JP2001025853A - ノズル加熱装置及び該装置を使用した射出成形機 - Google Patents
ノズル加熱装置及び該装置を使用した射出成形機Info
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- JP2001025853A JP2001025853A JP11196761A JP19676199A JP2001025853A JP 2001025853 A JP2001025853 A JP 2001025853A JP 11196761 A JP11196761 A JP 11196761A JP 19676199 A JP19676199 A JP 19676199A JP 2001025853 A JP2001025853 A JP 2001025853A
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- cylinder
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- nozzle heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出成形機の加熱装置の耐久性と保守性を向
上させる。 【解決手段】 マグネシウム合金等をスラリーとして圧
送するシリンダ11の先端にアダプタ12を介してノズ
ル13を連結し、ノズル13の前方に金型14の固定盤
14aを配置する。ノズル13はノズル加熱部15によ
り加熱し、ノズル加熱部15はノズル13に周設したヒ
ータ16a、16b、これらのヒータ16a、16bに
端子部17a、17bを介してそれぞれ接続したリード
線18a、18bから成り、リード線18a、18bは
電源から電力を供給する。ノズル加熱部15のヒータ1
6a、16bと端子部17a、17bの全体、そしてリ
ード線18a、18bの前端部をステンレス製のカバー
21により覆い、ノズル13から飛散したスラリーが、
ノズル加熱部15に付着しないようにする。
上させる。 【解決手段】 マグネシウム合金等をスラリーとして圧
送するシリンダ11の先端にアダプタ12を介してノズ
ル13を連結し、ノズル13の前方に金型14の固定盤
14aを配置する。ノズル13はノズル加熱部15によ
り加熱し、ノズル加熱部15はノズル13に周設したヒ
ータ16a、16b、これらのヒータ16a、16bに
端子部17a、17bを介してそれぞれ接続したリード
線18a、18bから成り、リード線18a、18bは
電源から電力を供給する。ノズル加熱部15のヒータ1
6a、16bと端子部17a、17bの全体、そしてリ
ード線18a、18bの前端部をステンレス製のカバー
21により覆い、ノズル13から飛散したスラリーが、
ノズル加熱部15に付着しないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマグネシウ
ム合金を高温スラリーとしてノズルから金型の内部に射
出するノズル加熱装置及び該装置を使用した射出成形機
に関するものである。
ム合金を高温スラリーとしてノズルから金型の内部に射
出するノズル加熱装置及び該装置を使用した射出成形機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の射出成形機は例えば図1
0に示すように構成されており、ホッパ1に投入された
例えばマグネシウム合金から成る材料Mは、シリンダ部
2によりスラリーとして圧送され、ノズル部3の先端か
ら金型4の内部に射出される。図11に示すように、シ
リンダ部2はスクリュを備えたシリンダ2a、このシリ
ンダ2aの外周面に覆設された断熱部材2b、シリンダ
2aを加熱するシリンダ加熱部等から成り、シリンダ部
2では材料Mがシリンダ加熱部により加熱されると共
に、スクリュの剪断力によりスラリーとされる。
0に示すように構成されており、ホッパ1に投入された
例えばマグネシウム合金から成る材料Mは、シリンダ部
2によりスラリーとして圧送され、ノズル部3の先端か
ら金型4の内部に射出される。図11に示すように、シ
リンダ部2はスクリュを備えたシリンダ2a、このシリ
ンダ2aの外周面に覆設された断熱部材2b、シリンダ
2aを加熱するシリンダ加熱部等から成り、シリンダ部
2では材料Mがシリンダ加熱部により加熱されると共
に、スクリュの剪断力によりスラリーとされる。
【0003】ノズル部3では、ノズル5がノズル加熱部
6により加熱されており、ノズル加熱部6はノズル5に
周設されたヒータ7と、このヒータ7に端子部8を介し
て接続されたリード線9とから構成され、リード線9に
は電源から電力が供給される。そして、スラリーはノズ
ル5から金型4の内部に高温高圧状態で射出され、製品
Gが成形される。
6により加熱されており、ノズル加熱部6はノズル5に
周設されたヒータ7と、このヒータ7に端子部8を介し
て接続されたリード線9とから構成され、リード線9に
は電源から電力が供給される。そして、スラリーはノズ
ル5から金型4の内部に高温高圧状態で射出され、製品
Gが成形される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
の射出成形機では、ノズル加熱部6のヒータ7、端子部
8及びリード線9の前端部が金型4の近傍に配置されて
いるため、スラリーがノズル5の先端から漏れて飛散す
ると、その一部がヒータ7、端子部8、リード線9に付
着し易い上に、断熱部材2bに付着する場合がある。こ
の場合には、マグネシウム合金の特質上、空気中で発火
し易く、ヒータ7、端子部8、リード線9の燃焼、溶
解、断線等を発生させ、ノズル加熱部6の耐久性が低下
するという問題点がある。また、断熱部材2bに付着し
たスラリーを取り除く作業が煩わしく、保守性が悪いと
いう問題点もある。本発明の目的は、上述の問題点を解
消し、耐久性と保守性を向上させ得るノズル加熱装置及
び該装置を使用した射出成形機を提供することにある。
の射出成形機では、ノズル加熱部6のヒータ7、端子部
8及びリード線9の前端部が金型4の近傍に配置されて
いるため、スラリーがノズル5の先端から漏れて飛散す
ると、その一部がヒータ7、端子部8、リード線9に付
着し易い上に、断熱部材2bに付着する場合がある。こ
の場合には、マグネシウム合金の特質上、空気中で発火
し易く、ヒータ7、端子部8、リード線9の燃焼、溶
解、断線等を発生させ、ノズル加熱部6の耐久性が低下
するという問題点がある。また、断熱部材2bに付着し
たスラリーを取り除く作業が煩わしく、保守性が悪いと
いう問題点もある。本発明の目的は、上述の問題点を解
消し、耐久性と保守性を向上させ得るノズル加熱装置及
び該装置を使用した射出成形機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るノズル加熱装置は、溶融材料を噴射する
ノズルを加熱するノズル加熱装置において、前記ノズル
に周設したヒータと、該ヒータに接続したリード線と、
前記ノズルから飛散した前記溶融材料から少なくとも前
記リード線を保護する耐熱性保護部材とを備えたことを
特徴とする。
の本発明に係るノズル加熱装置は、溶融材料を噴射する
ノズルを加熱するノズル加熱装置において、前記ノズル
に周設したヒータと、該ヒータに接続したリード線と、
前記ノズルから飛散した前記溶融材料から少なくとも前
記リード線を保護する耐熱性保護部材とを備えたことを
特徴とする。
【0006】本発明に係る射出成形機は、溶融材料を圧
送するシリンダと、該シリンダの先端に位置して前記溶
融材料を噴射口から前記溶融材料を金型の内部に噴射す
るノズルとを有し、先の加熱装置を具備したことを特徴
とする。
送するシリンダと、該シリンダの先端に位置して前記溶
融材料を噴射口から前記溶融材料を金型の内部に噴射す
るノズルとを有し、先の加熱装置を具備したことを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図9に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の一部
を切欠した要部断面図であり、例えばマグネシウム合金
材料をスラリーとして圧送するシリンダ11の先端に
は、アダプタ12を介してノズル13が連結されてい
る。シリンダ11には図示しないスクリュが内蔵され、
シリンダ11とアダプタ12には図示しないシリンダ加
熱部が備えられている。合金材料はシリンダ加熱部によ
り加熱されると共に、スクリュにより剪断されることに
よりスラリー化される。そして、ノズル13の前方には
金型14の固定盤14aが配置されており、ノズル13
の先端の球面部13aは、固定盤14aのスプール14
bに当接されている。
に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の一部
を切欠した要部断面図であり、例えばマグネシウム合金
材料をスラリーとして圧送するシリンダ11の先端に
は、アダプタ12を介してノズル13が連結されてい
る。シリンダ11には図示しないスクリュが内蔵され、
シリンダ11とアダプタ12には図示しないシリンダ加
熱部が備えられている。合金材料はシリンダ加熱部によ
り加熱されると共に、スクリュにより剪断されることに
よりスラリー化される。そして、ノズル13の前方には
金型14の固定盤14aが配置されており、ノズル13
の先端の球面部13aは、固定盤14aのスプール14
bに当接されている。
【0008】ノズル13はノズル加熱部15により加熱
され、ノズル加熱部15はノズル13に周設された例え
ば編組線から成るシーズヒータ16a、16b、これら
のヒータ16a、16bに端子部17a、17bを介し
てそれぞれ接続されたリード線18a、18bから成
り、このリード線18a、18bには電源から電力が供
給されている。
され、ノズル加熱部15はノズル13に周設された例え
ば編組線から成るシーズヒータ16a、16b、これら
のヒータ16a、16bに端子部17a、17bを介し
てそれぞれ接続されたリード線18a、18bから成
り、このリード線18a、18bには電源から電力が供
給されている。
【0009】ここで、シリンダ11、アダプタ12及び
ノズル13を含めて、ノズル加熱部15のヒータ16
a、16bと端子部17a、17bの全体、そしてリー
ド線18a、18bの前部はカバー21により覆われて
いる。カバー21は耐熱材料、例えばステンレス板によ
り筒状に形成され、ノズル13の先端から漏れて飛散し
たスラリーがノズル加熱部15及びシリンダ11等に付
着しないようにされている。
ノズル13を含めて、ノズル加熱部15のヒータ16
a、16bと端子部17a、17bの全体、そしてリー
ド線18a、18bの前部はカバー21により覆われて
いる。カバー21は耐熱材料、例えばステンレス板によ
り筒状に形成され、ノズル13の先端から漏れて飛散し
たスラリーがノズル加熱部15及びシリンダ11等に付
着しないようにされている。
【0010】図2の斜視図にも示すように、カバー21
にはシリンダ11とアダプタ12をリード線18a、1
8bと共に包囲する円筒状の後方包囲部21aと、この
後方包囲部21aから前方に一体に延在してノズル13
の周囲、ヒータ16a、16b、端子部17a、17b
及びリード線18a、18bの一部を包囲する円錐筒状
の前方包囲部21bとを有し、前方包囲部21bの前端
の開口21cの内径はノズル13の外径と略一致、ノズ
ル13の周囲に密接している。
にはシリンダ11とアダプタ12をリード線18a、1
8bと共に包囲する円筒状の後方包囲部21aと、この
後方包囲部21aから前方に一体に延在してノズル13
の周囲、ヒータ16a、16b、端子部17a、17b
及びリード線18a、18bの一部を包囲する円錐筒状
の前方包囲部21bとを有し、前方包囲部21bの前端
の開口21cの内径はノズル13の外径と略一致、ノズ
ル13の周囲に密接している。
【0011】この第1の実施例では、ノズル13の先端
からスラリーが漏れて飛散しても、スラリーがシリンダ
11、アダプタ12、ノズル13、ノズル加熱部15等
に付着することをカバー21によって防止できる。従っ
て、ヒータ16a、16b、端子部17a、17b、リ
ード線18a、18b等のスラリーによる汚損や焼損を
防止でき、ノズル加熱部15の耐久性が向上する。な
お、シリンダ11のカバー21により覆われていない部
分に付着したスラリーは、必要に応じて清掃すればよ
い。
からスラリーが漏れて飛散しても、スラリーがシリンダ
11、アダプタ12、ノズル13、ノズル加熱部15等
に付着することをカバー21によって防止できる。従っ
て、ヒータ16a、16b、端子部17a、17b、リ
ード線18a、18b等のスラリーによる汚損や焼損を
防止でき、ノズル加熱部15の耐久性が向上する。な
お、シリンダ11のカバー21により覆われていない部
分に付着したスラリーは、必要に応じて清掃すればよ
い。
【0012】図3は第2の実施例の一部を切欠した要部
断面図であり、カバー31は分解及び組立が可能とされ
ている。即ち、カバー31の後方包囲部32は、断面半
円状の2つの半体33同士の縁部がフランジ33aによ
り突き合わされ、突き合わされたフランジ33aは締付
ねじ34とナット35により固定されている。そして、
1個の円錐筒状の前方包囲部36の後部の外周面に形成
された複数の突起36aが、半体33の前部に形成され
た孔部33bに係合され、後方包囲部32と前方包囲部
36とが連結されている。この第2の実施例では、第1
の実施例と同様な効果を達成できる上に、カバー31の
分解及び組立を可能としたことにより、カバー31の保
守性を向上できる。
断面図であり、カバー31は分解及び組立が可能とされ
ている。即ち、カバー31の後方包囲部32は、断面半
円状の2つの半体33同士の縁部がフランジ33aによ
り突き合わされ、突き合わされたフランジ33aは締付
ねじ34とナット35により固定されている。そして、
1個の円錐筒状の前方包囲部36の後部の外周面に形成
された複数の突起36aが、半体33の前部に形成され
た孔部33bに係合され、後方包囲部32と前方包囲部
36とが連結されている。この第2の実施例では、第1
の実施例と同様な効果を達成できる上に、カバー31の
分解及び組立を可能としたことにより、カバー31の保
守性を向上できる。
【0013】図4は第3の実施例の一部を切欠した要部
断面図であり、カバー41の後方包囲部42と前方包囲
部43は、締付バンド44と締付ねじ45により連結さ
れている。この第3の実施例においても、第2の実施例
と同様な効果が得られる。
断面図であり、カバー41の後方包囲部42と前方包囲
部43は、締付バンド44と締付ねじ45により連結さ
れている。この第3の実施例においても、第2の実施例
と同様な効果が得られる。
【0014】図5は第4の実施例の一部を切欠した要部
断面図であり、カバー51の円筒状の後方包囲部52の
前端に形成されたフランジ52aと、円筒状の前方包囲
部53の後端に形成されたフランジ53aとが、複数個
の挟持具54により挟持されている。前方包囲部53は
後方包囲部52よりも小径とされ、前方包囲部53には
前端壁53bが設けられ、ノズル13に密接する孔部5
3cが形成されている。この第4の実施例では、第3の
実施例と同様な効果が得られる上に、カバー51の分解
と組立を容易に実施できる。
断面図であり、カバー51の円筒状の後方包囲部52の
前端に形成されたフランジ52aと、円筒状の前方包囲
部53の後端に形成されたフランジ53aとが、複数個
の挟持具54により挟持されている。前方包囲部53は
後方包囲部52よりも小径とされ、前方包囲部53には
前端壁53bが設けられ、ノズル13に密接する孔部5
3cが形成されている。この第4の実施例では、第3の
実施例と同様な効果が得られる上に、カバー51の分解
と組立を容易に実施できる。
【0015】図6は第5の実施例の一部を切欠した要部
断面図であり、カバー61の円筒状の前方包囲部62の
後部にラッパ状のフランジ部材63が連結されている。
フランジ部材63は耐熱性と弾性を有する材料から形成
され、フランジ部63の周縁はノズル13が金型14に
当接された際に金型14の固定盤14aのテーパ面14
cに圧接可能とされている。この第5の実施例では第1
の実施例と同様な効果を達成でき得る上に、カバー61
の小型軽量化が可能となる。
断面図であり、カバー61の円筒状の前方包囲部62の
後部にラッパ状のフランジ部材63が連結されている。
フランジ部材63は耐熱性と弾性を有する材料から形成
され、フランジ部63の周縁はノズル13が金型14に
当接された際に金型14の固定盤14aのテーパ面14
cに圧接可能とされている。この第5の実施例では第1
の実施例と同様な効果を達成でき得る上に、カバー61
の小型軽量化が可能となる。
【0016】図7は第6の実施例の一部を切欠した要部
断面図であり、第1の実施例のカバー21が省かれてお
り、ノズル加熱部15のリード線18a、18bは金属
製の可撓管71a、71b中に挿通され保護されてい
る。また、一方の可撓管71aはスペーサ72aにより
後方のヒータ16bから離間され、双方の可撓管71
a、71bはスペーサ72bによりアダプタ12とシリ
ンダ11から離間されている。
断面図であり、第1の実施例のカバー21が省かれてお
り、ノズル加熱部15のリード線18a、18bは金属
製の可撓管71a、71b中に挿通され保護されてい
る。また、一方の可撓管71aはスペーサ72aにより
後方のヒータ16bから離間され、双方の可撓管71
a、71bはスペーサ72bによりアダプタ12とシリ
ンダ11から離間されている。
【0017】この第6の実施例では、ノズル加熱部15
のリード線18a、18bを可撓管71a、71bによ
り高温のスラリーから保護できる上に、スペーサ72
a、72bによりヒータ16b、アダプタ12、シリン
ダ11等の高温部から保護でき、ノズル加熱部15の耐
久性を向上できる。
のリード線18a、18bを可撓管71a、71bによ
り高温のスラリーから保護できる上に、スペーサ72
a、72bによりヒータ16b、アダプタ12、シリン
ダ11等の高温部から保護でき、ノズル加熱部15の耐
久性を向上できる。
【0018】図8は第7の実施例の一部を切欠した要部
断面図であり、ノズル加熱部73はシーズヒータ74、
コイル状とされノズル13を巻回するコイル状とされて
いる。そして、ヒータ74はヒータ74’の部分を介し
てリード線75a、75bに接続されている。
断面図であり、ノズル加熱部73はシーズヒータ74、
コイル状とされノズル13を巻回するコイル状とされて
いる。そして、ヒータ74はヒータ74’の部分を介し
てリード線75a、75bに接続されている。
【0019】この第7の実施例では、ノズル13を巻回
しないヒータ74’の部分を長く設定することにより、
リード線75a、75bをノズル13から十分に離間す
ることができ、第6の実施例と同様な効果が得られる。
図9は第8の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
り、第7の実施例のヒータ74には耐熱材料製のカバー
77が覆設されている。この第8の実施例では、第7の
実施例と同様な効果が得られる上に、ヒータ74をもス
ラリーから保護でき、ヒータ74の汚損、損傷等を防止
できる。また、ヒータ74からの熱放散を低減でき、シ
リンダ11の温度を均一化できる。
しないヒータ74’の部分を長く設定することにより、
リード線75a、75bをノズル13から十分に離間す
ることができ、第6の実施例と同様な効果が得られる。
図9は第8の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
り、第7の実施例のヒータ74には耐熱材料製のカバー
77が覆設されている。この第8の実施例では、第7の
実施例と同様な効果が得られる上に、ヒータ74をもス
ラリーから保護でき、ヒータ74の汚損、損傷等を防止
できる。また、ヒータ74からの熱放散を低減でき、シ
リンダ11の温度を均一化できる。
【0020】なお、上述の実施例はマグネシウム合金を
成形する射出成形機について説明したが、その他の金
属、合成樹脂等を成形する射出成形機においても適用で
きることは云うまでもない。
成形する射出成形機について説明したが、その他の金
属、合成樹脂等を成形する射出成形機においても適用で
きることは云うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るノズル
加熱装置及び該装置を使用した射出成形機では、ノズル
の先端から漏れて飛散した溶融材料から保護するための
保護部材を設けたので、溶融材料による焼損を防止で
き、耐久性を向上できる。また、保護部材をカバーとす
れば、溶融材料がヒータ、リード線に付着することを防
止できる。
加熱装置及び該装置を使用した射出成形機では、ノズル
の先端から漏れて飛散した溶融材料から保護するための
保護部材を設けたので、溶融材料による焼損を防止で
き、耐久性を向上できる。また、保護部材をカバーとす
れば、溶融材料がヒータ、リード線に付着することを防
止できる。
【0022】更に、リード線を耐熱材料製の可撓管によ
り保護すれば、溶融材料がリード線に直接付着すること
を防止できる。
り保護すれば、溶融材料がリード線に直接付着すること
を防止できる。
【図1】第1の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図2】カバーの斜視図である。
【図3】第2の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図4】第3の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図5】第4の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図6】第5の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図7】第6の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図8】第7の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図9】第8の実施例の一部を切欠した要部断面図であ
る。
る。
【図10】従来例の構成図である。
【図11】従来例の部分拡大断面図である。
11 シリンダ 13 ノズル 14 金型 15、73 ノズル加熱部 16a、16b、74 ヒータ 17a、17b 端子部 18a、18b、75a、75b リード線 21、31、41、51、61、77 カバー 21a、32、42、52 後方包囲部 21b、36、43、53、62 前方包囲部 63 フランジ部材 71a、71b 可撓管 72a、72b スペーサ
Claims (7)
- 【請求項1】 溶融材料を噴射するノズルを加熱するノ
ズル加熱装置において、前記ノズルに周設したヒータ
と、該ヒータに接続したリード線と、前記ノズルから飛
散した前記溶融材料から少なくとも前記リード線を保護
する耐熱性保護部材とを備えたことを特徴とするノズル
加熱装置。 - 【請求項2】 前記保護部材は前記ノズルの噴射口を除
く前記ノズル及び前記ヒータ、リード線を包囲するカバ
ーとした請求項1に記載のノズル加熱装置。 - 【請求項3】 前記カバーは円錐筒状とした請求項2に
記載のノズル加熱装置。 - 【請求項4】 前記カバーは円筒状とした請求項2に記
載のノズル加熱装置。 - 【請求項5】 前記保護部材は前記リード線を包囲する
可撓管とした請求項1に記載のノズル加熱装置。 - 【請求項6】 前記可撓管を前記ノズルから離間させる
スペーサを設けた請求項5に記載のノズル加熱装置。 - 【請求項7】 溶融材料を圧送するシリンダと、該シリ
ンダの先端に位置して前記溶融材料を噴射口から金型の
内部に噴射するノズルとを有し、請求項1又は5のノズ
ル加熱装置を具備したことを特徴とする射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196761A JP2001025853A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | ノズル加熱装置及び該装置を使用した射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196761A JP2001025853A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | ノズル加熱装置及び該装置を使用した射出成形機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001025853A true JP2001025853A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16363191
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JP11196761A Pending JP2001025853A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | ノズル加熱装置及び該装置を使用した射出成形機 |
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JP (1) | JP2001025853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200474253Y1 (ko) | 2013-01-23 | 2014-09-01 | 에너텍코리아(주) | 사출성형기의 주입노즐 커버 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11196761A patent/JP2001025853A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200474253Y1 (ko) | 2013-01-23 | 2014-09-01 | 에너텍코리아(주) | 사출성형기의 주입노즐 커버 |
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