JP2001030275A - 自動車用インシュレータ並びにその成形方法 - Google Patents
自動車用インシュレータ並びにその成形方法Info
- Publication number
- JP2001030275A JP2001030275A JP11207206A JP20720699A JP2001030275A JP 2001030275 A JP2001030275 A JP 2001030275A JP 11207206 A JP11207206 A JP 11207206A JP 20720699 A JP20720699 A JP 20720699A JP 2001030275 A JP2001030275 A JP 2001030275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- spherical
- forming
- sound absorbing
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 嵩高性不織布を使用した吸音材層の成形方法
において、プレス金型の展開率の大きな部位での成形性
を高めることにより、車体パネルへのフィット性並びに
吸音性能を良好に維持する。 【解決手段】 シート状嵩高性不織布マットに替えて、
繊維を球状に絡成してなる球状繊維群20を成形用上下
型30,40のキャビティC内に供給し、ヒーター装置
50により加熱軟化して、球状繊維群20内のバインダ
繊維を軟化させた後、成形用上下型30,40を型締め
することにより、所望形状に吸音材層12を成形する。
従って、成形金型30,40のコーナー部等でスキが発
生することなく、良好な成形性が確保できる。
において、プレス金型の展開率の大きな部位での成形性
を高めることにより、車体パネルへのフィット性並びに
吸音性能を良好に維持する。 【解決手段】 シート状嵩高性不織布マットに替えて、
繊維を球状に絡成してなる球状繊維群20を成形用上下
型30,40のキャビティC内に供給し、ヒーター装置
50により加熱軟化して、球状繊維群20内のバインダ
繊維を軟化させた後、成形用上下型30,40を型締め
することにより、所望形状に吸音材層12を成形する。
従って、成形金型30,40のコーナー部等でスキが発
生することなく、良好な成形性が確保できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用インシ
ュレータ並びにその成形方法に関し、特に、自動車用イ
ンシュレータダッシュ並びにカーぺット等の吸音材層に
好適な自動車用インシュレータ並びにその成形方法に関
する。
ュレータ並びにその成形方法に関し、特に、自動車用イ
ンシュレータダッシュ並びにカーぺット等の吸音材層に
好適な自動車用インシュレータ並びにその成形方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内の静粛性を高めるため
に、車体パネルの室内側には各種インシュレータが設置
されている。
に、車体パネルの室内側には各種インシュレータが設置
されている。
【0003】例えば、図9に示すように、エンジンルー
ムEと車室Rとを区画するダッシュパネル1の室内側に
は、自動車用インシュレータとしてインシュレータダッ
シュ2が設置されており、この自動車用インシュレータ
ダッシュ2は、遮音材層3と吸音材層4との積層体から
構成され、遮音材層3は、再生塩ビシート、再生ゴムシ
ート等、比較的面密度の高い素材が使用され、吸音材層
4としては、ポリウレタンフォーム、フェルト、嵩高性
不織布等、基本的に多孔質素材が使用されている。
ムEと車室Rとを区画するダッシュパネル1の室内側に
は、自動車用インシュレータとしてインシュレータダッ
シュ2が設置されており、この自動車用インシュレータ
ダッシュ2は、遮音材層3と吸音材層4との積層体から
構成され、遮音材層3は、再生塩ビシート、再生ゴムシ
ート等、比較的面密度の高い素材が使用され、吸音材層
4としては、ポリウレタンフォーム、フェルト、嵩高性
不織布等、基本的に多孔質素材が使用されている。
【0004】最近では、特に、ダッシュパネル1の複雑
な面形状に合致するように、熱可塑性樹脂バインダを含
む嵩高性不織布を冷間プレス成形することにより所望形
状に成形されている。
な面形状に合致するように、熱可塑性樹脂バインダを含
む嵩高性不織布を冷間プレス成形することにより所望形
状に成形されている。
【0005】このインシュレータダッシュ2の成形方法
の一例を図10,図11を基に説明すると、まず、図1
0に示すように、コールドプレス成形金型5a,5bの
型内に予め加熱軟化処理したゴムシートS1、不織布シ
ートS2をセットして、図11に示すように、コールド
プレス成形金型5a,5bを型締めすることにより、遮
音材層3と吸音材層4とを一体成形している。
の一例を図10,図11を基に説明すると、まず、図1
0に示すように、コールドプレス成形金型5a,5bの
型内に予め加熱軟化処理したゴムシートS1、不織布シ
ートS2をセットして、図11に示すように、コールド
プレス成形金型5a,5bを型締めすることにより、遮
音材層3と吸音材層4とを一体成形している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プレス成形方法においては、吸音材層4としてPET
(ポリエステル)繊維不織布を素材とした場合、図12
に示すように、プレス成形下型5bのコーナー部6な
ど、展開率が高い部位で繊維間の滑りが追いつかず、ス
キaが発生する傾向にある。
プレス成形方法においては、吸音材層4としてPET
(ポリエステル)繊維不織布を素材とした場合、図12
に示すように、プレス成形下型5bのコーナー部6な
ど、展開率が高い部位で繊維間の滑りが追いつかず、ス
キaが発生する傾向にある。
【0007】そして、スキaが発生した場合、図9中拡
大して示すように、ダッシュパネル1に設置した際、ダ
ッシュパネル1の稜線部1a,1bで吸音材層4との間
に隙間bが生じ、足が触れた場合、底付き感が発生し、
乗員に不快感を与えるという不具合があった。
大して示すように、ダッシュパネル1に設置した際、ダ
ッシュパネル1の稜線部1a,1bで吸音材層4との間
に隙間bが生じ、足が触れた場合、底付き感が発生し、
乗員に不快感を与えるという不具合があった。
【0008】また、この隙間bのために、吸音材層4の
厚みが基準厚みよりも薄くなり、吸音性能が低下すると
ともに、また、ダッシュパネル1の面形状に精密にフィ
ットしないため、円滑な取付作業性も期待できないとい
う不具合があった。
厚みが基準厚みよりも薄くなり、吸音性能が低下すると
ともに、また、ダッシュパネル1の面形状に精密にフィ
ットしないため、円滑な取付作業性も期待できないとい
う不具合があった。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、車体パネルの複雑な面形状に対してフィッ
トし、良好な取付作業性が期待できるとともに、吸音材
層厚みを一定に確保でき、吸音性能が低下することもな
く、また、車体パネルとの間に隙間が発生しないため、
乗員に不快感を与えることもない理想的な自動車用イン
シュレータ並びにその成形方法を提供することを目的と
している。
れたもので、車体パネルの複雑な面形状に対してフィッ
トし、良好な取付作業性が期待できるとともに、吸音材
層厚みを一定に確保でき、吸音性能が低下することもな
く、また、車体パネルとの間に隙間が発生しないため、
乗員に不快感を与えることもない理想的な自動車用イン
シュレータ並びにその成形方法を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自動車用インシュレータダッシュは、
車体パネルの室内面に密接状に添装され、車体パネルを
透過して室内側に伝播する騒音に対してエネルギー減衰
により吸音性をもたらす自動車用インシュレータであっ
て、複数の繊維素を球状に絡成してなる平均球径10〜
40mmの多数の球状繊維群が成形型内のキャビティ内
に充填され、加熱処理後、成形型の型締めにより車体パ
ネルの面形状に沿って所要形状に成形されたことを特徴
とする。
に、本発明に係る自動車用インシュレータダッシュは、
車体パネルの室内面に密接状に添装され、車体パネルを
透過して室内側に伝播する騒音に対してエネルギー減衰
により吸音性をもたらす自動車用インシュレータであっ
て、複数の繊維素を球状に絡成してなる平均球径10〜
40mmの多数の球状繊維群が成形型内のキャビティ内
に充填され、加熱処理後、成形型の型締めにより車体パ
ネルの面形状に沿って所要形状に成形されたことを特徴
とする。
【0011】更に、本発明に係る自動車用インシュレー
タダッシュの成形方法は、成形型内のキャビティ内に複
数の球状繊維群を充填した後、ヒーター装置により球状
繊維群を加熱軟化処理後、成形型の型締めによりキャビ
ティ形状に沿って絞り成形することを特徴とする。
タダッシュの成形方法は、成形型内のキャビティ内に複
数の球状繊維群を充填した後、ヒーター装置により球状
繊維群を加熱軟化処理後、成形型の型締めによりキャビ
ティ形状に沿って絞り成形することを特徴とする。
【0012】ここで、球状繊維群に使用する繊維は、高
融点ポリエステル繊維等のメイン繊維と、コンジュゲー
ト繊維と、低融点ポリエステル繊維等のバインダ繊維と
を適宜混合して配合してなり、配合割合としては、メイ
ン繊維50〜90重量部、バインダ繊維10〜50重量
部、コンジュゲート繊維0〜50重量部の範囲内で全重
量部が100重量部になるように配合する。
融点ポリエステル繊維等のメイン繊維と、コンジュゲー
ト繊維と、低融点ポリエステル繊維等のバインダ繊維と
を適宜混合して配合してなり、配合割合としては、メイ
ン繊維50〜90重量部、バインダ繊維10〜50重量
部、コンジュゲート繊維0〜50重量部の範囲内で全重
量部が100重量部になるように配合する。
【0013】上記メイン繊維は、繊維径が13デニール
以下で、かつ熱融着性繊維よりも高融点を有するポリエ
ステル、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリアセテ
ート等の合成繊維が使用可能であり、特に、ポリエステ
ル繊維が適している。一方、バインダ繊維は、低融点ポ
リエステル、低融点ポリアミド等の低融点の合成繊維が
使用可能であり、特に、低融点ポリエステル繊維が良
い。
以下で、かつ熱融着性繊維よりも高融点を有するポリエ
ステル、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリアセテ
ート等の合成繊維が使用可能であり、特に、ポリエステ
ル繊維が適している。一方、バインダ繊維は、低融点ポ
リエステル、低融点ポリアミド等の低融点の合成繊維が
使用可能であり、特に、低融点ポリエステル繊維が良
い。
【0014】また、中空コンジュゲート繊維は、基本繊
維と同一材質のポリエステル、ナイロン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリアセテート等の合成繊維が使用可能であ
る。中空コンジュゲート繊維は、線膨張率の相違する繊
維同士、例えば、ポリエステル繊維同士を接合してな
り、繊維長1〜3インチ、繊維径13デニール以下、中
空率20〜40%のものが良い。
維と同一材質のポリエステル、ナイロン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリアセテート等の合成繊維が使用可能であ
る。中空コンジュゲート繊維は、線膨張率の相違する繊
維同士、例えば、ポリエステル繊維同士を接合してな
り、繊維長1〜3インチ、繊維径13デニール以下、中
空率20〜40%のものが良い。
【0015】更に、球状繊維群の径と密度は、径として
は、10〜40mmの平均径のものを使用し、密度とし
ては吸音性能を高めたい場合は密度を大きく、また、吸
音性能がそれ程必要でない場合には密度を小さく設定し
ておく。また、球状繊維群の密度は、使用する繊維の繊
維径と繊維長さと繊維量を調整することにより密度調整
を行なう。
は、10〜40mmの平均径のものを使用し、密度とし
ては吸音性能を高めたい場合は密度を大きく、また、吸
音性能がそれ程必要でない場合には密度を小さく設定し
ておく。また、球状繊維群の密度は、使用する繊維の繊
維径と繊維長さと繊維量を調整することにより密度調整
を行なう。
【0016】そして、球状繊維群の径並びに密度をキャ
ビティの設置箇所毎に相違させることにより、吸音性能
を部位毎に変化させることができるとともに、特に、成
形性が要求される展開率のきつい部位には球状繊維群の
径を小径に設定するのが良い。尚、成形型内に材料を供
給する際、球状繊維群を予めシート状に仮接合しておけ
ば、セット作業がやりやすくなる。
ビティの設置箇所毎に相違させることにより、吸音性能
を部位毎に変化させることができるとともに、特に、成
形性が要求される展開率のきつい部位には球状繊維群の
径を小径に設定するのが良い。尚、成形型内に材料を供
給する際、球状繊維群を予めシート状に仮接合しておけ
ば、セット作業がやりやすくなる。
【0017】従って、本発明における自動車用インシュ
レータ並びにその成形方法によれば、吸音材層の成形素
材の形態として、従来のシート状の不織布マットを使用
するののではなく、所定の径を有する球状繊維群を成形
型内のキャビティ内に充填して、加熱処理後、キャビテ
ィを成形型で絞り成形するというものであるから、成形
型のコーナー部では球状繊維群が圧縮され、滑り等が発
生することなく、吸音材層と金型型面との間にスキが発
生することがない。
レータ並びにその成形方法によれば、吸音材層の成形素
材の形態として、従来のシート状の不織布マットを使用
するののではなく、所定の径を有する球状繊維群を成形
型内のキャビティ内に充填して、加熱処理後、キャビテ
ィを成形型で絞り成形するというものであるから、成形
型のコーナー部では球状繊維群が圧縮され、滑り等が発
生することなく、吸音材層と金型型面との間にスキが発
生することがない。
【0018】更に、球状繊維群の形態により、プレス圧
は全方向にかかるため、吸音材層の密度にバラツキが生
じにくい。
は全方向にかかるため、吸音材層の密度にバラツキが生
じにくい。
【0019】また、部位毎に吸音性能を調整するには、
球状繊維群の径及び密度を部位毎に可変させることによ
り、所望の吸音性能を得ることができ、特に、展開率の
きつい金型部分に小径の球状繊維群を集中的に供給する
ことにより、成形性を高めることもできる。
球状繊維群の径及び密度を部位毎に可変させることによ
り、所望の吸音性能を得ることができ、特に、展開率の
きつい金型部分に小径の球状繊維群を集中的に供給する
ことにより、成形性を高めることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用イン
シュレータ並びにその成形方法の実施形態について、図
面を参照しながら詳細に説明する。
シュレータ並びにその成形方法の実施形態について、図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係る自動車用インシュレー
タの一実施形態である自動車用インシュレータダッシュ
の構成を示す断面図、図2乃至図5は図1に示す自動車
用インシュレータダッシュの成形方法の第1の実施形態
を示す各説明図、図6乃至図8は本発明に係る自動車用
インシュレータの成形方法の別の実施形態を示す各説明
図である。
タの一実施形態である自動車用インシュレータダッシュ
の構成を示す断面図、図2乃至図5は図1に示す自動車
用インシュレータダッシュの成形方法の第1の実施形態
を示す各説明図、図6乃至図8は本発明に係る自動車用
インシュレータの成形方法の別の実施形態を示す各説明
図である。
【0022】図1において、本発明に係る自動車用イン
シュレータをインシュレータダッシュの吸音材層に適用
した実施形態について説明する。
シュレータをインシュレータダッシュの吸音材層に適用
した実施形態について説明する。
【0023】自動車用インシュレータダッシュ10は、
遮音材層11と吸音材層12との2層積層体からなり、
ダッシュパネル13の室内側に装着される。更に詳しく
は、遮音材層11は、面密度の高い再生ゴムシートを素
材として、コールドプレス成形により所望形状に成形さ
れており、また、吸音材層12は、ポリエステル繊維不
織布を素材としてこれもコールドプレス成形により所望
形状に成形されている。
遮音材層11と吸音材層12との2層積層体からなり、
ダッシュパネル13の室内側に装着される。更に詳しく
は、遮音材層11は、面密度の高い再生ゴムシートを素
材として、コールドプレス成形により所望形状に成形さ
れており、また、吸音材層12は、ポリエステル繊維不
織布を素材としてこれもコールドプレス成形により所望
形状に成形されている。
【0024】そして、本発明を適用した自動車用インシ
ュレータダッシュ10は、ダッシュパネル13の稜線部
13a,13bについても、吸音材層12がダッシュパ
ネル13と密にフィットしており、従来この稜線部13
a,13bにスキが発生して、底付き感や吸音性能の低
下を招いていたが、このような不具合がなく、良好な吸
音性能が得られるとともに、乗員が足を付いてもベコツ
キ感等がなく不快感を与えることがない。また、フィッ
ト性が良好であるため、ダッシュパネル13の室内側に
インシュレータダッシュ10を取り付ける際の取付作業
性も良好に維持できる。
ュレータダッシュ10は、ダッシュパネル13の稜線部
13a,13bについても、吸音材層12がダッシュパ
ネル13と密にフィットしており、従来この稜線部13
a,13bにスキが発生して、底付き感や吸音性能の低
下を招いていたが、このような不具合がなく、良好な吸
音性能が得られるとともに、乗員が足を付いてもベコツ
キ感等がなく不快感を与えることがない。また、フィッ
ト性が良好であるため、ダッシュパネル13の室内側に
インシュレータダッシュ10を取り付ける際の取付作業
性も良好に維持できる。
【0025】次いで、図2乃至図4に基づいて、図1に
示す自動車用インシュレータダッシュ10の成形工程に
ついて詳細に説明する。
示す自動車用インシュレータダッシュ10の成形工程に
ついて詳細に説明する。
【0026】まず、図2に示すように、吸音材層12の
素材として繊維素を球状に絡成してなる球状繊維群20
を成形下型30と成形上型40との間のキャビティC内
に供給する。
素材として繊維素を球状に絡成してなる球状繊維群20
を成形下型30と成形上型40との間のキャビティC内
に供給する。
【0027】この球状繊維群20は、平均径が10〜4
0mmで、密度が0.02〜0.06g/cm3であ
り、球状繊維群20は、高融点ポリエステル繊維からな
るメイン繊維、50〜90重量部、低融点ポリエステル
繊維からなるバインダ繊維(融点100〜200℃)、
10〜50重量部、コンジュゲート繊維、0〜50重量
部の配合比で各繊維を球状に絡成してなる。
0mmで、密度が0.02〜0.06g/cm3であ
り、球状繊維群20は、高融点ポリエステル繊維からな
るメイン繊維、50〜90重量部、低融点ポリエステル
繊維からなるバインダ繊維(融点100〜200℃)、
10〜50重量部、コンジュゲート繊維、0〜50重量
部の配合比で各繊維を球状に絡成してなる。
【0028】上記メイン繊維は、繊維径が13デニール
以下で、かつ熱融着性繊維よりも高融点を有するポリエ
ステル、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリアセテ
ート等の合成繊維が使用可能であり、特に、ポリエステ
ル繊維が適している。一方、バインダ繊維は、低融点ポ
リエステル、低融点ポリアミド等の低融点の合成繊維が
使用可能であり、特に、低融点ポリエステル繊維が良
い。
以下で、かつ熱融着性繊維よりも高融点を有するポリエ
ステル、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリアセテ
ート等の合成繊維が使用可能であり、特に、ポリエステ
ル繊維が適している。一方、バインダ繊維は、低融点ポ
リエステル、低融点ポリアミド等の低融点の合成繊維が
使用可能であり、特に、低融点ポリエステル繊維が良
い。
【0029】また、中空コンジュゲート繊維は、基本繊
維と同一材質のポリエステル、ナイロン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリアセテート等の合成繊維が使用可能であ
る。中空コンジュゲート繊維は、線膨張率の相違する繊
維同士、例えば、ポリエステル繊維同士を接合してな
り、繊維長1〜3インチ、繊維径13デニール以下、中
空率20〜40%のものが良い。
維と同一材質のポリエステル、ナイロン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリアセテート等の合成繊維が使用可能であ
る。中空コンジュゲート繊維は、線膨張率の相違する繊
維同士、例えば、ポリエステル繊維同士を接合してな
り、繊維長1〜3インチ、繊維径13デニール以下、中
空率20〜40%のものが良い。
【0030】更に、図3に示すように、成形上下型3
0,40のキャビティC内に充填された球状繊維群20
に対してヒーター装置50を投入して、所定温度、10
0〜200℃に加熱し、球状繊維群20内のバインダ繊
維を加熱軟化させる。
0,40のキャビティC内に充填された球状繊維群20
に対してヒーター装置50を投入して、所定温度、10
0〜200℃に加熱し、球状繊維群20内のバインダ繊
維を加熱軟化させる。
【0031】そして、ヒーター装置50を待避させた
後、図4に示すように加熱軟化処理した遮音材層原反シ
ートSの周縁をクランプしたクランプ装置51を投入す
ることにより、成形型30,40間に遮音材層原反シー
トSを供給する。
後、図4に示すように加熱軟化処理した遮音材層原反シ
ートSの周縁をクランプしたクランプ装置51を投入す
ることにより、成形型30,40間に遮音材層原反シー
トSを供給する。
【0032】次いで、成形上型40の昇降シリンダ41
が動作して、遮音材層原反シートSを遮音材層11に成
形するとともに、球状繊維群20を吸音材層12として
所要形状に成形する。
が動作して、遮音材層原反シートSを遮音材層11に成
形するとともに、球状繊維群20を吸音材層12として
所要形状に成形する。
【0033】このとき、ダッシュパネル13の稜線部1
3a,13bに対応する成形下型30のコーナー部3
1,32についても、繊維素間の滑りが発生することな
く、コーナー部31,32に対して隙間なく球状繊維群
20が充填され、各隣接する球状繊維群20は内部のバ
インダー繊維の結合作用により、各球状繊維群20が一
体化されて、所望の吸音性能をもつ吸音材層12が精度
良く成形される。
3a,13bに対応する成形下型30のコーナー部3
1,32についても、繊維素間の滑りが発生することな
く、コーナー部31,32に対して隙間なく球状繊維群
20が充填され、各隣接する球状繊維群20は内部のバ
インダー繊維の結合作用により、各球状繊維群20が一
体化されて、所望の吸音性能をもつ吸音材層12が精度
良く成形される。
【0034】従って、成形下型30のコーナー部31,
32と球状繊維群20との間にスキが発生することがな
く、ダッシュパネル13にインシュレータダッシュ10
をセットする際にダッシュパネル13に対するフィット
性が向上し、取付作業性が向上するとともに、吸音材層
12の厚みが薄肉化することがないため、吸音性能が低
下することもない。また、足を付いた際のベコツキ感等
が生じないため、乗員に違和感を与えることもない。
32と球状繊維群20との間にスキが発生することがな
く、ダッシュパネル13にインシュレータダッシュ10
をセットする際にダッシュパネル13に対するフィット
性が向上し、取付作業性が向上するとともに、吸音材層
12の厚みが薄肉化することがないため、吸音性能が低
下することもない。また、足を付いた際のベコツキ感等
が生じないため、乗員に違和感を与えることもない。
【0035】次いで、図6乃至図8は本発明に係る自動
車用インシュレータの成形方法の別の実施形態を示すも
ので、第1実施形態同様にインシュレータダッシュ10
の吸音材層12の成形方法に適用した実施形態について
それぞれ説明する。
車用インシュレータの成形方法の別の実施形態を示すも
ので、第1実施形態同様にインシュレータダッシュ10
の吸音材層12の成形方法に適用した実施形態について
それぞれ説明する。
【0036】まず、ダッシュパネル13は、図1に示す
ように稜線部13a,13bを境にしてそれぞれダッシ
ュアッパー部13c、ダッシュロア部13d、トーボー
ド部13eに区画され、それぞれダッシュパネル13を
通過する騒音の透過音量に差異があるため、図6に示す
実施形態では、球状繊維群20の径を可変させることに
より、部位毎の吸音性能を調整できるというものであ
る。
ように稜線部13a,13bを境にしてそれぞれダッシ
ュアッパー部13c、ダッシュロア部13d、トーボー
ド部13eに区画され、それぞれダッシュパネル13を
通過する騒音の透過音量に差異があるため、図6に示す
実施形態では、球状繊維群20の径を可変させることに
より、部位毎の吸音性能を調整できるというものであ
る。
【0037】すなわち、インシュレータダッシュ10
は、アッパー部10a、ロア部10b、トーボード部1
0cに上下に3区画される(図1参照)が、それぞれア
ッパー部10a、ロア部10b、トーボード部10cの
各吸音材層12に対して、使用する球状繊維群20の径
を20a,20b,20cとし、20b>20c>20
aの関係を保ちつつ、図2乃至図5に準じてコールドプ
レス成形を行なう。
は、アッパー部10a、ロア部10b、トーボード部1
0cに上下に3区画される(図1参照)が、それぞれア
ッパー部10a、ロア部10b、トーボード部10cの
各吸音材層12に対して、使用する球状繊維群20の径
を20a,20b,20cとし、20b>20c>20
aの関係を保ちつつ、図2乃至図5に準じてコールドプ
レス成形を行なう。
【0038】従って、アッパー部10a、ロア部10
b、トーボード部10cに要求される吸音性能を満足で
きる吸音材層12の一体成形が可能となる。
b、トーボード部10cに要求される吸音性能を満足で
きる吸音材層12の一体成形が可能となる。
【0039】次に、図7に示すように、例えばダッシュ
パネル13の凹凸形状が付加された場合には、成形下型
30の型面に凸部33,34が形成され、この周辺では
展開率がきつくなるため、この部位に小径の球状繊維群
21を配置する。このときの小径の球状繊維群21の径
は、10〜20mm程度である。
パネル13の凹凸形状が付加された場合には、成形下型
30の型面に凸部33,34が形成され、この周辺では
展開率がきつくなるため、この部位に小径の球状繊維群
21を配置する。このときの小径の球状繊維群21の径
は、10〜20mm程度である。
【0040】従って、展開率のきつい成形の厳しい箇所
においてもスキが発生することがなく、良好な成形性能
を保った吸音材層12の成形が可能となる。
においてもスキが発生することがなく、良好な成形性能
を保った吸音材層12の成形が可能となる。
【0041】更に、図8(a)で斜視図、図8(b)で
側面図に示すように、球状繊維群20を縦横方向に整列
させて熱風を付加するなど、内部のバインダ繊維を一部
軟化させて、シート状物22を仮接着し、このシート状
物22を成形下型30上にセットしても良く、この場合
には、成形下型30へのセット工程が簡単に行なえ、材
料供給工程を簡素化できるという利点がある。そして、
シート状物22を構成する各球状繊維群20は、図6,
図7に示す構成を加味しても良い。
側面図に示すように、球状繊維群20を縦横方向に整列
させて熱風を付加するなど、内部のバインダ繊維を一部
軟化させて、シート状物22を仮接着し、このシート状
物22を成形下型30上にセットしても良く、この場合
には、成形下型30へのセット工程が簡単に行なえ、材
料供給工程を簡素化できるという利点がある。そして、
シート状物22を構成する各球状繊維群20は、図6,
図7に示す構成を加味しても良い。
【0042】尚、上述した実施形態は、自動車用インシ
ュレータダッシュ10の成形に本発明に係るインシュレ
ータの成形方法を適用したが、フロアカーペットの吸音
材層など、嵩高性不織布を成形して、インシュレータ部
品に適用できるものであれば、その用途は問わない。
ュレータダッシュ10の成形に本発明に係るインシュレ
ータの成形方法を適用したが、フロアカーペットの吸音
材層など、嵩高性不織布を成形して、インシュレータ部
品に適用できるものであれば、その用途は問わない。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る自動車
用インシュレータ並びにその成形方法は、吸音材層とし
ての素材として、球状繊維群を使用し、成形型内に球状
繊維群を供給した後、加熱軟化処理後、成形金型内で所
望形状にプレス成形することにより、型形状がきつい部
位でもスキが発生することがなく、精度の良い成形が行
なわれるため、車体パネルに良好にフィットする吸音材
層を提供することができる。
用インシュレータ並びにその成形方法は、吸音材層とし
ての素材として、球状繊維群を使用し、成形型内に球状
繊維群を供給した後、加熱軟化処理後、成形金型内で所
望形状にプレス成形することにより、型形状がきつい部
位でもスキが発生することがなく、精度の良い成形が行
なわれるため、車体パネルに良好にフィットする吸音材
層を提供することができる。
【0044】従って、車体パネルにフィットすることか
ら、取付作業性が向上するとともに、吸音材層の厚みを
十分確保できるため、吸音性能を損なうことがなく、特
に、インシュレータダッシュ等、乗員が足の触れやすい
個所でベコツキ感等が生じることがなく、乗員に違和感
を与えることがないなどの種々の効果を有する。
ら、取付作業性が向上するとともに、吸音材層の厚みを
十分確保できるため、吸音性能を損なうことがなく、特
に、インシュレータダッシュ等、乗員が足の触れやすい
個所でベコツキ感等が生じることがなく、乗員に違和感
を与えることがないなどの種々の効果を有する。
【0045】更に、球状繊維群の径や密度を調整するこ
とにより、吸音材層の造形面や要求される吸音性能に基
づいて各仕様に対して十分に満足できる吸音材層の成形
が可能となり、実用性に優れるという効果を有する。
とにより、吸音材層の造形面や要求される吸音性能に基
づいて各仕様に対して十分に満足できる吸音材層の成形
が可能となり、実用性に優れるという効果を有する。
【図1】本発明に係る自動車用インシュレータを適用し
た自動車用インシュレータダッシュの構成を示す断面図
である。
た自動車用インシュレータダッシュの構成を示す断面図
である。
【図2】図1に示す自動車用インシュレータダッシュの
成形方法における吸音材層材料の供給工程を示す説明図
である。
成形方法における吸音材層材料の供給工程を示す説明図
である。
【図3】図1に示す自動車用インシュレータダッシュの
成形方法における吸音材層材料の加熱処理工程を示す説
明図である。
成形方法における吸音材層材料の加熱処理工程を示す説
明図である。
【図4】図1に示す自動車用インシュレータダッシュの
成形方法における遮音材層材料の供給工程を示す説明図
である。
成形方法における遮音材層材料の供給工程を示す説明図
である。
【図5】図1に示す自動車用インシュレータダッシュの
成形方法におけるコールドプレス成形工程を示す説明図
である。
成形方法におけるコールドプレス成形工程を示す説明図
である。
【図6】図1に示す自動車用インシュレータダッシュの
成形方法における吸音材層材料の供給工程の別実施形態
を示す説明図である。
成形方法における吸音材層材料の供給工程の別実施形態
を示す説明図である。
【図7】図1に示す自動車用インシュレータダッシュの
成形方法における吸音材層材料の供給工程の別実施形態
を示す説明図である。
成形方法における吸音材層材料の供給工程の別実施形態
を示す説明図である。
【図8】図1に示す自動車用インシュレータダッシュに
おける吸音材層材料の別実施形態を示すもので、(a)
は斜視図、(b)は側面図である。
おける吸音材層材料の別実施形態を示すもので、(a)
は斜視図、(b)は側面図である。
【図9】従来の自動車用インシュレータダッシュの構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図10】従来の自動車用インシュレータダッシュにお
る素材の金型へのセット工程を示す断面図である。
る素材の金型へのセット工程を示す断面図である。
【図11】従来の自動車用インシュレータダッシュにお
けるコールドプレス成形工程を示す説明図である。
けるコールドプレス成形工程を示す説明図である。
【図12】従来の自動車用インシュレータダッシュのコ
ールドプレス成形における不具合点を示す説明図であ
る。
ールドプレス成形における不具合点を示す説明図であ
る。
10 自動車用インシュレータダッシュ 11 遮音材層 12 吸音材層 13 ダッシュパネル 13a,13b 稜線部 13c ダッシュパネルアッパー 13d ダッシュパネルロア 13e トーボード部 20 球状繊維群 21 小径の球状繊維群 22 シート状物 30 成形用下型 31,32 コーナー部 33,34 凸部 40 成形用上型 41 昇降シリンダ 50 ヒーター装置 S 遮音材層原反シート
Claims (5)
- 【請求項1】 車体パネル(13)の室内面に密接状に
添装され、車体パネル(13)を透過して室内側に伝播
する騒音に対してエネルギー減衰により吸音性をもたら
す自動車用インシュレータであって、 複数の繊維素を球状に絡成してなる平均球径10〜40
mmの多数の球状繊維群(20)が成形型(30,4
0)内のキャビティ(C)内に充填され、加熱処理後、
成形型の型締めにより車体パネル(13)の面形状に沿
って所要形状に成形されたことを特徴とする自動車用イ
ンシュレータ。 - 【請求項2】 成形型(30,40)内のキャビティ
(C)内に複数の複数の球状繊維群(20)を充填した
後、ヒーター装置(50)により球状繊維群(20)を
加熱軟化処理後、成形型(30,40)の型締めにより
キャビティ(C)形状に沿って絞り成形することを特徴
とする自動車用インシュレータの成形方法。 - 【請求項3】 自動車用インシュレータダッシュ(1
0)における部位毎の吸音性能に応じて成形型(30,
40)間のキャビティ(C)の部位毎に球状繊維群(2
0a,20b,20c)の径を可変させたことを特徴と
する請求項2に記載の自動車用インシュレータダッシ
ュ。 - 【請求項4】 車体パネル(13)の展開率の高い部位
には、キャビティ(C)の一般部に供給される球状繊維
群(20)に比べ小径の球状繊維群(21)を集中的に
供給したことを特徴とする請求項2に記載の自動車用イ
ンシュレータの成形方法。 - 【請求項5】 球状繊維群(20)を予め接合してシー
ト状物(22)を形成した後、このシート状物(22)
を成形型(30,40)内にセットすることを特徴とす
る請求項2乃至4のいずれかに記載の自動車用インシュ
レータの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207206A JP2001030275A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | 自動車用インシュレータ並びにその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207206A JP2001030275A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | 自動車用インシュレータ並びにその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001030275A true JP2001030275A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16536002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11207206A Pending JP2001030275A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | 自動車用インシュレータ並びにその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001030275A (ja) |
-
1999
- 1999-07-22 JP JP11207206A patent/JP2001030275A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3304264B2 (ja) | 自動車用車体パネルインシュレータ | |
US8021503B2 (en) | Method for making flexible automobile interior material and sheet for the construction and its product made therefrom | |
US20030124940A1 (en) | Tunable or adjustable liner for selectively absorbing sound energy and related methods | |
EP1574326A1 (en) | Laminated surface skin material and laminate for interior material | |
KR20180047882A (ko) | 단일소재의 차량용 내장재 및 그의 제조방법 | |
JP3284729B2 (ja) | 自動車用遮音材及びその製造方法 | |
JP4209723B2 (ja) | 成形敷設材 | |
JP2001030275A (ja) | 自動車用インシュレータ並びにその成形方法 | |
JP4167505B2 (ja) | 多密度構成のフェルト吸音材 | |
JP3813279B2 (ja) | 自動車用フロア敷設内装材およびその製造方法 | |
JP2001047545A (ja) | 防音材 | |
KR20040055558A (ko) | 성형이 용이한 차량용 내장재 및 건축용 시트의제조방법과 그에 의해 제조된 차량용 내장재 및 건축용시트, 및 차량 및 건축용 판재 | |
JP3001392B2 (ja) | 熱成形用嵩高性不織布 | |
JP4180433B2 (ja) | 自動車用内装材及びその製造方法 | |
JP2977146B2 (ja) | 遮音構造体とその製造方法 | |
JP2000006705A (ja) | 車両用フロアカーペット及びその製造方法 | |
JP3308466B2 (ja) | 自動車内装材 | |
JP3170998B2 (ja) | 自動車用遮音材料 | |
JP6500930B2 (ja) | 機能性積層体およびその製造方法 | |
JP3601542B2 (ja) | 自動車内装材 | |
KR20190037023A (ko) | 파형 버블구조를 갖는 차량용 내장재 및 그 제조방법 | |
JPS6177544A (ja) | 自動車用防音材 | |
JP2977151B2 (ja) | 熱成形用不織布 | |
JP3239584B2 (ja) | 自動車用内装材料 | |
US12100378B1 (en) | Composite nonwoven felt for high draw mold areas |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050316 |