JP2001036350A - ミキサ及び直交ミキサ - Google Patents

ミキサ及び直交ミキサ

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JP2001036350A JP11202789A JP20278999A JP2001036350A JP 2001036350 A JP2001036350 A JP 2001036350A JP 11202789 A JP11202789 A JP 11202789A JP 20278999 A JP20278999 A JP 20278999A JP 2001036350 A JP2001036350 A JP 2001036350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、分周機能を有するミキサ及び直交ミ
キサに係り、低消費電力化を図る。 【解決手段】第1の電源3に負荷抵抗R1を介して接続さ
れるミキサ部1と、該ミキサ部と第2の電源4との間に
設けられ入力ローカル信号を1/2分周したローカル信
号をミキサ部1のローカル信号入力対に出力する分周部
2とで構成されるミキサである。ミキサ部1は、エミッ
タ同士が共通接続されて第1の差動対を形成するトラン
ジスタQ1,Q2、エミッタ同士が共通接続されて第2
の差動対を形成するトランジスタQ3、Q4を備える。
分周部2は、第1入力対7に印加される入力ローカル信
号をクロック入力として第2入力対(D、D)に印加
される信号をラッチする動作を行うDラッチ回路21,
22により構成したマスタスレーブ形のTフリップフロ
ップを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分周機能を有する
ミキサ及び直交ミキサに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、急速に普及している携帯電話等の
無線機器では、ベースバンド信号を高周波に重畳する変
調器や、逆に受信した高周波信号からベースバンド信号
を取り出す復調器にミキサが使用される。そして、直交
変調方式を採用する無線機器では、90度位相の異なる
ローカル信号を2個のミキサに入力することで変復調を
行う直交ミキサが使用される。
【0003】また、受信部においては、スーパーヘテロ
ダイン方式を用いて良好なチャネル選択度を得つつ高利
得の増幅を行うため、この周波数変換部にもミキサが使
用されている。
【0004】このように無線機器では、多数のミキサが
使用されており、それぞれに異なったローカル信号を供
給する必要がある。このローカル信号発生の周波数シン
セサイザの数を削減する方法として分周器を用いて周波
数変換を行うことが考えられる。
【0005】図12は、従来の周波数変換方式の構成例
である。図12において、従来の周波数変換方式では、
互いに独立した回路である分周器30とミキサ40が、
それぞれ電源端子3とグランド端子4間に横並びで配置
される。
【0006】分周器30は、2個のDラッチ回路31,
32を用いたマスタスレーブ形のT−FFで構成され、
ローカル信号入力端33,34に印加されるローカル信
号を半分の周波数にしてミキサ40のローカル入力端4
1,42に印加する。Dラッチ回路31は、3個の差動
対(Q11,Q12)(Q13,Q14)(Q15,Q
16)で構成されるいわゆる二重平衡差動回路で構成で
ある。また、Dラッチ回路32は、同様に3個の差動対
(Q21,Q22)(Q23,Q24)(Q25,Q2
6)で構成される二重平衡差動回路である。
【0007】ミキサ40は、二重平衡差動回路で構成さ
れるギルバートセル形の乗算回路であり、上側の2個の
差動対(Q1,Q2)(Q3,Q4)のベースがローカ
ル入力端子41,42を構成し、下側の差動対(Q5,
Q6)のベースがRF入力端子43,44を構成してい
る。
【0008】ミキサ40は、分周器30からのローカル
信号とRF入力端子43,44に印加されるRF信号と
をミキシングし、周波数変換を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に携帯電
話等の移動通信端末では、受信待機時間及び通話時間を
長くするために端末内の回路の低消費電力化が求められ
ている。上述した従来の周波数変換方式では、分周器と
ミキサを横並びに配置するので、3つの二重平衡差動回
路においてほぼ同等の電力消費がある。そして、ミキサ
を1つ追加して直交ミキサを構成する場合には、さらに
電力消費があり、改善が望まれている。
【0010】本発明の目的は、低消費電力化が可能な周
波数変換方式を実現できるミキサ及び直交ミキサを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るミキサは、第1の電源に負荷抵抗を介して接続され
るミキサ部と、該ミキサ部と第2の電源との間に設けら
れ入力ローカル信号を1/2分周したローカル信号を前
記ミキサ部のローカル信号入力対に出力する分周部とで
構成されるミキサであって、前記ミキサ部が、エミッタ
同士が共通接続されて第1の差動対を形成する第1及び
第2のトランジスタ、エミッタ同士が共通接続されて第
2の差動対を形成する第3及び第4のトランジスタを備
え、第1及び第3のトランジスタのコレクタ同士、第2
及び第4のトランジスタのコレクタ同士がそれぞれ共通
接続されて出力対を構成するとともに、前記負荷抵抗を
介して前記第1の電源に接続され、第1及び第4のトラ
ンジスタのベース同士、第2及び第3のトランジスタの
ベース同士がそれぞれ共通接続されて高周波信号入力対
を構成し、第1差動対の共通接続エミッタと第2差動対
の共通接続エミッタが前記ローカル信号入力対を構成
し、前記分周部が、第1入力対に印加される入力ローカ
ル信号をクロック入力として第2入力対に印加される信
号をラッチする動作を行う第1及び第2の二重平衡差動
回路により構成したマスタスレーブ形のTフリップフロ
ップを備えることを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明に係るミキサは、請
求項1に記載のミキサにおいて、前記第1及び第2の二
重平衡差動回路は、それぞれ、エミッタ同士が共通接続
されて第5の差動対を形成する第5及び第6のトランジ
スタ、エミッタ同士が共通接続されて第6の差動対を形
成する第7及び第8のトランジスタ、エミッタ同士が共
通接続されて第7の差動対を形成する第9及び第10の
トランジスタが設けられ、第9トランジスタのコレクタ
が第5差動対の共通接続エミッタに接続され、第10ト
ランジスタのコレクタが第6差動対の共通接続エミッタ
に接続されたもとで、第9及び第10のトランジスタの
ベースが前記第1入力対を構成するとともに、当該第9
及び第10のトランジスタの共通接続エミッタが抵抗を
介して前記第2の電源に接続され、前記第5及び第7の
トランジスタのコレクタ同士、前記第6及び第8のトラ
ンジスタのコレクタ同士がそれぞれ共通接続されて前記
ミキサ部のローカル信号入力対に接続され、第5及び第
6のトランジスタのベースが前記第2入力対を構成し、
第1の二重平衡差動回路の第5トランジスのベースが、
第2の二重平衡差動回路の第6及び第8のトランジスタ
のコレクタ同士と第7トランジスタのベースとに接続さ
れ、第1の二重平衡差動回路の第6トランジスタのベー
スが、第2の二重平衡差動回路の第5及び第7のトラン
ジスタのコレクタ同士と第8トランジスタのベースとに
接続され、第2の二重平衡差動回路の第5トランジスの
ベースが、第1の二重平衡差動回路の第5及び第7のト
ランジスタのコレクタ同士と第8トランジスタのベース
とに接続され、第2の二重平衡差動回路の第6トランジ
スタのベースが、第1の二重平衡差動回路の第6及び第
8のトランジスタのコレクタ同士と第7トランジスタの
ベースとに接続されることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明に係るミキサは、請
求項2に記載のミキサにおいて、前記第1の二重平衡差
動回路の第5及び第7のトランジスタのコレクタ同士の
共通接続端と第1の二重平衡差動回路の第8トランジス
タ及び前記第2の二重平衡差動回路の第5トランジスタ
のベース同士の共通接続端との間に、コレクタが前記第
1の電源に接続され、ベースが前記コレクタ同士の共通
接続端に接続され、エミッタが前記ベース同士の共通接
続端に接続されるとともに、抵抗を介して前記第2の電
源に接続される第11トランジスタを設け、第1の二重
平衡差動回路の第6及び第4のトランジスタのコレクタ
同士の共通接続端と第1の二重平衡差動回路の第7トラ
ンジスタ及び第2の二重平衡差動回路の第6トランジス
タのベース同士の共通接続端との間に、コレクタが前記
第1の電源に接続され、ベースが前記コレクタ同士の共
通接続端に接続され、エミッタが前記ベース同士の共通
接続端に接続されるとともに、抵抗を介して前記第2の
電源に接続される第12トランジスタを設け、第2の二
重平衡差動回路の第5及び第7のトランジスタのコレク
タ同士の共通接続端と第2の二重平衡差動回路の第4ト
ランジスタ及び第1の二重平衡差動回路の第6トランジ
スタのベース同士の共通接続端との間に、コレクタが前
記第1の電源に接続され、ベースが前記コレクタ同士の
共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース同士の共
通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して前記第2
の電源に接続される第13トランジスタを設け、第2の
二重平衡差動回路の第6及び第8のトランジスタのコレ
クタ同士の共通接続端と第2の二重平衡差動回路の第7
トランジスタ及び第1の二重平衡差動回路の第5トラン
ジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレクタが
前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレクタ同士
の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース同士の
共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して前記第
2の電源に接続される第14トランジスタを設けてある
ことを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明に係るミキサは、請
求項2または請求項3に記載のミキサにおいて、前記第
1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、前記第9
及び第10のトランジスタの共通接続エミッタを第2の
電源に接続する前記抵抗に代えて、コレクタが前記第9
及び第10のトランジスタの共通接続エミッタに接続さ
れ、エミッタが前記第2の電源に接続され、ベースが電
流制御端子に接続される第15トランジスタを備えるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明に係るミキサは、請
求項2に記載のミキサにおいて、前記第1及び第2の二
重平衡差動回路は、それぞれ、前記第9及び第10のト
ランジスタの共通接続エミッタを第2の電源に接続する
前記抵抗を省略し、前記第9及び第10のトランジスタ
の共通接続エミッタを直接第2の電源に接続してあるこ
とを特徴とする。
【0016】以上の請求項1乃至請求項5に記載の発明
によれば、ミキサ部が分周部にとって一定インピーダン
ス(負荷抵抗)とみなせる動作を行うので、分周部は、
ローカル信号を1/2分周する動作を行うことができ
る。また、ミキサ部は、分周部を加えてギルバートセル
乗算器を構成するので、ローカル信号と高周波信号のミ
キシング動作が行える。したがって、本発明のミキサ
は、従来の分周器とミキサを縦積みした構成に相当する
ので、電力消費に寄与する差動対を減らすことができ、
低電力消費の周波数変換方式を実現できる。
【0017】次に、請求項6に記載の発明に係る直交ミ
キサは、第1の電源に負荷抵抗を介して接続される第1
及び第2のミキサ部と、該第1及び第2のミキサ部と第
2の電源との間に設けられ入力ローカル信号を1/2分
周したローカル信号であって90度の位相差を有するも
のを前記第1及び第2ミキサ部の対応するローカル信号
入力対に出力する分周部とで構成される直交ミキサであ
って、前記第1及び第2のミキサ部が、それぞれ、エミ
ッタ同士が共通接続されて第1の差動対を形成する第1
及び第2のトランジスタ、エミッタ同士が共通接続され
て第2の差動対を形成する第3及び第4のトランジスタ
を備え、第1及び第3のトランジスタのコレクタ同士、
第2及び第4のトランジスタのコレクタ同士がそれぞれ
共通接続されて出力対を構成するとともに、前記負荷抵
抗を介して前記第1の電源に接続され、第1及び第4の
トランジスタのベース同士、第2及び第3のトランジス
タのベース同士がそれぞれ共通接続されて高周波信号入
力対を構成し、第1差動対の共通接続エミッタと第2差
動対の共通接続エミッタが前記ローカル信号入力対を構
成し、前記分周部が、第1入力対に印加される入力ロー
カル信号をクロック入力として第2入力対に印加される
信号をラッチする動作を行う第1及び第2の二重平衡差
動回路により構成したマスタスレーブ形のTフリップフ
ロップを備えることを特徴とする。
【0018】請求項7に記載の発明に係る直交ミキサ
は、請求項6に記載の直交ミキサにおいて、前記第1及
び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、エミッタ同士
が共通接続されて第5の差動対を形成する第5及び第6
のトランジスタ、エミッタ同士が共通接続されて第6の
差動対を形成する第7及び第8のトランジスタ、エミッ
タ同士が共通接続されて第7の差動対を形成する第9及
び第10のトランジスタが設けられ、第9トランジスタ
のコレクタが第5差動対の共通接続エミッタに接続さ
れ、第10トランジスタのコレクタが第6差動対の共通
接続エミッタに接続されたもとで、第9及び第10のト
ランジスタのベースが前記第1入力対を構成するととも
に、当該第9及び第10のトランジスタの共通接続エミ
ッタが抵抗を介して前記第2の電源に接続され、前記第
5及び第7のトランジスタのコレクタ同士、前記第6及
び第8のトランジスタのコレクタ同士がそれぞれ共通接
続され、それぞれ前記第1及び第2のミキサ部のローカ
ル信号入力対に接続され、第5トランジス及び第6トラ
ンジスタのベースが前記第2入力対を構成し、第1の二
重平衡差動回路の第5トランジスのベースが、第2の二
重平衡差動回路の第6及び第8のトランジスタのコレク
タ同士と第7トランジスタのベースとに接続され、第1
の二重平衡差動回路の第6トランジスタのベースが、第
2の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジスタの
コレクタ同士と第8トランジスタのベースとに接続さ
れ、第2の二重平衡差動回路の第5トランジスのベース
が、第1の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジ
スタのコレクタ同士と第8トランジスタのベースとに接
続され、第2の二重平衡差動回路の第6トランジスタの
ベースが、第1の二重平衡差動回路の第6及び第8のト
ランジスタのコレクタ同士と第7トランジスタのベース
とに接続されることを特徴とする。
【0019】請求項8に記載の発明に係る直交ミキサ
は、請求項7に記載の直交ミキサにおいて、前記第1の
二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジスタのコレ
クタ同士の共通接続端と第1の二重平衡差動回路の第8
トランジスタ及び前記第2の二重平衡差動回路の第5ト
ランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレク
タが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレクタ
同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース同
士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して前
記第2の電源に接続される第11トランジスタを設け、
第1の二重平衡差動回路の第6及び第4のトランジスタ
のコレクタ同士の共通接続端と第1の二重平衡差動回路
の第7トランジスタ及び第2の二重平衡差動回路の第6
トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレ
クタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレク
タ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース
同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して
前記第2の電源に接続される第12トランジスタを設
け、第2の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジ
スタのコレクタ同士の共通接続端と第2の二重平衡差動
回路の第4トランジスタ及び第1の二重平衡差動回路の
第6トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、
コレクタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コ
レクタ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベ
ース同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介
して前記第2の電源に接続される第13トランジスタを
設け、第2の二重平衡差動回路の第6及び第8のトラン
ジスタのコレクタ同士の共通接続端と第2の二重平衡差
動回路の第7トランジスタ及び第1の二重平衡差動回路
の第5トランジスタのベース同士の共通接続端との間
に、コレクタが前記第1の電源に接続され、ベースが前
記コレクタ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前
記ベース同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗
を介して前記第2の電源に接続される第14トランジス
タを設けてあることを特徴とする。
【0020】請求項9に記載の発明に係る直交ミキサ
は、請求項7または請求項8に記載の直交ミキサにおい
て、前記第1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞ
れ、前記第9及び第10のトランジスタの共通接続エミ
ッタを第2の電源に接続する前記抵抗に代えて、コレク
タが前記第9及び第10のトランジスタの共通接続エミ
ッタに接続され、エミッタが前記第2の電源に接続さ
れ、ベースが電流制御端子に接続される第15トランジ
スタを備えることを特徴とする。
【0021】請求項10に記載の発明に係る直交ミキサ
は、請求項7に記載の直交ミキサにおいて、前記第1及
び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、前記第9及び
第10のトランジスタの共通接続エミッタを第2の電源
に接続する前記抵抗を省略して前記第9及び第10のト
ランジスタの共通接続エミッタを直接第2の電源に接続
してあることを特徴とする。
【0022】以上の請求項6乃至請求項10に記載の発
明によれば、2つのミキサ部が分周部にとって一定イン
ピーダンス(負荷抵抗)とみなせる動作を行うので、分
周部は、ローカル信号を90度の位相差をもって1/2
分周する動作を行うことができる。また、2つのミキサ
部は、それぞれ分周部を加えてギルバートセル乗算器を
構成するので、ローカル信号と高周波信号のミキシング
動作が行える。したがって、本発明の分周機能を有する
直交ミキサは、従来の分周器とミキサを縦積みした構成
に相当するので、電力消費に寄与する差動対を減らすこ
とができ、低電力消費の周波数変換方式を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の第1実施形態に係る分周
機能を有するミキサを示す。本第1実施形態は、請求項
1に対応する。図1において、本第1実施形態の分周機
能を有するミキサは、ミキサ部1を負荷抵抗R1を介し
て電源端子3に接続し、分周部2をミキサ部1とグラン
ド端子4との間に配置してある。
【0025】ミキサ部1は、エミッタ同士が共通接続さ
れて第1の差動対を形成するトランジスタQ1及びQ2
と、エミッタ同士が共通接続されて第2の差動対を形成
するトランジスタQ3及びQ4とで構成される。
【0026】トランジスタQ1及びQ3のコレクタ同
士、トランジスタQ2及びQ4のコレクタ同士は、それ
ぞれ共通接続されて出力対を構成するとともに、負荷抵
抗R1を介して電源端子3に接続される。電源端子3に
は、第1の電源(図示例では正極電源)が接続される。
【0027】トランジスタQ1及びQ4のベース同士、
トランジスタQ2及びQ3のベース同士は、それぞれ共
通接続されて高周波信号入力対(以下「RF入力対」)
(5,6)を構成する。また、第1差動対(Q1,Q
2)の共通接続エミッタと第2差動対(Q3,Q4)の
共通接続エミッタがローカル信号入力対を構成してい
る。
【0028】即ち、ミキサ部1は、図12に示したギル
バートセル乗算器(ミキサ40)の上側の2個の差動対
の接続関係と同じ接続関係となっている。
【0029】分周部2は、2個のDラッチ回路21,2
2を用いたマスタスレーブ形のT−FFで構成される。
Dラッチ回路21,22は、それぞれ、後述するように
3つの差動対で構成される二重平衡差動回路にラッチ動
作を行わせるようにした回路である。
【0030】即ち、Dラッチ回路21,22は、それぞ
れ、差動対により構成される信号入力対と、クロック入
力対(ローカル入力対)7と、出力対(Q、Q(この
明細書中ではQの反転出力を表す))とを備える。そし
て、各二重平衡差動回路は、それぞれ、クロック入力対
7を構成する差動対の2つのトランジスタを交互に動作
させることにより、信号入力対(D、D(この明細書
中ではDの反転出力を表す))に印加される信号をラッ
チする動作を行うラッチ回路となる。
【0031】さて、Dラッチ回路21の出力対(Q、Q
)は、ミキサ部1のローカル信号入力対に接続される
とともに、Dラッチ回路22の信号入力対(D、D
に同相で接続される。また、Dラッチ回路22の出力対
(Q、Q)は、Dラッチ回路21の信号入力対(D、
)に逆相で接続される。そして、Dラッチ回路2
1,22は、それぞれ、互いに逆相のクロックで動作さ
せる。
【0032】これにより、Dラッチ回路21,22は、
マスタスレーブ形のT−FFを構成し、Dラッチ回路2
1の出力対(Q、Q)に、クロック(ローカル信号)
を1/2分周した信号が出力される。
【0033】ところで、ミキサ部1では、RF入力対
(5,6)には、互いに逆相の信号が印加される。つま
り、トランジスタQ1,Q2の何れか一方と、トランジ
スタQ3,Q4の何れか一方とが必ずONになるので、
ラッチ回路21の出力対(Q、Q)から電源を見たイ
ンピーダンスはほぼ一定の抵抗となる。したがって、分
周部2は、分周動作を行うことができる。
【0034】このとき、ラッチ回路21の出力対(Q、
)には、ローカル信号を1/2分周した信号の電流
が互いに逆相で流れるので、分周部2と上部にあるミキ
サ部1とにより等価的にギルバートセル乗算器が構成さ
れ、所望のミキシング動作が行われる。
【0035】ここに、ミキサ部1と分周部2が共通の電
流パス上にあり、分周部2の電流をミキサ部1が利用す
る構成となっている。したがって、独立したミキサと分
周器を横並びで配置する場合よりも消費電力を低減でき
る。
【0036】次に、図2は、本発明の第2実施形態に係
る分周機能を有するミキサを示す。本第2実施形態は、
請求項2に対応する。なお、ミキサ部1は、第1実施形
態で示したので、説明を省略する。
【0037】図2において、Dラッチ回路21は、エミ
ッタ同士が共通接続される3つの差動対(Q11,Q1
2)(Q13,Q14)(Q15,Q16)で構成され
る。そして、トランジスタQ15のコレクタが差動対
(Q11,Q12)の共通接続エミッタに接続され、ト
ランジスタQ16のコレクタが差動対(Q13,Q1
4)の共通接続エミッタに接続される。
【0038】差動対(Q15,Q16)では、ベースが
ローカル入力対(7a、7b)に接続され、共通接続エ
ミッタが抵抗R3を介してグランド端子4に接続され
る。グランド端子4には、第2の電源であるアースが接
続される。
【0039】また、差動対(Q11,12)(Q13,
Q14)の相互間では、トランジスタQ11,Q13の
コレクタ同士とトランジスタQ14のベースとが接続さ
れ、共通にミキサ部1の差動対(Q1,Q2)の共通接
続エミッタに接続される。また、トランジスタQ12,
Q14のコレクタ同士とトランジスタQ13のベースと
が接続され、共通にミキサ部1の差動対(Q3,Q4)
の共通接続エミッタに接続される。
【0040】同様に、Dラッチ回路22は、エミッタ同
士が共通接続される3つの差動対(Q21,Q22)
(Q23,Q24)(Q25,Q26)で構成される。
そして、トランジスタQ25のコレクタが差動対(Q2
1,Q22)の共通接続エミッタに接続され、トランジ
スタQ26のコレクタが差動対(Q23,Q24)の共
通接続エミッタに接続される。
【0041】差動対(Q25,Q26)では、ベースが
ローカル入力対(7a、7b)接続され、共通接続エミ
ッタが抵抗R4を介してグランド端子4に接続される。
グランド端子4には、第2の電源であるアースが接続さ
れる。
【0042】また、差動対(Q21,22)(Q23,
Q24)の相互間では、トランジスタQ21,Q23の
コレクタ同士とトランジスタQ24のベースとが接続さ
れ、共通に抵抗R2を介して電源端子3に接続される。
また、トランジスタQ22,Q24のコレクタ同士とト
ランジスタQ23のベースとが接続され、共通に抵抗R
2を介して電源端子3に接続される。
【0043】次いで、Dラッチ回路21,22の相互間
では、トランジスタQ11のベースがトランジスタQ2
4のコレクタに接続され、トランジスタQ12のベース
がトランジスタQ21のコレクタに接続される。また、
トランジスタQ21のベースがトランジスタQ14のベ
ースに接続され、トランジスタQ22のベ−スがトラン
ジスタQ14のコレクタに接続される。そして、トラン
ジスタQ15及びQ26のベース同士、トランジスタQ
16及びQ25のベース同士が共通接続され、ローカル
入力端子対(7a,7b)を構成している。
【0044】分周部2について図1との対応関係を示せ
ば、図1における信号入力対(D、D)には、差動対
(Q11,Q12)(Q21,Q22)のベース端子対
が対応し、クロック入力対(ローカル入力対)7には、
ローカル入力対(7a,7b)が対応する。また、出力
対(Q、Q)には、共通接続のコレクタ対が対応す
る。
【0045】2つのDラッチ回路21,22は、ローカ
ル信号が互いに逆相の関係で印加される接続関係になっ
ているので、マスタスレーブ形のT−FFを構成してい
る。
【0046】次に、動作を説明する。図2において、下
側に配置されたDラッチ回路21にとって、上側のミキ
サ部1は、ほぼ一定インピーダンスの定抵抗に見えるた
め、分周部2は、通常の差動マスタースレーブ形1/2
分周器と等価となり分周動作を行う。この分周動作によ
りミキサ部1と分周部2との接続点には、ローカル入力
の半分の周波数で互いに逆相の電流が流れる。
【0047】したがって、ミキサ部1と分周部2の全体
は、等価的にギルバートセル乗算器として動作し、RF
入力対(5,6)に印加されるRF信号について周波数
変換動作を行い、負荷抵抗R1との接続点からミキシン
グされた信号を出力する。
【0048】以上の説明から明らかなように、本第2実
施形態では、電源とグランド間に2個の二重平衡差動回
路を配置したのと等価となる。したがって、消費電力
は、電源とグランド間に3個の二重平衡差動回路を配置
する従来の構成に比して、約2/3に低減される。
【0049】次に、図3は、本発明の第3実施形態に係
る分周機能を有するミキサを示す。本第3実施形態は、
請求項3に対応する。本第3実施形態の分周機能を有す
るミキサは、第2実施形態において、分周部2に、エミ
ッタフォロワ23,24,25,26を設けてある。
【0050】エミッタフォロワ23を構成するトランジ
スタQ17は、コレクタが電源端子4に接続され、ベー
スがトランジスタQ11及びQ13のコレクタに接続さ
れ、エミッタがトランジスタQ14及びQ21のベース
に接続されるとともに、抵抗R5を介してグランド端子
4に接続される。
【0051】エミッタフォロワ24を構成するトランジ
スタQ18は、コレクタが電源端子4に接続され、ベー
スがトランジスタQ12及びQ14のコレクタに接続さ
れ、エミッタがトランジスタQ13及びQ22のベース
に接続されるとともに、抵抗R5を介してグランド端子
4に接続される。
【0052】エミッタフォロワ25を構成するトランジ
スタQ27は、コレクタが電源端子4に接続され、ベー
スがトランジスタQ21及びQ23のコレクタに接続さ
れ、エミッタがトランジスタQ12及びQ24のベース
に接続されるとともに、抵抗R6を介してグランド端子
4に接続される。
【0053】エミッタフォロワ26を構成するトランジ
スタQ28は、コレクタが電源端子4に接続され、ベー
スがトランジスタQ22及びQ24のコレクタに接続さ
れ、エミッタがトランジスタQ11及びQ23のベース
に接続されるとともに、抵抗R6を介してグランド端子
4に接続される。
【0054】本第3実施形態は、第2実施形態と同様に
動作し、同様の効果が得られるが、エミッタフォロワ2
3,24,25,26を設けてあるので、より高周波ま
で動作が可能である。
【0055】次に、図4は、本発明の第4実施形態に係
る分周機能を有するミキサを示す。本第4実施形態は、
請求項4に対応する。本第4実施形態の分周機能を有す
るミキサは、第2実施形態において、ラッチ回路21の
抵抗R3に代えて定電流源となるトランジスタQ19を
設け、同様にラッチ回路22のR4に代えて定電流源と
なるトランジスタQ29を設けたものである。
【0056】即ち、トランジスタQ19は、コレクタが
トランジスタQ15及びQ16の共通接続エミッタに接
続され、エミッタがグランド端子4に接続され、ベース
が電流制御端子8に接続される。
【0057】また、トランジスタQ29は、コレクタが
トランジスタQ25及びQ26の共通接続エミッタに接
続され、エミッタがグランド端子4に接続され、ベース
が電流制御端子8に接続される。
【0058】本第4実施形態では、第2実施形態と同様
に動作し、同様の効果が得られる。なお、本第4実施形
態においても、第3実施形態で示したエミッタフォロア
を設けることができる。この場合には、所定の電圧利得
を得る操作が行えるので、一層安定した動作が期待でき
る。
【0059】次に、図5は、本発明の第5実施形態に係
る分周機能を有するミキサを示す。本第5実施形態は、
請求項5に対応する。図5において、本第5実施形態の
分周機能を有するミキサは、第2実施形態において、D
ラッチ回路21,22の抵抗R3をそれぞれ省略し、ト
ランジスタQ15及びQ16のエミッタと、トランジス
タQ25及びQ26のエミッタとをそれぞれ直接グラン
ド端子4に接続してある。
【0060】本第5実施形態では、トランジスタQ15
とQ16のエミッタ電流の総和を一定にする素子がな
く、同じくトランジスタQ25とQ26のエミッタ電流
の総和を一定にする素子がないが、入力信号は、一方が
電流を減らすと他方が電流を増加するように動作し総和
が一定に近づくように与えられている。
【0061】したがって、本第4実施形態では、分周部
2は、擬似的に差動動作を行うことができ、第2実施形
態と同様に動作し、同様の効果が得られる。加えて抵抗
R3を省略したので、電源電圧を小さくすることがで
き、さらに消費電力を小さくできる。
【0062】次に、図6は、本発明の第6実施形態に係
る分周機能を有する直交ミキサを示す。本第6実施形態
は、請求項6に対応する。図6において、本第6実施形
態の分周機能を有する直交ミキサは、2つのミキサ部1
1、12を負荷抵抗R1、R7を介して電源端子3に接
続し、分周部2をミキサ11、12とグランド端子4と
の間に配置してある。なお、ミキサ部11、分周部2
は、第1実施形態におけるミキサ1、分周部2と同一構
成であるので、説明を省略する。
【0063】ミキサ部12は、エミッタ同士が共通接続
されて第1の差動対を形成するトランジスタQ5及びQ
6と、エミッタ同士が共通接続されて第2の差動対を形
成するトランジスタQ7及びQ8とで構成される。
【0064】トランジスタQ5及びQ7のコレクタ同
士、トランジスタQ6及びQ8のコレクタ同士は、それ
ぞれ共通接続されて出力対を構成するとともに、負荷抵
抗R7を介して電源端子3に接続される。
【0065】トランジスタQ5及びQ8のベース同士、
トランジスタQ6及びQ7のベース同士は、それぞれ共
通接続され、それぞれミキサ部11と共通のRF入力対
(5,6)に接続される。また、第1差動対(Q5,Q
6)の共通接続エミッタと第2差動対(Q7,Q8)の
共通接続エミッタがローカル信号入力対としてDラッチ
回路22の出力対(Q、Q)に接続される。
【0066】本第6実施形態においても、第1実施形態
と同様に、ミキサ部12では、RF入力対(5,6)に
は、互いに逆相の信号が印加される。つまり、トランジ
スタQ5,Q6の何れか一方と、トランジスタQ7,Q
8の何れか一方とが必ずONになるので、ラッチ回路2
2の出力対(Q、Q)から電源を見たインピーダンス
はほぼ一定の抵抗となる。したがって、分周部2は、分
周動作を行うことができる。
【0067】このとき、ラッチ回路22の出力対(Q、
)には、ローカル信号を1/2分周した信号の電流
が互いに逆相で流れるので、ラッチ回路22と上部にあ
るミキサ部12とにより等価的にギルバートセル乗算器
が構成され、所望のミキシング動作が行われる。
【0068】ここに、ミキサ部11,12と分周部2が
共通の電流パス上にあり、分周部2の電流をミキサ部1
1、12が利用する構成となっている。したがって、ミ
キサと分周器をそれぞれ独立に使用する場合よりも消費
電力を低減できる。
【0069】次に、図6,図7を参照して直交ミキサの
動作を説明する。なお、図7は、直交ミキサの動作を説
明するタイムチャートである。図8において、(1)
は、クロック端子対7に印加されるクロックAの電圧波
形である。(2)は、ミキサ部11とDラッチ回路21
との接続部Bを流れる電流波形である。(3)は、ミキ
サ部12とDラッチ回路22との接続部Cを流れる電流
波形である。
【0070】分周部2が、2個のDラッチ回路21,2
2で構成されるマスタースレーブ形であるため、接続部
Bの電流波形は、クロックAの立ち上がりエッジに同期
して変化し、接続部Cの電流波形は、クロックAの立ち
下がりエッジに同期して変化する。そして、接続部B、
Cの電流波形がクロックの半分の周波数となっている。
【0071】したがって、接続部B、Cの電流波形の変
化は、クロック半周期分だけ時間が異なっている。この
時間差(位相差)は、接続部B、Cの周波数でみると、
丁度90度となる。
【0072】このことは、2つのミキサ部11,12に
90度の位相差のローカル信号が入力されることと等価
であることを示し、図6に示したミキサは、直交ミキサ
として動作することが出来る。
【0073】次に、図8は、本発明の第7実施形態に係
る分周機能を有する直交ミキサを示す。本第7実施形態
は、請求項7に対応する。図8において、本第7実施形
態の分周機能を有する直交ミキサは、第6実施形態にお
ける分周部2を構成するDラッチ回路21,22とし
て、第2実施形態におけるDラッチ回路21,22を用
いたものである。
【0074】即ち、Dラッチ回路22において、トラン
ジスタQ21及びQ23のコレクタがトランジスタQ5
及びQ6のエミッタにも接続され、またトランジスタQ
22及びQ24のコレクタがトランジスタQ7及びQ8
のエミッタにも接続される。その他の接続関係は、第2
実施形態と同様であるので説明は省略する。
【0075】分周部2について図6との対応関係もを示
せば、図6における信号入力対(D、D)には、差動
対(Q11,Q12)(Q21,Q22)のベース端子
対が対応し、クロック入力対(ローカル入力対)7に
は、ローカル入力対(7a,7b)が対応する。また、
出力対(Q、Q)には、共通接続のコレクタ対が対応
する。
【0076】2つのDラッチ回路21,22は、ローカ
ル信号が互いに逆相の関係で印加される接続関係になっ
ているので、マスタスレーブ形のT−FFを構成してい
る。
【0077】次に、動作を説明する。図6において、下
側に配置されたDラッチ回路21、22にとって、上側
のミキサ部11,12は、ほぼ一定インピーダンス(定
抵抗負荷)に見えるため、分周部2は、通常の差動マス
タースレーブ形1/2分周器と等価となり分周動作を行
う。この分周動作によりミキサ部11,12と分周部2
との接続点には、ローカル入力の半分の周波数で互いに
逆相の電流が流れる。
【0078】したがって、ミキサ部11、12と分周部
2は、等価的にギルバートセル乗算器として動作し、R
F入力対(5,6)に印加されるRF信号について周波
数変換動作を行い、負荷抵抗R1との接続点からミキシ
ングされた信号を出力する。
【0079】そして、2個のミキサ部11,12と2個
のDラッチ回路21,22との接続点を流れる電流の位
相は、ローカル入力信号から見て半周期分、すなわち分
周後の周波数で見て90度の差が自動的に得られる。こ
れは、2つのミキサ部11,12に90度の位相差のロ
ーカル信号が入力されることと等価であり、直交ミキサ
として動作することが出来る。
【0080】以上の説明から明らかなように、本第7実
施形態では、電源とグランド間に2個の二重平衡差動回
路を配置したのと等価となる。したがって、消費電力
は、電源とグランド間に4個の二重平衡差動回路を配置
する従来の直交ミキサの構成に比して、約1/2に低減
される。
【0081】次に、図9は、本発明の第8実施形態に係
る分周機能を有する直交ミキサを示す。本第8実施形態
は、請求項8に対応する。本第8実施形態の分周機能を
有する直交ミキサは、第7実施形態において分周部2、
エミッタフォロワ23、24,25,26を設けてあ
る。接続関係は、第3実施形態において説明した通りで
ある。
【0082】本第8実施形態は、第7実施形態と同様に
動作し、同様の効果が得られるが、エミッタフォロワ2
3,24,25,26を設けてあるので、より高周波ま
で動作が可能である。
【0083】次に、図10は、本発明の第9実施形態に
係る分周機能を有する直交ミキサを示す。本第9実施形
態は、請求項9に対応する。本第9実施形態の分周機能
を有する直交ミキサは、第7実施形態において、ラッチ
回路21の抵抗R3に代えて定電流源となるトランジス
タQ19を設け、同様にラッチ回路22のR4に代えて
定電流源となるトランジスタQ29を設けたものであ
る。接続関係は、第4実施形態において説明した通りで
ある。
【0084】本第9実施形態では、第7実施形態と同様
に動作し、同様の効果が得られる。なお、本第9実施形
態においても、第8実施形態と同様にエミッタフォロワ
を設けることができる。この場合には、所定の電圧利得
を得る操作が行えるので、一層安定した動作が期待でき
る。
【0085】次に、図11は、本発明の第10実施形態
に係る分周機能を有する直交ミキサを示す。本第10実
施形態は、請求項10に対応する。図11において、本
第10実施形態の分周機能を有する直交ミキサは、第7
実施形態において、Dラッチ回路21,22の抵抗R3
をそれぞれ省略し、トランジスタQ15及びQ16のエ
ミッタと、トランジスタQ25及びQ26のエミッタと
をそれぞれ直接グランド端子4に接続してある。
【0086】第5実施形態で説明したように、分周部2
は、擬似的に差動動作を行うことができる。したがっ
て、本第10実施形態の分周機能を有する直交ミキサ
は、第7実施形態と同様に動作し、同様の効果が得られ
る。加えて抵抗R3を省略したので、電源電圧を小さく
することができ、一層消費電力を小さくできる。 な
お、以上の各実施形態では、トランジスタは、NPN形
として説明したが、PNP形トランジスタに置き換えて
も同様の動作が得られる。勿論、PNP形トランジスタ
を用いる場合は、電源端子4に負電源を接続することに
なる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項5に記載の発明によれば、従来のミキサと分周器を縦
積みの構成としたのに相当する分周機能を有するミキサ
としたので、当該ミキサの消費電流は、従来のように分
周器とミキサを独立回路として横並びに配置する場合の
約2/3に削減できる。
【0088】また、請求項6乃至請求項10に記載の発
明によれば、従来の2つのミキサと分周器を縦積みの構
成にした分周機能を有する直交ミキサとしたので、当該
直交ミキサでは、消費電流をさらに大きく削減でき、具
体的には従来の約半分まで消費電力削減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る分周器付きミキサ
の回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る分周器付きミキサ
の回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る分周器付きミキサ
の回路図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係る分周器付きミキサ
の回路図である。
【図5】本発明の第5実施形態に係る分周器付きミキサ
の回路図である。
【図6】本発明の第6実施形態に係る分周器付き直交ミ
キサの回路図である。
【図7】直交ミキサの動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図8】本発明の第7実施形態に係る分周器付き直交ミ
キサの回路図である。
【図9】本発明の第8実施形態に係る分周器付き直交ミ
キサの回路図である。
【図10】本発明の第9実施形態に係る分周器付き直交
ミキサの回路図である。
【図11】本発明の第10実施形態に係る分周器付き直
交ミキサの回路図である。
【図12】従来の周波数変換方式の回路図である。
【符号の説明】
1、11,12 ミキサ部 2 分周部 3 電源端子 4 グランド端子 5,6 高周波入力端子(RF入力端子) 7 クロック入力対(ローカル入力対) 7a、7b ローカル入力端子 8 電流制御端子 21,22 Dラッチ回路 23,24、25、26 エミッタフォロワ R1、R2 負荷抵抗

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源に負荷抵抗を介して接続され
    るミキサ部と、該ミキサ部と第2の電源との間に設けら
    れ入力ローカル信号を1/2分周したローカル信号を前
    記ミキサ部のローカル信号入力対に出力する分周部とで
    構成されるミキサであって、 前記ミキサ部が、 エミッタ同士が共通接続されて第1の差動対を形成する
    第1及び第2のトランジスタ、エミッタ同士が共通接続
    されて第2の差動対を形成する第3及び第4のトランジ
    スタを備え、 第1及び第3のトランジスタのコレクタ同士、第2及び
    第4のトランジスタのコレクタ同士がそれぞれ共通接続
    されて出力対を構成するとともに、前記負荷抵抗を介し
    て前記第1の電源に接続され、 第1及び第4のトランジスタのベース同士、第2及び第
    3のトランジスタのベース同士がそれぞれ共通接続され
    て高周波信号入力対を構成し、第1差動対の共通接続エ
    ミッタと第2差動対の共通接続エミッタが前記ローカル
    信号入力対を構成し、 前記分周部が、 第1入力対に印加される入力ローカル信号をクロック入
    力として第2入力対に印加される信号をラッチする動作
    を行う第1及び第2の二重平衡差動回路により構成した
    マスタスレーブ形のTフリップフロップを備えることを
    特徴とするミキサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のミキサにおいて、 前記第1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、 エミッタ同士が共通接続されて第5の差動対を形成する
    第5及び第6のトランジスタ、エミッタ同士が共通接続
    されて第6の差動対を形成する第7及び第8のトランジ
    スタ、エミッタ同士が共通接続されて第7の差動対を形
    成する第9及び第10のトランジスタが設けられ、第9
    トランジスタのコレクタが第5差動対の共通接続エミッ
    タに接続され、第10トランジスタのコレクタが第6差
    動対の共通接続エミッタに接続されたもとで、 第9及び第10のトランジスタのベースが前記第1入力
    対を構成するとともに、当該第9及び第10のトランジ
    スタの共通接続エミッタが抵抗を介して前記第2の電源
    に接続され、 前記第5及び第7のトランジスタのコレクタ同士、前記
    第6及び第8のトランジスタのコレクタ同士がそれぞれ
    共通接続されて前記ミキサ部のローカル信号入力対に接
    続され、 第5及び第6のトランジスタのベースが前記第2入力対
    を構成し、 第1の二重平衡差動回路の第5トランジスのベースが、
    第2の二重平衡差動回路の第6及び第8のトランジスタ
    のコレクタ同士と第7トランジスタのベースとに接続さ
    れ、第1の二重平衡差動回路の第6トランジスタのベー
    スが、第2の二重平衡差動回路の第5及び第7のトラン
    ジスタのコレクタ同士と第8トランジスタのベースとに
    接続され、 第2の二重平衡差動回路の第5トランジスのベースが、
    第1の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジスタ
    のコレクタ同士と第8トランジスタのベースとに接続さ
    れ、第2の二重平衡差動回路の第6トランジスタのベー
    スが、第1の二重平衡差動回路の第6及び第8のトラン
    ジスタのコレクタ同士と第7トランジスタのベースとに
    接続されることを特徴とするミキサ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のミキサにおいて、 前記第1の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジ
    スタのコレクタ同士の共通接続端と第1の二重平衡差動
    回路の第8トランジスタ及び前記第2の二重平衡差動回
    路の第5トランジスタのベース同士の共通接続端との間
    に、コレクタが前記第1の電源に接続され、ベースが前
    記コレクタ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前
    記ベース同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗
    を介して前記第2の電源に接続される第11トランジス
    タを設け、 第1の二重平衡差動回路の第6及び第4のトランジスタ
    のコレクタ同士の共通接続端と第1の二重平衡差動回路
    の第7トランジスタ及び第2の二重平衡差動回路の第6
    トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレ
    クタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレク
    タ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース
    同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して
    前記第2の電源に接続される第12トランジスタを設
    け、 第2の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジスタ
    のコレクタ同士の共通接続端と第2の二重平衡差動回路
    の第4トランジスタ及び第1の二重平衡差動回路の第6
    トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレ
    クタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレク
    タ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース
    同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して
    前記第2の電源に接続される第13トランジスタを設
    け、 第2の二重平衡差動回路の第6及び第8のトランジスタ
    のコレクタ同士の共通接続端と第2の二重平衡差動回路
    の第7トランジスタ及び第1の二重平衡差動回路の第5
    トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレ
    クタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレク
    タ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース
    同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して
    前記第2の電源に接続される第14トランジスタを設け
    てあることを特徴とするミキサ。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のミキサ
    において、 前記第1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、前
    記第9及び第10のトランジスタの共通接続エミッタを
    第2の電源に接続する前記抵抗に代えて、コレクタが前
    記第9及び第10のトランジスタの共通接続エミッタに
    接続され、エミッタが前記第2の電源に接続され、ベー
    スが電流制御端子に接続される第15トランジスタを備
    えることを特徴とするミキサ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のミキサにおいて、 前記第1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、前
    記第9及び第10のトランジスタの共通接続エミッタを
    第2の電源に接続する前記抵抗を省略し、前記第9及び
    第10のトランジスタの共通接続エミッタを直接第2の
    電源に接続してあることを特徴とするミキサ。
  6. 【請求項6】 第1の電源に負荷抵抗を介して接続され
    る第1及び第2のミキサ部と、該第1及び第2のミキサ
    部と第2の電源との間に設けられ入力ローカル信号を1
    /2分周したローカル信号であって90度の位相差を有
    するものを前記第1及び第2ミキサ部の対応するローカ
    ル信号入力対に出力する分周部とで構成される直交ミキ
    サであって、 前記第1及び第2のミキサ部が、それぞれ、 エミッタ同士が共通接続されて第1の差動対を形成する
    第1及び第2のトランジスタ、エミッタ同士が共通接続
    されて第2の差動対を形成する第3及び第4のトランジ
    スタを備え、 第1及び第3のトランジスタのコレクタ同士、第2及び
    第4のトランジスタのコレクタ同士がそれぞれ共通接続
    されて出力対を構成するとともに、前記負荷抵抗を介し
    て前記第1の電源に接続され、 第1及び第4のトランジスタのベース同士、第2及び第
    3のトランジスタのベース同士がそれぞれ共通接続され
    て高周波信号入力対を構成し、 第1差動対の共通接続エミッタと第2差動対の共通接続
    エミッタが前記ローカル信号入力対を構成し、 前記分周部が、 第1入力対に印加される入力ローカル信号をクロック入
    力として第2入力対に印加される信号をラッチする動作
    を行う第1及び第2の二重平衡差動回路により構成した
    マスタスレーブ形のTフリップフロップを備えることを
    特徴とする直交ミキサ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の直交ミキサにおいて、 前記第1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、 エミッタ同士が共通接続されて第5の差動対を形成する
    第5及び第6のトランジスタ、エミッタ同士が共通接続
    されて第6の差動対を形成する第7及び第8のトランジ
    スタ、エミッタ同士が共通接続されて第7の差動対を形
    成する第9及び第10のトランジスタが設けられ、第9
    トランジスタのコレクタが第5差動対の共通接続エミッ
    タに接続され、第10トランジスタのコレクタが第6差
    動対の共通接続エミッタに接続されたもとで、 第9及び第10のトランジスタのベースが前記第1入力
    対を構成するとともに、当該第9及び第10のトランジ
    スタの共通接続エミッタが抵抗を介して前記第2の電源
    に接続され、 前記第5及び第7のトランジスタのコレクタ同士、前記
    第6及び第8のトランジスタのコレクタ同士がそれぞれ
    共通接続され、それぞれ前記第1及び第2のミキサ部の
    ローカル信号入力対に接続され、 第5トランジス及び第6トランジスタのベースが前記第
    2入力対を構成し、第1の二重平衡差動回路の第5トラ
    ンジスのベースが、第2の二重平衡差動回路の第6及び
    第8のトランジスタのコレクタ同士と第7トランジスタ
    のベースとに接続され、第1の二重平衡差動回路の第6
    トランジスタのベースが、第2の二重平衡差動回路の第
    5及び第7のトランジスタのコレクタ同士と第8トラン
    ジスタのベースとに接続され、 第2の二重平衡差動回路の第5トランジスのベースが、
    第1の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジスタ
    のコレクタ同士と第8トランジスタのベースとに接続さ
    れ、第2の二重平衡差動回路の第6トランジスタのベー
    スが、第1の二重平衡差動回路の第6及び第8のトラン
    ジスタのコレクタ同士と第7トランジスタのベースとに
    接続されることを特徴とする直交ミキサ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の直交ミキサにおいて、 前記第1の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジ
    スタのコレクタ同士の共通接続端と第1の二重平衡差動
    回路の第8トランジスタ及び前記第2の二重平衡差動回
    路の第5トランジスタのベース同士の共通接続端との間
    に、コレクタが前記第1の電源に接続され、ベースが前
    記コレクタ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前
    記ベース同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗
    を介して前記第2の電源に接続される第11トランジス
    タを設け、 第1の二重平衡差動回路の第6及び第4のトランジスタ
    のコレクタ同士の共通接続端と第1の二重平衡差動回路
    の第7トランジスタ及び第2の二重平衡差動回路の第6
    トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレ
    クタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレク
    タ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース
    同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して
    前記第2の電源に接続される第12トランジスタを設
    け、 第2の二重平衡差動回路の第5及び第7のトランジスタ
    のコレクタ同士の共通接続端と第2の二重平衡差動回路
    の第4トランジスタ及び第1の二重平衡差動回路の第6
    トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレ
    クタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレク
    タ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース
    同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して
    前記第2の電源に接続される第13トランジスタを設
    け、 第2の二重平衡差動回路の第6及び第8のトランジスタ
    のコレクタ同士の共通接続端と第2の二重平衡差動回路
    の第7トランジスタ及び第1の二重平衡差動回路の第5
    トランジスタのベース同士の共通接続端との間に、コレ
    クタが前記第1の電源に接続され、ベースが前記コレク
    タ同士の共通接続端に接続され、エミッタが前記ベース
    同士の共通接続端に接続されるとともに、抵抗を介して
    前記第2の電源に接続される第14トランジスタを設け
    てあることを特徴とする直交ミキサ。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の直交ミ
    キサにおいて、 前記第1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、前
    記第9及び第10のトランジスタの共通接続エミッタを
    第2の電源に接続する前記抵抗に代えて、 コレクタが前記第9及び第10のトランジスタの共通接
    続エミッタに接続され、エミッタが前記第2の電源に接
    続され、ベースが電流制御端子に接続される第15トラ
    ンジスタを備えることを特徴とする直交ミキサ。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の直交ミキサにおい
    て、 前記第1及び第2の二重平衡差動回路は、それぞれ、前
    記第9及び第10のトランジスタの共通接続エミッタを
    第2の電源に接続する前記抵抗を省略して 前記第9及
    び第10のトランジスタの共通接続エミッタを直接第2
    の電源に接続してあることを特徴とする直交ミキサ。
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JP2009050006A (ja) * 2007-08-14 2009-03-05 Sony Corp Iq信号発生器を有効に実施するためのシステム及び方法
WO2013001743A1 (ja) * 2011-06-29 2013-01-03 パナソニック株式会社 半導体受信装置
CN110445468A (zh) * 2019-08-14 2019-11-12 厦门科塔电子有限公司 一种双平衡有源混频器

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