JP2001027299A - ボールねじ装置 - Google Patents
ボールねじ装置Info
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- JP2001027299A JP2001027299A JP11200910A JP20091099A JP2001027299A JP 2001027299 A JP2001027299 A JP 2001027299A JP 11200910 A JP11200910 A JP 11200910A JP 20091099 A JP20091099 A JP 20091099A JP 2001027299 A JP2001027299 A JP 2001027299A
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- Japan
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- screw shaft
- peripheral surface
- ball screw
- ball
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- Pending
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- Transmission Devices (AREA)
Abstract
能であると共に、潤滑と異物洗浄を行うことが可能なボ
ールねじ装置を提供する。 【解決手段】 軸心部が中空に形成されると共に、外周
面にボールねじ溝11が形成されたねじ軸2と、ねじ軸
2のボールねじ溝11に対向するボールねじ溝24が内
周面に形成されたナット3と、両ボールねじ溝11及び
24の間に転動可能に配置された複数のボール4と、を
備え、ねじ軸2は、中空部12と外周面とを連通する連
通路14及び16を有し、中空部12に供給されると共
に、温度制御された流体を、連通路14及び16を介し
て外周面に供給する。
Description
械、測定機器などの高精度位置決め送りに使用されるボ
ールねじ装置に関する。
外周面に螺旋状のボールねじ溝が形成されたねじ軸と、
このねじ軸のボールねじ溝に対向するボールねじ溝が内
周面に形成されたナットと、これらの両ボールねじ溝の
間に転動可能に配置された複数のボールと、を備えて構
成されている。
ールは前記両ボールねじ溝に囲まれた螺旋状空間内を転
動し、ナットに形成したボール循環路を経て螺旋溝空間
を乗り越え、元に戻る循環移動を繰り返す。このような
ボールの螺旋循環運動を介して、ねじ軸とナットとの相
対的な直線作動が行われる。
循環運動を円滑に行わせるため、ナット内部にグリース
または潤滑油などの潤滑剤を予め塗布もしくは充填する
か、あるいは潤滑剤を供給装置によって供給している。
ールねじ装置の作動中に発生する熱により、ねじ軸が伸
縮することを防止する目的で、前記ねじ軸の軸心部に冷
却液が供給される中空部を形成したものがある。
来のボールねじ装置は、潤滑剤がねじ軸の外周面からの
み供給される構造を有しており、潤滑と異物洗浄、及び
温度制御を目的とする内部噴出構造を有するものではな
かった。
軸の内部に形成された中空部に冷却液を供給する構造を
備えている。このため、ねじ軸全体の温度制御を行う上
で、ねじ軸の軸心付近は良好に冷却されるが、外周面に
向かうにしたがって、熱の伝達速度が遅くなり、ねじ軸
表面(外周面)の温度上昇を的確に制御することができ
ない虞がある。
することを課題とするものであり、ねじ軸全体の温度制
御を的確に行うことが可能であると共に、潤滑と異物洗
浄を行うことが可能なボールねじ装置を提供することを
目的とする。
に本発明は、軸心部が中空に形成されると共に、外周面
にボールねじ溝が形成されたねじ軸と、当該ねじ軸のボ
ールねじ溝に対向するボールねじ溝が内周面に形成され
たナットと、前記両ボールねじ溝の間に転動可能に配置
された複数のボールと、を備えたボールねじ装置であっ
て、前記ねじ軸は、前記中空部と外周面とを連通する連
通路を有し、前記中空部に供給されると共に、温度制御
された流体を、前記連通路を介して前記外周面に供給す
るボールねじ装置を提供するものである。
制御された流体として潤滑剤を使用した場合、この潤滑
剤(流体)は、ねじ軸の軸心部に形成された中空部から
前記連通路を通って、ねじ軸の外周面であるねじ溝の底
部やねじ軸の外径面に供給される。この供給の過程にお
いて、温度制御された潤滑剤は、ねじ軸の軸心部、ねじ
軸の外周面、及び前記軸心部と外周面にゆきわたる。
記連通路を複数備えることができる。この構成によっ
て、さらに前記作用を向上させることができる。
じ軸全体の熱変位を安定させる。また、連通路及びねじ
軸の外周面に供給された潤滑剤は、ナットの回転によ
り、ねじ軸全体に潤滑剤の膜を形成し、ボールねじ装置
の作動に伴う発熱を取り除く。また、これと同時に、ね
じ軸の外周面に存在する異物を洗浄する。さらに、余剰
となった潤滑剤は、ねじ軸より滴下、もしくは流出す
る。
潤滑剤は、ナットの内周面に供給され、ナットの内周面
の潤滑及び冷却と、ボール循環部の洗浄を行い、ナット
の端部から排出される。
記ねじ軸表面から流出する潤滑剤やナットの両端から流
出する潤滑剤を回収可能な回収装置をさらに備えること
ができる。
れた潤滑剤を貯蔵する潤滑剤タンクを備えることができ
る。
回収された潤滑剤を濾過する濾過装置を接続することが
できる。この濾過された潤滑剤は、前記中空部に再び供
給することができる。
力を調整するドレーンバルブを接続することができる。
このドレーンバルブは、連通路から供給される潤滑剤の
供給量(供給圧力)を調整することができる。
1個以上の連通路と対向(例えば、接触)しており、供
給された潤滑剤の圧力(流量)により、潤滑、冷却、洗
浄及び異物排出を行うことができる。
ついて、図面を参照して説明する。
ねじ装置の概要を示す側面図、図2は、図1に示すボー
ルねじ装置の一部を拡大した断面図である。
に係るボールねじ装置1は、例えば、工作機械、搬送機
械、測定機器などの高精度位置決め送りに使用される。
このボールねじ装置1は、外周面にボールねじ溝11が
形成されたねじ軸2と、ねじ軸2に対して相対的に直線
移動可能に取り付けられたナット3と、ねじ軸2とナッ
ト3との間に配置された複数のボール4を備えて構成さ
れている。
て、螺旋状のボールねじ溝11が形成されている。この
ねじ軸2の軸心部には、その全長に亘って中空部12が
形成されている。ただし、図1に示す右側の端部は、栓
35で塞がれている。また、ねじ軸2には、中空部12
と、ボールねじ溝11の底部13とを連通させる連通路
14が複数形成されている。さらに、ねじ軸2には、中
空部12と、ねじ軸2の外径部15(すなわち、ねじ山
部分)とを連通させる連通路16が複数形成されてい
る。
8によって回転可能に支持されている。ねじ軸2の軸受
18側の最端部には、ねじ軸2を駆動させる駆動プーリ
19が設けられている。一方、ねじ軸2の軸受17が設
けられている最端部には、ロータリージョイント20が
接続されており、このロータリージョイント20を介し
て、図示しない潤滑剤タンクから中空部12内に潤滑剤
が供給される。
空ボールねじの冷却媒体の専用ジョイントとして一般的
に市販されているシールユニットであり、前記潤滑剤が
流入される流入パイプ20aと、流入パイプ20aから
の潤滑剤の浸入を阻止するシール20bと、シール20
bを収容するシールハウジング20cを備えて構成され
ている。シール20bの内周面とねじ軸2の外周面は、
ねじ軸2の回転により摺動し合う。
は、中空部12に供給された余剰の潤滑剤を排出するた
めの排出側シール部21が設けられている。この排出側
シール部21は、潤滑剤を排出する排出パイプ21a
と、潤滑剤の浸入を阻止するシール21bと、シール2
1bを収容するシールハウジング20cを備えて構成さ
れている。
連通路14及び16の内部圧力を調整するドレーンバル
ブ22が接続されている。このドレーンバルブ22は、
連通路14及び16から供給される潤滑剤の供給量(供
給圧力)を調整する。
を介して機台23に支持されている。
ねじ軸2に配置されており、ねじ軸2の回転によって、
ねじ軸2の軸心方向に移動する。このナット3は、その
内周面に、ねじ軸2に形成されたボールねじ溝11に対
向する螺旋状のボールねじ溝24が形成されている。
11及び24との間に転動可能に配置されている。
面(外周面)から流出する潤滑剤やナット3の両端から
流出する潤滑剤を回収可能な図示しない回収装置が接続
されている。
制御がなされている。この潤滑剤の温度は、ボールねじ
装置1の種類や、使用状況、環境温度などによって任意
に設定することができる。例えば、装置周辺の雰囲気温
度が20℃の条件では、19℃〜21℃程度に設定する
ことが望ましい。
ブル25は、図示しない案内装置に案内され、機台23
に対し、ねじ軸2の軸方向に往復移動可能に支持されて
いる。また、ナット3は、テーブル25と一体に移動可
能に構成されている。
1の具体的動作について、図面を参照して説明する。
軸2を回転させる。この回転に伴って、ボール4はボー
ルねじ溝11及び24に囲まれた螺旋状空間内を転動
し、ナット3に形成したボール循環路を経て螺旋溝空間
を乗り越え、元に戻る循環移動を繰り返す。このような
ボール4の螺旋循環運動を介して、ナット3は、ねじ軸
2の軸心方向に移動する。
タリージョイント20を介して潤滑剤が供給され、この
潤滑剤は、連通路14及び16を介して、ボールねじ溝
11の底部13と、ねじ軸2の外径部15に供給され
る。ここで、この潤滑剤は、前述したように低温に設定
されているため、潤滑剤の役割を果たすと共に、冷却剤
の役割も果たす。この時、中空部12、連通路14及び
16の内部圧力は、ドレーンバルブ22によって調整さ
れている。
り、連通路14及び16から供給された(噴出された)
潤滑剤は、ナット3の内周面に供給され、ナット3の潤
滑及び冷却と、ボール循環部の洗浄を行い、ナット3の
端部から排出される。
い回収装置に回収され、濾過装置によって濾過されて再
び、中空部12に供給される。
潤滑剤は、先ず、中空部12にて、ねじ軸2全体の熱変
位を安定させる。また、連通路14及び16と、ねじ軸
2の外周面に供給された潤滑剤は、ナット3の回転によ
り、ねじ軸2全体に膜を形成し、ボールねじ装置1の作
動に伴う発熱を効率よく取り除くことができる。
ナット3の内周面の潤滑・洗浄を行うことができる。
は、ボールねじ溝11の底部近傍から外方へ向けて流れ
るので、ボールの洗浄及び冷却を効率的に行うことがで
きる。
14及び16の径の大きさ及び設置数などは、ボールね
じ装置1の種類や、使用状況、環境温度などによって任
意に設定することができる。
1の底部13と、ねじ軸2の外径部15に、連通路14
及び16の開口部をそれぞれ配置した場合について説明
したが、これに限らず、連通路14及び16は、中空部
12とねじ軸2の外周面(外表面)とを連通することが
できれば、他の部分に前記開口部を形成してもよいこと
は勿論である。
ルねじ装置は、ねじ軸が、その軸心部に形成された中空
部と外周面とを連通する連通路を有し、前記中空部に供
給されると共に、温度制御された流体を、前記連通路を
介して前記外周面に供給する構成を備えているため、前
記流体を、ねじ軸の軸心部、ねじ軸の外周面、及び前記
軸心部と外周面にゆきわたせることができる。この結
果、ねじ軸全体の温度制御を的確に行うことが可能であ
ると共に、潤滑と異物洗浄を行うことが可能なボールね
じ装置を提供することができる。
要を示す側面図である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸心部が中空に形成されると共に、外周
面にボールねじ溝が形成されたねじ軸と、当該ねじ軸の
ボールねじ溝に対向するボールねじ溝が内周面に形成さ
れたナットと、前記両ボールねじ溝の間に転動可能に配
置された複数のボールと、を備えたボールねじ装置であ
って、 前記ねじ軸は、前記中空部と外周面とを連通する連通路
を有し、前記中空部に供給されると共に、温度制御され
た流体を、前記連通路を介して前記外周面に供給するボ
ールねじ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11200910A JP2001027299A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | ボールねじ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11200910A JP2001027299A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | ボールねじ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001027299A true JP2001027299A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16432312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11200910A Pending JP2001027299A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | ボールねじ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001027299A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340132A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-11-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | ボールネジの潤滑方法 |
JP2012241783A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Nsk Ltd | ボールねじ |
JP2016159252A (ja) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | 日本精工株式会社 | ボールねじの洗浄乾燥装置及びボールねじの洗浄乾燥方法 |
JP2021042821A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 上銀科技股▲分▼有限公司 | ボールねじ |
-
1999
- 1999-07-14 JP JP11200910A patent/JP2001027299A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340132A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-11-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | ボールネジの潤滑方法 |
JP2012241783A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Nsk Ltd | ボールねじ |
JP2016159252A (ja) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | 日本精工株式会社 | ボールねじの洗浄乾燥装置及びボールねじの洗浄乾燥方法 |
JP2021042821A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 上銀科技股▲分▼有限公司 | ボールねじ |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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