JP2001035736A - 分割形変流器 - Google Patents

分割形変流器

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JP2001035736A
JP2001035736A JP11209028A JP20902899A JP2001035736A JP 2001035736 A JP2001035736 A JP 2001035736A JP 11209028 A JP11209028 A JP 11209028A JP 20902899 A JP20902899 A JP 20902899A JP 2001035736 A JP2001035736 A JP 2001035736A
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Japan
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tightening
split
band
nut member
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JP11209028A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kuwabara
豪 桑原
Yoshihiro Kamikawa
芳弘 上川
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割鉄心を締付バンドによる連結作業を簡単
化した分割形変流器を得る。 【解決手段】 樹脂モールド成形された2個の分割鉄心
22,23と、これら外周面に1本或いは複数本の締付
バンド24を巻回し、このバンド両端部に設けた締付ボ
ルト41を締付け固定して該締付バンド24を緊締状態
に保持する板金製の締付金具37とを備え、前記締付金
具37には前記締付バンド24の締付ボルト41を側方
から嵌め込み挿通可能な切欠溝38を形成し、この切欠
溝38に挿通した締付ボルト41に該締付金具37の上
下面からナット部材42を締付けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個の半円環状の
分割鉄心を締付バンドにて巻回して締付け、円環状に連
結してなる分割形変流器に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の分割形変流器1の全体
構成を示す一部破断した正面図で、この分割形変流器1
は、2個の分割鉄心2a,2bを2本の締付けバンド3
で締付け連結した構成にあって、即ち、各分割鉄心2
a,2bは、半円環状の鉄心4a,4bに夫々低圧コイ
ル5a,5bを巻回した状態で、その外周囲を合成樹脂
にてモールド成形してなるもので、斯かる構成の分割鉄
心2a,2bを接合して円環状に連結すべく、これら外
周面に2本の締付バンド3を巻回し、このバンド3の両
端部に夫々連結した締付ボルト6を後述する板金製の締
付金具7に挿通して、上下面からナット16a,16b
を締付け該締付金具7を挟持する如く連結固定した構成
にあり、締付バンド3はナット16bを締付けるとき、
端部側に引張られて緊締状態に保持され、以って2個の
分割鉄心2a,2bは円環状に連結され、内方に貫通し
た丸窓を有する分割形変流器1が構成される。
【0003】しかるに、図14は、上述の締付金具7の
拡大斜視図で、この締付金具7は、全体的には矩形の浅
皿状をなし、前記締付バンド3と連結される側の図示す
る上,下端部は、傾斜面部7aが折曲形成されると共
に、前記締付ボルト6が挿入される2個の通し穴8が夫
々形成され、また、その左右の両側部には、略直角に折
曲された垂直壁部7bを有し、且つこれらに囲まれた中
央部分は平坦部7cとなして4個の取付穴9を具備した
構成にあり、斯かる締付金具7は、前記取付穴9を介し
て後述するように取付ネジ14(図13参照)により一
方の分割鉄心2bに取付固定される。
【0004】しかして、図13に示すように各分割鉄心
2a,2bの樹脂モールド部10a,10bには、その
上下部の厚肉部に位置して夫々4個のネジボス11a,
11b(各一箇所のみ図示)をモールド成形と同時に埋
設しており、下部のネジボス11aには取付ネジ12に
て図示しない受変電設備への取付用の架台13を取付固
定しており、一方、上部のネジボス11bには前記した
締付金具7を取付ネジ14により取付固定している。
【0005】また、各分割鉄心2a,2bの両側部にお
ける樹脂モールド部10a,10bには、両分割鉄心2
a,2bに跨って構成された端子台部15a,15bが
突設されている。この端子台部15a,15bは、各分
割鉄心2a,2bの樹脂モールド部10a,10bに突
出形成された厚肉形状をなし、その内部には必要に応じ
た複数個の接続端子を形成するもので、本構成では一側
の端子台部15a側において、一方の分割鉄心2a側に
は例えば2個の接続端子17a,17bを設け、他方の
分割鉄心2b側にも2個の接続端子18a,18bを設
けており、そして、一方の分割鉄心2a側の一つの接続
端子17aに、前記低圧コイル5aの巻始め端を接続
し、他の接続端子17bには同巻終り端を接続してお
り、この接続状態にて前記したモールド成形により内方
に一体化され、また、同様に他方の分割鉄心2b側の一
つの接続端子18aに、前記低圧コイル5bの巻始め端
を接続し、他の接続端子18bには同巻終り端を接続し
て、同様にこの接続状態でモールド成形され内方に一体
化された構成としている。
【0006】そして、上記各巻始め端を夫々接続した接
続端子17aと18aとを接続線19により接続するこ
とにより、各低圧コイル5a,5bは直列に電気的接続
され、また、上記各巻終り端を接続してなる各接続端子
17b,18bは、低圧電流の出力端子として図示しな
い電流計等の計測器に接続される構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の分割形変流
器1によれば、2個の分割鉄心2a,2bを締付バンド
3で緊締して円環状に連結するには、これら外周面に2
本の締付バンド3を巻回してその両端部を締付ボルト6
及びナット16a,16bにより締付金具7に連結固定
する構成としているが、斯かる締付バンド3と締付金具
7との着脱作業は、各締付ボルト6を締付金具7の通し
穴8に下方から挿入、或いは抜脱せねばならない。従っ
て、特に締付用の上部ナット16bは、その都度、締付
ボルト6から完全に離脱する必要があり、しかも、本構
成の如く2本の締付バンド3を採用する場合では計4箇
所に及ぶため一層面倒な作業となる。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、2個の分割鉄心を締付バン
ドにより緊締する連結作業を容易にした構成の分割形変
流器を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分割形変流器は、2個の半円環状の鉄心に
夫々低圧コイルを巻回した後、その外周囲を樹脂モール
ドにより形成した分割鉄心と、この2個の分割鉄心を円
環状に連結すべく、これら外周面に1本或いは複数本の
締付バンドを巻回し、このバンド両端部に設けた雄ネジ
部材を締付け固定して該締付バンドを緊締状態に保持す
る板金製の締付金具とを備え、前記締付金具には前記締
付バンドの雄ネジ部材を側方から嵌め込み挿通可能な切
欠溝を形成し、この切欠溝に挿通した雄ネジ部材に該締
付金具の上下面からナット部材を締付けた構成を特徴と
する(請求項1の発明)。
【0010】斯かる構成によれば、締付バンド端部の雄
ネジ部材は、締付金具の切欠溝に側方からの嵌め込みに
より挿通可能としたので、従来のように通し穴に挿入す
る作業に比して頗る簡単にできると共に、ナット部材を
雄ネジ部材に螺合保持したまま上記嵌め込みが可能とな
るため、斯かるナット部材を締付ける前の仮保持した状
態にて締付金具に嵌め込んだ後、ナット部材を締付ける
ようにすれば良いので、その作業は簡単で一連の連結作
業を効率良く実行できる。
【0011】そして、請求項1記載のものにおいて、締
付金具には、その切欠溝の開口端側縁部を上方に折り曲
げ起立形成したことを特徴とする(請求項2の発明)。
【0012】斯かる構成によれば、ナット部材を保持し
た雄ネジ部材を締付金具に仮保持した状態において、上
面側のナット部材が切欠溝の上方に起立形成した開口端
側縁部にて移動を阻止され、従って、該切欠溝に挿通さ
れた雄ネジ部材が簡単に抜脱することなく仮保持状態を
維持することができ、一層作業性の改善が期待できる。
【0013】更に、請求項1記載のものにおいて、締付
金具には、その切欠溝の開口端側縁部を下方に折り曲げ
垂下形成したことを特徴とする(請求項3の発明)。
【0014】斯かる構成によれば、ナット部材を保持し
た雄ネジ部材を締付金具に仮保持した状態において、下
面側のナット部材が切欠溝の垂下形成した開口端側縁部
にて移動を阻止され、従って、該切欠溝に挿通された雄
ネジ部材が簡単に抜脱することなく仮保持状態を維持す
ることができ、一層作業性の改善が期待できる。
【0015】また、請求項1記載のものにおいて、締付
金具には、その切欠溝の開口端部を上方に切り起し形成
したことを特徴とする(請求項4の発明)。
【0016】斯かる構成によれば、ナット部材を保持し
た雄ネジ部材を締付金具に仮保持した状態において、上
面側のナット部材が切欠溝の上方に切り起し形成した開
口端部にて移動を阻止され、従って該切欠溝に挿通され
た雄ネジ部材が簡単に抜脱することなく仮保持状態を維
持することができ、一層作業性の改善が期待できると共
に、切り起し加工は容易で且つ材料的にも有効活用が可
能である。
【0017】更にまた、請求項1記載のものにおいて、
締付金具には、その切欠溝の開口端部を下方に切り起し
形成したことを特徴とする(請求項5の発明)。
【0018】斯かる構成によれば、ナット部材を保持し
た雄ネジ部材を締付金具に仮保持した状態において、上
面側のナット部材が切欠溝の下方に切り起し形成した開
口端部にて移動を阻止され、従って該切欠溝に挿通され
た雄ネジ部材が簡単に抜脱することなく仮保持状態を維
持することができ、一層作業性の改善が期待できると共
に、切り起し加工は容易で且つ材料的にも有効活用が可
能である。
【0019】そしてまた、請求項1記載のものにおい
て、締付金具の切欠溝は、L字状に切欠したことを特徴
とする(請求項6の発明)。
【0020】斯かる構成によれば、切欠溝をL字状とし
たことにより雄ネジ部材を側方から嵌め込み可能にする
と共に、該切欠溝から簡単に抜脱することを阻止するこ
とができ、従って、ナット部材を保持したまま雄ネジ部
材を締付金具に対して仮保持した状態にて一連の連結作
業ができ、簡単な構成にて大幅な作業性の改善が期待で
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1実施例を示す図1ないし図3を参照して説明す
る。図1及び図2は、分割形変流器21の全体構成を示
す正面図及び側面図で、この両図面を参照して述べる
に、特に図1に一部破断して示すように分割形変流器2
1は、2個の分割鉄心22,23を例えば2本の締付け
バンド24で緊締して円環状に連結して、内方に軸方向
に貫通した丸窓25を形成した構成にある。即ち、まず
各分割鉄心22,23は、半円環状の鉄心26,27に
夫々低圧コイル28,29をトロイダル状に巻回し、そ
の巻回した状態で外周囲を絶縁性や難燃性など諸特性に
優れた合成樹脂、例えばエポキシ樹脂にてモールド成形
してなるもので、ただ分割鉄心22,23の各両端部に
おいて、内部の鉄心26,27の端部が斯かる樹脂モー
ルド部30,31から若干突出している。
【0022】そして、一方の分割鉄心22側の樹脂モー
ルド部30の下部には、下面が矩形の平坦面状をなす厚
肉形状の台座部30aを突設していて、この台座部30
aには下面に臨んで4個のネジボス32(一箇所のみ図
示)をモールド成形と同時に埋設しており、該ネジボス
32には取付ネジ33が螺合されることにより板金製の
架台34を台座部30aに取着している。この架台34
は、分割形変流器21を図示しない受変電設備への取付
用に設けられたものである。他方、分割鉄心23側の樹
脂モールド部31の上部には、上記の台座部30aと対
称位置に同様に突出形成された取付台部31a及び4個
のネジボス35(一箇所のみ図示)を埋設しており、該
ネジボス35には取付ネジ36が螺合されて板金製の締
付金具37を取付固定している。
【0023】上記締付金具37は、図3の拡大斜視図に
て示すように、全体的には矩形の浅皿状をなすもので、
前記締付バンド24が連結される側の両端部(同図の
上,下端部)は、図1に示す締付バンド24の延伸方向
と略直交する角度をなした傾斜面部37aを折曲形成し
ており、この各傾斜面部37aには後述する締付ボルト
41が側方から嵌め込み可能な2個の直状の切欠溝38
を夫々形成している。また、その左右の両側端部は、機
械的強度を高めるべく略直角に折曲された垂直壁部37
bを形成し、そして前記傾斜面部37aと垂直壁部37
bとで囲まれた中央部分は平坦部37cとなし、その両
傾斜面部37a寄りに2個づつ計4個の取付穴39を形
成した構成としている。
【0024】しかして、斯かる構成の締付金具7は、平
坦部37cの4個の取付穴39を介して前述したように
図1に示すように取付ネジ36により一方の分割鉄心2
3に取付固定されている。また、前記両傾斜面部37a
には、例えばステンレス鋼板からなる平帯状の2本の締
付バンド24の各両端部が連結されている。即ち、図1
及び図2に示すように二つの分割鉄心22,23を円環
状に接合した状態の外周面に巻回した締付バンド24の
各端部には、該バンド24の各先端部を固持したコ字状
の連結金具40が設けられており、この連結金具40の
内方から雄ネジ部材としての締付ボルト41が挿通さ
れ、該ボルト41の径大な頭部と連結金具40間に圧縮
コイルスプリング48が介在されている。
【0025】従って、締付ボルト41は該頭部にて圧縮
コイルスプリング48を圧縮状態にして突出され、その
先端部側を前記締付金具37にナット部材42にて締付
け固定されている。具体的には、このナット部材42
は、締付金具37の下面側に配したナット部材42a
と、上面側に配した2個のナット部材42b,42cと
からなり、締付ボルト41が締付金具37の傾斜面部3
7aの切欠溝38に嵌め込み挿通された状態において、
該ボルト41に傾斜面部37aの上下面から締付けたも
ので、特にこのナット部材42を締付ボルト41に螺合
する際、上面側のナット部材42bの螺進退により締付
バンド24を引張り或いは弛緩して緊締状態を加減調整
するもので、従って、該ナット部材42bを締付けるこ
とで締付バンド24を緊締状態になして締付金具37に
連結すると共に、下面側のナット部材42aにて固定し
二つの分割鉄心22,23を円環状に強固に連結保持
し、内方には前記した丸窓25が貫通状態に形成され
る。
【0026】尚、各分割鉄心22,23の外周面には、
巻回した締付バンド24が容易に横ずれしないように、
該バンド24の両側部に位置して若干突出した膨出部5
0を複数箇所に亘りモールド成形時に一体に形成してい
る。一方、各分割鉄心22,23の両側部における樹脂
モールド部30,31には、両分割鉄心22,23に跨
って構成された分割形変流器21の端子台43,44が
突設されていて、このうちの端子台43は、分割鉄心2
2の樹脂モールド部30において厚肉形状の端子台部3
0bと、これと相対して他方の分割鉄心23側に同様に
形成された端子台部31bとから構成され、また、反対
側のもう一方の端子台44は、上記と同様に形成された
相対峙する端子台30cと31cとから構成される。
【0027】しかるに本構成では、このうちの例えば端
子台43側において複数個の接続端子を設けたもので、
即ち、分割鉄心22側の端子台部30bには例えば2個
の接続端子45a,45bを設け、他方の分割鉄心23
側には4個の接続端子46a,46b,46c,46d
を設けており、そして、一方の分割鉄心22側の一つの
接続端子45aに、前記低圧コイル28aの巻始め端2
8aを接続し、他の接続端子45bには同巻終り端28
bを接続しており、この接続状態にて前記したモールド
成形により内方に一体化されている。また、同様に他方
の分割鉄心23側の端子台部31bにおける一つの接続
端子46aに、前記低圧コイル29の巻始め端29aを
接続し、他の接続端子46bには同巻終り端29bを接
続しており、そして前記したモールド成形により内方に
一体化された構成としている。
【0028】従って、上記各巻始め端28a,29aを
夫々接続した接続端子45aと46aとを接続線47に
より接続してネジ止めすることにより、各低圧コイル2
8,29は直列に電気的に接続され、また、上記各巻終
り端28b,29bを接続してなる各接続端子45b,
46bは、低圧電流の出力端子として図示しない電流計
等の計測器に接続される。また、その余の接続端子46
c,46dは、例えば低圧コイル29からの中間タップ
接続用の端子としたり、試験用の端子として使用され
る。
【0029】尚、前記台座部30aに取着した架台34
には、図1及び図2に示すように、複数の枠材を接合し
てなる支持枠体49が溶着されており、これは分割形変
流器21を例えば垂直状の取付壁面に取着する場合、支
持枠体49が該変流器21を下方から支持する配置構成
として、特に連結した分割鉄心22,23がその重量と
か振動等の外的要因により位置ずれを起さないように補
強するものである。
【0030】このように構成された本実施例の分割形変
流器21において、二つの分割鉄心22及び23を連結
する作業手順につき述べると、まず一方の分割鉄心23
の取付台部31aに、その4個(1個のみ示す)のネジ
ボス35に締付金具37の取付穴39から取付ネジ36
を挿入螺合することにより該締付金具37を取付固定す
る。次いで各分割鉄心22,23の外周面に2本の締付
バンド24を巻回するのであるが(以下説明の便宜上、
1本の締付バンド24に関して述べる)、この場合、締
付バンド24の両端部には、予め連結金具40を連結
し、更にこの連結金具40にその内部に圧縮コイルスプ
リング48を介して雄ネジ部材としての締付ボルト41
を挿通突出せしめ、該突出端部のネジ部にナット部材4
2を螺着しておく。従って、各締付ボルト41には、例
えば3個のナット部材42a,42b,42cが仮保持
され、そのうち下部側の二つのナット部材42aと42
bとの間は若干離間した隙間を有する螺合状態に保持し
ておく。
【0031】そして、このように両端部に締付ボルト4
1及びナット部材42等を取付けてなる締付バンド24
を、各分割鉄心22,23の半円環状の鉄心26,27
を突き合せ接合した円環状の外周面に各膨出部50間に
位置するようにして巻回し、その両端部を締付金具37
に仮保持させる。即ち、締付金具37の外方に開口する
切欠溝38に、締付ボルト41の各ナット部材42aと
42bとの間の隙間を利用して側方から嵌め込むことに
よって、締付金具37の傾斜面部37aに対しこれをナ
ット部材42a,42bにて上下部から挟む構成とな
り、切欠溝38の開口端方向への外力が作用しない限り
この状態に保持されると共に、本構成では圧縮コイルス
プリング48をやや圧縮した状態となるように締付ボル
ト41を引張りつつ、該ボルト41を締付金具37に嵌
め込んでいるので、その圧縮コイルスプリング48の弾
発力がナット部材42bを傾斜面部37aに押し付け、
その摩擦力が作用することも相俟って、未だナット部材
42が締付けられる前にあっても容易に抜脱することな
く所謂仮保持された状態を得る。
【0032】この状態から、ナット部材42を締付けて
いくのであるが、特には締付金具37の直上に位置する
ナット部材42bを螺進することで締付バンド24を緊
締する締付用として機能し、また、締付金具37の下面
側に配したナット部材42aにより最終的にその締付位
置が決定固定されることになる。従って、当初において
は十分な締付代を確保するため下面側のナット部材42
aを下方位置に下げておき、ナット部材42bとの距離
をやや大きく確保している。
【0033】しかして、締付ボルト41に対し上面側の
ナット部材42bを螺進すると、該ナット部材42bが
締付金具37に当接し、更に螺進されるに伴い以後は締
付ボルト41を上方に引張り出すように作用し、圧縮コ
イルスプリング48を圧縮しつつ締付バンド24を緊締
していく。このようなナット部材42bによる螺進作業
は、通常締付バンド24の両端部において交互に行われ
該締付バンド24は徐々に緊締される。そして、適正な
緊締度合に達したら下面側のナット部材42aを戻る方
向(後退する方向)に螺進し、締付金具37の傾斜面部
37aの下面に当接することによって、その位置に固定
される。従って、このナット部材42aの固定位置が、
締付バンド24の適正な緊締度合をなす締付位置として
決定付けられ、以後における締付バンド24の着脱に際
しては、斯かるナット部材42aを固定した状態で上面
側のナット部材42b及び42cを螺進退させるだけで
所定位置での締付状態を得ることができる。
【0034】上記ナット部材42aの固定後、最上部の
ナット部材42cをナット部材42b上に締付け、該ナ
ット部材42bが弛まないように所謂ロックナットとし
て機能させ、以って2本の締付バンド24が緊締されて
分割鉄心22,23を強く連結して分割形変流器21を
構成すると共に、この分割鉄心22,23に巻回された
締付バンド24は、複数箇所に形成した膨出部50によ
って振動等を受けても容易に横ずれすることなく確実に
維持できる。その後、支持部材49を具備した架台34
を、分割鉄心22側のネジボス32に取付ネジ33によ
り取着し、該架台34を介して図示しない受変電設備に
ボルト締め等の手段により取付固定される。
【0035】ところで、実使用においてメンテナンス等
の事情により分解及び再組立(連結)する場合も生ず
る。斯かる場合、分解には上記した連結手順の逆の作業
手順で行い、そして再度連結作業すれば良いのである
が、そのうちの特に締付バンド24の脱着に関して述べ
ると、まず、ナット部材42のロックナット用のナット
部材42cを弛め、そして締付用のナット部材42bを
弛めることによって、締付バンド24は緊締状態から解
かれ弛緩する。即ち、締付バンド24は、圧縮コイルス
プリング48更には該バンド24自体の弾性復元力も加
わって締付ボルト41が締付金具37より下方に引出さ
れ、緩められたナット部材42bが締付金具37の傾斜
面部37aに常に衝止されて弛緩状態に保持される。し
かるに、弛緩状態の締付バンド24、従って締付ボルト
41は傾斜面部37aに形成され外方に開口する切欠溝
38から側方に移動させることにより、該切欠溝38か
ら容易に抜脱させることができ、ナット部材42を完全
に離脱することなく締付ボルト41に保持させたまま分
割鉄心22と23との連結解除たる分解作業ができる。
この場合、下面側の位置決め用のナット部材42aは当
初の締付位置に固定されたままにしておくのが好まし
い。
【0036】このように分解した後、分割鉄心22,2
3を再度連結する場合には、まず締付バンド24の両端
部(或いは片端部でも可)の締付ボルト41を切欠溝3
8の側方から嵌め込む。この状態ではナット部材42は
弛んだままであるので、締付ボルト41は下面側の二つ
のナット部材42aと42bとの間の離間した範囲内で
上下動可能であるが抜け出ることはなく、且つ圧縮コイ
ルスプリング48の弾発力が作用していることから切欠
溝38の開口端側に強制的に移動操作しない限り該切欠
溝38から容易に抜脱することもなく、従って、締付バ
ンド24は、その両端部(或いは片端部)の締付ボルト
41を介して締付金具37に所謂仮止め状態に保持され
る。
【0037】この状態から、上面側のナット部材42b
を締付けて傾斜面部37aを下面側のナット部材42a
との間で挟持するように締付固定する。この場合、上記
したように下面側のナット部材42aは当初の締付位置
に固定されたままであるから、締付ボルト41に螺進さ
れ締付けられた上面側のナット部材42bにより緊締さ
れた締付バンド24は、当初の適正な緊締状態に復元可
能となり、分割鉄心22,23を信頼性高く繰り返し連
結が可能となり、且つそれだけ位置決めの作業を省略で
きて一層作業が簡単化される。尚、締付金具37の傾斜
面部37aは、締付バンド24の延出方向に略直交する
ような角度に傾斜しているから、その延出端部に位置す
る締付ボルト41に対するナット部材42の螺進退は容
易にできると共に、確実に締付固定することができる。
【0038】このように本実施例によれば、モールド成
形された各分割鉄心22と23を締付バンド24にて連
結する場合、該バンド24の両端部に設けた雄ネジ部材
たる締付ボルト41は、締付金具37の切欠溝38に側
方から簡単に嵌め込み挿通できて作業が容易となり、勿
論逆に抜脱する場合も簡単にできる。従って、ナット部
材42を予め締付ボルト41に保持しておいても作業に
何らの支障も招かないばかりか、該ナット部材42を締
付ボルト41に螺合保持した締付バンド24を、各分割
鉄心22,23に巻回した緊締前の状態、即ち締付バン
ド24を締付金具37に対して仮保持させておいてナッ
ト部材42の締付作業ができるから、その作業は一層簡
単化できる。
【0039】上記の構成に対し、図4ないし図12は本
発明の第2ないし第6実施例を示すもので、これらは上
記第1実施例で開示した締付金具37に対し具体的構成
において異なる構成としたものにあって、夫々第1実施
例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、
異なる部分についてのみ述べる。
【0040】(第2の実施の形態)まず図4及び図5に
示す第2実施例において、図4は締付金具37の要部の
斜視図で、図5は図4のA−A線に沿って切断して示す
断面図にあって、これら図面に示すように、これは両端
側の傾斜面部37aの外方に開口した切欠溝38の開口
端側縁部において、略直角方向に上方に折曲形成した起
立部51を設けた構成で、その余の構成は上記第1実施
例と同一である。
【0041】斯かる構成によれば、分割鉄心22,23
を連結する場合において、締付バンド24が締付金具3
7に対してナット部材42が仮締めされた所謂仮保持状
態にある場合、該締付金具37から締付バンド24が、
より離脱し難くしたもので、即ち、図5に二点鎖線で示
したように切欠溝38に嵌め込まれた締付ボルト41
は、これに螺合された上面側のナット部材42bが開口
端側へ移動しようとしても起立部51によりその移動が
阻止され、特に作業途中に締付バンド24が簡単に離脱
するようなことはなくなるので、仮保持状態を確実に維
持できると共に一連の連結作業を簡単化でき整然と迅速
に行うことができる。
【0042】特に本構成の場合、上方に折曲形成して起
立部51を設けたので、図1の如き分割形変流器21が
その架台34を下部とした設置状態においては、上面側
のナット部材42bの弛み(離間距離)が大きくて締付
バンド24が自重により下方に大きく垂れ下がったよう
な状態にあっても、ナット部材42bは起立部51にて
横滑りすることなくその移動を阻止され、該バンド24
は締付金具37に仮保持される点で有効である。尚、上
記した仮保持の状態は、連結する場合のみに限らず、逆
に分解するなどのため緊締状態にある締付バンド24を
一時弛緩したり、取り外すような場合の過程において
も、同様な仮保持状態を呈する場合には整然と行えるな
ど有効に作用する。
【0043】また、例えば図5の二点鎖線で示す仮保持
の状態から、締付バンド24を締付金具37から完全に
離脱する場合には、締付ボルト41を圧縮コイルスプリ
ング48に抗してやや持ち上げるようにして切欠溝38
の開口端側に移動操作することにより、ナット部材42
bは起立部51を乗り越え横方向に移動可能として該締
付ボルト41を抜脱するか、或いはナット部材42bを
更に弛めるべく後退させて横方向に移動可能な状態にし
ておいて後、横に移動操作すれば簡単に抜脱することが
できる。
【0044】(第3の実施の形態)図6及び図7に示す
第3実施例において、図6は締付金具37の要部の斜視
図で、図7は図6のB−B線に沿って切断して示す断面
図にあって、これら図面に示すように、これは両端側の
傾斜面部37aの外方に開口した切欠溝38の開口端側
縁部において、略直角方向に下方に折曲形成した垂下部
52を設けた構成で、その余の構成は上記第1実施例と
同一である。
【0045】斯かる構成によれば、分割鉄心22,23
を連結する場合において、締付バンド24が締付金具3
7に対してナット部材42が仮締めされた仮保持状態に
ある場合、上記第2実施例と同様に締付金具37から締
付バンド24が、より離脱し難くしたもので、即ち、図
7に二点鎖線で示したように切欠溝38に嵌め込まれた
締付ボルト41は、これに螺合された上面側のナット部
材42bが僅か締められた状態にあるとき、下面側のナ
ット部材42aが開口端側へ移動しようとしても垂下部
52によりその移動が阻止されることにより、該締付ボ
ルト41は簡単に抜脱するようなことはなく、従って仮
保持状態を確実に維持できて、連結作業を簡単化できる
ものである。
【0046】しかるに、逆に図7の二点鎖線で示す状態
から締付バンド24を締付金具37から完全に離脱する
場合には、上面側のナット部材42bを十分に弛めてか
ら締付ボルト41を押し下げるようにして切欠溝38の
開口端側に移動操作することにより、下面側のナット部
材42aは垂下部52を乗り越え横方向に移動可能とな
り、締付ボルト41を切欠溝38から抜脱できる。この
場合、上面側のナット部材42bを弛めることなく下面
側のナット部材42aを弛めるべく下方に螺進させ横方
向に移動可能として、締付ボルト41を横方向に移動操
作することによっても抜脱できる。但し、斯かる場合に
は位置決め用の機能をなすナット部材42aを移動する
ことになるので、既に位置決めが行われていても再度連
結する場合には当初の連結作業と同様な位置決め作業を
行う必要がある。
【0047】(第4の実施の形態)図8及び図9に示す
第4実施例において、図8は締付金具37の要部の斜視
図で、図9は図8のC−C線に沿って切断して示す断面
図にあって、これら図面に示すように、これは両端側の
傾斜面部37aの外方に開口した切欠溝38の開口端部
に、略直角方向に上方に切り起し形成した上突部53を
対峙して設けた構成で、その余の構成は第1実施例と同
一である。
【0048】斯かる構成によれば、分割鉄心22,23
を連結する場合において、締付バンド24が締付金具3
7に対してナット部材42が仮締めされた所謂仮保持状
態にある場合、該締付金具37から締付バンド24が、
より離脱し難くしたもので、即ち、図9に二点鎖線で示
したように切欠溝38に嵌め込まれた締付ボルト41
は、これに螺合された上面側のナット部材42bが開口
端側へ移動しようとしても上突部53によりその移動が
阻止され、特に作業途中に締付バンド24が簡単に離脱
するようなことはなくなるので、仮保持状態を確実に維
持できると共に一連の連結作業を簡単化でき迅速に行う
ことができる。そのほか、本構成は実質的に第2実施例
と同様の作用効果を奏すると共に、上突部53は切欠溝
38を形成する範囲内での板材を切り起し形成すれば良
いので、材料取りを効率よく行える点で有効であり、且
つ切り起し形成自体も何らの困難性もなく容易に加工で
きる。
【0049】(第5の実施の形態)図10及び図11に
示す第6実施例において、図10は締付金具37の要部
の斜視図で、図11は図10のD−D線に沿って切断し
て示す断面図にあって、これら図面に示すように、これ
は両端側の傾斜面部37aの外方に開口した切欠溝38
の開口端部に、略直角方向に下方に切り起し形成した下
突部54を対峙して設けた構成で、その余の構成は第1
実施例と同一である。
【0050】斯かる構成によれば、分割鉄心22,23
を連結する場合において、締付バンド24が締付金具3
7に対してナット部材42が仮締めされた仮保持状態に
ある場合、締付金具37から締付バンド24が、より離
脱し難くしたもので、即ち、図11に二点鎖線で示した
ように切欠溝38に嵌め込まれた締付ボルト41は、こ
れに螺合された上面側のナット部材42bが僅か締めら
れた状態にあるとき、下面側のナット部材42aが開口
端側へ移動しようとしても下突部54によりその移動が
阻止されることにより、該締付ボルト41は切欠溝38
から簡単に抜脱するようなことはなく、従って仮保持状
態を確実に維持できて、一連の連結作業を簡単化でき迅
速に行えるものである。そのほか、本構成は実質的に第
3実施例と同様の作用効果を奏すると共に、下突部54
を形成するに際し、上記第4実施例と同様に材料取りを
効率良く行え、加工も容易にできる。
【0051】(第6の実施の形態)図12は、第6実施
例を示す締付金具37の斜視図で、該図面に示すよう
に、これは両端側の傾斜面部37aの外方に開口した切
欠溝55をL字状に切欠形成したもので、その余の構成
は前記第1実施例と同一である。斯かる構成によれば、
分割鉄心22,23を連結する場合において、締付バン
ド24が締付金具37に対してナット部材42が仮締め
された所謂仮保持状態にある場合、該締付金具37から
締付バンド24が、より離脱し難くしたもので、即ち、
図中二点鎖線で示したように切欠溝55に嵌め込まれた
締付ボルト41(一箇所のみ図示)は、該切欠溝55の
L字状をなす溝奥部に配置されることによって直ちに開
口端側へ移動することはなく、従って開口端側への移動
は阻止され、締付バンド24が締付金具7から簡単に離
脱するようなことはなくなるので、仮保持状態を確実に
維持できると共に一連の連結作業を簡単化でき迅速に行
うことができるなど、前記第1実施例と同様の作用効果
が期待できる。
【0052】加えて、本構成の場合、L字状の切欠溝5
5を形成するに際し前記第1実施例の直状の切欠溝38
と同様に容易に加工できることはもとより、特にはナッ
ト部材42の位置に関係なく仮保持できる点で極めて有
効であり、且つ該切欠溝55から締付ボルト41を抜脱
する操作にも何ら困難性を有しない。
【0053】尚、本発明は上記し図面に示した各実施例
に限定されるものではなく、例えば、締付バンド24は
2本に限らず、1本或いは必要に応じ3本以上でも可能
であることはもとより、斯かる分割形変流器21を図1
に示した状態から90度回転変位した状態に取付け設置
して使用する場合にも有効であるなど、実用に際して本
発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々変更して実施で
きるものである。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、モールド成
形された2個の分割鉄心を締付バンドにて巻回して、そ
の両端部を締付金具を介して締付け固定して連結する場
合、該バンドの両端部に設けた雄ネジ部材は、締付金具
の切欠溝に側方から簡単に嵌め込み、且つ簡単に抜脱す
ることもできて作業が容易となり、従って、締付金具に
固定するためのナット部材を予め雄ネジ部材に保持して
おくことが可能であるから、2個の分割鉄心に巻回した
締付バンドを締付金具に対して仮保持させた状態におい
てナット部材の締付作業ができて、一層作業が簡単化す
ると共に、ナット部材が散乱したりすることなくその作
業は整然と迅速にできる分割形変流器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図
【図2】左側面図
【図3】締付金具の斜視図
【図4】本発明の第2実施例を示す締付金具の要部斜視
【図5】図4のA−A線に沿って切断して示す断面図
【図6】本発明の第3実施例を示す図4相当図
【図7】図6のB−B線に沿って切断して示す断面図
【図8】本発明の第4実施例を示す図4相当図
【図9】図8のC−C線に沿って切断して示す断面図
【図10】本発明の第5実施例を示す図4相当図
【図11】図10のD−D線に沿って切断して示す断面
【図12】本発明の第6実施例を示す図3相当図
【図13】従来例を示す図1相当図
【図14】図3相当図
【符号の説明】
21は分割形変流器、22,23は分割鉄心、24は締
付バンド、26,27は鉄心、28,29は低圧コイ
ル、30,31は樹脂モールド部、37は締付金具、3
7aは傾斜面部、38,55は切欠溝、41は締付ボル
ト(雄ネジ部材)、42a、 42b,42cはナット部
材、51は起立部、52は垂下部、53は上突部、及び
54は下突部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上川 芳弘 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 Fターム(参考) 5E081 AA05 BB03 CC30 EE04 EE14 FF04 FF18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の半円環状の鉄心に夫々低圧コイル
    を巻回した後、その外周囲を樹脂モールドにより形成し
    た分割鉄心と、この2個の分割鉄心を円環状に連結すべ
    く、これら外周面に1本或いは複数本の締付バンドを巻
    回し、このバンド両端部に設けた雄ネジ部材を締付け固
    定して該締付バンドを緊締状態に保持する板金製の締付
    金具とを備え、前記締付金具には前記締付バンドの雄ネ
    ジ部材を側方から嵌め込み挿通可能な切欠溝を形成し、
    この切欠溝に挿通した雄ネジ部材に該締付金具の上下面
    からナット部材を締付けた構成を特徴とする分割形変流
    器。
  2. 【請求項2】 締付金具には、その切欠溝の開口端側縁
    部を上方に折り曲げ起立形成したことを特徴とする請求
    項1記載の分割形変流器。
  3. 【請求項3】 締付金具には、その切欠溝の開口端側縁
    部を下方に折り曲げ垂下形成したことを特徴とする請求
    項1記載の分割形変流器。
  4. 【請求項4】 締付金具には、その切欠溝の開口端部を
    上方に切り起し形成したことを特徴とする請求項1記載
    の分割形変流器。
  5. 【請求項5】 締付金具には、その切欠溝の開口端部を
    下方に切り起し形成したことを特徴とする請求項1記載
    の分割形変流器。
  6. 【請求項6】 締付金具の切欠溝は、L字状に切欠した
    ことを特徴とする請求項1記載の分割形変流器。
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