JP2001022629A - 情報記録再生方法 - Google Patents
情報記録再生方法Info
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- JP2001022629A JP2001022629A JP11189311A JP18931199A JP2001022629A JP 2001022629 A JP2001022629 A JP 2001022629A JP 11189311 A JP11189311 A JP 11189311A JP 18931199 A JP18931199 A JP 18931199A JP 2001022629 A JP2001022629 A JP 2001022629A
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報を記録する領域のうちいずれか1つの領
域で記録を失敗した時は記録処理を終了するため、フォ
ーマット情報(またはパスワード情報)が一部の領域に
記録され、残りの領域に記録されない事態が発生する。 【解決手段】 記録領域のブロック分割数、各ブロック
ごとの情報トラック数及び各ブロックごとの情報トラッ
ク当りのセクタ数とセクタサイズを示すフォーマット情
報を光カードの複数の領域に情報再生時の所定の順序と
は逆の順序で記録し、このフォーマット情報の記録中に
いずれか1つの領域で正常に記録できなかったときは、
フォーマット情報を記録する領域の内、未記録の領域に
記録が正常に行われなかったことを示す情報を記録す
る。
域で記録を失敗した時は記録処理を終了するため、フォ
ーマット情報(またはパスワード情報)が一部の領域に
記録され、残りの領域に記録されない事態が発生する。 【解決手段】 記録領域のブロック分割数、各ブロック
ごとの情報トラック数及び各ブロックごとの情報トラッ
ク当りのセクタ数とセクタサイズを示すフォーマット情
報を光カードの複数の領域に情報再生時の所定の順序と
は逆の順序で記録し、このフォーマット情報の記録中に
いずれか1つの領域で正常に記録できなかったときは、
フォーマット情報を記録する領域の内、未記録の領域に
記録が正常に行われなかったことを示す情報を記録す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に情
報を記録し、あるいは記録情報を再生する情報記録再生
方法に関するものである。
報を記録し、あるいは記録情報を再生する情報記録再生
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録再生する光学
的情報記録媒体の形態としては、ディスク状、カード
状、テープ状のものなど各種のものが知られている。こ
れらの記録媒体のうちカード状記録媒体(以下、光カー
ドという)は、小型、軽量で持ち運びに便利な大記録容
量の追記型情報記録媒体として大きな需要が見込まれて
いる。図7はその従来例の光カードを示す概略平面図で
ある。1は光カード、2は情報記録領域である。情報記
録領域2内にはトラッキングトラック31 〜3n+1が一
定間隔を置いて平行に配列され、その各トラッキングト
ラックの間に情報を記録するための情報トラック41 〜
4n が設けられている。各情報トラックの両端には情報
トラックを識別するための物理的トラックナンバー51
〜5n が付加されている。
的情報記録媒体の形態としては、ディスク状、カード
状、テープ状のものなど各種のものが知られている。こ
れらの記録媒体のうちカード状記録媒体(以下、光カー
ドという)は、小型、軽量で持ち運びに便利な大記録容
量の追記型情報記録媒体として大きな需要が見込まれて
いる。図7はその従来例の光カードを示す概略平面図で
ある。1は光カード、2は情報記録領域である。情報記
録領域2内にはトラッキングトラック31 〜3n+1が一
定間隔を置いて平行に配列され、その各トラッキングト
ラックの間に情報を記録するための情報トラック41 〜
4n が設けられている。各情報トラックの両端には情報
トラックを識別するための物理的トラックナンバー51
〜5n が付加されている。
【0003】また、図7の光カードでは情報トラック4
2 〜4k をブロック61 、情報トラック4k+1 〜4n を
ブロック62 として情報記録領域2が2つのブロックに
分割されている。光カード1を複数のブロックに分割す
ることは特開昭63−244385号公報に記載されて
いるが、例えば光カードを医療情報記録用の媒体として
用い、これにある患者の心電図情報と血圧情報を記録す
る時は、ブロック61に心電図情報を、ブロック62 に
血圧情報を記録する。このように記録するデータの種類
ごとにブロック分けを行った場合、心電図情報を再生す
るときはブロック61 内のデータだけを再生すればよい
ために、アクセス時間を短縮することができる。もちろ
ん、ブロックの分割数やブロック内の情報トラック数は
記録すべきデータの種類やデータ量に応じて任意に設定
すればよい。
2 〜4k をブロック61 、情報トラック4k+1 〜4n を
ブロック62 として情報記録領域2が2つのブロックに
分割されている。光カード1を複数のブロックに分割す
ることは特開昭63−244385号公報に記載されて
いるが、例えば光カードを医療情報記録用の媒体として
用い、これにある患者の心電図情報と血圧情報を記録す
る時は、ブロック61に心電図情報を、ブロック62 に
血圧情報を記録する。このように記録するデータの種類
ごとにブロック分けを行った場合、心電図情報を再生す
るときはブロック61 内のデータだけを再生すればよい
ために、アクセス時間を短縮することができる。もちろ
ん、ブロックの分割数やブロック内の情報トラック数は
記録すべきデータの種類やデータ量に応じて任意に設定
すればよい。
【0004】更に、従来においてはブロックごとに1本
の情報トラックのセクタ数とセクタサイズを変える方式
も提案されている。図8はその一例を示す図である。こ
こでは、1本の情報トラックの容量は1024バイトと
する。例えば、セクタタイプ1では1つの情報トラック
を1セクタとして記録するもので、セクタサイズは10
24バイトである。また、セクタタイプ3ではセクタ数
は4で、セクタサイズは256バイト、セクタタイプ6
ではセクタ数は12、セクタサイズは32バイトであ
る。
の情報トラックのセクタ数とセクタサイズを変える方式
も提案されている。図8はその一例を示す図である。こ
こでは、1本の情報トラックの容量は1024バイトと
する。例えば、セクタタイプ1では1つの情報トラック
を1セクタとして記録するもので、セクタサイズは10
24バイトである。また、セクタタイプ3ではセクタ数
は4で、セクタサイズは256バイト、セクタタイプ6
ではセクタ数は12、セクタサイズは32バイトであ
る。
【0005】このような方式により、例えば768バイ
トのデータをセクタタイプ1で記録する場合は、1セク
タ(情報トラック1本)を記録するだけでよいが、セク
タタイプ6で記録すると、24セクタ(情報トラック2
本)を記録しなければならない。そのため、セクタタイ
プ6で記録した場合は、時間がかかるばかりでなく、光
カードの記録容量を無駄にしてしまう。また、32バイ
トのデータをセクタタイプ1で記録する場合は、1本の
情報トラックを使ってしまうのであるが、セクタタイプ
6で記録すると、1セクタで済み、セクタタイプ1のと
きに比べて1/12の情報トラックしか使わない。この
ように記録するデータサイズに応じてセクタタイプを選
択することにより、アクセス速度を早くできるばかりで
なく、光カードの記録容量を有効に使用することができ
る。
トのデータをセクタタイプ1で記録する場合は、1セク
タ(情報トラック1本)を記録するだけでよいが、セク
タタイプ6で記録すると、24セクタ(情報トラック2
本)を記録しなければならない。そのため、セクタタイ
プ6で記録した場合は、時間がかかるばかりでなく、光
カードの記録容量を無駄にしてしまう。また、32バイ
トのデータをセクタタイプ1で記録する場合は、1本の
情報トラックを使ってしまうのであるが、セクタタイプ
6で記録すると、1セクタで済み、セクタタイプ1のと
きに比べて1/12の情報トラックしか使わない。この
ように記録するデータサイズに応じてセクタタイプを選
択することにより、アクセス速度を早くできるばかりで
なく、光カードの記録容量を有効に使用することができ
る。
【0006】ここで、図7において711〜71nはブロッ
ク61 内に記録されているデータ、721〜72nはブロッ
ク62 内に記録されているデータである。また、811〜
81mはブロック61 内のデータ711〜71nを管理するた
めのディレクトリ、821〜8 2mはブロック62 内のデー
タ721〜72nを管理するためのディレクトリである。デ
ータはB方向に追記され、ディレクトリはF方向に追記
されていく。前述のように光カードに医療情報を記録す
る場合は、心電図情報をデータ711〜71n、その管理情
報をディレクトリ811〜81m、血圧情報を721〜72n、
その管理情報をディレクトリ821〜82mとして記録すれ
ばよい。
ク61 内に記録されているデータ、721〜72nはブロッ
ク62 内に記録されているデータである。また、811〜
81mはブロック61 内のデータ711〜71nを管理するた
めのディレクトリ、821〜8 2mはブロック62 内のデー
タ721〜72nを管理するためのディレクトリである。デ
ータはB方向に追記され、ディレクトリはF方向に追記
されていく。前述のように光カードに医療情報を記録す
る場合は、心電図情報をデータ711〜71n、その管理情
報をディレクトリ811〜81m、血圧情報を721〜72n、
その管理情報をディレクトリ821〜82mとして記録すれ
ばよい。
【0007】また、心電図情報のようにデータ量の大き
な情報を記録する場合は、データ7 11〜71nのようにセ
クタサイズを大きくし、1本の情報トラックに記録する
セクタ数を1つにすると、アクセス速度を早めることが
できる。逆に、血圧情報のようにデータ量が小さい場合
は、データ721〜72nのようにセクタサイズを小さく
し、1本の情報トラックに記録するセクタ数を多くすれ
ば、光カードの記録容量を有効に使用することができ
る。なお、ディレクトリのデータサイズは比較的小さい
ために、例えば、セクタタイプ5で記録するとよい。
な情報を記録する場合は、データ7 11〜71nのようにセ
クタサイズを大きくし、1本の情報トラックに記録する
セクタ数を1つにすると、アクセス速度を早めることが
できる。逆に、血圧情報のようにデータ量が小さい場合
は、データ721〜72nのようにセクタサイズを小さく
し、1本の情報トラックに記録するセクタ数を多くすれ
ば、光カードの記録容量を有効に使用することができ
る。なお、ディレクトリのデータサイズは比較的小さい
ために、例えば、セクタタイプ5で記録するとよい。
【0008】更に、光カードのいずれのブロックにも属
さない情報トラック41 には、光カード管理情報(以
下、フォーマット情報という)9が記録されている。図
9はこのフォーマット情報を詳細に示した図である。先
頭の識別情報はフォーマット情報であることを識別する
ための情報、その次のブロック分割数は光カードが幾つ
のブロックに分割されているかを示す情報である。識別
情報としては、例えばASCIIコードで“FMT”と
いった情報で記録される。ブロック分割数の後には、ブ
ロック61 〜ブロック6n の各情報トラック数とセクタ
タイプを示す情報が記録される。こうしたフォーマット
情報はデータやディレクトリ等の情報が記録されていな
い新規の光カードにのみ記録することができる。また、
フォーマット情報が記録されていない光カードに対して
は、管理情報がないためにデータやディレクトリ等の情
報を記録することはできない。
さない情報トラック41 には、光カード管理情報(以
下、フォーマット情報という)9が記録されている。図
9はこのフォーマット情報を詳細に示した図である。先
頭の識別情報はフォーマット情報であることを識別する
ための情報、その次のブロック分割数は光カードが幾つ
のブロックに分割されているかを示す情報である。識別
情報としては、例えばASCIIコードで“FMT”と
いった情報で記録される。ブロック分割数の後には、ブ
ロック61 〜ブロック6n の各情報トラック数とセクタ
タイプを示す情報が記録される。こうしたフォーマット
情報はデータやディレクトリ等の情報が記録されていな
い新規の光カードにのみ記録することができる。また、
フォーマット情報が記録されていない光カードに対して
は、管理情報がないためにデータやディレクトリ等の情
報を記録することはできない。
【0009】ところで、光カードの情報の記録や再生は
任意の使用者が行うことが可能であり、多数の使用者が
使用することにより誤って情報を破壊したり、故意に情
報を改ざんしたり、あるいは機密性の高い情報を人に見
られる恐れがある。そこで、光カードのブロックごとに
個人固有の情報(以下、パスワード情報という)を記録
しておき、情報を記録再生する場合は、パスワード情報
を入力してブロック内のパスワード情報と照合し、両方
が一致したときのみ記録再生を許可するという方法が採
られている。図7の101 はブロック61 のパスワード
情報である。このパスワード情報は図10に示すように
識別情報とパスワード情報からなり、識別情報として
は、例えば、ASCIIコードで“PWD”といった情
報で記録されている。
任意の使用者が行うことが可能であり、多数の使用者が
使用することにより誤って情報を破壊したり、故意に情
報を改ざんしたり、あるいは機密性の高い情報を人に見
られる恐れがある。そこで、光カードのブロックごとに
個人固有の情報(以下、パスワード情報という)を記録
しておき、情報を記録再生する場合は、パスワード情報
を入力してブロック内のパスワード情報と照合し、両方
が一致したときのみ記録再生を許可するという方法が採
られている。図7の101 はブロック61 のパスワード
情報である。このパスワード情報は図10に示すように
識別情報とパスワード情報からなり、識別情報として
は、例えば、ASCIIコードで“PWD”といった情
報で記録されている。
【0010】このようなパスワード情報を用いることに
より、例えば心電図情報を記録再生する場合は、ホスト
コンピュータからドライブ装置にパスワード情報を入力
し、これがブロック61 内のパスワード情報101 と一
致したときのみ心電図情報のアクセスが可能となる。こ
れに対し、ブロック62 内にはパスワード情報が記録さ
れていないため、自由に血圧情報を記録再生でき、情報
の保護はなされていないことになる。
より、例えば心電図情報を記録再生する場合は、ホスト
コンピュータからドライブ装置にパスワード情報を入力
し、これがブロック61 内のパスワード情報101 と一
致したときのみ心電図情報のアクセスが可能となる。こ
れに対し、ブロック62 内にはパスワード情報が記録さ
れていないため、自由に血圧情報を記録再生でき、情報
の保護はなされていないことになる。
【0011】以上のフォーマット情報とパスワード情報
を用いた記録再生方式は、特開平2−83793号に記
載されているが、更にこの方式を詳述すれば、フォーマ
ット情報またはパスワード情報は光カードの1つの固定
領域に記録され、この固定領域を再生して得られたフォ
ーマット情報、パスワード情報をもとに情報の記録再生
が行われる。また、同公報には、固定領域を再生した場
合に、何も記録されていなかった時はこの光カードは何
も記録されていない新しい光カード(以下、新規光カー
ドという)と判断する方法も記載されている。
を用いた記録再生方式は、特開平2−83793号に記
載されているが、更にこの方式を詳述すれば、フォーマ
ット情報またはパスワード情報は光カードの1つの固定
領域に記録され、この固定領域を再生して得られたフォ
ーマット情報、パスワード情報をもとに情報の記録再生
が行われる。また、同公報には、固定領域を再生した場
合に、何も記録されていなかった時はこの光カードは何
も記録されていない新しい光カード(以下、新規光カー
ドという)と判断する方法も記載されている。
【0012】しかしながら、同公報の記録再生方式で
は、フォーマット情報またはパスワード情報を光カード
内の1つの固定領域に記録しているため、固定領域にゴ
ミが付着したり、傷等が付いたりして固定領域内の情報
が再生できなくなると、光カード内またはブロック内の
データやディレクトリ等の情報を記録再生することがで
きないという問題があった。また、同公報には、記録さ
れたフォーマット情報やパスワード情報の信頼性を高め
るために、これらの情報を光カード内の1つの固定領域
に複数記録する方法も記載されているが、新規光カード
か否か、パスワード情報が記録されているか否かを判別
するためには、複数本のトラックを再生しなければなら
ず、時間がかかるという問題があった。
は、フォーマット情報またはパスワード情報を光カード
内の1つの固定領域に記録しているため、固定領域にゴ
ミが付着したり、傷等が付いたりして固定領域内の情報
が再生できなくなると、光カード内またはブロック内の
データやディレクトリ等の情報を記録再生することがで
きないという問題があった。また、同公報には、記録さ
れたフォーマット情報やパスワード情報の信頼性を高め
るために、これらの情報を光カード内の1つの固定領域
に複数記録する方法も記載されているが、新規光カード
か否か、パスワード情報が記録されているか否かを判別
するためには、複数本のトラックを再生しなければなら
ず、時間がかかるという問題があった。
【0013】そこで、特開平6−131817号公報に
おいてフォーマット情報またはパスワード情報を光カー
ド内の複数の領域に記録すると共に、フォーマット情報
またはパスワード情報の記録時に情報を記録する領域の
内、いずれか1つの領域で記録に失敗した場合には記録
処理を終了し、フォーマット情報またはパスワード情報
の再生時には記録された情報の内、いずれか1つの領域
で正常に再生できた場合は再生処理を中止する方式が提
案されている。
おいてフォーマット情報またはパスワード情報を光カー
ド内の複数の領域に記録すると共に、フォーマット情報
またはパスワード情報の記録時に情報を記録する領域の
内、いずれか1つの領域で記録に失敗した場合には記録
処理を終了し、フォーマット情報またはパスワード情報
の再生時には記録された情報の内、いずれか1つの領域
で正常に再生できた場合は再生処理を中止する方式が提
案されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−131817号公報に記載の方式においては情
報の記録を行う領域の内、いずれか1つの領域で記録に
失敗した場合には記録処理を終了するために、フォーマ
ット情報またはパスワード情報が一部の領域に正常に記
録され、残りの領域に記録されない状態が発生する可能
性がある。そのため、以下に示す問題点があった。
開平6−131817号公報に記載の方式においては情
報の記録を行う領域の内、いずれか1つの領域で記録に
失敗した場合には記録処理を終了するために、フォーマ
ット情報またはパスワード情報が一部の領域に正常に記
録され、残りの領域に記録されない状態が発生する可能
性がある。そのため、以下に示す問題点があった。
【0015】即ち、同公報に記載の方式においては、フ
ォーマット情報またはパスワード情報を所定の順序で再
生し、少なくとも1つの領域で情報の再生が正常に終了
すると、その時点で再生処理を終了し、以降再生された
情報をもとにカードに対してアクセスを行うよう構成さ
れているため、情報再生時に再生順序としてフォーマッ
ト情報あるいはパスワード情報が正常に記録された領域
が先に読み込まれる場合には、一部の領域にフォーマッ
ト情報あるいはパスワード情報が記録されていないにも
拘わらず、正常に記録された領域の情報をもとにカード
へのアクセスが行われる。
ォーマット情報またはパスワード情報を所定の順序で再
生し、少なくとも1つの領域で情報の再生が正常に終了
すると、その時点で再生処理を終了し、以降再生された
情報をもとにカードに対してアクセスを行うよう構成さ
れているため、情報再生時に再生順序としてフォーマッ
ト情報あるいはパスワード情報が正常に記録された領域
が先に読み込まれる場合には、一部の領域にフォーマッ
ト情報あるいはパスワード情報が記録されていないにも
拘わらず、正常に記録された領域の情報をもとにカード
へのアクセスが行われる。
【0016】この時、正常に記録された領域にゴミが付
着したり、傷等が付いたりして領域内の情報が再生でき
なかった場合に、フォーマット情報またはパスワード情
報が記録されるべき別の領域内の情報を再生しようとす
るが、情報が記録されていない場合が発生する。つま
り、本来情報の信頼性の向上のために複数の領域に記録
しているものがすべての領域に記録されない場合が発生
し、且つ情報の再生順序によって、すべての領域に記録
されないカードを正常に記録できたカードとして認識し
てしまうために、記録されたフォーマット情報またはパ
スワード情報の信頼性が低下するという問題点があっ
た。
着したり、傷等が付いたりして領域内の情報が再生でき
なかった場合に、フォーマット情報またはパスワード情
報が記録されるべき別の領域内の情報を再生しようとす
るが、情報が記録されていない場合が発生する。つま
り、本来情報の信頼性の向上のために複数の領域に記録
しているものがすべての領域に記録されない場合が発生
し、且つ情報の再生順序によって、すべての領域に記録
されないカードを正常に記録できたカードとして認識し
てしまうために、記録されたフォーマット情報またはパ
スワード情報の信頼性が低下するという問題点があっ
た。
【0017】また、フォーマット情報またはパスワード
情報を所定の順序で再生し、最初に再生した領域に情報
の記録がなければ未フォーマット、あるいはパスワード
が未記録であると判断するよう構成されているために、
情報再生時に再生順序としてフォーマット情報あるいは
パスワード情報が記録されていない領域が先に読み込ま
れると、一部の領域にフォーマット情報やパスワード情
報が記録されているにも拘わらず、未フォーマットカー
ドあるいはパスワード未記録のブロックであると認識し
てしまう。この場合、フォーマット情報あるいはパスワ
ード情報記録時に、既に記録済みの領域に対して記録処
理を行ったときに始めて記録済みであると認識するため
に、処理時間がかかるという問題点があった。
情報を所定の順序で再生し、最初に再生した領域に情報
の記録がなければ未フォーマット、あるいはパスワード
が未記録であると判断するよう構成されているために、
情報再生時に再生順序としてフォーマット情報あるいは
パスワード情報が記録されていない領域が先に読み込ま
れると、一部の領域にフォーマット情報やパスワード情
報が記録されているにも拘わらず、未フォーマットカー
ドあるいはパスワード未記録のブロックであると認識し
てしまう。この場合、フォーマット情報あるいはパスワ
ード情報記録時に、既に記録済みの領域に対して記録処
理を行ったときに始めて記録済みであると認識するため
に、処理時間がかかるという問題点があった。
【0018】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、光カ
ード内に記録されたフォーマット情報とパスワード情報
の信頼性を高められ、且つ、フォーマット情報またはパ
スワード情報の再生時にフォーマット情報あるいはパス
ワード情報が記録済みのカードを未フォーマットカー
ド、あるいはパスワード未記録のブロックであると認識
せずに処理効率を向上することが可能な情報記録再生方
法を提供することを目的としたものである。
ード内に記録されたフォーマット情報とパスワード情報
の信頼性を高められ、且つ、フォーマット情報またはパ
スワード情報の再生時にフォーマット情報あるいはパス
ワード情報が記録済みのカードを未フォーマットカー
ド、あるいはパスワード未記録のブロックであると認識
せずに処理効率を向上することが可能な情報記録再生方
法を提供することを目的としたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、複数の
情報トラックを有する情報記録媒体の記録領域を複数の
ブロックに分割すると共に、各ブロックごとに情報トラ
ック数及び情報トラック当りのセクタ数とセクタサイズ
を変えて情報を記録し、あるいは記録情報を再生する情
報記録再生方法において、記録領域のブロック分割数、
各ブロックごとの情報トラック数及び各ブロックごとの
情報トラック当りのセクタ数とセクタサイズを示すフォ
ーマット情報を前記記録媒体の複数の領域に情報再生時
の所定の順序とは逆の順序で記録し、このフォーマット
情報の記録中にいずれか1つの領域で正常に記録できな
かったときは、前記フォーマット情報を記録する領域の
内、未記録の領域に記録が正常に行われなかったことを
示す情報を記録することを特徴とする情報記録再生方法
によって達成される。
情報トラックを有する情報記録媒体の記録領域を複数の
ブロックに分割すると共に、各ブロックごとに情報トラ
ック数及び情報トラック当りのセクタ数とセクタサイズ
を変えて情報を記録し、あるいは記録情報を再生する情
報記録再生方法において、記録領域のブロック分割数、
各ブロックごとの情報トラック数及び各ブロックごとの
情報トラック当りのセクタ数とセクタサイズを示すフォ
ーマット情報を前記記録媒体の複数の領域に情報再生時
の所定の順序とは逆の順序で記録し、このフォーマット
情報の記録中にいずれか1つの領域で正常に記録できな
かったときは、前記フォーマット情報を記録する領域の
内、未記録の領域に記録が正常に行われなかったことを
示す情報を記録することを特徴とする情報記録再生方法
によって達成される。
【0020】また、本発明の目的は、複数の情報トラッ
クを有する情報記録媒体にパスワード情報を記録し、前
記記録媒体に情報を記録し、あるいは記録情報を再生す
る場合は、前記パスワード情報を再生して入力されたパ
スワード情報と照合し、両方のパスワード情報が一致し
たときに情報の記録あるいは再生を許可する情報記録再
生方法において、前記記録媒体の複数の領域にパスワー
ド情報を情報再生時の所定の順序とは逆の順序で記録
し、このパスワード情報の記録中にいずれか1つの領域
で正常に記録できなかったときは、前記パスワード情報
を記録する領域の内、未記録の領域に記録が正常に行わ
れなかったことを示す情報を記録することを特徴とする
情報記録再生方法によって達成される。
クを有する情報記録媒体にパスワード情報を記録し、前
記記録媒体に情報を記録し、あるいは記録情報を再生す
る場合は、前記パスワード情報を再生して入力されたパ
スワード情報と照合し、両方のパスワード情報が一致し
たときに情報の記録あるいは再生を許可する情報記録再
生方法において、前記記録媒体の複数の領域にパスワー
ド情報を情報再生時の所定の順序とは逆の順序で記録
し、このパスワード情報の記録中にいずれか1つの領域
で正常に記録できなかったときは、前記パスワード情報
を記録する領域の内、未記録の領域に記録が正常に行わ
れなかったことを示す情報を記録することを特徴とする
情報記録再生方法によって達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。始めに、本発明の第1
の実施形態に用いる追記型光カードを図5に基づいて説
明する。なお、図5では図7に示す従来の光カードと同
一部分は同一符号を付して説明を省略する。図5におい
て、61 及び62 は情報記録領域2を2つに分割したブ
ロックであり、ここでは情報トラック42 〜4k-1 をブ
ロック61 、情報トラック4k〜4n-1 をブロック62
としている。711〜71nはブロック61 内に記録されて
いるデータ、721〜72nはブロック62 内に記録されて
いるデータである。811〜81nはブロック61 内に記録
されているデータ711〜71nを管理するためのディレク
トリ、821〜82mはブロック62 内に記録されているデ
ータ721〜72nを管理するためのディレクトリである。
データはB方向に追記され、ディレクトリはF方向に追
記されていくものとする。
図面を参照して詳細に説明する。始めに、本発明の第1
の実施形態に用いる追記型光カードを図5に基づいて説
明する。なお、図5では図7に示す従来の光カードと同
一部分は同一符号を付して説明を省略する。図5におい
て、61 及び62 は情報記録領域2を2つに分割したブ
ロックであり、ここでは情報トラック42 〜4k-1 をブ
ロック61 、情報トラック4k〜4n-1 をブロック62
としている。711〜71nはブロック61 内に記録されて
いるデータ、721〜72nはブロック62 内に記録されて
いるデータである。811〜81nはブロック61 内に記録
されているデータ711〜71nを管理するためのディレク
トリ、821〜82mはブロック62 内に記録されているデ
ータ721〜72nを管理するためのディレクトリである。
データはB方向に追記され、ディレクトリはF方向に追
記されていくものとする。
【0022】また、本実施形態では情報トラック41 を
光カード1の第1の記録領域、情報トラック4n を光カ
ード1の第2の記録領域として決めてあり、第1の記録
領域にフォーマット情報91 が、第2の記録領域にそれ
と同じフォーマット情報92がそれぞれ記録されてい
る。更に、ブロック61 内の第1、第2の記録領域とし
て情報トラック42 ,4k-1 が割り当てられ、ブロック
62 内の第1、第2の記録領域として情報トラック4
k+1 ,4n-1 が割り当てられている。ブロック61の第
1の記録領域(情報トラック42 )にはパスワード情報
1011が記録され、ブロック61 の第2の記録領域(情
報トラック4k-1 )にはそれと同じパスワード情報10
12が記録されている。なお、ブロック62 内の第1の記
録領域(情報トラック4k )と第2の記録領域(情報ト
ラック4n-1 )にはパスワード情報は記録されていな
い。
光カード1の第1の記録領域、情報トラック4n を光カ
ード1の第2の記録領域として決めてあり、第1の記録
領域にフォーマット情報91 が、第2の記録領域にそれ
と同じフォーマット情報92がそれぞれ記録されてい
る。更に、ブロック61 内の第1、第2の記録領域とし
て情報トラック42 ,4k-1 が割り当てられ、ブロック
62 内の第1、第2の記録領域として情報トラック4
k+1 ,4n-1 が割り当てられている。ブロック61の第
1の記録領域(情報トラック42 )にはパスワード情報
1011が記録され、ブロック61 の第2の記録領域(情
報トラック4k-1 )にはそれと同じパスワード情報10
12が記録されている。なお、ブロック62 内の第1の記
録領域(情報トラック4k )と第2の記録領域(情報ト
ラック4n-1 )にはパスワード情報は記録されていな
い。
【0023】図6は本発明に係る光カード情報記録再生
装置を示すブロック図である。図6において、まず、3
1は光カード情報記録再生装置(以下、ドライブとい
う)、32は上位制御装置であるところのホストコンピ
ュータである。ドライブ31はホストコンピュータ32
に接続され、ホストコンピュータ32から発行される命
令に基づいて記録再生を行う。ドライブ31について説
明すると、まず、37は不図示の搬送機構を介して光カ
ード1をドライブ31内に導入し、所定の位置にて光カ
ード1をR方向に往復移動させ、更にドライブ31外へ
と排出するためのモータである。38は光源を含む光ビ
ーム照射光学系であり、情報記録再生時には光ビーム照
射光学系38から光カード1上に光ビームを照射する。
装置を示すブロック図である。図6において、まず、3
1は光カード情報記録再生装置(以下、ドライブとい
う)、32は上位制御装置であるところのホストコンピ
ュータである。ドライブ31はホストコンピュータ32
に接続され、ホストコンピュータ32から発行される命
令に基づいて記録再生を行う。ドライブ31について説
明すると、まず、37は不図示の搬送機構を介して光カ
ード1をドライブ31内に導入し、所定の位置にて光カ
ード1をR方向に往復移動させ、更にドライブ31外へ
と排出するためのモータである。38は光源を含む光ビ
ーム照射光学系であり、情報記録再生時には光ビーム照
射光学系38から光カード1上に光ビームを照射する。
【0024】光カード1はモータ37の駆動によりトラ
ック方向に往復移動し、光ビーム照射光学系38から照
射された光ビームは光カード1の往復移動により情報ト
ラック上を走査する。39は光カード1に照射された光
ビームの反射光を受光する光検出器であり、この検出信
号をもとに記録情報の再生を行う。40は光ビーム照射
光学系38の一部を駆動して光カード面上の光スポット
のピント位置をZ方向、即ち光カード面と垂直の方向に
移動させてオートフォーカシング(以下、AFと称す
る)制御を行うためのAFアクチュエータ、41は光ビ
ーム照射光学系38の一部を駆動して光カード面上の光
スポットをY方向、即ちR方向とZ方向との双方に直交
する方向に移動させてオートトラッキング(以下、AT
と称する)制御を行うためのATアクチュエータであ
る。以上の光ビーム照射光学系38、光検出器39、A
Fアクチュエータ40及びATアクチュエータ41を一
体化して光ヘッド30が構成されている。
ック方向に往復移動し、光ビーム照射光学系38から照
射された光ビームは光カード1の往復移動により情報ト
ラック上を走査する。39は光カード1に照射された光
ビームの反射光を受光する光検出器であり、この検出信
号をもとに記録情報の再生を行う。40は光ビーム照射
光学系38の一部を駆動して光カード面上の光スポット
のピント位置をZ方向、即ち光カード面と垂直の方向に
移動させてオートフォーカシング(以下、AFと称す
る)制御を行うためのAFアクチュエータ、41は光ビ
ーム照射光学系38の一部を駆動して光カード面上の光
スポットをY方向、即ちR方向とZ方向との双方に直交
する方向に移動させてオートトラッキング(以下、AT
と称する)制御を行うためのATアクチュエータであ
る。以上の光ビーム照射光学系38、光検出器39、A
Fアクチュエータ40及びATアクチュエータ41を一
体化して光ヘッド30が構成されている。
【0025】36はこの光ヘッド30をY方向に移動さ
せて光スポットを光カード1上の所望のトラックへアク
セスするための駆動モータである。33はROM、RA
Mを内蔵したMPUであり、カード送りモータ37、ヘ
ッド送りモータ36等の各部を制御したり、ホストコン
ピュータ32の制御によりホストコンピュータ32とデ
ータの通信、制御等を行う。34は光検出器39の検出
信号をもとにAFアクチュエータ40、ATアクチュエ
ータ41を駆動し、AF制御及びAT制御を行うAT/
AF制御回路である。35は記録情報を変調し、再生信
号を復調する変復調回路である。
せて光スポットを光カード1上の所望のトラックへアク
セスするための駆動モータである。33はROM、RA
Mを内蔵したMPUであり、カード送りモータ37、ヘ
ッド送りモータ36等の各部を制御したり、ホストコン
ピュータ32の制御によりホストコンピュータ32とデ
ータの通信、制御等を行う。34は光検出器39の検出
信号をもとにAFアクチュエータ40、ATアクチュエ
ータ41を駆動し、AF制御及びAT制御を行うAT/
AF制御回路である。35は記録情報を変調し、再生信
号を復調する変復調回路である。
【0026】情報再生時には光ビーム照射光学系38か
ら目的のトラックに再生用光ビームを走査し、その反射
光を光検出器39で検出する。変復調回路35では光検
出器39の検出信号をもとに再生信号を生成し、再生信
号を用いて2値化、復調等の信号処理を行い、再生デー
タを生成する。得られた再生データはMPU33からホ
ストコンピュータ32へ転送される。また、情報記録時
にはMPU33から変復調回路35に記録データが送ら
れ、変復調回路35ではこれを所定の変調方式で変調す
る。この時、光ビーム照射光学系38では変調信号に従
って光源の半導体レーザ(図示せず)の光強度を変調
し、情報トラック上に走査することにより光変調による
情報の記録を行う。なお、ホストコンピュータ32はド
ライブ31に対してセクタごとに情報の記録、再生を指
示し、ドライブ31ではこの指示に基づいて記録、再生
を実行する。
ら目的のトラックに再生用光ビームを走査し、その反射
光を光検出器39で検出する。変復調回路35では光検
出器39の検出信号をもとに再生信号を生成し、再生信
号を用いて2値化、復調等の信号処理を行い、再生デー
タを生成する。得られた再生データはMPU33からホ
ストコンピュータ32へ転送される。また、情報記録時
にはMPU33から変復調回路35に記録データが送ら
れ、変復調回路35ではこれを所定の変調方式で変調す
る。この時、光ビーム照射光学系38では変調信号に従
って光源の半導体レーザ(図示せず)の光強度を変調
し、情報トラック上に走査することにより光変調による
情報の記録を行う。なお、ホストコンピュータ32はド
ライブ31に対してセクタごとに情報の記録、再生を指
示し、ドライブ31ではこの指示に基づいて記録、再生
を実行する。
【0027】次に、本発明の第1の実施形態の情報記録
再生方法について説明する。図1は新規光カードにフォ
ーマット情報を記録する時の処理の流れを示すフローチ
ャートである。図1において、まず、ホストコンピュー
タ32から記録すべきフォーマット情報をドライブ31
に送信する(S101)。フォーマット情報としては、
前述のように光カード1のブロック分割数、各ブロック
内の情報トラック数、各ブロックで用いる1つの情報ト
ラックのセクタ数やセクタサイズ等の情報である。MP
U33はフォーマット情報を受け取ると、各部を制御し
て光ビームを光カード1の第2の記録領域(情報トラッ
ク4n )に移動させると共に、その第2の記録領域上に
送信されたフォーマット情報を記録する(S102)。
記録を終了すると、MPU33はベリファイを行ってフ
ォーマット情報を正しく記録できたかどうかを判断し
(S103)、もし、正常に記録できなかった場合は、
光ビームを第1の記録領域(情報トラック41 )に移動
させて記録が正常に行われなかった事を示す情報の記録
を行い(S104)、フォーマット情報の記録処理をエ
ラー終了する(S105)。
再生方法について説明する。図1は新規光カードにフォ
ーマット情報を記録する時の処理の流れを示すフローチ
ャートである。図1において、まず、ホストコンピュー
タ32から記録すべきフォーマット情報をドライブ31
に送信する(S101)。フォーマット情報としては、
前述のように光カード1のブロック分割数、各ブロック
内の情報トラック数、各ブロックで用いる1つの情報ト
ラックのセクタ数やセクタサイズ等の情報である。MP
U33はフォーマット情報を受け取ると、各部を制御し
て光ビームを光カード1の第2の記録領域(情報トラッ
ク4n )に移動させると共に、その第2の記録領域上に
送信されたフォーマット情報を記録する(S102)。
記録を終了すると、MPU33はベリファイを行ってフ
ォーマット情報を正しく記録できたかどうかを判断し
(S103)、もし、正常に記録できなかった場合は、
光ビームを第1の記録領域(情報トラック41 )に移動
させて記録が正常に行われなかった事を示す情報の記録
を行い(S104)、フォーマット情報の記録処理をエ
ラー終了する(S105)。
【0028】S104で記録が正常に行われなかった事
を示す情報としては、例えば、識別情報をASCIIコ
ードで“FAIL”としたフォーマット情報が用いられ
る。一方、正常に記録できた場合は、MPU33は光ビ
ームを第1の記録領域(情報トラック41 )に移動させ
て再度フォーマット情報の記録を行う(S106)。記
録を終了すると、MPU33はベリファイを行ってフォ
ーマット情報を正しく記録できたかどうかを判断し(S
107)、もし正常に記録できなかった場合は、フォー
マット情報の記録処理をエラー終了する(S105)。
正常に記録できた場合は記録処理を正常終了し(S10
8)、以後は記録したフォーマット情報をもとに記録、
再生を行う。
を示す情報としては、例えば、識別情報をASCIIコ
ードで“FAIL”としたフォーマット情報が用いられ
る。一方、正常に記録できた場合は、MPU33は光ビ
ームを第1の記録領域(情報トラック41 )に移動させ
て再度フォーマット情報の記録を行う(S106)。記
録を終了すると、MPU33はベリファイを行ってフォ
ーマット情報を正しく記録できたかどうかを判断し(S
107)、もし正常に記録できなかった場合は、フォー
マット情報の記録処理をエラー終了する(S105)。
正常に記録できた場合は記録処理を正常終了し(S10
8)、以後は記録したフォーマット情報をもとに記録、
再生を行う。
【0029】次に、記録されたフォーマット情報の再生
処理について図2のフローチャートに基づいて説明す
る。図2において、まず、光カード1がドライブ31の
カード挿入口(図示せず)に挿入されると、MPU33
はモータ37に指示してカード搬送機構(図示せず)を
駆動し、光カード1を装置内の所定位置に導入する(S
201)。光カード1の導入が終わると、MPU33は
光ビーム照射光学系38及びAT/AF制御回路34に
指示して半導体レーザを点灯させると共に、光スポット
を光カード1の情報トラック上にピントを合わせるAF
引き込みを行う(S202)。
処理について図2のフローチャートに基づいて説明す
る。図2において、まず、光カード1がドライブ31の
カード挿入口(図示せず)に挿入されると、MPU33
はモータ37に指示してカード搬送機構(図示せず)を
駆動し、光カード1を装置内の所定位置に導入する(S
201)。光カード1の導入が終わると、MPU33は
光ビーム照射光学系38及びAT/AF制御回路34に
指示して半導体レーザを点灯させると共に、光スポット
を光カード1の情報トラック上にピントを合わせるAF
引き込みを行う(S202)。
【0030】次いで、MPU33はモータ37に指示し
て光カード1をR方向に往復移動させ、また、モータ3
6を制御して光スポットを図5で説明した光カード1内
の第1の記録領域(情報トラック41 )に移動させる。
この時の半導体レーザは再生パワーに設定されており、
この再生用光ビームを第1の記録領域を走査すること
で、フォーマット情報91 の再生を行う(S203)。
もちろん、フォーマット情報は図6で説明したように光
検出器39の検出信号をもとに変復調回路35で復調処
理等の信号処理を行って再生される。MPU33はフォ
ーマット情報の再生結果を判別し(S204)、フォー
マット情報を正常に再生できた場合は、フォーマット情
報の再生処理を終了する(S205)。また、フォーマ
ット情報が記録されていない場合には、新規光カードと
判断し、フォーマット情報の再生処理を終了する(S2
06)。
て光カード1をR方向に往復移動させ、また、モータ3
6を制御して光スポットを図5で説明した光カード1内
の第1の記録領域(情報トラック41 )に移動させる。
この時の半導体レーザは再生パワーに設定されており、
この再生用光ビームを第1の記録領域を走査すること
で、フォーマット情報91 の再生を行う(S203)。
もちろん、フォーマット情報は図6で説明したように光
検出器39の検出信号をもとに変復調回路35で復調処
理等の信号処理を行って再生される。MPU33はフォ
ーマット情報の再生結果を判別し(S204)、フォー
マット情報を正常に再生できた場合は、フォーマット情
報の再生処理を終了する(S205)。また、フォーマ
ット情報が記録されていない場合には、新規光カードと
判断し、フォーマット情報の再生処理を終了する(S2
06)。
【0031】更に、S204で再生された情報が、フォ
ーマット情報の記録処理で説明したように識別情報AS
CIIコードで“FAIL”の記録が正常に行われなか
った事を示す情報であった場合にはフォーマット情報が
正常に記録されていないカードであると判断し、エラー
終了する(S209)。一方、フォーマット情報を正常
に再生できなかった場合は、MPU33は再度モータ3
6を制御して光ビームを前述した光カード1内の第2の
記録領域(情報トラック4n )に移動させる。これによ
り、この第2の記録領域に記録されたフォーマット情報
92 の再生を行う(S207)。フォーマット情報を正
常に再生できない原因としては、例えば光カード1の表
面にゴミが付着したり、傷が付いたりすることが挙げら
れる。MPU33は再生結果を再び判別し(S20
8)、正常に再生できた場合はフォーマット情報の再生
処理を終了し(S205)、フォーマット情報を正常に
再生できなかった場合は、フォーマット情報を正しく再
生できなかったとしてエラー終了する(S209)。
ーマット情報の記録処理で説明したように識別情報AS
CIIコードで“FAIL”の記録が正常に行われなか
った事を示す情報であった場合にはフォーマット情報が
正常に記録されていないカードであると判断し、エラー
終了する(S209)。一方、フォーマット情報を正常
に再生できなかった場合は、MPU33は再度モータ3
6を制御して光ビームを前述した光カード1内の第2の
記録領域(情報トラック4n )に移動させる。これによ
り、この第2の記録領域に記録されたフォーマット情報
92 の再生を行う(S207)。フォーマット情報を正
常に再生できない原因としては、例えば光カード1の表
面にゴミが付着したり、傷が付いたりすることが挙げら
れる。MPU33は再生結果を再び判別し(S20
8)、正常に再生できた場合はフォーマット情報の再生
処理を終了し(S205)、フォーマット情報を正常に
再生できなかった場合は、フォーマット情報を正しく再
生できなかったとしてエラー終了する(S209)。
【0032】以上の処理によって、フォーマット情報を
正常に再生できた場合は(S205)、得られたフォー
マット情報をもとに記録や再生を行う。また、フォーマ
ット情報の再生をエラー終了した場合は(S209)、
その旨をホストコンピュータ32に通知し、この時はフ
ォーマット情報を読み出せないために、記録、再生は行
えないことになる。更に、フォーマット情報が記録され
ていなかった場合は(S206)、新規光カードである
ため、フォーマット情報を記録すれば、その光カードは
使用できるようになる。
正常に再生できた場合は(S205)、得られたフォー
マット情報をもとに記録や再生を行う。また、フォーマ
ット情報の再生をエラー終了した場合は(S209)、
その旨をホストコンピュータ32に通知し、この時はフ
ォーマット情報を読み出せないために、記録、再生は行
えないことになる。更に、フォーマット情報が記録され
ていなかった場合は(S206)、新規光カードである
ため、フォーマット情報を記録すれば、その光カードは
使用できるようになる。
【0033】このように本実施形態では、フォーマット
情報を光カードの第2、第1の記録領域の順序で記録
し、第2の記録領域に正しく記録された場合のみ第1の
記録領域に情報を記録し、且つ第1の記録領域に正しく
記録された場合のみフォーマット情報の記録処理を正常
終了することにより、フォーマット情報は必ず第1、第
2の領域に記録されるために、たとえゴミの付着や傷等
によって1つの領域のフォーマット情報を再生できなか
ったとしても、他の領域からフォーマット情報を得られ
るために、フォーマット情報の保存信頼性を高めること
ができる。また、第2の記録領域にフォーマット情報を
記録する際に記録エラーとなった時は、第1の記録領域
へ情報が正常に記録されなかった事を示す情報を記録す
るために、フォーマット情報を再生する場合は、第1の
記録領域を再生した時に何も記録されていなかった時は
第2の記録領域には情報が記録されていないことがわか
るために光カードが記録済みであるかが第1の記録領域
を再生するだけで判断でき、処理効率を向上することが
できる。
情報を光カードの第2、第1の記録領域の順序で記録
し、第2の記録領域に正しく記録された場合のみ第1の
記録領域に情報を記録し、且つ第1の記録領域に正しく
記録された場合のみフォーマット情報の記録処理を正常
終了することにより、フォーマット情報は必ず第1、第
2の領域に記録されるために、たとえゴミの付着や傷等
によって1つの領域のフォーマット情報を再生できなか
ったとしても、他の領域からフォーマット情報を得られ
るために、フォーマット情報の保存信頼性を高めること
ができる。また、第2の記録領域にフォーマット情報を
記録する際に記録エラーとなった時は、第1の記録領域
へ情報が正常に記録されなかった事を示す情報を記録す
るために、フォーマット情報を再生する場合は、第1の
記録領域を再生した時に何も記録されていなかった時は
第2の記録領域には情報が記録されていないことがわか
るために光カードが記録済みであるかが第1の記録領域
を再生するだけで判断でき、処理効率を向上することが
できる。
【0034】図3は本発明による第2の実施形態の情報
記録再生方法を示すフローチャートである。本実施形態
では、光カードにパスワード情報を記録する場合を例と
している。図3において、まず、ホストコンピュータ3
2からドライブ31へ記録すべきパスワード情報を送信
する(S301)。MPU33はパスワード情報を受け
ると、光ビームをブロック61 内の第2の記録領域(情
報トラック4k-1 )に移動させ、ここに識別情報を付加
してパスワード情報を記録する(S302)。MPU3
3はパスワード情報のベリファイを行って正常に記録で
きたかどうかを判断し(S303)、もし正常に記録で
きなかった場合は、光ビームを第1の記録領域(情報ト
ラック42 )に移動させて記録が正常に行われなかった
事を示す情報の記録を行い(S304)、パスワード情
報の記録処理をエラー終了する(S305)。S304
での記録が正常に行われなかった事を示す情報として
は、例えば識別情報をASCIIコードで“FAIL”
としたパスワード情報が用いられる。
記録再生方法を示すフローチャートである。本実施形態
では、光カードにパスワード情報を記録する場合を例と
している。図3において、まず、ホストコンピュータ3
2からドライブ31へ記録すべきパスワード情報を送信
する(S301)。MPU33はパスワード情報を受け
ると、光ビームをブロック61 内の第2の記録領域(情
報トラック4k-1 )に移動させ、ここに識別情報を付加
してパスワード情報を記録する(S302)。MPU3
3はパスワード情報のベリファイを行って正常に記録で
きたかどうかを判断し(S303)、もし正常に記録で
きなかった場合は、光ビームを第1の記録領域(情報ト
ラック42 )に移動させて記録が正常に行われなかった
事を示す情報の記録を行い(S304)、パスワード情
報の記録処理をエラー終了する(S305)。S304
での記録が正常に行われなかった事を示す情報として
は、例えば識別情報をASCIIコードで“FAIL”
としたパスワード情報が用いられる。
【0035】一方、正常に記録できた場合は、MPU3
3は光ビームを第1の記録領域(情報トラック42 )に
移動させて再度パスワード情報の記録を行う(S30
6)。記録を終了すると、MPU33はベリファイを行
ってパスワード情報を正しく記録できたかどうかを判断
し(S307)、もし正常に記録できなかった場合は、
パスワード情報の記録処理をエラー終了する(S30
5)。記録処理を正常に終了した場合は(S308)、
そのブロックへのデータ及びディレクトリの記録、再生
が許可され、エラー終了した場合はデータ及びディレク
トリの記録、再生は禁止される。
3は光ビームを第1の記録領域(情報トラック42 )に
移動させて再度パスワード情報の記録を行う(S30
6)。記録を終了すると、MPU33はベリファイを行
ってパスワード情報を正しく記録できたかどうかを判断
し(S307)、もし正常に記録できなかった場合は、
パスワード情報の記録処理をエラー終了する(S30
5)。記録処理を正常に終了した場合は(S308)、
そのブロックへのデータ及びディレクトリの記録、再生
が許可され、エラー終了した場合はデータ及びディレク
トリの記録、再生は禁止される。
【0036】図4はパスワードの再生処理を示すフロー
チャートである。図4において、まず、ホストコンピュ
ータ32からドライブ31に記録あるいは再生すべきブ
ロックへのブロック移動命令を発行する(S401)。
ここでは、ブロック61 へ移動命令が発行されたものと
する。MPU33はこの命令により各部を制御して光ビ
ームを指示されたブロック61 に移動させ、且つ図5で
説明したブロック61内の第1の記録領域(情報トラッ
ク42 )に光ビームを移動させてパスワード情報1011
を再生する(S402)。MPU33はパスワード情報
の再生結果を判別し(S403)、もし正常に再生でき
た場合はホストコンピュータ32からそのブロックに対
応したパスワード情報をドライブ31に送信する(S4
04)。MPU33は再生したパスワード情報と送信さ
れたパスワード情報を照合し(S409)、その照合結
果を判別して(S410)、両方のパスワード情報が一
致すればパスワード情報の再生を正常終了し(S41
1)、一致しなければエラー終了する(S408)。S
403で再生された情報が、パスワード情報の記録処理
で説明した識別情報がASCIIコードで“FAIL”
の記録が正常に行われなかった事を示す情報であった場
合はパスワード情報が正常に記録されていないカードで
あると判断し、エラー終了する(S408)。
チャートである。図4において、まず、ホストコンピュ
ータ32からドライブ31に記録あるいは再生すべきブ
ロックへのブロック移動命令を発行する(S401)。
ここでは、ブロック61 へ移動命令が発行されたものと
する。MPU33はこの命令により各部を制御して光ビ
ームを指示されたブロック61 に移動させ、且つ図5で
説明したブロック61内の第1の記録領域(情報トラッ
ク42 )に光ビームを移動させてパスワード情報1011
を再生する(S402)。MPU33はパスワード情報
の再生結果を判別し(S403)、もし正常に再生でき
た場合はホストコンピュータ32からそのブロックに対
応したパスワード情報をドライブ31に送信する(S4
04)。MPU33は再生したパスワード情報と送信さ
れたパスワード情報を照合し(S409)、その照合結
果を判別して(S410)、両方のパスワード情報が一
致すればパスワード情報の再生を正常終了し(S41
1)、一致しなければエラー終了する(S408)。S
403で再生された情報が、パスワード情報の記録処理
で説明した識別情報がASCIIコードで“FAIL”
の記録が正常に行われなかった事を示す情報であった場
合はパスワード情報が正常に記録されていないカードで
あると判断し、エラー終了する(S408)。
【0037】一方、S403でパスワード情報をゴミや
傷などにより正しく再生できなかった場合は、光ビーム
をブロック61 内の第2の記録領域(情報トラック4
k-1 )に移動させてパスワード情報1012を再生する
(S406)。MPU33はパスワード情報の再生結果
を判別し(S407)、正常に再生できた場合は、S4
04に進んで、前記と同様にホストコンピュータ32か
ら送られたパスワード情報と照合し、その照合結果に応
じて正常終了あるいはエラー終了する。また、正常にパ
スワード情報を再生できなかった場合は、エラー終了す
る(S408)。なお、S403のパスワード情報の再
生結果、パスワード情報が記録されていなかった場合
は、パスワード未記録としてパスワード情報の再生処理
を終了する(S406)。
傷などにより正しく再生できなかった場合は、光ビーム
をブロック61 内の第2の記録領域(情報トラック4
k-1 )に移動させてパスワード情報1012を再生する
(S406)。MPU33はパスワード情報の再生結果
を判別し(S407)、正常に再生できた場合は、S4
04に進んで、前記と同様にホストコンピュータ32か
ら送られたパスワード情報と照合し、その照合結果に応
じて正常終了あるいはエラー終了する。また、正常にパ
スワード情報を再生できなかった場合は、エラー終了す
る(S408)。なお、S403のパスワード情報の再
生結果、パスワード情報が記録されていなかった場合
は、パスワード未記録としてパスワード情報の再生処理
を終了する(S406)。
【0038】ここで、パスワード情報の照合が一致して
正常終了した場合は(S411)、そのブロックへのデ
ータ、ディレクトリの記録、再生が許可され、ホストコ
ンピュータ32の指示に基づいて記録や再生を行う。ま
た、ブロック61 内の2つの領域に記録されたパスワー
ド情報を再生できなかったり、照合した2つのパスワー
ド情報が一致しなかったりしてエラー終了した場合は
(S408)、そのブロックへのデータやディレクトリ
の記録、再生は禁止され、データの保護が図られる。更
に、パスワード情報が記録されていなかった場合は(S
406)、そのブロックはパスワード情報によるデータ
保護はないものとして、データやディレクトリの記録、
再生が許可される。この場合、そのブロックへのパスワ
ード情報の記録は可能であり、パスワード情報を記録す
れば前述のようなデータの保護を図ることができる。
正常終了した場合は(S411)、そのブロックへのデ
ータ、ディレクトリの記録、再生が許可され、ホストコ
ンピュータ32の指示に基づいて記録や再生を行う。ま
た、ブロック61 内の2つの領域に記録されたパスワー
ド情報を再生できなかったり、照合した2つのパスワー
ド情報が一致しなかったりしてエラー終了した場合は
(S408)、そのブロックへのデータやディレクトリ
の記録、再生は禁止され、データの保護が図られる。更
に、パスワード情報が記録されていなかった場合は(S
406)、そのブロックはパスワード情報によるデータ
保護はないものとして、データやディレクトリの記録、
再生が許可される。この場合、そのブロックへのパスワ
ード情報の記録は可能であり、パスワード情報を記録す
れば前述のようなデータの保護を図ることができる。
【0039】本実施形態では、パスワード情報を光カー
ドの第2、第1の記録領域の順序で記録し、第2の記録
領域に正しく記録された場合のみ第1の記録領域に情報
を記録し、且つ、第1の記録領域に正しく記録された場
合のみパスワード情報記録処理を正常終了することによ
り、パスワード情報は必ず第1、第2の領域に記録され
るために、たとえゴミの付着や傷等によって1つの領域
のパスワード情報を再生できなかったとしても、他の領
域からパスワード情報を得られるために、パスワード情
報の保存信頼性を高めることができる。また、第2の記
録領域にパスワード情報を記録する際に、記録エラーと
なった時は第1の記録領域に情報が正常に記録されなか
った事を示す情報を記録するために、パスワード情報を
再生する場合は、第1の記録領域を再生した時に何も記
録されていなかった時は、第2の記録領域には情報が記
録されていないことがわかるためにパスワード情報が記
録済みであるかが第1の記録領域を再生するだけで判断
でき、処理効率を向上することができる。
ドの第2、第1の記録領域の順序で記録し、第2の記録
領域に正しく記録された場合のみ第1の記録領域に情報
を記録し、且つ、第1の記録領域に正しく記録された場
合のみパスワード情報記録処理を正常終了することによ
り、パスワード情報は必ず第1、第2の領域に記録され
るために、たとえゴミの付着や傷等によって1つの領域
のパスワード情報を再生できなかったとしても、他の領
域からパスワード情報を得られるために、パスワード情
報の保存信頼性を高めることができる。また、第2の記
録領域にパスワード情報を記録する際に、記録エラーと
なった時は第1の記録領域に情報が正常に記録されなか
った事を示す情報を記録するために、パスワード情報を
再生する場合は、第1の記録領域を再生した時に何も記
録されていなかった時は、第2の記録領域には情報が記
録されていないことがわかるためにパスワード情報が記
録済みであるかが第1の記録領域を再生するだけで判断
でき、処理効率を向上することができる。
【0040】なお、本発明の他の実施形態として、次の
例を挙げる。 (1)上記実施形態では、光カードがドライブにセット
された場合、ドライブが自動的にフォーマット情報を再
生するとしたが、ホストコンピュータの命令によって再
生するようにしてもよい。 (2)ホストコンピュータがドライブに対してブロック
移動命令を発行した場合に、ドライブが自動的にパスワ
ード情報を再生するとしたが、ホストコンピュータの命
令によって再生することも可能である。 (3)フォーマット情報として識別情報、ブロック分割
数、ブロックごとの情報トラック数及び情報トラック当
りのセクタ数とセクタサイズを示したが、これ以外に他
の情報も付加してもよい。 (4)パスワード情報として識別情報を含んだ情報とし
たが、識別情報以外に他の情報を付加することも可能で
ある。 (5)フォーマット情報とパスワード情報を記録する場
合に、1本の情報トラックに記録したが(セクタタイプ
1)、データ量に応じて他のセクタタイプを適宜選択し
てもよい。 (6)光カード内の第1、第2の記録領域、ブロック内
の第1、第2の記録領域は図5に限定されるものではな
いが、ゴミや傷が付いた時のことを考慮して、第1、第
2の記録領域の位置を決定するのが望ましい。 (7)情報記録媒体を追記型の光カードとしたが、これ
に限定されることはなくディスク状のもの等他の記録媒
体であってもよい。 (8)フォーマット情報、パスワード情報を2つの領域
に記録したが、それ以上の領域に記録してもよい。
例を挙げる。 (1)上記実施形態では、光カードがドライブにセット
された場合、ドライブが自動的にフォーマット情報を再
生するとしたが、ホストコンピュータの命令によって再
生するようにしてもよい。 (2)ホストコンピュータがドライブに対してブロック
移動命令を発行した場合に、ドライブが自動的にパスワ
ード情報を再生するとしたが、ホストコンピュータの命
令によって再生することも可能である。 (3)フォーマット情報として識別情報、ブロック分割
数、ブロックごとの情報トラック数及び情報トラック当
りのセクタ数とセクタサイズを示したが、これ以外に他
の情報も付加してもよい。 (4)パスワード情報として識別情報を含んだ情報とし
たが、識別情報以外に他の情報を付加することも可能で
ある。 (5)フォーマット情報とパスワード情報を記録する場
合に、1本の情報トラックに記録したが(セクタタイプ
1)、データ量に応じて他のセクタタイプを適宜選択し
てもよい。 (6)光カード内の第1、第2の記録領域、ブロック内
の第1、第2の記録領域は図5に限定されるものではな
いが、ゴミや傷が付いた時のことを考慮して、第1、第
2の記録領域の位置を決定するのが望ましい。 (7)情報記録媒体を追記型の光カードとしたが、これ
に限定されることはなくディスク状のもの等他の記録媒
体であってもよい。 (8)フォーマット情報、パスワード情報を2つの領域
に記録したが、それ以上の領域に記録してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ォーマット情報またはパスワード情報の記録時に正常に
記録できなかった媒体の場合には、フォーマット情報ま
たはパスワード情報の再生時に最初に読み込まれる領域
に、フォーマット情報またはパスワード情報が正常に記
録できなかった事を示す特定の情報を記録するために、
フォーマット情報またはパスワード情報の記録時に正常
に記録できなかった媒体を正常に記録できた媒体として
判断することがなく、記録情報の信頼性を向上すること
ができる。
ォーマット情報またはパスワード情報の記録時に正常に
記録できなかった媒体の場合には、フォーマット情報ま
たはパスワード情報の再生時に最初に読み込まれる領域
に、フォーマット情報またはパスワード情報が正常に記
録できなかった事を示す特定の情報を記録するために、
フォーマット情報またはパスワード情報の記録時に正常
に記録できなかった媒体を正常に記録できた媒体として
判断することがなく、記録情報の信頼性を向上すること
ができる。
【0042】また、フォーマット情報またはパスワード
情報が記録されるべき所定の領域にはフォーマット情報
またはパスワード情報が正常に記録できなかった事を示
す特定の情報を含めてすべて何らかの情報を記録するた
めに、フォーマット記録処理あるいはパスワード記録処
理時にエラー終了したカードであっても未フォーマッ
ト、あるいはパスワード未記録であると認識せず、処理
効率を向上することができる。
情報が記録されるべき所定の領域にはフォーマット情報
またはパスワード情報が正常に記録できなかった事を示
す特定の情報を含めてすべて何らかの情報を記録するた
めに、フォーマット記録処理あるいはパスワード記録処
理時にエラー終了したカードであっても未フォーマッ
ト、あるいはパスワード未記録であると認識せず、処理
効率を向上することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に基づくフォーマット
情報記録方法を示すフローチャートである。
情報記録方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施形態に基づくフォーマット
情報再生方法を示すフローチャートである。
情報再生方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に基づくパスワード情
報記録方法を示すフローチャートである。
報記録方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に基づくパスワード情
報再生方法を示すフローチャートである。
報再生方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の情報記録再生方法に用いる光カードの
記録面を示す図である。
記録面を示す図である。
【図6】本発明の情報記録再生方法に係る光カード情報
記録再生装置を示すブロック図である。
記録再生装置を示すブロック図である。
【図7】従来例の光カードを示す図である。
【図8】セクタタイプ毎のセクタ数とセクタサイズの関
係の例を示す図である。
係の例を示す図である。
【図9】フォーマット情報の具体的内容を示す図であ
る。
る。
【図10】パスワード情報の具体的内容を示す図であ
る。
る。
1 光カード 2 情報記録領域 41 〜4n 情報トラック 61 ,6n ブロック 711〜71n,721〜72n データ 811〜81n,821〜82m ディレクトリ 91 ,92 フォーマット情報 1011,1012 パスワード情報 30 光ヘッド 31 光カード情報記録再生装置(ドライブ) 32 ホストコンピュータ 33 MPU 34 AT/AF制御回路 38 光ビーム照射光学系 39 光検出器
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の情報トラックを有する情報記録媒
体の記録領域を複数のブロックに分割すると共に、各ブ
ロックごとに情報トラック数及び情報トラック当りのセ
クタ数とセクタサイズを変えて情報を記録し、あるいは
記録情報を再生する情報記録再生方法において、記録領
域のブロック分割数、各ブロックごとの情報トラック数
及び各ブロックごとの情報トラック当りのセクタ数とセ
クタサイズを示すフォーマット情報を前記記録媒体の複
数の領域に情報再生時の所定の順序とは逆の順序で記録
し、このフォーマット情報の記録中にいずれか1つの領
域で正常に記録できなかった時は、前記フォーマット情
報を記録する領域の内、未記録の領域に記録が正常に行
われなかったことを示す情報を記録することを特徴とす
る情報記録再生方法。 - 【請求項2】 前記フォーマット情報を前記所定の順序
で再生した時に、いずれか1つの領域で記録が正常に行
われなかったことを示す情報を再生した場合には、前記
フォーマット情報が正常に記録されていないと判断し、
再生処理を中止することを特徴とする請求項1に記載の
情報記録再生方法。 - 【請求項3】 複数の情報トラックを有する情報記録媒
体にパスワード情報を記録し、前記記録媒体に情報を記
録し、あるいは記録情報を再生する場合は、前記パスワ
ード情報を再生して入力されたパスワード情報と照合
し、両方のパスワード情報が一致したときに情報の記録
あるいは再生を許可する情報記録再生方法において、前
記記録媒体の複数の領域にパスワード情報を情報再生時
の所定の順序とは逆の順序で記録し、このパスワード情
報の記録中にいずれか1つの領域で正常に記録できなか
った時は、前記パスワード情報を記録する領域の内、未
記録の領域に記録が正常に行われなかったことを示す情
報を記録することを特徴とする情報記録再生方法。 - 【請求項4】 前記パスワード情報を前記所定の順序で
再生した時に、いずれか1つの領域で記録が正常に行わ
れなかったことを示す情報を再生した場合には、前記パ
スワード情報が正常に記録されていないと判断し、再生
処理を中止することを特徴とする請求項3に記載の情報
記録再生方法。 - 【請求項5】 前記パスワード情報は情報記録媒体の複
数に分割されたブロックごとに記録され、パスワード情
報は各ブロックごとに再生されることを特徴とする請求
項3に記載の情報記録再生方法。 - 【請求項6】 前記情報記録媒体はカード状記録媒体で
あることを特徴とする請求項1乃至4に記載の情報記録
再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189311A JP2001022629A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | 情報記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189311A JP2001022629A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | 情報記録再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001022629A true JP2001022629A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16239235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11189311A Pending JP2001022629A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | 情報記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001022629A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003085291A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-20 | Sony Corp | 健康管理システム、サーバ、データ計測装置および表示装置 |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP11189311A patent/JP2001022629A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003085291A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-20 | Sony Corp | 健康管理システム、サーバ、データ計測装置および表示装置 |
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