JP2001026753A - 高血圧症予防又は治療用組成物 - Google Patents

高血圧症予防又は治療用組成物

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JP2001026753A
JP2001026753A JP11200713A JP20071399A JP2001026753A JP 2001026753 A JP2001026753 A JP 2001026753A JP 11200713 A JP11200713 A JP 11200713A JP 20071399 A JP20071399 A JP 20071399A JP 2001026753 A JP2001026753 A JP 2001026753A
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blood pressure
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hypertension
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Kenichi Mizutani
健一 水谷
Yasuhiro Kawai
康弘 川井
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Sunstar Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然由来の成分を有効成分として含有し、拡
張期の血圧を降下させる作用を有する高血圧症の予防又
は治療用の医薬及び食品組成物を提供する。 【解決手段】コラーゲン及びコラーゲン分解物からなる
群より選ばれる少なくとも1種を含有し、拡張期血圧の
上昇を抑制又は拡張期血圧を低下させることを特徴とす
る、高血圧症の予防又は治療医薬組成物及び食品組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡張期血圧の上昇
を抑制又は拡張期血圧を低下させることにより高血圧症
を予防又は治療する医薬組成物及び食品組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】我が国において死亡率の高い三大疾病
は、脳血管疾患、心疾患、悪性新生物であり、このう
ち、脳血管疾患及び心疾患の二つは高血圧症や動脈硬化
症と極めて高い関係があるとされている。ここで、高血
圧症とは、収縮期血圧(最高血圧)又は拡張期血圧(最
低血圧)のいずれかが、指標となる血圧値より高くなる
状態を指す。従って、共に指標値を越えている以外に、
収縮期血圧のみが指標値を越えている収縮期性高血圧
や、その逆の拡張期性高血圧が存在する。
【0003】高血圧症の80〜90%を占めると考えら
れている本態性高血圧症の発現及び進行は、食事の影響
や心理的要因、社会的要因などの環境要因と遺伝要因と
の相互関係に左右されるといわれており、カテコールア
ミン、アンジオテンシンなどの体液性因子と自律神経系
因子が複雑に絡み合った根本治療の難しい疾病である。
【0004】高血圧症は、様々な循環器疾患の原因や要
因になっていることが知られており、特に動脈硬化症の
進行とは極めて密接な関係があるといわれている。従っ
て、高血圧症を予防又は治療することは循環器系疾患を
予防する意味でも極めて重要なことである。
【0005】最近、食生活やライフスタイルの変化に伴
い、高血圧症を罹患する中高年者や若者が年々増加して
きており、発症年齢の低下や罹患率の上昇も認められて
いる。これらの高血圧症の治療には、通常、食事療法と
血圧降下剤の投与が行われる。医薬品である血圧降下剤
の投与によって血圧の正常化が見込めても、投与を止め
ると再び血圧が上昇する場合が多いため、血圧降下剤の
投与は長期にわたることが普通である。また、高血圧症
を本格的に予防や治療をする場合には、食塩の摂取制
限、ストレス解消、運動療法、エネルギー摂取制限、禁
煙、飲酒の抑制などといった日常の食生活やライフスタ
イルの改善が最も効果的であるといわれているが、食べ
る楽しみを奪われ我慢を強いられる長期の食事制限やラ
イフスタイルの改善は、継続して実現させることが極め
て難しい。
【0006】近年、食品科学の進歩とともに、様々な食
品由来の生理活性物質が明らかになりつつある。食品由
来の血圧降下剤は安全性及び経済性に優れていることか
ら、日々摂取している食品や副作用の心配のない天然素
材を有効成分とした医薬品の開発が最適な解決方法と考
えられ、幾つかの提案がなされている。
【0007】例えば、植物由来成分については、大豆蛋
白質加水分解物由来のペプチド(特開平3-167198、特開
平5-339166)、胡麻蛋白質加水分解物由来のペプチド
(特開平8-231588)、小麦蛋白質加水分解物由来のペプ
チド(特開平4-91097)、トウモロコシ蛋白質加水分解
物由来のペプチド(特開平10-212245、S.Prat et. al.,
Nucl.Acids Res., 13, 1493(1985))などが提案されて
いる。また、動物由来成分については、アルブミン加水
分解物由来の混合物(特開平4-152892)、ブタ血漿蛋白
質加水分解物由来のペプチド(特開平7-188283)、魚類
蛋白質加水分解物由来のペプチド(特開平7-188282,特
開平1-313498,特開平4-139195,特開平4-139197)、乳
蛋白質加水分解物由来のペプチド(特開平8-269088,特
開平8-99994)などが提案されている。
【0008】しかし、これらは効果が不十分であった
り、食品素材としては高価であるなどの問題があり、効
果が高くかつ安価な素材が望まれていた。
【0009】また、拡張期血圧が高い場合は、将来心筋
梗塞などの重篤な症状を発症するおそれが高いなどの理
由により、人体に与える悪影響が大きいと考えられる
が、拡張期血圧を低下させる技術は過去には報告されて
いない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、天然由来の
成分を有効成分として含有し、拡張期の血圧の上昇を抑
制したり、低下させる作用を有する高血圧症の予防又は
治療用の医薬及び食品組成物を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、硬蛋白質を含
む組織中に含まれる生理活性物質について鋭意検討を重
ねた結果、コラーゲンやコラーゲン分解物に優れた拡張
期血圧の上昇抑制効果及び低下効果があることを見出し
た。
【0012】すなわち、本発明は、以下の各項に示す発
明を提供するものである。
【0013】項1 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として
含有し、拡張期血圧の上昇を抑制又は拡張期血圧を低下
させることを特徴とする、高血圧症の予防又は治療医薬
組成物。
【0014】項2 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として
含有し、拡張期血圧を低下又は拡張期血圧の上昇を抑制
させることを特徴とする、高血圧症の予防食品組成物。
【0015】項3 コラーゲン分解物が、加水分解処理
によって得られることを特徴とする項1又は2に記載の
組成物。
【0016】項4 有効成分の平均分子量が、1,50
0〜4,000であることを特徴とする項1〜3のいず
れかに記載の組成物。
【0017】項5 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種が、哺乳類の軟骨
組織、骨組織及び血管組織並びに軟骨動物の組織からな
る群より選ばれる少なくとも1種から得られることを特
徴とする項1〜4のいずれかに記載の組成物。
【0018】項6 コラーゲン及びコラーゲン分解物か
らなる群より選ばれる少なくとも1種が、I型コラーゲ
ン、II型コラーゲン及びIII型コラーゲンからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする項1
〜5のいずれかに記載の組成物。
【0019】
【発明の実施の形態】本願明細書において、コラーゲン
とは、分子内に“−グリシン−アミノ酸−アミノ酸−”
のペプチド断片を単位とする繰り返し構造を有し、体内
で他分子や他成分などと会合して何らかの生理機能を果
たしている蛋白質を指す。このようなコラーゲンは、現
在約19種類が知られている。コラーゲンは生体内に幅
広く多量に存在しており、存在する組織としては具体的
には、皮膚組織、軟骨組織、骨組織、血管組織、臓器、
腱などが挙げられる。
【0020】一般的なコラーゲンの分子量は数万〜30
万程度であり、本発明組成物においては、コラーゲンを
加熱、化学処理、酵素処理などにより処理してコラーゲ
ンより分子量を小さくした物質(以下、「コラーゲン分
解物」とする。)も用いることができる。
【0021】コラーゲン分解物としては、例えばコラー
ゲン加水分解物、末端をエステル化,サクシニル化など
により水溶性にした可溶化コラーゲンなどが挙げられ
る。コラーゲン加水分解物とは、コラーゲン又はコラー
ゲンを加熱して得られる熱変成物を加水分解処理して得
られ、必要に応じて、さらに分離、精製などの処理を行
なって得られるものである。
【0022】コラーゲンは下等生物からヒトに至るまで
非常に多くの生物に存在しており、本発明で使用される
コラーゲンはその起源生物には限定されない。例えば、
ウシ,ブタ,ヒツジ,ヤギなどの哺乳類、ニワトリ,シ
チメンチョウなどの鳥類、マグロ,カツオ,フナ,コ
イ,ウナギ,サメ,エイなどの魚類、イカ,タコなどの
軟骨動物類、節足動物類などの組織から得られるコラー
ゲンを用いることができる。また、遺伝子組替動物を用
いて生産させたコラーゲンも使用する事ができる。
【0023】本発明組成物においては、上記したような
組織から得られたコラーゲンを、そのまま、或いは食品
又は医薬品の原料として用いる場合の常法に従って処理
を行なうことで得られるコラーゲン又はコラーゲン分解
物を用いることができる。コラーゲンとしては、哺乳類
の皮膚組織,軟骨組織,軟骨組織を含む骨組織、硬骨組
織及び血管組織由来のコラーゲン;魚類の骨組織由来の
コラーゲン;軟骨動物の組織から得られるコラーゲンが
好ましく、哺乳類の軟骨組織、骨組織及び血管組織並び
に軟骨動物の組織から得られるコラーゲンがより好まし
い。哺乳類の組織から得られるコラーゲンとしては、特
にウシ又はブタの各組織から得られるコラーゲンが好ま
しい。
【0024】本発明組成物に用いるコラーゲンの種類と
しては、いずれの種類であってもよいが、I型コラーゲ
ン、II型コラーゲン及びIII型コラーゲンが好ましい。
これらは単独で用いてもよく、組み合わせて用いてもよ
いが、I型のコラーゲンとIII型のコラーゲンを併用する
場合、及びII型コラーゲンを単独で用いる場合が最も好
ましい。
【0025】本発明組成物において、有効成分であるコ
ラーゲン又はコラーゲン分解物の各々の分子量は、所期
の効果が得られる範囲であれば特に限定されるものでは
ないが、組成物に含まれるコラーゲン及びコラーゲン分
解物の混合物としての平均分子量が、500〜10,0
00程度、1,000〜5,000程度、さらには1,3
00〜4,000程度である事が望ましく、1,500〜
4,000程度であることが最も好ましい。
【0026】分子量は、蛋白質やポリペプチドの分子量
測定で一般的に用いられているゲル濾過法を用いて測定
することができ、例えば高速液体クロマトグラフィーを
用い、15mmψ×100 cmカラム、pH5.0のリン酸緩衝液、
40℃、流速30ml/hr、220nm(紫外線検出器)の条件で測
定することができる。
【0027】また、本発明組成物に使用されるコラーゲ
ン又はコラーゲン分解物は、20℃の純水の20%(重
量/重量)溶液を作成したときに660nmの透過率が
80%以上であるものが経時安定性の点から最も好まし
い。
【0028】かかるコラーゲン又はコラーゲン分解物
は、原料となる生体組織の種類や目的物質に応じた周知
の方法を適宜組み合わせて得ることができる。
【0029】例えば、軟骨を含む骨組織からコラーゲン
加水分解物を得る場合は、下記のような処理方法が例示
できる。まず、軟骨を含む骨組織を破砕機で砕いた後
に、温水中で一定時間攪拌洗浄し、脱脂する。次いで、
無機質の除去、つまりミネラル除去処理を行う。ミネラ
ル除去処理は、塩酸、硫酸などの無機酸や酢酸などの有
機酸の水溶液中に、粉砕された骨組織を浸漬して実施さ
れ、例えば、約5%(重量/重量)塩酸水溶液を用いた
カウンターフロー方式の浸漬処理を行うことができる。
ミネラル除去処理においては、液のpH又は液温、浸漬
時間などが重要な条件であり、これらは骨組織の種類な
どに応じて適宜設定される。その後、不純物を除去し、
品質を向上させるために、ミネラル除去処理を行った軟
骨を含む骨組織を、さらに酸処理や石灰処理してもよ
い。酸処理は、通常、5%(重量/重量)以下の希薄水
溶液とした塩酸、硫酸、亜硫酸、リン酸などの処理液中
に、軟骨を含む骨組織を短時間浸漬して水洗することに
より行うことができる。石灰処理とは、通常、1〜5重
量%程度の石灰懸濁液に骨組織を常温で浸漬する処理で
ある。
【0030】このようにして前処理された軟骨を含む骨
組織を、例えば下記に例示する方法により加水分解し
て、所望のコラーゲン加水分解物を得ることができる。
【0031】コラーゲンを加水分解する方法としては、
酸やアルカリ、酵素を用いた方法が一般的である。酵素
を用いた加水分解は、酵素の基質特異性を利用すること
により加水分解点をある程度限定できるため、処理後に
得られる加水分解混合物のペプチドの組成がほぼ一定と
なることから、加水分解混合物の分子量分布もほぼ一定
にすることが可能である。従って、加水分解処理の収率
面から考慮すると、酵素を用いた加水分解処理を行なう
ことが好ましい。
【0032】加水分解に用いる酵素は、ペプチド加水分
解酵素であれば特に限定されないが、例えば、α−アミ
ノアシルペプチド加水分解酵素(Leucine Aminopeptida
se,Aminopeptidase Mなど)、ジペプチジルペプチド加
水分解酵素(Dipeptidyl peptidaseなど)、ペプチジル
ペプチド加水分解酵素(Dipeptidyl carboxypeptidase
など)、セリンカルボキシペプチダーゼ(Serine carbo
xypeptidase など)、金属カルボキシペプチダーゼ(Ca
rboxypolypeptidase, Glycine carboxypeptidaseな
ど)、システインカルボキシペプチダーゼ(Cathepsin
IVなど)、アスパラギン酸プロテアーゼ(Pepsin A, Pe
psin B, Pepsin C, Cathepsin D, Microbialaspartic p
roteinases など)、セリンプロテアーゼ(Chymotrypsi
n, Chymotrypsin C, Trypsin, Plasmin, Kallikrein, E
lastase, Microbial serine proteinase, Cathepsin G,
Uca pugilator collagenolytic proteinase,Entomoph
thoracollagenolytic proteinase など)、システイン
プロテアーゼ(Cathepsin B,Papain, Bromelain, Clost
ripain, Actinidin, Cathepsin L など)、金属プロテ
アーゼ(Collagenase I, Micro metalloproteinases, l
euconostoma neutralproteinase,Vertebrate collagen
ase,Achromobacter iophagus collagenase,Trichophyt
on mentagrophytes keratinaseなど)、その他のペプチ
ド加水分解酵素(Euphorbain, Hurain, Tabernamontana
in, Pz-peptidaseなど)などが使用できる。
【0033】加水分解処理は、一般的にはコラーゲンの
種類(一次構造)を考慮した上で選択した基質特異性の
高い酵素を使用することが望ましく、さらには処理条件
などを考慮して、一種又は二種以上を選択して使用する
ことができる。加水分解処理は、酵素の処理至適条件が
異なる場合や選択的な分解処理を行なう場合など、状況
に応じて1回又は数回行うことができる。処理条件は、
処理する組織の種類やその前処理の有無、前処理方法や
酵素の種類などによって至適条件が異なることから、収
率を考慮しながら、適宜設定することができる。
【0034】また、軟骨を含む骨組織以外の組織を原料
とする場合にも、必要に応じて適当な前処理を施した
後、上記と同様の方法によりコラーゲン加水分解物を得
ることができる。
【0035】これら加水分解物は、必要に応じて分離、
分画、精製、濃縮、乾燥などの処理を常法に従って行な
い、必要に応じて液状、粉末状などに加工することで種
々の剤型に配合しやすくしたり、その分子量の分布を用
途別に調製したり、分子量の単一化を図ることで本発明
所期の効果を高めたりすることができる。
【0036】コラーゲン加水分解物としては、具体的に
は、式Z−Z'−Z''(式中、Z、Z'、Z''は同一又は
異なってもよく各々ペプチドを示し、構成するアミノ酸
の約33%がグリシンでありトリプトファンを含まな
い。Zは0から約90個のアミノ酸から構成され、CO
OH末端アミノ酸としてアルギニン、リジン、フェニル
アラニン、チロシン、ロイシン又はメチオニンを有する
ペプチドである。Z'は250〜20,000程度の分子
量を有するペプチドであり、COOH末端アミノ酸とし
てアルギニン、リジン、フェニルアラニン、チロシン、
ロイシン又はメチオニンを有するペプチドであることが
好ましい。Z''は0〜約90個のアミノ酸から構成され
るペプチドである。Z及び/又はZ''のペプチドを構成
するアミノ酸数は少ないほど好ましく、共に0である場
合が最も好ましい。)で示されるペプチドを含有するも
のが好ましく例示される。
【0037】上記式において、ZとZ''のアミノ酸数が
いずれも0である場合、Z’の分子量は、250〜2
0,000程度であることが好ましく、1,000〜5,
000程度がより好ましく、1,000〜4,500程度
がさらに好ましく、1,300〜4,500程度が最も好
ましい。
【0038】本発明組成物を医薬品として用いる場合に
は、予防又は治療の目的に応じて、散剤、顆粒剤、錠
剤、カプセル剤、腸溶剤、液剤、注射剤(液剤、懸濁
剤)などの各種の形態に、常法にしたがって調製するこ
とができる。治療用に用いる場合は、有効成分を効率よ
く吸収させるために、小腸にて溶解する腸溶剤の形態と
することが好ましい。
【0039】投与方法は特に制限がなく、各種形態に応
じた方法により行なうことが出来る。例えば、散剤、顆
粒剤、錠剤、カプセル剤、腸溶剤、液剤などは経口投与
することができ、注射剤は静脈内に投与することが出来
る。これら投与方法の中でも、本発明組成物の投与方法
としては、経口投与が望ましい。
【0040】本発明組成物を食品として用いる場合に
は、例えば、塊状、液状(液体,粘稠流体,ペーストな
ど)、ゼリー状、粉末状、顆粒状などの各種形態に、常
法に従って調製することができる。かかる形態の具体的
な例としては、清涼飲料水、ジュース、茶類などの飲料
(ドリンク剤);粉末ジュース、粉末スープ、などの粉
末飲料;クッキー、ビスケット、シリアル、チュアブル
錠剤、チューイングガム、キャンディー、グミ、ウェハ
ース、せんべいなどの菓子類;ドレッシング、ソース、
粉末調味料などの調味料;パン、麺類、餅などの主食製
品;などが挙げられる。また、本発明組成物は、任意の
食品を調製するために使用することの出来る食品素材
(例えば食品添加剤など)として用いることもできる。
【0041】これらの中でも、液状、粉末状又は顆粒状
の食品形態が、有効成分であるコラーゲン又はコラーゲ
ン分解物を多量に摂取するためには好ましい。これらの
中でも、液状又は粉末状は、食品全体としての摂取容量
が少なくて済み、かつ摂取時の手間がかからないという
利点がある。
【0042】組成物が液状の場合には、酸度を1以上に
すると安定性が高くなるので好ましく、酸度が2以上で
あることがより好ましい。酸度は、日本農林規格の果実
飲料において定められている酸測定法にて算出すること
ができ、通常、フェノールフタレインの呈色反応か、水
素イオン濃度測定装置を利用した滴定により測定され
る。
【0043】本発明食品組成物は、拡張期血圧を低下又
は拡張期血圧の上昇を抑制させて、高血圧症の予防作用
を発揮するために、一般食品以外にも、病者用食品、高
齢者用食品、特定保健用食品などの特別用途食品や、医
薬部外品、機能性食品、健康食品などの目的に幅広く使
用することができる。
【0044】本発明組成物には、本発明の効果を損なわ
ない範囲であれば、必要に応じて、通常医薬品や食品に
配合される成分、例えば、他の蛋白質、脂質、炭水化
物、ミネラル、ビタミンなどの栄養素;粉砕物、脱脂
物、抽出エキス、抽出末などの動植物成分;二糖類、糖
アルコール、多糖類、水溶性高分子などの賦形剤;増量
剤;甘味料;香味剤;着色剤;防腐剤;乳化剤、可溶化
剤、泡安定化剤、消泡剤などの界面活性剤;アルコール
類、多価アルコール類などのハイドロトロープ剤などを
配合することができる。これら成分の本発明組成物にお
ける配合量は特に限定されず、剤型、形態、用途などに
応じて適宜設定することができ、例えば組成物全重量に
基づいて、0.1〜99.9重量%程度とすることができ
る。
【0045】本発明組成物の有効成分であるコラーゲン
及びコラーゲン分解物からなる群より選ばれる少なくと
も1種の投与量又は摂取量については、本発明所期の効
果が得られるものであれば特に限定されるものではな
く、組成物の形態、疾患の程度、患者又は摂取者の年
齢,性別,その他の条件などにより適宜設定される。
【0046】具体的には、予防のために日常の食生活に
おいて長期間にわたり経口で摂取する場合は、1日成人
1人当たり、コラーゲン及びコラーゲン分解物からなる
群より選ばれる少なくとも1種(有効成分)を、0.1
〜20g程度、好ましくは1〜20g程度、更に好まし
くは5〜10g程度摂取するのがよい。また症状の緩和
や治療を目的として積極的に投与又は摂取する場合であ
って、経口投与又は摂取する場合は、通常、1日成人1
人当たり、コラーゲン及びコラーゲン分解物からなる群
より選ばれる少なくとも1種を、1〜40g程度、好ま
しくは5〜30g程度、更に好ましくは10〜30g程
度摂取するのがよい。点滴や静脈注射など直接体内に投
与する場合には、1日成人1人当たり、コラーゲン及び
コラーゲン分解物からなる群より選ばれる少なくとも1
種を、0.01〜1g程度投与することが好ましい。
【0047】本発明組成物は、1日に1回又は数回に分
けて投与又は摂取することができる。
【0048】
【実施例】以下、実験例及び処方例に基づいて本発明を
より詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。なお、配合量の数値は、特に記載しな
い限りは「重量%」を意味する。
【0049】実験例1:拡張期血圧の抑制乃至低下作用
及び心肥大抑制作用 コラーゲン分解物として、軟骨を含む牛骨を破砕、脱
脂、ミネラル除去した後に、蛋白分解酵素で加水分解し
て平均分子量が約3500となるように調製した骨由来
コラーゲン分解物[商品名GELITA−SOLD2、
DGF社製]及び牛皮から得られたコラーゲンを蛋白質
加水分解酵素を用いて平均分子量が約3000となるよ
うに調製した皮膚由来コラーゲン分解物[商品名GEL
ITA−SOLD1、DGF社製]を用いた。
【0050】動物実験を、18匹の6週齢雄性SD系ラ
ットを以下の3群に分けることにより行った。すなわ
ち、(1)0.02%NG-ニトロ-L-アルギニンを標準実
験食に添加したコントロール食群、(2)コントロール食
に5%骨由来コラーゲン分解物を加えた骨コラーゲン分
解物群及び(3)コントロール食に5%皮膚由来コラーゲ
ン分解物を加えた皮膚コラーゲン分解物群の3群とし、
投与は自由摂取とした。血圧の測定は、1週間毎に無麻
酔下でラット尾動脈圧測定装置により行った。10週間
飼育後、屠殺解剖を行い、心重量の測定を行った。結果
を図1及び表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】骨及び皮膚コラーゲン分解物群は、何れも
コントロール群と比較して有意な拡張期血圧上昇抑制作
用が認められた。また骨及び皮膚コラーゲン分解物群は
何れも、心重量がコントロール群と比較して有意に低か
った。以上のことから、骨及び皮膚由来コラーゲン分解
物の摂取は、拡張期血圧を低下させ、心肥大を抑制する
作用があり、高血圧症の予防乃至治療に有用であること
が確認された。
【0053】実験例2:拡張期血圧抑制作用 実験例1で用いた骨組織由来コラーゲン分解物をコラー
ゲン分解物として用いた。
【0054】拡張期血圧が90〜100mmHgの36
才、39才、41才の男性3名を被験者として試験を行
なった。被験者は、夕食後に上記のコラーゲン分解物を
10g含んだ飲料を摂取し、その他、食事制限などは一
切行なわなかった。血圧測定は、夕食後1時間以上後で
かつ就寝1〜2時間前の時間帯に市販の自動血圧計を用
いて1日1回行なった。試験はまず1ヶ月(31日)間血
圧を測定し、摂取前の血圧を把握した後に、上記飲料を
4ヶ月(123日)間飲用させた。試験開始前31日間と、
飲用試験開始後4ヶ月目の31日間(93〜123日間)の血
圧の平均値を、表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】表2において、血圧の数値は[平均値±標
準偏差]で表し、単位はmmHgを示す。
【0057】何れの被験者も、飲用前と比較すると拡張
期血圧の顕著な低下作用が認められた。
【0058】処方例1:飲料 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って飲料
を調製した。 成分 配合量(重量%) 牛皮由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量3000) 20 香料 0.2 ステビア抽出物 微量精製水 残部 合計 100.0
【0059】処方例2:錠剤 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って錠剤
を調製した。 成分 配合量(重量%) 牛骨由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量3500) 5 II型コラーゲン(鮫の軟骨組織より抽出) 5 粉末還元麦芽糖水飴 15 蔗糖脂肪酸エステル 5 香料 微量乳糖 残部 合計 100
【0060】処方例3:タブレット 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってタブ
レットを調製した。 成分 配合量(重量%) 豚皮由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量 2000) 40 パラチノース 15 杜仲葉エキス末 5 トレハオース 5 蔗糖脂肪酸エステル 2 香料 微量乳糖 残部 合計 100
【0061】処方例4:粉末飲料 下記の処方により各成分を混合して、常法に従って液体
に溶解又は懸濁させて飲用する粉末飲料を調製した。 成分 配合量(重量%) 牛骨由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量 3500) 55 ミルクカゼイン 20 果糖 10 粉末香料 微量食物繊維(難消化性デキストリン) 残部 合計 100
【0062】処方例5:ビタミン補給飲料(医薬部外
品) 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってビタ
ミン補給飲料(医薬部外品)を調製した。 成分 配合量(重量%) 牛骨由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量10000) 10 ブドウ糖果糖液糖 10 アスコルビン酸 1 香料 1 トコフェロール 0.1 ニコチン酸アミド(10%溶液) 0.03 硬化ヒマシ油 0.03 塩酸ピリドキシン(10%溶液) 0.025水 残部 合計 100.000
【0063】処方例6:ゼリー 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってゼリ
ーを調製した。 成分 配合量(重量%) 豚皮由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量500) 20 牛骨由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量10000) 10 オリゴ糖 15 還元水飴 10 寒天 5 香料 0.1水 残部 合計 100.0
【0064】処方例7:スープ 下記の処方により各成分を混合して、常法に従ってスー
プを調製した。 成分 配合量(重量%) 牛皮由来のコラーゲンの加水分解物(平均分子量3000) 5 トマトピューレ 10 レモン搾汁、食塩、胡椒 適量 シーフードブイヨン 適量水 残部 合計 100
【0065】
【発明の効果】本発明組成物は、優れた拡張期血圧の上
昇を抑制又は拡張期血圧の低下作用を有している。従っ
て、本発明組成物は、これら作用により、高血圧症の予
防又は治療のために用いることができる。
【0066】また、試験例3における被験者は中年以降
の男性であり、更年期が加齢との関係から論じられてい
ることもあるので、本発明組成物は、更年期又は更年期
以降の拡張期血圧を低下させる作用も期待できる。
【0067】なお、本発明組成物は、慢性糸球体腎炎、
腎不全、腎梗塞、狭心症、心不全、一過性脳虚血発作、
脳軟化症などの予防又は治療効果が期待できる。
【0068】本発明組成物に含有されるコラーゲン及び
コラーゲン分解物は、生体由来であり、古くから食用と
されていたものも含まれているので、安心して長期間摂
取又は投与することができる。
【0069】さらに、本発明食品は、公知の高血圧症の
予防又は治療剤と併用することもできる。併用する場合
は、本発明食品の拡張期血圧上昇抑制作用により、該予
防又は治療剤の使用量を減少させても使用量を減少させ
ない場合と同程度の効果を得ることが期待でき、長期の
予防又は治療において副作用の面から有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 SD系ラットに対するコラーゲンの拡張期血
圧上昇抑制作用を示す図である(実験例1)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA12 AA36 BB01 CC11 CC23 CC24 CC40 DD38 DD67 DD68 EE53 EE58 4C084 AA02 AA03 BA23 BA43 CA34 MA17 MA35 MA52 NA14 ZA421 ZA422

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有
    し、拡張期血圧の上昇を抑制又は拡張期血圧を低下させ
    ることを特徴とする、高血圧症の予防又は治療医薬組成
    物。
  2. 【請求項2】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有
    し、拡張期血圧を低下又は拡張期血圧の上昇を抑制させ
    ることを特徴とする、高血圧症の予防食品組成物。
  3. 【請求項3】 コラーゲン分解物が、加水分解処理によ
    って得られることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 有効成分の平均分子量が、1,500〜
    4,000であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種が、哺乳類の軟骨組
    織、骨組織及び血管組織並びに軟骨動物の組織からなる
    群より選ばれる少なくとも1種から得られることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 コラーゲン及びコラーゲン分解物からな
    る群より選ばれる少なくとも1種が、I型コラーゲン、
    II型コラーゲン及びIII型コラーゲンからなる群より選
    ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の組成物。
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