JP2001024984A - 動画記憶制御装置 - Google Patents

動画記憶制御装置

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JP2001024984A
JP2001024984A JP11197437A JP19743799A JP2001024984A JP 2001024984 A JP2001024984 A JP 2001024984A JP 11197437 A JP11197437 A JP 11197437A JP 19743799 A JP19743799 A JP 19743799A JP 2001024984 A JP2001024984 A JP 2001024984A
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JP11197437A
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English (en)
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Takashi Kamata
敬 鎌田
Junichiro Soeda
純一郎 添田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の蓄積制御装置では動画データの読
み出し/書き込み時に非動画データのアクセスを制御し
ないため、上記動画データの読み出し/書き込みをリア
ルタイムに処理できない状況が発生する。 【解決手段】 入力される動画データのレートを監視す
る動画レート監視部と、上記動画データの書き込み中に
非動画データのアクセス要求を受けた時に、上記データ
蓄積装置に上記非動画データのアクセスを行う間に上記
バッファが溢れないか否かの判定を行う非動画蓄積判定
部と、上記非動画蓄積判定部により上記バッファが溢れ
ないと判定された場合に、上記非動画データを上記デー
タ蓄積装置にアクセスする非動画蓄積処理部とを備え
る。これによって、上記動画データの読み出し/書き込
みをリアルタイムに処理することができ、上記非動画デ
ータの高速な読み出し/書き込みも可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画データ、非動
画データをデータ蓄積装置に記憶させる動画記憶制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気テープ(D-VHS 、DV、8mm)
装置・光ディスク(VideoCD 、DVDVideo)装置・磁気デ
ィスク装置、半導体メモリ記憶装置等のデータ蓄積装置
を用い、デジタル化された映像音声データの記録/再生
を可能とする映像音声データ記録再生装置が市場に出始
めている。これらの映像音声データ記録再生装置は、映
像音声データをデジタル化することにより、品質を落と
すことなく繰り返し映像音声データを記録/再生できる
特徴をもっている。
【0003】これらの映像音声データ記録再生装置で
は、映像音声データの読み出し、書き込みが発生する
と、様々な形態で動画データ、非動画データのアクセス
制御を行うことになり、これら動画データ、非動画デー
タの上記データ蓄積装置へのアクセス制御を動画記憶制
御装置が行っている。
【0004】従来の技術による上記動画記憶制御装置に
ついて、図9、図10に基づいてその構成を動作ととも
に説明する。図9は従来の動画記憶制御装置の構成を示
したブロック図であり、図10は従来の動画記憶制御装
置での制御例を示したタイミング図である。
【0005】まず、動画データの録画要求が行われると
動画バッファ処理部903は、動画データを一時記憶す
るためのバッファより構成されるバッファプール905
より上記要求に応じて使用するバッファを割り当る。次
に、エンコーダ、ネットワーク等の動画入力部904よ
り動画データが入力されると、上記動画バッファ処理部
903は上記割り当てたバッファに該動画データを一時
記憶させる。更に、上記動画バッファ処理部903は上
記バッファに一時記憶させた上記動画データが所定量に
達する毎にアクセス要求を出力する。
【0006】次に動画蓄積処理部902は、上記動画バ
ッファ処理部903からのアクセス要求を受け、上記バ
ッファに記憶した動画データを例えば光ディスク装置等
のデータ蓄積装置901に書き込みを行う。
【0007】また、上記動画データの再生要求が行われ
た際は、上記動画バッファ処理部903は録画要求の時
と同様に上記バッファを割り当て、アクセス要求を出力
する。該アクセス要求を受けた上記動画蓄積処理部90
2は、上記データ蓄積装置901より動画データを上記
バッファへ読み出しを行う。次に、上記動画バッファ処
理部903は、上記バッファに記憶した動画データを上
記動画入力部904を介して出力する。ここで、上記動
画バッファ処理部903は、上記バッファに一時記憶さ
せた上記動画データが所定量以下になる毎にアクセス要
求を出力することになる。
【0008】一方、非動画要求受理部908は動画デー
タ以外のデータ(以下、非動画データという)のアクセ
ス要求を受理すると、非動画バッファ処理部907に通
知する。該非動画バッファ処理部907は、上記非動画
要求受理部908からの上記アクセス要求を受けると、
上記バッファプール905より上記要求に応じて必要量
のバッファを割り当て、該アクセス要求が書き込みの場
合は上記割り当てたバッファに上記非動画データを一時
記憶させる。
【0009】上記アクセス要求を受けた非動画蓄積処理
部906は、該アクセス要求が書き込みの場合は上記バ
ッファに記憶した非動画データを上記データ蓄積装置9
01に書き込み、上記アクセス要求が書き込みの場合は
上記データ蓄積装置901より非動画データを上記バッ
ファに読み出しを行う。
【0010】このように上記データ蓄積装置901への
アクセス処理が行われる際のアクセス制御方法として
は、従来、1)上記アクセス要求の発生順に上記データ
蓄積装置101へのアクセス処理を行う方法と、2)上
記動画データのアクセス要求と上記非動画データのアク
セス要求とで、アクセス時間を分けて上記データ蓄積装
置901へのアクセス処理を行う方法とがあった。
【0011】以下、上記動画記憶制御装置でのこれら2
方法の制御例について図10に基づいて説明する。図1
0において、上記非動画データのアクセス要求100
1、1002は、アクセス要求が発生した時点を始点
で、上記非動画データの上記データ蓄積装置901への
アクセス完了までに要する時間を長さで示している。ま
た、上記動画データの各アクセス要求1003、100
4、1005、1006は、上記バッファに一時記憶さ
せた上記動画データが所定量に達してアクセス要求が出
力された時点を始点で、該所定量の動画データを上記デ
ータ蓄積装置901に書き込むのに要する時間を長さで
示している。
【0012】なお、本制御例では上記非動画データをア
クセスするために必要な時間を一定とし、上記バッファ
上の動画データを上記データ蓄積装置901に書き込む
際の所定のサイズの2倍のサイズで構成される上記バッ
ファプールを用いた場合について説明する。
【0013】1)上記アクセス要求の発生順による方法 それぞれのアクセス要求は、図10に示すように上記ア
クセス要求1003、1001、1004、1005、
1006、1002の順に上記データ蓄積装置101へ
のアクセス処理が行われることになる。しかしながら、
上記アクセス要求1006の発生時までには、上記アク
セス要求1004、1005が発生する。この場合に必
要な上記バッファは、上記アクセス要求1004、10
05のためのバッファと、バッファに記憶中である10
06のためのバッファの3つである。このように、上記
非動画データのアクセス要求に制限をかけていないため
に、上記バッファが不足して上記動画データのアクセス
が破綻することになる。
【0014】2)上記アクセス要求の種別によりアクセ
ス時間を分ける方法 図10に示すように、リアルタイム性が要求される上記
動画データのアクセス要求1003、1004、100
5、1006が優先され、それぞれのアクセス処理が終
了した後、上記非動画データのアクセス要求1001、
1002のアクセス処理が行われる。このように、上記
動画データへのアクセス時のバッファ不足については回
避できるが、上記非動画データに高速アクセスを行うこ
とができない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
上記動画記憶制御装置においては、リアルタイム性が要
求される動画データと、リアルタイム性が強く要求され
ない非動画データに対するアクセス要求をその発生順に
アクセス処理を行うとなると、上記バッファを確保でき
ない場合が発生し、システムに破綻をきたす場合があ
る。
【0016】また、上記アクセス要求の種別によりアク
セス時間を分け、上記非動画データのアクセス処理を制
限すると、映像音声データのナビゲーションデータ等の
随時アクセスが必要な非動画データの読み出し/書き込
みに要する時間が大きくなるという問題が生じる。
【0017】本発明は上記の事情に鑑みて提案されたも
のであって、上記データ蓄積装置901に対して上記動
画データの読み出し/書き込みを行っている際に、上記
非動画データの要求度に応じて該非動画データの高速な
読み出し/書き込みを可能とする動画記憶制御装置を提
供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下の手段を採用している。まず、本発明
は、データを記憶するためのデータ蓄積装置と、動画デ
ータを一時記憶するためのバッファとを備え、該バッフ
ァを介して上記データ蓄積装置にアクセスする動画記憶
制御装置を前提にしている。
【0019】上記動画記憶制御装置において、図1に示
すように入力される動画データのレートを監視する動画
レート監視部108と、上記動画データの書き込み中に
動画データ以外のデータのアクセス要求を受けた時に、
上記データ蓄積装置101に上記動画データ以外のデー
タのアクセスを行う間に上記バッファが溢れないか否か
の判定を行う非動画蓄積判定部107と、該非動画蓄積
判定部107により上記バッファが溢れないと判定され
た場合に、上記動画データ以外のデータを上記データ蓄
積装置にアクセスする非動画蓄積処理部106とを備え
るという手段を採用している。
【0020】また、上記動画データの読み出し中に動画
データ以外のデータのアクセス要求を受けた時は、上記
非動画蓄積判定部107が、上記データ蓄積装置101
に上記動画データ以外のデータのアクセスを行う間に上
記バッファが空にならないか否かの判定を行う。更に、
上記非動画蓄積判定部107により上記バッファが空に
ならないと判定された場合に、上記非動画蓄積処理部1
06が上記動画データ以外のデータを上記データ蓄積装
置101にアクセスするように構成している。
【0021】よって、上記動画データ用の上記バッファ
が溢れることなく上記動画データのリアルタイムなアク
セス処理が可能になり、上記動画データ以外のデータを
高速にアクセスすることが可能である。
【0022】また、上記動画記憶制御装置において、図
4に示すように上記動画データおよび動画データ以外の
データのアクセス要求を受け、上記データ蓄積装置10
1に順次アクセスする統括蓄積処理部411と、入力さ
れる動画データのレートを監視する動画レート監視部1
08と、上記動画データの書き込み中に動画データ以外
のデータのアクセス要求を受けた時に、上記データ蓄積
装置101に上記動画データ以外のデータのアクセスを
行う間に上記バッファが溢れないか否かの判定を行う非
動画蓄積判定部107と、上記統括蓄積処理部411に
未処理の動画データが存在する場合、該未処理の動画デ
ータのアクセス要求の前に上記動画データ以外のデータ
のアクセス要求の処理を実行しても上記バッファが溢れ
ないか否かの判定を行うように上記非動画蓄積判定部1
07に指示する非動画割り込み制御部406とを備える
という手段も採用している。
【0023】この時、上記非動画割り込み制御部406
は、上記判定指示の結果で上記バッファが溢れない場合
に上記統括蓄積処理部411に対して上記アクセス要求
を割り込みの処理として指示し、一方、上記バッファが
溢れる場合は上記統括蓄積処理部411に対して上記ア
クセス要求を要求順通りの処理として指示する。
【0024】よって、未処理の動画データのアクセス要
求の前に上記動画データ以外のデータのアクセス要求の
処理を実行可能とすることができ、該動画データ以外の
データに高速にアクセス処理することができる。
【0025】また、更に上記動画データのアクセス要
求、および動画データ以外のデータのアクセス要求に対
し、その要求内容に応じて優先度を付与する優先度割り
当て部612と、上記優先度に基づいて上記アクセス要
求の上記データ蓄積装置101へのアクセス順を決定す
る上記統括蓄積処理部411とを備えた構成とすること
も可能である。
【0026】よって、上記動画データのアクセス要求、
および動画データ以外のデータのアクセス要求のそれぞ
れの要求度に応じて、アクセス順を決定することができ
る。
【0027】あるいは、更に上記動画データ以外のデー
タのアクセス要求の中で、上記非動画蓄積判定部107
により上記バッファが漏れると判定された動画データ以
外のデータのアクセス要求の処理時間を、該アクセスを
行う間に上記バッファが溢れないような時間に分割する
とともに、分割された上記動画データ以外のデータのア
クセス要求のうち未処理のアクセス要求を記憶する非動
画データ要求分割部813を備えた構成とすることも可
能である。
【0028】よって、上記バッファが溢れない範囲で早
期に上記非動画データにアクセスすることができる。
【0029】この時、上記非動画データ要求分割部81
3が、記憶した上記未処理の分割された動画データ以外
のデータのアクセス要求に対して、記憶した順に優先度
を割り当てることもできる。よって、上記未処理の分割
された動画データ以外のデータのアクセス要求の処理を
早急に終えることができる。
【0030】また、上記動画データの読み出し中に動画
データ以外のデータのアクセス要求を受けた時について
も、上記動画データの書き込み中の場合と同様に構成す
ることができる。
【0031】また、上記非動画蓄積判定部107は、上
記動画データ以外のデータにアクセスするために必要と
なる時間と、上記動画レート監視部から得られるレート
と、上記バッファに記憶できる残りバッファ量とに基づ
いて、上記バッファが溢れないか否かの判定、または、
上記動画データ以外のデータにアクセスするために必要
となる時間と、上記動画レート監視部から得られるレー
トと、上記バッファに一時記憶された動画データ量とに
基づいて、上記バッファが空にならないか否かの判定を
行う。
【0032】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明に係る動
画記憶制御装置の一実施形態について、以下図1〜図3
に基づいてその構成を動作とともに説明する。図1は本
発明に係る動画記憶制御装置の一実施形態の構成を示し
たブロック図であり、図2は非動画蓄積判定部107の
アルゴリズムを示したフロー図であり、図3は本実施形
態での制御例およびバッファ量の推移を示したタイミン
グ図である。
【0033】まず、動画データの録画要求が行われると
動画バッファ処理部103は、動画データを一時記憶す
るためのバッファより構成されるバッファプール105
より上記要求に応じて使用するバッファを割り当てる。
次に、エンコーダ、ネットワーク等の動画入力部104
より動画データが入力されると、上記動画バッファ処理
部103は上記割り当てたバッファに該動画データを順
次一時記憶させる。更に、上記動画バッファ処理部10
3は上記バッファ(例えばバッファ120)に一時記憶
させた上記動画データが所定量に達するに毎に、動画蓄
積処理部102に対してアクセス要求を出力し、次に新
たなバッファ(例えばバッファ121)に一時記憶する
という動作を繰り返す。
【0034】次に、上記動画蓄積処理部102は上記動
画バッファ処理部103からのアクセス要求を受け、上
記バッファに記憶した動画データを例えばDVD−RA
Mドライブ装置等であるデータを記憶するためのデータ
蓄積装置101に書き込みを行う。
【0035】一方、非動画要求受理部109は非動画デ
ータのアクセス要求を受理すると、非動画蓄積判定部1
07に通知するとともに、該アクセス要求が書き込み処
理の場合は非動画バッファ110に上記非動画データを
一時記憶させる。
【0036】上記アクセス要求を通知された上記非動画
蓄積判定部107は、該アクセス要求を要求順に処理し
た場合に、上記バッファプールが溢れないか否かの判定
を行う。このために、該非動画蓄積判定部107は、ま
ず上記非動画データのアクセス処理に必要な時間を、書
き込みサイズ、シーク時間、動画記録モードと非動画記
録モードとのモード変換時間等に基づいて算出する(図
2、ステップS201)。ここで、上記非動画データの
アクセス処理に必要な時間とは、該アクセス要求の前に
行われた他のアクセス要求を上記データ蓄積装置101
にアクセス処理するのに必要な時間、および上記非動画
データのアクセス要求を処理するのに必要な時間、更に
該非動画データのアクセス要求処理後に処理されること
が予想される上記動画データのアクセス要求を処理する
のに必要な時間を合計した時間である。すなわち、例え
ば後述する図3に示す制御例において上記非動画データ
のアクセス要求302があった時を考えると、上記非動
画蓄積判定部107がこの時に算出する上記非動画デー
タのアクセス処理に必要な時間は、時刻A−C間の時間
となる。
【0037】なお、上記モード変換時間とは、非動画記
録モードでは書き込みエラーが発生した場合にゾーン付
近に備えたエラー時用のセクタ(以下、代替セクタとい
う)に書き込みを行うのに対し、動画記録モードでは上
記代替セクタに書き込まずに、次のセクタに続けて書き
込むというように異なる処理が発生することによるモー
ド変換により生じる時間である。
【0038】また、上記非動画蓄積判定部107は上記
処理と同時に、上記バッファプール105の全バッファ
量および上記バッファプール105の現在使用中のバッ
ファ量より、上記バッファプール105の残りバッファ
量(b) を算出する(ステップS202)。
【0039】ところで、動画レート監視部108は、常
に上記動画入力部104より入力される上記動画データ
の動画レートを取得しており、上記非動画蓄積判定部1
07には該動画レートが通知される。
【0040】次に、上記非動画蓄積判定部107は、上
記のように算出された上記非動画データのアクセス処理
に必要な時間と、上記動画レート監視部108より得ら
れた上記動画レートに基づいて必要なバッファ量(a) を
算出する(ステップS203)。
【0041】このように算出した上記残りバッファ量
(b) が、上記必要なバッファ量(a) 以上であれば、上記
非動画蓄積判定部107は非動画蓄積処理部106に上
記アクセス要求の処理を実行するように指示する(ステ
ップS204→S205)。一方、上記残りバッファ量
(b) が上記必要なバッファ量(a) に足らなければ、上記
非動画蓄積判定部107は上記アクセス要求を待ち状態
とする(ステップS204→S206)。この場合、上
記非動画蓄積判定部107は次のアクセス要求が発生し
た時点で再度上記と同様の判定を行う。ただし、本実施
の形態では、再度同様の判定を行ったがアクセス不可と
判定し、再度アクセス要求を出してもらうという手法で
あっても構わない。
【0042】次に、上記非動画蓄積処理部106は上記
アクセス要求の通知を受け、該アクセス要求が書き込み
処理の場合は上記非動画バッファ110に記憶した非動
画データを上記データ蓄積装置101に書き込み、該ア
クセス要求が読み出し処理の場合は上記データ蓄積装置
101より非動画データを上記非動画バッファ110に
読み出しを行う。
【0043】以下、上記動画記憶制御装置での制御例に
ついて図3に基づいて説明する。図3(I) において、上
記非動画データのアクセス要求301、302は、アク
セス要求が発生した時点を始点にして、上記非動画デー
タの上記データ蓄積装置101へのアクセス完了までに
要する時間を長さで示している。また、上記動画データ
の各アクセス要求303、304、305、306、3
07、308、309は、上記バッファに一時記憶させ
た上記動画データが所定量に達してアクセス要求が出力
された時点を始点にして、該所定量の動画データを上記
データ蓄積装置101に書き込むのに要する時間を長さ
で示している。
【0044】なお、本制御例では上記非動画データをア
クセスするために必要な時間を一定とし、上記バッファ
上の動画データを上記データ蓄積装置101に書き込む
際の所定のサイズの3倍のサイズで構成される上記バッ
ファプールを用いた場合について説明する。
【0045】例えば、上記非動画データのアクセス要求
がない場合は、上記バッファプール105の使用中のバ
ッファ量は図3(I)(a)に示す最初の時点で処理中の上記
アクセス要求303と、上記バッファに一時記憶中の上
記アクセス要求304(なお、この時点ではアクセス要
求は発生していない)とのための2つである。次に上記
アクセス要求303の処理が完了すると上記バッファプ
ール105の使用中のバッファ量は上記アクセス要求3
04に対する1つとなる。次に上記アクセス要求305
が上記バッファに一時記憶中になると、上記バッファプ
ール105の使用中のバッファ量は上記アクセス要求3
04と上記アクセス要求305とに対する2つになる。
以下、このような動作を繰り返すことになり、上記バッ
ファプール105の使用中のバッファ量は図3(II)(a)
に示すように推移するので、上記バッファプール105
が溢れることはない。
【0046】ここで、上記非動画データのアクセス要求
301があった時を考えると、上記非動画蓄積判定部1
07はアクセス要求301を要求順に処理を行った場合
に、上記バッファプールが溢れないか否かの判定を行
う。
【0047】上記アクセス要求301を要求順に処理を
行うとすると、上記アクセス要求303に後に上記アク
セス要求301の処理が実行されることになる。この場
合、図3(I)(b) (c)に示すように上記アクセス要求30
4のアクセス処理が終了(図3(I) 、時刻B)するまで
に発生する動画データへのアクセス要求は上記アクセス
要求305のみである。よって必要なバッファは、図3
(II)(b) に示すように上記アクセス要求304、305
のためのバッファとバッファに記憶中である上記アクセ
ス要求306のためのバッファの3つである。このよう
に、上記バッファプール105に蓄えたままにしておく
必要がある上記動画データのデータ量が上記バッファプ
ール105のバッファ量(3つ分のバッファ)を超えな
いため、上記バッファプールが溢れないと判定される。
【0048】これにより、上記非動画蓄積判定部107
は上記非動画蓄積処理部106に上記アクセス要求30
2を通知する。該アクセス要求302を通知された上記
非動画蓄積処理部106は、上記データ蓄積装置101
に対して処理を実行する。よって、上記アクセス要求3
03の処理の後に、上記アクセス要求301の処理が実
行されることになる。
【0049】次に、上記非動画データのアクセス要求3
02があった時を考えると、上記非動画蓄積判定部10
7は上記同様にアクセス要求302を要求順に処理を行
った場合に、上記バッファプール105が溢れないか否
かの判定を行う。
【0050】上記アクセス要求302を要求順に処理を
行うとすると、上記アクセス要求305に後に上記アク
セス要求302の処理が実行されることになる。この場
合、図3(I)(b) (c)に示すように上記アクセス要求30
6のアクセス処理が終了(図3(I) 、時刻C)するまで
に発生する動画データへのアクセス要求は上記アクセス
要求307、308である。よって必要なバッファは、
図3(II)(b) に示すように上記アクセス要求306、3
07、308のためのバッファとバッファに記憶中であ
る上記アクセス要求309のためのバッファの4つであ
る。このように、上記バッファプール105に蓄えたま
まにしておく必要がある上記動画データのデータ量が上
記バッファプール105のバッファ量を超えるため、上
記バッファプールが溢れると判定される。
【0051】よって、上記非動画蓄積判定部107は、
上記非動画蓄積処理部106に上記アクセス要求302
を通知せず、該アクセス要求302は待ち状態となる。
そして、上記非動画蓄積判定部107は、次のアクセス
要求が発生した時点、すなわち上記アクセス要求306
が発生した時点で再度上記と同様の判定を行う。ここで
も、また上記バッファプールが溢れると判定されるため
上記アクセス要求302は待ち状態のままであり、上記
アクセス要求306の処理は、上記アクセス要求302
の処理の前に実行されることになる。
【0052】次に上記アクセス要求307が発生した時
点で、更に上記と同様の判定が行われる。この判定で
は、上記バッファプール105が溢れないと判定される
ため、上記非動画蓄積判定部107は上記非動画蓄積処
理部106に上記アクセス要求302を通知する。該ア
クセス要求302を通知された上記非動画蓄積処理部1
06は、上記データ蓄積装置101に対して処理を実行
する。これにより、図3(I)(d)に示すように上記アクセ
ス要求306の処理の後に、上記アクセス要求302の
処理が実行される。この場合、上記バッファプール10
5の使用中のバッファ量は図3(II)(c) に示すように推
移するので、上記バッファプール105が溢れることは
ない。
【0053】以上のように、上記非動画データのアクセ
ス要求の発生時に上記動画データ用の上記バッファプー
ル105が溢れる場合に、上記非動画データのアクセス
要求に対してアクセス制限をかけることにより、上記動
画データのリアルタイムなアクセス処理が可能になる。
【0054】(実施の形態2)本発明に係る動画記憶制
御装置の他の実施形態について、以下図4、図5に基づ
いてその構成を動作とともに説明する。図4は本発明に
係る動画記憶制御装置の他の実施形態の構成を示したブ
ロック図であり、図5は本実施形態での制御例を示した
タイミング図である。なお、上記実施の形態1と同様の
部分については説明を省略する。
【0055】本実施の形態では、上記実施の形態1にお
ける上記動画蓄積処理部102および上記非動画蓄積処
理部106を、1つにまとめて統括蓄積処理部411と
する構成としている。
【0056】上記実施の形態1と同様に動画データの入
力されている時に、上記非動画要求受理部109は非動
画データのアクセス要求を受理すると、非動画蓄積判定
部107に通知するとともに、非動画バッファに上記非
動画データを一時記憶させる。次に、上記アクセス要求
を通知された上記非動画蓄積判定部107は、該アクセ
ス要求を要求順に処理した場合に、上記バッファプール
が溢れないか否かの判定を行うが、ここまでの処理につ
いては上記実施の形態1と同様である。
【0057】ここで、上記非動画蓄積判定部107は上
記バッファプールが溢れないと判定した場合、上記アク
セス要求を非動画割り込み制御部406に通知する。該
非動画割り込み制御部406は、上記統括蓄積処理部4
11が記憶している未処理の動画データのアクセス要求
を確認する。未処理の動画データのアクセス要求が存在
し、該動画データのアクセス要求よりも先に上記非動画
データのアクセス要求の処理を実行しても上記バッファ
プール105のバッファが溢れないか否かの判定を上記
非動画蓄積判定部107に対して要求する。
【0058】上記非動画蓄積判定部107は、アクセス
要求を要求順に処理した場合の判定処理と同様に判定を
行い、判定結果を上記非動画割り込み制御部406に通
知する。
【0059】上記判定により上記バッファプール105
のバッファが溢れないと判定された場合、上記非動画割
り込み制御部406は、上記未処理の動画データのアク
セス要求の前に上記非動画データのアクセス要求の処理
を実行するように割り込み要求として上記統括蓄積処理
部411に通知する。
【0060】該統括蓄積処理部411は通常、処理要求
を受けた順に処理を実行しているが、上記非動画割り込
み制御部406から割り込み要求を受けるとその処理を
先に実行する。
【0061】一方、上記判定により上記バッファプール
105のバッファが溢れると判定された場合、上記非動
画割り込み制御部406は、上記非動画データのアクセ
ス要求を通常の要求順に処理を実行するように通常要求
として上記統括蓄積処理部411に通知する。
【0062】該統括蓄積処理部411は、通常通り処理
要求を受けた順に上記非動画データのアクセス要求の処
理を実行する。
【0063】以下、本実施の形態における制御例につい
て図5に基づいて説明する。図5において、上記非動画
データのアクセス要求501、502、および上記動画
データの各アクセス要求503、504、505、50
6、507、508についての記載方法、およびその他
の条件等は、図3(I) と同様である。
【0064】ここで、上記非動画データのアクセス要求
502があった時を考えると、上記非動画蓄積判定部1
07はアクセス要求502を要求順に処理を行った場合
に、上記バッファプールが溢れないか否かの判定を行
う。
【0065】この場合、上記非動画蓄積判定部107は
上記バッファプールが溢れないと判定し、上記アクセス
要求502を上記非動画割り込み制御部406に通知す
る。該非動画割り込み制御部406は、上記統括蓄積処
理部411が記憶している未処理の動画データのアクセ
ス要求を確認する。この時、未処理の動画データのアク
セス要求506が存在するので、該アクセス要求506
よりも先に上記非動画データのアクセス要求502の処
理を実行しても上記バッファプール105のバッファが
溢れないか否かの判定を上記非動画蓄積判定部107に
対して要求する。
【0066】この要求を受けて、上記非動画蓄積判定部
107は判定処理を行う。この場合、図5(b) (c) に示
すように上記アクセス要求506のアクセス処理が終了
(図5、時刻A)するまでに発生する動画データへのア
クセス要求は上記アクセス要求507のみである。よっ
て必要なバッファは上記アクセス要求506、507の
ためのバッファとバッファに記憶中である上記アクセス
要求508のためのバッファの3つである。このよう
に、上記バッファプール105に蓄えたままにしておく
必要がある上記動画データのデータ量が上記バッファプ
ール105のバッファ量(3つ分のバッファ)を超えな
いため、上記バッファプールが溢れないと判定される。
【0067】上記判定結果により上記非動画割り込み制
御部406は、上記未処理の動画データのアクセス要求
506の前に上記非動画データのアクセス要求502の
処理を実行するように割り込み要求として上記統括蓄積
処理部411に通知する。
【0068】該統括蓄積処理部411は、上記非動画デ
ータのアクセス要求502の割り込み要求を受け、該ア
クセス要求502の処理を上記データ蓄積装置101に
対して実行する。よって、図5(d) に示すように上記ア
クセス要求505の処理の後に、上記アクセス要求50
2の処理が実行され、その後に上記アクセス要求506
の処理が実行されることになる。
【0069】以上のように、上記動画データのアクセス
で上記バッファプールが溢れない制御に加えて、上記非
動画データのアクセス要求を早く処理することができ
る。これによって、例えば、TV番組一覧データ等のEPG
情報に関するデータをユーザが要求した場合に、応答の
速いシステムが実現できる。
【0070】(実施の形態3)本発明に係る動画記憶制
御装置の他の実施形態について、以下図6に基づいてそ
の構成を動作とともに説明する。図6は本発明に係る動
画記憶制御装置の他の実施形態の構成を示したブロック
図である。なお、上記各実施の形態と同様の部分につい
ては説明を省略する。
【0071】上記各実施の形態と同様に動画データの入
力されている時に、上記非動画要求受理部109は非動
画データのアクセス要求を受理すると、非動画蓄積判定
部107に通知するとともに、非動画バッファに上記非
動画データを一時記憶させる。次に、上記アクセス要求
を通知された上記非動画蓄積判定部107は、該アクセ
ス要求を要求順に処理した場合に、上記バッファプール
が溢れないか否かの判定を行うが、ここまでの処理につ
いては上記各実施の形態と同様である。
【0072】ここで、上記非動画蓄積判定部107は上
記バッファプールが溢れないと判定した場合、上記アク
セス要求を優先度割当部612に通知する。
【0073】ところで、上記実施の形態2では上記動画
データのアクセス要求は上記統括蓄積処理部411へ出
力されているが、本実施の形態では上記動画データのア
クセス要求は上記優先度割当部612へ出力されること
になる。
【0074】上記動画データのアクセス要求および上記
非動画データのアクセス要求を受けた上記優先度割当部
612は、通知された上記アクセス要求に対して該アク
セス要求の種別、システムの状態等に応じて優先度を付
与した上で、上記統括蓄積処理部411に通知する。な
お、上記アクセス要求の種別には、例えばファイルシス
テムの管理情報やサムネイルのデータ等があり、また上
記システムの状態として、例えば停電発生時等にファイ
ルシステムの管理情報に上記動画データのアクセス要求
よりも高い優先度を付与することなどがある。
【0075】次に、上記統括蓄積処理部411は、上記
付与された優先度に基づいて上記アクセス要求の実行順
を決定して処理を行う。
【0076】以上のように、上記動画データのアクセス
要求、上記非動画のデータのアクセス要求にそれぞれに
応じた優先度を付与し、該優先度に基づいて処理を実行
することにより、停電発生時等にファイルシステムの管
理情報を速くアクセスすることが可能となり、復元可能
なデータ量を増やすことが可能となる。
【0077】(実施の形態4)本発明に係る動画記憶制
御装置の他の実施形態について、以下図7、図8に基づ
いてその構成を動作とともに説明する。図7は本発明に
係る動画記憶制御装置の他の実施形態の構成を示したブ
ロック図であり、図8は本実施形態での制御例を示した
タイミング図である。なお、上記各実施の形態と同様の
部分については説明を省略する。
【0078】上記各実施の形態と同様に動画データの入
力されている時に、上記非動画要求受理部109は非動
画データのアクセス要求を受理すると、非動画蓄積判定
部107に通知するとともに、非動画バッファに上記非
動画データを一時記憶させる。次に、上記アクセス要求
を通知された上記非動画蓄積判定部107は、該アクセ
ス要求を要求順に処理した場合に、上記バッファプール
が溢れないか否かの判定を行うが、ここまでの処理につ
いては上記各実施の形態と同様である。
【0079】ここで、上記非動画蓄積判定部107は上
記バッファプールが溢れると判定した場合、上記アクセ
ス要求を非動画データ要求分割部813に通知する。該
非動画データ要求分割部813は、上記非動画蓄積判定
部107が上記判定をした際に算出した上記必要なバッ
ファ量が上記バッファプール105の残りバッファ量を
越えないように、上記非動画データのアクセス要求を処
理するのに要する時間が小さくなるようにする。すなわ
ち、上記非動画データ要求分割部813は、上記非動画
データのアクセス要求に対応する処理を分割し、この分
割したアクセス要求の前半部分を上記非動画割り込み制
御部406に通知するとともに、この分割したアクセス
要求の後半部分を記憶しておく。
【0080】ところで、上記統括蓄積処理部411は、
上記各実施の形態と同様に上記データ蓄積装置101に
対して上記各アクセス要求の処理を実行しており、該ア
クセス要求の処理が1つ終了すると上記非動画データ要
求分割部813に通知している。
【0081】上記非動画データ要求分割部813は、上
記アクセス要求の処理終了の通知を受けると、記憶して
いる上記分割したアクセス要求の後半部分を上記非動画
蓄積判定部107に対して通知する。該非動画蓄積判定
部107は上記と同様に判定を行い、また上記バッファ
プールが溢れると判定された場合には、上記アクセス要
求の後半部分は上記非動画データ要求分割部813にお
いて更に分割されることになる。
【0082】以下、本実施の形態における制御例につい
て図8に基づいて説明する。図8において、上記非動画
データのアクセス要求701、702、および上記動画
データの各アクセス要求703、704、705、70
6、707、708、709についての記載方法、およ
びその他の条件等は、図3、5と同様である。
【0083】ここで、上記非動画データのアクセス要求
702があった時を考えると、上記非動画蓄積判定部1
07はアクセス要求702を要求順に処理を行った場合
に、上記バッファプールが溢れないか否かの判定を行
う。
【0084】この場合、上記非動画蓄積判定部107は
上記バッファプールが溢れると判定し、上記アクセス要
求702を上記非動画データ要求分割部813に通知す
る。該非動画データ要求分割部813は、上記アクセス
要求702を、図8(b) に示すようにアクセス要求70
2a、702bに分割し、分割されたアクセス要求70
2aを上記非動画割り込み制御部406に通知するとと
もに、分割されたアクセス要求702bを記憶してお
く。
【0085】次に、上記非動画データ要求分割部813
は、上記統括蓄積処理部411からの上記アクセス要求
705の処理終了の通知を受けると、記憶している上記
分割されたアクセス要求702bを上記非動画蓄積判定
部107に対して通知する。該非動画蓄積判定部107
は上記と同様に判定を行い、上記バッファプールが溢れ
ないと判定するので、上記アクセス要求702bを上記
非動画割り込み制御部406に通知する。以降、上記非
動画割り込み制御部406等での処理は上記実施の形態
2と同様である。
【0086】よって、図8(e) に示すように上記アクセ
ス要求705の後に、上記分割されたアクセス要求70
2a、上記アクセス要求706、上記分割されたアクセ
ス要求702b、上記アクセス要求707という順に処
理が実行される。
【0087】なお、本実施の形態では、上記非動画デー
タ要求分割部813が上記アクセス要求を分割する時、
該アクセス要求を2分割するとして説明を行っている
が、これに限られるものではなく、例えば最初の分割に
おいて所定数に分割することも可能である。
【0088】以上のように、上記非動画データのアクセ
ス要求を分割することによって、上記バッファプール1
05が溢れない範囲で早期に上記非動画データにアクセ
スすることができる。
【0089】(実施の形態5)本実施の形態は、上記実
施の形態4の上記非動画データ要求分割部813に新た
な機能を加えた構成としており、以下この部分について
のみ説明し、上記実施の形態4と同様の部分については
説明を省略する。
【0090】上記実施の形態4と同様にして上記非動画
データ要求分割部813により上記非動画データのアク
セス要求が分割され、上記非動画データのアクセス要求
の後半部分が記憶されている状態で、新たな非動画デー
タのアクセス要求を上記非動画要求受理部109が受理
した場合について説明する。
【0091】上記新たな非動画データのアクセス要求が
上記非動画蓄積判定部107によって上記バッファプー
ルが溢れると判定され、上記アクセス要求702を上記
非動画データ要求分割部813に通知されると、該非動
画データ要求分割部813は上記新たな非動画データの
アクセス要求を分割することになる。ここで、分割され
た上記新たな非動画データのアクセス要求の前半部分お
よび後半部分は、上記非動画データ要求分割部813で
記憶されるが、この時以前より記憶している上記非動画
データのアクセス要求の後半部分に対して高い優先度を
割り当てる。
【0092】次に、上記非動画データ要求分割部813
は、上記統括蓄積処理部411からの上記アクセス要求
の処理終了の通知を受けると、上記優先度の高い順に記
憶している上記分割されたアクセス要求を上記非動画蓄
積判定部107に対して通知する。以降の処理は上記実
施の形態4と同様である。
【0093】以上のように、上記非動画データ要求分割
部813に記憶されている状態の上記分割された非動画
データのアクセス要求に対して、上記新たな非動画デー
タのアクセス要求より高い優先度を割り当てることによ
って、より高速な非動画データのアクセスが可能とな
る。
【0094】なお、上記各実施の形態では、上記動画デ
ータの録画要求が行われた場合について説明を行った
が、上記動画データの再生要求が行われた場合であって
も構わない。この場合、上記非動画蓄積判定部107
は、上記アクセス要求を要求順に処理した場合に、上記
バッファプール105が溢れないか否かの判定に代え
て、上記バッファプール105が空にならないか否かを
行うことになる。
【0095】また、上記バッファプール105は、メモ
リや磁気ディスク装置等の記憶装置であっても構わな
い。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る動画記憶制
御装置を適用したデータ蓄積装置は、上記非動画データ
のアクセス要求を要求順に処理を行うと上記動画データ
用のバッファプールが溢れると判定した場合に、該非動
画データのアクセス要求に制限をかけることにより、上
記動画データのリアルタイムなアクセス処理が可能であ
る。
【0097】また、上記非動画データのアクセス要求を
受け、未処理の動画データのアクセス要求が存在した場
合に、上記非動画データのアクセス要求の処理を未処理
の動画データのアクセス要求より先に実行できるだけの
バッファ量が存在すれば、上記非動画データのアクセス
要求の処理を先に実行することにより非動画データのア
クセスを早く実行することが可能となる。例えば、ユー
ザが上記データ蓄積装置に蓄えたEPG 情報を見たいとい
う要求を持った場合、その要求に対して高速に応答でき
るという効果がある。更に、優先度を付与することによ
り、停電時等の管理情報の書き込みを最優先とすること
が可能となり、復元可能なデータ量を増やすことが可能
となる。
【0098】また、上記非動画データのアクセス要求を
分割することによって、上記バッファプールが溢れない
範囲で早期に上記非動画データにアクセスすることがで
き、更に、上記非動画データ要求分割部に記憶されてい
る状態の上記分割された非動画データのアクセス要求に
対して、上記新たな非動画データのアクセス要求より高
い優先度を割り当てることによって、より高速な非動画
データのアクセスが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動画記憶制御装置の一実施形態の
構成を示した機能ブロック図である。
【図2】非動画蓄積判定部での判定アルゴリズムを示し
た図である。
【図3】実施の形態1での制御例およびバッファ量の推
移を示したタイミング図である。
【図4】実施の形態2の構成を示した機能ブロック図で
ある。
【図5】実施の形態2での制御例を示したタイミング図
である。
【図6】実施の形態3の構成を示した機能ブロック図で
ある。
【図7】実施の形態4の構成を示した機能ブロック図で
ある。
【図8】実施の形態4での制御例を示したタイミング図
である。
【図9】従来の動画記憶制御装置の構成を示した機能ブ
ロック図である。
【図10】従来の動画記憶制御装置での制御例を示した
タイミング図である。
【符号の説明】
101、901 データ蓄積装置 102、902 動画蓄積処理部 103、903 動画バッファ処理部 104、904 動画入力部 105、905 バッファプール 106、906 非動画蓄積処理部 109、908 非動画処理受理部 107 非動画蓄積判定部 108 動画レート監視部 110、非動画バッファ 406 非動画割込制御部 411 統括蓄積制御部 612 優先度割当部 813 非動画データ要求分割部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/93 H04N 5/93 Z Fターム(参考) 5B047 AB10 CB11 EA07 EB02 5B060 AA12 AA14 AC13 AC20 5B065 BA04 CA14 CC03 CE03 CE12 CH01 5C053 FA21 FA24 FA25 GA11 GB05 GB11 HA29 JA03 JA07 KA05 KA21 KA24 LA06 5D044 AB07 BC01 BC02 CC03 CC04 DE15 DE25 DE73 DE92 DE96 EF05 GK12 HH02 HL14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するためのデータ蓄積装置
    と、動画データを一時記憶するためのバッファとを備
    え、該バッファを介して上記データ蓄積装置にアクセス
    する動画記憶制御装置において、 入力される動画データのレートを監視する動画レート監
    視部と、 上記動画データの書き込み中に動画データ以外のデータ
    のアクセス要求を受けた時に、上記データ蓄積装置に上
    記動画データ以外のデータのアクセスを行う間に上記バ
    ッファが溢れないか否かの判定を行う非動画蓄積判定部
    と、 上記非動画蓄積判定部により上記バッファが溢れないと
    判定された場合に、上記動画データ以外のデータを上記
    データ蓄積装置にアクセスする非動画蓄積処理部とを備
    えたことを特徴とする動画記憶制御装置。
  2. 【請求項2】 データを記憶するためのデータ蓄積装置
    と、動画データを一時記憶するためのバッファとを備
    え、該バッファを介して上記データ蓄積装置にアクセス
    する動画記憶制御装置において、 入力される動画データのレートを監視する動画レート監
    視部と、 上記動画データの読み出し中に動画データ以外のデータ
    のアクセス要求を受けた時に、上記データ蓄積装置に上
    記動画データ以外のデータのアクセスを行う間に上記バ
    ッファが空にならないか否かの判定を行う非動画蓄積判
    定部と、 上記非動画蓄積判定部により上記バッファが空にならな
    いと判定された場合に、上記動画データ以外のデータを
    上記データ蓄積装置にアクセスする非動画蓄積処理部と
    を備えたことを特徴とする動画記憶制御装置。
  3. 【請求項3】 データを記憶するためのデータ蓄積装置
    と、動画データを一時記憶するためのバッファより構成
    され、該バッファを介して上記データ蓄積装置にアクセ
    スする動画記憶制御装置において、 上記動画データおよび動画データ以外のデータのアクセ
    ス要求を受け、上記データ蓄積装置に順次アクセスする
    統括蓄積処理部と、 入力される動画データのレートを監視する動画レート監
    視部と、 上記動画データの書き込み中に動画データ以外のデータ
    のアクセス要求を受けた時に、上記データ蓄積装置に上
    記動画データ以外のデータのアクセスを行う間に上記バ
    ッファが溢れないか否かの判定を行う非動画蓄積判定部
    と、 上記統括蓄積処理部に未処理の動画データが存在する場
    合、該未処理の動画データのアクセス要求の前に上記動
    画データ以外のデータのアクセス要求の処理を実行して
    も上記バッファが溢れないか否かの判定を行うように上
    記非動画蓄積判定部に指示する非動画割り込み制御部と
    を備えたことを特徴とする動画記憶制御装置。
  4. 【請求項4】 上記非動画割り込み制御部は、上記判定
    指示の結果で上記バッファが溢れない場合に上記統括蓄
    積処理部に対して上記アクセス要求を割り込みの処理と
    して指示し、一方、上記バッファが溢れる場合は上記統
    括蓄積処理部に対して上記アクセス要求を要求順通りの
    処理として指示する請求項3に記載の動画記憶制御装
    置。
  5. 【請求項5】 データを記憶するためのデータ蓄積装置
    と、動画データを一時記憶するためのバッファより構成
    され、該バッファを介して上記データ蓄積装置にアクセ
    スする動画記憶制御装置において、 上記動画データおよび動画データ以外のデータのアクセ
    ス要求を受け、上記データ蓄積装置に順次アクセスする
    統括蓄積処理部と、 入力される動画データのレートを監視する動画レート監
    視部と、 上記動画データの読み出し中に動画データ以外のデータ
    のアクセス要求を受けた時に、上記データ蓄積装置に上
    記動画データ以外のデータのアクセスを行う間に上記バ
    ッファが空にならないか否かの判定を行う非動画蓄積判
    定部と、 上記統括蓄積処理部に未処理の動画データが存在する場
    合、該未処理の動画データのアクセス要求の前に上記動
    画データ以外のデータのアクセス要求の処理を実行して
    も上記バッファが空にならないか否かの判定を行うよう
    に上記非動画蓄積判定部に指示する非動画割り込み制御
    部とを備えたことを特徴とする動画記憶制御装置。
  6. 【請求項6】 上記非動画割り込み制御部は、上記判定
    指示の結果で上記バッファが空にならない場合に上記統
    括蓄積処理部に対して上記アクセス要求を割り込みの処
    理として指示し、一方、上記バッファが空になる場合は
    上記統括蓄積処理部に対して上記アクセス要求を要求順
    通りの処理として指示する請求項5に記載の動画記憶制
    御装置。
  7. 【請求項7】 上記動画データのアクセス要求、および
    複数の動画データ以外のデータのアクセス要求に対し、
    その要求内容に応じて優先度を付与する優先度割り当て
    部と、 上記優先度に基づいて上記アクセス要求の上記データ蓄
    積装置へのアクセス順を決定する上記統括蓄積処理部と
    を備えた請求項3〜請求項6のいずれかに記載の動画記
    憶制御装置。
  8. 【請求項8】 上記動画データ以外のデータのアクセス
    要求の中で、上記非動画蓄積判定部により上記バッファ
    が漏れると判定された動画データ以外のデータのアクセ
    ス要求の処理時間を、該アクセスを行う間に上記バッフ
    ァが溢れないような時間に分割するとともに、分割され
    た上記動画データ以外のデータのアクセス要求のうち未
    処理のアクセス要求を記憶する非動画データ要求分割部
    を備えた請求項3または請求項4に記載の動画記憶制御
    装置。
  9. 【請求項9】 上記動画データ以外のデータのアクセス
    要求の中で、上記非動画蓄積判定部により上記バッファ
    が空になると判定された動画データ以外のデータのアク
    セス要求の処理時間を、該アクセスを行う間に上記バッ
    ファが空にならないような時間に分割するとともに、分
    割された上記動画データ以外のデータのアクセス要求の
    うち未処理のアクセス要求を記憶する非動画データ要求
    分割部を備えた請求項5または請求項6に記載の動画記
    憶制御装置。
  10. 【請求項10】 上記非動画データ要求分割部が、記憶
    した上記未処理の分割された動画データ以外のデータの
    アクセス要求に対して、記憶した順に優先度を割り当て
    る請求項8または請求項9に記載の動画記憶制御装置。
  11. 【請求項11】 上記非動画蓄積判定部が、上記動画デ
    ータ以外のデータにアクセスするために必要となる時間
    と、上記動画レート監視部から得られるレートと、上記
    バッファに記憶できる残りバッファ量とに基づいて、上
    記バッファが溢れないか否かの判定を行う請求項1、請
    求項3、請求項4、請求項7、請求項8、請求項10の
    いずれかに記載の動画記憶制御装置。
  12. 【請求項12】 上記非動画蓄積判定部が、上記動画デ
    ータ以外のデータにアクセスするために必要となる時間
    と、上記動画レート監視部から得られるレートと、上記
    バッファに一時記憶された動画データ量とに基づいて、
    上記バッファが空にならないか否かの判定を行う請求項
    2、請求項5、請求項6、請求項7、請求項9、請求項
    10のいずれかに記載の動画記憶制御装置。
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