JP2001037382A - フライ釣り用リール - Google Patents

フライ釣り用リール

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Publication number
JP2001037382A
JP2001037382A JP2000190704A JP2000190704A JP2001037382A JP 2001037382 A JP2001037382 A JP 2001037382A JP 2000190704 A JP2000190704 A JP 2000190704A JP 2000190704 A JP2000190704 A JP 2000190704A JP 2001037382 A JP2001037382 A JP 2001037382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
spool shaft
support plate
shaft support
reel frame
Prior art date
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Ceased
Application number
JP2000190704A
Other languages
English (en)
Inventor
Tesseki Go
鐵石 呉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin A Sports Co Ltd
Original Assignee
Shin A Sports Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin A Sports Co Ltd filed Critical Shin A Sports Co Ltd
Publication of JP2001037382A publication Critical patent/JP2001037382A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールフレームからスプール軸支持板を着脱
自在とすることができないため、容易にスプール交換を
行うことができなかった。 【解決手段】 リールフレーム10は、開放端部12の
内周面にガイド溝20と、このガイド溝に沿って等間隔
に形成した複数の切欠部18と、各切欠部18間でガイ
ド溝に沿い半径外側に形成したスナップ部22とを有
し、スプール軸支持板30は、リールフレームの開放端
部12と接触する面に複数の板ばね34を備え、板ばね
34は、弾性ヘッド部34aと、板ばねの左右移動を防
止する固定部34bと、弾性ヘッド部と固定部とを連結
する弾性ネック部とを有し、弾性ヘッド部34aは外力
により半径方向の内側に移動し、また、その外力がなく
なると、元の状態に戻ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リールフレームに
対して、スプール軸支持板を着脱可能とするフライ釣り
用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】フライ釣りは、鮭、マスキー(muskellu
nge)、鱒などのような種々の魚釣りで利用される。こ
のような魚は、通常、重さが2〜6ポンドに達するた
め、極めて遠い距離まで逃げられるおそれがある。
【0003】このように魚が遠い距離まで逃げてしまっ
た場合に、釣糸を迅速に巻き取ることができるマルチプ
ライヤ(multiplier)型のフライ釣り用リールが好まれ
ている。
【0004】このようなマルチプライヤ型のフライ釣り
用リールは、当業界で広く知られており、クランクハン
ドルを備え、スプールの回転速度対クランクハンドルの
回転速度比は、2:1乃至4:1程度としている。
【0005】このようなマルチプライヤ型のフライ釣り
用リールとしては、1989年1月10日付でウィリア
ム ジ シャペードに特許した米国特許第4、796、83
1号に開示したものがあり、リールフレームの一方の開
放面に対して一体に形成したスプール軸支持板と、他方
の開放面に着脱可能に装着したカバー板とを有してい
る。このカバー板には、ドライブギヤと、このドライブ
ギヤを回転駆動させるクランクハンドルとを備えてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフライ釣り用リールによれば、そのカバー板
に形成した円周方向の切欠部が、リールフレームの装着
リール上に設けた突出スタットと整合することで、カバ
ー板はリールフレームに装着するようにしたが、カバー
板に装着したクランクハンドルの回動動作は、カバー板
及びリールフレーム間に過大な負荷がかかるため、カバ
ー板及びリールフレーム間の装着状態を維持することは
できないといった問題点があった。
【0007】また、カバー板を装着したリールフレーム
の開放面には、第1ギヤ及び第2ギヤで構成するマルチ
プライヤギヤクラスタが設けてあり、その第1ギヤは、
カバー板の駆動ギヤと噛合すると共に、その第2ギヤ
は、スプール軸に設けたピニオンギヤと噛合するように
したが、第1ギヤ及び第2ギヤの噛合状態を維持しなが
ら、カバー板をリールフレームに固定する作業は非常に
面倒な作業であるといった問題点があった。
【0008】さらに、従来のフライ釣り用リールによれ
ば、スプール軸支持板はリールフレームと一体に形成し
てあるため、リールフレームからスプール軸支持板を外
すことはできないといった問題点があった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、リールフレームに対
してスプール軸支持板を簡単に着脱自在にすることで、
容易にスプール交換を行うことができるフライ釣り用リ
ールを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のフライ釣り用リールは、リールフレームと、
このリールフレームの内部に設けたスプールと、リール
フレームの一方の開放端部に着脱可能に装着したスプー
ル軸支持板とを有するフライ釣り用リールであって、前
記リールフレームは、前記一方の開放端部の内周面に形
成したガイド溝と、このガイド溝の上端面に等間隔に形
成した複数の切欠部と、これら隣接する切欠部相互間の
ガイド溝内部に、前記リールフレームの半径外方向に形
成したスナップ部とを有し、前記スプール軸支持板は、
前記リールフレームの開放端部と装着する面に複数の板
ばねを備え、前記板ばねは、弾性ヘッド部と、この板ば
ねを位置決めする固定部と、前記弾性ヘッド部及び固定
部を連結する弾性ネック部とを有し、前記スプール軸支
持板が前記リールフレームの開放端部と装着する際、前
記スプール軸支持板に備えた弾性ヘッド部は、その弾性
ヘッド部に外力が加わると、前記ガイド溝内でリールフ
レームの半径内方向に押圧移動すると共に、前記弾性ヘ
ッド部への外力がなくなると、前記ガイド溝の前記スナ
ップ部で弾性復帰するようにした。
【0011】従って、本発明のフライ釣り用リールによ
れば、リールフレームに対してスプール軸支持板を着脱
可能に装着するようにしたので、簡単にスプール交換を
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施例について詳細に説明する。図1は本実施の形態
に示すフライ釣り用リールに関わるスプール軸支持板及
びリールフレームの分解斜視図、図2は図1の要部IIの
拡大図である。
【0013】図1に示すリールフレーム10は、円筒形
状であり、その両面を開放することで、開放端部12,
14を有している。この開放端部12には装着フランジ
16が形成してあり、この装着フランジ16に対してス
プール軸支持板30を着脱可能としている。また、他方
の開放端部14には、スプールを駆動させるクランクハ
ンドルの固定板が取り付けられることになる。
【0014】このリールフレーム10の開放端部12側
の内周面には、後述するスプール軸支持板30の弾性変
形可能に設けた板ばね34を案内するガイド溝20が形
成してある。さらに、その開放端部12の装着フランジ
16には、スプール軸支持板30の板ばね34がガイド
溝20内を進入できるように、等間隔で離隔した複数の
円弧状の切欠部18が形成してある。これら切欠部18
相互間のガイド溝20には、図2に示すように、板ばね
34がガイド溝20内で元の形状に弾性復帰できるよう
にガイド溝20の外周方向に延びるスナップ部22が形
成してある。
【0015】図3は固定板32を外した状態のスプール
軸支持板30を示す平面図である。このスプール軸支持
板30は、リールフレーム10の開放端部12に対して
着脱可能とし、この開放端部12と接触する側に配置し
た複数の板ばね34と、各板ばね34を適位置に配置す
るために、ネジで固定した固定板32とを有している。
【0016】このスプール軸支持板30には、所定間隔
で第1ボス36及び第2ボス38が複数形成してあり、
これら隣接した第1ボス36及び第2ボス38間を第1
間隙44及び第2間隙46としている。尚、これら第1
ボス36及び第2ボス38は、スプール軸支持板30と
一体成形されることが望ましい。
【0017】板ばね34は、第1間隙44に位置する弾
性ヘッド部34aと、第2間隙46に位置して、この板
ばね34の適位置からの離脱を防止する固定部34b
と、弾性ヘッド部34aと固定部34bとを連結する弾
性ネック部34cとを有している。
【0018】このように板ばね34は、後述する外力が
加わると、弾性ヘッド部34aを内周方向に移動すると
共に、外力がなくなると、元の状態に弾性復帰するよう
な構成としている。
【0019】また、板ばね34は、前述したように第1
ボス36及び第2ボス38で位置決めすることで、その
可動を制限している。
【0020】板ばね34の弾性ヘッド部34aは、第1
間隙44を介してスプール軸支持板30の直径方向の外
側に突出するようにしている。
【0021】また、板ばね34の弾性ヘッド部34a
は、図3から見て、時計方向Aに、そして、接線方向に
外圧が加わると、第1間隙44の内側で弾性変形する。
これに対して、板ばね34の弾性ヘッド部34aは、時
計反対方向Bに、そして、接線方向に外圧が加えられた
としても、可動も、変形もすることはない。これは弾性
ネック部34cが第1ボス36と接触することになるか
らである。
【0022】このようにスプール軸支持板30は、リー
ルフレーム10の開口部内でいずれか一方向に回転でき
るように選択することができる。
【0023】では、次にユーザが、スプール軸支持板3
0及びリールフレーム10間の着脱工程について説明す
る。
【0024】ユーザは、片方の手でスプール軸支持板3
0を握りながら、他方の手でリールフレーム10を握
る。そして、板ばね34の弾性ヘッド部34aが、開放
端部12の切欠部18に位置となるように、リールフレ
ーム10の開放端部12に対してスプール軸支持板30
を配置する。
【0025】このスプール軸支持板30を時計方向に回
転させると、板ばね34の弾性ヘッド部34aは、開放
端部12の内周面に形成したガイド溝20と接触し、こ
れにより半径方向の内側に進入することになる。
【0026】次に、板ばね34の弾性ヘッド部34aが
ガイド溝20の内部に位置した状態では、弾性ヘッド部
34aは、ガイド溝20の内側に弾性加圧することにな
る。従って、この状態ではスプール軸支持板30は、リ
ールフレーム10の開放端部12から離脱することはで
きない。
【0027】さらに、スプール軸支持板30をより回転
させると、板ばね34の弾性ヘッド部34aは、ガイド
溝20に沿ってスナップ部22まで移動する。尚、この
スナップ部22は、ガイド溝20より半径方向の外側に
延びているため、弾性ヘッド部34aは、スナップ部2
2内で弾性復帰することで、元の位置に戻る。従って、
この状態でスプール軸支持板30は、リールフレーム1
0の開放端部12に装着されたことになる。
【0028】さらに、スプール軸支持板30を時計方向
にもっと回転させると、弾性ヘッド部34aは、さらに
ガイド溝20に沿って隣接した切欠部18まで移動す
る。そして、板ばね34の弾性ヘッド部34aが、開放
端部12の切欠部18に位置となることで、スプール軸
支持板30は、リールフレーム10の開放端部12から
簡単に外すことができる。
【0029】本実施の形態によれば、スプール軸支持板
30を単に回転させることで、このスプール軸支持板3
0をリールフレーム10に対して着脱可能とし、その結
果、スプール交換が非常に簡単となる。
【0030】
【発明の効果】上述した構成によれば、スプール軸支持
板は単に回転によってのみリールフレームに対して着脱
できるため、従来のリールよりスプールの交替が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すフライ釣り用リール
のリールフレーム及びスプール軸支持板の分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示す要部IIの拡大図である。
【図3】固定板を外した状態のスプール軸支持板を示す
平面図である。
【符号の説明】
10 リールフレーム 12 開放端部 18 切欠部 20 ガイド溝 22 スナップ部 30 スプール軸支持板 34 板ばね 36 第1ボス 38 第2ボス 44 第1間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールフレームと、このリールフレーム
    の内部に設けたスプールと、リールフレームの一方の開
    放端部に着脱可能に装着したスプール軸支持板とを有す
    るフライ釣り用リールであって、 前記リールフレームは、 前記一方の開放端部の内周面に形成したガイド溝と、こ
    のガイド溝の上端面に等間隔に形成した複数の切欠部
    と、これら隣接する切欠部相互間のガイド溝内部に、前
    記リールフレームの半径外方向に形成したスナップ部と
    を有し、 前記スプール軸支持板は、 前記リールフレームの開放端部と装着する面に複数の板
    ばねを備え、 前記板ばねは、 弾性ヘッド部と、この板ばねを位置決めする固定部と、
    前記弾性ヘッド部及び固定部を連結する弾性ネック部と
    を有し、 前記スプール軸支持板が前記リールフレームの開放端部
    と装着する際、前記スプール軸支持板に備えた弾性ヘッ
    ド部は、その弾性ヘッド部に外力が加わると、前記ガイ
    ド溝内でリールフレームの半径内方向に押圧移動すると
    共に、前記弾性ヘッド部への外力がなくなると、前記ガ
    イド溝の前記スナップ部で弾性復帰するようにしたこと
    を特徴とするフライ釣り用リール。
  2. 【請求項2】 前記スプール軸支持板は、 その外周縁に複数の第1ボス及び第2ボスを有し、 これら第1ボス及び第2ボスで前記板ばねを前記スプー
    ル軸支持板内に位置決めすることを特徴とする請求項1
    記載のフライ釣り用リール。
  3. 【請求項3】 前記第1ボスと、この第1ボスに隣接す
    る第2ボスとで、間隙を形成したことを特徴とする請求
    項2記載のフライ釣り用リール。
  4. 【請求項4】 前記板ばねの弾性ヘッド部は、 前記間隙から前記スプール軸支持板の半径外方向に突出
    すると共に、時計方向又は時計反対方向に外力が加わる
    と、前記弾性ヘッド部は、前記間隙内に移動することを
    特徴とする請求項3記載のフライ釣り用リール。
JP2000190704A 1999-06-24 2000-06-26 フライ釣り用リール Ceased JP2001037382A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR2019990011320 1999-06-24
KR1999-11320 1999-06-24

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JP2001037382A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110012878A (zh) * 2017-11-10 2019-07-16 株式会社岛野 双轴承渔线轮

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110012878A (zh) * 2017-11-10 2019-07-16 株式会社岛野 双轴承渔线轮

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Legal Events

Date Code Title Description
A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20040127