JP2001030461A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001030461A
JP2001030461A JP11204503A JP20450399A JP2001030461A JP 2001030461 A JP2001030461 A JP 2001030461A JP 11204503 A JP11204503 A JP 11204503A JP 20450399 A JP20450399 A JP 20450399A JP 2001030461 A JP2001030461 A JP 2001030461A
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plate cylinder
plate
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JP11204503A
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Katsuji Oku
勝次 奥
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】印刷装置の幅が大きくならないように、また駆
動ギアと軸受手段との間の距離を小さくすることができ
る印刷装置を提供する。 【解決手段】版胴10の一端に設けられた回転軸30の
先端には複数の凹凸線条が形成されたスプライン軸31
が設けられており、線条と嵌合する摺動溝を形成したス
プライン軸受32内に嵌装されている。スプライン軸受
は、軸受手段34によって回転可能に支持され、クラッ
チ機構36を介して駆動ギア37が回転可能に接続され
た回転軸35に対し固設されている。また駆動ギアに
は、回転軸39が軸支されており、その先端には外周面
にネジ溝を形成した雄ネジ部材40が設けられている。
この雄ネジ部材に螺合する雌ネジ部材41には同軸でギ
ア44が固設されている。前記ギアを図示しないモータ
により回転させると、駆動ギアがX方向に前後動して、
回動するため、版胴の回転位置調整をすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転胴の位置調整機
構を備えた印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な印刷装置では、製版した
印刷版を版胴へ装着して印刷を行っていたが、近年で
は、版胴上にて直接印刷版を製版する製版機構を備えた
印刷装置が提供されている。このような印刷装置とし
て、例えば本出願人による平成11年特許出願第946
55の明細書に記載された印刷装置などがあり、一般的
にデジタル印刷機と呼称されている。
【0003】上記公報に開示された印刷装置では、2色
印刷を行う印刷ユニットを2組備えていて都合4色の多
色印刷が行え、各印刷ユニットには2色分の印刷版を保
持する2倍胴の版胴を備える。そして各版胴は両端に設
けられた回転軸を1組の軸受手段により軸支されてお
り、当該回転軸を印刷時には印刷駆動用のモータにより
回転駆動し、製版時には製版駆動用のモータによって回
転駆動することにより版胴を回転させている。ここで版
胴の回転時には前記印刷駆動用のモータと製版駆動用の
モータのいずれかを選択して使用できるように、各々の
モータの駆動を伝達または遮断するためのクラッチ機構
が備えられている。上記のようなデジタル印刷機では、
各印刷版がレーザ露光時に位置決めされて製版されるの
で、印刷画像の見当合せは一般の印刷装置に比較して正
確である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記デジ
タル印刷機においても、印刷作業中の印刷版のズレ、例
えば印刷版に樹脂ベースの印刷版を用いた場合の印刷版
自体の伸縮や、印刷用紙の伸縮などにより各版胴の見当
合せを行わなくてはならない場合がある。このため、上
記デジタル印刷機においても、より一層見当精度を向上
させるため版胴の位置調整機構を設けることが考えられ
る。
【0005】一般的な版胴の位置調整機構では、版胴の
天地方向(回転方向)を調整する機構と、左右方向(軸
線方向)を調整する機構とを有するが、これらの機構を
実現するために前記版胴の回転軸を相対的に軸線方向に
移動させるためのスプライン機構を用いることが多い。
ここでいうスプライン機構とは、内周面に軸線方向に摺
動溝を形成した管状のスプライン軸受と、前記摺動溝に
対し嵌合する凹凸をその外周面に形成した軸状のスプラ
イン軸とからなり、前記スプライン軸受内に嵌装された
スプライン軸は、回転駆動を伝達した状態で軸線方向に
摺動可能である。
【0006】ところが上記デジタル印刷機では、前記版
胴の回転軸には製版駆動用および印刷駆動用のモータか
ら駆動を伝達するための駆動ギアが各々設けられてお
り、さらに駆動ギアからの駆動を伝達または遮断するた
めのクラッチ機構も設けられている。従って、当該回転
軸には、その軸線に沿って駆動ギア、クラッチ機構、ス
プライン機構、当該回転軸を軸支する軸受手段ならびに
版胴自体が軸線方向に沿って直列的に配置されなければ
ならず、印刷装置の幅が大きくなってしまうという問題
がある。さらに、前記版胴の回転駆動を安定させるため
には前記駆動ギアと軸受手段との間の距離が小さくなる
ように設計したいが、上記のように回転軸上に沿ってク
ラッチ機構やスプライン機構などを配置しなければなら
ない場合は当該距離を小さくすることができないという
問題もある。
【0007】本発明では、上記のように版胴などの回転
胴の回転軸をその軸線方向に相対的に移動可能とした印
刷装置において、印刷装置の幅を小さくでき、また駆動
ギアと軸受手段との間の距離も小さくすることができる
ようにした印刷装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、両端に回転軸を備えた回転胴を1対の軸受手段で回
転可能に支持するとともに前記回転軸に設けられた駆動
ギアにより回転駆動し、前記回転軸をその軸線方向に相
対的に移動可能とした印刷装置において、 前記駆動ギ
アによる回転駆動を前記回転軸に対し伝達しながら前記
回転軸がその軸線方向に相対的に移動することを許容す
るスプライン機構を、前記軸受手段の内側に配置する。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1の印刷
装置において、前記駆動ギアと回転胴との間の回転軸
に、前記回転駆動の伝達を選択的に行うためのクラッチ
機構を設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る印刷装置の
一例を示す側面図であり、図2は同印刷装置のブロック
図である。
【0011】図1を参照して、本実施の形態における印
刷装置は、各々2色ずつの多色印刷を行える第1印刷ユ
ニット1および第2印刷ユニット2と、第1印刷ユニッ
トに印刷用紙を供給する給紙部3と、第1印刷ユニット
1から第2印刷ユニット2へ印刷用紙を搬送する中間搬
送部4と、第2印刷ユニット2から印刷用紙を排出する
排紙部5と、上記各部を同期して駆動する印刷駆動部6
とを備える。
【0012】また図2に示すように、この印刷装置の各
部は制御手段7と電気的に接続されている。この制御手
段7は、図示しない入出力手段や記憶手段などを備えた
マイクロコンピュータからなり、操作者の指示に従って
予め定めた手順に基づき前記印刷装置の各部を制御する
ものである。
【0013】一方、この制御手段7は、LAN等を通じ
てDTP(Desk-Top-Publishing)装置などからなる外部
の画像データ作成装置8とも接続されており、印刷に使
用する画像データを受け取るとともにRIP(Raster-Im
age-Processing)処理などのデータ処理を行ない、後述
する画像記録手段12に対し画像データを供給する。
【0014】第1印刷ユニット1は、その周面に2つの
印刷領域に対応する印刷版を保持可能な版胴10と、前
記版胴に対し印刷版を供給及び排出する給排版手段11
と、版胴10上の印刷版に画像を形成する画像記録手段
12と、画像を形成した印刷版を現像処理する現像手段
13と、印刷版に対し湿し水を供給する2つの湿し水供
給手段14と、印刷版に対しインキを供給する2つのイ
ンキ供給手段15と、前記版胴10と同じ径を有し前記
版胴10に当接するブランケット胴16と、前記版胴の
1/2の径を有し前記ブランケット胴16に当接する圧
胴17と、この圧胴17に対し印刷用紙を供給および排
出するための給紙胴18および排紙胴19とからなる。
【0015】前記版胴10は、その周面上に図示しない
2組の咥え手段を有し、異なる色に対応する印刷版を2
枚保持可能なように構成されている。なお、2つの印刷
版の代わりに2つの印刷領域を有する1枚の印刷版を保
持することで、実質的に1つの版胴上に2つの印刷版を
設けるようにしてもよい。この版胴10には版胴の位置
を天地方向(版胴の回転方向)および左右方向(版胴の
軸線方向)に位置調整するための位置調整機構が備えら
れている。なお、この位置調整機構については後述す
る。
【0016】給排版手段11は、前記版胴10へ未露光
印刷版を供給するとともに前記版胴10から使用済みの
印刷版を回収するものであって、図示しない供給および
排出カセットと、当該両カセットと版胴10との間で印
刷版を搬送する図示しない搬送手段とからなる。
【0017】画像記録手段12は、前記版胴10上の印
刷版に対し光ビームを照射して画像を形成するものであ
る。本実施の形態では、この画像形成手段12は、画像
信号に応じて光ビームをon/off制御して前記印刷版に対
し照射するビーム照射手段を前記版胴10の軸線方向に
副走査送りして画像を形成するようにしている。
【0018】前記現像手段13は、処理液を貯留した処
理液槽と当該処理液内に一部が浸漬した状態で配置した
塗布ローラとからなり、塗布ローラを版胴11に当接さ
せることで処理液を汲み上げて印刷版面に供給するもの
である。この実施の形態では、各処理液槽および塗布ロ
ーラは現像処理および定着処理のために各々2組を有
し、各々が独立して前記版胴10に対し接離するように
昇降機構が設けられている。なお印刷版の種類によって
は現像手段13そのものが不要な場合も考えられる。
【0019】湿し水供給手段14は、本発明に係る湿し
水供給装置であって、1つの版胴10に対し2組の湿し
水供給手段14が設けられている。そして各湿し水供給
手段14は、図示しないカム機構によって前記版胴10
上の異なる印刷領域に対しそれぞれ選択的に湿し水を供
給するように構成されている。
【0020】インキ供給手段15は、前記湿し水供給手
段14にて湿し水が供給された版胴10上の異なる印刷
領域に対しそれぞれ選択的に異なる色のインキを供給す
るための手段であり、インキを貯えたインキ壺と、この
インキ壺からインキを取り出して前記印刷版面上に供給
する複数のインキローラとからなる。このインキローラ
のうち少なくとも前記印刷版と当接するローラは、カム
機構等により前記版胴10に対し当接または離間するよ
うに構成されており、前記版胴10上の対応する印刷領
域に対し選択的にインキを供給することができる。
【0021】ブランケット胴16は前記版胴10と同じ
径であり、その周面にインキ画像を転写するためのブラ
ンケットを備える。このブランケットには前記版胴10
上の印刷版から2つのインキ画像が転写される。なお、
ブランケット胴16の周囲には当該ブランケットを洗浄
するためのブランケット洗浄手段20が備えられてい
る。
【0022】圧胴17は、前記版胴10の1/2の径を
有しており、その周面には図示しない1組の咥え手段が
設けられている。従って圧胴17の周面には、前記版胴
10の1印刷領域に対応する大きさの印刷用紙を1枚保
持することができる。なお、この圧胴17の咥え手段
は、後述する給紙胴18から印刷用紙を隔回転毎に受け
取り、後述する排紙胴19に対し印刷用紙を隔回転毎に
受け渡すように開閉動作する。
【0023】給紙胴18および排紙胴19は、圧胴17
と同径で、各々その周面に印刷用紙を保持するための図
示しない1組の咥え手段を備えている。給紙胴18およ
び排紙胴19はいずれも圧胴17と同期して回転してお
り、各胴の咥え手段と圧胴17の咥え手段とが対向する
ように位相が設定されている。この給紙胴18および排
紙胴19の咥え手段も前記圧胴17が2回転する毎に印
刷用紙の供給および排出を行えるように開閉動作する。
【0024】上記第1印刷ユニット1では、前記版胴1
0およびブランケット胴16の径と圧胴17の径との差
異に基づいて、版胴10およびブランケット胴16とが
1回転すると圧胴17が2回転する。従って、圧胴17
が印刷用紙を保持したまま2回転すると、印刷用紙上に
は版胴10上の2つの印刷領域からインキ画像が転写さ
れて2色刷り印刷が行える。
【0025】第2印刷ユニット2についても基本的に第
1印刷ユニット1と同じ構成なので、図1には同じ符号
をつけておいて説明を省略する。なお本実施の形態で
は、第1印刷ユニット1のインキ供給手段15の供給す
るインキの色は、K(ブラック)およびC(シアン)で
あり、第2印刷ユニット2のインキの色はM(マゼン
タ)およびY(イエロー)である。
【0026】給紙部3は、印刷用紙を積載する給紙台を
備え、当該給紙台上に積載された印刷用紙の最上部の印
刷用紙を1枚だけ分離して取り出し前記給紙胴18へ供
給するものである。なお、この給紙部3の印刷用紙の分
離供給動作は、前記給紙胴18の隔回転毎に行われる。
【0027】中間搬送部4は、第1印刷ユニット1の排
紙胴19と第2印刷ユニット2の給紙胴18との間で印
刷用紙を受け渡すものであって、3つの渡し胴21で構
成されている。各渡し胴21は各々圧胴17の2倍の径
を有しており、その周面には2組の図示しない咥え手段
が備えられている。そして各渡し胴21の咥え手段と前
記排紙胴19および給紙胴18の咥え手段とは、印刷用
紙を受け渡せるように互いに対向する位相にあって同期
して開閉するように構成されている。
【0028】なお、前述のように圧胴17は2回転する
ごとに2色印刷を行うため、圧胴17の2倍の径の渡し
胴21を用いる場合は、その周面には1組の咥え手段の
みを設けるようにしてもよい。すなわち、この場合は各
渡し胴21はその周面の半分だけを印刷用紙の搬送に用
いることになる。ただし、本実施の形態における印刷装
置では、各圧胴17が1回転するだけの片面2色印刷機
能を備えるため、各渡し胴21には咥え手段を各々2組
設けてある。
【0029】排紙部5は、前記第2印刷ユニット2の排
紙胴19から印刷用紙を受け取って搬送するための咥え
手段を備えた無端状チェーンと、印刷用紙を積載する排
出台とからなる。
【0030】印刷駆動部6は、この印刷装置の前記各胴
を回転させるためのモータからなり、各胴において隣接
する胴間で噛合するように設けられた図示しないギアを
駆動することで、各胴を同期して回転駆動する。なお前
記給紙部3の給紙動作も図示しない同期手段により、前
記印刷駆動部6と同期がとられている。
【0031】次に前記版胴10の位置調整機構について
説明する。図3は前記版胴10の一方の側の端部近傍を
示す断面図であり、この側には版胴を天地方向に位置調
整する機構が備えられている。図4は、図3とは反対側
の端部近傍を示す断面図であり。この側には版胴を左右
方向に位置調整する機構が備えられている。なお、図3
および4を用いた以下の説明では、版胴の回転方向をY
方向、版胴の軸線方向をX方向とする。
【0032】まず図3を用いて版胴の天地方向位置調整
機構について説明する。図3において、版胴10の一端
に設けられた回転軸30の先端には、その外周面にX方
向にそって複数の凹凸線条が形成されたスプライン軸3
1が設けられている。このスプライン軸31は、内周面
に前記線条と嵌合する摺動溝を形成したスプライン軸受
32内に嵌装されている。このスプライン軸受32は、
印刷装置の本体フレーム33に設けられた軸受手段34
によって回転可能に支持されている。一方、前記スプラ
イン軸受32は回転軸35に固設されており、回転軸3
5の先端にはクラッチ機構36を介して駆動ギア37が
回転可能に接続されている。
【0033】前記クラッチ機構36は、ベース部36a
とクラッチ接続部36bおよび36cからなる。前記ク
ラッチ接続部36cは前記駆動ギア37側に固設されて
おり、クラッチ接続部36bは前記回転軸35側に対し
固設されている。このクラッチ機構36は、前記制御手
段7からの指令により、前記クラッチ接続部36bと3
6cとを接続または切断することができ、これにより駆
動ギア37を回転軸35に対し接続または切断すること
ができる。なお前記ベース部36aは、回り止め部材3
8により本体フレーム33に回り止めがなされている。
【0034】前記駆動ギア37は、はす歯ギアであっ
て、前記印刷駆動部6により回転駆動するようにブラン
ケット胴16に設けられた図示しないギアに噛合されて
いる。さらに前記駆動ギア37には、前記回転軸35と
は独立した状態で、回転軸39がY方向に回転可能かつ
X方向に摺動禁止な状態で軸支されている。また回転軸
39の先端には、外周面にネジ溝を形成した雄ネジ部材
40が設けられている。
【0035】この雄ネジ部材40に螺合する雌ネジ部材
41は、図示しない手段によって印刷装置本体に固設さ
れた概略カップ形状の取付部材42の底部に対し回転可
能に軸支されている。また同じ取付部材42は、カップ
形状の周縁内部に支持手段43が設けられていて、前記
駆動ギア37の一端部を回転可能に支持するように構成
されている。一方、前記雌ネジ部材41には同軸でギア
44が固設されている。また、前記回転軸39は回り止
め部材45により前記取付部材42に対し回り止めされ
ている。
【0036】なお46は前記ギア44に固設された原点
検出用のスリット板であり、ギア44の回転に伴い同期
して回転する。47は前記スリット板46の検出用セン
サーである。これによりギア44の回転原点位置、ひい
ては版胴10の天地方向の原点位置を決定することがで
きる。また48は湿し水供給手段14およびインキ供給
手段15を作動させるためのカムであり、前記版胴10
と同期して回転するように前記回転軸30に固設されて
いる。
【0037】この構成において、前記ギア44を図示し
ないモータにより回転させると、前記雌ネジ部材41が
回転する。ここで前記雄ネジ部材40が固設された回転
軸39は回り止め部材45により回り止めされているた
め、雌ネジ部材41の回転に伴いX方向に前後動する。
これにより駆動ギア37がX方向に前後動する。ここで
前記駆動ギア37は、はす歯ギアであるため、ブランケ
ット胴16側の図示しないギアと噛合した状態で前後動
することに伴い回動する。この駆動ギア37の回動に伴
い、回転軸35、スプライン軸受32,スプライン軸3
1ならびに回転軸30を介して版胴10が回転される。
なお、駆動ギア37のX方向の移動については、スプラ
イン軸受32とスプライン軸31との摺動により吸収さ
れ、上記の動作では版胴10はX方向には移動しない。
【0038】この実施の形態における構成では、スプラ
イン軸受32を軸受手段34の内径側に配置したため、
クラッチ機構36を設けても駆動ギア37を軸受手段3
4の近くに配置することができ、ひいては印刷装置の幅
も小さくすることができる。
【0039】次に図4を用いて版胴の左右方向位置調整
機構について説明する。図4において、版胴10の一端
に設けられた回転軸50を延設した軸上には、その外周
面にX方向に沿って複数の凹凸線条が形成されたスプラ
イン軸51が設けられており、さらに当該スプライン軸
51から延設されて回転軸52が設けられている。つま
り回転軸50からスプライン軸51を経て回転軸52ま
では、一体的な軸を形成している。
【0040】一方、その内周面に前記スプライン軸31
と嵌合する摺動溝を形成したスプライン軸受53は、印
刷装置の本体フレーム54に設けられた軸受手段55に
よってY方向に回転可能かつX方向に移動を禁止した状
態で軸支されている。このスプライン軸受53の反版胴
側には、中央部に貫通孔56を形成したプーリ57が固
設されている。ここで前記プーリ57は製版時に版胴を
回転駆動するためのものであって、図示しないクラッチ
機構により駆動を伝達または遮断することができる駆動
モータにより回転駆動されるよう構成されている。
【0041】前記回転軸50から回転軸52まで延設さ
れた軸は、前記スプライン軸受53および貫通孔56を
貫通するように配置されており、スプライン軸受53内
では前記スプライン軸51が嵌装されるように配置され
ている。そして前記回転軸52は軸端支持手段58によ
って回転可能に軸支され、回転軸52の先端にはカップ
リング手段59を介してエンコーダ手段60が設けられ
ている。このエンコーダ手段60は版胴10の回転角を
検出するものである。
【0042】前記軸端支持手段58は図示しないガイド
手段によりX方向にのみ摺動可能に構成されており、そ
の一端には外周面にネジ溝を形成した雄ネジ部材61が
設けられている。この雄ネジ部材61に螺合する雌ネジ
部材62は、図示しない手段によって印刷装置本体に固
設された取付部材63に対し回転可能に軸支されてお
り、この雌ネジ部材62には同軸でギア64が固設され
ている。なお、前記雄ネジ部材61は取付部材63に対
し一定の付勢力を受けるようにバネ65が設けられてい
る。
【0043】この構成において、前記ギア64を図示し
ないモータにより回転させると、前記雌ネジ部材62が
回転する。これに伴い前記雄ネジ部材61が固設された
軸端支持手段58がX方向に前後動する。この軸端支持
手段58の移動により、回転軸52、スプライン軸51
および回転軸50を介して版胴10がX方向へ移動され
【0044】この実施の形態における構成でも、スプラ
イン軸受53を軸受手段55の内径側に配置したため、
プーリ57を軸受手段55に近く配置することができ、
ひいては印刷装置の幅も小さくすることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1または2に記載された発明で
は、版胴などの回転胴の回転軸をその軸線方向に相対的
に移動可能とした印刷装置において、スプライン機構を
軸受手段内に配置するようにしたため、印刷装置の幅を
小さくでき、また駆動ギアと軸受手段との間の距離も小
さくすることができる。特に請求項2に示すように、ク
ラッチ機構を備えた印刷装置においては印刷装置の幅が
大きくなり、駆動ギアと軸受手段との間の距離も大きく
なるため、より有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る印刷装置の一例を
示す図。
【図2】同印刷装置のブロック図。
【図3】同印刷装置における版胴の一方の端部を示す断
面図。
【図4】同印刷装置における版胴の他方の端部を示す断
面図。
【符号の説明】
1 第1印刷ユニット 2 第2印刷ユニット 3 給紙部 4 中間搬送部 5 排紙部 6 印刷駆動部 7 制御手段 10 版胴 11 給排版手段 12 画像供給手段 13 現像手段 14 湿し水供給手段 15 インキ供給手段 16 ブランケット胴 17 圧胴 30 回転軸 31 スプライン軸 32 スプライン軸受 34 軸受手段 35 回転軸 36 クラッチ機構 37 駆動ギア 50 回転軸 51 スプライン軸 52 回転軸 53 スプライン軸受 55 軸受手段 57 プーリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に回転軸を備えた回転胴を1対の軸受
    手段で回転可能に支持するとともに前記回転軸に設けら
    れた駆動ギアにより回転駆動し、前記回転軸をその軸線
    方向に相対的に移動可能とした印刷装置において、 前記駆動ギアによる回転駆動を前記回転軸に対し伝達し
    ながら前記回転軸がその軸線方向に相対的に移動するこ
    とを許容するスプライン機構を、前記軸受手段の内側に
    配置した印刷装置。
  2. 【請求項2】前記駆動ギアと回転胴との間の回転軸に、
    前記回転駆動の伝達を選択的に行うためのクラッチ機構
    を設けた請求項1に記載の印刷装置。
JP11204503A 1999-07-19 1999-07-19 印刷装置 Pending JP2001030461A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6736063B2 (en) 2002-06-24 2004-05-18 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Printing apparatus

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