JP2001030387A - パルプ成形体およびその成形方法 - Google Patents

パルプ成形体およびその成形方法

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JP2001030387A
JP2001030387A JP11202813A JP20281399A JP2001030387A JP 2001030387 A JP2001030387 A JP 2001030387A JP 11202813 A JP11202813 A JP 11202813A JP 20281399 A JP20281399 A JP 20281399A JP 2001030387 A JP2001030387 A JP 2001030387A
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JP
Japan
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pulp
beads
mold
molding
waste paper
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JP11202813A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Maeda
諒一 前田
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Kawasaki Hydromechanics Corp
Original Assignee
Kawasaki Hydromechanics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 古紙を溶解して再生するパルプ成形体を、所
要の厚さとして安価にかつ容易に大量生産できるように
することにある。 【解決手段】 古紙を溶解、乾燥して小片のビーズ状
としたパルプビーズ2を接着剤10を付着して所定形状
の金型13に充填し、プレスして所要形状に成形するも
のである。特に、パルプビーズ2を計量ホッパー6に装
填し、整列機8で整列して送り出すとともに、接着機9
から接着剤10を噴射してパルプビーズ2に塗布して金
型3に充填することによって結合力のよいパルプ成形体
1を成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、古紙のリサイクル
分野におけるパルプ成形体およびその成形方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック成形品を廃品回収し
て焼成すると公害が発生するなど問題が多く、プラスチ
ック製品の廃品の焼却炉の焼却温度を高めたりして行っ
ている。
【0003】しかし、焼却炉の焼却温度を高めるには、
相当の耐熱構造にしなければならず、そのため高価にな
るとともに、耐久性も低下するなど問題があるものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、物品の梱包輸送
等において、スチレン等の発泡体の緩衝材に代わって、
古紙を溶解して再生した段ボールによる緩衝材が使用さ
れ始めている。しかし、段ボールで所要の凹凸形状に一
体成形することが難しく、また緩衝のための支持力が小
さいものであった。
【0005】そのため、複雑な形状にした微細孔を有す
る金型の外面に金網を張り、パルプの溶解液を吸引して
パルプ繊維を積層させることが提案されている。
【0006】しかし、この方法では、卵パックやトレイ
のような薄い板状構造のものは作れても、厚みを増すと
パルプ繊維の積層速度が極端に遅くなり、実用化がはか
れなくなる。また、金型に多数の脱水用の微小孔を開孔
しなければならず、金型の価格が高くなるものであっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、古紙
を溶解、乾燥して小片のビーズ状としたパルプビーズを
所定形状の金型に充填し、プレスして所要形状に成形す
ることを特徴とするパルプ成形体およびその成形方法を
提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のパルプ成形体およびその
成形方法は、古紙を溶解、乾燥して小片のビーズ状とし
たパルプビーズを所定形状の金型に充填し、プレスして
所要形状に成形したことを特徴としている。
【0009】パルプ成形体1は、古紙をパルパーで溶解
し、乾燥装置で乾燥して小片のビーズ状に成形したパル
プビーズ2を、所定形状とした金型3に充填し、プレス
成形して強度の強い所要の梱包輸送用等の緩衝材や再生
品に成形するものである。
【0010】上記パルプビーズ2は、たとえば図1のよ
うに10〜20mm径、10〜20mm長さの小片のも
のを貯蔵用ホッパー4に貯蔵しておき、必要に応じてコ
ンベヤー5で計量ホッパー6に投入し、ゲート7を開閉
して所定量ずつ切り出して供給する。
【0011】そして、図1のように切り出したパルプビ
ーズ2を、整列機8に整列して排出するとともに、接着
機9から澱粉糊等の紙用の接着剤10を噴射してパルプ
ビーズ2に付着して金型3に充填し、図2のように金型
3をプレス装置で型締めして所要の厚さのパルプ成形体
1を成形するようにしている。
【0012】パルプビーズ2は、上記のように整列する
ほかに、ミキサー等に投入して接着剤10を所定量添加
して混合し、金型3に充填することもできる。
【0013】また、図3のようにプレス装置11に回転
テーブル12を配設してこの回転テーブル12に整数倍
の必要工程数の金型3または金型ホルダー13を介して
金型3を配設して、回転テーブル12を1ピッチ毎回転
して連続状に整数倍のパルプ成形体1をプレス成形する
ようにもできる。これは、小物の成形用に好ましい。
【0014】上記では、パルプビーズのみで圧縮成形し
たが、従来のパルプモールド成形品を表皮として使い、
その中にパルプビーズを充填材料としてプレス成形する
こともできる。
【0015】なお、本成形品は、従来の発泡品の梱包運
送用の代替品が好ましいが、パルプ製の板材、壁材、そ
の他の商品にも成形可能である。
【0016】
【実施例】図1、図2は、本発明の一実施例を示すもの
である。10〜20mm径、10〜20mm長さの小片
のパルプビーズ2を貯蔵ホッパー4に装填し、コンベヤ
ー5を介して計量ホッパー6に投入して所定量ずつ切り
出す。
【0017】そして、上記パルプビーズ2を整列機8で
整列して接着機9で澱粉糊の接着剤10を噴射して付着
し、プレス装置の所定形状の金型3に充填して2〜10
kg/cm2 の押圧力でプレス成形するものである。
【0018】その結果、5〜6秒/個の生産連度で大量
生産することが可能となり、また小片のパルプビーズを
金型に所要量充填することによって、トレイ等の薄状の
ものから、梱包輸送用の厚肉形態の緩衝材や壁材、板材
などを安価に製造することができる。
【0019】図3は、本発明の他の実施例を示すもので
ある。パルプビーズ2に接着剤10を添加して混合して
金型3に充填していき、プレス装置11の回転テーブル
12の複数の投入ステーション14で金型ホルダー13
に投入していって回転テーブル12を1ピッチ毎回転し
て所要のパルプ成形体1をプレス成形して排出ステーシ
ョン15で金型3ごと取り出して成形するようにしたも
のである。本実施例では、パルプ成形体を生産効率よく
プレス成形できる。
【0020】なお、パルプビーズの嵩比重にもよるが、
たとえばプレス圧を5〜10kg/cm2 とすると嵩密
度の高い、固いパルプ成形体となり、プレス圧を2〜5
kg/cm2 とするとやや柔らかいパルプ成形体が得ら
れ、プレス圧を自重〜2kg/cm2 とすると柔らかい
パルプ成形体が得られる。
【0021】また、小片のパルプビーズを金型に所要量
充填することによって、トレイ等の薄状のものから、梱
包輸送用の厚肉形態の緩衝材や壁材、板材などを製造す
ることができる。
【0022】したがって、小片のパルプビーズを金型に
所要量充填することによって、薄状のものから、分厚い
ものまで安価に大量生産することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、小片の
パルプビーズを金型に充填してパルプ成形体を成形で
き、小片のパルプビーズを金型に所要量充填することに
よって、トレイ等の薄状のものから、梱包輸送用の分厚
い緩衝材や壁材、板材などを安価に製造することができ
る。
【0024】また、パルプビーズを整列して送り出すと
ともに、接着剤をパルプビーズに塗布して、パルプビー
ズを金型に充填することによって、パルプビーズ同志を
接着剤で有効に結合して、嵩高くて強度の強いパルプ成
形体を一体成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の成形説明用概要図、
【図2】同上のプレス成形の説明用断面図、
【図3】同上の他の実施例の説明用断面図。
【符号の説明】
1…パルプ成形体 2…パルプビーズ 3
…金型 6…計量ホッパー 8…整列機 9
…接着機 10…接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 古紙を溶解、乾燥して小片のビーズ状と
    したパルプビーズを所定形状の金型に充填し、プレスし
    て所要形状に成形したことを特徴とするパルプ成形体。
  2. 【請求項2】 古紙を溶解、乾燥して小片のビーズ状と
    したパルプビーズに接着剤を添加してして所定形状の金
    型に充填し、プレスして所要形状に成形することを特徴
    とするパルプ成形体の成形方法。
  3. 【請求項3】 パルプビーズを計量ホッパーに装填し、
    整列して送り出すとともに、接着機から接着剤を噴射し
    てパルプビーズに塗布して金型に充填する請求項2に記
    載のパルプ成形体の成形方法。
JP11202813A 1999-07-16 1999-07-16 パルプ成形体およびその成形方法 Pending JP2001030387A (ja)

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