JP2002374244A

JP2002374244A - 情報配信方法

Info

Publication number: JP2002374244A
Application number: JP2001179240A
Authority: JP
Inventors: Masaru Ishida; 勝石田
Original assignee: Kenwood KK
Current assignee: Kenwood KK
Priority date: 2001-06-13
Filing date: 2001-06-13
Publication date: 2002-12-26

Abstract

(57)【要約】【課題】不特定多数の端末でコンテンツをダウンロー
ドし再生することができ、ダウンロードされたコンテン
ツは他の機器に転送して、或いは他の記録媒体に記録し
て他の機器で再生することもでき、記録媒体は様々な記
録媒体を利用でき、コンテンツの不正使用防止も充分図
れる情報配信方法を提供すること。【解決手段】ユーザを特定するためのユーザ毎のＩＤ
とユーザの特定および暗復号化に使用されるユーザ毎の
秘密鍵とを記録したＩＣカード２４を使用する。このＩ
Ｃカード２４を装填した移動体電話機３０を通信回線を
介してサーバ５０と接続して、ＩＣカード２４内のＩＤ
と秘密鍵を使用してユーザの認証をサーバ５０で得る。
認証が得られると、ＩＣカード２４内の秘密鍵と同一秘
密鍵で暗号化されたコンテンツをサーバ５０より移動体
電話機３０に配信する。配信されたコンテンツはＩＣカ
ード２４内の秘密鍵を使用して復号化して再生される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報配信方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】最近、パソコンや移動体電話機、あるい
は携帯プレーヤなどの端末に対して通信回線を介して音
楽などの情報を配信するサービスが数多く行われてい
る。

【０００３】図６は、従来の情報配信方法を移動体電話
機を例にとって説明するための図である。この図におい
て、１１は移動体電話機、１２は配信サーバである。情
報の配信を行う場合は、まず移動体電話機１１において
発信動作が行われ、移動体電話機１１が通信回線を介し
て配信サーバ１２に接続される。すると、移動体電話機
１１から端末固有の情報、例えば内部に保存されている
自機の電話番号がサーバ１２に送出される。サーバ１２
は、この電話番号を受信して、端末（移動体電話機１
１）が情報（以下コンテンツと言う）を利用できる端末
であるか否かを判断する。そして、サーバ１２において
移動体電話機１１がコンテンツを利用できる端末である
と確認されると、サーバ１２は、移動体電話機１１に対
してパスワードを要求する。この要求に対して移動体電
話機１１はパスワードをサーバ１２に送出する。そし
て、このパスワードが正しいとサーバ１２で判断される
と、サーバ１２は認証ＯＫを移動体電話機１１に通知す
る。すると、移動体電話機１１はコンテンツの要求をサ
ーバ１２に送出し、サーバ１２はその要求を受けてコン
テンツのダウンロード（配信）を開始する。ダウンロー
ドされたコンテンツは、移動体電話機１１内の記録媒体
に格納され、移動体電話機１１で再生できる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
電話番号など、端末内部に直接保存されている情報を使
用して、端末がコンテンツを利用できる端末であるかを
確認して、その端末に限ってコンテンツをダウンロード
している。したがって、同一ユーザでも端末を変えてコ
ンテンツをダウンロードできないし、ダウンロードされ
たコンテンツを端末から他の機器に転送させることもで
きなかった。図７は転送の様子を示しており、コンテン
ツがダウンロードされた移動体電話機１１からパソコン
１３にコンテンツを転送してＣＤ−Ｒ（追記型光ディス
ク）１４にコンテンツを書込もうとしているが、従来は
不可能であった。また、従来は、ダウンロードされたコ
ンテンツを格納する記録媒体に著作権保護機構を付ける
必要があるから、利用できる記録媒体の種類が限られて
いた。

【０００５】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的は、不特定多数の端末でコンテンツをダウンロ
ードし再生することができるとともに、ダウンロードさ
れたコンテンツを他の機器に転送して、あるいは他の記
録媒体に記録して他の機器で再生することもでき、さら
には、コテンツを格納する記録媒体として様々な記録媒
体を利用できるとともに、コンテンツの不正使用を充分
防止できる情報配信方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の情報配信方法
は、ユーザを特定するためのユーザ毎のＩＤとユーザの
特定および暗復号化に使用されるユーザ毎の秘密鍵とを
記録した情報カードと、この情報カードを有する端末を
通信回線を介してサーバと接続して、前記情報カード内
のＩＤと秘密鍵を使用してユーザの認証をサーバ側で得
る手段と、この手段で認証が得られると、前記情報カー
ド内の秘密鍵と同一秘密鍵で暗号化された情報を前記サ
ーバより前記端末に配信し、端末の記録媒体に情報を格
納する手段とを具備することを特徴とする。

【０００７】好ましい形態として、配信された前記情報
を前記情報カード内の秘密鍵を使用して復号化して再生
する手段が付加される。この手段による再生は、情報が
配信された前記端末で行われる。あるいは、端末に配信
された情報を他の機器に転送して、あるいは他の記録媒
体に記録して他の機器で再生が行われる。前記情報カー
ド内の前記ＩＤおよび前記秘密鍵は暗号化されている。
また、前記認証は、第１に端末から情報カード内のＩＤ
をサーバに送出し、第２にサーバからチャレンジコード
を端末に送出し、第３に端末から情報カード内の秘密鍵
を使用して生成されたレスポンスコードをサーバに送出
することにより行われる。

【０００８】

【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる情報配信方法の実施の形態を詳細に説明する。本発
明の実施の形態では、ユーザを特定するためのユーザ毎
のＩＤと、ユーザの特定および暗復号化に使用されるユ
ーザ毎の秘密鍵とを記録した情報カードが使用される。
この情報カードとしては具体的にはＩＣカードが使用さ
れる。ＩＣカードへのＩＤおよび秘密鍵の書込みは、配
信業者にて行われる。ＩＤおよび秘密鍵は、情報の外部
漏洩を防止するため暗号化されてＩＣカード内に記録さ
れる。

【０００９】図３は、ＩＣカードへのＩＤおよび秘密鍵
の書込み方法を具体的に示す図である。この図におい
て、２１はパソコン、２２はマスタ鍵保管装置、２３は
ＩＣカードリーダライタである。マスタ鍵保管装置２２
は、マスタ鍵を保管し、各ユーザの秘密鍵を生成すると
きに参照される。ＩＣカードリーダライタ２３は、ＩＣ
カード２４のデータの読込み、書込みを行う。パソコン
２１はＩＣカード書込み専用ソフトウェアを有し、ＩＤ
の設定、秘密鍵の生成、マスタ鍵保管装置２２およびＩ
Ｃカードリーダライタ２３の制御を行う。

【００１０】上記装置によってＩＣカード２４へＩＤお
よび秘密鍵を書込む場合は、まずパソコン２１にマスタ
鍵保管装置２２とＩＣカードリーダライタ２３を接続
し、電源を入れる。次に、パソコン２１を起動し、ＩＣ
カード書込み専用ソフトウェアを起動する。次に、書込
み処理初回時のみ、パソコン２１において、マスタ鍵保
管装置２２内の使用するマスタ鍵を設定する。次に、パ
ソコン２１において、ＩＣカード書込み専用ソフトウェ
アの画面にＩＤを設定する。その後、ＩＣカード２４を
ＩＣカードリーダライタ２３に挿入する。その後、パソ
コン２１において、ＩＣカード書込み専用ソフトウェア
に書込み指示をする。すると、パソコン２１のＩＣカー
ド書込み専用ソフトウェアの画面に設定されたＩＤがＩ
Ｃカードリーダライタ２３によってＩＣカード２４に書
込まれるとともに、マスタ鍵保管装置２２内のマスタ鍵
を使用してパソコン２１で生成された秘密鍵がＩＣカー
ドリーダライタ２３によってＩＣカード２４に書込まれ
る。このとき、ＩＤおよび秘密鍵は暗号化されてＩＣカ
ード２４に書込まれる。

【００１１】図４は、本発明の実施の形態でダウンロー
ド端末として使用されるオーディオ再生機能付き移動体
電話機３０の構成を示すブロック図である。この移動体
電話機３０は、通信機能部３１、表示部３２、入力部３
３、ＣＰＵ３４、ＩＣカード読取り部３５、メモリ３
６、デコーダ部３７、アンプ部３８、およびインタフェ
イス部３９で構成される。

【００１２】通信機能部３１は、移動体電話機の通信部
分で、基地局と通信を行う。表示部３２は、電話番号や
コンテンツ情報などを表示する。入力部３３は、電話番
号やコンテンツの指示などの情報を入力する。ＣＰＵ３
４は、電話機の制御全般を行う。ＩＣカード読取り部３
５は、図３のＩＣカード２４に記録されているＩＤおよ
び秘密鍵を読取る。メモリ３６は、ダウンロードしたデ
ータ（コンテンツ）を格納する。デコーダ部３７は、Ｉ
Ｃカード読取り部３５で読取られた図３のＩＣカード２
４内の秘密鍵を使用してメモリ３６内のデータ（コンテ
ンツ）を復号化する。アンプ部３８は、復号化された信
号を、ヘッドホンを駆動するために増幅する。このアン
プ部３８の出力にヘッドホン４０が接続される。インタ
フェース部３９は、電話機をパソコンなどと接続するた
めのインタフェイスである。

【００１３】本発明の実施の形態では、図１に示すよう
に、ユーザ毎のＩＤと秘密鍵とが図３の装置で書込まれ
たＩＣカード２４を図４の移動体電話機３０に装填し
て、前記ＩＣカード２４内のＩＤおよび秘密鍵を使用し
てユーザの認証を配信サーバ５０側で行いながら、前記
秘密鍵と同一秘密鍵で暗号化されたコンテンツが配信サ
ーバ５０から移動体電話機３０に対してダウンロードさ
れる。このダウンロードの詳細を前記図１と図２のフロ
ーチャートを参照して以下説明する。

【００１４】ダウンロードを開始する場合は、まず移動
体電話機３０で発信動作が行われる。この発信動作によ
り移動体電話機３０は通信回線に接続され（ステップＳ
１）、さらに通信回線を介して配信サーバ５０に接続さ
れる（ステップＳ２）。すると、移動体電話機３０は、
装填されたＩＣカード２４からＩＤを読取って（ステッ
プＳ３）、ＩＤをサーバ５０に送出する(ステップＳ
４)。サーバ５０は、送出されたＩＤを受信して、受信
したＩＤによりユーザを確認し、そのユーザに対する固
有のチャレンジコードを生成して、そのチャレンジコー
ドを移動体電話機３０に送出する。

【００１５】移動体電話機３０は、チャレンジコードを
受信すると（ステップＳ５）、そのチャレンジコードに
対して、ＩＣカード２４内の秘密鍵を使用してレスポン
スコードを生成し（ステップＳ６）、そのレスポンスコ
ードをサーバ５０に送出する（ステップＳ７）。サーバ
５０は、送出されたレスポンスコードを受信して、受信
したレスポンスコードが正しいか判断し、正しければ認
証ＯＫを移動体電話機３０に通知し（ステップＳ８）、
動作を継続する。ここで、認証がＯＫでなかった場合
は、サーバ５０は通信回線を切断し（ステップＳ１
１）、動作を終了する。

【００１６】認証がＯＫとなると(ステップＳ８)、移動
体電話機３０はサーバ５０に対してコンテンツの要求を
送出する(ステップＳ９)。サーバ５０は、その要求を受
信すると、ＩＣカード２４に記録されている秘密鍵と同
一の秘密鍵（現在のユーザの秘密鍵でサーバ５０内に保
管されている）でコンテンツを暗号化して該コンテンツ
を移動体電話機３０にダウンロードする。すると、移動
体電話機３０は、ダウンロードされた暗号化されたコン
テンツを受信し(ステップＳ１０)、電話機内の図４のメ
モリ３６に格納する。そして、コンテンツを全て受信し
終わると、移動体電話機３０は通信回線を切断し(ステ
ップＳ１１)、動作を終了する。

【００１７】その後、図４のメモリ３６に格納されたコ
ンテンツを読出して、ＩＣカード２４内の秘密鍵を使用
して図４のデコーダ部３７でコンテンツを復号化するこ
とにより、移動体電話機３０のヘッドホン４０でコンテ
ンツを再生できる。

【００１８】このように、上記の方法によれば、ＩＣカ
ード２４内のＩＤおよび秘密鍵によりユーザの認証を行
う。したがって、このＩＣカード２４を端末に対して着
脱自在として多数の端末で使用することができるように
することにより、不特定多数の端末でコンテンツをダウ
ンロードすることができ、利便性が向上する。また、ダ
ウンロードされたコンテンツはＩＣカード２４内の秘密
鍵で復号化してダウンロードされた端末で再生すること
ができるが、さらには他の機器に転送して、あるいは他
の記録媒体に記録して他の機器でＩＣカード２４を使用
して再生することができ、利用範囲を広げることができ
る。

【００１９】図５は、他の機器でコンテンツを再生する
場合の具体例を示す。この具体例は、移動体電話機３０
にダウンロードしたコンテンツをパソコン６１に転送し
てパソコン６１でＣＤ−Ｒ６２に書込み、このＣＤ−Ｒ
６２を使用してカーオーディオ機器６３でコンテンツを
再生する場合である。その場合は、まず、ＩＣカード２
４を移動体電話機３０に装填してコンテンツを移動体電
話機３０にダウンロードさせる。次に、ダウンロードし
たコンテンツを移動体電話機３０からＵＳＢ経由でパソ
コン６１に転送する。次いで、転送したコンテンツをパ
ソコン６１でＣＤ−Ｒドライブを使用してＣＤ−R６２
に書込む。その後、ＣＤ−Ｒ６２とＩＣカード２４をカ
ーオーディオ機器６３に移し、ＩＣカード２４内の秘密
鍵でＣＤ−Ｒ６２内のコンテンツを復号化しながらカー
オーディオ機器６３でコンテンツを再生する。

【００２０】このとき、ＩＣカード２４が無ければコン
テンツの復号化および再生ができないため、上記のよう
に他の記録媒体にコンテンツを書込んだり、他の機器に
コンテンツを転送しても、本発明の方法によれば、コン
テンツの不正使用は充分防止できる。また、コンテンツ
自体が暗号化されていて、記録媒体でコンテンツの保護
を図る必要がないので、本発明の方法によれば、移動体
電話機内の半導体メモリやＣＤ−Ｒなど様々な記録媒体
を利用できる。

【００２１】なお、コンテンツは、転送先の機器、図５
ではパソコン６１でＩＣカード２４を使用して再生する
こともできる。また、ダウンロードし再生するコンテン
ツは、音楽情報や画像情報、あるいは案内情報などのど
れでもよく、種類を問わない。さらに、コンテンツをダ
ウンロードする端末も移動体電話機に限定されない。

【００２２】

【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の情報
配信方法によれば、不特定多数の端末でコンテンツをダ
ウンロードし再生することができるとともに、ダウンロ
ードされたコンテンツを他の機器に転送して、あるいは
他の記録媒体に記録して他の機器で再生することもで
き、さらには、コテンツを格納する記録媒体として様々
な記録媒体を利用できるとともに、コンテンツの不正使
用を充分防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による情報配信方法の実施の形態を説明
するための図。

【図２】本発明による情報配信方法の実施の形態を示す
フローチャート。

【図３】ＩＣカードへのＩＤおよび秘密鍵の書込み方法
を具体的に示す図。

【図４】本発明の実施の形態でダウンロード端末として
使用されるオーディオ再生機能付き移動体電話機の構成
を示すブロック図。

【図５】ダウンロードされたコンテンツを他の機器で再
生する場合の具体例を示す図。

【図６】従来の情報配信方法を移動体電話機を例にとっ
て説明するための図。

【図７】従来技術の問題点を説明するための図。

【符号の説明】

２４ＩＣカード３０移動体電話機５０サーバ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ユーザを特定するためのユーザ毎のＩＤ
とユーザの特定および暗復号化に使用されるユーザ毎の
秘密鍵とを記録した情報カードと、この情報カードを有する端末を通信回線を介してサーバ
と接続して、前記情報カード内のＩＤと秘密鍵を使用し
てユーザの認証をサーバ側で得る手段と、この手段で認証が得られると、前記情報カード内の秘密
鍵と同一秘密鍵で暗号化された情報を前記サーバより前
記端末に配信し、端末の記録媒体に情報を格納する手段
とを具備することを特徴とする情報配信方法。
【請求項２】配信された前記情報を前記情報カード内
の秘密鍵を使用して復号化して再生する手段が付加され
たことを特徴とする請求項１に記載の情報配信方法。
【請求項３】前記再生は、情報が配信された前記端末
で行われることを特徴とする請求項２に記載の情報配信
方法。
【請求項４】前記再生は、端末に配信された情報を他
の機器に転送して、あるいは他の記録媒体に記録して他
の機器で行われることを特徴とする請求項２に記載の情
報配信方法。
【請求項５】前記情報カード内の前記ＩＤおよび前記
秘密鍵は暗号化されていることを特徴とする請求項１な
いし４のいずれかに記載の情報配信方法。
【請求項６】前記認証は、第１に端末から情報カード
内のＩＤをサーバに送出し、第２にサーバからチャレン
ジコードを端末に送出し、第３に端末から情報カード内
の秘密鍵を使用して生成されたレスポンスコードをサー
バに送出することにより行われることを特徴とする請求
項１ないし５のいずれかに記載の情報配信方法。