JP2001022294A - 両面表示装置、及び該両面表示装置の製造方法 - Google Patents

両面表示装置、及び該両面表示装置の製造方法

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JP2001022294A
JP2001022294A JP19368299A JP19368299A JP2001022294A JP 2001022294 A JP2001022294 A JP 2001022294A JP 19368299 A JP19368299 A JP 19368299A JP 19368299 A JP19368299 A JP 19368299A JP 2001022294 A JP2001022294 A JP 2001022294A
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Etsuro Kishi
悦朗 貴志
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで高開口率の両面表示装置を提供す
る。 【解決手段】電圧印加によって両面に表示を行う両面表
示装置において、表面の表示のためのTFT15Aや裏
面の表示のためのTFT15B等を2枚のサブ基板12
A,12Bの間に配置し、各サブ基板12A,12Bの
外面にはそれぞれ表示電極4A,4Bを形成する。この
ように全てのTFT15A,15Bをサブ基板12A,
12Bの間に配置したため、表示電極4A,4BはTF
T15A,15Bとの関係を考慮することなくその面積
を大きくでき、開口率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、電圧
を印加することによって表裏両面に情報を表示する両面
表示装置及び該両面表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、情報を電気的に書き込むことがで
きる機能を有するものでありながら、維持電力が不要で
あって紙のように手軽に携帯可能なペーパーライクディ
スプレイの提案や開発がにわかに活気付いている。そし
て、このペーパーライクディスプレイは、将来的には現
在の情報供給手段として主流をなしている新聞や雑誌や
書籍等の紙媒体に置き換わるものとして、また超軽量な
ホームページプラウザを担う製品形態として期待されて
いる。
【0003】ところで、このようなペーパーライクディ
スプレイには、少なくとも従来の紙媒体と同等の性能、
すなわち、 紙媒体のように薄くて軽量であって携帯可能である
こと 紙媒体と同様に、メモリ性があって維持電力が不要
であること 紙媒体と同様に、安価であること が要求される。
【0004】なお、紙媒体を用いた書籍は、複数の紙媒
体が閉じられて構成されているために、(従来のディス
プレイ装置のように、単一の表示画面を次々とスクロー
ルしながら情報を順次表示するような煩雑な作業を不要
として)ページをめくるといった簡単な動作によって他
の情報を短時間で容易に入手でき、必要に応じてページ
をめくりながら読み進め或は読み返すことによって、書
籍に記載されている内容の理解を容易にし、かつ、発想
を容易にするという特質を有する。ペーパーライクディ
スプレイでもこの特質を利用するには、ペーパーライク
ディスプレイを複数枚束ねて本のようにして用いること
が望ましい(以下、このような形態を“電子ブック”と
する)。この場合、各ペーパーライクディスプレイに
は、予めダウンロードしておいた大量の情報を表示して
おく。上述した〜の性能は、ペーパーライクディス
プレイによってこのような電子ブックを実現するために
も重要となる。
【0005】このようなペーパーライクディスプレイに
関する提案は種々なされており、主な提案としては、 * マイクロカプセル型電気泳動表示(NATURE,
Vol394[16],p253〜255,1998)
や、 * 微小ボール回転型表示(Proc.of the
SID,Vol118,3/4,p289〜293,1
977)や、 * コレステリック液晶表示(J.of SID,Vo
l5[3],p269〜274,1997)、 に関するものがある。
【0006】ところで、明確な閾値特性を持たない表示
媒体がこのペーパーライクディスプレイに使われる場
合、その駆動はアクティブマトリクス方式により行われ
るのが望ましい。なお、このアクティブマトリクス方式
は、ノートパソコン等の液晶表示ディスプレイにおいて
現在主流をなしている駆動方式であって、TFT,MI
M等の半導体スイッチング素子を各画素毎に設けてお
き、各画素に印加される電圧をこれらのスイッチング素
子によって制御する駆動方式であり、単純マトリクス駆
動で問題となるクロストークを解消できるという利点を
有する。かかるスイッチング素子を形成する方法につい
ても、製造コストが高くなるアモルファスシリコンやポ
リシリコン等の無機半導体材料を用いずに、安価な印刷
法が利用できる有機半導体材料を用いてスイッチング素
子を形成するようにしたものが、 * NATURE,Vol394[16],p253〜
255,1998、 * J.in Proc.Materials Res
earch Soc.B8.2,1998、 * SCEINCE,Vol278[17],p383
〜384,1997 等において提案されている。
【0007】また、情報の表示を、ディスプレイの片面
にのみ行うのではなく、両面に行うようにした両面表示
装置の提案もなされており、主なものとしては、 * 2つの液晶パネルを貼り合わせたもの(特開平02
−265923号公報)、 * 中間電極が存在し表裏同様の表示を行う電気泳動表
示装置(特開平01−126630号公報)、ペーパー
ライクディスプレイに関わる提案としては、 * 中間支持基板の両面に独立した表示を行うようにし
た高分子分散液晶表示装置(特開平05−061024
号公報)、 がある。
【0008】図10は、ペーパーライクディスプレイの
従来構造の一例として特開平05−061024号公報
に開示されたものを示す断面図であるが、このペーパー
ライクディスプレイD4 は3枚の基板1,32,3を備
えており、これらの基板1,32,3は、ほぼ平行に所
定間隙を開けた状態に順に配置されている。また、真ん
中の基板32(以下、“中間基板32”とする)の上面
には表示電極4Aとスイッチング素子15Aとが形成さ
れており、中間基板32の下面には表示電極4Bとスイ
ッチング素子15Bとが形成されている。さらに、上側
基板1及び下側基板3にも電極11A,11Bがそれぞ
れ形成されている。そして、中間基板32の両面にはそ
れぞれ制御系(不図示)が配置されていて、スイッチン
グ素子15A,15Bを介して表示電極4A,4Bに電
圧を印加することによって、表裏両面に別々の情報を表
示できるようになっている。
【0009】図10に示す構造のペーパーライクディス
プレイD4 では、中間基板32を共有できるため、2枚
のペーパーライクディスプレイで同じ情報量を表示する
場合に比べて厚さや重量を1/2〜3/4に減少させる
ことが可能となる。また、かかるペーパーライクディス
プレイを電子ブックにした場合には、見開きで2倍の大
きさの画面を一度に見ることができるという利点もあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したペ
ーパーライクディスプレイD4 では、表示電極4A,4
Bは、スイッチング素子15A,15Bが形成された面
に形成されているため、スイッチング素子15A,15
Bの配置位置の影響を受けることとなって大きな面積で
設けるには限界があり、開口率が低下してしまうという
問題があった。
【0011】また、スイッチング素子15A,15Bは
別々の面(すなわち、中間基板32の両面)に形成され
ているため、スイッチング素子を形成する工程を計2回
実施する必要があり、その分だけ製造コストが高くなっ
てしまうという問題があった。また、いずれか一方の面
のスイッチング素子(例えば、15A)は、他方の面に
スイッチング素子(例えば、15B)が既に形成されて
いる状態で形成することとなり、既に形成されている方
のスイッチング素子がプロセスダメージ(熱等の影響)
を受けてしまうおそれがあった。
【0012】そこで、本発明は、低コストで開口率の高
い両面表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情を考慮
してなされたものであり、少なくとも一の基板と、該一
の基板の表裏にそれぞれ配置された第1表示媒体及び第
2表示媒体と、該第1表示媒体に沿って該基板上に配置
された第1表示電極と、該第1表示電極に電気的に接続
されてなる第1スイッチング素子と、前記第2表示媒体
に沿って該基板上に配置された第2表示電極と、該第2
表示電極に電気的に接続されてなる第2スイッチング素
子と、を備え、かつ、前記第1スイッチング素子を介し
て前記第1表示電極に適宜電圧を印加すると共に前記第
2スイッチング素子を介して前記第2表示電極に適宜電
圧を印加することによって前記第1表示媒体及び前記第
2表示媒体をそれぞれ駆動して両面表示を行う両面表示
装置において、前記一の基板は、第1サブ基板と第2サ
ブ基板とが積層されて構成され、かつ、少なくとも前記
第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子は
これらのサブ基板の間に配置された、ことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、少なくとも一の基板を配
置する工程と、該一の基板の表裏にそれぞれ第1表示媒
体及び第2表示媒体を配置する工程と、該第1表示媒体
に沿うように第1表示電極を配置する工程と、前記第2
表示媒体に沿うように第2表示電極を配置する工程と、
該第1表示電極に第1スイッチング素子を電気的に接続
する工程と、該第2表示電極に第2スイッチング素子を
電気的に接続する工程と、からなる両面表示装置の製造
方法において、前記一の基板は、第1サブ基板と第2サ
ブ基板とを積層させて構成し、かつ、少なくとも前記第
1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子はこ
れらのサブ基板の間に配置した、ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1、図3及び図8等を参
照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0016】本発明に係る両面表示装置は、例えば図1
(a) に符号D1 で示すように、少なくとも一の基板2
と、該一の基板の表裏にそれぞれ配置された第1表示媒
体(図2の符号13A,14A参照)及び第2表示媒体
(図2の符号13B,14B参照)と、該第1表示媒体
に沿って該基板上に配置された第1表示電極4Aと、該
第1表示電極4Aに電気的に接続されてなる第1スイッ
チング素子5Aと、前記第2表示媒体に沿って該基板上
に配置された第2表示電極4Bと、該第2表示電極4B
に電気的に接続されてなる第2スイッチング素子5B
と、を備えている。
【0017】そして、前記一の基板2は、第1サブ基板
2Aと第2サブ基板2Bとが積層されて構成されてお
り、少なくとも前記第1スイッチング素子5A及び前記
第2スイッチング素子5Bはこれらのサブ基板2A,2
Bの間に配置されている。そして、この両面表示装置D
1 は、前記第1スイッチング素子5Aを介して前記第1
表示電極4Aに適宜電圧を印加すると共に前記第2スイ
ッチング素子5Bを介して前記第2表示電極4Bに適宜
電圧を印加することによって前記第1表示媒体及び前記
第2表示媒体をそれぞれ駆動して両面表示を行うように
なっている。
【0018】ここで、上述した第1表示媒体及び第2表
示媒体には、 * マイクロカプセル型電気泳動表示(NATURE,
Vol394[16],p253〜255,1998)
や、 * 微小ボール回転型表示(Proc.of the
SID,Vol118,3/4,p289〜293,1
977)や、 * コレステリック液晶表示(J.of SID,Vo
l5[3],p269〜274,1997)、 * 水平移動型電気泳動表示(特開昭49−02469
5号公報)、 を用いれば良い。
【0019】この場合、前記第1スイッチング素子5A
及び前記第2スイッチング素子5Bは、前記第1サブ基
板2A又は前記第2サブ基板2Bの同じ面(すなわち、
第1サブ基板2Aにおける第2サブ基板2Bに対向する
側の面、又は第2サブ基板2Bにおける第1サブ基板2
Aに対向する側の面)に形成すると良い。
【0020】ここで、“基板の面に形成されている”と
は、基板の表面に接触するように形成されていることの
みを意味するものではなく、何らかの膜を介した状態で
基板の表面とは接触しないようにして形成されているこ
とをも意味するものとする(以下、同じ)。
【0021】また、図3(a) に詳示するように、前記第
1スイッチング素子15A及び前記第2スイッチング素
子15Bに複数の走査電極6を電気的に接続し、不図示
の走査電極制御回路からこれらの走査電極6を介して各
スイッチング素子15A,15Bに電圧を印加し、各ス
イッチング素子15A,15Bのオン/オフを制御する
と良い。なお、1本の走査電極6は、第1スイッチング
素子15Aだけ或は第2スイッチング素子15Bだけに
接続されるものであっても良いが(不図示)、図3(a)
に示すように、いくつかの第1スイッチング素子15A
及び第2スイッチング素子15B(すなわち、前記複数
の第1スイッチング素子15Aのうちの一部のスイッチ
ング素子並びに前記複数の第2スイッチング素子15B
のうちの一部のスイッチング素子)に接続されるように
しても良い。また、これらの走査電極6は前記第1サブ
基板2A及び第2サブ基板2B,12Bの間に配置する
と良く、そのようにすることにより、表示面の平坦性が
損なわれることがない。走査電極6を両サブ基板の間に
配置した場合には、走査電極6の厚みを通常より厚く
0.5〜10μm程度にでき、電極抵抗を小さくして駆
動電圧降下等を抑制できる。
【0022】さらに、図3(a) に詳示するように、前記
第1スイッチング素子15Aに電気的に接続された第1
信号電極7A、並びに、前記第2スイッチング素子15
Bに電気的に接続された第2信号電極7Bを、備え、こ
れらの第1及び第2信号電極7A,7Bに信号電極制御
回路(不図示)を接続して前記第1表示電極4A及び前
記第2表示電極4Bに適宜電圧を印加するようにしても
良い。これらの信号電極7A,7Bは、前記第1サブ基
板2A及び第2サブ基板2B,12Bの間に配置すると
良く、前記第1サブ基板2A又は前記第2サブ基板2
B,12Bの同じ面に形成すると良い。
【0023】一方、前記第1表示電極4Aは、図1(a)
〜(c) においては前記一の基板2,12,22における
上側の面に形成されているが、もちろんこれに限る必要
はない。例えば、不図示の第1表示媒体を前記一の基板
2と共に挟み込むように基板1を配置して、前記第1表
示電極4Aを該基板1の表面に形成しても良い。同様
に、前記第2表示電極4Bは、図1(a) 〜(c) において
は前記一の基板2,12,22における下側の面に形成
されているが、もちろんこれに限る必要はない。例え
ば、不図示の第2表示媒体を前記一の基板2と共に挟み
込むように基板3を配置して、前記第2表示電極4Bを
該基板3の表面に形成しても良い。
【0024】また一方、前記第1サブ基板2A,12
A,22Aに貫通孔8Aを形成すると共に該貫通孔8A
に連結電極9Aを配置し、前記第1スイッチング素子5
A,15Aと前記第1表示電極4Aとの電気的接続はこ
の連結電極9Aを介して行うようにすると良い。同様
に、前記第2サブ基板2B,12B,22Bに貫通孔8
Bを形成すると共に該貫通孔8Bに連結電極9Bを配置
し、前記第2スイッチング素子5B,15Bと前記第2
表示電極4Bとの電気的接続はこの連結電極9Bを介し
て行うようにすると良い。
【0025】一方、基板1,3としては、ガラス基板
や、フレキシブルなポリマー基板を用いれば良い。
【0026】また、前記第1サブ基板及び第2サブ基板
にはガラス基板や、ポリエーテルサルフォン(PES)
或はポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラス
チックフィルム等を用いることができる。さらに、一方
のサブ基板をガラスやプラスチックにて形成すると共
に、他方のサブ基板を、アクリル樹脂、ポリシロキサン
樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂材料にて形成しても良い。
このような樹脂材料を用いる場合、樹脂モノマーと重合
開始剤とからなる2液混合タイプの樹脂ペーストを印刷
法等によって他方の基板の表面に平坦に塗布し、熱重合
・光重合等によって硬化して基板を形成すると良い。さ
らに、無機材料を蒸着させることによって形成しても良
い。なお、2液混合タイプの樹脂ペーストとしては、加
熱によってラジカルが発生し重合反応が促進されるタイ
プのものや、紫外線照射によってラジカルが発生し重合
反応が促進されるタイプのものを用いれば良い。なお、
これらの第1サブ基板及び第2サブ基板には平坦化層を
用いることができる。また、両方の基板は同じ面積であ
る必要はなく、一方のサブ基板が他方のサブ基板に部分
的に積層されていても良い。
【0027】ところで、かかる一の基板2,12,22
は、不透光であることが好ましく、具体的には、第1サ
ブ基板2A,12A,22A、第2サブ基板2B,12
B,22B、接着剤12C(詳細は後述)、着色層のう
ち少なくとも1つを不透光性にすると良い。
【0028】また、両サブ基板2A及び2B、12A及
び22A、又は12B及び22Bは、積層させて用いる
ため、積層させた状態で所望の強度があれば良く、軽量
化のためには出来るかぎり薄い方が好ましい。
【0029】さらに、第1及び第2スイッチング素子5
A,15A,5B,15Bとしては、TFT等の薄膜ト
ランジスタ素子や、非線形ダイオード特性を発現するM
IM型スイッチング素子等を用いることができる。な
お、ポリマー膜の表面にスイッチング素子を形成する技
術に関する研究報告が、 * “Appl.Phys.Lett.,vol 7
0,No3,p342−344,1997”や、 * “SCEIENCE,Vol278[17],p3
83〜384,1997”や、 * “NATURE,Vol394[16],p253
〜255,1998”や、 * “J.in Proc.Materials Re
search Soc.B8.2,1998”にてなさ
れており、 * レーザーアニール法などによってポリSiなどの無
機材料からなるスイッチング素子を低温でポリマー基板
上に形成する方法や、 * ポリイミドやポリアニリン等のポリマー材料を印刷
法等によって成膜しスイッチング素子をポリマー基板上
に形成する方法、 を用いることによって、基板としてフレキシブルなポリ
マー基板を使用することが可能となり、フレキシブルな
両面表示装置を実現できる。
【0030】なお、本実施の形態に係る両面表示装置に
おいて、図8(a) に示すように、第1表示電極4Aに接
続される第1電荷蓄積容量10Aと、第2表示電極4B
に接続される第2電荷蓄積容量10Bとを配置する場
合、これらの電荷蓄積容量10A,10Bは、前記第1
サブ基板22Aと前記第2サブ基板22Bとの間に配置
すると良く、前記第1サブ基板22A又は前記第2サブ
基板22Bの同じ面に形成すると良い。
【0031】なお、以上の説明においては、中間の支持
基板と、その両側に対向して配置される2枚の対向基板
からなるセルについて述べたが、本発明は、必ずしも基
板を3枚用いる構成に限定されるわけではない。一例と
して、1枚の支持基板上のどちらか一方の面に両面用の
スイッチング素子を、表裏両面に表示電極をそれぞれ配
置し、この表示電極上にマイクロカプセル型電気泳動表
示素子、高分子分散型液晶素子などのポリマーシート、
または有機ELなどの固体積層薄膜からなる表示媒体層
を形成し、更にその上に駆動用透明電極膜、保護膜を順
次形成する構成が考えられる。また他の例としては、上
述した水平移動型電気泳動表示装置(特開昭49−02
4695号公報)において、泳動液体を封止する手段と
して、対向基板をスペーサーを介して貼り合わせるので
はなく、画素間の隔壁などが一体化されたシリコンゴム
などの樹脂性キャビティをレプリカ法などを用いて形成
する構成が考えられる。
【0032】次に、本発明に係る両面表示装置の製造方
法について説明する。
【0033】上述した両面表示装置(例えば、図1(a)
に示す両面表示装置D1 )を製造するに当たっては、 * 少なくとも一の基板2を配置する工程と、 * 該一の基板2の表裏にそれぞれ第1表示媒体及び第
2表示媒体を配置する工程と、 * 該第1表示媒体に沿うように第1表示電極4Aを配
置する工程と、 * 前記第2表示媒体に沿うように第2表示電極4Bを
配置する工程と、 * 該第1表示電極4Aに第1スイッチング素子5Aを
電気的に接続する工程と、 * 該第2表示電極4Bに第2スイッチング素子5Bを
電気的に接続する工程と、 を適宜実施する。なお、前記一の基板2は、第1サブ基
板2Aと第2サブ基板2Bとを積層させて構成し、少な
くとも前記第1スイッチング素子5A及び前記第2スイ
ッチング素子5Bはこれらのサブ基板2A,2Bの間に
配置する。
【0034】なお、上述したように前記第1サブ基板及
び第2サブ基板にガラス基板やプラスチックフィルム等
を用いる場合には、これらのサブ基板の積層は、 * 前記第1サブ基板及び前記第2サブ基板のうちの一
方のサブ基板(図1(a) の符号2A参照)を、加熱・軟
化させた状態で他方のサブ基板(同図の符号2B参照)
に密着させ、その後冷却することによって貼り合わせる
方法や、 * 両方のサブ基板を接着剤12C等で接着する方法
(図1(b) 参照)、等によって行えば良い。ここで、前
者の方法を用いる場合には、前記加熱・軟化させる方の
サブ基板に、前記加熱・軟化させない方のサブ基板より
も軟化温度の低い材料を用い、一方のサブ基板のみが軟
化する温度に加熱すると良い。さらに、一方のサブ基板
(図1(c) の符号22B)にガラスやプラスチックを用
いると共に他方のサブ基板(図1(c) の符号22B)に
樹脂材料を用いる場合には、該樹脂材料を軟化されたペ
ーストの状態で他方のサブ基板に密着させ、その後硬化
させることによってサブ基板の形成及びサブ基板の積層
を同時に行うようにすると良い。
【0035】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0036】本実施の形態によれば、少なくとも前記第
1スイッチング素子5A,15A及び前記第2スイッチ
ング素子5B,15Bが、互いに積層された第1サブ基
板2Aと第2サブ基板2B,12B,22Bの間に配置
されている。したがって、上述のように第1表示媒体に
沿って配置される第1表示電極4Aや、第2表示媒体に
沿って配置される第2表示電極4Bは、スイッチング素
子5A,15A,5B,15Bの配置位置の影響を受け
ずに大きな面積で設けることができ、1つ1つの画素面
積を大きくできて開口率を向上できる。
【0037】また、第1及び第2スイッチング素子5
A,5B(或は15A,15B)を同じ面に形成した場
合には、スイッチング素子を形成する工程が1回で済む
ことから、該工程を2回以上実施する場合に比べて製造
コストを低減できる。さらに、2種類のスイッチング素
子5A,5B(或は15A,15B)の形成は同時に行
われることから、従来のようなプロセスダメージを回避
できる。
【0038】また、第1及び第2電荷蓄積容量10A,
10Bや、第1及び第2信号電極7A,7Bや、走査電
極6等をそれぞれ同じ面に形成した場合には、製造コス
トを低減できる。
【0039】さらに、走査電極6が、いくつかの第1ス
イッチング素子5A,15A及び第2スイッチング素子
5B,15Bに共通に接続されるようにした場合には、
第1スイッチング素子5A,15A及び第2スイッチン
グ素子5B,15Bに同じ走査電極制御回路を用いるこ
とができる。その結果、第1スイッチング素子5A,1
5A及び第2スイッチング素子5B,15Bに別々に走
査電極制御回路を設ける場合に比べて該制御回路が1つ
で済み、その分、コストを低減できる。
【0040】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を更に詳細に説
明する。
【0041】(実施例1)本実施例においては、図2乃
至図4に示す両面表示型ディスプレイ(上下電極型電気
泳動表示素子)D2 を作成した。
【0042】ここで、図2は、本発明に係る両面表示型
ディスプレイの構造の一例を示す断面図であり、図3
(a) は、図2のE1 −E1 矢視図であり、同図(b) は、
同図(a) に示すA1 −A1 線に沿った断面図であり、同
図(c) は、同図(a) に示すA2−A2 線に沿った断面図
であり、図4(a) は、図2のE2 −E2 矢視図であり、
図4(b) は、図2のE3 −E3 矢視図である。
【0043】すなわち、本実施例においては、一の基板
としての中間基板12を挟み込むようにそれぞれ上側基
板1や下側基板3を配置し、上側基板1や下側基板3に
は透明なガラス基板を用い、中間基板12は、TiO2
が分散された不透明な白色ガラス(第2サブ基板)12
Bと、ポリエーテルサルフォン(PES)からなるプラ
スチックフィルム(第1サブ基板)12Aとを接着剤1
2Cによって貼り合わせて構成した。
【0044】また、図3(a) に詳示するように、表面用
TFT(第1スイッチング素子)15Aと裏面用TFT
(第2スイッチング素子)15Bと走査電極6と第1信
号電極7Aと第2信号電極7Bとは、いずれも白色ガラ
ス12Bの上面に形成した。なお、表面用TFT15A
及び裏面用TFT15Bは、各画素の近傍に1つずつ配
置した。また、走査電極6は、画素と画素との間を通る
ように図3(a) に示す上下方向に画素列に相当する本数
配置し、第1信号電極7A及び第2信号電極7Bは、画
素と画素との間を通るように図3(a) に示す左右方向に
画素行の2倍に相当する本数配置した。なお、本実施例
においては、説明の便宜上、画素の個数をm×n個、走
査電極6の本数をm本、第1信号電極7Aの本数をn
本、第2信号電極7Bの本数をn本とする。
【0045】一方、第1表示電極4Aは、図2及び図4
(a) に示すようにプラスチックフィルム12Aの表面に
画素毎に配置してマトリクス状の電極を構成させ、第2
表示電極4Bは、図2及び図4(b) に示すように白色ガ
ラス12Bの表面に画素毎に配置してマトリクス状の電
極を構成させた。
【0046】また、図3(b) に示すように、白色ガラス
12Bに貫通孔8Bを形成すると共に該貫通孔8Bに連
結電極9Bを配置し、図3(c) に示すように、プラスチ
ックフィルム12Aに貫通孔8Aを形成すると共に該貫
通孔8Aに連結電極9Aを配置した。なお、連結電極9
A,9Bの径を20μmとし、連結電極用パッドは、連
結電極9A,9Bよりもやや大きめの40μm径の円形
パッドとした。
【0047】そして、各表面用TFT15Aは、そのド
レイン電極を連結電極9Aを介して第1表示電極4Aに
電気的に接続し、各裏面用TFT15Bは、そのドレイ
ン電極を連結電極9Bを介して第2表示電極4Bに電気
的に接続した。また、各表面用TFT15Aのソース電
極は第1信号電極7Aに電気的に接続し、ゲート電極は
走査電極6に電気的に接続した。さらに、各裏面用TF
T15Bのソース電極は第2信号電極7Bに接続し、ゲ
ート電極は走査電極6に接続した。
【0048】さらに、上側基板1及び下側基板3の表面
には、表示電極4A,4Bに対向するようにそれぞれ第
1コモン電極11A及び第2コモン電極11Bを形成し
た。なお、駆動時には、これらのコモン電極11A,1
1Bは基準電位に保持した。
【0049】またさらに、上側基板1と中間基板12と
の間には着色液体(第1表示媒体)13Aと帯電させた
着色泳動微粒子(第1表示媒体)14Aとを配置し、中
間基板12と下側基板3との間には着色液体(第2表示
媒体)13Bと帯電させた着色泳動微粒子(第2表示媒
体)14Bとを配置し、これらの基板間隙は密閉部材1
5にて封止した。
【0050】また、着色泳動微粒子14A,14Bに
は、平均粒径5μmの白色のTiO2を用い、着色液体
13A,13Bには、青色染料を分散させたシリコンオ
イルを用いた。
【0051】次に、両面表示型ディスプレイD2 の製造
方法について説明する。
【0052】両面表示型ディスプレイD2 の製造に際し
ては、まず、白色ガラス12Bの表面にレジスト膜を形
成し、走査電極6や連結電極パッド等を形成する部分の
みをパターン露光して潜像を形成した。また、白色ガラ
ス12Bの裏面にもレジスト膜を形成し、第2表示電極
4Bや連結電極パッド等を形成する部分のみをパターン
露光して潜像を形成した。
【0053】次に、両面のレジスト膜を現像し、露光部
分を除去してネガ像を形成した。
【0054】その後、YAGレーザーを用いて、白色ガ
ラス12Bの電極パッドを形成する部分に、径20μm
の貫通孔8Bを形成した。
【0055】さらに、白色ガラス12Bの上下両面にA
l膜をスパッタリング法にて形成した。これにより、レ
ジスト膜が除去された部分(走査電極6等が形成される
部分や貫通孔8Bの内面)にはAl被膜が形成された。
【0056】次に、樹脂ペースト(金属微粒子が分散さ
れた導電性ペースト)を印刷によって貫通孔8Bの部分
に塗布し、該塗布した樹脂ペーストをブレード等によっ
て貫通孔内に充填し、さらに、ブレードによって余分な
樹脂ペーストを除去した。このようにして貫通孔内に充
填した樹脂ペーストは、加熱によって硬化させた。
【0057】なお、本実施例においては樹脂ペーストと
して、金属微粒子が分散された導電性ペーストを用いた
が、カーボン微粒子が分散された導電性ペーストを用い
ても良く、絶縁性ペーストを用いても良い。また、本実
施例においては樹脂ペーストを印刷によって塗布した
が、ノズルによって貫通孔内に加圧注入するようにして
も良く、金属メッキ法によって貫通孔内に電極材料を充
填するようにしてもよい。
【0058】その後、白色ガラス12Bに残っているレ
ジスト膜をAl膜と共にリフトオフし、第2表示電極4
Bや走査電極6等を作成した。
【0059】次に、共通走査電極6の表面であって、T
FT15A,15Bを形成する部分や信号電極7A,7
Bが交差する部分には、陽極酸化処理を施してAl2
3 を形成した。
【0060】その後、スパッタリング法を用いてTa2
5 からなる絶縁層(不図示)を形成した。なお、本実
施例においてはスパッタリング法を用いたが、もちろん
これに限る必要はなく、他の方法(例えば、プラズマC
VD法)を用いても良い。また、絶縁層は、SiO2
はSiNX によって形成しても良い。
【0061】次に、プラズマCVD法を用いて、a−S
iとエッチング保護膜のSiNX を連続積層し、エッチ
ング保護膜のパターン形成を行った。その後、n+ a−
Siのオーミック層を形成し、a−Siの島を形成し
た。さらに、Crをスパッタリング法によって成膜する
と共にパターニング処理して、ドレイン電極、ソース電
極、第1信号電極7A及び第2信号電極7Bを形成し
た。その後、パッシべーション膜としてSiNX 膜を基
板全体に形成した。
【0062】一方、プラスチックフィルム12Aの表面
全体にレジスト膜を形成し、第1表示電極4Aや連結電
極パッド等を形成する部分のみをパターン露光して潜像
を形成した。その後、レジスト膜を現像し、露光部分を
除去してネガ像を形成した。
【0063】次に、プラスチックフィルム12Aの裏面
全体に接着性樹脂ペースト12Cを0.5〜5μmの厚
みに塗布し、このプラスチックフィルム12Aと白色ガ
ラス12Bとを、アライメントマークによって位置合わ
せを行いながら貼り合わせ、その後、接着性樹脂ペース
トの硬化処理を行った。これによって中間基板2が完成
した。なお、本実施例においては、接着性樹脂ペースト
として体積収縮の少ないエポキシ樹脂(商品名;アラル
ダイト)を用いた。
【0064】その後、プラスチックフィルム12A及び
接着剤12Cを貫通する貫通孔8Aを、YAGレーザー
を用いて形成した。なお、この貫通孔8Aは、白色ガラ
ス12Bの電極パッドを形成する部分に、該電極パッド
が露出されるように形成した。次に、Alを蒸着し、貫
通孔8Aに樹脂ペーストを充填、レジストをリフトオフ
し、第1表示電極4A、連結電極9A及び連結電極用パ
ッドを作成した。
【0065】一方、上側基板1の表面にはITO(イン
ジウム・ティン・オキサイド)薄膜をスパッタリング法
にて形成し、これをパターニングしてコモン電極11A
を形成した。また、下側基板3についても同様の方法で
コモン電極11Bを形成した。
【0066】次に、これら3枚の基板1,12,3を、
不図示のスペーサーを挟むようにして50μmの間隔で
貼り合わせ、それらの基板間隙には、着色泳動微粒子1
4A,14B及び着色液体13A,13Bを注入した。
そして、基板間隙は密閉部材15によって封止した。
【0067】次に、両面表示型ディスプレイD2 の駆動
方法について説明する。
【0068】表側に表示する画像情報及び裏側に表示す
る画像情報は、画像情報処理回路(不図示)に送られ、
それぞれm×n個の画素情報に分割される。
【0069】そして、第1信号電極7A及び第2信号電
極7Bの配置に対応して、表面用画素情報及び裏面用画
素情報が交互に配列された2n個の画素情報からなる信
号情報が、各走査電極6について形成され、フレームメ
モリ(不図示)に記憶される。
【0070】この状態で、タイミング回路(不図示)を
介して、走査電極制御回路から1本目の共通走査電極6
には選択信号パルス電圧が印加され、残りの(m−1)
本の共通走査電極6には非選択信号パルス電圧が印加さ
れる。これにより、選択された共通走査電極6に沿った
TFT15A,15Bは全てオンされ、他の共通走査電
極6に沿ったTFT15A,15Bは全てオフされる。
【0071】そして、選択期間に同期するように、フレ
ームメモリより第1列目の共通走査電極6に対応する信
号情報が信号電極制御回路に送られ、全ての第1信号電
極7A及び第2信号電極7Bに対して画素情報が送られ
る。第1列目の共通走査電極6に沿った画素では、表示
電極4A,4B及びコモン電極11A,11Bに印加さ
れた電圧に応じて泳動微粒子14A,14Bが移動し、
表示が行われる。
【0072】このような駆動を他の共通走査電極6に対
しても行うことにより、両面表示が可能となる。
【0073】次に、本実施例の効果について説明する。
【0074】本実施例によれば、プラスチックフィルム
12Aの上面及び白色ガラス12Bの下面には第1表示
電極4A及び第2表示電極4Bを形成するだけで、TF
T15A,15Bや走査電極6や信号電極7A,7Bを
形成しなかった。その結果、表示電極4A,4Bは、T
FT15A,15B等の配置位置の影響を受けずに大き
な面積で設けることができ、1つ1つの画素面積を大き
くできて開口率を向上できる。
【0075】また、本実施例によれば、表面用TFT1
5Aと裏面用TFT15Bとを同じ面(白色ガラス12
Bの上面)に形成したため、それらのTFT15A,1
5Bを1回の製造工程で形成することができ、その結
果、製造コストを低減できると共に従来のようなプロセ
スダメージを回避できる。
【0076】さらに、同じ走査電極6及び走査電極制御
回路にて表面用TFT15A及び裏面用TFT15Bの
両方を駆動するようにしたため、別々に駆動する場合に
比べてコストを低減できる。
【0077】(実施例2)本実施例においては、図5及
び図6に示す両面表示型ディスプレイ(微小ボール回転
型表示素子)D1 を作成した。
【0078】ここで、図5は、本発明に係る両面表示型
ディスプレイの構造の一例を示す断面図であり、図6
(a) は、図5のE1 −E1 矢視図であり、同図(b) は、
同図(a) に示すA1 −A1 線に沿った断面図であり、同
図(c) は、同図(a) に示すA2−A2 線に沿った断面図
である。
【0079】すなわち、中間基板2の構成部材である第
2サブ基板2Bには、実施例1と同様の白色ガラスを用
いたが、第1サブ基板2Aには、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)からなる200μm厚のプラスチック
フィルムを用い、白色ガラス2Bとプラスチックフィル
ム2Aとの貼り合わせは、プラスチックフィルム2Aを
加熱・軟化させて白色ガラス2Bに加圧・密着させるこ
とによって行った。また、第1及び第2スイッチング素
子5A,5BにはMIM素子(以下、特に区別を要する
場合には“表面用MIM素子5A”“裏面用MIM素子
5B”とする)を用いた。なお、走査電極6、第1表示
電極4A及び第2表示電極4Bについては実施例1と同
様の構成とし、白色ガラス2B及びプラスチックフィル
ム2Aには実施例1と同様に貫通孔8A,8Bを形成す
ると共に該貫通孔8A,8Bに連結電極9A,9Bを配
置した。そして、表面用MIM素子5Aは実施例1のT
FT15Aと同様に走査電極6に重ねるように配置し、
表面用MIM素子5Aの上部電極は連結電極9Aを介し
て第1表示電極4Aに接続し、裏面用MIM素子5Bも
実施例1のTFT15Bと同様に走査電極6に重ねるよ
うに配置し、裏面用MIM素子5Bの上部電極は連結電
極9Bを介して第2表示電極4Bに接続した。
【0080】さらに、上側基板1及び下側基板3の表面
には、実施例1と同様に第1コモン電極11A及び第2
コモン電極11Bをそれぞれ形成し、これらのコモン電
極11A,11Bは不図示の信号電極によってそれぞれ
配線した。
【0081】また、基板間隙には、キャビティを有する
シリコンゴム支持体(第1表示媒体、第2表示媒体)2
3A,23Bを配置し、各キャビティには2色ボール
(第1表示媒体、第2表示媒体)24A,24Bを回転
自在に配置した。さらに、各キャビティと2色ボール2
4との間には、摩擦低減のためにシリコンオイルを潤滑
液として充填した。
【0082】その他の構造は実施例1のものと同様とし
た。
【0083】次に、両面表示型ディスプレイD1 の製造
方法について説明する。
【0084】まず、実施例1と同様に、白色ガラス2B
の上下両面にレジスト膜を形成し、パターン露光して潜
像を形成した。そして、両面のレジスト膜を現像してネ
ガ像を形成すると共に貫通孔8Bを形成した。
【0085】その後、白色ガラス2Bの上下両面にタン
タル膜をスパッタリング形成した。なお、貫通孔8Bの
内部には、実施例1と同様の方法によって導電性ペース
トを充填した。
【0086】次に、MIM素子5A,5Bを形成した。
すなわち、白色ガラス2Bの上面に再びレジスト膜を形
成し、共通走査電極6の表面の一部(後にMIM素子5
A,5Bを形成する部分)のみをパターニングによって
除去し、該部分に陽極酸化処理を施して約60nm厚の
Ta2X 陽極酸化膜を形成した。次に、Cr薄膜をス
パッタリング法によって形成すると共にパターニングし
てMIM上部電極を形成した。これによって、MIM素
子5A,5Bが形成された。その後、実施例1と同様に
パッシベーション膜を形成した。
【0087】次に、プラスチックフィルム2Aを白色ガ
ラス2Bに貼り合わせた。すなわち、白色ガラス2Bを
ホットプレートにて180〜220℃の温度に加熱し、
その白色ガラス2Bの表面にプラスチックフィルム2A
を密着させ、テフロンプレートを介して約1分間加圧し
たのち徐冷してテフロンプレートを除去した。これによ
り、プラスチックフィルム2Aは、表面の平坦性を維持
しながら白色ガラス2Bに接着された。
【0088】次に、プラスチックフィルム2Aの表面に
レジスト膜を成膜して、第1表示電極4A、及び連結電
極パッド等に相当する部分を露光・現像し、ネガパター
ンを形成した。その後、プラスチックフィルム2Aを貫
通する貫通孔8Aを、YAGレーザーを用いて形成し
た。なお、この貫通孔8Aは、白色ガラス2Bの電極パ
ッドを形成する部分に、該電極パッドが露出されるよう
に形成した。次に、Alを蒸着し、貫通孔8Aに樹脂ペ
ーストを充填し、レジストをリフトオフし、第1表示電
極4A、連結電極9A及び連結電極用パッドを作成し
た。
【0089】また、上側基板1及び下側基板3には、実
施例1と同様の方法によってコモン電極11A,11B
を形成した。
【0090】次に、N.K.Sheridonらによっ
て提案されている方法(Proc.of the SI
D,Vol118,3/4,p289〜293,197
7)によって微粒子回転型表示素子を形成した。すなわ
ち、平均粒径50μmの2色ボールが分散されたシリコ
ンゴムペーストを第1コモン電極11Aの表面及び第2
コモン電極11Bの表面にそれぞれ100μmの厚さに
塗布・硬化し、シリコンオイル中に浸漬させた。シリコ
ンゴムペーストは、シリコンオイル中に浸漬されること
によって膨潤し、2色ボール24とシリコンゴム23と
が剥離して微小隙間が形成されると共に、それらの微小
隙間の間にシリコンオイルが充填される。最後に、これ
ら3枚の基板1,2,3を貼り合わせ、基板間隙は密閉
部材15によって封止した。
【0091】本実施例に係るディスプレイD1 は、実施
例1と同様の方法によって駆動したが、各画素では、M
IM素子5A,5Bの非線形双方向ダイオード特性を反
映した急峻な閾値特性が付与されており、閾値以上の電
圧が印加された1列目の選択画素のMIMダイオードは
低抵抗なオン状態となり、一方、閾値以下の電圧が印加
される1列目及び2〜m列の非選択画素のMIMダイオ
ードは高抵抗なオフ状態を維持する。このようにして各
画素の微小ボール24はクロストークすることなく画像
情報を反映した適正な状態に回転し所望の表示状態が実
現される。以下順番に共通走査電極6を順次選択しなが
ら、1走査電極6ずつ同様の表示書き込みを両面に対し
て同時に行い、両面の画像形成を完了する。
【0092】本実施例によれば、実施例1と同様の効果
が得られた。
【0093】(実施例3)本実施例においては、図7乃
至図9に示す両面表示型ディスプレイ(ネマチック液晶
表示素子)D3 を作成した。
【0094】ここで、図7は、本発明に係る両面表示型
ディスプレイの構造の一例を示す断面図であり、図8
(a) は、図7のE1 −E1 矢視図であり、同図(b) は、
同図(a) に示すA1 −A1 線に沿った断面図であり、同
図(c) は、同図(a) に示すA2−A2 線に沿った断面図
である。
【0095】すなわち、本実施例においては、中間基板
22の構成部材である第2サブ基板22Bには、TiO
2 が分散された不透明な白色ガラスを用い、第1サブ基
板22Aには、紫外線照射等によって硬化される平坦化
層を用い、白色ガラス22Bと平坦化層22Aとの貼り
合わせは、白色ガラス22Bに樹脂ペーストを直接塗布
した後硬化させることによって行った。また、白色ガラ
ス22Bの表面には、実施例1と同様に、表面用TFT
(第1スイッチング素子)15Aと裏面用TFT(第2
スイッチング素子)15Bと走査電極6と第1信号電極
7Aと第2信号電極7Bとを形成した。また、第2表示
電極4Bや貫通孔8A,8Bや連結電極9A,9Bや第
1コモン電極11Aや第2コモン電極11Bも、実施例
1と同様の形状・材料で形成した。さらに、第1表示電
極4Aは、平坦化層22Aの表面に実施例1と同様の形
状に形成した。
【0096】但し、白色ガラス22Bの下面には、実施
例1と異なり、第2表示電極4Bの他に、第1電荷蓄積
容量10Aや第2電荷蓄積容量10Bや電荷蓄積容量用
コモン電極10Cを形成した。また、表示電極4A,4
B及びコモン電極11A,11Bの表面には、不図示の
配向膜を形成し、各配向膜にはラビング処理を施した。
【0097】その後、上側基板1と中間基板2との間、
及び中間基板2と下側基板3との間にはネマチック液晶
(第1表示媒体、第2表示媒体)33A,33Bをそれ
ぞれ配置した。なお、ネマチック液晶33A,33Bは
一様にツイスト配向している。
【0098】その他の構成は実施例1と同様とした。
【0099】次に、両面表示型ディスプレイD3 の製造
方法について説明する。
【0100】実施例1と同様に、まず、白色ガラス22
Bの上下両面にレジスト膜を形成し、パターン露光して
潜像を形成し、現像し露光部分を除去した。なお、白色
ガラス22Bの下面には、電荷蓄積容量10A,10B
や電荷蓄積容量用コモン電極10C等が形成される部分
も除去した。次に、実施例1と同様の方法によって貫通
孔8Bを形成した。
【0101】さらに、実施例1と同様に、白色ガラス2
2Bの上下両面にAl膜をスパッタリング形成し、貫通
孔8Bの内部に樹脂ペーストを充填した。
【0102】その後、実施例1と同様に、白色ガラス2
2Bに残っているレジスト膜をAl膜と共にリフトオフ
し、第1表示電極4Aや共通走査電極6や連結電極9B
や電極パッドや第2表示電極4B等を作成した。
【0103】次に、白色ガラス22Bの下面には、フォ
トリソグラフィ法やスパッタリング法やプラズマCVD
法を用いて、電荷蓄積容量の中間絶縁層としてのSiN
X や、上部電極及び連結電極パッドへの配線電極として
のCr薄膜を形成しパターニングした。
【0104】その後、実施例1と同様の方法によってT
FT15A,15Bやパッシベーション膜や信号電極7
A,7Bを形成した。
【0105】次に、白色ガラス22Bの表面全面に樹脂
ペーストを0.5〜50μm程度の厚みに印刷し、これ
を硬化させて平坦化層22Aを形成した。
【0106】その後、平坦化層22Aの表面全体にレジ
スト膜を形成し、第1表示電極4Aや貫通孔8Aの電極
パッド等を形成する部分のみをパターン露光して潜像を
形成した。次に、レジスト膜を現像し、露光部分を除去
してネガ像を形成した。さらに、平坦化層22Aには、
実施例1と同様の方法によって貫通孔8Aや連結電極9
Aを形成した。その後、Alを蒸着し、貫通孔8Aに樹
脂ペーストを充填、レジストをリフトオフし、第1表示
電極4A、連結電極9A及び連結電極用パッドを作成し
た。
【0107】一方、上側基板1及び下側基板3の表面に
は、実施例1と同様の方法によってコモン電極11A,
11Bを形成した。
【0108】その後、各コモン電極11A,11Bの表
面、及び各表示電極4A,4Bの表面にはポリイミド配
向膜(不図示)を形成し、互いに直交する方向にラビン
グ処理を施した。
【0109】そして、これら3枚の基板1,22,3
を、不図示のスペーサーを挟むようにして10μmの間
隔で貼り合わせ、それらの基板間隙にはネマチック液晶
33A,33Bを注入し、基板間隙は密閉部材15によ
って封止した。
【0110】本実施例に係る両面表示型ディスプレイD
3 は、実施例1と同様の方法によって駆動した。
【0111】次に、本実施例の効果について説明する。
【0112】本実施例によれば、実施例1と同様の効果
が得られた。
【0113】また、本実施例によれば、電荷蓄積容量1
0A,10Bの付加によって液晶33と電荷蓄積容量1
0A,10Bとからなる回路の時定数が増加するため、
表示電極4A,4Bに印加した電圧の減衰を遅くでき、
その結果、高いコントラストの表示が可能となった。
【0114】さらに、第1及び第2電荷蓄積容量10
A,10Bを同じ面(白色ガラス22Bの上面)に形成
したため、それらを1回の製造工程で形成することがで
きてコスト低減が図れた。
【0115】なお、上述した各実施例ではスイッチング
素子を配置したアクティブマトリクス構造としたが、図
9に示すように単純マトリクス構造としても良い。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
少なくとも前記第1スイッチング素子及び前記第2スイ
ッチング素子が、互いに積層された第1サブ基板と第2
サブ基板の間に配置されている。したがって、第1表示
媒体に沿うように配置される第1表示電極や、第2表示
媒体に沿うように配置される第2表示電極は、スイッチ
ング素子の配置位置の影響を受けずに大きな面積で設け
ることができ、1つ1つの画素面積を大きくできて開口
率を向上できる。
【0117】また、第1及び第2スイッチング素子を同
じ面に形成した場合には、スイッチング素子を形成する
工程が1回で済むことから、該工程を2回以上実施する
場合に比べて製造コストを低減できる。さらに、2種類
のスイッチング素子の形成は同時に行われることから、
従来のようなプロセスダメージを回避できる。
【0118】さらに、第1及び第2電荷蓄積容量や、第
1及び第2信号電極や、走査電極6等をそれぞれ同じ面
に形成した場合には、製造コストを低減できる。
【0119】またさらに、走査電極が、いくつかの第1
スイッチング素子及び第2スイッチング素子に共通に接
続されるようにした場合には、第1スイッチング素子及
び第2スイッチング素子に同じ走査電極制御回路を用い
ることができる。その結果、第1スイッチング素子及び
第2スイッチング素子に別々に走査電極制御回路を設け
る場合に比べて該制御回路が1つで済み、その分、コス
トを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
断面図。
【図2】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
断面図。
【図3】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
図。
【図4】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
図。
【図5】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
断面図。
【図6】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
図。
【図7】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
断面図。
【図8】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
図。
【図9】本発明に係る両面表示装置の構造の一例を示す
図。
【図10】ペーパーライクディスプレイの従来構造の一
例を示す断面図。
【符号の説明】 1 上側基板 2 中間基板(一の基板) 3 下側基板 4A 第1表示電極 4B 第2表示電極 5A 表面用MIM素子(第1スイッチング素子) 5B 裏面用MIM素子(第2スイッチング素子) 6 走査電極 7A 第1信号電極 7B 第2信号電極 8A,8B 貫通孔 9A,9B 連結電極 10A 第1電荷蓄積容量 10B 第2電荷蓄積容量 12 中間基板(一の基板) 13A 着色液体(第1表示媒体) 13B 着色液体(第2表示媒体) 14A 着色泳動微粒子(第1表示媒体) 14B 着色泳動微粒子(第2表示媒体) 15A TFT(第1スイッチング素子) 15B TFT(第2スイッチング素子) 22 中間基板(一の基板) 23A シリコンゴム支持体(第1表示媒体) 23B シリコンゴム支持体(第2表示媒体) 24A 2色ボール(第1表示媒体) 24B 2色ボール(第2表示媒体) 33A ネマチック液晶(第1表示媒体) 33B ネマチック液晶(第2表示媒体) D1 両面表示装置 D2 両面表示装置 D3 両面表示装置 D4 両面表示装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一の基板と、該一の基板の表
    裏にそれぞれ配置された第1表示媒体及び第2表示媒体
    と、該第1表示媒体に沿って該基板上に配置された第1
    表示電極と、該第1表示電極に電気的に接続されてなる
    第1スイッチング素子と、前記第2表示媒体に沿って該
    基板上に配置された第2表示電極と、該第2表示電極に
    電気的に接続されてなる第2スイッチング素子と、を備
    え、かつ、前記第1スイッチング素子を介して前記第1
    表示電極に適宜電圧を印加すると共に前記第2スイッチ
    ング素子を介して前記第2表示電極に適宜電圧を印加す
    ることによって前記第1表示媒体及び前記第2表示媒体
    をそれぞれ駆動して両面表示を行う両面表示装置におい
    て、 前記一の基板は、第1サブ基板と第2サブ基板とが積層
    されて構成され、かつ、 少なくとも前記第1スイッチング素子及び前記第2スイ
    ッチング素子はこれらのサブ基板の間に配置された、 ことを特徴とする両面表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1サブ基板に第1貫通孔を形成す
    ると共に該貫通孔に第1連結電極を配置して、前記第1
    スイッチング素子と前記第1表示電極との電気的接続は
    この第1連結電極を介して行い、かつ、 前記第2サブ基板に第2貫通孔を形成すると共に該貫通
    孔に第2連結電極を配置して、前記第2スイッチング素
    子と前記第2表示電極との電気的接続はこの第2連結電
    極を介して行う、 ことを特徴とする請求項1に記載の両面表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1サブ基板と前記第2サブ基板と
    の間に走査電極を配置し、かつ、 前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素
    子に前記走査電極を介して電圧を印加し、各スイッチン
    グ素子のオン/オフを制御する、 ことを特徴とする請求項1に記載の両面表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1スイッチング素子に電気的に接
    続された第1信号電極、並びに、前記第2スイッチング
    素子に電気的に接続された第2信号電極を、前記第1サ
    ブ基板と前記第2サブ基板との間に配置し、 これらの第1及び第2信号電極を介して前記第1表示電
    極及び前記第2表示電極に適宜電圧を印加する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の両面表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1表示電極に接続される第1電荷
    蓄積容量、並びに、前記第2表示電極に接続される第2
    電荷蓄積容量を、前記第1サブ基板と前記第2サブ基板
    との間に配置した、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の両面表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1表示電極は、前記一の基板にお
    ける前記第1表示媒体に対向する面に形成され、かつ、 前記第2表示電極は、前記一の基板における前記第2表
    示媒体に対向する面に形成された、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の両面表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2スイッチング素子が、
    前記第1サブ基板又は前記第2サブ基板の同じ面に形成
    されてなる、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    の両面表示装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2信号電極が、前記第1
    サブ基板又は前記第2サブ基板の同じ面に形成されてな
    る、 ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載
    の両面表示装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2電荷蓄積容量が、前記
    第1サブ基板又は前記第2サブ基板の同じ面に形成され
    てなる、 ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載
    の両面表示装置。
  10. 【請求項10】 前記第1サブ基板及び前記第2サブ基
    板のうちいずれか一方の基板は平坦化層である、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の両面表示装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも一の基板を配置する工程
    と、該一の基板の表裏にそれぞれ第1表示媒体及び第2
    表示媒体を配置する工程と、該第1表示媒体に沿うよう
    に第1表示電極を配置する工程と、前記第2表示媒体に
    沿うように第2表示電極を配置する工程と、該第1表示
    電極に第1スイッチング素子を電気的に接続する工程
    と、該第2表示電極に第2スイッチング素子を電気的に
    接続する工程と、からなる両面表示装置の製造方法にお
    いて、 前記一の基板は、第1サブ基板と第2サブ基板とを積層
    させて構成し、かつ、 少なくとも前記第1スイッチング素子及び前記第2スイ
    ッチング素子はこれらのサブ基板の間に配置した、 ことを特徴とする両面表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1サブ基板と前記第2サブ基板
    とは接着剤にて貼り合わせてなる、 ことを特徴とする請求項11に記載の両面表示装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1サブ基板及び前記第2サブ基
    板は、いずれか一方のサブ基板を、加熱・軟化させた状
    態で他方のサブ基板に密着させ、その後冷却することに
    よって、貼り合わせてなる、 ことを特徴とする請求項11に記載の両面表示装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記加熱・軟化させる方のサブ基板
    に、前記加熱・軟化させない方のサブ基板よりも軟化温
    度の低い材料を用いる、 ことを特徴とする請求項13に記載の両面表示装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 前記第1サブ基板及び前記第2サブ基
    板のうちの一方のサブ基板を、軟化されたペーストの状
    態で他方のサブ基板に密着させ、その後硬化させること
    によって該他方のサブ基板に積層してなる、 ことを特徴とする請求項11に記載の両面表示装置の製
    造方法。
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