JP2001031003A - 薬剤包装装置 - Google Patents
薬剤包装装置Info
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- JP2001031003A JP2001031003A JP11206491A JP20649199A JP2001031003A JP 2001031003 A JP2001031003 A JP 2001031003A JP 11206491 A JP11206491 A JP 11206491A JP 20649199 A JP20649199 A JP 20649199A JP 2001031003 A JP2001031003 A JP 2001031003A
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- JP
- Japan
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- heater
- sheet
- medicine
- paper feed
- packaging
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- Pending
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- Basic Packing Technique (AREA)
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
- Package Closures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 指づめ等の危険性を伴う恐れのある加熱ロー
ラを用いることがなく、移送中の分包シートの移送ライ
ンを略一定に保った状態で熱融着を行ない、熱融着部分
への薬剤の挟み込み等を防止して、外観を損なわずに所
定分量の薬剤を分包する。 【解決手段】 略同形状でかつ対向位置に配置されるゴ
ム台16とヒータ台19とをそれぞれ同一軸線状に配置
される第1ヒンジシャフト17および第2ヒンジシャフ
ト22とにより回動自在に連結し、それら各下端部が互
いに離隔する方向に付勢する。前記ゴム台16とヒータ
台19との間を移送する分包シートの熱融着位置でカム
26上面の突起部25により、それらゴム台16とヒー
タ台19とが引き寄せられて分包シート2を挟圧し、そ
の分包シート2に縦シール部,横シール部および切り込
み部を形成する。
ラを用いることがなく、移送中の分包シートの移送ライ
ンを略一定に保った状態で熱融着を行ない、熱融着部分
への薬剤の挟み込み等を防止して、外観を損なわずに所
定分量の薬剤を分包する。 【解決手段】 略同形状でかつ対向位置に配置されるゴ
ム台16とヒータ台19とをそれぞれ同一軸線状に配置
される第1ヒンジシャフト17および第2ヒンジシャフ
ト22とにより回動自在に連結し、それら各下端部が互
いに離隔する方向に付勢する。前記ゴム台16とヒータ
台19との間を移送する分包シートの熱融着位置でカム
26上面の突起部25により、それらゴム台16とヒー
タ台19とが引き寄せられて分包シート2を挟圧し、そ
の分包シート2に縦シール部,横シール部および切り込
み部を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、散剤,錠剤等の薬
剤を所定分量ずつ包装袋に封入する薬剤包装装置に関す
るものである。
剤を所定分量ずつ包装袋に封入する薬剤包装装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院等においては、医師の処方
に合わせて散剤や錠剤などの調剤した薬剤を個々にある
いは両者を一緒にして分割包装して患者に投薬するよう
にされている。従来、このような薬剤の分包作業を行な
う薬剤包装装置として、連続的に移送される二つ折り状
態の長尺の分包シートを幅方向に熱融着するとともに、
この分包シートの側縁部を熱融着することにより区画室
を形成するヒートシール部と、このヒートシール部によ
り区画室が形成される前にその区画室内に薬剤を投入す
るホッパを備える構造のものが知られている。ここで、
ヒートシール部においては、長尺の分包シートの一側方
にヒータ部が配置され、このヒータ部に対向する位置
で、前記分包シートの他側面に常時接触するようにヒー
タ受け部が配置され、前記ヒータ部をヒータ受け部に押
え付けるように移動させて分包シートの幅方向および側
縁部を熱融着させて区画室が形成されるようになってい
る。
に合わせて散剤や錠剤などの調剤した薬剤を個々にある
いは両者を一緒にして分割包装して患者に投薬するよう
にされている。従来、このような薬剤の分包作業を行な
う薬剤包装装置として、連続的に移送される二つ折り状
態の長尺の分包シートを幅方向に熱融着するとともに、
この分包シートの側縁部を熱融着することにより区画室
を形成するヒートシール部と、このヒートシール部によ
り区画室が形成される前にその区画室内に薬剤を投入す
るホッパを備える構造のものが知られている。ここで、
ヒートシール部においては、長尺の分包シートの一側方
にヒータ部が配置され、このヒータ部に対向する位置
で、前記分包シートの他側面に常時接触するようにヒー
タ受け部が配置され、前記ヒータ部をヒータ受け部に押
え付けるように移動させて分包シートの幅方向および側
縁部を熱融着させて区画室が形成されるようになってい
る。
【0003】また、薬剤包装装置の他の例として、分包
シートロールから繰り出される長尺の分包シートの上流
側に薬剤投入用ホッパが設けられ、その薬剤投入用ホッ
パの下流側で、かつ二つ折り状態の分包シートの両側に
その分包シートに横(幅方向)シールと縦(側縁部)シ
ールとを連続的に回転しながら形成する加熱ロールが配
置される構造のものが知られている。
シートロールから繰り出される長尺の分包シートの上流
側に薬剤投入用ホッパが設けられ、その薬剤投入用ホッ
パの下流側で、かつ二つ折り状態の分包シートの両側に
その分包シートに横(幅方向)シールと縦(側縁部)シ
ールとを連続的に回転しながら形成する加熱ロールが配
置される構造のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記前
者の薬剤包装装置においては、ヒータ部が移動してヒー
タ受け部に押付けられる構造であるために、移送中の分
包シートが移送ラインから外れてしまい、熱融着部分の
外観が悪くなるとともに、カッタによる切り込み線がゆ
がんでしまう等の問題点がある。また、ヒートシール部
による区画室形成前に薬剤が投入されるため、ヒータ部
をヒータ受け部に押付けた際に薬剤がずれてしまい、薬
剤を熱融着部分に挟み込んでしまうという問題点もあ
る。さらに、この従来技術では、ヒータ受け部が常に移
送中の分包シートに擦れている状態にあるために、ヒー
タ受け部の摩耗が生じやすいという問題点もある。
者の薬剤包装装置においては、ヒータ部が移動してヒー
タ受け部に押付けられる構造であるために、移送中の分
包シートが移送ラインから外れてしまい、熱融着部分の
外観が悪くなるとともに、カッタによる切り込み線がゆ
がんでしまう等の問題点がある。また、ヒートシール部
による区画室形成前に薬剤が投入されるため、ヒータ部
をヒータ受け部に押付けた際に薬剤がずれてしまい、薬
剤を熱融着部分に挟み込んでしまうという問題点もあ
る。さらに、この従来技術では、ヒータ受け部が常に移
送中の分包シートに擦れている状態にあるために、ヒー
タ受け部の摩耗が生じやすいという問題点もある。
【0005】一方、前記後者の薬剤包装装置において
は、分包シートのセッティングの際や装置内の掃除を行
なう際に、加熱ローラを回転させながら各処理を行なう
必要があるため、指づめ等のけがが生じる危険性があ
る。
は、分包シートのセッティングの際や装置内の掃除を行
なう際に、加熱ローラを回転させながら各処理を行なう
必要があるため、指づめ等のけがが生じる危険性があ
る。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、指づめ等の危険性を伴う恐れのあ
る加熱ローラを用いることがなく、移送中の分包シート
の移送ラインを略一定に保った状態で熱融着を行ない、
熱融着部分への薬剤の挟み込み等を防止して、外観を損
なわずに所定分量の薬剤を分包することができる薬剤包
装装置を提供することを目的とするものである。
めになされたもので、指づめ等の危険性を伴う恐れのあ
る加熱ローラを用いることがなく、移送中の分包シート
の移送ラインを略一定に保った状態で熱融着を行ない、
熱融着部分への薬剤の挟み込み等を防止して、外観を損
なわずに所定分量の薬剤を分包することができる薬剤包
装装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による薬剤包装装置
は、(a)長尺の分包シートをその長手方向に沿って移
送する移送手段と(b)前記分包シートの両側に互いに
対向するように配置され、長さ方向に二つ折りにされた
分包シートの幅方向および側縁部を熱融着するヒータ部
およびヒータ受け部と、(c)前記ヒータ部とヒータ受
け部とを互いに回動自在に連結する連結手段と、(d)
前記ヒータ部およびヒータ受け部を分包シートから離隔
する方向に付勢する付勢手段と、(e)この付勢手段の
付勢力に抗して前記ヒータ部とヒータ受け部とを間欠的
に互いに引き寄せて、それらヒータ部とヒータ受け部と
によって分包シートを挟み込む引き寄せ手段と、(f)
前記ヒータ部とヒータ受け部とにより分包シートに区画
室が形成される前にその区画室内に所定分量の薬剤を投
入するホッパとを備えることを特徴とするものである。
れた目的を達成するために、本発明による薬剤包装装置
は、(a)長尺の分包シートをその長手方向に沿って移
送する移送手段と(b)前記分包シートの両側に互いに
対向するように配置され、長さ方向に二つ折りにされた
分包シートの幅方向および側縁部を熱融着するヒータ部
およびヒータ受け部と、(c)前記ヒータ部とヒータ受
け部とを互いに回動自在に連結する連結手段と、(d)
前記ヒータ部およびヒータ受け部を分包シートから離隔
する方向に付勢する付勢手段と、(e)この付勢手段の
付勢力に抗して前記ヒータ部とヒータ受け部とを間欠的
に互いに引き寄せて、それらヒータ部とヒータ受け部と
によって分包シートを挟み込む引き寄せ手段と、(f)
前記ヒータ部とヒータ受け部とにより分包シートに区画
室が形成される前にその区画室内に所定分量の薬剤を投
入するホッパとを備えることを特徴とするものである。
【0008】本発明においては、ホッパから二つ折り状
態の分包シート内に所定分量の薬剤が投入され、この分
包シートが移送手段によってその長手方向に移送され
る。この移送途中において、その分包シートの所定箇所
がヒータ部およびヒータ受け部に対向した時点で、引き
寄せ手段によってそれらヒータ部およびヒータ受け部が
互いに引き寄せられるようにそれぞれ回動されて分包シ
ートを挟み込みその分包シートの幅方向および側縁部が
熱融着されて区画室が形成される。このようにホッパか
ら投入された所定分量の薬剤を前記区画室内に封入した
後、再び前記各操作を繰り返して所定分量の薬剤の分包
が順次行われる。
態の分包シート内に所定分量の薬剤が投入され、この分
包シートが移送手段によってその長手方向に移送され
る。この移送途中において、その分包シートの所定箇所
がヒータ部およびヒータ受け部に対向した時点で、引き
寄せ手段によってそれらヒータ部およびヒータ受け部が
互いに引き寄せられるようにそれぞれ回動されて分包シ
ートを挟み込みその分包シートの幅方向および側縁部が
熱融着されて区画室が形成される。このようにホッパか
ら投入された所定分量の薬剤を前記区画室内に封入した
後、再び前記各操作を繰り返して所定分量の薬剤の分包
が順次行われる。
【0009】本発明によれば、ヒータ部およびヒータ受
け部が互いに回動して引き寄せられて、前記分包シート
を挟み込むようにされているため、分包シートが移送ラ
インから外れるのを防止することができる。このため、
前記ヒータ部およびヒータ受け部により形成された熱融
着部分の外観は美しく、その熱融着部分に封入された薬
剤が挟み込まれるのを防止することができるという効果
を奏する。
け部が互いに回動して引き寄せられて、前記分包シート
を挟み込むようにされているため、分包シートが移送ラ
インから外れるのを防止することができる。このため、
前記ヒータ部およびヒータ受け部により形成された熱融
着部分の外観は美しく、その熱融着部分に封入された薬
剤が挟み込まれるのを防止することができるという効果
を奏する。
【0010】本発明において、前記移送手段は、前記ヒ
ータ部とヒータ受け部とによって分包シートが挟み込ま
れている際に、分包シートの移送を停止するのが好まし
い。こうすることにより、ヒータ部およびヒータ受け部
とにより分包シートが挟み込まれている間にその分包シ
ートを長手方向に移送させるように引っ張ることがない
ため、分包シートに無理な力がかからず破損等を防止す
ることができるという効果を奏する。
ータ部とヒータ受け部とによって分包シートが挟み込ま
れている際に、分包シートの移送を停止するのが好まし
い。こうすることにより、ヒータ部およびヒータ受け部
とにより分包シートが挟み込まれている間にその分包シ
ートを長手方向に移送させるように引っ張ることがない
ため、分包シートに無理な力がかからず破損等を防止す
ることができるという効果を奏する。
【0011】本発明において、前記移送手段および引き
寄せ手段は、1つの駆動源によって駆動されるのが好ま
しい。こうすることにより部品点数を少なくして装置全
体の構成を小型化することができるとともに、コストの
低減を図ることができるという効果を奏する。
寄せ手段は、1つの駆動源によって駆動されるのが好ま
しい。こうすることにより部品点数を少なくして装置全
体の構成を小型化することができるとともに、コストの
低減を図ることができるという効果を奏する。
【0012】本発明において、前記移送手段は、ヒータ
部およびヒータ受け部の少なくとも下流側に配置される
のが好ましい。このように移送手段をヒータ部およびヒ
ータ受け部の下流側に配置することにより、分包シート
の熱融着箇所が弛まないため、外観をより美しくかつ確
実に分包シートの熱融着を行なうことができるという効
果を奏する。また、前記移送手段をヒータ部およびヒー
タ受け部の上流側および下流側の双方に配置すれば、例
えば二つ折りにされていない状態でロール状にされてい
る分包シートを二つ折りにしながら前記ヒータ部とヒー
タ受け部との間を移送させる場合であっても、熱融着箇
所の上下流側で分包シートが支持されるため、前述と同
様に熱融着箇所が弛まないため、外観をより美しくかつ
確実に熱融着することができる。このため、分包シート
のロール状態(二つ折りにされた状態または二つ折りに
されていない状態)を選ばずに所定分量の薬剤を順次分
包することができる。
部およびヒータ受け部の少なくとも下流側に配置される
のが好ましい。このように移送手段をヒータ部およびヒ
ータ受け部の下流側に配置することにより、分包シート
の熱融着箇所が弛まないため、外観をより美しくかつ確
実に分包シートの熱融着を行なうことができるという効
果を奏する。また、前記移送手段をヒータ部およびヒー
タ受け部の上流側および下流側の双方に配置すれば、例
えば二つ折りにされていない状態でロール状にされてい
る分包シートを二つ折りにしながら前記ヒータ部とヒー
タ受け部との間を移送させる場合であっても、熱融着箇
所の上下流側で分包シートが支持されるため、前述と同
様に熱融着箇所が弛まないため、外観をより美しくかつ
確実に熱融着することができる。このため、分包シート
のロール状態(二つ折りにされた状態または二つ折りに
されていない状態)を選ばずに所定分量の薬剤を順次分
包することができる。
【0013】また、本発明において、前記連結手段は、
ヒータ部用連結部とヒータ受け部用連結部とに分離さ
れ、このヒータ部用連結部に対してヒータ受け部用連結
部が回動可能であるのが好ましい。こうすることにより
互いに回動自在に連結されているヒータ部とヒータ受け
部とを分離することができ、分包シートの初期装填時に
これらヒータ部とヒータ受け部との間に分包シートを装
填しやすく、従来の問題点である指づめ等の危険を回避
することができるという効果を奏する。また、分包作業
終了後の清掃やメンテナンスを行ないやすいという効果
もある。さらに、前記連結手段によりヒータ部の上部と
ヒータ受け部の上部とを回動自在に連結し、前記付勢手
段によりヒータ部の下部とヒータ受け部の下部とを離隔
させるように付勢すれば、内部に所定分量の薬剤が投入
されて下部が膨らんだ状態の分包シートを移送させやす
いという効果を奏する。
ヒータ部用連結部とヒータ受け部用連結部とに分離さ
れ、このヒータ部用連結部に対してヒータ受け部用連結
部が回動可能であるのが好ましい。こうすることにより
互いに回動自在に連結されているヒータ部とヒータ受け
部とを分離することができ、分包シートの初期装填時に
これらヒータ部とヒータ受け部との間に分包シートを装
填しやすく、従来の問題点である指づめ等の危険を回避
することができるという効果を奏する。また、分包作業
終了後の清掃やメンテナンスを行ないやすいという効果
もある。さらに、前記連結手段によりヒータ部の上部と
ヒータ受け部の上部とを回動自在に連結し、前記付勢手
段によりヒータ部の下部とヒータ受け部の下部とを離隔
させるように付勢すれば、内部に所定分量の薬剤が投入
されて下部が膨らんだ状態の分包シートを移送させやす
いという効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明による薬剤包装装置
の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明す
る。
の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明す
る。
【0015】図1には、本発明の一実施例に係る薬剤包
装装置の部分的側面図が示されており、図2には、図1
のA−A線断面図が示されている。
装装置の部分的側面図が示されており、図2には、図1
のA−A線断面図が示されている。
【0016】本実施例の薬剤包装装置1においては、予
め二つ折りにされた長尺の分包シート2をロール状に巻
回してなる分包シートロール(図示省略)を上流端部に
備え、この分包シートロールから分包シート2が繰り出
されるように構成されている。この分包シート2の移送
経路Lには、その二つ折りにされた分包シート2の内部
に所定分量(1包装分)の薬剤を投入するホッパ装置3
と、このホッパ装置3から前記薬剤が投入された後に重
ね合わされた分包シート2の側縁部2aおよび幅方向を
熱融着するヒートシール機構4と、前記分包シート2を
分包シートロールから引き出して排出部(図示省略)に
送り出す紙送りローラ5a,5b(本発明における移送
手段に相当する。)が配されている。
め二つ折りにされた長尺の分包シート2をロール状に巻
回してなる分包シートロール(図示省略)を上流端部に
備え、この分包シートロールから分包シート2が繰り出
されるように構成されている。この分包シート2の移送
経路Lには、その二つ折りにされた分包シート2の内部
に所定分量(1包装分)の薬剤を投入するホッパ装置3
と、このホッパ装置3から前記薬剤が投入された後に重
ね合わされた分包シート2の側縁部2aおよび幅方向を
熱融着するヒートシール機構4と、前記分包シート2を
分包シートロールから引き出して排出部(図示省略)に
送り出す紙送りローラ5a,5b(本発明における移送
手段に相当する。)が配されている。
【0017】図3には、図2のB−B線断面図が示され
ている。前記ヒートシール機構4および紙送りローラ5
a,5bは、上部シャーシ6,中間シャーシ7および下
部シャーシ8からなる筐体9に内蔵されている。前記上
部シャーシ6と中間シャーシ7とは、それら下端部が分
包シート2の搬送方向に延設されるヒンジシャフト10
によって回動自在に連結されており、それら上部が開閉
機構11によって連結・分離自在にされている。
ている。前記ヒートシール機構4および紙送りローラ5
a,5bは、上部シャーシ6,中間シャーシ7および下
部シャーシ8からなる筐体9に内蔵されている。前記上
部シャーシ6と中間シャーシ7とは、それら下端部が分
包シート2の搬送方向に延設されるヒンジシャフト10
によって回動自在に連結されており、それら上部が開閉
機構11によって連結・分離自在にされている。
【0018】この開閉機構11は、スプリング12aに
よって下向きに付勢されているロックライナ12と、前
記中間シャーシ7に回動自在に設けられるL字型のオー
プンレバー13とが中間シャーシ7側に設けられ、前記
ロックライナ12の対向位置の上部シャーシ6にロック
ライナ嵌挿孔14が形成されて構成されている。
よって下向きに付勢されているロックライナ12と、前
記中間シャーシ7に回動自在に設けられるL字型のオー
プンレバー13とが中間シャーシ7側に設けられ、前記
ロックライナ12の対向位置の上部シャーシ6にロック
ライナ嵌挿孔14が形成されて構成されている。
【0019】前記オープンレバー13が図3に示される
実線位置に配置されている状態(閉状態)で、スプリン
グ12aの付勢力によってロックライナ12がロックラ
イナ嵌挿孔14に嵌挿され、上部シャーシ6と中間シャ
ーシ7とが上部で連結される。一方、前記オープンレバ
ー13を90°回動させて一点鎖線位置に配置させると
(開状態)、そのオープンレバー13によってロックラ
イナ12が上方に押上げられ、ロックライナ12がロッ
クライナ嵌挿孔14から離脱され、上部シャーシ6と中
間シャーシ7との上部連結が解除される。このように上
部連結が解除されると、前記ヒンジシャフト10を軸心
として上部シャーシ6が回動して筐体9の内部が開放さ
れる(図4参照)。
実線位置に配置されている状態(閉状態)で、スプリン
グ12aの付勢力によってロックライナ12がロックラ
イナ嵌挿孔14に嵌挿され、上部シャーシ6と中間シャ
ーシ7とが上部で連結される。一方、前記オープンレバ
ー13を90°回動させて一点鎖線位置に配置させると
(開状態)、そのオープンレバー13によってロックラ
イナ12が上方に押上げられ、ロックライナ12がロッ
クライナ嵌挿孔14から離脱され、上部シャーシ6と中
間シャーシ7との上部連結が解除される。このように上
部連結が解除されると、前記ヒンジシャフト10を軸心
として上部シャーシ6が回動して筐体9の内部が開放さ
れる(図4参照)。
【0020】前記上部シャーシ6の上部には、内部側に
圧着ラバー15が装着される略T字形状のゴム台(本発
明におけるヒータ受け部に相当する。)16の上端部が
第1ヒンジシャフト17を介して回動自在に連結されて
いる。また、このゴム台16の下端部には、第1カムフ
ォロア18が取付けられている。
圧着ラバー15が装着される略T字形状のゴム台(本発
明におけるヒータ受け部に相当する。)16の上端部が
第1ヒンジシャフト17を介して回動自在に連結されて
いる。また、このゴム台16の下端部には、第1カムフ
ォロア18が取付けられている。
【0021】前記中間シャーシ7の内部には、前記ゴム
台16と略同形状のヒータ台(本発明におけるヒータ部
に相当する。)19をスプリング20を介して固定して
なるヒータ台マウントベース21の上端部が第2ヒンジ
シャフト22を介して回動自在に連結されており、この
ヒータ台マウントベース21の下端部には、第2カムフ
ォロア23が取付けられている。前記ヒータ台19は加
熱可能とされており、前記分包シート2をそのヒータ台
19とゴム台16とで挟圧して熱融着するように構成さ
れている。前記ヒータ台19とゴム台16とは、重ね合
わされた分包シート2の側縁部2aを熱融着する縦部材
19a,16aと、それら縦部材19a,16aの中間
位置より移送方向の上流側に一体に装着され、分包シー
ト2の幅方向を熱融着する横部材19b,16bとから
なる略T字形状とされている。これらヒータ部19とゴ
ム台16とにより分包シート2を挟圧すると、分包シー
ト2に縦シール部2cと横シール部2dとが形成され、
その横シール部2dの下流側に区画室2bが形成され
る。なお、前記横シール部2dのやや上流側の側縁部2
aに一部縦シール部が形成され、この縦シール部により
ホッパ装置3から投入される薬剤の吹き上がりが抑制さ
れる。
台16と略同形状のヒータ台(本発明におけるヒータ部
に相当する。)19をスプリング20を介して固定して
なるヒータ台マウントベース21の上端部が第2ヒンジ
シャフト22を介して回動自在に連結されており、この
ヒータ台マウントベース21の下端部には、第2カムフ
ォロア23が取付けられている。前記ヒータ台19は加
熱可能とされており、前記分包シート2をそのヒータ台
19とゴム台16とで挟圧して熱融着するように構成さ
れている。前記ヒータ台19とゴム台16とは、重ね合
わされた分包シート2の側縁部2aを熱融着する縦部材
19a,16aと、それら縦部材19a,16aの中間
位置より移送方向の上流側に一体に装着され、分包シー
ト2の幅方向を熱融着する横部材19b,16bとから
なる略T字形状とされている。これらヒータ部19とゴ
ム台16とにより分包シート2を挟圧すると、分包シー
ト2に縦シール部2cと横シール部2dとが形成され、
その横シール部2dの下流側に区画室2bが形成され
る。なお、前記横シール部2dのやや上流側の側縁部2
aに一部縦シール部が形成され、この縦シール部により
ホッパ装置3から投入される薬剤の吹き上がりが抑制さ
れる。
【0022】前記開閉機構11によって上部シャーシ6
の上部と中間シャーシ7の上部とを連結した際に、前記
第1ヒンジシャフト17および第2ヒンジシャフト22
は同一軸線上に配されて、これら両ヒンジシャフト1
7,22を枢支点としてヒータ台19とゴム台16とが
回動可能となる。こうして、これらヒータ台19とゴム
台16との間を前記分包シート2が移送される。また、
これらヒータ台19とゴム台16とは、図示されないス
プリング(本発明における付勢手段に相当する。)によ
って、それら下端部が離隔する方向に付勢されている
(図5参照)。なお、前記第1ヒンジシャフト17は本
発明におけるヒータ受け部用連結部に相当し、第2ヒン
ジシャフト22は本発明におけるヒータ部用連結部に相
当し、それら第1ヒンジシャフト17,第2ヒンジシャ
フト22は本発明における連結手段に相当する。
の上部と中間シャーシ7の上部とを連結した際に、前記
第1ヒンジシャフト17および第2ヒンジシャフト22
は同一軸線上に配されて、これら両ヒンジシャフト1
7,22を枢支点としてヒータ台19とゴム台16とが
回動可能となる。こうして、これらヒータ台19とゴム
台16との間を前記分包シート2が移送される。また、
これらヒータ台19とゴム台16とは、図示されないス
プリング(本発明における付勢手段に相当する。)によ
って、それら下端部が離隔する方向に付勢されている
(図5参照)。なお、前記第1ヒンジシャフト17は本
発明におけるヒータ受け部用連結部に相当し、第2ヒン
ジシャフト22は本発明におけるヒータ部用連結部に相
当し、それら第1ヒンジシャフト17,第2ヒンジシャ
フト22は本発明における連結手段に相当する。
【0023】また、前記中間シャーシ7の内側下端面に
は、ベアリング24を介して長円略環状の突起部25を
上面に備えるカム26(本発明における引き寄せ手段に
相当する。)が回転可能に取付けられており、前記第1
カムフォロア18および第2カムフォロア23が突起部
25の内部に配置されている。このカム26は、後述す
るカムギア27から伝達される回転駆動力によって回転
し、このカム26の回転に伴って、第1カムフォロア1
8および第2カムフォロア23の配置状態が変わるよう
にされている。なお、前記突起部25の円弧部分には、
前記第1カムフォロア18の通過が可能な大きさの切欠
き部25bが設けられており、前記筐体9の内部を開放
させる際にはその切欠き部25bを上部シャーシ6側に
配置させて開閉機構11を開状態として上部シャーシ6
をヒンジシャフト10の軸心回りに回動させることによ
り、第1カムフォロア18が前記切欠き部25bを通過
する。
は、ベアリング24を介して長円略環状の突起部25を
上面に備えるカム26(本発明における引き寄せ手段に
相当する。)が回転可能に取付けられており、前記第1
カムフォロア18および第2カムフォロア23が突起部
25の内部に配置されている。このカム26は、後述す
るカムギア27から伝達される回転駆動力によって回転
し、このカム26の回転に伴って、第1カムフォロア1
8および第2カムフォロア23の配置状態が変わるよう
にされている。なお、前記突起部25の円弧部分には、
前記第1カムフォロア18の通過が可能な大きさの切欠
き部25bが設けられており、前記筐体9の内部を開放
させる際にはその切欠き部25bを上部シャーシ6側に
配置させて開閉機構11を開状態として上部シャーシ6
をヒンジシャフト10の軸心回りに回動させることによ
り、第1カムフォロア18が前記切欠き部25bを通過
する。
【0024】図6(a)(b)には、カム26の回転に
伴う第1カムフォロア18および第2カムフォロア23
の配置状態を説明する説明図が示されている。図6
(a)に示されるように長円略環状の突起部25の長手
方向が分包シート2の搬送方向と一致する場合には、前
記搬送方向の垂直線上に配置される第1カムフォロア1
8および第2カムフォロア23がそれぞれ突起部25の
内壁25aに押付けられることにより、前記スプリング
の付勢力に抗してゴム台16とヒータ台19とがそれぞ
れ回動して互いに引き寄せられ、前記分包シート2を挟
圧する(図3参照)。こうして、前記分包シート2に前
記縦シール部2cと横シール部2dとが形成される。
伴う第1カムフォロア18および第2カムフォロア23
の配置状態を説明する説明図が示されている。図6
(a)に示されるように長円略環状の突起部25の長手
方向が分包シート2の搬送方向と一致する場合には、前
記搬送方向の垂直線上に配置される第1カムフォロア1
8および第2カムフォロア23がそれぞれ突起部25の
内壁25aに押付けられることにより、前記スプリング
の付勢力に抗してゴム台16とヒータ台19とがそれぞ
れ回動して互いに引き寄せられ、前記分包シート2を挟
圧する(図3参照)。こうして、前記分包シート2に前
記縦シール部2cと横シール部2dとが形成される。
【0025】一方、図6(b)に示されるようにカム2
6が回転して、長円略環状の突起部25の長手方向が搬
送方向の垂直方向に一致すると、前記第1カムフォロア
18および第2カムフォロア23が前記突起部25の内
壁25aに接触しなくなり、前記ゴム台16とヒータ台
19とがスプリングの付勢力によって互いに離隔する方
向に移動する(図5参照)。なお、前記ヒートシール機
構4は、前記ゴム台16,ヒータ台19およびこれらゴ
ム台16とヒータ台19とを引き寄せるカム26とによ
り構成されている。
6が回転して、長円略環状の突起部25の長手方向が搬
送方向の垂直方向に一致すると、前記第1カムフォロア
18および第2カムフォロア23が前記突起部25の内
壁25aに接触しなくなり、前記ゴム台16とヒータ台
19とがスプリングの付勢力によって互いに離隔する方
向に移動する(図5参照)。なお、前記ヒートシール機
構4は、前記ゴム台16,ヒータ台19およびこれらゴ
ム台16とヒータ台19とを引き寄せるカム26とによ
り構成されている。
【0026】前記下部シャーシ8の略中間位置で、かつ
上端部と下端部との間には、メインシャフト29が配設
されている。このメインシャフト29の上部にはスパイ
ラルギア30が装着されており、このスパイラルギア3
0は前記筐体9外部に設けられるモータ(図示省略)に
連結される駆動軸31先端のスパイラルギア32に噛合
うようにされており、前記モータを作動させて駆動軸3
1を回転させることにより、メインシャフト29が回転
駆動する。このメインシャフト29の下部には、前記カ
ム26と噛合うようにカムギア27が装着されており、
メインシャフト29を回転させることにより前記カム2
6が回転する。
上端部と下端部との間には、メインシャフト29が配設
されている。このメインシャフト29の上部にはスパイ
ラルギア30が装着されており、このスパイラルギア3
0は前記筐体9外部に設けられるモータ(図示省略)に
連結される駆動軸31先端のスパイラルギア32に噛合
うようにされており、前記モータを作動させて駆動軸3
1を回転させることにより、メインシャフト29が回転
駆動する。このメインシャフト29の下部には、前記カ
ム26と噛合うようにカムギア27が装着されており、
メインシャフト29を回転させることにより前記カム2
6が回転する。
【0027】前記メインシャフト29のスパイラルギア
30の下部には、所定の角度範囲(本実施例では、約2
01°)で静止弧33aとされる欠歯歯車33が設けら
れている。また、前記メインシャフト29より分包シー
ト移送方向の下流側には、前記下部シャーシ8の略中間
位置に支持される中間ギア軸34が設けられており、こ
の中間ギア軸34に装着される中間ギア35が前記欠歯
歯車33の歯部33bに噛合うようにされている(図2
参照)。こうしてメインシャフト29の回転により欠歯
歯車33が回転し、中間ギア35を回転させる。また、
前記欠歯歯車33は所定の角度範囲で静止弧33aとさ
れているため、この範囲内では欠歯歯車33のみが回転
し、前記中間ギア35は停止する。
30の下部には、所定の角度範囲(本実施例では、約2
01°)で静止弧33aとされる欠歯歯車33が設けら
れている。また、前記メインシャフト29より分包シー
ト移送方向の下流側には、前記下部シャーシ8の略中間
位置に支持される中間ギア軸34が設けられており、こ
の中間ギア軸34に装着される中間ギア35が前記欠歯
歯車33の歯部33bに噛合うようにされている(図2
参照)。こうしてメインシャフト29の回転により欠歯
歯車33が回転し、中間ギア35を回転させる。また、
前記欠歯歯車33は所定の角度範囲で静止弧33aとさ
れているため、この範囲内では欠歯歯車33のみが回転
し、前記中間ギア35は停止する。
【0028】前記欠歯歯車33とカムギア27とは、同
一のメインシャフト29によって回転するようにされて
おり、カムギア27を介してカム26の回転により突起
部25の長手方向が分包シート2の移送方向に一致する
ようになり、前記ゴム台16とヒータ台19とが互いに
回動して分包シート2を挟圧し、その間に前記中間ギア
軸34が欠歯歯車33の静止弧33aに対向する位置に
来る(図6(a)参照)。一方、カム26の回転により
突起部25aの長手方向が分包シート2の移送方向の垂
直方向に一致するようになり、前記ゴム台16とヒータ
台19とが互いに回動して離隔する間に前記中間ギア3
4と欠歯歯車33の歯部33bとが噛合う位置に来る
(図6(b)参照)。
一のメインシャフト29によって回転するようにされて
おり、カムギア27を介してカム26の回転により突起
部25の長手方向が分包シート2の移送方向に一致する
ようになり、前記ゴム台16とヒータ台19とが互いに
回動して分包シート2を挟圧し、その間に前記中間ギア
軸34が欠歯歯車33の静止弧33aに対向する位置に
来る(図6(a)参照)。一方、カム26の回転により
突起部25aの長手方向が分包シート2の移送方向の垂
直方向に一致するようになり、前記ゴム台16とヒータ
台19とが互いに回動して離隔する間に前記中間ギア3
4と欠歯歯車33の歯部33bとが噛合う位置に来る
(図6(b)参照)。
【0029】図7には、図2のC−C線断面図が示され
ている。前記中間シャーシ7の下流側部には、紙送りシ
ャフト36が設けられており、この紙送りシャフト36
の略中間位置には紙送りギア37が前記中間ギア35に
噛合うように装着されている。この紙送りシャフト36
の紙送りギア37下部には、前記紙送りローラ5aが装
着されており、この紙送りローラ5aは前記中間ギア3
5の回転駆動が紙送りギア37を介して紙送りシャフト
36に伝達されることによって回転する。
ている。前記中間シャーシ7の下流側部には、紙送りシ
ャフト36が設けられており、この紙送りシャフト36
の略中間位置には紙送りギア37が前記中間ギア35に
噛合うように装着されている。この紙送りシャフト36
の紙送りギア37下部には、前記紙送りローラ5aが装
着されており、この紙送りローラ5aは前記中間ギア3
5の回転駆動が紙送りギア37を介して紙送りシャフト
36に伝達されることによって回転する。
【0030】前記上部シャーシ6下流側部の前記紙送り
ローラ5aの対向位置には、従動側紙送りローラ5bが
ローラスプリング38の付勢力により紙送りローラ5a
に押付けられるようにして回転自在に支持されている。
これら紙送りローラ5aと従動側紙送りローラ5bとの
間に前記分包シート2が挟まれており、前記紙送りロー
ラ5aの回転により分包シート2が下流側へ移送するよ
うにされている。
ローラ5aの対向位置には、従動側紙送りローラ5bが
ローラスプリング38の付勢力により紙送りローラ5a
に押付けられるようにして回転自在に支持されている。
これら紙送りローラ5aと従動側紙送りローラ5bとの
間に前記分包シート2が挟まれており、前記紙送りロー
ラ5aの回転により分包シート2が下流側へ移送するよ
うにされている。
【0031】前記ゴム台16の分包シート2幅方向の中
心位置には、波型の刃を有するカッタが装着されてお
り、前記ヒータ台19の分包シート2幅方向の中心位置
(前記カッタの対向位置)には、前記カッタの受け台が
装着されている。したがって、前記カム26の回転によ
り前記ゴム台16とヒータ台19とが互いに押付けられ
て縦シール部2cおよび横シール部2dが形成される際
に、前記横シール部2dの中心位置に点線状の切り込み
線2eが形成される。
心位置には、波型の刃を有するカッタが装着されてお
り、前記ヒータ台19の分包シート2幅方向の中心位置
(前記カッタの対向位置)には、前記カッタの受け台が
装着されている。したがって、前記カム26の回転によ
り前記ゴム台16とヒータ台19とが互いに押付けられ
て縦シール部2cおよび横シール部2dが形成される際
に、前記横シール部2dの中心位置に点線状の切り込み
線2eが形成される。
【0032】このように構成される薬剤包装装置1にお
いては、モータを作動させて駆動軸31を回転駆動さ
せ、スパイラルギア30,32を介してその回転駆動力
をメインシャフト29に伝達し、前記メインシャフト2
9に装着される欠歯歯車33およびカムギア27を回転
させる。
いては、モータを作動させて駆動軸31を回転駆動さ
せ、スパイラルギア30,32を介してその回転駆動力
をメインシャフト29に伝達し、前記メインシャフト2
9に装着される欠歯歯車33およびカムギア27を回転
させる。
【0033】前記欠歯歯車33は、中間ギア35と部分
的に噛合ってその中間ギア35を間欠的に回転させ、こ
の中間ギア35は紙送りギア37と噛合って紙送りロー
ラ5aを間欠的に回転させる。この紙送りローラ5aの
回転に伴って両紙送りローラ5a,5b間に挟まれる分
包シート2はその長手方向に間欠的に移送される。
的に噛合ってその中間ギア35を間欠的に回転させ、こ
の中間ギア35は紙送りギア37と噛合って紙送りロー
ラ5aを間欠的に回転させる。この紙送りローラ5aの
回転に伴って両紙送りローラ5a,5b間に挟まれる分
包シート2はその長手方向に間欠的に移送される。
【0034】一方、前記カムギア27はカム26に噛合
って、そのカム26が回転されて、各下端部が互いに離
隔する方向に付勢されているゴム台16およびヒータ台
19が、前記分包シート2を挟み付ける位置まで引き寄
せられて、その分包シート2が熱融着され、縦シール部
2cと横シール部2dが形成されるとともに、点線状の
切り込み線2eが形成される。
って、そのカム26が回転されて、各下端部が互いに離
隔する方向に付勢されているゴム台16およびヒータ台
19が、前記分包シート2を挟み付ける位置まで引き寄
せられて、その分包シート2が熱融着され、縦シール部
2cと横シール部2dが形成されるとともに、点線状の
切り込み線2eが形成される。
【0035】前述のようにして形成された縦シール部2
cおよび横シール部2dの上流側で二つ折りにされた分
包シート2内にホッパ装置3より1包装分の薬剤が投入
され、この後欠歯歯車33の歯部33bと中間ギア35
とが噛合って分包シート2が移送経路Lに沿って移送さ
れる。この分包シート2の移送中はスプリングの付勢力
によってゴム台16とヒータ台19とが離隔されてい
る。次いで、メインシャフト29の回転により欠歯歯車
33の静止弧33aが中間ギア35に対向する位置に来
ると、分包シート2の移送が停止され、カム26上面の
突起部25によりゴム台16とヒータ台19とが互いに
回動して引き寄せられ、分包シート2が両側から挟圧さ
れ縦シール部2c,横シール部2dおよび切り込み部2
eが形成される。これら操作が繰り返し行なわれること
により、縦シール部2cおよび横シール部2dにより形
成される区画室2b内に1包装分の薬剤が順次封入さ
れ、排出部へ移送される。
cおよび横シール部2dの上流側で二つ折りにされた分
包シート2内にホッパ装置3より1包装分の薬剤が投入
され、この後欠歯歯車33の歯部33bと中間ギア35
とが噛合って分包シート2が移送経路Lに沿って移送さ
れる。この分包シート2の移送中はスプリングの付勢力
によってゴム台16とヒータ台19とが離隔されてい
る。次いで、メインシャフト29の回転により欠歯歯車
33の静止弧33aが中間ギア35に対向する位置に来
ると、分包シート2の移送が停止され、カム26上面の
突起部25によりゴム台16とヒータ台19とが互いに
回動して引き寄せられ、分包シート2が両側から挟圧さ
れ縦シール部2c,横シール部2dおよび切り込み部2
eが形成される。これら操作が繰り返し行なわれること
により、縦シール部2cおよび横シール部2dにより形
成される区画室2b内に1包装分の薬剤が順次封入さ
れ、排出部へ移送される。
【0036】本実施例によれば、ゴム台16とヒータ台
19とをそれぞれ回動させて分包シート2を両側から挟
みつけて縦シール部2cおよび横シール部2dが形成さ
れるようにされているため、分包シート2が略直線状の
移送経路Lから外れるのを防止することができる。この
ため、形成された縦シール部2cおよび横シール部2d
の外観を損なうことがなく、またそれら縦シール部2c
および横シール部2dに薬剤の挟み込みを防止すること
ができるという効果を奏する。また、切り込み部2eを
略直線状に形成することができる。
19とをそれぞれ回動させて分包シート2を両側から挟
みつけて縦シール部2cおよび横シール部2dが形成さ
れるようにされているため、分包シート2が略直線状の
移送経路Lから外れるのを防止することができる。この
ため、形成された縦シール部2cおよび横シール部2d
の外観を損なうことがなく、またそれら縦シール部2c
および横シール部2dに薬剤の挟み込みを防止すること
ができるという効果を奏する。また、切り込み部2eを
略直線状に形成することができる。
【0037】また、本実施例によれば、前記ヒータ台1
9とゴム台16とにより分包シート2が挟圧されている
間に紙送りローラ5aの回転が停止され、その分包シー
ト2が下流側へ移送されないため、分包シート2に無理
な力がかからず破損等を防止することができるという効
果を奏する。また、分包シート2の移送時には、ゴム台
16およびヒータ台19は離隔され、分包シート2に接
触しないようにされているため、ヒータ台19およびゴ
ム台16の摩耗による損傷を抑制することができる。
9とゴム台16とにより分包シート2が挟圧されている
間に紙送りローラ5aの回転が停止され、その分包シー
ト2が下流側へ移送されないため、分包シート2に無理
な力がかからず破損等を防止することができるという効
果を奏する。また、分包シート2の移送時には、ゴム台
16およびヒータ台19は離隔され、分包シート2に接
触しないようにされているため、ヒータ台19およびゴ
ム台16の摩耗による損傷を抑制することができる。
【0038】本実施例によれば、1つの駆動装置(モー
タ)により分包シート2の移送操作および各シール部2
c,2dの形成操作を行なうことができ、装置の小型化
およびコストの低減を図ることができるという効果を奏
する。
タ)により分包シート2の移送操作および各シール部2
c,2dの形成操作を行なうことができ、装置の小型化
およびコストの低減を図ることができるという効果を奏
する。
【0039】本実施例によれば、ゴム台16とヒータ台
19とが第1および第2ヒンジシャフト17,22によ
りそれら上方で回動自在とされ、それら下部が離隔され
ているため、内部に薬剤が投入され下部が膨らんだ状態
の分包シート2を移送しやすいという効果がある。ま
た、開閉機構11を開状態にして前記ヒンジシャフト1
0を軸中心として上部シャーシ6を回動させることによ
り、ゴム台16とヒータ部19とが分離可能であるため
に、それらゴム台16とヒータ台19との間に分包シー
ト2をセッティングしやすく、指づめなどの危険を回避
できるという効果がある。また、装置内の掃除やメンテ
ナンスを行ないやすいという効果もある。
19とが第1および第2ヒンジシャフト17,22によ
りそれら上方で回動自在とされ、それら下部が離隔され
ているため、内部に薬剤が投入され下部が膨らんだ状態
の分包シート2を移送しやすいという効果がある。ま
た、開閉機構11を開状態にして前記ヒンジシャフト1
0を軸中心として上部シャーシ6を回動させることによ
り、ゴム台16とヒータ部19とが分離可能であるため
に、それらゴム台16とヒータ台19との間に分包シー
ト2をセッティングしやすく、指づめなどの危険を回避
できるという効果がある。また、装置内の掃除やメンテ
ナンスを行ないやすいという効果もある。
【0040】本実施例においては、T字形状のヒータ台
19およびゴム台16が用いられているが、これに限る
ものではなく、分包シートに縦シール部と横シール部と
を同時に形成可能な形状、例えばL字形状のヒータ台お
よびゴム台を用いてもよい。
19およびゴム台16が用いられているが、これに限る
ものではなく、分包シートに縦シール部と横シール部と
を同時に形成可能な形状、例えばL字形状のヒータ台お
よびゴム台を用いてもよい。
【0041】次に、本実施例の変形例に係る薬剤包装装
置1’について説明する。図8にはこの変形例に係る薬
剤包装装置1’の部分的側面図が、図9には図8のD−
D線断面図がそれぞれ示されている。なお、本実施例と
同一構成については、図面に同一記号を付してその詳細
な説明を省略する。また、図8において、開閉機構11
の図示が省略されている。
置1’について説明する。図8にはこの変形例に係る薬
剤包装装置1’の部分的側面図が、図9には図8のD−
D線断面図がそれぞれ示されている。なお、本実施例と
同一構成については、図面に同一記号を付してその詳細
な説明を省略する。また、図8において、開閉機構11
の図示が省略されている。
【0042】本実施例の薬剤包装装置1’は、二つ折り
されていない長尺の分包シート2’をロール状に巻回し
てなる分包シートロール(図示省略)を上流端部に備え
るとともに、その分包シートロールの下流側にその分包
シート2’を長手方向の略中央位置で折り曲げる折り曲
げ部(図示省略)を備え、前記分包シートロールから分
包シート2’が二つ折りにされながら連続的に繰り出さ
れるように構成されている。
されていない長尺の分包シート2’をロール状に巻回し
てなる分包シートロール(図示省略)を上流端部に備え
るとともに、その分包シートロールの下流側にその分包
シート2’を長手方向の略中央位置で折り曲げる折り曲
げ部(図示省略)を備え、前記分包シートロールから分
包シート2’が二つ折りにされながら連続的に繰り出さ
れるように構成されている。
【0043】前記分包シート2’の移送経路Lには、上
流側から順に、前記分包シート2’を移送する第1紙送
りローラ5c,5dと、その二つ折りされた分包シート
2’の内部に所定分量(1包装分)の薬剤を投入するホ
ッパ装置3と、このホッパ装置3から薬剤が投入された
後に分包シート2’に縦シール部2cおよび横シール部
2dを形成するヒートシール部4と、前記分包シート
2’を排出部(図示省略)に移送する第2紙送りローラ
5a,5bとが配されている。
流側から順に、前記分包シート2’を移送する第1紙送
りローラ5c,5dと、その二つ折りされた分包シート
2’の内部に所定分量(1包装分)の薬剤を投入するホ
ッパ装置3と、このホッパ装置3から薬剤が投入された
後に分包シート2’に縦シール部2cおよび横シール部
2dを形成するヒートシール部4と、前記分包シート
2’を排出部(図示省略)に移送する第2紙送りローラ
5a,5bとが配されている。
【0044】前記第1紙送りローラ5a,5bと、ヒー
トシール部4と、第2紙送りローラ5c、5dとは、筐
体9に内蔵されている。この筐体9を構成する下部シャ
ーシ8の上端部と下端部との間には、メインシャフト2
9が配設されており、このメインシャフト29は外部の
モータ(図示省略)に連結される駆動軸31によって回
転駆動するようにされている。このメインシャフト29
の下部には、カム26に噛合うようにカムギア27が装
着されており、このカム26の回転によりゴム台16と
ヒータ台19とが間欠的に引き寄せられ、分包シート
2’を挟圧するようにされている。なお、前記ヒータ台
19とゴム台16とは略L字状にされており、これらゴ
ム台16とヒータ台19とが分包シート2’を挟圧する
ことによって、その分包シート2’に縦シール部2cと
横シール部2dが形成される。さらに、前記ゴム台16
の分包シート2の幅方向には波型の刃を有するカッタ
(図示省略)が、前記ヒータ部19のカッタ対向位置に
はカッタ台がそれぞれ装着されており、前記シール部2
c,2dの形成時に点線状の切り込み線2eが形成され
る。
トシール部4と、第2紙送りローラ5c、5dとは、筐
体9に内蔵されている。この筐体9を構成する下部シャ
ーシ8の上端部と下端部との間には、メインシャフト2
9が配設されており、このメインシャフト29は外部の
モータ(図示省略)に連結される駆動軸31によって回
転駆動するようにされている。このメインシャフト29
の下部には、カム26に噛合うようにカムギア27が装
着されており、このカム26の回転によりゴム台16と
ヒータ台19とが間欠的に引き寄せられ、分包シート
2’を挟圧するようにされている。なお、前記ヒータ台
19とゴム台16とは略L字状にされており、これらゴ
ム台16とヒータ台19とが分包シート2’を挟圧する
ことによって、その分包シート2’に縦シール部2cと
横シール部2dが形成される。さらに、前記ゴム台16
の分包シート2の幅方向には波型の刃を有するカッタ
(図示省略)が、前記ヒータ部19のカッタ対向位置に
はカッタ台がそれぞれ装着されており、前記シール部2
c,2dの形成時に点線状の切り込み線2eが形成され
る。
【0045】前記メインシャフト29の上部には所定角
度(本実施例では、52.7°)の静止弧33a’を有
する欠歯歯車33’が装着されており、この欠歯歯車3
3’の歯部33b’は中間シャーシ7の上流側に設けら
れる第1紙送りシャフト39に装着される第1紙送りギ
ア40に噛合うようにされている。また、前記第1紙送
りシャフト39の下端部には、前記第1紙送りローラ5
cが装着されるとともに、これら第1紙送りシャフト3
9と第1紙送りローラ5cとの間にはプーリ41が装着
されている。前記上部シャーシ6上流側の第1紙送りロ
ーラ5cの対向位置には、従動側第1紙送りローラ5d
がローラスプリング38の付勢力により第1紙送りロー
ラ5cに押付けられるようにして回転自在に支持されて
いる。
度(本実施例では、52.7°)の静止弧33a’を有
する欠歯歯車33’が装着されており、この欠歯歯車3
3’の歯部33b’は中間シャーシ7の上流側に設けら
れる第1紙送りシャフト39に装着される第1紙送りギ
ア40に噛合うようにされている。また、前記第1紙送
りシャフト39の下端部には、前記第1紙送りローラ5
cが装着されるとともに、これら第1紙送りシャフト3
9と第1紙送りローラ5cとの間にはプーリ41が装着
されている。前記上部シャーシ6上流側の第1紙送りロ
ーラ5cの対向位置には、従動側第1紙送りローラ5d
がローラスプリング38の付勢力により第1紙送りロー
ラ5cに押付けられるようにして回転自在に支持されて
いる。
【0046】また、前記中間シャーシ7の下流側に設け
られる第2紙送りシャフト42の下端部に、前記第2紙
送りローラ5aが装着されるとともに、この第2紙送り
ローラ5aの上方には従動プーリ43が装着されてい
る。この従動プーリ43と前記プーリ41とは、シンク
ロベルト44で連結されている。また、前記上部シャー
シ6の下流側の第2紙送りローラ5aの対向位置には、
従動側第2紙送りローラ5bがローラスプリング38の
付勢力により第2紙送りローラ5cに押付けられるよう
にして回転自在に支持されている。その他の構成につい
ては、本実施例と同様である。
られる第2紙送りシャフト42の下端部に、前記第2紙
送りローラ5aが装着されるとともに、この第2紙送り
ローラ5aの上方には従動プーリ43が装着されてい
る。この従動プーリ43と前記プーリ41とは、シンク
ロベルト44で連結されている。また、前記上部シャー
シ6の下流側の第2紙送りローラ5aの対向位置には、
従動側第2紙送りローラ5bがローラスプリング38の
付勢力により第2紙送りローラ5cに押付けられるよう
にして回転自在に支持されている。その他の構成につい
ては、本実施例と同様である。
【0047】このように構成される薬剤包装装置1’に
おいては、モータを作動させて駆動軸31を回転駆動さ
せ、スパイラルギア30,32を介してその回転駆動力
をメインシャフト29に伝達し、メインシャフト29に
装着される欠歯歯車33’およびカムギア27を回転さ
せる。
おいては、モータを作動させて駆動軸31を回転駆動さ
せ、スパイラルギア30,32を介してその回転駆動力
をメインシャフト29に伝達し、メインシャフト29に
装着される欠歯歯車33’およびカムギア27を回転さ
せる。
【0048】この欠歯歯車33’の歯部33b’が第1
紙送りギア40に噛合って第1紙送りシャフト39を間
欠的に回転させる。また、前記第1紙送りシャフト39
に伝達された回転駆動力は、プーリ41,従動プーリ4
3およびシンクロベルト44を介して第2紙送りシャフ
ト42に伝達されており、この第2紙送りシャフト42
は第1紙送りシャフト39に同期して間欠的に回転す
る。前記分包シート2’は、折り曲げ部を経て2つ折り
にされながら、上流側で第1紙送りローラ5cと従動側
第1紙送りローラ5dとに挟まれ、下流側で第2紙送り
ローラ5aと従動側第2紙送りローラ5bとにはさまれ
て間欠的に下流側へ搬送され、これら上流側と下流側と
の間で弛まないようにされている。
紙送りギア40に噛合って第1紙送りシャフト39を間
欠的に回転させる。また、前記第1紙送りシャフト39
に伝達された回転駆動力は、プーリ41,従動プーリ4
3およびシンクロベルト44を介して第2紙送りシャフ
ト42に伝達されており、この第2紙送りシャフト42
は第1紙送りシャフト39に同期して間欠的に回転す
る。前記分包シート2’は、折り曲げ部を経て2つ折り
にされながら、上流側で第1紙送りローラ5cと従動側
第1紙送りローラ5dとに挟まれ、下流側で第2紙送り
ローラ5aと従動側第2紙送りローラ5bとにはさまれ
て間欠的に下流側へ搬送され、これら上流側と下流側と
の間で弛まないようにされている。
【0049】一方、前記カムギア27は前述のようにカ
ム26に噛合って、そのカム26を回転させて、各下端
部が互いに離隔する方向に付勢されているゴム台16お
よびヒータ台19が間欠的に引き寄せられて、前記分包
シート2’を挟み付けるようにして分包シート2’を熱
融着し、縦シール部2cと横シール部2dを形成すると
ともに、点線状の切り込み線2eを形成する。
ム26に噛合って、そのカム26を回転させて、各下端
部が互いに離隔する方向に付勢されているゴム台16お
よびヒータ台19が間欠的に引き寄せられて、前記分包
シート2’を挟み付けるようにして分包シート2’を熱
融着し、縦シール部2cと横シール部2dを形成すると
ともに、点線状の切り込み線2eを形成する。
【0050】前述のようにして形成された縦シール部2
cおよび横シール部2dの上流側で二つ折りにされた分
包シート2’内にホッパ装置3より1包装分の薬剤が投
入され、この後欠歯歯車33’の歯部33b’と第1紙
送りギア40とが噛合ってその分包シート2’を移送経
路Lに沿って移送する。この分包シート2’の移送中は
スプリングの付勢力によってゴム台16とヒータ台19
とが離隔されている。次いで、メインシャフト29の回
転により欠歯歯車33’の静止弧33a’が第1紙送り
ギア40に対向する位置に来ると、分包シート2’の移
送が停止され、カム26上面の突起部25によりゴム台
16とヒータ台19とが互いに回動して引き寄せられ、
分包シート2’を両側から挟圧し縦シール部2c,横シ
ール部2dおよび切り込み部2eを形成する。これら操
作が繰り返し行なわれることにより、縦シール部2cお
よび横シール部2dにより形成される区画室2b内に1
包装分の薬剤が順次封入され、排出部へ移送される。
cおよび横シール部2dの上流側で二つ折りにされた分
包シート2’内にホッパ装置3より1包装分の薬剤が投
入され、この後欠歯歯車33’の歯部33b’と第1紙
送りギア40とが噛合ってその分包シート2’を移送経
路Lに沿って移送する。この分包シート2’の移送中は
スプリングの付勢力によってゴム台16とヒータ台19
とが離隔されている。次いで、メインシャフト29の回
転により欠歯歯車33’の静止弧33a’が第1紙送り
ギア40に対向する位置に来ると、分包シート2’の移
送が停止され、カム26上面の突起部25によりゴム台
16とヒータ台19とが互いに回動して引き寄せられ、
分包シート2’を両側から挟圧し縦シール部2c,横シ
ール部2dおよび切り込み部2eを形成する。これら操
作が繰り返し行なわれることにより、縦シール部2cお
よび横シール部2dにより形成される区画室2b内に1
包装分の薬剤が順次封入され、排出部へ移送される。
【0051】本実施例によれば、予め二つ折りにされて
いない状態の分包シート2が巻回された分包シートロー
ルから分包シートを2つ折りにしながら、薬剤の分包を
行なうことができるとともに、ヒートシール機構4の上
流側および下流側に備えられる第1および第2紙送りロ
ーラ5a〜5dによって分包シート2’を張りながら熱
融着を行うことができるため、形成された縦シール部2
cおよび横シール部2dの外観を美しく仕上げることが
できる。したがって、分包シートロールに巻回される分
包シートの状態を選ぶことなく、所定分量の薬剤を容易
に分包することができる。
いない状態の分包シート2が巻回された分包シートロー
ルから分包シートを2つ折りにしながら、薬剤の分包を
行なうことができるとともに、ヒートシール機構4の上
流側および下流側に備えられる第1および第2紙送りロ
ーラ5a〜5dによって分包シート2’を張りながら熱
融着を行うことができるため、形成された縦シール部2
cおよび横シール部2dの外観を美しく仕上げることが
できる。したがって、分包シートロールに巻回される分
包シートの状態を選ぶことなく、所定分量の薬剤を容易
に分包することができる。
【0052】本実施例においては、L字形状のヒータ台
19およびゴム台16が用いられているが、これに限ら
ず、分包シートに縦シール部と横シール部とを同時に形
成可能な形状、例えばT字形状のヒータ台およびゴム台
を用いてもよい。このT字形状のヒータ台およびゴム台
を用いることにより、薬剤投入時の吹きこぼれを防止す
ることができる効果を奏する。
19およびゴム台16が用いられているが、これに限ら
ず、分包シートに縦シール部と横シール部とを同時に形
成可能な形状、例えばT字形状のヒータ台およびゴム台
を用いてもよい。このT字形状のヒータ台およびゴム台
を用いることにより、薬剤投入時の吹きこぼれを防止す
ることができる効果を奏する。
【0053】前記各実施例において、前記ヒータ台19
およびゴム台16とはそれぞれ下端部から上端部に向け
て押付けられるように、ヒータ台19に装着されるバネ
が調整されているのが好ましい。こうすることにより、
分包シート2,2’の略中央部折り曲げ位置から側縁部
に向けて横シール部2dを形成することができ、その横
シール部2dに空気が挟み込まれるのを防止することが
できる。
およびゴム台16とはそれぞれ下端部から上端部に向け
て押付けられるように、ヒータ台19に装着されるバネ
が調整されているのが好ましい。こうすることにより、
分包シート2,2’の略中央部折り曲げ位置から側縁部
に向けて横シール部2dを形成することができ、その横
シール部2dに空気が挟み込まれるのを防止することが
できる。
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る薬剤包装装置
の部分的側面図である。
の部分的側面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は、図2のB−B線断面図である。
【図4】図4は、筐体内部が開放される状態を説明する
断面図である。
断面図である。
【図5】図5は、分包シート移送中のヒータ台とゴム台
との配置状態を説明する断面図である。
との配置状態を説明する断面図である。
【図6】図6(a)(b)は、カムの回転に伴う第1カ
ムフォロアおよび第2カムフォロアの配置状態を説明す
る説明図である。
ムフォロアおよび第2カムフォロアの配置状態を説明す
る説明図である。
【図7】図7は、図2のC−C線断面図である。
【図8】図8は、本実施例の変形例に係る薬剤包装装置
の部分的側面図である。
の部分的側面図である。
【図9】図9は、図8のD−D線断面図である。
1,1’ 薬剤包装装置 2,2’ 分包シート 3 ホッパ装置 4 ヒートシール機構 5a,5b 紙送りローラ 6 上部シャーシ 7 中間シャーシ 8 下部シャーシ 9 筐体 10 ヒンジシャフト 11 開閉機構 12 ロックライナ 13 オープンレバー 14 ロックライナ嵌挿孔 15 圧着ラバー 16 ゴム台 17 第1ヒンジシャフト 18 第1カムフォロア 19 ヒータ台 20 スプリング 21 ヒータ台マウントベース 22 第2ヒンジシャフト 23 第2カムフォロア 24 ベアリング 25 突起部 26 カム 27 カムギア 29 メインシャフト 30,32 スパイラルギア 31 駆動軸 33,33’ 欠歯歯車 33a,33a’ 静止弧 33b,33b’ 歯部 34 中間ギア軸 35 中間ギア 36 紙送りシャフト 37 紙送りギア 38 ローラスプリング 39 第1紙送りシャフト 40 第1紙送りギア 41 プーリ 42 第2紙送りシャフト 43 従動プーリ 44 シンクロベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65B 51/10 B65B 51/10 T Fターム(参考) 3E018 AA04 AB02 BA02 BA05 BA08 DA02 DA05 EA01 3E050 AB03 BA03 BA04 BA12 CA01 CA08 CB03 DD03 DF01 DF06 FB01 FB08 GB09 3E094 AA12 BA07 CA07 DA07 DA08 EA03 FA12 GA05 GA11 HA08 HA09
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)長尺の分包シートをその長手方向
に沿って移送する移送手段と(b)前記分包シートの両
側に互いに対向するように配置され、長さ方向に二つ折
りにされた分包シートの幅方向および側縁部を熱融着す
るヒータ部およびヒータ受け部と、(c)前記ヒータ部
とヒータ受け部とを互いに回動自在に連結する連結手段
と、(d)前記ヒータ部およびヒータ受け部を分包シー
トから離隔する方向に付勢する付勢手段と、(e)この
付勢手段の付勢力に抗して前記ヒータ部とヒータ受け部
とを間欠的に互いに引き寄せて、それらヒータ部とヒー
タ受け部とによって分包シートを挟み込む引き寄せ手段
と、(f)前記ヒータ部とヒータ受け部とにより分包シ
ートに区画室が形成される前にその区画室内に所定分量
の薬剤を投入するホッパとを備えることを特徴とする薬
剤分包装置。 - 【請求項2】 前記移送手段は、前記ヒータ部とヒータ
受け部とによって分包シートが挟み込まれている際に、
分包シートの移送を停止する請求項1に記載の薬剤分包
装置。 - 【請求項3】 前記移送手段および引き寄せ手段は、1
つの駆動源によって駆動される請求項1または2に記載
の薬剤分包装置。 - 【請求項4】 前記移送手段は、ヒータ部およびヒータ
受け部の少なくとも下流側に配置される請求項1〜3の
うちのいずれかに記載の薬剤分包装置。 - 【請求項5】 前記連結手段は、ヒータ部用連結部とヒ
ータ受け部用連結部とに分離され、このヒータ部用連結
部に対してヒータ受け部用連結部が回動可能である請求
項1〜4のうちのいずれかに記載の薬剤分包装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11206491A JP2001031003A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 薬剤包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11206491A JP2001031003A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 薬剤包装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001031003A true JP2001031003A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16524262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11206491A Pending JP2001031003A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 薬剤包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001031003A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100422051C (zh) * | 2002-05-02 | 2008-10-01 | 株式会社汤山制作所 | 药剂包装装置 |
JP2010070256A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Takazono Sangyo Co Ltd | 分包装置の紙つかみユニット |
-
1999
- 1999-07-21 JP JP11206491A patent/JP2001031003A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100422051C (zh) * | 2002-05-02 | 2008-10-01 | 株式会社汤山制作所 | 药剂包装装置 |
JP2010070256A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Takazono Sangyo Co Ltd | 分包装置の紙つかみユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060719 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090324 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090804 |