JP2001028404A - 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置とその製造方法

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JP2001028404A JP11199506A JP19950699A JP2001028404A JP 2001028404 A JP2001028404 A JP 2001028404A JP 11199506 A JP11199506 A JP 11199506A JP 19950699 A JP19950699 A JP 19950699A JP 2001028404 A JP2001028404 A JP 2001028404A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルの動作寿命の向上を図る。 【解決手段】 フローティングゲート4とコントロール
ゲート6等を被覆する、TEOS膜,SOG膜等から成
る単層膜あるいは積層膜である層間絶縁膜下面にSiO
N膜から成るバリア膜20を介在させ、しかもカバレッ
ジの劣るSiON膜をこのSiON膜に比してカバレッ
ジの良いプラズマCVD法による酸化膜で被覆させるこ
とでSiON膜のバリア性を向上させ、層間絶縁膜を構
成するTEOS膜,SOG膜等に含まれる水素や水素原
子等が拡散しても、トンネル酸化膜3にトラップされる
ことが抑止されてトラップアップレートの改善が図れ、
エンデュランス特性が向上し、メモリセルの動作寿命の
延長が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローティングゲ
ートと、このフローティングゲートを被覆するトンネル
酸化膜を介してフローティングゲートに重なるように形
成されるコントロールゲートとを有する不揮発性半導体
記憶装置とその製造方法に関し、更に言えばフローティ
ングゲートに蓄積された電荷(電子)をコントロールゲ
ート側に抜き取ることによるデータの消去を繰り返し行
う際の消去効率の低下を抑止し、メモリセル部の動作寿
命(サイクル寿命)を延長させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセル部が単一のトランジスタから
なる電気的に消去可能な不揮発性半導体記憶装置、特に
プログラマブルROM(EEPROM:Electrically Erasable
and Programmable ROM、フラッシュメモリとも称す。)
においては、フローティングゲートとコントロールゲー
トとを有する2重ゲート構造のトランジスタによって各
メモリセル部が形成される。このような2重ゲート構造
のメモリセル部トランジスタの場合、フローティングゲ
ートのドレイン領域側で発生したホットエレクトロンを
加速してフローティングゲートに注入することでデータ
の書き込みが行われる。そして、F−N伝導(Fowler-No
rdheim tunnelling)によってフローティングゲートから
コントロールゲートへ電荷を引き抜くことでデータの消
去が行われる。
【0003】図9はフローティングゲートを有する不揮
発性半導体記憶装置のメモリセル部分の平面図で、図1
0はそのX1−X1線の断面図である。この図において
は、コントロールゲートがフローティングゲートと並ん
で配置されるスプリットゲート構造を示している。
【0004】P型のシリコン基板1の表面領域に、LO
COS(Local Oxidation Of Silicon)法により選択的
に厚く形成されるLOCOS酸化膜よりなる複数の素子
分離膜2が短冊状に形成され、素子領域が区画される。
シリコン基板1上に、酸化膜3Aを介し、隣り合う素子
分離膜2の間に跨るようにしてフローティングゲート4
が配置される。このフローティングゲート4は、1つの
メモリセル部毎に独立して配置される。また、フローテ
ィングゲート4上の選択酸化膜5は、選択酸化法により
フローティングゲート4の中央部で厚く形成され、フロ
ーティングゲート4の端部には先鋭な角部が形成されて
いる。これにより、データの消去動作時にフローティン
グゲート4の端部で電界集中が生じ易いようにしてい
る。
【0005】複数のフローティングゲート4が配置され
たシリコン基板1上に、フローティングゲート4の各列
毎に対応して前記酸化膜3Aと一体化されたトンネル酸
化膜3を介してコントロールゲート6が配置される。こ
のコントロールゲート6は、一部がフローティングゲー
ト4上に重なり、残りの部分が酸化膜3Aを介してシリ
コン基板1に接するように配置される。また、これらの
フローティングゲート4及びコントロールゲート6は、
それぞれ隣り合う列が互いに面対称となるように配置さ
れる。
【0006】前記コントロールゲート6の間の基板領域
及びフローティングゲート4の間の基板領域に、N型の
ドレイン領域7及びソース領域8が形成される。ドレイ
ン領域7は、コントロールゲート6の間で素子分離膜2
に囲まれてそれぞれが独立し、ソース領域8は、コント
ロールゲート6の延在する方向に連続する。これらのフ
ローティングゲート4、コントロールゲート6、ドレイ
ン領域7及びソース領域8によりメモリセル部トランジ
スタが構成される。
【0007】そして、前記コントロールゲート6上に、
層間絶縁膜9を介して、アルミニウム合金等から成る金
属配線10がコントロールゲート6と交差する方向に配
置される。この金属配線10は、コンタクトホール11
を通して、ドレイン領域7に接続される。そして、各コ
ントロールゲート6は、ワード線となり、コントロール
ゲート6と平行に延在するソース領域8は、ソース線と
なる。また、ドレイン領域7に接続される金属配線10
は、ビット線となる。
【0008】このような2重ゲート構造のメモリセル部
トランジスタの場合、フローティングゲート4に注入さ
れる電荷の量によってソース、ドレイン間のオン抵抗値
が変動する。そこで、フローティングゲート4に選択的
に電荷を注入することにより、特定のメモリセル部トラ
ンジスタのオン抵抗値を変動させ、これによって生じる
各メモリセル部トランジスタの動作特性の差を記憶する
データに対応づけるようにしている。
【0009】以上の不揮発性半導体記憶装置におけるデ
ータの書き込み、消去及び読み出しの各動作は、例え
ば、以下のようにして行われる。書き込み動作において
は、コントロールゲート6の電位を2V、ドレイン領域
7の電位を0.5V、ソース領域8の高電位を12Vと
する。すると、コントロールゲート6及びフローティン
グゲート4間とフローティングゲート4及び基板(ソー
ス領域8)間とが容量結合されており(コントロールゲ
ート6及びフローティングゲート4間の容量<フローテ
ィングゲート4及び基板(ソース領域8)間の容量)、
この容量結合比によりフローティングゲート4の電位が
9V程度に持ち上げられ、ドレイン領域7付近で発生す
るホットエレクトロンがフローティングゲート4側へ加
速され、酸化膜3Aを通してフローティングゲート4に
注入されてデータの書き込みが行われる。
【0010】一方、消去動作においては、ドレイン領域
7及びソース領域8の電位を0Vとし、コントロールゲ
ート6を14Vとする。これにより、フローティングゲ
ート4内に蓄積されている電荷(電子)が、フローティ
ングゲート4の角部の鋭角部分からF−N(Fowler-Nor
dheim tunnelling)伝導によって前記トンネル酸化膜3
を突き抜けてコントロールゲート6に放出されてデータ
が消去される。
【0011】そして、読み出し動作においては、コント
ロールゲート6の電位を4Vとし、ドレイン領域7を2
V、ソース領域8を0Vとする。このとき、フローティ
ングゲート4に電荷(電子)が注入されていると、フロ
ーティングゲート4の電位が低くなるため、フローティ
ングゲート4の下にはチャネルが形成されずドレイン電
流は流れない。逆に、フローティングゲート4に電荷
(電子)が注入されていなければ、フローティングゲー
ト4の電位が高くなるため、フローティングゲート4の
下にチャネルが形成されてドレイン電流が流れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7は、上記構成の従
来装置におけるサイクル寿命(データ書き換え回数、E
/W Cycle)の測定結果を示し、データ書き換え回数
(横軸)の増加につれて、測定したメモリセル部電流
(縦軸)が低下していく様子を示している。尚、この図
に示すように従来の不揮発性半導体記憶装置では、セル
電流が判定可能レベル(例えば、消去状態のメモリセル
部のメモリセル部電流が、初期値の100μAの30%
となる30μA)まで低下したデータ書き換え回数が、
およそ5万回であることを示している(図7の点線参
照)。一般のプログラマブルメモリにおいては、データ
の書き込み/消去の繰り返しは10万回程度が必要とさ
れており、5万回では不十分であり、更なる書き換え回
数を可能にしたいという要望があった。
【0013】そして、本発明者が行った解析の結果、メ
モリセル部トランジスタ上に形成した層間絶縁膜の材質
と、サイクル寿命との間で、何らかの因果関係があるこ
とを突き止めた。
【0014】即ち、本構成の不揮発性半導体記憶装置の
ように、フローティングゲート上にコントロールゲート
が重なるために比較的段差が厳しくなるような装置構成
では、平坦化を図るために、CVD酸化膜としてプラズ
マTEOS(Tet ra-Ethyl-Ortho-Silicate)膜,SO
G(Spin On Glass)膜及びプラズマTEOS膜等から
成る層間絶縁膜9を形成している。
【0015】そして、このTEOS膜,SOG膜等に含
まれる水素や水素原子等(主にSOG膜中の水分)が拡
散して、前記トンネル酸化膜にトラップされることが影
響していると考えた。
【0016】従って、本発明はメモリセル部の動作寿命
の向上を可能にする不揮発性半導体記憶装置とその製造
方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題を解決するためになされたもので、本発明の不揮発性
半導体記憶装置は、例えば、図5に示すようにフローテ
ィングゲート4とコントロールゲート6等を被覆する、
TEOS膜,SOG膜等から成る単層膜あるいは積層膜
である層間絶縁膜下面にSiON膜から成るバリア膜2
0を介在させ、この水分ブロック性には優れるが、カバ
レッジ性の劣る(特に、被覆対象物の角部でのカバレッ
ジが悪い)SiON膜を、このSiON膜に比してカバ
レッジの良いTEOS膜19Aで被覆することでSiO
N膜のバリア性を向上させたことを特徴とするものであ
る。これにより、層間絶縁膜を構成するTEOS膜,S
OG膜等に含まれる水素や水素原子等(主にSOG膜中
の水分)が拡散しても、トンネル酸化膜3にトラップさ
れることが抑止されてトラップアップレートの改善が図
れ、エンデュランス特性の向上が図れると共に、前記水
素や水素原子等が拡散してゲート酸化膜3Aにトラップ
されることも抑止でき、トランジスタのホットキャリア
耐性の向上が図れる。
【0018】そして、その製造方法は、例えば、図1
(a)に示すようにP型のシリコン基板1上に熱酸化し
て形成したゲート酸化膜3A上に導電化されたポリシリ
コン膜を形成した後に、このポリシリコン膜をパターニ
ングしてフローティングゲート4を形成する。次に、図
1(b)に示すように前記フローティングゲート4を被
覆するようにトンネル酸化膜3を形成し、このトンネル
酸化膜3上に導電化されたポリシリコン膜とタングステ
ンシリサイド(WSix)膜から成る導電膜6Aと絶縁
膜9Aを積層した後に、この積層膜をパターニングして
トンネル酸化膜3を介して前記フローティングゲート4
上に重なる領域を持つようにコントロールゲート6を形
成する(図2(a)参照)。続いて、図2(b),図3
(a)に示すように前記フローティングゲート4及びコ
ントロールゲート6に隣接するように前記基板表層にN
型のソース・ドレイン領域7,8を形成した後に、図3
(b)に示すように下層の層間絶縁膜9を介して前記コ
ントロールゲート6及び/または前記ソース・ドレイン
領域7,8にコンタクト接続する金属配線10を形成す
る。更に、これらから構成されるメモリセル部上層を被
覆するように形成した、例えばTEOS膜,SOG膜等
から成る単層膜あるいは積層膜で構成された上層の層間
絶縁膜19下層に、この層間絶縁膜19内に含まれる水
分や水素原子の拡散を防止する、例えばSiON膜から
成るバリア膜20を形成する(図4(a)参照)。そし
て、図4(b)に示すように前記バリア膜20を被覆す
るようにTEOS膜19Aを形成し、このTEOS膜を
完全に除去しないようにエッチバックし、その上にSO
G膜19BとTEOS膜19C等から成る層間絶縁膜1
9を形成する工程とを具備したことを特徴とする。
【0019】また、他の製造方法は、例えば、図6
(a)に示すようにP型のシリコン基板1の表面を熱酸
化してゲート酸化膜3Aを形成し、このゲート酸化膜3
A上に導電化されたポリシリコン膜4Bを形成し、この
ポリシリコン膜4B上に所定のパターンの開口53Aを
有するシリコン窒化膜53を形成した後に、この開口5
3Aを介して前記ポリシリコン膜4Bを選択酸化して選
択酸化膜5を形成する。次に、図6(b)に示すように
この選択酸化膜5をマスクにして前記ポリシリコン膜4
Bをエッチングして上部に先鋭な角部4Aを有するフロ
ーティングゲート4を形成する。続いて、図6(c)に
示すように前記フローティングゲート4を被覆するよう
にトンネル酸化膜3を形成し、このトンネル酸化膜3上
に導電化されたポリシリコン膜とタングステンシリサイ
ド(WSix)膜と絶縁膜9Aを積層した後に、この積
層膜をパターニングしてトンネル酸化膜3を介して前記
フローティングゲート4上に重なる領域を持つようにコ
ントロールゲート6を形成する。続いて、図2(b),
図3(a)に示すように前記フローティングゲート4及
びコントロールゲート6に隣接するように前記基板表層
にN型のソース・ドレイン領域7,8を形成した後に、
図3(b)に示すように下層の層間絶縁膜9を介して前
記コントロールゲート6及び/または前記ソース・ドレ
イン領域7,8にコンタクト接続する金属配線10を形
成する。更に、これらから構成されるメモリセル部上層
を被覆するように形成した、例えばTEOS膜,SOG
膜等から成る単層膜あるいは積層膜で構成された上層の
層間絶縁膜19下層に、この層間絶縁膜19内に含まれ
る水分や水素原子の拡散を防止する、例えばSiON膜
から成るバリア膜20を形成する(図4(a)参照)。
そして、図4(b)に示すように前記バリア膜20を被
覆するようにTEOS膜19Aを形成し、このTEOS
膜を完全に除去しないようにエッチバックし、その上に
SOG膜19BとTEOS膜19C等から成る層間絶縁
膜19を形成する工程とを具備したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の不揮発性半導体記
憶装置とその製造方法の一実施形態について図面を参照
しながら説明する。尚、フローティングゲートを有する
不揮発性半導体記憶装置のメモリセル部分の平面図及び
その(X1−X1)断面図は、従来装置の説明で用いた
図9及び図10とほぼ同等であり、重複した説明を避け
るために図示した説明は省略するが、以下、同等の構成
には同符号を付して説明を簡略化する。
【0021】そして、本発明の特徴は、図10の一部拡
大図である図5に示すようにフローティングゲート4や
コントロールゲート6等から構成されるメモリセル部を
被覆する層間絶縁膜の構成にあり、詳しくは後述する
が、このようなメモリセル部では高段差となり易く、特
に上層部にはプラズマTEOS(Tetra-Ethyl-Ortho-Si
licate)膜やSOG(Spin On Glass)膜等により平坦
化が施された層間絶縁膜19が用いられた装置構成にお
いて、これらのプラズマTEOS膜,SOG膜等からの
水分や水素原子等(主にSOG膜中の水分)の拡散によ
るメモリセル部特性の劣化を抑止するために、この層間
絶縁膜19が形成される前工程で、メモリセル部内への
水分や水素原子等の拡散を防止する、例えばSiON膜
(シリコンオキシナイトライド膜あるいは酸窒化シリコ
ン膜と呼称される)から成るバリア膜20を介在させ、
この水分ブロック性には優れるが、カバレッジ性の劣る
(特に、被覆対象物の角部でのカバレッジが悪い)Si
ON膜を、このSiON膜に比してカバレッジの良いT
EOS膜19Aで被覆することでSiON膜のバリア性
を向上させたことである。
【0022】これにより、層間絶縁膜19を構成するT
EOS膜,SOG膜等に含まれる水素や水素原子等が拡
散しても、トンネル酸化膜3にトラップされることが抑
止されてトラップアップレートの改善が図れ、エンデュ
ランス特性の向上が図れる。
【0023】しかも、前記水素や水素原子等(主にSO
G膜中の水分)が拡散してゲート酸化膜3Aにトラップ
されることも抑止できるので、トランジスタのホットキ
ャリア耐性を向上させることができる。
【0024】以下、このような不揮発性半導体記憶装置
のメモリセル部の製造方法について、便宜的に簡略化し
た図面を参照しながら説明する。
【0025】先ず、図1(a)において、半導体基板1
の所定の領域に素子分離膜2を形成する(図9参照)と
共に、この素子分離膜2以外の表層にゲート酸化膜3A
をおよそ70Å〜150Åの厚さに形成する。そして、
前記ゲート酸化膜3A上にポリシリコン膜をおよそ10
00Å〜2000Åの厚さに形成し、リンドープし導電
化した後、周知のフォトリソグラフィ法により、このポ
リシリコン膜をパターニングして、フローティングゲー
ト4を形成する。
【0026】次に、図1(b)に示すように、前記フロ
ーティングゲート4を被覆するように前記ゲート酸化膜
3Aと一体形成される、厚さがおよそ200Å〜400
Åの絶縁膜(以下、トンネル酸化膜3と称す)を形成す
る。尚、前記トンネル酸化膜3は、基板上にプラズマC
VD法によりCVD酸化膜、例えば、TEOS(Tetra
Ethyl Ortho Silicate)膜やHTO(High Temperature
Oxide)膜等を形成した後に熱酸化して成るものであ
る。
【0027】続いて、前記基板1上の全面に例えばポリ
シリコン膜とタングステンシリサイド膜(WSix膜)
とから成る2層構造の導電膜6Aを形成する。尚、前記
導電膜6Aは、最初にポリシリコン膜をおよそ1000
Å〜2000Åの厚さに形成し、次に前記ポリシリコン
膜にPOCl3を拡散源としてリンドープした後、ポリ
シリコン膜上にタングステンシリサイド膜(WSix
膜)をおよそ1000Å〜2000Åの厚さに形成する
ことによって得られる。そして、前記導電膜6A上にお
よそ2000Å〜3000Åの膜厚の絶縁膜9Aを形成
した後、この絶縁膜9A上にフォトレジスト膜50を形
成し、このレジスト膜50のソース・ドレイン領域形成
予定部に対応する位置に開口50Aを形成する。
【0028】次に、前記レジスト膜50をマスクにして
絶縁膜9A及び導電膜6Aをエッチングすることによ
り、図2(a)に示すように上部に前記絶縁膜9Aを積
層して成るコントロールゲート6を、前記トンネル酸化
膜3を介して前記フローティングゲート4の上部から側
壁部に跨るように形成する。そして、前記レジスト膜5
0を除去した後、少なくとも前記ドレイン領域形成予定
部を図示しないフォトレジスト膜で被覆して、このフォ
トレジスト膜をマスクにして隣り合うフローティングゲ
ート4間の基板1の表層にN型不純物、例えばリンイオ
ンをおよそドーズ量4.0〜5.0×1015/cm2
加速電圧50〜100KeVの注入条件で注入してアニ
ール処理して拡散し、ソース領域8を形成する。尚、イ
オン注入される前記N型不純物として、ヒ素イオン等を
用いても良い。
【0029】続いて、図2(b)に示すように前記基板
1上の全面にCVD法によりおよそ2000Åの膜厚の
酸化膜から成る絶縁膜9Bを形成した後、図3(a)に
示すように前記ソース領域8に隣接する側のフローティ
ングゲート4及びコントロールゲート6上にフォトレジ
スト膜51を形成した後に、このフォトレジスト膜51
をマスクにして前記絶縁膜9B及びトンネル酸化膜3を
異方性エッチングして、ドレイン形成領域上面を露出さ
せると共にサイドウォールスペーサ膜9Cを形成し、こ
の隣り合うコントロールゲート6間の前記シリコン基板
表層に例えば、リンイオンをおよそドーズ量1.0〜
2.0×1013/cm2、加速電圧40〜60KeVの
注入条件で注入してアニール処理してドレイン領域7を
形成する。尚、イオン注入される前記N型不純物とし
て、ヒ素イオン等を用いても良い。
【0030】次に、図3(b)に示すように基板1上の
全面に、TEOS膜及ぶBPSG膜から成る層間絶縁膜
9をおよそ6000Å〜8000Åの膜厚で形成した後
に、前記ドレイン領域7及びコントロールゲート6上に
形成したコンタクトホール11内に、例えばタングステ
ン膜等から成るプラグ10Aを形成し、このプラグ10
A上に金属膜(例えば、Al膜,Al−Si膜,Al−
Cu膜,Al−Si−Cu膜等)を形成して、第1の金
属配線10Bを形成する。
【0031】更に、前記金属配線10Bを被覆するよう
に上層の層間絶縁膜19を形成する。尚、図5等におけ
る前記層間絶縁膜9は、便宜的上、比較的良好な平坦性
を有しているように描いてあるが、実際の層間絶縁膜9
はメモリセル部による段差の影響がある(図10参
照)。そこで、上層の層間絶縁膜19では平坦化処理を
施す必要がある。
【0032】先ず、図4(a)に示すように前記金属配
線10Bを被覆するように基板全面に、例えばSiON
膜から成るバリア膜20を、およそ500Å〜2000
Åの膜厚で形成する。本工程では、シラン(Si
4),N2O,N2をそれぞれ250sccm〜550
sccm,9400sccm,4500sccmの流量
条件でプラズマCVD法により成膜している。
【0033】次に、図4(b)に示すように前記バリア
膜20上におよそ8500Å〜7500Åの膜厚のプラ
ズマTEOS−SiO2膜(図中の一点鎖線)をプラズ
マCVD法により形成した後に、このプラズマTEOS
膜をおよそ7000Å程度エッチバックしておよそ50
0Å〜1500Åの膜厚のプラズマTEOS膜19Aを
残膜させる。
【0034】続いて、図5に示すようにその上にSOG
膜19B,TEOS膜19Cを形成して上層の層間絶縁
膜19としている。尚、TEOS膜19C上にSOG膜
とTEOS膜を更に形成して上層の層間絶縁膜としても
良い。そして、この層間絶縁膜19を介して第1の金属
配線10B上にコンタクトするコンタクトホールを形成
し、このコンタクトホール内にタングステンプラグを埋
設させ、このプラグ上に第2の金属配線10Cを形成す
る。更に、第2の金属配線10Cを被覆するようにシリ
コン酸化膜19Dを形成した後に、最終パッシベーショ
ン膜としてシリコン窒化膜19Eを形成している。
【0035】これにより、本発明の不揮発性半導体記憶
装置が完成する。
【0036】また、図10に示すようなフローティング
ゲート4の上部に先鋭な角部を形成する製造方法につい
て、図6に基づき説明する。
【0037】先ず、図6(a)において、P型のシリコ
ン基板1の表面を熱酸化してゲート酸化膜3Aを形成
し、このゲート酸化膜3A上にリンドープされて導電化
されたポリシリコン膜4Bを形成し、このポリシリコン
膜4B上に所定のパターンの開口53Aを有するシリコ
ン窒化膜53を形成した後に、この開口53Aを介して
前記ポリシリコン膜4Bを選択酸化して選択酸化膜5を
形成する。
【0038】次に、図6(b)に示すように、前記選択
酸化膜5をマスクにして前記ポリシリコン膜4Bを異方
性エッチングして上部に先鋭な角部4Aを有するフロー
ティングゲート4を形成する。
【0039】続いて、図6(c)に示すように、前記フ
ローティングゲート4を被覆するようにトンネル酸化膜
3を形成し、このトンネル酸化膜3上に導電化されたポ
リシリコン膜とタングステンシリサイド(WSix)
膜、更に絶縁膜9Aから成る積層膜を形成した後に、こ
の積層膜をパターニングしてトンネル酸化膜3を介して
前記フローティングゲート4上に重なる領域を持つよう
にコントロールゲート6を形成するものである。このよ
うに先鋭な角部4Aが形成されることで、データの消去
動作時にフローティングゲート34の端部で電界集中が
生じ易くなり、消去特性が向上する。以下、前述した後
工程が順次施されることで、同様に本発明の不揮発性半
導体記憶装置が完成する。
【0040】ここで、本発明装置におけるサイクル寿命
(データ書き換え回数、E/W Cycle)の測定結果は、
図7に示すように、およそ8万回程度(一点鎖線)とな
り、従来装置に比してエンデュランス特性が向上し、サ
イクル寿命が向上していることがわかる。
【0041】また、本発明者は、メモリセルのエンデュ
ランス特性とSiON膜の屈折率との間に相関関係があ
ることを実験より見出した。即ち、屈折率が高くなるほ
ど、エンデュランス特性に効いてくるということであ
る。そして、屈折率を高くするには、シラン(Si
4)流量を増加させれば良いことも解った。例えば、
実験からシラン(SiH4)流量を250,350,4
50,550sccmまで変化させたときに、1.5
2,1.54,1.56,1.59の屈折率を持つSi
ON膜を成膜でき、各SiON膜毎のサイクル寿命の測
定結果は、図7に示す通りであり、屈折率が1.52の
SiON膜を用いた場合には、上記したようにおよそ8
万回程度(一点鎖線)となり、同様に屈折率が1.54
のSiON膜を用いた場合には、およそ10万回程度
(二点鎖線),屈折率が1.56のSiON膜を用いた
場合には、およそ11万回程度(三点鎖線),屈折率が
1.59のSiON膜を用いた場合には、およそ12万
回程度(実線)となり、屈折率が高くなるに従ってサイ
クル寿命の向上が見られる。尚、N2O,N2流量を変化
させても、あまり屈折率に寄与しない。また、屈折率が
高くなる程、ホットキャリア耐性に有効であるという報
告もある。
【0042】尚、SiON膜の成膜ガス種としては、N
2O,N2,SiH4に限らず、N2O,SiH4あるいは
NH3,N2O,SiH4等の成膜ガスを用いても良い。
【0043】また、本発明者の解析の結果、前記バリア
膜20の単層膜だけであるよりも、このバリア膜20を
被覆するようにTEOS膜を形成した方が上述したデバ
イス特性の向上に効果があることが判明した。
【0044】例えば、1000Åの膜厚のバリア膜20
を形成し、その上に1000Åの膜厚のプラズマTEO
S膜を形成した場合と、2000Åの膜厚のバリア膜だ
けを形成した際のサイクル寿命を測定したところ、バリ
ア膜だけの方が寿命が短いという実験結果が得られた。
これは、無機なSiON膜が耐湿性のバリア膜として有
効であるが、膜質が比較的、粗であり、このSiON膜
に比して膜質的に上質なTEOS膜等の有機なCVD酸
化膜で被覆することで、無機の膜が持つカバレッジ性が
劣るとか、クラックやボイド等が発生し易いといった欠
点を有機の膜が補ったのではないかと推察する。また、
完全にTEOS膜をエッチバックした場合に、SiON
膜へダメージが加わり、これがバリア性を低下させる要
因となっていることも予測される。
【0045】例えば、実験ではSiON膜を500Å形
成し、その上にTEOS膜を8500Å形成した後に、
このTEOS膜を7000Åエッチバックしたもの
(A)、SiON膜を1000Å形成し、その上にTE
OS膜を8000Å形成した後に、このTEOS膜を7
000Åエッチバックしたもの(B)、SiON膜を2
000Å形成し、その上にTEOS膜を7000Å形成
した後に、このTEOS膜を7000Åエッチバックし
て完全に除去したもの(C)の各サイクル寿命の測定結
果は、図8に示す通りである。即ち、SiON膜が50
0Åでその上にTEOS膜が1500Å形成されたもの
(A)の場合には、およそ11万回程度(一点鎖線)、
SiON膜が1000Åでその上にTEOS膜が100
0Å形成されたもの(B)の場合には、およそ12万回
程度(二鎖線)となり、逆にSiON膜のみ(C)の場
合には、およそ10万回程度(三点鎖線)となり、Si
ON膜の単層であるよりもTEOS膜との積層構造の方
が、サイクル寿命の向上が見られ、しかもSiON膜は
ある程度の膜厚(例えば、500〜1500Å)が必要
であることが判った。
【0046】更に言えば、実験していないため仮定の話
となるが、2000Å以上の膜厚のSiON膜を形成
し、その上をTEOS膜で被覆した場合においてもサイ
クル寿命の向上が図れるかもしれないが、SiON膜の
膜厚が厚くなると、前述した無機のSiON膜が持つカ
バレッジ性が劣るとか、クラックやボイド等が発生し易
いといった欠点が強調されて、サイクル寿命の低下を招
くことが懸念される。
【0047】また、金属配線10Bの下面(下層の層間
絶縁膜9上面)にバリア膜20を形成しても良く、要は
バリア膜20を構成するSiON膜(成膜温度、およそ
400℃)を成膜した後工程で、高温熱処理が施されな
い箇所に形成すれば良いことになり、SiON膜を成膜
した後の熱処理は450℃〜550℃が限界である。従
って、下層の層間絶縁膜9を構成するBPSG膜(成膜
温度、およそ700℃)の上層に形成する必要がある。
【0048】尚、バリア膜20を構成する膜質として、
SiN膜を用いることも考えられるが、この場合におけ
るSiON膜との比較をしてみる。先ず、SiN膜は、
SiON膜に比べてTEOS膜(屈折率、およそ1.4
6)との屈折率の差(SiN膜>SiON膜)が大き
く、層間絶縁膜の残膜測定ができない。また、SiN膜
(誘電率、およそ7)は、SiON膜(誘電率、およそ
4.4〜4.8)に比べて誘電率が大きく、配線間の線
間容量が大きくなる。更にSiN膜は、SiON膜に比
べてHを大量に含んでおり、ホットキャリア耐性を低下
させるといった問題がある。
【0049】更に言えば、金属配線10B下のBPSG
膜下にSiN膜を形成した場合には、以下の問題が生じ
るおそれがある。即ち、BPSG膜とSiN膜とのエッ
チングレート差が大きく、コンタクトホールを形成させ
た際の形状悪化(コンタクトホールの側壁にSiN膜が
ひさし状に飛び出し、このひさしがタングステンプラグ
を形成した際に、いわゆるボルケーノの発生原因とな
る。)する。また、上述したように誘電率や残膜測定が
できないといった問題が懸念される。
【0050】また、本発明の実施形態では、スプリット
ゲート型フラッシュメモリに本発明を適用した実施の形
態について説明したが、本発明はこれに限らず、スタッ
クトゲート型フラッシュメモリに適用しても良い。
【発明の効果】本発明によれば、メモリセル部を被覆す
るようにバリア膜としてSiON膜を形成し、このSi
ON膜上に形成するプラズマCVD法による酸化膜,S
OG膜等から成る層間絶縁膜の平坦化処理工程におい
て、このSiON膜上に接するプラズマCVD法による
酸化膜が完全に除去されない程度にエッチバックするこ
とで、カバレッジの劣るSiON膜がこのSiON膜に
比してカバレッジの良い有機な膜質であるプラズマCV
D法による酸化膜で被覆されるため、SiON膜のバリ
ア性を向上させることができる。
【0051】従って、従来のように層間絶縁膜から水分
や水素原子等が拡散してトンネル酸化膜内に入り込んで
トラップサイトを形成することを抑止でき、トラップア
ップレートの改善が図れ、エンデュランス特性が向上
し、データの書き換え回数を延ばすことができ、メモリ
セル部の動作寿命を延長させることができる。
【0052】また、前記バリア膜により、層間絶縁膜か
らの水素や水素原子等がゲート酸化膜にトラップされる
ことも抑止できるので、トランジスタのホットキャリア
耐性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す断面図である。
【図2】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す断面図である。
【図3】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す断面図である。
【図4】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す断面図である。
【図5】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す断面図である。
【図6】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す断面図である。
【図7】不揮発性半導体記憶装置のサイクル寿命を示す
図である。
【図8】不揮発性半導体記憶装置のサイクル寿命を示す
図である。
【図9】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセル部
の構造を示す平面図である。
【図10】図9の一部断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 和央 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斉藤 公英 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 鹿沼 洋一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 川合 亮 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F001 AA21 AA22 AA25 AA63 AB03 AC02 AC06 AC20 AD12 AD41 AE02 AE08 AE40 AF07 AG21 5F083 EP02 EP23 EP24 ER02 ER05 ER09 ER14 ER17 ER22 GA21 GA25 JA35 JA36 JA39 JA56 MA06 MA16 MA20 PR21 PR36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型のシリコン基板上に形成された
    フローティングゲートと、このフローティングゲートを
    被覆する絶縁膜と、この絶縁膜を介して前記フローティ
    ングゲート上に重なる領域を持つように形成されるコン
    トロールゲートと、前記フローティングゲート及び前記
    コントロールゲートに隣接する前記シリコン基板の表面
    に形成される逆導電型の拡散領域と、前記コントロール
    ゲート及び/またはこの拡散領域にコンタクト接続され
    る金属配線と、これらから構成されるメモリセル部上層
    を被覆するように平坦化処理が施された層間絶縁膜とを
    備えた不揮発性半導体記憶装置において、 前記金属配線と層間絶縁膜との間に、前記層間絶縁膜内
    に含まれる水分や水素原子の拡散を防止するバリア膜
    と、 前記バリア膜を被覆するプラズマCVD法による酸化膜
    とが形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 一導電型のシリコン基板上に形成された
    フローティングゲートと、 前記フローティングゲートを被覆するトンネル酸化膜
    と、 前記トンネル酸化膜を介して前記フローティングゲート
    上に重なる領域を持つように形成されるコントロールゲ
    ートと、 前記フローティングゲート及び前記コントロールゲート
    に隣接する前記シリコン基板の表面に形成される逆導電
    型の拡散領域と、 下層の層間絶縁膜を介して前記コントロールゲート及び
    /または前記拡散領域にコンタクト接続される金属配線
    と、 これらから構成されるメモリセル部上層を被覆するよう
    に形成される上層の層間絶縁膜の下層に、層間絶縁膜内
    に含まれる水分や水素原子の拡散を防止するバリア膜
    と、 前記バリア膜を被覆するようにプラズマCVD法による
    酸化膜とSOG膜とプラズマCVD法による酸化膜等か
    ら成り、前記バリア膜に接するプラズマCVD法による
    酸化膜がバリア膜上に残膜するようにエッチバックする
    ことで平坦化処理が施された層間絶縁膜とを具備したこ
    とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記バリア膜がSiON膜であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記バリア膜は、N2O,SiH4あるい
    はN2O,N2,SiH4あるいはNH3,N2O,SiH4
    等から成る成膜ガスを用いてプラズマCVD法により成
    膜されたSiON膜であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2または請求項3に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】 前記バリア膜を構成するSiON膜が、
    およそ250sccm乃至550sccmの範囲内のシ
    ラン流量条件で成膜されたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2または請求項3または請求項4に記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記バリア膜を構成するSiON膜の屈
    折率が、およそ1.5乃至1.6の範囲内であることを
    特徴とする請求項1または請求項2または請求項3また
    は請求項4または請求項5に記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  7. 【請求項7】 一導電型のシリコン基板の表面を熱酸化
    してゲート酸化膜を形成する工程と、 前記ゲート酸化膜上に第1の導電膜を形成した後にこの
    第1の導電膜をパターニングしてフローティングゲート
    を形成する工程と、 前記フローティングゲートを被覆するようにトンネル酸
    化膜を形成する工程と、 前記トンネル酸化膜上に第2の導電膜を形成した後にこ
    の第2の導電膜をパターニングしてトンネル酸化膜を介
    して前記フローティングゲート上に重なる領域を持つよ
    うにコントロールゲートを形成する工程と、 前記フローティングゲート及びコントロールゲートに隣
    接するように前記基板表層に逆導電型の拡散領域を形成
    する工程と、 下層の層間絶縁膜を介して前記コントロールゲート及び
    /または前記拡散領域にコンタクト接続する金属配線を
    形成する工程と、 これらから構成されるメモリセル部上層を被覆する上層
    の層間絶縁膜の下層に、この層間絶縁膜内に含まれる水
    分や水素原子の拡散を防止するバリア膜を形成する工程
    と、 前記バリア膜を被覆するようにプラズマCVD法による
    酸化膜とSOG膜とプラズマCVD法による酸化膜等か
    ら成る平坦化処理が施された層間絶縁膜を具備したこと
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 一導電型のシリコン基板の表面を熱酸化
    してゲート酸化膜を形成する工程と、 前記ゲート酸化膜上に第1の導電膜を形成し、この第1
    の導電膜上に所定のパターンの開口を有する耐酸化膜を
    形成した後に、前記開口に応じて前記第1の導電膜を選
    択酸化して選択酸化膜を形成する工程と、 前記選択酸化膜をマスクにして前記第1の導電膜をエッ
    チングして上部に先鋭な角部を有するフローティングゲ
    ートを形成する工程と、 前記フローティングゲートを被覆するようにトンネル酸
    化膜を形成する工程と、 前記トンネル酸化膜上に第2の導電膜を形成した後にこ
    の第2の導電膜をパターニングしてトンネル酸化膜を介
    して前記フローティングゲート上に重なる領域を持つよ
    うにコントロールゲートを形成する工程と、 前記フローティングゲート及びコントロールゲートに隣
    接するように前記基板表層に逆導電型の拡散領域を形成
    する工程と、 下層の層間絶縁膜を介して前記コントロールゲート及び
    /または前記拡散領域にコンタクト接続する金属配線を
    形成する工程と、 これらから構成されるメモリセル部上層を被覆する上層
    の層間絶縁膜の下層に、この層間絶縁膜内に含まれる水
    分や水素原子の拡散を防止するバリア膜を形成する工程
    と、 前記バリア膜を被覆するようにプラズマCVD法による
    酸化膜とSOG膜とプラズマCVD法による酸化膜等か
    ら成り、前記バリア膜に接するCVD酸化膜がバリア膜
    上に残膜するようにエッチバックすることで平坦化処理
    が施された層間絶縁膜を形成する工程とを具備したこと
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記バリア膜がSiON膜であることを
    特徴とする請求項7または請求項8に記載の不揮発性半
    導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記バリア膜は、N2O,SiH4ある
    いはN2O,N2,SiH4あるいはNH3,N2O,Si
    4等から成る成膜ガスを用いてプラズマCVD法によ
    り成膜されたSiON膜であることを特徴とする請求項
    7または請求項8または請求項9に記載の不揮発性半導
    体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記バリア膜を構成するSiON膜
    が、およそ250sccm乃至550sccmの範囲内
    のシラン流量条件で成膜されたことを特徴とする請求項
    7または請求項8または請求項9または請求項10に記
    載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記バリア膜を構成するSiON膜の
    屈折率が、およそ1.5乃至1.6の範囲内であること
    を特徴とする請求項7または請求項8または請求項9ま
    たは請求項10または請求項11に記載の不揮発性半導
    体記憶装置の製造方法。
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