JP2001028572A - 情報配信システム - Google Patents

情報配信システム

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JP2001028572A
JP2001028572A JP11176973A JP17697399A JP2001028572A JP 2001028572 A JP2001028572 A JP 2001028572A JP 11176973 A JP11176973 A JP 11176973A JP 17697399 A JP17697399 A JP 17697399A JP 2001028572 A JP2001028572 A JP 2001028572A
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JP11176973A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Hioki
敏昭 日置
Yoshihiro Hori
吉宏 堀
Megumi Makino
恵 牧野
Yoshikazu Kanamori
美和 金森
Shiro Nakamura
史朗 中村
Toshiki Kuma
俊毅 隈
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピーされたデータに対しても著作権の保護
を行う配信システムを提供する。 【解決手段】 音楽配信システム100は、携帯電話1
(TEL1)と、メモリカードMと、音楽情報サーバ1
0とから成る。メモリカードMは、携帯電話1に挿脱可
能であり、携帯電話1に固有の固有ID1(19)、暗
号化音楽データに関する著作権情報18、暗号化音楽デ
ータ17、およびコピー防止符号16が記録可能であ
る。携帯電話1から音楽情報サーバ10へ電話すること
により音楽情報サーバ10から著作権情報18、暗号化
音楽データ17、固有ID1(19)に基づいた暗号化
コンテンツキー1(16)が携帯電話1へ送信され、携
帯電話1は、暗号化コンテンツキー1(16)、暗号化
音楽データ17、著作権情報18、および固有ID1
(19)をメモリカードMに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピーされた情報
に対する著作権保護を実現した携帯電話による情報配信
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、音楽情報を記録したCD(コンパ
クトディスク)が販売されており、CDから光磁気ディ
スク(MD)への音楽情報のコピーは自由に行うことが
できる。
【0003】一方、CDからMDへ音楽情報をコピーし
た場合、MDから更に他のMDに音楽情報をコピーする
ことは、著作権を侵害するとして不可能である。
【0004】即ち、現在では、親から子へのコピーは自
由に行うことができるが、孫へのコピーはできないこと
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在のような
システムでは、音楽情報の自由な供給が困難であり、音
楽情報を記録再生する機器を製造する製造業者にとって
も不公正なシステムになっている。
【0006】一方、自由に音楽情報をコピーできるよう
にした場合、著作権侵害の問題も生じる。
【0007】また、音楽情報に限らず、地図データ、書
籍データ、絵データ、写真データ、英会話データ、朗読
データ、EPG(Electronic Progra
mGuide)等の一般の情報においても音楽データと
同様の問題が生じる。
【0008】そこで、本願発明は、かかる問題を解決
し、コピーされた情報に対して著作権の保護を行い、配
信業者、アーティスト、情報の利用者、機器製造業者に
公正なシステムを構築することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る発明は、携帯電話の電話番号に依存した固有I
Dと、固有IDに基づいて暗号化された暗号化コンテン
ツキーと、著作権情報と、コンテンツキーによって暗号
化された暗号化情報データとを記録可能な媒体と、携帯
電話からの通話に基づいて暗号化コンテンツキーを生成
し、その生成した暗号化コンテンツキーと、著作権情報
と、コンテンツキーによって暗号化された情報データと
を携帯電話に送信する情報サーバと、固有IDと、情報
サーバから受信した暗号化コンテンツキー、著作権情
報、および暗号化情報データとを媒体に記録し、その記
録した情報データを再生する携帯電話とから成る情報配
信システムである。
【0010】請求項1に記載された情報配信システムに
おいては、携帯電話から情報サーバへ通話されると、情
報サーバは、通話した携帯電話の電話番号を介して固有
IDを知り、その固有IDに基づいて暗号化された情報
データを復号化するコンテンツキーを暗号化した暗号化
コンテンツキーを生成する。そして、その生成した暗号
化コンテンツキーと、携帯電話からの通話により指定さ
れた暗号化情報データと、その暗号化情報データに関す
る著作権情報とを通話した携帯電話に送信する。携帯電
話は、固有IDと、情報サーバから受信した暗号化コン
テンツキー、著作権情報、および暗号化情報データとを
媒体に記録し、その記録した情報データを再生する。
【0011】従って、請求項1に記載された発明によれ
ば、携帯電話により時と場所とを選ばずに希望の情報デ
ータを取得し、楽しむことができる。
【0012】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載された情報配信システムにおいて、媒体は、第三者
に読み出し不可能なセキュリティー領域と、読み出し可
能なデータ領域とから成り、固有IDはセキュリティー
領域に記録し、著作権情報、および暗号化情報データは
データ領域に記録し、暗号化コンテンツキーは、セキュ
リティー領域もしくはデータ領域に記録する情報配信シ
ステムである。
【0013】請求項2に記載された情報配信システムに
おいては、携帯電話は固有IDを媒体の第三者に読み出
し不可能なセキュリティー領域に記録し、情報サーバか
ら受信した著作権情報、および暗号化情報データは媒体
の読み出し可能なデータ領域に記録し、暗号化コンテン
ツキーは、セキュリティー領域もしくはデータ領域に記
録する。
【0014】従って、請求項2に記載された発明によれ
ば、携帯電話の電話番号に依存した固有ID、即ち、基
本キーは読み出すことができず、不法コピーを防止する
ことができる。
【0015】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
記載された情報配信システムにおいて、媒体は、第三者
に読み出し不可能なセキュリティー領域と、読み出し可
能なデータ領域とから成り、暗号化コンテンツキーは、
セキュリティー領域に記載し、固有ID、著作権情報、
および暗号化情報データは、データ領域に記録する情報
配信システムである。
【0016】請求項3に記載された情報配信システムに
おいては、携帯電話は暗号化コンテンツキーを媒体の第
三者に読み出し不可能なセキュリティー領域に記録し、
固有IDと、情報サーバから受信した著作権情報、およ
び暗号化情報データとは媒体の読み出し可能なデータ領
域に記録する。
【0017】従って、請求項3に記載された発明によれ
ば、暗号化情報データを復号する暗号化コンテンツキー
は、その携帯電話の持ち主以外の第三者により媒体から
読み出すことができず、暗号化情報データを不法にコピ
ーしたとしても、そのコピーした暗号化情報データを復
号する暗号化コンテンツキーを第三者は入手できず、第
三者はそのコピーした音楽データを聞くことができな
い。その結果、不法なコピーを防止できる。
【0018】また、請求項4に係る発明は、請求項1か
ら請求項3のいずれか1項に記載の情報配信システムに
おいて、携帯電話は、媒体に記録した暗号化コンテンツ
キーが固有IDに基づいて暗号化したものである場合に
限り暗号化情報データを再生できる情報配信システムで
ある。
【0019】請求項4に記載された情報配信システムに
おいては、携帯電話は、媒体に記録した暗号化コンテン
ツキーを読み出し、その読み出した暗号化コンテンツキ
ーが固有IDに基づいて暗号化されたものであると判別
された場合だけ媒体から暗号化情報データを再生でき
る。
【0020】従って、請求項4に記載された発明によれ
ば、固有ID、暗号化コンテンツキー、著作権情報、お
よび暗号化情報データを記録した媒体が、固有ID等を
記録した携帯電話と異なる携帯電話に装着された時でも
暗号化コンテンツキーが固有IDに基づいて暗号化され
たものであれば媒体に記録された暗号化情報データを再
生できる。しかし、固有ID、暗号化コンテンツキー、
著作権情報、および暗号化情報データを記録した媒体か
ら、固有ID等を記録した携帯電話と異なる携帯電話に
データコピーされた場合、暗号化コンテンツキーは、そ
の媒体を装着した携帯電話の固有IDに基づいて暗号化
されたものではないので、暗号化情報データを再生でき
ない。
【0021】その結果、音楽情報サーバから正規に暗号
化情報データを受信して記録した媒体を他人に貸すこと
が可能であるが、他人のデータをコピーした場合は、暗
号化情報データを再生できず、著作権保護が可能とな
り、不法なコピーを防止できる。
【0022】また、請求項5に係る発明は、第1の携帯
電話の電話番号に依存した第1の固有IDと、第1の固
有IDに基づいて暗号化した第1の暗号化コンテンツキ
ーと、著作権情報と、暗号化情報データとを記録可能な
媒体と、第1の携帯電話からの通話に基づいて第1の暗
号化コンテンツキーを生成し、その生成した第1の暗号
化コンテンツキーと、著作権情報と、暗号化情報データ
とを第1の携帯電話に送信すると共に、第1の携帯電話
と異なる第2の携帯電話から著作権情報の通話があった
ときは、第2の携帯電話の電話番号に依存した第2の固
有IDに基づいて暗号化した第2の暗号化コンテンツキ
ーを生成し、その生成した第2の暗号化コンテンツキー
を第2の携帯電話に送信する情報サーバと、第1の固有
IDと、情報サーバから受信した第1の暗号化コンテン
ツキー、著作権情報、および暗号化情報データとを媒体
に記録し、その記録した情報データを再生する第1の携
帯電話と、第1の携帯電話より少なくとも著作権情報、
および暗号化情報データがコピーされた媒体を装着した
第2の携帯電話から情報サーバへ媒体から読み出した著
作権情報を通話すると共に、情報サーバから受信した第
2の暗号化コンテンツキーを第1の暗号化コンテンツキ
ーに代えて媒体に記録し、情報データを再生する第2の
携帯電話とから成る情報配信システムである。
【0023】請求項5に記載された情報配信システムに
おいては、第1の携帯電話から情報サーバへ通話される
と、情報サーバは、通話した第1の携帯電話の電話番号
を介して第1の固有IDを知り、その第1の固有IDに
基づいて暗号化された情報データを復号するコンテンツ
キーを暗号化した第1のコンテンツキーを生成する。そ
して、その生成した第1のコンテンツキーと、第1の携
帯電話からの通話により指定された暗号化情報データ
と、その暗号化情報データに関する著作権情報とを通話
した第1の携帯電話に送信する。第1の携帯電話は、第
1の固有IDと、情報サーバから受信した第1のコンテ
ンツキー、著作権情報、および暗号化情報データとを媒
体に記録し、その記録した情報データを再生する。
【0024】また、第2の携帯電話が、第1の携帯電話
から少なくとも著作権情報、および暗号化情報データを
コピーし、情報サーバへ第1の媒体からコピーした著作
権情報を通話すると、情報サーバは、第2の携帯電話の
電話番号を介して第2の固有IDを知り、その第2の固
有IDに基づいて暗号化された情報データを復号するコ
ンテンツキーを暗号化した第2の暗号化コンテンツキー
を生成する。そして、情報サーバは、その生成した第2
のコンテンツキーを第2の携帯電話へ送信し、第2の携
帯電話は、情報サーバから受信した第2の暗号化コンテ
ンツキーを第1の暗号化コンテンツキーに代えて媒体に
記録し、情報データを再生する。
【0025】従って、請求項5に記載された発明によれ
ば、第1の携帯電話により正規に取得され、記録された
媒体をコピーする第2の携帯電話は、情報サーバに対
し、第1の携帯電話により媒体に記録された著作権情報
を送信すれば、情報サーバから第2の暗号化コンテンツ
キーが送られて来て、その送られてきた第2のコンテン
ツキーを第1の暗号化コンテンツキーに代えて媒体に記
録するだけで著作権を保護しながら情報データをコピー
できる。また、この際、第2の携帯電話は情報サーバへ
著作権情報を送信し、情報サーバから第2の暗号化コン
テンツキーを受信すれば良く、効率よく音楽データのコ
ピーができる。
【0026】また、請求項6に係る発明は、請求項5に
記載された情報配信システムにおいて、媒体は、第三者
に読み出し不可能なセキュリティー領域と、読み出し可
能なデータ領域とから成り、第1の固有IDもしくは第
2の固有IDはセキュリティー領域に記録し、著作権情
報、および暗号化情報データはデータ領域に記録し、第
1もしくは第2の暗号化コンテンツキーは、セキュリテ
ィー領域もしくはデータ領域に記録する情報配信システ
ムである。
【0027】請求項6に記載された情報配信システムに
おいては、第1の携帯電話は第1の固有IDを媒体の第
三者に読み出し不可能なセキュリティー領域に記録し、
情報サーバから受信した著作権情報、および暗号化情報
データは媒体の読み出し可能なデータ領域に記録し、第
1の暗号化コンテンツキーはセキュリティー領域もしく
はデータ領域に記録する。また、第2の携帯電話は第2
の固有IDを媒体の第三者に読み出し不可能なセキュリ
ティー領域に記録し、情報サーバから受信した第2の暗
号化コンテンツキーは第1の暗号化コンテンツキーを書
き換えて記録する。
【0028】従って、請求項6に記載された発明によれ
ば、第1もしくは第2の携帯電話の電話番号に依存した
第1もしくは第2の固有ID、即ち、基本キーは読み出
すことができず、不法コピーを防止することができる。
【0029】また、請求項7に係る発明は、請求項5に
記載された情報配信システムにおいて、媒体は、読み出
し不可能なセキュリティー領域と、読み出し可能なデー
タ領域とから成り、第1および第2の暗号化コンテンツ
キーはセキュリティー領域に記録し、第1の固有ID、
第2の固有ID、著作権情報、および暗号化情報データ
はデータ領域に記録する情報配信システムである。
【0030】請求項7に記載された情報配信システムに
おいては、第1の携帯電話は第1の暗号化コンテンツキ
ーを媒体の第三者に読み出し不可能なセキュリティー領
域に記録し、第1の固有IDと、情報サーバから受信し
た著作権情報、および暗号化情報データとは媒体の読み
出し可能なデータ領域に記録する。また、第2の携帯電
話は、情報サーバから受信した第2の暗号化コンテンツ
キーを第1の暗号化コンテンツキーに代えて媒体の第三
者に読み出し不可能なセキュリティー領域に記録し、第
2の固有IDは媒体の読み出し可能なデータ領域に記録
する。
【0031】従って、請求項7に記載された発明によれ
ば、第1の携帯電話および第2の携帯電話は、第三者が
読み出しできない領域に暗号化コンテンツキーを記録す
るので、暗号化情報データが不法にコピーされた場合で
も第三者はコピーした暗号化情報データを復号できず、
その音楽を聞くことができない。その結果、不法なコピ
ーを防止できる。
【0032】また、請求項8に係る発明は、請求項5か
ら請求項7のいずれか1項に記載された情報配信システ
ムにおいて、第1の携帯電話は、媒体に記録した第1の
暗号化コンテンツキーが第1の固有IDに基づいて暗号
化したものである場合に限り暗号化情報データを再生で
き、第2の携帯電話は、媒体に記録した第2の暗号化コ
ンテンツキーが第2の固有IDに基づいて暗号化したも
のである場合に限り暗号化情報データを再生できる情報
配信システムである。
【0033】請求項8に記載された情報配信システムに
おいては、第1の携帯電話は、媒体に記録した第1の暗
号化コンテンツキーを読み出し、その読み出した第1の
暗号化コンテンツキーが第1の固有IDに基づいて暗号
化されたものであると判別された場合だけ媒体から暗号
化情報データを再生できる。また、第2の携帯電話は、
媒体に記録した第2の暗号化コンテンツキーを読み出
し、その読み出した第2の暗号化コンテンツキーが第2
の固有IDに基づいて暗号化されたものであると判別さ
れた場合だけ媒体から暗号化情報データを再生できる。
【0034】従って、請求項8に記載された発明によれ
ば、固有ID、暗号化コンテンツキー、著作権情報、お
よび暗号化情報データを記録した媒体が、固有ID等を
記録した携帯電話と異なる携帯電話に装着された時でも
暗号化コンテンツキーが固有IDに基づいて暗号化され
たものであれば媒体に記録された暗号化情報データを再
生できる。
【0035】その結果、情報サーバから正規に暗号化情
報データを受信して記録した媒体を他人に貸すことが可
能であり、正規に暗号化情報データを受信して記録した
媒体から著作権情報、暗号化情報データをコピーしただ
けで、情報サーバから暗号化コンテンツキーを入手しな
ければ暗号化情報データを再生できず、著作権を保護し
て不法なコピーを防止できる。
【0036】また、請求項9に係る発明は、携帯電話の
電話番号に依存した固有IDと、固有IDに基づいて暗
号化された暗号化コンテンツキーと、著作権情報と、コ
ンテンツキーによって暗号化された暗号化情報データと
を記録可能な媒体と、携帯電話からの通話に基づいてそ
の通話した携帯電話に送信した公開キーにより暗号化さ
れた暗号化固有IDを通話した携帯電話から受信し、そ
の受信した暗号化固有IDが公開キーと密接な関係を有
する秘密キーにより復号化された場合に限り、その復号
した固有IDに基づいて暗号化情報データを復号するコ
ンテンツキーを暗号化した暗号化コンテンツキーを生成
し、その生成した暗号化コンテンツキーと、著作権情報
と、コンテンツキーによって暗号化された暗号化情報デ
ータとを携帯電話に送信する情報サーバと、情報サーバ
に通話をして希望する情報データを指定すると共に、固
有IDと、情報サーバから受信した暗号化コンテンツキ
ー、著作権情報、および暗号化情報データとを媒体に記
録し、その記録した暗号化情報データを再生する携帯電
話とから成る情報配信システムである。
【0037】請求項9に記載された情報配信システムに
おいては、携帯電話から情報サーバへ通話されると、情
報サーバは公開キーを携帯電話へ送信し、携帯電話は、
受信した公開キーにより固有IDを暗号化した暗号化固
有IDを生成し、その生成した暗号化固有IDを情報サ
ーバへ送信する。携帯電話から暗号化固有IDを受信し
た情報サーバは、秘密キーによる暗号化固有IDの復号
化を試み、復号化できた場合に限り、その復号した固有
IDに基づいて暗号化情報データを復号するコンテンツ
キーを暗号化する。この場合、秘密キーは携帯電話へ送
信した公開キーと密接な関係を有し、暗号化固有IDは
公開キーにより暗号化されているので、秘密キーにより
暗号化固有IDは必ず復号される。
【0038】暗号化固有IDを復号した情報サーバは、
携帯電話からの通話により指定された暗号化情報データ
を復号するコンテンツキーを、復号した固有IDに基づ
いて暗号化して暗号化コンテンツキーを生成し、その生
成した暗号化コンテンツキーと、指定された暗号化情報
データと、その暗号化情報データに関連する著作権情報
とを携帯電話に送信する。
【0039】携帯電話は、固有IDと、情報サーバから
受信した暗号化コンテンツキー、著作権情報、および暗
号化情報データとを媒体に記録し、その記録した暗号化
情報データを再生する。
【0040】従って、請求項9に記載された発明によれ
ば、情報サーバから公開キーを受信し、その受信した公
開キーにより暗号化した暗号化固有IDを生成し、その
生成した暗号化固有IDを情報サーバへ送信しなけれ
ば、暗号化情報データを復号するのに必要な暗号化コン
テンツキーを受信することができず、公開キーを用いて
セキュリティーの高い情報配信システムを確立できる。
【0041】また、請求項10に係る発明は、請求項9
に記載された情報配信システムにおいて、媒体は、第三
者に読み出し不可能なセキュリティー領域と、読み出し
可能なデータ領域とから成り、固有IDはセキュリティ
ー領域に記録し、著作権情報、および暗号化情報データ
はデータ領域に記録し、暗号化コンテンツキーは、セキ
ュリティー領域もしくはデータ領域に記録する情報配信
システムである。
【0042】請求項10に記載された情報配信システム
においては、携帯電話は固有IDを媒体の第三者に読み
出し不可能なセキュリティー領域に記録し、情報サーバ
から受信した著作権情報、および暗号化情報データは媒
体の読み出し可能なデータ領域に記録し、暗号化コンテ
ンツキーは、セキュリティー領域もしくはデータ領域に
記録する。
【0043】従って、請求項10に記載された発明によ
れば、携帯電話の電話番号に依存した固有ID、即ち、
基本キーを第三者は読み出すことができず、不法コピー
を防止できる。
【0044】また、請求項11に係る発明は、請求項9
に記載された情報配信システムにおいて、媒体は、第三
者に読み出し不可能なセキュリティー領域と、読み出し
可能なデータ領域とから成り、暗号化コンテンツキー
は、セキュリティー領域に記録し、固有ID、著作権情
報、および暗号化情報データは、データ領域に記録する
情報配信システムである。
【0045】請求項11に記載された情報配信システム
においては、携帯電話は情報サーバから受信した暗号化
コンテンツキーを媒体の第三者に読み出し不可能なセキ
ュリティー領域に記録し、固有IDと、情報サーバかた
受信した著作権情報、および暗号化情報データとを媒体
の読み出し可能なデータ領域に記録する。
【0046】従って、請求項11に記載された発明によ
れば、暗号化情報データを復号するコンテンツキーを暗
号化した暗号化コンテンツキーは、その携帯電話の持ち
主以外の第三者により媒体から読み出すことができず、
暗号化情報データを不法にコピーしたとしても、そのコ
ピーした暗号化情報データを復号するのに必要な暗号化
コンテンツキーを第三者は入手できず、第三者はそのコ
ピーした情報データを聞くことができない。その結果、
不法なコピーを防止できる。
【0047】また、請求項12に係る発明は、請求項9
から請求項11のいずれか1項に記載された情報配信シ
ステムにおいて、携帯電話は、媒体に記録した暗号化コ
ンテンツキーが固有IDに基づいて暗号化したものであ
る場合に限り暗号化情報データを再生できる情報配信シ
ステムである。
【0048】請求項12に記載された情報配信システム
においては、携帯電話は、媒体に記録した暗号化情報デ
ータを再生する場合には、媒体から暗号化コンテンツキ
ーを読み出し、その読み出した暗号化コンテンツキーが
固有IDに基づいて暗号化したものであると判別された
場合だけ媒体から暗号化情報データを再生できる。
【0049】従って、請求項12に記載された発明によ
れば、固有ID、暗号化コンテンツキー、著作権情報、
および暗号化情報データを記録した媒体が、固有ID等
を記録した携帯電話と異なる携帯電話に装着された時で
も暗号化コンテンツキーが固有IDに基づいて暗号化さ
れたものであれば、媒体に記録された暗号化情報データ
を再生できる。しかし、固有ID、暗号化コンテンツキ
ー、著作権情報、およぼ暗号化情報データを記録した媒
体から、固有ID等を記録した携帯電話と異なる携帯電
話に暗号化情報データ、著作権情報、および暗号化コン
テンツキーがコピーされた場合、暗号化コンテンツキー
は、その媒体を装着した携帯電話の固有IDに基づいて
暗号化されたものではないので、暗号化情報データを再
生できない。
【0050】その結果、情報サーバから正規に暗号化情
報データを受信して記録した媒体を他人に貸すことは可
能であるが、他人のデータをコピーした場合は、暗号化
情報データを再生できず、著作権保護が可能となり、不
法なコピーを防止できる。
【0051】また、請求項13に係る発明は、第1の携
帯電話の電話番号に依存した第1の固有IDと、第1の
固有IDに基づいて暗号化された第1の暗号化コンテン
ツキーと、著作権情報と、暗号化情報データとを記録可
能な媒体と、第1の携帯電話からの通話に基づいて第1
の携帯電話に送信した公開キーにより暗号化された第1
の暗号化固有IDを第1の携帯電話から受信し、その受
信した第1の暗号化固有IDが公開キーと密接な関係を
有する秘密キーにより復号化された場合に限り、その復
号した第1の固有IDに基づいて暗号化情報データを復
号するコンテンツキーを暗号化した第1の暗号化コンテ
ンツキーを生成し、その生成した第1の暗号化コンテン
ツキーと、著作権情報と、コンテンツキーによって暗号
化された暗号化情報データとを前記第1の携帯電話に送
信すると共に、第1の携帯電話と異なる第2の携帯電話
からの通話に基づいて第2の携帯電話に送信した公開キ
ーにより暗号化された第2の暗号化固有IDを第2の携
帯電話から受信し、その受信した第2の暗号化固有ID
が公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復号化
された場合に限り、その復号した第2の固有IDに基づ
いて暗号化情報データを復号するコンテンツキーを暗号
化した第2の暗号化コンテンツキーを生成し、その生成
した第2の暗号化コンテンツキーを第2の携帯電話に送
信する情報サーバと、情報サーバに通話をして希望する
情報データを指定し、情報サーバから受信した公開キー
により第1の固有IDを暗号化してその暗号化した第1
の暗号化固有IDを情報サーバへ送信すると共に、第1
の固有IDと、情報サーバから受信した第1の暗号化コ
ンテンツキー、著作権情報、および暗号化情報データと
を媒体に記録し、その記録した暗号化情報データを再生
する第1の携帯電話と、第1の携帯電話より少なくとも
著作権情報、および暗号化情報データを装着した媒体に
コピーし、情報サーバへ通話して情報サーバから受信し
た公開キーにより第2の固有IDを暗号化してその暗号
化した第2の暗号化固有IDを情報サーバへ送信すると
共に、第2の固有IDと、情報サーバから受信した第2
の暗号化コンテンツキーとを媒体に記録し、その記録し
た暗号化情報データを再生する第2の携帯電話とから成
る情報配信システムである。
【0052】請求項13に記載された情報配信システム
においては、第1の携帯電話から情報サーバへ通話され
ると、情報サーバは公開キーを第1の携帯電話へ送信
し、第1の携帯電話は、受信した公開キーにより第1の
固有IDを暗号化した第1の暗号化固有IDを生成し、
その生成した第1の暗号化固有IDを情報サーバへ送信
する。第1の携帯電話から第1の暗号化固有IDを受信
した情報サーバは、秘密キーによる第1の暗号化固有I
Dの復号化を試み、復号化できた場合に限り、その復号
した第1の固有IDに基づいて暗号化情報データを復号
するコンテンツキーを暗号化する。この場合、秘密キー
は第1の携帯電話へ送信した公開キーと密接な関係を有
し、第1の暗号化固有IDは公開キーにより暗号化され
ているので、秘密キーにより第1の暗号化固有IDは必
ず復号される。
【0053】第1の暗号化固有IDを復号した情報サー
バは、第1の携帯電話からの通話により指定された暗号
化情報データを復号するコンテンツキーを、復号した第
1の固有IDに基づいて暗号化して第1の暗号化コンテ
ンツキーを生成し、その生成した第1の暗号化コンテン
ツキーと、指定された暗号化情報データと、その暗号化
情報データに関連する著作権情報とを第1の携帯電話に
送信する。
【0054】第1の携帯電話は、第1の固有IDと、情
報サーバから受信した第1の暗号化コンテンツキー、著
作権情報、および暗号化情報データとを媒体に記録し、
その記録した暗号化情報データを再生する。
【0055】また、第1の携帯電話から暗号化情報デー
タと著作権情報とをコピーした第2の携帯電話は、情報
サーバへ通話する。そうすると、情報サーバは、第1の
携帯電話へ送信したのと同じ公開キーを第2の携帯電話
へ送信する。公開キーを受信した第2の携帯電話は、公
開キーにより第2の固有IDを暗号化し、その暗号化し
た第2の暗号化固有IDを情報サーバへ送信する。第2
の携帯電話から第2の暗号化固有IDを受信した情報サ
ーバは、秘密キーによる第2の暗号化固有IDの復号化
を試み、復号化できた場合に限り、その復号した第2の
固有IDに基づいて暗号化情報データを復号するコンテ
ンツキーを暗号化する。この場合、秘密キーは第2の携
帯電話へ送信した公開キーと密接な関係を有し、第2の
暗号化固有IDは公開キーにより暗号化されているの
で、秘密キーにより第2の暗号化固有IDは必ず復号さ
れる。
【0056】第2の暗号化固有IDを復号した情報サー
バは、第1の携帯電話からの通話により指定された暗号
化情報データを復号するコンテンツキーを、復号した第
2の固有IDに基づいて暗号化して第2の暗号化コンテ
ンツキーを生成し、その生成した第2の暗号化コンテン
ツキーを第2の携帯電話に送信する。
【0057】第2の携帯電話は、第2の固有IDと、情
報サーバから受信した第2の暗号化コンテンツキーとを
媒体に記録し、その記録した暗号化情報データを再生す
る。
【0058】従って、請求項13に記載された発明によ
れば、第1の携帯電話により正規に取得され、記録され
た媒体をコピーする第2の携帯電話は、情報サーバに対
し公開キーにより暗号化した第2の暗号化固有IDを送
信すれば、情報サーバから第2の暗号化コンテンツキー
が送られて来て、その送られてきた第2の暗号化コンテ
ンツキーを第1の暗号化コンテンツキーの代わりに媒体
に記録するだけで著作権を保護しながら情報データをコ
ピーできる。
【0059】また、この際、第2の携帯電話は情報サー
バへ第2の暗号化固有IDを送信し、情報サーバから第
2の暗号化コンテンツキーを受信すれば良く、効率よく
情報データのコピーができる。
【0060】更に、第1および第2の携帯電話は、情報
サーバから公開キーを受信し、その受信した公開キーに
より暗号化した暗号化固有IDを生成し、その生成した
暗号化固有IDを情報サーバへ送信しなければ、暗号化
情報データを復号するのに必要な暗号化コンテンツキー
を受信することができず、公開キーを用いてセキュリテ
ィーの高い情報配信システムを確立できる。
【0061】また、請求項14に係る発明は、請求項1
3に記載された情報配信システムにおいて、媒体は、第
三者に読み出し不可能なセキュリティー領域と、読み出
し可能なデータ領域とから成り、第1の固有IDもしく
は第2の固有IDはセキュリティー領域に記録し、著作
権情報、および暗号化情報データはデータ領域に記録
し、第1もしくは第2の暗号化コンテンツキーは、セキ
ュリティー領域もしくはデータ領域に記録する情報配信
システムである。
【0062】請求項14に記載された情報配信システム
においては、第1の携帯電話は第1の固有IDを媒体の
第三者に読み出し不可能なセキュリティー領域に記録
し、情報サーバから受信した著作権情報、および暗号化
情報データを媒体の読み出し可能なデータ領域に記録
し、第1の暗号化コンテンツキーはセキュリティー領域
もしくはデータ領域に記録する。また、第2の携帯電話
は第2の固有IDを媒体の第三者に読み出し不可能なセ
キュリティー領域に記録し、情報サーバから受信した第
2の暗号化コンテンツキーをセキュリティー領域もしく
はデータ領域に記録し、第1の携帯電話から受信した暗
号化情報データ、および著作権情報をデータ領域に記録
する。
【0063】従って、請求項14に記載された発明によ
れば、第1もしくは第2の携帯電話の電話番号に依存し
た第1もしくは第2の固有ID、即ち、基本キーを第三
者は読み出すことができず、不法コピーを防止できる。
【0064】また、請求項15に係る発明は、請求項1
3に記載された情報配信システムにおいて、媒体は、第
三者に読み出し不可能なセキュリティー領域と、読み出
し可能なデータ領域とから成り、第1および第2の暗号
化コンテンツキーは、セキュリティー領域に記録し、第
1の固有ID、第2の固有ID、著作権情報、および暗
号化情報データは、データ領域に記録する情報配信シス
テムである。
【0065】請求項15に記載された情報配信システム
においては、第1の携帯電話は第1の暗号化コンテンツ
キーを媒体の第三者に読み出し不可能なセキュリティー
領域に記録し、第1の固有IDと、情報サーバから受信
した著作権情報、および暗号化情報データとは媒体の読
み出し可能なデータ領域に記録する。
【0066】また、第2の携帯電話は、情報サーバから
受信した第2の暗号化コンテンツキーをセキュリティー
領域に記録し、第2の固有IDと、第1の携帯電話から
受信した暗号化情報データ、および著作権情報とをデー
タ領域に記録する。
【0067】従って、請求項15に記載された発明によ
れば、第1および第2の携帯電話は、第三者が読み出し
できない領域に暗号化コンテンツキーを記録するので、
暗号化情報データが不法にコピーされた場合でも第三者
はコピーした暗号化情報データを復号できず、その音楽
を聞くことができない。その結果、不法なコピーを防止
できる。
【0068】また、請求項16に係る発明は、請求項1
3から請求項15のいずれか1項に記載された情報配信
システムにおいて、第1の携帯電話は、媒体に記録した
第1の暗号化コンテンツキーが固有IDに基づいて暗号
化したものである場合に限り暗号化情報データを再生で
き、第2の携帯電話は、媒体に記録した第2の暗号化コ
ンテンツキーが第2の固有IDに基づいて暗号化したも
のである場合に限り暗号化情報データを再生できる情報
配信システムである。
【0069】請求項16に記載された情報配信システム
においては、第1の携帯電話は、暗号化情報データを再
生する際には、媒体から第1の暗号化コンテンツキーを
読み出し、その読み出した第1の暗号化コンテンツキー
が第1の固有IDに基づいて暗号化されたものであると
判別された場合だけ、媒体から暗号化情報データを再生
する。
【0070】また、第2の携帯電話は、コピーした暗号
化情報データを再生する際には、媒体から第2の暗号化
コンテンツキーを読み出し、その読み出した第2の暗号
化コンテンツキーが第2の固有IDに基づいて暗号化さ
れたものであると判別された場合だけ、媒体から暗号化
情報データを再生する。
【0071】従って、請求項16に記載された発明によ
れば、暗号化情報データを復号するのに必要な暗号化コ
ンテンツキーが固有IDに基づいて暗号化されている場
合に限り、暗号化情報データを再生でき、その暗号化コ
ンテンツキーは公開キーを介しながらも自己の固有ID
に基づいて暗号化されているので、公開キーを介して交
信できる人を任意の人にまで広げながら不法なコピーを
防止できるシステムを確立できる。
【0072】また、請求項17に係る発明は、請求項1
から請求項4、および請求項9から請求項12のいずれ
か1項に記載の情報配信システムに、更に、携帯電話に
より記録された暗号化情報データを他の媒体に記録し、
その記録した暗号化情報データを再生する記録再生装置
を追加した情報配信システムである。
【0073】請求項17に記載された情報配信システム
においては、記録再生装置は、携帯電話により記録され
た暗号化情報データを他の媒体に記録し、その記録した
情報データを再生する。
【0074】また、請求項18に係る発明は、請求項5
から請求項8、および請求項13から請求項16のいず
れか1項に記載の情報配信システムに、更に、第1もし
くは第2の携帯電話により記録された暗号化情報データ
を他の媒体に記録し、その記録した暗号化情報データを
再生する記録再生装置を追加した情報配信システムであ
る。
【0075】請求項18に記載された情報配信システム
においては、記録再生装置は、第1の携帯電話により記
録された暗号化情報データ、もしくは第2の携帯電話に
よりコピーされた暗号化情報データを他の媒体に記録
し、その記録した暗号化情報データを再生できる。
【0076】従って、請求項17または請求項18に記
載された発明によれば、暗号化情報データの著作権を保
護しながら自由にコピーをすることができ、より多くの
人が時と場所を選ばずに情報を受信し、利用することが
できる。
【0077】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。図1を参照して、本願発明に係る音楽配
信システムについて説明する。音楽配信システム100
は、携帯電話1(TEL1)と、メモリカードMと、音
楽情報サーバ10とから成る。メモリカードMは、携帯
電話1に挿脱可能であり、携帯電話1に固有の固有ID
1(19)、暗号化音楽データに関する著作権情報1
8、暗号化音楽データ17、および暗号化コンテンツキ
ー16が記録可能である。固有ID1(19)は、携帯
電話1の電話番号に依存したIDを使用するものとし、
携帯電話1が電話番号から生成する。例えば、携帯電話
1の電話番号が「09000000001」であれば、
「90999999999」のように決定される。
【0078】また、音楽情報サーバ10には、各種の音
楽データ、その音楽データの曲名、その音楽データの作
曲者、その音楽データの作詞者、その音楽データの実演
家(歌手名)、その音楽データに関する著作権情報等が
記録されており、携帯電話からアクセス可能になってい
る。また、著作権情報としては、著作物財産権、著作者
人格権、著作物送信権等の著作物に関する権利全般が含
まれる。更に、記録されている音楽データは暗号化され
ている。
【0079】携帯電話1の持ち主は、ある音楽を聴きた
いと思ったときは、携帯電話1から音楽情報サーバ10
へ電話をし、希望する音楽の曲名を指定する。そうする
と、音楽情報サーバ10は、携帯電話1からの通話に基
づいて、携帯電話1の電話番号「0900000000
1」を介して携帯電話1の固有ID1(19)を認識
し、その認識した固有ID1(19)に基づいて指定さ
れた音楽データを暗号化するコンテンツキーを暗号化し
た暗号化コンテンツキー1(16)を生成し、その生成
した暗号化コンテンツキー1(16)、指定された暗号
化音楽データ17、および、その暗号化音楽データ17
に関する著作権情報18を携帯電話1に送信する。この
場合、暗号化コンテンツキー1(16)は、固有ID1
(19)「90999999999」と、コンテンツキ
ーとに基づいて「PSW15XZ19A1Z」のように
暗号化される。また、携帯電話1から音楽サーバ10へ
の通話料は、通常の電話料に著作権料を追加した料金と
なる。これにより、携帯電話1の持ち主は、正規の著作
権料を支払って希望する音楽を聴くことができる。
【0080】携帯電話1に暗号化コンテンツキー1(1
6)、暗号化音楽データ17、および著作権情報18が
送信されると、携帯電話1は、自己に固有の固有ID1
(19)と、音楽情報サーバ10から送信された暗号化
コンテンツキー1(16)、暗号化音楽データ17、お
よび著作権情報18とをメモリカードMに記録する。
【0081】図2を参照して、音楽用メモリの構成につ
いて説明する。音楽用メモリカードMは、メモリ20と
メモリコントローラ40とから構成され、メモリ20は
第三者に読み出し不可能なセキュリティー領域200
と、読み出し可能なデータ領域210とから成る。セキ
ュリティー領域200は、パスワードを知っているある
特定の人にとっては読み出し可能であるが、それ以外の
第三者にとっては読み出し不可能である。そして、携帯
電話1により固有ID1(19)、暗号化コンテンツキ
ー1(16)、暗号化音楽データ17、および著作権情
報18の記録が行われる際には、メモリコントローラ4
0は、固有ID1(19)をメモリ20のセキュリティ
ー領域200に記録し、暗号化音楽データ17、および
著作権情報18を、メモリ20のデータ領域210に記
録し、暗号化コンテンツキー1(16)を、メモリ20
のセキュリティー領域200もしくはデータ領域210
に記録するようにコントロールする。この場合、メモリ
コントローラ40は、メモリ20から固有ID1(1
9)、著作権情報18、暗号化音楽データ17、および
暗号化コンテンツキー1(16)の読み出しは可能であ
るが、第三者は外部からメモリコントローラ40を通し
て固有ID1(19)を読み出すことができない。これ
により、固有ID1(19)は、第三者が外部から読み
出し不可能になり、基本キーが漏れることを防止でき
る。一方、暗号化コンテンツキー1(16)、暗号化音
楽データ17、および著作権情報18は、読み出し可能
なデータ領域210に記録されるためメモリ20から暗
号化音楽データ17をコピーする場合には、後述するよ
うに、その暗号化音楽データ17の著作権情報18を読
み出し、その著作権情報18を音楽情報サーバ10へ送
信すれば良く、著作権を保護して簡単にコピーするのに
用いることができる。
【0082】再び、図1を参照して、携帯電話1がメモ
リ20に暗号化音楽データ17等を記録した後、携帯電
話1は、暗号化コンテンツキー1(16)を読み出し、
その暗号化コンテンツキー1(16)が固有ID1(1
9)に基づいて暗号化されているかを判別し、固有ID
1(19)に基づいて暗号化されている場合に限り、記
録した暗号化音楽データ17を携帯電話1に接続したヘ
ッドホーン15を通して聴くことができる。
【0083】携帯電話1により暗号化音楽データ17等
が記録されたメモリカードMが携帯電話1から抜かれ、
別の携帯電話2(TEL2)に装着され、メモリカード
Mに記録された固有ID1(19)が書き換えられなか
った場合は、携帯電話2は、メモリ20から暗号化音楽
データ17を再生することができ、携帯電話2の持ち主
はヘッドホーン15を通して音楽を聴くことができる。
この場合は、携帯電話2によりメモリ20から暗号化コ
ンテンツキー1(16)が読み出され、その読み出した
暗号化コンテンツキー1(16)は固有ID1(19)
に基づいて暗号化されているからである。これは、音楽
データが記録されたCD(コンパクトディスク)を他人
に貸すことに相当する。
【0084】しかし、携帯電話1により暗号化音楽デー
タ17等が記録されたメモリカードMから暗号化コンテ
ンツキー16、暗号化音楽データ17、および著作権情
報18が携帯電話2へコピーされ、メモリカードMに記
録された固有ID1(19)が携帯電話2の固有ID2
(190)に書き換えられたときは、携帯電話2が読み
出した暗号化コンテンツキー1(16)は固有ID2
(190)に基づいて暗号化されていないので、携帯電
話2はメモリカードMから暗号化音楽データ17を再生
できず、携帯電話2の持ち主は音楽を聴くことができな
い。
【0085】図3を参照して、音楽配信システム100
のフローチャートについて説明する。ステップS1でス
タートすると、ステップS2で携帯電話から音楽情報サ
ーバへ電話され、希望する暗号化音楽データを指定す
る。そして、ステップS3で音楽情報サーバは、携帯電
話の電話番号を介して固有IDを知り、その固有ID
と、指定された暗号化音楽データを復号するコンテンツ
キーとに基づいて暗号化コンテンツキーを生成し、ステ
ップS4で、音楽情報サーバから指定された暗号化音楽
データ、その暗号化音楽データに関する著作権情報、お
よび、生成した暗号化コンテンツキーが携帯電話へ送信
される。その後、ステップS5で携帯電話は、自己に固
有の固有IDと、音楽情報サーバから受信した暗号化音
楽データ、著作権情報、および、暗号化コンテンツキー
とを装着した媒体に記録する。そして、ステップS6で
記録した暗号化コンテンツキーを読み出し、ステップS
7で読み出した暗号化コンテンツキーが固有IDを用い
て復号できるかが判別され、固有IDを用いて復号でき
ないときは、携帯電話は暗号化音楽データの再生動作が
不能となり(ステップS8)、その後ストップする(ス
テップS9)。固有IDを用いて復号できるときは、携
帯電話は媒体から暗号化音楽データを再生し(ステップ
S10)、携帯電話の持ち主は音楽を楽しむことができ
る。そして、暗号化音楽データの再生が終了した後、シ
ステムは終了する(ステップS11)。
【0086】図4を参照して、本願発明に係る他の音楽
配信システムについて説明する。音楽配信システム30
0は、図1に示す音楽配信システム100に携帯電話2
(TEL2)によるコピー機構を追加した構成である。
図1を参照して上記説明したように、携帯電話1により
メモリカードMに暗号化音楽データ17等が記録された
後、メモリカードMを携帯電話1から抜き取り、携帯電
話2に装着する。この場合、携帯電話2は、メモリカー
ドMに記録された固有ID1(19)を自己の固有ID
2(190)に書換えなければ、上記説明したようにメ
モリカードMに記録された暗号化音楽データ17を再生
できる。しかし、携帯電話2の持ち主が自分のメモリカ
ードMMに暗号化音楽データ17をコピーしたいと思っ
たときは、メモリカードMから暗号化音楽データ17と
著作権情報18とをコピーし、携帯電話2は、音楽情報
サーバ10へ電話を掛け、コピーした著作権情報18を
送信する。音楽情報サーバ10は、携帯電話2から著作
権情報18を受信すると、その著作権情報18から暗号
化音楽データ17を識別し、携帯電話2の電話番号を介
して認識した携帯電話2の固有ID2(190)に基づ
いて、その識別した暗号化音楽データ17を復号するコ
ンテンツキーを暗号化した暗号化コンテンツキー2(1
60)を生成し、その生成した暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話2へ送信する。暗号化コンテンツ
キー2(160)を受信した携帯電話2は、固有ID2
(190)と、音楽情報サーバ10から受信した暗号化
コンテンツキー2(160)とをメモリカードMMに記
録する。メモリカードMMへの記録が終了した後、携帯
電話2は暗号化コンテンツキー2(160)を読み出
し、その読み出した暗号化コンテンツキー2(160)
は固有ID2(190)に基づいて暗号化されていると
判別したときは、暗号化音楽データ17を再生すること
ができ、携帯電話2の持ち主はヘッドホーン15を通し
て音楽を楽しむことができる。
【0087】音楽配信システム300によれば、携帯電
話2は、携帯電話1により暗号化音楽データ17等が記
録されたメモリカードMから、暗号化音楽データ17と
著作権情報18とをコピーし、そのコピーした著作権情
報18を音楽情報サーバ10へ送信し、音楽情報サーバ
10から暗号化コンテンツキー2(160)を受信する
だけでメモリカードMの暗号化音楽データ17をメモリ
カードMMに著作権を保護して簡単にコピーできる。ま
た、携帯電話2と音楽サーバ10との間で送受信される
情報は、著作権情報18と暗号化コンテンツキー2(1
60)とだけであるので、短時間でコピーができる。
【0088】従って、音楽配信システム300によれ
ば、コピーしたデータに対して著作権保護が可能であ
り、配信業者、アーティスト、音楽リスナー、機器製造
業者に公正なシステムを確立することができる。
【0089】図5を参照して、音楽配信システム300
のフローチャートについて説明する。ステップS51で
スタートすると、ステップS52で第1の携帯電話から
音楽情報サーバへ電話され、希望する音楽データを指定
する。そして、ステップS53で音楽情報サーバは、第
1の携帯電話の電話番号を介して第1の固有IDを知
り、その第1の固有IDに基づいて、指定された暗号化
音楽データを復号するコンテンツきーを暗号化した第1
の暗号化コンテンツキーを生成し、ステップS54で、
音楽情報サーバから指定された暗号化音楽データ、その
暗号化音楽データに関する著作権情報、および、生成し
た第1の暗号化コンテンツキーが第1の携帯電話へ送信
される。その後、ステップS55で第1の携帯電話は、
自己に固有の第1の固有IDと、音楽情報サーバから受
信した暗号化音楽データ、著作権情報、および、第1の
暗号化コンテンツキーとを装着した媒体に記録する。そ
して、ステップS56で記録した第1の暗号化コンテン
ツキーを読み出し、ステップS57で読み出した第1の
暗号化コンテンツキーが第1の固有IDを用いて復号で
きるかが判別され、第1の固有IDを用いて復号できな
いときは、第1の携帯電話は暗号化音楽データの再生動
作が不能となり(ステップS58)、その後ストップす
る(ステップS59)。第1の固有IDを用いて復号で
きるときは、第1の携帯電話は媒体から暗号化音楽デー
タを再生し(ステップS60)、第1の携帯電話の持ち
主は音楽を楽しむことができる。そして、暗号化音楽デ
ータの再生が終了した後、システムは終了する(ステッ
プS61)。
【0090】第1の携帯電話により暗号化音楽データ等
が記録された媒体をコピーするときは、ステップS55
の後、第2の携帯電話は第1の携帯電話から暗号化コン
テンツキー16、暗号化音楽データ17、および著作権
情報18をコピーし、コピーした媒体から著作権情報を
読み出す(ステップS62)。そして、第2の携帯電話
は、音楽情報サーバへ電話を掛け、読み出した著作権情
報を音楽情報サーバへ送信する(ステップS63)。音
楽情報サーバは、受信した著作権情報に基づいて暗号化
音楽データを特定し、その暗号化音楽データを復号する
コンテンツキーを認識すると共に、第2の携帯電話の電
話番号を介して第2の携帯電話の第2の固有IDを認識
する。そして、認識した第2の固有IDに基づいてコン
テンツキーを暗号化した第2の暗号化コンテンツキーを
生成し(ステップS64)、その生成した第2の暗号化
コンテンツキーを第2の携帯電話へ送信する(ステップ
S65)。第2の携帯電話は、第2の固有IDと、音楽
情報サーバから受信した第2の暗号化コンテンツキーと
を新たに装着した媒体に記録する(ステップS66)。
これによりコピー動作は終了する。コピーが終了した
後、第2の携帯電話は、媒体から第2の暗号化コンテン
ツキーを読み出し(ステップS67)、その読み出した
第2の暗号化コンテンツキーが第2の固有IDを用いて
復号できるかを判別する(ステップS68)。その結
果、第2の暗号化コンテンツキーが第2の固有IDを用
いて復号できない場合は、第2の携帯電話は再生動作不
能になり(ステップS69)、システムはストップする
(ステップS70)。一方、第2の暗号化コンテンツキ
ーが第2の固有IDを用いて復号できる場合は、第2の
携帯電話は媒体から音楽データを再生し、第2の携帯電
話の持ち主は音楽を楽しむことができる(ステップS7
1)。そして、音楽の再生が終了した後、システムは終
了する(ステップS72)。
【0091】本願発明においては、上記図1に示した音
楽配信システム100、および図4に示した音楽配信シ
ステム300において、携帯電話により音楽情報サーバ
10から記録、またはコピーした音楽データ等を、更
に、他の媒体、例えば、光ディスク等にコピーすること
もできる。即ち、図6を参照して、携帯電話1により上
記説明したようにメモリカードMに記録された暗号化音
楽データ17等は、例えば、DVDプレーヤ60を用い
てDVD61に記録することができる。この場合、メモ
リカードMに記録された暗号化コンテンツキー1(1
6)、著作権情報18、および固有ID1(19)も同
時にDVD61に記録されるため、DVDプレーヤ60
で暗号化音楽データ17を再生する場合、暗号化コンテ
ンツキー1(16)が固有ID1(19)に基づいて暗
号化されていない場合は、DVDプレーヤ60は、DV
D61から暗号化音楽データ17を再生できない。従っ
て、暗号化音楽データ17と同時に暗号化コンテンツキ
ー1(16)、著作権情報18、おいび固有ID1(1
9)も記録することにより著作権を保護したコピーを行
うことになる。
【0092】一方、自己の携帯電話以外の携帯電話で音
楽データ等を記録したメモリカードMMを自己の携帯電
話に装着してDVDプレーヤ60によりDVD61に暗
号化音楽データ17等をコピーすることはできない。本
願発明においては、携帯電話で暗号化音楽データをカー
ド等に記録した後、そのカードを他人に貸すことはでき
るが、そのカードを借りた他人はカード以外の光ディス
クに音楽データ等をコピーできない。これにより著作権
を保護するためである。これに対し、自己の携帯電話で
著作権料を支払って取得した暗号化音楽データ等を、自
己の携帯電話を通して他の媒体にコピーすることは正当
である。本願発明は、かかるコピーを自由に行うことが
できるようにすることにより著作権保護とコピーフリー
との両立を図り、配信業者、アーティスト、音楽リスナ
ー、機器製造業者に公正なシステムを構築するものであ
る。
【0093】なお、他の媒体としては、DVDに限ら
ず、CD−R等の信号を記録できるものであれば何でも
良い。
【0094】本願発明において用いられるメモリカード
は、図2に示すメモリカードMに限らず、図7の示すメ
モリカードM1であっても良い。メモリカードM1は、
メモリ70と、メモリコントローラ40とから成り、メ
モリ70は、読み出し不可能なセキュリティー領域20
0と読み出し可能なデータ領域210とから成る。メモ
リカードM1においては、メモリコントローラ40は、
固有ID1、著作権情報、および暗号化音楽データをデ
ータ領域210に記録し、暗号化コンテンツキー1をセ
キュリティー領域200に記録するようにコントロール
する。この場合、メモリコントローラ40は、セキュリ
ティー領域200に記録された暗号化コンテンツキー
1、データ領域210に記録された固有ID1、著作権
情報、および暗号化音楽データを読み出し可能である
が、固有ID1の持ち主以外の第三者は、固有ID1、
著作権情報、および暗号化音楽データのみ読み出すこと
ができ、暗号化コンテンツキー1が読み出すことができ
ない。従って、メモリカードM1を用いた場合には、暗
号化音楽データを第三者に不法にコピーされたときで
も、第三者は暗号化コンテンツキー1をコピーできず、
不法にコピーした暗号化音楽データを復号できない。そ
の結果、第三者は不法にコピーした音楽を聞くことがで
きず、不法なコピーを防止できる。
【0095】再び、図1を参照して、メモリカードM1
を音楽配信システム100に用いた場合について説明す
る。携帯電話1(TEL1)から音楽情報サーバ10へ
電話を掛け、音楽情報サーバ10から著作権情報、暗号
化音楽データ、および暗号化コンテンツキー1を受信す
るまでの説明は図1の説明と同じである。携帯電話1に
よりメモリカードM1に暗号化コンテンツキー1、固有
ID1、著作権情報、および暗号化音楽データが記録さ
れた後、そのメモリカードM1を携帯電話1から抜き、
別の携帯電話2に装着され、メモリカードM1に記録さ
れた固有ID1が書き換えられなかった場合は、携帯電
話2は、メモリ70から暗号化音楽データを再生するこ
とができ、携帯電話2の持ち主はヘッドホーンを通して
音楽を聴くことができる。この場合は、携帯電話2によ
りメモリ70から暗号化コンテンツキー1が読み出さ
れ、その読み出した暗号化コンテンツキー1は固有ID
1に基づいて暗号化されているからである。
【0096】しかし、携帯電話1により暗号化音楽デー
タ等が記録されたメモリカードM1から暗号化音楽デー
タ、および著作権情報が携帯電話2へコピーされ、メモ
リカードM1に記録された固有ID1が携帯電話2の固
有ID2に書き換えられたときは、携帯電話2が読み出
した暗号化コンテンツキー1は固有ID2に基づいて暗
号化されていないので、携帯電話2はメモリカードM1
から暗号化音楽データを再生できず、携帯電話2の持ち
主は音楽を聴くことができない。
【0097】なお、メモリカードM1を音楽配信システ
ム100に用いた場合のフローチャートは図3に示すフ
ローチャートと同じである。
【0098】次に、再び図4を参照して、メモリカード
M1を音楽配信システム300に用いた場合について説
明する。上記説明したように、携帯電話1によりメモリ
カードM1に暗号化音楽データ等が記録された後、メモ
リカードM1を携帯電話1から抜き取り、携帯電話2に
装着する。この場合、携帯電話2は、メモリカードM1
に記録された固有ID1を自己の固有ID2に書換えな
ければ、上記説明したようにメモリカードM1に記録さ
れた暗号化音楽データを再生できる。しかし、携帯電話
2の持ち主が自分のメモリカードMMに暗号化音楽デー
タ17をコピーしたいと思ったときは、メモリカードM
から暗号化音楽データ17と著作権情報18とをコピー
し、携帯電話2は、音楽情報サーバ10へ電話を掛け、
コピーした著作権情報18を送信する。音楽情報サーバ
10は、携帯電話2から著作権情報を受信すると、その
著作権情報から暗号化音楽データを識別し、携帯電話2
の電話番号を介して認識した携帯電話2の固有ID2に
基づいて、その識別した暗号化音楽データを復号するコ
ンテンツキーを暗号化した暗号化コンテンツキー2を生
成し、その生成した暗号化コンテンツキー2を携帯電話
2へ送信する。暗号化コンテンツキー2を受信した携帯
電話2は、固有ID2と、音楽情報サーバ10から受信
した暗号化コンテンツキー2とをメモリカードMMに記
録する。メモリカードMMへの記録が終了した後、携帯
電話2は暗号化コンテンツキー2を読み出し、その読み
出した暗号化コンテンツキー2は固有ID2に基づいて
暗号化されていると判別したときは、暗号化音楽データ
を再生することができ、携帯電話2の持ち主はヘッドホ
ーン15を通して音楽を楽しむことができる。
【0099】音楽配信システム300によれば、携帯電
話2は、携帯電話1により暗号化音楽データ等が記録さ
れたメモリカードM1から、著作権情報だけを読み出
し、その読み出した著作権情報を音楽情報サーバ10へ
送信し、音楽情報サーバ10から暗号化コンテンツキー
2を受信するだけでメモリカードM1の暗号化音楽デー
タをメモリカードMMに著作権を保護して簡単にコピー
できる。また、携帯電話2と音楽情報サーバ10との間
で送受信される情報は、著作権情報と暗号化コンテンツ
キー2とだけであるので、短時間でコピーができる。
【0100】従って、音楽配信システム300において
メモリカードM1を用いた場合にも、コピーしたデータ
に対して著作権保護が可能であり、配信業者、アーティ
スト、音楽リスナー、機器製造業者に公正なシステムを
確立することができる。
【0101】なお、メモリカードM1を音楽配信システ
ム300に用いた場合のフローチャートは図5に示すフ
ローチャートと同じである。
【0102】また、メモリカードM1を用いた場合に
も、上記図6に示すように携帯電話により音楽情報サー
バ10から記録、またはコピーした音楽データ等を、更
に、他の媒体、例えば、光ディスク等にコピーすること
もできることはメモリカードMを用いた場合と同じであ
る。
【0103】上記図1に示す音楽配信システム100、
図4に示す音楽配信システム300において用いられて
いる携帯電話(TEL1、TEL2)と音楽情報サーバ
10の具体的構成を図8を参照して説明する。
【0104】携帯電話は、メモリ20と、メモリコント
ローラ40と、固有ID生成回路80と、CPU81
と、復号回路82と、ダイヤル部83とを備える。
【0105】メモリ20は、上記図2または図7におい
て説明した通り、第三者に読み出し不可能なセキュリテ
ィー領域200と、第三者に読み出し可能なデータ領域
210とから成り、固有ID1(19)は、セキュリテ
ィー領域200もしくはデータ領域210に記録され、
著作権情報18、および暗号化音楽データ17はデータ
領域210に記録され、暗号化コンテンツキー16はセ
キュリティー領域200もしくはデータ領域210に記
録される。
【0106】メモリコントローラ40は、CPU81か
らの制御に基づいて固有ID1(19)、著作権情報1
8、暗号化音楽データ17、および暗号化コンテンツキ
ー16をメモリ20へ記録したり、メモリ20から読み
出したりする。
【0107】固有ID生成回路80は、携帯電話の電話
番号に基づいて、その携帯電話に固有の固有IDを生成
する。
【0108】CPU81は、メモリコントローラ40を
制御する。
【0109】復号回路82は、復号器821と復号器8
22とから成る。復号器821は、メモリコントローラ
40がメモリ20から読み出した固有ID1(19)
と、暗号化コンテンツキー16とを入力し、暗号化コン
テンツキー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化
されたものであれば、暗号化コンテンツキー16を復号
し、コンテンツキーを復号器822へ出力する。また、
復号器822は、メモリコントローラ40がメモリ20
から読み出した暗号化音楽データ17と、復号器821
により復号されたコンテンツキーとを入力し、コンテン
ツキーを用いて暗号化音楽データ17を復号し、再生音
楽データとしてヘッドホーン等の外部出力器へ出力す
る。なお、音楽データがMP3のように圧縮されたデー
タである場合は、復号器822から出力された音楽デー
タを伸張器で伸張してから再生音楽データとしてヘッド
ホーン等の外部出力器へ出力する。
【0110】また、ダイヤル部83は、音楽情報サーバ
10へ電話する際に音楽情報サーバ10の電話番号を入
力したり、音楽情報サーバ10が有する音楽データのう
ちから希望する音楽データを指定する際のキーとして機
能したり、音楽情報サーバ10から受信した暗号化音楽
データ等を他の人に送信する際のキーとして機能する。
【0111】また、音楽情報サーバ10は、受信部84
と、送信部85と、固有ID認識回路86と、暗号化コ
ンテンツキー生成回路87と、データ部88とを備え
る。
【0112】受信部84は、携帯電話からの通話を受信
し、携帯電話の電話番号を固有ID認識回路86へ出力
し、指定された音楽データに関する情報をデータ部88
へ出力する。
【0113】送信部85は、著作権情報18、暗号化音
楽データ17、および暗号化コンテンツキー16を携帯
電話に送信する。
【0114】固有ID認識回路86は、受信部84で受
信した携帯電話の電話番号から携帯電話の固有ID1
(19)を認識する。
【0115】暗号化コンテンツキー生成回路87は、固
有ID認識回路86が認識した固有ID1(19)に基
づいて、携帯電話からの通話により指定された暗号化音
楽データを復号するコンテンツキーを暗号化して暗号化
コンテンツキーを生成し、その生成した暗号化コンテン
ツキーを送信部85へ出力する。
【0116】データ部88には、暗号化音楽データ、暗
号化音楽データに関する著作権情報、および暗号化音楽
データを復号するコンテンツキーがセットとして収納さ
れており、「コンテンツキー1、暗号化音楽データ1、
著作権情報1」、「コンテンツキー2、暗号化音楽デー
タ2、著作権情報2」、・・・・・・・のように複数の
暗号化音楽データが著作権情報およびその音楽データを
復号するコンテンツキーと共に収納されている。そし
て、受信部84から指定された音楽データに関する情報
を入力し、その指定された暗号化音楽データを復号する
コンテンツキーを暗号化コンテンツキー生成回路87へ
出力し、暗号化音楽データと著作権情報を送信部85へ
出力する。例えば、暗号化音楽データ1が指定された場
合は、コンテンツキー1を暗号化コンテンツキー生成回
路87へ出力し、暗号化音楽データ1と著作権情報1と
を送信部85へ出力する。
【0117】携帯電話の持ち主が音楽情報サーバ10か
ら音楽データを購入し、その購入した音楽データを再生
する動作について説明する。音楽情報サーバ10から暗
号化音楽データを購入したい場合は、音楽情報サーバ1
0の電話番号をダイヤル部83で入力し、音楽情報サー
バ10へ電話する。そして、音楽情報10と通話状態に
なると音楽情報サーバ10が有する暗号化音楽データの
リストが携帯電話の表示部(図示省略)に表示され、携
帯電話の持ち主は、そのリストの中から希望する暗号化
音楽データの番号をダイヤル部83で入力する。
【0118】音楽情報サーバ10の受信部84は、携帯
電話からの通話により、携帯電話の電話番号と希望する
音楽データを指定する暗号化音楽データの番号とを受信
し、携帯電話の電話番号を固有ID認識回路86へ出力
し、音楽データを指定する暗号化音楽データの番号をデ
ータ部88へ出力する。
【0119】固有ID認識回路86は、入力した携帯電
話の電話番号から携帯電話の固有ID1(19)を認識
し、その認識した固有ID1(19)を暗号化コンテン
ツキー生成回路87へ出力する。
【0120】データ部88は、受信部84から音楽デー
タを指定する暗号化音楽データの番号を入力すると、そ
の番号に対応する暗号化音楽データと、その暗号化音楽
データに関する著作権情報を送信部85へ出力し、その
暗号化音楽データを復号するコンテンツキーを暗号化コ
ンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0121】暗号化コンテンツキー生成回路87は、デ
ータ部88から入力したコンテンツキーを固有ID認識
回路86から入力した固有ID1(19)に基づいて暗
号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキーを送信部
85へ出力する。
【0122】送信部85は、暗号化音楽データ、著作権
情報、および暗号化コンテンツキーを携帯電話へ送信す
る。
【0123】携帯電話は、音楽情報サーバ10から暗号
化音楽データ、著作権情報、および暗号化コンテンツキ
ーを受信すると、メモリコントローラ40は、CPU8
1からの制御に基づいて、著作権情報18、および暗号
化音楽データ17をメモリ20のデータ領域210に記
録し、暗号化コンテンツキー16をメモリ20のセキュ
リティー領域200もしくはデータ領域210に記録す
る。また、携帯電話は、自己の電話番号に基づいて固有
ID生成回路80が固有ID1(19)を生成するの
で、その生成した固有ID1(19)をメモリ20のセ
キュリティー領域200もしくはデータ領域210に記
録する。これにより、メモリ20への固有ID1(1
9)、著作権情報18、暗号化音楽データ17、および
暗号化コンテンツキー16の記録は終了する。
【0124】暗号化音楽データ17を再生する場合に
は、CPU81は、メモリ20に記録した固有ID1
(19)、暗号化音楽データ17、および暗号化コンテ
ンツキー16を再生するようにメモリコントローラ40
を制御する。
【0125】メモリコントローラ40は、読み出した固
有ID1(19)と暗号化コンテンツキー16とを復号
回路82の復号器821へ出力し、暗号化音楽データ1
7を復号回路82の復号器822へ出力する。
【0126】復号器821は、入力した暗号化コンテン
ツキー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化され
ているか否かを判別し、暗号化コンテンツキー16が固
有ID1(19)に基づいて暗号化されている場合に限
り、暗号化コンテンツキー16を復号し、その復号した
コンテンツキーを復号器822へ出力する。
【0127】復号器822は、メモリコントローラ40
から入力した暗号化音楽データ17を、復号器821か
ら入力したコンテンツキーにより復号し、再生音楽デー
タとしてヘッドホーン等の外部出力器へ出力する。
【0128】そして、携帯電話の持ち主は、ヘッドホー
ン等を通して再生した音楽データを聞くことができる。
【0129】また、暗号化音楽データ17がMP3のよ
うに所定の方式で圧縮されたものである場合は、復号器
822により復号された音楽データは伸張器(図示省
略)でデータ伸張された後、ヘッドホーン等の外部出力
器へ出力される。
【0130】なお、復号器821は、暗号化コンテンツ
キー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化されて
いないと判別したときは、復号器821から暗号化コン
テンツキー16を復号したコンテンツキーが復号器82
2へ出力されないので、復号器822は暗号化音楽デー
タ17を復号できず、再生動作は停止する。
【0131】次に、図4に示す携帯電話2(TEL2)
の持ち主が携帯電話1(TEL1)から暗号化音楽デー
タ17をコピーし、そのコピーした暗号化音楽データ1
7を再生する動作について図4、および図8を参照して
説明する。
【0132】携帯電話は、他の携帯電話から暗号化音楽
データ17と、その暗号化音楽データ17に関連する著
作権情報18とを受信し、メモリコントローラ40は、
その受信した暗号化音楽データ17と著作権情報18と
をメモリ20のデータ領域210に記録する。これによ
り暗号化音楽データ17と著作権情報18とのコピーが
終了する。
【0133】そして、コピーした暗号化音楽データ17
を再生するための暗号化コンテンツキー2(160)を
音楽情報サーバ10から付与してもらう必要があるた
め、メモリコントローラ40はコピーした著作権情報1
8を読み出し、その読み出した著作権情報18は、携帯
電話からの通話に基づいて音楽情報サーバ10へ送信さ
れる。
【0134】音楽情報サーバ10の受信部84は、携帯
電話からの通話により受信した携帯電話の電話番号を固
有ID認識回路86へ出力し、著作権情報18をデータ
部88へ出力する。固有ID認識回路86は、入力した
携帯電話の電話番号から固有ID2(190)を認識
し、その認識した固有ID2(190)を暗号化コンテ
ンツキー生成回路87へ出力する。
【0135】データ部88は、入力した著作権情報18
からコピーした暗号化音楽データ17を認識し、その認
識した暗号化音楽データ17を復号するコンテンツキー
を暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0136】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0137】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0138】携帯電話のメモリコントローラ40は、受
信した暗号化コンテンツキー2(160)をメモリ20
のセキュリティー領域200もしくはデータ領域210
に記録すると共に、固有ID生成回路80が生成した固
有ID2(190)をメモリ20のセキュリティー領域
200もしくはデータ領域210に記録する。
【0139】これにより、暗号化音楽データ17を他の
携帯電話から購入する動作は終了する。購入した暗号化
音楽データ17を再生する際の動作は、上記説明と同じ
であるので省略する。
【0140】他の携帯電話から暗号化音楽データ17を
購入する場合は、音楽情報サーバ10へ購入する暗号化
音楽データ17の著作権情報18を送信し、購入する暗
号化音楽データ17を復号するのに必要な暗号化コンテ
ンツキー2(160)を音楽情報サーバ10から受信す
れば良いので、簡単な動作で著作権を保護しながら音楽
データを購入できる。
【0141】上記図1に示す音楽配信システム100、
図4に示す音楽配信システム300において用いられて
いる携帯電話(TEL1、TEL2)と音楽情報サーバ
10の具体的構成は図8に示すものに限らず、図9に示
すものであっても良い。図9に示す具体的構成において
は、携帯電話の構成は図8に示すものと同じであり、音
楽情報サーバ10の具体的構成だけが異なるだけであ
る。
【0142】音楽情報サーバ10は、受信部84と、送
信部85と、固有ID認識回路86と、暗号化コンテン
ツキー生成回路87と、データ部89と、コンテンツキ
ー生成回路90と、暗号化回路91とを備える。
【0143】受信部84、送信部85、固有ID認識回
路86、および暗号化コンテンツキー生成回路87の機
能は図8の説明と同じであるので、その説明を省略す
る。
【0144】コンテンツキー生成回路90は、音楽デー
タを暗号化した暗号化音楽データ17を復号するコンテ
ンツキーを生成し、その生成したコンテンツキーを暗号
化コンテンツキー生成回路87と暗号化回路91とへ出
力する。
【0145】データ部89は、暗号化されていない音楽
データをその著作権情報と共に収納しており、受信部8
4から音楽データが指定されると、その指定された音楽
データを暗号化回路91へ出力し、その音楽データに関
連する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0146】暗号化回路91は、データ部89から入力
した音楽データを、コンテンツキー生成回路90から入
力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化した
暗号化音楽データ17を送信部85へ出力する。
【0147】図9に示す具体的構成において、携帯電話
の持ち主が音楽情報サーバ10から音楽データを購入
し、その購入した音楽データを再生する動作について説
明する。携帯電話から音楽情報サーバ10へ通話し、購
入したい音楽データを指定する動作は図8の説明と同じ
である。
【0148】音楽情報サーバ10の受信部84は、携帯
電話からの通話により、携帯電話の電話番号と購入する
音楽データの番号とを受信し、携帯電話の電話番号を固
有ID認識回路86へ出力し、音楽データの番号をデー
タ部89へ出力する。
【0149】固有ID認識回路86は、入力した携帯電
話の電話番号から携帯電話の固有ID1(19)を認識
し、その認識した固有ID1(19)を暗号化コンテン
ツキー生成回路87へ出力する。
【0150】データ部89は、受信部84から購入する
音楽データの番号を入力すると、その番号に対応する音
楽データを暗号化回路91へ出力し、その音楽データに
関する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0151】コンテンツキー生成回路90は、コンテン
ツキーを生成し、その生成したコンテンツキーを暗号化
コンテンツキー生成回路87と暗号化回路91とへ出力
する。
【0152】暗号化コンテンツキー生成回路87は、コ
ンテンツキー生成回路90から入力したコンテンツキー
を固有ID認識回路86から入力した固有ID1(1
9)に基づいて暗号化し、その暗号化した暗号化コンテ
ンツキーを送信部85へ出力する。
【0153】暗号化回路91は、データ部89から入力
した音楽データを、コンテンツキー生成回路90から入
力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化した
暗号化音楽データ17を送信部85へ出力する。
【0154】送信部85は、暗号化音楽データ17、著
作権情報18、および暗号化コンテンツキー16を携帯
電話へ送信する。
【0155】受信した暗号化音楽データ17、著作権情
報18、および暗号化コンテンツキー16をメモリ20
に記録し、その記録した暗号化音楽データ17を再生す
る動作は、図8の説明と同じである。
【0156】次に、図4に示す携帯電話2(TEL2)
の持ち主が携帯電話1(TEL1)から暗号化音楽デー
タ17をコピーし、そのコピーした暗号化音楽データ1
7を再生する動作について図4、および図9を参照して
説明する。
【0157】携帯電話が、他の携帯電話から暗号化音楽
データ17と、その暗号化音楽データ17に関連する著
作権情報18とをコピーし、そのコピーした著作権情報
18を音楽情報サーバ10へ送信するまでの動作は図8
の説明と同じである。
【0158】音楽情報サーバ10の受信部84は、携帯
電話からの通話により受信した携帯電話の電話番号を固
有ID認識回路86へ出力し、著作権情報18をデータ
部89へ出力する。固有ID認識回路86は、入力した
携帯電話の電話番号から固有ID2(190)を認識
し、その認識した固有ID2(190)を暗号化コンテ
ンツキー生成回路87へ出力する。
【0159】データ部89は、入力した著作権情報18
からコピーした音楽データを認識し、その認識した音楽
データに関する情報をコンテンツキー生成回路90へ出
力する。
【0160】コンテンツキー生成回路90は、コピーし
た暗号化音楽データ17を復号するコンテンツキーを暗
号化コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0161】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0162】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0163】暗号化コンテンツキー2(160)を受信
した後の携帯電話の動作は図8の説明と同じである。
【0164】従って、図9に示す構成においても、図8
に示す構成と同じように機能する。
【0165】本願発明に係る音楽配信システムは、図1
に示す音楽配信システム100、および図4に示す音楽
配信システム300に限らず、図10に示す音楽配信シ
ステム400であっても良い。
【0166】音楽配信システム400においては、携帯
電話1(TEL1)の持ち主は、ある音楽データを購入
したいときは、音楽情報サーバ10へ通話する。そうす
ると、音楽情報サーバ10は、公開キーを携帯電話1に
送信する。公開キーを受信した携帯電話1は、自己の電
話番号に基づいて生成した固有ID1(19)を公開キ
ーにより暗号化し、その暗号化した暗号化固有ID1を
音楽情報サーバ10へ送信する。
【0167】暗号化固有ID1を受信した音楽情報サー
バ10は、受信した暗号化固有ID1を、公開キーと密
接な関係を有する秘密キーにより復号する。そして、携
帯電話1からの通話により指定された暗号化音楽データ
17を復号するのに必要な暗号化コンテンツキー1(1
6)を生成し、その生成した暗号化コンテンツキー1
(16)と、指定された暗号化音楽データ17と、その
暗号化音楽データ17に関連する著作権情報18とを携
帯電話1に送信する。
【0168】携帯電話1は、生成した固有ID1(1
9)と、音楽情報サーバ10から受信した著作権情報1
8、暗号化音楽データ17、および暗号化コンテンツキ
ー1(16)とをメモリカードMに記録する。
【0169】暗号化音楽データ17等がメモリカードM
に記録された後、メモリカードMを携帯電話1から抜き
取り、携帯電話2に装着する。この場合、携帯電話2
は、メモリカードMに記録された固有ID1(19)を
自己の固有ID2(190)に書換えなければ、上記図
1の示す音楽配信システム100において説明したよう
にメモリカードMに記録された暗号化音楽データ17を
再生できる。しかし、携帯電話2の持ち主が自分のメモ
リカードMMに暗号化音楽データ17をコピーしたいと
思ったときは、メモリカードMから暗号化音楽データ1
7と著作権情報18とをコピーし、携帯電話2は、音楽
情報サーバ10へ電話を掛け、コピーした暗号化音楽デ
ータ17を特定する。そうすると、音楽情報サーバ10
は、携帯電話2にも公開キーを送信する。公開キーを受
信した携帯電話2は、生成した固有ID2(190)を
受信した公開キーにより暗号化して暗号化固有ID2を
生成し、その生成した暗号化固有ID2を音楽情報サー
バ10へ送信する。
【0170】暗号化固有ID2を受信した音楽情報サー
バ10は、受信した暗号化固有ID2を、公開キーと密
接な関係を有する秘密キーにより復号する。そして、携
帯電話2からの通話により特定された暗号化音楽データ
17を復号するのに必要な暗号化コンテンツキー2(1
60)を生成し、その生成した暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話2に送信する。
【0171】携帯電話2は、生成した固有ID2(19
0)と、音楽情報サーバ10から受信した暗号化コンテ
ンツキー2(160)とをメモリカードMMに記録す
る。メモリカードMMへの記録が終了した後、携帯電話
2は、暗号化コンテンツキー2(160)を読み出し、
その読み出した暗号化コンテンツキー2(160)が固
有ID2(190)に基づいて暗号化されていると判別
したときは、コピーした暗号化音楽データ17を再生す
ることができ、携帯電話2の持ち主はヘッドホーン15
を通して音楽を楽しむことができる。
【0172】音楽配信システム400によれば、公開キ
ーを介して暗号化音楽データ17を購入し、または適法
にコピーすることを任意の人に広げつつ、その購入した
暗号化音楽データ17またはコピーした暗号化音楽デー
タ17を復号できる人を、適法に暗号化コンテンツキー
1(16)、または暗号化コンテンツキー2(160)
を音楽情報サーバ10から受信した携帯電話の持ち主
と、その持ち主からメモリカードM、MMを借りた人に
限ることにより、著作権を保護しながら自由なコピーが
可能はシステムを確立することができる。
【0173】音楽配信システム400において用いられ
るメモリカードM、MMの構成は、上記説明した図2、
図7のいずれの構成のものでも用いることができる。
【0174】図11を参照して音楽配信システム400
に用いられる携帯電話、音楽情報サーバ10の具体的構
成について説明する。
【0175】携帯電話は、メモリ20と、メモリコント
ローラ40と、固有ID生成回路80と、CPU81
と、復号回路82と、ダイヤル部83と、暗号化固有I
D生成回路110とを備える。
【0176】メモリ20は、上記図2または図7におい
て説明した通り、第三者に読み出し不可能なセキュリテ
ィー領域200と、第三者に読み出し可能なデータ領域
210とから成り、固有ID1(19)は、セキュリテ
ィー領域200もしくはデータ領域210に記録され、
著作権情報18、および暗号化音楽データ17はデータ
領域210に記録され、暗号化コンテンツキー16はセ
キュリティー領域200もしくはデータ領域210に記
録される。
【0177】メモリコントローラ40は、CPU81か
らの制御に基づいて固有ID1(19)、著作権情報1
8、暗号化音楽データ17、および暗号化コンテンツキ
ー16をメモリ20へ記録したり、メモリ20から読み
出したりする。
【0178】固有ID生成回路80は、携帯電話の電話
番号に基づいて、その携帯電話に固有の固有IDを生成
する。
【0179】CPU81は、メモリコントローラ40を
制御する。
【0180】復号回路82は、復号器821と復号器8
22とから成る。復号器821は、メモリコントローラ
40がメモリ20から読み出した固有ID1(19)
と、暗号化コンテンツキー16とを入力し、暗号化コン
テンツキー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化
されたものであれば、暗号化コンテンツキー16を復号
し、その復号したコンテンツキーを復号器822へ出力
する。また、復号器822は、メモリコントローラ40
がメモリ20から読み出した暗号化音楽データ17と、
復号器821により復号されたコンテンツキーとを入力
し、コンテンツキーを用いて暗号化音楽データ17を復
号し、再生音楽データとしてヘッドホーン等の外部出力
器へ出力する。なお、音楽データがMP3のように圧縮
されたデータである場合は、復号器822から出力され
た音楽データを伸張器で伸張してから再生音楽データと
してヘッドホーン等の外部出力器へ出力する。
【0181】また、ダイヤル部83は、音楽情報サーバ
10へ電話する際に音楽情報サーバ10の電話番号を入
力したり、音楽情報サーバ10が有する音楽データのう
ちから希望する音楽データを指定する際のキーとして機
能したり、音楽情報サーバ10から受信した暗号化音楽
データ等を他の人に送信する際のキーとして機能する。
【0182】また、暗号化固有ID生成回路110は、
固有ID生成回路80により生成された固有ID1(1
9)を入力し、音楽情報サーバ10から受信した公開キ
ーにより入力した固有ID1(19)を暗号化する。
【0183】一方、音楽情報サーバ10は、受信部84
と、送信部85と、暗号化コンテンツキー生成回路87
と、データ部88と、復号回路111と、公開キー生成
部112とを備える。
【0184】受信部84は、携帯電話からの通話を受信
し、通話を受信したことを示す信号を公開キー生成部1
12へ出力し、指定された音楽データに関する情報をデ
ータ部88へ出力すると共に、携帯電話から暗号化され
た固有IDを受信したときは、その受信した暗号化固有
IDを復号回路111へ出力する。
【0185】送信部85は、公開キー、著作権情報1
8、暗号化音楽データ17、および暗号化コンテンツキ
ー16を携帯電話に送信する。
【0186】暗号化コンテンツキー生成回路87は、復
号回路111からの固有ID1(19)に基づいて、携
帯電話からの通話により指定された暗号化音楽データ1
7を復号するコンテンツキーを暗号化して暗号化コンテ
ンツキー16を生成し、その生成した暗号化コンテンツ
キー16を送信部85へ出力する。
【0187】データ部88は、暗号化音楽データ、暗号
化音楽データに関する著作権情報、および暗号化音楽デ
ータを復号するコンテンツキーがセットとして収納され
ており、「コンテンツキー1、暗号化音楽データ1、著
作権情報1」、「コンテンツキー2、暗号化音楽データ
2、著作権情報2」、・・・・・・・のように複数の暗
号化音楽データが著作権情報およびその音楽データを復
号するコンテンツキーと共に収納されている。そして、
受信部84から指定された音楽データに関する情報を入
力し、その指定された暗号化音楽データを復号するコン
テンツキーを暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力
し、暗号化音楽データと著作権情報を送信部85へ出力
する。例えば、暗号化音楽データ1が指定された場合
は、コンテンツキー1を暗号化コンテンツキー生成回路
87へ出力し、暗号化音楽データ1と著作権情報1とを
送信部85へ出力する。
【0188】復号回路111は、受信部84から入力し
た暗号化固有ID1を公開キーと密接な関係を有する秘
密キーにより復号し、その復号した固有ID1(19)
を暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0189】公開キー生成部112は、受信部84から
通話があったことを示す信号を入力したときは、公開キ
ーを生成し、その生成した公開キーを送信部85へ出力
する。
【0190】携帯電話の持ち主が音楽情報サーバ10か
ら音楽データを購入し、その購入した音楽データを再生
する動作について図11を参照して説明する。音楽情報
サーバ10から暗号化音楽データを購入したい場合は、
音楽情報サーバ10の電話番号をダイヤル部83で入力
し、音楽情報サーバ10へ電話する。そして、音楽情報
10と通話状態になると音楽情報サーバ10が有する暗
号化音楽データのリストが携帯電話の表示部(図示省
略)に表示され、携帯電話の持ち主は、そのリストの中
から希望する暗号化音楽データの番号をダイヤル部83
で入力する。
【0191】音楽情報サーバ10の受信部84は、携帯
電話からの通話により、希望する音楽データを指定する
暗号化音楽データの番号を受信し、携帯電話から通話が
あったことを示す信号を公開キー生成部112へ出力
し、音楽データを指定する暗号化音楽データの番号をデ
ータ部88へ出力する。
【0192】公開キー生成部112は、公開キーを生成
し、その生成した公開キーを送信部85へ出力する。
【0193】送信部85は、公開キーを携帯電話に送信
する。
【0194】公開キーを受信した携帯電話の暗号化固有
ID生成回路110は、固有ID生成回路80から入力
した固有ID1(19)を、受信した公開キーにより暗
号化し、その暗号化した暗号化固有ID1を生成する。
暗号化固有ID1が生成されると、携帯電話は、その生
成した暗号化固有ID1を音楽情報サーバ10へ送信す
る。
【0195】音楽情報サーバ10の受信部84は受信し
た暗号化固有ID1を復号回路111へ出力する。
【0196】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D1を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID1(19)を暗号化コンテ
ンツキー生成回路87へ出力する。
【0197】データ部88は、受信部84から音楽デー
タを指定する暗号化音楽データの番号を入力すると、そ
の番号に対応する暗号化音楽データと、その暗号化音楽
データに関する著作権情報を送信部85へ出力し、その
暗号化音楽データを復号するコンテンツキーを暗号化コ
ンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0198】暗号化コンテンツキー生成回路87は、デ
ータ部88から入力したコンテンツキーを復号回路11
1から入力した固有ID1(19)に基づいて暗号化
し、その暗号化した暗号化コンテンツキーを送信部85
へ出力する。
【0199】送信部85は、暗号化音楽データ、著作権
情報、および暗号化コンテンツキーを携帯電話へ送信す
る。
【0200】携帯電話は、音楽情報サーバ10から暗号
化音楽データ、著作権情報、および暗号化コンテンツキ
ーを受信すると、メモリコントローラ40は、CPU8
1からの制御に基づいて、著作権情報18、および暗号
化音楽データ17をメモリ20のデータ領域210に記
録し、暗号化コンテンツキー16をメモリ20のセキュ
リティー領域200もしくはデータ領域210に記録す
る。また、携帯電話は、自己の電話番号に基づいて固有
ID生成回路80が固有ID1(19)を生成するの
で、その生成した固有ID1(19)をメモリ20のセ
キュリティー領域200もしくはデータ領域210に記
録する。これにより、メモリ20への固有ID1(1
9)、著作権情報18、暗号化音楽データ17、および
暗号化コンテンツキー16の記録は終了する。
【0201】暗号化音楽データ17を再生する場合に
は、CPU81は、メモリ20に記録した固有ID1
(19)、暗号化音楽データ17、および暗号化コンテ
ンツキー16を再生するようにメモリコントローラ40
を制御する。
【0202】メモリコントローラ40は、読み出した固
有ID1(19)と暗号化コンテンツキー16とを復号
回路82の復号器821へ出力し、暗号化音楽データ1
7を復号回路82の復号器822へ出力する。
【0203】復号器821は、入力した暗号化コンテン
ツキー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化され
ているか否かを判別し、暗号化コンテンツキー16が固
有ID1(19)に基づいて暗号化されている場合に限
り、暗号化コンテンツキー16を復号し、その復号した
コンテンツキーを復号器822へ出力する。
【0204】復号器822は、メモリコントローラ40
から入力した暗号化音楽データ17を、復号器821か
ら入力したコンテンツキーにより復号し、再生音楽デー
タとしてヘッドホーン等の外部出力器へ出力する。
【0205】そして、携帯電話の持ち主は、ヘッドホー
ン等を通して再生した音楽データを聞くことができる。
【0206】また、暗号化音楽データ17がMP3のよ
うに所定の方式で圧縮されたものである場合は、復号器
822により復号された音楽データは伸張器(図示省
略)でデータ伸張された後、ヘッドホーン等の外部出力
器へ出力される。
【0207】なお、復号器821は、暗号化コンテンツ
キー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化されて
いないと判別したときは、復号器821から暗号化コン
テンツキー16を復号したコンテンツキーが復号器82
2へ出力されないので、復号器822は暗号化音楽デー
タ17を復号できず、再生動作は停止する。
【0208】次に、図10に示す携帯電話2(TEL
2)の持ち主が携帯電話1(TEL1)から暗号化音楽
データ17をコピーし、そのコピーした暗号化音楽デー
タ17を再生する動作について図10、および図11を
参照して説明する。
【0209】携帯電話は、他の携帯電話から暗号化音楽
データ17と、その暗号化音楽データ17に関連する著
作権情報18とを受信し、メモリコントローラ40は、
その受信した暗号化音楽データ17と著作権情報18と
をメモリ20のデータ領域210に記録する。これによ
り暗号化音楽データ17と著作権情報18とのコピーが
終了する。
【0210】そして、コピーした暗号化音楽データ17
を再生するための暗号化コンテンツキー2(160)を
音楽情報サーバ10から付与してもらう必要があるた
め、携帯電話は音楽情報サーバ10へ通話する。
【0211】音楽情報サーバ10の受信部84は、携帯
電話からの通話により、通話があったことを示す信号を
公開キー生成部112へ出力する。
【0212】公開キー生成部112は、公開キーを生成
し、その生成した公開キーを送信部85へ出力する。
【0213】送信部85は、公開キーを携帯電話に送信
する。
【0214】公開キーを受信した携帯電話の暗号化固有
ID生成回路110は、固有ID生成回路80から入力
した固有ID2(190)を、受信した公開キーにより
暗号化し、その暗号化した暗号化固有ID2を生成す
る。暗号化固有ID2が生成されると、携帯電話は、そ
の生成した暗号化固有ID2を音楽情報サーバ10へ送
信する。
【0215】音楽情報サーバ10の受信部84は受信し
た暗号化固有ID2を復号回路111へ出力する。
【0216】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D2を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID2(190)を暗号化コン
テンツキー生成回路87へ出力する。
【0217】データ部88は、携帯電話からの通話によ
り受信されていた著作権情報18からコピーした暗号化
音楽データ17を認識し、その認識した暗号化音楽デー
タ17を復号するコンテンツキーを暗号化コンテンツキ
ー生成回路87へ出力する。
【0218】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0219】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0220】携帯電話のメモリコントローラ40は、受
信した暗号化コンテンツキー2(160)をメモリ20
のセキュリティー領域200もしくはデータ領域210
に記録すると共に、固有ID生成回路80が生成した固
有ID2(190)をメモリ20のセキュリティー領域
200もしくはデータ領域210に記録する。
【0221】これにより、暗号化音楽データ17を他の
携帯電話から購入する動作は終了する。購入した暗号化
音楽データ17を再生する際の動作は、上記説明と同じ
であるので省略する。
【0222】他の携帯電話から暗号化音楽データ17を
購入する場合は、音楽情報サーバ10へ購入する暗号化
音楽データ17の著作権情報18を送信し、購入する暗
号化音楽データ17を復号するのに必要な暗号化コンテ
ンツキー2(160)を音楽情報サーバ10から受信す
れば良いので、簡単な動作で著作権を保護しながら音楽
データを購入できる。
【0223】上記図10に示す音楽配信システム400
において用いられている携帯電話(TEL1、TEL
2)と音楽情報サーバ10の具体的構成は図11に示す
ものに限らず、図12に示すものであっても良い。図1
2に示す具体的構成においては、携帯電話の構成は図1
1に示すものと同じであり、音楽情報サーバ10の具体
的構成だけが異なるだけである。
【0224】音楽情報サーバ10は、受信部84と、送
信部85と、暗号化コンテンツキー生成回路87と、デ
ータ部89と、コンテンツキー生成回路90と、暗号化
回路91と、復号回路111と、公開キー生成部112
とを備える。
【0225】受信部84、送信部85、暗号化コンテン
ツキー生成回路87、復号回路111、および公開キー
生成部112の機能は図11の説明と同じであるので、
その説明を省略する。
【0226】コンテンツキー生成回路90は、音楽デー
タを暗号化した暗号化音楽データ17を復号するコンテ
ンツキーを生成し、その生成したコンテンツキーを暗号
化コンテンツキー生成回路87と暗号化回路91とへ出
力する。
【0227】データ部89は、暗号化されていない音楽
データをその著作権情報と共に収納しており、受信部8
4から音楽データが指定されると、その指定された音楽
データを暗号化回路91へ出力し、その音楽データに関
連する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0228】暗号化回路91は、データ部89から入力
した音楽データを、コンテンツキー生成回路90から入
力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化した
暗号化音楽データ17を送信部85へ出力する。
【0229】図12に示す具体的構成において、携帯電
話の持ち主が音楽情報サーバ10から音楽データを購入
し、その購入した音楽データを再生する動作について説
明する。携帯電話から音楽情報サーバ10へ通話し、購
入したい音楽データを指定すると共に、音楽情報サーバ
10から公開キーを受信し、生成した暗号化固有ID1
を音楽情報サーバ10へ送信するまでの動作は図11の
説明と同じである。
【0230】音楽情報サーバ10の受信部84は受信し
た暗号化固有ID1を復号回路111へ出力する。
【0231】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D1を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID1(19)を暗号化コンテ
ンツキー生成回路87へ出力する。
【0232】データ部89は、受信部84から購入する
音楽データの番号を入力すると、その番号に対応する音
楽データを暗号化回路91へ出力し、その音楽データに
関する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0233】コンテンツキー生成回路90は、コンテン
ツキーを生成し、その生成したコンテンツキーを暗号化
コンテンツキー生成回路87と暗号化回路91とへ出力
する。
【0234】暗号化コンテンツキー生成回路87は、コ
ンテンツキー生成回路90から入力したコンテンツキー
を復号回路111から入力した固有ID1(19)に基
づいて暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー
を送信部85へ出力する。
【0235】暗号化回路91は、データ部89から入力
した音楽データを、コンテンツキー生成回路90から入
力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化した
暗号化音楽データ17を送信部85へ出力する。
【0236】送信部85は、暗号化音楽データ17、著
作権情報18、および暗号化コンテンツキー16を携帯
電話へ送信する。
【0237】受信した暗号化音楽データ17、著作権情
報18、および暗号化コンテンツキー16をメモリ20
に記録し、その記録した暗号化音楽データ17を再生す
る動作は、図11の説明と同じである。
【0238】次に、図10に示す携帯電話2(TEL
2)の持ち主が携帯電話1(TEL1)から暗号化音楽
データ17をコピーし、そのコピーした暗号化音楽デー
タ17を再生する動作について図10、および図12を
参照して説明する。
【0239】携帯電話は、他の携帯電話から暗号化音楽
データ17と、その暗号化音楽データ17に関連する著
作権情報18とを受信し、メモリコントローラ40は、
その受信した暗号化音楽データ17と著作権情報18と
をメモリ20のデータ領域210に記録する。これによ
り暗号化音楽データ17と著作権情報18とのコピーが
終了する。
【0240】そして、コピーした暗号化音楽データ17
を再生するための暗号化コンテンツキー2(160)を
音楽情報サーバ10から付与してもらう必要があるた
め、携帯電話は音楽情報サーバ10へ通話する。
【0241】音楽情報サーバ10の受信部84は、携帯
電話からの通話により、通話があったことを示す信号を
公開キー生成部112へ出力する。
【0242】公開キー生成部112は、公開キーを生成
し、その生成した公開キーを送信部85へ出力する。
【0243】送信部85は、公開キーを携帯電話に送信
する。
【0244】公開キーを受信した携帯電話の暗号化固有
ID生成回路110は、固有ID生成回路80から入力
した固有ID2(190)を、受信した公開キーにより
暗号化し、その暗号化した暗号化固有ID2を生成す
る。暗号化固有ID2が生成されると、携帯電話は、そ
の生成した暗号化固有ID2を音楽情報サーバ10へ送
信する。
【0245】音楽情報サーバ10の受信部84は受信し
た暗号化固有ID2を復号回路111へ出力する。
【0246】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D2を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID2(190)を暗号化コン
テンツキー生成回路87へ出力する。
【0247】データ部89は、入力した著作権情報18
からコピーした音楽データを認識し、その認識した音楽
データに関する情報をコンテンツキー生成回路90へ出
力する。
【0248】コンテンツキー生成回路90は、コピーし
た暗号化音楽データ17を復号するコンテンツキーを暗
号化コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0249】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0250】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0251】暗号化コンテンツキー2(160)を受信
した後の携帯電話の動作は図11の説明と同じである。
【0252】図12に示す具体的構成においても、図1
1の構成と同様の機能を果たす。
【0253】図10に示す音楽配信システム400によ
って購入され、コピーされた暗号化音楽データを図6に
示す記録再生装置60を用いて他の媒体61に更にコピ
ーすることもできる。その詳細な説明は、上記図6の説
明と同じであるので省略する。
【0254】上記においては、音楽データについて実施
の形態を説明したが、本願発明が対象とする情報は、音
楽データに限られず、書籍データ、地図データ、英会話
データ、絵データ、写真データ、朗読データ、EPG
(Electronic Program Guid
e)等の一般の情報であっても良い。
【0255】書籍データとは、ある作家の書いた物語等
のテキストデータであり、地図データとは、ある地方、
地域等の地図データであり、英会話データとは、外国人
が喋っている英語を聴くためのデータであり、絵データ
とは、有名な画家が描いた絵のデータであり、写真デー
タとは、写真家が撮った写真のデータであり、朗読デー
タとは、書籍に書かれている文章を朗読しているデータ
であり、EPGデータとは、電子番組ガイドに関するデ
ータである。
【0256】これらのデータのうち、英会話データ、朗
読データ、およびEPGデータは、上記説明した音楽デ
ータと同様にして、これらのデータを有する情報サーバ
から希望するデータを受信し、メモリカードに記録し、
再生することができる。
【0257】そこで、書籍データ、地図データ、絵デー
タ、および写真データを情報サーバから受信し、メモリ
カードに記録し、再生する実施の形態について説明す
る。
【0258】地図データを配信するシステムは、図1に
示す音楽配信システム100、図4に示す音楽配信シス
テム300において音楽情報サーバ10を地図情報サー
バに代えたものであるが、地図配信システムにおいて用
いられている携帯電話(TEL1、TEL2)と地図情
報サーバ131の具体的構成を図13を参照して説明す
る。
【0259】携帯電話は、メモリ20と、メモリコント
ローラ40と、固有ID生成回路80と、CPU81
と、復号回路82と、ダイヤル部83と、表示部130
とを備える。
【0260】メモリ20、メモリコントローラ40、固
有ID生成回路80、CPU81、復号回路82、およ
びダイヤル部83の説明は、上記図8の説明と同じであ
る。
【0261】表示部130は、復号回路82の復号器8
22からの出力を表示する。
【0262】また、地図情報サーバ131は、受信部8
4と、送信部85と、固有ID認識回路86と、暗号化
コンテンツキー生成回路87と、データ部132とを備
える。
【0263】受信部84、送信部85、固有ID認識回
路86、および暗号化コンテンツキー生成回路87の説
明は、上記図8の説明と同じである。
【0264】データ部132には、暗号化地図データと
コンテンツキーと著作権情報とがセットで収納されてお
り、「コンテンツキー1、暗号化地図データ1、著作権
情報1」、「コンテンツキー2、暗号化地図データ2、
著作権情報2」、・・・・・・・のように複数の暗号化
地図データが著作権情報およびその地図データを復号す
るコンテンツキーと共に収納されている。そして、受信
部84から指定された地図データに関する情報を入力
し、その指定された暗号化地図データを復号するコンテ
ンツキーを暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力
し、暗号化地図データと著作権情報を送信部85へ出力
する。例えば、暗号化地図データ1が指定された場合
は、コンテンツキー1を暗号化コンテンツキー生成回路
87へ出力し、暗号化地図データ1と著作権情報1とを
送信部85へ出力する。
【0265】携帯電話の持ち主が地図情報サーバ131
から地図データを購入し、その購入した地図データを再
生する動作について説明する。地図情報サーバ131か
ら暗号化地図データを購入したい場合は、地図情報サー
バ131の電話番号をダイヤル部83で入力し、地図情
報サーバ131へ電話する。そして、地図情報131と
通話状態になると地図情報サーバ131が有する暗号化
地図データのリストが携帯電話の表示部130に表示さ
れ、携帯電話の持ち主は、そのリストの中から希望する
暗号化地図データの番号をダイヤル部83で入力する。
【0266】地図情報サーバ131の受信部84は、携
帯電話からの通話により、携帯電話の電話番号と希望す
る地図データを指定する暗号化地図データの番号とを受
信し、携帯電話の電話番号を固有ID認識回路86へ出
力し、地図データを指定する暗号化地図データの番号を
データ部132へ出力する。
【0267】固有ID認識回路86は、入力した携帯電
話の電話番号から携帯電話の固有ID1(19)を認識
し、その認識した固有ID1(19)を暗号化コンテン
ツキー生成回路87へ出力する。
【0268】データ部132は、受信部84から地図デ
ータを指定する暗号化地図データの番号を入力すると、
その番号に対応する暗号化地図データと、その暗号化地
図データに関する著作権情報を送信部85へ出力し、そ
の暗号化地図データを復号するコンテンツキーを暗号化
コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0269】暗号化コンテンツキー生成回路87は、デ
ータ部132から入力したコンテンツキーを固有ID認
識回路86から入力した固有ID1(19)に基づいて
暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキーを送信
部85へ出力する。
【0270】送信部85は、暗号化地図データ、著作権
情報、および暗号化コンテンツキーを携帯電話へ送信す
る。
【0271】携帯電話は、地図情報サーバ131から暗
号化地図データ、著作権情報、および暗号化コンテンツ
キーを受信すると、メモリコントローラ40は、CPU
81からの制御に基づいて、著作権情報18、および暗
号化地図データ170をメモリ20のデータ領域210
に記録し、暗号化コンテンツキー16をメモリ20のセ
キュリティー領域200もしくはデータ領域210に記
録する。また、携帯電話は、自己の電話番号に基づいて
固有ID生成回路80が固有ID1(19)を生成する
ので、その生成した固有ID1(19)をメモリ20の
セキュリティー領域200もしくはデータ領域210に
記録する。これにより、メモリ20への固有ID1(1
9)、著作権情報18、暗号化地図データ170、およ
び暗号化コンテンツキー16の記録は終了する。
【0272】暗号化地図データ170を再生する場合に
は、CPU81は、メモリ20に記録した固有ID1
(19)、暗号化地図データ170、および暗号化コン
テンツキー16を再生するようにメモリコントローラ4
0を制御する。
【0273】メモリコントローラ40は、読み出した固
有ID1(19)と暗号化コンテンツキー16とを復号
回路82の復号器821へ出力し、暗号化地図データ1
70を復号回路82の復号器822へ出力する。
【0274】復号器821は、入力した暗号化コンテン
ツキー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化され
ているか否かを判別し、暗号化コンテンツキー16が固
有ID1(19)に基づいて暗号化されている場合に限
り、暗号化コンテンツキー16を復号し、その復号した
コンテンツキーを復号器822へ出力する。
【0275】復号器822は、メモリコントローラ40
から入力した暗号化地図データ170を、復号器821
から入力したコンテンツキーにより復号し、再生地図デ
ータとして表示部130へ出力する。
【0276】表示部130は、入力した再生地図データ
を表示する。
【0277】そして、携帯電話の持ち主は、表示部13
0に表示された再生地図データを見ることができる。
【0278】また、暗号化地図データ170がMP3の
ように所定の方式で圧縮されたものである場合は、復号
器822により復号された地図データは伸張器(図示省
略)でデータ伸張された後、表示部130へ出力され
る。
【0279】なお、復号器821は、暗号化コンテンツ
キー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化されて
いないと判別したときは、復号器821から暗号化コン
テンツキー16を復号したコンテンツキーが復号器82
2へ出力されないので、復号器822は暗号化地図デー
タ170を復号できず、再生動作は停止する。
【0280】図4に示す携帯電話2(TEL2)の持ち
主が携帯電話1(TEL1)から暗号化地図データ17
0をコピーし、そのコピーした暗号化地図データ170
を再生する動作について図4、および図13を参照して
説明する。
【0281】携帯電話は、他の携帯電話から暗号化地図
データ170と、その暗号化地図データ170に関連す
る著作権情報18とを受信し、メモリコントローラ40
は、その受信した暗号化地図データ170と著作権情報
18とをメモリ20のデータ領域210に記録する。こ
れにより暗号化地図データ170と著作権情報18との
コピーが終了する。
【0282】そして、コピーした暗号化地図データ17
を再生するための暗号化コンテンツキー2(160)を
地図情報サーバ131から付与してもらう必要があるた
め、メモリコントローラ40はコピーした著作権情報1
8を読み出し、その読み出した著作権情報18は、携帯
電話からの通話に基づいて地図情報サーバ131へ送信
される。
【0283】地図情報サーバ131の受信部84は、携
帯電話からの通話により受信した携帯電話の電話番号を
固有ID認識回路86へ出力し、著作権情報18をデー
タ部132へ出力する。固有ID認識回路86は、入力
した携帯電話の電話番号から固有ID2(190)を認
識し、その認識した固有ID2(190)を暗号化コン
テンツキー生成回路87へ出力する。
【0284】データ部132は、入力した著作権情報1
8からコピーした暗号化地図データ170を認識し、そ
の認識した暗号化地図データ170を復号するコンテン
ツキーを暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力す
る。
【0285】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0286】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0287】携帯電話のメモリコントローラ40は、受
信した暗号化コンテンツキー2(160)をメモリ20
のセキュリティー領域200もしくはデータ領域210
に記録すると共に、固有ID生成回路80が生成した固
有ID2(190)をメモリ20のセキュリティー領域
200もしくはデータ領域210に記録する。
【0288】これにより、暗号化地図データ170を他
の携帯電話から購入する動作は終了する。購入した暗号
化地図データ170を再生する際の動作は、上記図13
の説明と同じであるので省略する。
【0289】他の携帯電話から暗号化地図データ170
を購入する場合は、地図情報サーバ131へ購入する暗
号化地図データ170の著作権情報18を送信し、購入
する暗号化地図データ170を復号するのに必要な暗号
化コンテンツキー2(160)を地図情報サーバ131
から受信すれば良いので、簡単な動作で著作権を保護し
ながら地図データを購入できる。
【0290】地図情報サーバ131は図13に示すもの
に限らず、図14に示す地図情報サーバ141であって
も良い。図14においては携帯電話の構成は図13に示
す構成と同じである。
【0291】地図情報サーバ141は、受信部84と、
送信部85と、固有ID認識回路86と、暗号化コンテ
ンツキー生成回路87と、コンテンツキー生成回路90
と、暗号化回路91と、データ部140とを備える。
【0292】受信部84、送信部85、固有ID認識回
路86、暗号化コンテンツキー生成回路87、コンテン
ツキー生成回路90、および暗号化回路91の説明は、
上記図9の説明と同じである。
【0293】データ部140は、暗号化されていない地
図データをその著作権情報と共に収納しており、受信部
84から地図データが指定されると、その指定された地
図データを暗号化回路91へ出力し、その地図データに
関連する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0294】暗号化回路91は、データ部140から入
力した地図データを、コンテンツキー生成回路90から
入力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化し
た暗号化地図データ170を送信部85へ出力する。
【0295】図14に示す具体的構成において、携帯電
話の持ち主が地図情報サーバ141から地図データを購
入し、その購入した地図データを再生する動作について
説明する。携帯電話から地図情報サーバ141へ通話
し、購入したい地図データを指定する動作は図13の説
明と同じである。
【0296】地図情報サーバ141の受信部84は、携
帯電話からの通話により、携帯電話の電話番号と購入す
る地図データの番号とを受信し、携帯電話の電話番号を
固有ID認識回路86へ出力し、地図データの番号をデ
ータ部140へ出力する。
【0297】固有ID認識回路86は、入力した携帯電
話の電話番号から携帯電話の固有ID1(19)を認識
し、その認識した固有ID1(19)を暗号化コンテン
ツキー生成回路87へ出力する。
【0298】データ部140は、受信部84から購入す
る地図データの番号を入力すると、その番号に対応する
地図データを暗号化回路91へ出力し、その地図データ
に関する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0299】コンテンツキー生成回路90は、コンテン
ツキーを生成し、その生成したコンテンツキーを暗号化
コンテンツキー生成回路87と暗号化回路91とへ出力
する。
【0300】暗号化コンテンツキー生成回路87は、コ
ンテンツキー生成回路90から入力したコンテンツキー
を固有ID認識回路86から入力した固有ID1(1
9)に基づいて暗号化し、その暗号化した暗号化コンテ
ンツキーを送信部85へ出力する。
【0301】暗号化回路91は、データ部140から入
力した地図データを、コンテンツキー生成回路90から
入力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化し
た暗号化地図データ170を送信部85へ出力する。
【0302】送信部85は、暗号化地図データ170、
著作権情報18、および暗号化コンテンツキー16を携
帯電話へ送信する。
【0303】受信した暗号化地図データ170、著作権
情報18、および暗号化コンテンツキー16をメモリ2
0に記録し、その記録した暗号化地図データ170を再
生する動作は、図13の説明と同じである。
【0304】次に、図4に示す携帯電話2(TEL2)
の持ち主が携帯電話1(TEL1)から暗号化地図デー
タ170をコピーし、そのコピーした暗号化地図データ
170を再生する動作について図4、および図14を参
照して説明する。
【0305】携帯電話が、他の携帯電話から暗号化地図
データ170と、その暗号化地図データ170に関連す
る著作権情報18とをコピーし、そのコピーした著作権
情報18を地図情報サーバ141へ送信するまでの動作
は図13の説明と同じである。
【0306】地図情報サーバ141の受信部84は、携
帯電話からの通話により受信した携帯電話の電話番号を
固有ID認識回路86へ出力し、著作権情報18をデー
タ部140へ出力する。固有ID認識回路86は、入力
した携帯電話の電話番号から固有ID2(190)を認
識し、その認識した固有ID2(190)を暗号化コン
テンツキー生成回路87へ出力する。
【0307】データ部140は、入力した著作権情報1
8からコピーした地図データを認識し、その認識した地
図データに関する情報をコンテンツキー生成回路90へ
出力する。
【0308】コンテンツキー生成回路90は、コピーし
た暗号化地図データ170を復号するコンテンツキーを
暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0309】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0310】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0311】暗号化コンテンツキー2(160)を受信
した後の携帯電話の動作は図13の説明と同じである。
【0312】従って、図14に示す構成においても、図
13に示す構成と同じように機能する。
【0313】上記図10に示す音楽配信システム400
の音楽情報サーバ10を地図情報サーバに代えた地図配
信システムに用いられる携帯電話と地図情報サーバとの
構成について図15を参照して説明する。なお、この地
図配信システムにおける基本的思想は図10において説
明した思想と同じである。
【0314】携帯電話は、メモリ20と、メモリコント
ローラ40と、固有ID生成回路80と、CPU81
と、復号回路82と、ダイヤル部83と、暗号化固有I
D生成回路110と、表示部130とを備える。
【0315】メモリ20は、上記図2または図7におい
て説明した通り、第三者に読み出し不可能なセキュリテ
ィー領域200と、第三者に読み出し可能なデータ領域
210とから成り、固有ID1(19)は、セキュリテ
ィー領域200もしくはデータ領域210に記録され、
著作権情報18、および暗号化地図データ170はデー
タ領域210に記録され、暗号化コンテンツキー16は
セキュリティー領域200もしくはデータ領域210に
記録される。
【0316】メモリコントローラ40は、CPU81か
らの制御に基づいて固有ID1(19)、著作権情報1
8、暗号化地図データ170、および暗号化コンテンツ
キー16をメモリ20へ記録したり、メモリ20から読
み出したりする。
【0317】固有ID生成回路80は、携帯電話の電話
番号に基づいて、その携帯電話に固有の固有IDを生成
する。
【0318】CPU81は、メモリコントローラ40を
制御する。
【0319】復号回路82は、復号器821と復号器8
22とから成る。復号器821は、メモリコントローラ
40がメモリ20から読み出した固有ID1(19)
と、暗号化コンテンツキー16とを入力し、暗号化コン
テンツキー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化
されたものであれば、暗号化コンテンツキー16を復号
し、その復号したコンテンツキーを復号器822へ出力
する。また、復号器822は、メモリコントローラ40
がメモリ20から読み出した暗号化地図データ170
と、復号器821により復号されたコンテンツキーとを
入力し、コンテンツキーを用いて暗号化地図データ17
0を復号し、再生地図データとして表示部130へ出力
する。なお、地図データがJPEG、GIF等により圧
縮されたデータである場合は、復号器822から出力さ
れた地図データを伸張器で伸張してから再生地図データ
として表示部130へ出力する。
【0320】表示部130は、入力した再生地図データ
を表示する。
【0321】また、ダイヤル部83は、地図情報サーバ
151へ電話する際に地図情報サーバ151の電話番号
を入力したり、地図情報サーバ151が有する地図デー
タのうちから希望する地図データを指定する際のキーと
して機能したり、地図情報サーバ151から受信した暗
号化地図データ等を他の人に送信する際のキーとして機
能する。
【0322】また、暗号化固有ID生成回路110は、
固有ID生成回路80により生成された固有ID1(1
9)を入力し、地図情報サーバ151から受信した公開
キーにより入力した固有ID1(19)を暗号化する。
【0323】一方、地図情報サーバ151は、受信部8
4と、送信部85と、暗号化コンテンツキー生成回路8
7と、データ部132と、復号回路111と、公開キー
生成部112とを備える。
【0324】受信部84は、携帯電話からの通話を受信
し、通話を受信したことを示す信号を公開キー生成部1
12へ出力し、指定された地図データに関する情報をデ
ータ部132へ出力すると共に、携帯電話から暗号化さ
れた固有IDを受信したときは、その受信した暗号化固
有IDを復号回路111へ出力する。
【0325】送信部85は、公開キー、著作権情報1
8、暗号化地図データ170、および暗号化コンテンツ
キー16を携帯電話に送信する。
【0326】暗号化コンテンツキー生成回路87は、復
号回路111からの固有ID1(19)に基づいて、携
帯電話からの通話により指定された暗号化地図データ1
70を復号するコンテンツキーを暗号化して暗号化コン
テンツキー16を生成し、その生成した暗号化コンテン
ツキー16を送信部85へ出力する。
【0327】データ部132は、暗号化地図データ、暗
号化地図データに関する著作権情報、および暗号化地図
データを復号するコンテンツキーがセットとして収納さ
れており、「コンテンツキー1、暗号化地図データ1、
著作権情報1」、「コンテンツキー2、暗号化地図デー
タ2、著作権情報2」、・・・・・・・のように複数の
暗号化地図データが著作権情報およびその音楽データを
復号するコンテンツキーと共に収納されている。そし
て、受信部84から指定された地図データに関する情報
を入力し、その指定された暗号化地図データを復号する
コンテンツキーを暗号化コンテンツキー生成回路87へ
出力し、暗号化地図データと著作権情報を送信部85へ
出力する。例えば、暗号化地図データ1が指定された場
合は、コンテンツキー1を暗号化コンテンツキー生成回
路87へ出力し、暗号化地図データ1と著作権情報1と
を送信部85へ出力する。
【0328】復号回路111は、受信部84から入力し
た暗号化固有ID1を公開キーと密接な関係を有する秘
密キーにより復号し、その復号した固有ID1(19)
を暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0329】公開キー生成部112は、受信部84から
通話があったことを示す信号を入力したときは、公開キ
ーを生成し、その生成した公開キーを送信部85へ出力
する。
【0330】携帯電話の持ち主が地図情報サーバ151
から地図データを購入し、その購入した地図データを再
生する動作について図15を参照して説明する。地図情
報サーバ151から暗号化地図データを購入したい場合
は、地図情報サーバ151の電話番号をダイヤル部83
で入力し、地図情報サーバ151へ電話する。そして、
地図情報サーバ151と通話状態になると地図情報サー
バ151が有する暗号化地図データのリストが携帯電話
の表示部130に表示され、携帯電話の持ち主は、その
リストの中から希望する暗号化地図データの番号をダイ
ヤル部83で入力する。
【0331】地図情報サーバ151の受信部84は、携
帯電話からの通話により、希望する地図データを指定す
る暗号化地図データの番号を受信し、携帯電話から通話
があったことを示す信号を公開キー生成部112へ出力
し、地図データを指定する暗号化地図データの番号をデ
ータ部132へ出力する。
【0332】公開キー生成部112は、公開キーを生成
し、その生成した公開キーを送信部85へ出力する。
【0333】送信部85は、公開キーを携帯電話に送信
する。
【0334】公開キーを受信した携帯電話の暗号化固有
ID生成回路110は、固有ID生成回路80から入力
した固有ID1(19)を、受信した公開キーにより暗
号化し、その暗号化した暗号化固有ID1を生成する。
暗号化固有ID1が生成されると、携帯電話は、その生
成した暗号化固有ID1を地図情報サーバ151へ送信
する。
【0335】地図情報サーバ151の受信部84は受信
した暗号化固有ID1を復号回路111へ出力する。
【0336】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D1を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID1(19)を暗号化コンテ
ンツキー生成回路87へ出力する。
【0337】データ部132は、受信部84から地図デ
ータを指定する暗号化地図データの番号を入力すると、
その番号に対応する暗号化地図データと、その暗号化地
図データに関する著作権情報を送信部85へ出力し、そ
の暗号化地図データを復号するコンテンツキーを暗号化
コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0338】暗号化コンテンツキー生成回路87は、デ
ータ部132から入力したコンテンツキーを復号回路1
11から入力した固有ID1(19)に基づいて暗号化
し、その暗号化した暗号化コンテンツキーを送信部85
へ出力する。
【0339】送信部85は、暗号化地図データ、著作権
情報、および暗号化コンテンツキーを携帯電話へ送信す
る。
【0340】携帯電話は、地図情報サーバ151から暗
号化地図データ、著作権情報、および暗号化コンテンツ
キーを受信すると、メモリコントローラ40は、CPU
81からの制御に基づいて、著作権情報18、および暗
号化地図データ170をメモリ20のデータ領域210
に記録し、暗号化コンテンツキー16をメモリ20のセ
キュリティー領域200もしくはデータ領域210に記
録する。また、携帯電話は、自己の電話番号に基づいて
固有ID生成回路80が固有ID1(19)を生成する
ので、その生成した固有ID1(19)をメモリ20の
セキュリティー領域200もしくはデータ領域210に
記録する。これにより、メモリ20への固有ID1(1
9)、著作権情報18、暗号化地図データ170、およ
び暗号化コンテンツキー16の記録は終了する。
【0341】暗号化地図データ170を再生する場合に
は、CPU81は、メモリ20に記録した固有ID1
(19)、暗号化地図データ170、および暗号化コン
テンツキー16を再生するようにメモリコントローラ4
0を制御する。
【0342】メモリコントローラ40は、読み出した固
有ID1(19)と暗号化コンテンツキー16とを復号
回路82の復号器821へ出力し、暗号化地図データ1
70を復号回路82の復号器822へ出力する。
【0343】復号器821は、入力した暗号化コンテン
ツキー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化され
ているか否かを判別し、暗号化コンテンツキー16が固
有ID1(19)に基づいて暗号化されている場合に限
り、暗号化コンテンツキー16を復号し、その復号した
コンテンツキーを復号器822へ出力する。
【0344】復号器822は、メモリコントローラ40
から入力した暗号化地図データ170を、復号器821
から入力したコンテンツキーにより復号し、再生地図デ
ータとして表示部130へ出力する。
【0345】表示部130は、入力した再生地図データ
を表示する。
【0346】そして、携帯電話の持ち主は、表示部13
0から再生地図データを見ることができる。
【0347】また、暗号化地図データ170がJPE
G、GIF等により所定の方式で圧縮されたものである
場合は、復号器822により復号された地図データは伸
張器(図示省略)でデータ伸張された後、表示部130
へ出力される。
【0348】なお、復号器821は、暗号化コンテンツ
キー16が固有ID1(19)に基づいて暗号化されて
いないと判別したときは、復号器821から暗号化コン
テンツキー16を復号したコンテンツキーが復号器82
2へ出力されないので、復号器822は暗号化地図デー
タ170を復号できず、再生動作は停止する。
【0349】次に、図10に示す携帯電話2(TEL
2)の持ち主が携帯電話1(TEL1)が地図情報サー
バ151から受信し、メモリカード20に記録した暗号
化地図データ170をコピーし、そのコピーした暗号化
地図データ170を再生する動作について図10、およ
び図15を参照して説明する。
【0350】携帯電話は、他の携帯電話から暗号化地図
データ170と、その暗号化地図データ170に関連す
る著作権情報18とを受信し、メモリコントローラ40
は、その受信した暗号化地図データ170と著作権情報
18とをメモリ20のデータ領域210に記録する。こ
れにより暗号化地図データ170と著作権情報18との
コピーが終了する。
【0351】そして、コピーした暗号化地図データ17
0を再生するための暗号化コンテンツキー2(160)
を地図情報サーバ151から付与してもらう必要がある
ため、携帯電話は地図情報サーバ151へ通話する。
【0352】地図情報サーバ151の受信部84は、携
帯電話からの通話により、通話があったことを示す信号
を公開キー生成部112へ出力する。
【0353】公開キー生成部112は、公開キーを生成
し、その生成した公開キーを送信部85へ出力する。
【0354】送信部85は、公開キーを携帯電話に送信
する。
【0355】公開キーを受信した携帯電話の暗号化固有
ID生成回路110は、固有ID生成回路80から入力
した固有ID2(190)を、受信した公開きーにより
暗号化し、その暗号化した暗号化固有ID2を生成す
る。暗号化固有ID2が生成されると、携帯電話は、そ
の生成した暗号化固有ID2を地図情報サーバ151へ
送信する。
【0356】地図情報サーバ151の受信部84は受信
した暗号化固有ID2を復号回路111へ出力する。
【0357】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D2を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID2(190)を暗号化コン
テンツキー生成回路87へ出力する。
【0358】データ部132は、携帯電話からの通話に
より受信されていた著作権情報18からコピーした暗号
化地図データ170を認識し、その認識した暗号化地図
データ170を復号するコンテンツキーを暗号化コンテ
ンツキー生成回路87へ出力する。
【0359】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0360】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0361】携帯電話のメモリコントローラ40は、受
信した暗号化コンテンツキー2(160)をメモリ20
のセキュリティー領域200もしくはデータ領域210
に記録すると共に、固有ID生成回路80が生成した固
有ID2(190)をメモリ20のセキュリティー領域
200もしくはデータ領域210に記録する。
【0362】これにより、暗号化地図データ170を他
の携帯電話から購入する動作は終了する。購入した暗号
化地図データ170を再生する際の動作は、上記説明と
同じであるので省略する。
【0363】他の携帯電話から暗号化地図データ170
を購入する場合は、地図情報サーバ151へ購入する暗
号化地図データ170の著作権情報18を送信し、購入
する暗号化地図データ170を復号するのに必要な暗号
化コンテンツキー2(160)を地図情報サーバ151
から受信すれば良いので、簡単な動作で著作権を保護し
ながら地図データを購入できる。
【0364】地図情報サーバの具体的構成は図15に示
すものに限らず、図16に示す地図情報サーバ161で
あっても良い。図16に示す具体的構成においては、携
帯電話の構成は図15に示すものと同じであり、地図情
報サーバ161の具体的構成だけが異なるだけである。
【0365】地図情報サーバ161は、受信部84と、
送信部85と、暗号化コンテンツキー生成回路87と、
データ部140と、コンテンツキー生成回路90と、暗
号化回路91と、復号回路111と、公開キー生成部1
12とを備える。
【0366】受信部84、送信部85、暗号化コンテン
ツキー生成回路87、復号回路111、および公開キー
生成部112の機能は図15の説明と同じであるので、
その説明を省略する。
【0367】コンテンツキー生成回路90は、地図デー
タを暗号化した暗号化地図データ170を復号するコン
テンツキーを生成し、その生成したコンテンツキーを暗
号化コンテンツキー生成回路87と暗号化回路91とへ
出力する。
【0368】データ部140は、暗号化されていない地
図データをその著作権情報と共に収納しており、受信部
84から地図データが指定されると、その指定された地
図データを暗号化回路91へ出力し、その地図データに
関連する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0369】暗号化回路91は、データ部140から入
力した地図データを、コンテンツキー生成回路90から
入力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化し
た暗号化地図データ170を送信部85へ出力する。
【0370】図16に示す具体的構成において、携帯電
話の持ち主が地図情報サーバ161から地図データを購
入し、その購入した地図データを再生する動作について
説明する。携帯電話から地図情報サーバ161へ通話
し、購入したい地図データを指定すると共に、地図情報
サーバ161から公開キーを受信し、生成した暗号化固
有ID1を地図情報サーバ161へ送信するまでの動作
は図15の説明と同じである。
【0371】地図情報サーバ161の受信部84は受信
した暗号化固有ID1を復号回路111へ出力する。
【0372】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D1を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID1(19)を暗号化コンテ
ンツキー生成回路87へ出力する。
【0373】データ部140は、受信部84から購入す
る地図データの番号を入力すると、その番号に対応する
地図データを暗号化回路91へ出力し、その地図データ
に関する著作権情報を送信部85へ出力する。
【0374】コンテンツキー生成回路90は、コンテン
ツキーを生成し、その生成したコンテンツキーを暗号化
コンテンツキー生成回路87と暗号化回路91とへ出力
する。
【0375】暗号化コンテンツキー生成回路87は、コ
ンテンツキー生成回路90から入力したコンテンツキー
を復号回路111から入力した固有ID1(19)に基
づいて暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー
を送信部85へ出力する。
【0376】暗号化回路91は、データ部89から入力
した地図データを、コンテンツキー生成回路90から入
力したコンテンツキーにより暗号化し、その暗号化した
暗号化地図データ170を送信部85へ出力する。
【0377】送信部85は、暗号化地図データ170、
著作権情報18、および暗号化コンテンツキー16を携
帯電話へ送信する。
【0378】受信した暗号化音楽データ170、著作権
情報18、および暗号化コンテンツキー16をメモリ2
0に記録し、その記録した暗号化地図データ170を再
生する動作は、図15の説明と同じである。
【0379】次に、図10に示す携帯電話2(TEL
2)の持ち主が携帯電話1(TEL1)が地図情報サー
バ161から受信した暗号化地図データ170をコピー
し、そのコピーした暗号化地図データ170を再生する
動作について図10、および図16を参照して説明す
る。
【0380】携帯電話は、他の携帯電話から暗号化地図
データ170と、その暗号化地図データ170に関連す
る著作権情報18とを受信し、メモリコントローラ40
は、その受信した暗号化地図データ170と著作権情報
18とをメモリ20のデータ領域210に記録する。こ
れにより暗号化地図データ170と著作権情報18との
コピーが終了する。
【0381】そして、コピーした暗号化地図データ17
0を再生するための暗号化コンテンツキー2(160)
を地図情報サーバ161から付与してもらう必要がある
ため、携帯電話は地図情報サーバ161へ通話する。
【0382】地図情報サーバ161の受信部84は、携
帯電話からの通話により、通話があったことを示す信号
を公開キー生成部112へ出力する。
【0383】公開キー生成部112は、公開キーを生成
し、その生成した公開キーを送信部85へ出力する。
【0384】送信部85は、公開キーを携帯電話に送信
する。
【0385】公開キーを受信した携帯電話の暗号化固有
ID生成回路110は、固有ID生成回路80から入力
した固有ID2(190)を、受信した公開キーにより
暗号化し、その暗号化した暗号化固有ID2を生成す
る。暗号化固有ID2が生成されると、携帯電話は、そ
の生成した暗号化固有ID2を地図情報サーバ161へ
送信する。
【0386】地図情報サーバ161の受信部84は受信
した暗号化固有ID2を復号回路111へ出力する。
【0387】復号回路111は、入力した暗号化固有I
D2を公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復
号し、その復号した固有ID2(190)を暗号化コン
テンツキー生成回路87へ出力する。
【0388】データ部140は、入力した著作権情報1
8からコピーした地図データを認識し、その認識した地
図データに関する情報をコンテンツキー生成回路90へ
出力する。
【0389】コンテンツキー生成回路90は、コピーし
た暗号化地図データ170を復号するコンテンツキーを
暗号化コンテンツキー生成回路87へ出力する。
【0390】暗号化コンテンツキー生成回路87は、入
力したコンテンツキーを固有ID2(190)に基づい
て暗号化し、その暗号化した暗号化コンテンツキー2
(160)を送信部85へ出力する。
【0391】送信部85は、暗号化コンテンツキー2
(160)を携帯電話へ送信する。
【0392】暗号化コンテンツキー2(160)を受信
した後の携帯電話の動作は図15の説明と同じである。
【0393】図16に示す具体的構成においても、図1
5の構成と同様の機能を果たす。
【0394】図10に示す音楽配信システム400の音
楽情報サーバ10を地図情報サーバに代えたシステムに
よって購入され、コピーされた暗号化地図データを図6
に示す記録再生装置60を用いて他の媒体61に更にコ
ピーすることもできる。その詳細な説明は、上記図6の
説明と同じであるので省略する。
【0395】また、図13、14、15、16に示す携
帯電話のメモリカードのメモリ構成は、図2、7に示す
構成のいずれであっても良い。
【0396】地図データ以外の書籍データ、絵データ、
および写真データについても、図13、14、15、1
6で説明したのと同様にして情報サーバから希望するデ
ータを受信し、その受信したデータをメモリカードに記
録し、再生して表示することができる。
【0397】なお、上記説明においては、携帯電話から
直接に音楽情報サーバ等の情報サーバへアクセスする場
合について説明したが、本願発明においては、これに限
らず、携帯電話からプロバイダーを介して情報サーバへ
アクセスできるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の音楽配信システムを示す図である。
【図2】音楽用メモリカードの構成図である。
【図3】第1に示す音楽配信システムのフローチャート
である。
【図4】本願発明の他の音楽配信システムを示す図であ
る。
【図5】第4に示す音楽配信システムのフローチャート
である。
【図6】本願発明の音楽配信システムの応用例を示す図
である。
【図7】音楽用メモリカードの他の構成図である。
【図8】図1に示す音楽配信システム、および図4に示
す音楽配信システムにおいて用いられる携帯電話、およ
び音楽情報サーバの具体的構成である。
【図9】図1に示す音楽配信システム、および図4に示
す音楽配信システムにおいて用いられる携帯電話、およ
び音楽情報サーバの他の具体的構成である。
【図10】本願発明の更に他の音楽配信システムを示す
図である。
【図11】図10に示す音楽配信システムにおいて用い
られる携帯電話、および音楽情報サーバの具体的構成で
ある。
【図12】図10に示す音楽配信システムにおいて用い
られる携帯電話、および音楽情報サーバの他の具体的構
成である。
【図13】地図を配信する地図配信システムにおいて用
いられる携帯電話、および音楽情報サーバの具体的構成
である。
【図14】地図を配信する地図配信システムにおいて用
いられる携帯電話、および音楽情報サーバの他の具体的
構成である
【図15】地図を配信する地図配信システムにおいて用
いられる携帯電話、および音楽情報サーバの更に他の具
体的構成である
【図16】地図を配信する地図配信システムにおいて用
いられる携帯電話、および音楽情報サーバのまた更に他
の具体的構成である
【符号の説明】
10・・・音楽情報サーバ 15・・・ヘッドホーン 16・・・暗号化コンテンツキー1 17・・・暗号化音楽データ 18・・・著作権情報 19・・・固有ID1 20、70・・・メモリ 40・・・メモリコントローラ 60・・・DVDプレーヤ 61・・・DVD 80・・・固有ID生成回路 81・・・CPU 82・・・復号回路 83・・・ダイヤル部 84・・・受信部 85・・・送信部 86・・・固有ID認識回路 87・・・暗号化コンテンツキー生成回路 88、89、132、140・・・データ部 90・・・コンテンツキー生成回路 91・・・暗号化回路 100、300、400・・・音楽配信システム 110・・・暗号化固有ID生成回路 111・・・復号回路 112・・・公開キー生成部 132、141、151、161・・・地図情報サーバ 160・・・暗号化コンテンツキー2 170・・・暗号化地図データ 190・・・固有ID2 200・・・セキュリティー領域 210・・・データ領域 821、822・・・復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/00 601E (72)発明者 牧野 恵 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 金森 美和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 中村 史朗 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 隈 俊毅 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5J104 AA15 BA03 EA04 EA22 EA26 NA02 NA41 5K067 AA32 AA34 BB04 DD17 DD51 EE10 FF40 GG01 GG11 HH23 HH24 HH36 KK15 5K101 KK18 LL12 MM07 NN21 PP03 TT06 UU19

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話の電話番号に依存した固有ID
    と、前記固有IDに基づいて暗号化された暗号化コンテ
    ンツキーと、著作権情報と、コンテンツキーによって暗
    号化された暗号化情報データとを記録可能な媒体と、 携帯電話からの通話に基づいて暗号化コンテンツキーを
    生成し、その生成した暗号化コンテンツキーと、著作権
    情報と、コンテンツキーによって暗号化された情報デー
    タとを携帯電話に送信する情報サーバと、 前記固有IDと、前記情報サーバから受信した暗号化コ
    ンテンツキー、前記著作権情報、および前記暗号化情報
    データとを前記媒体に記録し、その記録した情報データ
    を再生する携帯電話とから成る情報配信システム。
  2. 【請求項2】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能な
    セキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域とか
    ら成り、 前記固有IDは前記セキュリティー領域に記録し、前記
    著作権情報、および前記暗号化情報データは前記データ
    領域に記録し、前記暗号化コンテンツキーは、前記セキ
    ュリティー領域もしくは前記データ領域に記録する請求
    項1記載の情報配信システム。
  3. 【請求項3】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能な
    セキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域とか
    ら成り、 前記暗号化コンテンツキーは、前記セキュリティー領域
    に記載し、前記固有ID、前記著作権情報、および前記
    暗号化情報データは、前記データ領域に記録する請求項
    1記載の音楽配信システム。
  4. 【請求項4】 前記携帯電話は、前記媒体に記録した暗
    号化コンテンツキーが前記固有IDに基づいて暗号化し
    たものである場合に限り前記暗号化情報データを再生で
    きる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報
    配信システム。
  5. 【請求項5】 第1の携帯電話の電話番号に依存した第
    1の固有IDと、前記第1の固有IDに基づいて暗号化
    した第1の暗号化コンテンツキーと、著作権情報と、暗
    号化情報データとを記録可能な媒体と、 第1の携帯電話からの通話に基づいて前記第1の暗号化
    コンテンツキーを生成し、その生成した第1の暗号化コ
    ンテンツキーと、著作権情報と、暗号化情報データとを
    第1の携帯電話に送信すると共に、 前記第1の携帯電話と異なる第2の携帯電話から前記著
    作権情報の通話があったときは、前記第2の携帯電話の
    電話番号に依存した第2の固有IDに基づいて暗号化し
    た第2の暗号化コンテンツキーを生成し、その生成した
    第2の暗号化コンテンツキーを前記第2の携帯電話に送
    信する情報サーバと、 前記第1の固有IDと、前記情報サーバから受信した前
    記第1の暗号化コンテンツキー、前記著作権情報、およ
    び前記暗号化情報データとを前記媒体に記録し、その記
    録した情報データを再生する第1の携帯電話と、 前記第1の携帯電話より少なくとも前記著作権情報、お
    よび前記暗号化情報データがコピーされた媒体を装着し
    た第2の携帯電話から前記情報サーバへ前記媒体から読
    み出した著作権情報を通話すると共に、前記情報サーバ
    から受信した前記第2の暗号化コンテンツキーを前記第
    1の暗号化コンテンツキーに代えて前記媒体に記録し、
    前記情報データを再生する第2の携帯電話とから成る情
    報配信システム。
  6. 【請求項6】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能な
    セキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域とか
    ら成り、 前記第1の固有IDもしくは前記第2の固有IDは前記
    セキュリティー領域に記録し、前記著作権情報、および
    前記暗号化情報データは前記データ領域に記録し、前記
    第1もしくは第2の暗号化コンテンツキーは、前記セキ
    ュリティー領域もしくは前記データ領域に記録する請求
    項5記載の情報配信システム。
  7. 【請求項7】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能な
    セキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域とか
    ら成り、 前記第1および第2の暗号化コンテンツキーは前記セキ
    ュリティー領域に記録し、前記第1の固有ID、前記第
    2の固有ID、前記著作権情報、および前記暗号化情報
    データは前記データ領域に記録する請求項5記載の情報
    配信システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の携帯電話は、前記媒体に記録
    した第1の暗号化コンテンツキーが前記第1の固有ID
    に基づいて暗号化したものである場合に限り前記暗号化
    情報データを再生でき、 前記第2の携帯電話は、前記媒体に記録した第2の暗号
    化コンテンツキーが前記第2の固有IDに基づいて暗号
    化したものである場合に限り前記暗号化情報データを再
    生できる請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の
    情報配信システム。
  9. 【請求項9】 携帯電話の電話番号に依存した固有ID
    と、前記固有IDに基づいて暗号化された暗号化コンテ
    ンツキーと、著作権情報と、コンテンツキーによって暗
    号化された暗号化情報データとを記録可能な媒体と、 携帯電話からの通話に基づいて前記携帯電話に送信した
    公開キーにより暗号化された暗号化固有IDを前記携帯
    電話から受信し、その受信した暗号化固有IDが前記公
    開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復号化され
    た場合に限り、その復号した固有IDに基づいて暗号化
    情報データを復号するコンテンツキーを暗号化した暗号
    化コンテンツキーを生成し、その生成した暗号化コンテ
    ンツキーと、著作権情報と、コンテンツキーによって暗
    号化された暗号化情報データとを前記携帯電話に送信す
    る情報サーバと、 前記情報サーバに通話をして希望する情報データを指定
    すると共に、前記固有IDと、前記情報サーバから受信
    した暗号化コンテンツキー、前記著作権情報、および前
    記暗号化情報データとを前記媒体に記録し、その記録し
    た暗号化情報データを再生する携帯電話とから成る情報
    配信システム。
  10. 【請求項10】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能
    なセキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域と
    から成り、 前記固有IDは前記セキュリティー領域に記録し、前記
    著作権情報、および前記暗号化情報データは前記データ
    領域に記録し、前記暗号化コンテンツキーは、前記セキ
    ュリティー領域もしくは前記データ領域に記録する請求
    項9に記載の情報配信システム。
  11. 【請求項11】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能
    なセキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域と
    から成り、 前記暗号化コンテンツキーは、前記セキュリティー領域
    に記録し、前記固有ID、前記著作権情報、および前記
    暗号化情報データは、前記データ領域に記録する請求項
    9に記載の情報配信システム。
  12. 【請求項12】 前記携帯電話は、前記媒体に記録した
    暗号化コンテンツキーが前記固有IDに基づいて暗号化
    したものである場合に限り前記暗号化情報データを再生
    できる請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の
    情報配信システム。
  13. 【請求項13】 第1の携帯電話の電話番号に依存した
    第1の固有IDと、前記第1の固有IDに基づいて暗号
    化された第1の暗号化コンテンツキーと、著作権情報
    と、暗号化情報データとを記録可能な媒体と、 第1の携帯電話からの通話に基づいて前記第1の携帯電
    話に送信した公開キーにより暗号化された第1の暗号化
    固有IDを前記第1の携帯電話から受信し、その受信し
    た第1の暗号化固有IDが前記公開キーと密接な関係を
    有する秘密キーにより復号化された場合に限り、その復
    号した第1の固有IDに基づいて暗号化情報データを復
    号するコンテンツキーを暗号化した第1の暗号化コンテ
    ンツキーを生成し、その生成した第1の暗号化コンテン
    ツキーと、著作権情報と、コンテンツキーによって暗号
    化された暗号化情報データとを前記第1の携帯電話に送
    信すると共に、 前記第1の携帯電話と異なる第2の携帯電話からの通話
    に基づいて前記第2の携帯電話に送信した公開キーによ
    り暗号化された第2の暗号化固有IDを前記第2の携帯
    電話から受信し、その受信した第2の暗号化固有IDが
    前記公開キーと密接な関係を有する秘密キーにより復号
    化された場合に限り、その復号した第2の固有IDに基
    づいて暗号化情報データを復号するコンテンツキーを暗
    号化した第2の暗号化コンテンツキーを生成し、その生
    成した第2の暗号化コンテンツキーを前記第2の携帯電
    話に送信する情報サーバと、 前記情報サーバに通話をして希望する情報データを指定
    し、前記情報サーバから受信した公開キーにより前記第
    1の固有IDを暗号化してその暗号化した第1の暗号化
    固有IDを前記情報サーバへ送信すると共に、前記第1
    の固有IDと、前記情報サーバから受信した第1の暗号
    化コンテンツキー、前記著作権情報、および前記暗号化
    情報データとを前記媒体に記録し、その記録した暗号化
    情報データを再生する第1の携帯電話と、 前記第1の携帯電話より少なくとも前記著作権情報、お
    よび前記暗号化情報データを装着した媒体にコピーし、
    前記情報サーバへ通話して前記情報サーバから受信した
    公開キーにより前記第2の固有IDを暗号化してその暗
    号化した第2の暗号化固有IDを前記情報サーバへ送信
    すると共に、前記第2の固有IDと、前記情報サーバか
    ら受信した前記第2の暗号化コンテンツキーとを前記媒
    体に記録し、その記録した暗号化情報データを再生する
    第2の携帯電話とから成る情報配信システム。
  14. 【請求項14】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能
    なセキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域と
    から成り、 前記第1の固有IDもしくは前記第2の固有IDは前記
    セキュリティー領域に記録し、前記著作権情報、および
    前記暗号化情報データは前記データ領域に記録し、前記
    第1もしくは第2の暗号化コンテンツキーは、前記セキ
    ュリティー領域もしくは前記データ領域に記録する請求
    項13に記載の情報配信システム。
  15. 【請求項15】 前記媒体は、第三者に読み出し不可能
    なセキュリティー領域と、読み出し可能なデータ領域と
    から成り、 前記第1および第2の暗号化コンテンツキーは、前記セ
    キュリティー領域に記録し、前記第1の固有ID、前記
    第2の固有ID、前記著作権情報、および前記暗号化情
    報データは、前記データ領域に記録する請求項13に記
    載の情報配信システム。
  16. 【請求項16】 前記第1の携帯電話は、前記媒体に記
    録した前記第1の暗号化コンテンツキーが前記固有ID
    に基づいて暗号化したものである場合に限り前記暗号化
    情報データを再生でき、 前記第2の携帯電話は、前記媒体に記録した前記第2の
    暗号化コンテンツキーが前記第2の固有IDに基づいて
    暗号化したものである場合に限り前記暗号化情報データ
    を再生できる請求項13から請求項15のいずれか1項
    に記載の情報配信システム。
  17. 【請求項17】 請求項1から請求項4、および請求項
    9から請求項12のいずれか1項に記載の情報配信シス
    テムに、更に、前記携帯電話により記録された暗号化情
    報データを他の媒体に記録し、その記録した暗号化情報
    データを再生する記録再生装置を追加した情報配信シス
    テム。
  18. 【請求項18】 請求項5から請求項8、および請求項
    13から請求項16のいずれか1項に記載の情報配信シ
    ステムに、更に、前記第1もしくは第2の携帯電話によ
    り記録された暗号化情報データを他の媒体に記録し、そ
    の記録した暗号化情報データを再生する記録再生装置を
    追加した情報配信システム。
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