JP2001035012A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JP2001035012A JP2001035012A JP11211827A JP21182799A JP2001035012A JP 2001035012 A JP2001035012 A JP 2001035012A JP 11211827 A JP11211827 A JP 11211827A JP 21182799 A JP21182799 A JP 21182799A JP 2001035012 A JP2001035012 A JP 2001035012A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- recording
- recording medium
- dielectric film
- phase transition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 超解像の技術を用いた相変化型光ディス
クにおいて、繰り返しレーザー光線の照射を受けるよう
なときにも相変化記録層の温度上昇を抑制することがで
き、記録マークの破壊を防止する。 【解決手段】 光透過性基板11上に、光の照射による
温度変化により光透過率が可逆的に変化するマスク層1
2が形成され、その上に第1の誘電体膜13、結晶−ア
モルファス変化を起こす相変化記録膜14、第2の誘電
体膜15、反射膜16、保護膜17の順に積層されてな
る光記録媒体において、相変化記録膜14と第2の誘電
体膜15の間に透明な金属薄膜18を挿入する。
クにおいて、繰り返しレーザー光線の照射を受けるよう
なときにも相変化記録層の温度上昇を抑制することがで
き、記録マークの破壊を防止する。 【解決手段】 光透過性基板11上に、光の照射による
温度変化により光透過率が可逆的に変化するマスク層1
2が形成され、その上に第1の誘電体膜13、結晶−ア
モルファス変化を起こす相変化記録膜14、第2の誘電
体膜15、反射膜16、保護膜17の順に積層されてな
る光記録媒体において、相変化記録膜14と第2の誘電
体膜15の間に透明な金属薄膜18を挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光の照射
により情報の記録、再生を行う光記録媒体に関し、特に
書き換え可能な相変化型の光記録媒体に関する。
により情報の記録、再生を行う光記録媒体に関し、特に
書き換え可能な相変化型の光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から書き換え型の光記録媒体とし
て、相変化型光ディスクが広く知られている。相変化型
光ディスクは記録層の材料が集光されたレーザー光線を
吸収して発熱し、結晶状体とアモルファス状態間で相変
化する。この相変化による反射率変化を、これにレーザ
ー光線を照射してその反射光を検知することでデジタル
信号として検出している。相変化ディスクは例えば、図
2に示すように透明基板11上にマスク層12、第1の
誘電体膜13、相変化記録膜14、第2の誘電体膜1
5、反射膜16、保護膜17の順に各層が形成されてい
る。
て、相変化型光ディスクが広く知られている。相変化型
光ディスクは記録層の材料が集光されたレーザー光線を
吸収して発熱し、結晶状体とアモルファス状態間で相変
化する。この相変化による反射率変化を、これにレーザ
ー光線を照射してその反射光を検知することでデジタル
信号として検出している。相変化ディスクは例えば、図
2に示すように透明基板11上にマスク層12、第1の
誘電体膜13、相変化記録膜14、第2の誘電体膜1
5、反射膜16、保護膜17の順に各層が形成されてい
る。
【0003】ところで、光記録媒体の大容量化にともな
い、媒体においては高記録密度化が要求されている。高
記録密度化を達成するために、記録ピットを小さくかつ
高密度にする必要がある。それにともない、読み出し光
のスポット径も小さくしなければならない。しかし光ス
ポット径Dは、光の波長λと使用するレンズの開口比N
Aによって D=λ/NA で表される。ここで、光スポット径Dを小さくするのに
は、レンズの開口比NAを充分に大きくするか、光の波
長λを小さくしなければならないため、限界がある。こ
のため、高密度記録再生には光スポット径Dよりも小さ
な記録ピットからの信号を読み出す技術、つまり超解像
の技術が必要になる。
い、媒体においては高記録密度化が要求されている。高
記録密度化を達成するために、記録ピットを小さくかつ
高密度にする必要がある。それにともない、読み出し光
のスポット径も小さくしなければならない。しかし光ス
ポット径Dは、光の波長λと使用するレンズの開口比N
Aによって D=λ/NA で表される。ここで、光スポット径Dを小さくするのに
は、レンズの開口比NAを充分に大きくするか、光の波
長λを小さくしなければならないため、限界がある。こ
のため、高密度記録再生には光スポット径Dよりも小さ
な記録ピットからの信号を読み出す技術、つまり超解像
の技術が必要になる。
【0004】超解像の技術の1つに、媒体の記録部分の
手前(光照射側)に、光強度もしくは温度によって光透
過率などの光学特性が変化するマスク層を設け、光スポ
ットの1部分だけを開口させて記録部分に当てて信号を
検出する方法が、例えば特開平5−12715号公報や
日本経済新聞(1998.6.20)およびSPIE
(1998)などで提案されている。
手前(光照射側)に、光強度もしくは温度によって光透
過率などの光学特性が変化するマスク層を設け、光スポ
ットの1部分だけを開口させて記録部分に当てて信号を
検出する方法が、例えば特開平5−12715号公報や
日本経済新聞(1998.6.20)およびSPIE
(1998)などで提案されている。
【0005】このような超解像の技術を上述した相変化
型光ディスクに応用しようとする検討が行われている。
型光ディスクに応用しようとする検討が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現状では超解像効果を
得るためには、ある程度高いパワーのレーザー光線を媒
体に照射する必要がある。例えばサーモクロミック材料
をマスク層に用いた場合、従来(マスク層がない場合)
の倍以上のパワーのレーザー光線を照射しなければ、マ
スク層は開口しない。そのため光ディスクに対してスチ
ル再生等の操作で同一トラックに繰り返し高出力のレー
ザー光線を照射すると、記録膜の温度が上昇して不必要
な結晶−アモルファスの転移が起こり、記録マークが破
壊されてしまうという問題が起こっていた。
得るためには、ある程度高いパワーのレーザー光線を媒
体に照射する必要がある。例えばサーモクロミック材料
をマスク層に用いた場合、従来(マスク層がない場合)
の倍以上のパワーのレーザー光線を照射しなければ、マ
スク層は開口しない。そのため光ディスクに対してスチ
ル再生等の操作で同一トラックに繰り返し高出力のレー
ザー光線を照射すると、記録膜の温度が上昇して不必要
な結晶−アモルファスの転移が起こり、記録マークが破
壊されてしまうという問題が起こっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、
ために、
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図1を参照
して説明する。透明基板11上にマスク層12、第1の
誘電体膜13、相変化記録膜14、透明な金属薄膜1
8、第2の誘電体膜15、反射膜16、保護膜17の順
に各層を形成している。
して説明する。透明基板11上にマスク層12、第1の
誘電体膜13、相変化記録膜14、透明な金属薄膜1
8、第2の誘電体膜15、反射膜16、保護膜17の順
に各層を形成している。
【0009】このように相変化記録膜14と第2の誘電
体膜15の間に熱伝導率が高く透光性を有する透明な金
属薄膜(例えばAl,Cu等)18を挿入する構成とし
た。このような構成とにすることにより相変化記録膜1
4の放熱効率が向上し、高出力のレーザー光線を照射し
ても相変化記録膜14の温度上昇が抑制され、記録マー
クの破壊が起こりにくくなる。
体膜15の間に熱伝導率が高く透光性を有する透明な金
属薄膜(例えばAl,Cu等)18を挿入する構成とし
た。このような構成とにすることにより相変化記録膜1
4の放熱効率が向上し、高出力のレーザー光線を照射し
ても相変化記録膜14の温度上昇が抑制され、記録マー
クの破壊が起こりにくくなる。
【0010】しかしながら、挿入した透明な金属薄膜1
8の膜厚が厚いとそこでの反射が大きくなり、ディスク
全体の光学的特性が変化してしまうので、従って透明な
金属薄膜18の膜厚は光学特性に与える影響を最小限に
し、同時に必要な放熱効果が得られる程度に設定する必
要がある。
8の膜厚が厚いとそこでの反射が大きくなり、ディスク
全体の光学的特性が変化してしまうので、従って透明な
金属薄膜18の膜厚は光学特性に与える影響を最小限に
し、同時に必要な放熱効果が得られる程度に設定する必
要がある。
【0011】例えば、ポリカーボネートよりなる透明基
板11上に、マスク層12としてサ−モクロミック色素
を350nm蒸着で形成する。その後、同一スパッタ装
置内で第1の誘電体膜13としてZnS−SiO2を2
10nm、相変化記録膜14としてAgInSbTeを
22nm、透明な金属薄膜18としてAlを5nm、第
2の誘電体膜15としてZnS−SiO2を10nm、
反射膜16としてAlを140nm形成する。その後、
保護膜17として紫外線硬化樹脂を塗布する。
板11上に、マスク層12としてサ−モクロミック色素
を350nm蒸着で形成する。その後、同一スパッタ装
置内で第1の誘電体膜13としてZnS−SiO2を2
10nm、相変化記録膜14としてAgInSbTeを
22nm、透明な金属薄膜18としてAlを5nm、第
2の誘電体膜15としてZnS−SiO2を10nm、
反射膜16としてAlを140nm形成する。その後、
保護膜17として紫外線硬化樹脂を塗布する。
【0012】このような構成とした光ディスクでは、従
来の光学特性が損なわれること無く、スチル耐久性の改
善が図られる。
来の光学特性が損なわれること無く、スチル耐久性の改
善が図られる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る光記
録媒体によれば、超解像効果を用いた相変化型光ディス
クにおけるスチル特性による相変化記録層の温度上昇を
抑制することができ、相変化型光ディスクの記録マーク
の破壊を防止することができる。
録媒体によれば、超解像効果を用いた相変化型光ディス
クにおけるスチル特性による相変化記録層の温度上昇を
抑制することができ、相変化型光ディスクの記録マーク
の破壊を防止することができる。
【図1】本発明に係る光記録媒体の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】従来の光記録媒体を示す断面図である。
11 基板 12 マスク層 13 第1の誘電体膜 14 相変化記録膜 15 第2の誘電体膜 16 反射膜 17 保護膜 18 透明な金属薄膜
Claims (2)
- 【請求項1】光透過性基板上に、光の照射による温度変
化により光透過率が可逆的に変化するマスク層が形成さ
れ、その上に第1の誘電体膜、結晶−アモルファス変化
を起こす記録膜、第2の誘電体膜、反射膜、保護膜の順
に積層されてなる光記録媒体において、 前記記録膜と前記第2の誘電体膜の間に透明な金属膜を
挿入することを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】前記金属膜がAl又はCuであることを特
徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11211827A JP2001035012A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11211827A JP2001035012A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001035012A true JP2001035012A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16612258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11211827A Pending JP2001035012A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001035012A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003075268A1 (fr) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Support d'enregistrement d'informations optiques |
US7436755B2 (en) | 2002-11-18 | 2008-10-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, recording and reproduction methods using the same, optical information recording device, and optical information reproduction device |
US7556912B2 (en) | 2003-06-06 | 2009-07-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducting method using the same, and optical information processing device |
US7663983B2 (en) | 2005-02-28 | 2010-02-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information storage medium and optical information storage medium reproducing apparatus |
US7682678B2 (en) | 2003-06-06 | 2010-03-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, recording and readout methods using the same, optical information recording device, and optical information readout device |
US8194513B2 (en) | 2003-05-30 | 2012-06-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical data recording medium and method for reproducing recorded data |
US8223620B2 (en) | 2007-08-30 | 2012-07-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
US8233375B2 (en) | 2006-03-03 | 2012-07-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
US8699313B2 (en) | 2010-06-11 | 2014-04-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium having super-resolution film |
US9111553B2 (en) | 2011-12-12 | 2015-08-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproduction apparatus, and reproduction method |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP11211827A patent/JP2001035012A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8194513B2 (en) | 2003-05-30 | 2012-06-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical data recording medium and method for reproducing recorded data |
US9111554B2 (en) | 2003-05-30 | 2015-08-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical data recording medium and method for reproducing recorded data |
US8576688B2 (en) | 2003-05-30 | 2013-11-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical data recording medium and method for reproducing recorded data |
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US7682678B2 (en) | 2003-06-06 | 2010-03-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, recording and readout methods using the same, optical information recording device, and optical information readout device |
US7663983B2 (en) | 2005-02-28 | 2010-02-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information storage medium and optical information storage medium reproducing apparatus |
US8107343B2 (en) | 2005-02-28 | 2012-01-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information storage medium and optical information storage medium reproducing apparatus |
US8355304B2 (en) | 2006-03-03 | 2013-01-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
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US8462606B2 (en) | 2006-03-03 | 2013-06-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
US8233375B2 (en) | 2006-03-03 | 2012-07-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
US8379505B2 (en) | 2007-08-30 | 2013-02-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
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US8705333B2 (en) | 2007-08-30 | 2014-04-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
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