JP2001024525A - ビタビ等化器および送信データ系列判定方法 - Google Patents

ビタビ等化器および送信データ系列判定方法

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JP2001024525A JP11193148A JP19314899A JP2001024525A JP 2001024525 A JP2001024525 A JP 2001024525A JP 11193148 A JP11193148 A JP 11193148A JP 19314899 A JP19314899 A JP 19314899A JP 2001024525 A JP2001024525 A JP 2001024525A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の伝送路特性が小さくなった場合でも、
安定して精度の高い送信データ系列を出力可能なビタビ
等化器を得ること。 【解決手段】 枝メトリック作成回路として、たとえ
ば、受信信号と、各枝に対応する1時刻過去の推定伝送
路特性および枝により決定されているデータ系列、に基
づいて、受信信号のレプリカを作成する推定伝送路モデ
ル11と、前記受信信号と前記レプリカとの2乗誤差を
作成する2乗誤差作成回路12と、前記1時刻過去の推
定伝送路特性を入力とし、伝送路特性のパターンに応じ
て所定のバイアス値を作成するバイアス値作成回路14
と、前記2乗誤差と前記バイアス値とを加算して、その
加算値を枝メトリックとして出力する加算回路13と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車電話等の移
動体通信に用いられる受信機の等化器に関するものであ
り、特に、ビタビアルゴリズムに基づいて保有するデー
タ系列の中から最も精度の高い送信データ系列を判定す
るビタビ等化器および送信データ系列判定方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のビタビ等化器および送信デ
ータ系列判定方法について説明する。たとえば、自動車
電話をはじめとする無線通信においては、マルチパス伝
搬によりデータシンボルに対して無視できないような遅
延波が生じることがある。このような遅延波が生じた場
合、符号シンボルにわたって干渉が生じるということか
ら、この現象は、符号間干渉と呼ばれる。この符号間干
渉を克服するための受信技術として、たとえば、等化技
術がある。
【0003】図5は、ビタビアルゴリズムにおけるデー
タ系列の候補にしたがって伝送路特性を推定するタイプ
のビタビ等化器を示すブロック図である。このタイプの
ビタビ等化器は、たとえば、H. Kubo他著:「An adapti
ve maximum-likelihood sequence estimator for fast
time-varying intersymbol interference channels」
(IEEE Trans.Commun.,pp.18
72−1880,1994)や、H. Kubo他著:「Adapt
ive maximum-likelihood sequence estimation by mean
s of combined equalization and decoding in fading
environments」(IEEE JSAC,pp.102−
109,1995)に詳細に述べられている。
【0004】図5において、1は受信信号入力端子であ
り、2は判定値出力端子であり、3は枝メトリック作成
回路であり、4A,4B,…,4CはN個(Nは自然
数)のACS回路であり、5A,5B,…,5CはN個
の伝送路更新回路であり、6は記憶回路であり、7は判
定値作成回路である。
【0005】また、図6は、従来のビタビ等化器を構成
する枝メトリック作成回路3の一部を示すブロック図で
ある。図6において、1は受信信号入力端子であり、8
はデータ系列入力端子であり、9は伝送路特性入力端子
であり、10は枝メトリック出力端子、11は推定伝送
路モデルであり、12は2乗誤差作成回路である。
【0006】以下、図5に示すビタビ等化器および送信
データ系列判定方法に関する基本事項に関して説明す
る。まず、ビタビアルゴリズムを採用するビタビ等化器
では、複数の異なったデータ系列のパターンを保有す
る。以降、これを状態と呼ぶ。また、上記ビタビ等化器
では、二つの状態の時間遷移からデータ系列が一意的に
決定されることになる。以降、これを枝と呼ぶ。さら
に、図5に示すビタビ等化器は、前記状態に対応して、
それぞれ、伝送路特性の推定値を保有する、という特徴
がある。
【0007】なお、枝を連続してつなげたものがパスと
呼ばれ、さらに、このパスに対応した枝メトリックを累
積加算したものがパスメトリックと呼ばれる。また、ビ
タビアルゴリズムについては、橋本猛他著:「Vite
rbiアルゴリズムの一般化について」(電子通信学会
論文誌(A),pp.1064−1071,1983)
により、一般化されており、この一般化ビタビアルゴリ
ズムを用いた場合もビタビ等化器の一種として取り扱
う。
【0008】まず、枝メトリック作成回路3では、枝の
数分の枝メトリックを作成する。図6においては、たと
えば、一つの枝に対する枝メトリック作成回路が示され
ている。具体的にいうと、まず、推定伝送路モデル11
では、各枝に対応する1時刻過去の状態を保有する記憶
回路6から、1時刻過去の推定伝送路特性と枝により決
定されているデータ系列とを受け取り、受信信号のレプ
リカを作成する。そして、2乗誤差作成回路12では、
受信信号と受信信号のレプリカとの2乗誤差を作成し
て、これを枝メトリックとして出力する。
【0009】つぎに、ACS(加算・比較・選択)回路
4A〜4Bでは、それぞれ、現状態に対応する複数の枝
メトリックを枝メトリック作成回路3から受け取り、さ
らに、それぞれ、1時刻過去のパスメトリックを記憶回
路6から入力し、以下の処理を行う。まず、各ACS回
路では、受け取った1時刻過去のパスメトリックに枝メ
トリックを加算し、現時刻のパスメトリックを作成する
(加算処理)。つぎに、加算処理によって得られる複数
のパスメトリックを比較する(比較処理)。最後に、最
も信頼度の高いパスメトリック、すなわち、最小のパス
メトリックを選択し、同時に、このパスメトリックに対
応するデータ系列(パス)も選択する(選択処理)。
【0010】その後、伝送路更新回路5A〜5Cでは、
受信信号および選択されたパスに対応する1時刻過去の
推定伝送路特性と、パスメトリックと、を記憶回路6か
ら受け取り、推定伝送路特性およびパスメトリックを更
新後、再度記憶回路6に出力する。このように、記憶回
路6では、各状態に対応する推定伝送路特性、パスメト
リック、およびパスを記憶する。最後に、判定値作成回
路7では、記憶回路6から、各状態に対応するパスメト
リックとパスを受け取り、その中から最も信頼度の高い
状態のパス、すなわち、最小のパスメトリックが得られ
るデータ系列を判定値(送信データ系列)として出力す
る。
【0011】以上、従来のビタビ等化器では、上記に示
す方法により、精度の高い送信データ系列を推定してい
る。
【0012】図7は、1シンボル周期の遅延波が存在す
る上記伝送路モデル11の一例を示す図である。ここで
は、遅延のない信号を直接波と呼び、1シンボル周期だ
け遅延した信号を遅延波と呼ぶことにする。
【0013】図7に示すとおり、従来のビタビ等化器で
は、無線通信におけるフェージングにより各波の信号電
力が独立して変動することになり、たとえば、両波の電
力が等電力であるような「2波伝送路モデル」、遅延波
の信号電力が消失した「1波伝送路モデル(1)」、お
よび直接波の信号電力が消失した「1波伝送路モデル
(2)」などが発生する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のビタビ等化器では、以下に示すような問題があっ
た。ここでは、実際の伝送路が上記図7に示す「1波伝
送路モデル(1)」であった場合、すなわち、図8
(a)のモデルを例として説明する。なお、図8は、こ
の場合の枝メトリックの作成例を示す図である。また、
ここでは、ビタビ等化器の推定伝送路を2タップのモデ
ルとする。
【0015】図8に示す例の場合、推定伝送路モデル
は、図8(b)に示す「1波伝送路モデル(1)」の場
合(推定伝送路(1))と、(c)に示す「1波伝送路
モデル(2)」の場合(推定伝送路(2))が生じる。
このとき、推定伝送路(1)に実伝送路と同一のデータ
系列(0100110?の順)を入力すると、図8
(b)では、実伝送路と同じ出力が出るため、枝メトリ
ック(実伝送路出力と推定伝送路1出力の2乗誤差)
は、すべて0となる。一方、推定伝送路2に実伝送路の
データ系列を1シンボル遅らせたデータ系列(?010
0110の順)を入力しても、実伝送路と同じ出力が出
るため、枝メトリックはすべて0となる。そして、従来
のビタビ等化器では、上記のように求められたパスメト
リックの最も小さいデータ系列を判定値(送信データ系
列)として出力する。
【0016】しかしながら、このような場合、従来のビ
タビ等化器(判定値作成回路7)では、推定伝送路
(1)の出力データと推定伝送路(2)の出力データが
同一となるため、すなわち、各枝メトリックが同一とな
るため、どちらを判定値とするかを決定することができ
ない。また、現実的には、ビタビ等化器の判定値出力
が、実伝送路と同時刻のデータと1時刻遅延されたデー
タとがランダム(判定値の途中で変化する場合もある)
に出力されることになり、それに伴って判定値の精度が
大幅に低下することになる。
【0017】このように、従来のビタビ等化器では、無
線通信におけるフェージング等の変動により実際の伝送
路の特定タップ係数が小さくなると、判定値の精度が大
幅に低下する、という問題があった。なお、ここでいう
タップ係数とは、たとえば、図8に示す推定伝送路モデ
ル内の‘1'‘0'の数字を示す。
【0018】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、実際の伝送路における特定タップ係数が小さくな
った場合でも、安定して精度の高い判定値(送信データ
系列)を出力可能なビタビ等化器および送信データ系列
判定方法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるビタビ等化器に
あっては、ビタビアルゴリズムに基づいて、アルゴリズ
ム中の異なったデータ候補に対して、それぞれ異なった
伝送路推定を行い、枝メトリックを累積加算したパスメ
トリックの最も小さいパスを送信データ系列として出力
する構成とし、受信信号と、各枝に対応する1時刻過去
の推定伝送路特性および枝により決定されているデータ
系列、に基づいて、受信信号のレプリカを作成するレプ
リカ生成手段(後述する実施の形態の推定伝送路モデル
11に相当)と、前記受信信号と前記レプリカとの2乗
誤差を作成する2乗誤差作成手段(2乗誤差作成回路1
2に相当)と、前記1時刻過去の推定伝送路特性を入力
とし、伝送路特性のパターンに応じて所定のバイアス値
を作成するバイアス値作成手段(バイアス値作成回路1
4に相当)と、前記2乗誤差と前記バイアス値とを加算
して、その加算値を枝メトリックとして出力する加算手
段(加算回路13に相当)と、を備えることを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、レプリカ生成手段に入
力される伝送路特性のパターンに応じて、バイアス値作
成手段にてバイアス値を出力するかどうかを決定する。
たとえば、伝送路特性の直接波成分が0の場合、所定の
バイアス値を付加し、直接波成分が1の場合、バイアス
値を付加しない。これにより、直接波成分が1の場合の
枝メトリックが最小となり、すなわち、両方の場合にお
いて枝メトリックが同一になることがなくなるため、枝
メトリックを容易に決定できる。
【0021】つぎの発明にかかるビタビ等化器にあって
は、さらに、複数のデータ系列のパターンである状態毎
に存在し、現状態の複数の枝メトリックに、それぞれ現
状態の1時刻過去のパスメトリックを加算することによ
り現時刻のパスメトリックを生成し、その生成された複
数のパスメトリックを比較することにより、最小のパス
メトリックおよびそのパスメトリックに対応するパスを
選択する加算/比較/選択手段(ACS回路4A,4
B,…,4Cに相当)と、前記加算/比較/選択手段に
よる処理に基づいて、推定伝送路特性およびパスメトリ
ックを更新する伝送路更新手段(伝送路更新回路5A,
5B,…,5Cに相当)と、前記複数の加算/比較/選
択手段にて選択されたパスメトリックとパスを受け取
り、その中から最もパスメトリックの小さいパスを送信
データ系列として出力する送信データ系列出力手段(記
憶回路5、判定値作成回路7に相当)と、を備えること
を特徴とする。
【0022】この発明によれば、レプリカ生成手段に入
力される伝送路特性のパターンに応じて、バイアス値作
成手段にてバイアス値を出力するかどうかを決定するた
め、状態に応じた複数の枝メトリックが同一になること
がない。そして、複数の加算/比較/選択手段から出力
に基づいて、送信データ系列出力手段が、最もパスメト
リックの小さいパスを送信データ系列として出力する。
【0023】つぎの発明にかかるビタビ等化器におい
て、前記バイアス値作成手段は、予め設定されるスレッ
ショルド値以下の伝送路特性を0に固定するスレッショ
ルド判定手段(スレッショルド判定回路16に相当)
と、前記スレッショルド判定手段からの出力に基づい
て、前記伝送路特性の直接波成分が0の場合、所定のバ
イアス値を出力するバイアス値出力手段(バイアス値決
定回路17に相当)と、を備えることを特徴とする。
【0024】この発明によれば、たとえば、伝送路特性
を受け取り、予め決めておいたスレッショルド値より小
さい場合、その伝送路特性を0に固定する。そして、前
記伝送路特性の直接波成分が0に固定された場合にだけ
バイアス値を出力する。これにより、直接波と遅延波の
枝メトリックの差が明確になる。
【0025】つぎの発明にかかる送信データ系列判定方
法にあっては、ビタビアルゴリズムに基づいて、アルゴ
リズム中の異なったデータ候補に対して、それぞれ異な
った伝送路推定を行い、枝メトリックを累積加算したパ
スメトリックの最も小さいパスを送信データ系列として
出力する処理として、受信信号と、各枝に対応する1時
刻過去の推定伝送路特性および枝により決定されている
データ系列、に基づいて、受信信号のレプリカを作成す
るレプリカ生成ステップと、前記受信信号と前記レプリ
カとの2乗誤差を作成する2乗誤差作成ステップと、前
記1時刻過去の推定伝送路特性を入力とし、伝送路特性
のパターンに応じて所定のバイアス値を作成するバイア
ス値作成ステップと、前記2乗誤差と前記バイアス値と
を加算して、その加算値を枝メトリックとして出力する
加算ステップと、を含むことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、レプリカ生成ステップ
において入力される伝送路特性のパターンに応じて、バ
イアス値作成ステップにてバイアス値を出力するかどう
かを決定する。たとえば、伝送路特性の直接波成分が0
の場合、所定のバイアス値を付加し、直接波成分が1の
場合、バイアス値を付加しない。これにより、直接波成
分が1の場合の枝メトリックが最小となり、すなわち、
両方の場合において枝メトリックが同一になることがな
くなるため、枝メトリックを容易に決定できる。
【0027】つぎの発明にかかる送信データ系列判定方
法にあっては、さらに、複数のデータ系列のパターンで
ある状態毎の処理として、現状態の複数の枝メトリック
に、それぞれ現状態の1時刻過去のパスメトリックを加
算することにより現時刻のパスメトリックを生成し、そ
の生成された複数のパスメトリックを比較することによ
り、最小のパスメトリックおよびそのパスメトリックに
対応するパスを選択する加算/比較/選択ステップと、
前記加算/比較/選択ステップに基づいて、推定伝送路
特性およびパスメトリックを更新する伝送路更新ステッ
プと、前記複数の加算/比較/選択ステップにて選択さ
れたパスメトリックとパスを受け取り、その中から最も
パスメトリックの小さいパスを送信データ系列として出
力する送信データ系列出力ステップと、を含むことを特
徴とする。
【0028】この発明によれば、レプリカ生成ステップ
において入力される伝送路特性のパターンに応じて、バ
イアス値作成ステップにてバイアス値を出力するかどう
かを決定するため、状態に応じた複数の枝メトリックが
同一になることがない。そして、状態毎に行われる加算
/比較/選択処理結果に基づいて、送信データ系列出力
ステップにて最もパスメトリックの小さいパスを送信デ
ータ系列として出力する。
【0029】つぎの発明にかかる送信データ系列判定方
法において、前記バイアス値作成ステップは、予め設定
されるスレッショルド値以下の伝送路特性を0に固定す
るスレッショルド判定ステップと、前記スレッショルド
判定ステップによる出力に基づいて、前記伝送路特性の
直接波成分が0の場合、所定のバイアス値を出力するバ
イアス値出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【0030】この発明によれば、たとえば、伝送路特性
を受け取り、予め決めておいたスレッショルド値より小
さい場合、その伝送路特性を0に固定する。そして、前
記伝送路特性の直接波成分が0に固定された場合にだけ
バイアス値を出力する。これにより、直接波と遅延波の
枝メトリックの差が明確になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるビタビ等
化器および送信データ系列判定方法の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によ
りこの発明が限定されるものではない。
【0032】図1は、本発明にかかるビタビ等化器にお
ける枝メトリック作成回路の一部を示すブロック図であ
る。なお、本発明にかかるビタビ等化器の全体構成は、
従来技術にて説明した図5の構成と同様であり、本発明
とは、枝メトリック作成部3の構成が異なる。したがっ
て、先に説明したビタビ等化器と同一の構成について
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】図1において、1は受信信号入力端子であ
り、8はデータ系列入力端子であり、9は伝送路特性入
力端子であり、10は枝メトリック出力端子であり、1
1は推定伝送路モデルであり、12は2乗誤差作成回路
であり、13は加算回路であり、14はバイアス値作成
回路である。
【0034】また、図2は、上記枝メトリック作成回路
11の一部におけるバイアス値作成回路を示すブロック
図である。図2において、9は伝送路特性入力端子であ
り、15はバイアス値出力端子であり、16はスレッシ
ョルド判定回路であり、17はバイアス値決定回路であ
る。
【0035】以下、本発明のビタビ等化器を構成する枝
メトリック作成回路3の動作を図1および図2にしたが
って説明する。まず、枝メトリック作成回路3では、枝
の数分の枝メトリックを作成する。図1においては、た
とえば、一つの枝に対する枝メトリック作成回路が示さ
れている。具体的にいうと、まず、推定伝送路モデル1
1では、各枝に対応する1時刻過去の状態を保有する記
憶回路6から、1時刻過去の推定伝送路特性と枝により
決定されているデータ系列とを受け取り、受信信号のレ
プリカを作成する。そして、2乗誤差作成回路12で
は、受信信号と受信信号のレプリカとの2乗誤差を作成
して、これを出力する。
【0036】また、バイアス値作成回路14では、記憶
回路6から1時刻過去の推定伝送路特性を受け取り、後
述する所定の場合に、枝メトリックに付加するためのバ
イアス値を作成する。最後に、加算回路13では、この
バイアス値を、場合に応じて2乗誤差作成回路12で作
成された2乗誤差値に加算して、最終的な枝メトリック
値として出力する。
【0037】ここで、バイアス値作成回路14の詳細な
動作を図2にしたがって説明する。スレッショルド判定
回路16では、記憶回路6からの伝送路特性を受け取
り、予め決めておいたスレッショルド値より小さいタッ
プ係数を0に固定する。この動作は、たとえば、図3に
示すスレッショルド判定に相当する。すなわち、図3
(a)に示すモデル(1)は、タップ係数電力がスレッ
ショルド値以下の‘1'のデータを0に固定し、図3
(b)に示すモデル(2)は、‘0'‘2'のデータを0
に固定し、図3(c)に示すモデル(3)は、‘1'
‘2'のデータを0に固定する。
【0038】このようにして、特定伝送路特性のデータ
を0に固定することにより、バイアス値決定回路17で
は、スレッショルド判定された伝送路特性を入力とし、
たとえば、先頭のタップ係数が0の場合、バイアス値を
付加し、それ以外は、バイアス値を付加しない、という
動作を行う。すなわち、図3においては、モデル(2)
だけにバイアス値が付加されることになる。
【0039】以下、本実施の形態における送信データ系
列判定方法を詳細に説明する。たとえば、実際の伝送路
が図4(a)に示す1波伝送路モデルであった場合を例
として説明する。なお、図4は、この場合の枝メトリッ
クの作成例を示す図である。また、ここでは、ビタビ等
化器の推定伝送路を2タップのモデルとする。
【0040】図4に示す例の場合、推定伝送路モデル
は、図4(b)に示す「1波伝送路モデル(1)」の場
合(推定伝送路(1))と、(c)に示す「1波伝送路
モデル(2)」の場合(推定伝送路(2))が生じる。
なお、本実施の形態では、図3に基づいて、「推定伝送
路1がバイアス値の付加なし」、「推定伝送路2がバイ
アス値を付加(ここでは、バイアス値を1とする)あ
り」、と判定される。
【0041】このとき、推定伝送路(1)に実伝送路と
同一のデータ系列(0100110?の順)を入力する
と、図4(b)では、実伝送路と同じ出力が出るため、
枝メトリック(実伝送路出力と推定伝送路1出力の2乗
誤差)は、すべて0となる。一方、推定伝送路2に実伝
送路のデータ系列を1シンボル遅らせたデータ系列(?
0100110の順)を入力すると、実伝送路と同様の
出力が出るが、枝メトリックにバイアス値:1が加算さ
れるため、枝メトリックはすべて1となる。
【0042】その後、従来のビタビ等化器では、先に説
明した従来技術同様、求められたパスメトリックの最も
小さいデータを判定値(送信データ系列)として出力す
るため、推定伝送路1の入力データを安定して送信デー
タ系列として出力することになる。
【0043】このように、本実施の形態では、実際の伝
送路の特定タップ係数が小さくなった場合においても、
すなわち、上記のように、特定のタップ係数が0になっ
た場合においても、安定して精度の高い判定値、すなわ
ち、精度の高い送信データ系列を出力することができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、レプリカ生成手段に入力される伝送路特性のパター
ンに応じて、バイアス値作成手段にてバイアス値を出力
するかどうかを決定する。たとえば、伝送路特性の直接
波成分が0の場合、所定のバイアス値を付加し、直接波
成分が1の場合、バイアス値を付加しない。これによ
り、直接波成分が1の場合の枝メトリックが最小とな
り、すなわち、両方の場合において枝メトリックが同一
になることがなくなるため、枝メトリックを容易に決定
でき、それに伴って、安定して精度の高い送信データ系
列を出力することが可能なビタビ等化器を得ることがで
きる、という効果を奏する。
【0045】つぎの発明によれば、レプリカ生成手段に
入力される伝送路特性のパターンに応じて、バイアス値
作成手段にてバイアス値を出力するかどうかを決定する
ため、状態に応じた複数の枝メトリックが同一になるこ
とがない。そして、複数の加算/比較/選択手段から出
力に基づいて、送信データ系列出力手段が、最もパスメ
トリックの小さいパスを送信データ系列として出力す
る。これにより、特定の伝送路特性が0になった場合で
も、安定して精度の高い判定値、すなわち、精度の高い
送信データ系列を出力することができる、という効果を
奏する。
【0046】つぎの発明によれば、たとえば、伝送路特
性を受け取り、予め決めておいたスレッショルド値より
小さい場合、その伝送路特性を0に固定する。そして、
前記伝送路特性の直接波成分が0に固定された場合にだ
けバイアス値を出力する。これにより、直接波と遅延波
の枝メトリックの差が明確になるため、後続の加算/比
較/選択手段による処理の精度を大幅に向上させること
ができる、という効果を奏する。
【0047】つぎの発明によれば、レプリカ生成ステッ
プにおいて入力される伝送路特性のパターンに応じて、
バイアス値作成ステップにてバイアス値を出力するかど
うかを決定する。たとえば、伝送路特性の直接波成分が
0の場合、所定のバイアス値を付加し、直接波成分が1
の場合、バイアス値を付加しない。これにより、直接波
成分が1の場合の枝メトリックが最小となり、すなわ
ち、両方の場合において枝メトリックが同一になること
がなくなるため、枝メトリックを容易に決定でき、それ
に伴って、安定して精度の高い送信データ系列を判定可
能な送信データ系列判定方法を得ることができる、とい
う効果を奏する。
【0048】つぎの発明によれば、レプリカ生成ステッ
プにおいて入力される伝送路特性のパターンに応じて、
バイアス値作成ステップにてバイアス値を出力するかど
うかを決定するため、状態に応じた複数の枝メトリック
が同一になることがない。そして、状態毎に行われる加
算/比較/選択処理結果に基づいて、送信データ系列出
力ステップにて最もパスメトリックの小さいパスを送信
データ系列として出力する。これにより、特定の伝送路
特性が0になった場合でも、安定して精度の高い判定
値、すなわち、精度の高い送信データ系列を出力するこ
とができる、という効果を奏する。
【0049】つぎの発明によれば、たとえば、伝送路特
性を受け取り、予め決めておいたスレッショルド値より
小さい場合、その伝送路特性を0に固定する。そして、
前記伝送路特性の直接波成分が0に固定された場合にだ
けバイアス値を出力する。これにより、直接波と遅延波
の枝メトリックの差が明確になるため、後続の加算/比
較/選択ステップによる処理の精度を大幅に向上させる
ことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるビタビ等化器における枝メト
リック作成回路の一部を示すブロック図である。
【図2】 枝メトリック作成回路11の一部におけるバ
イアス値作成回路を示すブロック図である。
【図3】 スレッショルド判定を説明するための図であ
る。
【図4】 本実施の形態における枝メトリックの作成例
を示す図である。
【図5】 従来におけるビタビ等化器の構成を示す図で
ある。
【図6】 従来におけるビタビ等化器を構成する枝メト
リック作成回路の一部を示すブロック図である。
【図7】 1シンボル周期の遅延波が存在する伝送路モ
デルの一例を示す図である。
【図8】 従来におけるビタビ等化器の問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 受信信号入力端子、2 判定値出力端子、3 枝メ
トリック作成回路、4A,4B,4C ACS回路、5
A,5B,5C 伝送路更新回路、6 記憶回路、7
判定値作成回路、8 データ系列入力端子、9 伝送路
特性入力端子、10 枝メトリック出力端子、11 推
定伝送路モデル、12 2乗誤差作成回路、13 加算
回路、14 バイアス値作成回路、15 バイアス値出
力端子、16 スレッショルド判定回路、17 バイア
ス値決定回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタビアルゴリズムに基づいて、アルゴ
    リズム中の異なったデータ候補に対して、それぞれ異な
    った伝送路推定を行い、枝メトリックを累積加算したパ
    スメトリックの最も小さいパスを送信データ系列として
    出力するビタビ等化器において、 受信信号と、各枝に対応する1時刻過去の推定伝送路特
    性および枝により決定されているデータ系列、に基づい
    て、受信信号のレプリカを作成するレプリカ生成手段
    と、 前記受信信号と前記レプリカとの2乗誤差を作成する2
    乗誤差作成手段と、 前記1時刻過去の推定伝送路特性を入力とし、伝送路特
    性のパターンに応じて所定のバイアス値を作成するバイ
    アス値作成手段と、 前記2乗誤差と前記バイアス値とを加算して、その加算
    値を枝メトリックとして出力する加算手段と、 を備えることを特徴とするビタビ等化器。
  2. 【請求項2】 さらに、複数のデータ系列のパターンで
    ある状態毎に存在し、現状態の複数の枝メトリックに、
    それぞれ現状態の1時刻過去のパスメトリックを加算す
    ることにより現時刻のパスメトリックを生成し、その生
    成された複数のパスメトリックを比較することにより、
    最小のパスメトリックおよびそのパスメトリックに対応
    するパスを選択する加算/比較/選択手段と、 前記加算/比較/選択手段による処理に基づいて、推定
    伝送路特性およびパスメトリックを更新する伝送路更新
    手段と、 前記複数の加算/比較/選択手段にて選択されたパスメ
    トリックとパスを受け取り、その中から最もパスメトリ
    ックの小さいパスを送信データ系列として出力する送信
    データ系列出力手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のビタビ等化
    器。
  3. 【請求項3】 前記バイアス値作成手段は、 予め設定されるスレッショルド値以下の伝送路特性を0
    に固定するスレッショルド判定手段と、 前記スレッショルド判定手段からの出力に基づいて、前
    記伝送路特性の直接波成分が0の場合、所定のバイアス
    値を出力するバイアス値出力手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のビ
    タビ等化器。
  4. 【請求項4】 ビタビアルゴリズムに基づいて、アルゴ
    リズム中の異なったデータ候補に対して、それぞれ異な
    った伝送路推定を行い、枝メトリックを累積加算したパ
    スメトリックの最も小さいパスを送信データ系列として
    出力するビタビ等化器における送信データ系列判定方法
    にあっては、 受信信号と、各枝に対応する1時刻過去の推定伝送路特
    性および枝により決定されているデータ系列、に基づい
    て、受信信号のレプリカを作成するレプリカ生成ステッ
    プと、 前記受信信号と前記レプリカとの2乗誤差を作成する2
    乗誤差作成ステップと、 前記1時刻過去の推定伝送路特性を入力とし、伝送路特
    性のパターンに応じて所定のバイアス値を作成するバイ
    アス値作成ステップと、 前記2乗誤差と前記バイアス値とを加算して、その加算
    値を枝メトリックとして出力する加算ステップと、 を含むことを特徴とする送信データ系列判定方法。
  5. 【請求項5】 さらに、複数のデータ系列のパターンで
    ある状態毎の処理として、現状態の複数の枝メトリック
    に、それぞれ現状態の1時刻過去のパスメトリックを加
    算することにより現時刻のパスメトリックを生成し、そ
    の生成された複数のパスメトリックを比較することによ
    り、最小のパスメトリックおよびそのパスメトリックに
    対応するパスを選択する加算/比較/選択ステップと、 前記加算/比較/選択ステップに基づいて、推定伝送路
    特性およびパスメトリックを更新する伝送路更新ステッ
    プと、 前記複数の加算/比較/選択ステップにて選択されたパ
    スメトリックとパスを受け取り、その中から最もパスメ
    トリックの小さいパスを送信データ系列として出力する
    送信データ系列出力ステップと、 を含むことを特徴とする請求項4に記載の送信データ系
    列判定方法。
  6. 【請求項6】 前記バイアス値作成ステップは、 予め設定されるスレッショルド値以下の伝送路特性を0
    に固定するスレッショルド判定ステップと、 前記スレッショルド判定ステップによる出力に基づい
    て、前記伝送路特性の直接波成分が0の場合、所定のバ
    イアス値を出力するバイアス値出力ステップと、を含む
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の送信データ
    系列判定方法。
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