JP2001038268A - 塗布装置及びその方法 - Google Patents

塗布装置及びその方法

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JP2001038268A
JP2001038268A JP11219485A JP21948599A JP2001038268A JP 2001038268 A JP2001038268 A JP 2001038268A JP 11219485 A JP11219485 A JP 11219485A JP 21948599 A JP21948599 A JP 21948599A JP 2001038268 A JP2001038268 A JP 2001038268A
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roller
outer peripheral
peripheral surface
rollers
thin film
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JP11219485A
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English (en)
Inventor
Takashi Kaji
敬史 加治
Masashi Murate
政志 村手
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Inert Electrodes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗りムラや、目詰まりや、きめ細かさの欠如
や、膨潤による変形を生じさせることなく、一連の工程
で、連続した薄膜に所望の材料を塗布するようにする。 【解決手段】 ローラ102,202は、矢印B,Cの
向きにほぼ一定の速度で同期回転している。スプレーガ
ン104A〜104C,204A〜204Cは懸濁液1
10,210を、対応するローラ102,202の外周
面102a,202aに向かって吹き付ける。加熱部1
06,206は、ローラ102,202の外周面102
a,202aを、ローラ102,202の内部から加熱
している。ローラ102,202は回転しながら、その
外周面102a,202aで、連続する帯状の電解質膜
108を両側から所望の圧力で加圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液により膨潤し得
る薄膜に所望の材料を塗布するための技術に関するもの
であり、特に、固体高分子型燃料電池で使用される電極
を形成する際に用いて好適な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、燃料が有する化学エネルギ
を直接に電気エネルギに変換する装置であり、高いエネ
ルギ効率が期待できる装置として知られている。
【0003】このような燃料電池のうち、例えば、固体
高分子型燃料電池は、図6に示すような構成となってい
る。図6は一般的な固体高分子型燃料電池の概略構成を
示す説明図である。即ち、固体高分子型電池では、電解
質膜308の両面に形成された一対の触媒電極309
a,309bのそれぞれに対して、水素を含有する燃料
ガスと、酸素を含有する酸化ガスを供給することによっ
て、以下に示す電気化学反応が進行する。
【0004】 H2 → 2H++2e- …(1) 2H++2e-+(1/2)O2 → H2O …(2) H2+(1/2)O2 → H2O …(3)
【0005】式(1)は水素極側触媒電極309aにお
ける反応を示し、式(2)は酸素極側触媒電極309b
における反応を示し、式(3)は燃料電池全体で行なわ
れる反応を示す。
【0006】このような反応により水素極側触媒電極3
09aで生成された電子が、負荷310を介して酸素極
側触媒電極309bに移動することによって、図6に矢
印で示すように、水素極側触媒電極309aから負荷3
10を通って酸素極側触媒電極309bに電流が流れ
て、燃料電池は電池としての機能を果たす。
【0007】さて、上記した触媒電極は、主として、貴
金属などの触媒を表面に担持して成る多数のカーボン微
粒子によって構成されている。このような触媒電極は、
上記したカーボン微粒子の粉末を所望の溶媒に混入させ
て懸濁液を生成し、その懸濁液を電解質膜の両面に塗布
することによって、形成される。
【0008】さて、従来では、薄膜に所望の材料を塗布
する方式としては、図7に示すような種々の方式があっ
た。
【0009】図7(a)はグラビアと呼ばれる方式であ
る。この方式では、上記材料を含む液にその外周面の下
部を浸した第1のローラ402と、そのローラ402に
接触する第2のローラ404とによって、連続した薄膜
を挟持し、両ローラを回転させながら薄膜を実線矢印の
方向に送っている。このとき、第1のローラ402の回
転によってその外周面に付いた上記液を薄膜に塗り付け
ることにより、薄膜の下面に上記材料を塗布している。
【0010】図7(b)はスクリーンと呼ばれる方式で
ある。この方式では、塗布パターン(塗布すべき領域に
合わせたパターン)の形成されたスクリーン406を薄
膜の上に置き、そのスクリーン406上にスキージ40
8によって上記材料を含む液を延ばすことによって、薄
膜の上面に上記材料を塗布している。
【0011】図7(c)はエアーナイフと呼ばれる方式
である。この方式では、上記材料を含む液をその上部に
溜めたローラ410に、連続した薄膜を巻き付け、その
ローラ410を回転させながら薄膜を実線矢印の方向に
送っている。このとき、薄膜が上記液溜めをくぐること
により、薄膜の上面に上記材料を塗布している。また、
この方式では、さらに、上記ローラの上方よりエアーを
吹き付けて、薄膜の上面に残る余分な液を掻き取ること
により、塗布される材料の均一な膜厚を確保している。
【0012】図7(d)はリバースと呼ばれる方式であ
る。この方式では、第1及び第2のローラ412,41
4によって上記材料を含む液を堰き止めると共に、第2
のローラ414と第3のローラ416とによって、連続
した薄膜を挟持して、第3のローラ416を回転させる
ことにより薄膜を実線矢印の方向に送っている。このと
き、第2のローラ414を第3のローラ416とは逆向
きに回転させることによって、第2のローラ414の外
周面に付いた上記液を薄膜にすりつけることにより、薄
膜の上面に上記材料を塗布している。
【0013】図7(e)はスプレーと呼ばれる方式であ
る。この方式では、連続した薄膜を実線矢印の方向に送
ると共に、薄膜の上方に配置されたスプレーガン418
より上記した材料を含む液を吹き付けることにより、薄
膜の上面に上記材料を塗布している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上、図7に示したよ
うに、薄膜に所望の材料を塗布する従来の方式としては
種々の方式があるが、このような方式によって、固体高
分子型燃料電池で用いられる触媒電極を形成する場合、
次のような問題があった。
【0015】上記したように、触媒電極を形成する場
合、薄膜として電解質膜を用い、カーボン微粒子の粉末
を溶媒に混入させた懸濁液を、電解質膜の両面に塗布す
る必要がある。
【0016】しかしながら、図7(a)に示したグラビ
ア方式では、外周面の下部を懸濁液に浸したローラ40
2を回転させ、その外周面に付いた懸濁液を電解質膜の
下面に塗布するようにしているため、塗りムラの発生を
避けることができない。また、このグラビア方式では、
懸濁液を、ローラ402の外周面に付着させながら、ロ
ーラ402の回転により下から上に向かって引き上げる
ために、ローラ402の外周面には凹凸を設けて、懸濁
液がローラ402の外周面により多く留まるようにする
必要があるが、このようにすると、長時間使用している
間に、この凹凸が懸濁液に含まれるカーボン微粒子によ
って目詰まりを起こしてしまう恐れがある。また、この
ため、ローラ402の外周面を定期的に洗浄などする必
要があり、メンテナンスに手間がかかるという問題もあ
る。
【0017】図7(b)に示したスクリーン方式では、
塗布パターンの形成されたスクリーン406上に懸濁液
を延ばしているため、グラビア方式の場合と同様、長時
間使用している間に、スクリーン406が懸濁液に含ま
れるカーボン微粒子によって目詰まりを起こしてしまう
恐れがある。また、このため、スクリーン406を定期
的に洗浄する必要があるが、そのとき用いる洗浄液によ
ってスクリーン406が劣化してしまう場合がある。ま
た、メンテナンスにも手間がかかるという問題もある。
【0018】図7(c)に示したエアーナイフ方式で
は、エアーの吹き付けにより、また、図7(d)に示し
たリバース方式では、ローラ414の逆回転によるすり
つけにより、それぞれ、グラビア方式に比べれば、塗り
ムラもなくほぼ均一な厚さで塗布することができるが、
しかし、微視的に見ると、塗布面のきめの細かさに欠け
るという問題がある。
【0019】図7(e)に示したスプレー方式では、ス
プレーガン418によって懸濁液を吹き付けているた
め、上記した各方式において発生していた、塗りムラ
や、目詰まりや、きめ細かさの欠如といった問題は発生
しない。しかしながら、このスプレー方式を含め、上記
した各方式に共通した次のような問題がある。
【0020】即ち、固体高分子型燃料電池で用いられる
電解質膜は、高分子物質であるため、懸濁液に触れる
と、溶媒を吸収して体積が膨張する(膨潤)という性質
がある。一方、スプレー方式を含む上記各方式は、何れ
も、このような性質を有する電解質膜に対して、懸濁液
を直接塗布している。従って、懸濁液の直接塗布された
電解質膜は、その懸濁液により膨潤し、波打つように変
形してしまう。しかも、その後、乾燥させても、この電
解質の変形は元に戻ることはない。
【0021】そこで、このような問題を解決するため
に、次のような方法が考えられる。即ち、まず、例えば
ポリテトラフルオロエチレンなどでできたシートを用意
し、そのシート上に、上記した各方式のうちの何れかの
方式で、上記した懸濁液を塗布する。次に、乾燥させた
上で、そのシートを電解質膜に密着させて、熱と圧力を
加えて、シート上に付着したカーボン微粒子を電解質膜
上に熱転写させる。このような方法を採ることによっ
て、電解質膜を変形させることなく、触媒電極を形成す
ることができる。
【0022】しかし、このような方法を採る場合、連続
ではないシートを用いなければないため、そのシートに
懸濁液を塗布する際に、何れの方式を用いた場合でも、
シート毎のタクト運転を行なう必要がある。また、懸濁
液を塗布する工程と、熱転写を行なう工程の2工程に分
かれてしまい、各々の工程を別々に行なわなければなら
ない。従って、製造設備が複雑になり、製造コストが高
くなるという問題がある。
【0023】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、塗りムラや、目詰まりや、きめ細
かさの欠如や、膨潤による変形を生じさせることなく、
一連の工程で、連続した薄膜に所望の材料を塗布するこ
とのできる塗布装置または塗布方法を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
の塗布装置は、液により膨潤し得る薄膜に所望の材料を
塗布するための塗布装置であって、回転しながらその外
周面で、連続した前記薄膜を加圧するローラと、前記材
料と所望の液とを混合して成る混合液を、前記ローラの
前記外周面に付着させる混合液付着手段と、前記混合液
の付着した前記ローラの前記外周面を加熱する加熱手段
と、を備えることを要旨とする。
【0025】このように、本発明の塗布装置では、混合
液付着手段は、材料と液と混合して成る混合液をローラ
の外周面に付着させる。加熱手段は、混合液の付着した
ローラの外周面を加熱する。この加熱によって、ローラ
の外周面に付着していた混合液のうち、液は概ね蒸発
し、材料がローラの外周面に残留する。よって、ローラ
が回転しながら、その外周面で薄膜を加圧すると、その
圧力と外周面からの熱とによって、ローラの外周面に残
留した材料は薄膜の表面に熱転写(ホットプレス)され
る。
【0026】従って、本発明の塗布装置によれば、付
着、乾燥、転写、プレスの全工程を、1ユニットの装置
で実現することが可能となる。また、シートではなく、
連続した薄膜を扱うことができるため、従来のようなシ
ート毎のタクト運転を行なう必要がなく、連続運転で対
応することができる。よって、製造設備が簡単で済み、
製造コストを安く抑えることができる。また、薄膜に混
合液を直接塗布していないので、薄膜が膨潤して変形す
ることもない。
【0027】本発明の塗布装置において、前記混合液付
着手段は、前記ローラの前記外周面に前記混合液を吹き
付ける吹き付け手段を備えることが好ましい。
【0028】このような吹き付け手段を備えることによ
り、混合液はローラの外周面に吹き付けによって付着す
ることになるので、塗りムラが発生したり、塗布面がき
め細かさに欠けたりすることはない。また、ローラの外
周面に凹凸を設けたり、スクリーンを使用したりする必
要がないため、目詰まりを起こすこともない。
【0029】上記した吹き付け手段を備えた本発明の塗
布装置において、前記吹き付け手段は、前記ローラの前
記外周面の外側に、前記ローラの外周に沿って、複数配
置されていることが好ましい。
【0030】このように、吹き付け手段を複数配置する
ことによって、薄膜上に上記材料を複数積層することが
できる。しかも、必要に応じて、層毎に材料の組成の割
合や分散の割合を変えることも可能となる。
【0031】本発明の塗布装置において、前記ローラ
は、前記薄膜の両面側にそれぞれ配置されていることが
好ましい。
【0032】このように、ローラが薄膜の両面側にそれ
ぞれ配置されていることにより、薄膜の両面に上記材料
を同時に塗布することが可能となる。
【0033】本発明の塗布装置において、前記ローラ
は、前記外周面が撥水性を有する物質でコーティングさ
れていることが好ましい。
【0034】ローラの外周面をこのようにコーティング
することにより、熱転写の際に、ローラの外周面に残留
した材料がそのまま外周面に接着したりすることがな
く、材料を確実に薄膜の表面に移すことができる。
【0035】本発明の塗布装置において、前記加熱手段
は、前記ローラに内蔵されていることが好ましい。
【0036】このように、加熱手段をローラに内蔵させ
ることにより、装置全体の大きさをコンパクトにするこ
とができる。
【0037】本発明の塗布方法は、液により膨潤し得る
薄膜に所望の材料を塗布するための塗布方法であって、
(a)前記材料と所望の液とを混合して成る混合液を、
回転するローラの外周面に付着させる工程と、(b)前
記混合液の付着した前記ローラの前記外周面を加熱する
工程と、(c)加熱された前記ローラの前記外周面で前
記薄膜を加圧する工程と、を備えることを要旨とする。
【0038】従って、本発明の塗布方法によれば、上記
した塗布装置の場合と同様の作用と同様の効果を奏する
ことができる。
【0039】本発明の塗布方法において、前記工程
(a)は、前記混合液を前記ローラの外周面に吹き付け
る工程を含むことが好ましい。
【0040】このような吹き付け工程を備えることによ
って、塗りムラが発生したり、塗布面がきめ細かさに欠
けたりすることはない。また、ローラの外周面に凹凸を
設けたり、スクリーンを使用したりする必要がないた
め、目詰まりを起こすこともない。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例として
の塗布装置における主要部の横断面を模式的に示した断
面図である。本実施例の塗布装置は、電解質膜の両面に
触媒電極を形成するために用いられる。電解質膜に形成
された触媒電極は、図6に示したような固体高分子型燃
料電池用として使用される。
【0042】図1に示す塗布装置は、1対のローラ10
2,202と、各ローラ102,202の外周に沿っ
て、それぞれ、3つずつ配置されたスプレーガン104
A〜104C,204A〜204Cと、各ローラ10
2,202の回転中心部にそれぞれ内蔵されている加熱
部106,206と、を備えている。
【0043】これらのうち、ローラ102は、燃料電池
における水素極側の触媒電極を形成するためのものであ
り、ローラ202は、酸素極側の触媒電極を形成するた
めのものである。これらローラ102,202の外周面
102a,202aには、それぞれ、例えばポリテトラ
フルオロエチレンがコーティングされている。各ローラ
102,202は、それぞれ、図示せざるローラ駆動部
によって、互いに逆向き(即ち、矢印B,Cの向き)に
ほぼ一定の速度で同期回転し得るように構成されてい
る。
【0044】各スプレーガン104A〜104C,20
4A〜204Cには、それぞれ、図示せざる懸濁液供給
部より、懸濁液が供給されている。この懸濁液は、前述
したとおり、貴金属などの触媒を表面に担持して成るカ
ーボン微粒子の粉末を、所望の溶媒(例えば、アルコー
ル系の溶媒)に混入させて生成されている。なお、カー
ボン微粒子の表面に担持される触媒の種類は、必要に応
じて水素極側と酸素極側とで変えるようにしても良い。
【0045】図2は図1に示すスプレーガンのローラに
対する動きを示す斜視図である。図2では、代表して、
スプレーガン104Bの、ローラ102に対する動きを
表している。各スプレーガン104A〜104C,20
4A〜204Cは、それぞれ、図2に代表して示すよう
に、図示せざるスプレーガン駆動部により、対応するロ
ーラ102,202に対して、その回転軸に沿った方向
(即ち、矢印Eの方向)に往復移動し得るように構成さ
れている。
【0046】各加熱部106,206は、それぞれ、図
示せざる電力供給部から電力の供給受けて、電熱によっ
て、ローラ102,202の内部からその外周面102
a,202aを加熱し得るように構成されている。
【0047】以上のような構成において、本実施例で
は、図1に示すように、ローラ102の外周面102a
とローラ202の外周面202aとの間に、連続する帯
状の電解質膜108を通して、それら外周面102a,
202aで電解質膜108を挟持している。
【0048】また、連続する帯状の電解質膜108は、
図示せざる電解質膜供給部において、コイル状に巻かれ
た状態にあって、この電解質膜供給部から上記ローラ1
02,202に向けて矢印Aの向きに送り出される。そ
して、上記ローラ102,202を介した後は、図示せ
ざる電解質膜巻き取り部において、同じくコイル状に巻
き取られる。このとき、電解質膜108は、電解質膜供
給部と電解質膜巻き取り部とによって、一定の張力が加
わった状態で、ローラ102,202の周速に合わせた
ほぼ一定の速度で送られる。
【0049】図3は図1に示す塗布装置で行なわれる塗
布処理の概略的な流れを示すフローチャートである。な
お、図3に示すフローチャートは時系列に沿った流れを
示しているわけではなく、各処理は同時進行で連続的に
行われている。但し、ローラ102,202は回転して
いるので、ローラ102,202の外周面102a,2
02a上における任意の位置に着目した場合は、一部の
処理は時系列に沿って行われる。
【0050】そこで、図3に示すように、まず、前述し
たとおり、各ローラ102,202は、矢印B,Cの向
きにほぼ一定の速度で同期回転している(ステップS1
02)。このとき、電解質膜108も、ローラ102,
202の周速に合わせてほぼ一定の速度で矢印Aの向き
に送られている。
【0051】次に、スプレーガン104A〜104C,
204A〜204Cが、それぞれ、供給された懸濁液1
10,210を、対応するローラ102,202の外周
面102a,202aに向かって吹き付ける(ステップ
S104)。このとき、各スプレーガンは、図2に代表
して示したように、図示せざるスプレーガン駆動部によ
って矢印Eの方向(ローラの軸方向)に往復移動しなが
ら、所望のタイミングで吹き付けをオン/オフする。ロ
ーラ102,202は前述したとおり回転しているの
で、このように吹き付けをオン/オフすることによっ
て、ローラ102,202の外周面102a,202a
には、図2に示したような、懸濁液による所望の吹き付
けパターン130が描かれる。
【0052】また、ローラ102,202の回転の向き
は、図1に示したとおり、矢印B,Cの向きであるの
で、ローラ102,202の外周面102a,202a
は、まず、スプレーガン104A,204Aによって懸
濁液110,210が吹き付けられ、次に、スプレーガ
ン104B,204Bによって吹き付けられ、最後に、
スプレーガン104C,204Cによって吹き付けられ
ることになる。
【0053】一方、加熱部106,206は、ローラ1
02,202の外周面102a,202aを、ローラ1
02,202の内部から加熱している(ステップS10
8)。このとき、加熱部106,206は、外周面10
2a,202aの温度が、およそ50〜150℃、好ま
しくは100〜120℃になるように加熱する。これに
よって、スプレーガンによってローラ102,202の
外周面102a,202aに吹き付けられた懸濁液は乾
燥し、それに含まれていた溶媒は蒸発して、カーボン微
粒子の集合体が外周面102a,202a上に残留す
る。
【0054】従って、前述したように、外周面102
a,202aに対して、3つのスプレーガンにより順番
に懸濁液110,210が吹き付けられると、懸濁液が
乾燥してカーボン微粒子の集合体が残留した後に、その
上に、新たに懸濁液が吹き付けられることになり、これ
が繰り返されるため、最終的に、ローラ102,202
の外周面102a,202a上には、カーボン微粒子の
集合体が3層にわたって積層されることになる。
【0055】一方、ローラ102,202は回転しなが
ら、その外周面102a,202aで、連続する帯状の
電解質膜108を両側から所望の圧力で加圧している
(ステップS110)。しかも、ローラ102,202
の外周面102a,202aは、上記の通り、加熱部1
06,206によって加熱されている。従って、ローラ
102,202の回転によって、その外周面102a,
202a上における上記カーボン微粒子の集合体の残留
している部分が、電解質膜108を挟持している位置ま
で来ると、そのカーボン微粒子の集合体は外周面102
a,202aによって、それぞれ、電解質膜108の両
面に加熱・圧着されて、電解質膜108の面上に熱転写
(ホットプレス)される。この結果、電解質膜108の
両面には、それぞれ、3層に積層したカーボン微粒子の
集合体によって、触媒電極が形成される。
【0056】また、このとき、ローラ102,202の
外周面102a,202aには、前述したとおり、例え
ばポリテトラフルオロエチレンがコーティングされてい
る。ポリテトラフルオロエチレンは撥水性を有するの
で、残留したカーボン微粒子の集合体をその外周面10
2a,202aで電解質膜108上に加熱・圧着した際
に、そのカーボン微粒子の集合体がそのまま外周面10
2a,202aに接着したりすることがなく、カーボン
微粒子の集合体を確実に電解質膜108の面上に移すこ
とができる。
【0057】以上のようにして、一連の塗布処理を連続
して行なうことにより、本実施例では、図4に拡大して
示すように、電解質膜108の両面に水素極側触媒電極
109aと酸素極側触媒電極109bとを同時に、しか
も、連続的に形成することができる。
【0058】図4は図1におけるD部を拡大して示した
拡大断面図である。図4において、厚さおよそ10〜1
00μmの電解質膜108に対し、厚さおよそ1〜10
μmの触媒電極109a,109bがそれぞれ形成され
ることになる。
【0059】以上説明したように、本実施例によれば、
吹き付け、乾燥、転写、プレスの全工程を、1ユニット
の装置で実現することが可能となる。また、シート状の
電解質膜ではなく、連続した電解質膜108を扱うこと
ができるため、従来のようなシート毎のタクト運転を行
なう必要がなく、連続運転で対応することができる。従
って、製造設備が簡単で済み、製造コストを安く抑える
ことができる。また、電解質膜108に懸濁液を直接塗
布していないので、電解質膜108が膨潤して変形する
こともない。また、懸濁液110,210をローラ10
2,202の外周面102a,202aに吹き付けによ
って付着させているので、塗りムラが発生したり、塗布
面がきめ細かさに欠けたりすることはない。さらにま
た、ローラ102,202の外周面102a,202a
に凹凸を設けたり、スクリーンを使用したりする必要が
ないため、目詰まりを起こすこともない。また、加熱部
106,206は、それぞれ、対応するローラ102,
202に内蔵されているので、装置全体の大きさをコン
パクトにすることができる。また、電解質膜108は、
ローラ102,202に、直接、接して送られているた
め、電解質膜108と形成される触媒電極109a,1
09bとの相対的な位置精度を十分確保することができ
る。
【0060】さて、上記した実施例においては、電解質
膜108を、触媒電極をそれぞれ形成するためのローラ
102,202によって挟持するようにしていたが、図
5に示すように、補助ローラを用いて、その補助ローラ
と触媒電極を形成するためのローラとで電解質膜108
を挟持するようにしても良い。
【0061】図5は本発明の塗布装置の変形例における
主要部の横断面を模式的に示した断面図である。図5に
示すように、この変形例では、電解質膜108を、その
送り方向における上流側で、水素極側触媒電極109a
を形成するためのローラ502と、補助ローラ508
と、によって挟持すると共に、下流側で、酸素極側触媒
電極109bを形成するためのローラ602と、補助ロ
ーラ608と、によって挟持している。そして、ローラ
502,602と補助ローラ508,608とは、それ
ぞれ矢印の向きに回転すると共に、電解質膜108も、
ローラ506,606の周速に合わせて矢印の向きに送
られている。このとき、スプレーガン504はローラ5
02の外周面に向かって懸濁液を吹き付け、スプレーガ
ン604はローラ602の外周面に向かって懸濁液を吹
き付ける。また、各ローラ502,602に内蔵された
加熱部506,606は、ローラ502,602の外周
面をそれぞれ加熱している。電解質膜108を挟持して
いるローラ502と補助ローラ508、及び、ローラ6
02と補助ローラ608は、それぞれ、回転しながら、
電解質膜108を両側から所望の圧力で加圧している。
【0062】従って、この変形例においても、吹き付
け、乾燥、転写、プレスの一連の塗布処理を連続して行
なうことが可能であり、図1に示した実施例と同様に、
電解質膜108の両面に水素極側触媒電極109aと酸
素極側触媒電極109bとを連続的に形成することがで
きる。
【0063】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0064】上記した実施例では、3つのスプレーガン
に供給される懸濁液の相違については、特に言及しなか
ったが、例えば、供給する懸濁液に含まれるカーボン微
粒子の分散量をスプレーガン毎に変えることによって、
電解質膜の両面に形成される、3層に積層したカーボン
微粒子の集合体の組成の割合や分散の割合を、層毎に変
えることができるため、形成される触媒電極の精度を良
くすることができる。
【0065】また、上記した実施例では、スプレーガン
の種類について特に言及しなかったが、スプレーガンと
しては、エア,エアレス,スリットなどの種々のものを
用いることができる。
【0066】また、上記した実施例では、スプレーガン
は1つのローラに3つ設けたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、少なくとも1つ設けてあれば良い。
【0067】また、上記した実施例では、ローラ10
2,202の加える圧力については、特に言及しなかっ
たが、上記圧力を、図示せざる圧力調整部によって調整
できるようにしても良い。
【0068】また、上記した実施例では、加熱部10
6,206はローラ102,202に内蔵するようにし
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、ローラ
102,202の外周面102a,202aを加熱する
ことが可能であれば、ローラ102,202の外部に設
けるようにしても良い。
【0069】また、上記した実施例では、加熱部10
6,206は、電熱によって加熱するものとしたが、そ
の他の熱源によって加熱するようにしても良い。
【0070】また、上記した実施例では、ローラ10
2,202の外周面102a,202aにポリテトラフ
ルオロエチレンをコーティングするようしたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、撥水性を有する物質
であれば、他の物質でも構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての塗布装置における主
要部の横断面を模式的に示した断面図である。
【図2】図1に示すスプレーガンのローラに対する動き
を示す斜視図である。
【図3】図1に示す塗布装置で行なわれる塗布処理の概
略的な流れを示すフローチャートである。
【図4】図1におけるD部を拡大して示した拡大断面図
である。
【図5】本発明の塗布装置の変形例における主要部の横
断面を模式的に示した断面図である。
【図6】一般的な固体高分子型燃料電池の概略構成を示
す説明図である。
【図7】薄膜に所望の材料を塗布するための従来の方式
を説明するための説明図である。
【符号の説明】
102,202…ローラ 102a,202a…外周面 104A〜104C,204A〜204C…スプレーガ
ン 106,206…加熱部 108…電解質膜 109a…水素極側触媒電極 109b…酸素極側触媒電極 110,210…懸濁液 308…電解質膜 309a…水素極側触媒電極 309b…酸素極側触媒電極 310…負荷 402…第1のローラ 404…第2のローラ 406…スクリーン 408…スキージ 410…ローラ 412…第1のローラ 414…第2のローラ 416…第3のローラ 418…スプレーガン
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AA01 AC21 AC29 AC72 AC84 AC96 CA48 DA04 DC19 EA05 4F040 AA12 AC02 BA23 CB05 CB21 CB23 CB40 DB02 5H018 AA06 AS02 AS03 BB00 BB01 BB03 BB06 BB08 BB12 DD08 EE03 EE05 EE19 5H026 AA06 BB01 BB02 BB03 BB04 CX04 EE02 EE05 EE19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液により膨潤し得る薄膜に所望の材料を
    塗布するための塗布装置であって、 回転しながらその外周面で、連続した前記薄膜を加圧す
    るローラと、 前記材料と所望の液とを混合して成る混合液を、前記ロ
    ーラの前記外周面に付着させる混合液付着手段と、 前記混合液の付着した前記ローラの前記外周面を加熱す
    る加熱手段と、 を備える塗布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の塗布装置において、 前記混合液付着手段は、前記ローラの前記外周面に前記
    混合液を吹き付ける吹き付け手段を備える塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の塗布装置において、 前記吹き付け手段は、前記ローラの前記外周面の外側
    に、前記ローラの外周に沿って、複数配置されているこ
    とを特徴とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のうちの任意の
    1つに記載の塗布装置において、 前記ローラは、前記薄膜の両面側にそれぞれ配置されて
    いることを特徴とする塗布装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のうちの任意の
    1つに記載の塗布装置において、 前記ローラは、前記外周面が撥水性を有する物質でコー
    ティングされていることを特徴とする塗布装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のうちの任意の
    1つに記載の塗布装置において、 前記加熱手段は、前記ローラに内蔵されていることを特
    徴とする塗布装置。
  7. 【請求項7】 液により膨潤し得る薄膜に所望の材料を
    塗布するための塗布方法であって、 (a)前記材料と所望の液とを混合して成る混合液を、
    回転するローラの外周面に付着させる工程と、 (b)前記混合液の付着した前記ローラの前記外周面を
    加熱する工程と、 (c)加熱された前記ローラの前記外周面で前記薄膜を
    加圧する工程と、を備える塗布方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の塗布方法において、 前記工程(a)は、前記混合液を前記ローラの外周面に
    吹き付ける工程を含むことを特徴とする塗布方法。
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