JP2001027627A - 光走査型二次元濃度分布測定装置 - Google Patents

光走査型二次元濃度分布測定装置

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JP2001027627A
JP2001027627A JP11200692A JP20069299A JP2001027627A JP 2001027627 A JP2001027627 A JP 2001027627A JP 11200692 A JP11200692 A JP 11200692A JP 20069299 A JP20069299 A JP 20069299A JP 2001027627 A JP2001027627 A JP 2001027627A
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sensor
sensor cassette
cassette
semiconductor substrate
receiving portion
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JP11200692A
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English (en)
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Shuji Takamatsu
修司 高松
Satoshi Nomura
聡 野村
Motoi Nakao
基 中尾
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数あるセンサカセットから一つのセンサカ
セットを特定できるようにしたり、センサカセットのセ
ンサカセット部への装着時において生ずる位置ずれを補
正することにより、コストアップさせることなく所望の
測定を行うことができる光走査型二次元濃度分布測定装
置を提供すること。 【解決手段】 測定装置本体内に設けられたセンサカセ
ット受け部14に対して、半導体基板27の上面にセン
サ面29を有するセンサ26を組み込んだセンサカセッ
ト3を着脱自在にセットし、このセットされたセンサカ
セット3の半導体基板27に対して光68を二次元的に
走査しながら照射するように構成された光走査型二次元
濃度分布測定装置において、前記センサカセット3にお
ける半導体基板27の結晶欠陥の分布状況を予め記録し
ておき、センサカセット3のセンサカセット受け部14
への装着時において生ずる位置ずれを、前記記録された
分布状況に基づいて補正するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶液などの試料
におけるイオン濃度などを二次元的に測定することがで
きる光走査型二次元濃度分布測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液体中あるいは物質中にしみこん
だ液体中に溶存している物質(イオンなど)の濃度を二
次元的に計測する装置の研究・開発が行われ、この二次
元分布の計測を行う手法の一つに、LAPS(Ligh
t−AddressablePotentiometr
ic Sensor)センサからなる電気化学画像計測
装置がある。このような装置は、例えば、Jpn.J.
Appl.Phys.Vol.33(1994)pp
L394−L397に記載してあるように、イオンなど
に感応するセンサ面を形成した半導体基板を適宜の光で
スキャンし、このスキャンによって、半導体基板中に誘
発された光電流を取り出すことにより測定を行うことが
できる。
【0003】前記装置のセンサ部を直接計測したい対象
物質に挿入したり接触させることによって溶存物質の濃
度分布を測定する。得られたデータはコンピュータ処理
により、二次元または三次元の濃度分布画像として出力
される。ある時間での濃度分布のみならず、その変化の
様子をリアルタイムに追跡することができる。リアルタ
イムに得られた画像を、目視、CCDカメラなどによっ
て得られた電磁波画像と容易に比較できる。
【0004】そして、この出願の出願人は、上記光走査
型二次元濃度分布測定装置およびこれに関連した技術を
主題とする発明を、特願平7−39114号(特開平8
−213580号)を始めとして数多く特許出願してい
るところである。
【0005】ところで、上記光走査型二次元濃度分布測
定装置は、その全体構造は実験室レベルのものであり、
例えば、半導体基板の上面にセンサ面を有してなるセン
サは、これを保持する受け部と一体的な構造であり、セ
ンサを必要に応じて交換することはできなかった。ま
た、信号取り出し部においてはリード線を単に接続する
方式を採用していたので、接触抵抗の大きさが安定せ
ず、安定した信号を得られないことがあり、測定に支障
を来すことがあった。
【0006】上述の課題を解決するものとして、本願出
願人は、平成9年7月10日付けで、「光走査型二次元
濃度分布測定装置」を特許出願している。図1〜図6
は、前記特許出願に係る光走査型二次元濃度分布測定装
置の構成を概略的に示すものである。
【0007】まず、図1において、1は測定装置本体
で、そのケース2の前面にはセンサカセット3(その構
成については後で詳しく説明する)を出し入れするため
のカセット挿抜口4が開設され、このカセット挿抜口4
は、センサカセット3を保持したオペレータ(測定員)
の手が入る程度の大きさを有し、これを開閉するための
扉5が設けられている。この扉5は、後述するように、
レーザ光を用いるところからこれが外部に漏洩しないよ
うに構成されるとともに、ボタン6を操作することによ
り例えば上下方向に移動してカセット挿抜口4を開また
は閉状態にするように構成されている。そして、7aは
ケース2の上部からその下方を、ケース2内の所定の位
置にセットされたセンサカセット3に臨むようにして設
けられた光学顕微鏡であり、7bはビデオカメラなどの
観察画像入力装置である。
【0008】8は前記測定装置本体1を制御するととも
に、これから送られてくる信号を処理し、その結果を表
示したり、記録する制御・画像処理装置で、例えば画像
処理機能を有するコンピュータである。このコンピュー
タ8は、制御や各種の演算などの処理を行うとともにデ
ータや処理結果を記憶する本体装置9、例えばカラーデ
ィスレイよりなる表示装置10、入力キーボード11、
マウス12などよりなり、測定装置本体1とは信号ケー
ブル13によって接続されている。
【0009】前記測定装置本体1の構成について、図2
〜図6を参照しながら説明する。図2は、この発明の光
走査型二次元濃度分布測定装置の要部を示す斜視図で、
この図2において、14はセンサカセット3を着脱自在
にセットすることができるセンサカセット受け部、15
はこのセンサカセット受け部14にセットされたセンサ
カセット3の信号取り出し用電極(後述する)に対して
接離自在に設けられるコンタクトプローブ部である。こ
れらセンサカセット受け部14およびコンタクトプロー
ブ部15は、測定装置本体1内に設けられる。
【0010】まず、センサカセット3の構成について説
明すると、図2〜図4において、16,17は平面視が
方形のセンサホルダ、ホルダカバーで、これらの間に後
述するオーミックコンタクト30、センサ26およびパ
ッキン33をこの順に重ねた順で挟持される(図3参
照)。
【0011】そして、センサホルダ16、ホルダカバー
17はいずれも適宜厚さの絶縁材料、例えば合成樹脂よ
りなり、それらの平面視の外形寸法は互いに等しく、4
つのコーナーには斜めにカットされた部分18,19を
有するが、対応する一つのコーナー18a,19aは、
他のコーナー18,19とは異なる形状に形成して、セ
ンサカセット3がセンサカセット受け部14に対して誤
ってセットされるのを防止できるようにしてあるととも
に、それぞれの中央には同サイズの方形の貫通孔20,
21が設けられている。この貫通孔20,21は、後述
するセンサ26よりやや小さい。
【0012】そして、センサホルダ16の貫通孔20の
上端部周囲には、オーミックコンタクト30、センサ2
6およびパッキン33を保持するための座グリ面20a
が形成され、ホルダカバー17の貫通孔21の下端側の
周囲には前記座グリ面20aに対応するようにして突平
面21aが形成されている(図3参照)。
【0013】また、センサホルダ16には、貫通孔20
の外側にねじ22を螺着するための4つのねじ孔23が
等配置的に形成されるとともに、一方、ホルダカバー1
7には、前記ねじ孔23に対応する位置にねじ22を挿
通させるための孔24が開設されているとともに、貫通
孔21の一辺側に2つの溝25が適宜の間隔をおいて並
設されている。
【0014】26は平面視が方形のセンサで、外形が座
グリ面20aおよび突平面21aの形状および寸法にほ
ぼ合致するように形成されている。このセンサ26は、
図6に示すように、測定分解能より小さい厚みを有する
(例えば100μm以下)シリコン基板27の上面にS
iO2 層28、センサ面としてのSi3 4 層29を熱
酸化、CVDなどの手法によって順次形成してなるもの
で、水素イオンに応答するように形成されている。
【0015】30はセンサ26のシリコン基板27に当
接するように設けられる電流信号取出し用の平面視方形
のオーミックコンタクトで、外形が貫通孔20,21の
形状および寸法にほぼ合致し、中央に座グリ面20a、
突平面21aの形状および寸法に合致する孔32を有す
るとともに、その周囲の適宜箇所から作用極となる突片
32を備えている。このオーミックコンタクト30は、
適宜厚の銀または白金などの金属板を例えば抜き加工に
よって形成される。。そして、突片32は、短冊状部分
を両端を互いに異なる方向に互いに平行になるように曲
げてなるもので、すなわち、オーミックコンタクト30
に連なり、これの上方に直角に折曲された部分32a
と、この部分32aに連なり、これから水平に折曲され
た部分32bと、これに連なり、これの上方に直角に折
曲された部分32cとからなる。
【0016】33は平面視が方形の例えばシリコンゴム
よりなるパッキンで、外形が座グリ面20a、突平面2
1aの形状にほぼ合致し、中央に貫通孔20,21の形
状および寸法に合致する孔34を有している。
【0017】そして、図2〜図4において、35,36
は対極、参照極で、ホルダカバー17の貫通孔21の一
辺側に形成された2つの溝25に装着できるようにコ字
状に形成されている。すなわち、対極35、参照極36
はともにオーミックコンタクト30と同様の素材、すな
わち、適宜厚の銀または白金などの金属板よりなり、短
冊状に形成したプレートの両端を同方向に平行となるよ
うに折曲されている。そして、対極35,36は、その
一方の折り曲げ部35a,36aを貫通孔21を形成す
る内壁の一部に沿うようにし、水平部35b,36bを
溝25の上面に当接させ、さらに、他方の折り曲げ部3
5c,36cをホルダカバー17の外面に沿うようにし
て溝25にそれぞれ装着される。なお、折り曲げ部35
c,36cの外面には、後述するコンタクトプローブと
の接触抵抗を低減するために、例えば金めっきが施され
ている。さらに、試料と接触する部分36aはバイアス
電圧の安定印加のために塩化銀などがコートされてい
る。
【0018】37は前記対極35、参照極36を、溝2
5に装着した状態でこれらを固定するための電極押さえ
で、合成樹脂など絶縁性素材よりなり、溝25に嵌合
し、対極35、参照極36を強固に固定できるように構
成されている。
【0019】上記センサカセット3を組み立てるには、
センサホルダ16の座グリ面20aに、オーミックコン
タクト30、センサ26およびパッキン33をこの順に
重ねた後、ホルダカバー17をセンサホルダ16の上面
から被せてねじ22で締めつけることによりセンサ26
が水密に保持される。そして、対極35、参照極36を
ホルダカバー17に形成された溝25に装着し、電極押
さえ37で対極35、参照極36を固定する。これによ
って、センサ26の上面にセル38を有するセンサカセ
ット3が形成される(図2および図3参照)。
【0020】次に、上記構成のセンサカセット3を保持
するためのセンサカセット受け部14の構成について、
図2、図5および図6を参照しながら説明すると、セン
サカセット受け部14は、図5に示すように、XYステ
ージ39の一部として形成されている。そして、このX
Yステージ39には、コンタクトプローブ部15および
これを水平方向に直線的に前進また後退するように移動
させる移動機構44(後述する)が搭載されており、走
査制御装置40(図6参照)からの信号によって制御さ
れ、二次元方向に移動できるように構成されている。な
お、図6においては、XYステージ39のうちのセンサ
カセット受け部14のみ示している。
【0021】そして、センサカセット受け部14には、
図2に示すように、その上面にセンサカセット3を装着
保持させるため、センサカセット3の外形よりやや大き
く、所定の深さの凹部41が形成されているとともに、
センサホルダ16およびホルダカバー17にそれぞれ形
成された誤セット防止部18a,19aに対応する誤セ
ット防止部42が形成されている。そして、凹部41の
ほぼ中央には、センサ26の全面に対応する大きさの貫
通孔43が形成されている。
【0022】次に、コンタクトプローブ部15およびこ
れを水平方向に直線的に往復動させるプローブ駆動機構
44の構成について、図2、図5および図6を参照しな
がら説明する。図5および図6において、45は合成樹
脂など絶縁性素材よりなるコンタクトプローブカートリ
ッジで、センサカセット3に設けられた対極35、参照
極36および作用極32の接触部35c,36c,32
cとそれぞれ適宜の接触圧でもって接触できるように取
り付けられたコンタクトプローブ46,47,48と、
これらに接続され、それぞれに対応するレセプタクルを
有するコネクタ49とからなる。
【0023】50はコネクタ49に挿抜自在に接続され
るプラグで、このプラグ50にはケーブル51,52,
53が接続され、これらのケーブル51,52,53の
他端側は、後述する制御ボックス69(図6参照)に接
続される。より詳しくは、対極35、参照極36にそれ
ぞれ対応するケーブル51,52は、制御ボックス68
におけるポテンショスタット70に接続され、オーミッ
クコンタクト30に連なる作用極32に対応するケーブ
ル53は、制御ボックス69における電流−電圧変換器
71および演算増幅回路72を介してポテンショスタッ
ト70に接続される。
【0024】前記コンタクトプローブカートリッジ45
を含むコンタクトプローブ部15は、図6に示すよう
に、一対のガイド部材54に沿って矢印A,B方向に直
線的に往復動するスライドベース55に例えばねじ止め
によって固定されている。
【0025】そして、スライドベース55を直線的に前
進または後退させる移動機構44は、図5に示すよう
に、例えばステッピングモータ56の出力軸57と、ス
ライドベース55との間に回転運動を直線運動に変換す
る運動変換機構58を設けている。すなわち、この運動
変換機構58は、例えば前記出力軸57に固着されるク
ランク用円盤59と、この円盤59の偏心した位置に立
設されるピン60と、この偏心ピン60とスライドベー
ス55の立設部材61に設けられたブラケット62に立
設されたピン63との間を連結する連杆64とから構成
されている。
【0026】そして、図5に示す状態において、例えば
測定装置本体1に設けられた測定開始スイッチ65aを
操作してステッピングモータ56を所定方向に回転させ
ると、その回転運動が運動変換機構58を介して直線運
動に変換され、スライドベース55を矢印A方向に直線
的に移動させる。これによって、スライドベース55上
に設けられているコンタクトプローブカートリッジ45
がセンサカセット受け部14方向に移動し、コンタクト
プローブカートリッジ45に設けられたコンタクトプロ
ーブ46,47,48がセンサカセット受け部14にセ
ットされているセンサカセット3側の対極35、参照極
36、作用極32の接触部35c,36c,32cにそ
れぞれ所定の接触圧をもって当接し、その状態を維持す
る。つまり、測定可能状態となり、測定を開始する。
【0027】また、前記測定可能状態において、測定装
置本体1に設けられた測定終了スイッチ65bを操作し
てステッピングモータ56を前記所定方向と逆方向に回
転させると、スライドベース55が矢印B方向に移動
し、コンタクトプローブ46,47,48が接触部35
c,36c,32cから離れ、図5に示す解除状態に復
帰する。なお、66a、66bはそれぞれ、上記測定可
能状態または解除状態をそれぞれ維持するためのスライ
ドベース55の位置検出装置である。上記動作は、測定
スタート/ストップに応じて、コンピュータ8によって
自動制御するようにしてあってもよい。
【0028】そして、図6において、67はセンサカセ
ット受け部14にセットされたセンサカセット3のセン
サ26のシリコン基板27に対してレーザ光68を照射
するためのレーザ光源で、XYステージ39の下方に設
けられており、後述するインタフェースボード72を介
してコンピュータ8の制御信号によって断続光を発する
とともに、XYステージ39によって二次元方向に走査
されるセンサ26のシリコン基板27に対して最適なビ
ーム径になるように調整されたレーザ光68を照射する
ものである。
【0029】69は測定装置本体1に設けられる制御ボ
ックスであって、シリコン基板27に適宜のバイアス電
圧を印加するためのポテンショスタット70、シリコン
基板27に形成されたオーミックコンタクト30に連な
る作用極32から取り出される電流信号を電圧信号に変
換する電流−電圧変換器71、この電流−電圧変換器7
1からの信号が入力される演算増幅回路72、この演算
増幅回路72と信号を授受したり、走査制御装置40や
レーザ光源67に対する制御信号を出力するインタフェ
ースボード73などよりなる。
【0030】上記構成の光走査型二次元濃度分布測定装
置を用いて、溶液の水素イオン濃度(pH)を測定する
場合について説明すると、図2および図3に示すように
組み立てられたセンサカセット3のセル38内に溶液を
入れる。これにより、センサ26のセンサ面29に溶液
が接するとともに、溶液が対極35および参照極36と
接触する。
【0031】次に、測定装置本体1のカセット挿抜口4
の扉5を開いて、上記溶液を収容したセンサカセット3
を測定装置本体1内のセンサカセット受け部14にセッ
トする。これらの操作はオペレータ(測定員)が手動で
行う。この場合、センサカセット3の外周にセンサカセ
ット受け部14に対する誤セット防止部18a,19a
が形成してあるので、カセット挿抜口4に挿入する前に
予めセンサカセット3の向きを確認することができる。
【0032】上述のようにしてセンサカセット受け部1
4にセンサカセット3をセットした後、カセット挿抜口
4の扉5を閉じる。この状態においては、測定装置本体
1内は、図5に示すような状態、すなわち、コンタクト
プローブ46,47,48がセンサカセット3の対極3
5、参照極36、作用極32の接触部35c,36c,
32cから離れた解除状態である。そこで、ボタン65
aを操作することにより、スライドベース55が矢印A
方向に所定距離だけ移動し、コンタクトプローブ46,
47,48がセンサカセット3の対極35、参照極3
6、作用極32の接触部35c,36c,32cと所定
の接触圧をもってそれぞれ当接し、測定可能状態とな
る。
【0033】前記状態において、シリコン基板27に空
乏層が発生するように、ポテンショスタット70からの
直流電圧を参照極36とオーミックコンタクト32との
間に印加して、シリコン基板27に所定のバイアス電圧
を印加する。この状態でシリコン基板27に対してレー
ザ光68を一定周期(例えば、5kHz)で断続的に照
射することによってシリコン基板27に交流光電流を発
生させる。このレーザ光68の断続照射は、コンピュー
タ8の制御信号がインタフェースボード73を介して入
力されることによって行われる。前記光電流は、シリコ
ン基板27の照射点に対向する点で、センサ26に接し
ている溶液におけるpHを反映した値であり、その値を
測定することにより、この部分でのpH値を知ることが
できる。
【0034】そして、走査制御装置40によって、XY
テーブル39をX,Y方向に移動させることにより、シ
リコン基板27にはレーザ光68が二次元方向に走査さ
れるようにして照射され、溶液における位置信号(X,
Y)と、その場所で観測された交流光電流値により、表
示装置10の画面上にpHを表す二次元画像が表示され
る。
【0035】上述のように、この発明の光走査型二次元
濃度分布測定装置においては、測定部を、測定装置本体
1側のセンサカセット受け部14およびコンタクトプロ
ーブ部15と、測定装置本体1に対して着脱自在なセン
サカセット3とから構成しており、センサ26がセンサ
カセット3に組み込まれているので、センサ26を測定
装置本体1に対して容易に脱着することができる。そし
て、センサ26を保持するセンサカセット3の構造が簡
単であるため、センサ26に故障が生じた場合にもその
点検や交換を容易に行えるとともに、センサ回りの部品
を再利用することが可能になり、所謂環境に優しい構成
となっている。
【0036】そして、信号の取り出しを、センサカセッ
ト3に対して接離自在なコンタクトプローブ部15によ
って行うようにしているので、信号を安定して取り出す
ことができ、安定な測定を行うことができる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
走査型二次元濃度分布測定装置においては、測定装置本
体1に設けられたセンサカセット受け部14に対してセ
ンサカセット3を着脱するものであり、センサカセット
受け部14にはセンサカセット3を載置したとき、多少
のスペース的余裕があるため、測定の都度、センサカセ
ット受け部14に対してセンサカセット3を脱着した場
合、センサカセット3のセット位置が多少ずれる。つま
り、センサ26の位置がずれる。このように、センサ2
6の位置がずれると、測定データに悪影響が及ぼされる
こととなる。
【0038】上記センサカセット受け部14に対するセ
ンサカセット3のセット位置のずれを可及的に小さくす
る手段として、センサカセット3およびセンサカセット
受け部14の加工精度を上げたり、走査装置の機械精度
を分解能以上にすることが考えられるが、このような手
法では、コストアップとなるとともに、画像処理がうま
く行かなくなることがあった。
【0039】また、上記センサカセット3は、通常、複
数個用意し、それらのうちの一つを選んでセンサカセッ
ト受け部14に設けるようにしているが、この場合、セ
ンサカセット3の特定を簡単かつ確実に行う必要があ
る。
【0040】ところで、前記シリコン基板27として
は、現在のところ、CZ法によるシリコンウェーハが使
われている。ところが、CZ法により単結晶シリコンの
インゴットをシリコン融液から引き上げる際、微妙な温
度差などによって、結晶の成長速度などが変わり、その
ため各種の結晶欠陥が生ずる。ここでいう結晶欠陥と
は、無転位成長におけるもののことである。シリコン中
に混入される酸素、炭素や添加不純物は、インゴット成
長条件(対流による融液温度勾配、種結晶回転速度、る
つぼ回転速度など)によって偏析し、それによって欠陥
が生じることが分かっている。その一つがストライエー
ション(striation)と呼ばれる種結晶から三
次元的な同心円状にむらを生じさせる特異な結晶欠陥で
ある。
【0041】上述のように、センサ26を形成するため
のシリコン基板27には、その製造工程において生ずる
結晶欠陥の存在が避けられないが、本願出願人は、この
結晶欠陥を検査する装置として、平成10年10月30
日付けにて、「半導体ウェーハの結晶欠陥検査装置」を
特許出願している(特願平10−310549号)。以
下、この結晶欠陥検査装置を用いて結晶欠陥を検査する
方法について、簡単に説明する。
【0042】上記結晶欠陥検査装置は、実質的には、図
1〜図6に示した光走査型二次元濃度分布測定装置と変
わるところはない。そして、結晶欠陥を検査する方法
は、次の通りである。まず、前記測定のときと同様に、
センサカセット受け部14にセンサカセット3をセット
し、コンタクトプローブ46,47,48をセンサカセ
ット3の対極35、参照極36、作用極32の接触部3
5c,36c,32cと所定の接触圧をもってそれぞれ
当接させる。
【0043】そして、センサカセット3のセル38内に
電解質溶液を入れ、これに対極35および参照極36を
浸す。この状態で、シリコン基板27に空乏層が発生す
るように、ポテンショスタット70からの直流電圧を参
照極36とオーミックコンタクト32との間に印加し、
シリコン基板27とセンサ26のセンサ面29との界面
の半導体層を反転状態にし、シリコン基板27に最大幅
の空乏層を生じさせる。すなわち、例えば、シリコン基
板27がn型シリコン基板であれば、シリコン基板27
側に十分大きな正方向のバイアス電圧を印加して、前記
界面の半導体層を反転状態にするのである。
【0044】前記半導体層を反転状態にした状態で、コ
ンピュータ8からの制御信号をインタフェースボード7
3を介してレーザ光源67に入力し、レーザ光源67か
ら、バンドギャップ(1.1eV)以上のエネルギーを
もつ変調レーザ光68を一定周期(例えば10kHz)
でシリコン基板27に断続的に照射する。このとき、シ
リコン基板27の裏面側(図示例では下面側)において
生成された光キャリアは、シリコン基板27の表面側
(上面側)の絶縁膜界面の空乏層まで拡散しなければ、
信号である交流光電流は流れない。
【0045】そして、シリコン基板27中に酸素や添加
不純物などに起因する結晶欠陥が存在すると、この結晶
欠陥で前記発生した光キャリアが消滅する。信号である
交流光電流は、空乏層に到達した光キャリアの数に比例
するので、交流光電流の二次元像を測定することで結晶
欠陥を検出することができる。
【0046】そこで、コンピュータ8からの制御信号を
インタフェースボード73を介して走査制御装置40に
入力して、XYステージ39をX,Y方向に移動させる
ことにより、レーザ光68がシリコン基板27に対して
その二次元方向に走査されるように照射され、これによ
って光電流が発生する。この光電流は、オーミックコン
タクト30から取り出され、この取り出された光電流値
は、制御ボックス69の電流−電圧変換器71において
電圧値に変換される。そして、この電圧値は適宜同期整
流され、振幅が抽出される。
【0047】そして、前記XYステージ39のX,Y方
向の走査に関して、各々のポジションに対応する、ある
時間での電圧振幅値を順次、コンピュータ8に取り込
む。例えば12ビットでデータを取り込むのであれば、
信号電圧0〜1Vを0〜4096までの値に当てはめ
る。そして、設定された個数(画素数)のデータをコン
ピュータ8のRAM領域に蓄積する。全てのデータが取
り込まれると、そのデータ配列のままROMに取り込
み、ファイルとする。
【0048】前記ファイルをコンピュータ8に格納され
ている画像プログラムを用いて、二次元的にデータを配
列し、さらに、グレイ濃淡表示や多色表示を行う。この
ようにすることにより、表示装置12の画面上に、図9
(A)に示すような光電流二次元画像を得ることがで
き、この画像におけるパターンがシリコン基板27にお
ける結晶欠陥の分布状態そのものを示している。
【0049】前記結晶欠陥の分布は個々のシリコン基板
(シリコンウェーハ)に固有のものであり、上述したp
Hのような化学濃度分布は、前記結晶欠陥の分布という
バックグラウンドの上に重畳されている。
【0050】この発明は、上記図1〜図6に示される光
走査型二次元濃度分布測定装置における上述の欠点を改
良するもので、上記バックグラウンドとしての結晶欠陥
の分布を積極的に利用して、複数あるセンサカセットか
ら一つのセンサカセットを特定できるようにしたり、セ
ンサカセットのセンサカセット部への装着時において生
ずる位置ずれを補正することにより、コストアップさせ
ることなく所望の測定を行うことができる光走査型二次
元濃度分布測定装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0051】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明では、測定装置本体内に設けられたセンサ
カセット受け部に対して、半導体基板の上面にセンサ面
を有するセンサを組み込んだセンサカセットをセット着
脱自在にセットし、このセットされたセンサカセットの
半導体基板に対して光を二次元的に走査しながら照射す
るように構成された光走査型二次元濃度分布測定装置に
おいて、前記センサカセットにおける半導体基板の結晶
欠陥の分布状況を予め記録しておき、センサカセットの
センサカセット受け部への装着時において生ずる位置ず
れを、前記記録された分布状況に基づいて補正するよう
にしている(請求項1)。
【0052】また、この発明では、測定装置本体内に設
けられたセンサカセット受け部に対して、半導体基板の
上面にセンサ面を有するセンサを組み込んだ複数のセン
サカセットのうち、その一つを択一的に着脱自在にセッ
トし、このセットされたセンサカセットの半導体基板に
対して光を二次元的に走査しながら照射するように構成
された光走査型二次元濃度分布測定装置において、前記
複数のセンサカセットにおける半導体基板の結晶欠陥の
分布状況を予め記録しておき、センサカセットのセンサ
カセット受け部への装着時、前記記録された分布状況に
基づいてセンサカセットの同定を行うようにしている
(請求項2)。
【0053】上述のように、センサを形成するためのシ
リコン基板においては、固有の結晶欠陥の分布をバック
グラウンドとして有しているので、これを予め欠陥パタ
ーンとして記録しておき、測定の都度、それに用いられ
るセンサカセットにおける前記バックグラウンドを、前
記記録されている欠陥パターンと比較することにより、
センサカセットのセンサカセット受け部に対する位置ず
れを補正することができる。
【0054】また、複数のセンサカセットから特定の一
つを識別する場合においても、前記欠陥パターンを用い
ることにより、簡単にセンサカセットを同定することが
できる。
【0055】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図7〜
図9をも参照しながら説明する。今、センサカセット3
が、図8に示すように、n個(3a〜3n)あるものと
する。既に説明したように、各センサカセット3におけ
るシリコン基板27の結晶欠陥の分布(バックグラウン
ド)は固有のものである。そこで、上記段落0042〜
0048に記載してある結晶欠陥検査方法によって、予
め、各センサカセット3のバックグラウンドを測定し
(ステップS1)、そのデータをセンサカセット3の欠
陥パターンとして、コンピュータ8の本体装置9に対し
て着脱自在のメモリカード9a(図8参照)に記録する
(ステップS2)。前記欠陥パターンとして、例えば図
9(A)に示すようなものがあり、同心円状の結晶欠陥
(ストライエーション)81が見える。
【0056】前記センサカセット3a〜3nのうちの一
つ、例えばセンサカセット3bを用いて、大腸菌の代謝
物の像(例えばpH分布)を測定するものとする。セン
サカセット3bのセンサ面29に適宜のゲルを載置し、
その上に大腸菌を載せ成長させる。例えば、大腸菌の植
菌後12時間経過すると、大腸菌から代謝物が放出さ
れ、前記ゲルにおけるpHが変化する。このときのpH
分布を、前記段落0030〜0034に記載した測定方
法により測定する(ステップS3)。このサンプル測定
によって、図9(B)に示すような画像が得られ、表示
装置10の画面上に表示される。この図9(B)におい
て、符号82は前記代謝物の像(pH分布)で、これ
は、前記結晶欠陥81の画像上に重畳されていることが
わかる。
【0057】前記測定によって得られた画像には、結晶
欠陥81の画像が含まれているので、この結晶欠陥画像
を、前記表示装置10の画面上において、コンピュータ
8の本体装置9内のメモリに記録されている欠陥パター
ンと比較することにより、前記測定に用いられたセンサ
カセットが、符号3aで示されるものであることが特定
できる(ステップS4)。
【0058】そこで、前記特定されたセンサカセット3
aの欠陥パターンを、前記サンプル測定によって得られ
た画像、つまり、図9(B)に示す画像に重ね合わせる
(ステップS5)。そして、前記サンプル測定によって
得られた画像データから前記欠陥パターンのデータを引
き算することにより、バックグラウンド補正が行われ、
つまり、欠陥パターンの除去が行われ(ステップS
6)、図9(C)に示すように、結晶欠陥像が除去され
た大腸菌の代謝物のpH分布像82のみが見えるように
なる。
【0059】ところで、前記段落0057において、セ
ンサカセット3bを同定した後、何らかの都合で、その
センサカセット3bをセンサカセット受け部14から一
旦外し、その後再び、前記センサカセット3bをセンサ
カセット受け部14に装着することがある。このよう
に、測定に用いるセンサカセット3をセンサカセット受
け部14に対して装着しなおした場合、センサカセット
受け部14にはセンサカセット3との間に多少の余裕
(ガタ)があるため、再度セットしなおした場合、セン
サカセット3のセット位置が元の位置(同定時の位置)
と異なることがある。つまり、位置ずれが生ずる。この
ような場合、前記サンプル測定によって得られた画像、
つまり、図9(B)に示す画像を前記メモリに記録され
ている欠陥パターンとすり合わせを行うことにより、位
置ずれ補正を行うことができ(ステップS7)、これに
より、図9(C)に示すように、結晶欠陥像が除去され
た大腸菌の代謝物のpH分布像82のみが見えるように
なる。
【0060】なお、図9(D)は上記位置ずれ補正を行
わなかった場合における大腸菌の代謝物のpH分布像を
示す図である。
【0061】上述のセンサカセット3の同定手順やセン
サカセット3の位置ずれ補正の手順は、コンピュータ8
内のROMに組み込んであってもよく、また、コンピュ
ータ8の装置本体9に適宜脱着されるメモリカードなど
適宜の記録媒体に組み込んであってもよい。
【0062】上述のように、この発明の光走査型二次元
濃度分布測定装置においては、センサ面29が形成され
るセンサカセット3におけるシリコン基板27のバック
グラウンドとしての結晶欠陥の分布を積極的に利用し
て、複数あるセンサカセットから一つのセンサカセット
を特定できるようになるとともに、センサカセットのセ
ンサカセット部への装着時において生ずる位置ずれを巧
みに補正することができる。
【0063】したがって、センサ面29に適当なマーカ
を構成しなくても所望のセンサカセット3の同定や位置
ずれの補正を行うことができる。そして、センサカセッ
ト3およびセンサカセット受け部14の加工精度を必要
以上に上げたり、走査装置の機械精度を分解能以上にす
る必要がないので、コストダウンが図れるとともに、所
望の精度で画像処理を行うことができる。
【0064】上述の実施の形態においては、pHの測定
を例示しているが、この発明の光走査型二次元濃度分布
測定装置は、これに限られるものではなく、他のイオン
濃度測定や導電率などの測定にも使用することができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の光走査
型二次元濃度分布測定装置においては、バックグラウン
ドとしての結晶欠陥の分布を積極的に利用して、複数あ
るセンサカセットから一つのセンサカセットを特定でき
るようにしたり、センサカセットのセンサカセット部へ
の装着時において生ずる位置ずれを補正を確実にしかも
簡単に行うことができる。したがって、所望の精度高い
測定を安価に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光走査型二次元濃度分布測定装置の
外観を示す斜視図である。
【図2】前記装置において用いるセンサカセットおよび
センサカセット受け部の構成のの一例を示す斜視図であ
る。
【図3】前記センサカセットの縦断面図である。
【図4】前記センサカセットの分解斜視図である。
【図5】測定装置本体側に設けられる主要構成部の一例
を示す平面図である。
【図6】前記光走査型二次元濃度分布測定装置の構成を
概略的に示すブロック図である。
【図7】前記光走査型二次元濃度分布測定装置の動作説
明のためのフローシートである。
【図8】前記光走査型二次元濃度分布測定装置の動作説
明図である。。
【図9】バックグラウンドを除去を説明するための図
で、(A)は結晶欠陥の一例を示す図、(B)は結晶欠
陥にサンプル像が重畳している状態を示す図、(C)は
バックグラウンドを除去したサンプル像を示す図、
(D)はバックグラウンドの除去を失敗した例を示す図
である。
【符号の説明】
1…測定装置本体、3…センサカセット、14…センサ
カセット受け部、26…センサ、27…半導体基板、2
9…センサ面、68…光、81…結晶欠陥。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定装置本体内に設けられたセンサカセ
    ット受け部に対して、半導体基板の上面にセンサ面を有
    するセンサを組み込んだセンサカセットをセット着脱自
    在にセットし、このセットされたセンサカセットの半導
    体基板に対して光を二次元的に走査しながら照射するよ
    うに構成された光走査型二次元濃度分布測定装置におい
    て、前記センサカセットにおける半導体基板の結晶欠陥
    の分布状況を予め記録しておき、センサカセットのセン
    サカセット受け部への装着時において生ずる位置ずれ
    を、前記記録された分布状況に基づいて補正するように
    したことを特徴とする光走査型二次元濃度分布測定装
    置。
  2. 【請求項2】 測定装置本体内に設けられたセンサカセ
    ット受け部に対して、半導体基板の上面にセンサ面を有
    するセンサを組み込んだ複数のセンサカセットのうち、
    その一つを択一的に着脱自在にセットし、このセットさ
    れたセンサカセットの半導体基板に対して光を二次元的
    に走査しながら照射するように構成された光走査型二次
    元濃度分布測定装置において、前記複数のセンサカセッ
    トにおける半導体基板の結晶欠陥の分布状況を予め記録
    しておき、センサカセットのセンサカセット受け部への
    装着時、前記記録された分布状況に基づいてセンサカセ
    ットの同定を行うようにしたことを特徴とする光走査型
    二次元濃度分布測定装置。
JP11200692A 1999-07-14 1999-07-14 光走査型二次元濃度分布測定装置 Pending JP2001027627A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151729A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Yokogawa Electric Corp 計測システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010151729A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Yokogawa Electric Corp 計測システム

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