JP2001032619A - ドアの開閉制御装置 - Google Patents
ドアの開閉制御装置Info
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- JP2001032619A JP2001032619A JP11207400A JP20740099A JP2001032619A JP 2001032619 A JP2001032619 A JP 2001032619A JP 11207400 A JP11207400 A JP 11207400A JP 20740099 A JP20740099 A JP 20740099A JP 2001032619 A JP2001032619 A JP 2001032619A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ドアの開閉動作が過大な力によるものである場
合、その開閉動作を強制的に停止させることにより、ド
ア開閉時の安全性を向上させることができるドアの開閉
制御装置を提供する。 【解決手段】作動油が充填されたシリンダ2と、シリン
ダ2内を第1室aと第2室bとに区画するピストン3
と、シリンダ2又はピストン3とドア1とを連結し、ド
ア1の開閉動作に連動してピストン3とシリンダ2とを
相対的に移動させる連結部9と、第1室aと第2室bと
を連通し、作動油を第1室aと第2室bとの間で流動さ
せることが可能な連通路4と、所定値より小さな力でド
ア1の開閉動作が行われると連通路4を解放するととも
に、所定値より大きな力でドア1の開閉動作が行われる
と連通路4を塞ぐ開閉弁5、6とを備えたものである。
合、その開閉動作を強制的に停止させることにより、ド
ア開閉時の安全性を向上させることができるドアの開閉
制御装置を提供する。 【解決手段】作動油が充填されたシリンダ2と、シリン
ダ2内を第1室aと第2室bとに区画するピストン3
と、シリンダ2又はピストン3とドア1とを連結し、ド
ア1の開閉動作に連動してピストン3とシリンダ2とを
相対的に移動させる連結部9と、第1室aと第2室bと
を連通し、作動油を第1室aと第2室bとの間で流動さ
せることが可能な連通路4と、所定値より小さな力でド
ア1の開閉動作が行われると連通路4を解放するととも
に、所定値より大きな力でドア1の開閉動作が行われる
と連通路4を塞ぐ開閉弁5、6とを備えたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等のドアを開
閉する際の開閉動作を制御するドアの開閉制御装置に関
する。
閉する際の開閉動作を制御するドアの開閉制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用ドアは、一側部(通常
は、車両進行方向側)がヒンジを介して車体に取り付け
られており、自動車への搭乗者等がドアに形成されたノ
ブを操作した後、当該ヒンジを揺動軸として揺動させる
ことによりドアを開閉させるよう構成されている。かか
るドアは、従来、開閉動作に関与して作動する補助機構
等を具備しておらず、専ら人の力加減により開閉動作す
るものであった。
は、車両進行方向側)がヒンジを介して車体に取り付け
られており、自動車への搭乗者等がドアに形成されたノ
ブを操作した後、当該ヒンジを揺動軸として揺動させる
ことによりドアを開閉させるよう構成されている。かか
るドアは、従来、開閉動作に関与して作動する補助機構
等を具備しておらず、専ら人の力加減により開閉動作す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなドアにあっては、開閉動作が全て人の力加減による
ので、例えば子供等力加減を良好に行うことができない
者がドアを開ける場合、過大な力により隣接する車両や
人にドアを強く当ててしまったり、ドアを閉める場合、
ドアと車体との間に指等を強く挟んでしまう虞があると
いう問題があった。
うなドアにあっては、開閉動作が全て人の力加減による
ので、例えば子供等力加減を良好に行うことができない
者がドアを開ける場合、過大な力により隣接する車両や
人にドアを強く当ててしまったり、ドアを閉める場合、
ドアと車体との間に指等を強く挟んでしまう虞があると
いう問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ドアの開閉動作が過大な力によるものである
場合、その開閉動作を強制的に停止させることにより、
ドア開閉時の安全性を向上させることができるドアの開
閉制御装置を提供することを目的とする。
たもので、ドアの開閉動作が過大な力によるものである
場合、その開閉動作を強制的に停止させることにより、
ドア開閉時の安全性を向上させることができるドアの開
閉制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
作動油が充填されたシリンダと、該シリンダ内を第1室
と第2室とに区画するピストンと、前記シリンダ又はピ
ストンとドアとを連結し、ドアの開閉動作に連動して前
記ピストンとシリンダとを相対的に移動させる連結部
と、前記第1室と第2室とを連通し、前記作動油を前記
第1室と第2室との間で流動させることが可能な連通路
と、所定値より小さな力で前記ドアの開閉動作が行われ
ると前記連通路を解放するとともに、所定値より大きな
力で前記ドアの開閉動作が行われると前記連通路を塞ぐ
開閉弁と、を備えたことを特徴とする。
作動油が充填されたシリンダと、該シリンダ内を第1室
と第2室とに区画するピストンと、前記シリンダ又はピ
ストンとドアとを連結し、ドアの開閉動作に連動して前
記ピストンとシリンダとを相対的に移動させる連結部
と、前記第1室と第2室とを連通し、前記作動油を前記
第1室と第2室との間で流動させることが可能な連通路
と、所定値より小さな力で前記ドアの開閉動作が行われ
ると前記連通路を解放するとともに、所定値より大きな
力で前記ドアの開閉動作が行われると前記連通路を塞ぐ
開閉弁と、を備えたことを特徴とする。
【0006】かかる構成によれば、所定値より小さな力
でドアを開閉する際には、ピストンとシリンダとの相対
移動により変化する第1室内と第2室内の体積変化に伴
い、シリンダ内の作動油が連通路を介して第1室と第2
室との間で流動し、所定値より大きな力でドアを開閉す
る際には、開閉弁により連通路が塞がれ、第1室と第2
室との間での作動油の流動が停止し、これら2室の体積
変化を許容しなくなる。然るに、体積変化が許容されな
くなってピストンとシリンダとの相対移動が停止され、
ドアの開閉動作を強制的に停止する。
でドアを開閉する際には、ピストンとシリンダとの相対
移動により変化する第1室内と第2室内の体積変化に伴
い、シリンダ内の作動油が連通路を介して第1室と第2
室との間で流動し、所定値より大きな力でドアを開閉す
る際には、開閉弁により連通路が塞がれ、第1室と第2
室との間での作動油の流動が停止し、これら2室の体積
変化を許容しなくなる。然るに、体積変化が許容されな
くなってピストンとシリンダとの相対移動が停止され、
ドアの開閉動作を強制的に停止する。
【0007】請求項2記載の発明は、前記開閉弁が、オ
リフィスを有し前記連通路を閉塞可能な閉塞部材と、該
閉塞部材と前記連通路との間に配設され付勢力により当
該閉塞部材を連通路から離間させる弾性部材と、を具備
したものであることを特徴とする。
リフィスを有し前記連通路を閉塞可能な閉塞部材と、該
閉塞部材と前記連通路との間に配設され付勢力により当
該閉塞部材を連通路から離間させる弾性部材と、を具備
したものであることを特徴とする。
【0008】かかる構成によれば、所定値より小さな力
でドアを開閉する際には、作動油が閉塞部材のオリフィ
スを小さな流動抵抗で通過し、連通路を介して第1室と
第2室との間で流動するが、所定値より大きな力でドア
を開閉する際には、作動油が閉塞部材のオリフィスを通
過する時、大きな流動抵抗によりオリフィス入口近傍と
出口近傍とで差圧が生じ、この差圧による力が弾性部材
の付勢力に抗して閉塞部材を連通路側に移動させて該連
通路を塞ぎ、ドアの開閉動作を強制的に停止させる。
でドアを開閉する際には、作動油が閉塞部材のオリフィ
スを小さな流動抵抗で通過し、連通路を介して第1室と
第2室との間で流動するが、所定値より大きな力でドア
を開閉する際には、作動油が閉塞部材のオリフィスを通
過する時、大きな流動抵抗によりオリフィス入口近傍と
出口近傍とで差圧が生じ、この差圧による力が弾性部材
の付勢力に抗して閉塞部材を連通路側に移動させて該連
通路を塞ぎ、ドアの開閉動作を強制的に停止させる。
【0009】請求項3記載の発明は、前記連通路が、前
記ピストンを貫通するオリフィスであることを特徴とす
る。かかる構成によれば、開閉弁が作動しない所定値以
内の力による開閉動作時においても、ドアを開閉動作す
る力の大きさに比例した逆向きの力(反力)をドアに付
与する。請求項4記載の発明は、前記ドアが、自動車用
のドアであることを特徴とする。
記ピストンを貫通するオリフィスであることを特徴とす
る。かかる構成によれば、開閉弁が作動しない所定値以
内の力による開閉動作時においても、ドアを開閉動作す
る力の大きさに比例した逆向きの力(反力)をドアに付
与する。請求項4記載の発明は、前記ドアが、自動車用
のドアであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら具体的に説明する。まず、本発明
の第1の実施形態に係るドアの開閉制御装置について図
1〜図4に基づいて説明する。尚、図8に示すように、
本実施形態のドアの開閉制御装置は、自動車のドア1に
おけるインナパネル1aとアウタパネル1bとの間に配
設されたもので、図1に示すように、シリンダ2と、ピ
ストン3と、連結部9と、連通路4と、開閉弁5及び6
と、から主に構成されている。
て図面を参照しながら具体的に説明する。まず、本発明
の第1の実施形態に係るドアの開閉制御装置について図
1〜図4に基づいて説明する。尚、図8に示すように、
本実施形態のドアの開閉制御装置は、自動車のドア1に
おけるインナパネル1aとアウタパネル1bとの間に配
設されたもので、図1に示すように、シリンダ2と、ピ
ストン3と、連結部9と、連通路4と、開閉弁5及び6
と、から主に構成されている。
【0011】シリンダ2は、筒状に形成され内部に作動
油が充填された胴部2bと、該胴部2bの両端を塞いで
胴部2b内を密閉する蓋部2a及び2cとから成り、こ
のうち蓋部2cの先端には、更に端部2dが固定形成さ
れている。また、蓋部2cには、該蓋部2c側面から胴
部2b内へ通じる連通孔2ca及びこの連通孔2caを
塞ぐプラグ2cbが形成されており、外部から胴部2b
内に作動油を注入することができるよう構成されてい
る。
油が充填された胴部2bと、該胴部2bの両端を塞いで
胴部2b内を密閉する蓋部2a及び2cとから成り、こ
のうち蓋部2cの先端には、更に端部2dが固定形成さ
れている。また、蓋部2cには、該蓋部2c側面から胴
部2b内へ通じる連通孔2ca及びこの連通孔2caを
塞ぐプラグ2cbが形成されており、外部から胴部2b
内に作動油を注入することができるよう構成されてい
る。
【0012】ピストン3は、図2に示すように、シリン
ダ2の胴部2bとの間をOリング3b、ロッド7との間
をOリング3aによりシールされ、シリンダ2内を第1
室aと第2室bとに区画するものである。尚、このロッ
ド7は、車体側に形成された揺動軸C2を中心に揺動自
在に配設されたものである。また、ピストン3は、スト
ップリング7aにより両端がそれぞれロッド7に固定さ
れており、ロッド7との相対的な移動が規制されてい
る。尚、符号7bは、ピストン3とストップリング7a
との間に介在するワッシャーを示している。
ダ2の胴部2bとの間をOリング3b、ロッド7との間
をOリング3aによりシールされ、シリンダ2内を第1
室aと第2室bとに区画するものである。尚、このロッ
ド7は、車体側に形成された揺動軸C2を中心に揺動自
在に配設されたものである。また、ピストン3は、スト
ップリング7aにより両端がそれぞれロッド7に固定さ
れており、ロッド7との相対的な移動が規制されてい
る。尚、符号7bは、ピストン3とストップリング7a
との間に介在するワッシャーを示している。
【0013】連結部9は、シリンダ2とドア1とを連結
し、ドア1の開閉動作に連動してピストン3とシリンダ
2とを相対的に移動させるものであり、図4に示すよう
に、ドア1から延びる2本のステー9aと、該ステー9
aの先端に対しシリンダ2の端部2dを介して挿通され
るピン9bとから成り、シリンダ2がピン9bを軸に回
転自在となるよう組み付けられている。
し、ドア1の開閉動作に連動してピストン3とシリンダ
2とを相対的に移動させるものであり、図4に示すよう
に、ドア1から延びる2本のステー9aと、該ステー9
aの先端に対しシリンダ2の端部2dを介して挿通され
るピン9bとから成り、シリンダ2がピン9bを軸に回
転自在となるよう組み付けられている。
【0014】このように、ドア1がシリンダ2と連結さ
れ、ドア1の揺動軸C1を中心とした揺動に伴いシリン
ダ2が揺動軸C2を中心に揺動するので、ドア1の揺動
時にはシリンダ2がロッド7に対して摺動し、ロッド7
に固定されたピストン3との間で相対的な移動が行われ
る。
れ、ドア1の揺動軸C1を中心とした揺動に伴いシリン
ダ2が揺動軸C2を中心に揺動するので、ドア1の揺動
時にはシリンダ2がロッド7に対して摺動し、ロッド7
に固定されたピストン3との間で相対的な移動が行われ
る。
【0015】連通路4は、第1室aと第2室bとを連通
すべくピストン3を貫通したオリフィスから成り、シリ
ンダ3に内在する作動油を第1室aと第2室bとの間で
流動させることが可能とされたものである。これによ
り、ドア1の開閉動作に伴いシリンダ2とピストン3と
が相対移動し、第1室aと第2室bとが体積変化を生じ
ると、作動油が連通路4を通過して体積変化を補償す
る。尚、連通路4がオリフィスから成るため、ドア1の
開閉速度に比例した反力を得ることができ、ドア1を速
く揺動させると大きな反力、遅く揺動させると小さな反
力がドア1に働くよう構成されている。
すべくピストン3を貫通したオリフィスから成り、シリ
ンダ3に内在する作動油を第1室aと第2室bとの間で
流動させることが可能とされたものである。これによ
り、ドア1の開閉動作に伴いシリンダ2とピストン3と
が相対移動し、第1室aと第2室bとが体積変化を生じ
ると、作動油が連通路4を通過して体積変化を補償す
る。尚、連通路4がオリフィスから成るため、ドア1の
開閉速度に比例した反力を得ることができ、ドア1を速
く揺動させると大きな反力、遅く揺動させると小さな反
力がドア1に働くよう構成されている。
【0016】開閉弁5は、所定値より小さな力でドア1
の開閉が行われると連通路4を解放するとともに、所定
値より大きな力でドア1の開閉が行われると連通路4を
塞ぐものであり、図2に示すように、第2室b内に配設
された閉塞部材5aと弾性部材としての圧縮スプリング
5bとから成る。
の開閉が行われると連通路4を解放するとともに、所定
値より大きな力でドア1の開閉が行われると連通路4を
塞ぐものであり、図2に示すように、第2室b内に配設
された閉塞部材5aと弾性部材としての圧縮スプリング
5bとから成る。
【0017】閉塞部材5aは、図3に示すように、シリ
ンダ2の胴部2bにおける内壁面との間に微小間隙(オ
リフィス8)を有するよう配設されており、ロッド7の
軸方向に移動して連通路4に対し近接離間して該連通路
4を解放、閉塞するよう構成されている。
ンダ2の胴部2bにおける内壁面との間に微小間隙(オ
リフィス8)を有するよう配設されており、ロッド7の
軸方向に移動して連通路4に対し近接離間して該連通路
4を解放、閉塞するよう構成されている。
【0018】圧縮スプリング5bは、閉塞部材5aと連
通路4との間に配設され、その付勢力により閉塞部材5
aを連通路4から離間させたものであり、オリフィス8
に生じた差圧に対して所定値までは抗して連通路4を解
放状態とするよう構成されている。従って、オリフィス
8に生じた差圧が所定値以上となると、圧縮スプリング
5bの弾性力に抗して閉塞部材5aが移動し、連通路4
を塞ぐ構成とされている。
通路4との間に配設され、その付勢力により閉塞部材5
aを連通路4から離間させたものであり、オリフィス8
に生じた差圧に対して所定値までは抗して連通路4を解
放状態とするよう構成されている。従って、オリフィス
8に生じた差圧が所定値以上となると、圧縮スプリング
5bの弾性力に抗して閉塞部材5aが移動し、連通路4
を塞ぐ構成とされている。
【0019】尚、同様の開閉弁6が第1室a側にも配設
されており、第1室aから第2室bに流動する作動油の
差圧により上記した作用(連通路4に対する近接離間)
が生じる構成とされている。
されており、第1室aから第2室bに流動する作動油の
差圧により上記した作用(連通路4に対する近接離間)
が生じる構成とされている。
【0020】次に、上記構成のドアの開閉制御装置にお
ける作用について説明する。まず、ドア1を図1中矢印
θ1方向に揺動させる(つまり、ドア1を開ける動作を
する)と、同図中実線から2点鎖線で示した状態とな
り、シリンダ2はピストン3に対し相対移動し、第2室
bの体積が大きくなりつつ第1室aの体積が小さくな
る。この体積変化によるそれぞれの室の体積補償をすべ
く、内在する作動油が以下のように流動する。
ける作用について説明する。まず、ドア1を図1中矢印
θ1方向に揺動させる(つまり、ドア1を開ける動作を
する)と、同図中実線から2点鎖線で示した状態とな
り、シリンダ2はピストン3に対し相対移動し、第2室
bの体積が大きくなりつつ第1室aの体積が小さくな
る。この体積変化によるそれぞれの室の体積補償をすべ
く、内在する作動油が以下のように流動する。
【0021】即ち、第1室a内の作動油が開閉弁6外周
のオリフィス8を通過した後、連通路4及び開閉弁5外
周のオリフィス8を通って第2室b内へ流入するのであ
るが、作動油が開閉弁6外周のオリフィス8を通過する
際には、ドア1の揺動が所定値以下(オリフィス8によ
る差圧で生じる力が圧縮スプリング6bの弾性力以下)
の力で行われていれば、図2(a)の状態とされ、連通
路4による作動油の流動が許容される。尚、この場合に
おいて、作動油がオリフィスとしての連通路4を通過す
るため、ドア1の揺動速度に比例した逆向きの力(反
力)が生じて、安全性が向上されている。
のオリフィス8を通過した後、連通路4及び開閉弁5外
周のオリフィス8を通って第2室b内へ流入するのであ
るが、作動油が開閉弁6外周のオリフィス8を通過する
際には、ドア1の揺動が所定値以下(オリフィス8によ
る差圧で生じる力が圧縮スプリング6bの弾性力以下)
の力で行われていれば、図2(a)の状態とされ、連通
路4による作動油の流動が許容される。尚、この場合に
おいて、作動油がオリフィスとしての連通路4を通過す
るため、ドア1の揺動速度に比例した逆向きの力(反
力)が生じて、安全性が向上されている。
【0022】一方、ドア1の揺動が所定値以上(オリフ
ィス8による差圧で生じる力が圧縮スプリング6bの弾
性力以上)の力で行われると、オリフィス8を通過する
作動油の流動抵抗が大きくなって、オリフィス8の入口
近傍と出口近傍とで差圧が生じ、その差圧による力で閉
塞部材6aが移動して図2(b)の状態となり、閉塞部
材6aが連通路4の左端開口を塞いで作動油の流動を許
容しなくなる。
ィス8による差圧で生じる力が圧縮スプリング6bの弾
性力以上)の力で行われると、オリフィス8を通過する
作動油の流動抵抗が大きくなって、オリフィス8の入口
近傍と出口近傍とで差圧が生じ、その差圧による力で閉
塞部材6aが移動して図2(b)の状態となり、閉塞部
材6aが連通路4の左端開口を塞いで作動油の流動を許
容しなくなる。
【0023】すると、第1室aと第2室bとの体積変化
に伴う体積補償が行われなくなってピストン3に対する
シリンダ2の相対移動が停止する。これにより、ドア1
の揺動(開閉)を強制的に停止させ、ドア1を開く際に
隣接する車両や人にドア1を強打させることを回避で
き、安全性を向上させることができる。
に伴う体積補償が行われなくなってピストン3に対する
シリンダ2の相対移動が停止する。これにより、ドア1
の揺動(開閉)を強制的に停止させ、ドア1を開く際に
隣接する車両や人にドア1を強打させることを回避で
き、安全性を向上させることができる。
【0024】尚、上記の如く作動油が第1室aから第2
室bへ流動する際(ドア1がθ1方向に揺動する際)に
は、閉塞部材5aは、外周のオリフィスでいかなる大き
さの差圧が生じても、ストップリング7aにより移動し
ないので、開閉弁としての機能を果たさないよう構成さ
れている。
室bへ流動する際(ドア1がθ1方向に揺動する際)に
は、閉塞部材5aは、外周のオリフィスでいかなる大き
さの差圧が生じても、ストップリング7aにより移動し
ないので、開閉弁としての機能を果たさないよう構成さ
れている。
【0025】次に、ドア1を図1中矢印θ2方向に揺動
させる(つまり、ドア1を閉める動作をする)と、同図
中2点鎖線から実線で示した状態となり、シリンダ2は
ピストン3に対し、θ1に揺動させた場合の反対方向に
相対移動し、第1室aの体積が大きくなりつつ第2室b
の体積が小さくなる。この体積変化によるそれぞれの室
の体積補償をすべく、内在する作動油が以下のように流
動する。
させる(つまり、ドア1を閉める動作をする)と、同図
中2点鎖線から実線で示した状態となり、シリンダ2は
ピストン3に対し、θ1に揺動させた場合の反対方向に
相対移動し、第1室aの体積が大きくなりつつ第2室b
の体積が小さくなる。この体積変化によるそれぞれの室
の体積補償をすべく、内在する作動油が以下のように流
動する。
【0026】即ち、第2室b内の作動油が開閉弁5外周
のオリフィス8を通過した後、連通路4及び開閉弁6外
周のオリフィス8を通って第1室a内へ流入する。作動
油が開閉弁5外周のオリフィス8を通過する際には、ド
ア1の揺動が所定値以下(オリフィス8による差圧で生
じる力が圧縮スプリング5bの弾性力以下)の力で行わ
れていれば、図2(a)の状態とされ、連通路4を介す
る作動油の流動が許容される。尚、この場合において
も、作動油がオリフィスとしての連通路4を通過するた
め、ドア1の揺動速度に比例した逆向きの力(反力)が
生じ、安全性が向上されている。
のオリフィス8を通過した後、連通路4及び開閉弁6外
周のオリフィス8を通って第1室a内へ流入する。作動
油が開閉弁5外周のオリフィス8を通過する際には、ド
ア1の揺動が所定値以下(オリフィス8による差圧で生
じる力が圧縮スプリング5bの弾性力以下)の力で行わ
れていれば、図2(a)の状態とされ、連通路4を介す
る作動油の流動が許容される。尚、この場合において
も、作動油がオリフィスとしての連通路4を通過するた
め、ドア1の揺動速度に比例した逆向きの力(反力)が
生じ、安全性が向上されている。
【0027】一方、ドア1の揺動が所定値以上(オリフ
ィス8による差圧で生じる力が圧縮スプリング5bの弾
性力以上)の力で行われると、ドア1を開く時と同様、
オリフィス8を通過する作動油の流動抵抗が大きくなっ
て、オリフィス8の入口近傍と出口近傍とで差圧が生
じ、その差圧による力で閉塞部材5aが移動して図2
(c)の状態となり、閉塞部材5aが連通路4の右端開
口を塞いで作動油の流動を許容しなくなる。
ィス8による差圧で生じる力が圧縮スプリング5bの弾
性力以上)の力で行われると、ドア1を開く時と同様、
オリフィス8を通過する作動油の流動抵抗が大きくなっ
て、オリフィス8の入口近傍と出口近傍とで差圧が生
じ、その差圧による力で閉塞部材5aが移動して図2
(c)の状態となり、閉塞部材5aが連通路4の右端開
口を塞いで作動油の流動を許容しなくなる。
【0028】すると、第1室aと第2室bとの体積変化
に伴う体積補償が行われなくなってピストン3に対する
シリンダ2の相対移動が停止する。これにより、ドア1
の揺動(開閉)を強制的に停止させ、ドア1を閉める際
に指を強く挟むことを回避でき、安全性を向上させるこ
とができる。
に伴う体積補償が行われなくなってピストン3に対する
シリンダ2の相対移動が停止する。これにより、ドア1
の揺動(開閉)を強制的に停止させ、ドア1を閉める際
に指を強く挟むことを回避でき、安全性を向上させるこ
とができる。
【0029】尚、上記の如く作動油が第2室bから第1
室aへ流動する際(ドア1がθ2方向に揺動する際)に
は、閉塞部材6aは、外周のオリフィスでいかなる大き
さの差圧が生じても、ストップリング7aにより移動し
ないので、開閉弁としての機能を果たさないよう構成さ
れている。上記第1の実施形態によれば、連通路4がピ
ストン3を貫通して成るものであるので構成が簡単であ
り、製造コストを低下させることができる。
室aへ流動する際(ドア1がθ2方向に揺動する際)に
は、閉塞部材6aは、外周のオリフィスでいかなる大き
さの差圧が生じても、ストップリング7aにより移動し
ないので、開閉弁としての機能を果たさないよう構成さ
れている。上記第1の実施形態によれば、連通路4がピ
ストン3を貫通して成るものであるので構成が簡単であ
り、製造コストを低下させることができる。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態に係るドア
の開閉制御装置について、図5〜図7に基づいて説明す
る。尚、第1実施形態と同様、本実施形態のドアの開閉
制御装置は、図8に示すように、自動車のドア1におけ
るインナパネル1aとアウタパネル1bとの間に配設さ
れたものである。
の開閉制御装置について、図5〜図7に基づいて説明す
る。尚、第1実施形態と同様、本実施形態のドアの開閉
制御装置は、図8に示すように、自動車のドア1におけ
るインナパネル1aとアウタパネル1bとの間に配設さ
れたものである。
【0031】本実施形態に係るドアの開閉制御装置は、
図5に示すように、シリンダ2′と、ピストン3′と、
連結部9と、連結路4′と、開閉弁10と、から主に構
成されている。尚、第1の実施形態と同様の構成部材に
は同一の符号を付し、詳述を省略する。
図5に示すように、シリンダ2′と、ピストン3′と、
連結部9と、連結路4′と、開閉弁10と、から主に構
成されている。尚、第1の実施形態と同様の構成部材に
は同一の符号を付し、詳述を省略する。
【0032】シリンダ2′は、胴部2bの両端を塞いで
胴部2b内を密閉する蓋部2′a及び2′cを有し、こ
のうち蓋部2′cの先端には、更に端部2dが固定形成
されている。また、蓋部2′a及び2′c内には、胴部
2b内の第1室a及び第2室bから連結部4′まで通じ
る細路部11がそれぞれ形成されている。この細路部1
1の一部は、局部的に細く形成されており、オリフィス
を形成している。
胴部2b内を密閉する蓋部2′a及び2′cを有し、こ
のうち蓋部2′cの先端には、更に端部2dが固定形成
されている。また、蓋部2′a及び2′c内には、胴部
2b内の第1室a及び第2室bから連結部4′まで通じ
る細路部11がそれぞれ形成されている。この細路部1
1の一部は、局部的に細く形成されており、オリフィス
を形成している。
【0033】図6に示すように、細路部11の途中に
は、閉塞部材10aと弾性部材としての圧縮スプリング
10bとから成る開閉弁10が配設されており、連通路
4′を解放、閉塞可能としている。尚、同図において
は、蓋部2′c側に配設された開閉弁10を示してお
り、以下、蓋部2′c側について説明するが、蓋部2′
a側に配設された開閉弁10も同様の構成である。
は、閉塞部材10aと弾性部材としての圧縮スプリング
10bとから成る開閉弁10が配設されており、連通路
4′を解放、閉塞可能としている。尚、同図において
は、蓋部2′c側に配設された開閉弁10を示してお
り、以下、蓋部2′c側について説明するが、蓋部2′
a側に配設された開閉弁10も同様の構成である。
【0034】圧縮スプリング10bは、第1の実施形態
と同様、その付勢力により閉塞部材10aをプラグ2c
bから離間させたもので、所定値までは同図中A部とB
部との間の差圧に抗して連通路4′を解放状態とするよ
う構成されている。
と同様、その付勢力により閉塞部材10aをプラグ2c
bから離間させたもので、所定値までは同図中A部とB
部との間の差圧に抗して連通路4′を解放状態とするよ
う構成されている。
【0035】このように、オリフィス11aに生じた差
圧が所定値以上となると、圧縮スプリング10bの弾性
力に抗して閉塞部材10aが移動(図6中右側へ移動)
し、連通路4′を塞ぐ構成とされている。ピストン3′
は、第1の実施形態と同様、ストップリング7aにより
両端がそれぞれロッド7に固定され、ロッド7との相対
的な移動が規制されているが、第1室aと第2室bとを
連通する孔等は形成されていない。
圧が所定値以上となると、圧縮スプリング10bの弾性
力に抗して閉塞部材10aが移動(図6中右側へ移動)
し、連通路4′を塞ぐ構成とされている。ピストン3′
は、第1の実施形態と同様、ストップリング7aにより
両端がそれぞれロッド7に固定され、ロッド7との相対
的な移動が規制されているが、第1室aと第2室bとを
連通する孔等は形成されていない。
【0036】連通路4′は、蓋部2′aの側壁から蓋部
2′cの側壁まで延設された管状の部材で、それぞれの
先端は前述の細路部11に接続され、この連通部4′を
通って第1室aと第2室bとの間で作動油が流動し得る
構成とされている。
2′cの側壁まで延設された管状の部材で、それぞれの
先端は前述の細路部11に接続され、この連通部4′を
通って第1室aと第2室bとの間で作動油が流動し得る
構成とされている。
【0037】次に、上記構成のドアの開閉制御装置にお
ける作用について説明する。まず、ドア1を図5中矢印
θ1方向に揺動させる(つまり、ドア1を開ける動作を
する)と、同図中実線から2点鎖線で示した状態とな
り、シリンダ2はピストン3に対し相対移動し、第2室
bの体積が大きくなりつつ第1室aの体積が小さくな
る。この体積変化によるそれぞれの室の体積補償をすべ
く、内在する作動油が以下のように流動する。
ける作用について説明する。まず、ドア1を図5中矢印
θ1方向に揺動させる(つまり、ドア1を開ける動作を
する)と、同図中実線から2点鎖線で示した状態とな
り、シリンダ2はピストン3に対し相対移動し、第2室
bの体積が大きくなりつつ第1室aの体積が小さくな
る。この体積変化によるそれぞれの室の体積補償をすべ
く、内在する作動油が以下のように流動する。
【0038】即ち、第1室a内の作動油が蓋部2′c側
の細路部11を通過した後、連通路4′及び蓋部2′a
側の細路部11を通って第2室b内へ流入するのである
が、作動油が蓋部2′c側のオリフィス11aを通過す
る際には、ドア1の揺動が所定値以下(オリフィス11
aによって生じるA部とB部との間の差圧による力が圧
縮スプリング10bの弾性力以下)の力で行われていれ
ば、連通路4′は解放されており、作動油の流動が許容
される。
の細路部11を通過した後、連通路4′及び蓋部2′a
側の細路部11を通って第2室b内へ流入するのである
が、作動油が蓋部2′c側のオリフィス11aを通過す
る際には、ドア1の揺動が所定値以下(オリフィス11
aによって生じるA部とB部との間の差圧による力が圧
縮スプリング10bの弾性力以下)の力で行われていれ
ば、連通路4′は解放されており、作動油の流動が許容
される。
【0039】一方、ドア1の揺動が所定値以上(オリフ
ィス11aによって生じるA部とB部との間の差圧によ
る力が圧縮スプリング10bの弾性力以上)の力で行わ
れると、その差圧で閉塞部材10aが移動し、図7の状
態となって、閉塞部材10aが連通路4′の下端開口を
塞いで作動油の流動を許容しなくなる。
ィス11aによって生じるA部とB部との間の差圧によ
る力が圧縮スプリング10bの弾性力以上)の力で行わ
れると、その差圧で閉塞部材10aが移動し、図7の状
態となって、閉塞部材10aが連通路4′の下端開口を
塞いで作動油の流動を許容しなくなる。
【0040】すると、第1室aと第2室bとの体積変化
に伴う体積補償が行われなくなってピストン3′に対す
るシリンダ2′の相対移動が停止する。これにより、ド
ア1の揺動(開閉)を強制的に停止させ、ドア1を開く
際に隣接する車両や人にドア1を強打させることを回避
でき、安全性を向上させることができる。
に伴う体積補償が行われなくなってピストン3′に対す
るシリンダ2′の相対移動が停止する。これにより、ド
ア1の揺動(開閉)を強制的に停止させ、ドア1を開く
際に隣接する車両や人にドア1を強打させることを回避
でき、安全性を向上させることができる。
【0041】次に、ドア1を図5中矢印θ2方向に揺動
させる(つまり、ドア1を閉める動作をする)と、同図
中2点鎖線から実線で示した状態となり、シリンダ2′
はピストン3′に対し、θ1に揺動させた場合の反対方
向に相対移動し、第1室aの体積が大きくなりつつ第2
室bの体積が小さくなる。この体積変化によるそれぞれ
の室の体積補償をすべく、内在する作動油が第2室bか
ら第1室aへ流動する。
させる(つまり、ドア1を閉める動作をする)と、同図
中2点鎖線から実線で示した状態となり、シリンダ2′
はピストン3′に対し、θ1に揺動させた場合の反対方
向に相対移動し、第1室aの体積が大きくなりつつ第2
室bの体積が小さくなる。この体積変化によるそれぞれ
の室の体積補償をすべく、内在する作動油が第2室bか
ら第1室aへ流動する。
【0042】この場合においても、蓋部2′a側に配設
された開閉弁10がθ1への揺動時と同様の作用を連通
路4′に及ぼし、所定値以上の力によるドア1の揺動を
停止させるので、ドア1を閉める際に指を強く挟むこと
を回避でき、安全性を向上させることができる。上記第
2の実施形態によれば、連通路4′がシリンダ2の外側
に配設されるとともに、開閉弁が蓋部2′a及び2′c
に配設されているので、既存のシリンダに対し追加構成
が容易である。
された開閉弁10がθ1への揺動時と同様の作用を連通
路4′に及ぼし、所定値以上の力によるドア1の揺動を
停止させるので、ドア1を閉める際に指を強く挟むこと
を回避でき、安全性を向上させることができる。上記第
2の実施形態によれば、連通路4′がシリンダ2の外側
に配設されるとともに、開閉弁が蓋部2′a及び2′c
に配設されているので、既存のシリンダに対し追加構成
が容易である。
【0043】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、連結部
はピストン3或いは3′とドア1とを連結し、ドアの開
閉動作に連動してピストンとシリンダとを相対的に移動
させるものとしてもよい。
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、連結部
はピストン3或いは3′とドア1とを連結し、ドアの開
閉動作に連動してピストンとシリンダとを相対的に移動
させるものとしてもよい。
【0044】また、開閉弁は、所定値より小さな力でド
アの開閉動作が行われると連通路を解放するとともに、
所定値より大きな力でドアの開閉動作が行われると連通
路を塞ぐ構成のものなら、他のもの(例えば、ドアの開
閉力を検知するセンサにより連通路を解放、閉塞制御す
るもの)としてもよい。
アの開閉動作が行われると連通路を解放するとともに、
所定値より大きな力でドアの開閉動作が行われると連通
路を塞ぐ構成のものなら、他のもの(例えば、ドアの開
閉力を検知するセンサにより連通路を解放、閉塞制御す
るもの)としてもよい。
【0045】更に、本発明のドアの開閉制御装置は、自
動車用ドアにのみ適用されるものではなく、例えば家屋
等建築物のドア等広くドア一般に適用することができ
る。
動車用ドアにのみ適用されるものではなく、例えば家屋
等建築物のドア等広くドア一般に適用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ドアの開閉動
作が過大な力によるものである場合、その開閉動作を強
制的に停止させることにより、ドア開閉時の安全性を向
上させることができる。請求項2の発明によれば、セン
サ等電気的制御して連通路を解放、閉塞する場合に比
べ、簡単で確実な構成で請求項1の効果を奏することが
できる。
作が過大な力によるものである場合、その開閉動作を強
制的に停止させることにより、ドア開閉時の安全性を向
上させることができる。請求項2の発明によれば、セン
サ等電気的制御して連通路を解放、閉塞する場合に比
べ、簡単で確実な構成で請求項1の効果を奏することが
できる。
【0047】請求項3の発明によれば、請求項1及び請
求項2の発明の効果に加え、所定値以下の力による開閉
動作時においても、ドアを開閉動作する力の大きさに比
例した逆向きの力(反力)をドアに付与することがで
き、より安全性を向上させることができる。
求項2の発明の効果に加え、所定値以下の力による開閉
動作時においても、ドアを開閉動作する力の大きさに比
例した逆向きの力(反力)をドアに付与することがで
き、より安全性を向上させることができる。
【0048】請求項4の発明によれば、ドアを開く際、
周囲の障害物とドアとが強打する危険性の高い自動車の
ドアに適用し、請求項1〜請求項3の効果を奏すること
ができる。
周囲の障害物とドアとが強打する危険性の高い自動車の
ドアに適用し、請求項1〜請求項3の効果を奏すること
ができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るドアの開閉制御装
置を示す縦断面図
置を示す縦断面図
【図2】本発明の第1実施形態に係るドアの開閉制御装
置のピストン及びその近傍を示す拡大図
置のピストン及びその近傍を示す拡大図
【図3】図1におけるIII−III線断面図
【図4】図1におけるIV−IV線断面図
【図5】本発明の第2実施形態に係るドアの開閉制御装
置を示す縦断面図
置を示す縦断面図
【図6】本発明の第2実施形態に係るドアの開閉制御装
置の開閉弁及びその近傍を示す拡大図
置の開閉弁及びその近傍を示す拡大図
【図7】本発明の第2実施形態に係るドアの開閉制御装
置の開閉弁及びその近傍を示す拡大図
置の開閉弁及びその近傍を示す拡大図
【図8】本発明に係るドアの開閉制御装置を自動車のド
アに配設した場合を示す一部透視図
アに配設した場合を示す一部透視図
1…ドア 2、2′…シリンダ a…第1室 b…第2室 2a、2c、2′a、2′c…蓋部 2ca…連通孔 2cb…プラグ 3、3′…ピストン 4、4′…連通路 5、6、10…開閉弁 5a、6a、10a…閉塞部材 5b、6b、10b…圧縮スプリング(弾性部材) 7…ロッド 8…オリフィス 9…連結部 9a…ステー 9b…ピン 11…細路部 11a…オリフィス
Claims (4)
- 【請求項1】作動油が充填されたシリンダと、 該シリンダ内を第1室と第2室とに区画するピストン
と、 前記シリンダ又はピストンとドアとを連結し、ドアの開
閉動作に連動して前記ピストンとシリンダとを相対的に
移動させる連結部と、 前記第1室と第2室とを連通し、前記作動油を前記第1
室と第2室との間で流動させることが可能な連通路と、 所定値より小さな力で前記ドアの開閉動作が行われると
前記連通路を解放するとともに、所定値より大きな力で
前記ドアの開閉動作が行われると前記連通路を塞ぐ開閉
弁と、を備えたことを特徴とするドアの開閉制御装置。 - 【請求項2】前記開閉弁は、オリフィスを有し前記連通
路を閉塞可能な閉塞部材と、該閉塞部材と前記連通路と
の間に配設され付勢力により当該閉塞部材を連通路から
離間させる弾性部材と、を具備したものであることを特
徴とする請求項1記載のドアの開閉制御装置。 - 【請求項3】前記連通路は、前記ピストンを貫通するオ
リフィスであることを特徴とする請求項1又は請求項2
記載のドアの開閉制御装置。 - 【請求項4】前記ドアは、自動車用のドアであることを
特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の
ドアの開閉制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207400A JP2001032619A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | ドアの開閉制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207400A JP2001032619A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | ドアの開閉制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001032619A true JP2001032619A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16539127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11207400A Pending JP2001032619A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | ドアの開閉制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001032619A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007116575A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nifco Inc. | 速度応答型ダンパ及び衝撃吸収ダンパ装置 |
JP2014070694A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Nitto Kohki Co Ltd | シールリングを用いた制動装置 |
CN113057455A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-02 | 江西白莲智能科技集团有限公司 | 一种智能储物柜 |
-
1999
- 1999-07-22 JP JP11207400A patent/JP2001032619A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007116575A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nifco Inc. | 速度応答型ダンパ及び衝撃吸収ダンパ装置 |
EP2003367A2 (en) * | 2006-03-31 | 2008-12-17 | Nifco Inc. | Speed responsive damper and impact absorbing damper device |
EP2003367A4 (en) * | 2006-03-31 | 2009-09-02 | Nifco Inc | SPEED-DAMPER AND SHOCK-ABSORBING DAMPER |
JP2014070694A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Nitto Kohki Co Ltd | シールリングを用いた制動装置 |
CN113057455A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-02 | 江西白莲智能科技集团有限公司 | 一种智能储物柜 |
CN113057455B (zh) * | 2021-04-12 | 2022-11-15 | 江西白莲智能科技集团有限公司 | 一种智能储物柜 |
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