JP2001036831A - デジタルテレビジョン信号の受信装置およびテレビ受像機 - Google Patents

デジタルテレビジョン信号の受信装置およびテレビ受像機

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JP2001036831A
JP2001036831A JP20547099A JP20547099A JP2001036831A JP 2001036831 A JP2001036831 A JP 2001036831A JP 20547099 A JP20547099 A JP 20547099A JP 20547099 A JP20547099 A JP 20547099A JP 2001036831 A JP2001036831 A JP 2001036831A
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video signal
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Takaharu Matsuura
隆治 松浦
Hiroyoshi Urakawa
裕喜 浦川
Naoji Okumura
直司 奥村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インタレース映像信号の走査線間に補間信号
を埋め込んで走査線変換したプログレッシブ映像信号に
元のインタレース映像信号と補間信号とを識別して出力
するデジタルテレビジョン信号の受信装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明のデジタルテレビジョン信号の受
信装置は、入力されるインタレース映像信号の走査線間
に補間信号を埋め込んでプログレッシブ映像信号に走査
線変換して出力する変換部としてのIP変換部3、この
IP変換部3からのプログレッシブ映像信号に元のイン
タレース映像信号と補間信号とを識別する識別信号を付
加する識別信号付加手段20とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタレース映像
信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査線変換した
プログレッシブ映像信号を、テレビ受像機側で元のイン
タレース映像信号に変換するためのデジタルテレビジョ
ン信号の受信装置およびテレビ受像機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】日本では、既にCS放送のデジタル化が
行われ、CATVのデジタル化技術基準も固まってい
る。さらに、BS放送や地上放送のデジタル化も検討段
階に入っており、このようにデジタル化が進む中で、M
PEG(Moving Picture ExpertsGroup)の規格に準拠
した映像・音声データ再生装置としては、最新MPEG
教科書(株式会社アスキー、1994年8月1日初版発行)、
実践MPEG教科書(株式会社アスキー、1995年11月1
日初版発行)に記載されたものが知られている。
【0003】従来のデジタルテレビジョン放送を受信す
るデジタルテレビジョン信号の受信装置は、図9に示す
ように、MPEG2映像復号化部1とフォーマット変換
部2とで構成されている。現行デジタル放送において、
MPEG2映像復号化部1には、例えば、ビデオ符号化
方式としてのISO/IEC13818−2準拠のビデ
オ符号が入力され、この入力されたビデオ符号を入力さ
れたフォーマットの映像信号にリアルタイムで復号化し
て出力している。
【0004】さらに、フォーマット変換部2では、本受
信装置に接続されるテレビ受像機に応じてフォーマット
変換が行われる。例えば、テレビ受像機がハイビジョン
受信機である場合は、NTSC(National Television
System Committee)相当のインタレース映像信号は
プログレッシブ映像信号にフォーマット変換して出力さ
れることが一般的である。このフォーマット変換部2
は、例えば、図10に示すように、構成されている。入
力されるコンポーネント信号、例えばインタレースの
Y,Pb,PR信号は,各々のIP変換部3によりプロ
グレッシブ映像信号に変換される。スイッチ4は、入力
信号がインタレース映像信号かプログレッシブ映像信号
かに応じて適宜切り替わり、プログレッシブのコンポー
ネント信号Y,Pb,PR信号を出力する。
【0005】IP変換部3は、例えば、図11に示すよ
うに、構成されている。入力される信号をラインメモリ
5と加算器6により、垂直2ラインの平均値を補間信号
として、入力された信号を倍速変換メモリ7によりプロ
グレッシブ映像信号に変換している。具体的には、図1
2(a)に示すインタレース画像の垂直2ラインの平均
値を補間信号による画像として走査線間に埋め込み、図
12(b)に示すプログレッシブ画像に変換している。
【0006】ここで、前述のデジタルテレビジョン信号
の受信装置にテレビ受信機を接続した場合について説明
する。テレビ受信機は、例えば、図13示すように、構
成されており、このテレビ受信機のダウンコンバータ部
8は、例えば、図14示すように、構成されている。こ
のテレビ受信機では、前述のデジタルテレビジョン信号
の受信装置によってインタレース映像信号からプログレ
ッシブ映像信号にフォーマット変換されたコンポーネン
ト信号を受信し、ダウンコンバート部8により、プログ
レッシブ映像信号からインタレース映像信号に変換す
る。この変換されたインタレース映像信号は録画用出力
として利用されている。
【0007】ここで、ダウンコンバータ部8の動作を図
15を用いて簡単に説明する。ラインメモリ9への入力
信号をDI、出力信号をDOとし、ラインメモリ9の制
御パルスは、ライトリセットをWRST、ライトイネー
ブルをWE、ライトクロックはWCLK、リードリセッ
トをRRST、リードイネーブルをRE、リードクロッ
クはRCLKで表し、WCLK=2×RCLKの関係が
ある。
【0008】入力される信号DIは、インタレース映像
信号からプログレッシブ映像信号に変換する前のオリジ
ナルな信号(以下、元のインタレース映像信号と略称す
る。)を奇数番号、垂直2ラインの平均値である補間信
号を偶数番号に割り当てている。図15に示すように、
入力信号から同期分離された水平同期信号をWRSTと
し、1H期間(1水平期間)ごとにトグルした信号をW
Eとし、WRSTを2分周した信号をRRSTとし、書
き込んだ信号を全て読み出せるようにRE信号を作成す
ると、出力されるインタレース映像信号DOは偶数番号
(,,…等)すなわち補間信号のみを出力する。ま
た、仮に偶数番号が元のインタレース映像信号とする
と、出力されるインタレース映像信号DOは偶数番号す
なわち元のインタレース映像信号のみを出力する。この
ように、入力信号DIからくる元のインタレース映像信
号と補間信号の位相差により、出力される信号は元のイ
ンタレース映像信号のみのインタレース映像信号あるい
は補間信号のみのインタレース映像信号の場合が存在す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のデ
ジタルテレビジョン信号の受信装置では、インタレース
映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んでプログレッ
シブ映像信号に走査線変換しているが、本受信装置の出
力側に接続されるテレビ受像機において、前述のように
走査線変換されたプログレッシブ映像信号のうちでどの
走査線が元のインタレース映像信号によるものか、どの
走査線が補間信号によるものかを識別できないという問
題がある。
【0010】また、従来のテレビ受像機では、前述のよ
うに走査線変換されたプログレッシブ映像信号を元のイ
ンタレース映像信号に変換する場合に、誤って補間信号
をダウンコンバートしてしまうと画質劣化したインタレ
ース映像信号となる問題がある。本発明は、インタレー
ス映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査線変
換したプログレッシブ映像信号に元のインタレース映像
信号と補間信号とを識別して出力するデジタルテレビジ
ョン信号の受信装置と、走査線変換したプログレッシブ
映像信号を元のインタレース映像信号に変換するテレビ
受像機とを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタルテレビ
ジョン信号の受信装置は、入力されるインタレース映像
信号の走査線間に補間信号を埋め込んでプログレッシブ
映像信号に走査線変換して出力する変換部と、前記変換
部からのプログレッシブ映像信号に元のインタレース映
像信号と補間信号とを識別する識別信号を付加する識別
信号付加手段とを設けたものである。
【0012】本発明によると、インタレース映像信号を
走査線変換したプログレッシブ映像信号のうちで元のイ
ンタレース映像信号と補間信号とを識別することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力されるインタレース映像信号の走査線間に補間
信号を埋め込んでプログレッシブ映像信号に走査線変換
して出力する変換部と、前記変換部からのプログレッシ
ブ映像信号に元のインタレース映像信号と補間信号とを
識別する識別信号を付加する識別信号付加手段とを設け
たデジタルテレビジョン信号の受信装置としたものであ
り、インタレース映像信号の走査線間に補間信号を埋め
込んで走査線変換したプログレッシブ映像信号に元のイ
ンタレース映像信号と補間信号とを識別する識別信号を
付加して出力することができ、走査線変換したプログレ
ッシブ映像信号のうちで元のインタレース映像信号と補
間信号とを識別して出力することができる。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、識別信
号付加手段を、プログレッシブ映像信号の垂直ブランキ
ング期間に識別信号を付加するよう構成した請求項1記
載のデジタルテレビジョン信号の受信装置としたもので
あり、インタレース映像信号の走査線間に補間信号を埋
め込んで走査線変換したプログレッシブ映像信号の垂直
ブランキング期間に元のインタレース映像信号と補間信
号とを識別する識別信号を付加して出力することがで
き、走査線変換したプログレッシブ映像信号のうちで元
のインタレース映像信号と補間信号とを識別して出力す
ることができる。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、識別信
号付加手段を、プログレッシブ映像信号の水平期間に識
別信号を付加するよう構成した請求項1記載のデジタル
テレビジョン信号の受信装置としたものであり、インタ
レース映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査
線変換したプログレッシブ映像信号の水平期間に元のイ
ンタレース映像信号と補間信号とを識別する識別信号を
付加して出力することができ、走査線変換したプログレ
ッシブ映像信号のうちで元のインタレース映像信号と補
間信号とを識別して出力することができる。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、インタ
レース映像信号の走査線間に補間信号が埋め込まれて走
査線変換されたプログレッシブ映像信号から元のインタ
レース映像信号と補間信号とを識別する識別信号を検出
する検出部と、前記検出部で検出した識別信号に基づい
て補間信号を含まない元のインタレース映像信号に変換
するダウンコンバータ部とを設けたテレビ受像機とした
ものであり、インタレース映像信号の走査線間に補間信
号を埋め込んで走査線変換したプログレッシブ映像信号
に付加された識別信号を検出部で検出することができ、
ダウンコンバータ部では、前記検出部で検出した識別信
号に基づいて、補間信号を含まない元のインタレース映
像信号に変換することができるので、画質劣化のないイ
ンタレース映像信号にダウンコンバートすることができ
る。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、検出部
を、プログレッシブ映像信号の垂直ブランキング期間に
付加された識別信号を検出するよう構成した請求項4記
載のテレビ受像機としたものであり、インタレース映像
信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査線変換した
プログレッシブ映像信号の垂直ブランキング期間に付加
された識別信号を検出部で検出することができ、ダウン
コンバータ部では、前記検出部で検出した識別信号に基
づいて、補間信号を含まない元のインタレース映像信号
に変換することができるので、画質劣化のないインタレ
ース映像信号にダウンコンバートすることができる。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、検出部
を、プログレッシブ映像信号の水平期間に付加された識
別信号を検出するよう構成した請求項4記載のテレビ受
像機としたものであり、インタレース映像信号の走査線
間に補間信号を埋め込んで走査線変換したプログレッシ
ブ映像信号の水平期間に付加された識別信号を検出部で
検出することができ、ダウンコンバータ部では、前記検
出部で検出した識別信号に基づいて、補間信号を含まな
い元のインタレース映像信号に変換することができるの
で、画質劣化のないインタレース映像信号にダウンコン
バートすることができる。
【0019】以下、本発明のデジタルテレビジョン信号
の受信装置とテレビ受像機とを具体的な実施の形態に基
づいて説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1のデジタルテレ
ビジョン信号の受信装置は、図1に示すように、入力さ
れるインタレース映像信号の走査線間に補間信号を埋め
込んでプログレッシブ映像信号に走査線変換して出力す
る変換部としてのIP変換部3と、IP変換部3からの
プログレッシブ映像信号に元のインタレース映像信号と
補間信号とを識別する識別信号を付加する識別信号付加
手段20とを設けたものである。
【0020】なお、図1において、図9,図10と同一
符号のものは、同一または相当部分である。ここで、こ
のデジタルテレビジョン信号の受信装置の動作を以下に
説明する。符号化されたインタレース映像信号がMPE
G2映像復号化部1に入力される場合には、符号化され
たインタレース映像信号はMPEG2映像復号化部1に
より、入力フォーマットと同じインタレース映像信号が
再生され、フォーマット変換部2のIP変換部3に入力
される。IP変換部3では、例えば、入力されたインタ
レース映像信号の垂直2ラインの平均値を補間信号とし
てこのインタレース映像信号の走査線間に埋め込んでプ
ログレッシブ映像信号にフォーマット変換(走査線変
換)して出力する。識別信号付加手段20では、IP変
換部3で走査線変換したプログレッシブ映像信号のどの
走査線が補間信号による走査線であるのかを示す識別信
号20を付加する。識別信号付加手段20で識別信号が
付加されたプログレッシブ映像信号は、スイッチ4に入
力される。
【0021】また、前述の符号化されたインタレース映
像信号とは異なり、符号化されたプログレッシブ映像信
号がMPEG2映像復号化部1に入力される場合には、
符号化されたプログレッシブ映像信号は、MPEG2映
像復号化部1により、入力フォーマットと同じプログレ
ッシブ映像信号が再生され、IP変換部3を介さずにス
イッチ4に入力される。
【0022】スイッチ4は入力信号がインタレースかプ
ログレッシブ信号かに応じて適宜切り替わり、プログレ
ッシブのコンポーネント信号Y,Pb,PR信号を出力
する。このように構成したため、本実施の形態1のデジ
タルテレビジョン信号の受信装置では、インタレース映
像信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査線変換し
たプログレッシブ映像信号に元のインタレース映像信号
と補間信号とを識別する識別信号を付加して出力するこ
とができ、走査線変換したプログレッシブ映像信号のう
ちで元のインタレース映像信号と補間信号とを識別して
コンポーネント出力することができる。
【0023】この実施の形態1では、補間信号による走
査線であることを示す識別信号20を付加しているが、
元のインタレース映像信号であることを示す識別信号2
0を付加する場合であっても、同様の効果を有する。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2のデジタルテレ
ビジョン信号の受信装置は、前述の実施の形態1の識別
信号付加手段20を、プログレッシブ映像信号の垂直ブ
ランキング期間に識別信号を付加するよう具体的に構成
したものである。
【0024】ここでは、プログレッシブ映像信号の垂直
ブランキング期間の垂直同期信号から数えたラインナン
バー40ラインに識別信号を付加している。この識別信
号は、図2に示すように、ペデスタルレベルを0IRE
とすると、前述のように40ライン目が補間信号である
場合、40IREのレベルの信号を1水平期間付加して
いる。仮にこの40ライン目の信号が元のインタレース
映像信号である場合は何も信号を付加しない。
【0025】このように構成したため、本実施の形態2
のデジタルテレビジョン信号の受信装置では、インタレ
ース映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査線
変換したプログレッシブ映像信号の垂直ブランキング期
間に元のインタレース映像信号と補間信号とを識別する
識別信号を付加して出力することができ、走査線変換し
たプログレッシブ映像信号のうちで元のインタレース映
像信号と補間信号とを識別してコンポーネント出力する
ことができる。具体的には、プログレッシブ映像信号の
垂直ブランキング期間の垂直同期信号から数えたライン
ナンバー40ラインに識別信号を付加することができ、
このラインナンバー40ラインに付加した識別信号によ
り、走査線変換したプログレッシブ映像信号のうちで元
のインタレース映像信号と補間信号とを識別することが
できる。
【0026】この実施の形態2では、プログレッシブ映
像信号の垂直ブランキング期間の垂直同期信号から数え
たラインナンバー40ラインに識別信号を付加している
が、プログレッシブ映像信号の垂直ブランキング期間で
ラインナンバー40ライン以外に識別信号を付加する場
合であっても、同様の効果を有する。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3のデジタルテレ
ビジョン信号の受信装置は、前述の実施の形態1の識別
信号付加手段20を、プログレッシブ映像信号の水平期
間に識別信号を付加するよう構成したものである。
【0027】ここでは具体的に、図3に示すように、プ
ログレッシブ映像信号の補間信号の水平同期信号から映
像開始期間の間に識別信号を付加している。この識別信
号は、ペデスタルレベルを0IREとすると、ここでは
40IREのレベルの信号を付加している。元のインタ
レース映像信号の場合は何も信号を付加しない。このよ
うに構成したため、本実施の形態3のデジタルテレビジ
ョン信号の受信装置では、インタレース映像信号の走査
線間に補間信号を埋め込んで走査線変換したプログレッ
シブ映像信号の補間信号の水平期間に補間信号であるこ
とを示す識別信号を付加して出力することができ、走査
線変換したプログレッシブ映像信号のうちで元のインタ
レース映像信号と補間信号とを識別してコンポーネント
出力することができる。
【0028】この実施の形態3では、プログレッシブ映
像信号の補間信号の水平同期信号から映像開始期間の間
に補間信号であることを示す識別信号を付加している
が、元のインタレース映像信号の水平同期信号から映像
開始期間の間に元のインタレース映像信号であることを
示す識別信号を付加する場合であっても、同様の効果を
有する。
【0029】(実施の形態4)本発明の実施の形態4の
テレビ受像機は、図4に示すように、インタレース映像
信号の走査線間に補間信号が埋め込まれて走査線変換さ
れたプログレッシブ映像信号から元のインタレース映像
信号と補間信号とを識別する識別信号を検出する検出部
としての識別信号検出部11と、この識別信号検出部1
1で検出した識別信号に基づいて補間信号を含まない元
のインタレース映像信号に変換するダウンコンバータ部
8とを設けたものである。
【0030】ただし、ここでは前述の実施の形態2のデ
ジタルテレビジョン信号の受信装置によって、プログレ
ッシブ映像信号の垂直ブランキング期間に識別信号が付
加されているものとする。この識別信号検出部11は、
例えば、図5に示すように、同期分離部12とカウンタ
13とデコーダ14とセレクタ15とDフリップフロッ
プ(以下、D−FFと略称する。)16と比較器17と
D−FF18と排他的論理和回路(以下、EX-ORと
略称する。)19とで構成されている。
【0031】なお、図4において、図13と同一符号の
ものは、同一または相当部分である。ここで、このテレ
ビ受像機の受信動作を以下に説明する。図4に示すよう
に、ダウンコンバータ部8にはコンポーネント端子を介
してプログレッシブ映像信号が入力されており、識別信
号検出部11にもプログレッシブ映像信号が入力されて
いる。
【0032】ここで、識別信号検出部11の動作を図6
を用いて具体的に説明する。なお、図6に示すA〜Fお
よびWEは、図5に示すA〜FおよびWEに対応してい
る。図5,6に示すように、入力されたプログレッシブ
映像信号Aは同期分離部12によって、垂直同期信号B
と水平同期信号Cとに分離出力される。カウンタ13で
は、垂直同期信号Bをリセットとし、水平同期信号Cを
クロックとしてカウントアップを行う。デコーダ14
は、カウンタ13で40クロックをカウントすると
“L”を出力するように構成されており、デコーダ14
の出力Dは図6に示す出力波形Dとなる。さらに、セレ
クタ15、D−FF16で構成するデータホールド回路
により、40クロック目すなわち識別信号の付加されて
いる40ライン目のデータ値をホールドしている。この
時、40ライン目が補間信号であるならば40IREの
データ値を保持し、比較器17で40IREレベルと判
断すると、比較器17の出力Eは“L”を出力する波形
Eとなる。
【0033】また、デコーダ14の出力Dは、D−FF
18のリセット端子に入力され、D−FF18の出力F
は図6に示す出力波形Fとなる。さらに、比較器17の
出力EとD−FF18の出力FとがEX−OR19に入
力され、このEX−OR19により信号WEを生成す
る。この信号WEは、図4に示すダウンコンバータ部8
に入力される。これにより確実にダウンコンバートする
際に常に元のインタレース映像信号のみを取り出すこと
が可能となる。
【0034】このように構成したため、本実施の形態4
のテレビ受像機では、コンポーネント端子から入力され
たインタレース映像信号の走査線間に補間信号を埋め込
んで走査線変換したプログレッシブ映像信号の垂直ブラ
ンキング期間に付加された識別信号を識別信号検出部1
1で検出することができ、ダウンコンバータ部8では、
識別信号検出部11で検出した識別信号に基づいて、誤
って補間信号をインタレース映像信号に変換することを
防止することができ、補間信号を含まない元のインタレ
ース映像信号に変換することができるので、画質劣化の
ないインタレース映像信号にダウンコンバートすること
ができる。
【0035】この実施の形態4では、プログレッシブ映
像信号の垂直ブランキング期間の垂直同期信号から数え
たラインナンバー40ラインに付加された識別信号を検
出部で検出しているが、プログレッシブ映像信号の垂直
ブランキング期間でラインナンバー40ライン以外に付
加された識別信号を検出部で検出できることは言うまで
もない。
【0036】(実施の形態5)本発明の実施の形態4の
テレビ受像機は、図7に示すように、前述の実施の形態
4の識別信号検出部11に替えて、プログレッシブ映像
信号の水平期間に付加された識別信号を検出するよう構
成した識別信号検出部を設けたものである。なお、ここ
では、前述の実施の形態3のデジタルテレビジョン信号
の受信装置によって、プログレッシブ映像信号の水平期
間に識別信号が付加されているものとする。
【0037】この識別信号検出部11は、例えば、図7
に示すように、同期分離部12とカウンタ13とデコー
ダ14とセレクタ15とD−FF16と比較器17とで
構成されている。なお、図7において、図5と同一符号
のものは、同一または相当部分である。ここで、このテ
レビ受像機の受信動作を以下に説明する。
【0038】ダウンコンバータ部8には、前述の実施の
形態4と同様に、コンポーネント端子を介してプログレ
ッシブ映像信号が入力されており、識別信号検出部11
にもプログレッシブ映像信号が入力されている。ここ
で、識別信号検出部11の動作を図8を用いて具体的に
説明する。なお、図8に示すA〜FおよびWEは、図7
に示すA〜FおよびWEに対応している。
【0039】図7,8に示すように、入力されたプログ
レッシブ映像信号Aは同期分離部12によって、水平同
期信号Bに分離出力される。カウンタ13では、水平同
期信号Bをリセットとし、ドットクロックをクロックと
してカウントアップを行う。デコーダ14は、カウンタ
がある値を、例えば130クロックをカウントすると、
“L”を出力するように構成されており、デコーダ14
の出力Cは図8に示す出力波形Cとなる。さらに、セレ
クタ15とD−FF16とで構成されるデータホールド
回路により、水平同期信号から映像開始位置までの間で
識別信号の付加されている例えば130クロックののデ
ータ値をホールドしている。この時、このラインが補間
信号であるならば、130クロック目が40IREのデ
ータ値を保持し、比較器17により40IREレベルと
判断されると“L”を出力し、40IREでないならば
元のインタレース映像信号と判断し“H”を出力する。
すなわち、この比較器17の出力は、図8に示す信号W
Eのような波形となる。この信号WEは、前述の実施の
形態4で図4に示すダウンコンバータ部8に入力され
る。これにより確実にダウンコンバートする際に常に元
のインタレース映像信号のみを取り出すことが可能とな
る。
【0040】このように構成したため、本実施の形態5
のテレビ受像機では、コンポーネント端子から入力され
たインタレース映像信号の走査線間に補間信号を埋め込
んで走査線変換したプログレッシブ映像信号の水平期間
に付加された識別信号を識別信号検出部11で検出する
ことができ、ダウンコンバータ部8では、誤って補間信
号をインタレース映像信号に変換することを防止するこ
とができ、識別信号検出部11で検出した識別信号に基
づいて、補間信号を含まない元のインタレース映像信号
に変換することができるので、画質劣化のないインタレ
ース映像信号にダウンコンバートすることができる。
【0041】この実施の形態5では、プログレッシブ映
像信号の補間信号の水平同期信号から映像開始期間の間
に補間信号であることを示す識別信号を検出している
が、元のインタレース映像信号の水平同期信号から映像
開始期間の間に元のインタレース映像信号であることを
示す識別信号を検出する場合であっても、同様の効果を
有する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明のデジタルテレビ
ジョン信号の受信装置によれば、入力されるインタレー
ス映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んでプログレ
ッシブ映像信号に走査線変換して出力する変換部と、前
記変換部からのプログレッシブ映像信号に元のインタレ
ース映像信号と補間信号とを識別する識別信号を付加す
る識別信号付加手段とを設けたことにより、インタレー
ス映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査線変
換したプログレッシブ映像信号に元のインタレース映像
信号と補間信号とを識別する識別信号を付加して出力す
ることができ、走査線変換したプログレッシブ映像信号
のうちで元のインタレース映像信号と補間信号とを識別
して出力することができる。
【0043】また、本発明のデジタルテレビジョン受信
装置の識別信号付加手段を、プログレッシブ映像信号の
垂直ブランキング期間に識別信号を付加するよう構成し
た場合では、インタレース映像信号の走査線間に補間信
号を埋め込んで走査線変換したプログレッシブ映像信号
の垂直ブランキング期間に元のインタレース映像信号と
補間信号とを識別する識別信号を付加して出力すること
ができ、走査線変換したプログレッシブ映像信号のうち
で元のインタレース映像信号と補間信号とを識別して出
力することができる。
【0044】また、本発明のデジタルテレビジョン受信
装置の識別信号付加手段を、プログレッシブ映像信号の
水平期間に識別信号を付加するよう構成した場合では、
インタレース映像信号の走査線間に補間信号を埋め込ん
で走査線変換したプログレッシブ映像信号の水平期間に
元のインタレース映像信号と補間信号とを識別する識別
信号を付加して出力することができ、走査線変換したプ
ログレッシブ映像信号のうちで元のインタレース映像信
号と補間信号とを識別して出力することができる。
【0045】また、本発明のテレビ受像機によれば、イ
ンタレース映像信号の走査線間に補間信号が埋め込まれ
て走査線変換されたプログレッシブ映像信号から元のイ
ンタレース映像信号と補間信号とを識別する識別信号を
検出する検出部と、前記検出部で検出した識別信号に基
づいて補間信号を含まない元のインタレース映像信号に
変換するダウンコンバータ部とを設けたことにより、イ
ンタレース映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んで
走査線変換したプログレッシブ映像信号に付加された識
別信号を検出部で検出することができ、ダウンコンバー
タ部では、前記検出部で検出した識別信号に基づいて、
補間信号を含まない元のインタレース映像信号に変換す
ることができるので、画質劣化のないインタレース映像
信号にダウンコンバートすることができる。
【0046】また、本発明のテレビ受像機の検出部を、
プログレッシブ映像信号の垂直ブランキング期間に付加
された識別信号を検出するよう構成した場合では、イン
タレース映像信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走
査線変換したプログレッシブ映像信号の垂直ブランキン
グ期間に付加された識別信号を検出部で検出することが
でき、ダウンコンバータ部では、前記検出部で検出した
識別信号に基づいて、補間信号を含まない元のインタレ
ース映像信号に変換することができるので、画質劣化の
ないインタレース映像信号にダウンコンバートすること
ができる。
【0047】また、本発明のテレビ受像機の検出部を、
プログレッシブ映像信号の水平期間に付加された識別信
号を検出するよう構成した場合では、インタレース映像
信号の走査線間に補間信号を埋め込んで走査線変換した
プログレッシブ映像信号の水平期間に付加された識別信
号を検出部で検出することができ、ダウンコンバータ部
では、前記検出部で検出した識別信号に基づいて、補間
信号を含まない元のインタレース映像信号に変換するこ
とができるので、画質劣化のないインタレース映像信号
にダウンコンバートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のデジタルテレビジョン
信号の受信装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2の識別信号を示す波形図
【図3】本発明の実施の形態3の識別信号を示す波形図
【図4】本発明の実施の形態4のテレビ受像機の受信部
の構成を示すブロック図
【図5】同実施の形態4の識別信号検出部の構成を示す
ブロック図
【図6】同実施の形態4の識別信号検出部の各部位の波
形を示す波形図
【図7】本発明の実施の形態5の識別信号検出部の構成
を示すブロック図
【図8】同実施の形態5の識別信号検出部の各部位の波
形を示す波形図
【図9】従来のデジタルテレビジョン信号の受信装置の
構成を示すブロック図
【図10】従来のフォーマット変換部の構成を示すブロ
ック図
【図11】従来のIP変換部の構成を示すブロック図
【図12】従来のインタレース画像とプログレッシブ画
像とを説明するための説明図
【図13】従来のテレビ受像機の受信部の構成を示すブ
ロック図
【図14】従来のダウンコンバータ部の構成を示すブロ
ック図
【図15】従来のダウンコンバータ部の動作説明のため
の波形図
【符号の説明】
2 フォーマット変換部 3 IP変換部 8 ダウンコンバータ部 11 識別信号検出部 12 同期分離部 13 カウンタ 14 デコーダ 15 セレクタ 16 D−FF 17 比較器 18 D−FF 19 EX-OR 20 識別信号付加手段
フロントページの続き (72)発明者 奥村 直司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA14 BA25 CA02 DA01 5C059 LA05 LA06 LB12 MA00 RC01 UA05 5C063 AB03 AB07 AC01 AC10 BA03 BA04 BA08 CA01 CA34 DA07 DA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるインタレース映像信号の走査線
    間に補間信号を埋め込んでプログレッシブ映像信号に走
    査線変換して出力する変換部と、 前記変換部からのプログレッシブ映像信号に元のインタ
    レース映像信号と補間信号とを識別する識別信号を付加
    する識別信号付加手段とを設けたデジタルテレビジョン
    信号の受信装置。
  2. 【請求項2】識別信号付加手段を、プログレッシブ映像
    信号の垂直ブランキング期間に識別信号を付加するよう
    構成した請求項1記載のデジタルテレビジョン信号の受
    信装置。
  3. 【請求項3】識別信号付加手段を、プログレッシブ映像
    信号の水平期間に識別信号を付加するよう構成した請求
    項1記載のデジタルテレビジョン信号の受信装置。
  4. 【請求項4】インタレース映像信号の走査線間に補間信
    号が埋め込まれて走査線変換されたプログレッシブ映像
    信号から元のインタレース映像信号と補間信号とを識別
    する識別信号を検出する検出部と、 前記検出部で検出した識別信号に基づいて補間信号を含
    まない元のインタレース映像信号に変換するダウンコン
    バータ部とを設けたテレビ受像機。
  5. 【請求項5】検出部を、プログレッシブ映像信号の垂直
    ブランキング期間に付加された識別信号を検出するよう
    構成した請求項4記載のテレビ受像機。
  6. 【請求項6】検出部を、プログレッシブ映像信号の水平
    期間に付加された識別信号を検出するよう構成した請求
    項4記載のテレビ受像機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100356784C (zh) * 2003-04-18 2007-12-19 上海交通大学 数字电视广播传输中的数据交织方法
EP2194704A2 (en) 2008-11-19 2010-06-09 NEC Electronics Corporation Video signal processing device and video signal processing method

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