JP2001036812A - 画像処理装置および方法、並びに媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法、並びに媒体

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JP2001036812A
JP2001036812A JP11206285A JP20628599A JP2001036812A JP 2001036812 A JP2001036812 A JP 2001036812A JP 11206285 A JP11206285 A JP 11206285A JP 20628599 A JP20628599 A JP 20628599A JP 2001036812 A JP2001036812 A JP 2001036812A
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Toshimichi Hamada
敏道 濱田
Masashi Ota
正志 太田
Masanari Miyata
勝成 宮田
Koichi Nagatoku
弘一 長徳
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Sony Corp
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    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質で縮小率が大きい縮小画像を得る。 【解決手段】 制御信号発生回路11は、縮小率に対応
して、ラインメモリ12,13の書き込みタイミングお
よび読み出しタイミングを制御する。ラインメモリ1
2,13は、制御回路発生回路11からの書き込み制御
信号に対応して、上段から供給される動画像信号を記憶
し、1水平走査周期時間だけ遅延して後段に出力する。
乗算器14乃至16は上段から供給される動画像信号に
予め与えられている係数を乗算して加算器17に出力す
る。加算器17は、乗算器14乃至16のそれぞれから
入力される、係数K1,K2、またはK3が乗算された
動画像信号を加算して、加算結果を縮小補間回路4に出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、並びに媒体に関し、特に、入力された動画像を
用いて縮小動画像または縮小静止画像を生成する場合に
用いて好適な画像処理装置および方法、並びに媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】動画像を縮小する場合、その処理は画素
の間引きや補間により実現されるが、縮小処理の際に発
生する折り返しノイズを軽減させるため、間引きや補間
の前処理として、帯域制限フィルタ(ローパスフィル
タ)を用いて動画像信号から高周波成分が除去される。
【0003】一般に、動画像信号をより低周波帯域まで
制限することができるローパスフィルタを用いることが
できれば、折り返しノイズの影響を受けることなく、よ
り大きな縮小率で高画質な縮小画像を得ることが可能と
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、動画像信号
をより低周波帯域まで制限することができるローパスフ
ィルタを実現するためには数多くのラインメモリが必要
であり、その回路規模が大きいだけでなく、コスト高と
なる課題があった。
【0005】また、ラインメモリの使用数を少なくする
ことで、回路を小規模化し、且つ、低コスト化したロー
パスフィルタを動画像の縮小処理に用いた場合、動画像
の縮小率を大きくすると折り返しノイズの影響を受けて
しまい、生成する縮小画像の画質が低下する課題があっ
た。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、2個のラインメモリを用いて高性能なロー
パスフィルタを実現することにより、高画質で縮小率が
大きい縮小画像を得ることができるようにするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、縮小率を入力する入力手段と、入力された画
像信号の高周波成分を除去する除去手段と、縮小率に対
応して除去手段の周波数帯域制限特性を変更する変更手
段と、縮小率に対応して、高周波成分が除去された画像
信号の所定のラインを間引く間引き手段と、間引き手段
により所定のラインが間引かれた画像信号を用いて画素
を補間する補間手段と、補間手段が補間した画素の画像
信号を記憶媒体に書き込む書き込み手段と、記憶媒体か
ら画像信号を読み出す読み出し手段とを含むことを特徴
とする。
【0008】前記間引き手段は、縮小静止画像生成時に
おける間引きの方法を縮小動画像生成時における間引き
方法と変更することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の画像処理方法は、縮小率
を入力する入力ステップと、入力された画像信号の高周
波成分を除去する除去ステップと、縮小率に対応して除
去ステップの処理での周波数帯域制限特性を変更する変
更ステップと、縮小率に対応して、高周波成分が除去さ
れた画像信号の所定のラインを間引く間引きステップ
と、間引きステップの処理で所定のラインが間引かれた
画像信号を用いて画素を補間する補間ステップと、補間
ステップの処理で補間した画素の画像信号を記憶媒体に
書き込む書き込みステップと、記憶媒体から画像信号を
読み出す読み出しステップとを含むことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の媒体のプログラムは、縮
小率を入力する入力ステップと、入力された画像信号の
高周波成分を除去する除去ステップと、縮小率に対応し
て除去ステップの処理での周波数帯域制限特性を変更す
る変更ステップと、縮小率に対応して、高周波成分が除
去された画像信号の所定のラインを間引く間引きステッ
プと、間引きステップの処理で所定のラインが間引かれ
た画像信号を用いて画素を補間する補間ステップと、補
間ステップの処理で補間した画素の画像信号を記憶媒体
に書き込む書き込みステップと、記憶媒体から画像信号
を読み出す読み出しステップとを含むことを特徴とす
る。
【0011】請求項1に記載の画像処理装置、請求項3
に記載の画像処理方法、および請求項4に記載の媒体の
プログラムにおいては、縮小率が入力され、入力された
画像信号の高周波成分が除去され、縮小率に対応して周
波数帯域制限特性が変更され、縮小率に対応して、高周
波成分が除去された画像信号の所定のラインが間引かれ
る。さらに、所定のラインが間引かれた画像信号を用い
て画素が補間され、補間された画素の画像信号が記憶媒
体に書き込まれて、記憶媒体から画像信号が読み出され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を適用した画像縮小装置の
構成例について、図1を参照して説明する。この画像縮
小装置のユーザインタフェース(I/F)1は、ユーザから
入力される各種の操作コマンドやパラメータ(画像の縮
小率X、オフセット値Y、動画モード/静止画モードの
切り換え等)を受け付けて、その情報を制御回路2に出
力する。制御回路2は、ユーザI/F1から入力される操
作コマンドやパラメータ等の情報に対応して制御信号を
生成し、プリフィルタ3、縮小補間回路4、および読み
出し回路6に出力する。
【0013】プリフィルタ3は、制御回路2から入力さ
れる制御信号に対応して制限帯域特性を変更し、入力さ
れる動画像信号から高周波成分を除去して縮小補間回路
4に出力する。縮小補間回路4は、制御回路2から入力
される制御信号に対応して、プリフィルタ3からの高周
波成分が除去された動画像信号に対応する縮小動画像信
号、または縮小静止画像信号を生成して画像メモリ5に
出力する。
【0014】図2は、プリフィルタ3および縮小補間回
路4の詳細な構成例を示している。プリフィルタ3の制
御信号発生回路11は、制御回路2からの制御信号に対
応して、ラインメモリ12,13に対する画像信号の書
き込みタイミングおよび読み出しタイミングを制御す
る。ラインメモリ12は、制御回路発生回路11からの
制御に対応して、上段から供給される動画像信号を記憶
し、1水平走査周期時間だけ遅延してラインメモリ13
および乗算器15に供給する。ラインメモリ13は、制
御回路発生回路11から制御に対応して、ラインメモリ
12から供給される動画像信号を記憶し、1水平走査周
期時間だけ遅延して乗算器16に供給する。
【0015】乗算器14は上段から供給される動画像信
号(以下、画像信号Aと記述する)に、予め与えられて
いる係数K1(=0.25)を乗算して加算器17に出
力する。乗算器15はラインメモリ12から供給される
動画像信号(以下、画像信号Bと記述する)に予め与え
られている係数K2(=0.5)を乗算して加算器17
に出力する。乗算器16はラインメモリ13から供給さ
れる動画像信号(以下、画像信号Cと記述する)に予め
与えられている係数K3(=0.25)を乗算して加算
器17に出力する。加算器17は、乗算器14乃至16
のそれぞれから入力される乗算結果を加算して、加算結
果A・K1+B・K2+C・K3(以下、画像信号Dと
記述する)を、高周波成分が除去された動画像信号(以
下、画像信号Dと記述する)として縮小補間回路4に出
力する。
【0016】縮小補間回路4において、プリフィルタ3
から入力される画像信号Dは、SRAM(Static Random Acc
ess Memory)22および乗算器23に供給される。制御
信号発生回路21は、制御回路2からの制御信号に対応
して、SRAM22に対する画像信号Dの書き込みタイミン
グおよび読み出しタイミングを制御する。制御信号発生
回路21はまた、制御回路2からの制御信号に含まれる
縮小率等の情報に基づいて、補間係数αを演算し、乗算
器23に補間係数αを供給し、乗算器24に(1−α)
を供給する。
【0017】SRAM22は、制御回路発生回路21からの
制御に対応して、加算器17からの画像信号Dを記憶
し、1水平走査周期時間だけ遅延して乗算器24に供給
する。なお、この位置にラインメモリではなくSRAMを用
いる理由は、水平方向の内挿補間を実行する場合、ラン
ダムアクセス可能なメモリが必要となるからである。
【0018】乗算器23は、プリフィルタ3の加算器1
7から入力される画像信号Dに補間係数αを乗算して加
算器25に出力する。乗算器24は、SRAM22から入力
される動画像信号(以下、画像信号Eと記述する)に係
数(1−α)を乗算して加算器25に出力する。加算器
25は、乗算器23,24から入力される乗算結果を加
算して、加算結果D・α+E・(1−α)(以下、画像
信号Fと記述する)を後段の画像メモリ5に出力する。
ただし、画像信号Fを演算する乗算器23,24および
加算器25は、実際には、より回路規模を小さくするた
めに、等価である(D−E)・α+Eを演算する回路に
よって構成される。
【0019】図1の説明に戻る。画像メモリ5は、縮小
補間回路4の加算器7から入力される画像信号Fを、縮
小補間回路4の制御信号発生回路21から入力される書
き込み制御信号に対応するアドレスに記憶する。なお、
画像メモリ5は、図3に示すように、動画像信号に対応
するフレーム画像のうちの偶数番目の水平走査線からな
るフィールド画像を記憶するEvenエリア31、および、
奇数番目の水平走査線からなるフィールド画像を記憶す
るOddエリア32から構成されており、Evenエリア31
およびOddエリア32のうちの一方に書き込みが行われ
ているとき、それと同時に他方からは読み出しが可能と
されている。したがって、書き込みアドレスおよび読み
出しアドレスの相互の追い越しは発生しない。
【0020】読み出し回路6は、制御回路2からの制御
に基づいて画像メモリ5から画像信号を読み出して後段
の例えば、ディスプレイ(不図示)に出力する。
【0021】次に、画像縮小装置の動作について説明す
る。なお、以下に説明する動作は、ユーザからユーザイ
ンタフェース1に対して、処理の開始を指令するコマン
ド、および、縮小率X、オフセット値Y等のパラメータ
が入力されたことに対応して、制御回路2が画像縮小装
置の全体を制御することによって開始される。
【0022】はじめに、垂直縮小率Xを1/2とし、オ
フセット値Yを0.5として縮小動画像を生成する場合
の動作について説明する。プリフィルタ3の制御信号発
生回路11は、図4に示すように、ラインメモリ書き込
み制御信号(ラインメモリW制御信号)を常にEnableと
してラインメモリ12,13に出力する。
【0023】このラインメモリ書き込み制御信号に対応
して、ラインメモリ12,13は、上段から順次入力さ
れる全ての動画像信号を記憶し、ラインメモリ読み出し
制御信号に対応して1水平走査周期時間だけ遅延して読
み出して、対応する乗算器15,16に出力する。これ
により、乗算器14乃至16に入力される画像信号A乃
至Cは、同図(A)乃至(C)に示すように、1ラインずつず
れたものとなる。すなわち、例えば、乗算器14に第1
0番目の水平走査線の画像信号が入力されたタイミング
(同図(A)に対応する)において、乗算器15には第9
番目の水平走査線の画像信号が入力され(同図(B)に対
応する)、乗算器16には第8番目の水平走査線の画像
信号が入力される(同図(C)に対応する)ことになる。
【0024】乗算器14乃至16では、画像信号A乃至
Cに、対応する係数K1=0.25、K2=0.5、ま
たはK3=0.25が乗算されて、その乗算結果が加算
器17に供給される。加算器17では、乗算器14乃至
16から供給された乗算結果が加算され、その加算結果
である画像信号D(=0.25A+0.5B+0.25
C)が、画像信号Bから高周波成分を除去した画像信号
Dとして縮小補間回路4のSRAM22および乗算器23に
出力される。例えば、画像信号Bが第9番目の水平走査
線の画像信号である場合、加算器17から出力される画
像信号Dは、第9番目の水平走査線の画像信号から高周
波成分を除去したもの(同図において、9’と記述す
る)である。
【0025】なお、このときのプリフィルタ3の周波数
帯域制限特性は、一般的な3タップのFIR(Finite Impul
se Response)フィルタと等価であり、図5に示すよう
に、サンプリング周波数fH(NTSC信号の場合、525
(本)×30(フレーム))の1/2付近の信号を制限
するものとなり、大部分の折り返しノイズの発生を軽減
させることが可能となる。
【0026】縮小補間回路4の御信号発生回路21は、
制御回路2からの制御信号に含まれる垂直縮小率X(=
1/2)に対応して、図4に示すように、SRAM書き込み
制御信号(SRAMW制御信号)を常にEnableとしてSRAM2
2に出力する。
【0027】このSRAM書き込み制御信号に対応して、SR
AM22は、加算器17から順次入力される全ての画像信
号Dを記憶し、SRAM読み出し制御信号に対応して1水平
走査周期時間だけ遅延して読み出し、乗算器24に出力
する。これにより、乗算器23,24に入力される画像
信号D,Eは、同図(D),(E)に示すように、1ラインず
つずれたものとなる。すなわち、例えば、乗算器23に
高周波成分が除去された第9番目の水平走査線の画像信
号(9’)が入力されたタイミングにおいて、乗算器2
4には、高周波成分が除去された第8番目の水平走査線
の画像信号(8’)が入力される。
【0028】制御信号発生回路21はまた、制御回路2
からの制御信号に含まれる垂直縮小率X(=1/2)お
よびオフセット値Y(=0.5)を次式(1)に適用し
て補間係数αを演算して、乗算器23に補間係数αを供
給し、乗算器24に(α−1)を供給する。
【0029】 補間係数α=小数部(Y+(1/X)*(n−1))(n=1,2,・・・) ・・・(1) ただし、nは画像メモリ5に書き込む縮小動画像のライ
ン番号である。
【0030】制御信号発生回路21はさらに、求めた補
間係数αを適用する画像信号Dのライン番号pを次式
(2)を用いて演算し、乗算器23に入力された画像信
号Dのライン番号がpに一致するときだけ、画像メモリ
書き込み制御信号(画像メモリW制御信号)をEnableと
して画像メモリ5に出力する。
【0031】 ライン番号p=整数部(Y+(1/X)*(n−1))+1 ・・・(2) 例えば、画像メモリ5に書き込む縮小動画像の第5番目
(n=5)の水平走査線の画像信号を求める場合、補間
係数αは0.5(=小数部(0.5+(1/(1/
2))*(5−1)))であり、ライン番号は9(=整
数部(0.5+(1/(1/2))*(5−1))+
1)となる。したがって、画像信号Dが(9’)である
ときに、画像メモリ書き込み制御信号がEnableとされて
画像メモリ5に出力される。
【0032】以上のような制御信号発生回路21の制御
により、加算器25から画像メモリ4に出力される縮小
動画像信号(以下、画像信号Fと記述する)は、図6に
示すものとなる。すなわち、例えば、画像信号Fの第5
番目の水平走査線の信号F5としては、画像信号E8’
にα(=0.5)が乗算された値と、画像信号D9’に
0.5(=1−α)が乗算された値の加算値が用いられ
る。また、画像信号Fの第6番目の水平走査線の信号F
6としては、画像信号E10’にα(=0.5)が乗算
された値と、画像信号D11’に0.5(=1−α)が
乗算された値の加算値が用いられる。さらに、画像信号
Fの第7番目の水平走査線の信号F7としては、画像信
号E12’にα=0.5が乗算された値と、画像信号D
13’に1−α=0.5が乗算された値の加算値が用い
られる。
【0033】なお、このようにして求められた画像信号
Fは、画像メモリ書き込み制御信号に基づいて、画像メ
モリ4のEvenエリア31またはOddエリア32に交互に
その対応するアドレスに書き込まれ、書き込みと同時
に、読み出し回路6により、書き込みが行われていない
方のエリアから読み出されることにより、画像メモリ5
上で追い越しが発生せずに縮小動画像が後段に出力され
る。
【0034】次に、より縮小率が大きい場合、例えば、
垂直縮小率Xを1/5とし、オフセット値Yを1.5と
して縮小動画像を生成する場合の動作について説明す
る。プリフィルタ3の制御信号発生回路11は、図7に
示すように、ラインメモリ書き込み制御信号を1水平走
査周期時間おきにEnableとしてラインメモリ12,13
に出力する。
【0035】このラインメモリ書き込み制御信号に対応
して、ラインメモリ12,13は、上段から順次入力さ
れる動画像信号を記憶し、ラインメモリ読み出し制御信
号に対応して1水平走査周期時間だけ遅延して読み出し
て、対応する乗算器15,16に出力する。これによ
り、乗算器14乃至16に入力される画像信号A乃至C
は、同図(A)乃至(C)に示すように、2ラインずつずれた
ものとなる。すなわち、例えば、乗算器14に第10番
目の水平走査線の画像信号が入力されたタイミング(同
図(A)に対応する)において、乗算器15には第8番目
の水平走査線の画像信号が入力され(同図(B)に対応す
る)、乗算器16には第6番目の水平走査線の画像信号
が入力される(同図(C)に対応する)ことになる。
【0036】乗算器14乃至16では、画像信号A乃至
Cに、対応する係数K1=0.25、K2=0.5、ま
たはK3=0.25が乗算されて、その乗算結果が加算
器17に供給される。加算器17では、乗算器14乃至
16から供給された乗算結果が加算され、その加算結果
である画像信号D(=0.25A+0.5B+0.25
C)が、画像信号Bから高周波成分を除去したものとし
て縮小補間回路4のSRAM22および乗算器23に出力さ
れる。例えば、画像信号Bが第8番目の水平走査線の画
像信号である場合、加算器17から出力される画像信号
Dは、第8番目の水平走査線の画像信号から高周波成分
を除去したもの(同図において、8’と記述する)であ
る。
【0037】なお、このときのプリフィルタ3は、係数
の値が0.25,0,0.5,0,0.25である一般
的な5タップのFIRフィルタと等価であり、図8に示す
ような周波数帯域制限特性となる。一般に、通常の動画
像信号は、サンプリング周波数fHの1/2付近の高周
波信号は比較的少ないので、ぼけが目立たない程度に縮
小するほど縮小率が大きい場合、この周波数帯域制限特
性の状態とすることで画質が向上する。ただし、この周
波数帯域制限特性は簡易な構造によって擬似的に実現し
ているものであるので、この周波数帯域制限特性を適用
して高周波成分を除去することができるのは、同図(D)
に示すように1ラインおきとなる。
【0038】1ラインおきに出力される画像信号Dに対
応して、縮小補間回路4の御信号発生回路21は、図7
に示すように、SRAM書き込み制御信号を1水平走査周期
時間おきにEnableとしてSRAM22に出力する。このSRAM
書き込み制御信号に対応して、SRAM22は、加算器17
から順次入力される画像信号Dを記憶し、SRAM読み出し
制御信号に対応して1水平走査周期時間だけ遅延して読
み出し、乗算器24に出力する。これにより、乗算器2
3,24に入力される画像信号D,Eは、同図(D),(E)
に示すように、2ラインずつずれたものとなる。すなわ
ち、例えば、乗算器23に高周波成分が除去された第8
番目の水平走査線の画像信号(8’)が入力されたタイ
ミングにおいて、乗算器24には、高周波成分が除去さ
れた第6番目の水平走査線の画像信号(6’)が入力さ
れる。
【0039】制御信号発生回路21はまた、制御回路2
からの制御信号に含まれる垂直縮小率X(=1/5)お
よびオフセット値Y(=1.5)を次式(3)に適用し
て補間係数αを演算して、乗算器23に補間係数αを供
給し、乗算器24に(α−1)を供給する。
【0040】 補間係数α=小数部((Y+(1/X)*(n−1))/2) (n=1,2,・・・) ・・・(3) 制御信号発生回路21はさらに、求めた補間係数αを適
用する画像信号Dのライン番号pを次式(4)を用いて
演算し、乗算器23に入力された画像信号Dのライン番
号がpに一致するときだけ、画像メモリ書き込み制御信
号(画像メモリW制御信号)をEnableとして画像メモリ
5に出力する。
【0041】 ライン番号p=整数部((Y+(1/X)*(n−1))/2)*2+2 ・・・(4) 例えば、画像メモリ5に書き込む縮小動画像の第2番目
(n=2)の水平走査線の画像信号を求める場合、補間
係数αは0.25(=小数部((1.5+(1/(1/
5))*(2−1))/2))であり、ライン番号は8
(=整数部((1.5+(1/(1/5))*(2−
1))/2)*2+2)となる。また、例えば、画像メ
モリ5に書き込む縮小動画像の第3番目(n=3)の水
平走査線の画像信号を求める場合、補間係数αは0.7
5(=小数部((1.5+(1/(1/5))*(3−
1))/2))であり、ライン番号は12(=整数部
((1.5+(1/(1/5))*(3−1))/2)
*2+2)となる。
【0042】したがって、画像信号Dが(8’)および
(12’)であるときに、画像メモリ書き込み制御信号
がEnableとされて画像メモリ5に出力される。
【0043】以上のような制御信号発生回路21の制御
により、加算器25から画像メモリ4に出力される縮小
動画像信号Fは、図9に示すものとなる。すなわち、例
えば、画像信号Fの第2番目の水平走査線の信号F2と
しては、画像信号E6’に1−α=0.75が乗算され
た値と、画像信号D8’にα=0.25が乗算された値
の加算値が用いられる。また、画像信号Fの第3番目の
水平走査線の信号F3としては、画像信号E10’に1
−α=0.25が乗算された値と、画像信号D12’に
α=0.75が乗算された値の加算値が用いられる。
【0044】なお、このようにして求められた画像信号
Fは、画像メモリ書き込み制御信号に基づいて、画像メ
モリ4のEvenエリア31またはOddエリア32に交互に
その対応するアドレスに書き込まれ、書き込みと同時
に、読み出し回路6により、書き込みが行われていない
方のエリアから読み出されることにより、画像メモリ5
上で追い越しが発生せずに縮小動画像が後段に出力され
る。
【0045】次に、インタレース方式の動画像信号から
縮小静止画像を生成する場合について説明する。ところ
で、一般に、インタレース方式の動画像信号をフレーム
静止画像としてキャプチャする場合、そのフレーム画像
を構成するフィールド画像間に動きがあると、キャプチ
ャしたフレーム画像は、動きの分だけぶれた静止画像と
なってしまう。そこで、本実施の形態においては、垂直
縮小率Xを1/2以下に限定して、1フィールド分だけ
の画像信号を用いてぶれがない縮小静止画像を得ること
ができるようになされている。
【0046】縮小静止画像を得るためには、1枚のフィ
ールド画像信号から2枚分のフィールド画像信号(1枚
分のフレーム画像信号)を生成するため、同じ縮小率の
縮小動画像を得る場合に比べて実質的に2倍の処理が必
要となる。換言すれば、縮小率が1/4の縮小静止画像
を得るためには、縮小率が1/2の縮小動画像を得ると
同等の処理が必要となる。したがって、あるサイズの縮
小動画像と同じサイズの縮小静止画像を得るためには、
縮小動画像を得る際に用いた縮小率の1/2の縮小率を
プリフィルタ3に適用する。
【0047】図10に示すように、垂直縮小率Xを1/
10とし、オフセット値Yを1.5として縮小静止画像
を生成する場合の動作について説明する。ただしこの場
合、得られる縮小静止画像のサイズは、垂直縮小率Xを
1/5とした縮小動画像のサイズと同様である。
【0048】プリフィルタ3の制御信号発生回路11
は、図10に示すように、ラインメモリ書き込み制御信
号を1水平走査周期時間おきにEnableとしてラインメモ
リ12,13に出力する。
【0049】このラインメモリ書き込み制御信号に対応
して、ラインメモリ12,13は、上段から順次入力さ
れる動画像信号を記憶し、ラインメモリ読み出し制御信
号に対応して1水平走査周期時間だけ遅延して読み出し
て、対応する乗算器15,16に出力する。これによ
り、乗算器14乃至16に入力される画像信号A乃至C
は、同図(A)乃至(C)に示すように、2ラインずつずれた
ものとなる。すなわち、例えば、乗算器14に第10番
目の水平走査線の画像信号が入力されたタイミング(同
図(A)に対応する)において、乗算器15には第8番目
の水平走査線の画像信号が入力され(同図(B)に対応す
る)、乗算器16には第6番目の水平走査線の画像信号
が入力される(同図(C)に対応する)ことになる。
【0050】乗算器14乃至16では、画像信号A乃至
Cに、対応する係数K1=0.25、K2=0.5、ま
たはK3=0.25が乗算されて、その乗算結果が加算
器17に供給される。加算器17では、乗算器14乃至
16から供給された乗算結果が加算され、その加算結果
である画像信号D(=0.25A+0.5B+0.25
C)が、画像信号Bから高周波成分を除去したものとし
て縮小補間回路4のSRAM22および乗算器23に出力さ
れる。例えば、画像信号Bが第8番目の水平走査線の画
像信号である場合、加算器17から出力される画像信号
Dは、第8番目の水平走査線の画像信号から高周波成分
を除去したもの(同図において、8’と記述する)であ
る。
【0051】なお、このときのプリフィルタ3の周波数
帯域制限特性は図8に示したものと同様となる。
【0052】1ラインおきに出力される画像信号Dに対
応して、縮小補間回路4の御信号発生回路21は、図1
0に示すように、SRAM書き込み制御信号を1水平走査周
期時間おきにEnableとしてSRAM22に出力する。このSR
AM書き込み制御信号に対応して、SRAM22は、加算器1
7から順次入力される画像信号Dを記憶し、SRAM読み出
し制御信号に対応して1水平走査周期時間だけ遅延して
読み出して、乗算器24に出力する。これにより、乗算
器23,24に入力される画像信号D,Eは、同図
(D),(E)に示すように、2ラインずつずれたものとな
る。すなわち、例えば、乗算器23に高周波成分が除去
された第8番目の水平走査線の画像信号(8’)が入力
されたタイミングにおいて、乗算器24には、高周波成
分が除去された第6番目の水平走査線の画像信号
(6’)が入力される。
【0053】制御信号発生回路21はまた、制御回路2
からの制御信号に含まれる垂直縮小率X(=1/10)
およびオフセット値Y(=1.5)を次式(5)に適用
して補間係数αを演算して、乗算器23に補間係数αを
供給し、乗算器24に(α−1)を供給する。
【0054】 補間係数α=小数部((Y+(2/X)*(n−1))/2) (n=1,2,・・・) ・・・(5) ただし、垂直縮小率Xは1/2以下である。
【0055】制御信号発生回路21はさらに、求めた補
間係数αを適用する画像信号Dのライン番号pを次式
(6)を用いて演算し、乗算器23に入力された画像信
号Dのライン番号がpに一致するときだけ、画像メモリ
書き込み制御信号(画像メモリW制御信号)をEnableと
して画像メモリ5に出力する。
【0056】 ライン番号p=整数部((Y+(2/X)*(n−1)))+2 ・・・(6) 例えば、画像メモリ5のEvenエリア31に書き込む縮小
動画像の第2番目(n=2)の水平走査線の画像信号を
求める場合、補間係数αは0.25であり、ライン番号
は8となる。また、例えば、画像メモリ5のOddエリア
32に書き込む縮小動画像の第3番目(n=3)の水平
走査線の画像信号を求める場合、補間係数αは0.75
であり、ライン番号は12となる。さらに、Evenエリア
31に書き込む第4番目(n=4)の水平走査線の画像
信号を求める場合、補間係数αは0.25であり、ライ
ン番号は18となる。
【0057】したがって、画像信号Dが(8’)、(1
2’)、および(18’)であるときに、画像メモリ書
き込み制御信号がEnableとされて画像メモリ5に出力さ
れる。
【0058】以上のような制御信号発生回路21の制御
により、加算器25から画像メモリ4に出力される縮小
動画像信号Fは、図11に示すものとなる。すなわち、
例えば、画像信号Fの第2番目の水平走査線の信号F2
としては、画像信号E6’に1−α=0.75が乗算さ
れた値と、画像信号D8’にα=0.25が乗算された
値の加算値が用いられる。また、画像信号Fの第3番目
の水平走査線の信号F3としては、画像信号E10’に
1−α=0.25が乗算された値と、画像信号D12’
にα=0.75が乗算された値の加算値が用いられる。
さらに、画像信号Fの第3番目の水平走査線の信号F3
としては、画像信号E16’に1−α=0.75が乗算
された値と、画像信号D18’にα=0.25が乗算さ
れた値の加算値が用いられる。
【0059】なお、このようにして求められた画像信号
Fの偶数番の水平走査線の信号は、画像メモリ5のEven
エリア31に書き込まれ、奇数番目の水平走査線の信号
は、画像メモリ5のOddエリア32に書き込まれことに
より、Evenエリア31およびOddエリア32のそれぞれ
には、高品質な縮小静止画像の信号が記憶されることと
なる。Evenエリア31およびOddエリア32上の縮小静
止画像信号は、読み出し回路6により読み出されて後段
に出力される。
【0060】以上のように本実施の形態によれば、2個
のラインメモリを用いた簡易な構造のプリフィルタ3
を、縮小率に応じてその書き込みタイミングや読み出し
タイミングを制御し、さらに、縮小補間回路4において
も縮小率に応じてその書き込みタイミングを制御するこ
とにより、大きな縮小率であっても画質がよい縮小動画
像や縮小静止画像を生成することが可能となる。
【0061】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアとしての画像
縮小装置に組み込まれているコンピュータ、または、各
種のプログラムをインストールすることで、各種の機能
を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコン
ピュータなどにインストールされる。
【0062】次に、図12を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用の
パーソナルコンピュータである場合を例として説明す
る。
【0063】プログラムは、図12(A)に示すように、
パーソナルコンピュータ301に内蔵されている記録媒
体としてのハードディスク302や半導体メモリ303
に予めインストールした状態でユーザに提供することが
できる。
【0064】あるいはまた、プログラムは、図12(B)
に示すように、フロッピー(登録商標)ディスク31
1、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)312、
MO(Magneto Optical)ディスク313、DVD(登録
商標)(Digital Versatile Dis
c)314、磁気ディスク315、半導体メモリ316
などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パ
ッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0065】さらに、プログラムは、図12(C)に示す
ように、ダウンロードサイト321から、無線で衛星3
22を介して、パーソナルコンピュータ301に転送し
たり、ローカルエリアネットワーク、インターネットと
いったネットワーク331を介して、有線または無線で
パーソナルコンピュータ301に転送し、パーソナルコ
ンピュータ301において、内蔵するハードディスク3
02などに格納させることができる。
【0066】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0067】パーソナルコンピュータ301は、例え
ば、図13に示すように、CPU(Central Proccessing Un
it)341を内蔵している。CPU341にはバス341を
介して、入出力インタフェース345が接続されてお
り、CPU342は、入出力インタフェース345を介し
て、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力
部347から指令が入力されると、それに対応して、図
12(A)の半導体メモリ303に対応するROM(Read Only
Memory)343に格納されているプログラム、衛生32
2もしくはネットワーク331から転送され、通信部3
48により受信され、さらにハードディスク302にイ
ンストールされたプログラム、またはドライブ349に
装着されたフロッピディスク311、CD-ROM312、M
Oディスク313、DVD314、もしくは磁気ディスク
315から読み出され、ハードディスク302にインス
トールされたプログラムを、RAM(Random Access Memor
y) 344にロードして実行する。さらに、CPU342
は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース3
45を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などより
なる表示部346に必要に応じて出力する。
【0068】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0069】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0070】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の画像処
理装置、請求項3に記載の画像処理方法、および請求項
4に記載の媒体のプログラムによれば、縮小率に対応し
て周波数帯域制限特性を変更して高周波成分を除去し、
さらに、縮小率に対応して画像信号の所定のラインを間
引き、所定のラインが間引かれた画像信号を用いて画素
を補間するようにしたので、高画質で縮小率が大きい縮
小画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像縮小装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図2】図1のプリフィルタ3および縮小補間回路4の
詳細な構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の画像メモリ5の記憶領域を示す図であ
る。
【図4】プリフィルタ3および縮小補間回路4の動作タ
イミングを説明するための図である。
【図5】プリフィルタ3の周波数帯域制限特性を示す図
である。
【図6】縮小補間回路4の動作を説明するための図であ
る。
【図7】プリフィルタ3および縮小補間回路4の動作タ
イミングを説明するための図である。
【図8】プリフィルタ3の周波数帯域制限特性を示す図
である。
【図9】縮小補間回路4の動作を説明するための図であ
る。
【図10】プリフィルタ3および縮小補間回路4の動作
タイミングを説明するための図である。
【図11】縮小補間回路4の動作を説明するための図で
ある。
【図12】プログラムをパーソナルコンピュータ301
にインストールし、実行可能な状態とするために用いら
れる媒体について説明するための図である。
【図13】パーソナルコンピュータ301について説明
するための図である。
【符号の説明】
1 ユーザインタフェース, 2 制御回路, 3 プ
リフィルタ, 4 縮小補間回路, 5 画像メモリ,
6 読み出し回路, 11 制御信号発生回路, 1
2,13 ラインメモリ, 14,15,16 乗算回
路, 17 加算器, 21 制御信号発生回路, 2
2 SRAM, 23,24 乗算器, 25 加算器,
31 Evenエリア, 32 Oddエリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 勝成 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 長徳 弘一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B057 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CD06 CE02 CH09 CH11 5C023 AA02 AA31 CA01 DA04 EA03 EA06 EA10 EA13 5C076 AA22 BA03 BA04 BA08 BB04 BB06 CB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された動画像信号を用いて縮小動画
    像または縮小静止画像を生成する画像処理装置におい
    て、 縮小率を入力する入力手段と、 入力された画像信号の高周波成分を除去する除去手段
    と、 前記縮小率に対応して前記除去手段の周波数帯域制限特
    性を変更する変更手段と、 前記縮小率に対応して、前記高周波成分が除去された前
    記画像信号の所定のラインを間引く間引き手段と、 前記間引き手段により所定のラインが間引かれた前記画
    像信号を用いて画素を補間する補間手段と、 前記補間手段が補間した前記画素の前記画像信号を記憶
    媒体に書き込む書き込み手段と、 前記記憶媒体から前記画像信号を読み出す読み出し手段
    とを含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記間引き手段は、縮小静止画像生成時
    における間引きの方法を縮小動画像生成時における間引
    き方法と変更することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力された動画像信号を用いて縮小動画
    像または縮小静止画像を生成する画像処理装置の画像処
    理方法において、 縮小率を入力する入力ステップと、 入力された画像信号の高周波成分を除去する除去ステッ
    プと、 前記縮小率に対応して前記除去ステップの処理での周波
    数帯域制限特性を変更する変更ステップと、 前記縮小率に対応して、前記高周波成分が除去された前
    記画像信号の所定のラインを間引く間引きステップと、 前記間引きステップの処理で所定のラインが間引かれた
    前記画像信号を用いて画素を補間する補間ステップと、 前記補間ステップの処理で補間した前記画素の前記画像
    信号を記憶媒体に書き込む書き込みステップと、 前記記憶媒体から前記画像信号を読み出す読み出しステ
    ップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 入力された動画像信号を用いて縮小動画
    像または縮小静止画像を生成する画像処理用のプログラ
    ムであって、 縮小率を入力する入力ステップと、 入力された画像信号の高周波成分を除去する除去ステッ
    プと、 前記縮小率に対応して前記除去ステップの処理での周波
    数帯域制限特性を変更する変更ステップと、 前記縮小率に対応して、前記高周波成分が除去された前
    記画像信号の所定のラインを間引く間引きステップと、 前記間引きステップの処理で所定のラインが間引かれた
    前記画像信号を用いて画素を補間する補間ステップと、 前記補間ステップの処理で補間した前記画素の前記画像
    信号を記憶媒体に書き込む書き込みステップと、 前記記憶媒体から前記画像信号を読み出す読み出しステ
    ップとを含むことを特徴とするプログラムをコンピュー
    タに実行させる媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006155579A (ja) * 2004-11-02 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法および画像処理装置
US7561751B2 (en) 2004-11-02 2009-07-14 Panasonic Corporation Image processing method
JP2011182156A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Seiko Epson Corp 画像処理装置、プロジェクターおよび画像処理方法
US8559759B2 (en) 2010-09-30 2013-10-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus for image reduction processing and control method thereof

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