JP2001024461A - 高周波用フィルタ - Google Patents
高周波用フィルタInfo
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Abstract
提供する。 【解決手段】 第1の誘電体層には、2つの第1のライ
ン電極を有し、該2つのライン電極は、それぞれ一端が
該誘電体層の対向する側面に別れて臨み、それぞれグラ
ンド端子電極に接続され、他端は互いに反対方向に向っ
て延びる直線状ラインの端部となり、第2の誘電体層に
は、2つの第2のライン電極を有し、該第2のライン電
極はスルーホールにて前記第1のライン電極とそれぞれ
接続され、第3の誘電体層には、2つの容量電極を有
し、該容量電極は、それぞれ前記第2のライン電極と対
向して容量を構成し、かつ該誘電体層の対向する端面に
それぞれ接続部が設けられ、入力端子電極又は出力端子
電極に接続されている積層型高周波用フィルタ。
Description
周波通信機器に利用されるフィルタやアンテナ共用器に
使用される積層型の高周波フィルタに関し、特にインタ
ーディジタル型共振回路を用いた高周波フィルタに関す
るものである。
た機器において、損失を小さくする為に、各種の誘電体
フィルタが検討されている。中でも誘電体セラミックス
は信頼性も高く誘電率εrが大きい為フィルタの小型化
に向き、よく利用されている。
ストリップライン型の伝送線路を有する積層構造のフィ
ルタが知られおり、例えば図4に示すような構造のフィ
ルタがある。この図4は、従来例の内部構造を示す分解
斜視図である。この従来例は、誘電体基板を積層して構
成され、各誘電体基板にはパターン電極が形成されてい
る。誘電体基板38上には、共振器を構成するパターン電
極41、42が配置されている。また、誘電体基板3
7、39には、グランド電極40、43が形成されてい
る。この2つの共振器用パターン電極41、42は、一
定の間隔を設ける事で互いに結合している。また、共振
に必要な長さを稼ぐ為に、渦巻き状等に形成されてい
る。このため、このような共振部を形成する為には、十
分な面積が必要となる。
ルタが用いられる携帯電話端末等において、小型化の要
求が特に強まっており、それにつれてその内部に使用さ
れる高周波フィルタにも小型化し、その占有面積を小さ
くする事が強く要求されるようになってきている。しか
し、前述した従来構造のフィルタにおいては、共振素子
41、42が同一平面上に併設され、結合と長さ調整を
行っているため、フィルタの面積が大きくなり、その占
有面積を小さくすることが困難であった。
計自由度の高い高周波用フィルタを提供することを目的
とする。
複数の誘電体層を積層一体化してなり、内部にフィルタ
回路が構成され、外表面に入力端子電極、出力端子電極
及びグランド端子電極が形成された高周波用フィルタに
おいて、第1の誘電体層には、2つの第1のライン電極
を有し、該2つのライン電極は、それぞれ一端が該誘電
体層の対向する側面に別れて臨み、それぞれ前記グラン
ド端子電極に接続され、他端は互いに反対方向に向って
延びる直線状ラインの端部となり、第2の誘電体層に
は、2つの第2のライン電極を有し、該第2のライン電
極はスルーホールにて前記第1のライン電極とそれぞれ
接続され、第3の誘電体層には、2つの容量電極を有
し、該容量電極は、それぞれ前記第2のライン電極と対
向して容量を構成し、かつ該誘電体層の対向する端面に
それぞれ接続部が設けられ、前記入力端子電極又は出力
端子電極に接続され、これら第1〜第3の誘電体層の上
下には前記グランド端子電極に接続されるグランド電極
が形成された誘電体層が設けられていることを特徴とす
る高周波用フィルタである。
いる側面が、前記誘電体層の長手方向に平行な側面であ
り、前記入力端子電極、出力端子電極が形成されている
端面が、前記誘電体層の短手方向に平行な端面であるこ
とが好ましい。
であり、かつそれぞれ逆方向となっていることが好まし
い。
3の誘電体層の間隔は、いずれも200μm以上である
ことが好ましい。
電体層の電極間は、少なくとも200μm以上あること
が好ましい。
に、2つの第1のライン電極を有し、この第1のライン
電極は、それぞれ一端がその誘電体層の対向する側面に
別れて臨み、それぞれ側面のグランド端子電極に接続さ
れ、他端は互いに反対方向に向って延びる直線状ライン
の端部となっている。そして、この直線状のライン電極
が互いに逆向きに延び、インターディジタル共振回路を
構成している。
ライン電極を有し、その第2のライン電極はスルーホー
ルにて前記第1のライン電極とそれぞれ接続されてい
る。この第1のライン電極と第2のライン電極を接続す
ることにより、共振器の長さを設定している。つまり、
第1のライン電極で必要な共振器長を得ようとすると、
誘電体層として大きな誘電体層が必要となり、小型化に
向かない。しかし、本発明の構造とすることにより、小
型で、かつ必要な共振器長を得ることができる。通常、
約1/4λの長さに調整される。この共振器の長さでフ
ィルタの中心周波数の調整を行うことができる。本発明
では、第1のライン電極にて結合を調整し、別の層の第
2のライン電極で長さ調整している。
型形状とする事で、他の第2のライン電極との間隔を設
けることが容易となり、無用な結合を抑制している。ま
た、このコ字型形状とする事で、第3の誘電体層の容量
電極との間で形成する容量を確保しやすい構造となって
いる。
インターディジタル結合させることにより、それぞれの
第1のライン電極に設けられるスルーホール位置が離
れ、それに接続される第2のライン電極パターン同士、
さらにその第2のライン電極パターンと対向して形成さ
れる容量電極パターン同士の結合を避けることが出来
る。
解斜視図を図1に示す。図1において、斜線部は、電極
部分を示す。また、図2に、本発明に係る一実施例の斜
視図を示す。第1の誘電体層1には、2つの第1のライ
ン電極11、21が形成されている。この第1のライン
電極11は、一端が側面に臨み、図2に示すグランド端
子電極33に接続される。また第1のライン電極21の
一端も他の側面に臨み、図2に示すグランド端子電極3
4に接続される。そして、この2つの第1のライン電極
11、21は、互いに逆方向に延び、直線状に形成され
ている。
のライン電極12、22が形成されている。この第1の
誘電体層1と第2の誘電体層2との間は、所定の間隔を
開けるためにダミーの誘電体層7が介在している。この
ダミーの誘電体層7には、スルーホール電極14、24
が形成されており、第1のライン電極11、21と第2
のライン電極12、22とを接続している。この第1の
ライン電極11、21と第2のライン電極12、22と
の間は、少なくとも200μm以上が好ましく、本実施
例では、400μmとなるように構成した。
3が形成されている。この容量電極13、23は、第2
の誘電体層2の第2のライン電極12、22と対向する
ことにより、所望の容量値を構成している。この対向の
様子を図3に示す。図3に示すとおり、容量電極13
は、コ字型形状の第2のライン電極12の端面側のみと
対向するように形成されている。そして、容量電極13
の一端は端面に臨み、図2に示す入力端子電極15に接
続され、容量電極23の一端も他の端面に臨み、図2に
示す出力端子電極25に接続されている。
コ字型形状とすることにより、容量を確保し易い構造と
なっていることが判る。また、コ字型形状の第2のライ
ン電極の容量電極と対向する部分を幅広に構成すること
もできる。また、このように、容量電極がコ字型形状の
第2のライン電極の端面側とのみ対向する構造とするこ
とにより、容量電極13、23間の間隔を広く設定で
き、無用な結合を防止している。また、コ字型形状の第
2のライン電極12、22も、コ字型形状としてライン
長を確保しているので、第2のライン電極12、22間
の間隔を設け、無用な結合を抑制している。
ダミーの誘電体層8、9を設け、グランド電極31、3
2が形成された誘電体層5、6が設けられている。ま
た、上のグランド電極32上には、保護用の誘電体層1
0が配置されている。また、この誘電体層10上の電極
35は、マークである。各グランド電極31、32は、
両側面に臨み、図2のグランド端子電極33、34に接
続されている。また、グランド電極31と第1のライン
電極11、21との間、及びグランド電極32と容量電
極13、23との間は、200μm以上であることが好
ましく、本実施例では、それぞれ300μmとなるよう
に構成した。
約8の誘電体磁器組成物を用い、グリーンシートを作成
し、そのシート上に上記した電極をAgペーストのスク
リーン印刷で形成し、積層圧着後、約900℃で一体焼
結させ、側面、端面に端子電極を印刷、焼付け等により
形成して構成した。
す。本実施例によれば、中心周波数は6GHz付近で、
挿入損失は0.6dB程度と、バンドパスフィルタとして優
れた特性を示している。また高調波の減衰量も20dB程度
確保できている。
振器長さ、入出力容量のそれぞれを互いに影響を与える
ことなく設計できる為、フィルタ特性の調整を容易に行
うことが出来、しかも小型に構成することが出来る。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の誘電体層を積層一体化してなり、
内部にフィルタ回路が構成され、外表面に入力端子電
極、出力端子電極及びグランド端子電極が形成された高
周波用フィルタにおいて、第1の誘電体層には、2つの
第1のライン電極を有し、該2つのライン電極は、それ
ぞれ一端が該誘電体層の対向する側面に別れて臨み、そ
れぞれ前記グランド端子電極に接続され、他端は互いに
反対方向に向って延びる直線状ラインの端部となり、第
2の誘電体層には、2つの第2のライン電極を有し、該
第2のライン電極はスルーホールにて前記第1のライン
電極とそれぞれ接続され、第3の誘電体層には、2つの
容量電極を有し、該容量電極は、それぞれ前記第2のラ
イン電極と対向して容量を構成し、かつ該誘電体層の対
向する端面にそれぞれ接続部が設けられ、前記入力端子
電極又は出力端子電極に接続され、これら第1〜第3の
誘電体層の上下には前記グランド端子電極に接続される
グランド電極が形成された誘電体層が設けられているこ
とを特徴とする高周波用フィルタ。 - 【請求項2】 前記グランド端子電極が形成されている
側面が、前記誘電体層の長手方向に平行な側面であり、
前記入力端子電極、出力端子電極が形成されている端面
が、前記誘電体層の短手方向に平行な端面であることを
特徴とする請求項1記載の高周波用フィルタ。 - 【請求項3】 前記第2のライン電極がコ字型形状であ
り、かつそれぞれ逆方向となっていることを特徴とする
請求項1又は2記載の高周波用フィルタ。 - 【請求項4】 前記グランド電極と、前記第1〜第3の
誘電体層の間隔は、いずれも200μm以上であること
を特徴とする請求項1〜3に記載のいずれかの高周波用
フィルタ。 - 【請求項5】 前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体
層の電極間は、少なくとも200μm以上あることを特
徴とする請求項1〜4に記載のいずれかの高周波用フィ
ルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19711799A JP4547645B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 高周波用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19711799A JP4547645B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 高周波用フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001024461A true JP2001024461A (ja) | 2001-01-26 |
JP4547645B2 JP4547645B2 (ja) | 2010-09-22 |
Family
ID=16369025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19711799A Expired - Lifetime JP4547645B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 高周波用フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4547645B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0774511A (ja) * | 1993-09-02 | 1995-03-17 | Toyo Commun Equip Co Ltd | ストリップラインフィルタ |
JPH1051203A (ja) * | 1996-08-02 | 1998-02-20 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ストリップラインフィルタ |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP19711799A patent/JP4547645B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4547645B2 (ja) | 2010-09-22 |
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