JP2001031560A - 皮膚洗浄料 - Google Patents
皮膚洗浄料Info
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- JP2001031560A JP2001031560A JP11201891A JP20189199A JP2001031560A JP 2001031560 A JP2001031560 A JP 2001031560A JP 11201891 A JP11201891 A JP 11201891A JP 20189199 A JP20189199 A JP 20189199A JP 2001031560 A JP2001031560 A JP 2001031560A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】脂肪酸石けんを洗浄基剤とし、豊かな泡立ちと
クリーミーで弾力のある泡質で、洗浄力が高く、洗浄後
はつっぱり感がなくしっとりした感触を与え、洗浄剤成
分による肌荒れを著しく抑制し、かつ、高温での安定性
が高い皮膚洗浄料を得ることを目的とする。 【構成】洗浄基剤の主成分が脂肪酸石けんである皮膚洗
浄料において、多価アルコール、糖及び糖アルコールか
ら選ばれた一種または二種以上の保湿剤を含有し、脂肪
酸石けんと保湿剤との重量比が1:1.0〜2.0であ
り、かつ、平均重合度2〜10のポリグリセリンを保湿
剤中の50重量%以上とする。
クリーミーで弾力のある泡質で、洗浄力が高く、洗浄後
はつっぱり感がなくしっとりした感触を与え、洗浄剤成
分による肌荒れを著しく抑制し、かつ、高温での安定性
が高い皮膚洗浄料を得ることを目的とする。 【構成】洗浄基剤の主成分が脂肪酸石けんである皮膚洗
浄料において、多価アルコール、糖及び糖アルコールか
ら選ばれた一種または二種以上の保湿剤を含有し、脂肪
酸石けんと保湿剤との重量比が1:1.0〜2.0であ
り、かつ、平均重合度2〜10のポリグリセリンを保湿
剤中の50重量%以上とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、豊かな泡立ちとクリー
ミーで弾力のある泡質で、洗浄力が高く、洗浄後はつっ
ぱり感がなくしっとりした感触を与え、洗浄剤成分によ
る肌荒れを著しく抑制した皮膚洗浄料に関する。
ミーで弾力のある泡質で、洗浄力が高く、洗浄後はつっ
ぱり感がなくしっとりした感触を与え、洗浄剤成分によ
る肌荒れを著しく抑制した皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚洗浄料としては、脂肪酸石けんを主
成分とする固形石けんが古くから使用されてきたが、固
形石けんは洗浄後につっぱり感があり、また、日々使用
していると肌荒れを起こす場合があった。昨今では、固
形石けんのつっぱり感や肌荒れ等を改良した洗顔クリー
ムやボディシャンプーが市販されており、大きな市場に
成長している。これらの洗顔クリームやボディシャンプ
ーの洗浄基剤としては、脂肪酸石けん、モノアルキルリ
ン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩等が使用されて
いる。脂肪酸石けんは、洗浄力、起泡力、安定性に優れ
ているが、過度の脱脂による洗浄後のつっぱり感や肌荒
れ等の欠点があった。モノアルキルリン酸エステル塩
は、脂肪酸石けんと異なり中性領域で使用できるもので
あるが、脂肪酸石けんと比較して起泡性、特に速泡性の
点において劣ることが指摘されている。また、N−アシ
ルアミノ酸塩も中性領域で使用できるものであるが、こ
れも脂肪酸石けんや他のアニオン活性剤と比較して起泡
力や泡の持続性が劣る。脂肪酸石けんはその欠点である
つっぱり感や肌荒れが充分に解消されれば、洗浄基剤と
しては、洗浄性や洗浄後のさっぱりした感触や経済性等
の点で好ましいと言える。しかしながら、従来の脂肪酸
石けんを洗浄基剤とした洗顔クリームやボディシャンプ
ーにはグリセリン等の保湿剤が洗浄剤成分に対して0.
5〜1倍程度配合されており、固形石けんに比べれば洗
浄後のつっぱり感や肌荒れは緩和されているが、充分に
は解消されていないのが実情である。
成分とする固形石けんが古くから使用されてきたが、固
形石けんは洗浄後につっぱり感があり、また、日々使用
していると肌荒れを起こす場合があった。昨今では、固
形石けんのつっぱり感や肌荒れ等を改良した洗顔クリー
ムやボディシャンプーが市販されており、大きな市場に
成長している。これらの洗顔クリームやボディシャンプ
ーの洗浄基剤としては、脂肪酸石けん、モノアルキルリ
ン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩等が使用されて
いる。脂肪酸石けんは、洗浄力、起泡力、安定性に優れ
ているが、過度の脱脂による洗浄後のつっぱり感や肌荒
れ等の欠点があった。モノアルキルリン酸エステル塩
は、脂肪酸石けんと異なり中性領域で使用できるもので
あるが、脂肪酸石けんと比較して起泡性、特に速泡性の
点において劣ることが指摘されている。また、N−アシ
ルアミノ酸塩も中性領域で使用できるものであるが、こ
れも脂肪酸石けんや他のアニオン活性剤と比較して起泡
力や泡の持続性が劣る。脂肪酸石けんはその欠点である
つっぱり感や肌荒れが充分に解消されれば、洗浄基剤と
しては、洗浄性や洗浄後のさっぱりした感触や経済性等
の点で好ましいと言える。しかしながら、従来の脂肪酸
石けんを洗浄基剤とした洗顔クリームやボディシャンプ
ーにはグリセリン等の保湿剤が洗浄剤成分に対して0.
5〜1倍程度配合されており、固形石けんに比べれば洗
浄後のつっぱり感や肌荒れは緩和されているが、充分に
は解消されていないのが実情である。
【0003】また、洗浄時に手やスポンジ等でこするこ
とは皮膚にダメージを与えることになり、泡での洗浄が
皮膚にマイルドな洗浄であり、そのためには豊かな泡立
ちで弾力のある泡を与える洗浄料であることが必要であ
る。しかしながら、従来の洗顔クリームやボディシャン
プーは、弾力のある泡質という点でも充分なものではな
かった。これを改良するために、ジエタノールアマイド
等が使用されているが、このものは皮膚ガンを誘発する
恐れがあると米国で報告されており、安全性の点で懸念
されている。
とは皮膚にダメージを与えることになり、泡での洗浄が
皮膚にマイルドな洗浄であり、そのためには豊かな泡立
ちで弾力のある泡を与える洗浄料であることが必要であ
る。しかしながら、従来の洗顔クリームやボディシャン
プーは、弾力のある泡質という点でも充分なものではな
かった。これを改良するために、ジエタノールアマイド
等が使用されているが、このものは皮膚ガンを誘発する
恐れがあると米国で報告されており、安全性の点で懸念
されている。
【0004】また、特開昭58−125797にアニオ
ン界面活性剤を主成分とする洗浄料中に、グリセリン、
ソルビトール、マルチトール、シュークロース、マルト
ース等の保湿剤を25〜75重量%配合した皮膚刺激を
抑制した洗浄料が開示されているが、これらの保湿剤を
洗浄剤成分の配合量を超えて多量に配合すると、洗顔ク
リームやボディシャンプーの高温での安定性を損なうと
いう問題がある。また、この中では、多量の保湿剤を配
合することにより皮膚刺激を緩和できることは記載され
ているが、多量の保湿剤の配合による脂肪酸石けんの洗
浄後のつっぱり感についてや、泡の弾力性等の泡質につ
いては全く記載されていない。
ン界面活性剤を主成分とする洗浄料中に、グリセリン、
ソルビトール、マルチトール、シュークロース、マルト
ース等の保湿剤を25〜75重量%配合した皮膚刺激を
抑制した洗浄料が開示されているが、これらの保湿剤を
洗浄剤成分の配合量を超えて多量に配合すると、洗顔ク
リームやボディシャンプーの高温での安定性を損なうと
いう問題がある。また、この中では、多量の保湿剤を配
合することにより皮膚刺激を緩和できることは記載され
ているが、多量の保湿剤の配合による脂肪酸石けんの洗
浄後のつっぱり感についてや、泡の弾力性等の泡質につ
いては全く記載されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、上
記の事情に鑑み、脂肪酸石けんを洗浄基剤とし、豊かな
泡立ちとクリーミーで弾力のある泡質で、洗浄力が高
く、洗浄後はつっぱり感がなくしっとりした感触を与
え、洗浄剤成分による肌荒れを著しく抑制し、かつ、高
温での安定性が高い皮膚洗浄料を得ることを目的とす
る。
記の事情に鑑み、脂肪酸石けんを洗浄基剤とし、豊かな
泡立ちとクリーミーで弾力のある泡質で、洗浄力が高
く、洗浄後はつっぱり感がなくしっとりした感触を与
え、洗浄剤成分による肌荒れを著しく抑制し、かつ、高
温での安定性が高い皮膚洗浄料を得ることを目的とす
る。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究した結果、脂肪酸石けんの配合
量に対して、1.0〜2.0倍量の保湿剤を配合し、そ
の保湿剤中の50重量%以上をポリグリセリンとするこ
とにより、泡の弾力等極めて良好な泡質で、洗浄後はつ
っぱり感がなくしっとりした感触を与え、肌荒れを著し
く抑制することができるだけでなく、高温での安定性が
高い皮膚洗浄料が得られ、更に、本来界面活性能のない
ポリグリセリンの配合が、泡立ちや洗浄力を向上すると
いう思わぬ相乗効果により、脂肪酸石けんの配合量を低
減して、より一層皮膚にマイルドな皮膚洗浄料が得られ
ることを見出し、本発明に到達した。
達成するために鋭意研究した結果、脂肪酸石けんの配合
量に対して、1.0〜2.0倍量の保湿剤を配合し、そ
の保湿剤中の50重量%以上をポリグリセリンとするこ
とにより、泡の弾力等極めて良好な泡質で、洗浄後はつ
っぱり感がなくしっとりした感触を与え、肌荒れを著し
く抑制することができるだけでなく、高温での安定性が
高い皮膚洗浄料が得られ、更に、本来界面活性能のない
ポリグリセリンの配合が、泡立ちや洗浄力を向上すると
いう思わぬ相乗効果により、脂肪酸石けんの配合量を低
減して、より一層皮膚にマイルドな皮膚洗浄料が得られ
ることを見出し、本発明に到達した。
【0007】即ち、本発明は、洗浄基剤の主成分が脂肪
酸石けんである皮膚洗浄料において、多価アルコール、
糖及び糖アルコールから選ばれた一種または二種以上の
保湿剤を含有し、脂肪酸石けんと保湿剤の重量比が1:
1.0〜2.0であり、かつ、平均重合度2〜10のポ
リグリセリンが保湿剤中の50重量%以上であることを
特徴とする皮膚洗浄料である。
酸石けんである皮膚洗浄料において、多価アルコール、
糖及び糖アルコールから選ばれた一種または二種以上の
保湿剤を含有し、脂肪酸石けんと保湿剤の重量比が1:
1.0〜2.0であり、かつ、平均重合度2〜10のポ
リグリセリンが保湿剤中の50重量%以上であることを
特徴とする皮膚洗浄料である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用する脂肪酸石けんとは、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸等の脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、ト
リエタノールアミン塩、L−アルギニン塩を例示するこ
とができ、これらの一種または二種以上を使用する。
使用する脂肪酸石けんとは、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸等の脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、ト
リエタノールアミン塩、L−アルギニン塩を例示するこ
とができ、これらの一種または二種以上を使用する。
【0009】本発明の皮膚洗浄料においては、上記の脂
肪酸石けんの配合量により、液状から固体の任意の形状
とすることができる。ボデイシャンプー等として好適な
液状の皮膚洗浄料の場合、脂肪酸石けんの配合量は10
〜30重量%が好ましく、洗顔クリーム等として好適な
クリーム状の皮膚洗浄料の場合、脂肪酸石けんの配合量
は20〜35重量%が好ましく、また、固形石けん等と
して好適な固形の皮膚洗浄料の場合、石けんの配合量は
35〜50重量%が好ましい。
肪酸石けんの配合量により、液状から固体の任意の形状
とすることができる。ボデイシャンプー等として好適な
液状の皮膚洗浄料の場合、脂肪酸石けんの配合量は10
〜30重量%が好ましく、洗顔クリーム等として好適な
クリーム状の皮膚洗浄料の場合、脂肪酸石けんの配合量
は20〜35重量%が好ましく、また、固形石けん等と
して好適な固形の皮膚洗浄料の場合、石けんの配合量は
35〜50重量%が好ましい。
【0010】本発明においては、平均重合度が2〜10
のポリグリセリンを使用する。このようなポリグリセリ
ンとしては、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグ
リセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン等を例示
することができ、これらの一種または二種以上を使用す
る。これらのポリグリセリンの内、泡質、安定性、洗い
上がりの点からジグリセリンが最も好ましい。尚、ジグ
リセリンの純度は60重量%以上が好ましく、80重量
%以上がより好ましい。
のポリグリセリンを使用する。このようなポリグリセリ
ンとしては、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグ
リセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン等を例示
することができ、これらの一種または二種以上を使用す
る。これらのポリグリセリンの内、泡質、安定性、洗い
上がりの点からジグリセリンが最も好ましい。尚、ジグ
リセリンの純度は60重量%以上が好ましく、80重量
%以上がより好ましい。
【0011】上記のポリグリセリンは、全保湿剤中の5
0重量%以上、好まししくは70重量%以上使用する。
ポリグリセリンが50重量%未満では、泡質や、洗浄後
のしっとり感、高温での安定性等の点で好ましくない。
0重量%以上、好まししくは70重量%以上使用する。
ポリグリセリンが50重量%未満では、泡質や、洗浄後
のしっとり感、高温での安定性等の点で好ましくない。
【0012】本発明においては、多価アルコール、糖及
び糖アルコールから選ばれた一種または二種以上のポリ
グリセリン以外の保湿剤とポリグリセリンを併用するこ
とができる。このような多価アルコールとしては、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、エリスリトール等を例示することができ、糖類と
しては、グルコース、シュークロース、マルトース等を
例示することができ、糖アルコールとしては、ソルビト
ール、マルチトール等を例示することができる。
び糖アルコールから選ばれた一種または二種以上のポリ
グリセリン以外の保湿剤とポリグリセリンを併用するこ
とができる。このような多価アルコールとしては、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、エリスリトール等を例示することができ、糖類と
しては、グルコース、シュークロース、マルトース等を
例示することができ、糖アルコールとしては、ソルビト
ール、マルチトール等を例示することができる。
【0013】本発明において、脂肪酸石けんと、ポリグ
リセリンを含む全保湿剤との重量比が1:1.0〜2.
0、好ましくは1:1.2〜1.8となるように使用す
る。全保湿剤の配合量が脂肪酸石けん1重量部に対して
1.0重量部未満では、洗浄後のしっとり感や、肌荒れ
防止効果が不充分となる。また、全保湿剤の配合量が脂
肪酸石けん1重量部に対して2.0重量部を超えて配合
すると、得られる皮膚洗浄料の泡質や、高温での安定性
等の点で好ましくない。
リセリンを含む全保湿剤との重量比が1:1.0〜2.
0、好ましくは1:1.2〜1.8となるように使用す
る。全保湿剤の配合量が脂肪酸石けん1重量部に対して
1.0重量部未満では、洗浄後のしっとり感や、肌荒れ
防止効果が不充分となる。また、全保湿剤の配合量が脂
肪酸石けん1重量部に対して2.0重量部を超えて配合
すると、得られる皮膚洗浄料の泡質や、高温での安定性
等の点で好ましくない。
【0014】また、本発明の皮膚洗浄料には、本発明を
損なわない範囲で、通常使用される成分、例えば、脂肪
酸石けん以外の界面活性剤、スクワラン、ホホバ油、オ
リーブ油等のエモリエント成分、抗炎症効果や細胞賦
活、美白効果のある薬剤、色素、香料、防腐剤、殺菌
剤、キレート剤、酸化防止剤、pH調整剤等を適宜配合
することができる。
損なわない範囲で、通常使用される成分、例えば、脂肪
酸石けん以外の界面活性剤、スクワラン、ホホバ油、オ
リーブ油等のエモリエント成分、抗炎症効果や細胞賦
活、美白効果のある薬剤、色素、香料、防腐剤、殺菌
剤、キレート剤、酸化防止剤、pH調整剤等を適宜配合
することができる。
【0015】本発明の皮膚洗浄料は、常法に従って製造
することができ、例えば、保湿剤、アルカリ、水からな
る水相と脂肪酸を混合することにより得ることができ
る。
することができ、例えば、保湿剤、アルカリ、水からな
る水相と脂肪酸を混合することにより得ることができ
る。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】実施例1〜10、比較例1〜10 表1、2記載の水溶液を調製し、下記の項目について評
価した。その結果を表1、表2に示す。
価した。その結果を表1、表2に示す。
【0018】(評価方法及び評価基準) 1)泡質 専門パネラー10名により、実施例及び比較例の水溶液
5gを手で50回すり合わせて泡立てた時の泡質を、以
下の評価基準により官能評価した。 「泡立ち」 「クリーミーさ」 「弾力性」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 ×:不良 2)洗浄力 スクワレン72部、コレステリルオレエート14部、コ
レステロール14部及び油溶性色素(スダン2)0.0
2部を混合した人工皮脂0.05gを、出光石油化学
(株)製の人工皮革(サプラーレ)100平方センチメ
ートルに塗布し、これを1)と同様にして泡立てた泡に
て緩やかに洗浄して水洗し、人工皮脂の落ち具合を調
べ、以下の評価基準により評価した。 ◎:極めて良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 3)つっぱり感のなさ、しっとり感 健常女性パネラー10名により、実施例、比較例の水溶
液を1)と同様に泡立てて、顔部を洗浄して水洗し、5
分後に以下の評価基準により評価した。 「つっぱり感のなさ」 「しっとり感」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 4)肌荒れ 健常女性パネラー10名により、実施例、比較例の水溶
液を前腕部に塗布し、5分後に水洗し、水分を軽く拭き
取って10分後に、CCDカメラにて皮溝の荒れ具合を
観察し、試験前の状態と比較して以下の評価基準により
評価した。 ◎:全く荒れていない ○:殆ど荒れていない △:やや荒れている ×:かなり荒れている
5gを手で50回すり合わせて泡立てた時の泡質を、以
下の評価基準により官能評価した。 「泡立ち」 「クリーミーさ」 「弾力性」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 ×:不良 2)洗浄力 スクワレン72部、コレステリルオレエート14部、コ
レステロール14部及び油溶性色素(スダン2)0.0
2部を混合した人工皮脂0.05gを、出光石油化学
(株)製の人工皮革(サプラーレ)100平方センチメ
ートルに塗布し、これを1)と同様にして泡立てた泡に
て緩やかに洗浄して水洗し、人工皮脂の落ち具合を調
べ、以下の評価基準により評価した。 ◎:極めて良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 3)つっぱり感のなさ、しっとり感 健常女性パネラー10名により、実施例、比較例の水溶
液を1)と同様に泡立てて、顔部を洗浄して水洗し、5
分後に以下の評価基準により評価した。 「つっぱり感のなさ」 「しっとり感」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 4)肌荒れ 健常女性パネラー10名により、実施例、比較例の水溶
液を前腕部に塗布し、5分後に水洗し、水分を軽く拭き
取って10分後に、CCDカメラにて皮溝の荒れ具合を
観察し、試験前の状態と比較して以下の評価基準により
評価した。 ◎:全く荒れていない ○:殆ど荒れていない △:やや荒れている ×:かなり荒れている
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】実施例1〜10に示したように、脂肪酸石
けんと保湿剤の重量比が1:1.0〜2.0であり、か
つ、保湿剤中のジグリセリン等のポリグリセリンの割合
が50重量%以上の場合、泡質、洗浄力、つっぱり感や
しっとり感、肌荒れのいずれの項目も良好であった。一
方、比較例1〜10に示したように、脂肪酸石けんと保
湿剤の重量比が1:1.0未満の場合、泡質、洗浄力、
つっぱり感やしっとり感、肌荒れの項目が不充分であ
り、脂肪酸石けんと保湿剤の重量比が1:2.0を超え
る場合は、泡質の点で不充分であった。また、保湿剤中
のポリグリセリンの割合が50重量%未満の場合、泡
質、洗浄力、つっぱり感やしっとり感、肌荒れの項目が
不充分であった。
けんと保湿剤の重量比が1:1.0〜2.0であり、か
つ、保湿剤中のジグリセリン等のポリグリセリンの割合
が50重量%以上の場合、泡質、洗浄力、つっぱり感や
しっとり感、肌荒れのいずれの項目も良好であった。一
方、比較例1〜10に示したように、脂肪酸石けんと保
湿剤の重量比が1:1.0未満の場合、泡質、洗浄力、
つっぱり感やしっとり感、肌荒れの項目が不充分であ
り、脂肪酸石けんと保湿剤の重量比が1:2.0を超え
る場合は、泡質の点で不充分であった。また、保湿剤中
のポリグリセリンの割合が50重量%未満の場合、泡
質、洗浄力、つっぱり感やしっとり感、肌荒れの項目が
不充分であった。
【0022】実施例11(ボディシャンプー) 以下に示す処方のボディシャンプーを常法により調製し
た。 (重量%) ラウリン酸 5.00 ミリスチン酸 7.00 パルミチン酸 2.00 ジステアリン酸ポリエチレングリコール 3.50 ジステアリン酸エチレングリコール 2.00 水酸化カリウム(96%) 3.70 メチルパラベン 0.25 グリチルリチン酸ジカリウム 0.10 ジグリセリン 20.00 精製水 残 余
た。 (重量%) ラウリン酸 5.00 ミリスチン酸 7.00 パルミチン酸 2.00 ジステアリン酸ポリエチレングリコール 3.50 ジステアリン酸エチレングリコール 2.00 水酸化カリウム(96%) 3.70 メチルパラベン 0.25 グリチルリチン酸ジカリウム 0.10 ジグリセリン 20.00 精製水 残 余
【0023】比較例11(ボディシャンプー) 実施例11のジグリセリン全量をプロピレングリコール
に変える以外は、実施例11と同様にして調製した。
に変える以外は、実施例11と同様にして調製した。
【0024】実施例12(洗顔クリーム) 以下に示す処方の洗顔クリームを常法により調製した。 (重量%) ラウリン酸 4.00 ミリスチン酸 17.00 パルミチン酸 3.00 ステアリン酸 2.00 モノイソステアリン酸ジグリセリル 2.00 水素添加大豆リン脂質 0.30 天然ビタミンE 0.05 水酸化カリウム(96%) 5.20 ジグリセリン 35.00 精製水 残 余
【0025】比較例12(洗顔クリーム) 実施例12のジグリセリン全量をグリセリンに変える以
外は、実施例12と同様にして調製した。
外は、実施例12と同様にして調製した。
【0026】実施例13(固形石けん) 以下に示す処方の固形石けんを常法により調製した。 (重量%) 牛脂 18.00 ヤシ油 10.00 オリーブ油 4.00 水酸化ナトリウム(96%) 6.00 ジグリセリン 40.00 エデト酸二ナトリウム 0.05 精製水 残 余
【0027】比較例13(固形石けん) 実施例13のジグリセリン全量をグリセリンに変える以
外は、実施例13と同様にして調製した。
外は、実施例13と同様にして調製した。
【0028】実施例11〜13、比較例11〜13のボ
ディシャンプー、洗顔クリーム、固形石鹸を常法により
調製し、下記の項目について評価した。その結果を表3
に示す。
ディシャンプー、洗顔クリーム、固形石鹸を常法により
調製し、下記の項目について評価した。その結果を表3
に示す。
【0029】(評価方法及び評価基準) 1)官能評価 健常女性パネラー10名により、実施例、比較例のボデ
ィシャンプー、洗顔クリーム、固形石鹸を常法に従って
使用し、以下の評価基準により官能評価した。 「泡立ち」 「クリーミーさ」 「弾力性」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 ×:不良 「洗浄力」 「つっぱり感のなさ」 「しっとり感」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 ×:不良 2)安定性 実施例、比較例で調製したボディシャンプー、洗顔クリ
ーム、固形石鹸を温度45℃の恒温槽に1ヵ月放置後、
その状態を目視にて観察し、以下の評価基準により評価
した。 ○:状態変化なし △:僅かに分離 ×:分離
ィシャンプー、洗顔クリーム、固形石鹸を常法に従って
使用し、以下の評価基準により官能評価した。 「泡立ち」 「クリーミーさ」 「弾力性」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 ×:不良 「洗浄力」 「つっぱり感のなさ」 「しっとり感」 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ◎:極めて良好 ○:良好 ○:良好 ○:良好 △:やや不良 △:やや不良 △:やや不良 ×:不良 ×:不良 ×:不良 2)安定性 実施例、比較例で調製したボディシャンプー、洗顔クリ
ーム、固形石鹸を温度45℃の恒温槽に1ヵ月放置後、
その状態を目視にて観察し、以下の評価基準により評価
した。 ○:状態変化なし △:僅かに分離 ×:分離
【0030】
【表3】
【0031】実施例のボディシャンプー、洗顔クリー
ム、固形石けんは、泡質、洗浄力、つっぱり感やしっと
り感、肌荒れ、安定性のいずれについても良好であっ
た。一方、比較例のボディシャンプー、洗顔クリーム、
固形石けんは、上記の項目のいずれかまたは全てで不充
分なものであった。
ム、固形石けんは、泡質、洗浄力、つっぱり感やしっと
り感、肌荒れ、安定性のいずれについても良好であっ
た。一方、比較例のボディシャンプー、洗顔クリーム、
固形石けんは、上記の項目のいずれかまたは全てで不充
分なものであった。
【0032】
【発明の効果】本発明の脂肪酸石けんを主な洗浄基剤と
する皮膚洗浄料は、豊かな泡立ちとクリーミーで弾力の
ある泡質で、洗浄力が高く、洗浄後はつっぱり感がなく
しっとりした感触を与え、洗浄剤成分による肌荒れを著
しく抑制し、かつ、高温での安定性が高く、極めて優れ
た皮膚洗浄料である。
する皮膚洗浄料は、豊かな泡立ちとクリーミーで弾力の
ある泡質で、洗浄力が高く、洗浄後はつっぱり感がなく
しっとりした感触を与え、洗浄剤成分による肌荒れを著
しく抑制し、かつ、高温での安定性が高く、極めて優れ
た皮膚洗浄料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 敦之 大阪府泉大津市臨海町1丁目20番 阪本薬 品工業株式会社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AC012 AC111 AC122 AC131 AC132 AC241 AC242 AC402 AC482 AC532 AD042 AD111 AD191 AD222 AD492 AD532 AD572 AD662 CC23 DD21 DD31 EE06 EE10
Claims (2)
- 【請求項1】 洗浄基剤の主成分が脂肪酸石けんである
皮膚洗浄料において、多価アルコール、糖及び糖アルコ
ールから選ばれた一種または二種以上の保湿剤を含有
し、脂肪酸石けんと保湿剤との重量比が1:1.0〜
2.0であり、かつ、平均重合度2〜10のポリグリセ
リンが保湿剤中の50重量%以上であることを特徴とす
る皮膚洗浄料。 - 【請求項2】 ポリグリセリンが、ジグリセリンを60
重量%以上含有することを特徴とする請求項1記載の皮
膚洗浄料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201891A JP2001031560A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 皮膚洗浄料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201891A JP2001031560A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 皮膚洗浄料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001031560A true JP2001031560A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16448551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11201891A Pending JP2001031560A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 皮膚洗浄料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001031560A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002356417A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-13 | Tsumura & Co | 液体身体洗浄料 |
WO2004052332A1 (de) * | 2002-12-12 | 2004-06-24 | Beiersdorf Ag | Fettsäuresalze enthaltende reinigungszubereitungen |
JP2007269704A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kose Corp | 皮膚洗浄剤組成物 |
JP2010241740A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Kao Corp | 皮膚洗浄剤 |
US9884007B2 (en) | 2012-06-29 | 2018-02-06 | Cosmetic Warriors Limited | Composition |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP11201891A patent/JP2001031560A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2004052332A1 (de) * | 2002-12-12 | 2004-06-24 | Beiersdorf Ag | Fettsäuresalze enthaltende reinigungszubereitungen |
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JP2010241740A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Kao Corp | 皮膚洗浄剤 |
US9884007B2 (en) | 2012-06-29 | 2018-02-06 | Cosmetic Warriors Limited | Composition |
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