JP2007220015A - 情報通信システム、指紋照合システム及び情報通信方法 - Google Patents
情報通信システム、指紋照合システム及び情報通信方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】AC/DC電源を有する制御機器に対し、指紋照合装置などの制御対象装置を組み合わせたシステム及び方法において、感電を効果的に防止する。
【解決手段】各制御機器K1〜Knと指紋照合装置Fを接続している通信ボードB2において、シグナルグランド線及び通信線の少なくとも一方、望ましくは両方に、フォトカプラCを介在させる。このように、AC/DC電源を有する制御機器K1〜Knと、指紋照合装置Fとの間の通信用結線すなわちシグナルグランド線や通信線について、フォトカプラCを介在させることで電気的に絶縁し、制御機器K1〜Knから指紋照合装置FへのAC漏洩電流の回り込みを抑制、遮断することにより、指紋照合装置に複数の制御機器を同時に接続する態様においても、感電を効果的に防止することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】各制御機器K1〜Knと指紋照合装置Fを接続している通信ボードB2において、シグナルグランド線及び通信線の少なくとも一方、望ましくは両方に、フォトカプラCを介在させる。このように、AC/DC電源を有する制御機器K1〜Knと、指紋照合装置Fとの間の通信用結線すなわちシグナルグランド線や通信線について、フォトカプラCを介在させることで電気的に絶縁し、制御機器K1〜Knから指紋照合装置FへのAC漏洩電流の回り込みを抑制、遮断することにより、指紋照合装置に複数の制御機器を同時に接続する態様においても、感電を効果的に防止することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、AC/DC電源を有する制御機器に対し、指紋照合装置などの制御対象装置を組み合わせたシステム及び方法の改良に関する。
近年、建物の入退出管理などに用いる指紋照合の技術が知られ(例えば特許文献1参照)、指紋照合システムなどと呼ばれている。その典型は、図3に例示するように、AC100V等のAC/DC電源を有する管理用コンピュータなどの制御機器K(K0,K1〜Kn)と、指紋センサF2を備えた指紋照合装置Fとを、通信用結線すなわちGNDなどと表されるシグナルグランド(SG)線(図3において破線で示す)ならびに通信線(図3において実線矢印で示す)を用いた有線通信方式で接続し、指紋照合装置Fで読み取る指紋パタンの情報に基いて制御機器K(特にK1〜Kn)において情報処理を行うことで、指紋照合により開錠等の管理を行うものである。
特開平5−233896
しかし、上記のようにAC/DC電源を有する制御機器Kと、指紋照合装置Fを通信用結線で接続すると、制御機器Kから多かれ少なかれAC漏洩電流(例えばI1〜I3)が指紋照合装置Fに流れ、導体を用いている指紋センサF2表面に蓄積する。ここで、I0,I1,I2…Inは各制御機器K0,K1〜KnからのAC漏洩電流値、nはシステムにおける制御機器Kの機器数であり、AC漏洩電流はシステムにおける機器数が増えれば増えるほど加算され増加する。
このような漏洩電流は、例えばAC 0.5mA程度でも人体に刺激や影響を与える場合があり、指紋照合等のため指紋照合装置Fに触れたユーザの指先に不快な刺激が生じるなど感電が発生する問題があった。特に、指紋照合装置Fに同時に複数の制御機器Kを接続する態様では、その数に応じ漏電電流が増加するため、より感電しやすくなり、問題の解消が待望されていた。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、その目的は、AC/DC電源を有する制御機器に対し、指紋照合装置などの制御対象装置を組み合わせたシステム及び方法において、感電を効果的に防止することである。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様は、AC/DC電源を備えた制御機器と、前記制御機器が制御し手指で触れて使用する制御対象装置と、を通信用結線で接続し、前記制御対象装置の入力又は出力する情報を前記制御機器に伝達して処理させる情報通信システムにおいて、前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させたことを特徴とする。
本発明の他の態様は、AC/DC電源を備えた制御機器と、指紋センサを備えた指紋照合装置と、を通信用結線で接続し、前記指紋照合装置で読み取る指紋パタンの情報に基いて前記制御機器において情報処理を行う指紋照合システムにおいて、前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させたことを特徴とする。
本発明の他の態様は、AC/DC電源を備えた制御機器と、前記制御機器が制御し手指で触れて使用する制御対象装置と、を通信用結線で接続し、前記制御対象装置の入力又は出力する情報を前記制御機器に伝達して処理させる情報通信システムにおける情報通信方法であって、前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させ、前記通信用結線で伝達される電気信号を光信号に一旦変換後電気信号に逆変換することにより、漏洩電流を遮断することを特徴とする。
本発明の他の態様は、AC/DC電源を備えた制御機器と、指紋センサを備えた指紋照合装置と、を通信用結線で接続し、前記指紋照合装置で読み取る指紋パタンの情報に基いて前記制御機器において情報処理を行う指紋照合システムにおける情報通信方法であって、前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させ、前記通信用結線で伝達される電気信号を光信号に一旦変換後電気信号に逆変換することにより、漏洩電流を遮断することを特徴とする。
以上のように、AC/DC電源を有する制御機器と、指紋照合装置などの制御対象機器との間の通信用結線についてフォトカプラを介在させることで電気的に絶縁しAC漏洩電流を遮断することにより、指紋照合装置などの制御対象装置に複数の制御機器を同時に接続する態様においても、感電を効果的に防止することが可能となる。
次に、本発明の最良の実施形態について図1(構成図)に沿って説明する。なお、背景技術や課題で既に説明した内容と共通の前提事項は適宜省略する。
本実施形態は(図1)、管理コンピュータなどAC/DC電源を有する複数の制御機器K1〜Knと、指紋センサF2を備えた指紋照合装置Fと、を通信用結線すなわちシグナルグランド線(図1中の破線)ならびに通信線(図1中の実線矢印)で接続し、指紋照合装置Fで読み取る指紋パタンの情報に基いて制御機器K1〜Knにおいて情報処理を行うことで、指紋照合により開錠等の管理を行う指紋照合システムであり、この点は、従来例(図3)に準じる。
一方、本実施形態ではその特徴として、指紋照合装置Fや指紋照合装置F側の制御機器K0を、各制御機器K1〜Knと接続している通信ボードB2において、通信用結線にフォトカプラCを介在させている。この場合、指紋照合装置F側のシグナルグランドは筐体(シャーシ)である。また、フォトカプラの実装態様は自由であるが、例えば、通信用結線で伝達元側から入力される電気的信号(例えばシグナルグランド線と信号線の電位差)を、光情報にいったん変換して発光素子や受光素子間で受渡したうえふたたび電気的信号に逆変換して伝達先側へ出力する。
このように、AC/DC電源を有する制御機器K1〜Knと、指紋照合装置Fとの間の通信用結線すなわちシグナルグランド線や通信線について、フォトカプラCを介在させることで電気的に絶縁し、制御機器K1〜Knから指紋照合装置FへのAC漏洩電流の回り込みを抑制、遮断することにより、指紋照合装置に一つの制御機器を接続する態様においても、また、指紋照合装置に複数の制御機器を同時に接続する態様においても、感電を効果的に防止することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するもの及びそれ以外の他の実施形態も含むものである。例えば、読み取った指紋パタンを制御機器K1〜Knへ転送し照合は制御機器K1〜Knで行うか、読み取った指紋パタンから指紋照合装置Fで抽出する特徴点の情報だけ制御機器へ転送するか、読み取った指紋パタンと本人の登録済パタンとの照合まで指紋照合装置Fで行うかなどの詳細は、自由に定めてよい。
また、図1の例は数台の制御機器K1〜Knを一台の指紋照合装置Fに接続した例であるが、図2に実線で示すように、ビルの各階などに対応し、一台の制御機器K1〜K3ごとにそれぞれ複数の指紋照合装置Fを接続してもよい。また、図2にさらに一点鎖線で示すように、各階の各制御機器K1〜K3間のオンライン接続により、各指紋照合装置Fからみても、複数の制御機器K1〜K3を接続するようにしてもよい。
また、本発明の範囲としては、AC/DC電源を備えた制御機器に対して、指紋照合装置を接続した指紋照合システムには限定されず、制御機器が制御し手指で触れて使用する各種の制御対象装置を通信用結線で接続し、その制御対象装置の入力又は出力する情報を制御機器に伝達して処理させる情報通信システムや、そのような情報通信システムや指紋照合システムにおける情報通信方法も含むものである。すなわちこれらの例でも、前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させ、前記通信用結線で伝達される電気信号を光信号に一旦変換後電気信号に逆変換することにより、漏洩電流を遮断する。
K0,K1〜K3,Kn…制御機器
B1,B2,B22…通信ボード
F…指紋照合装置
F2…指紋センサ
B1,B2,B22…通信ボード
F…指紋照合装置
F2…指紋センサ
Claims (4)
- AC/DC電源を備えた制御機器と、前記制御機器が制御し手指で触れて使用する制御対象装置と、を通信用結線で接続し、前記制御対象装置の入力又は出力する情報を前記制御機器に伝達して処理させる情報通信システムにおいて、
前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させたことを特徴とする情報通信システム。 - AC/DC電源を備えた制御機器と、指紋センサを備えた指紋照合装置と、を通信用結線で接続し、前記指紋照合装置で読み取る指紋パタンの情報に基いて前記制御機器において情報処理を行う指紋照合システムにおいて、
前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させたことを特徴とする指紋照合システム。 - AC/DC電源を備えた制御機器と、前記制御機器が制御し手指で触れて使用する制御対象装置と、を通信用結線で接続し、前記制御対象装置の入力又は出力する情報を前記制御機器に伝達して処理させる情報通信システムにおける情報通信方法であって、
前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させ、前記通信用結線で伝達される電気信号を光信号に一旦変換後電気信号に逆変換することにより、漏洩電流を遮断することを特徴とする情報通信システムにおける情報通信方法。 - AC/DC電源を備えた制御機器と、指紋センサを備えた指紋照合装置と、を通信用結線で接続し、前記指紋照合装置で読み取る指紋パタンの情報に基いて前記制御機器において情報処理を行う指紋照合システムにおける情報通信方法であって、
前記通信用結線の途中にフォトカプラを介在させ、前記通信用結線で伝達される電気信号を光信号に一旦変換後電気信号に逆変換することにより、漏洩電流を遮断することを特徴とする情報通信システムにおける情報通信方法。
Priority Applications (1)
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JP2006042684A JP2007220015A (ja) | 2006-02-20 | 2006-02-20 | 情報通信システム、指紋照合システム及び情報通信方法 |
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Citations (2)
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JPH059507U (ja) * | 1991-07-23 | 1993-02-09 | オムロン株式会社 | 携帯用心電計のアダプタユニツト |
JP2001025294A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-26 | Mitsubishi Electric Corp | モータ駆動システムおよびモータ駆動制御装置 |
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2006
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