JPH1051203A - ストリップラインフィルタ - Google Patents
ストリップラインフィルタInfo
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- JPH1051203A JPH1051203A JP22062396A JP22062396A JPH1051203A JP H1051203 A JPH1051203 A JP H1051203A JP 22062396 A JP22062396 A JP 22062396A JP 22062396 A JP22062396 A JP 22062396A JP H1051203 A JPH1051203 A JP H1051203A
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- dielectric
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Abstract
体形状を大きくすることなく、共振導体の長さを、使用
周波数に対応して設定することができる構成を提供す
る。 【解決手段】 第1,第2の共振導体2a,2bの形状
を、その開放端側がループ状に折り返された環状とした
から、第1,第2の共振導体2a,2bの長さを折り返
しながら、延出するだけで、所定の導体長を設定し得る
こととなる。このため、従来の直線状の共振導体を備え
た構成と異なり、導体を一方向へのみ延出するものはな
いため、フィルタの形状を一方向へ長くすることなく、
周波数の変化に容易に対応することができる。
Description
電話に好適に用いられるストリップラインフィルタに関
する。
該積層体内部に互いに電磁結合するように並列配置され
た、第1,第2の共振導体と、これら共振導体の一方の
対向面側に配置された接地導体とを有し、前記第1,第
2の共振導体の一端を前記接地導体に接続して短絡端部
とし、前記各共振導体の他端を開放端部としてなるスト
リップラインフィルタは、種々提案されている。この第
1,第2の共振導体の配置構造は、誘電体シートの表面
にインターディジタル形に配置したものと、コム形に配
置したものがある。
た複数の共振導体を、裏面に配置した接地導体と共に電
磁気的に結合してなるストリップラインフィルタは、直
方体を成す誘電体ブロックに複数の共振用貫通孔(内導
体)を設けた誘電体フィルタに比して製造が容易でしか
も薄肉にできるため小型軽量な携帯電話や自動車電話に
多用されている。
の従来構成は、コム型構造を例にとると、図8で示すよ
うに、誘電体シートaの一面に直線状の共振導体b,b
を平行に形成し、この共振導体b,bの延出基部近傍
に、入出力部c,cを夫々延出して、さらに該基部を、
接続部eを介して誘電体シートaの他面に形成されたア
ース導体fに接続してなるものである。かかる構成にあ
っては、両共振導体は、誘電体シートb,bの長手方向
に平行に形成されている。そして、各導電パターンを形
成する導電被膜は、誘電体シート上に例えば、銀ペース
トを塗布した後、焼付けられる。インタディジタル型構
造のストリップラインフィルタにあっても各共振導体の
延出基端が夫々対向する側縁に配設されている点を除い
てほぼ同様な構造であり、いずれのストリップラインフ
ィルタも、誘電体シート上の一面に形成された二本の共
振導体と、誘電体シートの他面に形成されたアース導体
とによって構成されている。
リップラインフィルタにあって、前記共振導体は、使用
周波数のλ/4の長さに設定されることとなり、各共振
導体は、直線状に形成して、配列しているものであるた
め、周波数が低くなると、共振導体の長さが相対的に長
くなって、フィルタの外周形状が大きくなり、このた
め、携帯電話等の小型化に逆行することとなるという問
題点があった。本発明は、かかる従来構成の問題点を除
去することを目的とするものである。
シートの積層体よりなり、該積層体内部に互いに電磁結
合するように並列配置された、第1,第2の共振導体
と、これら共振導体の一方の対向面側に配置された接地
導体とを有し、前記第1,第2の共振導体の一端を前記
接地導体に接続して短絡端部とし、前記各共振導体の他
端を開放端部としてなる誘電体フィルタにおいて、上記
各共振導体の形状を、その開放端側がループ状に折り返
された環状となっており、さらに前記第1,第2の共振
導体の他方の対向面側にてこれら共振導体の各開放端側
の一部と容量結合する入出力導体を配置したことを特徴
とするストリップラインフィルタである。
ではなく曲折しており、従来のように直線状とは異な
り、一方向へのみ延出するものはないため、フィルタの
形状を一方向へ長くすることなく、所定の導体長さを設
定し得ることとなる。
例を説明する。本発明の第一実施例に係るストリップラ
インフィルタF1 はコム型構造をなし、図1乃至図4で
示すように、上下に積層して一体化される一対の誘電体
シート1a,1bからなる。各誘電体シート1a,1b
は矩形をなす誘電体セラミックからなり、一方の誘電体
シート1aの外表面にアース導体5が形成される。また
該誘電体シート1aの積層面3(両誘電体シート1a,
1bを積層した状態における内表面)には所定の共振周
波数に応じた長さを有する本発明の要部形状に係る第
1,第2の共振導体2a,2bが形成され、各共振導体
2a,2bの基端は側面の接続導体4を介してアース導
体5に接続される。この共振導体2a,2bは互いに電
磁結合する。
2の共振導体2a,2bの各開放端側の一部と容量結合
する入出力導体6a,6bが形成され、該第1,第2の
共振導体2a,2bの各開放端側の一部と、誘電体シー
ト1bを介して対向する。この入出力導体6a,6b
は、誘電体シート1a,1bの両側面に形成した接続導
体7,8と接続し、該接続導体7,8を介して、外部電
路との接続を可能としている。また接続導体7,8は、
誘電体シート1aのアース導体5とは区画部9を介して
絶縁されている。
a,2bの形状につき説明する。第1,第2の共振導体
2a,2bは、夫々接続導体4から、誘電体シート1
a,1bの側縁に沿って一旦平行に延出し、これにより
互いに電磁結合し、さらにその開放端側が、外側に向け
て曲折し、ループ状に折り返された環状となっている。
この第1,第2の共振導体2a,2bの長さは、使用周
波数のλ/4の長さに設定される。
の共振導体2a,2bのループ状に折り返された開放端
側の一部を、誘電体シート1bを介して、前記入出力導
体6a,6bと対向して、容量結合するようにしてい
る。
と、共振導体の長さが相対的に長くなるが、内側への巻
回長さが延出されるだけで、誘電体シート1a,1bの
形状を大きくする必要がなく、フィルタの小型化に対応
し得ることとなる。
フィルタF1 の等価回路を示すものである。
て、誘電体シート21a,21bを積層してなる第二実
施例のストリップラインフィルタF2 を示すものであ
る。かかる構成にあっては、第1,第2の共振導体22
a,22bは、誘電体シート21aの対向する前後端縁
に夫々形成された、接続導体24,24から夫々対向方
向へ平行に延出されて電磁結合し、さらに、その開放端
側が、外側に向けて曲折して、ループ状に折り返され、
これにより環状構造を呈している。そして、誘電体シー
ト21bに形成した入出力導体26a,26bを、共振
振導体22a,22bのループ状に折り返された開放端
側の一部と、誘電体シート21bを介して容量結合する
ようにしている。
体22a,22bの長さは、使用周波数のλ/4の長さ
に設定され、内側への巻回長さを調整するだけで、誘電
体シート21a,21bの形状を大きくすることなく、
種々の周波数に対応させることが可能となる。
なる、第三実施例のストリップラインフィルタF3 を示
すものである。
本発明に係る共振導体32a,32bを形成してなり、
この共振導体32a,32bは上述した図1の構成と同
じく同一接続導体から、両側縁に沿って、平行に延出し
て電磁結合し、外側へ順次折り返されて、ループ状の環
状構造を呈している。そしてこれにより、各誘電体シー
ト全体の形状を変えることなく、共振導体32a,32
bの実質長を変化させることにより、周波数の変化に対
応し得ることとなる。そして、この誘電体シート31の
上方には、上面に共振導体32a,32bの開放端側の
一部と対向する入出力導体36a,36bが形成された
誘電体シート35が被着され、さらにその上方には、そ
の上面にアース導体37が形成された誘電体シート38
が被着され、最上部に保護シート39が被着される。
面にアース導体41が形成された下部の保護シート40
が被着される。かかる各構成にあって、その両側縁に前
記入出力導体36a,36bと電気的に接続される入出
力用接続導体42,42が夫々形成される。この接続導
体42は、アース導体37と絶縁される。また各シート
の前後端縁には、アース導体37と電気的に接続される
アース用接続導体43が形成される。而して、各シート
の、被着状態で前後側面にアース用接続導体43,43
が露出し、左右側面には入出力用接続導体42,42が
露出し、このため、各接続導体を介して所要の電気的接
続を行なうことが可能となる。また、かかる構成にあっ
ては、共振導体32a,32b、入出力導体36a,3
6b,アース導体37が外部に露出しないで、各シート
により保護されて、その電気的接続が確保されることと
なる。
振導体の形状を、その開放端側がループ状に折り返され
た環状としたから、第1,第2の共振導体の長さを折り
返しながら、延出するだけで、所定の導体長を設定し得
ることとなる。このため、従来の直線状の共振導体を備
えた構成と異なり、導体を一方向へのみ延出するものは
ないため、フィルタの形状を一方向へ長くすることな
く、周波数の変化に容易に対応することができ、シート
を小さく維持することが可能となり、フィルタの小型
化、延ては、携帯電話等の小型化に容易に対応し得るこ
ととなる、優れた効果がある。
ある。
積層状態の斜視図である。
積層状態の斜視図である。
ある。
ある。
の分離斜視図である。
の分離斜視図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の誘電体シートの積層体よりなり、該
積層体内部に互いに電磁結合するように並列配置され
た、第1,第2の共振導体と、これら共振導体の一方の
対向面側に配置された接地導体とを有し、前記第1,第
2の共振導体の一端を前記接地導体に接続して短絡端部
とし、前記各共振導体の他端を開放端部としてなる誘電
体フィルタにおいて、上記各共振導体の形状を、その開
放端側がループ状に折り返された環状となっており、さ
らに前記第1,第2の共振導体の他方の対向面側にてこ
れら共振導体の各開放端側の一部と容量結合する入出力
導体を配置したことを特徴とするストリップラインフィ
ルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22062396A JPH1051203A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ストリップラインフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22062396A JPH1051203A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ストリップラインフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1051203A true JPH1051203A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16753880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22062396A Pending JPH1051203A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ストリップラインフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1051203A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1521329A1 (en) * | 2003-09-30 | 2005-04-06 | Sony Corporation | Resonator and dielectric filter |
WO2007089800A1 (en) * | 2006-01-31 | 2007-08-09 | Tdk Corporation | Miniature thin-film bandpass filter |
JP4547645B2 (ja) * | 1999-07-12 | 2010-09-22 | 日立金属株式会社 | 高周波用フィルタ |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP22062396A patent/JPH1051203A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4547645B2 (ja) * | 1999-07-12 | 2010-09-22 | 日立金属株式会社 | 高周波用フィルタ |
EP1521329A1 (en) * | 2003-09-30 | 2005-04-06 | Sony Corporation | Resonator and dielectric filter |
US7245194B2 (en) * | 2003-09-30 | 2007-07-17 | Sony Corporation | Resonator and dielectric filter |
WO2007089800A1 (en) * | 2006-01-31 | 2007-08-09 | Tdk Corporation | Miniature thin-film bandpass filter |
US7321284B2 (en) | 2006-01-31 | 2008-01-22 | Tdk Corporation | Miniature thin-film bandpass filter |
JP2009525638A (ja) * | 2006-01-31 | 2009-07-09 | Tdk株式会社 | 小型薄膜バンドパスフィルタ |
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