JP2001027909A - スイッチ駆動装置 - Google Patents

スイッチ駆動装置

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JP2001027909A
JP2001027909A JP11199419A JP19941999A JP2001027909A JP 2001027909 A JP2001027909 A JP 2001027909A JP 11199419 A JP11199419 A JP 11199419A JP 19941999 A JP19941999 A JP 19941999A JP 2001027909 A JP2001027909 A JP 2001027909A
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transistor
npn
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current
pnp
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JP11199419A
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Inventor
Koji Kashimoto
浩二 柏本
Tomonori Tsuchiyama
智令 土山
Kazutaka Saito
一敬 齋藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S323/00Electricity: power supply or regulation systems
    • Y10S323/908Inrush current limiters

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電制御システム等に用いられるスイッチ駆
動装置におけるスイッチングの急激な立ち上がりをなく
し、この急激な立ち上がりによるシステムの誤動作を未
然に防止すること。 【解決手段】 充電電流iabの通電をオン、オフするp
npトランジスタTR1と、pnpトランジスタTR1
のベースに共通接続した複数の抵抗R1〜Rnと、各抵
抗R1〜Rnにコレクタを接続するとともにそのエミッ
タを接地した複数のnpnトランジスタQ1〜Qnと、
各npnトランジスタQ1〜Qnのベースを接続し、各
npnトランジスタQ1〜Qnを順次オン状態にし、p
npトランジスタTR1をオンさせるに必要なベース電
流を流させる制御を行う制御部3と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二次電池等に対
する充電電流を制御するスイッチに対する駆動を制御す
るスイッチ駆動装置に関し、特にスイッチの急速な立ち
上がりに伴うオーバーシュートを防ぐことができるスイ
ッチ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコンに代表される通
信機器をはじめとする各種機器の小型軽量化と携帯化に
伴い、二次電池を用いる装置が増大している。この二次
電池の充電は、二次電池の充電量を検出し、この検出値
に応じて逐次充電を行う制御を行っている。
【0003】図7は、従来の充電制御システムにおける
スイッチ駆動装置の構成を示すブロック図である。図7
において、pnpトランジスタTR1のコレクタは接続
点Paを介してアダプタ1に接続され、エミッタは、接
続点Pbを介して二次電池2の+端子に接続される。ま
た、pnpトランジスタTR1のベースは、接続点Pc
を介してnpnトランジスタTR2のコレクタに接続さ
れ、npnトランジスタTR2のエミッタは、接続点P
eを介して接地される。制御部3は、接続点Pdを介し
てnpnトランジスタTR2のベースに接続される。
【0004】制御部3は、npnトランジスタTR2の
ベースに電流を加えて、npnトランジスタTR2をオ
ン状態にし、npnトランジスタTR2のコレクタ側か
らエミッタ側に電流が流れる。npnトランジスタTR
2のオンによって電流が流れると、pnpトランジスタ
TR1のベース電流が増加し、pnpトランジスタTR
1がオン状態となり、アダプタ1側から二次電池2側に
充電電流iabが流れ、二次電池2が充電される。
【0005】一方、制御部3がnpnトランジスタTR
2のベースに電流を加えないと、npnトランジスタT
R2はオフ状態を維持し、npnトランジスタTR2の
コレクタ側からエミッタ側には電流が流れない。このた
め、pnpトランジスタTR1のベース電流は流れず、
pnpトランジスタTR1はオフ状態を維持し、アダプ
タ1側から二次電池2側への充電電流iabも流れない。
この制御部3によるnpnトランジスタTR2のオン、
オフ制御によって、pnpトランジスタTR1がオン、
オフ制御され、このオン、オフによって充電電流iabに
よる二次電池2に対する充電を制御することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスイッチ駆動装置では、npnトランジスタT
R2のオンによって接続点Pcの電位が一気に接地レベ
ル近傍に降下するため、pnpトランジスタTR1のベ
ース電流が一気に流れ、この結果、pnpトランジスタ
TR1を流れる充電電流iabが急激に増大し、過渡現象
によって充電電流iabがオーバーシュートするとともに
大きく振動する。
【0007】一般に、スイッチ駆動装置を用いた充電制
御システムでは、二次電池2を保護するために、二次電
池2の端子電圧や充電電流iabを検出し、過電圧あるい
は過電流を検出した場合に、充電動作の停止等の異常処
理を行うようにしており、上述したオーバーシュートが
生ずると、充電制御システムは、過電流であると誤って
検出されてしまう場合があり、正常な充電動作に支障を
及ぼすという問題点があった。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
充電制御システム等に用いられるスイッチ駆動装置にお
けるスイッチングの急激な立ち上がりをなくし、この急
激な立ち上がりによるシステムの誤動作を未然に防止す
ることができるスイッチ駆動装置を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるスイッチ駆動装置は、対象電流の
通電をオン、オフするpnpトランジスタと、前記pn
pトランジスタのベースに共通接続した複数の抵抗と、
各前記複数の抵抗にそのコレクタを接続するとともにそ
のエミッタを接地した複数のnpnトランジスタと、各
前記複数のnpnトランジスタのベースを接続し、各前
記複数のnpnトランジスタを順次オン状態にし、前記
pnpトランジスタをオンさせるに必要なベース電流を
流させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0010】この発明によれば、pnpトランジスタを
オンさせる際、制御手段が、複数のnpnトランジスタ
を順次オン状態にし、このnpnトランジスタの順次オ
ンによって各npnトランジスタに直列接続される抵抗
を介してpnpトランジスタのベース側が接地されるた
め、npnトランジスタのベースと接地との間の電圧降
下は、並列される各抵抗の合成抵抗によって順次低下
し、最終的に全抵抗の並列抵抗分の電圧降下になり、p
npトランジスタのベース電位は、ほぼ接地レベルに達
し、pnpトランジスタはオンするが、この際、pnp
トランジスタのベース電位は順次低下させられるため、
pnpトランジスタのベース電流が急激に増大すること
はないので、pnpトランジスタに流れる対象電流がオ
ーバーシュートすることもない。
【0011】つぎの発明にかかるスイッチ駆動装置は、
対象電流の通電をオン、オフするpnpトランジスタ
と、前記pnpトランジスタのベースに当該複数のnp
nトランジスタのコレクタを共通接続するとともに当該
各npnトランジスタのエミッタを接地した複数のnp
nトランジスタと、各前記複数のnpnトランジスタの
ベースを接続し、各前記複数のnpnトランジスタを順
次オン状態にし、前記pnpトランジスタをオンさせる
に必要なベース電流を流させる制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、pnpトランジスタを
オンさせる際、制御手段が、複数のnpnトランジスタ
を順次オン状態にし、このnpnトランジスタの順次オ
ンによって各npnトランジスタのサイズに応じた電流
をpnpトランジスタと接地との間に流させ、npnト
ランジスタの順次オンによってpnpトランジスタのベ
ース電流を徐々に増大するようにして、pnpトランジ
スタのベース電流が急激に増大することを防止し、pn
pトランジスタに流れる対象電流をオーバーシュートさ
せないようにしている。
【0013】つぎの発明にかかるスイッチ駆動装置は、
対象電流の通電をオン、オフするpnpトランジスタ
と、前記pnpトランジスタのベースに当該第一のnp
nトランジスタのコレクタを接続した第一のnpnトラ
ンジスタと、第二のnpnトランジスタとそのコレクタ
とベースとを短絡した第三のnpnトランジスタとの各
コレクタと各エミッタとを接続したトランジスタ対を直
列接続し、第一段のトランジスタ対のコレクタを前記第
一のnpnトランジスタのエミッタに接続するとともに
最終段のトランジスタ対のエミッタを接地したトランジ
スタ群と、各前記第二のnpnトランジスタのベースを
接続し、前記第一のnpnトランジスタをオンした後、
各前記第二のnpnトランジスタを順次オン状態にし、
前記pnpトランジスタをオンさせるに必要なベース電
流を流させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0014】この発明によれば、pnpトランジスタを
オンさせる際、制御手段が、第一のnpnトランジスタ
をオンにすることによって、ダイオード動作を行う直列
接続された複数の第三のnpnトランジスタを介してp
npトランジスタのベース電流が流れ始めるが、直列接
続された各第三のnpnトランジスタのベース・エミッ
タ間の電圧が存在し、pnpトランジスタのベース電位
は接地レベルに達しない。その後、制御手段は、各第三
のnpnトランジスタに並列接続される各第二のnpn
トランジスタを順次オン状態にし、各第三のnpnトラ
ンジスタの電圧降下を減らし、pnpトランジスタのベ
ース電位を接地レベルに近づけ、pnpトランジスタの
ベース電流を徐々に増大するようにして、pnpトラン
ジスタのベース電流が急激に増大することを防止し、p
npトランジスタに流れる対象電流をオーバーシュート
させないようにしている。
【0015】つぎの発明にかかるスイッチ駆動装置は、
対象電流の通電をオン、オフするpnpトランジスタ
と、そのエミッタが接地された第一のnpnトランジス
タと、前記pnpトランジスタのベースと前記第一のn
pnトランジスタのコレクタとの間を直列接続した複数
の抵抗と、各前記複数の抵抗に並列接続した複数の第二
のnpnトランジスタと、各前記第二のnpnトランジ
スタのベースを接続し、前記第一のnpnトランジスタ
をオンした後、各前記第二のnpnトランジスタを順次
オン状態にし、前記pnpトランジスタをオンさせるに
必要なベース電流を流させる制御を行う制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、pnpトランジスタを
オンさせる際、制御手段が、第一のnpnトランジスタ
をオンにすることによって、直列接続された複数の抵抗
を介してpnpトランジスタのベース電流が流れ始める
が、直列接続された複数の抵抗の電圧降下が存在するた
め、pnpトランジスタのベース電位は接地レベルに達
しない。その後、制御手段は、各抵抗に並列接続される
各第二のnpnトランジスタを順次オン状態にし、各抵
抗による電圧降下を減らし、pnpトランジスタのベー
ス電位を接地レベルに近づけ、pnpトランジスタのベ
ース電流を徐々に増大するようにして、pnpトランジ
スタのベース電流が急激に増大することを防止し、pn
pトランジスタに流れる対象電流をオーバーシュートさ
せないようにしている。
【0017】つぎの発明にかかるスイッチ駆動装置は、
対象電流の通電をオン、オフするpnpトランジスタ
と、前記pnpトランジスタのベースに当該npnトラ
ンジスタのコレクタを接続し、当該npnトランジスタ
のエミッタを接地したnpnトランジスタと、複数の直
列接続した電流源とスイッチとを並列接続し、前記np
nトランジスタのベースに電流を供給する電流源回路
と、各前記スイッチを順次オンにし、前記npnトラン
ジスタのベース電流を増大して前記pnpトランジスタ
をオンさせるに必要なベース電流を流させる制御を行う
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、pnpトランジスタを
オンさせる際、制御手段が、電流源回路のスイッチを順
次オンにし、各スイッチに直列接続される電流源からn
pnトランジスタのベースに電流を流し、npnトラン
ジスタのベース電流を徐々に大きくし、これによってp
npトランジスタのベース電流を徐々に増大するように
して、pnpトランジスタのベース電流が急激に増大す
ることを防止し、pnpトランジスタに流れる対象電流
をオーバーシュートさせないようにしている。
【0019】つぎの発明にかかるスイッチ駆動装置は、
対象電流の通電をオン、オフするpnpトランジスタ
と、前記pnpトランジスタのベースに当該第一のnp
nトランジスタのコレクタを接続し、当該第一のnpn
トランジスタのエミッタを接地した第一のnpnトラン
ジスタと、前記第一のnpnトランジスタのベース・エ
ミッタ間に接続したコンデンサと、前記コンデンサに電
荷を供給する供給源と、前記コンデンサに並列接続した
第二のnpnトランジスタと、前記第二のnpnトラン
ジスタのベースに繰り返しパルスを印加し、該繰り返し
パルスのオフ時に前記コンデンサに電荷を蓄積させて前
記コンデンサの端子電圧が前記第一のnpnトランジス
タをオンさせるベース電圧になるまで順次高め、前記第
一のnpnトランジスタのオンによって前記pnpトラ
ンジスタをオンさせるに必要なベース電流を流させる制
御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、pnpトランジスタを
オンさせる際、制御手段が、第二のnpnトランジスタ
のベースに繰り返しパルスを印加し、この繰り返しパル
スのオフ時に、供給源から供給される電荷をコンデンサ
に蓄積させる。この電荷蓄積によってコンデンサの端子
電圧は増大し、その結果第一のnpnトランジスタのベ
ース電位は徐々に増大し、これによってpnpトランジ
スタのベース電流が急激に増大することを防止し、pn
pトランジスタに流れる対象電流をオーバーシュートさ
せないようにしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるスイッチ駆動装置の好適な実施の形態を詳
細に説明する。
【0022】実施の形態1.まず、この発明の実施の形
態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態
1であるスイッチ駆動装置が適用される充電制御システ
ムの構成を示すブロック図である。図1において、pn
pトランジスタTR1のコレクタは、接続点Paを介し
てアダプタ1に接続されるとともに、pnpトランジス
タTR1のエミッタは、接続点Pbを介して二次電池2
の+端子に接続される。二次電池2の−端子は、接地さ
れる。
【0023】pnpトランジスタTR1のベースは、接
続点Pcを介して、複数(n)個の抵抗R1〜Rnの一
端が共通接続され、各抵抗R1〜Rnの他端は、各抵抗
R1〜Rnに対応してn個のnpnトランジスタQ1〜
Qnのコレクタが接続され、さらに、各npnトランジ
スタQ1〜Qnのエミッタは接地される。すなわち、直
接接続された各抵抗R1〜RnとnpnトランジスタQ
1〜Qnとがそれぞれ並列接続されて、pnpトランジ
スタTR1のベースに接続される。これら抵抗R1〜R
nとnpnトランジスタQ1〜Qnとは駆動回路11を
構成する。
【0024】制御部3は、各トランジスタQ1〜Qnの
ベースに接続され、二次電池2に対して充電を行う場
合、各トランジスタQ1〜Qnを順次オン状態にする制
御を行う。たとえば、制御部3は、充電開始の指令とと
もに、npnトランジスタQ1をオン状態にし、pnp
トランジスタTR1のベース・接地間の電圧降下を抵抗
R1分のみにし、このnpnトランジスタQ1のオン状
態を維持したまま、npnトランジスタQ2をオン状態
にし、pnpトランジスタTR1のベース・接地間の電
圧降下を抵抗R1と抵抗R2との並列抵抗分のみとす
る。
【0025】同様にして、順次npnトランジスタQ3
〜Qnをオンにし、最終的にpnpトランジスタTR1
のベース・接地間の電圧降下を抵抗R1〜Rnの並列抵
抗分の電圧降下とする。すなわち、制御部3は、駆動回
路11を介してpnpトランジスタTR1のベース・接
地間の電圧降下が急激に大きくならないように制御す
る。
【0026】制御部3によるnpnトランジスタQ1〜
Qnの強制的な順次オンによって、pnpトランジスタ
TR1の接続点Pcの電位、すなわちベース電位は、順
次低下し、全てのnpnトランジスタQ1〜Qnがオン
した状態で、pnpトランジスタTR1のベースから接
地側に流れるベース電流が所望の値となるように設定
し、このベース電流によってアダプタ1側から二次電池
2側に流れる充電電流iabの値が所定値に制御される。
【0027】この場合、pnpトランジスタTR1のベ
ース電位は、逐次降下していくので、ベース電流が急激
に流れることはなく、結果としてpnpトランジスTR
1は急激な立ち上がりをせず、充電開始時における充電
電流iabのオーバーシュートが生じることはない。な
お、上述した制御部3による各npnトランジスタQ1
〜Qnに対するオン制御は、たとえば制御部3内に遅延
タイマを内蔵し、この内蔵した遅延タイマを用い、順
次、クロック数に対応させて各npnトランジスタQ1
〜Qnをオンすることによって実現できる。
【0028】なお、制御部3は、充電電流iabを流さな
いようにする場合には、npnトランジスタQ1〜Qn
をオフすることによってpnpトランジスタTR1のベ
ース電位を上げ、これによってpnpトランジスタTR
1をオフにする。
【0029】また、上述した実施の形態1では、全ての
npnトランジスタQ1〜Qnをオンにしてpnpトラ
ンジスタTR1のベース電流を所望の値に制御し、この
ベース電流によって充電電流iabを所定値に制御するよ
うにしているが、制御部3は、全てのnpnトランジス
タQ1〜Qnをオンするのではなく、npnトランジス
タQ1〜Qnのうちの所定個、たとえば3個のnpnト
ランジスタQ1〜Q3をオンし、pnpトランジスタT
R1のベース電流を制御し、このベース電流の制御によ
って充電電流iabの値をリニアに制限する制御を行うよ
うにしてもよい。この場合においても、npnトランジ
スタQ1〜Q3は順次オンされるため、充電電流iabが
急激に立ち上がることはない。
【0030】なお、上述した実施の形態1では、pnp
トランジスタTR1のベースと接地との間に抵抗R1〜
Rnが介在しているため、pnpトランジスタTR1を
保護することができる。
【0031】この実施の形態1によれば、制御部3がn
pnトランジスタQ1〜Qnを順次オンすることによっ
て、npnトランジスタQ1〜Qnに直列接続される抵
抗R1〜Rnが順次、pnpトランジスタTR1のベー
ス・接地間に介在し、これらの抵抗R1〜Rnの並列抵
抗分の電圧降下によってpnpトランジスタTR1のベ
ース電流がnpnトランジスタQ1〜Qnのオンに伴っ
て増大し、このベース電流に対応して充電電流iabが流
れるので、充電電流iabが急激に立ち上がることによる
オーバーシュートの発生を防止し、このオーバーシュー
トによる充電電流iabの過電流検出という誤検出を未然
に防止し、充電制御システムの正常動作を維持すること
ができる。
【0032】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。実施の形態1では、pnpト
ランジスタTR1のベースに、並列接続された抵抗R1
〜Rnが共通接続され、npnトランジスタQ1〜Qn
の順次オンによって、この抵抗R1〜Rnの並列抵抗分
の電圧降下を生じさせるようにしていたが、この実施の
形態2では、抵抗R1〜Rnを設けず、npnトランジ
スタQ1〜Qnが有する固有の特性によってpnpトラ
ンジスタTR1のベース電流を制御するようにしてい
る。
【0033】図2は、この発明の実施の形態2であるス
イッチ駆動装置が適用される充電制御システムの構成を
示すブロック図である。図2に示す実施の形態2の構成
は、図1に示した実施の形態1における駆動回路11内
の抵抗R1〜Rnを取り除いた構成とし、npnトラン
ジスタQA1〜QAnは、npnトランジスタQ1〜Q
nに相当する。図2に示す実施の形態2のその他の構成
は、実施の形態1と同じ構成であり、同一構成部分につ
いては同一符号を付している。
【0034】図2において、制御部3は、各npnトラ
ンジスタQA1〜QAnのベースに接続され、二次電池
2に対して充電を行う場合、各npnトランジスタQA
1〜QAnを順次オン状態にする制御を行う。たとえ
ば、制御部3は、充電開始の指令とともに、npnトラ
ンジスタQA1をオン状態にし、pnpトランジスタT
R1のベース・接地間にnpnトランジスタQA1が許
容する電流を流させ、このnpnトランジスタQA1の
オン状態を維持したまま、npnトランジスタQA2を
オン状態にし、pnpトランジスタTR1のベース・接
地間に、npnトランジスタQA1,QA2が許容する
電流を流させる。
【0035】同様にして、順次npnトランジスタQA
3〜QAnをオンにし、最終的にpnpトランジスタT
R1のベース・接地間に、npnトランジスタQA1〜
QAnが許容する電流を流させる。
【0036】この制御部3によるnpnトランジスタQ
A1〜QAnの強制的な順次オンによって、pnpトラ
ンジスタTR1の接続点Pcには、オンされた各npn
トランジスタQA1〜QAnが流す電流値の和に対応す
るベース電流が流れるため、pnpトランジスタTR1
のベース電流が急激に増大することはなく、このベース
電流によってpnpトランジスタTR1を流れる充電電
流iabがオーバーシュートすることもない。
【0037】なお、上述した制御部3による各npnト
ランジスタQA1〜QAnに対するオン制御は、たとえ
ば制御部3内に遅延タイマを内蔵し、この内蔵した遅延
タイマを用い、順次、クロック数に対応させて各npn
トランジスタQA1〜QAnをオンすることによって実
現できる。
【0038】また、制御部3は、充電電流iabを流さな
いようにする場合には、npnトランジスタQA1〜Q
AnをオフすることによってpnpトランジスタTR1
のベース電位を上げ、これによってpnpトランジスタ
TR1をオフにする。
【0039】なお、上述した実施の形態2では、全ての
npnトランジスタQA1〜QAnをオンにしてpnp
トランジスタTR1のベース電流を所望の値に制御し、
このベース電流によって充電電流iabを所定値に制御す
るようにしているが、制御部3は、全てのnpnトラン
ジスタQA1〜QAnをオンするのではなく、npnト
ランジスタQA1〜QAnのうちの所定個、たとえば3
個のnpnトランジスタQA1〜QA3をオンし、pn
pトランジスタTR1のベース電流を制御し、このベー
ス電流の制御によって充電電流iabの値をリニアに制限
する制御を行うようにしてもよい。この場合において
も、npnトランジスタQA1〜QA3は順次オンされ
るため、充電電流iabが急激に立ち上がることはない。
【0040】この実施の形態2によれば、制御部3がn
pnトランジスタQA1〜QAnを順次オンすることに
よって、npnトランジスタQA1〜QAnを介して順
次、pnpトランジスタTR1のベース電流を増大し、
このベース電流に対応して充電電流iabが流れるので、
充電電流iabが急激に立ち上がることによるオーバーシ
ュートの発生を防止し、このオーバーシュートによる充
電電流iabの過電流検出という誤検出を未然に防止し、
充電制御システムの正常動作を維持することができる。
【0041】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。実施の形態1,2では、いず
れもpnpトランジスタTR1のベースに、並列接続し
たnpnトランジスタQ1〜Qnあるいはnpnトラン
ジスタQA1〜QAnを順次オンさせることによってp
npトランジスタTR1のベース電流の急激な増大を制
御するようにしていたが、この実施の形態3では、基本
的に、直列接続したnpnトランジスタをpnpトラン
ジスタTR1のベースに接続し、各npnトランジスタ
を順次オンすることによって、pnpトランジスタTR
1のベース電位が急激に降下しないようにし、これによ
ってベース電流の急激な増大を防止するようにしてい
る。
【0042】図3は、この発明の実施の形態3であるス
イッチ駆動装置が適用される充電制御システムの構成を
示すブロック図である。図3に示す実施の形態3の構成
は、図1に示した実施の形態1における駆動回路11の
構成を除き、同じであり、同一構成部分については同一
符号を付している。
【0043】図3に示す駆動回路13は、pnpトラン
ジスタTR1のベースに、コレクタを接続したnpnト
ランジスタTR2を有し、このnpnトランジスタTR
2のエミッタには、並列接続されたnpnトランジスタ
QC1,QB1のコレクタが共通接続され、さらにnp
nトランジスタQC1,QB1のエミッタは、並列接続
されたnpnトランジスタQC2,QB2のコレクタに
共通接続され、同様にして、npnトランジスタQC3
〜QCn,QB3〜QBnの各トランジスタ対が順次直
列接続され、npnトランジスタQCn,QBnのエミ
ッタは接地される。
【0044】すなわち、npnトランジスタQC1〜Q
Cn,QB1〜QBnは、それぞれ並列接続されたn個
のトランジスタ対を構成し、直列接続されたn個のトラ
ンジスタ対によって、npnトランジスタTR2のコレ
クタと接地との間を接続している。なお、npnトラン
ジスタQC1〜QCnの各コレクタと各ベースとは、そ
れぞれ短絡されている。また、npnトランジスタQB
1〜QBnの各ベースは、制御部3に接続されている。
【0045】制御部3は、二次電池2に対して充電を行
う場合、まずnpnトランジスタTR2のベースに電圧
を印加してオン状態にする。ここで、各npnトランジ
スタQC1〜QCnのコレクタ・ベース間は短絡されて
いるため、各npnトランジスタQC1〜QCnは、各
npnトランジスタQC1〜QCnのベース・エミッタ
間に存在するダイオードとしての動作を行う。
【0046】したがって、npnトランジスタTR2の
オンによってpnpトランジスタTR1のベース電流
は、npnトランジスタTR2、npnトランジスタQ
C1〜QCnを介して接地側に流れる。この場合、各n
pnトランジスタQC1〜QCnのベース・エミッタ間
はダイオード動作を行うが、ベース・エミッタ間の電圧
は0とならないため、npnトランジスタTR2のオン
によって、pnpトランジスタTR1のベース電位は一
気に接地レベルとなることはない。
【0047】制御部3は、その後、npnトランジスタ
QB1〜QBnを順次オン状態にする。すなわち、まず
npnトランジスタQB1をオンにして、npnトラン
ジスタQB1にトランジスタ作用によって電流を流すこ
とによって、等価的にトランジスタQC1のコレクタ・
エミッタ間の電圧を0に近づける。同様にして、制御部
3は、npnトランジスタQB1をオン状態にしたま
ま、npnトランジスタQB2〜QBnを順次オンに
し、最終的にpnpトランジスタTR1のベース電位を
接地レベルに近づける。
【0048】これによって、pnpトランジスタTR1
のベースには所望のベース電流が流れ、pnpトランジ
スタTR1のコレクタ・エミッタ間に所定値の充電電流
iabが流れる。この場合、npnトランジスタQB1〜
QBnの順次オンによってpnpトランジスタTR1の
ベース電流が徐々に増大するため、pnpトランジスタ
TR1を流れる充電電流iabがオーバーシュートするこ
とがない。
【0049】なお、上述した制御部3によるnpnトラ
ンジスタTR2および各npnトランジスタQB1〜Q
Bnに対するオン制御は、たとえば制御部3内に遅延タ
イマを内蔵し、この内蔵した遅延タイマを用い、順次、
クロック数に対応させてnpnトランジスタTR2およ
び各npnトランジスタQB1〜QBnをオンすること
によって実現できる。
【0050】また、制御部3は、充電電流iabを流さな
いようにする場合には、npnトランジスタTR2およ
びnpnトランジスタQB1〜QBnをオフすることに
よってpnpトランジスタTR1のベース電位を上げ、
これによってpnpトランジスタTR1をオフにする。
【0051】なお、上述した実施の形態3では、全ての
npnトランジスタQB1〜QBnをオンにしてpnp
トランジスタTR1のベース電流を所望の値に制御し、
このベース電流によって充電電流iabを所定値に制御す
るようにしているが、制御部3は、全てのnpnトラン
ジスタQB1〜QBnをオンするのではなく、npnト
ランジスタQB1〜QBnのうちの所定個、たとえば3
個のnpnトランジスタQB1〜QB3をオンし、pn
pトランジスタTR1のベース電流を制御し、このベー
ス電流の制御によって充電電流iabの値をリニアに制限
する制御を行うようにしてもよい。この場合において
も、npnトランジスタQB1〜QB3は順次オンされ
るため、充電電流iabが急激に立ち上がることはない。
【0052】この実施の形態3によれば、制御部3がn
pnトランジスタTR2およびnpnトランジスタQB
1〜QBnを順次オンすることによって、npnトラン
ジスタTR2およびnpnトランジスタQB1〜QBn
を介して順次、pnpトランジスタTR1のベース電流
を増大し、このベース電流に対応して充電電流iabが流
れるので、充電電流iabが急激に立ち上がることによる
オーバーシュートの発生を防止し、このオーバーシュー
トによる充電電流iabの過電流検出という誤検出を未然
に防止し、充電制御システムの正常動作を維持すること
ができる。
【0053】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。上述した実施の形態3では、
npnトランジスタQC1〜QCnのダイオード作用に
よる電圧降下によってpnpトランジスタTR1のベー
ス電流が急激に流れるの阻止し、npnトランジスタQ
B1〜QBnを順次オンすることによってpnpトラン
ジスタTR1のベース電流を所望の値に制御している
が、この実施の形態4では、npnトランジスタQC1
〜QCnの代わりに抵抗R1〜Rnを設置し、この抵抗
R1〜Rnの電圧降下によってpnpトランジスタTR
1のベース電流が急激に流れるのを素子している。
【0054】図4は、この発明の実施の形態4であるス
イッチ駆動装置が適用される充電制御システムの構成を
示すブロック図である。図4に示す実施の形態4の構成
は、図3に示した実施の形態3における駆動回路13の
構成を除き、同じであり、同一構成部分については同一
符号を付している。
【0055】図4に示す駆動回路14は、直列接続され
たn個の抵抗R1〜RnをpnpトランジスタTR1の
エミッタに接続するとともに、npnトランジスタTR
3を有し、このnpnトランジスタTR3のコレクタ
を、直列接続されたn個の抵抗R1〜Rnの他端に接続
する。また、npnトランジスタTR3のエミッタは接
地される。さらに、n個のnpnトランジスタQD1〜
QDnを各抵抗R1〜Rnのそれぞれに対応させて並列
接続する。また、npnトランジスタTR3のベースお
よびnpnトランジスタQD1〜QDnの各ベースは、
制御部3に接続される。
【0056】制御部3は、二次電池2に対して充電を行
う場合、まずnpnトランジスタTR3のベースに電圧
を印加してオン状態にし、直列接続された抵抗R1〜R
nを介してpnpトランジスタTR1のベース電流を接
地側に向けて流す。この場合、pnpトランジスタTR
1のベース電圧は、直列接続された抵抗R1〜Rnの電
圧降下があるため、接地レベルには近づかない。その
後、制御部3は、各抵抗R1〜Rnに並列接続されたn
pnトランジスタQD1〜QDnを順次オン状態にする
ことによって、抵抗R1〜Rnによる電圧降下を減少さ
せ、全てのnpnトランジスタQD1〜QDnをオンす
ることによって、pnpトランジスタのベース電圧は、
接地レベルに近づき、ベース電流を所望の値に制御する
ようにしている。
【0057】したがって、npnトランジスタQD1〜
QDnの順次オンによってpnpトランジスタTR1の
ベース電流が徐々に増大するため、pnpトランジスタ
TR1のベース電流が急激に立ち上がることはなく、こ
れによってpnpトランジスタTR1を流れる充電電流
iabをオーバーシュートさせることなく所定値に制御す
ることができる。
【0058】なお、上述した制御部3によるnpnトラ
ンジスタTR3および各npnトランジスタQD1〜Q
Dnに対するオン制御は、たとえば制御部3内に遅延タ
イマを内蔵し、この内蔵した遅延タイマを用い、順次、
クロック数に対応させてnpnトランジスタTR3およ
び各npnトランジスタQD1〜QDnをオンすること
によって実現できる。
【0059】また、制御部3は、充電電流iabを流さな
いようにする場合には、npnトランジスタTR3およ
びnpnトランジスタQD1〜QDnをオフすることに
よってpnpトランジスタTR1のベース電位を上げ、
これによってpnpトランジスタTR1をオフにする。
【0060】なお、上述した実施の形態1では、pnp
トランジスタTR1のベースと接地との間に抵抗R1〜
Rnが介在しているため、pnpトランジスタTR1を
保護することができる。
【0061】また、上述した実施の形態4では、全ての
npnトランジスタQD1〜QDnをオンにしてpnp
トランジスタTR1のベース電流を所望の値に制御し、
このベース電流によって充電電流iabを所定値に制御す
るようにしているが、制御部3は、全てのnpnトラン
ジスタQD1〜QDnをオンするのではなく、npnト
ランジスタQD1〜QDnのうちの所定個、たとえば3
個のnpnトランジスタQD1〜QD3をオンし、pn
pトランジスタTR1のベース電流を制御し、このベー
ス電流の制御によって充電電流iabの値をリニアに制限
する制御を行うようにしてもよい。この場合において
も、npnトランジスタQD1〜QD3は順次オンされ
るため、充電電流iabが急激に立ち上がることはない。
【0062】この実施の形態4によれば、制御部3がn
pnトランジスタTR3およびnpnトランジスタQD
1〜QDnを順次オンすることによって、npnトラン
ジスタTR3およびnpnトランジスタQD1〜QDn
を介して順次、pnpトランジスタTR1のベース電流
を増大し、このベース電流に対応して充電電流iabが流
れるので、充電電流iabが急激に立ち上がることによる
オーバーシュートの発生を防止し、このオーバーシュー
トによる充電電流iabの過電流検出という誤検出を未然
に防止し、充電制御システムの正常動作を維持すること
ができる。
【0063】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。上述した実施の形態1〜4で
は、複数のnpnトランジスタを、pnpトランジスタ
TR1のベースと接地との間に介在させ、このnpnト
ランジスタを順次オンすることによってpnpトランジ
スタTR1のベース電流を徐々に増大させる制御を行っ
ていたが、この実施の形態5では、pnpトランジスタ
のベースと接地との間に介在する一つのnpnトランジ
スタのベース電流を徐々に増大させることによって、p
npトランジスタTR1のベース電流を徐々に増大させ
る制御を行っている。
【0064】図5は、この発明の実施の形態5であるス
イッチ駆動装置が適用される充電制御システムの構成を
示すブロック図である。図5に示す実施の形態5の構成
は、図4に示した実施の形態4における駆動回路14の
構成を除き、同じであり、同一構成部分については同一
符号を付している。
【0065】図5に示す駆動回路15は、pnpトラン
ジスタっTR1のベースと接地との間を接続するnpn
トランジスタTR2を有し、npnトランジスタTR2
のコレクタはpnpトランジスタTR1のベースに接続
され、npnトランジスタTR2のエミッタは接地され
る。npnトランジスタTR2のベースは抵抗Rを介し
てnpnトランジスタTR4のエミッタに接続される。
【0066】npnトランジスタTR4のコレクタ・ベ
ース間には、直列接続されたスイッチSW1〜SWnを
それぞれ有するn個の電流源C1〜Cnが並列接続され
る。この電流源C1〜Cnは、npnトランジスタTR
4のベース電流を増大させる方向に電流を流す。また、
n個の電流源C1〜Cnにそれぞれ直列接続されたn個
のスイッチSW1〜SWnは、それぞれ制御部3に接続
され、制御部3によってスイッチ制御される。
【0067】制御部3は、二次電池2に対して充電を行
う場合、スイッチSW1〜SWnを順次オン状態にし、
オン状態にしたスイッチSW1〜SWnに直列接続され
る電流源C1〜CnからnpnトランジスタっT4のベ
ースに対して電流を流す。したがって、npnトランジ
スタTR4のベース電流は、スイッチSW1〜SWnの
順次オンに伴って増大し、増大したnpnトランジスタ
TR4のベース電流が抵抗Rを介してnpnトランジス
タTR2のベースに流れる。
【0068】この結果、pnpトランジスタTR1のベ
ース電流は、npnトランジスタTR2のベース電流の
電流増大に対応して順次増大することになる。すなわ
ち、制御部3によるスイッチSW1〜SWnの順次オン
に対応してpnpトランジスタTR1のベース電流を所
望の値に制御することができる。その結果、pnpトラ
ンジスタTR1のベース電流が急激に立ち上がることは
なく、これによってpnpトランジスタTR1を流れる
充電電流iabをオーバーシュートさせることなく所定値
に制御することができる。
【0069】なお、上述した制御部3によるスイッチS
W1〜SWnに対するオン制御は、たとえば制御部3内
に遅延タイマを内蔵し、この内蔵した遅延タイマを用
い、順次、クロック数に対応させてスイッチSW1〜S
Wnをオンすることによって実現できる。
【0070】また、制御部3は、充電電流iabを流さな
いようにする場合には、スイッチSW1〜SWnをオフ
することによって行う。すなわち、制御部3は、スイッ
チSW1〜SWnをオフすることによってnpnトラン
ジスタTR4のベース電流をなくしてオフ状態にし、こ
れによってnpnトランジスタTR2をオフにして、p
npトランジスタTR1のベース電位を上げ、pnpト
ランジスタTR1をオフにする。
【0071】また、上述した実施の形態5では、全ての
スイッチSW1〜SWnをオンにして電流源C1〜Cn
の全てから電流を流すように制御しているが、制御部3
は全てのスイッチSW1〜SWnをオンにするのではな
く、スイッチSW1〜SWnのうちの所定個、たとえば
3個のスイッチSW1〜SW3をオンし、各スイッチS
W1〜SW3に対応する電流源C1〜C3から流れる電
流をnpnトランジスタTR4のベース電流として流
し、最終的にnpnトランジスタTR2のベース電流を
制御することによって充電電流iabの値をリニアに制限
する制御を行うようにしてもよい。この場合において
も、npnトランジスタTR2のベース電流は徐々に増
大するため、充電電流iabが急激に立ち上がることはな
い。
【0072】この実施の形態5によれば、制御部3がス
イッチSW1〜SWnを順次オンすることによって、n
pnトランジスタTR2のベース電流を順次増大させ、
結果としてpnpトランジスタTR1のベース電流を順
次増大させ、このベース電流に対応して充電電流iabが
流れるので、充電電流iabが急激に立ち上がることによ
るオーバーシュートの発生を防止し、このオーバーシュ
ートによる充電電流iabの過電流検出という誤検出を未
然に防止し、充電制御システムの正常動作を維持するこ
とができる。
【0073】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。上述した実施の形態5では、
スイッチSW1〜SWnを順次オンさせて電流源C1〜
Cnから供給される電流を徐々に増大させ、これによっ
てnpnトランジスタTR2のベース電流を徐々に増大
させてpnpトランジスタTR1のベース電流を徐々に
増大させるようにしているが、この実施の形態6は、n
pnトランジスタTR2のベース・エミッタ間にコンデ
ンサを配置し、このコンデンサ電圧を徐々に増大させる
ことによってnpnトランジスタTR2のオンを緩やか
にする制御を行うようにしている。
【0074】図6は、この発明の実施の形態6であるス
イッチ駆動装置が適用される充電制御システムの構成を
示すブロック図である。図6に示す実施の形態6の構成
は、図5に示した実施の形態5における駆動回路15の
構成を除き、同じであり、同一構成部分については同一
符号を付している。
【0075】図6に示す駆動回路16は、pnpトラン
ジスタTR1のベースと接地との間を接続するnpnト
ランジスタTR2を有し、npnトランジスタTR2の
コレクタはpnpトランジスタTR1のベースに接続さ
れ、npnトランジスタTR2のエミッタは接地され
る。
【0076】さらに、npnトランジスタTR2のベー
ス・エミッタ間には、コンデンサCおよびnpnトラン
ジスタTR5が並列接続される。npnトランジスタT
R5のコレクタは、npnトランジスタTR2のベース
に接続され、npnトランジスタTR5のエミッタは、
npnトランジスタTR2のエミッタに接続され、さら
にnpnトランジスタTR5のベースは制御部3に接続
される。
【0077】さらに、駆動回路16は、npnトランジ
スタTR6を有し、npnトランジスタTR6のエミッ
タは抵抗Rを介して、npnトランジスタTR2のベー
ス、コンデンサCおよびnpnトランジスタTR5のエ
ミッタ端子に共通接続される。また、npnトランジス
タTR6のコレクタは電源に接続されるとともに、np
nトランジスタTR6のベースは制御部3に接続され
る。
【0078】制御部3は、二次電池2に対して充電を行
う場合、npnトランジスタTR6をオン状態にすると
ともに、npnトランジスタTR5のベースにパルス状
の電圧信号を印加する。このパルス状の電圧信号は、オ
ン、オフを周期的に繰り返すパルスであり、「オン」の
パルスがnpnトランジスタTR5のベースに印加され
ると、npnトランジスタTR5はオンとなり、npn
トランジスタTR6から抵抗Rを介して流れる電流はn
pnトランジスタTR5を介して接地側に流れ、コンデ
ンサCに電荷は蓄積されない。
【0079】一方、「オフ」のパルスがnpnトランジ
スタTR5のベースに印加されると、npnトランジス
タTR5はオフとなり、npnトランジスタTR5から
抵抗Rを介して流れる電流の電荷はコンデンサCに蓄積
される。「オン」、「オフ」のパルスが繰り返しnpn
トランジスタTR5のベースに印加されることにより、
パルスが「オフ」のときのみ、コンデンサCに電荷が順
次蓄積されることになる。
【0080】この結果、コンデンサCの両端電圧は徐々
に大きくなり、npnトランジスタTR2のベース電圧
が徐々に高くなることになる。このため、npnトラン
ジスタTR2が徐々にオン状態となり、pnpトランジ
スタTR1のベース電流が徐々に増大する。このベース
電流が徐々に増大することによって、pnpトランジス
タTR1に流れる充電電流iabは急激に増大せず、オー
バーシュートさせることなく所定値に制御される。
【0081】また、制御部3は、充電電流iabを流さな
いようにする場合には、npnトランジスタTR6をオ
フ状態にして電流の供給を止め、npnトランジスタT
R5をオン状態にし、コンデンサCに蓄積された電荷を
放電させ、コンデンサCの端子間電圧を低下させること
によってnpnトランジスタTR2のベース電位を接地
レベルにし、これによってnpnトランジスタTR2を
オフ状態にする。そして、npnトランジスタTR2の
オフによってpnpトランジスタTR1のベース電位が
高くなってpnpトランジスタTR1はオフする。
【0082】なお、上述した制御部3によるパルス状の
電圧信号は、「オン」、「オフ」のデューティを変える
ことによって、コンデンサCに蓄積される電荷量、すな
わちベース電圧の変化をさらに細かく制御するようにし
てもよい。
【0083】この実施の形態6によれば、制御部3がn
pnトランジスタTR5のベースにパルス状の電圧信号
を加えてオン、オフを繰り返すことによって、コンデン
サCの電圧を徐々に増大させ、これによってnpnトラ
ンジスタTR2のベース電圧を徐々に増大するようにし
ているので、結果としてpnpトランジスタTR1のベ
ース電流が急激に増大することがなく、このベース電流
に対応して充電電流iabが流れるので、充電電流iabが
急激に立ち上がることによるオーバーシュートの発生を
防止し、このオーバーシュートによる充電電流iabの過
電流検出という誤検出を未然に防止し、充電制御システ
ムの正常動作を維持することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、pnpトランジスタをオンさせる際、制御手段が、
複数のnpnトランジスタを順次オン状態にし、このn
pnトランジスタの順次オンによって各npnトランジ
スタに直列接続される抵抗を介してpnpトランジスタ
のベース側が接地されるため、npnトランジスタのベ
ースと接地との間の電圧降下は、並列される各抵抗の合
成抵抗によって順次低下し、最終的に全抵抗の並列抵抗
分の電圧降下になり、pnpトランジスタのベース電位
は、ほぼ接地レベルに達し、pnpトランジスタはオン
するが、この際、pnpトランジスタのベース電位は順
次低下させられるため、pnpトランジスタのベース電
流が急激に増大することはないので、pnpトランジス
タに流れる対象電流がオーバーシュートすることもない
ので、たとえば対象電流を充電制御システムにおける充
電電流である場合、充電電流の電流値は過電流保護等の
ために検出されるが、pnpトランジスタのオン時にオ
ーバーシュートが生ずることがないので、このオーバー
シュートによる充電電流の過電流検出という誤検出を防
止することができ、充電制御システムの正常動作を維持
することができるという効果を奏する。
【0085】つぎの発明によれば、pnpトランジスタ
をオンさせる際、制御手段が、複数のnpnトランジス
タを順次オン状態にし、このnpnトランジスタの順次
オンによって各npnトランジスタのサイズに応じた電
流をpnpトランジスタと接地との間に流させ、npn
トランジスタの順次オンによってpnpトランジスタの
ベース電流を徐々に増大するようにして、pnpトラン
ジスタのベース電流が急激に増大することを防止し、p
npトランジスタに流れる対象電流をオーバーシュート
させないようにしているので、たとえば対象電流を充電
制御システムにおける充電電流である場合、充電電流の
電流値は過電流保護等のために検出されるが、pnpト
ランジスタのオン時にオーバーシュートが生ずることが
ないので、このオーバーシュートによる充電電流の過電
流検出という誤検出を防止することができ、充電制御シ
ステムの正常動作を維持することができるという効果を
奏する。
【0086】つぎの発明によれば、pnpトランジスタ
をオンさせる際、制御手段が、第一のnpnトランジス
タをオンにすることによって、ダイオード動作を行う直
列接続された複数の第三のnpnトランジスタを介して
pnpトランジスタのベース電流が流れ始めるが、直列
接続された各第三のnpnトランジスタのベース・エミ
ッタ間の電圧が存在し、pnpトランジスタのベース電
位は接地レベルに達しない。
【0087】その後、制御手段は、各第三のnpnトラ
ンジスタに並列接続される各第二のnpnトランジスタ
を順次オン状態にし、各第三のnpnトランジスタの電
圧降下を減らし、pnpトランジスタのベース電位を接
地レベルに近づけ、pnpトランジスタのベース電流を
徐々に増大するようにして、pnpトランジスタのベー
ス電流が急激に増大することを防止し、pnpトランジ
スタに流れる対象電流をオーバーシュートさせないよう
にしているので、たとえば対象電流を充電制御システム
における充電電流である場合、充電電流の電流値は過電
流保護等のために検出されるが、pnpトランジスタの
オン時にオーバーシュートが生ずることがないので、こ
のオーバーシュートによる充電電流の過電流検出という
誤検出を防止することができ、充電制御システムの正常
動作を維持することができるという効果を奏する。
【0088】つぎの発明によれば、pnpトランジスタ
をオンさせる際、制御手段が、第一のnpnトランジス
タをオンにすることによって、直列接続された複数の抵
抗を介してpnpトランジスタのベース電流が流れ始め
るが、直列接続された複数の抵抗の電圧降下が存在する
ため、pnpトランジスタのベース電位は接地レベルに
達しない。
【0089】その後、制御手段は、各抵抗に並列接続さ
れる各第二のnpnトランジスタを順次オン状態にし、
各抵抗による電圧降下を減らし、pnpトランジスタの
ベース電位を接地レベルに近づけ、pnpトランジスタ
のベース電流を徐々に増大するようにして、pnpトラ
ンジスタのベース電流が急激に増大することを防止し、
pnpトランジスタに流れる対象電流をオーバーシュー
トさせないようにしているので、たとえば対象電流を充
電制御システムにおける充電電流である場合、充電電流
の電流値は過電流保護等のために検出されるが、pnp
トランジスタのオン時にオーバーシュートが生ずること
がないので、このオーバーシュートによる充電電流の過
電流検出という誤検出を防止することができ、充電制御
システムの正常動作を維持することができるという効果
を奏する。
【0090】つぎの発明によれば、pnpトランジスタ
をオンさせる際、制御手段が、電流源回路のスイッチを
順次オンにし、各スイッチに直列接続される電流源から
npnトランジスタのベースに電流を流し、npnトラ
ンジスタのベース電流を徐々に大きくし、これによって
pnpトランジスタのベース電流を徐々に増大するよう
にして、pnpトランジスタのベース電流が急激に増大
することを防止し、pnpトランジスタに流れる対象電
流をオーバーシュートさせないようにしているので、た
とえば対象電流を充電制御システムにおける充電電流で
ある場合、充電電流の電流値は過電流保護等のために検
出されるが、pnpトランジスタのオン時にオーバーシ
ュートが生ずることがないので、このオーバーシュート
による充電電流の過電流検出という誤検出を防止するこ
とができ、充電制御システムの正常動作を維持すること
ができるという効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、pnpトランジスタ
をオンさせる際、制御手段が、第二のnpnトランジス
タのベースに繰り返しパルスを印加し、この繰り返しパ
ルスのオフ時に、供給源から供給される電荷をコンデン
サに蓄積させる。
【0092】この電荷蓄積によってコンデンサの端子電
圧は増大し、その結果第一のnpnトランジスタのベー
ス電位は徐々に増大し、これによってpnpトランジス
タのベース電流が急激に増大することを防止し、pnp
トランジスタに流れる対象電流をオーバーシュートさせ
ないようにしているので、たとえば対象電流を充電制御
システムにおける充電電流である場合、充電電流の電流
値は過電流保護等のために検出されるが、pnpトラン
ジスタのオン時にオーバーシュートが生ずることがない
ので、このオーバーシュートによる充電電流の過電流検
出という誤検出を防止することができ、充電制御システ
ムの正常動作を維持することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるスイッチ駆動
装置が適用される充電制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 この発明の実施の形態2であるスイッチ駆動
装置が適用される充電制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 この発明の実施の形態3であるスイッチ駆動
装置が適用される充電制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 この発明の実施の形態4であるスイッチ駆動
装置が適用される充電制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】 この発明の実施の形態5であるスイッチ駆動
装置が適用される充電制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】 この発明の実施の形態6であるスイッチ駆動
装置が適用される充電制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 従来のスイッチ駆動装置が適用される充電制
御システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アダプタ、2 二次電池、3 制御部、11〜16
駆動回路、TR1pnpトランジスタ、TR2〜TR
6,Q1〜Qn,QA1〜QAn,QB1〜QBn,Q
C1〜QCn,QD1〜QDn npnトランジスタ、
R,R1〜Rn 抵抗、SW1〜SWn スイッチ、C
1〜Cn 電流源、C コンデンサ、iab 充電電流。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 一敬 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5G065 BA04 DA06 EA06 FA05 GA03 HA07 JA02 KA02 KA09 MA10 NA01 NA02 NA04 5H410 BB01 CC02 DD02 EA10 EA38 EB01 EB15 EB16 EB37 GG07 5J055 AX25 AX34 AX55 AX64 BX16 CX23 CX26 CX27 DX05 DX61 EX04 EX06 EX14 EY01 EY10 EY17 EZ03 EZ57 GX01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象電流の通電をオン、オフするpnp
    トランジスタと、 前記pnpトランジスタのベースに共通接続した複数の
    抵抗と、 各前記複数の抵抗にそのコレクタを接続するとともにそ
    のエミッタを接地した複数のnpnトランジスタと、 各前記複数のnpnトランジスタのベースを接続し、各
    前記複数のnpnトランジスタを順次オン状態にし、前
    記pnpトランジスタをオンさせるに必要なベース電流
    を流させる制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチ駆動装置。
  2. 【請求項2】 対象電流の通電をオン、オフするpnp
    トランジスタと、 前記pnpトランジスタのベースに当該複数のnpnト
    ランジスタのコレクタを共通接続するとともに当該各n
    pnトランジスタのエミッタを接地した複数のnpnト
    ランジスタと、 各前記複数のnpnトランジスタのベースを接続し、各
    前記複数のnpnトランジスタを順次オン状態にし、前
    記pnpトランジスタをオンさせるに必要なベース電流
    を流させる制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチ駆動装置。
  3. 【請求項3】 対象電流の通電をオン、オフするpnp
    トランジスタと、 前記pnpトランジスタのベースに当該第一のnpnト
    ランジスタのコレクタを接続した第一のnpnトランジ
    スタと、 第二のnpnトランジスタとそのコレクタとベースとを
    短絡した第三のnpnトランジスタとの各コレクタと各
    エミッタとを接続したトランジスタ対を直列接続し、第
    一段のトランジスタ対のコレクタを前記第一のnpnト
    ランジスタのエミッタに接続するとともに最終段のトラ
    ンジスタ対のエミッタを接地したトランジスタ群と、 各前記第二のnpnトランジスタのベースを接続し、前
    記第一のnpnトランジスタをオンした後、各前記第二
    のnpnトランジスタを順次オン状態にし、前記pnp
    トランジスタをオンさせるに必要なベース電流を流させ
    る制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチ駆動装置。
  4. 【請求項4】 対象電流の通電をオン、オフするpnp
    トランジスタと、 そのエミッタが接地された第一のnpnトランジスタ
    と、 前記pnpトランジスタのベースと前記第一のnpnト
    ランジスタのコレクタとの間を直列接続した複数の抵抗
    と、 各前記複数の抵抗に並列接続した複数の第二のnpnト
    ランジスタと、 各前記第二のnpnトランジスタのベースを接続し、前
    記第一のnpnトランジスタをオンした後、各前記第二
    のnpnトランジスタを順次オン状態にし、前記pnp
    トランジスタをオンさせるに必要なベース電流を流させ
    る制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチ駆動装置。
  5. 【請求項5】 対象電流の通電をオン、オフするpnp
    トランジスタと、 前記pnpトランジスタのベースに当該npnトランジ
    スタのコレクタを接続し、当該npnトランジスタのエ
    ミッタを接地したnpnトランジスタと、 複数の直列接続した電流源とスイッチとを並列接続し、
    前記npnトランジスタのベースに電流を供給する電流
    源回路と、 各前記スイッチを順次オンにし、前記npnトランジス
    タのベース電流を増大して前記pnpトランジスタをオ
    ンさせるに必要なベース電流を流させる制御を行う制御
    手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチ駆動装置。
  6. 【請求項6】 対象電流の通電をオン、オフするpnp
    トランジスタと、 前記pnpトランジスタのベースに当該第一のnpnト
    ランジスタのコレクタを接続し、当該第一のnpnトラ
    ンジスタのエミッタを接地した第一のnpnトランジス
    タと、 前記第一のnpnトランジスタのベース・エミッタ間に
    接続したコンデンサと、 前記コンデンサに電荷を供給する供給源と、 前記コンデンサに並列接続した第二のnpnトランジス
    タと、 前記第二のnpnトランジスタのベースに繰り返しパル
    スを印加し、該繰り返しパルスのオフ時に前記コンデン
    サに電荷を蓄積させて前記コンデンサの端子電圧が前記
    第一のnpnトランジスタをオンさせるベース電圧にな
    るまで順次高め、前記第一のnpnトランジスタのオン
    によって前記pnpトランジスタをオンさせるに必要な
    ベース電流を流させる制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチ駆動装置。
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