JP2001029764A - インライン型流体攪拌装置 - Google Patents
インライン型流体攪拌装置Info
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- JP2001029764A JP2001029764A JP11204302A JP20430299A JP2001029764A JP 2001029764 A JP2001029764 A JP 2001029764A JP 11204302 A JP11204302 A JP 11204302A JP 20430299 A JP20430299 A JP 20430299A JP 2001029764 A JP2001029764 A JP 2001029764A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高粘性或いは高比重の流体を他の流体内に均
一に混入させるため攪拌したり或いは真空下において上
記高粘性流体自体を攪拌するときでも、均一な攪拌が得
られ、或いは装置の洗浄に手間がかからない簡単且つ小
型な装置で攪拌できるインライン型攪拌装置を提供す
る。 【解決手段】 真空脱泡装置14に備えられたインライ
ン攪拌装置10においては、ハウジング18内において
回転させられる回転管20内に導かれた流体は、遠心力
などに従ってハウジング18の内壁面に向かって放射さ
れるとともに、そのハウジング18の内壁面に向かって
放射された流体は回転管20とともに回転する攪拌羽根
24によって攪拌されることから、高粘性或いは高比重
の流体であってもそれ自体が好適に攪拌されて真空の円
柱状空間16内において露出される表面積が十分に得ら
れるので、好適な脱泡効果が得られる。
一に混入させるため攪拌したり或いは真空下において上
記高粘性流体自体を攪拌するときでも、均一な攪拌が得
られ、或いは装置の洗浄に手間がかからない簡単且つ小
型な装置で攪拌できるインライン型攪拌装置を提供す
る。 【解決手段】 真空脱泡装置14に備えられたインライ
ン攪拌装置10においては、ハウジング18内において
回転させられる回転管20内に導かれた流体は、遠心力
などに従ってハウジング18の内壁面に向かって放射さ
れるとともに、そのハウジング18の内壁面に向かって
放射された流体は回転管20とともに回転する攪拌羽根
24によって攪拌されることから、高粘性或いは高比重
の流体であってもそれ自体が好適に攪拌されて真空の円
柱状空間16内において露出される表面積が十分に得ら
れるので、好適な脱泡効果が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体が移送される
管内において該流体を攪拌するインライン型流体攪拌装
置に関するものである。
管内において該流体を攪拌するインライン型流体攪拌装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】攪拌タンクを用いないで流体を攪拌する
装置、すなわち流体が移送される管内においてその流体
を攪拌するインライン型流体攪拌装置が知られている。
たとえば、軸心まわりに180度旋回させられた複数個
の攪拌用固定羽根を軸心まわりに互いに90度の相対角
度差で隣接させた所謂スタティックミキサがそれであ
る。このようなインライン型流体攪拌装置によれば、攪
拌すべき流体を貯留しつつ所定時間攪拌するための攪拌
タンクが不要となるなどの特徴がある。
装置、すなわち流体が移送される管内においてその流体
を攪拌するインライン型流体攪拌装置が知られている。
たとえば、軸心まわりに180度旋回させられた複数個
の攪拌用固定羽根を軸心まわりに互いに90度の相対角
度差で隣接させた所謂スタティックミキサがそれであ
る。このようなインライン型流体攪拌装置によれば、攪
拌すべき流体を貯留しつつ所定時間攪拌するための攪拌
タンクが不要となるなどの特徴がある。
【0003】ところで、たとえば少量の高粘性或いは高
比重の流体を他の流体内に均一に混入するように攪拌す
る場合がある。また、たとえば脱気のために真空下にお
いて高粘性流体自体を攪拌したりするような場合があ
る。
比重の流体を他の流体内に均一に混入するように攪拌す
る場合がある。また、たとえば脱気のために真空下にお
いて高粘性流体自体を攪拌したりするような場合があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記少
量の高粘性或いは高比重の流体を他の流体内に均一に混
入させるために攪拌するときには、その粘性のために液
滴状態或いは細粒状態以上に細かくならないために均一
な攪拌が得られない場合があるという不都合があった。
また、真空下において上記高粘性流体自体を攪拌すると
きには、たとえば流体を遠心力で飛散させるために回転
駆動される回転円盤を真空容器内で用いるので装置が複
雑且つ大型となるとともに、洗浄時においては真空容器
の蓋を外して回転円盤などを掃除するなどの攪拌装置の
洗浄に手間がかかるという不都合があった。
量の高粘性或いは高比重の流体を他の流体内に均一に混
入させるために攪拌するときには、その粘性のために液
滴状態或いは細粒状態以上に細かくならないために均一
な攪拌が得られない場合があるという不都合があった。
また、真空下において上記高粘性流体自体を攪拌すると
きには、たとえば流体を遠心力で飛散させるために回転
駆動される回転円盤を真空容器内で用いるので装置が複
雑且つ大型となるとともに、洗浄時においては真空容器
の蓋を外して回転円盤などを掃除するなどの攪拌装置の
洗浄に手間がかかるという不都合があった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、高粘性或いは高
比重の流体を他の流体内に均一に混入させるため攪拌し
たり或いは真空下において上記高粘性流体自体を攪拌す
るときでも、均一な攪拌が得られ、或いは装置の洗浄に
手間がかからない簡単且つ小型な装置で攪拌できるイン
ライン型攪拌装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、高粘性或いは高
比重の流体を他の流体内に均一に混入させるため攪拌し
たり或いは真空下において上記高粘性流体自体を攪拌す
るときでも、均一な攪拌が得られ、或いは装置の洗浄に
手間がかからない簡単且つ小型な装置で攪拌できるイン
ライン型攪拌装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために種々検討を重ねた結果、所謂スタテ
ィックミキサにおいて、その固定羽根を大径管内に挿入
された小径管に固定するとともにその小径管を回転さ
せ、その小径管内に導かれた流体を外周側へ噴射させる
と、自己洗浄可能な簡単な装置を用いて、たとえ高粘性
或いは高比重の流体であっても他の流体内に均質に攪拌
でき、或いはその高粘性或いは高比重の流体自体を好適
に攪拌できるということを見いだした。本発明はこのよ
うな知見に基づいて為されたものである。
的を達成するために種々検討を重ねた結果、所謂スタテ
ィックミキサにおいて、その固定羽根を大径管内に挿入
された小径管に固定するとともにその小径管を回転さ
せ、その小径管内に導かれた流体を外周側へ噴射させる
と、自己洗浄可能な簡単な装置を用いて、たとえ高粘性
或いは高比重の流体であっても他の流体内に均質に攪拌
でき、或いはその高粘性或いは高比重の流体自体を好適
に攪拌できるということを見いだした。本発明はこのよ
うな知見に基づいて為されたものである。
【0007】すなわち、本発明の要旨とするところは、
流体が移送される管内において該流体を攪拌するインラ
イン型流体装置であって、(a) 円柱状内部空間を有する
ハウジングと、(b) そのハウジングの円柱状内部空間と
共通の軸心を有してそのハウジング内においてその軸心
まわりに回転可能に設けられ、そのハウジングの円柱状
内部空間よりも小径の回転管と、(c) その回転管を回転
駆動する回転駆動装置と、(d) その回転管の外周面から
前記ハウジングの円柱状内部空間の内壁面に向かって突
設された攪拌羽根と、(e) 前記回転管内に導かれた流体
を外周側へ噴き出すためにその回転管の管壁にまたはそ
の管壁から突設された前記攪拌羽根に形成された噴射孔
とを、含むことにある。
流体が移送される管内において該流体を攪拌するインラ
イン型流体装置であって、(a) 円柱状内部空間を有する
ハウジングと、(b) そのハウジングの円柱状内部空間と
共通の軸心を有してそのハウジング内においてその軸心
まわりに回転可能に設けられ、そのハウジングの円柱状
内部空間よりも小径の回転管と、(c) その回転管を回転
駆動する回転駆動装置と、(d) その回転管の外周面から
前記ハウジングの円柱状内部空間の内壁面に向かって突
設された攪拌羽根と、(e) 前記回転管内に導かれた流体
を外周側へ噴き出すためにその回転管の管壁にまたはそ
の管壁から突設された前記攪拌羽根に形成された噴射孔
とを、含むことにある。
【0008】
【発明の効果】このようにすれば、ハウジング内におい
て相対回転させられる回転管内に導かれた流体は、遠心
力に従ってハウジングの内壁面に向かって放射されると
ともに、そのハウジングの内壁面に向かって放射された
流体は回転管とともに回転する攪拌羽根によって攪拌さ
れる。したがって、ハウジング内において、たとえ高粘
性或いは高比重の流体であっても他の流体内に均質に攪
拌でき、或いはその高粘性或いは高比重の流体自体を好
適に攪拌できる。また、回転円盤を用いないために装置
が簡単且つ小型となる。しかも、ハウジングおよび回転
管に洗浄液を流して回転管を回転させることによりそれ
らハウジングおよび回転管内を洗浄できる自己洗浄機能
があるので、装置の洗浄に手間がかからない。
て相対回転させられる回転管内に導かれた流体は、遠心
力に従ってハウジングの内壁面に向かって放射されると
ともに、そのハウジングの内壁面に向かって放射された
流体は回転管とともに回転する攪拌羽根によって攪拌さ
れる。したがって、ハウジング内において、たとえ高粘
性或いは高比重の流体であっても他の流体内に均質に攪
拌でき、或いはその高粘性或いは高比重の流体自体を好
適に攪拌できる。また、回転円盤を用いないために装置
が簡単且つ小型となる。しかも、ハウジングおよび回転
管に洗浄液を流して回転管を回転させることによりそれ
らハウジングおよび回転管内を洗浄できる自己洗浄機能
があるので、装置の洗浄に手間がかからない。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記攪拌羽根
は、前記軸心まわりに旋回させられた螺旋状板がその軸
心方向において互いに隣接した状態で複数個配置される
ものであり、その螺旋状板の隣接部分は、互いに略直交
させられているものである。このようにすれば、ハウジ
ング内を流体が軸心方向に流れるだけでも上記攪拌羽根
により攪拌効果が発生するので、回転管およびそれに固
定された攪拌羽根の回転による攪拌効果と相まって、相
乗的に高い攪拌効果が得られる。
は、前記軸心まわりに旋回させられた螺旋状板がその軸
心方向において互いに隣接した状態で複数個配置される
ものであり、その螺旋状板の隣接部分は、互いに略直交
させられているものである。このようにすれば、ハウジ
ング内を流体が軸心方向に流れるだけでも上記攪拌羽根
により攪拌効果が発生するので、回転管およびそれに固
定された攪拌羽根の回転による攪拌効果と相まって、相
乗的に高い攪拌効果が得られる。
【0010】また、好適には、前記螺旋状板は、前記軸
心まわりの同じ方向に180度旋回させられたものであ
る。このようにすれば、螺旋状板により分離された流体
が軸心方向に流れることによって互いに入れ替えられ、
その螺旋状板の下流側端部に対して上流側端部が直交す
る下流側の螺旋状板によって上記分離された流体の1/
2ずつが相互に混合される。
心まわりの同じ方向に180度旋回させられたものであ
る。このようにすれば、螺旋状板により分離された流体
が軸心方向に流れることによって互いに入れ替えられ、
その螺旋状板の下流側端部に対して上流側端部が直交す
る下流側の螺旋状板によって上記分離された流体の1/
2ずつが相互に混合される。
【0011】また、好適には、前記螺旋状板は、前記ハ
ウジングの内壁面に略到達するまで前記回転管の外周面
から突設されたものである。このようにすれば、噴射孔
から噴射されてハウジングの内壁面すなわち円柱状内部
空間の内周面に付着した流体が螺旋状板によって掻き取
られるので、さらに好適に攪拌される利点がある。
ウジングの内壁面に略到達するまで前記回転管の外周面
から突設されたものである。このようにすれば、噴射孔
から噴射されてハウジングの内壁面すなわち円柱状内部
空間の内周面に付着した流体が螺旋状板によって掻き取
られるので、さらに好適に攪拌される利点がある。
【0012】また、好適には、前記噴射孔は、前記回転
管の前記螺旋状板が固定された部位に形成されたもので
ある。このようにすれば、噴射孔から噴射された流体は
それと共に回転する上記螺旋状板の表面上に広がるの
で、その流体の表面積を大きくすることができる利点が
ある。
管の前記螺旋状板が固定された部位に形成されたもので
ある。このようにすれば、噴射孔から噴射された流体は
それと共に回転する上記螺旋状板の表面上に広がるの
で、その流体の表面積を大きくすることができる利点が
ある。
【0013】また、好適には、前記螺旋状板は、2枚の
板が貼り合わせられた二重構造であり、その螺旋状板に
設けられた噴射孔は、その2枚の板の間に形成された流
体路を介して前記回転管内に連通させられたものであ
る。このようにすれば、回転管によって導かれた流体が
回転軸心から離れた位置から噴射されるので、より一層
均一に分散或いは混合される利点がある。
板が貼り合わせられた二重構造であり、その螺旋状板に
設けられた噴射孔は、その2枚の板の間に形成された流
体路を介して前記回転管内に連通させられたものであ
る。このようにすれば、回転管によって導かれた流体が
回転軸心から離れた位置から噴射されるので、より一層
均一に分散或いは混合される利点がある。
【0014】また、好適には、前記ハウジングの上流側
端部には、前記軸心に対して略直角となる方向に開口し
て前記円柱状内部空間に連通する上流側開口が設けられ
ており、前記回転管は、そのハウジングの壁を貫通して
そのハウジングの円柱状空間内に挿入されたものであ
る。このようにすれば、ハウジングの上流側開口を前記
流体を混入させる他の流体を導く他の管部材に接続する
ことができるので、前記流体をその他の流体に連続的に
混入させつつその他の流体を連続的に攪拌することがで
きる。
端部には、前記軸心に対して略直角となる方向に開口し
て前記円柱状内部空間に連通する上流側開口が設けられ
ており、前記回転管は、そのハウジングの壁を貫通して
そのハウジングの円柱状空間内に挿入されたものであ
る。このようにすれば、ハウジングの上流側開口を前記
流体を混入させる他の流体を導く他の管部材に接続する
ことができるので、前記流体をその他の流体に連続的に
混入させつつその他の流体を連続的に攪拌することがで
きる。
【0015】また、好適には、前記ハウジングは略垂直
に設けられ、その上流側開口は気密に閉じられ、そのハ
ウジングの下流側開口にはフラッシュタンクが接続さ
れ、また、そのハウジングに接続されてその内側を真空
とする真空ポンプが設けられる。このようにすれば、回
転管により導かれた高分子などの高粘性の流体は、噴射
孔から外周側へ噴射され且つ攪拌羽根によって攪拌され
てその表面積がさらに拡大されるので、好適に脱気され
てフラッシュタンク内に貯留される。
に設けられ、その上流側開口は気密に閉じられ、そのハ
ウジングの下流側開口にはフラッシュタンクが接続さ
れ、また、そのハウジングに接続されてその内側を真空
とする真空ポンプが設けられる。このようにすれば、回
転管により導かれた高分子などの高粘性の流体は、噴射
孔から外周側へ噴射され且つ攪拌羽根によって攪拌され
てその表面積がさらに拡大されるので、好適に脱気され
てフラッシュタンク内に貯留される。
【0016】また、好適には、前記ハウジングは略水平
に設けられ、その上流側開口には高粘性の流体が導入さ
れ、前記回転管は低粘性微量添加流体を導くものであ
る。また、そのハウジングの下流側開口にはスタティッ
クミキサが設けられたものである。このようにすれば、
特に、微量添加流体を高粘性の流体へ均一に混合するこ
とができる。
に設けられ、その上流側開口には高粘性の流体が導入さ
れ、前記回転管は低粘性微量添加流体を導くものであ
る。また、そのハウジングの下流側開口にはスタティッ
クミキサが設けられたものである。このようにすれば、
特に、微量添加流体を高粘性の流体へ均一に混合するこ
とができる。
【0017】また、好適には、前記ハウジングは水平面
に対して斜めに設けられ、そのハウジングの上流側開口
には粉体を収容するためのホッパが設けられ、前記回転
管には搬送スクリュウが設けられる。このようにすれ
ば、ホッパ内の粉体がハウジング内を移送される過程で
回転管により導かれた流体が噴射されて攪拌されるの
で、上記粉体と流体との混合体であるスラリーが上記第
1管部材の下流側端部から能率よく排出される。
に対して斜めに設けられ、そのハウジングの上流側開口
には粉体を収容するためのホッパが設けられ、前記回転
管には搬送スクリュウが設けられる。このようにすれ
ば、ホッパ内の粉体がハウジング内を移送される過程で
回転管により導かれた流体が噴射されて攪拌されるの
で、上記粉体と流体との混合体であるスラリーが上記第
1管部材の下流側端部から能率よく排出される。
【0018】また、好適には、上記ハウジングのうち少
なくとも前記搬送スクリュウが設けられた部位の外周に
は、加熱ヒータが設けられる。このようにすれば、スラ
リーが加熱されてその流動性が高められるので、水分が
低くされた低流動性のスラリーなどであっても容易に排
出される利点がある。
なくとも前記搬送スクリュウが設けられた部位の外周に
は、加熱ヒータが設けられる。このようにすれば、スラ
リーが加熱されてその流動性が高められるので、水分が
低くされた低流動性のスラリーなどであっても容易に排
出される利点がある。
【0019】また、好適には、前記回転管は、2種類の
流体をそれぞれ導くために、大径回転管と、その大径回
転管の内周側においてその大径回転管の下流側端部より
も所定長さ突き出した状態で同心に嵌め入れられた小径
回転管とから構成されるものであり、前記攪拌羽根およ
び噴射孔は、それら大径回転管の外周面および小径回転
管のその大径回転管の下流側端部から突き出した部分の
外周面にそれぞれ設けられる。このようにすれば、2種
類の流体を相互に混合したり、或いはその2種類の流体
を前記上流側開口から円柱状空間内に導かれる流体に混
合することができる。
流体をそれぞれ導くために、大径回転管と、その大径回
転管の内周側においてその大径回転管の下流側端部より
も所定長さ突き出した状態で同心に嵌め入れられた小径
回転管とから構成されるものであり、前記攪拌羽根およ
び噴射孔は、それら大径回転管の外周面および小径回転
管のその大径回転管の下流側端部から突き出した部分の
外周面にそれぞれ設けられる。このようにすれば、2種
類の流体を相互に混合したり、或いはその2種類の流体
を前記上流側開口から円柱状空間内に導かれる流体に混
合することができる。
【0020】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例のインライン型
流体攪拌装置10およびフラッシュタンク12を備えた
真空脱泡装置14を示している。インライン型流体攪拌
装置10は、長手方向が略垂直の円柱状空間16を内部
に有するハウジング18と、そのハウジング18の円柱
状空間16と共通の軸心Cを有してそのハウジング18
内においてその軸心Cまわりに回転可能に設けられ、そ
のハウジング18の円柱状空間16よりも小径の回転管
20と、その回転管20を回転駆動する回転駆動装置2
2と、その回転管20の外周面からハウジング18の内
壁面に向かってその内壁面に略到達するまで突設された
複数の攪拌羽根24と、回転管20内に導かれた流体を
外周側へ噴き出すためにその回転管20の管壁に形成さ
れた複数の噴射孔26とを備えている。なお、回転管2
0に固設された攪拌羽根24は、その捩じり形状の理解
を容易とするために、回転管20が断面で示されている
場所でも全体形状が示されている。
流体攪拌装置10およびフラッシュタンク12を備えた
真空脱泡装置14を示している。インライン型流体攪拌
装置10は、長手方向が略垂直の円柱状空間16を内部
に有するハウジング18と、そのハウジング18の円柱
状空間16と共通の軸心Cを有してそのハウジング18
内においてその軸心Cまわりに回転可能に設けられ、そ
のハウジング18の円柱状空間16よりも小径の回転管
20と、その回転管20を回転駆動する回転駆動装置2
2と、その回転管20の外周面からハウジング18の内
壁面に向かってその内壁面に略到達するまで突設された
複数の攪拌羽根24と、回転管20内に導かれた流体を
外周側へ噴き出すためにその回転管20の管壁に形成さ
れた複数の噴射孔26とを備えている。なお、回転管2
0に固設された攪拌羽根24は、その捩じり形状の理解
を容易とするために、回転管20が断面で示されている
場所でも全体形状が示されている。
【0022】上記ハウジング18は、直角に曲がる通路
30を内部に有するブロック32と、その通路30の一
方の開口と連通するようにブロック32に固定された比
較的短い上流側管状部材34と、上記通路30の一方の
開口と連通するようにブロック32に固定された比較的
長い下流側管状部材36とから成る。専らこの下流側管
状部材36の内部に前記円柱状空間16が形成されてお
り、その下流側管状部材36の下流側開口には、前記フ
ラッシュタンク12が気密に接続されている。また、上
記上流側管状部材34の上流側開口は、軸心Cに対して
略直角となる方向に開口して円柱状空間16に連通する
ハウジング18の上流側開口としても機能するものであ
るが、本実施例では、蓋部材38によって気密に塞がれ
ている。
30を内部に有するブロック32と、その通路30の一
方の開口と連通するようにブロック32に固定された比
較的短い上流側管状部材34と、上記通路30の一方の
開口と連通するようにブロック32に固定された比較的
長い下流側管状部材36とから成る。専らこの下流側管
状部材36の内部に前記円柱状空間16が形成されてお
り、その下流側管状部材36の下流側開口には、前記フ
ラッシュタンク12が気密に接続されている。また、上
記上流側管状部材34の上流側開口は、軸心Cに対して
略直角となる方向に開口して円柱状空間16に連通する
ハウジング18の上流側開口としても機能するものであ
るが、本実施例では、蓋部材38によって気密に塞がれ
ている。
【0023】前記攪拌羽根24は、回転管20に固設さ
れて軸心Cまわりに旋回させられた螺旋状板から成り、
その軸心Cの方向において互いに隣接した状態で複数個
配置されている。また、その螺旋状板の隣接部分は、軸
心Cまわりに互いに直交させられている。本実施例の攪
拌羽根24を構成する螺旋状板は、下流側に向かって同
じ回転方向すなわち右回りの回転方向に略180度だけ
捩じられている。前記噴射孔26は、本実施例では、回
転管20の上記螺旋状板が固定された部位の管壁を貫通
して3個ずつ形成されている。
れて軸心Cまわりに旋回させられた螺旋状板から成り、
その軸心Cの方向において互いに隣接した状態で複数個
配置されている。また、その螺旋状板の隣接部分は、軸
心Cまわりに互いに直交させられている。本実施例の攪
拌羽根24を構成する螺旋状板は、下流側に向かって同
じ回転方向すなわち右回りの回転方向に略180度だけ
捩じられている。前記噴射孔26は、本実施例では、回
転管20の上記螺旋状板が固定された部位の管壁を貫通
して3個ずつ形成されている。
【0024】前記回転管20は、前記ハウジング18を
構成するブロック32の壁を貫通して形成された貫通穴
42を通して円柱状空間16内に挿入された状態で、ブ
ロック32に設けられたシール付軸受44と下流側管状
部材36の下流側開口付近に設けられた軸受46とによ
って回転可能に支持されている。この回転管20の上流
側端部は、モータ48と作動的に連結された駆動管50
とカップリング52を介して相対回転不能に接続されて
おり、その駆動管50はジョイント54を介して非回転
管56と相対回転可能に接続されている。通常、上記モ
ータ48の出力軸に固設されたギヤと上記駆動管50に
固設されたギヤとが相互に噛み合わせられることによ
り、駆動管50およびこれに接続された回転管20がモ
ータ48によって回転駆動されるようになっている。前
記回転駆動装置22は、上記モータ48、駆動管50な
どにより構成されている。この回転駆動装置22は、好
適には、攪拌羽根24を構成する螺旋状板の捩じれ方向
すなわち図1の矢印に示すように左回りの回転方向で上
記回転管20を回転駆動する。この場合、攪拌羽根24
は円柱状空間16内の流体をその捩じれによって下流方
向へ押し出す作用を生じるので、搬送スクリュウとして
も機能する。
構成するブロック32の壁を貫通して形成された貫通穴
42を通して円柱状空間16内に挿入された状態で、ブ
ロック32に設けられたシール付軸受44と下流側管状
部材36の下流側開口付近に設けられた軸受46とによ
って回転可能に支持されている。この回転管20の上流
側端部は、モータ48と作動的に連結された駆動管50
とカップリング52を介して相対回転不能に接続されて
おり、その駆動管50はジョイント54を介して非回転
管56と相対回転可能に接続されている。通常、上記モ
ータ48の出力軸に固設されたギヤと上記駆動管50に
固設されたギヤとが相互に噛み合わせられることによ
り、駆動管50およびこれに接続された回転管20がモ
ータ48によって回転駆動されるようになっている。前
記回転駆動装置22は、上記モータ48、駆動管50な
どにより構成されている。この回転駆動装置22は、好
適には、攪拌羽根24を構成する螺旋状板の捩じれ方向
すなわち図1の矢印に示すように左回りの回転方向で上
記回転管20を回転駆動する。この場合、攪拌羽根24
は円柱状空間16内の流体をその捩じれによって下流方
向へ押し出す作用を生じるので、搬送スクリュウとして
も機能する。
【0025】以上のように構成された真空脱泡装置14
では、フラッシュタンク12に接続された真空ポンプ5
8が作動させられて円柱状空間16内が真空状態とさ
れ、且つ回転駆動装置22により回転管20が回転駆動
される状態で、たとえば流動性高分子のような粘性の高
い流体或いは高比重の流体が上記非回転管56、駆動管
50を介して回転管20内に導かれると、その回転管2
0内の圧力および遠心力に従ってその回転管20に設け
られた噴射孔26から下流側管状部材36の内周面すな
わちハウジング18の内壁面に向かって外周側へ噴射さ
れる。その噴射された流体は、螺旋状板から成る攪拌羽
根24や下流側管状部材36の内周面に付着し、攪拌羽
根24によって掻き取られつつ下方へ流れ落ち、その過
程で脱気された後にフラッシュタンク12に連続的に受
けられる。フラッシュタンク12に受けられた流体は、
真空状態が解かれてから開閉バルブ60を通して収集さ
れる。なお、加熱ヒータ62が上記下流側管状部材36
の外周に装着されており、必要に応じて下流側管状部材
36内の流体が加熱されるようになっている。
では、フラッシュタンク12に接続された真空ポンプ5
8が作動させられて円柱状空間16内が真空状態とさ
れ、且つ回転駆動装置22により回転管20が回転駆動
される状態で、たとえば流動性高分子のような粘性の高
い流体或いは高比重の流体が上記非回転管56、駆動管
50を介して回転管20内に導かれると、その回転管2
0内の圧力および遠心力に従ってその回転管20に設け
られた噴射孔26から下流側管状部材36の内周面すな
わちハウジング18の内壁面に向かって外周側へ噴射さ
れる。その噴射された流体は、螺旋状板から成る攪拌羽
根24や下流側管状部材36の内周面に付着し、攪拌羽
根24によって掻き取られつつ下方へ流れ落ち、その過
程で脱気された後にフラッシュタンク12に連続的に受
けられる。フラッシュタンク12に受けられた流体は、
真空状態が解かれてから開閉バルブ60を通して収集さ
れる。なお、加熱ヒータ62が上記下流側管状部材36
の外周に装着されており、必要に応じて下流側管状部材
36内の流体が加熱されるようになっている。
【0026】本実施例の真空脱泡装置14によれば、そ
のインライン攪拌装置10において、ハウジング18内
において回転させられる回転管20内に導かれた流体
は、遠心力などに従ってハウジング18の内壁面に向か
って放射されるとともに、そのハウジング18の内壁面
に向かって放射された流体は回転管20とともに回転す
る攪拌羽根24によって攪拌されることから、高粘性或
いは高比重の流体であってもそれ自体が好適に攪拌され
て真空の円柱状空間16内において露出される表面積が
十分に得られるので、好適な脱泡効果が得られる。
のインライン攪拌装置10において、ハウジング18内
において回転させられる回転管20内に導かれた流体
は、遠心力などに従ってハウジング18の内壁面に向か
って放射されるとともに、そのハウジング18の内壁面
に向かって放射された流体は回転管20とともに回転す
る攪拌羽根24によって攪拌されることから、高粘性或
いは高比重の流体であってもそれ自体が好適に攪拌され
て真空の円柱状空間16内において露出される表面積が
十分に得られるので、好適な脱泡効果が得られる。
【0027】また、本実施例の真空脱泡装置14によれ
ば、回転円盤を用いないために装置が簡単且つ小型とな
る。しかも、ハウジング18および回転管20に洗浄液
を流してその回転管20を回転させることによりそれら
ハウジング18内および回転管20内を洗浄できる自己
洗浄機能があるので、装置の洗浄に手間がかからないと
いう利点がある。
ば、回転円盤を用いないために装置が簡単且つ小型とな
る。しかも、ハウジング18および回転管20に洗浄液
を流してその回転管20を回転させることによりそれら
ハウジング18内および回転管20内を洗浄できる自己
洗浄機能があるので、装置の洗浄に手間がかからないと
いう利点がある。
【0028】また、本実施例によれば、攪拌羽根24
は、軸心Cまわりに180度旋回させられた螺旋状板が
その軸心方向において互いに隣接した状態で複数個配置
されるものであり、その螺旋状板の隣接部分は、互いに
略直交させられているものであることから、ハウジング
18内を流体が軸心C方向に流下することだけで、螺旋
状板により分離された流体が軸心方向に流れることによ
って互いに入れ替えられ、その螺旋状板の下流側端部に
対して上流側端部が直交する下流側の螺旋状板によって
上記分離された流体の1/2ずつが相互に混合されると
いう攪拌羽根24による攪拌効果が発生するので、回転
管20およびそれに固定された攪拌羽根24の回転によ
る攪拌効果と相まって、相乗的に高い攪拌効果が得られ
る。
は、軸心Cまわりに180度旋回させられた螺旋状板が
その軸心方向において互いに隣接した状態で複数個配置
されるものであり、その螺旋状板の隣接部分は、互いに
略直交させられているものであることから、ハウジング
18内を流体が軸心C方向に流下することだけで、螺旋
状板により分離された流体が軸心方向に流れることによ
って互いに入れ替えられ、その螺旋状板の下流側端部に
対して上流側端部が直交する下流側の螺旋状板によって
上記分離された流体の1/2ずつが相互に混合されると
いう攪拌羽根24による攪拌効果が発生するので、回転
管20およびそれに固定された攪拌羽根24の回転によ
る攪拌効果と相まって、相乗的に高い攪拌効果が得られ
る。
【0029】また、本実施例によれば、攪拌羽根24
は、ハウジング18の内壁面に略到達するまで回転管2
0の外周面から突設された螺旋状板から構成されるもの
であることから、噴射孔26から噴射されてハウジング
18の内壁面すなわち円柱状空間16の内周面に付着し
た流体が上記攪拌羽根24によって掻き取られるので、
さらに攪拌効果が得られて好適な脱泡品質となる利点が
ある。
は、ハウジング18の内壁面に略到達するまで回転管2
0の外周面から突設された螺旋状板から構成されるもの
であることから、噴射孔26から噴射されてハウジング
18の内壁面すなわち円柱状空間16の内周面に付着し
た流体が上記攪拌羽根24によって掻き取られるので、
さらに攪拌効果が得られて好適な脱泡品質となる利点が
ある。
【0030】また、本実施例によれば、噴射孔26は、
回転管20の攪拌羽根24(螺旋状板)が固定された部
位に形成されたものであることから、噴射孔26から噴
射された流体はそれと共に回転する上記螺旋状板の表面
上に広がるので、その流体の表面積を一層大きくするこ
とができる利点がある。
回転管20の攪拌羽根24(螺旋状板)が固定された部
位に形成されたものであることから、噴射孔26から噴
射された流体はそれと共に回転する上記螺旋状板の表面
上に広がるので、その流体の表面積を一層大きくするこ
とができる利点がある。
【0031】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】図2は、インライン型攪拌装置66および
それに接続されたスタティックミキサ68を備えた添加
流体混合装置70を示している。インライン型攪拌装置
66は、円柱状空間16と共通の軸心Cが略水平となる
ように配置されている点、および1枚の攪拌羽根24を
備えるためにそれに合わせて回転管20および下流側管
状部材36の長さが短縮されている点において、前述の
インライン型攪拌装置10と相違し、他は同様に構成さ
れている。
それに接続されたスタティックミキサ68を備えた添加
流体混合装置70を示している。インライン型攪拌装置
66は、円柱状空間16と共通の軸心Cが略水平となる
ように配置されている点、および1枚の攪拌羽根24を
備えるためにそれに合わせて回転管20および下流側管
状部材36の長さが短縮されている点において、前述の
インライン型攪拌装置10と相違し、他は同様に構成さ
れている。
【0033】スタティックミキサ68は、図1の実施例
の複数個の攪拌羽根24と同様に、矩形板が軸心Cまわ
りの一回転方向に略180度捩じられることにより構成
された複数個の混合羽根72が混合管74内において互
いに隣接部が直交するように軸心Cの方向に順次固設さ
れることで構成されており、上記下流側管状部材36の
下流側に接続されている。
の複数個の攪拌羽根24と同様に、矩形板が軸心Cまわ
りの一回転方向に略180度捩じられることにより構成
された複数個の混合羽根72が混合管74内において互
いに隣接部が直交するように軸心Cの方向に順次固設さ
れることで構成されており、上記下流側管状部材36の
下流側に接続されている。
【0034】以上のように構成された添加流体混合装置
70では、回転駆動装置22により回転管20が回転駆
動される状態で、たとえば合成樹脂、流動性食品のよう
な高粘性の主流体が上流側管状部材34すなわちハウジ
ング18の上流側開口から導入されるとともに、着色剤
や防腐剤のような低粘性の微量の流体が上記非回転管5
6、駆動管50を介して回転管20内に導かれると、そ
の回転管20内の圧力および遠心力に従ってその回転管
20に設けられた噴射孔26から下流側管状部材36の
内周面すなわちハウジング18の内壁面に向かって外周
側へ噴射される。その噴射された流体はその噴射力と攪
拌羽根24の回転とによって主流体に好適に混合された
後、下流側へ送られる過程でスタティックミキサ68に
よってさらに混合されてそれから連続的に送出される。
70では、回転駆動装置22により回転管20が回転駆
動される状態で、たとえば合成樹脂、流動性食品のよう
な高粘性の主流体が上流側管状部材34すなわちハウジ
ング18の上流側開口から導入されるとともに、着色剤
や防腐剤のような低粘性の微量の流体が上記非回転管5
6、駆動管50を介して回転管20内に導かれると、そ
の回転管20内の圧力および遠心力に従ってその回転管
20に設けられた噴射孔26から下流側管状部材36の
内周面すなわちハウジング18の内壁面に向かって外周
側へ噴射される。その噴射された流体はその噴射力と攪
拌羽根24の回転とによって主流体に好適に混合された
後、下流側へ送られる過程でスタティックミキサ68に
よってさらに混合されてそれから連続的に送出される。
【0035】微量の添加流体を主流体へインラインで連
続的に混合させる場合には、微量流体が液滴状態以上の
混合できない場合があったのに対し、本実施例の添加流
体混合装置70によれば、そのインライン攪拌装置66
において、ハウジング18内において回転させられる回
転管20内に導かれた微量の添加流体は、遠心力などに
従ってハウジング18の内壁面に向かって放射されると
ともに、回転管20とともに回転する攪拌羽根24によ
って攪拌されることから、その攪拌効果によって微量の
添加流体であっても主流体に好適に連続混合される。ま
た、本実施例の添加流体混合装置70は、スタティック
ミキサ68だけを用いて構成される場合に比較してその
全長が短縮される。
続的に混合させる場合には、微量流体が液滴状態以上の
混合できない場合があったのに対し、本実施例の添加流
体混合装置70によれば、そのインライン攪拌装置66
において、ハウジング18内において回転させられる回
転管20内に導かれた微量の添加流体は、遠心力などに
従ってハウジング18の内壁面に向かって放射されると
ともに、回転管20とともに回転する攪拌羽根24によ
って攪拌されることから、その攪拌効果によって微量の
添加流体であっても主流体に好適に連続混合される。ま
た、本実施例の添加流体混合装置70は、スタティック
ミキサ68だけを用いて構成される場合に比較してその
全長が短縮される。
【0036】また、本実施例の添加流体混合装置70に
よれば、ハウジング18および回転管20に洗浄液を流
してその回転管20を回転させることによりそれらハウ
ジング18内および回転管20内を洗浄できる自己洗浄
機能があるので、装置の洗浄に手間がかからないという
利点がある。
よれば、ハウジング18および回転管20に洗浄液を流
してその回転管20を回転させることによりそれらハウ
ジング18内および回転管20内を洗浄できる自己洗浄
機能があるので、装置の洗浄に手間がかからないという
利点がある。
【0037】また、本実施例によれば、インライン型流
体攪拌装置66に続いてスタティックミキサ68が接続
されており、そのスタティックミキサ68は、矩形板が
軸心Cまわりの一回転方向に略180度旋回させられる
ことにより構成された複数個の混合羽根72が混合管7
4内において互いに隣接部が直交するように軸心Cの方
向に順次固設されることで構成されたものであることか
ら、ハウジング18内に続いて混合管74内を流体が軸
心C方向に移送されるだけで、混合羽根72により分離
された流体が軸心C方向に流れることによって互いに入
れ替えられ、その混合羽根72の下流側端部に対して上
流側端部が直交する下流側の混合羽根72によって上記
分離された流体の1/2ずつが相互に混合されるという
混合羽根72による攪拌効果が発生するので、回転管2
0およびそれに固定された攪拌羽根24の回転による攪
拌効果と相まって、相乗的に高い混合効果が得られる。
体攪拌装置66に続いてスタティックミキサ68が接続
されており、そのスタティックミキサ68は、矩形板が
軸心Cまわりの一回転方向に略180度旋回させられる
ことにより構成された複数個の混合羽根72が混合管7
4内において互いに隣接部が直交するように軸心Cの方
向に順次固設されることで構成されたものであることか
ら、ハウジング18内に続いて混合管74内を流体が軸
心C方向に移送されるだけで、混合羽根72により分離
された流体が軸心C方向に流れることによって互いに入
れ替えられ、その混合羽根72の下流側端部に対して上
流側端部が直交する下流側の混合羽根72によって上記
分離された流体の1/2ずつが相互に混合されるという
混合羽根72による攪拌効果が発生するので、回転管2
0およびそれに固定された攪拌羽根24の回転による攪
拌効果と相まって、相乗的に高い混合効果が得られる。
【0038】図3は、インライン型攪拌装置10を用い
た粉体スラリー化装置76を示している。本実施例のイ
ンライン型攪拌装置10は、図1の実施例に対して、そ
の軸心Cが水平面に対して所定角度たとえば15乃至3
0度傾斜させられている点、および粉体Fを貯留しつつ
供給するホッパ78がハウジング18の上流側開口に設
けられている点において相違し、他は同様に構成されて
いる。
た粉体スラリー化装置76を示している。本実施例のイ
ンライン型攪拌装置10は、図1の実施例に対して、そ
の軸心Cが水平面に対して所定角度たとえば15乃至3
0度傾斜させられている点、および粉体Fを貯留しつつ
供給するホッパ78がハウジング18の上流側開口に設
けられている点において相違し、他は同様に構成されて
いる。
【0039】以上のように構成された粉体スラリー化装
置76では、回転駆動装置22により回転管20が回転
駆動される状態で、たとえば無機粉体、メリケン粉のよ
うな粉体がホッパ78内から上流側管状部材34すなわ
ちハウジング18の上流側開口から導入されるととも
に、水や油などの混合媒体である流体が上記非回転管5
6、駆動管50を介して回転管20内に導かれると、そ
の回転管20内の圧力および遠心力に従ってその回転管
20に設けられた噴射孔26から下流側管状部材36の
内周面すなわちハウジング18の内壁面に向かって外周
側へ噴射される。その噴射された流体はその噴射力と攪
拌羽根24の回転とによって主流体に好適に粉体と混合
されることによりスラリー化され、下流側管状部材36
の下流側開口から連続的に送出される。
置76では、回転駆動装置22により回転管20が回転
駆動される状態で、たとえば無機粉体、メリケン粉のよ
うな粉体がホッパ78内から上流側管状部材34すなわ
ちハウジング18の上流側開口から導入されるととも
に、水や油などの混合媒体である流体が上記非回転管5
6、駆動管50を介して回転管20内に導かれると、そ
の回転管20内の圧力および遠心力に従ってその回転管
20に設けられた噴射孔26から下流側管状部材36の
内周面すなわちハウジング18の内壁面に向かって外周
側へ噴射される。その噴射された流体はその噴射力と攪
拌羽根24の回転とによって主流体に好適に粉体と混合
されることによりスラリー化され、下流側管状部材36
の下流側開口から連続的に送出される。
【0040】本実施例の粉体スラリー化装置76におい
ても、ハウジング18内において回転させられる回転管
20内に導かれた水などの流体が、遠心力などに従って
ハウジング18の内壁面に向かって放射されるととも
に、回転管20とともに回転する攪拌羽根24によって
攪拌されることから、その攪拌効果によって粉体に対し
て好適に連続混合され、小型且つ簡単な構造の装置によ
って能率よくスラリー化が行われる。
ても、ハウジング18内において回転させられる回転管
20内に導かれた水などの流体が、遠心力などに従って
ハウジング18の内壁面に向かって放射されるととも
に、回転管20とともに回転する攪拌羽根24によって
攪拌されることから、その攪拌効果によって粉体に対し
て好適に連続混合され、小型且つ簡単な構造の装置によ
って能率よくスラリー化が行われる。
【0041】図4は、インライン型攪拌装置82を用い
た2液用の添加流体混合装置84を示している。本実施
例のインライン型攪拌装置82は、その軸心Cが水平と
なるように配置されている点、スラリーSを貯留しつつ
供給するホッパ86がハウジング18の上流側開口に設
けられている点、回転管が、2種類の流体AおよびBを
それぞれ導くために、大径回転管20A と、その大径回
転管20A の内周側においてその大径回転管20A の下
流側端部よりも所定長さ突き出した状態で同心に嵌め入
れられた小径回転管20B とから構成されて、攪拌羽根
24および噴射孔26は、それら大径回転管20A の外
周面および小径回転管20B のその大径回転管20A の
下流側端部から突き出した部分の外周面にそれぞれ設け
られる点において、図1の実施例に対して相違し、他は
同様に構成されている。
た2液用の添加流体混合装置84を示している。本実施
例のインライン型攪拌装置82は、その軸心Cが水平と
なるように配置されている点、スラリーSを貯留しつつ
供給するホッパ86がハウジング18の上流側開口に設
けられている点、回転管が、2種類の流体AおよびBを
それぞれ導くために、大径回転管20A と、その大径回
転管20A の内周側においてその大径回転管20A の下
流側端部よりも所定長さ突き出した状態で同心に嵌め入
れられた小径回転管20B とから構成されて、攪拌羽根
24および噴射孔26は、それら大径回転管20A の外
周面および小径回転管20B のその大径回転管20A の
下流側端部から突き出した部分の外周面にそれぞれ設け
られる点において、図1の実施例に対して相違し、他は
同様に構成されている。
【0042】以上のように構成された粉体スラリー化装
置添加流体混合装置84では、回転駆動装置22により
回転管20が回転駆動される状態で、たとえば無機材
料、或いは食品粉体を含むスラリーSがホッパ86から
上流側管状部材34すなわちハウジング18の上流側開
口内に導入されるとともに、着色剤或いは防腐剤などの
2種類の添加流体AおよびBが大径回転管20A および
小径回転管20B 内に導かれると、その大径回転管20
A および小径回転管20B 内の圧力および遠心力に従っ
てそれら大径回転管20A および小径回転管20B に設
けられた噴射孔26から下流側管状部材36の内周面す
なわちハウジング18の内壁面に向かって外周側へそれ
ぞれ噴射される。その噴射された添加流体AおよびBは
その噴射力と攪拌羽根24の回転とによってスラリーS
に好適に混合され、下流側管状部材36の下流側開口か
ら連続的に送出される。
置添加流体混合装置84では、回転駆動装置22により
回転管20が回転駆動される状態で、たとえば無機材
料、或いは食品粉体を含むスラリーSがホッパ86から
上流側管状部材34すなわちハウジング18の上流側開
口内に導入されるとともに、着色剤或いは防腐剤などの
2種類の添加流体AおよびBが大径回転管20A および
小径回転管20B 内に導かれると、その大径回転管20
A および小径回転管20B 内の圧力および遠心力に従っ
てそれら大径回転管20A および小径回転管20B に設
けられた噴射孔26から下流側管状部材36の内周面す
なわちハウジング18の内壁面に向かって外周側へそれ
ぞれ噴射される。その噴射された添加流体AおよびBは
その噴射力と攪拌羽根24の回転とによってスラリーS
に好適に混合され、下流側管状部材36の下流側開口か
ら連続的に送出される。
【0043】本実施例によれば、前述の実施例と同様の
効果が得られる他、2種類の添加流体AおよびBをスラ
リーSに所定の時間差を用いて混合することができる。
化学反応などの理由によりスラリーSに対する添加流体
AおよびBの混合に順序を設けなければならない場合に
特に有効である。
効果が得られる他、2種類の添加流体AおよびBをスラ
リーSに所定の時間差を用いて混合することができる。
化学反応などの理由によりスラリーSに対する添加流体
AおよびBの混合に順序を設けなければならない場合に
特に有効である。
【0044】図5は、上記添加流体混合装置、スラリー
粉体化装置などに用いられる並列式インライン型流体攪
拌装置90を示している。回転管20に固設された複数
(本実施例では2個)の攪拌羽根24aおよび24bの
中間には、円柱状空間16を第1空間16aおよび第2
空間16bに分離するための円板状の隔壁92が設けら
れており、第1空間16a内で攪拌された流体或いは粉
流体は第1流出口94から流出させられ、第2空間16
b内で攪拌された流体或いは粉流体は下流側管状部材3
6の下流側開口である第2流出口96から流出させられ
るようになっている。
粉体化装置などに用いられる並列式インライン型流体攪
拌装置90を示している。回転管20に固設された複数
(本実施例では2個)の攪拌羽根24aおよび24bの
中間には、円柱状空間16を第1空間16aおよび第2
空間16bに分離するための円板状の隔壁92が設けら
れており、第1空間16a内で攪拌された流体或いは粉
流体は第1流出口94から流出させられ、第2空間16
b内で攪拌された流体或いは粉流体は下流側管状部材3
6の下流側開口である第2流出口96から流出させられ
るようになっている。
【0045】本実施例の並列式インライン型流体攪拌装
置90によれば、前述の実施例と同様の効果が得られる
のに加えて、処理能力が倍増する利点がある。なお、回
転管20内に2つの流体流通路を縦通させて、一方の流
体流通路に導かれた第1の流体を上記第1空間16a内
に噴射させ、他方の流体流通路に導かれた第2の流体を
上記第2空間16b内に噴射させることにより、同時に
2種類の流体を処理するようにすることもできる。
置90によれば、前述の実施例と同様の効果が得られる
のに加えて、処理能力が倍増する利点がある。なお、回
転管20内に2つの流体流通路を縦通させて、一方の流
体流通路に導かれた第1の流体を上記第1空間16a内
に噴射させ、他方の流体流通路に導かれた第2の流体を
上記第2空間16b内に噴射させることにより、同時に
2種類の流体を処理するようにすることもできる。
【0046】図6乃至図9は、前記混合羽根24の他の
例をそれぞれ示している。図6に示す混合羽根100
は、図1の実施例と同様に、回転管20に固設されて軸
心Cまわりに略180度だけ旋回させられた螺旋状板か
ら成り、その軸心Cの方向においてその螺旋状板が軸心
Cまわりに互いに直交させられた状態で隣接して順次配
置されているが、それらの螺旋状板は、軸心Cまわりに
おいて互いに反対方向に捩じられている点で相違する。
例をそれぞれ示している。図6に示す混合羽根100
は、図1の実施例と同様に、回転管20に固設されて軸
心Cまわりに略180度だけ旋回させられた螺旋状板か
ら成り、その軸心Cの方向においてその螺旋状板が軸心
Cまわりに互いに直交させられた状態で隣接して順次配
置されているが、それらの螺旋状板は、軸心Cまわりに
おいて互いに反対方向に捩じられている点で相違する。
【0047】図7に示す混合羽根102は、軸心Cに直
交する面内においてその軸心Cを通る一直線に沿って回
転管20から径方向において突設された矩形板から成
り、軸心C方向においてその矩形板が軸心Cまわりに互
いに直交させられた状態で隣接して順次配置されてい
る。
交する面内においてその軸心Cを通る一直線に沿って回
転管20から径方向において突設された矩形板から成
り、軸心C方向においてその矩形板が軸心Cまわりに互
いに直交させられた状態で隣接して順次配置されてい
る。
【0048】図8に示す混合羽根104は、回転管20
の軸心Cまわりに連続的に旋回させられた螺旋状板から
成り、図1の実施例と同様に、搬送スクリュウとしても
機能するものである。図9に示す混合羽根106は、回
転管20の所定位置から長手状の小片が放射状に突き出
して構成されたものであり、回転管20上において所定
間隔で設けられる。
の軸心Cまわりに連続的に旋回させられた螺旋状板から
成り、図1の実施例と同様に、搬送スクリュウとしても
機能するものである。図9に示す混合羽根106は、回
転管20の所定位置から長手状の小片が放射状に突き出
して構成されたものであり、回転管20上において所定
間隔で設けられる。
【0049】以上、本発明の一実施例を図面を用いて説
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0050】たとえば、インライン型流体攪拌装置10
を備えた図1と同様の装置を用いて、スラリーから粉体
を製造するスラリー粉体化装置を構成することができ
る。この場合、ハウジング18内の円柱状空間16内に
は乾燥気体が上流側管状部材34と下流側管状部材36
との間で流通させられている状態で、スラリーが回転管
20に設けられた噴射孔26から噴射されると、直ちに
細粒化されて攪拌羽根24によりフラッシュタンク12
内へ搬送され、そこで流動性の粉体が貯留される。
を備えた図1と同様の装置を用いて、スラリーから粉体
を製造するスラリー粉体化装置を構成することができ
る。この場合、ハウジング18内の円柱状空間16内に
は乾燥気体が上流側管状部材34と下流側管状部材36
との間で流通させられている状態で、スラリーが回転管
20に設けられた噴射孔26から噴射されると、直ちに
細粒化されて攪拌羽根24によりフラッシュタンク12
内へ搬送され、そこで流動性の粉体が貯留される。
【0051】また、前述の図1の真空脱泡装置14或い
は上記スラリー粉体化装置では、それに用いられている
フラッシュタンク12に代えて、管状部材が接続されて
もよい。このようにすれば、脱泡された流体や粉体が連
続的に搬出される利点がある。
は上記スラリー粉体化装置では、それに用いられている
フラッシュタンク12に代えて、管状部材が接続されて
もよい。このようにすれば、脱泡された流体や粉体が連
続的に搬出される利点がある。
【0052】また、前述の実施例の攪拌羽根24は、軸
心Cまわりに捩じられた螺旋状板から構成されていた
が、その螺旋状板は2枚の板が貼り合わせられた二重構
造で構成され、その2枚の板の間に形成された流体路を
介して前記回転管内に連通させられた噴射孔がその螺旋
状板に設けられていてもよい。このようにすれば、回転
管20によって導かれた流体が回転軸心Cから離れた位
置から噴射されるので、より一層均一に分散或いは混合
される利点がある。
心Cまわりに捩じられた螺旋状板から構成されていた
が、その螺旋状板は2枚の板が貼り合わせられた二重構
造で構成され、その2枚の板の間に形成された流体路を
介して前記回転管内に連通させられた噴射孔がその螺旋
状板に設けられていてもよい。このようにすれば、回転
管20によって導かれた流体が回転軸心Cから離れた位
置から噴射されるので、より一層均一に分散或いは混合
される利点がある。
【0053】また、前述の図2の添加流体混合装置70
において、インライン型流体攪拌装置66は1つの攪拌
羽根24を用いていたが、複数個の攪拌羽根24を用い
たものであってもよい。この場合には、スタティックミ
キサ68が除去されてもよい。また、図1、図3のイン
ライン型流体攪拌装置10、図4のインライン型流体攪
拌装置82は複数個の攪拌羽根24を用いていたが、1
個の攪拌羽根24を用いたものであってもよい。
において、インライン型流体攪拌装置66は1つの攪拌
羽根24を用いていたが、複数個の攪拌羽根24を用い
たものであってもよい。この場合には、スタティックミ
キサ68が除去されてもよい。また、図1、図3のイン
ライン型流体攪拌装置10、図4のインライン型流体攪
拌装置82は複数個の攪拌羽根24を用いていたが、1
個の攪拌羽根24を用いたものであってもよい。
【0054】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図1】本発明の一実施例のインライン型流体攪拌装置
を含む真空脱泡装置の構成を説明する一部を切り欠いた
断面図である。
を含む真空脱泡装置の構成を説明する一部を切り欠いた
断面図である。
【図2】本発明の他の実施例のインライン型流体攪拌装
置を含む添加流体混合装置の構成を説明する図である。
置を含む添加流体混合装置の構成を説明する図である。
【図3】本発明の他の実施例のインライン型流体攪拌装
置を含む粉体スラリー化装置の構成を説明する一部を切
り欠いた断面図である。
置を含む粉体スラリー化装置の構成を説明する一部を切
り欠いた断面図である。
【図4】本発明の他の実施例のインライン型流体攪拌装
置を含む2液用の添加流体混合装置の構成を説明する図
である。
置を含む2液用の添加流体混合装置の構成を説明する図
である。
【図5】本発明の他の実施例の並列式のインライン型流
体攪拌装置の構成を説明する図である。
体攪拌装置の構成を説明する図である。
【図6】本発明の他の実施例の攪拌羽根を説明する図で
ある。
ある。
【図7】本発明の他の実施例の攪拌羽根を説明する図で
ある。
ある。
【図8】本発明の他の実施例の攪拌羽根を説明する図で
ある。
ある。
【図9】本発明の他の実施例の攪拌羽根を説明する図で
ある。
ある。
10:インライン流体攪拌装置 16:円柱状空間 18:ハウジング 20:回転管 24:攪拌羽根 26:噴射孔
Claims (3)
- 【請求項1】 流体が移送される管内において該流体を
攪拌するインライン型流体攪拌装置であって、 円柱状内部空間を有するハウジングと、 該ハウジングの円柱状内部空間と共通の軸心を有して該
ハウジング内において該軸心まわりに回転可能に設けら
れ、該ハウジングの円柱状内部空間よりも小径の回転管
と、 該回転管を回転駆動する回転駆動装置と、 該回転管の外周面から前記ハウジングの内壁面に向かっ
て突設された攪拌羽根と、 前記回転管内に導かれた流体を外周側へ噴き出すために
該回転管の管壁または該管壁から突設された前記攪拌羽
根に形成された噴射孔とを、含むことを特徴とするイン
ライン型流体攪拌装置。 - 【請求項2】 前記攪拌羽根は、前記軸心まわりに旋回
させられた螺旋状板が該軸心方向において互いに隣接し
た状態で複数個配置されるものであり、該螺旋状板の隣
接部分は、互いに直交させられているものである請求項
1のインライン型流体攪拌装置。 - 【請求項3】 前記ハウジングの上流側端部には、前記
軸心に対して略直角となる方向に開口して前記円柱状内
部空間に連通する上流側開口が設けられており、前記回
転管は、該ハウジングの壁を貫通して該ハウジング内に
挿入されたものである請求項1または2のインライン型
流体攪拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204302A JP2001029764A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | インライン型流体攪拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204302A JP2001029764A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | インライン型流体攪拌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001029764A true JP2001029764A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16488239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11204302A Pending JP2001029764A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | インライン型流体攪拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001029764A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006130450A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Noritake Co Ltd | 粉体及び液体の混合装置 |
WO2016052742A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | 旭有機材工業株式会社 | 流体混合器および流体混合器を用いた装置 |
JP2017115109A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 出光興産株式会社 | グリース製造装置、及びグリースの製造方法 |
CN107601801A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-01-19 | 福建熙民环保设备制造有限公司 | 化粪池自动吸料处理装置 |
CN108554213A (zh) * | 2018-06-20 | 2018-09-21 | 南京工业职业技术学院 | 一种基于微量润滑的切削液多组分在线混合机构 |
JPWO2017135398A1 (ja) * | 2016-02-04 | 2018-11-29 | 日産化学株式会社 | ポリマーの製造方法 |
CN110013779A (zh) * | 2019-04-24 | 2019-07-16 | 夏敬品 | 一种水性建筑涂料消泡式分散设备 |
-
1999
- 1999-07-19 JP JP11204302A patent/JP2001029764A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10391460B2 (en) | 2014-10-03 | 2019-08-27 | Asahi Yukizai Corporation | Fluid mixer and apparatus using fluid mixer |
JP2017115109A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 出光興産株式会社 | グリース製造装置、及びグリースの製造方法 |
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CN108554213B (zh) * | 2018-06-20 | 2023-09-26 | 南京工业职业技术学院 | 一种基于微量润滑的切削液多组分在线混合机构 |
CN110013779A (zh) * | 2019-04-24 | 2019-07-16 | 夏敬品 | 一种水性建筑涂料消泡式分散设备 |
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