JP2003323351A - 著作権管理システム、著作権管理方法、ホスト装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

著作権管理システム、著作権管理方法、ホスト装置、プログラムおよび記録媒体

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JP2003323351A
JP2003323351A JP2003050043A JP2003050043A JP2003323351A JP 2003323351 A JP2003323351 A JP 2003323351A JP 2003050043 A JP2003050043 A JP 2003050043A JP 2003050043 A JP2003050043 A JP 2003050043A JP 2003323351 A JP2003323351 A JP 2003323351A
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JP2003050043A
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English (en)
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Harutoshi Miyamoto
晴敏 宮本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザにとって使い勝手がよい著作権保護シ
ステム、著作権保護方法、そのホスト装置、そのプログ
ラム、そのプログラムを担持した記録媒体を提供するこ
と。 【解決手段】 所定のコンテンツを所定の暗号化方法で
暗号化するとともに、あらかじめ再生を許可された再生
装置5の台数に応じて、特定の再生装置5を選択し、前
記選択された特定の再生装置5へ、前記暗号化されたコ
ンテンツ6を復号化するための復号鍵等の復号化情報を
送るホスト装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツの著作
権のライセンス管理を行う著作権管理システム、著作権
管理方法、そのホスト装置、そのプログラム、およびそ
のプログラムの記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−DAのみならず、mp3
(mpeg audio layer3)のような元の
音源から複製された音楽形式がユーザーに広く利用され
ている。しかし、mp3などには著作権管理の方法が確
立していないため著作権者にとって大きな問題となって
おり、これを解決しようとする手段が提案されている。
また音楽だけでなく、映像や画像といったデジタルコン
テンツについても著作権管理の方法が検討されている。
例えば、パソコン上で用いられるWMA(Window
s(登録商標) Media Audio)という音楽
圧縮方式の著作権管理においてはDRM(Digita
l Right Management)と呼ばれる方
式が採用されている。これは、暗号化された音楽の復号
化には、暗号化した装置の固有IDが必要となる方式で
あり、暗号化装置と再生装置を同一の装置に限定するこ
とで違法コピーの蔓延を防ぐことができる。また、携帯
電話等の小型端末をターゲットとした情報配信システム
においても、配信情報の著作権を保護する方式が提案さ
れている(例えば、特許文献1参照)。配信サーバから
配信された情報と配信先の携帯電話の固有IDとを、サ
ーバー上の管理データベースに登録しておき、登録され
た携帯電話でしか情報を再生できない仕組みとなってい
る。
【0003】
【特許文献1】特開2001−78266号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それぞれの装
置がネットワーク上のサーバーにアクセスできることが
前提となるため、ネットワーク接続を前提としない再生
装置などで実現できるものではない。
【0005】また、直接ネットワークにアクセスできな
い再生装置で著作権のライセンス管理を行う方法とし
て、図13に示す方法がある。図13において、101
は、電子音楽配信(EMD)サーバであり、102はイ
ンターネット回線、103はユーザ側のパソコン、10
4は固有IDをもつメディア、例えばSDカード(Se
cure Digitalカード)、105は、インタ
ーネット回線に接続されていない汎用再生機器105で
ある。
【0006】ここで、パソコン103とSDカード10
4との間は、チェックイン、チェックアウト方式でデー
タが送受信される。データのチェックイン、チェックア
ウトとは、データのコピー回数を管理しながらパソコン
と外部機器、メディアとの間でデータを送受信すること
をいう。チェックアウトとは、データをパソコンから外
部機器、メディアに転送することをいう。この場合デー
タにチェックアウト(コピー)の制限回数がある場合に
は、制限回数を超えるチェックアウトはできない。チェ
ックインとは、パソコンから外部機器、メディアに転送
されたデータを、それらの外部機器、メディアに残らな
いように転送元のパソコンに戻すことをいう。なお、こ
の場合、チェックアウトされたデータは転送元のパソコ
ンにしか戻すことができない。しかし、チェックインに
よりパソコンに戻されたデータは、再びチェックアウト
することができる。
【0007】この方法によれば、コンテンツをメディア
であるSDカード104の固有IDと一緒に扱うこと
で、コンテンツのオリジナルと複製を区別して著作権管
理を行う。具体的には、認証されたSDカード104に
のみコンテンツのデータをチェックアウトすることによ
り、データの不正コピーを防止するものである。すなわ
ち、ユーザは、EMDサーバ101からインターネット
回線102を介してユーザ側のパソコン103でコンテ
ンツデータをダウンロードする。SDカード104がパ
ソコン103に挿入されることにより、パソコン103
は、SDカード104があらかじめ認証されている所定
のIDが付与されていることを確認する。パソコン10
3は次にパソコン103からコンテンツデータをチェッ
クアウトする。そして、所望のコンテンツデータが取り
込まれたSDカード104を汎用再生機器105に挿入
するとことにより、汎用再生機器105は、所望のコン
テンツを再生することができる。
【0008】しかし、パソコン103のチェックアウ
ト、チックインの機能により、所望のコンテンツデータ
は、所定数以上の複製が不可能である。従って、上記の
所望のコンテンツを、ポータブルプレーヤ、ミニコン
ポ、カーステレオ等複数の汎用再生機器105で再生し
ようとする場合、コンテンツデータが記録されているS
Dカード104を持ち運びその都度SDカード104を
汎用再生機器105にセットしなければならない、とい
う不都合がある。また、上記の方法では、SDカード1
04が比較的高価であるため、所定数以内であっても複
数の複製を行うことは、それだけ費用がかかってしま
い、ユーザに普及しにくいという欠点がある。
【0009】このように、上記のような著作権管理シス
テムでは、コンテンツ配信業者の保護に手厚く、ユーザ
ーの使い勝手が犠牲になっている側面があった。
【0010】SDカード104を使用する代わりに汎用
メディアであるMD107を使用する方法を図14に示
す。図14に示すシステムにおいて、図13に示すシス
テムと異なる点は、MD107は、ID付録音機器10
6を介してパソコン103にチェックイン、チェックア
ウトされる点である。すなわち、MD107に所望のコ
ンテンツデータを取り込むためには、パソコン103
は、ID付録音機器106を認証し、ID付録音機器1
06があらかじめ認証されているIDが付与されている
ことを確認した後、所望のコンテンツデータは、パソコ
ン103からID付録音機器106を介してMD107
にチェックアウトされる。
【0011】このようなシステムによれば、廉価なMD
107を使用することができるので、複数の複製を行う
ことはSDカード104を使用して複製する場合に比べ
て費用は安くてすむ。しかし、パソコン103へのID
付録音機器106のチェックイン、チェックアウトに
は、データの送受信ごとに認証、暗号処理等の手続が必
要であることから、ID付録音機器106に高性能な処
理回路が必要となっていた。また、認証、暗号処理の負
荷が大きく、ユーザが利用しやすいものではなかった。
【0012】本発明の目的は、上記の課題を考慮して、
ユーザにとって使い勝手がよい著作権保護システム、著
作権保護方法、そのホスト装置、そのプログラム、その
プログラムを担持した媒体を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、第1の本発明は、所定のコンテンツを所定の暗号化
方法で暗号化するとともに、再生を許可された再生装置
(5)の台数に応じて、特定の再生装置(5)を選択
し、前記選択された特定の再生装置(5)へ、前記暗号
化されたコンテンツ(6)を復号化するための復号化情
報(7)を送るホスト装置である。
【0014】第2の本発明は、前記選択を指示するため
の選択指示手段をさらに備える、請求項1に記載のホス
ト装置である。
【0015】第3の本発明は、前記暗号化は、前記ホス
ト装置に固有のホストIDを利用したものであり、前記
復号化情報(7)には、前記特定の再生装置(5)の機
器IDと、前記ホストIDが含まれている、第1の本発
明のホスト装置である。
【0016】第4の本発明は、前記所定のコンテンツお
よび前記台数の情報(38)は、配信サーバ(1)から
暗号化されて配信されたものである、第1の本発明のホ
スト装置である。
【0017】第5の本発明は、ホスト装置により暗号化
されたコンテンツ(6)が有するホストIDと、前記復
号化情報(7)に含まれているホストIDとが一致し、
かつ、前記復号化情報(7)に含まれる機器IDと、固
有の機器IDとが一致していることを条件として、前記
暗号化されたコンテンツ(6)を再生する再生装置であ
って、前記ホスト装置は、所定のコンテンツを固有のホ
ストIDを利用して暗号化するとともに、再生を許可さ
れた再生装置(5)の台数に応じて、特定の再生装置
(5)を選択し、前記選択された特定の再生装置(5)
へ、前記暗号化されたコンテンツ(6)を復号化するた
めの、前記特定の再生装置(5)の機器IDおよび前記
ホストIDが含まれている復号化情報(7)を送る、再
生装置である。
【0018】第6の本発明は、前記再生装置(5)は、
インターネットに接続されていない、第5の本発明の再
生装置である。
【0019】第7の本発明は、所定のコンテンツを配信
する配信サーバ(1)と、所定のコンテンツを所定の暗
号化方法で暗号化するホスト装置(3)と、前記暗号化
されたコンテンツを再生する再生装置(5)と、を備
え、前記ホスト装置(3)は、再生を許可された再生装
置(5)の台数に応じて、特定の前記再生装置(5)を
選択し、前記選択された特定の再生装置(5)へ、前記
暗号化されたコンテンツ(6)を復号化するための復号
化情報(7)を送り、前記再生装置(5)は、前記送ら
れた復号化情報(7)を利用して、前記暗号化されたコ
ンテンツ(6)を再生する著作権管理システムである。
【0020】第8の本発明は、所定のコンテンツを配信
する配信サーバ(1)と、前記所定のコンテンツ(1)
を所定の暗号化方法で暗号化するホスト装置(3)と、
前記暗号化されたコンテンツを再生する再生装置(5)
と、を備える著作権管理システムを利用した著作権管理
方法であって、前記ホスト装置(3)は、再生を許可さ
れた前記再生装置(5)の台数に応じて、特定の前記再
生装置(5)を選択し、前記選択された特定の再生装置
(5)へ、前記暗号化されたコンテンツ(6)を復号化
するための復号化情報を送り、前記再生装置(5)は、
前記送られた復号化情報(7)を利用して、前記暗号化
されたコンテンツ(6)を再生する著作権管理方法であ
る。
【0021】第9の本発明は、第7の本発明の著作権管
理システムの、所定のコンテンツを所定の暗号化方法で
暗号化するホスト装置(3)と、前記暗号化されたコン
テンツ(6)を再生する再生装置(5)と、をコンピュ
ータとして機能させるためのプログラムである。
【0022】第10の本発明は、第9の本発明のプログ
ラムを担持させた記録媒体であって、コンピュータで利
用可能な記録媒体である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は、本発明の著作権管理システムの構
成の概要を示す図である。図1において、1は電子音楽
配信(EMD)サーバであり、2はインターネット回
線、3は、本発明のホスト装置の一例である、所定のホ
ストIDを有するユーザ側のパソコン、4はCD−R、
5は、本発明の再生装置の一例である、インターネット
回線2に接続されていない、個別の所定の機器IDを有
する再生機器である。図1においては、再生機器5とし
て機器A、機器B、機器Cが示されており、機器A、機
器Cには再生が許可され、機器Bには再生が許可されて
いない状態を示している。また、それぞれの再生機器5
はパソコン3と通信ケーブルで接続可能な構成である。
【0025】次に、このような著作権管理システムの動
作の概略を説明する。まず、ユーザは、EMDサーバ1
からユーザ側のパソコン3でコンテンツデータをインタ
ーネット回線2を介してダウンロードする。パソコン3
は、ダウンロードされたコンテンツデータを所定の方法
で暗号化してCD−R4にコピーをする。このとき、パ
ソコン3により複数のCD−R4にコピーされてもよい
し、作成された1枚のCD−R4が複数のCD−R4に
コピーされてもよい。ユーザは、あらかじめ決められて
いる再生機器5である機器Aまたは機器CにCD−R4
を挿入する。再生を許可された機器Aまたは機器Cは、
所望のコンテンツを再生することができる。このとき、
ユーザが再生が許可されていない機器BにCD−R4を
挿入しても所望のコンテンツを再生することができな
い。このように、本発明の著作権管理システムのポイン
トは、汎用メディアであるCD−R4にコピーされたコ
ンテンツデータは、パソコン3の独自の方式で暗号化さ
れ、あらかじめ再生が許可された再生機器5でしか再生
できないことである。
【0026】図2は、所定の再生機器5にしかコンテン
ツデータが再生されないという動作の概要を示す。パソ
コン3は、ホストIDとしてID001を有している。
再生機器5は、機器IDとしてID00Aを有してい
る。そして、パソコン3は、CD−R4に所望のコンテ
ンツデータを所定の方法で暗号化し、ホストIDを利用
した暗号化IDであるENC001を付与する。すなわ
ち、CD−R4には、ENC001を有する暗号化され
たコンテンツ6が記録されている。パソコン3は、一方
で本発明の復号化情報の一例である復号鍵7を生成す
る。この復号鍵7は、暗号化されたコンテンツを復号す
るためのホストIDを利用して作成された復号用IDで
あるDEC001、および再生機器5の機器IDである
ID00Aを有する。そして、復号鍵7は、パソコン3
から再生機器5に送信される。
【0027】ユーザは、暗号化されたコンテンツが収容
されたCD−R4を再生機器5に挿入する。再生機器5
は、暗号化されたコンテンツに含まれているENC00
1と復号鍵に含まれているDEC001が対応するか検
証する。また、再生機器5は、復号鍵7に含まれている
機器ID00Aと、再生機器5に固有の機器IDである
機器ID00Aが一致するか検証する。上記の両方の検
証において、対応および一致が見られた場合は、再生機
器5は、CD−R4に含まれる暗号化されたコンテンツ
を復号化することにより、所望のコンテンツを再生する
ことができる。
【0028】図3は、パソコン3の構成の一例を示すブ
ロック図である。22は、EMDサーバ1において汎用
的な暗号方法により暗号化されたコンテンツの配信をイ
ンターネット回線2を介して受けるための通信手段であ
り、23は、前記通信手段22から暗号化されたコンテ
ンツを取得するためのコンテンツ入手手段であり、8は
入手した暗号化されたコンテンツを汎用的な復号方法に
より復号するための復号手段であり、9は復号化された
コンテンツを暗号化用IDを利用して暗号化するコンテ
ンツ暗号化手段であり、10は暗号化されたコンテンツ
をCD−R4に記録するための記録手段である。
【0029】14は、ホストIDを保持している自ID
保持手段であり、15は自ID保持手段14からホスト
IDを取得するための自ID取得手段であり、16は取
得したホストIDから暗号用IDおよび復号用IDを生
成するための暗号用ID復号用ID生成手段であり、1
7は、暗号用ID復号用ID生成手段16により生成さ
れたID、および機器ID入手手段20により生成され
たIDを利用して復号鍵を生成するための復号鍵生成手
段であり、18は、復号鍵生成手段17により生成され
た復号鍵を再生機器5に発行するための復号鍵発行手段
である。
【0030】11は、通信手段22を介して1から台数
情報38(後述)を入手するための鍵入手手段であり、
13は、鍵管理情報制御手段であり、12は、鍵管理情
報データベースである。
【0031】19は、再生機器5と通信するための通信
手段であり、20は、通信手段19を介して再生機器5
から機器IDを入手するための機器ID入手手段であ
り、21は再生機器5に発行された復号鍵を削除するた
めの復号鍵削除手段である。
【0032】上記の暗号用ID復号用ID生成手段1
6、復号鍵生成手段17、復号鍵発行手段18、および
復号鍵削除手段21は、本発明の選択指示手段の一例と
して対応する。
【0033】図4は、再生機器5の構成の一例を示すブ
ロック図である。図4において、24は、CD−R4を
駆動するためのメディアドライブであり、25は、メデ
ィアドライブ24にセットされたCD−R4に記録され
たコンテンツから暗号用IDを抽出するための暗号用I
D抽出手段であり、26はパソコン3と通信するための
通信手段であり、27はパソコン3により発行された復
号鍵7を保持しておくための復号鍵保持手段であり、2
8は通信手段26または復号鍵保持手段27から復号鍵
7を取得するための復号鍵取得手段であり、37は復号
鍵取得手段28から復号用IDを抽出するための復号用
ID抽出手段であり、30は復号鍵取得手段28におい
て取得した復号鍵7から機器IDを抽出するための機器
ID抽出手段であり、31は各再生機器5に固有の機器
IDを保持するための機器ID保持手段であり、33は
機器ID取得手段32において取得された機器IDと機
器ID抽出手段30において抽出された機器IDとを比
較するための機器ID比較手段である。
【0034】34は暗号・復号用ID比較手段29およ
び機器ID比較手段33における比較結果より、所望の
コンテンツを再生機器5において再生することが可能で
あるかどうかを判定する再生可否判定手段であり、35
は再生可否判定手段34における判定結果に基づいて、
メディアドライブ24から供給される暗号化されたコン
テンツデータを復号するための復号処理手段であり、3
6は復号処理手段35において復号処理されたコンテン
ツを再生出力するための出力手段である。
【0035】次に、以上の構成の本発明の著作権管理シ
ステムの動作の詳細を図5および図6を参照しながら説
明する。図5は、著作権管理システム全体における動作
を説明する図である。また図6は、本発明の著作権管理
システムの全体のフロー図である。
【0036】まず、ユーザは、台数情報38の配信をイ
ンターネット回線2を介して要求する。すなわちEMD
サーバ1側にサービスへの入会を要求する(ステップ1
01)。この要求には、ユーザが希望する再生機器5の
再生許可台数の情報が含まれている。EMDサーバ1に
おいて、ユーザの加入を認める場合は、台数情報38を
インターネット回線2を介して配信する(ステップ10
2)。この台数情報38の中には、入会を希望する個別
のユーザの再生許可台数が含まれている。
【0037】そして、ユーザがコンテンツの配信を希望
する場合は、パソコン3は所望のコンテンツの配信要求
をEMDサーバ1にインターネット回線2を介して送信
する(ステップ103)。EMDサーバ1はコンテンツ
配信要求を受けると、ユーザが所望するコンテンツを汎
用的な暗号方法で暗号化したコンテンツデータおよび台
数情報38をパソコン3にインターネット回線2を介し
て送信する(ステップ104)。パソコン3は暗号化さ
れたコンテンツデータおよび台数情報38を受けると、
汎用的な復号方法により暗号化されたコンテンツデータ
および台数情報38を復号する。
【0038】ユーザによりCD−R4がパソコン3にセ
ットされ所定の操作がされると、パソコン3は復号化さ
れたコンテンツをホストIDを利用して暗号化し、CD
−R4に記録する(ステップ105)。
【0039】そして、ユーザが暗号化されたコンテンツ
が記録されたCD−R4を再生機器5において再生する
場合、再生機器5は、まず復号鍵7の発行要求を行う
(ステップ106)。なお、再生機器5が復号鍵7を有
している場合、および、パソコン3から再生機器5に対
してトリガをかける場合は、このステップ106は不要
となる。
【0040】パソコン3は、復号鍵7の発行要求を再生
機器5から受けると、再生機器5に対して再生機器5の
機器IDの送信要求を出す(ステップ107)。再生機
器5が機器IDの送信要求を受けると、再生機器5はそ
の再生機器5に固有の機器IDをパソコン3に送る(ス
テップ108)。そして、パソコン3は、パソコン3に
固有のホストIDから生成された復号用IDであるDE
C001と再生機器5に固有の機器IDであるID00
Aとから復号鍵7を生成する。そしてパソコン3は、生
成された復号鍵7を再生機器5に送る(ステップ10
9)。
【0041】ユーザが所望のコンテンツを再生機器5に
おいて再生しようとする場合は、再生機器5はCD−R
4に対して暗号化コンテンツの再生要求を出す(ステッ
プ110)。再生機器5においては、CD−R4の暗号
化されたコンテンツ6に記録されたENC001とパソ
コン3から送信された復号鍵7に含まれるDEC001
とを比較し、両者が対応するものであることを検証す
る。すなわち、両者においてホストIDである001が
一致することを検証する。さらに、再生機器5は復号鍵
7に含まれる機器IDであるID00Aと再生機器5に
固有の機器IDであるID00Aとが一致するかを検証
する。そして、上記の両方の条件が満たされることが確
認されると、再生機器5は、暗号化されたコンテンツ6
を復号化し、所望のコンテンツを再生する(ステップ1
11)。
【0042】図5において、中央部の囲まれた部分は、
EMDサーバ1とパソコン3とのデータのやり取りを行
うための専用ソフトにおける処理を示す。また同図にお
ける右下方において囲まれた部分は、再生機器5とパソ
コン3との間のデータのやり取りを行うための専用ソフ
トにおける処理を示す。これらの専用ソフトでは、鍵な
どのデータを外部からアクセスされることがないように
保護しながら処理が行われているため、送受信した情報
が外部に漏洩することはない。
【0043】図7は、上記の著作権管理システムにおい
てパソコン3の動作を説明したフロー図である。図3お
よび図7を参照しながらパソコン3の動作を次に説明す
る。
【0044】図7(a)は、所望のコンテンツデータを
CD−R4にコピーするときのフローである。ユーザ
は、まずパソコン3の動作を開始する(ステップ21
0)。そしてパソコン3は、ユーザに台数情報38を新
規購入するかどうかの決定を促す(ステップ211)。
台数情報38を購入すると判断する場合は、パソコン3
は台数情報38の購入処理をし(ステップ212)、パ
ソコン3の鍵管理情報制御手段13は鍵管理情報データ
ベース12に鍵管理情報を登録する(ステップ21
3)。台数情報38がすでに存在して新規購入する必要
がない場合は、次のステップに進む。
【0045】ステップ213において、鍵管理情報が登
録されると、パソコン3は次にコンテンツを購入するか
どうかの決定をユーザに促す(ステップ214)。コン
テンツが購入されることが決定されると、パソコン3の
コンテンツ入手手段23は通信手段22を介してコンテ
ンツの購入処理を行う(ステップ215)。コンテンツ
が購入されないと決定された場合は、処理を終了する
(ステップ218)。ステップ215においてコンテン
ツ購入処理が完了すると、復号手段8は暗号化されてい
るコンテンツを汎用的復号方法により復号化する。そし
て、コンテンツ暗号化手段9は、暗号用ID復号用ID
生成手段16により生成された暗号用IDを用いてコン
テンツを暗号化し(ステップ216)、記録手段10は
暗号化されたコンテンツをCD−R4にコピーして(ス
テップ217)、処理を終了する(ステップ218)。
【0046】図7(b)は、再生許可された再生機器5
に対してパソコン3が復号鍵を生成するときのフローで
ある。まず、パソコン3は復号鍵の発行処理を開始させ
る(ステップ220)。そしてパソコン3は、再生機器
5から復号鍵7を取得する指示を出す(ステップ22
1)。次にパソコン3は再生機器5が復号鍵7を有して
いるかどうかを検証する(ステップ222)。再生機器
5がすでに復号鍵7を有している場合は、復号鍵7を削
除するかどうかを判断する(ステップ223)。復号鍵
7を削除しない場合は、処理を終了する(ステップ23
0)。再生機器5が復号鍵7を有していない場合は、パ
ソコン3は次のステップに進む。次のステップにおいて
鍵管理情報制御手段13は鍵管理情報データベース12
から鍵管理情報を入手し(ステップ225)、復号鍵生
成手段17に渡す。
【0047】一方、機器ID入手手段20は、通信手段
19を介して再生機器5から機器IDを取得し(ステッ
プ226)、復号鍵生成手段17は復号鍵7の発行が適
切であるかどうかを判断する(ステップ227)。も
し、復号鍵7の発行が適切でない場合は処理を終了する
(ステップ230)。復号鍵7の発行が適切である場合
は、復号鍵生成手段17は暗号用ID復号用ID生成手
段16から得た復号用IDと再生機器5から取得した機
器IDから復号鍵7を生成する(ステップ228)。そ
して復号鍵発行手段18は復号鍵7を再生機器5に送信
して(ステップ229)処理を終了する(ステップ23
0)。
【0048】図7(c)は、鍵管理情報データベース1
2に格納されている鍵管理情報の一例を示す。この鍵管
理情報は、ユーザはEMDサーバ1から3台の再生許可
台数を得ており、ID00AのIDを有する再生機器5
の1台に復号鍵7を発行している状況を示している。ま
た、この鍵管理情報には、鍵の入手日と復号鍵7の発行
日とが記録されている。
【0049】図8は、再生機器5側における処理フロー
を示す。図8(a)におけるステップ341〜ステップ
344は、図6におけるステップ106〜ステップ10
9に対応する。図8および図4を参照しながら次に再生
機器5の動作フローを説明する。
【0050】図8(a)において、再生機器5はまず復
号鍵要求の処理を開始する(ステップ340)。通信手
段26は復号鍵7の発行要求をパソコン3側に送信する
(ステップ341)。パソコン3側から再生機器5の機
器IDの送信が要求されると、復号鍵取得手段28は機
器ID保持手段31に保持されている機器IDを通信手
段26を介してパソコン3側に送信する(ステップ34
2)。パソコン3から復号鍵が発行されると、通信手段
26は発行された復号鍵7を受信し(ステップ34
3)、復号鍵取得手段28は取得した復号鍵7を復号鍵
保持手段27に登録し(ステップ344)、処理を終了
する(ステップ345)。
【0051】図8(b)は、再生機器5においてコンテ
ンツを再生する際の動作フロー図である。
【0052】まず、再生機器5はユーザの操作によりコ
ンテンツ再生処理を開始する(ステップ350)。復号
鍵取得手段28は復号鍵保持手段27が復号鍵7を所持
しているかどうかを確認する(ステップ351)。復号
鍵保持手段27に復号鍵7が存在しない場合は、復号鍵
7を取得するかどうかのステップに進む(ステップ35
2)。このステップ352において、復号鍵7を取得し
ない場合は処理を終了し(ステップ361)、復号鍵7
を取得する場合は、図8(a)に示す復号鍵要求フロー
に進む(ステップ353)。復号鍵保持手段27に復号
鍵7が存在する場合は、復号鍵7に含まれる機器IDと
再生機器5の機器IDとを比較する(ステップ35
4)。すなわち機器ID抽出手段30は、復号鍵取得手
段28に存在する復号鍵7から機器IDを抽出し、機器
ID比較手段33に渡す。また、機器ID取得手段32
は、機器ID保持手段31に存在する固有の機器IDを
取得し機器ID比較手段33に渡す。そして機器ID比
較手段33は、機器ID抽出手段30から渡された機器
IDと機器ID取得手段32から渡された機器IDとが
一致するかどうかを比較する(ステップ355)。も
し、両者の機器IDが一致しない場合は処理を終了する
(ステップ361)。
【0053】両者の機器IDが一致する場合は、暗号用
ID抽出手段25は、メディアドライブ24からコンテ
ンツに含まれる暗号用IDを取得して(ステップ35
6)、暗号・復号用ID比較手段29に渡す。一方、復
号用ID抽出手段37は復号鍵取得手段28に存在する
復号鍵7から復号用IDを抽出して暗号・復号用ID比
較手段29に渡す。そして暗号・復号用ID比較手段2
9は、暗号化されたコンテンツから取得した暗号用ID
と復号鍵7に含まれる復号用IDとを比較する(ステッ
プ357)。すなわち、暗号・復号用ID比較手段29
は、暗号用IDと復号用IDとを比較し、両者が同じホ
ストIDに対応するものであるかどうかを検証する(ス
テップ358)。
【0054】上記の暗号用IDと復号用IDとが対応し
ない場合は再生可否判定手段34は再生不可である判定
をして処理を終了する(ステップ361)。両者のID
が対応するものである場合は、再生可否判定手段34は
再生が可能である判定を出し、復号処理手段35は、暗
号化されたコンテンツ6を復号鍵7を利用して復号化し
(ステップ359)、出力手段36は復号化されたコン
テンツを出力することによりユーザが所望するコンテン
ツを再生し(ステップ360)、処理を終了する(ステ
ップ361)。
【0055】図9は、再生許可された再生機器5が複数
台ある場合の、本発明の著作権管理システムの全体を示
す模式図である。図9に示す例においては、再生機器5
のうち、ポータブルCDプレーヤである機器Aと、ミニ
コンポである機器Bの2台が再生許可を受けている場合
を示している。このような場合、パソコン3は機器Aに
復号用IDとしてDEC001と、機器IDとしてID
00Aとを有する復号鍵7を生成し、機器Bに復号用I
DとしてDEC001と機器IDとして00Bとを有す
る復号鍵7を生成する。そしてこれらの復号鍵7はそれ
ぞれ機器Aおよび機器Bに送信されている。
【0056】ここで、暗号化されたコンテンツ6を、機
器Aで再生するため、および機器Bで再生するためにC
D−R4は、パソコン3において2枚コピーされる。こ
のときそれぞれのCD−R4には、同一の暗号化された
コンテンツ6が記録されている。すなわち、暗号化され
たコンテンツ6には、同一の暗号化されたコンテンツデ
ータとともに暗号用鍵としてENC001が格納されて
いる。
【0057】機器A、および機器Bは、それぞれが有し
ている復号鍵7で暗号化されたコンテンツ6を復号化し
て所望のコンテンツを再生する。
【0058】図10は、以上までの構成、動作による本
発明の著作権管理システムにより、著作権が保護される
バリエーションを図示する。
【0059】図10においては、ホスト装置として、パ
ソコン3とは異なる別のパソコン43が存在する場合を
示している。また、再生機器5として機器A、機器B、
機器Cの三台が存在し、このうち機器Aがパソコン3に
より復号鍵7が発行された再生機器5である状態を示し
ている。
【0060】上記のような条件において、まず、第三者
のパソコンであるパソコン43でコンテンツが記録され
たCD−Rを不正入手した場合を考える。この場合、パ
ソコン43はパソコン43に挿入されたCD−R4にパ
ソコン43のホストIDであるID002を利用してコ
ンテンツを暗号化し、暗号化されたコンテンツ46には
暗号鍵としてENC002が含まれている。ユーザが機
器Aを使用して所望のコンテンツを再生しようとする
と、CD−R4が暗号化されたコンテンツ46を有して
いる場合、すなわち、暗号化されたコンテンツ46にE
NC002が存在する場合、機器Aは、上述のように、
機器Aが有する復号鍵7に含まれる復号用IDであるD
EC001と、暗号化されたコンテンツ46に含まれる
ENC002とを比較し、両者は同一のホストIDに由
来しないことを確認する。従って機器Aは、このように
パソコン43で記録されたCD−Rを不正に入手するこ
とによって得たコンテンツを再生することができない。
【0061】次に、機器Bには復号鍵7が発行されてい
ないとすると、機器Bは、当然ながらパソコン3により
コピーされたコンテンツもパソコン43によりコピーさ
れたコンテンツも再生することができない。
【0062】次に、機器Cは、正規の復号鍵7を有して
おらず、機器Aの復号鍵7を不正にコピーしたものを有
しているとする。その場合、機器Cが有する固有の機器
IDはID00Cであり、一方で不正コピーされた復号
鍵7に存在する機器IDは、ID00Aであるので、機
器Cは、両者の機器IDが一致しないと判断する。従っ
て、復号鍵7を不正コピーした機器Cでは、所望のコン
テンツを再生することはできない。もちろん、パソコン
43により不正コピーしたコンテンツを再生することも
できない。
【0063】図11は、以上のように場合において、著
作権が保護される範囲を一覧にした図である。すなわ
ち、再生機器5が再生許可された正規の復号鍵7を有す
る機器であり、CD−R4がユーザの正規のパソコン3
によりコピーされた場合にのみ、ユーザが所望するコン
テンツを再生することができる。しかし、再生機器5が
復号鍵7を有さない機器である場合、および再生機器5
が復号鍵7を不正コピーしている機器である場合は、そ
のようなコンテンツを再生することができない。
【0064】図12は、再生機器5の再生許可台数を変
更しないで再生許可された再生機器5を変更するときの
フローを示す図である。
【0065】例えば、ユーザが三台の再生機器5、すな
わち機器A、機器B、機器Cを有しており、このうち機
器Aおよび機器Bの二台に再生許可がなされているもの
とする。そして、ユーザは二台という再生許可台数は変
更しないで、再生許可機器を、機器Aおよび機器Bか
ら、機器Bおよび機器Cに変更する場合を例としてその
場合の本実施の形態の著作権管理システムの動作を以下
に説明する。
【0066】図12において、ステップ401は図6に
示すステップ101〜ステップ104に対応する。ま
た、ステップ402は図6に示す105に対応し、ステ
ップ403〜ステップ406は図6に示すステップ10
6〜ステップ109に対応する。また、ステップ407
〜ステップ410は、ステップ403〜ステップ406
に対応する動作がパソコン3と機器Bとの間でなされた
ものである。ここまで動作がさなれている状態で、機器
A、および機器Bは、ユーザが所望するコンテンツを再
生することができる(ステップ411、ステップ41
2)。しかし、復号鍵7を有していない機器Cは、コン
テンツを再生することができない(ステップ413)。
【0067】次に、パソコン3は機器Aに、機器Aが有
する復号鍵7を送信するよう送信要求を出す(ステップ
414)。そして、機器Aは、パソコン3から復号鍵7
の送信要求を受けると、パソコン3に機器Aが有する復
号鍵7を送信し、機器Aから復号鍵7を削除する(ステ
ップ415)。また、パソコン3においても受け取った
機器Aの復号鍵7を復号鍵削除手段21により削除する
(ステップ224(図7(b)参照))。
【0068】そして、機器Cとパソコン3との間では、
ステップ416〜ステップ419において、ステップ4
03〜ステップ406と同様の処理により、復号鍵7が
機器Cに送信される。その結果、機器Aでは所望のコン
テンツを再生することができず(ステップ420)、機
器Bおよび機器Cにおいて所望のコンテンツを再生する
ことができる(ステップ421、422)。
【0069】以上のように、本実施の形態の携帯の著作
権管理システムによれば、所望のコンテンツを汎用のC
D−R4に複数枚コピーが可能であるので、ポータブル
プレーヤ、ミニコンポ、カーステレオ等、複数の再生機
器5で再生する場合、それぞれの再生機器5にセットし
ておくことができ、いちいちCD−R4を持ち運ぶ手間
をかけなくてもよい。
【0070】本実施の形態の著作権管理システムによれ
ば、CD−R4の複製を制限するものではなく、再生さ
れる再生機器5の台数を制限することにより、著作権の
保護を図りつつもユーザの利便性を向上させることがで
きる。
【0071】また、EMDサーバ1は、個別の再生機器
5のライセンス管理を行う必要がなく、再生機器5の使
用許可台数のみを管理すればよいので、EMDサーバ1
側にとっても簡単なシステム構成で済む。
【0072】また、所望のコンテンツを復号するための
復号鍵7は、ユーザ側のパソコン3において発行される
ので、ユーザはいちいちEMDサーバ1側に問い合わせ
る必要がなく、簡単な処理で所望のコンテンツを楽しむ
ことができる。
【0073】なお、以上までの説明は、本発明の著作権
管理システムに関するものであるが、上記の構成のシス
テムを利用した著作権管理方法も本発明の範囲である。
【0074】また、以上までの説明において、ステップ
101におけるEMDサーバ1からパソコン3への台数
情報38の配信は、インターネット回線2を介してなさ
れるとしたが、例えば郵便等のほかの方法で送信または
送付されてもよい。
【0075】また、以上までの説明では、パソコン3と
再生機器5は通信ケーブルで接続されて復号鍵7のやり
とり等がなされるとしたが、パソコン3と再生機器5は
有線ではなく無線で接続される構成であってもよい。さ
らには、CD−R等の物理的なメディアを利用して復号
鍵7のやりとり等がなされる構成であってもよい。その
場合は、パソコン3と再生機器5との間の復号鍵7等の
やりとりは送信または受信ではなく、送られ、または受
け取られる動作となる。そのような場合も上記と同様の
効果を得ることができる。
【0076】また、以上までの説明では、暗号化された
コンテンツが記録されるメディアは、CD−Rであると
したが、他のメディアであっても当然よい。
【0077】また、以上までの説明では、パソコン3
は、再生許可された台数以内の再生機器5に復号鍵7を
発行するとしたが、さらに特定の機器に復号鍵7の発行
を制限する機能があってもよい。そのような例として、
例えば、高音質対応の再生機器5にのみ復号鍵7を発行
する構成であってもよい。
【0078】また、以上までの説明におけるコンテンツ
には、音楽データのみならず、静止画像データ、動画デ
ータ、文字データ、その他の情報も含まれる。すなわ
ち、本発明の配信サーバは、EMDサーバ1に限定され
ず、上記のようなさまざまのコンテンツを配信すること
ができるサーバであってもよい。
【0079】また、以上までの説明では、本発明のホス
ト装置は、パソコン3、43であるとしたが、本発明の
ホスト装置は上記の機能を果たすことができればパソコ
ン以外の機器であってもよい。そのような例としては例
えば携帯電話、携帯端末等が挙げられるがこれらに限定
されない。
【0080】また、以上までの説明では、再生機器5は
一台または三台である例を説明したが、再生機器5が再
生許可台数以内であれば何台であってもよいことは言う
までもない。また、再生許可台数を変更したい場合は、
図6に示すステップ101において再生許可台数の変更
を配信サーバ側に通知すればよい。
【0081】また、本発明のプログラムは、上述した本
発明の著作権管理システムの全部又は一部の手段(又
は、装置、素子等)の機能をコンピュータにより実行さ
せるためのプログラムであって、コンピュータと協働し
て動作するプログラムである。
【0082】又、本発明の記録媒体は、上述した本発明
の著作権管理システムの全部又は一部の手段(又は、装
置、素子等)の全部又は一部の機能をコンピュータによ
り実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であ
り、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られ
た前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機
能を実行する記録媒体である。
【0083】尚、本発明の上記「一部の手段(又は、装
置、素子等)」とは、それらの複数の手段の内の、一つ
又は幾つかの手段を意味し、本発明の上記「一部のステ
ップ(又は、工程、動作、作用等)」とは、それらの複
数のステップの内の、一つ又は幾つかのステップを意味
する。
【0084】又、本発明の上記「手段(又は、装置、素
子等)の機能」とは、前記手段の全部又は一部の機能を
意味し、本発明の上記「ステップ(又は、工程、動作、
作用等)の動作」とは、前記ステップの全部又は一部の
動作を意味する。
【0085】又、本発明のプログラムの一利用形態は、
コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録さ
れ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良
い。
【0086】又、本発明のプログラムの一利用形態は、
伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、
コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0087】又、本発明のデータ構造としては、データ
ベース、データフォーマット、データテーブル、データ
リスト、データの種類などを含む。
【0088】又、記録媒体としては、ROM等が含ま
れ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、
光・電波・音波等が含まれる。
【0089】又、上述した本発明のコンピュータは、C
PU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェ
アや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0090】尚、以上説明した様に、本発明の構成は、
ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に
実現しても良い。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザにとって使い勝
手がよい著作権保護システム、著作権保護方法、そのホ
スト装置、そのプログラム、そのプログラムを担持した
記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムの概要を示す図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムの動作の概要を示す図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムを構成するパソコンの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図4は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムを構成する再生機器の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図5は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムの全体の動作を示す概略図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムの全体の動作を示すフロー図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムを構成するパソコンの動作を示すフロー図である。
【図8】図8は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムを構成する再生機器の動作を示すフロー図である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態の著作権管理シス
テムの全体の動作を示す概略図である。
【図10】図10は、本発明の実施の形態の著作権管理
システムにより保護される著作権のバリエーションを示
す図である。
【図11】図11は、本発明の実施の形態の著作権管理
システムにより保護される著作権のバリエーションを示
す図である。
【図12】図12は、本発明の実施の形態の著作権管理
システムを構成する再生機器の再生許可台数変更する際
の動作を示すフロー図である。
【図13】図13は、従来技術の著作権管理システムの
概略図である。
【図14】図14は、従来技術の著作権管理システムの
概略図である。
【符号の説明】
1 EMDサーバ 2 インターネット回線 3、43 パソコン 4 CD−R 5 再生機器 6 暗号化されたコンテンツ 7 復号鍵 8 復号手段 9 コンテンツ暗号化手段 10 記録手段 11 鍵入手手段 12 鍵管理情報データベース 13 鍵管理情報制御手段 14 自ID保持手段 15 自ID取得手段 16 暗号用ID復号用ID生成手段 17 復号鍵生成手段 18 復号鍵発行手段 19、22、26 通信手段 20 機器ID入手手段 21 復号鍵削除手段 23 コンテンツ入手手段 24 メディアドライブ 25 暗号用ID抽出手段 27 復号鍵保持手段 28 復号鍵取得手段 29 暗号符号用ID比較手段 30 機器ID抽出手段 31 機器ID保持手段 32 機器ID取得手段 33 機器ID比較手段 34 再生可否判定手段 35 復号処理手段36 出力手段 37 復号用ID抽出手段 38 鍵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/08 H04L 9/00 601D 9/32 601E 673B Fターム(参考) 5B017 AA06 BB10 CA16 5D044 AB05 BC05 DE50 GK12 GK17 HL08 HL11 5D110 AA16 AA27 BB01 BB25 BB29 DA08 5J104 AA12 AA16 EA01 EA04 EA18 JA03 KA02 KA15 MA05 NA02 PA07 PA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のコンテンツを所定の暗号化方法で
    暗号化するとともに、再生を許可された再生装置の台数
    に応じて、特定の再生装置を選択し、前記選択された特
    定の再生装置へ、前記暗号化されたコンテンツを復号化
    するための復号化情報を送るホスト装置。
  2. 【請求項2】 前記選択を指示するための選択指示手段
    をさらに備える、請求項1に記載のホスト装置。
  3. 【請求項3】 前記暗号化は、前記ホスト装置に固有の
    ホストIDを利用したものであり、 前記復号化情報には、前記特定の再生装置の機器ID
    と、前記ホストIDが含まれている、請求項1に記載の
    ホスト装置。
  4. 【請求項4】 前記所定のコンテンツおよび前記台数の
    情報は、配信サーバから暗号化されて配信されたもので
    ある、請求項1に記載のホスト装置。
  5. 【請求項5】 ホスト装置により暗号化されたコンテン
    ツが有するホストIDと、前記復号化情報に含まれてい
    るホストIDとが一致し、かつ、前記復号化情報に含ま
    れる機器IDと、固有の機器IDとが一致していること
    を条件として、前記暗号化されたコンテンツを再生する
    再生装置であって、 前記ホスト装置は、所定のコンテンツを固有のホストI
    Dを利用して暗号化するとともに、再生を許可された再
    生装置の台数に応じて、特定の再生装置を選択し、前記
    選択された特定の再生装置へ、前記暗号化されたコンテ
    ンツを復号化するための、前記特定の再生装置の機器I
    Dおよび前記ホストIDが含まれている復号化情報を送
    る、再生装置。
  6. 【請求項6】 前記再生装置は、インターネットに接続
    されていない、請求項5に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 所定のコンテンツを配信する配信サーバ
    と、 所定のコンテンツを所定の暗号化方法で暗号化するホス
    ト装置と、 前記暗号化されたコンテンツを再生する再生装置と、を
    備え、 前記ホスト装置は、再生を許可された再生装置の台数に
    応じて、特定の前記再生装置を選択し、前記選択された
    特定の再生装置へ、前記暗号化されたコンテンツを復号
    化するための復号化情報を送り、 前記再生装置は、前記送られた復号化情報を利用して、
    前記暗号化されたコンテンツを再生する著作権管理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 所定のコンテンツを配信する配信サーバ
    と、 前記所定のコンテンツを所定の暗号化方法で暗号化する
    ホスト装置と、 前記暗号化されたコンテンツを再生する再生装置と、を
    備える著作権管理システムを利用した著作権管理方法で
    あって、 前記ホスト装置は、再生を許可された前記再生装置の台
    数に応じて、特定の前記再生装置を選択し、前記選択さ
    れた特定の再生装置へ、前記暗号化されたコンテンツを
    復号化するための復号化情報を送り、 前記再生装置は、前記送られた復号化情報を利用して、
    前記暗号化されたコンテンツを再生する著作権管理方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の著作権管理システム
    の、 所定のコンテンツを所定の暗号化方法で暗号化するホス
    ト装置と、 前記暗号化されたコンテンツを再生する再生装置と、を
    コンピュータとして機能させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプログラムを担持さ
    せた記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録
    媒体。
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