JP2001029826A - 文書細断機 - Google Patents

文書細断機

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JP2001029826A
JP2001029826A JP11203860A JP20386099A JP2001029826A JP 2001029826 A JP2001029826 A JP 2001029826A JP 11203860 A JP11203860 A JP 11203860A JP 20386099 A JP20386099 A JP 20386099A JP 2001029826 A JP2001029826 A JP 2001029826A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】細断屑を従来以上に効率的に且つ安定性をもっ
て圧縮するダブル圧縮型の細断屑圧縮装置を具備した文
書細断機を提供する。 【解決手段】箱形本体内の上部位置に配設されたカッタ
ー部とその駆動部とからなる細断機構と、細断機構の下
方位置に配設された細断屑収容箱と、細断機構と細断屑
収容箱との中間位置に配設された圧縮装置4と、必要に
応じて配設された拡散機構とを備えてなる文書細断機に
おいて、圧縮装置は、中央部圧縮手段5aに低速圧縮動
作機構8aを組み合わせてなる系列と、周辺部圧縮手段
5bに高速圧縮動作機構8bを組み合わせてなる系列と
の二系列を装備しておき、二系列の各圧縮動作機構を作
動させることにより、中央部圧縮手段と周辺部圧縮手段
とが異なるタイミングの圧縮動作により細断屑収容箱内
の細断屑を繰り返し圧縮するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不要になった用紙類を
細断する文書細断機に関し、その細断屑圧縮装置を改良
せんとするもので、異なる動きをする二系列の圧縮手段
を装備しておき、その異なる二つの圧縮動作を組み合わ
せることにより細断屑を従来以上に効率的に且つ安定性
をもって圧縮するダブル圧縮型の細断屑圧縮装置を具備
した文書細断機を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、文書細断機において細断した
紙屑を圧縮する装置を具備し、収納箱に細断屑を圧縮し
ながら大量に詰め込み、細断屑の廃棄作業を頻繁に行う
必要をなくすという要請があり、その要請に応えるため
の圧縮装置が各方面から提案されている。例えば、特
開平3−221156号公報(図6参照)、特開平4
−35750号公報(図7参照)、実開昭63−86
850号公報(図8参照)などである。しかし、これら
先行技術を試験的に実施してみると、それなりの効果は
あってもまだまだ技術的課題が残っており、その有効性
と経済性が両立した実用性のあるものにはなっておら
ず、満足できなかった。
【0003】つまり、特開平3−221156号公報
(図6参照)の発明は、「筐体と、その筐体の内部に配
設され、被細断物を細断する細断カッターと、該細断カ
ッターの下部にて前記筐体の中間フレームに平行に配設
され、前記筐体の下部に堆積した細断くずを圧縮する圧
縮機構Bとを備え、前記圧縮機構Bが前記筐体の中間部
に取り付けられた揺動アームCと、前記揺動アームCに
連結されて周期的に上下運動し、前記筐体下部に堆積し
た前記細断くずの山を崩しながら前記細断くずを圧縮す
る圧縮部材Dと、前記揺動アームCを周期的に揺動させ
るための揺動駆動機構Fとを備えたことを特徴とする文
書細断機。」である。
【0004】この発明においては、揺動アームC、圧縮
部材D、揺動駆動機構Fについての具体的技術構成が明
記されていない。従って、この発明の本旨は、揺動アー
ムCの一方を筐体の中間部に取り付けG、他方を圧縮部
材Dと連結しておき、当該揺動アームBを揺動駆動機構
Fにより周期的に揺動させることによって圧縮部材Dを
周期的に上下運動させて、細断くずの山を崩しながら前
記細断くずを圧縮した点にある。しかしここで「圧縮部
材を周期的に上下運動させる」との記載は正確な表現で
はない。即ち圧縮部材は、揺動アームを周期的に揺動さ
せることによって周期的に動く構成であるから、「圧縮
部材は上下方向へ周期的に揺動運動する」というのが正
確な表現である。図面や実施例の記載においても、圧縮
部材が上下方向へ揺動運動する技術内容しか開示されて
いない。
【0005】その結果、当該発明においては、『第1
に、圧縮部材が揺動アームを介した揺動運動をそのまま
周期的な圧縮動作とするため、当該圧縮動作は、圧縮力
の方向と圧縮箇所が常に変わることになる。これではど
うしても安定的で均一な圧縮動作ができないことにな
り、実用性に欠けることになる。第2に、圧縮部材が片
持ちで、しかもその支点が後方にあるため、圧縮力のロ
スが大きく圧縮能力が低くなるので駆動源のモーター
は、その出力が大きいものが必要となる。また、圧縮部
材が片持ちで、しかもその支点が後方にあり、揺動運動
するため、圧縮によって負荷のかかる圧縮部材の姿勢制
御が困難となり、その安定感がなくなる。第3に、圧縮
部材は揺動アームに直結しているので下降ストロークを
大きくできない。第4に、圧縮部材は、上下方向へ揺動
運動してその押圧力の方向を常に変化させるので拡散し
易く、収納箱から細断屑がこぼれやすい。』などの欠点
があって、文書細断機の圧縮機能について、性能的にも
経済的にも満足できるものではなかった。
【0006】また、従来発明特開平4−35750号
公報(図7参照)の昇降機構Hは、駆動モーターと、そ
れにより駆動されるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに
より昇降するラック杆Iと、ラック杆Iの下端に固定さ
れた押圧枠体Jと、ラック杆Iの昇降動作を切り換える
上死点スイッチKと下死点スイッチLと、負荷検知器と
からなっている。そして、必要に応じて収納箱中の細断
屑の堆積状態を検知し、これにより作動開始スイッチM
を入力して、昇降機構Hの作動により押圧枠体Jを押圧
降下させ、細断屑の圧縮、押圧枠体Jの上限位置までの
上昇という圧縮作動を繰り返すものである。
【0007】更に、実開昭63−86850号公報
(図8参照)には、文書細断機において、収容箱の上方
に収容箱内の屑山をその頂部から下方へ向けて圧縮する
圧縮体Nが設けられ、該圧縮体Nの上下方向駆動装置P
が設けられたことを特徴とする文書細断機の切断屑圧縮
装置が記載されている。
【0008】これらの公報に記載する従来発明は、
ラック杆IをピニオンギヤQにより昇降する構成なの
で、押圧枠体J(圧縮体N)は直線的上下運動をする
が、山状に堆積した切断屑を均す構成も作用もないの
で、中央部だけが圧縮されて均等に圧縮することができ
ない欠点がある。また、ラック杆の昇降動作を切り換え
るため上死点スイッチKと下死点スイッチHを設け、電
気的に切り換え駆動する必要があるので、部品などの製
造コストが高くなる。また、紙屑の堆積状態によって押
圧枠体や圧縮体は直線的上下運動を早戻り状に且つ任意
回数だけ断続的に繰り返すことが望ましいが、このよう
な高性能化を電気的に行おうとすると、部品数が多くな
ったり制御箇所が多くなって故障が起こり易くなる欠点
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
の文書細断機における細断屑圧縮装置の欠点を解消せん
として開発されたものである。文書細断機の細断屑を効
率良く圧縮して、細断屑の廃棄作業を頻繁に行わなくて
も良いようにするため、その圧縮装置をより高性能に改
良することを目的とするものである。本発明において細
断屑の圧縮機能を高性能化するために解決せんとする技
術的課題は、次の通りである。
【0010】第1に、本発明は、中央部圧縮手段と周辺
部圧縮手段との二系列の圧縮手段を備え、異なるタイミ
ングの圧縮動作により細断屑収容箱内の細断屑を繰り返
し圧縮することにより、裁断量の変化や堆積状況の多様
化に対応して効率よく圧縮できるようにすること。しか
もそれを電気的操作によってではなく、出来るだけ機械
的手段で行えるようにすること。
【0011】第2に、本発明では、圧縮枠体による圧縮
動作は、常に圧縮力の方向と圧縮箇所を常に一定にする
直線的上下往復運動とし、しかも軸受けでガイドするこ
とにより動作中の安定性を良くし、効率よくしかも確実
に圧縮できるようにすること。
【0012】第3に、本発明は駆動源から得る圧縮力の
ロスを出来るだけ少なくし、小型で安価なモーターでも
充分必要な圧縮力を確保できるようにし、商品価値が高
い文書細断機を具現化せんとするものである。
【0013】第4に、本発明は、圧縮動作時に負荷がか
かったとき、圧縮部材の姿勢制御が容易で、耐久性も充
分にある構造にすること。
【0014】第5に、本発明は、圧縮部材の圧縮動作の
ストロークを出来るだけ大きくすること。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮装置を備
えた文書細断機について、以上のように高性能化するた
めの技術的課題を解消する手段を次のように構成した。
【0016】特許を受けようとする第1発明は、箱形本
体と、当該箱形本体内の上部位置に配設されたカッター
部とその駆動部とからなる細断機構と、箱形本体におけ
る細断機構の下方位置に配設された細断屑収容箱と、当
該箱形本体内の細断機構と細断屑収容箱との中間位置に
配設された圧縮装置と、必要に応じて配設された拡散機
構とを備えてなる文書細断機において、圧縮装置は、中
央部圧縮手段に圧縮動作機構を組み合わせてなる系列
と、周辺部圧縮手段に圧縮動作機構を組み合わせてなる
系列との二系列を装備しておき、二系列の各圧縮動作機
構を作動させることにより、中央部圧縮手段と周辺部圧
縮手段とが異なるタイミングの圧縮動作により細断屑収
容箱内の細断屑を繰り返し圧縮するようにしたことを特
徴とする文書細断機である。
【0017】特許を受けようとする第2発明は、箱形本
体と、当該箱形本体内の上部位置に配設されたカッター
部とその駆動部とからなる細断機構と、箱形本体におけ
る細断機構の下方位置に配設された細断屑収容箱と、当
該箱形本体内の細断機構と細断屑収容箱との中間位置に
配設された圧縮装置と、必要に応じて配設された拡散機
構とを備えてなる文書細断機において、圧縮装置は、中
央部圧縮手段に圧縮動作機構を組み合わせてなる系列
と、周辺部圧縮手段に圧縮動作機構を組み合わせてなる
系列との二系列を装備してあるが、当該中央部圧縮手段
と周辺部圧縮手段とは、それぞれ前記箱形本体内の中間
フレームの適所に固着した往復運動用軸受と、これを介
して上下方向にガイドされながら直線往復運動すること
の出来るように貫通装着されたスライドシャフトと、前
記中間フレームの下側に配されたスライドシャフトの下
端部に連結した圧縮枠体とで構成し、前記圧縮動作機構
は、当該中央部圧縮手段と周辺部圧縮手段を構成するそ
れぞれのスライドシャフトと連結して、それぞれの圧縮
枠体が上下方向への直線往復運動ににより細断屑収容箱
内の細断屑をダブルで垂直に繰り返し圧縮するように構
成したことを特徴とする文書細断機である。
【0018】特許を受けようとする第3発明は、中央部
圧縮手段と周辺部圧縮手段のそれぞれのスライドシャフ
トを上下方向に直線往復運動出来るように構成した二系
列の圧縮動作機構は、駆動モーターとその駆動軸に固定
された二種類の歯車変速機構部により二種類の速度をも
った回転力に分割する歯車変速機構部と、当該二種類の
回転力を二種類の上下方向への揺動運動に変えるクラン
ク機構部と、二種類の上下方向への揺動運動を二種類の
上下方向への早戻り直線往復運動に変換するカム仕掛け
とを順次組み合わせ構成し、駆動モーターを駆動させる
ことにより二系列の各圧縮動作機構を作動させ、中央部
圧縮手段と周辺部圧縮手段とが異なるタイミングの圧縮
動作により細断屑収容箱内の細断屑を繰り返し圧縮する
ようにしたことを特徴とする第2発明に記載の文書細断
機である。
【0019】特許を受けようとする第4発明は、箱形本
体と、当該箱形本体内の上部位置に配設されたカッター
部とその駆動部とからなる細断機構と、箱形本体におけ
る細断機構の下方位置に配設された細断屑収容箱と、当
該箱形本体内の細断機構と細断屑収容箱との中間位置に
配設された圧縮装置と、必要に応じて配設された拡散機
構とを備えてなる文書細断機において、圧縮装置は、中
央部圧縮手段に低速圧縮動作機構を組み合わせてなる系
列と、周辺部圧縮手段に高速圧縮動作機構を組み合わせ
てなる系列との二系列を装備してあり、一方の系列の当
該中央部圧縮手段は、前記箱形本体内の中間フレームの
適所に固着した往復運動用軸受と、これを介して上下方
向にガイドされながら直線往復運動することの出来るよ
うに貫通装着されたスライドシャフトと、前記中間フレ
ームの下側に配されたスライドシャフトの下端部に連結
固定した中央部圧縮枠体とからなるように構成し、前記
低速圧縮動作機構は、駆動モーターの駆動軸に固定され
た低速用歯車変速機構部により得た低速の回転力を上下
方向への低速な揺動運動に変える低速用クランク機構部
と、上下方向への低速な揺動運動を上下方向への低速な
早戻り直線往復運動に変換するカム仕掛けとが順次組み
合わさるように構成し、前記中央部圧縮手段と前記低速
圧縮動作機構とは、スライドシャフトの上端がカム仕掛
けの一部を構成するように連結して、前記中央部圧縮枠
体が上下方向への低速な早戻り直線往復運動により繰り
返し圧縮動作をおこなうように構成し、他方の系列の当
該周辺部圧縮手段は、前記箱形本体内の中間フレームの
適所に固着した往復運動用軸受と、これを介して上下方
向にガイドされながら直線往復運動することの出来るよ
うに貫通装着されたスライドシャフトと、前記中間フレ
ームの下側に配されたスライドシャフトの下端部に連結
固定した周辺部圧縮枠体とから構成し、前記高速圧縮動
作機構は、駆動モーターの駆動軸に固定された高速用歯
車変速機構部により得た高速の回転力を上下方向への高
速な揺動運動に変える高速用クランク機構部と、上下方
向への高速な揺動運動を上下方向への高速な早戻り直線
往復運動に変換するカム仕掛けとが順次組み合わさるよ
うに構成し、記周辺部圧縮手段と前記高速圧縮動作機構
とは、スライドシャフトの上端がカム仕掛けの一部を構
成するように連結して、前記周辺部圧縮枠体が上下方向
への高速な早戻り直線往復運動により繰り返し圧縮動作
をおこなうように構成し、駆動源である駆動モーターか
ら得た駆動力を低速用と高速用との二種類の歯車変速機
構部により変速しながら低速と高速の二種類の駆動力に
分割し、こうして得られた低速な駆動力を低速圧縮動作
機構により前記中央部圧縮枠体が低速な早戻り直線往復
運動による圧縮動作を繰り返し、他方、得られた高速な
駆動力を高速圧縮動作機構により周辺部圧縮枠体が高速
な早戻り直線往復運動による圧縮動作を繰り返し、この
タイミングの異なる圧縮動作により細断屑収容箱内の細
断屑を繰り返し圧縮するようにしたことを特徴とする文
書細断機である。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る文書細断機について、図
示実施例に基づき詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明に係る文書細断機における
箱形本体と細断屑収容箱と圧縮装置との構成を示す正面
説明図であり、図2は、同文書細断機における箱形本体
と細断屑収容箱と圧縮装置との構成を示す側面説明図で
ある。また、図3は、本発明に係る文書細断機の圧縮装
置を示す斜視説明図であり、図4は、本発明に係る本発
明に係る文書細断機の圧縮装置を示す側面説明図であ
り、図5は、本発明の文書細断機における圧縮装置を示
す平面説明図である。
【0022】本発明は、箱形本体1と、当該箱形本体1
内の上部位置に配設されたカッター部と、その駆動部と
からなる細断機構2と、箱形本体における細断機構2の
下方位置に配設された細断屑収容箱3と、当該箱形本体
1内の細断機構2と細断屑収容箱3との中間位置に配設
された圧縮装置4とを備えてなる文書細断機における圧
縮装置の改良である。
【0023】当該文書細断機における圧縮装置について
は、各方面で種々開発されているが、満足できるものが
ない。その大きな技術課題は、カッター部から落下する
細断屑が堆積するには時間がかかるうえ、その堆積量は
紙質や裁断作業の仕方や時間の経過に伴って大きく変わ
るし、その堆積の仕方も均一ではなく、一般には、中央
部に多く周辺部に少ない堆積の仕方をするので、中央部
を頂きとする山状になり易い点にある。このような状態
の堆積した細断屑を確実に、効率よく、しかも状況変化
に柔軟に対応して圧縮するためには、従来のように、単
一系列の圧縮手段による圧縮動作で実現するのは極めて
難しい。そこで発明者は、圧縮手段と各圧縮動作機構と
を二系列装備し、当該二系列の圧縮手段と各圧縮動作機
構を作動させることにより、両者が異なるタイミングの
圧縮動作により細断屑収容箱内の細断屑を繰り返し圧縮
する方式の文書細断機を発想した。これによって、紙の
細断作業をしながらでも圧縮作業ができるようになった
し、周辺部と中央部の不均一な堆積状態にも対応できる
し、細断分量の増減変化にも対応できることになった。
あとは、重力により落下堆積する細断屑を重力の方向
(垂直方向)にそって、しかも直線的に押圧すること、
圧縮の際に生じる負荷に負けない耐久力のある構造にす
ること、機械的構造により故障が少なく確実に圧縮でき
るようにすること等を特に考慮して開発した。
【0024】その結果、本発明に係る圧縮装置4には、
基本的構成として中央部圧縮手段5aと周辺部圧縮手段
5bの二系列を装備するものとした。しかも当該中央部
圧縮手段5aには低速圧縮動作機構8aが装備され、当
該周辺部圧縮手段5bには高速圧縮動作機構8bが装備
されていて、当該中央部圧縮枠体9aは低速で高圧力に
断続的な圧縮動作をおこない、前記周辺部圧縮手段5b
は高速で断続的な圧縮動作をおこなうように構成してい
る。
【0025】当該中央部圧縮手段5aは、前記箱形本体
1内の中間フレーム1aの適所に固着した往復運動用軸
受10aと、これを介して上下方向にガイドされながら
直線往復運動することの出来るように貫通装着されたス
ライドシャフト6aと、前記中間フレーム1aの下側に
配されたスライドシャフト6aの下端部に連結固定した
小さな輪状押圧バーで形成された中央部圧縮枠体9aと
から構成されている。
【0026】当該周辺部圧縮手段5bは、前記箱形本体
1内の中間フレーム1aの適所に固着した一対の往復運
動用軸受10b,10bと、これを介して上下方向にガ
イドされながら直線往復運動することの出来るように貫
通装着されたスライドシャフト6b,6bと、前記中間
フレーム1aの下側に配されたスライドシャフト6b,
6bの下端部に連結固定した大きな輪状押圧バーで形成
された周辺部圧縮枠体9bとから構成されている。
【0027】前記二系列の圧縮動作機構8a,8bは、
駆動モーター11とその駆動軸に固定された二種類の歯
車変速機構部11a,11bと二種類のクランク機構部
18a、18bと二種類のカム仕掛け21a,21bと
が順次組み合わさって、前記中央部圧縮手段5aを動か
す低速圧縮動作機構8aと、前記周辺部圧縮手段5bを
動かす高速圧縮動作機構8bとの二系列に構成されてい
る。
【0028】つまり、駆動源である駆動モーター11か
ら得た駆動力を駆動軸に固着した低速用と高速用との二
種類の歯車変速機構部11a,11bにより変速しなが
ら二系列に分割し、低速と高速の二種類の駆動力を得
る。こうして得られた一方の低速な駆動力は、クランク
機構部18aで溝付クランクアーム15aを低速に上下
方向に揺動させ、これによって溝付クランクアーム15
aの先端に設けた溝カム19aが大きなストロークで上
下方向への低速な早戻り円弧軌跡往復運動するようにな
し、これをカム仕掛け21aにより、前記中央部圧縮手
段5aが低速に早戻り直線往復運動するようになす。こ
れによって中央部圧縮枠体9aは、低速な早戻り直線往
復運動により細断紙屑を断続的に圧縮する動作を繰り返
すことになる。他方、得られた高速な駆動力は、クラン
ク機構部18bで溝付クランクアーム15bを高速に上
下方向に揺動させ、これによって当該溝付クランクアー
ム15bの先端に設けた溝カム19bが大きなストロー
クで上下方向への高速な早戻り円弧軌跡往復運動するよ
うになし、これをカム仕掛け21bにより、前記周辺部
圧縮手段5bが高速に早戻り直線往復運動するようにな
す。これによって周辺部圧縮枠体9bは、高速な早戻り
直線往復運動により細断紙屑を断続的に圧縮する動作を
繰り返すことになる。
【0029】図示実施例では、二系列の圧縮動作機構8
a,8bの共通駆動源として、箱形本体1の中間プレー
ト1a上に設置した専用駆動モーター11を用いている
が、当該駆動源を細断機構用の駆動モーターから得るよ
うに構成しても良いこと勿論である。
【0030】歯車変速機構部11a,11bは、当該駆
動モーター11の駆動軸に歯数の少ない低速用駆動歯車
12aと歯数の多い高速用駆動歯車12bとの2種類軸
着したことによって駆動力を二系列に分割し、前記低速
用駆動歯車12aには歯数の多い低速用変速歯車13a
を回転自在に歯合させて所定の低速回転となし、前記高
速用駆動歯車12bには歯数の少ない高速用変速歯車1
3bを回転自在に歯合させて、所定の高速回転となす。
つまり、両歯車の回転数が設計時の所定の低速回転と高
速回転に例えば1:4に制御されるように構成してある
のである。
【0031】クランク機構18a,18bは、次のよう
に構成されている。まず前記低速用変速歯車13aと高
速用変速歯車13bの側面には、偏心クランクピン14
a,14bが突設してある。他方、二系列の溝付クラン
クアーム15a,15bは、先端部に溝カム19a,19
bを穿設するとともにその中間部に溝部17a,17b
が穿設してあり、その基端部には枢着部が設けてある。
そして当該二系列の溝付クランクアーム15a15b
は、その基端部を中間プレート1a上に固設した基枠1
6に枢着し、その中間部に設けた溝部17a,17bに
は前記偏心クランクピン14a,14bを係合してクラ
ンク機構18a,18bが構成されている。
【0032】従って前記低速用変速歯車13aと高速用
変速歯車13bが回転すると、当該二系列のクランク機
構18a,18bにより二系列の溝付クランクアーム1
5a15bが異なる速度で上下方向への揺動運動し、そ
の溝付クランクアーム15a15bの先端に設けられて
いる溝カム19a,19bは、大きいストロークで上下
方向への早戻り円弧軌跡往復運動をおこすことになる。
このようにクランク機構18a,18bは、前記歯車変
速機構部11a,11bによって分割制御されて得られ
た変速歯車の低速回転力と高速回転力を溝カム19a,
19bのストロークの大きい上下方向への早戻り円弧軌
跡往復運動に変換する。
【0033】二系列のカム仕掛け21a,21bは、当
該溝付クランクアーム15a,15bの先端部にある溝
カム19a,19bに前記スライドシャフト6a,6b
の上端に設けたカムピン20a,20bを係合して構成
したものである。従って、溝カム19a,19bが、ス
トロークの大きい上下方向への早戻り円弧軌跡往復運動
をおこすと、これは二系列のカム仕掛け21a,21b
によって二系列のスライドシャフト6a,6bの早戻り
直線往復運動に変換し、これによって低速圧縮枠体9a
と高速圧縮枠体9aとが異なる速度で早戻り直線往復運
動を起こすことになる。
【0034】尚、本発明について、図示実施例では、満
杯検知手段、圧縮動作開始スイッチ等、公知、公用の関
連制御手段については、具体的に図示し説明していない
が、必要に応じて適宜装備しているものもとし、本発明
に含まれること勿論である。
【0035】
【作用】次に本発明における圧縮装置の作用について説
明する。駆動源である駆動モーター11を駆動させるこ
とにより得た回転駆動力を駆動軸に固着した低速用と高
速用との二種類の歯車変速機構部11a,11bにより
変速しながら二系列に分割し、低速と高速の二種類の回
転駆動力を得る。
【0036】こうして得られた一方の低速な回転駆動力
は、クランク機構部18aで溝付クランクアーム15a
の低速な上下方向への揺動運動に変換し、これによって
溝付クランクアーム15aの先端に設けた溝カム19a
が大きなストロークで上下方向へ低速な早戻り円弧軌跡
往復運動をするようになし、これをカム仕掛け21aに
より前記中央部圧縮手段5aの低速な早戻り直線往復運
動に変換する。その結果、前記中央部圧縮枠体9aは、
低速な早戻り直線往復運動により細断紙屑を断続的に圧
縮する動作を繰り返すことになる。
【0037】他方、得られた高速な駆動力は、クランク
機構部18bで溝付クランクアーム15bの高速な上下
方向への揺動運動に変換し、これによって当該溝付クラ
ンクアーム15bの先端に設けた溝カム19bが大きな
ストロークで上下方向へ高速な早戻り円弧軌跡往復運動
をするようになし、これをカム仕掛け21bにより前記
周辺部圧縮手段5bの高速な早戻り直線往復運動に変換
する。その結果、周辺部圧縮枠体9bは、高速な早戻り
直線往復運動により細断紙屑を断続的に圧縮する動作を
繰り返すことになる。つまり、一個の駆動モーター11
の駆動によって、前記中央部圧縮枠体9aは、低速な早
戻り直線往復運動により細断紙屑を高トルクで圧縮動作
を繰り返し、前記周辺部圧縮枠体9bは、高速な早戻り
直線往復運動により細断紙屑を断続的に圧縮動作を繰り
返すという二系列の異なる圧縮動作を行うことができる
のである。
【0038】
【効果】本発明に係る文書細断機の圧縮装置は、このよ
うに従来の圧縮装置の欠点を解消すべく改良した結果、
複雑な細断屑の堆積状態に対応して、圧縮作業の効率が
良くなり、細断屑の廃棄作業を頻繁に行わなくても良い
ようになるなど、その圧縮機能がより高性能なものとな
った。また、本発明に係る圧縮装置は、実用性と経済性
が備わったものとなった。その改良により生じた効果
は、次の通りである。
【0039】(a)本発明の圧縮装置は、その圧縮手段
を二系列装備し、双方の圧縮手段における繰り返し圧縮
動作の「速さ」と、その「圧縮トルク」(圧縮の強さ)
と、「圧縮ストローク」を適度に変え得るようにしてお
き、その異なる二系列の圧縮動作を組み合わせたダブル
圧縮方式にしたことにより、裁断された紙屑の質や量に
差があったり変化があっても、充分に対応して確実に圧
縮できるようにした点に特徴がある。
【0040】(b)本発明の圧縮装置は、二系列の圧縮
手段により断続的圧縮動作が繰り返しできるようになっ
ているが、その構成はスライドシャフト6a,6bが往
復運動軸受けを介して上下方向にガイドされながら直線
往復運動し、垂直に圧縮するようにしたので、圧縮に際
しての負荷に充分耐えられるような構成になっており、
耐久性において充分な実用性がある。
【0041】(c)本発明に係る圧縮枠体の昇降による
圧縮動作は、二系列の圧縮手段とも直線的上下往復運動
で動作中の安定性が良く、そのストロークを大きく取れ
ること、さらに最上昇位置近傍と最下降位置近傍では圧
縮枠体の動きが遅くなり、上昇途中や下降途中では圧縮
枠体の動きが速くなる、所謂早戻り上下往復運動を起こ
すように構成されている。このように本発明は、その圧
縮枠体の昇降ストロークが大きくとれるので、細断屑の
堆積が少ないうちから繰り返し圧縮できるうえ、本発明
の動きは、紙屑を強く押圧する最下降位置近傍でゆっく
り動くので、紙屑の圧縮動作として効率がよく、圧縮成
形するのに好適で性能的にも充分実用性がある。
【0042】(d)本発明の駆動モーターの回転運動を
二系列の圧縮枠体の直線的早戻り上下往復運動に効率良
く変換するための動力伝動機構を歯車変速機構部とクラ
ンク機構とカム仕掛けとの組み合わせにより構成してお
り、その構成は簡単である。つまり、駆動モーターは二
系列共通であるうえ、この出力を大きくしなくても充分
な圧縮力が得られるため、経済性のあるものになってい
る。
【0043】(e)カッター部から落下し堆積する細断
屑は、中央部を頂きとする山状になり易いので、これを
確実に圧縮するため、中央部の圧縮をゆっくりと強い断
続的な圧縮動作で圧縮し、周辺部の圧縮は速く弱めの断
続的な圧縮動作で圧縮することができたその結果、紙の
細断屑の圧縮状態は平均化し、効率的な圧縮が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る文書細断機における箱形本体と
細断屑収容箱と圧縮装置との構成を示す正面説明図であ
る。
【図2】 本発明に係る文書細断機における箱形本体と
細断屑収容箱と圧縮装置との構成を示す側面説明図であ
る。
【図3】 本発明の文書細断機における圧縮装置を示す
斜視説明図である。
【図4】 本発明の文書細断機における圧縮装置を示す
側面説明図である。
【図5】 本発明の文書細断機における圧縮装置を示す
平面説明図である。
【図6】 従来の文書細断機における圧縮装置の一実施
例を示す縦断側面図である。
【図7】 従来の文書細断機における圧縮装置の他実施
例を示す縦断側面図である。
【図8】 従来の文書細断機における圧縮装置の他実施
例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1…箱形本体 1a…中間フレーム 2…細断機構 3…細断屑収容箱 4…圧縮装置 5a…中央部圧縮手段 5b…周辺部圧縮手段 6a…スライドシャフト 6b…スライドシャフト 8a…低速圧縮動作機構 8b…高速圧縮動作機構 9a…中央部圧縮枠体 9b…周辺部圧縮枠体 10a…往復運動用軸受 10b…往復運動用軸受 11a…歯車変速機構部 11b…歯車変速機構部 12a…低速用駆動歯車 12b…高速用駆動歯車 13a…低速用変速歯車 13b…高速用変速歯車 14a…クランクピン 14b…クランクピン 15a…溝付クランクアーム 15b…溝付クランクアーム 16…基枠 17a…溝部 17b…溝部 18a…クランク機構 18b…クランク機構 19a…溝カム 19b…溝カム 20a…カムピン 20b…カムピン 21a…カム仕掛け 21b…カム仕掛け

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形本体と、当該箱形本体内の上部位置
    に配設されたカッター部とその駆動部とからなる細断機
    構と、箱形本体における細断機構の下方位置に配設され
    た細断屑収容箱と、当該箱形本体内の細断機構と細断屑
    収容箱との中間位置に配設された圧縮装置と、必要に応
    じて配設された拡散機構とを備えてなる文書細断機にお
    いて、圧縮装置は、中央部圧縮手段に圧縮動作機構を組
    み合わせてなる系列と、周辺部圧縮手段に圧縮動作機構
    を組み合わせてなる系列との二系列を装備しておき、二
    系列の各圧縮動作機構を作動させることにより、中央部
    圧縮手段と周辺部圧縮手段とが異なるタイミングの圧縮
    動作により細断屑収容箱内の細断屑を繰り返し圧縮する
    ようにしたことを特徴とする文書細断機。
  2. 【請求項2】 箱形本体と、当該箱形本体内の上部位置
    に配設されたカッター部とその駆動部とからなる細断機
    構と、箱形本体における細断機構の下方位置に配設され
    た細断屑収容箱と、当該箱形本体内の細断機構と細断屑
    収容箱との中間位置に配設された圧縮装置と、必要に応
    じて配設された拡散機構とを備えてなる文書細断機にお
    いて、圧縮装置は、中央部圧縮手段に圧縮動作機構を組
    み合わせてなる系列と、周辺部圧縮手段に圧縮動作機構
    を組み合わせてなる系列との二系列を装備してあるが、
    当該中央部圧縮手段と周辺部圧縮手段とは、それぞれ前
    記箱形本体内の中間フレームの適所に固着した往復運動
    用軸受と、これを介して上下方向にガイドされながら直
    線往復運動することの出来るように貫通装着されたスラ
    イドシャフトと、前記中間フレームの下側に配されたス
    ライドシャフトの下端部に連結した圧縮枠体とで構成
    し、前記圧縮動作機構は、当該中央部圧縮手段と周辺部
    圧縮手段を構成するそれぞれのスライドシャフトと連結
    して、それぞれの圧縮枠体が上下方向への直線往復運動
    ににより細断屑収容箱内の細断屑をダブルで垂直に繰り
    返し圧縮するように構成したことを特徴とする文書細断
    機。
  3. 【請求項3】 中央部圧縮手段と周辺部圧縮手段のそれ
    ぞれのスライドシャフトを上下方向に直線往復運動出来
    るように構成した二系列の圧縮動作機構は、駆動モータ
    ーとその駆動軸に固定された二種類の歯車変速機構部に
    より二種類の速度をもった回転力に分割する歯車変速機
    構部と、当該二種類の回転力を二種類の上下方向への揺
    動運動に変えるクランク機構部と、二種類の上下方向へ
    の揺動運動を二種類の上下方向への早戻り直線往復運動
    に変換するカム仕掛けとを順次組み合わせ構成し、駆動
    モーターを駆動させることにより二系列の各圧縮動作機
    構を作動させ、中央部圧縮手段と周辺部圧縮手段とが異
    なるタイミングの圧縮動作により細断屑収容箱内の細断
    屑を繰り返し圧縮するようにしたことを特徴とする請求
    項2に記載の文書細断機。
  4. 【請求項4】 箱形本体と、当該箱形本体内の上部位置
    に配設されたカッター部とその駆動部とからなる細断機
    構と、箱形本体における細断機構の下方位置に配設され
    た細断屑収容箱と、当該箱形本体内の細断機構と細断屑
    収容箱との中間位置に配設された圧縮装置と、必要に応
    じて配設された拡散機構とを備えてなる文書細断機にお
    いて、圧縮装置は、中央部圧縮手段に低速圧縮動作機構
    を組み合わせてなる系列と、周辺部圧縮手段に高速圧縮
    動作機構を組み合わせてなる系列との二系列を装備して
    あり、一方の系列の当該中央部圧縮手段は、前記箱形本
    体内の中間フレームの適所に固着した往復運動用軸受
    と、これを介して上下方向にガイドされながら直線往復
    運動することの出来るように貫通装着されたスライドシ
    ャフトと、前記中間フレームの下側に配されたスライド
    シャフトの下端部に連結固定した中央部圧縮枠体とから
    なるように構成し、前記低速圧縮動作機構は、駆動モー
    ターの駆動軸に固定された低速用歯車変速機構部により
    得た低速の回転力を上下方向への低速な揺動運動に変え
    る低速用クランク機構部と、上下方向への低速な揺動運
    動を上下方向への低速な早戻り直線往復運動に変換する
    カム仕掛けとが順次組み合わさるように構成し、前記中
    央部圧縮手段と前記低速圧縮動作機構とは、スライドシ
    ャフトの上端がカム仕掛けの一部を構成するように連結
    して、前記中央部圧縮枠体が上下方向への低速な早戻り
    直線往復運動により繰り返し圧縮動作をおこなうように
    構成し、他方の系列の当該周辺部圧縮手段は、前記箱形
    本体内の中間フレームの適所に固着した往復運動用軸受
    と、これを介して上下方向にガイドされながら直線往復
    運動することの出来るように貫通装着されたスライドシ
    ャフトと、前記中間フレームの下側に配されたスライド
    シャフトの下端部に連結固定した周辺部圧縮枠体とから
    構成し、前記高速圧縮動作機構は、、駆動モーターの駆
    動軸に固定された高速用歯車変速機構部により得た高速
    の回転力を上下方向への高速な揺動運動に変える高速用
    クランク機構部と、上下方向への高速な揺動運動を上下
    方向への高速な早戻り直線往復運動に変換するカム仕掛
    けとが順次組み合わさるように構成し、記周辺部圧縮手
    段と前記高速圧縮動作機構とは、スライドシャフトの上
    端がカム仕掛けの一部を構成するように連結して、前記
    周辺部圧縮枠体が上下方向への高速な早戻り直線往復運
    動により繰り返し圧縮動作をおこなうように構成し、駆
    動源である駆動モーターから得た駆動力を低速用と高速
    用との二種類の歯車変速機構部により変速しながら低速
    と高速の二種類の駆動力に分割し、こうして得られた低
    速な駆動力を低速圧縮動作機構により前記中央部圧縮枠
    体が低速な早戻り直線往復運動による圧縮動作を繰り返
    し、他方、得られた高速な駆動力を高速圧縮動作機構に
    より周辺部圧縮枠体が高速な早戻り直線往復運動による
    圧縮動作を繰り返し、このタイミングの異なる圧縮動作
    により細断屑収容箱内の細断屑を繰り返し圧縮するよう
    にしたことを特徴とする文書細断機。
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