JP2001034171A - タックラベル - Google Patents
タックラベルInfo
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- JP2001034171A JP2001034171A JP11208747A JP20874799A JP2001034171A JP 2001034171 A JP2001034171 A JP 2001034171A JP 11208747 A JP11208747 A JP 11208747A JP 20874799 A JP20874799 A JP 20874799A JP 2001034171 A JP2001034171 A JP 2001034171A
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- Japan
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- label
- paper
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- label paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 しわを生じることなく迅速確実にラミネート
フィルムを貼着することができる、ラミネートフィル
ム、セパレートフィルム、ラベル紙、及び離型紙からな
るタックラベルを提供することを目的とする。 【解決手段】 上記タックラベルは、ラミネートフィル
ムの片面に粘着層、セパレートフィルムの片面に粘着層
と他の面に剥離面、ラベル紙の片面に粘着層を他の面に
記載面、離型紙の片面に剥離面をそれぞれ形成し、順に
粘着し、さらに、セパレートフィルムに切り込みを形成
した、上記目的を達成するタックラベルを提供する。
フィルムを貼着することができる、ラミネートフィル
ム、セパレートフィルム、ラベル紙、及び離型紙からな
るタックラベルを提供することを目的とする。 【解決手段】 上記タックラベルは、ラミネートフィル
ムの片面に粘着層、セパレートフィルムの片面に粘着層
と他の面に剥離面、ラベル紙の片面に粘着層を他の面に
記載面、離型紙の片面に剥離面をそれぞれ形成し、順に
粘着し、さらに、セパレートフィルムに切り込みを形成
した、上記目的を達成するタックラベルを提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラミネートフィルム、
セパレートフィルム、ラベル紙、及び離型紙からなるタ
ックラベルであって、詳しくは、これらが相互に粘着さ
れて、ラミネートフィルムを確実迅速に貼着することの
できるタックラベルに関する。
セパレートフィルム、ラベル紙、及び離型紙からなるタ
ックラベルであって、詳しくは、これらが相互に粘着さ
れて、ラミネートフィルムを確実迅速に貼着することの
できるタックラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば製品に貼付するラベルあ
るいは様々な用途に用いられ得るシールは、従来から多
くの種類が知られており、広く用いられている。さらに
その製造方法も従来より種々提案されている。現在、ラ
ベルを製造する一般的な方法としては、ラベル材に、粘
着層を介して離型紙を裏張し、離型紙とラベルとを一体
にしたものに、このラベル材に必要な情報を記載し、こ
れらを一体としてダイカット装置などで切り込み線をい
れて所望の形状のラベルを得る方法が用いられている。
るいは様々な用途に用いられ得るシールは、従来から多
くの種類が知られており、広く用いられている。さらに
その製造方法も従来より種々提案されている。現在、ラ
ベルを製造する一般的な方法としては、ラベル材に、粘
着層を介して離型紙を裏張し、離型紙とラベルとを一体
にしたものに、このラベル材に必要な情報を記載し、こ
れらを一体としてダイカット装置などで切り込み線をい
れて所望の形状のラベルを得る方法が用いられている。
【0003】また、使い勝手のよいラベルやその製造方
法が種々検討されている。例えば、ラベル材の記載面を
保護するために、ラミネートフィルムで表面を被覆した
ラベルがある。しかし、上述のラミネートフィルムをラ
ベル材に粘着するとしわが生じ、外観上問題となる場合
があり、一方、均一にしわの生じないように粘着するた
めには時間がかかり、効率よい作業ができない等の問題
があった。また、ラミネートフィルムとラベル材が分離
していると、相互に位置ずれが生じ美しく粘着すること
ができないという問題があった。
法が種々検討されている。例えば、ラベル材の記載面を
保護するために、ラミネートフィルムで表面を被覆した
ラベルがある。しかし、上述のラミネートフィルムをラ
ベル材に粘着するとしわが生じ、外観上問題となる場合
があり、一方、均一にしわの生じないように粘着するた
めには時間がかかり、効率よい作業ができない等の問題
があった。また、ラミネートフィルムとラベル材が分離
していると、相互に位置ずれが生じ美しく粘着すること
ができないという問題があった。
【0004】そこで、上記ラミネートフィルムをラベル
材の上に均一にしわなく効率よく粘着するために、図5
で示すように、粘着層102を設けたラミネートフィル
ム104の一端106が対面するラベル材108の記載
面110の一端に粘着固定され、残部の粘着層102に
離型紙112の剥離面114が粘着されている形状のタ
ックラベル100が開発されている。なお、ラベル材1
08は粘着層116を介し、剥離面118を有する台紙
120に粘着されている。使用に際し、ラミネートフィ
ルム104に粘着されている離型紙112を除去する
と、一部がラベル材108に粘着されているために、ラ
ミネートフィルム104の粘着層102がラベル材10
8の記載面の表面上への位置決めおよび粘着方向のガイ
ドの役割を果たすことより、しわなく効率よくラベル材
108の記載面にラミネートフィルム104の粘着層1
02を付着させることが可能となる。
材の上に均一にしわなく効率よく粘着するために、図5
で示すように、粘着層102を設けたラミネートフィル
ム104の一端106が対面するラベル材108の記載
面110の一端に粘着固定され、残部の粘着層102に
離型紙112の剥離面114が粘着されている形状のタ
ックラベル100が開発されている。なお、ラベル材1
08は粘着層116を介し、剥離面118を有する台紙
120に粘着されている。使用に際し、ラミネートフィ
ルム104に粘着されている離型紙112を除去する
と、一部がラベル材108に粘着されているために、ラ
ミネートフィルム104の粘着層102がラベル材10
8の記載面の表面上への位置決めおよび粘着方向のガイ
ドの役割を果たすことより、しわなく効率よくラベル材
108の記載面にラミネートフィルム104の粘着層1
02を付着させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の形状の
タックラベルの製造工程においては、ラミネートフィル
ム104の粘着層102上に離型紙112を一体として
粘着するステップ後、離型紙112の一端のみを切除す
るステップや、ラミネートフィルム104の端部106
の粘着層102をラベル材108の一端と正確に位置合
わせをして粘着させるステップが必要となる。従って、
製造ラインにその装置を追加しなければならず、製造コ
ストが余分にかかることとなる。
タックラベルの製造工程においては、ラミネートフィル
ム104の粘着層102上に離型紙112を一体として
粘着するステップ後、離型紙112の一端のみを切除す
るステップや、ラミネートフィルム104の端部106
の粘着層102をラベル材108の一端と正確に位置合
わせをして粘着させるステップが必要となる。従って、
製造ラインにその装置を追加しなければならず、製造コ
ストが余分にかかることとなる。
【0006】本発明者らは、上記のように余分な工程を
付加することなく、効率よくしわを生じずにラミネート
フィルムをラベル上に貼着することを可能とするタック
ラベルの開発について鋭意研究した結果、本発明に至っ
た。
付加することなく、効率よくしわを生じずにラミネート
フィルムをラベル上に貼着することを可能とするタック
ラベルの開発について鋭意研究した結果、本発明に至っ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタックラベ
ルの要旨とするところは、片面に粘着層を有しているラ
ミネートフィルム、片面に粘着層を他の面に剥離面を有
しているセパレートフィルム、片面に記載面を他の面に
粘着層を有しているラベル紙、及び片面に剥離層を有し
ている離型紙から構成され、かつ、ラベル紙の粘着層が
離型紙の剥離面に粘着し、セパレートフィルムの粘着層
がラベル紙の記載面に粘着し、ラミネートフィルムの粘
着層がセパレートフィルムの剥離面に粘着して4層構造
を形成することにある。
ルの要旨とするところは、片面に粘着層を有しているラ
ミネートフィルム、片面に粘着層を他の面に剥離面を有
しているセパレートフィルム、片面に記載面を他の面に
粘着層を有しているラベル紙、及び片面に剥離層を有し
ている離型紙から構成され、かつ、ラベル紙の粘着層が
離型紙の剥離面に粘着し、セパレートフィルムの粘着層
がラベル紙の記載面に粘着し、ラミネートフィルムの粘
着層がセパレートフィルムの剥離面に粘着して4層構造
を形成することにある。
【0008】また、前記4層構造を有するタックラベル
において、セパレートフィルムに1以上の切り込みが形
成されていることにある。
において、セパレートフィルムに1以上の切り込みが形
成されていることにある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るタックラベル
の実施の形態を、図面に基づいて詳しく説明する。
の実施の形態を、図面に基づいて詳しく説明する。
【0010】なお、本明細書における、用語「粘着」と
は、物体同士が接合するが、永久固着する接着状態から
引き剥がしが可能である状態をも含み、また、被着物質
から剥離した場合に、粘着物質が被着体に残存しない場
合をいう。
は、物体同士が接合するが、永久固着する接着状態から
引き剥がしが可能である状態をも含み、また、被着物質
から剥離した場合に、粘着物質が被着体に残存しない場
合をいう。
【0011】本発明にかかるタックラベル10は、図1
に示すように、片面に粘着層を有しているラミネートフ
ィルム、片面に粘着層を他の面に剥離面を有しているセ
パレートフィルム、片面に記載面を他の面に粘着層を有
しているラベル紙、及び片面に剥離層を有している離型
紙から構成され、離型紙12に、ラベル紙14、セパレ
ートフィルム16、ラミネートフィルム18が同形状で
順に積層される構造を有している。ラベル紙14の粘着
層20が離型紙12の剥離面22と接し、セパレートフ
ィルム16の粘着層24がラベル紙14の記載面26に
接し、ラミネートフィルム18の粘着層28がセパレー
トフィルム16の剥離面30に接して、それぞれ粘着さ
れている。
に示すように、片面に粘着層を有しているラミネートフ
ィルム、片面に粘着層を他の面に剥離面を有しているセ
パレートフィルム、片面に記載面を他の面に粘着層を有
しているラベル紙、及び片面に剥離層を有している離型
紙から構成され、離型紙12に、ラベル紙14、セパレ
ートフィルム16、ラミネートフィルム18が同形状で
順に積層される構造を有している。ラベル紙14の粘着
層20が離型紙12の剥離面22と接し、セパレートフ
ィルム16の粘着層24がラベル紙14の記載面26に
接し、ラミネートフィルム18の粘着層28がセパレー
トフィルム16の剥離面30に接して、それぞれ粘着さ
れている。
【0012】さらに、セパレートフィルム16には、少
なくとも1以上の切り込み32が形成されている。この
切り込み32の形状は特に限定されず、ラベル紙14の
記載面26の記載要求に応じて、直線状、曲線状、ま
た、所望の一定形状に打ち抜いていてもよい。少なくと
も、製品とした場合のタックラベル10のセパレートフ
ィルム16に1以上の切り込み32があればよい。
なくとも1以上の切り込み32が形成されている。この
切り込み32の形状は特に限定されず、ラベル紙14の
記載面26の記載要求に応じて、直線状、曲線状、ま
た、所望の一定形状に打ち抜いていてもよい。少なくと
も、製品とした場合のタックラベル10のセパレートフ
ィルム16に1以上の切り込み32があればよい。
【0013】上記タックラベル10に用いられる種々の
材料について説明する。ラミネートフィルム18は、一
方の面に粘着層28を有する。ラミネートフィルム18
は、フィルム面を通してラベル紙14の記載面26の記
載が明瞭に読みれるために透明性を必要とし、記載面2
6を保護しうるものであれば、その材質は特に限定され
ないが、例えば二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延
伸ポリプロピレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィ
ルム、二軸延伸ナイロンフィルム、無延伸ナイロンフィ
ルム等が好適に用いられ得る。
材料について説明する。ラミネートフィルム18は、一
方の面に粘着層28を有する。ラミネートフィルム18
は、フィルム面を通してラベル紙14の記載面26の記
載が明瞭に読みれるために透明性を必要とし、記載面2
6を保護しうるものであれば、その材質は特に限定され
ないが、例えば二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延
伸ポリプロピレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィ
ルム、二軸延伸ナイロンフィルム、無延伸ナイロンフィ
ルム等が好適に用いられ得る。
【0014】さらにこのラミネートフィルム18の粘着
層28は、使用に際して、セパレートフィルム16を除
去後直接ラベル紙14の記載面26に貼着した後は、長
期間にわたりラベル紙14の記載面26を保護しつつ、
その期間ラミネートフィルム18および粘着層28を通
して記載面26の記載が充分読み取れることが可能であ
ることが必要である。従って、粘着層28を通しても全
面に透明性が保持され、粘着力と透明性が長期間保持さ
れる材質を選択することが好ましい。この範囲内で、剥
離が可能であってもよく、あるいは剥離が原則としてで
きない程ラベル紙の記載面に対する粘着性が高いもので
あってもよい。この条件を満たす材質であれば特に限定
されないが、例えば、ポリエチレン、エチレンー酢酸ビ
ニル共重合体、エチレンアクリレート共重合体、ポリエ
ステル、スチレンーブタジエン共重合体、スチレンーイ
ソプレン共重合体等の熱可塑性樹脂からなるホットメル
ト接着剤等が、用いられ得る。
層28は、使用に際して、セパレートフィルム16を除
去後直接ラベル紙14の記載面26に貼着した後は、長
期間にわたりラベル紙14の記載面26を保護しつつ、
その期間ラミネートフィルム18および粘着層28を通
して記載面26の記載が充分読み取れることが可能であ
ることが必要である。従って、粘着層28を通しても全
面に透明性が保持され、粘着力と透明性が長期間保持さ
れる材質を選択することが好ましい。この範囲内で、剥
離が可能であってもよく、あるいは剥離が原則としてで
きない程ラベル紙の記載面に対する粘着性が高いもので
あってもよい。この条件を満たす材質であれば特に限定
されないが、例えば、ポリエチレン、エチレンー酢酸ビ
ニル共重合体、エチレンアクリレート共重合体、ポリエ
ステル、スチレンーブタジエン共重合体、スチレンーイ
ソプレン共重合体等の熱可塑性樹脂からなるホットメル
ト接着剤等が、用いられ得る。
【0015】また、セパレートフィルム16は片面に剥
離面30を他の面に粘着層24を有しているが、例え
ば、アート紙、クラフト紙、合成紙、ポリエステルフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム等の樹脂や紙を基材とし
て用い、その片面をシリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミ
ノアルキド樹脂、ポリエステル樹脂等で処理して剥離面
30とする。セパレートフィルムの剥離面30は、ラミ
ネートフィルム18の粘着層28との粘着・引き剥がし
が自在にできる面であることが好ましい。
離面30を他の面に粘着層24を有しているが、例え
ば、アート紙、クラフト紙、合成紙、ポリエステルフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム等の樹脂や紙を基材とし
て用い、その片面をシリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミ
ノアルキド樹脂、ポリエステル樹脂等で処理して剥離面
30とする。セパレートフィルムの剥離面30は、ラミ
ネートフィルム18の粘着層28との粘着・引き剥がし
が自在にできる面であることが好ましい。
【0016】一方、セパレートフィルム16の粘着層2
4は、ラベル紙14の記載面26との粘着・引き剥がし
が自在にできることが必要であり、さらに引き剥がした
場合には、粘着物質がラベル紙14の記載面26に全く
残存しない材質であることが好ましい。また、使用に際
して、セパレートフィルム16は剥離されて不要となる
ため、製造時から使用時に至るまでの期間、粘着層24
は、セパレートフィルム16とラベル紙14の粘着状態
を保持することができればよい。この粘着層24に用い
られる粘着剤は特に限定されないが、例えば、天然ゴム
系や合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル
樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコン樹脂系等の接着剤を
使用できるが、限定されない。粘着層24は、セパレー
トフィルム全面に形成されてもよいが、粘着層部分を、
点在、線状等不連続に有する粘着層であってもよい。
4は、ラベル紙14の記載面26との粘着・引き剥がし
が自在にできることが必要であり、さらに引き剥がした
場合には、粘着物質がラベル紙14の記載面26に全く
残存しない材質であることが好ましい。また、使用に際
して、セパレートフィルム16は剥離されて不要となる
ため、製造時から使用時に至るまでの期間、粘着層24
は、セパレートフィルム16とラベル紙14の粘着状態
を保持することができればよい。この粘着層24に用い
られる粘着剤は特に限定されないが、例えば、天然ゴム
系や合成ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル
樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコン樹脂系等の接着剤を
使用できるが、限定されない。粘着層24は、セパレー
トフィルム全面に形成されてもよいが、粘着層部分を、
点在、線状等不連続に有する粘着層であってもよい。
【0017】さらに、ラベル紙14は、アート紙、クラ
フト紙、合成紙、ポリエステルフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリエチレンフィルムポリ塩化ビニルフィ
ルム等の樹脂や紙を用いた基材が用いられ、片面に記載
面26を他の面に粘着層20を有する。ラベル紙14の
粘着層20は、ラベル紙14自体を貼着する物体の面に
固定し、固定状態を保持することが可能である粘着力を
要する。このような粘着力を有していれば、剥離が可能
であってもよく、あるいは、接着し引き剥がしが原則と
してできない程接着性が高いものであってもよく、特に
限定されないが、例えば、エポキシ系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂等の合成樹脂系の接着剤、あるいは天然ゴム系接
着剤等種々の接着剤が用いられ得る。粘着層20は、粘
着部分が全面にあっても、線状や点在等不連続に存在し
てもよい。また、テープ状の粘着剤シートを貼付しても
よい。
フト紙、合成紙、ポリエステルフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリエチレンフィルムポリ塩化ビニルフィ
ルム等の樹脂や紙を用いた基材が用いられ、片面に記載
面26を他の面に粘着層20を有する。ラベル紙14の
粘着層20は、ラベル紙14自体を貼着する物体の面に
固定し、固定状態を保持することが可能である粘着力を
要する。このような粘着力を有していれば、剥離が可能
であってもよく、あるいは、接着し引き剥がしが原則と
してできない程接着性が高いものであってもよく、特に
限定されないが、例えば、エポキシ系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂等の合成樹脂系の接着剤、あるいは天然ゴム系接
着剤等種々の接着剤が用いられ得る。粘着層20は、粘
着部分が全面にあっても、線状や点在等不連続に存在し
てもよい。また、テープ状の粘着剤シートを貼付しても
よい。
【0018】また、離型紙12は、特に基材として限定
はないが、アート紙、クラフト紙、合成紙、ポリエステ
ルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフ
ィルムポリ塩化ビニルフィルム等の樹脂や紙を用いた基
材が用いられ得る。離型紙12の一方の面は剥離面22
である。ラベル紙14の粘着層20が粘着する剥離面2
2は、ラベル紙14の粘着・剥離が自在であるように、
例えばシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、アミノアルキ
ド樹脂、ポリエステル樹脂等で等の表面活性剤処理が施
されている。
はないが、アート紙、クラフト紙、合成紙、ポリエステ
ルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフ
ィルムポリ塩化ビニルフィルム等の樹脂や紙を用いた基
材が用いられ得る。離型紙12の一方の面は剥離面22
である。ラベル紙14の粘着層20が粘着する剥離面2
2は、ラベル紙14の粘着・剥離が自在であるように、
例えばシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、アミノアルキ
ド樹脂、ポリエステル樹脂等で等の表面活性剤処理が施
されている。
【0019】また、ラベル紙14、セパレートフィルム
16、ラミネートフィルム18の3層に形成されるカッ
トの形状についても、特に限定されず方形、多角形状、
円形状、楕円形状等の任意の形状とすることにより、任
意の形状とすることができる。例えば、図2(a)に例
示するように、直線状のカット、または図2(b)に例
示するように、所望の一定形状のカットであってもよ
い。ただし、上記カットされた形状のセパレートフィル
ムには、少なくとも、1以上の切り込み32を有してい
ることを要する。
16、ラミネートフィルム18の3層に形成されるカッ
トの形状についても、特に限定されず方形、多角形状、
円形状、楕円形状等の任意の形状とすることにより、任
意の形状とすることができる。例えば、図2(a)に例
示するように、直線状のカット、または図2(b)に例
示するように、所望の一定形状のカットであってもよ
い。ただし、上記カットされた形状のセパレートフィル
ムには、少なくとも、1以上の切り込み32を有してい
ることを要する。
【0020】次に、本発明にかかるタックラベル10の
使用の態様について説明する。まず、ラミネートフィル
ム18の一部をセパレートフィルム16の切り込み部分
32までセパレートフィルム16と共に剥離し、セパレ
ートフィルム16の下から現れたラベル紙14の記載面
26に必要な記載事項を書きこむ。その後、剥離したラ
ミネートフィルム18に粘着しているセパレートフィル
ム16を、線状またはミシン目等の切り込みにより分割
されている部分を除去し、ラミネートフィルム18の粘
着層28をラベル紙14の記載面26に粘着する。この
場合、ラミネートフィルム18が剥離されていない部分
が、ラミネートフィルム18をラベル紙14に粘着する
際の粘着方向のガイドとなり、しわなく迅速にラミネー
トフィルム18を粘着することが可能となる。次に、ラ
ベル紙14に粘着していないラミネートフィルム18を
セパレートフィルム16と共に剥離し、ラベル紙14の
記載面26に必要であれば記載事項を書きこみ、ラミネ
ートフィルム18からセパレートフィルム16を除去
後、ラミネートフィルム18の粘着層28をラベル紙1
4の記載面26に被覆し粘着させる。このように使用す
ることにより、ラミネートフィルム18は一部が常にラ
ベル紙14に粘着またはセパレートフィルム16を介し
てラベル紙14に粘着されており、粘着部分がラミネー
トフィルム18をラベル紙14の記載面26に粘着する
際の位置決定、方向決定のガイドとしての役割を果た
し、迅速確実に、しわを生ずることなく、ラミネートフ
ィルム18をラベル紙14に貼着することが可能とな
る。
使用の態様について説明する。まず、ラミネートフィル
ム18の一部をセパレートフィルム16の切り込み部分
32までセパレートフィルム16と共に剥離し、セパレ
ートフィルム16の下から現れたラベル紙14の記載面
26に必要な記載事項を書きこむ。その後、剥離したラ
ミネートフィルム18に粘着しているセパレートフィル
ム16を、線状またはミシン目等の切り込みにより分割
されている部分を除去し、ラミネートフィルム18の粘
着層28をラベル紙14の記載面26に粘着する。この
場合、ラミネートフィルム18が剥離されていない部分
が、ラミネートフィルム18をラベル紙14に粘着する
際の粘着方向のガイドとなり、しわなく迅速にラミネー
トフィルム18を粘着することが可能となる。次に、ラ
ベル紙14に粘着していないラミネートフィルム18を
セパレートフィルム16と共に剥離し、ラベル紙14の
記載面26に必要であれば記載事項を書きこみ、ラミネ
ートフィルム18からセパレートフィルム16を除去
後、ラミネートフィルム18の粘着層28をラベル紙1
4の記載面26に被覆し粘着させる。このように使用す
ることにより、ラミネートフィルム18は一部が常にラ
ベル紙14に粘着またはセパレートフィルム16を介し
てラベル紙14に粘着されており、粘着部分がラミネー
トフィルム18をラベル紙14の記載面26に粘着する
際の位置決定、方向決定のガイドとしての役割を果た
し、迅速確実に、しわを生ずることなく、ラミネートフ
ィルム18をラベル紙14に貼着することが可能とな
る。
【0021】ここで、各粘着層の被着物に対する粘着性
の比較について述べる。セパレートフィルム16の剥離
面30に対するラミネートフィルム18の粘着層28の
接着強度のほうが、ラベル紙14の記載面26に対する
セパレートフィルム16の粘着層24の接着強度より大
きいことが好ましい。この場合、本発明にかかるタック
ラベルを使用する際に、ラミネートフィルム18とセパ
レートフィルム16を一体として持ち上げることが容易
となるからである。
の比較について述べる。セパレートフィルム16の剥離
面30に対するラミネートフィルム18の粘着層28の
接着強度のほうが、ラベル紙14の記載面26に対する
セパレートフィルム16の粘着層24の接着強度より大
きいことが好ましい。この場合、本発明にかかるタック
ラベルを使用する際に、ラミネートフィルム18とセパ
レートフィルム16を一体として持ち上げることが容易
となるからである。
【0022】また、離型紙12の剥離面22に対するラ
ベル紙14の粘着層20の接着強度は、ラベル紙14の
記載面26に対するセパレートフィルム16の粘着層2
4の接着強度より大きいことが好ましい。この場合、ラ
ミネートフィルム18とセパレートフィルム16を一体
として持ち上げた場合に、ラベル紙14が離型紙12に
粘着した状態を保持し、ラベル紙14がラミネートフィ
ルム18とセパレートフィルム16と共に離型紙から持
ち上がることがないためである。
ベル紙14の粘着層20の接着強度は、ラベル紙14の
記載面26に対するセパレートフィルム16の粘着層2
4の接着強度より大きいことが好ましい。この場合、ラ
ミネートフィルム18とセパレートフィルム16を一体
として持ち上げた場合に、ラベル紙14が離型紙12に
粘着した状態を保持し、ラベル紙14がラミネートフィ
ルム18とセパレートフィルム16と共に離型紙から持
ち上がることがないためである。
【0023】従って、各粘着層を形成する材料の選択
は、上記の条件に従って選択されることが好ましい。ま
た、さらに必要に応じて、テルペン樹脂、スチレン樹脂
などの粘着付与剤、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウムなどの充填剤、可塑剤などの軟化剤、アニリドなど
の酸化防止剤、架橋剤などを配合して、粘着性を調整し
得る。
は、上記の条件に従って選択されることが好ましい。ま
た、さらに必要に応じて、テルペン樹脂、スチレン樹脂
などの粘着付与剤、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウムなどの充填剤、可塑剤などの軟化剤、アニリドなど
の酸化防止剤、架橋剤などを配合して、粘着性を調整し
得る。
【0024】粘着層を付与する方法は特に限定されない
が、例えば上記の1種以上の接着剤を適当な溶剤に溶解
させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化さ
せて塗布する方法、離型紙にあらかじめ粘着剤層を塗布
形成して貼合わせる方法、両面テープを積層する方法な
どが挙げられる。
が、例えば上記の1種以上の接着剤を適当な溶剤に溶解
させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化さ
せて塗布する方法、離型紙にあらかじめ粘着剤層を塗布
形成して貼合わせる方法、両面テープを積層する方法な
どが挙げられる。
【0025】また、図3で例示するように、ラベル紙1
4・セパレートフィルム16・ラミネートフィルム18
で構成される3層構造体の端面、及び/またはセパレー
トフィルム16に形成されている切り込み32の端面に
対応するセパレートフィルム16の粘着層24の一定の
範囲に、粘着物質による処理をされていない領域34を
設けることも可能である。このような、領域を設けるこ
とにより、セパレートフィルム16の粘着層24をラベ
ル紙14の記載面26から引き剥がすことが容易にな
る。
4・セパレートフィルム16・ラミネートフィルム18
で構成される3層構造体の端面、及び/またはセパレー
トフィルム16に形成されている切り込み32の端面に
対応するセパレートフィルム16の粘着層24の一定の
範囲に、粘着物質による処理をされていない領域34を
設けることも可能である。このような、領域を設けるこ
とにより、セパレートフィルム16の粘着層24をラベ
ル紙14の記載面26から引き剥がすことが容易にな
る。
【0026】次に本発明にかかるタックラベルを製造す
る方法について説明する。図4は、本発明にかかるタッ
クラベルの製造装置の1例50の模式図である。ラミネ
ートフィルム52は、ロール状に巻回されたロールとし
てラミネートフィルム供給手段54に内蔵され、駆動モ
ータで駆動されたラミネートフィルム供給手段54より
供給される。同様に、セパレートフィルム56はロール
状に巻回されたロールとしてセパレートフィルム供給手
段58に内蔵され、駆動モータで駆動されたセパレート
フィルム供給手段58により供給される。
る方法について説明する。図4は、本発明にかかるタッ
クラベルの製造装置の1例50の模式図である。ラミネ
ートフィルム52は、ロール状に巻回されたロールとし
てラミネートフィルム供給手段54に内蔵され、駆動モ
ータで駆動されたラミネートフィルム供給手段54より
供給される。同様に、セパレートフィルム56はロール
状に巻回されたロールとしてセパレートフィルム供給手
段58に内蔵され、駆動モータで駆動されたセパレート
フィルム供給手段58により供給される。
【0027】ラミネートフィルム52は、その粘着層が
セパレートフィルムの剥離面と対面するように繰り出さ
れる。繰り出されたセパレートフィルムおよびラミネー
トフィルムは、例えば1対の対面ロールで構成される第
一の押圧手段60により加圧されることによりラミネー
トフィルムの粘着層がセパレートフィルムに粘着し、2
層構造シート62が形成される。かかる2層構造シート
62は、第一のハーフカット手段64に導入される。こ
のハーフカット手段64は、ラミネートフィルムの上部
のセパレートフィルムにのみ切り込みを形成する。この
ようなハーフカット手段では、例えば、上下一対のロー
ラからなる1組の型抜きローラを備え、これら一対のロ
ーラ間に上記2層構造シート62を挟んだ状態で搬送し
つつ、上側のローラに備えられたカッター刃によってセ
パレートフィルムの所定の位置に切り込みを形成する。
ここで、セパレートフィルムに形成される切り込みは、
線状のカットであっても、ミシン目状のカットであって
もよく、使用に際し他のセパレートフィルムからの除去
が容易であれば特に限定されない。かかる切り込みは、
製品となった個々のタックラベルのセパレートフィルム
の表面について、少なくとも1以上配設する。
セパレートフィルムの剥離面と対面するように繰り出さ
れる。繰り出されたセパレートフィルムおよびラミネー
トフィルムは、例えば1対の対面ロールで構成される第
一の押圧手段60により加圧されることによりラミネー
トフィルムの粘着層がセパレートフィルムに粘着し、2
層構造シート62が形成される。かかる2層構造シート
62は、第一のハーフカット手段64に導入される。こ
のハーフカット手段64は、ラミネートフィルムの上部
のセパレートフィルムにのみ切り込みを形成する。この
ようなハーフカット手段では、例えば、上下一対のロー
ラからなる1組の型抜きローラを備え、これら一対のロ
ーラ間に上記2層構造シート62を挟んだ状態で搬送し
つつ、上側のローラに備えられたカッター刃によってセ
パレートフィルムの所定の位置に切り込みを形成する。
ここで、セパレートフィルムに形成される切り込みは、
線状のカットであっても、ミシン目状のカットであって
もよく、使用に際し他のセパレートフィルムからの除去
が容易であれば特に限定されない。かかる切り込みは、
製品となった個々のタックラベルのセパレートフィルム
の表面について、少なくとも1以上配設する。
【0028】一方、記載面と粘着層を有して構成される
ラベル紙68は、その粘着層が離型紙に粘着された状態
で、ロール状に巻回されたロールとしてラベル紙供給手
段70に内蔵されている。この離型紙に粘着されたラベ
ル紙は、駆動モータで駆動されたラベル紙供給手段70
より繰り出される。上記第一のハーフカット手段64に
よりセパレートフィルムにのみ切り込みを形成させられ
た2層構造シート62は、繰り出されたラベル紙68の
記載面にセパレートフィルムの粘着層を対面させるよう
に、例えば1対の対面ロールで構成される第二の押圧手
段72を加圧されつつ通過し、4層構造シート74に形
成される。
ラベル紙68は、その粘着層が離型紙に粘着された状態
で、ロール状に巻回されたロールとしてラベル紙供給手
段70に内蔵されている。この離型紙に粘着されたラベ
ル紙は、駆動モータで駆動されたラベル紙供給手段70
より繰り出される。上記第一のハーフカット手段64に
よりセパレートフィルムにのみ切り込みを形成させられ
た2層構造シート62は、繰り出されたラベル紙68の
記載面にセパレートフィルムの粘着層を対面させるよう
に、例えば1対の対面ロールで構成される第二の押圧手
段72を加圧されつつ通過し、4層構造シート74に形
成される。
【0029】ここで、離型紙に粘着されたラベル紙は、
第二の押圧手段を経過する前に、必要に応じて、その記
載面に文字・図形等を印刷するステップ76を経ること
も可能である。この場合、予め離型紙と粘着させる工程
の前にラベル紙の記載面に印刷を施した後、他の片面に
粘着剤を塗布または印刷等により粘着層を形成し、その
後離型紙と粘着させるようにしてもよい。
第二の押圧手段を経過する前に、必要に応じて、その記
載面に文字・図形等を印刷するステップ76を経ること
も可能である。この場合、予め離型紙と粘着させる工程
の前にラベル紙の記載面に印刷を施した後、他の片面に
粘着剤を塗布または印刷等により粘着層を形成し、その
後離型紙と粘着させるようにしてもよい。
【0030】4層構造に形成されたシート74は、第二
のハーフカット手段78により、ラミネートフィルム、
セパレートフィルムおよびラベル紙の3層のみ所望の形
状にハーフカットされる。この場合の、第二のハーフカ
ット手段78は、離型紙のみを残して、上部のラミネー
トフィルム、セパレートフィルム、ラベル紙まで切り込
みを形成する。このような第二のハーフカット手段78
では、例えば、上下一対のローラからなる1組の型抜き
ローラを備え、これら一対のローラ間に上記4層構造シ
ートを挟んだ状態で搬送しつつ、上部ローラに備えられ
た所定形状のダイカット用のカッター刃と下部のローラ
に挟まれた4層構造シートの上部3層のみに所定の形状
に切り込みが形成される。
のハーフカット手段78により、ラミネートフィルム、
セパレートフィルムおよびラベル紙の3層のみ所望の形
状にハーフカットされる。この場合の、第二のハーフカ
ット手段78は、離型紙のみを残して、上部のラミネー
トフィルム、セパレートフィルム、ラベル紙まで切り込
みを形成する。このような第二のハーフカット手段78
では、例えば、上下一対のローラからなる1組の型抜き
ローラを備え、これら一対のローラ間に上記4層構造シ
ートを挟んだ状態で搬送しつつ、上部ローラに備えられ
た所定形状のダイカット用のカッター刃と下部のローラ
に挟まれた4層構造シートの上部3層のみに所定の形状
に切り込みが形成される。
【0031】ラミネートフィルム、セパレートフィル
ム、ラベル紙の3層構造体に第二のハーフカット手段7
8によって形成されるカットの形状についても、特に限
定されず、ハーフカット手段78のカッター刃の形状を
方形、多角形状、円形状、楕円形状等の任意の形状とす
ることにより、任意の形状とすることができる。ただ
し、上記カットされた切り込みの形状のセパレートフィ
ルムには、第一のハーフカット手段64によって形成さ
れた少なくとも1以上の切り込みを有していることを要
する。
ム、ラベル紙の3層構造体に第二のハーフカット手段7
8によって形成されるカットの形状についても、特に限
定されず、ハーフカット手段78のカッター刃の形状を
方形、多角形状、円形状、楕円形状等の任意の形状とす
ることにより、任意の形状とすることができる。ただ
し、上記カットされた切り込みの形状のセパレートフィ
ルムには、第一のハーフカット手段64によって形成さ
れた少なくとも1以上の切り込みを有していることを要
する。
【0032】また、ラミネートフィルムおよびセパレー
トフィルムおよびラベル紙で構成される3層構造シート
の不要となった部分は、剥離手段80により剥がされ、
回収手段82により回収される。具体的には、例えば、
固定式のガイドバーや自由に回転するガイドロールで構
成される剥離部を設けて、不要部分の3層シートを4層
構造シートの進行方向に対し反対側に角度を持って移動
させ離型紙から剥離させて、カス取りロールに導き巻き
取るようにしてもよい。
トフィルムおよびラベル紙で構成される3層構造シート
の不要となった部分は、剥離手段80により剥がされ、
回収手段82により回収される。具体的には、例えば、
固定式のガイドバーや自由に回転するガイドロールで構
成される剥離部を設けて、不要部分の3層シートを4層
構造シートの進行方向に対し反対側に角度を持って移動
させ離型紙から剥離させて、カス取りロールに導き巻き
取るようにしてもよい。
【0033】不要部分を除去されたタックラベルは、最
終的には、枚葉に成形する場合は、タックラベルを掲載
した離型紙が所望の枚葉形状にカットされ枚葉形状のタ
ックラベル84として重畳され回収される。また、巻物
状に保管される場合は、巻き取り手段86により、巻回
されて回収される。
終的には、枚葉に成形する場合は、タックラベルを掲載
した離型紙が所望の枚葉形状にカットされ枚葉形状のタ
ックラベル84として重畳され回収される。また、巻物
状に保管される場合は、巻き取り手段86により、巻回
されて回収される。
【0034】枚葉状にカットする手段は、例えば、下側
カッター刃と上側カッター刃を備えた切断手段であっ
て、下側カッター刃が4層シートの下面側に固定されて
おり、昇降機構により上下方向に移動する上側カッター
刃の動きにより切断され、重畳され得る。また、ロール
状に巻回する手段は、巻き取り手段により、巻回され得
る。
カッター刃と上側カッター刃を備えた切断手段であっ
て、下側カッター刃が4層シートの下面側に固定されて
おり、昇降機構により上下方向に移動する上側カッター
刃の動きにより切断され、重畳され得る。また、ロール
状に巻回する手段は、巻き取り手段により、巻回され得
る。
【0035】なお、上記の場合は、ラミネートフィル
ム、セパレートフィルムおよびラベル紙で構成される3
層構造体の所定の形状よりも離型紙が大きい場合を例示
したが、ラミネートフィルム、セパレートフィルムおよ
びラベル紙の3層構造シートの所定の形状と離型紙の形
状が同一形状であってもよい。この場合は、上記ハーフ
カットステップと最終段階での離型紙のカットステップ
は、同一の枚葉状カットステップとすることができる。
さらに、これらラミネートフィルム、セパレートフィル
ム、ラベル紙、および離型紙からなる4層構造シート
が、方形であり、不要部分がない態様の場合は、不要部
分の除去ステップを削除することが可能である。
ム、セパレートフィルムおよびラベル紙で構成される3
層構造体の所定の形状よりも離型紙が大きい場合を例示
したが、ラミネートフィルム、セパレートフィルムおよ
びラベル紙の3層構造シートの所定の形状と離型紙の形
状が同一形状であってもよい。この場合は、上記ハーフ
カットステップと最終段階での離型紙のカットステップ
は、同一の枚葉状カットステップとすることができる。
さらに、これらラミネートフィルム、セパレートフィル
ム、ラベル紙、および離型紙からなる4層構造シート
が、方形であり、不要部分がない態様の場合は、不要部
分の除去ステップを削除することが可能である。
【0036】また、上記装置は本発明にかかるタックラ
ベルの製造装置の1例であり、各構成部分は、本発明の
範囲内で、種々変更することが可能である。
ベルの製造装置の1例であり、各構成部分は、本発明の
範囲内で、種々変更することが可能である。
【0037】例えば、上記に示される枚葉状にカットす
る態様は、ラミネートフィルム、セパレートフィルムお
よびラベル紙からなる3層構造体の所定の形状より、離
型紙が大きい場合を例示したが、ラミネートフィルム、
セパレートフィルムおよびラベル紙の3層構造シートの
所定の形状と離型紙の形状が同一形状であってもよい。
この場合は、上記第2のハーフカットステップは不要で
ある。さらに、これらラミネートフィルム、セパレート
フィルム、ラベル紙、および離型紙の4層構造シート
が、方形である場合、そのカットの態様により不要部分
の除去ステップを削除することが可能である。
る態様は、ラミネートフィルム、セパレートフィルムお
よびラベル紙からなる3層構造体の所定の形状より、離
型紙が大きい場合を例示したが、ラミネートフィルム、
セパレートフィルムおよびラベル紙の3層構造シートの
所定の形状と離型紙の形状が同一形状であってもよい。
この場合は、上記第2のハーフカットステップは不要で
ある。さらに、これらラミネートフィルム、セパレート
フィルム、ラベル紙、および離型紙の4層構造シート
が、方形である場合、そのカットの態様により不要部分
の除去ステップを削除することが可能である。
【0038】また、ラミネートフィルム、セパレートフ
ィルム、ラベル紙、離型紙の相互の粘着段階の順は、本
発明にかかるタックラベルの構成を有する範囲内での変
更され得る。さらに、上記タックラベルに用いられる種
々の材料について、ラミネートフィルムの粘着層の形
成、セパレートフィルムの剥離面及び粘着層の形成、ラ
ベル紙の粘着層の形成、離型紙の剥離面の形成の各ステ
ップ、及び離型紙とラベル紙の粘着ステップは、上記タ
ックラベルの製造方法に包括して内蔵し得る。あるい
は、これらの処理が段階的に行われている材料を本発明
にかかるタックラベルの製造方法に用いてもよい。さら
に、ラミネートフィルム、セパレートフィルム及びラベ
ル紙に粘着層を形成するステップ、ラベル紙の記載面お
よび/またはセパレートフィルムの剥離面、ラミネート
フィルム、離型紙の表面に印刷を施す印刷ステップ等を
包括して内蔵し得る。さらに、ラミネートフィルム、ラ
ベル紙、セパレートフィルムの供給手段は、自動制御手
段を具備することにより、この自動制御手段に入力され
る駆動信号により、駆動速度を互いに連動して調整する
ことが可能である。また、ハーフカット手段において、
フィルムの厚さに応じてカット深さを調整することも可
能である。
ィルム、ラベル紙、離型紙の相互の粘着段階の順は、本
発明にかかるタックラベルの構成を有する範囲内での変
更され得る。さらに、上記タックラベルに用いられる種
々の材料について、ラミネートフィルムの粘着層の形
成、セパレートフィルムの剥離面及び粘着層の形成、ラ
ベル紙の粘着層の形成、離型紙の剥離面の形成の各ステ
ップ、及び離型紙とラベル紙の粘着ステップは、上記タ
ックラベルの製造方法に包括して内蔵し得る。あるい
は、これらの処理が段階的に行われている材料を本発明
にかかるタックラベルの製造方法に用いてもよい。さら
に、ラミネートフィルム、セパレートフィルム及びラベ
ル紙に粘着層を形成するステップ、ラベル紙の記載面お
よび/またはセパレートフィルムの剥離面、ラミネート
フィルム、離型紙の表面に印刷を施す印刷ステップ等を
包括して内蔵し得る。さらに、ラミネートフィルム、ラ
ベル紙、セパレートフィルムの供給手段は、自動制御手
段を具備することにより、この自動制御手段に入力され
る駆動信号により、駆動速度を互いに連動して調整する
ことが可能である。また、ハーフカット手段において、
フィルムの厚さに応じてカット深さを調整することも可
能である。
【0039】かかるタックラベルは、ラミネートフィル
ム、セパレートフィルム、ラベル紙が一定形状で一体と
して粘着されているため、外力によりこれらのうちの1
構成部分が剥がれるおそれが少なく、使用前の保管が簡
便である。また、製造工程において、ラミネートフィル
ム、セパレートフィルム、ラベル紙が一定の同一形状で
あるため、これらのカットを積層したまま一段階で行う
ことが可能である。
ム、セパレートフィルム、ラベル紙が一定形状で一体と
して粘着されているため、外力によりこれらのうちの1
構成部分が剥がれるおそれが少なく、使用前の保管が簡
便である。また、製造工程において、ラミネートフィル
ム、セパレートフィルム、ラベル紙が一定の同一形状で
あるため、これらのカットを積層したまま一段階で行う
ことが可能である。
【0040】以上、本発明にかかるタックラベルの製造
方法及び装置について、実施の形態を示して説明した
が、本発明はかかる態様に限定されず、その趣旨を逸脱
しない範囲内で、当業者等の知識に基づき種々なる改
良、修正変形を加えた形態で実施し得るものである。
方法及び装置について、実施の形態を示して説明した
が、本発明はかかる態様に限定されず、その趣旨を逸脱
しない範囲内で、当業者等の知識に基づき種々なる改
良、修正変形を加えた形態で実施し得るものである。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかるタッ
クラベルは、ラミネートフィルム、セパレートフィル
ム、ラベル紙が一定形状で一体として粘着されているた
め、外力によりこれらのうちの1構成部分が剥がれるお
それが少なく、使用前の保管が簡便である。また、かか
るタックラベルは使用に際し、迅速確実に、しわを生ず
ることなく、ラミネートフィルムを美しくラベル紙の記
載面に貼着することが可能となる。また、製造工程にお
いて、ラミネートフィルム、セパレートフィルム、ラベ
ル紙が一定の同一形状であるため、これらのカットを積
層したまま一段階で行うことが可能であり、製造工程を
複雑にすることなく、所望のタックラベルを製造するこ
とが可能である。
クラベルは、ラミネートフィルム、セパレートフィル
ム、ラベル紙が一定形状で一体として粘着されているた
め、外力によりこれらのうちの1構成部分が剥がれるお
それが少なく、使用前の保管が簡便である。また、かか
るタックラベルは使用に際し、迅速確実に、しわを生ず
ることなく、ラミネートフィルムを美しくラベル紙の記
載面に貼着することが可能となる。また、製造工程にお
いて、ラミネートフィルム、セパレートフィルム、ラベ
ル紙が一定の同一形状であるため、これらのカットを積
層したまま一段階で行うことが可能であり、製造工程を
複雑にすることなく、所望のタックラベルを製造するこ
とが可能である。
【図1】本発明のタックラベルの断面模式図である。
【図2】本発明のタックラベルの実施例の正面図であ
る。
る。
【図3】本発明のタックラベルのラミネートフィルムの
粘着層の態様である。
粘着層の態様である。
【図4】本発明にかかるタックラベルの製造装置の一例
の側方模式図である。
の側方模式図である。
【図5】従来技術の一例である。
10:本発明にかかるタックラベル 12:離型紙 14:ラベル紙 16:セパレートフィルム 18:ラミネートフィルム 20:ラベル紙の粘着層 22:離型紙の剥離面 24:セパレートフィルムの粘着層 26:ラベル紙の記載面 28:ラミネートフィルムの粘着層 30:セパレートフィルムの剥離面 32:セパレートフィルムの切り込み 34:粘着物質による処理をされていない領域 50:タックラベルの製造装置 52:ラミネートフィルム 54:ラミネートフィルム供給手段 56:セパレートフィルム 58:セパレートフィルム供給手段 60:第一の押圧手段 62:2層構造シート 64:第一のハーフカット手段 66:ガイドロール 68:ラベル紙 70:ラベル紙供給手段 72:第二の押圧手段 74:4層構造シート 76:印刷手段 78:第二のハーフカット手段 80:剥離手段 82:回収手段 84:枚葉形状のタックラベル 86:巻き取り手段 100:従来技術によるタックラベルの1例 102:ラミネートフィルムの粘着面 104:ラミネートフィルム 106:ラミネートフィルムの1端 108:ラベル材 110:ラベル材の記載面 112:離型紙 114:離型紙の剥離面 116:ラベル材の粘着層 118:台紙の剥離面 120:台紙
フロントページの続き Fターム(参考) 3E075 BA83 CA02 DA03 DA04 DA05 DA14 DA33 DA35 DB03 DB14 DB16 DB19 DD02 DD03 DD09 DD32 GA01 GA02 GA04
Claims (2)
- 【請求項1】 片面に粘着層を有しているラミネートフ
ィルム、片面に粘着層を他の面に剥離面を有しているセ
パレートフィルム、片面に記載面を他の面に粘着層を有
しているラベル紙、及び片面に剥離層を有している離型
紙から構成され、かつ、ラベル紙の粘着層が離型紙の剥
離面に粘着し、セパレートフィルムの粘着層がラベル紙
の記載面に粘着し、ラミネートフィルムの粘着層がセパ
レートフィルムの剥離面に粘着して4層構造を形成す
る、タックラベル。 - 【請求項2】 前記4層構造を有するタックラベルにお
いて、前記セパレートフィルムに1以上の切り込みが形
成されている、請求項1に記載するタックラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11208747A JP2001034171A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | タックラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11208747A JP2001034171A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | タックラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001034171A true JP2001034171A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16561422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11208747A Withdrawn JP2001034171A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | タックラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001034171A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1298626A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-02 | The Procter & Gamble Company | Improved label for stretch wrapped stacks |
US7157127B2 (en) | 2001-09-28 | 2007-01-02 | The Procter & Gamble Company | Label for stretch wrapped stack |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP11208747A patent/JP2001034171A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1298626A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-02 | The Procter & Gamble Company | Improved label for stretch wrapped stacks |
WO2003027765A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-03 | The Procter & Gamble Company | Improved label for stretch wrapped stacks |
US7157127B2 (en) | 2001-09-28 | 2007-01-02 | The Procter & Gamble Company | Label for stretch wrapped stack |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061003 |