JP2001022501A - 日本語入力キーボード - Google Patents

日本語入力キーボード

Info

Publication number
JP2001022501A
JP2001022501A JP11194425A JP19442599A JP2001022501A JP 2001022501 A JP2001022501 A JP 2001022501A JP 11194425 A JP11194425 A JP 11194425A JP 19442599 A JP19442599 A JP 19442599A JP 2001022501 A JP2001022501 A JP 2001022501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
character
line
stroke
japanese
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11194425A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hikasa
健 日笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AP LAB KK
DIGITAL WAVE KK
Original Assignee
AP LAB KK
DIGITAL WAVE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AP LAB KK, DIGITAL WAVE KK filed Critical AP LAB KK
Priority to JP11194425A priority Critical patent/JP2001022501A/ja
Publication of JP2001022501A publication Critical patent/JP2001022501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 数の少ないキーを用いた簡単な操作により日
本語入力を行なう。 【解決手段】 五十音表中の一つの文字を、連続する2
回のストロークにより入力する。第1ストロークにおい
ては文字キー21〜25の単独打鍵またはシフトキー4
1との同時打鍵により、各文字キーに割り当てられたい
ずれかの行(例えば「ア行」「ハ行」)を特定する。第
2ストロークにおいては、各文字キーに割り当てられた
いずれかの段(例えば「ア段」「イ段」)、及び濁音、
拗音等を、単独打鍵またはシフトキー41との同時打鍵
により特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーを打つことに
より文字または記号を入力するための日本語入力キーボ
ードに関し、特に携帯電話等の携帯端末とともに携帯
し、携帯端末を利用して通信を行なうのに適した日本語
入力キーボードに関する。
【0002】
【従来の技術】近来の情報技術の発展に伴い、携帯電
話、ポケットベル(登録商標)、小型PDA等の携帯端
末から電子メールの送受信その他の種類の文字データの
送受信処理が可能になり、これらのサービスが既に広く
利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯端末に日本語を入
力しようとする場合、従来の装置が基本的には電話機の
延長にあるため、数字キーを応用した方式がほとんどで
あった。この方式は極めて煩雑で、よほど熟練していな
ければ手間と時間を要するものだった。一方、携帯端末
に備えられ、あるいは接続される小型化されたJISキ
ーボードなども開発されているが、パーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサで使用されているものと基本的
は同一であり、キーの数が多くて小型化に限界があるた
め携帯しやすさを損ね、またキー自体も小さいために入
力が困難で操作性が悪かった。
【0004】よって本発明の目的は、外出先で携帯電話
等の携帯端末を利用して電子メールの送受信する等の場
合の日本語入力に特に適しており、簡便に素早く日本語
の文字を入力できるとともに極めてコンパクトに構成で
きる日本語入力キーボード装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、五十音表におけるそれぞれ
2つの行と1つの段とが割り当てられた第1乃至第5文
字キーと、同時打鍵により前記行の一つの選択を行なう
1つのシフトキーとを含み、前記第1乃至第5文字キー
と、必要に応じ前記シフトキーとを用いた2回のストロ
ークにより前記行及び前記段を特定することにより1つ
の文字を入力するように日本語入力キーボードを構成し
た。
【0006】本発明に係る日本語入力キーボードにおい
ては、五十音表に含まれる文字を入力するために、2回
のストロークにより行及び段を特定する。五十音表に含
まれる文字は10行と5段により全部特定することがで
きる。5個の文字キーにはそれぞれ2以上の行と1つの
段とが割り当てられている。例えば第1乃至第5文字キ
ーのうち、第1文字キーには「ア行」「ハ行」及び「ア
段」、第2文字キーには「カ行」「マ行」及び「イ
段」、第3文字キーには「サ行」「ヤ行」及び「ウ
段」、第4文字キーには「タ行」「ラ行」及び「エ
段」、第5文字キーには「ナ行」「ワ行」及び「オ段」
をそれぞれ割り当てる。本発明においては順に行なわれ
る2回のストロークにより行と段をそれぞれ特定する。
2回のうち、例えば最初の第1ストロークにおいて、い
ずれかの文字キーの単独打鍵またはシフトキーとの同時
打鍵により行のいずれかを特定し、次の第2ストローク
において、いずれかの文字キーの単独打鍵により、段の
いずれかを特定すれば、五十音表に含まれる文字全部
(厳密には「撥音」(ン)を除く)を入力することがで
きる。なお行と段とのストロークの順番を逆にすること
も可能であるが、感覚的には行を先に、段を後から特定
する方が慣例的で違和感を感じさせず、好ましいであろ
う。よって、この日本語入力キーボードによれば、多く
とも3回のキー押下により、五十音表に含まれる文字を
入力することができる。
【0007】五十音表に含まれない「濁音」「半濁音」
「拗音」「促音」「撥音」及び「記号」については、そ
の他の入力方法により入力する。例えば、変換時に調節
する(例えば「しよいすていつく」と入力すると「ジョ
イスティック」に変換されるようにする)方法、「ガ
行」「ザ行」「ダ行」「バ行」「パ行」も第1ストロー
クにおいて連続打鍵や連続同時打鍵等により特定する方
法等もあるが、請求項2に記載のように、第2ストロー
クにおいて、段だけではなく、シフトキーの同時打鍵に
より「濁音」「半濁音」「拗音」及び「促音」を特定で
きるように構成することができる。例えば第2ストロー
クにおいて、「濁音」及び「拗音」はシフトキーと文字
キーとの同時打鍵により特定する。「拗音(ぁぃぅぇぉ
ゃゅょ)」が「ア行」と「ヤ行」であり、これらの行に
は「濁音」がないため同じ方法にすることができる。
「半濁音」及び「促音(ッ)」は、これらの行には「濁
音」があるので、シフトキーを押下中に文字キーを連続
して押下する連続同時打鍵により特定されるように構成
可能である。また「撥音(ン)」についてもさまざまな
入力方法が考えられるが、例えば第1ストロークにおい
て、「濁音」等を持たない「ワ行」を特定し、第2スト
ロークにおいてシフトキーと文字キーとの同時打鍵によ
り入力する。さらに句読点や長音や括弧などの「記号」
は第1ストロークにおいて「ナ行」「マ行」または「ラ
行」を特定し、第2ストロークにおいて、シフトキーと
文字キーとの同時打鍵により入力できるようにする。こ
れは前述の「濁音」及び「拗音」の入力操作と同様であ
るが、これらの行には「濁音」及び「拗音」がないた
め、代わりに記号を15個まで割り当てることができ
る。
【0008】このような日本語入力キーボードはキーが
少ないので小型軽量に製造でき、また携帯のためにはそ
の方が好ましいことは明らかである。また外出先など
で、机の上などに置いたりせずに手に持ったまま操作し
やすいように、一方の手で保持したときに、シフトキー
は親指の先にほぼ重畳する位置に配置し、かつ文字キー
は他の指の先にほぼ重畳する位置に配置することが望ま
しい。また両手で保持したまま操作できるように、シフ
トキーは一方の手の親指の先にほぼ重畳する位置に配置
し、かつ文字キーは他方の手の親指の先にほぼ近接する
位置に配置することもできる。必要に応じて、シフトキ
ーに近接して文字種キー及び変換キーが配置され、文字
キーに隣接して後退キー及び取消キーが配置されるよう
にすることもできる。これらのキーは、パーソナルコン
ピュータやワードプロセッサのキーボードに割り当てら
れている同様の機能を果たす。すなわち文字種キーは、
例えば、ひらがな→カタカナ→英字→記号→ひらがなの
ように入力文字種をトグルする。変換キーは、例えば適
当な文節を入力するごとに押すことにより、かな漢字変
換を実行する。
【0009】また、この日本語入力キーボードは、携帯
端末等の電子機器と一体にも別体にも構成することがで
きる。一体の場合には、日本語入力キーボードはパーソ
ナルコンピュータやワードプロセッサの一部をなし、特
にこれらの機能を有する携帯端末に備えられる。別体の
場合には、通常のキーボードと置き換えて使用され、に
携帯端末に着脱可能に装着でき、携帯端末に装着すると
携帯端末との間で信号授受可能に接続されるように構成
すると、両者の接続を外出先でも容易に行なうことがで
きる。携帯端末に接続した場合、日本語入力時には、デ
ィスプレイやかな漢字変換機能を実行する演算制御部な
どは、携帯端末側に備えられている機能が利用されるこ
とが多い。
【0010】さらに請求項9に記載の発明は、日本語に
おけるそれぞれ2以上の子音と1つの母音とが割り当て
られた第1乃至第5文字キーと、同時打鍵により前記子
音の一つの選択を行なう1つのシフトキーとを含み、前
記第1乃至第5文字キーと、必要に応じ前記シフトキー
とを用いた2回のストロークにより前記母音及び前記子
音を特定することにより1つの文字を入力するように日
本語入力キーボードを構成した。
【0011】請求項9に記載の発明に係る日本語入力キ
ーボードによると、例えば最初のストロークにおいて子
音が特定され、次のストロークにより母音が特定され
る。日本語のかな文字は、音声を発声するための文字で
あるという観点よりすると、母音のみ、もしくは子音と
母音の綴音を表記したものであるから、子音の種類(な
い場合を含む)と母音の種類とを特定すれば、すべての
かな文字を特定することができる。ここで母音は例えば
ヘボン式ローマ字に準拠してa、e、i、o、uの5つ
により、また一般的な発音記号[a]、[e]、
[i]、[o]、[u]の5つにより、さらには五十音
順のアイウエオの5段などさまざまな文字または記号に
より視覚的に表わすことができる。子音も同様で、例え
ばk、[k]、カ行の如くである。子音の数は多いが、
母音は5つの文字キーを用意して、1つづつ割り当てれ
ば足りる。その際shiをsi、chiをtiと同一に
扱うなど、なるべく少ない数のキー操作で入力可能なよ
うに構成するのは、従来のワードプロセッサ等における
と同様である。これにより、少数のキーを用いたコンパ
クトな日本語入力キーボードの簡単な操作で日本語入力
を行なうことができる。さらに、この日本語入力キーボ
ードには、請求項2〜8の構成に微細な変造・変更・置
換を加えて応用可能であることは明らかであり、例えば
請求項2の拗音及び促音を入力するための構成等は、そ
のまま応用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図示の実施の形態について説
明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1(a)(b)
(c)はそれぞれ、本発明に係る日本語入力キーボード
の第1の実施の形態を示す平面図、正面図及び底面図で
あり、図2、3は携帯電話を装着した状態の図1の日本
語入力キーボードを示す斜視図である。
【0014】図において、日本語入力キーボードのケー
ス1は、底面部を構成する文字キー配置部11と、文字
キー配置部11の図1視右端において上方に突出したコ
ネクタ部12と、文字キー配置部11の図1視左端近く
の背面から上方向きに突出した背面板部13と、背面板
部13の上端から前方に突出して部分的な上面部を構成
するシフトキー配置部14とからなる。ケース1の各部
の内面は、図2、3に示すように携帯電話Tが嵌合され
て装着される凹陥部を構成しており、各内面のサイズ及
び形状は、携帯電話Tの外形に合致して相互に嵌り合う
ように設計されている。具体的には、細長い立方体が半
ば埋め込まれるような全体形状であり、かつ各内面は携
帯電話Tの各側面に密着する凹面であって、また携帯電
話Tの不規則な突出部、例えばアンテナやアンテナの基
部が入り込む孔が対応する箇所に設けられている。よっ
て図示のキーボードは、ある1つの機種の携帯電話専用
として製作されたものである。
【0015】文字キー配置部11の外底面には、第1か
ら第5までの5個の文字キー21〜25が左から順に並
んで配置されている。第1文字キー21のさらに左方に
は、取消キー26及び後退キー27が配置されている。
各文字キー21〜25は、図2、3に示すように携帯電
話Tを装着した状態で使用者が右手で把持した時に、人
差し指、中指または薬指の先が自然に各文字キー21〜
25の上に重なるような位置に配置されている。また取
消キー26及び後退キー27は、少し人差し指を伸ばせ
ば人差し指の先が容易に届く位置に配置されている。
【0016】コネクタ部12の内面にはコネクタ3が設
置されており、携帯電話Tが装着されると、携帯電話T
側のコネクタに嵌合し、これにより携帯電話Tとキーボ
ードとは、両者間で信号の授受が可能なように電気的に
接続される。コネクタ部12の外底面には、使用者が右
手の小指を当接させてキーボードがずり落ちないように
固定するためのゴムパッド121が配置されている。
【0017】背面板部13は上下に分割されており、相
互上下方向にスライド可能に構成されている。分割部分
のうち下部は文字キー配置部11と一体であり、上部は
シフトキー配置部14と一体であるから、文字キー配置
部11とシフトキー配置部14とは相互に接近離反する
ように変位することができる。携帯電話Tを装着すると
きには、まず文字キー配置部11とシフトキー配置部1
1とが相互に離反するように背面板部13をスライドさ
せておき、ケース1の各部の内面により画定される凹陥
部内に、携帯電話Tを互いのコネクタ同士が接続させる
位置に配置したら、文字キー配置部11とシフトキー配
置部11とが相互に接近するように背面板部13をスラ
イドさせると、文字キー配置部11とシフトキー配置部
11との間に携帯電話Tが挟持される。これにより、キ
ーボードに携帯電話Tを堅固に装着することができる。
【0018】シフトキー配置部14の上面には、シフト
キー41、変換キー42及び文字種キー43が並置され
ている。シフトキー41は、図2、3に示すように携帯
電話Tを装着した状態で使用者が右手で把持した時に、
親指の先または腹部分が自然に重なる位置に配置されて
いる。また変換キー42及び文字種キー43は、少し親
指を伸ばせば親指の先が容易に届く位置に配置されてい
る。
【0019】(第2の実施の形態)図4(a)(b)
(c)はそれぞれ、本発明に係る日本語入力キーボード
の第2の実施の形態を示す平面図、正面図及び底面図で
あり、図5、6は携帯電話を装着した状態の図4の日本
語入力キーボードを示す斜視図である。図4〜6におい
て、図1〜3に示した第1の実施の形態に含まれる部材
と同様の機能を有する部材には、同じ符号を付して示し
てある。
【0020】図において、日本語入力キーボードのケー
ス5は、底面部を構成する文字キー配置部51と、文字
キー配置部51の図1視右端において上方に突出したコ
ネクタ部52と、文字キー配置部11の図1視左端近く
の背面から上方向きに突出した背面板部53と、背面板
部53とコネクタ部52との上端に懸けわたされて上面
部を構成するシフトキー配置部54とからなる。
【0021】文字キー配置部51及びシフトキー配置部
54の傾斜した前面には、それぞれ文字キー21〜2
5、取消キー26及び後退キー27と、シフトキー4
1、変換キー42及び文字種キー43が配置されてい
る。図5、6に示すように携帯電話Tを装着した状態で
は、使用者はキーボードを両手で把持する。このとき、
右手の親指の先は自然にシフトキー41の上に重なり、
左手の親指の先は自然に各文字キー21〜25の上に重
なる。また取消キー26、後退キー27、変換キー42
及び文字種キー43は、少し親指を伸ばせば親指の先が
容易に届く位置に配置されている。
【0022】背面板部53は上下に分割されており、相
互上下方向にスライド可能に構成されている。よって文
字キー配置部51とシフトキー配置部54とは、コネク
タ部52との境界部を中心にそれぞれ旋回ないし湾曲す
ることにより、相互に接近離反するように変位すること
ができる。
【0023】(各実施の形態の作用)次に、第1及び第
2の実施の形態の作用について、図7及び8を参照しつ
つ説明する。図7(a)(b)は、第1、2の実施の形
態における共通する機能を有する各キーを操作して文字
入力する際の、第1ストローク時及び第2ストローク時
の各文字キーに割り当てられた機能をそれぞれ表わす概
念的な図であり、図8(a)〜(f)は、図7のキーを
操作して具体的に文字入力を行なう経過を説明するため
の概念的な図である。
【0024】図7(a)は五十音表中のいずれかの行を
特定する第1ストローク時の第1〜5文字キー21〜2
5への割り当ての様子を表わす。(b)はいずれかの段
を特定する第2ストローク時の割り当てである。すなわ
ち五十音表に含まれる文字は10行と5段により特定す
ることができる。5個の文字キーには、それぞれ2つの
行と1つの段とが割り当てられている。文字キー21〜
25のうち第1文字キー21には「あ行」「は行」及び
「あ段」、第2文字キー22には「か行」「ま行」及び
「い段」、第3文字キー23には「さ行」「や行」及び
「う段」、第4文字キー24には「た行」「ら行」及び
「え段」、第5文字キー25には「な行」「わ行」及び
「お段」がそれぞれ割り当てられている。
【0025】この実施の形態においては、順に行なわれ
る2回のストロークにより行と段をそれぞれ特定する。
まず第1ストローク(初期状態からの打鍵)において、
いずれかの文字キー21〜25の単独打鍵またはシフト
キー41との同時打鍵により行のいずれかを特定する。
例えば第2文字キー22の単独打鍵により「カ行」が特
定され、シフトキー41+第2文字キー22の同時打鍵
により「マ行」が特定される。第1ストロークが終了す
ると初期状態から音選択状態に移行し、第2ストローク
を行なう状態になる。この状態で、いずれかの文字キー
21〜25を単独打鍵して、段のいずれかを特定するこ
とにより、五十音表に含まれる文字全部(厳密には「撥
音」(ン)を除く)を入力することができる。例えば、
第2文字キー22を単独打鍵することにより「イ段」が
特定される。これにより行と段が特定され、一つの文字
が入力される。例えば「カ行」と「イ段」とにより
「キ」が入力され、「マ行」と「イ段」とにより「ミ」
が入力される。第2ストロークが終了して一つの文字が
入力されると音選択状態が解消して初期状態に移り、次
の文字の入力を開始することができる。
【0026】五十音表に含まれない「濁音」「半濁音」
「拗音」「促音」及び「記号」については、第2ストロ
ークの音選択状態において、段とともに特定することが
できる。すなわち第2ストロークにおいて、シフトキー
41との同時打鍵により「濁音」「半濁音」「拗音」及
び「促音」を特定できる。第2ストロークにおいて、
「濁音」及び「拗音」はシフトキー41といずれかの文
字キー21〜25との同時打鍵により、「半濁音」及び
「促音」はシフトキー41を押下中にいずれかの同じ文
字キー21〜25を連続して押下する連続同時打鍵によ
り、段と同時に特定される。例えば、「ビ」は第1スト
ロークにおいてシフトキー41+第1文字キー21で
「ハ行」を特定し、第2ストロークにおいてシフトキー
41+第2文字キー22で「イ行・濁音」を特定する。
「プ」は第1ストロークにおいてシフトキー41+第1
文字キー21で「ハ行」を特定した後、第2ストローク
においてシフトキー41+第3文字キー23を連続同時
打鍵する。すなわちシフトキー41を押下したまま第3
文字キー23を2回押下して離す。「ゅ」は、第1スト
ロークにおいてシフトキー41+第3文字キー23で
「ヤ行」を特定し、第2ストロークにおいてシフトキー
41+第3文字キー23を同時打鍵する。「ッ」は第4
文字キー24単独打鍵で「タ行」を特定し、第2ストロ
ークにおいてシフトキー41+第3文字キー23を連続
同時打鍵し「ウ段」「促音」を特定する。
【0027】「撥音(ン)」は、第1ストロークにおい
て「ワ行」を特定しておき、第2ストロークにおいてシ
フトキー41といずれかの文字キー21〜25との同時
打鍵により入力する。句読点や長音や括弧などの「記
号」は第1ストロークにおいて「ナ行」「マ行」または
「ラ行」を特定し、第2ストロークにおいてシフトキー
41と文字キー21〜25との同時打鍵により入力でき
るようにする。記号入力の操作は前述の「濁音」及び
「拗音」の入力操作と同様であるが、これらの行には
「濁音」及び「拗音」がないため濁音の代わりに記号を
15個まで割り当てることができる。空白(スペース)
は第1ストロークにおいてシフトキー41を単独打鍵す
ることにより確定する。第2ストロークにおいてシフト
キー41を単独打鍵すると、第1ストロークにおいて特
定した行の筆頭文字(アカサタナハマヤラワのうちのい
ずれかで、特定されている行を代表してディスプレイに
表示されている)がそのまま確定する。
【0028】なお、この実施の形態において、同時打鍵
はシフトキー41と文字キー21〜25の打鍵順序を問
わず、2つのキーの押下時間に重なりがあれば足りるよ
うになっている。具体的には、一方のキーが押下中に他
方のキーが押下されると同時打鍵が成立する。一方のキ
ーが押下されてから離されるまでの間に他方が押されな
ければ、離された時点で一方のキーの単独打鍵が成立す
る。また同時打鍵が成立後、一方のキーが押下されたま
まで他方のキーが離され、他方のキーが再度押下される
と、その時点で他方のキーの連続同時打鍵が成立する。
【0029】取消キー26、後退キー27、変換キー4
2及び文字種キー43は通常のキーボードにおける同様
のキーと同様の機能を果す。変換キー42は、適当な文
節を入力するごとに押すことにより、かな漢字変換を実
行する。文字種キー43は、例えば、ひらがな→カタカ
ナ→英字→記号→ひらがなのように入力文字種をトグル
する。取消キー26、後退キー27、変換キー42は初
期状態においては単独打鍵でIMEに対して機能する。
無変換は取消キーにより指定される。第2ストロークに
おいてこれらのキーを押下すると、第1ストロークでの
行の特定は解除され、初期状態に戻る。
【0030】次に図8(a)〜(f)に従って、例とし
て「日本語(にっぽんご)」を入力する手順を説明す
る。まず(a)において第1ストロークで第4文字キー
24を単独打鍵して「ナ行」を特定し、第2ストローク
で第2文字キー22を単独打鍵して「イ段」を特定する
(入力文字「に」)。続いて(b)第4文字キー24単
独打鍵で「タ行」、シフトキー41+第3文字キー23
の連続同時打鍵にて「ウ段」「促音」を特定する(「に
っ」)。(c)第1文字キー21+シフトキー41同時
打鍵で「ハ行」、シフトキー41+第5文字キー25連
続同時打鍵で「オ段」「半濁音」を特定し(「にっ
ぽ」)、(d)第5文字キー25+シフトキー41同時
打鍵で「ワ行」、第5文字キー25+シフトキー41同
時打鍵で「撥音」を特定して(「にっぽん」)、最後に
(e)第2文字キー22を単独打鍵して「カ行」、第5
文字キー25+シフトキー41同時打鍵で「オ段」「濁
音」を特定する(「にっぽんご」)。さらに変換キー4
2を押せば(f)に示すように「日本語」の漢字に変換
される。
【0031】以上のように、第1及び第2の実施の形態
の日本語入力キーボードによると、10個という少ない
数のキーを、2回から5回押下することにより1つの仮
名文字を入力することができ、コンパクトに構成された
キーボードの簡単かつ短時間の操作により、日本語入力
を行なうことができる。よって、外出先であっても、日
本語の文を作成して、携帯電話Tを通じて送信すること
ができる。
【0032】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
あることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明に係る日本語入力キ
ーボードによると、特に外出先で携帯電話等の携帯端末
を利用して日本語の文を送信するために、簡便に素早く
日本語の文字を入力できるとともに、極めてコンパクト
に構成して携帯性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)(b)(c)は、それぞれ本発明に
係る日本語入力キーボードの第1の実施の形態を示す平
面図、正面図及び底面図である。
【図2】図2は、図1の実施の形態の携帯電話が装着さ
れた状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、視点を変えた図2と同様の図である。
【図4】図4(a)(b)(c)は、それぞれ本発明に
係る日本語入力キーボードの第2の実施の形態を示す平
面図、正面図及び底面図である。
【図5】図5は、図4の実施の形態の携帯電話が装着さ
れた状態を示す斜視図である。
【図6】図6は、視点を変えた図5と同様の図である。
【図7】図7(a)(b)は、第1及び第2の実施の形
態における、第1ストローク時と第2ストローク時との
各文字キーの割り当てを示す概略図である。
【図8】図8(a)〜(f)は、図7のキーを利用した
具体的な単語の入力の過程の一例を説明する図である。
【符号の説明】
21〜25 文字キー 26 取消キー 27 後退キー 41 シフトキー 42 変換キー 43 文字種キー
フロントページの続き Fターム(参考) 5B020 AA04 CC00 CC17 DD02 DD11 DD51 5K023 AA07 BB11 DD06 GG09 GG15 HH07 MM25 PP02 PP12 5K027 AA11 BB02 FF01 FF22 HH26 MM04 MM17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 五十音表におけるそれぞれ2つの行と1
    つの段とが割り当てられた第1乃至第5文字キーと、 同時打鍵により前記行の一つの選択を行なう1つのシフ
    トキーとを含み、 前記第1乃至第5文字キーと、必要に応じ前記シフトキ
    ーとを用いた2回のストロークにより前記行及び前記段
    を特定することにより1つの文字を入力することを特徴
    とする日本語入力キーボード。
  2. 【請求項2】 第1乃至第5文字キーのうち、第1文字
    キーには「ア行」「ハ行」及び「ア段」、第2文字キー
    には「カ行」「マ行」及び「イ段」、第3文字キーには
    「サ行」「ヤ行」及び「ウ段」、第4文字キーには「タ
    行」「ラ行」及び「エ段」、第5文字キーには「ナ行」
    「ワ行」及び「オ段」がそれぞれ割り当てられ、 前記2回のストロークのうち第1ストロークにおいて前
    記行のいずれかを特定し、第2ストロークにおいて前記
    段のいずれかを特定するとともに、前記シフトキーの同
    時打鍵により「濁音」「半濁音」「拗音」及び「促音」
    を特定可能な請求項1に記載の日本語入力キーボード。
  3. 【請求項3】 前記第2ストロークにおいて、「濁音」
    及び「拗音」は前記シフトキーと前記文字キーとの同時
    打鍵により、「半濁音」及び「促音」は前記シフトキー
    を押下中に前記文字キーを連続して押下する連続同時打
    鍵により特定される請求項2に記載の日本語入力キーボ
    ード。
  4. 【請求項4】 前記第1ストロークにおいて「ワ行」を
    特定し、前記第2ストロークにおいて前記シフトキーと
    前記文字キーとの同時打鍵により「撥音」を入力でき、 前記第1ストロークにおいて「ナ行」「マ行」または
    「ラ行」を特定し、前記第2ストロークにおいて前記シ
    フトキーと前記文字キーとの同時打鍵により「記号」を
    入力できる請求項3に記載の日本語入力キーボード。
  5. 【請求項5】 一方の手で保持したときに、前記シフト
    キーは親指の先にほぼ重畳する位置に配置され、かつ前
    記文字キーは他の指の先にほぼ重畳する位置に配置され
    た請求項1乃至4のいずれかに記載の日本語入力キーボ
    ード。
  6. 【請求項6】 両手で保持したときに、前記シフトキー
    は一方の手の親指の先にほぼ重畳する位置に配置され、
    かつ前記文字キーは他方の手の親指の先にほぼ近接する
    位置に配置された請求項1乃至4のいずれかに記載の日
    本語入力キーボード。
  7. 【請求項7】 前記シフトキーに近接して文字種キー及
    び変換キーが配置され、前記文字キーに隣接して後退キ
    ー及び取消キーが配置された請求項5または6に記載の
    日本語入力キーボード。
  8. 【請求項8】 携帯端末に着脱可能に装着でき、前記携
    帯端末に装着すると前記携帯端末との間で信号授受可能
    に接続される請求項1乃至7のいずれかに記載の日本語
    入力キーボード。
  9. 【請求項9】 日本語におけるそれぞれ2以上の子音と
    1つの母音とが割り当てられた第1乃至第5文字キー
    と、 同時打鍵により前記子音の一つの選択を行なう1つのシ
    フトキーとを含み、 前記第1乃至第5文字キーと、必要に応じ前記シフトキ
    ーとを用いた2回のストロークにより前記母音及び前記
    子音を特定することにより1つの文字を入力することを
    特徴とする日本語入力キーボード。
JP11194425A 1999-07-08 1999-07-08 日本語入力キーボード Pending JP2001022501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11194425A JP2001022501A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 日本語入力キーボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11194425A JP2001022501A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 日本語入力キーボード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001022501A true JP2001022501A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16324399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11194425A Pending JP2001022501A (ja) 1999-07-08 1999-07-08 日本語入力キーボード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001022501A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018275A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Hori Co Ltd 携帯電話機に組み合わせて使用する拡張コントローラ
WO2003009119A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Katsuzo Tanaka Dispositif d'entree de caracteres d'un telephone portable
US7522937B2 (en) 2001-08-29 2009-04-21 Katsuzo Tanaka Super-high rate letter input device for a cell phone

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018275A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Hori Co Ltd 携帯電話機に組み合わせて使用する拡張コントローラ
WO2003009119A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Katsuzo Tanaka Dispositif d'entree de caracteres d'un telephone portable
WO2003009121A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Katsuzo Tanaka Dispositif d'entree de caracteres pour un telephone portatif
US7522937B2 (en) 2001-08-29 2009-04-21 Katsuzo Tanaka Super-high rate letter input device for a cell phone

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070188472A1 (en) Systems to enhance data entry in mobile and fixed environment
NZ582991A (en) Using gliding stroke on touch screen and second input to choose character
US20070287391A1 (en) Angular keyboard for a handheld mobile communication device
US11503144B2 (en) Systems to enhance data entry in mobile and fixed environment
JPH06102979A (ja) 片手用キーボード
JP2002222037A (ja) キー入力装置
JP2001022501A (ja) 日本語入力キーボード
JP3071772B2 (ja) キ―入力装置
KR101913359B1 (ko) 특수문자 입력방법
JP4190951B2 (ja) キー入力装置、携帯電話機およびキー入力方法
JP3110695B2 (ja) キー入力装置
JP2006025386A (ja) 省スペースの文字入力装置
KR101753389B1 (ko) 특수 문자 등을 쉽게 입력하는 방법
US20220360657A1 (en) Systems to enhance data entry in mobile and fixed environment
JP2001075708A (ja) キー入力装置および日本語入力方法
JP4395177B2 (ja) キーボード
ZA200508462B (en) Systems to enhance daya entry in mobile and fixed environment
JP3072312U (ja) 情報機器用片手操作キーボード
CN103076886A (zh) 在移动和固定的环境中用于增强数据输入的系统
KR100556839B1 (ko) 이동 통신 단말기의 문자 입력 방법
EP1865401A1 (en) Angular keyboard for handheld mobile communication device
JP2002373046A (ja) 携帯型電子機器
JP3083982U (ja) 花弁型5方向キーの組み合わせによる文字入力キーボードのキー配列
JP2009187519A (ja) キー入力装置
JPH10177446A (ja) キー入力装置