JP2001027329A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2001027329A
JP2001027329A JP11200889A JP20088999A JP2001027329A JP 2001027329 A JP2001027329 A JP 2001027329A JP 11200889 A JP11200889 A JP 11200889A JP 20088999 A JP20088999 A JP 20088999A JP 2001027329 A JP2001027329 A JP 2001027329A
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JP
Japan
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sealing device
seal
reinforcing ring
housing
annular groove
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JP11200889A
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English (en)
Inventor
Takeshi Omori
武志 大森
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースの狭い個所に利用する場合であ
っても、密封機能を損なうことなく、簡単かつ安定した
取付を可能とする信頼性に優れた密封装置を提供する。 【解決手段】 シール本体3の素材は、例えば、ゴムな
どの弾性材料を用いており、補強環2の素材について
は、シール本体3に用いた弾性材料よりも剛性の高い弾
性材料(例えば、樹脂材料等)を用いることによって、
シール本体3を補強しつつ、密封装置1全体を変形可能
な構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体等の漏れを防
止するための密封装置に関するものであり、特に設置ス
ペースの狭い個所に取付けられる場合でも好適に用いら
れる密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封装置としては、たと
えば、図5〜図7に示したものが知られている。
【0003】図5〜図7は従来技術に係る各種密封装置
である。
【0004】まず、図5に示す従来技術に係る密封装置
について説明する。
【0005】図に示すように、密封装置100は、概
略、金属製の補強環101と、ゴム状弾性体製のシール
本体102と、から構成されている。
【0006】シール本体102は、外周シール102a
と、シールリップ102bと、を備えており、外周シー
ル102aによってハウジング500に形成された軸孔
の内周に密着させてシールすると共に、シールリップ1
02bによって軸600表面に摺接させてシールするこ
とによって、ハウジング500と軸600との間の環状
隙間を密封して、密封流体側Oから大気側Aへの流体の
漏れ等を防止するものである。
【0007】そして、密封装置100の支持方法は、外
周シール102aのはめあい力によっており、すなわ
ち、ハウジング500に形成された軸孔の内周に対する
外周シール102aの弾性反発力によって支持させてい
る。
【0008】この密封装置100の場合には、ハウジン
グ500に形成された軸孔内に密封装置100を押し込
むだけで装着することができ、狭いスペースに対して、
簡単な組み立てで利用できるものである。
【0009】次に、図6に示す従来技術に係る密封装置
について説明する。
【0010】図に示すように、密封装置200は、概
略、金属製の補強環201と、ゴム状弾性体製のシール
本体202と、から構成されている。
【0011】シール本体202は、外周シール202a
と、シールリップ202bと、を備えており、外周シー
ル202aによってハウジング501に形成された軸孔
の内周に密着させてシールすると共に、シールリップ2
02bによって軸600表面に摺接させてシールするこ
とによって、ハウジング501と軸600との間の環状
隙間を密封して、密封流体側Oから大気側Aへの流体の
漏れ等を防止するものである。
【0012】そして、密封装置200の支持方法は、外
周シール202aのはめあい力だけでなく、軸方向に挟
み込む力によっても支持させている。
【0013】すなわち、図に示すように、密封装置20
0の密封流体側Oをハウジング501の壁面に押し当て
つつ、大気側Aから締付け部材502をハウジング50
1に対して締め付け固定することによって、密封装置2
00を挟持して確実に支持させている。
【0014】この密封装置200の場合には、外周側だ
けでなく、軸方向の挟み込みによっても固定力を得てい
るので、狭いスペースに対して、確実に支持させて利用
できるものである。
【0015】次に、図7に示す従来技術に係る密封装置
について説明する。
【0016】図に示すように、密封装置300は、ゴム
状弾性体製の本体のみで構成されている(ラバー単体タ
イプ)。
【0017】密封装置300は、外周シール300a
と、シールリップ300bと、を備えており、外周シー
ル300aによってハウジング503に形成された軸孔
の内周に密着させてシールすると共に、シールリップ3
00bによって軸600表面に摺接させてシールするこ
とによって、ハウジング503と軸600との間の環状
隙間を密封して、密封流体側Oから大気側Aへの流体の
漏れ等を防止するものである。
【0018】そして、密封装置300の支持方法は、ハ
ウジング503に形成された軸孔の内周壁面に設けられ
た、断面コ字状の環状溝504に密封装置300の外周
シール300a側を嵌合することによって支持させてい
る。
【0019】これにより、外周側と軸方向側からそれぞ
れ支持されるものである。
【0020】なお、密封装置300を組み立てる場合に
は、本体を弾性変形させながら簡単に環状溝504に嵌
合させることができる。
【0021】この密封装置300の場合には、環状溝5
04に密封装置300本体を弾性変形させながら嵌合さ
せるだけで装着することができ、また、外周側と軸方向
側からそれぞれ支持されるので、狭いスペースに対し
て、簡単な組み立てで、かつ、確実に支持させて、利用
できるものである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0023】まず、図5に示した密封装置100の場合
には、外周シール102aの弾性反発力によってのみ支
持されているため、十分な固定力(はめあい力)が得る
ことが困難で、密封装置100が抜けてしまったり、傾
斜してしまったりして、密封機能を損なうおそれがあ
る。
【0024】また、図6に示した密封装置200の場合
には、密封装置200を支持させるために、締付け部材
502が必要となるため、部品点数が増加すると共に、
その組み立て作業が必要なために、組み立て工数も増加
してしまう。
【0025】また、図7に示した密封装置300の場合
には、補強環を有していないことから、密封装置300
全体の変形が大きいので、シールリップ300bに対し
て悪影響を及ぼしてしまい、十分なシール機能が得られ
ないという問題がある。
【0026】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、設置
スペースの狭い個所に利用する場合であっても、密封機
能を損なうことなく、簡単かつ安定した取付を可能とす
る信頼性に優れた密封装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、ハウジングに形成された軸孔の内
周壁面に設けられた、断面略コ字状の環状溝内に嵌合支
持されて、ハウジングと軸との間の環状隙間を密封する
密封装置において、前記軸表面に摺動自在なシールリッ
プと前記環状溝壁面に密着する外周シールとを有する弾
性体製のシール本体と、該シール本体を補強する補強環
であって、該シール本体を形成する弾性材よりも剛性の
高い弾性体製の補強環と、を備えたことを特徴とする。
【0028】従って、シール本体と補強環とを変形させ
ながら、環状溝内に容易に嵌合させることができ、ま
た、嵌合支持された状態においても補強環によって補強
されるため安定した状態を維持できる。
【0029】前記補強環の外周に複数の切り欠きを設け
るとよい。
【0030】これにより、補強環が変形しやすくなり、
環状溝内に嵌合させる作業がより容易になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0032】図1〜図4を参照して、本発明の実施の形
態に係る密封装置について説明する。
【0033】図1は本発明の実施の形態に係る密封装置
の一部破断断面図であり、図2は図1中P方向から見た
一部平面図であり、図3は本発明の実施の形態に係る密
封装置の組み立て作業中の状態を示す概略図であり、図
4は本発明の実施の形態に係る密封装置の組み立てられ
た状態を示す概略図である。
【0034】図1に示すように、本実施の形態に係る密
封装置1は、概略、補強環2と、シール本体3と、から
構成されている。
【0035】ここで、シール本体3は、シールリップ3
1と、外周シール32と、押し当て凸部33と、を備え
ている。
【0036】そして、図4に示すように、外周シール3
2によってハウジング50に形成された軸孔の内周壁面
に設けられた、断面略コ字状の環状溝51の壁面に密着
させてシールすると共に、シールリップ31によって軸
60表面に摺接させてシールすることによって、ハウジ
ング50と軸60との間の環状隙間を密封して、密封流
体側Oから大気側Aへの流体の漏れ等を防止するもので
ある。
【0037】ここで、シール本体3の素材は、従来技術
(公知技術)と同様に、例えば、ゴムなどの弾性材料を
用いている。
【0038】そして、補強環2の素材については、従来
のように金属等の剛体を用いるのではなく、本発明の実
施の形態では、シール本体3に用いた弾性材料よりも剛
性の高い弾性材料(例えば、樹脂材料等)を用いてい
る。
【0039】このように、補強環2の素材を弾性材料と
することによって、シール本体3を補強しつつ、密封装
置1全体を変形可能な構成としている。
【0040】以上のように構成された密封装置1の組み
立て方(装着方法)について、特に図3及び図4を参照
して、説明する。
【0041】密封装置1は、ハウジング50に形成され
た軸孔の内周壁面に設けられた、断面略コ字状の環状溝
51に嵌合(装着)させて、使用するものである。
【0042】ここで、密封装置1を環状溝51に嵌合さ
せる場合には、図3に示すように、密封装置1自体を変
形させながらハウジング50に形成された軸孔に押し込
むことによって、図4に示すように簡単に嵌合させるこ
とができる。
【0043】このように嵌合させることによって、密封
装置1の密封流体側Oの壁面(主に、補強環2の露出面
21)が、環状溝51の密封流体側Oの壁面51cに密
着して支持され、かつ、押し当て凸部33が、環状溝5
1の大気側Aの壁面51bに押圧される。
【0044】従って、密封装置1は軸方向に対して挟持
されるように支持される。
【0045】また、外周シール32についても、その弾
性反発力によって、環状溝51の内周壁面に対して押圧
することで、はめあい力を得る。
【0046】このように密封装置1は、外周側から、は
めあい力を得ると共に、軸方向に対しても挟持されるの
で、確実に位置決め支持することができ、使用中に位置
がずれたり、抜けてしまったりすることはない。
【0047】また、補強環2によって補強されるため、
本体部が変形し過ぎてシールリップ31に悪影響を及ぼ
すこともない。
【0048】なお、図2に示すように、補強環2の外周
に複数の切り欠き22を設けることによって、柔軟性を
持たせた構造として変形しやすくすれば、環状溝51に
嵌合させる際の組み立て作業がより容易になる。
【0049】以上のように、本発明の実施の形態に係る
密封装置1は、簡単に組み立てる(装着する)ことがで
き、部品点数を増やすこともなく、確実に位置決め支持
することができる。
【0050】また、使用中においても、変形を抑制して
安定した密封性能を維持することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シール
本体と補強環とを変形させながら、環状溝内に容易に嵌
合させることができ、また、嵌合支持された状態におい
ても補強環によって補強されるため安定した状態を維持
できるので、設置スペースの狭い個所に利用する場合で
あっても、密封機能を損なうことなく、簡単かつ安定し
た取付が可能となり、信頼性に優れる。
【0052】補強環の外周に複数の切り欠きを設けれ
ば、補強環が変形しやすくなり、環状溝内に嵌合させる
作業がより容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る密封装置の一部破断
断面図である。
【図2】図1中P方向から見た一部平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る密封装置の組み立て
作業中の状態を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る密封装置の組み立て
られた状態を示す概略図である。
【図5】従来技術に係る密封装置の概略構成図である。
【図6】従来技術に係る密封装置の概略構成図である。
【図7】従来技術に係る密封装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 密封装置 2 補強環 21 露出面 22 切り欠き 3 シール本体 31 シールリップ 32 外周シール 33 押し当て凸部 50 ハウジング 51 環状溝 60 軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに形成された軸孔の内周壁面に
    設けられた、断面略コ字状の環状溝内に嵌合支持され
    て、ハウジングと軸との間の環状隙間を密封する密封装
    置において、 前記軸表面に摺動自在なシールリップと前記環状溝壁面
    に密着する外周シールとを有する弾性体製のシール本体
    と、 該シール本体を補強する補強環であって、該シール本体
    を形成する弾性材よりも剛性の高い弾性体製の補強環
    と、を備えたことを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】前記補強環の外周に複数の切り欠きを設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
JP11200889A 1999-07-14 1999-07-14 密封装置 Pending JP2001027329A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105987174A (zh) * 2015-03-19 2016-10-05 通用汽车环球科技运作有限责任公司 轴密封系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105987174A (zh) * 2015-03-19 2016-10-05 通用汽车环球科技运作有限责任公司 轴密封系统

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