JP2001025294A - モータ駆動システムおよびモータ駆動制御装置 - Google Patents

モータ駆動システムおよびモータ駆動制御装置

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JP2001025294A
JP2001025294A JP11193145A JP19314599A JP2001025294A JP 2001025294 A JP2001025294 A JP 2001025294A JP 11193145 A JP11193145 A JP 11193145A JP 19314599 A JP19314599 A JP 19314599A JP 2001025294 A JP2001025294 A JP 2001025294A
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Japan
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motor drive
drive control
control device
controller
motor
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JP11193145A
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English (en)
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Daisuke Kawai
大輔 河合
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P5/00Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
    • H02P5/74Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors controlling two or more ac dynamo-electric motors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントローラに対するモータ駆動制御装置の
配置位置に制約を与えることがなく、赤外線による指令
をコントローラより複数のモータ駆動制装置のそれぞれ
に確実に送ることができ、システム信頼性の向上や、正
確、複雑な同調運転の実現をでき、装置の配置の自由度
が高いモータ駆動システムを得ること。 【解決手段】 モータ50の駆動制御を行う複数個のモ
ータ駆動制御装置20と、モータ駆動制御装置20に制
御指令等を与えるコントローラ10とを有するモータ駆
動システムにおいて、コントローラ10とモータ駆動制
御装置20とに送受信可能な赤外線通信用の通信インタ
ーフェース回路12、26が装備され、コントローラ1
0とモータ駆動制御装置20間およびモータ駆動制御装
置20どうし間を赤外線を使用したループ通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータ駆動シス
テムおよびモータ駆動制御装置に関し、特に、コントロ
ーラ/モータ駆動制御装置間のデータ通信を赤外線を使
用して行うモータ駆動システムおよびモータ駆動制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来におけるモータ駆動システ
ムを示している。このモータ駆動システムは、一つのコ
ントローラ100と、各モータ50毎に設けられる複数
個のモータ駆動制御装置110を有している。コントロ
ーラ100は各モータ駆動制御装置110に制御指令等
を与えるものであり、CPU101と、モータ駆動制御
装置110との赤外線通信用の通信インターフェース1
02を有している。
【0003】モータ駆動制御装置110は、インバータ
式のものであり、整流ダイオードと平滑コンデンサによ
る整流回路111と、回生抵抗と回生トランジスタによ
る回生回路112と、整流回路111の出力をモータ駆
動用の交流電圧に変換するインバータ回路113と、電
流検出回路114と、インバータ制御、回生制御を行う
CPU115と、コントローラ100との赤外線通信用
の通信インターフェース116を有している。
【0004】従来のモータ駆動システムでは、コントロ
ーラ100とモータ駆動制御装置110は赤外線インタ
ーフェース102、116を内蔵しており、モータ駆動
制御装置110はコントローラ100からの指令を赤外
線で受け、モータ50を駆動制御するもので、コントロ
ーラ100、モータ駆動制御装置110間に通信ケーブ
ルが必要でないシステムである。
【0005】図6に示されているような1台のコントロ
ーラ100に対して複数のモータ駆動制御装置110を
使用するシステムの場合には、各モータ駆動制御装置1
10に予め識別コードを割り付けておき、コントローラ
100は指令に識別コードを添付して制御したいモータ
駆動制御装置110だけに指令を送るものである。ま
た、複数のモータ50をモータ駆動制御装置110によ
り同時に運転する場合でも、個々に指令を与え、駆動制
御する。
【0006】図7は、操作部を有する従来のモータ駆動
制御装置を示している。モータ駆動制御装置110は、
CPU115や周辺IC駆動用の直流制御電源を作るた
めの整流器と平滑コンデンサからなる整流回路117
と、スイッチングパワートランジスタ118と、スイッ
チングパワートランジスタ118を制御する制御用IC
119と、1次側電位と2次側電位とを絶縁してCPU
115や周辺IC駆動用の直流制御電源電圧を作る絶縁
強化トランス120と、CPU115や周辺IC駆動用
の直流制御電源電圧が正規の電圧であるか否かを管理す
るフィードバック回路121と、人が触れると感電する
1次側電位と人が触れても感電しない2次側電位とを絶
縁する絶縁アンプなどを使用した絶縁回路122と、操
作部123とを含んでいる。
【0007】モータ駆動制御装置110の内部回路は、
人が触れると感電する1次側電位と、人が触れても感電
しない2次側電位とに分けられる。図7において、点線
より上部が1次側電位で、下部が2次側電位である。1
次側電位に相当するのは、モータ駆動制御装置への電源
を整流する整流回路111、回生回路112、インバー
タ回路113、電流検出回路114、CPU115や周
辺ICの駆動用直流制御電源を作るための整流回路11
7、スイッチングパワートランジスタ118、トランジ
スタ制御用IC119などである。2次側電位に相当す
るのは、インターフェース部116、CPU115およ
び周辺IC部、スイッチなどの操作部123、表示部な
どである。
【0008】1次側電位と2次側電位を絶縁しているの
が、絶縁強化トランス120、CPU115および周辺
IC駆動電源電圧を管理するためのフィードバック回路
121、絶縁アンプなどを使用した絶縁回路122であ
る。
【0009】モータ駆動制御装置110は、制御電源用
として交流あるいは直流電圧を整流回路111にて整
流、平滑化し、直流電圧を作り、絶縁強化トランス12
0に入力する。絶縁強化トランス120の2次側にはそ
の巻線比に応じて直流電圧が出力され、この場合はCP
U115および周辺IC駆動用に使用する。2次側の電
圧に精度を要求されるために電圧フィードバックしてお
り、電圧が低い場合には制御IC119はパワートラン
ジスタ118をオンさせるよう制御し、電圧が高い場合
にはオフするよう制御する。制御IC119は、通常、
1次側電位に配置されることから、フィードバック回路
121内部にはフォトカプラを使用し、1次側電位と2
次側電位を絶縁している。また、1次側電位の電圧検出
信号、電流検出信号は絶縁回路を介して2次側電位のC
PU115に取り込まれ、回生駆動信号、IGBT駆動
信号は2次側電位のCPU115から絶縁回路122を
介して回生駆動回路、IGBT駆動回路に渡される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のモ
ータ駆動システムでは、コントローラ1台に対してモー
タ駆動制御装置が多数になった場合、装置の配置などに
よりコントローラからの赤外線が届きにくい状態も考え
られ、そのモータ駆動制御装置が指令通り動作せず、製
造ラインやシステムが停止してしまうようなことが懸念
される。
【0011】また、従来のモータ駆動システムでは、赤
外線の届く範囲に限りがあるため、複数のモータ駆動制
御装置に対するコントローラの配置は全モータ駆動制御
装置に赤外線が届くような位置に配置する必要があり、
装置の配置が制限されるという問題があり、また、一度
に多数のモータ駆動制御装置を同時に制御してモータを
駆動するには限度があり、大規模なシステムや信頼性、
精度を要求される多数のモータによる同期、同調運転が
困難であるという問題があった。
【0012】また、従来のモータ駆動制御装置では、人
が触れるスイッチ、表示器類や、CPU、ICなどの駆
動電源と、人が触れると感電する1次側電位とを絶縁す
るため、フォトカプラ、トランス、絶縁アンプなどの絶
縁強化部品を使用しているが、これらは高価であった
り、外形が大きくなるという問題がある他、フォトカプ
ラなどは有寿命品で、数多く使用する場合は信頼性にも
影響するという問題があった。
【0013】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、コントローラに対するモータ
駆動制御装置の配置位置に制約を与えることがなく、赤
外線による指令をコントローラより複数のモータ駆動制
装置のそれぞれに確実に送ることができ、システム信頼
性の向上や、正確、複雑な同調運転の実現ができ、装置
の配置の自由度が高いモータ駆動システム、および高価
な絶縁強化部品を必要としないモータ駆動制御装置を得
ることを目的としている。
【0014】
【発明を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるモータ駆動システムは、モータの
駆動制御を行う複数個のモータ駆動制御装置と、前記モ
ータ駆動制御装置に制御指令等を与えるコントローラと
を有するモータ駆動システムにおいて、前記コントロー
ラと前記モータ駆動制御装置とに送受信可能な赤外線通
信用の通信インターフェース回路が装備され、前記コン
トローラと前記モータ駆動制御装置間および前記モータ
駆動制御装置どうし間を赤外線を使用したループ通信を
行うものである。
【0015】つぎの発明によるモータ駆動システムは、
前記コントローラは或る一つのモータ駆動制御装置に対
して赤外線信号を送信し、その或る一つのモータ駆動制
御装置は前記コントローラよりの赤外線信号を受信する
と共に他のモータ駆動制御装置に対して赤外線信号を送
信し、その他のモータ駆動制御装置は前記或る一つのモ
ータ駆動制御装置よりの赤外線信号を受信すると共に更
に他のモータ駆動制御装置に対して赤外線信号を送信す
るものである。
【0016】また、上述の目的を達成するために、この
発明によるモータ駆動制御装置は、赤外線通信を可能と
するモータ駆動制御装置において、人が触れると感電す
るモータ駆動制御装置の電源などの電位と同電位の1次
側電位と、CPUおよび周辺IC駆動用の電圧と同電位
の2次側電位を分けずに1次側電位のみで内部回路が構
成されているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明にかかるモータ駆動システムおよびモータ駆動制御
装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、この発明によるモータ駆動システ
ムの一つの実施の形態を示している。このモータ駆動シ
ステムは、一つのコントローラ10と、各モータ50毎
に設けられる複数個のモータ駆動制御装置20を有して
いる。この実施の形態では、モータ駆動制御装置20は
3個設けられ、各モータ駆動制御装置20には、予め、
たとえばA、B、Cのように区別できるようなコードを
割り付けておく。なお、これにより以降、3個のモータ
駆動制御装置20を区別して表現する必要がある場合に
は、モータ駆動制御装置20を、モータ駆動制御装置
A、モータ駆動制御装置B、モータ駆動制御装置Cと云
うことがある。
【0019】コントローラ10は各モータ駆動制御装置
20に制御指令等を与えるものであり、CPU11と、
モータ駆動制御装置20との赤外線通信用の通信インタ
ーフェース12を有している。モータ駆動制御装置20
は、インバータ式のものであり、整流ダイオードと平滑
コンデンサによる整流回路21と、回生抵抗と回生トラ
ンジスタによる回生回路22と、整流回路21の出力を
モータ駆動用の交流電圧に変換するインバータ回路23
と、電流検出回路24と、インバータ制御、回生制御を
行うCPU25と、コントローラ10および他のモータ
駆動制御装置20との赤外線通信用の通信インターフェ
ース26を有している。
【0020】コントローラ10の通信インターフェース
12とモータ駆動制御装置20の通信インターフェース
26は、ともに、赤外線データを送信、受信できるもの
である。
【0021】このモータ駆動システムでは、コントロー
ラ10はモータ駆動制御装置Aに対して赤外線信号を送
信し、モータ駆動制御装置Aはコントローラ10から送
信された赤外線信号を受信すると共に、モータ駆動制御
装置Bに対して赤外線信号を送信し、モータ駆動制御装
置Bはモータ駆動制御装置Aから送信された赤外線信号
を受信すると共に、モータ駆動制御装置Cに対して赤外
線信号を送信し、モータ駆動制御装置Cはモータ駆動制
御装置Bから送信された赤外線信号を受信すると共に、
コントローラ10に対して赤外線信号を送信と云うよう
に、送受信する相手(1局)を予め定義され、トークン
リング式にループ通信を行う。
【0022】この場合、赤外線信号を送受信するコント
ローラ10とモータ駆動制御装置20あるいはモータ駆
動制御装置20どうしは、互いの赤外線が確実に送受信
される位置に配置されることが必要であるが、コントロ
ーラ10の配置を全モータ駆動制御装置20に赤外線が
届くような位置に配置する必要はなくなる。
【0023】図2は、コントローラ10とモータ駆動制
御装置20およびモータ駆動制御装置20間の赤外線通
信処理を時系列的に示している。コントローラ10があ
る指令を各モータ駆動制御装置20に与える場合、コン
トローラ10からモータ駆動制御装置Aに指令内容の信
号を送信し、モータ駆動制御装置Aは信号を受信し、そ
の信号に基づいた処理を実行し、つぎに信号をモータ駆
動制御装置Bに送信する。同様に、モータ駆動制御装置
Bからモータ駆動制御装置C、モータ駆動制御装置Cか
らコントローラ10へと通信し、コントローラ10は指
令の完了を認識する。
【0024】図3は、コントローラ10の通信処理の内
容を具体的に示している。コントローラ10は、送信用
の信号を準備し(ステップS10)、赤外線信号をモー
タ駆動制御装置Aに対して送信する(ステップS1
1)。この後、モータ駆動制御装置Cよりの赤外線信号
を受信し(ステップS12)、受信内容をチェックし
(ステップS13)、内容が正しければ、信号に対する
処理を実行する(ステップS14)。これに対し、受信
内容が正しくなければ、受信エラーの連続回数をチョッ
クし(ステップS15)、許容回数以内であれば、送信
元からデータを再送してもらうよう返信する(ステップ
S16)。なお、受信エラーが連続して所定回数以上、
起こると、エラー処理を行う(ステップS17)。
【0025】図4は、各モータ駆動制御装置の通信処理
の内容を具体的に示している。モータ駆動制御装置20
は、コントローラ10あるいは送信元のモータ駆動制御
装置20よりの赤外線信号を受信し(ステップS2
0)、受信内容をチェックし(ステップS21)、内容
が正しければ、信号に対する処理を実行する(ステップ
S22)。そして、次の装置への送信信号を準備し(ス
テップS23)、送信を行う(ステップS24)。
【0026】これに対し、受信内容が正しくなければ、
受信エラーの連続回数をチョックし(ステップS2
5)、許容回数以内であれば、送信元からデータを再送
してもらうよう返信する(ステップS26)。なお、受
信エラーが連続して所定回数以上、起こると、エラー処
理を行う(ステップS27)。
【0027】つぎに、3台のモータ50を同調運転する
場合を例に挙げ説明する。モータ駆動制御装置Aにて1
00r/min、モータ駆動制御装置Bにて500r/
min、モータ駆動制御装置Cにて1000r/min
でモータを回転させる場合、コントローラ10は、モー
タ駆動制御装置Aのモータを100r/min、モータ
駆動制御装置Bのモータを500r/min、モータ駆
動制御装置Cのモータを1000r/minで回転させ
る指令を、一つの送信信号として準備し、モータ駆動制
御装置Aに送信する。
【0028】モータ駆動制御装置Aは、受信した信号か
ら100r/minでモータ50を運転する内容を読み
取り、モータ50を100r/minで運転するよう制
御し、コントローラからの信号をモータ駆動制御装置B
に送信する。モータ駆動制御装置Bは、受信した信号か
ら500r/minでモータ50を運転する内容を読み
取り、モータ50を500r/minで運転するよう制
御し、モータ駆動制御装置Aからの信号をモータ駆動制
御装置Cに送信する。モータ駆動制御装置Cは、受信し
た信号から1000r/minでモータ50を運転する
内容を読み取り、モータ50を1000r/minで運
転するよう制御し、モータ駆動制御装置Bからの信号を
コントローラ10に送信する。コントローラ10は、モ
ータ駆動制御装置Cから信号を受信し、各モータ駆動制
御装置に信号が伝わったことを認識する。
【0029】なお、コントローラ10が各モータ駆動制
御装置20の状態を認識できるよう、ループ通信する信
号に、各モータ駆動制御装置20の回転速度やトルクな
どのデータを添付し、これらデータをコントローラ10
に渡すようにすることができる。
【0030】モータ50停止させる場合には、各モータ
駆動制御装置A、B、Cのモータ50を停止させる信号
をコントローラ10から同様に信号をループ的に送信
し、停止させる。
【0031】このように、赤外線のループ通信では、通
信する相手の装置を決めておき、通信相手どうしで、赤
外線が互いに正確、確実に届く範囲に配置すれば、何台
でもモータ駆動制御装置20を一台のコントローラ10
で制御することが可能である。また、一連の通信のサイ
クルタイムを早くすることで、より複雑で、精度の良い
同調運転やプログラム運転が可能になる。
【0032】なお、赤外線のループ通信の中には、コン
トローラが1台とは限らず、コントローラが複数台あっ
てもよく、また、二つ以上のシステムをコントローラど
うしが赤外線通信してリンクさせてもよい。また、赤外
線ループの中にはモータ駆動制御装置やコントローラだ
けでなく、赤外線を確実に伝えるための中継局の役割を
果たすだけの装置が入ってもよい。また、システムの仕
様として必要ないのであれば、最後の信号がコントロー
ラ10に戻って来なくてもよい。
【0033】図5は、この発明によるモータ駆動制御装
置の一つの実施の形態を示している。モータ駆動制御装
置20は、整流回路21、回生回路22、インバータ回
路23、電流検出回路24、CPU25、赤外線通信用
の通信インターフェース26以外に、CPU25や周辺
IC駆動用の直流制御電源を作るための整流回路27
と、スイッチングパワートランジスタ28と、スイッチ
ングパワートランジスタ28を制御する制御用IC29
と、CPU25や周辺IC駆動用の直流制御電源電圧を
作るトランス30を有している。
【0034】モータ駆動制御装置に、人が触るインター
フェース部や、CPUおよび周辺IC部、スイッチなど
の操作部、表示部があると、1次側電位との絶縁を確保
するために、モータ駆動制御装置内部に、1次側と2次
側との絶縁回路が必要であるが、通電中に人が触れる操
作スイッチやコネクタ、ケーブルなどのないような赤外
線通信を行うシステムのモータ駆動制御装置20では、
図5に示されているように、1次側と2次側との絶縁回
路が不要で、全て1次側電位によるモータ駆動制御装置
20の構成が可能である。
【0035】これにより、CPU25および周辺IC駆
動用の電源を作るための回路では、トランス30は絶縁
強化品を使用する必要がなく、単に巻線比に気を付けれ
ばよく、CPU25および周辺IC駆動用の電源電圧の
フィードバックも、制御用IC29との絶縁の必要が無
いため、フォトカプラなど絶縁部品を使用しなくてもよ
くなる。
【0036】このように、全て1次側電位の構成にすれ
ば、簡便に、CPU25および周辺IC駆動電源電圧を
作ることができ、また、CPU25と電圧検出回路、回
生駆動回路、IGBT駆動回路、電流検出回路などとの
信号のやりとりも絶縁回路なしでできるため、部品点数
を減らせ、プリント基板実装面積を小さくすることがで
き、小型化および安価なモータ駆動制御装置を構成にす
ることができる。
【0037】また、絶縁回路にはフォトカプラ等が使用
されるが、フォトカプラは有寿命品であるため、フォト
カプラの使用数を減らすことで、モータ駆動制御装置の
信頼性向上に役立ち、トランス30についても強化絶縁
する必要が無いため、小型化、軽量化および低価格化が
図れる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明によるモータ駆動システムによれば、コントローラと
モータ駆動制御装置とに送受信可能な赤外線通信用の通
信インターフェース回路が装備されてコントローラとモ
ータ駆動制御装置および前記モータ駆動制御装置どうし
間を赤外線を使用したループ通信を行うから、自装置
(自局)が通信する相手装置を決めておけば、1対1の
関係で、互いの赤外線が確実に届く範囲内なら装置の配
置は自由であり、モータ駆動制御装置を多数使用するよ
うな大規模なシステムの構築や、信頼性、精度を要求さ
れる多数のモータによる同調運転や複雑なプログラム運
転を可能となる。
【0039】つぎの発明によるモータ駆動システムによ
れば、自装置(自局)が通信する相手装置を決められ、
赤外線を使用したループ通信を行うから、1対1の関係
で、互いの赤外線が確実に届く範囲内なら装置の配置は
自由であり、モータ駆動制御装置を多数使用するような
大規模なシステムの構築や、信頼性、精度を要求される
多数のモータによる同調運転や複雑なプログラム運転を
可能となる。
【0040】つぎの発明によるモータ駆動制御装置によ
れば、通電中に人が触れる操作スイッチやコネクタ、ケ
ーブルなどの無いような赤外線通信を行うシステムのモ
ータ駆動制御装置では、モータ駆動制御装置内の絶縁回
路をなくすことにより、部品点数を減らすことができ、
モータ駆動制御装置の品質向上、低価格化、小型化、軽
量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるモータ駆動システムの一つの
実施の形態を示す構成図である。
【図2】 この発明によるモータ駆動システムにおける
赤外線通信処理を時系列的に示すタイミングチャートで
ある。
【図3】 この発明によるモータ駆動システムにおける
コントローラの通信処理の内容を具体的に示すフローチ
ャートである。
【図4】 この発明によるモータ駆動システムにおける
モータ駆動制御装置の通信処理の内容を具体的に示すフ
ローチャートである。
【図5】 この発明によるモータ駆動制御装置の一つの
実施の形態を示すブロック図である。
【図6】 従来におけるモータ駆動システムを示す構成
図である。
【図7】 従来におけるモータ駆動制御装置を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 コントローラ、11 CPU、12 通信インタ
ーフェース、20 モータ駆動制御装置、21 整流回
路、22 回生回路、23 インバータ回路、24 電
流検出回路、25 CPU、26 通信インターフェー
ス、27 整流回路、28 スイッチングパワートラン
ジスタ、29 制御用IC、30 トランス、50 モ
ータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H572 BB03 BB07 BB10 CC05 DD02 EE04 FF04 FF05 HA10 HB07 HC07 JJ03 JJ17 KK07 KK10 LL22 LL24 PP02 5K048 AA03 AA06 DA02 DA06 DB04 EA16 EB01 EB02 EB03 FA06 FA10 HA01 HA02 HA04 HA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動制御を行う複数個のモータ
    駆動制御装置と、前記モータ駆動制御装置に制御指令等
    を与えるコントローラとを有するモータ駆動システムに
    おいて、 前記コントローラと前記モータ駆動制御装置とに送受信
    可能な赤外線通信用の通信インターフェース回路が装備
    され、前記コントローラと前記モータ駆動制御装置間お
    よび前記モータ駆動制御装置どうし間を赤外線を使用し
    たループ通信を行うことを特徴とするモータ駆動システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは或る一つのモータ駆
    動制御装置に対して赤外線信号を送信し、その或る一つ
    のモータ駆動制御装置は前記コントローラよりの赤外線
    信号を受信すると共に他のモータ駆動制御装置に対して
    赤外線信号を送信し、その他のモータ駆動制御装置は前
    記或る一つのモータ駆動制御装置よりの赤外線信号を受
    信すると共に更に他のモータ駆動制御装置に対して赤外
    線信号を送信することを特徴とする請求項1に記載のモ
    ータ駆動システム。
  3. 【請求項3】 赤外線通信を可能とするモータ駆動制御
    装置において、 人が触れると感電するモータ駆動制御装置の電源などの
    電位と同電位の1次側電位と、CPUおよび周辺IC駆
    動用の電圧と同電位の2次側電位を分けずに1次側電位
    のみで内部回路が構成されていることを特徴とするモー
    タ駆動制御装置。
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