JP2001033320A - 容器重量測定装置 - Google Patents

容器重量測定装置

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JP2001033320A
JP2001033320A JP11203393A JP20339399A JP2001033320A JP 2001033320 A JP2001033320 A JP 2001033320A JP 11203393 A JP11203393 A JP 11203393A JP 20339399 A JP20339399 A JP 20339399A JP 2001033320 A JP2001033320 A JP 2001033320A
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Japan
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container
arms
strain
arm
measuring device
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JP11203393A
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English (en)
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Kazuaki Hama
和明 浜
Bunya Kobayashi
文弥 小林
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で容器を安定して保持することが
でき、かつ比較的高い精度で上記容器の重量を測定する
ことのできる容器重量測定装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 表面に歪みゲージ1sを貼着した平板状
の中央起歪部1と、上記中央起歪部1の左,右の両端側
から外方向に延長するそれぞれ2本のアーム2A,2B
と、一端が上記各アーム2A,2Bに連結され、他端が
設置固定面4に固定された固定部3とを備え、上記各ア
ーム2A,2B上に塔載された容器20の荷重による中
央起歪部1の変形を、上記歪みゲージ1sにより検知
し、上記容器20の重量を測定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスボンベ,液体
ボンベ,ドラム缶等の底面の形状が円形,長円形,方形
の容器に収納された内容物や、板や皿等の容器に載せら
れた搭載物の重量を測定するため容器重量測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来の容器重量測定装置50
の概略を示す模式図で、図20は、上記容器重量測定装
置50に組み込まれたロードセル60の取付部の詳細を
示す断面図である。容器重量測定装置50は、周辺に折
り曲げ部51aを有する矩形平板状の荷重台51と、内
側に溝部52Zを有する矩形枠状の下フレーム52と、
それぞれにロードセル60を備え、上記荷重台51と下
フレーム52との間の四隅近傍に取付けられた4個の荷
重検出部53とを備え、上記荷重台53に塔載されたガ
スボンベやドラム缶等の容器に収納された内容物の重量
を測定するものである。
【0003】荷重検出部53は、図20(a),(b)
に示すように、窪み部60aに歪ゲージ60sが貼着さ
れた起歪部60aを有するロードセル60の固定端側
(取付部側)60bを、取付部材53a介して下フレー
ム52にボルト54により固定し、自由端側(受荷重部
側)60cを、ロードセルジョイント55aを有する接
合部材55を介して上記荷重台51の下側に取り付けた
もので、上記荷重台51に塔載された被測定物の荷重に
よる上記ロードセル60の変形を、上記歪ゲージ60s
により検出する。なお、この歪ゲージ60sとしては、
図20(c)に示すように、抵抗線の方向が面の中心線
に対して45°になっている、一般にせん断形歪みゲー
ジといわれる歪みゲージが用いられる。また、上記接合
部材55は、詳細には、ロードセル60の受荷重部60
cに取付けられる、上部に溝部55pを有するロードセ
ルジョイント55aと、下部に溝部55qを有するフラ
ンジ状の取付部材55bと、上記2つの溝部55p,5
5q間に挿入される鋼球55cとから構成され、上記鋼
球55cにより、被測定物からの荷重の内、水平方向の
力や傾動荷重などの不用な力を力を吸収し、ロードセル
60の受荷重部60cに垂直荷重のみが作用するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の容器重量測定装置50では、荷重台51,下フレー
ム52及び4台のロードセル60の他、ロードセルジョ
イント55aや鋼球55cなどの構成部品の点数が多い
ため、装置の組立や調整が複雑であるだけでなく、装置
も大きくかつ高価になってしまうといった問題点があっ
た。
【0005】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、簡単な構成で容器を安定して保持することがで
き、かつ比較的高い精度で上記容器の重量を測定するこ
とのできる容器重量測定装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の容器重
量測定装置は、歪み検出手段を備えた平板状の起歪部
と、上記起歪部の左,右の両端側から上記起歪部の外方
向に延長する、それぞれ複数個のアームから成る左,右
のアーム部と、一端が上記各アームの他端に連結され、
他端が設置固定面に固定された固定部とを備え、上記各
アーム上に塔載した容器の荷重による起歪部の変形を、
上記歪み検出手段により検知し、上記容器の重量を測定
するものである。
【0007】請求項2に記載の容器重量測定装置は、歪
み検出手段を備えた平板状の起歪部と、上記起歪部の
左,右の両端側から上記起歪部の外方向に延長する、そ
れぞれ複数個のアームから成る左,右のアーム部と、一
端で上記各アームを自由支持し、他端が設置固定面に固
定された支持部とを備え、上記各アーム上に塔載した容
器の重量を測定するものである。
【0008】請求項3に記載の容器重量測定装置は、
左,右のアーム部の各アームを、左,右毎に、それぞれ
アーム連結部材により連結したものである。
【0009】請求項4に記載の容器重量測定装置は、ア
ーム上の、計量される容器の外形に対応する位置に、上
記容器の位置決めをするための位置決め具を設けたもの
である。
【0010】請求項5に記載の容器重量測定装置は、上
記アーム連結部材を計量される容器の外形に対応する位
置に設け、計量される容器の位置決めをするようにした
ものである。
【0011】請求項6に記載の容器重量測定装置は、計
量される容器と、上記容器の位置決めをする請求項4の
位置決め具あるいは請求項5のアーム連結部材とを連結
する連結部を設け、上記容器を更に安定して保持するよ
うにしたものである。
【0012】請求項7に記載の容器重量測定装置は、各
アーム上に突起部を設け、上記突起部上に計量される容
器を設置するようにし、上記容器が各アーム及び起歪部
に直接触れないようにしたものである。
【0013】請求項8に記載の容器重量測定装置は、固
定部または支持部を、設置固定面に設置されるベースプ
レートに取付けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1(a),(b)は、本発明の実施の
形態1に係わる容器重量測定装置10Aの構成を示す図
で、(a)図は平面図、(b)図は正面図である。同図
において、1は下面に歪みゲージ1sを貼着した平板状
の中央起歪部、2A,2Bは上記中央起歪部1の左,右
の両端側から上記中央起歪部1の外方向に水平に延長す
る長尺状のアームで、2本のアーム2A,2Aとにより
左アーム部を構成し、2本のアーム2B,2Bとにより
右アーム部を構成する。3は断面形状がL字型の板状部
材からなる固定部で、垂直片3aの上端が上記各アーム
2A,2Bの上記中央起歪部1と反対側の端部連結さ
れ、水平片(固定片)3bが設置固定面4にアンカーボ
ルト等で固定される。なお、ここでは、上記固定部3と
各アーム2A,2Bとは、それぞれ一体に構成されてい
る。上記左,右2本のアーム2A,2A及び2B,2B
のそれぞれは、中央起歪部1の前,後方向に対して互い
に対称になるように、所定の角度をもって配置されてお
り、被測定物である容器20は、上記各アーム2A,2
B上に設置される。また、上記中央起歪部1と上記各ア
ーム2A,2Bとは、上記中央起歪部1の左,右の両端
側と、上記各アーム2A,2Bの上記中央起歪部1側に
それぞれ設けられた、略垂直下方に折れ曲がった折れ曲
がり部1K,2Kにおいて、溶接等により接合され一体
化されている。
【0015】上記構成の容器重量測定装置10Aは、下
面に外縁部20aが設けられた容器20を、各アーム2
A,2B上に塔載しその重量を測定するもので、上記容
器20からの荷重による中央起歪部1及びアーム2A,
2Bの変形は、図2(a)に示すような、両端固定梁の
モデルで近似することができる。すなわち、左,右のア
ーム2A,2Bのそれぞれの固定端2M間の距離をL、
上記固定端2Mと外縁部20aとアーム2A,2Bとの
接点20Pの距離の上記L方向の正射影をa、容器20
の重さをWとすると、中央起歪部1及びアーム2A,2
Bに作用するモーメントMの分布は図2(b)のように
なり、中央起歪部1に発生するモーメントMは、M=
(a2/L)・(W/2)で表せる。したがって、 中央
起歪部1及びアーム2A,2Bを一体とみなしたときの
断面係数をZ、ヤング率をEとすると、中央起歪部1に
作用する応力σは、σ=M/Zとなるので、歪み量ε
は、ε=σ/E=(a2・W)/(2L・Z・E)とな
る。この歪み量εを、歪みゲージ1sにより検出するこ
とにより、容器20の重さWを算出することができる。
【0016】例えば、歪みゲージ1sが、図3(a),
(b)に示す中央起歪部1の上面中央Aあるいは下面中
央A’のいずれか一方に貼着されているような場合に
は、図4(a)に示すような、周知のブリッジ回路によ
り歪み量εを測定する。すなわち、一辺が一方の起歪体
3の上面貼着され抵抗値がRAの歪みゲージ1sと抵抗
値がRDのダミー抵抗1dの直列回路と、他辺が抵抗値
がRDのダミー抵抗1dの直列回路から成るブリッジ回
路を構成し、上記ブリッジ回路の両端A,Bに電圧V0
を印加する。ここで、歪みゲージ1sの抵抗値がRA
A=R±ΔR(符号は、変形方向及びゲージ貼着面で
決まる)とし、ダミー抵抗1dの抵抗値RDをRD=Rと
すると、接続点C,D間の出力差Vは、V≒(ΔR/4
R)・V0=εV0/2となり、これにより歪み量εを求
めることができる。
【0017】また、歪みゲージ1sを、図3(a),
(b)に示す中央起歪部1の上面中央A及び下面中央
A'の両方に貼着した場合には、図4(b)に示すよう
に、一辺が上記2つの歪みゲージ1sを直列接続したブ
リッジ回路を用い、V≒(ΔR/2R)・V0=εV0
より、歪み量εを求める。歪みゲージ1sを、図3
(a),(b)に示す中央起歪部1の歪み方向の中心線
m上で、中心から対称な位置の上面B及びBの両方
あるいは下面B'及びB'の両方に貼着した場合に
は、図4(c)に示すように、対角の位置に上記2つの
歪みゲージ1sを配したブリッジ回路を用い、V≒(Δ
R/2R)・V 0=εV0により、歪み量εを求める。ま
た、歪みゲージ1sを、上記B,B,B',B'
の4点に貼着した場合には、図4(d)に示すように、
対角の位置に上記B,B及び上記B',B'の歪
みゲージ1sを配したブリッジ回路を用い、V≒(ΔR
/R)・V0=2εV0により、歪み量εを求める。
【0018】このように、本実施の形態1によれば、下
面に歪みゲージ1sを貼着した平板状の中央起歪部1
と、上記中央起歪部1の左,右の両端側から外方向に延
長するそれぞれ2本のアーム2A,2Bと、一端が上記
各アーム2A,2Bに連結され、他端が設置固定面4に
固定された固定部3とを備え、上記各アーム2A,2B
上に塔載された容器20の荷重による中央起歪部1の変
形を、上記歪みゲージ1sにより検知し、上記容器20
の重量を測定するようにしたので、簡単な構成で、上記
容器20の重量を高精度で測定することができる。ま
た、上記アーム2A及び,2Bは、上記中央起歪部1の
縦方向及び横方向に対して対称に配置されているので、
少ない部品点数で、容器20を安定して保持することが
できる。
【0019】なお、上記実施の形態1では、左,右のア
ーム部のアーム数をそれぞれ2本づつとしたが、上記ア
ーム数はこれに限るものではなく、上記アーム数やアー
ム間の角度は、被測定物である容器の最大重量や中央起
歪部1の寸法等に応じて、適宜設定するものである。ま
た、上記例では、上記中央起歪部1と上記各アーム2
A,2Bとを、折れ曲がり部1K,2Kにおいて、溶接
により接合したが、中央起歪部1と上記各アーム2A,
2Bとをはじめから一体に作製してもよい。
【0020】実施の形態2.図5(a),(b)は、本
発明の実施の形態2に係わる容器重量測定装置10Bの
構成を示す図で、上記実施の形態1の容器重量測定装置
10Aが両端固定梁の構造であるのに対し、本実施の形
態2の容器重量測定装置10Bは、アーム2A,2Bに
代えて、左,右のアーム部を構成する2本のアーム2
a,2bを、厚み方向が中央起歪体1の上面に垂直な長
尺状のアームとするとともに、固定部3に代えて、上記
アーム2a,2bの所定の位置を自由支持する支持部5
を設けた、両端自由梁の構造を有する重量測定装置であ
る。上記支持部5は、図6に示すように、矩形状の切り
欠き部5xを有する垂直片(支持片)5aと、取付穴5
yを有する水平片(固定片)5bとから成る断面がL字
状の板状部材で、上記切り欠き部5xにおいてアーム2
aあるいはアーム2bの下端側を支持し、上記取付穴5
yにアンカーボルトを挿入し、支持部5を図示しない設
置固定面4へ取付けるようにしている。これにより、ア
ーム2aあるいはアーム2bは自由支持(固定しない支
持)となるので、設置面の凹凸や固定片5bをボルト締
めしたときの影響を受けにくい。
【0021】上記構成の容器重量測定装置10Bでは、
容器20からの荷重による中央起歪部1及びアーム2
a,2bの変形は、図7(a)に示すような、2点支持
の両端自由梁のモデルで近似することができる。すなわ
ち、左,右のアーム2a,2bの自由端間の距離をL、
支持点2Pと、外縁部20aとアーム2a,2bとの接
点20aの距離の上記L方向の正射影をa、容器20の
重さをWとすると、中央起歪部1及びアーム2a,2b
に作用するモーメントMの分布は図7(b)のようにな
り、中央起歪部1に発生するモーメントMは、M=W・
a/2で表せる。したがって、 中央起歪部1及びアー
ム2a,2bを一体とみなしたときの歪み量εは、ε=
(W・a)/(Z・E)となる。この歪み量εを、歪み
ゲージ1sにより検出することにより、容器20の重さ
Wを算出することができる。なお、歪み量εの算出方法
は、上記実施の形態1と同様であるので、説明を省略す
る。このように、両端自由梁の場合には、歪み量εはa
の一次関数となるので、εがaの二次関数である上記実
施の形態1の場合に比較して、aによる影響が少ない。
したがって、容器20を搭載する位置による測定誤差を
小さくすることができる。
【0022】なお、上記実施の形態2では、、矩形状の
切り欠き部5aを有する断面がL字状の板状部材を用い
てアーム2a,2bの下端側を支持するようにしたが、
図8に示すように、アーム2a,2bの所定の位置に貫
通孔2rを設けるとともに、上記貫通孔2rに、上記貫
通孔2rよりも外径の小さなピン5pを挿入することに
より、アーム2a,2bを支持するようにしてもよい。
このとき、上記ピン5pは、支持部5Aの、上記アーム
2a,2bの両側に立設する2枚の支持板5c,5dに
設けられたピン穴5rに通され、後部の支持板5d側
で、止め輪5tにより固定される。あるいは、図9に示
すように、アーム2a,2bの所定の位置の上下端に切
り欠き部2k,2kを設けるとともに、上記各切り欠き
部2kのそれぞれを通ってアーム2a,2bの中央部側
に折り返す折り返し部5k,5kを有する支持部5Bに
より、アーム2a,2bを支持するようにしてもよい。
なお、折り返し部5k,5kを連結し輪状にしてもよ
い。上記支持部5A及び支持部5Bは、上記支持部5よ
り構成が複雑であるが、いずれもアーム2a,2bが抜
けない構造となっているので、容器20が傾いたり、一
本のアームだけに載ってしまったときなどに、アーム2
a,2bが跳ね上がったり、傾いたりするのを防止でき
るという利点を有する。
【0023】また、上記例では、容器20の外縁部20
aと各アーム2a,2bとの接触点が支持点の外側にあ
る場合について説明したが、図10に示すように、上記
接触点が支持点の内側にある場合でも、モーメントMの
方向が変わるだけで、モーメントMの大きさは変わらな
いので、上記例と同様の効果が得られる。
【0024】実施の形態3.図11(a),(b)は、
本発明の実施の形態3に係わる容器重量測定装置10C
の構成を示す図で、この容器重量測定装置10Cは、上
記実施の形態2の容器重量測定装置10Bの左,右のア
ーム部を構成する2本のアーム2a,2bのそれぞれ連
結するアーム連結部材6a,6bを設けたものである。
上記アーム連結部材6a,6bは、アーム2a,2bと
同様に、厚み方向が中央起歪体1の上面に垂直な、いわ
ゆる縦長断面形状を有する長尺状の板材で、支持部5よ
りも外側において2本のアーム2a,2bのそれぞれを
連結している。これにより、アーム2a,2bの横方向
やねじり方向に対する剛性を高めることができ、上記各
アーム2a,2b上に搭載された容器の重量を精度良く
測定することができる。また、上記アーム連結部材6
a,6bは、板材で構成されているので、構造も簡単で
あり、軽量であるという利点も有する。
【0025】実施の形態4.図12(a),(b)は、
本発明の実施の形態4に係わる容器重量測定装置10D
の構成を示す図で、この容器重量測定装置10Dは、上
記実施の形態2の容器重量測定装置10Bの各アーム2
a,2bの自由端側に、測定すべき容器20の大きさ
(ここでは、外縁部20の外形)に対応する位置に、上
記容器の位置決めを行うための位置決め具7a,7bを
設けたものである。上記位置決め具7a,7bは、図1
2(a)に示すように、アーム2a,2bの自由端側か
ら、上記アーム2a,2bの上方に垂直に突出する、容
器20の外形に対応する断面を有する板状の部材で、本
実施の形態4では、アーム2aの位置決め具7aはアー
ム2b側に、アーム2bの位置決め具7bはアーム2a
側に突出している。これにより、容器20が常にアーム
2a,2bに対して同じ位置に搭載されるので、支持点
2Pと、アーム2a,2bに作用する荷重点(外縁部2
0aとアーム2a,2bとの接点20a)との距離が常
に一定になるため、容器20の重量を精度良く測定する
ことができる。また、上記位置決め具7a,7bを設け
ることにより、容器20の横ずれを防止することができ
るという利点も有する。
【0026】なお、上記実施の形態4では、アーム2
a,2bの自由端側に、容器20の位置決めを行うため
の位置決め具7a,7bを設けたが、図13(a)に示
すように、アーム部2a,2b上の容器20の外縁部2
0aに対応する位置に切り欠き部2zを設けるか、ある
いは、図13(b)に示すように、容器20に切り欠き
部20zを設けて、容器20の位置決めを行っても良
い。
【0027】実施の形態5.図14(a),(b)は、
本発明の実施の形態5に係わる容器重量測定装置10E
の構成を示す図で、この容器重量測定装置10Eは、各
アーム2a,2bの自由端側に、測定すべき容器20の
大きさにあわせた板状のアーム連結部材6A,6Bを設
けて、左,右のアーム2a,2a同士及びアーム2b,
2b同士を連結するとともに、上記アーム連結部材6
A,6Bにより、容器20の位置決めを行うようにした
ものである。これにより、アーム2a,2bのそれぞれ
の剛性を高めるとともに、容器20の位置決めを確実に
行うことができ、測定精度を更に向上させることができ
る。
【0028】実施の形態6.上記実施の形態4では、ア
ーム2a,2bの自由端側に、容器20の位置決めを行
うための位置決め具7a,7bを設けたが、図17
(a),(b)に示すように、本実施の形態6の容器重
量測定装置10Fは、容器20の外縁部20aの上記位
置決め具7a,7bと接する部分に孔部20qを設け、
上記位置決め具7a,7bの上記孔部20qに対応する
部分に孔部7qを設けるとともに、上記外縁部20aと
位置決め具7a,7bとをボルト等の連結手段により連
結して、容器20の転倒を防止するようにしたものであ
る。上記連結手段としては、上記孔部7q,20qの孔
径よりも小さなボルト7xを上記孔部7q,20qに差
し込み、外縁部20aの内側から、位置決め具7a,7
bと外縁部20aとを締結することなくナット7yで連
結するか、上記孔部7qにネジを切り、上記ボルト7x
を外縁部20aの内側まで挿入する。あるいは連結用の
リング7rにより上記孔部7q,20qを連結する。こ
れにより、容器20は、上記ボルト7xと上記孔部7
q,20qとの隙間、あるいはリング7rで規制される
ずれ量よりも大きく傾いても、上記隙間あるいはリング
長により拘束されるので、容器20が転倒することはな
い。なお、このとき、上記容器20はアーム2a,2b
により自由支持される。
【0029】また、上記ボルト7xとナット7yとによ
り、位置決め具7a,7bと外縁部20aとを締結する
か、外縁部20aの孔部20qにネジを切り、ボルト7
xにより、位置決め具7a,7bと外縁部20aとを締
結することにより、容器20を常にアーム2a,2bに
固定した状態で、上記容器20の重量を測定してもよ
い。但し、この場合には、図16(a)に示すように、
両端固定の二点支持梁の構造となるので、中央起歪部1
及びアーム2a,2bに作用するモーメントMの分布は
図16(b)のようになり、中央起歪部1に発生するモ
ーメントMは、上記実施の形態1と同じく、M=(a2
/L)・(W/2)となる。
【0030】実施の形態7.上記実施の形態1〜6で
は、下面に外縁部が設けられた容器を塔載する場合につ
いて述べたが、下面が平坦な容器を搭載する場合や、場
合に容器20が同一形状でない場合には、図17に示す
ように、各アーム2a,2b上に突起部2Tを設け、上
記突起部2T上に計量される容器を設置することによ
り、上記容器20の重量を測定する。これにより、上記
容器が各アーム2a,2b及び中央起歪部1の表面に直
接触れないようにすることができる。このような構成の
容器重量測定装置10Gでは、上記容器20の荷重が上
記突起部2Tの位置に集中荷重として作用するととも
に、支持点2Pと荷重点(突起部2T)との距離が常に
一定となるので、容器20を搭載する位置による測定誤
差を小さくすることができ、測定精度を向上させること
ができる。
【0031】実施の形態8.上記実施の形態1〜7で
は、容器重量測定装置10を設置する際に、固定部3の
水平片3bあるいは支持部5の水平片5bを、直接設置
固定面4にアンカーボルト等で固定するようにしたが、
図18(a),(b)に示すように、設置固定面4に板
状のブロックから成るベースプレート8を設置し、この
ベースプレート8上に、例えば、容器重量測定装置10
B〜10Gの支持部5の水平片5bを固定することによ
り、路面が軟弱であったり凹凸がある場合でも、容器重
量測定装置10を略水平に設置することができる。これ
により、装置の持ち運びにも可能となる。なお、容器重
量測定装置10Aでは、固定部3の水平片3bを上記ベ
ースプレート8に固定する。また、容器重量測定装置1
0を設置固定面4に固定して使用する場合にも、アンカ
ーボルトを後施工する必要がないので、設置工事を迅速
にかつ正確に行うことができる。なお、上記ベースプレ
ート8は、一般に鋼やアルミニウム等の金属が用いられ
るが、コンクリートブロックとして作製しても良く、更
にアンカーボルトを付けた状態で作製しても良い。
【0032】また、上記実施の形態3〜8では、両端自
由梁構造の容器重量測定装置10Bに、アーム連結部材
6a,6bや位置決め具7a,7bなどを設けた場合に
ついて説明したが、両端固定梁構造の容器重量測定装置
10Aについても、上記アーム連結部材6a,6b等を
設けることにより同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、歪み検出手段を備えた平板状の起歪部
と、上記起歪部の左,右の両端側から上記起歪部の外方
向に延長する、それぞれ複数個のアームから成る左,右
のアーム部と、一端が上記各アームの他端に連結され、
他端が設置固定面に固定された固定部とを備え、上記各
アーム上に塔載した容器の荷重による起歪部の変形を、
上記検出手段により検知し、上記容器の重量を測定する
ようにしたので、簡単な構成で、容器の重量を高精度で
測定することができるともに、少ない部品点数で、容器
を安定して保持することができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、歪み検出
手段を備えた平板状の起歪部と、上記起歪部の左,右の
両端側から上記起歪部の外方向に延長する、それぞれ複
数個のアームから成る左,右のアーム部と、一端で上記
各アームを自由支持し、他端が設置固定面に固定された
支持部とを備え、上記各アーム上に塔載した容器の重量
を測定するようにしたので、簡単な構成で、容器の重量
を高精度で測定することができる。また、上記構成の容
器重量測定装置は、両端自由梁構造であるので、容器を
搭載する位置による測定誤差が小さく、容器測定精度を
更に向上させることができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、左,右の
アーム部の各アームを、左,右毎に、それぞれアーム連
結部材により連結したので、簡単な構造で、アームの横
方向やねじり方向に対する剛性を高めることができ、容
器の重量を精度良く測定することができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、アーム上
の、計量される容器の外形に対応する位置に、上記容器
の位置決めをするための位置決め具を設けて、容器の搭
載位置を安定させるようにしたので、支持点と荷重点と
の距離を常に一定にすることができ、容器の重量を精度
良く測定することができるるとともに、容器の横ずれを
防止することができる。
【0037】請求項5に記載の発明によれば、上記アー
ム連結部材を計量される容器の外形に対応する位置に設
け、、計量される容器の位置決めをするようにしたの
で、アームのそれぞれの剛性を高めるとともに、容器の
位置決めを確実に行うことができ、測定精度を更に向上
させることができる。
【0038】請求項6に記載の発明によれば、上記容器
の位置決めをする位置決め具あるいはアーム連結部材と
を連結する連結部を設け、容器の転倒を防止するように
したので、容器を安定して保持することができる。
【0039】請求項7に記載の発明によれば、各アーム
上に突起部を設け、上記突起部上に計量される容器を設
置するようにし、上記容器を各アーム及び起歪部に直接
触れないようにしたので、支持点と荷重点との距離が常
に一定となり、容器を搭載する位置による測定誤差を小
さくすることができ、測定精度を更に向上させることが
できる。
【0040】請求項8に記載の発明によれば、、固定部
または支持部を、設置固定面に設置されるベースプレー
トに取付けたので、路面が軟弱であったり凹凸がある場
合でも、容器重量測定装置を略水平に設置することがで
きる。また、これにより、装置の持ち運びにも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる容器重量測定
装置の構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態1に係わる容器重量測定装置の
構造モデルを示す図である。
【図3】 歪みゲージの貼着状態を示す図である。
【図4】 起歪部の歪み量を測定するブリッジ回路の構
成を示す図である。
【図5】 本実施の形態2に係わる容器重量測定装置を
示す図である。
【図6】 容器重量測定装置の支持部の構成を示す図で
ある。
【図7】 本実施の形態2に係わる容器重量測定装置の
構造モデルを示す図である。
【図8】 支持部の他の構成を示す図である。
【図9】 支持部の他の構成を示す図である。
【図10】 本実施の形態2に係わる容器重量測定装置
の他の構成を示す図である。
【図11】 本実施の形態3に係わる容器重量測定装置
を示す図である。
【図12】 本実施の形態4に係わる容器重量測定装置
を示す図である。
【図13】 位置決め部の他の構成を示す図である。
【図14】 本実施の形態5に係わる容器重量測定装置
を示す図である。
【図15】 本実施の形態6に係わる容器重量測定装置
を示す図である。
【図16】 容器を固定した場合の構造モデルを示す図
である。
【図17】 本実施の形態7に係わる容器重量測定装置
を示す図である。
【図18】 本実施の形態8に係わる容器重量測定装置
を示す図である。
【図19】 従来の容器重量測定装置の構成を示す分解
斜視図である。
【図20】 従来の容器重量測定装置に組み込まれたロ
ードセルの取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 中央起歪部、1s 歪みゲージ、1K 中央起歪部
の折れ曲がり部、2A,2a 左側のアーム、2B,2
b 右側のアーム、2K アームの折れ曲がり部、2M
アームの固定端、2P アームの支持点、2T 突起
部、3 固定部、3a 垂直片、3b 水平片(固定
片)、4 設置固定面、5 支持部、5a垂直片(支持
片)、5b 水平片(固定片)、5x 切り欠き部、5
y 取付穴、6a,6b アーム連結部材、6A,6B
位置決め兼用のアーム連結部材、7a,7b 位置決
め具、8 ベースプレート、10,10A〜10G 容
器重量測定装置、20 容器、20a 容器の外縁部、
20P 外縁部とアームとの接点。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歪み検出手段を備えた平板状の起歪部
    と、上記起歪部の左,右の両端側から上記起歪部の外方
    向に延長する、それぞれ複数個のアームから成る左,右
    のアーム部と、一端が上記各アームの他端に連結され、
    他端が設置固定面に固定された固定部とを備えたことを
    特徴とする容器重量測定装置。
  2. 【請求項2】 歪み検出手段を備えた平板状の起歪部
    と、上記起歪部の左,右の両端側から上記起歪部の外方
    向に延長する、それぞれ複数個のアームから成る左,右
    のアーム部と、一端で上記各アームを自由支持し、他端
    が設置固定面に固定された支持部とを備えたことを特徴
    とする容器重量測定装置。
  3. 【請求項3】 左,右のアーム部の各アームを、左,右
    毎に、それぞれアーム連結部材により連結したことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の容器重量測定装
    置。
  4. 【請求項4】 アーム上の、計量される容器の外形に対
    応する位置に、上記容器の位置決めをするための位置決
    め具を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3記載
    の容器重量測定装置。
  5. 【請求項5】 上記アーム連結部材を計量される容器の
    外形に対応する位置に設け、計量される容器の位置決め
    をするようにしたことを特徴とする請求項3記載の容器
    重量測定装置。
  6. 【請求項6】 計量される容器と、上記容器の位置決め
    をする位置決め具あるいは上記アーム連結部材とを連結
    する連結部を設けたことを特徴とする請求項4または請
    求項5記載の容器重量測定装置。
  7. 【請求項7】 各アーム上に突起部を設け、上記突起部
    上に計量される容器を設置するようにしたことを特徴と
    する請求項1〜6記載の容器重量測定装置。
  8. 【請求項8】 固定部または支持部を、設置固定面に設
    置されるベースプレートに取付けたことを特徴とする請
    求項1〜7記載の容器重量測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102829850A (zh) * 2012-08-20 2012-12-19 河北省首钢迁安钢铁有限责任公司 一种座箱式楔形耐高温电子称及包括该电子称的测量系统

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CN102829850A (zh) * 2012-08-20 2012-12-19 河北省首钢迁安钢铁有限责任公司 一种座箱式楔形耐高温电子称及包括该电子称的测量系统

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