JP2001023000A - 紙葉類処理装置及び紙幣入出金機 - Google Patents

紙葉類処理装置及び紙幣入出金機

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JP2001023000A
JP2001023000A JP11195674A JP19567499A JP2001023000A JP 2001023000 A JP2001023000 A JP 2001023000A JP 11195674 A JP11195674 A JP 11195674A JP 19567499 A JP19567499 A JP 19567499A JP 2001023000 A JP2001023000 A JP 2001023000A
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宣司 久延
Ryuichi Onomoto
竜一 小野本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、特定のカートリッジの利用だけで
なく、他の待機状態にあるカートリッジを平行利用する
ことに着目し、この平行利用により紙葉類の処理効率を
高めることができ、また紙葉類の搬送距離を短縮して搬
送障害を低減した紙葉類処理装置及び紙幣入出金機の提
供を目的とする。 【解決手段】この発明は、紙葉類を識別する識別部と、
紙葉類の出入れが可能な複数のカートリッジとを、循環
する循環搬送路で接続し、上記識別部で識別した紙葉類
を識別に基づいて特定のカートリッジに収納し、それぞ
れのカートリッジから繰出した紙葉類を識別部を通して
搬出することが可能な紙葉類処理装置であって、上記紙
葉類の出入れが可能で着脱可能な運用カートリッジを、
他のカートリッジに対して搬送路の下流位置になるよう
に上記循環搬送路に配設し、各カートリッジ及び運用カ
ートリッジ間で識別部または2枚検知部を通さずに直接
紙葉類の出入れを制御する制御手段を設け、相互授受を
可能としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば金融機関
の紙幣入出金機に適用されるような紙葉類処理装置に関
し、さらに詳しくはカートリッジに出入れ処理される紙
葉類の搬送距離を短縮して搬送時間の短縮及び搬送障害
の低減を図った紙葉類処理装置及び紙幣入出金機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下、紙幣入出金機の紙幣処理動作を例
にとって説明する。一般に、紙幣入出金機に収納されて
いる紙幣を回収するときは、図10に示すように、先
ず、入金ストア部101に収納されている紙幣を循環搬
送路上の識別部102に導いて真偽や金種を識別した
後、金種別の第1〜第3カートリッジ103〜105に
分配収納させ、また識別不良紙幣があればリジェクトボ
ックス106に収納させる。
【0003】このような金種別の分配収納を行い、入金
ストア部101の紙幣が空になると、図11に示すよう
に、金種別に分配収納された第1〜第3カートリッジ1
03〜105から収納紙幣を識別部102に導いて金種
別枚数を確定した後、再び入金ストア部101にストア
させる。
【0004】この入金ストア部101への紙幣のストア
動作が終ると、図12に示すように、空の運用カートリ
ッジ107を装填し、その運用カートリッジ107に向
けて入金ストア部101から紙幣を1枚ずつ搬送して運
用カートリッジに移し替え、また識別不良紙幣はリジェ
クトボックス106に収納させる。
【0005】このようにして紙幣の金種別枚数を確定
し、最終的に移し終えた運用カートリッジ107を装置
外部に取出して、紙幣の一回収動作が終了している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような回
収動作では識別部を備えた長い循環搬送路を3回に渡っ
て移し替え搬送させるため、総搬送距離が長くなり、こ
れに比例して処理時間も長くなり、またジャム等の搬送
障害が発生しやすくなっていた。さらに、紙幣を搬送し
たときは、その処理対象のカートリッジに紙幣を出入れ
する搬送処理が終了するまで、他の待機状態にあるカー
トリッジは全く使用されなかった。
【0007】そこでこの発明は、特定のカートリッジの
利用だけでなく、他の待機状態にあるカートリッジを平
行利用することに着目し、この平行利用により紙葉類の
処理効率を高めることができ、また紙葉類の搬送距離を
短縮して搬送障害を低減した紙葉類処理装置及び紙幣入
出金機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
紙葉類を識別する識別部と、紙葉類の出入れが可能な複
数のカートリッジとを、循環する循環搬送路で接続し、
上記識別部で識別した紙葉類を識別結果に基づいて特定
のカートリッジに収納し、それぞれのカートリッジから
繰出した紙葉類を識別部を通して搬出することが可能な
紙葉類処理装置であって、上記紙葉類の出入れが可能で
着脱可能な運用カートリッジを、他のカートリッジに対
して搬送路の下流位置になるように上記循環搬送路に配
設し、各カートリッジ及び運用カートリッジ間で識別部
または2枚検知部を通さずに直接紙葉類の出入れを制御
する制御手段を設け、相互授受を可能としたことを特徴
とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の紙
葉類処理装置の処理対象に紙幣を適用して入出金処理す
る紙幣入出金機であることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用及び効果】この発明によれば、紙葉類を出
入れ許容して装置本体に着脱可能な運用カートリッジ
を、他のカートリッジに対して搬送路の下流位置になる
ように循環搬送路に配設しているため、他のカートリッ
ジから運用カートリッジに紙葉類を搬送するときは、他
のカートリッジから繰出された紙葉類はその搬送路の下
流位置の運用カートリッジに自然に導かれる。
【0011】またこのとき、複数のカートリッジの収納
効率上、カートリッジ群と識別部とは分離して配設され
るため、他のカートリッジから繰出された紙葉類は識別
部に至るまでに運用カートリッジに導くことができ、識
別部を通過させずに短い搬送路間で効率よく運用カート
リッジに搬送することができる。このため、各カートリ
ッジと運用カートリッジ間で紙葉類を搬送して回収動作
するときは、無駄な搬送や識別が省かれて、ジャムの発
生を低減して装置のダウン回避率が高まり、信頼性の高
い回収処理ができる。
【0012】また、各カートリッジ及び運用カートリッ
ジ間で紙葉類の出入れ処理を制御手段により制御して相
互授受を可能とすることができるため、各々のカートリ
ッジ間で単独に紙葉類を搬送したり、処理対象の特定の
カートリッジの利用だけでなく、他の待機状態にあるカ
ートリッジを同時に平行利用することができる。
【0013】例えば、循環搬送路の上流位置にあるカー
トリッジが利用されているときに、下流位置のカートリ
ッジが待機状態にあるとき、その下流位置のカートリッ
ジ間、あるいは運用カートリッジとの間で別目的に利用
して搬送処理することができる。
【0014】このような紙葉類処理装置の処理対象に紙
幣入出金機を用いれば、紙幣の処理時間の短縮と、搬送
処理性能の向上を図ることができる。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は紙幣の入出金処理に使用される紙幣入出
金機を示し、図1に示すように、この紙幣入出金機11
は長方体状を有する装置本体12の上部前面に、入出金
設定用の入力キーや表示器を備えた操作・表示部13…
を装備し、またその上部前面から下側に向けて出金口1
4と、返却口15と、入金口16とをこの順に装備して
いる。
【0016】図2は紙幣入出金機11の内部構造を示
し、この紙幣入出金機11は装置本体12の上部側に紙
幣を搬送処理する入出金搬送処理群17を設け、下部側
に紙幣を収納・繰出し許容するカートリッジ群18を設
けて、装置本体12の上下を搬送系と収納系とに分離構
成している。
【0017】上述の入出金搬送処理群17は、出金口1
4と返却口15と入金口16と識別部19と一時保留部
20とをループ状に接続する上部搬送ラインL1 と、共
通接続位置の識別部19とリジェクトボックス21と第
1〜第3カートリッジC1 〜C3 及び運用カートリッジ
C4 とをループ状に接続する下部搬送ラインL2 との上
下の搬送ラインL1 ,L2 を接続して構成している。
【0018】上述の入金口16に投入された紙幣は、上
部中間位置に配設した識別部19に導いて、真偽、金
種、枚数、表裏を識別した後、上部搬送ラインL1 に分
岐接続して上部奥方位置に配設した一時保留部20に導
いて一時保留する。この取込み時に紙幣が裏面の搬送状
態であると識別した場合は、上部搬送ラインL1 に分岐
接続した表裏反転部22に導いて表裏を揃えた後、一時
保留部20に導き、さらに識別不良と判定した場合は、
上部搬送ラインL1 を介して返却口15へと返却する。
【0019】上述の一時保留部20は、入金取引毎に入
金紙幣をここで一時保留し、入金確定後に一時保留した
紙幣を下方の第1〜第3カートリッジC1 〜C3 に分配
収納する。
【0020】一方、出金時には、第1〜第3カートリッ
ジC1 〜C3 から繰出した出金紙幣を下部搬送ラインL
2 及び上部搬送ラインL1 に導き、識別部19で枚数確
認して出金口14へと放出する。
【0021】上述のカートリッジ群18は、装置本体1
2の後面側から前面側にかけてリジェクトボックス2
1、第1〜第3カートリッジC1 〜C3 、運用カートリ
ッジC4 を、この順に並列配設している。
【0022】また、各カートリッジC1 〜C4 は、紙幣
の集積及び繰出し機能を備えて紙幣を出入れ許容し、こ
のうち第1〜第3カートリッジC1 〜C3 は千円、五千
円、万円の3金種を金種別に収納し、運用カートリッジ
C4 は紙幣の補充、回収、精査時に利用される。また、
リジェクトボックス21は、出金取引時や補充処理時に
発生した識別不良紙幣及び連出し紙幣等を回収する。
【0023】ところで、運用カートリッジC4 は装置本
体12に着脱許容して設けられ、この運用カートリッジ
C4 を、第1〜第3カートリッジC1 〜C3 に対して下
流位置になるように下部搬送ラインL2 に接続してお
り、第1〜第3カートリッジC1 〜C3 と運用カートリ
ッジC4 との間で紙幣を搬送するときは、下部送ライン
L2 の搬送方向を同一方向に設定して、第1〜第3カー
トリッジC1 〜C3 から繰出された紙幣はその下流位置
の運用カートリッジC4 に自然に導かれる。またこのと
き、下方のカートリッジ群18の第1〜第3カートリッ
ジC1 〜C3 から繰出された紙幣は上方の入出金搬送処
理群17に位置する識別部19に至るまでに運用カート
リッジC4 に導くことができ、識別部19を通過せずに
短い搬送路間で効率よく搬送することができる。
【0024】ことに、並列配設された各カートリッジC
1 〜C4 間の搬送路を最短に形成すべく、各カートリッ
ジC1 〜C4 の上部に設けられる繰出し経路Laと繰入
れ経路Lbとを下部搬送ラインL2 の水平な直線部分に
接続して、この下部搬送ラインの僅かの距離を搬送させ
るだけで並列する下流位置のカートリッジへと搬送する
ことができる最短距離の搬送路を形成している。このた
め、第1〜第3カートリッジC1 〜C3 から運用カート
リッジC4 への搬送時には識別部19を含まない最短の
直線搬送ラインが構成される。これにより、紙幣の搬送
距離が短縮されてジャム等の搬送障害を低減できる他、
運用カートリッジC4 に紙幣を回収するときは、無駄な
搬送や識別が省かれて短時間に能率よく回収することが
できる。
【0025】また、並列配設された隣設する第1〜第3
カートリッジC1 〜C3 及び運用カートリッジC4 間
で、搬送方向の上流側から下流側へと紙幣の出入れ処理
を行うことができるため、処理対象の特定のカートリッ
ジの利用だけでなく、他の待機状態にあるカートリッジ
を同時に平行利用することができる。
【0026】図3は紙幣入出金機11の制御回路ブロッ
ク図を示し、制御部31は、操作・表示部13、識別部
19、入出金部I/O32、一時保留搬送I/O33、
メインモータ制御部34、リジェクトボックスI/O3
5、第1リサイクル制御部36、第2リサイクル制御部
37、第1〜第3カートリッジI/O38〜40、運用
カートリッジI/O41、業務部42を接続して制御す
る。また、電源部43はリモートパワー制御部44によ
って制御される。
【0027】上述の入出金部I/O32は、制御部31
からの指令信号にしたがって紙幣を出入れ制御し、また
出金口14、返却口15、入金口16の各々の紙幣出入
れ動作に応じてシャッタを開閉制御する。
【0028】一時保留搬送I/O33は、一時保留部2
0に導かれた入金紙幣を、ここで集積して一時保留し、
入金確定後に金種別の各カートリッジC1 〜C3 に向け
て1枚ずつ繰出し処理する。
【0029】メインモータ制御部34は、制御部31か
らの指令信号に基づいて上下部の搬送ラインL1 ,L2
を駆動制御し、その搬送処理状態を各搬送位置に配設し
た図示しない紙幣検知センサで検知確認し、また各搬送
ラインL1 ,L2 の分岐位置に配設した振分け板を振分
け制御して、搬送されてきた紙幣を搬送処理方向に振分
ける。
【0030】リジェクトボックスI/O35は、識別不
良紙幣、連出し紙幣及び取忘れ紙幣が発生する毎に、こ
れをリジェクトボックス21に収納処理する。
【0031】第1リサイクル制御部36は、制御部31
からの指令信号に基づいて第1カートリッジC1 と第2
カートリッジC2 に対する紙幣の循環搬送を制御し、第
2リサイクル制御部37は、制御部31からの指令信号
に基づいて第3カートリッジC3 と運用カートリッジC
4 に対する紙幣の循環搬送を制御する。
【0032】第1〜第3カートリッジI/O38は、制
御部31からの指令信号にしたがって第1〜第3カート
リッジC1 〜C3 に収納される金種別の紙幣を出入れ制
御する。
【0033】運用カートリッジI/O39は、制御部3
1からの指令信号にしたがって運用カートリッジC4 に
収納される運用紙幣を出入れ制御する。
【0034】業務部40は、制御部31からの指令信号
にしたがって外部とのデータ通信を行う。
【0035】ところで、制御部31は隣設する第1〜第
3カートリッジC1 〜C3 及び運用カートリッジC4 間
で下部搬送ラインL2 の上流位置から下流位置に紙幣の
出入れ処理を行うことができるため、各々のカートリッ
ジ間で単独に紙幣を搬送したり、処理対象の特定のカー
トリッジの利用だけでなく、これと平行して他の待機状
態にあるカートリッジを同時に平行利用することができ
る。
【0036】例えば、下部搬送ラインL2 の上流位置に
あるカートリッジが特定の目的で利用されているとき
に、下流位置のカートリッジが待機状態にあるとき、そ
の下流位置のカートリッジ間、あるいは運用カートリッ
ジとの間で別目的に利用して搬送処理することができ、
各々のカートリッジの利用効率を高めることができる。
【0037】このように構成された紙幣入出金機11の
処理動作を図4〜図9の搬送説明図を参照して次に説明
する。図4は金種別カートリッジ間の搬送例を示し、上
流位置の第1カートリッジC1 から繰出した紙幣を隣設
する下流位置の第2カートリッジC2 に繰入れて紙幣を
カートリッジ隣設部間で搬送して移送する場合であり、
このときは第1カートリッジC1 の繰出し経路Laと、
第2カートリッジC2 の繰入れ経路Lbとが僅かな距離
の下部搬送ラインL2 を介して接続されて、最短の搬送
路を形成している。
【0038】この場合、識別部19を含まない下部搬送
ラインL2 の僅かの距離を搬送させるだけで移送するこ
とができるため、第1カートリッジC1 を空にして外国
紙幣などの新金種設定用あるいは収納量調整等の目的で
利用する場合に能率よく実行することができる。
【0039】図5は紙幣回収動作の第1搬送工程を示
し、この紙幣回収動作の第1搬送工程は第1〜第3カー
トリッジC1 〜C3 に収納されている紙幣を繰出し、こ
れを運用カートリッジC4 へと回収させて第1〜第3カ
ートリッジC1 〜C3 が空になるまで回収させて全てを
移し替える。
【0040】このとき、下部搬送ラインL2 の上流位置
から下流位置へと同一搬送方向へ搬送するだけで運用カ
ートリッジC4 に自然に導くことができ、識別部19を
含まない最短距離で搬送することができる。この回収時
に運用カートリッジC4 に入り切らない場合は、これを
取外した後、空の新たな運用カートリッジC4 を装着し
て回収動作させる。この運用カートリッジC4 への移し
替え完了後は、次の紙幣回収動作の第2搬送工程に移
る。
【0041】図6は紙幣回収動作の第2搬送工程を示
し、この紙幣回収動作の第2搬送工程は運用カートリッ
ジC4 に移し替えられた全紙幣を1枚ずつ繰出し、これ
を識別部19で識別して金種別枚数を確定した後、金種
別の第1〜第3カートリッジC1 〜C3 に分配収納させ
る。このとき、識別不良紙幣や連出しがあれば、リジェ
クトボックス21に回収させる。そして、運用カートリ
ッジC4 の紙幣を全て分配させると、次の紙幣回収動作
の第3搬送工程に移る。
【0042】この紙幣回収動作の第3搬送工程は、既述
した図5に示す紙幣回収動作の第1搬送工程と同じ搬送
動作であり、第1〜第3カートリッジC1 〜C3 に収納
されている全紙幣を繰出して下流位置の運用カートリッ
ジC4 に全部回収させる。全部回収すると、この紙幣回
収動作が終了し、最後に運用カートリッジC4 を係員が
装置本体12より外部に取出して、一回収作業が終了す
る。
【0043】図7は入金時の一時保留処理とカートリッ
ジ間搬送との平行処理例を示し、入金口16に投入され
た入金紙幣を一時保留部20まで搬送する入金搬送時の
一時保留動作中に、下方の各カートリッジC1 〜C4 は
待機状態にあるため、その間に各カートリッジC1 〜C
4 間で紙幣を搬送することができる。例えば、第3カー
トリッジC3 が満杯近くなったので、運用カートリッジ
に一定枚数を移し替えるべく搬送して運用カートリッジ
C4 への搬送処理を平行して行うことができる。
【0044】図8は入金時の収納処理とカートリッジ間
搬送との平行処理例を示し、入金確定信号が入力される
と、制御部31は一時保留部20から紙幣を繰出して第
1、第2カートリッジC1 ,C2 に分配収納させる収納
処理と平行して、待機状態にある第3カートリッジC3
と運用カートリッジC4 との利用が可能であり、第3カ
ートリッジC3 から運用カートリッジC4 への紙幣の移
し替え処理を平行して行うことができ、2種類の紙幣処
理動作を同時に実行可能にして各カートリッジの利用効
率を高めることができる。
【0045】図9は出金処理とカートリッジ間搬送との
平行処理例を示し、制御部31からの出金指令にしたが
って例えば第1、第2カートリッジC1 ,C2 の指定さ
れた金種を繰出す場合、繰出された出金紙幣を識別部1
9で枚数チェックしながら出金口14に搬送する。この
とき、2枚出し等の繰出し異常があれば、リジェクトボ
ックス21に回収させる。
【0046】この出金口14への放出枚数が指定された
出金枚数になるまで出金処理を行う。この出金処理中は
第3カートリッジC3 と運用カートリッジC4 とが待機
状態にあるため、第3カートリッジC3 から運用カート
リッジC4 への搬送処理を平行して行うことができ、同
様に各カートリッジの利用効率を高めることができる。
【0047】この場合、制御部31が各カートリッジC
1 〜C3 からの紙幣の繰出しタイミングを制御し、また
下部搬送ラインL2 のカートリッジ接続位置の各振分け
板を振分け制御することによって、2種類の別目的の処
理を混同することなく、指定された方向に切換えて搬送
することができる。
【0048】上述のように、紙幣を出入れ許容して装置
本体に着脱可能な運用カートリッジを、金種別の第1〜
第3カートリッジに対して下流位置になるように下部搬
送ラインに配設しているため、第1〜第3カートリッジ
から運用カートリッジに紙幣を搬送するときは、上流位
置の第1〜第3カートリッジから繰出された紙幣はその
下流位置の運用カートリッジに自然に導かれる。
【0049】またこのとき、複数のカートリッジの収納
効率上、カートリッジ群と入出金搬送処理群の識別部と
は上下に分離して配設されるため、第1〜第3カートリ
ッジから繰出された紙幣は識別部に至るまでに運用カー
トリッジに導くことができ、識別部を通過させずに短い
搬送路間で効率よく運用カートリッジに搬送することが
できる。このため、第1〜第3カートリッジと運用カー
トリッジ間で紙幣を搬送して回収動作するときは、無駄
な搬送や識別を省くことができ、ジャムの発生を低減し
て装置のダウン回避率が高まり、信頼性の高い回収処理
ができる。
【0050】また、第1〜第3カートリッジ及び運用カ
ートリッジ間で紙幣の出入れ処理を制御部により制御す
ることができるため、各々のカートリッジ間で単独に紙
幣を搬送したり、処理対象の特定のカートリッジの利用
だけでなく、他の待機状態にあるカートリッジを同時に
平行利用することができる。
【0051】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の紙葉類処理装置は、実施例の紙
幣入出金機11に対応し、以下同様に、紙葉類は、紙幣
に対応し、循環搬送路は、上部搬送ラインL1 及び下部
搬送ラインL2 に対応し、他のカートリッジは、第1〜
第3カートリッジC1 〜C3 に対応し、制御手段は、制
御部31に対応するも、この発明は、請求項に示される
技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施
例の構成のみに限定されるものではない。
【0052】例えば、上述の一実施例では識別部だけ
で、真偽、金種、2枚出し等の全てをチェックする場合
を示したが、これに限らず識別部と2枚検知部とを併設
した場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の紙幣入出金機の外観斜視図。
【図2】 この発明の紙幣入出金機の内部構成図。
【図3】 この発明の紙幣入出金機の制御回路ブロック
図。
【図4】 この発明の金種別カートリッジ間の搬送例を
示す搬送説明図。
【図5】 この発明の紙幣回収動作の第1搬送工程と第
3搬送工程を示す搬送説明図。
【図6】 この発明の紙幣回収動作の第2搬送工程を示
す搬送説明図。
【図7】 この発明の入金時の一時保留処理とカートリ
ッジ間搬送との平行処理例を示す搬送説明図。
【図8】 この発明の入金時の収納処理とカートリッジ
間搬送との平行処理例を示す搬送説明図。
【図9】 この発明の出金処理とカートリッジ間搬送と
の平行処理例を示す搬送説明図。
【図10】 従来の紙幣入出金機の紙幣回収動作の第1
搬送工程を示す搬送説明図。
【図11】 従来の紙幣入出金機の紙幣回収動作の第2
搬送工程を示す搬送説明図。
【図12】 従来の紙幣入出金機の紙幣回収動作の第3
搬送工程を示す搬送説明図。
【符号の説明】
11…紙幣入出金機 14…出金口 15…返却口 16…入金口 17…入出金搬送処理群 18…カートリッジ群 19…識別部 L1 …上部搬送ライン L2 …下部搬送ライン La…繰出し経路 Lb…繰入れ経路 C1 〜C3 …第1〜第3カートリッジ C4 …運用カートリッジ 31…制御部 36…第1リサイクル制御部 37…第2リサイクル制御部 38〜40…第1〜第3カートリッジI/O 41…運用カートリッジI/O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA01 BA06 CA04 CA05 DA08 FA05 FA09 FB01 FB17 FC03 FC04 FC05 FC07 FC15 FF02 FF03 FF07 FF09 FG05 FG06 FG07 FG09 FG12 FG13 FG14 FG18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を識別する識別部と、紙葉類を出入
    れ許容する複数のカートリッジとを、循環する循環搬送
    路で接続し、上記識別部で識別した紙葉類を識別に基づ
    いて特定のカートリッジに収納し、それぞれのカートリ
    ッジから繰出した紙葉類を識別部を通して搬出許容する
    紙葉類処理装置であって、上記紙葉類を出入れ許容して
    着脱可能な運用カートリッジを、他のカートリッジに対
    して搬送路の下流位置になるように上記循環搬送路に配
    設し、各カートリッジ及び運用カートリッジ間で識別部
    または2枚検知部を通さずに直接紙葉類の出入れを制御
    する制御手段を設け、相互授受を可能とした紙葉類処理
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙葉類処理装置の処理対象
    に紙幣を適用して入出金処理する紙幣入出金機。
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