JP2001033942A - フォトマスク、露光装置、および半導体ウェーハ - Google Patents

フォトマスク、露光装置、および半導体ウェーハ

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JP2001033942A
JP2001033942A JP20816499A JP20816499A JP2001033942A JP 2001033942 A JP2001033942 A JP 2001033942A JP 20816499 A JP20816499 A JP 20816499A JP 20816499 A JP20816499 A JP 20816499A JP 2001033942 A JP2001033942 A JP 2001033942A
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mark
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Takashi Sato
隆 佐藤
Kazuo Tawarayama
和雄 俵山
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Toshiba Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アライメント誤差の誤差量を高精度に測定す
ることができる測定用マークの配置を提供する。 【解決手段】 露光領域内に少なくとも2つの測定用マ
ークが配置されたフォトマスクであって、第1の測定用
マークが露光領域の中心を原点とするY軸に近接して配
置され、第2の測定用マークが、X軸およびY軸のどち
らにも近接して配置されず、かつ、第1の測定用マーク
からの距離がX軸よりも大きくなるように配置されてい
る。また、X軸とY軸を入れ替えた構成のフォトマスク
である。さらに、このフォトマスクを用いた露光装置、
この測定用マークが露光される半導体ウェーハである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトマスクおよ
びこれを用いた露光装置、並びに、このフォトマスクを
用いて露光された半導体ウェーハに関する。特に、本発
明は、露光工程で用いられる重ね合わせ誤差測定用マー
クの配置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程では、異なったパターン
が半導体ウェーハ上に多数重ねて露光される。そして、
露光工程においては、前の工程のパターンと次の工程の
パターンの位置関係を正確に合わせる作業(アライメン
ト;alignment)が行われる。アライメント作業によっ
て、パターン相互の位置関係が正確なものとなり、設計
通りの特性を有するLSIが実現する。通常、フォトマ
スクの露光領域内の半導体チップパターンの外側に、パ
ターンの重ね合わせ誤差(アライメント誤差)の誤差量
を測定するための測定用マークが配置される。
【0003】図8および図9は、従来の測定用マークの
配置例を示す図である。図8に示した例では、チップ1
4の右下角付近に測定用マーク10および測定用マーク
12が配置されている。この配置例では、たとえばチッ
プ14にX方向またはY方向に合わせずれが生じた場
合、その誤差量は測定用マーク10と測定用マーク12
によって精度良く検出することができる。ところが、図
8の配置例は、回転誤差検出の精度が悪いという不具合
を有している。たとえば図10に示すように、チップ1
4の位置がチップ14aの位置に回転した場合を考えて
みる。この場合、チップ14aは、測定用マーク10お
よび測定用マーク12が配置されている角を中心に回転
している。そのため、測定用マーク10および測定用マ
ーク12付近の誤差量はチップ14a全体の誤差量と比
べるとかなり小さいものとなる。したがって、チップ1
4aの回転誤差の誤差量を十分精度良く検出することは
できない。また、チップの倍率誤差についても精度良く
その誤差量を測定できない。上記と同様、測定用マーク
10と12との間の距離が近く、測定用マーク10およ
び測定用マーク12付近での誤差量が全体のもの比べて
小さいからである。
【0004】一方、図9に示した例では、X及びY軸上
に測定用マーク10及び測定用マーク12がそれぞれ配
置されている。この配置例では、図8に示した配置例と
比較すれば、回転誤差、倍率誤差共に高精度にその誤差
量を検出することはできる。というのは、図8と比べて
測定用マーク10と12間の距離が大きくなっており、
測定用マーク10および測定用マーク12付近での誤差
量が図8の場合と比べて大きくなるからである。しかし
ながら、近年の微細化したパターンの形成に必要なアラ
イメント精度を実現するには図9に示した配置例でも十
分とは言えない。
【0005】そのため、図11に示すように、測定用マ
ーク10および測定用マーク12をその距離が最も遠く
なるようにチップ14の対角線上に配置する例がある。
この配置例によれば、2つの測定用マーク10および測
定用マーク12の間の距離が図8および図9に示した例
と比べてかなり大きいので、回転誤差、倍率誤差共によ
り高精度に検出することができる。しかしながら、倍率
誤差が2つの測定用マーク10と12を結ぶチップ14
の対角線方向に現れている場合、測定用マーク10およ
び12の位置ではその誤差量が小さいため、チップ14
全体の誤差量を高精度に測定できない。また、チップ1
4に平行四辺形歪みがあっても、その他の誤差がその歪
みを打ち消す方向に生じてしまうと、その平行四辺形歪
みの誤差量が正確に測定されない。すなわち、図11の
チップ14bは、平行四辺形歪みに加えて、さらにその
歪みを打ち消す方向に回転誤差およびX方向の倍率誤差
が生じた場合を示すものである。この場合、測定用マー
ク10および12の位置ではこれらの誤差が互いに相殺
されてしまうので、2つのマーク位置では見掛け上アラ
イメント誤差はほとんど生じていない。したがって、図
11の配置では、上記のような状況下にあっては、平行
四辺形歪みを検出することができない。
【0006】一方、上記の配置例では測定用マークは2
つであったが、測定用マークの数を増やすことで回転誤
差、倍率誤差、平行四辺形歪みといったアライメント誤
差をすべて高精度に検出する方法も考えられる。しか
し、多数の測定用マークの測定には長時間を要し、その
ため生産性の低下を招くおそれがあるため、測定用マー
クの数は最小限にする必要があった。
【0007】このように、測定用マークを2つ以内にし
て生産性低下を防止することと、高精度にすべての誤差
を測定することは互いにトレードオフの関係にあり、両
立しないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題を解決し、アライメント誤差の誤差量を高精度に測
定することができる測定用マークが配置されたフォトマ
スクを提供することを目的とする。
【0009】本発明のさらに他の目的は、より正確なア
ライメントを行うことができる露光装置を提供すること
である。
【0010】本発明のさらに他の目的は、アライメント
誤差の誤差量を高精度に測定することができる半導体ウ
ェーハを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の特徴は、露光領域内に少なくとも2
つの測定用マークを有し、少なくとも1つの第1の測定
用マークは露光領域の中心を原点とするX軸またはY軸
のどちらか一方の第1の軸に近接して配置され、他の少
なくとも一つの第2の測定用マークは、X軸およびY軸
のどちらにも近接して配置されず、かつ、第1の測定用
マークからの距離が第1の軸以外の第2の軸からの距離
よりも大きくなるように配置されているフォトマスクで
あることである。
【0012】好ましくは、第2の測定用マークは、第1
の軸よりも第2の軸との距離の方が小さくなるように配
置されていることである。
【0013】本発明の第1の特徴によれば、第1の測定
用マークと第2の測定用マークの間の距離をできるだけ
大きくする一方、共にチップの対角線上に配置されない
ようにする。したがって、(A)X方向またはY方向の
合わせずれ誤差、(B)回転誤差、(C)倍率誤差およ
び(D)平行四辺形歪みのすべての誤差量を高精度に測
定することを可能とする。それにより、アライメント精
度の向上を図ることができ、より正確な露光を行うこと
ができる。そして、半導体集積回路の微細化を一層進め
ることが可能となる。
【0014】より好ましくは、フォトマスクは、少なく
とも1つの第3の測定用マークは第2の軸に関して第1
の測定用マークの位置の対称位置に配置され、少なくと
も1つの第4の測定用マークは第1の軸に関して第2の
測定用マークの位置の対称位置に配置されていることで
ある。これにより、異なるステップで露光された隣接す
るパターンの位置合わせ誤差の評価も可能となる。した
がって、同一露光工程のパターンの配列の位置合わせ精
度を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るフォトマスクの測定用マークの配
置を示す図である。
【0017】通常、アライメント誤差の測定は、前の工
程の露光で形成された測定用マークと次の工程の露光で
形成された測定用マークを用いて行われる。
【0018】チップ内のアライメント誤差を測定した場
合、測定用マークで検出される誤差量のX成分(ΔX)
とY成分(ΔY)は一般に次の式で表わされる。
【0019】
【数1】 ΔX=(Xシフト)+X・(X方向倍率) −Y・(回転) ……(1) ΔY=(Yシフト)+Y・(Y方向倍率) +X((回転)+(平行四辺形歪み))……(2) ここで、X,Yは任意の点を原点とした場合の測定用マ
ークの座標、(Xシフト)、(Yシフト)はX方向、Y
方向の合わせずれ誤差の誤差量、(X方向倍率)、(Y
方向倍率)はX方向、Y方向の倍率誤差の誤差量、(回
転)は回転誤差の誤差量、(平行四辺形歪み)は平行四
辺形歪みの誤差量である。また、平行四辺形歪みはY方
向に生じているものとする(したがって、X方向には歪
みによる誤差は無い)。
【0020】上記(1)式、(2)式において、(Xシ
フト)および(Yシフト)は定数と見なすことができ
る。すなわち、露光装置はレーザー干渉計の位置測定に
より位置決めされたステージ上にあるウェーハを露光し
ている。したがって、チップのシフト量はウェーハの位
置決めで決まるシフト量と実質上同じであると考えるこ
とができる。ウェーハのシフト量を別途求めれば、上記
(1)式および(2)式は次のように書換えることがで
きる。
【0021】
【数2】 ΔX=(定数項)+X・(X方向倍率) −Y・(回転) ……(3) ΔY=(定数項)+Y・(Y方向倍率) +X((回転)+(平行四辺形歪み))……(4) 上記(3)式および(4)式から明らかなように、Xお
よびYを大きくすれば、同じ(X方向倍率)、(Y方向
倍率)、(回転)および(平行四辺形歪み)に対して、
ΔXおよびΔYを大きくすることができる。すなわち、
これら同じ誤差量に対して、ΔXおよびΔYを大きく検
出することが可能となり、それにより検出精度の向上を
図ることができる。そして、測定用マークの数を最小限
の2つとした場合、その一方を原点におけば、上述した
XおよびYは2つの測定用マーク間の距離に相当する。
したがって、測定用マークが2つの場合には、それらの
間の距離をできるだけ大きくすれば良いことになる。
【0022】したがって、従来技術において、図11に
示したように、チップ14の対角線上に2つの測定用マ
ークを配置すれば確かに(B)回転誤差および(C)倍
率誤差の誤差量についても高精度に測定可能である。し
かしながら、2つの測定用マークが共にチップの対角線
上に配置された場合、(D)平行四辺形歪みについては
十分な精度でその誤差量を測定できない。また、その対
角線方向に(C)倍率誤差が生じた場合も同様に高精度
の測定は望めない。
【0023】そこで、本発明者らは、(A)X方向また
はY方向の合わせずれ誤差だけでなく、(B)回転誤
差、(C)倍率誤差および(D)平行四辺形歪みのすべ
てに対して高精度にその誤差量を測定できる測定用マー
クの配置を種々試みた結果、図1に示す測定用マーク配
置であれば、これらすべての誤差量を現在の微細化した
パターンのアライメントにとって十分に高い精度で測定
を行うことができることを見出した。すなわち、図1に
示すように、本発明の実施の形態に係る測定用マークの
配置は、露光領域内に2つの測定用マークが配置され、
第1の測定用マーク12は露光領域の中心を原点とする
Y軸に近接して配置され、第2の測定用マーク10は、
X軸およびY軸のどちらにも近接して配置されず、か
つ、第1の測定用マーク12からの距離がX軸からの距
離よりも大きくなるように配置されている。そして、第
2の測定用マーク10はY軸との距離よりもX軸との距
離の方が小さくなるように配置されている。
【0024】このように測定用マークを配置することに
より、2つの測定用マーク間距離は従来技術の図8およ
び図9に示した測定用マーク配置例と比べて大きくな
る。これにより、上記(3)式および(4)式のXおよ
びYは大きくなり、その結果、ΔXおよびΔYが大きく
検出されることになる。したがって、誤差測定の検出精
度が向上する。一方、従来技術の図11に示した測定用
マーク配置例のように2つの測定用マークは共にチップ
の対角線上に配置されていない。すなわち、本発明の実
施の形態では、2つの測定用マーク間距離をできるだけ
大きくする一方、共に対角線上に配置されないようにす
ることで、(A)X方向またはY方向の合わせずれ誤
差、(B)回転誤差、(C)倍率誤差および(D)平行
四辺形歪みのすべての誤差量を高精度に測定することを
可能とするものである。
【0025】ここで、(A)X方向またはY方向の合わ
せずれ誤差、(B)回転誤差、(C)倍率誤差および
(D)平行四辺形歪みについて簡単に説明しておく。図
5は、各誤差を説明するための図である。(a)がX方
向またはY方向の合わせずれ誤差、(b)が回転誤差、
(c)が倍率誤差、(d)が平行四辺形歪みである。
(a)のX方向またはY方向の合わせずれ誤差はフォト
マスクまたはウェーハがX方向またはY方向にシフトす
ることで発生する誤差である。(b)の回転誤差はフォ
トマスクまたはウェーハが回転することで発生する誤差
である。(c)の倍率誤差はウェーハまたはレンズの伸
縮で発生する誤差、(d)平行四辺形歪みは主にレンズ
自体の歪みによって発生する誤差である。この誤差はス
キャナー型の露光装置においてはステージの走行誤差に
よっても多く見られるものである。
【0026】本発明の第1の実施の形態においては、各
測定用マーク10および測定用マーク12は共に、X方
向およびY方向の誤差量を測定できるように、X方向の
測定用マークおよびY方向の測定測定用マークの両方を
含むように構成すれば良い。2つの測定用マークで実質
的に4点測定できることになるからである。それによ
り、アライメント誤差の測定の精度は高まり、しかも一
つの測定用マークで2点を測定できることから、ウェー
ハや測定装置を測定のために移動する時間が大幅に短縮
される。したがって、半導体製造の生産性を向上し、生
産コストが低減される。
【0027】本発明の第1の実施の形態においては、測
定用マークの形はX方向、Y方向の誤差量を測定できる
ものであればどのような形であっても構わない。たとえ
ば、図6に示すような、(a)バーニア・マーク、
(b)バー・イン・バー・マーク、(c)ボックス・イ
ン・ボックス・マーク、を用いれば良い。
【0028】図2〜図4は、本発明の実施の形態の変形
例である。これら変形例においても上記実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0029】本発明の第1の実施の形態によれば、
(A)X方向またはY方向の合わせずれ誤差に加えて、
(B)回転誤差、(C)倍率誤差および(D)平行四辺
形歪みのすべての誤差量を高精度に測定することが可能
となる。それにより、アライメント精度の向上を図るこ
とができ、より正確な露光を行うことができる。そし
て、半導体集積回路の微細化を一層進めることが可能と
なる。
【0030】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、
異なる工程間のパターンの重ね合わせ誤差の誤差量を測
定するものであったが、本発明の第2の実施の形態はさ
らに、同一露光工程内の隣接する同一パターンの配列の
位置合わせ誤差の誤差量の測定も可能とするものであ
る。すなわち、本発明の第2の実施の形態は、同一工程
において、同一パターン(1チップであっても複数チッ
プであっても構わない)を繰り返し露光するような場合
において、隣接する、異なるステップで露光された、パ
ターン間の位置合わせ誤差の誤差量の測定を可能とす
る。
【0031】図7は、本発明の第2の実施の形態に係る
フォトマスクの測定用マークの配置を示す図である。図
7に示すように、本発明の第2の実施に係る配置は、図
1に示した第1の実施の形態に係る第1の測定用マーク
12および第2の測定用マーク10に、さらに測定用マ
ーク16および測定用マーク18を付加したものであ
る。第3の測定用マーク18はX軸に関して第1の測定
用マーク12の位置の対称位置にそれぞれ配置され、第
4の測定用マーク16はY軸に関して第2の測定用マー
ク10の位置の対称位置に配置される。
【0032】このように配置された4つの測定用マーク
10,12,16および18を連続的に露光した場合、
図7に示すように、隣接するチップ間では、測定用マー
ク10と測定用マーク16aと、測定用マーク12と測
定用マーク18aと、がそれぞれ重なり合う。そして、
重なり合う測定用マーク間で重ね合わせ誤差の誤差量を
測定することが可能となる。それにより、異なるステッ
プで露光されたチップ間の位置合わせ誤差の誤差量を測
定できる。
【0033】本発明の第2の実施の形態に係る測定用マ
ーク配置は、第1の実施の形態の測定用マーク配置を用
いたものを説明したが、第1の実施の形態の変形例をそ
れぞれ用いたものであってももちろん構わない。
【0034】本発明の第2の実施の形態によれば、第1
の実施の形態と同様の効果を実現できると共に、異なる
ステップで露光された隣接するパターンの位置合わせ誤
差の評価も可能となる。したがって、同一露光工程のパ
ターンの配列の位置合わせ精度を向上できる。
【0035】以上、本発明者らによってなされた発明を
上記実施形態によって記載したが、この開示の一部をな
す論述および図面はこの発明を限定するものであると理
解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替
実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
【0036】たとえば、第1および第2の実施の形態で
説明した測定用マークは一例を示したに過ぎず、光学顕
微鏡で測定するものであっても電子顕微鏡を用いて測定
するものであっても同様の効果が期待できる。また、誤
差量の測定に当たっては自動測定を利用することも可能
である。
【0037】さらに、第1および第2の実施の形態にお
いては、測定用マークをチップ外に配置したが、必ずし
もチップ外に配置する必要はなく、本発明の主旨を逸脱
しない範囲内でチップ内の適当な位置に配置することも
可能である。
【0038】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を包含するということを理解す
べきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な
特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定さ
れるものである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、アライメント誤差の誤
差量を高精度に測定可能な測定用マークが配置されたフ
ォトマスクを提供できる。
【0040】本発明によれば、高精度のアライメントを
行う露光装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフォトマスク
に設けられた測定用マークの配置を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の第1の変形例を示
す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の第2の変形例を示
す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の第3の変形例を示
す図である。
【図5】(a)は、X方向またはY方向の合わせずれ誤
差、(b)は、回転誤差、(c)は、倍率誤差、(d)
は、平行四辺形歪み、を説明するための図である。
【図6】(a)は、バーニア・マーク、(b)は、バー
・イン・バー・マーク、(c)は、ボックス・イン・ボ
ックス・マーク、を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るフォトマスク
に設けられた測定用マークの配置を示す図である。
【図8】従来技術に係る測定用マークの配置例を示す図
である。
【図9】従来技術に係る測定用マークの配置例を示す図
である。
【図10】従来技術に係る測定用マークの配置例の問題
点を説明するための図である。
【図11】従来技術に係る測定用マークの配置例を示す
図である。
【符号の説明】 10,12,16,18 測定用マーク 14 チップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光領域内に少なくとも2つの測定用マ
    ークを有し、少なくとも1つの測定用マーク(以下、第
    1の測定用マークという)は前記露光領域の中心を原点
    とするX軸またはY軸のどちらか一方(以下、第1の軸
    という)に近接して配置され、他の少なくとも一つの測
    定用マーク(以下、第2の測定用マークという)は、前
    記X軸およびY軸のどちらにも近接して配置されず、か
    つ、前記第1の測定用マークからの距離が前記第1の軸
    以外の軸(以下、第2の軸という)からの距離よりも大
    きくなるように配置されていることを特徴とするフォト
    マスク。
  2. 【請求項2】 前記第2の測定用マークは、前記第1の
    軸との距離よりも前記第2の軸との距離の方が小さくな
    るように配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載のフォトマスク。
  3. 【請求項3】 前記フォトマスクは、少なくとも1つの
    測定用マーク(以下、第3の測定用マークという)は前
    記第2の軸に関して前記第1の測定用マークの位置の対
    称位置に配置され、少なくとも1つの測定用マーク(以
    下、第4の測定用マークという)は前記第1の軸に関し
    て前記第2の測定用マークの位置の対称位置に配置され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のフォ
    トマスク。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載のフォトマスクを
    用いて露光を行う手段と、 前記露光によりウェーハ上に転写された前記測定用マー
    クを用いて前記ウェーハと前記フォトマスクの間の重ね
    合わせを行う手段とを有することを特徴とする露光装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3に記載のフォトマスクを
    用いて露光により前記測定用マークが転写されると共
    に、 前記転写された測定用マークを用いて前記フォトマスク
    との間の重ね合わせを行うことを特徴とする半導体ウェ
    ーハ。
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