記設計指示リストLfが入力されると、
リスト変換プログラムPRG1 は前記リスト変換テーブ
ルTcを用いてリファレンス番号Nrに対応した部品特
定データDpを有する作業指示Wcを自動生成する。こ
の部品特定データDpは、目視により各部品Pを識別可
能とするものであり、本例では、例えば「パスコン10
3」、「抵抗473」といったテキストデータからな
る。
【0029】次いで、前記作業指示出力プログラムPR
2 が、生成された作業指示Wcを元に、1文字づつま
たは複数文字ごとに音声変換テーブルTvを参照しつつ
音声変換を行い、それをリファレンス番号Nr順に順次
音声にてスピーカ4sから出力する。なお、本発明は音
声出力する順番をリファレンス番号Nr順に限定するも
のではない。また、本例では音声変換テーブルTvによ
る音声変換の例として複数文字からなる単語をウェーブ
データに変換する例を開示して、より自然な音声変換を
行えるようにしているが、本発明は音声変換の方法を限
定するものではないことはいうまでもない。
【0030】同時に、前記作業指示出力プログラムPR
2 は設計指示リストLfに含まれる各部品Pの取付け
位置などの情報を元に前記ステージ2を適宜操作して、
前記カメラ3が目的とする部品Pを撮像できるようにす
る。そして、前記作業指示出力プログラムPRG2 は前
記カメラ3によって撮像した画像に重ねて部品特定デー
タDpをディスプレイ4dに表示する。
【0031】前記型番Npは例えば「Exxxx1」な
どと、部品を特定するものではあるが、近年の電子部品
は極めて小型化されているため、この型番をすべて部品
Pに記載することはできない。このために、作業者M
(図1参照)にとって型番Npを示されても、正しい部
品が搭載されているのかどうかを判断できないが、本発
明では作業者Mが目視によって部品を識別できる部品特
定データDp(図2に示す例では「パスコン104」が
表示されている)に自動的に変換されるので、正しい部
品かどうかを目視によって容易に判別することができ
る。
【0032】そして、作業者Mがコントロールスイッチ
4cの進みボタンを押圧すると、作業指示出力プログラ
ムPRG2 はカメラ3が次のリファレンス番号Nrの部
品Pを撮像できるようにステージ2を移動し、次の作業
指示Wcを画面4dに表示すると共に音声出力を行な
う。なお、この作業指示Wcの表示および音声出力と、
これに伴うステージ2の移動は、作業者Mが部品Pを確
認できる程度の時間間隔をおいて自動的に順次行っても
よい。また、図示するように作業者Mが見落とした場合
に備えて戻りボタンによって、一つ前のリファレンス番
号Nrに戻せるようにしてもよい。
【0033】なお、本例では作業進行状況に応じて作業
者がスイッチ入力可能とするスイッチの形状を手で操作
するコントロールスイッチ4cとすることに限定するも
のではなく、フットスイッチなどを用いてもよい。ま
た、生産ラインを一定速度で流す場合には、これらのス
イッチ類を省略することも可能である。
【0034】加えて、本例では部品特定データDpをデ
ィスプレイ4dに表示しているので、たとえ騒音などの
影響で部品特定データDpの音声出力を聞き取ることが
できなくても、ディスプレイ4dに出力された撮像画像
と部品特定データDpのテキスト表示を比較することに
より、部品が正しく取り付けられているかどうかを確認
することができる。しかしながら、本発明は部品特定デ
ータDpをディスプレイ4dにテキスト表示することを
省略してもよい。
【0035】さらに、本例ではカメラ3などで、基板i
の一部を拡大表示したり、ステージ2をXY方向に摺動
させることにより、確認対象となる各部品を容易に見つ
け出して、確認できるようにしている。しかしながら、
水平摺動可能なステージ2を設けることも、基板i撮像
用のカメラ3を設けることも本発明を限定するものでは
ない。また、カメラ3で撮像した画像を同時に表示しな
い場合は、部品特定データDpをテキスト表示する画面
4dを液晶表示板4d’(図3参照)のようなより簡単
なものとすることができる。
【0036】なお、上述の例では部品特定データDpを
音声またはテキスト表示によって順次出力する例を開示
しているが、前記リファレンス番号Nrに対応する部品
特定データDpの一覧表を図外のプリンタなどで印刷す
るなどの変形も容易に考えられる。
【0037】図3,4は本発明の別の例を示す図であ
る。本例では基板i’に対する部品の組み付け作業を作
業者Mが行なう点で図1,2に示したものと大きく異な
っている。なお、以下の説明および図3,4において、
図1,2と同じ符号を付した部材は同一または同等の部
材であるので、その詳細な説明を省略する。
【0038】図3において、4fは作業者Mが作業の進
行状況に応じて踏み込むことにより、コンピュータ4に
次のリファレンス番号Nrの部品の表示をさせるフット
スイッチである。本例のコンピュータ4のハードディス
ク4hには、各部品Pの部品番号Npに対応する部品名
称Dp、組み付け手順データAp、標準作業時間Tpお
よび音声出力ウェーブデータWpなど一覧が含まれたリ
スト変換テーブルTc’が記録されている。
【0039】したがって、図4に示すように、前記リス
ト変換プログラムPRG1 が前記リスト変換テーブルT
c’を用いて設計指示リストLfを変換するにより、基
板iを組み付ける場合の作業指示Wc’が生成される。
本例の場合、作業指示Wc’はリファレンス番号Nrに
対応する部品名称Dp、組み付け手順データAp、標準
作業時間Tpおよび音声出力ウェーブデータWpなどか
らなる。本例においては、プログラムPRG1 ,PRG
2 およびテーブルTcが作業指示手段W’を構成する。
【0040】前記作業指示Wc’を受けた作業指示出力
プログラムPRG2 は前記音声出力ウェーブデータWp
を用いて部品Pの組み付け方法などをスピーカ4sから
音声出力し、画面の一例として液晶表示板4d’に部品
名称Dp、組み付け手順データAp、標準作業時間Tp
などの情報を表示する。なお、本例の場合は、標準作業
時間Tpが定められているので、作業指示出力プログラ
ムPRG2 はこの標準作業時間Tpをカウントダウンし
て、これが0になったときに自動的に次のリファレンス
番号Nrの部品の表示および音声出力を行う。
【0041】また、作業者Mが早く作業を終了した場合
はフットスイッチ4fを踏み込むことにより、標準作業
時間Tpが終了していなくても次のリファレンス番号N
rの部品Pの表示をすることができる。
【0042】なお、予め各部品の標準作業時間Tpを定
めておくことにより、作業者Mが行うべき加工(本例の
場合は組み付け、足曲げ、足切り、ネジ締めなど)の作
業速度を、各作業者Mが一定に保つことができるように
なる。作業時間データTpより長くかかる作業者Mは無
駄な動きを少なくするための訓練を受けることができ、
早すぎる作業者Mは適切な作業をしているかどうかを再
検討することができる。
【0043】また、前記スイッチ4f(図1に示したス
イッチ4cも含む)で頻繁に作業時間の短縮を行なうよ
うな部品Pについては、リスト変換テーブルTc’の作
業時間データTpを調節することができる。すなわち、
前記標準作業時間Tpを妥当な時間に設定することによ
り、生産ラインの全体的な流れを良くすることができ
る。
【0044】本例のように構成することにより、設計者
はCAD1を操作して、設計した回路の設計指示リスト
Lfを出力するだけで、従来のように別途の指示書N
(図5参照)を作成する必要がなくなる。つまり、この
点で設計者の負担を少なくしながら、各部品Pに対する
的確な作業指示Wcを生成することができる。また、作
業者Mも前記指示書Nの指示に従って基板iごとの録音
テープTのようなものを作成する必要がなくなる。した
がって、設計者による回路設計の部分変更が加わった場
合にも、作業者Mは録音テープTの録音をし直す手間が
なくなる。
【0045】上述の各例に開示した実施例の組み合わせ
は、本例を限定するものではなく、上述の各例の構成を
組み換えて用いてもよいことはいうまでもない。
【0046】なお、上述の各例では生産ラインの作業指
示手段を記録した記録媒体をコンピュータ4のハードデ
ィスク4hに予め記録されている例を開示しているが、
本発明はこれに限られるものではない。すなわち、フロ
ッピーディスク,CD−ROM,MOなどのコンピュー
タ読取可能な記録媒体に記録して、従来の生産ラインに
インストールできるようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の生産ライン
における作業指示方法および生産ラインの作業指示手段
を記録した記録媒体によれば、作業者は作業指示を自ら
作成しなくても、すぐに作業を始めることができ、作業
中に適切な作業内容を認識することができる。つまり、
時間と労力の節減をはかることができる。
【0048】また、設計指示リストの部分的な変更があ
ったとしても、新しい設計指示に従った作業を迅速に始
めることができると共に、間違いが少なくなる。前記作
業指示の出力を音声によって順次行なう場合には、作業
者は聴覚により的確な作業内容を確認しながら作業を行
うことができるので、作業効率を向上できる。前記作業
指示の出力を画面へのテキスト表示によって順次行なう
場合は、画面に表示される文字を見ることにより的確な
作業内容を得ることができる。
【0049】前記リスト変換テーブルが各部品を組み付
ける手順を示す組付手順データを有する場合には、設計
者は各部品に対する作業内容を指示するための指示書を
作成する必要がなくなり、それだけ設計にかかる手間を
少なくすることができる。
【0050】加えて、前記リスト変換テーブルが各部品
に対する作業の標準時間を示す作業時間データを有し、
作業指示を作業時間データによる間隔で順次出力する場
合には、最適な速度で順次作業指示を与えることができ
るので、生産ラインの的確かつ円滑な流れを形成するペ
ースメーカーともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産ラインにおける作業指示方法を実
施する具体的な方法を開示する図である。
【図2】本発明の生産ラインの作業指示手段の構成を開
示する図である。
【図3】前記生産ラインにおける作業指示方法の別の例
を示す図である。
【図4】前記生産ラインの作業指示手段の別の例を示す
図である。
【図5】従来の生産ラインにおける作業指示方法の例を
示す図である。
【符号の説明】
4c,4f…スイッチ、4d,4d’…画面、Dp…部
品特定データ、Lf…設計指示リスト、M…作業者、P
(P1 〜Pm)…部品、PRG1 …リスト変換プログラ
ム、PRG2 …作業指示出力プログラム、Tc,Tc’
…リスト変換テーブル、Ap…組付手順データ、Tp…
作業時間データ、Wp…ウェーブデータ、Tv…テキス
ト音声変換テーブル、W,W’…作業指示手段、Wc…
作業指示。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計指示リストによる部品の組み付けを
    行なう生産ラインにおいて、各部品に対応して少なくと
    も目視により各部品を識別可能とする部品特定データを
    有するリスト変換テーブルを用意し、前記設計指示リス
    トをこのリスト変換テーブルを用いて作業者に理解しや
    すい作業指示に変換し、この作業指示を出力して作業指
    示を行なうことを特徴とする生産ラインにおける作業指
    示方法。
  2. 【請求項2】 前記リスト変換テーブルが各部品を組み
    付ける手順を示す組付手順データを有する請求項1に記
    載の生産ラインにおける作業指示方法。
  3. 【請求項3】 前記作業指示の出力を音声によって順次
    行なう請求項1または2に記載の生産ラインにおける作
    業指示方法。
  4. 【請求項4】 前記作業指示の出力を画面へのテキスト
    表示によって順次行なう請求項1〜3の何れかに記載の
    生産ラインにおける作業指示方法。
  5. 【請求項5】 前記リスト変換テーブルが各部品に対す
    る作業の標準時間を示す作業時間データを有し、作業指
    示を作業時間データによる間隔で順次出力する請求項1
    〜4の何れかに記載の生産ラインにおける作業指示方
    法。
  6. 【請求項6】 作業者による作業進行状況に応じて作業
    者がスイッチ入力したときは、前記作業指示の出力間隔
    を早める請求項3〜5の何れかに記載の生産ラインにお
    ける作業指示方法。
  7. 【請求項7】 設計指示リストによる部品の組み付けを
    行なう生産ラインにおいて作業者に作業指示を与えるた
    めのものであって、各部品に対応して少なくとも目視に
    より各部品を識別可能とする部品特定データを有するリ
    スト変換テーブルと、前記設計指示リストをこのリスト
    変換テーブルを用いて作業者に理解しやすい作業指示に
    変換するリスト変換プログラムと、この作業指示を出力
    する作業指示出力プログラムとからなる生産ラインの作
    業指示手段を記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記リスト変換テーブルが各部品を組み
    付ける手順を示す組付手順データを有する請求項7に記
    載の生産ラインの作業指示手段を記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記リスト変換テーブルに含まれる各部
    品に対応するデータとして音声変換用のウェーブデータ
    を有しており、前記作業指示出力プログラムがこのウェ
    ーブデータを音声として順次出力する請求項7または8
    に記載の生産ラインの作業指示手段を記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記リスト変換テーブルに含まれる部
    品特定データがテキストデータを有しており、前記作業
    指示出力プログラムが別途のテキスト音声変換テーブル
    を用いて前記作業指示を音声に変換して順次音声出力す
    る請求項7または8に記載の生産ラインの作業指示手段
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記作業指示出力プログラムが作業指
    示の出力を画面へのテキスト表示によって行なう請求項
    7〜10の何れかに記載の生産ラインの作業指示手段を
    記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記リスト変換テーブルが各部品に対
    する作業の標準時間を示す作業時間データを有し、作業
    指示出力プログラムが作業指示を作業時間データによる
    間隔で順次出力する請求項7〜11の何れかに記載の生
    産ラインの作業指示手段を記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記作業指示出力プログラムが、作業
    者による作業進行状況に応じて作業者がスイッチ入力し
    たときは、前記作業指示の出力間隔を早める請求項9〜
    12の何れかに記載の生産ラインの作業指示手段を記録
    した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005251041A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Miki Denshi:Kk 製造作業支援システム
JP2009093583A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Shinmei Ind Co Ltd 作業内容指示システムおよび作業内容指示方法
JP2010257296A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Mitsubishi Electric Corp 生産改善支援システム

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