JPH07213763A - クッション体の製造装置 - Google Patents

クッション体の製造装置

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JPH07213763A
JPH07213763A JP3095194A JP3095194A JPH07213763A JP H07213763 A JPH07213763 A JP H07213763A JP 3095194 A JP3095194 A JP 3095194A JP 3095194 A JP3095194 A JP 3095194A JP H07213763 A JPH07213763 A JP H07213763A
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cushion
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cushion material
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Shizuko Watanabe
シズ子 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙製クッション体の製造が自動的に行え、生
産性の向上を図ることができるクッション体の製造装置
を提供することにある。 【構成】 シート状のクッション材2を搬送中に、その
クッション材2を切断装置7により所定長に切断した
後、細断装置8によって細断して多数のクッション片8
を形成する。このクッション片8をシュータ11から送
って圧縮装置12によって圧縮し、この圧縮したクッシ
ョン片8を充填装置13によって外被体に充填し、さら
に、このクッション片を押込み装置によって外被体に押
込んで開口部を口元シール装置によって封止するクッシ
ョン体の製造装置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、精密機械器
具、陶器等の脆弱品を梱包して搬送する場合の緩衝材と
して用いる紙製クッション体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精密機械器具やガラス製品、陶器等の脆
弱品を梱包して搬送する場合、搬送中に加わる振動、衝
撃等によって搬送品が破損することのないように梱包箱
と搬送品との間に緩衝材としてのクッション体を介装し
たり、搬送品をクッション体によって包んで梱包箱に収
容している。
【0003】クッション体としては、従来、発砲スチロ
ール、発砲樹脂シート、発砲樹脂チップあるいは紙屑、
木屑等が用いられているが、一回使用すると廃棄してい
る。つまり、梱包を解いて梱包箱から搬送品を取り出す
と、クッション体は不用となるためゴミとして廃棄して
いる。しかし、ゴミとなったクッション体としての発砲
スチロール、発砲樹脂シート、発砲樹脂チップを焼却す
ると、燃焼時に人体に有害なガスが発生し、公害問題と
なっている。
【0004】そこで、前述のような問題を解消するため
に狭幅帯状に形成した多数のコルゲート状の紙製クッシ
ョン片を紙製の外被体内に封入した形態のクッション体
が開発された。この紙製クッション体は、クッション効
果が高く、全体が紙製であるため軽量であり、また、使
用後容易に焼却でき、焼却しても人体に有害なガスが発
生せず、公害問題を生じないという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような紙製クッション体を製作するに当っては、狭幅帯
状の多数の紙製のクッション片を用意し、このクッショ
ン片を袋状の外被体内に押込み、この外被体の開口部を
封止する必要があるが、これらの作業は従来はほとんど
手作業によって行われている。
【0006】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、袋状外被体に紙製の
クッション片を充填し、この袋状外被体の開口部を封止
するクッション体の製造が自動的に行え、生産性の向上
を図ることができるクッション体の製造装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、多数の紙製のクッション片を袋状の外被
体内に包容してなるクッション体の製造装置において、
前記クッション片を形成するためのシート状の紙製のク
ッション材を供給するクッション材供給装置と、このク
ッション材供給装置から供給されたシート状のクッショ
ン材を所定の長さに幅方向に切断する切断装置と、この
切断装置によって切断されたクッション材を所定の狭幅
に長さ方向に細断して多数のクッション片を形成する細
断装置と、この細断装置から搬出された多数のクッショ
ン片を圧縮する圧縮装置と、この圧縮装置によって圧縮
された多数のクッション片を開口した外被体内に充填す
る充填装置と、多数のクッション片が充填された外被体
を間欠的に搬送する間欠搬送装置と、この間欠搬送装置
により搬送された外被体の開口部を広げ、内部の多数の
クッション片を外被体内に押込む押込み装置と、この押
込み装置によって広げられた外被体の開口部の開口縁部
に糊を付着する糊付着装置と、この糊付着装置によって
糊が付着された外被体の開口縁部を加熱しながら加圧し
開口部を接着する口元シール装置とを具備したことにあ
る。
【0008】
【作用】クッション材供給装置から供給されたシート状
の紙製クッション材を搬送中に、そのクッション材を切
断装置によって所定の長さに切断した後、切断されたク
ッション材を細断装置によって所定の挾幅に長さ方向に
細断してクッション片とする。この細断装置から搬出さ
れた多数のクッション片を圧縮装置によって圧縮した
後、多数のクッション片を充填装置によって開口した袋
状の外被体内に充填し、このクッション片が充填された
外被体を間欠搬送装置によって間欠的に搬送する。この
間欠搬送装置により搬送された外被体の開口部を広げ、
押込み装置によって内部の多数のクッション片を外被体
内に押込み、この広げられた外被体の開口部の開口縁部
に糊付着装置によって糊を付着し、さらに糊が付着され
た外被体の開口縁部を口元シール装置によって加熱しな
がら加圧し、開口部を接着する。
【0009】
【実施例】以下、この発明のクッション体の製造装置の
ー実施例を図面に基いて説明する。図1は製造装置全体
の側面図である。まず、図1に基いてクッション体の製
造装置の概略的構成を説明すると、1は製造装置の基台
であり、この基台1の長手方向のー端側には、例えばコ
ルゲート紙からなるシート状の紙製のクッション材2を
供給するクッション材供給装置3が設けられている。
【0010】このクッション材供給装置3は、基台1に
対して立設された高さが異なる2本の指示枠4、4に対
して回転自在に軸支された巻取軸5、5を有し、これら
巻取軸5、5には前記紙製クッション材2がロール状に
巻回されている。
【0011】基台1の長手方向の他端側には矩形枠状の
指示台6が立設されている。この指示台6の上部には前
記クッション材供給装置3から供給されたシート状のク
ッション材2を所定の長さに幅方向に切断する後述する
切断装置7が設けられている。この切断装置7の隣側に
は切断装置7によって切断されたクッション材2を所定
の狭幅に長さ方向に細断して多数のクッション片8とす
る後述する細断装置9が設けられ、前記切断装置7と細
断装置9との間には切断されたクッション材2を細断装
置9に搬送する後述する搬送装置10が設けられてい
る。
【0012】さらに、前記指示台6の側部には前記細断
装置9から搬出された多数のクッション片8を落下案内
するシュータ11が設けられ、このシュータ11の下部
には多数のクッション片8を圧縮する後述する圧縮装置
12が設けられている。この圧縮装置12の下部には搬
出された多数のクッション片8を開口した袋状の外被体
内に充填するための後述する充填装置13が設けられて
いる。
【0013】次に、クッション体の製造装置の各部の構
成について詳細に説明する。前記切断装置7は、図2お
よび図3に示すように構成されている。すなわち、シー
ト状のクッション材2の幅より若干幅広い間隔に設置さ
れた一対の側板15間には転接する上下一対の送りロー
ラ16a、16bが回転自在に軸支されていると共に、
側板15間の上部にはモータ取付け板17が架設されて
いる。
【0014】前記上部の送りローラ16aの端部にはス
プロケット18が設けられ、このスプロケット18はチ
ェーン19を介してモータ取付け板17に固定されたギ
ャードモータ20に連動している。そして、このギャー
ドモータ20によって回転する一対の送りローラ16
a、16bによって前記クッション材供給装置3から供
給された2枚のクッション材を狭持して送り出すように
構成されている。
【0015】一対の送りローラ16a、16bの送り出
し側には上刃21と、この上刃21に対向する下刃22
がクッション材2の搬送方向と直交する方向に設けられ
ている。上刃21は上刃ガイド23によって上下動自在
に案内されると共に、シリンダ24によって上下動され
る。下刃22は前記側板15、15に対して取付け座2
5を介して固定されており、上刃21の下降によって下
刃22と摺動し、クッション材2を所定の長さに幅方向
に切断するようになっている。
【0016】前記搬送装置10は、図4および図5に示
すように構成されている。すなわち、クッション材2を
搬送案内する送りロール取付け板26の下部には左右に
離間して2個の下部ローラ27が軸受を介して回転自在
に軸支されており、これら下部ローラ27の外周面の一
部が送りローラ取付板26に穿設された開口部26aか
ら送りローラ取付け板26の上面に突出している。
【0017】前記送りローラ取付け板26の両側部には
シート状のクッション材2の幅より若干広い間隔に設置
された一対の側板28aが設けられ、この側板28a間
には回転軸28が回転自在に軸支されている。回転軸2
8の一端部にはギャ29が嵌着され、このギャ29はモ
ータ(図示しない)の回転軸30に設けられたギャ31
と噛合しており、前記回転軸28に動力を伝達させてい
る。
【0018】回転軸28の後方には一対のプレート32
に両端部が支持されたシャフト33が設けられ、前方に
は一対の回動アーム34に両端部が支持されたシャフト
35が設けられている。回転軸28、シャフト33、3
5は並行に保たれており、回転軸28には中間送りロー
ラ36が嵌着されている。さらに、シャフト33には中
間送りローラ36に対応して送りローラ37が回転自在
に嵌合され、シャフト35には下部ローラ27と対向す
るとともに中間送りローラ36と対応して送りローラ3
8が回転自在に嵌合されている。
【0019】そして、中間送りローラ36とローラ37
との間および中間送りローラ36と送りローラ38との
間にはラバーによって形成されたエンドレスのロープベ
ルト39が掛け渡されている。さらに、前記一対の側板
28aの上端部間にはシリンダ取付け板40が架設さ
れ、このシリンダ取付け板40にはシリンダ41が鉛直
方向に取付けられている。
【0020】前記シリンダ41のシリンダロッド42は
前記シャフト35の中間部に連結され、シリンダ41に
よってシャフト35を介して送りローラ38を上下動で
きるようになっている。すなわち、シリンダ41によっ
て送りローラ38を一定のタイミングで上下動すること
により、前記切断装置7から搬出されたシート状のクッ
ション材2を間欠的に細断装置9に搬送するようになっ
ている。
【0021】また、前記細断装置9は、図6に示すよう
に構成されている。即ち、43は支持枠であり、この指
示枠43には上下一対の歯付きロール44a、44bが
回転自在に軸支されている。これら歯付きロール44
a、44bは円柱体の外周面に環状凸部45と環状凹部
46とを交互に形成し、そのエッジ部に刃部47を形成
したものである。一対の歯付きロール44a、44bの
環状凸部45と環状凹部46とが互いに噛合しており、
この一対の歯付きロール44a、44b通過するクッシ
ョン材2を所定の狭幅に長さ方向に細断するようになっ
ており、この細断装置9によってクッション材2が細断
されると、狭幅帯状の多数のクッション片8となる。
【0022】また、前記一対の歯付きロール44a、4
4bの一端部は指示枠43の外部に突出しており、この
突出部には互いに噛合する歯車48a、48bが設けら
れ、一方の歯付きロール44bは、図1および図6に示
すように、スプロケット49、チェー50を介して支持
枠43の上部に設けられたギャードモータ51に連動し
ている。
【0023】前記シュータ11および圧縮装置は、図7
に示すように構成されている。すなわち、シュータ11
は細断装置9と略同一幅に形成された胴部52を有して
おり、この胴部52の下部には圧縮装置12の胴部53
が設けられている。この圧縮装置12の胴部53はシュ
ータ11の胴部52より広幅に形成され、この胴部53
の中央部には区画ボックス55が設けられ、左右一対の
圧縮室54a、54bに区画している。
【0024】この区画ボックス55の上部は山形状に形
成され、左右一対の圧縮室54a、54bに向かって下
り勾配の傾斜面56a、56bが設けられている。区画
ボックス55の頂部には左右方向に回動する回動軸57
が設けられ、この回動軸57には上方に突出する振分け
プレート58の下端部が固定されている。すなわち、細
断装置9から搬出されたクッション片8を振分けプレー
ト58の回動によって左右一対の圧縮室54a、54b
に振り分けるように構成されている。
【0025】前記圧縮室54a、54bの上部にはピス
トン59を有するシリンダ60が鉛直方向に設けられて
おり、ピストン59の上下運動によって圧縮室54a、
54bに収容された多数のクッション片8を圧縮するよ
うに構成されている。また、左側の圧縮室54aにおい
てピストン59によって圧縮を行っている間は振分けプ
レート58によってクッション片8を右側の圧縮室54
bに導くように振分けプレート58は左側に傾斜し、逆
に、右側の圧縮室54bにおいてピストン59によって
圧縮を行っている間は振分けプレート58によってクッ
ション片8を左側の圧縮室54aに導くように振分けプ
レート58は右側に傾斜するようにシュータ11と圧縮
装置12とが連動している。
【0026】さらに、圧縮室45a、45bの下端部に
は横方向に開口する開口部61が設けられ、この開口部
61には図1に示すように、圧縮室45a、45bに対
して略直角方向に前記充填装置13が設けられている。
この充填装置13はエアシリンダ等の駆動機構62によ
って往復運動し、前記開口部61を貫通する押込み棒6
3を有している。したがって、押込み棒63の先端は押
出し口64に対向している。そして、圧縮室45a、4
5bによって、圧縮されたクッション片8を交互に突出
する押込み棒63により押出し口64から押し出すよう
になっている。
【0027】また、前記基台1の隣側には充填装置13
の押出し方向と直交して間欠的に走行する間欠搬送装置
としての水平のベルトコンベア65が設けられ、このベ
ルトコンベア65の両端部には垂直の補助ベルトコンベ
ア65aが設けられている。したがって、ベルトコンベ
ア65と補助ベルトコンベア65aとによって上部が開
口するコ字状断面に形成され、後述する外被体74を立
体状態で搬送する際に、外被体74が倒れてベルトコン
ベア65から落下するのを防止している。
【0028】前記ベルトコンベア65は図8に示すよう
に構成されており、一端側に搬入部66が、他端部に搬
出部67が設けられている。搬入部66から搬出部67
に亘って外被体搬入部68、押込み装置69、糊付着装
置70、口元シール装置71の仮シール装置72および
本シール装置73がこの順序で所定間隔を存して配設さ
れている。
【0029】前記外被体搬入部68にはストックされて
いる多数の袋状の外被体74が1個ずつ搬入される。外
被体74は紙製で形成されているが、特に紙製である必
要はなく、可撓性、可燃性であれば、繊維であってもよ
い。この外被体74の開口部74aを前記充填装置13
の押出し口64にセットし、押込み棒63によって圧縮
されたクッション片8を外被体74の内部に押し込むこ
とにより所定量のクッション片8が充填されるようにな
っている。なお、クッション片8の充填時に外被体74
をセットする手段は、外被体74を保持治具等によって
保持し、開口部74aを押出し口64に固定してもよ
く、また作業者が外被体74を手で支持してもよく、外
被体74のセット手段は特定されるものではない。
【0030】また、前記押込み装置69は、クッション
片8が充填された外被体74の開口部74aに対向する
ようにベルトコンベア65の上部に上下動自在に支持さ
れている。すなわち、支持部材75には第1のシリンダ
76が鉛直方向に固定され、このシリンダロッド77に
はブラケット78を介して第2のシリンダ79が鉛直方
向に固定されている。この第2のシリンダ79のシリン
ダロッッド80は下方に設けられた矩形状の支持板81
を貫通しており、その先端部には矩形状の押え板82が
固定されている。
【0031】さらに、前記支持板81および押え板82
には対角線方向に延長する×字状のガイド孔81a、8
2aが設けられ、これらガイド孔81a、82aには鉛
直方向に挿通する押し広げピン83が設けられている。
支持板81には各ガイド孔81a、82aに対応して小
型のシリンダ84が固定されており、このシリンダ84
によって4本の押し広げピン83はガイド81a、82
aの長手方向にスライド自在に支持されている。
【0032】第1のシリンダ76によって第2のシリン
ダ79が下降すると、4本の押し広げピン83の先端部
がクッション片8が充填された外被体74の開口部74
aに挿入され、シリンダ84によって押し広げピン83
が支持板81の中央部から外方へスライドすると、外被
体74を外側へ押し広げ、開口部74aを最大限に広げ
ることができるようになっている。また、第2のシリン
ダ79が作動してシリンダロッド80が下降すると、押
え板82が外被体74の内部に侵入して内部のクッショ
ン片8を外被体74の底部方向に押し込むことができる
ようになっている。
【0033】また、前記糊付着装置70は、クッション
片8が充填された外被体74の開口部74aに対向する
ようにベルトコンベア65の上部に支持されている。す
なわち、軸受体85には回転軸86が回転自在に軸支さ
れ、この回転軸86の上端部にはプーリ87が、下端部
には円板状の糊吹付け板88が固定されている。プーリ
87は、ベルト89を介してベルトコンベア65の側方
に設けられた回転駆動機溝90と連動しており、糊吹付
け板88を回転駆動するようになっている。
【0034】さらに、糊吹付け板88の上面に対向して
糊供給ノズル91が設けられ、この糊供給ノズル91は
水性ボンド等の糊を収容したタンク(図示しない)に接
続されている。そして、糊供給ノズル91によって回転
している糊吹付け板88の上面に糊を供給し、遠心力で
糊を外被体74の開口部74aの内周縁に吹付けること
ができるようになっている。なお、92は吹付けられた
糊が周囲に飛散するのを防止する糊受入れ具である。
【0035】また、前記口元シール装置71の仮シール
装置72は、糊が付着された外被体74の開口部74a
の中央部に対向するようにベルトコンベア65の上部に
支持されている。すなわち、支持部材94上にはベルト
コンベア65の走行方向に沿ってスライド自在な一対の
シリンダ94aが設けられている。このシリンダ94a
は支持部材94の上部に設けられた2軸シリンダ96に
よって互いに接近・離反するようになっている。さら
に、シリンダ94aの下端部にはシリンダ94aによっ
て上下動すると共にスライド自在で外被体74の開口部
74aに挿入される爪部95が設けられ、また支持部材
94には爪部95のスライドするスライド溝93が設け
られている。この爪部95は外被体74に挿入しやすい
ようにそれぞれ内側に折曲している。
【0036】前記支持部材94を挟むように外被体74
の両端部には一対のプレス部材97が設けられ、これは
シリンダ98によって外被体74に対して進退自在であ
り、このプレス部材97の互いに対向する中央部分には
電気ヒータを内蔵した加熱ブロック99が設けられてい
る。そして、外被体74の開口部74aの一部を両側か
ら挟持して開口部74aの一部を仮シールするようにな
っている。
【0037】また、本シール装置73は、前記プレス部
材97と基本的には同一であるが、シリンダ98aによ
って進退自在なプレス部材97aの互いに対向する前面
のほぼ全部に電気ヒータを内蔵した加熱ブロック100
が設けられている。そして、外被体74の仮シールされ
た開口部74aの全体を完全にシールするようになって
いる。
【0038】次に、前述のように構成されたクッション
体の製造装置の作用について説明する。まず、クッショ
ン材供給装置3の巻取軸5、5、にロール状に巻回され
た紙製クッション材2をセットし、この2つのクッショ
ン材2をその先端側から繰り出して切断装置7の送りロ
ーラ16a、16b間にセットする。
【0039】この状態で、電源を入れて本装置を駆動さ
せると、ギャードモータ20によって回転する送りロー
ラ16a、16bによってクッション材2が挾持搬送さ
れ、上昇位置で待機している上刃21と下刃22との間
を通過し、クッション材2の先端部は搬送装置10まで
導かれる。このようにしてクッション材2が所定長搬送
されると、シリンダ24が作動して上刃21が上刃ガイ
ド23によって案内されながら下降し、下刃22と摺動
してクッション材2を所定の長さに幅方向に切断する。
【0040】所定長に切断されたクッション材は搬送装
置10の下部ローラ27と、中間送りローラ36と送り
ロ−ラ37との間および中間送りローラ36と送り38
との間に掛け渡されたロープベルト39との間に搬入さ
れる。ここで、シリンダ41が間欠的に作動して全部の
シャフト33、35を押し下げ、走行状態のロープベル
ト39をクッション材2に接触させると、クッション材
2がロープベルト39と下部ローラ27によって細断装
置9に搬送される。つまり、搬送装置10はクッション
材2を間欠的に細断装置9に搬入する動作を行い、シリ
ンダ41が上昇位置にあるときにはクッション材2は下
部ローラ27とロープベルト39との間で待機してい
る。
【0041】所定長に切断されたクッション材2が細断
装置9に搬入されると、クッション材2が一対の歯付き
ロール44a、44b間に挾持される。そして、ギャー
ドモータ51の回転がチェーン50、スプロケット49
を介して歯車48a、48bに伝達されると、クッショ
ン材は歯付きロール44a、44bの刃部47によって
所定の挾幅に細断されて多数のクッション片8が形成さ
れる。
【0042】細断装置9の送出し方向には細断されて得
られたクッション片8を搬出するシュータ11が設けら
れているため、このシュータ11を滑り落ちる。シュー
タ11にはクッション片8を振り分ける振分けプレート
58が設けられ、この振分けプレート58の回動によっ
てクッション片8が左右の圧縮室54a、54bに振り
分けられる。圧縮室54a、54bにはシリンダ60に
よってピストン59が上下運動しているため、圧縮室5
4a、54bに収容された多数のクッション片8は圧縮
される。
【0043】このとき、左側の圧縮室54aにおいてピ
ストン59によって圧縮を行っている間は、振分けプレ
ート58によってクッション片8が右側の圧縮室54b
に導かれるように振分けプレート58は左側に傾斜し、
逆に、右側の圧縮室54bにおいてピストン59によっ
て圧縮を行なっている間は振分けプレート58によって
クッション片8が左側の圧縮室54aに導かれる。した
がって、所定量のクッション片8が溜るまでの待ち時間
がなく、クッション片8を効率的に圧縮することができ
る。
【0044】圧縮装置12によって圧縮されたクッショ
ン片8は圧縮室45a、45bの下端部に押し付けられ
るため、充填装置13の駆動機構62によって押込み棒
63が前進すると、圧縮されたクッション片8は押込み
棒63により押出し口64から押し出される。
【0045】押出し口64には外被体74の開口部74
aがセットされており、押込み棒63によって圧縮され
たクッション片8は外被体74の内部に押し込まれる。
この場合、クッション片8は圧縮装置12によって圧縮
されているものの、クッション片8自体に弾力性がある
ためクッション片が復元する。したがって、ベルトコン
ベア65の搬入部66に載置された外被体74はその開
口部74a付近までクッション片8が盛り上がってお
り、この外被体74はベルトコンベア65の間欠搬送に
よっって押込み装置69に搬入される。
【0046】クッション片8が充填された外被体74の
開口部74aが押込み装置69に対向すると、第1のシ
リンダ76が作動して第2のシリンダ79が下降する。
そして、4本の押し広げピン83の先端部が外被体74
の開口部74aに挿入され、さらにシリンダ84によっ
て押し広げピン83が支持板81の中央部から外方へス
ライドすると、外被体74の開口部74aは外側へ押し
広られげ、開口部74aを略四角形に最大限に広げる。
【0047】次に、第2のシリンダ79が作動してシリ
ンダロッド80が下降すると、押え板82が外被体74
の内部に侵入して内部のクッション片8を外被体74の
底部方向に押し込む。つまり、クッション片8の弾力性
によって外被体74の開口部74a付近まで盛り上がっ
ていたクッション片8は押え板82によって外被体74
の開口部74aより下側に押し込まれる。
【0048】クッション片の押込みが終了すると、ベル
トコンベア65が1ピッチ搬送する。そして、外被体7
4が糊付着装置70に対向すると、回転駆動機構90に
よって回転軸86が回転し、この回転軸86の回転によ
って糊吹付け板88が外被体74の開口部74a内部の
開口縁部で回転する。一方、糊吹付け板88の上面には
糊供給ノズル91から所定量の糊が供給されるため、糊
吹付け板88の上面の糊が遠心力によって外被体74の
開口縁部74aの内周縁に吹付けられる。
【0049】糊の付着が終了すると、ベルトコンベア6
5が1ピッチ搬送する。そして、口元シール装置71の
仮シール装置72に対向すると、支持部材94に設けら
れたシリンダ94aが下降し、一対の爪部95が糊の付
着された外被体74の開口部74aに挿入される。さら
に、シリンダ94aが2軸シリンダ96によって離反す
る方向に移動すると、外被体74の開口部74aは偏平
状に成形される。
【0050】次に、一対のプレス部材97がシリンダ9
8によって外被体74に対して前進し、外被体74の開
口部74aを左右方向から挾持し、同時に電気ヒータを
内臓した加熱ブロック99によって開口部74aの一部
を仮シールする。仮シールが終了すると、ベルトコンベ
ア65が1ピッチ搬送し、本シール装置73に対向す
る。本シール装置73のプレス部材97aには前面のほ
ぼ全部に電気ヒ−タを内蔵した加熱ブロック100が設
けられているため、外被体74の仮シールされた開口部
74aの全体が完全にシールされる。
【0051】口元シール装置71による封止が完了する
と、外被体74の内部に多数のクッション片8が充填さ
れた紙製のクッション体が得られ、このクッション体は
ベルトコンベア65の搬出部67から搬出される。した
がって、前述して作用を繰り返すことにより、クッショ
ン体を自動的に連続的に製造でき、生産性を向上するこ
とができる。
【0052】なお、前記ー実施例においては外被体に充
填されたクッション片を押し込む装置として、外被体の
開口部を4本の押し広げピンによって略四角形に押し広
げたのち、押込み板によってクッション片を外被体の底
部方向に押込むようにしたが、前記4本の押し広げピン
に変わって外被体の外側面に真空吸着チャンバを設け、
この吸着チャンバによって吸着して開口部を広げるよう
にしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、シート状のクッション材を所定長に切断した後、細
断して多数のクッション片を形成し、このクッション片
を圧縮して外被体に充填し、さらにこのクッション片を
押込み装置によって外被体に押込んで開口部を封止する
ようにしたから、紙製クッション体を製造することが人
手を介することなく自動的に行え、生産性の向上を図る
ことができる。さらに、外被体に充填されたクッション
片を押込み装置によってさらに押込むようにしたからク
ッション片がそれ自体の弾力性によって外被体の開口部
近傍まで盛り上がっていても、クッション片を確実に外
被体の底部方向に押し付けることができ、口元のシール
が容易かつ確実となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のー実施例を示すクッション体の製造
装置全体の側面図。
【図2】同実施例の切断装置の側面図。
【図3】同実施例の切断装置の正面図。
【図4】同実施例の搬送装置の側面図。
【図5】図4の矢印A−A線に沿う平面図。
【図6】同実施例の細断装置の正面図。
【図7】同実施例のシュータおよび圧縮装置と充填装置
の縦断正面図。
【図8】同実施例の押込み装置、糊付着装置および口元
シール装置の側面図および平面図。
【符号の説明】
2 クッション材 3 クッション材供給装置 7 切断装置 8 クッション片 9 細断装置 10 搬送装置 11 シュータ 12 圧縮装置 13 充填装置 69 押込み装置 70 糊付着装置 71 口元シール装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の紙製のクッション片を袋状の外被
    体内に包容してなるクッション体の製造装置において、 前記クッション片を形成するためのシート状の紙製のク
    ッション材を供給するクッション材供給装置と、 このクッション材給装置から供給されたシート状のクッ
    ション材を所定の長さに幅方向に切断する切断装置と、 この切断装置によって切断されたクッション材を所定の
    狭幅に長さ方向に細断して多数のクッション片を形成す
    る細断装置と、 この細断装置から搬出された多数のクッション片を圧縮
    する圧縮装置と、 この圧縮装置によって圧縮された多数のクッション片を
    開口した外被体内に充填する充填装置と、 多数のクッション片が充填された外被体を間欠的に搬送
    する間欠搬送装置と、 この間欠搬送装置により搬送された外被体の開口部を広
    げ、内部の多数のクッション片を外被体内に押込む押込
    み装置と、 この押込み装置によって広げられた外被体の開口部の開
    口縁部に糊を付着する糊付着装置と、 この糊付着装置によって糊の付着された外被体の開口縁
    部を加熱しながら加圧し開口部を接着する口元シール装
    置とを具備したことを特徴とするクッション体の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 クッション材供給装置は、ロール状に巻
    回されたクッション材を繰出して供給する第1および第
    2の供給装置によって構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のクッション体の製造装置。
  3. 【請求項3】 圧縮装置は、2つの圧縮室と振分けプレ
    ートを有し、振分けプレートによって2つの圧縮室に交
    互にクッション片が供給され、一方の圧縮室で圧縮して
    いるときは、他方の圧縮室にクッション片が供給される
    ことを特徴とする請求項1記載のクッション体の製造装
    置。
  4. 【請求項4】 押込み装置は、外被体の開口部を押し広
    げる押し広げピンと、充填されたクッション片を外被体
    の底部方向に押込む押込み板を有していることを特徴と
    する請求項1記載のクッション体の製造装置。
  5. 【請求項5】 口元シール装置は、外被体の開口縁部の
    一部を接着する仮シール装置とその全部を接着する本シ
    ール装置とからなることを特徴とする請求項1記載のク
    ッション体の製造装置。
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