JP2001028362A - 半導体装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法及び製造装置Info
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- JP2001028362A JP2001028362A JP11201490A JP20149099A JP2001028362A JP 2001028362 A JP2001028362 A JP 2001028362A JP 11201490 A JP11201490 A JP 11201490A JP 20149099 A JP20149099 A JP 20149099A JP 2001028362 A JP2001028362 A JP 2001028362A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02C—CAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
- Y02C20/00—Capture or disposal of greenhouse gases
- Y02C20/30—Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドライエッチング工程における地球温暖化ガ
スの排出量を抑制する。 【解決手段】 弗素元素と炭素元素を主成分とする固体
211を、被処理基体201が収納された反応容器とは
別の領域で励起してフロロカーボンガスを生成し、固体
の励起領域と反応容器との間に生成させた、酸素元素を
含むガスのプラズマ210によって、そのフロロカーボ
ンガスをF、CO、CO2、COF、COF2等に分解
/して処理容器202内に導入する。
スの排出量を抑制する。 【解決手段】 弗素元素と炭素元素を主成分とする固体
211を、被処理基体201が収納された反応容器とは
別の領域で励起してフロロカーボンガスを生成し、固体
の励起領域と反応容器との間に生成させた、酸素元素を
含むガスのプラズマ210によって、そのフロロカーボ
ンガスをF、CO、CO2、COF、COF2等に分解
/して処理容器202内に導入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子の製造工
程に係わり、特に素子形成基板上の薄膜のドライエッチ
ング技術や、チャンバ内付着物のドライクリーニング技
術に関する。
程に係わり、特に素子形成基板上の薄膜のドライエッチ
ング技術や、チャンバ内付着物のドライクリーニング技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】チャンバー外部でプラズマを発生させ、
生成したF原子をチャンバー内に導入してウエハ表面の
Si等を除去するケミカルドライエッチング工程や、チ
ャンバ内壁等に付着した膜のクリーニング工程などで
は、これまでCF4ガスが広く用いられてきた。これ
は、CF4ガスは、人体に対する毒性が低く、安定かつ
不燃性であるため取り扱いが容易であること、その一方
で、放電等で励起、分解することによって、CF4ガス
からエッチングに必要なF原子等の活性種を比較的容易
に得ることができること等の理由による。但し放電等で
分解して活性なエッチング種となるのはガスの一部分で
あり、反応容器内に導入されたCF4ガスの大半は未分
解のまま反応容器から排気される。反応容器から排気さ
れたCF4ガスは、人体に対する安全性の高さ故に、従
来はそのまま大気中へ排出されていた。
生成したF原子をチャンバー内に導入してウエハ表面の
Si等を除去するケミカルドライエッチング工程や、チ
ャンバ内壁等に付着した膜のクリーニング工程などで
は、これまでCF4ガスが広く用いられてきた。これ
は、CF4ガスは、人体に対する毒性が低く、安定かつ
不燃性であるため取り扱いが容易であること、その一方
で、放電等で励起、分解することによって、CF4ガス
からエッチングに必要なF原子等の活性種を比較的容易
に得ることができること等の理由による。但し放電等で
分解して活性なエッチング種となるのはガスの一部分で
あり、反応容器内に導入されたCF4ガスの大半は未分
解のまま反応容器から排気される。反応容器から排気さ
れたCF4ガスは、人体に対する安全性の高さ故に、従
来はそのまま大気中へ排出されていた。
【0003】他方地球の温度は、入射する太陽エネルギ
ーの一部を赤外線として宇宙空間に放散することで一定
に保たれている。ところが最近、CF4ガスを初めとす
るパーフルオロカーボンガス(PFCガス)などは赤外
線吸収効率が高く、これらのガスが大気中に高濃度に存
在すると、赤外線の放射を妨げて地球の温度を上昇させ
ることが明らかになった。そのため、1997年の京都
会議で、地球温暖化を引き起こすこれら温暖化ガスの排
出削減に関する取り決めがなされた。今後は半導体製造
プロセスにおいても温暖化ガスの大気排出を抑制しなけ
ればならず、そのための技術開発が必要とされている。
ーの一部を赤外線として宇宙空間に放散することで一定
に保たれている。ところが最近、CF4ガスを初めとす
るパーフルオロカーボンガス(PFCガス)などは赤外
線吸収効率が高く、これらのガスが大気中に高濃度に存
在すると、赤外線の放射を妨げて地球の温度を上昇させ
ることが明らかになった。そのため、1997年の京都
会議で、地球温暖化を引き起こすこれら温暖化ガスの排
出削減に関する取り決めがなされた。今後は半導体製造
プロセスにおいても温暖化ガスの大気排出を抑制しなけ
ればならず、そのための技術開発が必要とされている。
【0004】そのような技術開発の一環として、使用後
の温暖化ガスを、燃焼等によって分解したり、回収して
再使用するといった検討が進められている。しかし現時
点では、ガスの分解処理や回収処理、及び回収ガスの高
純度化処理は多大の電力を消費する。この電力を生成す
るためには、例えば火力発電所で、より多くの化石燃料
を燃焼させざるを得ない。その結果、やはり温暖化ガス
であるCO2の放出量が増加したり、有限量である化石
燃料の枯渇時期が早まることが懸念されている。
の温暖化ガスを、燃焼等によって分解したり、回収して
再使用するといった検討が進められている。しかし現時
点では、ガスの分解処理や回収処理、及び回収ガスの高
純度化処理は多大の電力を消費する。この電力を生成す
るためには、例えば火力発電所で、より多くの化石燃料
を燃焼させざるを得ない。その結果、やはり温暖化ガス
であるCO2の放出量が増加したり、有限量である化石
燃料の枯渇時期が早まることが懸念されている。
【0005】従って、地球温暖化ガスの大気排出を抑制
するためには、上述したような排ガスの処理や再利用な
どのシステムを構築することに加えて、温暖化ガスの使
用量そのものを削減することが必要である。温暖化ガス
の消費量を減らすアプローチの一つとして、温暖化ガス
以外の原料を用いて、ドライエッチングやクリーニング
に必要な活性種を生成する方法がある。そのような活性
種生成原料の一つとして、大気中の寿命が短いか、赤外
線の吸収効率が小さいガス、すなわち温暖化ガス以外の
ガスが挙げられ、そのような代替ガスの開発が進められ
ている。しかし活性種をガスの放電等によって生成する
と、ガスの分解効率が100%ではないために、装置か
ら未分解ガスの排出が避けられない。温暖化ガス以外の
ガスであっても、大気中に大量に放出すれば地球環境に
何等かの悪影響を及ぼす可能性がある。
するためには、上述したような排ガスの処理や再利用な
どのシステムを構築することに加えて、温暖化ガスの使
用量そのものを削減することが必要である。温暖化ガス
の消費量を減らすアプローチの一つとして、温暖化ガス
以外の原料を用いて、ドライエッチングやクリーニング
に必要な活性種を生成する方法がある。そのような活性
種生成原料の一つとして、大気中の寿命が短いか、赤外
線の吸収効率が小さいガス、すなわち温暖化ガス以外の
ガスが挙げられ、そのような代替ガスの開発が進められ
ている。しかし活性種をガスの放電等によって生成する
と、ガスの分解効率が100%ではないために、装置か
ら未分解ガスの排出が避けられない。温暖化ガス以外の
ガスであっても、大気中に大量に放出すれば地球環境に
何等かの悪影響を及ぼす可能性がある。
【0006】他方固体を励起して気体の活性種を生成
し、その活性種を用いて処理を行えば、固体はそのまま
残るため、未反応の原料を大気排出することなくエッチ
ングを生じさせることができる。
し、その活性種を用いて処理を行えば、固体はそのまま
残るため、未反応の原料を大気排出することなくエッチ
ングを生じさせることができる。
【0007】固体からエッチングに寄与する活性種を生
成する方法として、例えば固化した塩素をレーザ光、プ
ラズマ、電磁波などによって励起して塩素ラジカルを発
生させたり、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
等の固形フッ化樹脂材料にレーザ光や放射光を照射して
CxFyラジカルを発生させる方法(特開平9−137
274、特開平11−100680)などが提案されて
いる。また、PTFEのレーザーアブレーションによっ
て発生させたCxFyラジカルと酸素ガスのECRプラ
ズマによってa−SiやWのエッチングが可能であり、
このエッチングはCFx、 CxFyラジカルとO原子
との反応で生成するF原子に起因していると考えられる
との報告がなされている(1989年(平成10年)秋
季第59回応用物理学会学術講演会,17a−Q−1
1)。
成する方法として、例えば固化した塩素をレーザ光、プ
ラズマ、電磁波などによって励起して塩素ラジカルを発
生させたり、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
等の固形フッ化樹脂材料にレーザ光や放射光を照射して
CxFyラジカルを発生させる方法(特開平9−137
274、特開平11−100680)などが提案されて
いる。また、PTFEのレーザーアブレーションによっ
て発生させたCxFyラジカルと酸素ガスのECRプラ
ズマによってa−SiやWのエッチングが可能であり、
このエッチングはCFx、 CxFyラジカルとO原子
との反応で生成するF原子に起因していると考えられる
との報告がなされている(1989年(平成10年)秋
季第59回応用物理学会学術講演会,17a−Q−1
1)。
【0008】但しチャンバー内で発生させたプラズマに
よって、CFx,CxFyラジカルの全てをO原子と反
応させることは容易ではない。これは、全てのCFx、
CxFyラジカルを反応させるためにはCFx、CxF
yラジカルよりも遥かに多くのO原子が必要であり、そ
のような多量のO原子を生成するためにはチャンバ内で
高密度のプラズマを発生させなければならないが、チャ
ンバによっては、チャンバ構造や部材等による制限のた
め、内部で高密度プラズマを発生させることが難しいた
めである。
よって、CFx,CxFyラジカルの全てをO原子と反
応させることは容易ではない。これは、全てのCFx、
CxFyラジカルを反応させるためにはCFx、CxF
yラジカルよりも遥かに多くのO原子が必要であり、そ
のような多量のO原子を生成するためにはチャンバ内で
高密度のプラズマを発生させなければならないが、チャ
ンバによっては、チャンバ構造や部材等による制限のた
め、内部で高密度プラズマを発生させることが難しいた
めである。
【0009】また一般に、チャンバー内でF原子を発生
させてクリーニングを行う場合、F原子はa−SiやW
といった被クリーニング材と100%反応する訳ではな
いため、未反応のF原子がチャンバー外に排気される。
させてクリーニングを行う場合、F原子はa−SiやW
といった被クリーニング材と100%反応する訳ではな
いため、未反応のF原子がチャンバー外に排気される。
【0010】しかしチャンバーからCFx,CxFyラ
ジカルやF原子が排出されると、排気配管の途中でCF
x,CxFyラジカルが互いに結合したり、CFx,C
xF yラジカルとF原子が結合する反応が生じ、CF4
やC2F6等の大気温暖化効率が高いPFCガスが形成
される。
ジカルやF原子が排出されると、排気配管の途中でCF
x,CxFyラジカルが互いに結合したり、CFx,C
xF yラジカルとF原子が結合する反応が生じ、CF4
やC2F6等の大気温暖化効率が高いPFCガスが形成
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、半導
体素子製造工程、特にドライエッチング工程やクリーニ
ング工程では、CF4等のPFCガスが多量に使用され
ている。従来は、未分解のこれらガスをそのまま大気放
出していた。しかしPFCガスの大気温暖化効率が高
く、大気中のPFCガス濃度が高まると地球の温度が上
昇する危険性が高いことが明らかになり、今後はPFC
の大気放出を抑制しなければならない。
体素子製造工程、特にドライエッチング工程やクリーニ
ング工程では、CF4等のPFCガスが多量に使用され
ている。従来は、未分解のこれらガスをそのまま大気放
出していた。しかしPFCガスの大気温暖化効率が高
く、大気中のPFCガス濃度が高まると地球の温度が上
昇する危険性が高いことが明らかになり、今後はPFC
の大気放出を抑制しなければならない。
【0012】他方、ガス以外の原料からエッチング種を
生成する方法として、固体を励起する方法が提案されて
いる。例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)のレーザーアブレーションで生成したCxFyラジ
カルと酸素ガスのプラズマによってa−SiやW等をエ
ッチングすることができる。しかしチャンバー内で全て
のCxFyラジカルを反応させることは難しく、未反応
のCxFyラジカルがチャンバーから排気されてCxF
yラジカル同士、或いはCxFyラジカルとF原子との
結合反応によって、温暖化効率が高いPFCガスが生成
する問題が生じていた。
生成する方法として、固体を励起する方法が提案されて
いる。例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)のレーザーアブレーションで生成したCxFyラジ
カルと酸素ガスのプラズマによってa−SiやW等をエ
ッチングすることができる。しかしチャンバー内で全て
のCxFyラジカルを反応させることは難しく、未反応
のCxFyラジカルがチャンバーから排気されてCxF
yラジカル同士、或いはCxFyラジカルとF原子との
結合反応によって、温暖化効率が高いPFCガスが生成
する問題が生じていた。
【0013】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、チャンバーの排気ガス中にPFCガスがほとんど含
まれない、ケミカルドライエッチングやチャンバードラ
イクリーニングを実現する方法と装置を提供することを
目的としている。
で、チャンバーの排気ガス中にPFCガスがほとんど含
まれない、ケミカルドライエッチングやチャンバードラ
イクリーニングを実現する方法と装置を提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、弗素元
素と炭素元素を主成分とする固体を、被処理基体を収納
した反応容器とは別の領域で励起してフロロカーボンガ
スを生成し、前記固体の励起領域と前記反応容器との間
に生成させた酸素元素を含むガスのプラズマによって、
前記フロロカーボンガスをF,CO,CO2,COF,
COF2のいずれかに分解させた後に前記反応容器内に
導入することにある。
素と炭素元素を主成分とする固体を、被処理基体を収納
した反応容器とは別の領域で励起してフロロカーボンガ
スを生成し、前記固体の励起領域と前記反応容器との間
に生成させた酸素元素を含むガスのプラズマによって、
前記フロロカーボンガスをF,CO,CO2,COF,
COF2のいずれかに分解させた後に前記反応容器内に
導入することにある。
【0015】本発明はまた、被処理基体を収納する反応
容器と、前記反応容器と接続された放電容器と、酸素元
素を含むガスを前記放電容器内に導入する手段と、前記
放電容器内で前記ガスのプラズマを発生させる手段と、
前記反応容器とは別の領域で弗素元素と炭素元素を主成
分とする固体を励起してフロロカーボンガスを生成させ
る手段と、前記フロロカーボンガスを前記プラズマ内に
導入してF、CO、CO2、COF、COF2のいずれ
かに分解させる手段と、前記F、CO、CO2 、CO
F、COF2のいずれかを含むガスを前記反応容器内に
導入する手段を備えたことを特徴とする半導体装置の製
造装置を提供するものである。
容器と、前記反応容器と接続された放電容器と、酸素元
素を含むガスを前記放電容器内に導入する手段と、前記
放電容器内で前記ガスのプラズマを発生させる手段と、
前記反応容器とは別の領域で弗素元素と炭素元素を主成
分とする固体を励起してフロロカーボンガスを生成させ
る手段と、前記フロロカーボンガスを前記プラズマ内に
導入してF、CO、CO2、COF、COF2のいずれ
かに分解させる手段と、前記F、CO、CO2 、CO
F、COF2のいずれかを含むガスを前記反応容器内に
導入する手段を備えたことを特徴とする半導体装置の製
造装置を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0017】まず、本発明の第1の実施形態であるシリ
コンとシリコン酸化膜のエッチングについて説明する。
コンとシリコン酸化膜のエッチングについて説明する。
【0018】図1,図2は、本実施'形態で用いるドラ
イエッチング装置の概略図である。
イエッチング装置の概略図である。
【0019】図1のエッチング装置において、試料10
1は処理容器102内の試料台103上に載置される。
また処理容器102には放電管104の一端が接続され
ており、放電管104の他端が接続されたガス導入口1
05から導入されたガスは、放電管104を通って処理
容器102に導入され、真空ポンプ(図示せず)と接続
されたガス排気口106から排気される。
1は処理容器102内の試料台103上に載置される。
また処理容器102には放電管104の一端が接続され
ており、放電管104の他端が接続されたガス導入口1
05から導入されたガスは、放電管104を通って処理
容器102に導入され、真空ポンプ(図示せず)と接続
されたガス排気口106から排気される。
【0020】またRF電源107から発生する13.5
6MHzの高周波は試料台103と対向電極108に印
加され、試料台103と対向電極108の間に、処理容
器102内に導入されたガスのプラズマ109を発生さ
せることができる。他方マイクロ波電源110から発生
する2.45GHzのマイクロ波は導波管111を介し
てキャビティ112に伝達され、放電管104内に導入
されたガスのプラズマ113を生成させることが可能で
ある。なお本実施形態においては、放電管104内にP
TFE(ポリテトラフルオロエチレン)製の管114を
挿入した。
6MHzの高周波は試料台103と対向電極108に印
加され、試料台103と対向電極108の間に、処理容
器102内に導入されたガスのプラズマ109を発生さ
せることができる。他方マイクロ波電源110から発生
する2.45GHzのマイクロ波は導波管111を介し
てキャビティ112に伝達され、放電管104内に導入
されたガスのプラズマ113を生成させることが可能で
ある。なお本実施形態においては、放電管104内にP
TFE(ポリテトラフルオロエチレン)製の管114を
挿入した。
【0021】他方図2に示したエッチング装置では、試
料201は処理容器202内の試料台203上に載置さ
れる。また処理容器202には放電管204の一端が接
続されており、放電管204の他端に接続されたガス導
入口205から導入されたガスは、放電管204を通っ
て処理容器202に導入され、真空ポンプ(図示せず)
と接続されたガス排気口206から排気される。
料201は処理容器202内の試料台203上に載置さ
れる。また処理容器202には放電管204の一端が接
続されており、放電管204の他端に接続されたガス導
入口205から導入されたガスは、放電管204を通っ
て処理容器202に導入され、真空ポンプ(図示せず)
と接続されたガス排気口206から排気される。
【0022】またマイクロ波電源207から発生する
2.45GHzのマイクロ波は導波管208を介してキ
ャビティ209に伝達され、放電管204内に導入され
たガスのプラズマ210を生成させることが可能であ
る。なお本実施形態においては、放電管204内の上流
端にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製板21
1を設置した。
2.45GHzのマイクロ波は導波管208を介してキ
ャビティ209に伝達され、放電管204内に導入され
たガスのプラズマ210を生成させることが可能であ
る。なお本実施形態においては、放電管204内の上流
端にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製板21
1を設置した。
【0023】次に主として従来技術による、図1に示し
た装置を用いたシリコンのエッチングについて述べる。
た装置を用いたシリコンのエッチングについて述べる。
【0024】まずn型、比抵抗1〜4Ω・cmのシリコ
ンウエハ101を、希弗酸処理によって表面の自然酸化
膜を除去した後に処理容器102内の試料台103上に
載置し、処理容器102内を真空排気した。
ンウエハ101を、希弗酸処理によって表面の自然酸化
膜を除去した後に処理容器102内の試料台103上に
載置し、処理容器102内を真空排気した。
【0025】次にガス導入口105から0.5sccm
の酸素ガスを導入し、処理容器102内の圧力を約5P
aに保持しながら、出力50Wでマイクロ波電源110
から発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管1
14に供給し、放電管104内で酸素ガスのプラズマ1
13を発生させた。
の酸素ガスを導入し、処理容器102内の圧力を約5P
aに保持しながら、出力50Wでマイクロ波電源110
から発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管1
14に供給し、放電管104内で酸素ガスのプラズマ1
13を発生させた。
【0026】放電管104内の酸素プラズマ113に曝
露されることでPTFE管は分解するが、酸素ガスとそ
の分解ガスを含むガスを処理容器102内に導入した。
ここでその導入の際に、RF電源107から出力100
Wで発生させた13.56MHzの高周波を対向電極1
08に印加し、処理容器内でプラズマ109を発生させ
る処理と発生させない処理を行い、両者のシリコンエッ
チング特性を比較した。
露されることでPTFE管は分解するが、酸素ガスとそ
の分解ガスを含むガスを処理容器102内に導入した。
ここでその導入の際に、RF電源107から出力100
Wで発生させた13.56MHzの高周波を対向電極1
08に印加し、処理容器内でプラズマ109を発生させ
る処理と発生させない処理を行い、両者のシリコンエッ
チング特性を比較した。
【0027】PTFE管は構成元素としてF元素を有し
ているため、PTFE管の分解ガス中にはF原子が含有
されており、その分解ガスを含むガスにシリコン101
を晒すとシリコン101はエッチングされることが予測
された。しかし、処理容器102内でプラズマ109を
発生させた場合には、シリコン101は約1μm/分の
速度でエッチングされたのに対し、プラズマ109を発
生させない場合にはシリコン101はエッチングされ
ず、逆にその表面には薄膜が形成した。
ているため、PTFE管の分解ガス中にはF原子が含有
されており、その分解ガスを含むガスにシリコン101
を晒すとシリコン101はエッチングされることが予測
された。しかし、処理容器102内でプラズマ109を
発生させた場合には、シリコン101は約1μm/分の
速度でエッチングされたのに対し、プラズマ109を発
生させない場合にはシリコン101はエッチングされ
ず、逆にその表面には薄膜が形成した。
【0028】この薄膜をXPS(X線光電子分光法)で
分析したところ、膜の組成はC34%,F65%,O1
%であった。さらに、C1sのスペクトルはCF2に帰
属される位置にメインピークを持ち、CF3とCFに帰
属されるピークはわずかしか観測されなかった。
分析したところ、膜の組成はC34%,F65%,O1
%であった。さらに、C1sのスペクトルはCF2に帰
属される位置にメインピークを持ち、CF3とCFに帰
属されるピークはわずかしか観測されなかった。
【0029】また処理容器102内に導入される、PT
FEのプラズマ分解ガスを含む酸素ガスを質量分析器
(図1には図示せず)で分析したところ、O2,COx
(x=1,2),COFy(y=1,2),CvFwが
検出された。
FEのプラズマ分解ガスを含む酸素ガスを質量分析器
(図1には図示せず)で分析したところ、O2,COx
(x=1,2),COFy(y=1,2),CvFwが
検出された。
【0030】以上の分析結果から、CF2から構成され
るPTFEが酸素プラズマで分解することで、CF2等
のフロロカーボンラジカルが多量に生成して処理容器1
02内に導入され、処理容器102内でプラズマ109
を発生させない場合は、そのフロロカーボンラジカルが
シリコン101の表面で重合反応を起こして薄膜を形成
したものと考えられる。他方処理容器102内でプラズ
マ109を発生させると、フロロカーボンラジカルの重
合反応が抑制されると共に、プラズマ内の電子衝撃によ
る分解やO2やO原子との反応が生じてシリコン表面で
のフロロカーボンラジカル濃度が減少し、同時に生成す
るF原子やFイオンによってシリコン101がエッチン
グされたと説明される。
るPTFEが酸素プラズマで分解することで、CF2等
のフロロカーボンラジカルが多量に生成して処理容器1
02内に導入され、処理容器102内でプラズマ109
を発生させない場合は、そのフロロカーボンラジカルが
シリコン101の表面で重合反応を起こして薄膜を形成
したものと考えられる。他方処理容器102内でプラズ
マ109を発生させると、フロロカーボンラジカルの重
合反応が抑制されると共に、プラズマ内の電子衝撃によ
る分解やO2やO原子との反応が生じてシリコン表面で
のフロロカーボンラジカル濃度が減少し、同時に生成す
るF原子やFイオンによってシリコン101がエッチン
グされたと説明される。
【0031】このように、PTFEのプラズマ分解によ
って生成させたフロロカーボンガスを処理容器102内
に導入し、処理容器102内で酸素プラズマを発生させ
ると、処理容器102内のシリコン101をエッチング
することが可能である。
って生成させたフロロカーボンガスを処理容器102内
に導入し、処理容器102内で酸素プラズマを発生させ
ると、処理容器102内のシリコン101をエッチング
することが可能である。
【0032】しかしガス排気口106と接続された真空
ポンプの排気ガスをGC−MS(ガスクロマトグラフ質
量分析法)で分析したところ、CF4やC2F6といっ
た、大気温暖化効率が高いガスが約6%も含有されてい
た。このCF4,C2F6等は、ガス排気口106から
未反応のCF2やF等が排出され、真空ポンプから排出
されるまでの間に、それらがCF2+2F→CF4,2
CF2+2F→C2F 6等の反応を起こして生成したも
のと推測される。
ポンプの排気ガスをGC−MS(ガスクロマトグラフ質
量分析法)で分析したところ、CF4やC2F6といっ
た、大気温暖化効率が高いガスが約6%も含有されてい
た。このCF4,C2F6等は、ガス排気口106から
未反応のCF2やF等が排出され、真空ポンプから排出
されるまでの間に、それらがCF2+2F→CF4,2
CF2+2F→C2F 6等の反応を起こして生成したも
のと推測される。
【0033】対向電極108に印加する高周波の出力を
上げると、真空ポンプの排気ガス中に含まれるPFCガ
ス濃度は減少する傾向にあった。しかしRF電源107
から、この電源の最大出力である200Wの高周波を発
生させて対向電極108に印加した場合でも、排気ガス
中には、PFCガスが約4%も含まれていた。
上げると、真空ポンプの排気ガス中に含まれるPFCガ
ス濃度は減少する傾向にあった。しかしRF電源107
から、この電源の最大出力である200Wの高周波を発
生させて対向電極108に印加した場合でも、排気ガス
中には、PFCガスが約4%も含まれていた。
【0034】次に本発明による図2のエッチング装置を
用いたシリコンとシリコン酸化膜のドライエッチングに
ついて説明する。
用いたシリコンとシリコン酸化膜のドライエッチングに
ついて説明する。
【0035】まずn型、比抵抗1〜4Ω・cmのシリコ
ンウエハを、1000℃の乾燥酸素中で熱酸化し、厚さ
約100nmの熱酸化膜を形成した。次に熱酸化膜の上
にレジストを塗布し、PEPによってそのレジストをパ
ターニングした後、弗酸弗化アンモニウム緩衝溶液によ
ってレジストをマスクとして熱酸化膜をパターニングし
た。その後H2SO4/H2O2溶液を用いてレジスト
を除去した。
ンウエハを、1000℃の乾燥酸素中で熱酸化し、厚さ
約100nmの熱酸化膜を形成した。次に熱酸化膜の上
にレジストを塗布し、PEPによってそのレジストをパ
ターニングした後、弗酸弗化アンモニウム緩衝溶液によ
ってレジストをマスクとして熱酸化膜をパターニングし
た。その後H2SO4/H2O2溶液を用いてレジスト
を除去した。
【0036】このようにして形成した、熱酸化膜とシリ
コンを表面に有するシリコン201を、希弗酸処理によ
ってシリコン表面の自然酸化膜を除去した後に、処理容
器202内の試料台203上に載置し、処理容器202
内を真空排気した。
コンを表面に有するシリコン201を、希弗酸処理によ
ってシリコン表面の自然酸化膜を除去した後に、処理容
器202内の試料台203上に載置し、処理容器202
内を真空排気した。
【0037】次にガス導入口205から0.5sccm
の酸素ガスを導入し、処理容器202内の圧力を約5P
aに保持しながら、50Wの出力でマイクロ波電源20
7から発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管
204に供給し、放電管204内で酸素ガスのプラズマ
210を発生させた。この時、放電管204内の上流端
に収納していたPTFE板211は、プラズマ210の
上流部分と接触して分解された。
の酸素ガスを導入し、処理容器202内の圧力を約5P
aに保持しながら、50Wの出力でマイクロ波電源20
7から発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管
204に供給し、放電管204内で酸素ガスのプラズマ
210を発生させた。この時、放電管204内の上流端
に収納していたPTFE板211は、プラズマ210の
上流部分と接触して分解された。
【0038】PTFE板211の分解ガスと酸素ガスを
含むガスを放電管204から処理容器202に導入した
ところ、シリコンは約560nm/分、熱酸化シリコン
膜は約33nm/分の速度でエッチングされた。
含むガスを放電管204から処理容器202に導入した
ところ、シリコンは約560nm/分、熱酸化シリコン
膜は約33nm/分の速度でエッチングされた。
【0039】処理容器202内に導入される、PTFE
板の分解ガスと酸素ガスを含むガスを質量分析器(図2
には図示せず)で分析したところ、O2,COx(x=
1,2),COFy(y=1,2),F2は多量に検出
されたが、CvFwの信号強度は小さかった。またガス
排気口106と接続された真空ポンプの排気ガスをGC
−MSで分析したところ、CF4やC2F6といった、
大気温暖化効率が高いガスは約0.2%程度しか含有さ
れていなかった。
板の分解ガスと酸素ガスを含むガスを質量分析器(図2
には図示せず)で分析したところ、O2,COx(x=
1,2),COFy(y=1,2),F2は多量に検出
されたが、CvFwの信号強度は小さかった。またガス
排気口106と接続された真空ポンプの排気ガスをGC
−MSで分析したところ、CF4やC2F6といった、
大気温暖化効率が高いガスは約0.2%程度しか含有さ
れていなかった。
【0040】酸素プラズマ210の上流部分と接触した
PTFE板が分解するとCF2等のフロロカーボンラジ
カルが形成されると考えられる。しかし酸素プラズマ2
10内で、このフロロカーボンラジカルは、ほとんど分
解するか酸素と反応する。このため、放電管204内か
ら処理容器202内に導入されるガス中にフロロカーボ
ンラジカルはほとんど含有されておらず、処理容器20
2の排気ガス中でPFCが形成されなかったものと考え
られる。
PTFE板が分解するとCF2等のフロロカーボンラジ
カルが形成されると考えられる。しかし酸素プラズマ2
10内で、このフロロカーボンラジカルは、ほとんど分
解するか酸素と反応する。このため、放電管204内か
ら処理容器202内に導入されるガス中にフロロカーボ
ンラジカルはほとんど含有されておらず、処理容器20
2の排気ガス中でPFCが形成されなかったものと考え
られる。
【0041】図1に示した装置よりも図2に示した装置
の方が、真空ポンプの排出ガス中のPFC濃度が小さい
理由は、図2の装置の方が図1の装置よりも、PTFE
が酸素プラズマに曝露されて分解する面積が小さく、従
ってフロロカーボンラジカルの生成量が少ないのに対
し、酸素プラズマの発生領域は逆に図2の装置の方が大
きく、図2の装置では、このプラズマ領域で、ほとんど
のフロロカーボンラジカルが分解反応や酸素との反応を
起こしたためと説明される。
の方が、真空ポンプの排出ガス中のPFC濃度が小さい
理由は、図2の装置の方が図1の装置よりも、PTFE
が酸素プラズマに曝露されて分解する面積が小さく、従
ってフロロカーボンラジカルの生成量が少ないのに対
し、酸素プラズマの発生領域は逆に図2の装置の方が大
きく、図2の装置では、このプラズマ領域で、ほとんど
のフロロカーボンラジカルが分解反応や酸素との反応を
起こしたためと説明される。
【0042】このように本発明を用いることで、大気温
暖化効率が高いPFCガスをほとんど排出することな
く、シリコンやシリコン酸化膜をエッチングすることが
可能となった。なお図2に示した装置ではプラズマと試
料が離れているため、図1の装置に比べて試料がイオン
衝撃によるダメージを受けない点も、従来方法に対する
利点として挙げられる。
暖化効率が高いPFCガスをほとんど排出することな
く、シリコンやシリコン酸化膜をエッチングすることが
可能となった。なお図2に示した装置ではプラズマと試
料が離れているため、図1の装置に比べて試料がイオン
衝撃によるダメージを受けない点も、従来方法に対する
利点として挙げられる。
【0043】また本実施形態では試料上のシリコンと熱
酸化シリコンのエッチングを行ったが、CVDなどでチ
ャンバ内に付着したシリコンや酸化シリコンのクリーニ
ングや、試料表面やチャンバ内の、a−SiやW等のF
原子でエッチング可能な材料のドライエッチングに適用
することもできる。
酸化シリコンのエッチングを行ったが、CVDなどでチ
ャンバ内に付着したシリコンや酸化シリコンのクリーニ
ングや、試料表面やチャンバ内の、a−SiやW等のF
原子でエッチング可能な材料のドライエッチングに適用
することもできる。
【0044】また上述した実施形態ではPTFEを分解
させたが、PTFE以外の弗素と炭素を主成分とする固
体を分解させても良い。但しその固体は、Cと結合する
Fの数は少ない程良い。これは、CF3ラジカルとF原
子が結合する反応の速度が高いため、例えばCF3が含
有されている固体をプラズマで分解すると、その固体か
ら生成したCF3ラジカルが下流のプラズマで完全に分
解しなかった場合には、チャンバの排気配管内等でCF
4が生成しやすいためである。これに対して、CFがC
F4になるためには4個のF原子と結合反応を起こさな
ければならず、さらにCF+F→CF2の反応速度がC
F3+F→CF4の反応速度の4桁程度も小さいため、
CFしか含まない固体(弗化黒鉛(CF)nなど)をプ
ラズマで分解すると、生成したCFが下流のプラズマで
完全に分解しなくてもCF4は生成しにくい。
させたが、PTFE以外の弗素と炭素を主成分とする固
体を分解させても良い。但しその固体は、Cと結合する
Fの数は少ない程良い。これは、CF3ラジカルとF原
子が結合する反応の速度が高いため、例えばCF3が含
有されている固体をプラズマで分解すると、その固体か
ら生成したCF3ラジカルが下流のプラズマで完全に分
解しなかった場合には、チャンバの排気配管内等でCF
4が生成しやすいためである。これに対して、CFがC
F4になるためには4個のF原子と結合反応を起こさな
ければならず、さらにCF+F→CF2の反応速度がC
F3+F→CF4の反応速度の4桁程度も小さいため、
CFしか含まない固体(弗化黒鉛(CF)nなど)をプ
ラズマで分解すると、生成したCFが下流のプラズマで
完全に分解しなくてもCF4は生成しにくい。
【0045】次に本発明の第2の実施形態であるシリコ
ンとシリコン酸化膜のドライエッチングについて説明す
る。
ンとシリコン酸化膜のドライエッチングについて説明す
る。
【0046】図3は、本実施'形態で用いるドライエッ
チング装置の概略図である。
チング装置の概略図である。
【0047】本エッチング装置では、試料301は処理
容器302内の試料台303上に載置される。また処理
容器302には第一の放電管304の一端が、第一の放
電管304の他端には第二の放電管305の一端が接続
されており、第二の放電管305の他端に接続されたガ
ス導入口306から導入されたガスは、第二の放電管3
05と第一の放電管304を通って処理容器302に導
入され、ガス排気口307から排気される。
容器302内の試料台303上に載置される。また処理
容器302には第一の放電管304の一端が、第一の放
電管304の他端には第二の放電管305の一端が接続
されており、第二の放電管305の他端に接続されたガ
ス導入口306から導入されたガスは、第二の放電管3
05と第一の放電管304を通って処理容器302に導
入され、ガス排気口307から排気される。
【0048】また308,309はマイクロ波電源、3
10、311は導波管、312、313はキャビティで
あり、マイクロ波電源308,309から発生した2.
45GHzのマイクロ波は導波管310、311を介し
てキャビティ312、313に伝達され、第一の放電管
304と第二の放電管305内に導入されたガスのプラ
ズマ314、315を生成させることが可能である。な
お本実施形態においては、第一の放電管304内にPT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)製の管316を収
納した。
10、311は導波管、312、313はキャビティで
あり、マイクロ波電源308,309から発生した2.
45GHzのマイクロ波は導波管310、311を介し
てキャビティ312、313に伝達され、第一の放電管
304と第二の放電管305内に導入されたガスのプラ
ズマ314、315を生成させることが可能である。な
お本実施形態においては、第一の放電管304内にPT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)製の管316を収
納した。
【0049】次に本実施形態におけるシリコンと熱酸化
シリコン膜のエッチングについて説明する。
シリコン膜のエッチングについて説明する。
【0050】まず第一の実施形態で述べた方法により、
熱酸化膜とシリコンを表面に有するシリコン201(n
型、比抵抗1〜4Ω・cm、(100))を準備し、希
弗酸処理によってシリコン表面の自然酸化膜を除去した
後に、処理容器302内の試料台303上に載置し、処
理容器302内を真空排気した。
熱酸化膜とシリコンを表面に有するシリコン201(n
型、比抵抗1〜4Ω・cm、(100))を準備し、希
弗酸処理によってシリコン表面の自然酸化膜を除去した
後に、処理容器302内の試料台303上に載置し、処
理容器302内を真空排気した。
【0051】次にガス導入口306から0.5sccm
の酸素ガスを導入し、処理容器302内の圧力を約5P
aに保持しながら、30Wの出力でマイクロ波電源30
9から発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管
305に、100Wの出力でマイクロ波電源308から
発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管304
に供給し、放電管304,305内で酸素ガスのプラズ
マ314,315を発生させた。この時、放電管305
内に収納していたPTFE管316は、プラズマ316
と接触して分解された。
の酸素ガスを導入し、処理容器302内の圧力を約5P
aに保持しながら、30Wの出力でマイクロ波電源30
9から発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管
305に、100Wの出力でマイクロ波電源308から
発生させた2.45GHzのマイクロ波を放電管304
に供給し、放電管304,305内で酸素ガスのプラズ
マ314,315を発生させた。この時、放電管305
内に収納していたPTFE管316は、プラズマ316
と接触して分解された。
【0052】PTFE板316の分解ガスと酸素ガスを
含むガスは、放電管304内で反応した後、処理容器3
02に導入される。この処理によって、シリコンは約5
5nm/分、熱酸化シリコン膜は約31nm/分の速度
でエッチングされた。
含むガスは、放電管304内で反応した後、処理容器3
02に導入される。この処理によって、シリコンは約5
5nm/分、熱酸化シリコン膜は約31nm/分の速度
でエッチングされた。
【0053】また放電管304から処理容器302内に
導入されるガスを質量分析器(図3には図示せず)で分
析したところ、O2、COx(x=1,2)、COFy
(y=1、2)、F2は多量に検出されたが、CvFw
はほとんど検出されなかった。またガス排気口303と
接続された真空ポンプの排気ガスをGC−MSで分析し
たところ、CF4やC2F6といった、大気温暖化効率
が高いガスは酸素の約0.05%程度しか含有されてい
なかった。
導入されるガスを質量分析器(図3には図示せず)で分
析したところ、O2、COx(x=1,2)、COFy
(y=1、2)、F2は多量に検出されたが、CvFw
はほとんど検出されなかった。またガス排気口303と
接続された真空ポンプの排気ガスをGC−MSで分析し
たところ、CF4やC2F6といった、大気温暖化効率
が高いガスは酸素の約0.05%程度しか含有されてい
なかった。
【0054】これは、放電管305内でPTFEの分解
によって生じたCF2等のフロロカーボンガスのほとん
ど全てが放電管304内のプラズマによって分解もしく
は酸素と反応し、処理容器302内へのフロロカーボン
ラジカルの導入が起こらなかったためと説明される。
によって生じたCF2等のフロロカーボンガスのほとん
ど全てが放電管304内のプラズマによって分解もしく
は酸素と反応し、処理容器302内へのフロロカーボン
ラジカルの導入が起こらなかったためと説明される。
【0055】図2に示した装置と異なり図3に示した装
置では、PTFEの分解によるCF 2ラジカル等の発生
と、酸素プラズマによるフロロカーボンガスの分解反応
を、独立に制御することが可能である。例えば図2に示
した装置で、PTFEのプラズマ分解生成物であるフロ
ロカーボンラジガスの酸素プラズマ内での分解及び酸素
との反応を促進させるため、キャビティ209に印加す
るマイクロ波の出力を増加させてプラズマの密度を増加
させると、プラズマによるPTFEの分解速度も増加す
る。これに対して図3に示した装置では、キャビティ3
12に導入するマイクロ波の強度を変えることで、生成
したフロロカーボンガスの量に応じて必要な密度のプラ
ズマを発生させることができる。このように、図2に示
した装置を用いた第一の実施形態よりも、図3の装置を
用いた本実施形態の方が、酸素プラズマによるフロロカ
ーボンラジカルの分解反応を、より完全かつ精密に行う
ことができ、そのため真空ポンプから排出される、大気
温暖化効率が高いPFCガスの含有量が低下したものと
考えられる。
置では、PTFEの分解によるCF 2ラジカル等の発生
と、酸素プラズマによるフロロカーボンガスの分解反応
を、独立に制御することが可能である。例えば図2に示
した装置で、PTFEのプラズマ分解生成物であるフロ
ロカーボンラジガスの酸素プラズマ内での分解及び酸素
との反応を促進させるため、キャビティ209に印加す
るマイクロ波の出力を増加させてプラズマの密度を増加
させると、プラズマによるPTFEの分解速度も増加す
る。これに対して図3に示した装置では、キャビティ3
12に導入するマイクロ波の強度を変えることで、生成
したフロロカーボンガスの量に応じて必要な密度のプラ
ズマを発生させることができる。このように、図2に示
した装置を用いた第一の実施形態よりも、図3の装置を
用いた本実施形態の方が、酸素プラズマによるフロロカ
ーボンラジカルの分解反応を、より完全かつ精密に行う
ことができ、そのため真空ポンプから排出される、大気
温暖化効率が高いPFCガスの含有量が低下したものと
考えられる。
【0056】なお本実施形態ではPTFEの分解に酸素
プラズマを用いたが、酸素以外のガスのプラズマ、光、
荷電粒子等の照射などにより分解しても、フロロカーボ
ンガスを生成させることが可能である。またフロロカー
ボンガスは、O2以外の酸素元素を含むガス、例えばN
O2のプラズマによって分解させても良い。また本実施
形態ではプラズマをマイクロ波の印加により生成させた
が、他の波長の高周波を用いたり、マグネトロンプラズ
マ、ECRプラズマ、ヘリコンプラズマ、ICPプラズ
マなど生成させて、PTFEやフロロカーボンガスの分
解を行っても良い。またPTFE以外の、弗素と炭素を
主成分とする固体を分解させてフロロカーボンガスを形
成しても良い。
プラズマを用いたが、酸素以外のガスのプラズマ、光、
荷電粒子等の照射などにより分解しても、フロロカーボ
ンガスを生成させることが可能である。またフロロカー
ボンガスは、O2以外の酸素元素を含むガス、例えばN
O2のプラズマによって分解させても良い。また本実施
形態ではプラズマをマイクロ波の印加により生成させた
が、他の波長の高周波を用いたり、マグネトロンプラズ
マ、ECRプラズマ、ヘリコンプラズマ、ICPプラズ
マなど生成させて、PTFEやフロロカーボンガスの分
解を行っても良い。またPTFE以外の、弗素と炭素を
主成分とする固体を分解させてフロロカーボンガスを形
成しても良い。
【0057】その他本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形して適用できる。
囲で種々変形して適用できる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、ドライエッチング・ク
リーニング工程で排出される、大気温暖化効率の高いガ
スの量を減少させることができ、地球の温暖化を抑制す
ることが可能となる。
リーニング工程で排出される、大気温暖化効率の高いガ
スの量を減少させることができ、地球の温暖化を抑制す
ることが可能となる。
【図1】本発明のエッチング装置の概略断面図。
【図2】本発明のエッチング装置の概略断面図。
【図3】本発明のエッチング装置の概略断面図。
101…試料 102…処理容器 103…試料台 104…放電管 105…ガス導入口 106…ガス排気口 107…RF電源 108…対向電極 109、113…プラズマ 110…マイクロ波電源 111…導波管 112…キャビティ 114…PTFE管 201…試料 202…処理容器 203…試料台 204…放電管 205…ガス導入口 206…ガス排気口 207…マイクロ波電源 208…導波管 209…キャビティ 210…プラズマ 211…PTFE板 301…試料 302…処理容器 303…試料台 304…第一の放電管 305…第二の放電管 306…ガス導入口 307…ガス排気口 308,309…マイクロ波電源 310,311…導波管 312,313…キャビティ 314,315…プラズマ 316…PTFE管
Claims (2)
- 【請求項1】 弗素元素と炭素元素を主成分とする固体
を、被処理基体を収納した反応容器とは別の領域で励起
してフロロカーボンガスを生成し、前記固体の励起領域
と前記反応容器との間に生成させた酸素元素を含むガス
のプラズマによって、前記フロロカーボンガスをF,C
O,CO2,COF,COF2のいずれかに分解させた
後に前記反応容器内に導入することを特徴とする半導体
装置の製造方法。 - 【請求項2】 被処理基体を収納する反応容器と、前記
反応容器と接続された放電容器と、酸素元素を含むガス
を前記放電容器内に導入する手段と、前記放電容器内で
前記ガスのプラズマを発生させる手段と、前記反応容器
とは別の領域で弗素元素と炭素元素を主成分とする固体
を励起してフロロカーボンガスを生成させる手段と、前
記フロロカーボンガスを前記プラズマ内に導入してF、
CO、CO2 、COF、COF2のいずれかに分解さ
せる手段と、前記F、CO、CO 2、COF、COF2
のいずれかを含むガスを前記反応容器内に導入する手段
を備えたことを特徴とする半導体装置の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11201490A JP2001028362A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 半導体装置の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11201490A JP2001028362A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 半導体装置の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001028362A true JP2001028362A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16441932
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11201490A Pending JP2001028362A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 半導体装置の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001028362A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002023608A1 (en) * | 2000-09-11 | 2002-03-21 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Cleaning gasses and etching gases |
| US8043438B2 (en) | 2003-03-14 | 2011-10-25 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Device for cleaning CVD device and method of cleaning CVD device |
| US10453986B2 (en) | 2008-01-23 | 2019-10-22 | Solvay Fluor Gmbh | Process for the manufacture of solar cells |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP11201490A patent/JP2001028362A/ja active Pending
Cited By (4)
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