JP2001025915A - 流体供給穴付きエンドミル - Google Patents

流体供給穴付きエンドミル

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JP2001025915A
JP2001025915A JP11202551A JP20255199A JP2001025915A JP 2001025915 A JP2001025915 A JP 2001025915A JP 11202551 A JP11202551 A JP 11202551A JP 20255199 A JP20255199 A JP 20255199A JP 2001025915 A JP2001025915 A JP 2001025915A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/28Features relating to lubricating or cooling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 4枚不等底刃のエンドミルにおいて、2本の
流体供給穴からエアを供給して切削加工を行う場合で
も、良好な冷却作用が得られて優れた切削性能、工具寿
命が得られるようにする。 【解決手段】 一対の長底刃24の逃げ面に開口するよ
うに一対の流体供給穴20を設けるとともに、その流体
供給穴20の先端開口20bと、両ギャッシュ22、2
6の交差部分とを接続するように接続溝30を設けた。
先端開口20bから吐出された流体は、例えばエンドミ
ル10の回転に伴って逃げ面(先端開口20b)とワー
クとの間の隙間を通って第2ギャッシュ26側へ流動し
て短底刃28に供給される一方、その第2ギャッシュ2
6から第1ギャッシュ22との交差部分を通って第1ギ
ャッシュ22側へ流動し、或いは接続溝30から直接第
1ギャッシュ22側へ流動して長底刃24に供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体供給穴付きエン
ドミルに係り、特に、流体としてエアを供給するドライ
加工においても良好な冷却作用が得られる流体供給穴付
きエンドミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】(a) 軸心に対して対称的に形成された一
対の第1ギャッシュに沿って軸心付近まで設けられた一
対の長底刃と、(b) 軸心まわりにおいて前記一対の長底
刃から90°の位置に、その軸心に対して対称的に外周
部から前記第1ギャッシュに達するように形成された第
2ギャッシュに沿って設けられた一対の短底刃とを有す
る、4枚不等底刃のエンドミルが知られている。一方、
潤滑油剤やエア等の流体を切削部位まで供給する流体供
給穴付きのエンドミルが、例えば特開昭61−2570
9号公報等に記載されているが、このような流体供給穴
付きのエンドミルによれば、外部からの流体供給が難し
いポケット穴加工、溝加工などの切削性能(加工能率)
や工具寿命が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年潤滑油
剤の処理などの問題から、流体としてエアを用いて切削
加工を行うドライ加工が望まれているが、潤滑油剤に比
較して冷却性能が低いため、従来の2枚刃の流体供給穴
付きエンドミルにおいてはドライ加工の適用範囲が狭
く、必ずしも十分に満足できなかった。
【0004】一方、4枚不等底刃のエンドミルに4本の
流体供給穴を設けることは、強度上或いは製造上の制約
などにより困難であった。特に、外周刃が軸心まわりに
捩じれたねじれ刃で、摩耗した底刃を研削して再使用す
る場合には、流体供給穴もねじれ刃と同じリードで捩じ
れたねじれ穴にする必要があるため、比較的小径のエン
ドミルにおいては、強度上や製造上の都合で3本以上の
流体供給穴を設けることが難しい。
【0005】これに対し、例えば一対の長底刃の逃げ面
だけに流体供給穴を開口させることが考えられるが、そ
の逃げ面から第2ギャッシュを経て流体が供給される短
底刃については良好な冷却作用が得られるものの、長底
刃については流体が十分に供給されないため、必ずしも
十分な切削性能、工具寿命の向上効果が得られない。一
対の短底刃の逃げ面に流体供給穴を開口させた場合も同
様である。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、4枚不等底刃のエン
ドミルにおいて、2本の流体供給穴からエアを供給して
切削加工を行う場合でも良好な冷却作用が得られて優れ
た切削性能、工具寿命が得られるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、(a) 軸心に対して対称的に形成され
た一対の第1ギャッシュに沿って軸心付近まで設けられ
た一対の長底刃と、(b) 軸心まわりにおいて前記一対の
長底刃から90°の位置に、その軸心に対して対称的に
外周部から前記第1ギャッシュに達するように形成され
た第2ギャッシュに沿って設けられた一対の短底刃と、
を有する4枚不等底刃のエンドミルにおいて、(c) 前記
一対の長底刃の逃げ面側、または前記一対の短底刃の逃
げ面側に開口する一対の開口部を有して、前記エンドミ
ルを縦通して設けられた流体供給穴と、(d) 軸心側の端
部が互いに交わっている前記第1ギャッシュおよび第2
ギャッシュの連通面積を大きくするように、それ等の第
1ギャッシュおよび第2ギャッシュの交差部分に設けら
れた一対の連通溝と、を有することを特徴とする。
【0008】第2発明は、第1発明の流体供給穴付きエ
ンドミルにおいて、(a) 前記流体供給穴の一対の開口部
は、それぞれ前記一対の長底刃の逃げ面に設けられてお
り、(b) 前記連通溝は、その流体供給穴の開口部と、前
記第1ギャッシュおよび第2ギャッシュの交差部分とを
接続するように設けられていることを特徴とする。
【0009】第3発明は、第1発明の流体供給穴付きエ
ンドミルにおいて、(a) 前記流体供給穴の一対の開口部
は、それぞれ前記一対の短底刃の逃げ面側に位置する前
記第1ギャッシュの底に設けられており、(b) 前記連通
溝は、その流体供給穴の開口部と、前記第1ギャッシュ
および第2ギャッシュの交差部分とを接続するように設
けられていることを特徴とする。
【0010】第4発明は、(a) 軸心に対して対称的に形
成された一対の第1ギャッシュに沿って軸心付近まで設
けられた一対の長底刃と、(b) 軸心まわりにおいて前記
一対の長底刃から90°の位置に、その軸心に対して対
称的に外周部から前記第1ギャッシュに達するように形
成された第2ギャッシュに沿って設けられた一対の短底
刃と、を有する4枚不等底刃のエンドミルにおいて、
(c) 前記一対の長底刃の逃げ面に開口する一対の開口部
を有して、前記エンドミルを縦通して設けられた流体供
給穴と、(d) その流体供給穴の開口部と、前記第1ギャ
ッシュの軸心側の端部とを接続するように設けられた一
対の接続溝と、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】第1発明〜第3発明の流体供給穴付きエ
ンドミルにおいては、一対の長底刃の逃げ面側、または
一対の短底刃の逃げ面側に開口するように流体供給穴が
設けられているとともに、軸心側の端部が互いに交わっ
ている第1ギャッシュおよび第2ギャッシュの連通面積
を大きくするように一対の連通溝が設けられ、両ギャッ
シュ間で流体が容易に流通できるようになっているた
め、流体供給穴の一対の開口部から吐出される流体が4
枚の不等底刃の総てに良好に供給されるようになり、流
体による冷却作用等で切削性能(加工能率)や工具寿命
が向上する。これにより、流体としてエアを供給する場
合でも良好な冷却作用が得られるようになり、ドライ加
工の適用範囲が広くなる。
【0012】また、上記連通溝は、軸心側の端部が互い
に交わっている第1ギャッシュと第2ギャッシュとの交
差部分に設けられているため、短底刃については連通溝
により軸心側が削られて短くなる可能性があるが、軸心
付近まで設けられている長底刃については何の影響も受
けず、切削性能を損なう恐れがない。
【0013】また、第2発明のように長底刃の逃げ面に
流体供給穴の一対の開口部が設けられているとともに、
その流体供給穴の開口部と第1ギャッシュおよび第2ギ
ャッシュの交差部分とを接続するように連通溝が設けら
れている場合には、例えばエンドミルの回転に伴って開
口部とワークとの間の隙間から流体が第2ギャッシュ側
へ流動して短底刃に供給される一方、その第2ギャッシ
ュから連通溝を通って、或いは流体供給穴の開口部から
直接連通溝を通って、第1ギャッシュ側へ流動して長底
刃に供給される。第3発明のように短底刃の逃げ面側に
位置する第1ギャッシュの底に流体供給穴の一対の開口
が設けられる場合は、その開口部から吐出した流体が長
底刃に速やかに供給されるとともに、連通溝から両ギャ
ッシュの交差部分を通って第2ギャッシュ側へ流体が流
動させられ、短底刃に流体が供給される。
【0014】第4発明の流体供給穴付きエンドミルは、
一対の長底刃の逃げ面に開口するように流体供給穴が設
けられているとともに、その流体供給穴の開口部と第1
ギャッシュとを接続するように接続溝が設けられている
ため、流体供給穴の一対の開口部から吐出された流体
は、例えばエンドミルの回転に伴って開口部とワークと
の間の隙間から第2ギャッシュ側へ流動して短底刃に供
給される一方、その第2ギャッシュから第1ギャッシュ
との交差部分を通って第1ギャッシュ側へ流動し、或い
は接続溝から直接第1ギャッシュ側へ流動して長底刃に
供給されるため、4枚の不等底刃の総てに良好に流体が
供給されるようになり、第1発明、第2発明と同様の効
果が得られる。第2発明は、第4発明の一実施態様と見
做すこともできる。
【0015】なお、連通溝や接続溝の断面の大きさ(流
通面積)や、流体供給穴の開口部とワークとの間の隙間
の大きさなどにより、流体の流通経路は微妙に変化し、
例えば上記第2発明や第4発明の場合には、供給穴の開
口部とワークとの間の隙間から第2ギャッシュ側への流
体の流動や、第2ギャッシュから第1ギャッシュ側への
流体の流動が殆ど無く、開口部から吐出された流体が専
ら接続溝(連通溝)を通って両ギャッシュへ分岐して流
動する場合もあるが、結果的に4枚の不等底刃に流体が
良好に供給されるようになっておれば良い。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、ボールエンドミルやス
クエアエンドミルなど種々のエンドミルに適用される。
また、長底刃および短底刃に連続して設けられる外周刃
が軸心まわりに捩じれたねじれ刃で、流体供給穴もねじ
れ刃と同じリードで捩じれた2本のねじれ穴であり、摩
耗した底刃を研削して再使用するエンドミルに好適に適
用されるが、外周刃が直刃で2本の直線状の流体供給穴
が軸心と平行に設けられている場合や、1本の流体供給
穴が軸心上に設けられていて底刃近傍で2本に分岐して
いる場合等にも、本発明は適用され得る。エンドミルの
材質は、超硬合金や高速度鋼など適宜設定される。
【0017】本発明の流体供給穴付きエンドミルは、流
体としてエアを供給しながら切削加工を行うドライ加工
に好適に用いられるが、流体として冷却油剤を供給する
ウェット加工にも使用できることは勿論である。また、
外部からの流体供給が難しいポケット穴加工や溝加工な
どの切削加工に好適に用いられるが、端面削りや外周削
り、倣い削りなどの他の切削加工に用いることもでき
る。
【0018】前記連通溝は、例えば第1ギャッシュの軸
心側端部すなわち第2ギャッシュとの交差部分に、その
第1ギャッシュとは別工程で長底刃と略平行に設けられ
るが、第2ギャッシュを加工する前または後において第
1ギャッシュの加工に連続して同じ加工工具(砥石な
ど)を用いて連通溝を設けることもできる。第1ギャッ
シュと流体供給穴の開口部とを接続する第4発明の接続
溝についても同様である。接続溝は、少なくとも第1ギ
ャッシュと接続するように設けられれば良いが、第1ギ
ャッシュおよび第2ギャッシュの両方に接続されるよう
に設けることもできる。
【0019】第4発明では、流体供給穴の開口が長底刃
の逃げ面に位置させられているが、第1発明では流体供
給穴の開口位置は特に限定されず、第2発明のように長
底刃の逃げ面であったり、第3発明のように第1ギャッ
シュの底であったりしても良い他、第2ギャッシュの底
や短底刃の逃げ面に開口させることもできる。また、必
要に応じてその開口部を含むように連通溝を設け、両ギ
ャッシュの交差部分などへ流体が流れ易くすることもで
きる。長底刃や短底刃の底面視における形状を、外周側
程切削回転方向の進行側へ傾斜させるなどして、流体が
軸心側へ流れ易くすることも可能である。
【0020】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1の流体供給穴付きエンドミル10
は、本発明が4枚不等底刃のスクエアエンドミルに適用
された場合の一例で、(a) は軸心と直角な方向から見た
正面図、(b) はシャンク12側から見た平面図、(c) は
刃部14側から見た底面図、(d)は刃部14の斜視図で
ある。このエンドミル10は超硬合金にて構成されてお
り、シャンク12および刃部14は同一軸線上に一体に
連続して設けられているとともに、刃部14の外周面に
は、軸心まわりに捩じれた4本のねじれ溝16に沿って
4枚の外周ねじれ刃18が等角度間隔で設けられてい
る。また、シャンク12および刃部14には、外周ねじ
れ刃18と同じリードで捩じれた流体供給穴(ねじれ
穴)20が、軸方向に縦通するように180°間隔で2
本設けられており、シャンク12側の後端開口20aか
らエアや冷却油剤などの流体を供給することにより、そ
れ等の流体が刃部14側の先端開口20bから吐出され
るようになっている。
【0021】刃部14の先端には、軸心に対して対称的
に一対の第1ギャッシュ22がダイヤモンド砥石等で形
成され、その第1ギャッシュ22に沿って一対の長底刃
24が軸心付近まで設けられている。また、軸心まわり
において一対の長底刃24から90°の位置には、同じ
く軸心に対して対称的に外周部から第1ギャッシュ22
に達するようにダイヤモンド砥石などで第2ギャッシュ
26が形成され、その第2ギャッシュ26に沿って一対
の短底刃28が設けられている。これ等の長底刃24お
よび短底刃28は、何れも外周側端縁で前記外周ねじれ
刃18に接続されるように設けられている。上記第1ギ
ャッシュ22は長底刃24のすくい面を構成し、第2ギ
ャッシュ26は短底刃28のすくい面を構成しており、
それぞれ所定のすくい角が得られるように溝深さ方向
(工具軸方向)において軸心に対して傾斜するように設
けられている。
【0022】前記流体供給穴20の先端開口20bは、
一対の長底刃24の逃げ面を構成している2番面と3番
面との境界部分に位置している。流体供給穴20および
外周ねじれ刃18は、同じリードで捩じれているため、
摩耗に伴って底刃24、28を研削して再使用する場合
でも、それ等の底刃24、28に対する開口20bの位
置が一定に維持される。また、その先端開口20bと、
第1ギャッシュ22および第2ギャッシュ26が互いに
交わっているそれ等の軸心側端部の交差部分とを接続す
るように、長底刃24と略平行に軸心に対して対称的に
一対の接続溝30が設けられている。第1ギャッシュ2
2および第2ギャッシュ26の交差部分に接続されるこ
とから、接続溝30により両ギャッシュ22、26の連
通面積が大きくなり、接続溝30は連通溝としても機能
する。本実施例のエンドミル10は、第2発明、第4発
明の一実施例である。
【0023】このような本実施例の流体供給穴付きエン
ドミル10においては、一対の長底刃24の逃げ面に開
口するように一対の流体供給穴20が設けられていると
ともに、その流体供給穴20の先端開口20bと、両ギ
ャッシュ22、26の交差部分とを接続するように接続
溝30が設けられているため、先端開口20bから吐出
された流体は、例えばエンドミル10の回転に伴って逃
げ面(先端開口20b)とワークとの間の隙間を通って
第2ギャッシュ26側へ流動して短底刃28に供給され
る一方、その第2ギャッシュ26から第1ギャッシュ2
2との交差部分を通って第1ギャッシュ22側へ流動
し、或いは接続溝30から直接第1ギャッシュ22側へ
流動して長底刃24に供給されるため、4枚の不等底刃
24、28の総てに良好に流体が供給されるようにな
る。
【0024】接続溝30の断面の大きさ(流通面積)
や、流体供給穴20の先端開口20bとワークとの間の
隙間の大きさなどにより、流体の流通経路は微妙に変化
し、例えば先端開口20bとワークとの間の隙間から第
2ギャッシュ26側への流体の流動や、第2ギャッシュ
26から第1ギャッシュ22側への流体の流動が殆ど無
く、先端開口20bから吐出された流体が専ら接続溝3
0を通って両ギャッシュ22、26へ分岐して流動する
場合もあるが、結果的に4枚の不等底刃24、28に流
体が良好に供給されるようになっておれば良い。
【0025】このように、本実施例の流体供給穴付きエ
ンドミル10によれば、連通溝30の存在により2本の
流体供給穴20から4枚の不等底刃24、28の総てに
良好に流体が供給されるため、流体による冷却作用等で
切削性能(加工能率)や工具寿命が向上し、これにより
流体としてエアを供給する場合でも良好な冷却作用が得
られるようになり、ドライ加工の適用範囲が広くなる。
【0026】また、上記接続溝30は、第1ギャッシュ
22と第2ギャッシュ26との交差部分に長底刃24と
略平行に設けられているため、長底刃24や短底刃28
は何の影響も受けず、切削性能を損なう恐れがない。
【0027】次に、上記実施例のエンドミル10のよう
に2本の流体供給穴が長底刃の逃げ面に開口させられて
いるとともに、その先端開口と両ギャッシュの交差部分
とを接続するように一対の接続溝が設けられた4枚不等
底刃のスクエアエンドミル(本発明品)と、2本の流体
供給穴が設けられた2枚刃のスクエアエンドミル(従来
品I)と、流体供給穴が無い2枚刃のスクエアエンドミ
ル(従来品II)とを用いて、切削性能試験を行った結果
を説明する。3種類のエンドミルは、何れも呼びがφ1
0、外周ねじれ刃のねじれ角が約30°、底刃すくい角
が10°、底刃2番角が6°、底刃3番角が12°であ
り、本発明品および従来品IのコーナRは0.4mm、
従来品IIのコーナRは0.5mmである。また、本発明
品および従来品Iについては流体供給穴からエアを供給
し、従来品IIについては外部ノズルを用いてエアを供給
した。加工条件は以下の通りである。 (加工条件) 突出寸法:40mm ホルダ:DTC 加工方法:
ヘリカル穴加工 被削材質:SKD61(40HR
C) 使用機械:横形マシニングセンタ 回転速
度:6500min-1 送り速度:0.4mm 1
公転当りのZ送り量(穴深さ方向の送り量):0.4m
m 加工穴深さ:18mm 加工穴径:φ15
【0028】そして、底刃の外周コーナ部の摩耗量と切
削距離との関係を調べた結果を図2に示す。図の「○」
は本発明品で、「□」は従来品Iで、「×」は従来品II
であり、本発明品によれば切削距離が2000mm以上
になっても摩耗量が少なく、優れた工具寿命が得られ
る。また、切削距離が1500mm程度以下では、摩耗
量が従来品Iと略同じであるが、面粗さは本発明品の方
が優れていた。なお、切削距離は切削穴数に対応するも
ので、28穴で約1000mmである。
【0029】図3は、本発明品について、流体供給穴か
らエアを供給した場合「内部エア」と、流体供給穴から
冷却油剤(水溶性エマルジョンタイプ)を供給した場合
「内部冷却油剤」とを比較したもので、「●」および
「○」は送り速度および1公転当りのZ送り量が何れも
0.4mmで、「■」および「□」は送り速度および1
公転当りのZ送り量が何れも0.6mmである。送り量
および1公転当りのZ送り量を除く他の加工条件は、前
記図2の場合と同じである。かかる図3から明らかなよ
うに、送り速度および1公転当りのZ送り量が0.6m
mになると、冷却油剤を用いたウェット加工(□)に比
較して、内部エアによるドライ加工(■)での工具寿命
が著しく損なわれるが、送り速度および1公転当りのZ
送り量が0.4mmの場合には、内部エアによるドライ
加工(●)でも、切削距離が2000mmを越えるまで
冷却油剤を用いたウェット加工(○)と同程度の摩耗量
で、優れた工具寿命が得られる。なお、この場合も切削
距離は切削穴数に対応し、28穴で約1000mmであ
る。
【0030】図4は、前記実施例のエンドミル10のよ
うに2本の流体供給穴が長底刃の逃げ面に開口させられ
ているとともに、その先端開口と両ギャッシュの交差部
分とを接続するように一対の接続溝が設けられた4枚不
等底刃のスクエアエンドミル(本発明品I)と、図5に
示すように2本の流体供給穴20が短底刃28の逃げ面
側、具体的には第1ギャッシュ22の底に開口させられ
ているとともに、その先端開口20bと両ギャッシュ2
2、26の交差部分とを接続するように一対の接続溝3
2が設けられた4枚不等底刃のスクエアエンドミル(本
発明品II)とを用いて、流体供給穴からエアを供給した
場合「内部エア」と、流体供給穴から冷却油剤(水溶性
エマルジョンタイプ)を供給した場合「内部冷却油剤」
とを比較したもので、「●」および「○」は本発明品I
の場合で、「■」および「□」は本発明品IIの場合であ
る。また、本発明品I、IIは、何れも呼びがφ12、底
刃すくい角が10°、底刃2番角が6°、底刃3番角が
12°、コーナRは0.5mmであり、加工条件は以下
の通りである。 (加工条件) 突出寸法:40mm ホルダ:DTC 加工方法:
ヘリカル穴加工 被削材質:SKD61(40HR
C) 使用機械:横形マシニングセンタ 回転速
度:5305min-1 送り速度:0.6mm 1
公転当りのZ送り量:0.6mm 加工穴深さ:24
mm 加工穴径:φ18
【0031】図4から明らかなように、何れの場合も冷
却油剤を用いたウェット加工(□、○)に比較して、内
部エアによるドライ加工(■、●)での工具寿命が著し
く損なわれるが、ウェット加工では流体供給穴が長底刃
の逃げ面に開口している本発明品I(○)よりも、流体
供給穴が短底刃の逃げ面側に位置する第1ギャッシュの
底に開口している本発明品II(□)の方が全体的に摩耗
量が少なく、ドライ加工では流体供給穴が短底刃の逃げ
面側に位置する第1ギャッシュの底に開口している本発
明品II(■)よりも、流体供給穴が長底刃の逃げ面に開
口している本発明品I(●)の方が工具寿命が長い。本
発明品IIのウェット加工(■)では、溶着により7穴で
それ以上の加工が不能になった。なお、この場合も切削
距離は切削穴数に対応し、40穴で960mmである。
【0032】上記本発明品II、すなわち図5に示す実施
例は、第3発明の一実施例であり、先端開口20bから
第1ギャッシュ22内に吐出した流体が長底刃24に速
やかに供給される一方、接続溝32によって流体が軸心
側へ流れ易くなるとともに、第1ギャッシュ22と第2
ギャッシュ26との連通面積が拡大されるため、第1ギ
ャッシュ22から第2ギャッシュ26側へ流体が良好に
流動して短底刃28に供給されるようになり、4枚の不
等底刃24、28が良好に冷却されて切削性能(加工能
率)や工具寿命が向上する。接続溝32は連通溝に相当
する。
【0033】なお、以上の説明では本発明が4枚不等底
刃のスクエアエンドミルに適用された場合について説明
したが、図6のエンドミル40のように、4枚不等底刃
のボールエンドミルにも適用できる。このエンドミル4
0は、前記エンドミル10に比較してボールエンドミル
かスクエアエンドミルかが相違し、底刃形状が相違する
だけであるため、同一の符号を付して詳しい説明を省略
する。エンドミル40についても、前記図5のように短
底刃28の逃げ面側に位置する第1ギャッシュ22の底
に先端開口20bが位置するようにして、接続溝32と
同様な接続溝を設けるようにしても良い。
【0034】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が4枚不等底刃のスクエアエンドミルに
適用された場合の一例を説明する図で、(a) は軸心と直
角な方向から見た正面図、(b) はシャンク側から見た平
面図、(c) は刃部側から見た底面図、(d) は刃部の斜視
図である。
【図2】本発明品および従来品を用いてヘリカル穴加工
をドライ加工で行い、切削距離とコーナ部摩耗量との関
係を調べた結果を示す図である。
【図3】本発明品を用いてドライ加工およびウェット加
工を行い、切削距離とコーナ部摩耗量との関係を調べた
結果を示す図である。
【図4】流体供給穴の開口位置が異なる本発明品を用い
てドライ加工およびウェット加工を行い、切削距離とコ
ーナ部摩耗量との関係を調べた結果を示す図である。
【図5】流体供給穴の開口が短底刃の逃げ面側に位置す
る第1ギャッシュの底に設けられている場合の底面図で
ある。
【図6】本発明が4枚不等底刃のボールエンドミルに適
用された場合の一例を説明する図で、図1に対応する図
である。
【符号の説明】
10、40:流体供給穴付きエンドミル 20:流体
供給穴 20b:先端開口(開口部) 22:第1
ギャッシュ 24:長底刃 26:第2ギャッシュ
28:短底刃 30、32:接続溝(連通溝)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心に対して対称的に形成された一対の
    第1ギャッシュに沿って軸心付近まで設けられた一対の
    長底刃と、 軸心まわりにおいて前記一対の長底刃から90°の位置
    に、該軸心に対して対称的に外周部から前記第1ギャッ
    シュに達するように形成された第2ギャッシュに沿って
    設けられた一対の短底刃と、 を有する4枚不等底刃のエンドミルにおいて、 前記一対の長底刃の逃げ面側、または前記一対の短底刃
    の逃げ面側に開口する一対の開口部を有して、前記エン
    ドミルを縦通して設けられた流体供給穴と、 軸心側の端部が互いに交わっている前記第1ギャッシュ
    および第2ギャッシュの連通面積を大きくするように、
    該第1ギャッシュおよび第2ギャッシュの交差部分に設
    けられた一対の連通溝と、 を有することを特徴とする流体供給穴付きエンドミル。
  2. 【請求項2】 前記流体供給穴の一対の開口部は、それ
    ぞれ前記一対の長底刃の逃げ面に設けられており、 前記連通溝は、該流体供給穴の開口部と、前記第1ギャ
    ッシュおよび第2ギャッシュの交差部分とを接続するよ
    うに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    流体供給穴付きエンドミル。
  3. 【請求項3】 前記流体供給穴の一対の開口部は、それ
    ぞれ前記一対の短底刃の逃げ面側に位置する前記第1ギ
    ャッシュの底に設けられており、 前記連通溝は、該流体供給穴の開口部と、前記第1ギャ
    ッシュおよび第2ギャッシュの交差部分とを接続するよ
    うに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    流体供給穴付きエンドミル。
  4. 【請求項4】 軸心に対して対称的に形成された一対の
    第1ギャッシュに沿って軸心付近まで設けられた一対の
    長底刃と、 軸心まわりにおいて前記一対の長底刃から90°の位置
    に、該軸心に対して対称的に外周部から前記第1ギャッ
    シュに達するように形成された第2ギャッシュに沿って
    設けられた一対の短底刃と、 を有する4枚不等底刃のエンドミルにおいて、 前記一対の長底刃の逃げ面に開口する一対の開口部を有
    して、前記エンドミルを縦通して設けられた流体供給穴
    と、 該流体供給穴の開口部と、前記第1ギャッシュの軸心側
    の端部とを接続するように設けられた一対の接続溝と、 を有することを特徴とする流体供給穴付きエンドミル。
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