JP2019032531A - バックプレーンアセンブリのための複数層拡張電極構造 - Google Patents

バックプレーンアセンブリのための複数層拡張電極構造 Download PDF

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Abstract

【課題】バックプレーンアセンブリのための複数層拡張電極構造の提供。
【解決手段】本発明は、第1の寸法の第1の電極層(103)が、第1の寸法より大きい第2の寸法の第2の電極層(100)に電気的に接続され、それを駆動する少なくとも2つの電極層を伴うバックプレーンアセンブリを有する電気光学ディスプレイを提供する。第2の電極層(100)は、電気光学ディスプレイの表示領域全体が光学活性であり得るように、第1の電極層(103)の上にある。バックプレーンアセンブリは、第1および第2の電極層を電気的に接続するように2つの電極層(100、103)の間に配置されている少なくとも1つのインターポーザ層(101)を有し得る。
【選択図】図1D

Description

(関連出願の参照)
本願は、同時係属の米国出願第14/615,617号(2015年2月6日出願)に関連する。
個々の電気光学ディスプレイが、より大型のディスプレイを作成するように一緒にタイル状に張り付けられる用途では、表示領域が完全にアクティブであることが最適である。したがって、本発明は、少なくとも2つの電極層と、2つの電極層の間に配置される少なくとも1つのインターポーザ層とを伴うバックプレーンアセンブリを有する、電気光学ディスプレイを提供し、第1の寸法の第1の電極層は、第2の寸法の第2の電極層に電気的に接続され、それを駆動し、第2の寸法は、第2の電極層の表示面積が光学活性であり得るように、第1の寸法より大きい。
材料またはディスプレイに適用され場合、「電気光学」という用語は、画像技術におけるその従来の意味において本明細書で使用され、少なくとも1つの光学特性において異なる第1および第2の表示状態を有する材料を指し、材料は、材料への電場の印加によって、その第1の表示状態からその第2の表示状態に変化させられる。光学特性は、典型的には、人間の眼に知覚可能な色であるが、それは、光の透過率、反射率、発光率、または、機械読取を対象としたディスプレイの場合、可視領域外の電磁波長の反射率の変化という意味での疑似色等、別の光学特性であり得る。
いくつかの電気光学材料は、材料が固体外面を有するという意味で固体であるが、材料は、内部液体またはガス充填空間を有し得、多くの場合、それらを有する。固体電気光学材料を使用する、そのようなディスプレイは、以降では便宜上、「固体電気光学ディスプレイ」と称され得る。したがって、「固体電気光学ディスプレイ」という用語は、回転2色部材ディスプレイ、カプセル化電気泳動ディスプレイ、マイクロセル電気泳動ディスプレイ、およびカプセル化液晶ディスプレイを含む。
「双安定」および「双安定性」という用語は、当技術分野におけるそれらの従来の意味において本明細書で使用され、少なくとも1つの光学特性において異なる第1および第2の表示状態を有する表示要素を備えているディスプレイを指し、有限持続時間のアドレッシングパルスを用いて所与の要素が駆動された後、その第1または第2の表示状態のうちのいずれか一方を呈し、アドレッシングパルスが終了した後、その状態は、表示要素の状態を変化させるために必要とされるアドレッシングパルスの最小持続時間の少なくとも数倍、例えば、少なくとも4倍、続く。米国特許第7,170,670号では、グレースケール対応のいくつかの粒子ベースの電気泳動ディスプレイが、その極限の黒色および白色状態においてだけではなく、それらの中間グレー状態においても、安定しており、同じことがいくつかの他の種類の電気光学ディスプレイにも当てはまることが示されている。この種類のディスプレイは、双安定性よりもむしろ「多安定性」と正しくは呼ばれるが、便宜上、「双安定性」という用語が、双安定性および多安定性ディスプレイの両方を対象とするために本明細書で使用され得る。
いくつかの種類の電気光学ディスプレイが、知られている。電気光学ディスプレイの一種類は、例えば、米国特許第5,808,783号(特許文献1)、第5,777,782号、第5,760,761号、第6,054,071号、第6,055,091号、第6,097,531号、第6,128,124号、第6,137,467号、および第6,147,791号に説明されるような、回転2色部材種類である(この種類のディスプレイは、多くの場合、「回転2色球」ディスプレイと称されるが、前述のいくつかの特許では、回転部材は球形ではないため、「回転2色部材」という用語が、より正確なものとして好ましい)。そのようなディスプレイは、異なる光学特性を伴う2つ以上の区分と、内部双極子とを有する、多数の小型の本体(典型的には、球形または円筒形)を使用する。これらの本体は、マトリクス内の液体が充填された液胞内に懸濁され、液胞は、本体が回転自在であるように、液体で充填される。ディスプレイの外観は、それに電場を印加することによって変化させられ、したがって、種々の位置に本体を回転し、本体のどの区分が表示面を通して見られるかを変動させる。この種類の電気光学媒体は、典型的には、双安定性である。
別の種類の電気光学ディスプレイは、エレクトロクロミック媒体、例えば、少なくとも部分的に半導電性金属酸化物から形成される電極と、電極に取り付けられる、可逆変色が可能な複数の色素分子とを備えているナノクロミックフィルムの形態のエレクトロクロミック媒体を使用し、例えば、O'Regan,B.,他による「Nature」(199
1年、353、737)およびWood,D.による「Information Display」(18(3)、24、2002年3月)を参照されたい。また、Bach,U.,他による「Adv. Mater」(2002年、14(11)、845)も参照されたい。この種類のナノクロミックフィルムはまた、例えば、米国特許第6,301,038号(特許文献2)、第6,870,657号、および第6,950,220号にも説明される。この種類の媒体はまた、典型的には、双安定性である。
別の種類の電気光学ディスプレイは、Philipsによって開発され、Hayes,R.A.,他による「Video−Speed Electronic Paper Based on Electrowetting」(Nature、425、383−385、2003年)に説明される、エレクトロウェッティングディスプレイである。米国特許第7,420,549号(特許文献3)において、そのようなエレクトロウェッティングディスプレイが、双安定性に作製され得ることが示されている。
長年にわたって集中的な研究および開発の対象とされてきた、電気光学ディスプレイの一種類は、粒子ベースの電気泳動ディスプレイであり、複数の荷電粒子が、電場の影響下で流体を通って移動する。電気泳動ディスプレイは、液晶ディスプレイと比較された場合、良好な輝度およびコントラスト、広視野角、状態の双安定性、ならびに低電力消費の属性を有し得る。それにもかかわらず、これらのディスプレイの長期間の画像品質に伴う問題が、それらの広範囲の使用を妨げている。例えば、電気泳動ディスプレイを構成する粒子は、沈降する傾向にあり、これらのディスプレイに対して不十分な運用寿命をもたらす。
前述のように、電気泳動媒体は、流体の存在を必要とする。従来技術の電気泳動媒体の殆どにおいて、この流体は、液体であるが、電気泳動媒体は、ガス状流体を使用して生成され得、例えば、Kitamura,T.,他による「Electrical toner movement for electronic paper−like Display」(IDW Japan、2001年、Paper HCS1−1)およびYamaguchi,Y.,他による「Toner Display using insulative particles charged triboelectrically」(IDW Japan、2001年、Paper AMD4−4)を参照されたい。米国特許第7,321,459号および第7,236,291号も参照されたい。そのような気体ベースの電気泳動媒体は、例えば、媒体が垂直面に配置される標識等、媒体が、そのような沈降を可能にする向きにおいて使用される場合、液体ベースの電気泳動媒体として沈降する粒子に起因する、同じ種類の問題を起こしやすいと考えられる。実際には、沈降する粒子は、液体のものと比較するとガス状の懸濁流体のより低い粘性は、電気泳動粒子のより速い沈降を可能にするため、液体ベースのものにおいてよりも、気体ベースの電気泳動媒体においてより深刻な問題になると考えられる。
Massachusetts Institute of Technology(MIT)およびE Ink Corporationに譲渡された、またはそれらの名義である多数の特許および出願は、カプセル化電気泳動および他の電気光学媒体において使用される種々の技術を説明する。そのようなカプセル化媒体は、多数の小カプセルを備え、それらの各々自体が、流体媒体内に電気泳動的可動粒子を含む内相と、内相を包囲するカプセル壁とを備えている。典型的には、カプセル自体は、2つの電極間に位置付けられるコヒーレント層を形成するために、ポリマーバインダ内に保持される。これらの特許および出願において説明される技術は、以下を含む。
(a)電気泳動粒子、流体、および流体添加剤。例えば、米国特許第7,002,728号および第7,679,814号を参照されたい。
(b)カプセル、バインダ、およびカプセル化プロセス。例えば、米国特許第6,922,276号および第7,411,719号を参照されたい。
(c)電気光学材料を含むフィルムおよびサブ部材。例えば、米国特許第6,982,178号および第7,839,564号を参照されたい。
(d)バックプレーンアセンブリ、接着層、および他の補助層、ならびにディスプレイで使用される方法。例えば、米国特許第D485,294号、第6,124,851号、第6,130,773号、第6,177,921号、第6,232,950号、第6,252,564号、第6,312,304号、第6,312,971号、第6,376,828号、第6,392,786号、第6,413,790号、第6,422,687号、第6,445,374号、第6,480,182号、第6,498,114号、第6,506,438号、第6,518,949号、第6,521,489号、第6,535,197号、第6,545,291号、第6,639,578号、第6,657,772号、第6,664,944号、第6,680,725号、第6,683,333号、第6,724,519号、第6,750,473号、第6,816,147号、第6,819,471号、第6,825,068号、第6,831,769号、第6,842,167号、第6,842,279号、第6,842,657号、第6,865,010号、第6,967,640号、第6,980,196号、第7,012,735号、第7,030,412号、第7,075,703号、第7,106,296号、第7,110,163号、第7,116,318号、第7,148,128号、第7,167,155号、第7,173,752号、第7,176,880号、第7,190,008号、第7,206,119号、第7,223,672号、第7,230,751号、第7,256,766号、第7,259,744号、第7,280,094号、第7,327,511号、第7,349,148号、第7,352,353号、第7,365,394号、第7,365,733号、第7,382,363号、第7,388,572号、第7,442,587号、第7,492,497号、第7,535,624号、第7,551,346号、第7,554,712号、第7,583,427号、第7,598,173号、第7,605,799号、第7,636,191号、第7,649,674号、第7,667,886号、第7,672,040号、第7,688,497号、第7,733,335号、第7,785,988号、第7,843,626号、第7,859,637号、第7,893,435号、第7,898,717号、第7,957,053号、第7,986,450号、第8,009,344号、第8,027,081号、第8,049,947号、第8,077,141号、第8,089,453号、第8,208,193号、および第8,373,211号、ならびに米国特許出願公開第2002/0060321号、第2004/0105036号、第2005/0122306号、第2005/0122563号、第2007/0052757号、第2007/0097489号、第2007/0109219号、第2007/0211002号、第2009/0122389号、第2009/0315044号、第2010/0265239号、第2011/0026101号、第2011/0140744号、第2011/0187683号、第2011/0187689号、第2011/0286082号、第2011/0286086号、第2011/0292319号、第2011/0292493号、第2011/0292494号、第2011/0297309号、第2011/0310459号、および第2012/0182599、ならびに国際出願公開第WO 00/38000号、欧州特許第1,099,207 B1号および第1,145,072 B1号を参照されたい。
(e)色形成および色調節。例えば、米国特許第7,075,502号および米国特許出願公開第2007/0109219号を参照されたい。
(f)ディスプレイを駆動する方法。例えば、米国特許第7,012,600号および第7,453,445号を参照されたい。
(g)ディスプレイの用途。例えば、米国特許第7,312,784号および第8,009,348号を参照されたい。
(h)米国特許第6,241,921号、第6,950,220号、第7,420,549号、および第8,319,759号、ならびに米国特許出願公開第2012/0293858号に説明されるような非電気泳動ディスプレイ。
前述の特許および出願の多くは、カプセル化電気泳動媒体内の個別のマイクロカプセルを包囲する壁は、連続相によって取って代わられ得、したがって、いわゆるポリマー分散型電気泳動ディスプレイを生成しポリマー分散型電気泳動ディスプレイにおいて、電気泳動媒体は、複数の個別の電気泳動流体の液滴と、ポリマー材料の連続相とを備えていると認識し、そのようなポリマー分散型電気泳動ディスプレイ内の電気泳動流体の個別の液滴は、個別のカプセル膜が各個々の液滴に関連付けられないにもかかわらず、カプセルまたはマイクロカプセルとして見なされ得ると認識している。例えば、前述の米国特許第6,866,760号を参照されたい。故に、本出願の目的のために、そのようなポリマー分散型電気泳動媒体は、カプセル化電気泳動媒体の亜種として見なされる。
関連する種類の電気泳動ディスプレイは、いわゆる「マイクロセル電気泳動ディスプレイ」である。マイクロセル電気泳動ディスプレイでは、荷電粒子および流体は、マイクロカプセル内にカプセル化されず、代わりに、典型的にはポリマーフィルムであるキャリア媒体内に形成された複数の空洞内に保持される。例えば、両方ともがSipix Imaging,Incに譲渡された、米国特許第6,672,921号および第6,788,449号を参照されたい。
電気泳動媒体は、多くの場合、不透明であり(例えば、多くの電気泳動媒体では、粒子は、実質的にディスプレイを通しての可視光線の伝送を遮るため)、反射モードで動作するが、多くの電気泳動ディスプレイは、いわゆる「シャッタモード」で動作するように作製され得、1つのディスプレイ状態は、実質的に不透明であり、1つは光透過性である。例えば、米国特許第5,872,552号、第6,130,774号、第6,144,361号、第6,172,798号、第6,271,823号、第6,225,971号、および第6,184,856号を参照されたい。電気泳動ディスプレイと類似するが、電場強度における変動に依拠する誘電泳動ディスプレイは、類似モードで動作し得る。米国特許第4,418,346号を参照されたい。他の種類の電気光学ディスプレイもまた、シャッタモードで動作することも可能であり得る。シャッタモードで動作する電気光学媒体は、フルカラーディスプレイのための多層構造において有用であり得、そのような構造では、ディスプレイの表示面に隣接する少なくとも1つの層は、表示面からより遠い第2の層を露出または隠蔽するためにシャッタモードで動作する。
カプセル化電気泳動ディスプレイは、典型的には、従来の電気泳動デバイスの集積および沈降失敗モードを被らず、多種多様のフレキシブル基板および剛体基板上にディスプレイを印刷または被覆する能力等のさらなる利点を提供する。(「印刷」という言葉の使用は、制限ではないが、パッチダイコーティング、スロットまたは押出コーティング、スライドまたはカスケードコーティング、カーテンコーティング等の事前計量コーティング、ナイフオーバーロールコーティング、フォワード・リバースロールコーティング等のロールコーティング、グラビアコーティング、浸漬コーティング、スプレーコーティング、メニスカスコーティング、スピンコーティング、ブラシコーティング、エアナイフコーティング、シルクスクリーン印刷プロセス、静電印刷プロセス、感熱印刷プロセス、インクジェット印刷プロセス、電気泳動体積(米国特許第7,339,715号参照)、および他の類似技法を含む、あらゆる形態の印刷およびコーティングを含むことを目的としている。)したがって、結果として生じるディスプレイは、フレキシブルであり得る。さらに、ディスプレイ媒体を(種々の方法を使用して)印刷することができるため、ディスプレイ自体を安価に作製することができる。
他のタイプの電気光学材料もまた、本発明で使用され得る。特に興味深いことに、双安定強誘電体液晶(FLC)およびコレステリック液晶ディスプレイが、当技術分野で公知である。
電気泳動ディスプレイは、通常、電気泳動材料の層と、電気泳動材料の反対側に配置される少なくとも2つの他の層とを備え、これら2つの層のうちの1つは、電極層である。殆どのそのようなディスプレイでは、両方の層は、電極層であり、電極層の一方または両方は、ディスプレイの画素を画定するようにパターン化される。例えば、一方の電極層は、細長い行電極にパターン化され、他方は、その行電極と直角に走る細長い列電極にパターン化され得、画素は、行および列電極の交差点によって画定される。代替として、より一般的に、一方の電極層は、単一の連続電極の形態を有し、他方の電極層は、それらの各々がディスプレイの1つの画素を画定する、画素電極の行列にパターン化される。スタイラスとともに使用するために意図される、別のタイプの電気泳動ディスプレイでは、プリントヘッドまたは類似可動電極が、ディスプレイから離れ、電気泳動層に隣接する層のうちの1つのみが、電極を備え、電気泳動層の反対側は、典型的には、可動電極が電気泳動層を損傷することを防止することを意図している保護層である。
3層電気泳動ディスプレイの製造は、通常、少なくとも1つの積層動作を伴う。例えば、前述のMITおよびE Ink特許ならびに出願では、カプセル化電気泳動ディスプレイを製造するためのプロセスが説明されており、プロセスは、結合剤中にカプセルを備えているカプセル化電気泳動媒体が、プラスチックフィルム上にインジウムスズ酸化物(ITO)または類似伝導性コーティング(最終ディスプレイの1つの電極の役割を果たす)を備えているフレキシブル基板上にコーティングされ、カプセル/結合剤コーティングが、基板にしっかりと接着された電気泳動媒体のコヒーレント層を形成するように乾燥させられる。別個に、画素電極のアレイと、回路を駆動するための画素電極を接続する導体の適切な配置とを含むバックプレーンアセンブリが調製される。最終ディスプレイを形成するために、その上にカプセル/結合剤層を有する基板が、積層接着剤を使用してバックプレーンアセンブリに積層される。(その上でスタイラスまたは他の可動電極がスライドすることができる、プラスチックフィルム等の単純な保護層とバックプレーンアセンブリを置換することによって、スタイラスまたは類似可動電極とともに使用可能な電気泳動ディスプレイを調製するために、非常に類似するプロセスが使用されることができる。)そのようなプロセスの1つの好ましい形態では、バックプレーンアセンブリは、それ自体がフレキシブルであり、プラスチックフィルムまたは他のフレキシブル基板上に画素電極および導体を印刷することによって調製される。このプロセスによる、ディスプレイの大量生産のための明白な積層技法は、積層接着剤を使用するロール積層である。
前述の米国特許第6,982,178号(第3欄の第63行から第5欄の第46行を参照)で議論されるように、電気泳動ディスプレイで使用される構成要素の多く、およびそのようなディスプレイを製造するために使用される方法は、液晶ディスプレイ(LCD)で使用される技法から導出される。例えば、電気泳動ディスプレイは、トランジスタまたはダイオードのアレイと、画素電極の対応するアレイとを備えている、バックプレーンアセンブリ、および(複数の画素および典型的にはディスプレイ全体を覆って延びる電極という意味で)透明基板上の「連続」前面電極を利用し得、これらの構成要素は、LCDにおけるものと本質的に同一である。しかしながら、LCDを組み立てるために使用される方法は、カプセル化電気泳動ディスプレイとともに使用されることができない。LCDは、通常、別個のガラス基板上にバックプレーンアセンブリおよび前面電極を形成し、次いで、これらの構成要素の間に小さい開口を残して、それらを一緒に接着して固定し、結果として生じたアセンブリを真空下に置き、液晶がバックプレーンと前面電極との間の隙間を通って流動するように、液晶槽中にアセンブリを浸漬することによって、組み立てられる。最終的に、液晶が定位置に来ると、隙間は、密閉され、最終ディスプレイを提供する。
このLCD組立プロセスは、カプセル化ディスプレイに容易に移されることができない。電気泳動材料は、固体であるため、これら2つの完全体が互いに固定される前に、バックプレーンと前面電極との間に存在しなければならない。さらに、いずれか一方に取り付けられることなく前面電極とバックプレーンとの間に単純に配置される液晶材料と対照的に、カプセル化電気泳動媒体は、通常、両方に固定される必要があり、概して、回路を含むバックプレーンアセンブリ上に媒体を形成するよりも容易であるため、殆どの場合、電気泳動媒体は、前面電極上に形成され、次いで、前面電極/電気泳動媒体の組み合わせは、典型的には、接着剤で電気泳動媒体の表面全体を覆い、熱、圧力、およびおそらく真空下で積層することによって、バックプレーンアセンブリに積層される。したがって、固体電気泳動ディスプレイの最終積層のための殆どの従来技術の方法は、本質的に、(典型的には)電気光学媒体、積層接着剤、およびバックプレーンが、最終組立の直前に結集させられる、バッチ方法であり、大量生産のためにより良好に適合された方法を提供することが望ましい。
電気泳動ディスプレイを含む、電気光学ディスプレイは、高価であり得る。例えば、携帯用コンピュータで見出されるカラーLCDの費用は、典型的には、コンピュータの費用全体のかなりの割合である。そのようなディスプレイの使用が、携帯用コンピュータよりもはるかに安価な携帯電話および携帯情報端末(PDA)等のデバイスに広まるにつれて、そのようなディスプレイの費用を削減する圧力が高まっている。上で議論されるように、フレキシブル基板上に印刷技法によって電気泳動媒体の層を形成する能力は、コート紙、ポリマーフィルム、および類似媒体の生産に使用される業務用機器を使用する、ロールツーロールコーティング等の大量生産技法を使用することによって、ディスプレイの電気泳動構成要素の費用を削減する可能性を広げる。
ディスプレイが反射性であるか透過性であるか、および使用される電気光学媒体が双安定であるかどうかにかかわらず、高解像度ディスプレイを得るために、ディスプレイの個々の画素は、隣接する画素からの干渉を伴わずにアドレス可能でなければならない。この目的を達成する1つの方法は、少なくとも1つの非線形要素が各画素に関連付けられているトランジスタまたはダイオード等の非線形要素のアレイを提供し、「アクティブマトリクス」ディスプレイを生成することである。1つの画素をアドレスする、アドレッシングまたは画素電極が、関連付けられた非線形要素を通して適切な電圧源に接続される。典型的には、非線形要素がトランジスタである場合、画素電極は、トランジスタのドレインに接続され、この配置は、以下の説明で仮定されるであろうが、本質的に恣意的であり、画素電極がトランジスタの電源に接続されることができる。従来、高解像度アレイでは、画素は、行および列の2次元アレイで配置されるため、任意の特定の画素は、1つの特定行および1つの特定列の交差点によって一意的に画定される。各列における全てのトランジスタの電源が、単一の列電極に接続される一方で、各行における全てのトランジスタのゲートは、単一の行電極に接続され、再度、行への電源の割り当ておよび列へのゲートの割り当ては、従来的であるが、本質的に恣意的であり、所望でアレイは逆転させることができる。行電極は、行ドライバに接続され、行ドライバは、所与の瞬間に1つの行のみが選択されること、すなわち、選択された行における全てのトランジスタが伝導性であることを確実にするような電圧が選択された行電極に印加されている一方で、全ての他の行における全てのトランジスタが非伝導性のままであることを確実にするような電圧がこれらの選択されていない行に印加されていることを事実上確実にする。列電極は、選択された行における画素を所望の光学状態に駆動するように選択される電圧を種々の列電極に印加する列ドライバに接続される。(前述の電圧は、従来、非線形アレイから電気光学媒体の反対側に提供され、ディスプレイ全体を横断して延びる、一般的な前面電極に対するものである。)「ラインアドレス時間」として知られている事前選択された間隔後、選択された行が選択解除され、次の行が選択され、列ドライバ上の電圧は、ディスプレイの次のラインが書かれるように変化させられる。このプロセスは、ディスプレイ全体が行毎に書き込まれるように繰り返される。
アクティブマトリクスディスプレイを製造するためのプロセスも確立されている。例えば、薄膜トランジスタが、種々の堆積およびフォトリソグラフィ技法を使用して製造されることができる。トランジスタは、ゲート電極と、絶縁誘電体層と、半導体層と、ソースおよびドレイン電極とを含む。ゲート電極への電圧の印加は、誘電体層を横断して電場を提供し、半導体層のソース・ドレイン伝導性を劇的に増加させる。これは、ソースおよびドレイン電極の間の電気伝導を可能にする。典型的には、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極は、パターン化される。一般に、半導体層もまた、隣接回路要素の間の漂遊伝導(すなわち、クロストーク)を最小化するためにパターン化される。
電気光学ディスプレイは、多くの場合、例えば、大型の看板または広告板の形態で、大面積ディスプレイを形成するために使用される。そのような大面積ディスプレイは、頻繁に、フォトリソグラフィによって生産されるバックプレーンアセンブリのサイズへの制限等の技術的理由により、個々の電気光学ディスプレイが経済的にあるサイズを超えることができないため、個別の電気光学ディスプレイの2次元アレイを一緒に「タイル状に張り付ける」(すなわち、並置する)ことによって形成される。単一の大面積ディスプレイの錯覚を作成するために、隣接ディスプレイの間に最小限の非アクティブ領域を伴って、ディスプレイの可視領域全体がアクティブであることが重要である。残念ながら、従来の電気光学ディスプレイは、通常、ディスプレイの周辺に配置される、ドライバ電子機器を必要とする。そのような周辺ドライバ電子機器は、ディスプレイのアクティブ領域が、通常、ドライバ電子機器を隠す役割を果たすベゼルによって包囲されるため、ディスプレイが個々に使用されるときは問題ではない。しかしながら、そのような周辺ドライバ電子機器は、周辺領域が本質的に光学非活性であるため、複数のディスプレイが大面積ディスプレイを形成するために使用されるときには問題を生じる。したがって、大面積ディスプレイを形成するために、電個々のディスプレイの周辺部分に非アクティブ領域を導入することなしに、気光学ディスプレイを一緒にタイル状に張り付ける方法の必要性がある。
米国特許第5,808,783号明細書 米国特許第6,301,038号明細書 米国特許第7,420,549号明細書
本発明は、少なくとも2つの電極層と、2つの電極層の間に配置される少なくとも1つのインターポーザ層とを伴う、バックプレーンアセンブリを有する、電気光学ディスプレイを提供し、第1の寸法の第1の電極層は、電気光学ディスプレイの表示領域全体が光学活性であり得るように、第1の寸法より大きい第2の寸法の第2の電極層に電気的に接続され、それを駆動する。
別の側面では、本発明は、少なくとも2つの電極層、すなわち、第1の解像度を有する第1の電極層と、第1の解像度より低い第2の解像度を有する第2の電極層との間に配置されている少なくとも1つのインターポーザ層を伴う電気光学バックプレーンアセンブリを提供し、第1の電極層は、第2の電極層に電気的に接続され、それを駆動する。
本発明の別の代替側面では、第1の電極層およびその関連電気的構成要素は、第2の電極層が第1の電極層およびその構成要素を完全に覆うように、第2の電極層と比較して面積がより小さい。第2の電極層は、重層電気光学層とともに、任意の下にある構成要素を覆い隠すように機能する。第2の電極が第1の電極よりはるかに大きく、より多くの電流を必要とし得るため、複数の第1の電極が、単一の第2の電極を駆動し、したがって、その増加した電流需要を満たすようにグループ化され得る。
別の側面では、本発明は、電気的に接続される少なくとも3つの電極層を伴うバックプレーンアセンブリを有する、電気光学ディスプレイを提供し、第1の電極層は、他の2つの電極層を駆動する。第1の電極層は、バックプレーン基板の裏面上に配置される第3の電極層に電気的に接続される、薄膜トランジスタアレイ(以降では「TFTアレイ」)であり得る。第3の電極層は、バックプレーン基板の表示面に最も近い表面上に配置される第2の電極層に電気的に接続される。第1の電極層は、第2の電極層がほぼ100%光学活性であるように、第2および第3の電極層を駆動する。
別の側面では、本発明は、少なくとも3つの電極層を伴うバックプレーンアセンブリを提供し、第2および第3の電極層は、フレキシブルバックプレーン基板の単一の表面上に配置され、第1の電極層は、表示領域が完全に光学活性であり得、かつ3次元であり得るように、第3の電極層に取り付けられ、第2および第3の電極層を駆動する。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
少なくとも2つの電極層を備えているバックプレーンであって、第1の電極層が、第1の寸法を有する少なくとも1行の駆動電極を備え、第2の電極層が、前記第1の寸法より大きい第2の寸法を有する少なくとも1行のディスプレイ電極を備え、各ディスプレイ電極は、駆動電極に電気的に接続され、それによって駆動される、バックプレーン。
(項目2)
前記第1の電極層と第2の電極層との間に配置されている少なくとも1つのインターポーザ層をさらに備えている、項目1に記載のバックプレーン。
(項目3)
前記インターポーザ層は、前記駆動電極と前記ディスプレイ電極との間の電気接続を形成している伝導性ビアを備えている、項目2に記載のバックプレーン。
(項目4)
複数の平行な行の駆動電極と、複数の平行な行のディスプレイ電極とを有する、項目1に記載のバックプレーン。
(項目5)
各ディスプレイ電極は、2つ以上の駆動電極に電気的に接続され、それらによって駆動される、項目1に記載のバックプレーン。
(項目6)
前記第2の電極層は、前記第1の電極層の上に積み重ねられている、項目1に記載のバックプレーン。
(項目7)
前記第1の電極層および前記第2の電極層は、共通基板の単一の主要表面の個別の領域上に配置されている、項目2に記載のバックプレーン。
(項目8)
前記共通基板は、前記第2の電極層が前記第1の電極層の上に横たわるように折り畳まれる、項目7に記載のバックプレーン。
(項目9)
前記第1の電極層は、TFTアレイである、項目1に記載のバックプレーン。
(項目10)
項目1に記載のバックプレーンと、前記バックプレーンに隣接して配置されている電気光学材料の層とを備えている電気光学ディスプレイ。
(項目11)
前記電気光学材料は、回転2色部材、エレクトロクロミック材料、またはエレクトロウェッティング材料を備えている、項目10に記載の電気光学ディスプレイ。
(項目12)
前記電気光学材料は、流体中に配置され、電場の影響下で前記流体を通って移動することが可能な複数の荷電粒子を備えている電気泳動材料を備えている、項目10に記載の電気光学ディスプレイ。
(項目13)
前記荷電粒子および前記流体は、複数のカプセルまたはマイクロセル内に閉じ込められている、項目12に記載の電気光学ディスプレイ。
(項目14)
前記荷電粒子および前記流体は、ポリマー材料を備えている連続相によって包囲された複数の個別の液滴として存在する、項目12に記載の電気光学ディスプレイ。
(項目15)
前記流体は、ガス状である、項目12に記載の電気光学ディスプレイ。
図1A−1Dは、上面図、側面図、および背面図を示す、本発明のバックプレーンアセンブリの概略図である。 図1A−1Dは、上面図、側面図、および背面図を示す、本発明のバックプレーンアセンブリの概略図である。 図1A−1Dは、上面図、側面図、および背面図を示す、本発明のバックプレーンアセンブリの概略図である。 図1A−1Dは、上面図、側面図、および背面図を示す、本発明のバックプレーンアセンブリの概略図である。 図2は、伝導線およびビアの部分的マッピングとともにインターポーザ層を示す、本発明の概略図の分解図である。 図3は、グループ化された電極を示す、本発明の第1の電極層の概略図である。 図4A−4Fは、本発明のバックプレーンアセンブリの層毎の製作を描写する、概略図である。 図5は、2つの電極層を有する、本発明のバックプレーンアセンブリを含む電気光学ディスプレイの断面図の概略図である。 図6は、3つの電極層を有する、本発明のバックプレーンアセンブリを含む電気光学ディスプレイの断面図の概略図である。 図7Aおよび7Bは、電極層のうちの2つが折り畳み可能バックプレーン基板上に配置される、少なくとも3つの電極層を伴うバックプレーンアセンブリを示す、本発明の概略図である。 図8Aおよび8Bは、代替的な前面電極接続とともに拡張バックプレーン基板を示す、本発明の概略図である。
上で示されるように、本発明は、少なくとも2つの電極層と、2つの電極層の間に配置される少なくとも1つのインターポーザ層とを伴うバックプレーンアセンブリを有する電気光学ディスプレイを提供し、第1の寸法の第1の電極層は、表示面(viewing surface)が完全に光学活性であり得るように、第1の寸法より大きい第2の寸法の第2の電極層に電気的に接続され、それを駆動する。
別の側面では、本発明は、少なくとも3つの電極層と、第2および第3の電極層の間に配置される少なくとも1つのインターポーザ層とを伴うバックプレーンアセンブリを有する電気光学ディスプレイを提供し、第1の電極層は、第3の電極層に電気的に接続され、第3の電極層は、インターポーザ層を通して第2の電極層に電気的に接続され、第1の電極層寸法は、第2の電極層寸法より小さく、第1の電極層は、表示面が完全に光学活性であり得るように、第2および第3の電極層を駆動する。
本発明の一側面では、第1の電極層は、TFTアレイであり、第2の電極層は、ディスプレイ電極のアレイであり、第3の電極層は、第1の電極層のTFT電極と整列する接触パッドのアレイであり、インターポーザ層は、プリント回路基板である。TFTアレイは、プリント回路基板の裏面上の第3の電極層(または接触パッド)に取り付けられ、インターポーザ層を通して、表示面に最も近いプリント回路基板の表面上に配置されるディスプレイ電極アレイに電気的に接続される。TFT電極は、表示面全体が光学活性であるように、ディスプレイ電極を駆動する。バックプレーン基板は、少なくともTFTアレイと同じくらい大きい。インターポーザ層は、TFT電極をディスプレイ電極に電気的に接続する、接触パッドおよび伝導性ビアのアレイを有し得る。本実施形態では、インターポーザ層(PCB基板)は、バックプレーン基板の役割を果たし、ディスプレイ電極がバックプレーン基板の面積全体を覆って広がるようにサイズ決定されるべきである。
典型的には、バックプレーンアセンブリは、画素電極のアレイを有する。各画素電極は、通常、トランジスタ、蓄積コンデンサ、および各画素ユニットをドライバチップに電気的に接続する導体も含む、「画素ユニット」の一部を形成する。
TFTアレイが、当技術分野で周知である。単一のTFT画素は、典型的には、画素電極と、キャパシタ電極と、薄膜トランジスタとを含む。TFTアレイは、ソース線と、ゲート線と、ドライバを電極に接続する共通(接地)線とを備えている。電極をアドレスするために、電圧が、適切なソース線およびゲート線に印加される。ディスプレイ要素の光学特性の変化が、ディスプレイ要素に関連付けられる電極をアドレスすることによって達成される。本明細書に説明されるようなTFTアレイは、TFT構成要素、ならびにガラス等の基板上に搭載される線およびドライバを含む。TFT構成要素は、電気接続を提供し、隣接構成要素の間のクロストークを防止するために、半導体層の間で層状にされるか、または挟まれる。画素電極層は、表示面に最も近い層である。
画素電極は、技術的には画素ユニットのサブパーツであるが、「画素」、「TFT電極」、および「画素電極」という用語は、一般的に同義的に使用され、バックプレーンアクティブ領域の単位セルを指す。本明細書に説明されるように、第1の電極層の電極が、「TFT電極」または「駆動電極」として識別されるであろう一方で、第2の電極層の電極は、「ディスプレイ電極」として識別されるであろう。第1の電極層の電極は、TFT電極として識別されるであろうが、第1の電極層は、トランジスタアレイまたはダイオードアレイ等の当技術分野で公知であるように、任意の好適な電極アレイであり得る。
本明細書で使用される場合、「電極」という用語は、それを通して電気が物体、物質、または領域に進入し、またはそこから退出する導体のその通常の意味を有する。電極は、アクセス可能であるか、または露出される導電性領域である。電極は、銅、伝導性インク、または他の金属等の任意の好適な伝導性材料であり得る。電極は、正方形、長方形、六角形、または円形等の任意の好適な形状もしくはサイズであり得る。電極は、画素電極、または単純に伝導性領域の塊であり得る。
基板は、電気的支持を提供し、電気的インターフェースのためのプラットフォームの役割を果たし得る。第1の電極層を支持する基板は、「TFT基板」として識別されるであろう。第2の電極層を支持する基板は、バックプレーンアセンブリを支持するので、「バックプレーン基板」として識別されるであろう。
TFT基板は、ガラス、PET、または任意の他の好適な材料で作製され得る。TFTアレイは、バックプレーン基板の裏面に電気的および機械的に結合され得る。TFT電極とバックプレーン基板との間の電気接続は、異方性導体またはパターン化された等方性導体を用いて行われることができる。パターン化された等方性導体に対して、スクリーン印刷、またはインクジェット印刷等の別の印刷方法が使用され得る。
さらに、カプセル化電気泳動ディスプレイは、フレキシブル基板と高度に適合性がある。これは、トランジスタが、フレキシブルガラス、プラスチック、または金属箔のようなフレキシブル基板上に堆積させられる高解像度薄膜トランジスタディスプレイを可能にする。但し、任意のタイプの薄膜トランジスタまたは他の非線形要素とともに使用されるフレキシブル基板は、ガラス、プラスチック、金属箔の1枚のシートである必要はない。代わりに、これは、紙で構築されることができる。代替として、それは、織物材料で構築されることができる。代替として、それは、これらの材料の複合または層状組み合わせであり得る。同様に、バックプレーン基板は、これらのフレキシブル材料のうちのいずれかで作製され得る。
バックプレーン基板材料は、ポリエステル、ポリイミド、多層ファイバガラス、ステンレス鋼、もしくはガラス等、1つ以上のビア開口の製作を可能にする任意の好適な材料であり得る。孔が、伝導性経路(必要に応じて任意の誘電体層を通ることを含む)が所望される場所を通して、開けられ、穿孔され、研磨され、または融解させられる。代替として、開口は、組立に先立ってバックプレーン材料上に形成され、次いで、組み立てられるときに整列させられ得る。伝導性インクが、孔を製作して充填するために使用され得る。ディスプレイ電極は、当技術分野で公知であるように、伝導性インクを使用して印刷され得る。インク粘度、ならびに開口サイズおよび配置は、インクが開口を充填するように最適化され得る。再度、伝導性インクを使用して、裏面構造が印刷される場合、孔が再び充填される。本方法によって、基板の前面と裏面との間の接続は、自動的に行われ得る。
別の代替案では、電極層および導体は、完全に印刷層から作製され得る。伝導性および誘電体層が、バックプレーン基板上に印刷され得る。誘電体コーティングが、ビアのための領域を残して印刷され得る。次いで、伝導性インクの第2の電極層が、印刷され得る。必要であれば、最終インク構造が印刷され、孔を充填する前に、伝導性インクの追加の層が使用されることができる。代替として、電極層が、バックプレーン基板の対向表面上に印刷され得る。伝導性インクで充填されるビアおよび印刷されたトレースが、基板の片側の電極を反対側の電極に接続する。
伝導性インクのスクリーン印刷、はんだ付け、物理蒸着(すなわち、金属のスパッタリング)、および化学蒸着を含むが、それらに限定されない、任意の好適な伝導性堆積が、電気接続を行うために使用され得る。
インターポーザは、伝導線およびビアを経路指定するために使用される中間層である。インターポーザ層は、2つの電極層を電気的に接続するためのエッチングされた導体ネットワークおよび伝導性ビアを伴うプリント回路基板であり得る。代替として、インターポーザ層は、2つの表面上の回路要素および2つの表面の間の伝導性インターフェースを可能にするPET等の任意の好適な材料であり得、伝導線およびビアは、伝導性インクを使用して印刷され得る。インターポーザ層を設計する場合、電気トレースのための線および空間規則、ならびにビア寸法制約が考慮されるべきである。インターポーザ層は、2つ以上の層であり得る。複数のインターポーザ層が、複雑なトレースおよびビアマッピングのために必要とされ得る。「基板」および「インターポーザ」という用語は、多くの場合、特にインターポーザ層がインターポーザおよび基板の両方として機能する場合、同義的に使用される。
プリント回路基板がインターポーザ層として使用される場合、プリント回路基板の前面は、ディスプレイ電極の所望の形状にエッチングされる銅パッドを有し得る。ディスプレイ電極は、任意の適切な形状およびサイズであり得る。(エッチングされたワイヤまたは導体構造とともに)めっきビアは、ディスプレイ電極をTFT電極に接続する。ワイヤは、プリント回路基板の裏面まで及び得、表面搭載コネクタ等の標準コネクタを使用して、またはフレックスコネクタおよび異方性接着剤を使用して、接続が行われることができる。
代替として、銅被覆ポリイミド等のフレックス回路が、インターポーザ層に使用され得る。プリント回路基板は、フレックスコネクタおよびバックプレーン基板の両方の役割を果たすポリイミドで作製され得る。銅パッドよりもむしろ、電極は、ポリイミドプリント回路基板を覆う銅にエッチングされ得る。めっき貫通ビアは、その上にエッチングされた導体ネットワーク(エッチングされた導体ネットワークは、エッチングされたワイヤ構造に類似する)を有し得る、プリント回路基板の基板上にエッチングされる電極を接続する。
トランジスタのアレイは、多くの適切な方法のうちのいずれか1つを使用して製造され得る。例えば、蒸着またはスパッタリング等の真空ベースの方法が、トランジスタを形成するために必要な材料を堆積させるために使用されることができ、その後、堆積させられた材料は、パターン化されることができる。代替として、ウェット印刷方法または転写方法が、トランジスタを形成するために必要な材料を堆積させるために使用されることができる。薄膜トランジスタの製作に対して、基板は、例えば、シリコンウエハ、ガラス板、鋼箔、またはプラスチックシートであり得る。ゲート電極は、例えば、金属または伝導性ポリマー等の任意の伝導性材料であり得る。半導体層として使用するための材料は、例えば、アモルファスシリコンまたはポリシリコン等の無機材料であり得る。代替として、半導体層は、ポリチオフェンおよびその誘導体、オリゴチオフェン、ならびにペンタセン等の有機半導体で形成され得る。一般に、従来の薄膜トランジスタを作成する上で有用な任意の半導体材料が、本実施形態で使用されることができる。ゲート誘電体層のための材料は、有機または無機材料であり得る。好適な材料の例は、ポリイミド、二酸化ケイ素、ならびに種々の無機コーティングおよびガラスを含むが、それらに限定されない。ソースおよびゲート電極は、金属または伝導性ポリマー等の任意の伝導性材料で作製され得る。
説明されるトランジスタのアレイは、電子ディスプレイをアドレスするために使用される任意のタイプのトランジスタであり得る。追加の駆動構成要素(すなわち、レジスタ)または代替の駆動構成要素(すなわち、キャパシタおよびトランジスタ)も使用され得る。別の実装では、アドレッシング電子バックプレーンアセンブリは、トランジスタよりもむしろ非線形要素としてダイオードを組み込むことができる。本発明は、電気泳動ディスプレイ、液晶ディスプレイ、発光ディスプレイ(有機発光材料を含む)、および回転ボールディスプレイを含む、種々の電子ディスプレイに適用可能である。
図1A−1Dは、3つの電極層と、インターポーザ層とを有する、本発明のバックプレーンアセンブリの複数の層を示す、概略図である。図1A−1Dでは、第1の電極層は、駆動電極のTFTアレイであり、第2の電極層は、ディスプレイ電極のアレイであり、第3の電極層は、接触パッドのアレイであり、インターポーザ層は、バックプレーン基板としても機能するプリント回路基板である。
図1Aは、ディスプレイ電極(102)のアレイを有する、バックプレーン基板(101)の表示面に最も近い表面上の第2の電極層(100)を示す。ディスプレイ電極は、バックプレーン表面を覆い、バックプレーン基板の縁まで延びる。ディスプレイ電極は、プリント回路基板の表面上に適用された印刷された伝導性インクまたは金属接触パッドであり得る。ディスプレイ電極の間の空間は、不要な電気接続および干渉を防止する(または低減させる)ために十分な空間を維持しながら、表示面全体が光学活性と考えられるように最小化される。
図1Bは、本発明のバックプレーン基板(101)の背面図を示し、バックプレーン基板(101)は、「嵌合」電極と称される第3の電極層(106)を有する。嵌合電極は、第1の電極層の駆動電極が第2の電極層のディスプレイ電極に接続するための電気接点を提供する。この図では、インターポーザ層は、両方の表面上の電極層、すなわち、表示面(図示せず)に最も近い表面上のディスプレイ電極(102)および裏面上の「嵌合」電極(106)と、2つの電極層を接続する伝導線とを伴うバックプレーン基板(101)として機能する。
図1Cは、バックプレーン基板(101)の裏面に取り付けられた第1の電極層(107)を有する、本発明のバックプレーンアセンブリの背面図を図示する。この図では、第1の電極層(107)は、TFT基板(103)上の駆動(すなわち、TFT)電極(104)およびドライバ(105)のアレイである。(簡単にするために、他のTFT電子構成要素および接続は示されていない。)TFTアレイ(107)のアクティブ表面は、バックプレーン基板の裏面に留められ、第3の電極層と接触している。TFT電極およびドライバの鎖線および明るい色は、それらが覆い隠されていること、すなわち、バックプレーン基板の裏面に接触して位置することを示す。
図1Dは、どのようにして複数の電極層が一緒にサンドイッチ状にされるかを示す、本発明のバックプレーンアセンブリの側面図を図示する。バックプレーン基板(101)は、表示面に最も近い表面上のディスプレイ電極(100)のアレイと、裏面上の嵌合電極(106)のアレイと、電気接続を形成するように嵌合電極と整列するTFT電極(107)のアレイとを有する。暗い色によって示されるようなTFT電極(104)およびドライバ(105)は、TFT基板の前面上にある。描写されるように、バックプレーン基板は、インターポーザ層として使用される。インターポーザ層上の電気接続は、示されていない。
図2は、バックプレーン基板(101)の裏面上の嵌合電極(106)の第3の電極層と整列して接触する第1の電極層(107)と、表示面に最も近いバックプレーン表面に取り付けられた第2の電極層(100)とを有する本発明のバックプレーンアセンブリの分解図である。バックプレーン基板(101)は、この図ではインターポーザ層として機能する。第3の電極層およびインターポーザ層を通して、第1の電極層を第2の電極層に電気的に接続する、トレース(203)およびビア(204)のうちのいくつかが示されている。明確にするために、トレースおよびビアのうちのいくつかのみが、図面に描写されている。
図2では、駆動電極、嵌合電極、およびディスプレイ電極の間の1対1対1の接続がある。各駆動電極は、単一のディスプレイ電極に電気的に接続され(電極のうちのいくつかのみに関して示される)、それを駆動する。図示されるように、第2の電極層は、描写されるように、第2の電極層のサイズの約3分の2である第1の電極層およびその電気的構成要素を完全に覆う。第2の電極層内のディスプレイ電極の数は、第3の電極層内の電極(接触パッド)の数と等しくあるべきである。
バックプレーン基板上の第3の電極層とTFT電極との間の間隙距離は、一様である必要はない。間隙距離は、少なくとも1つのTFT電極の幅、かつ、プリント回路基板設計トレースおよび空間規則内であるべきである。導体パッドが一緒に流動せず、電極が過剰なクロストークを伴わずに機能的なままである限り、より緊密な間隙距離が使用され得る。典型的には、異方性導体は、パターン化を必要とせず、狭い間隙距離で機能する。異方性導体は、典型的には、単分散伝導性金属球の単層を有する。単一の球体がTFT電極とバックプレーン基板(伝導性ビア)との間の間隙距離全体に及ぶ領域では、電気接続が球体を通して行われ得る。間隙が正確に適切な厚さである場合、電気接続が行われる。殆どの通常の異方性材料は、伝導性球体を含むが、導体は、フィラメント、不連続ネットワーク、または任意の他の公知の導体であり得る。剛体表面(ガラスまたはFR−4)をフレキシブル表面(Kapton PCB)に結合する場合、異方性導体が好ましい。代替として、パターン化された等方性接着剤が、電極層を電気的に接続するために使用され得る。
インターポーザ層は、対向する側の電子構成要素を相互接続するためのビアを形成するために、伝導性材料で充填された開口を有し得る。ビア開口は、例えば、表示側の電子構成要素を裏側の電極アレイに接続するために、バックプレーン基板のポリマー材料を通して、エッチングされ、穴を開けられ、穿孔され、またはレーザ穿孔され得る。ビア開口は、印刷(例えば、インクジェット、スクリーン、またはオフセット印刷)、伝導性樹脂の適用、シャドウマスク蒸着、または従来のフォトリソグラフィ方法を含む種々の材料および技法を使用して充填され得る。
ディスプレイ電極の数は、バックプレーン基板上の接点の数に等しくあるべきである。TFT電極の数は、ディスプレイ電極の数と等しくあり得る。代替として、TFT電極の数がディスプレイ電極の数を超える場合、TFT電極は、グループ化され、複数のTFT電極が、単一のディスプレイ電極に接続され得る。TFT電極は、全てのTFT電極をディスプレイ電極に電気的に接続するようにグループ化され得る。好ましくは、TFT電極は、アクティブTFT電極が少なくとも1行および少なくとも1列の非アクティブTFT電極によって分離され、電極の間のクロストークを低減させるようにグループ化される。非アクティブ領域は、依然として、コントローラによって駆動されるであろうが、電気的に接続されず、使用されないか、または本明細書で説明されるように、非アクティブであるであろう。
図3は、本発明による、アクティブおよび非アクティブ領域への複数のTFT電極(104)のグループ化を図示する。図4Aは、9つの5×5アレイ(301)にグループ化された15×15TFTアレイを示す。(図中の点線(305)は、5×5アレイを明確に識別するために含まれている。)各5×5アレイ(301)の内側3×3電極(302)は、単一のディスプレイ画素電極に電気的に接続されるグループ化されたTFT電極のアクティブ領域を示す。隣接する電極の行(303)および列(304)は、クロストークを低減させるための緩衝材の役割を果たす周辺非アクティブ電極領域を示す。TFT電極は、所望のディスプレイ基準に応じて、より大きいまたは小さい数量でグループ化され得る。ディスプレイ電極がTFT電極より有意に(すなわち、10倍を上回って)大きい場合、より多くのTFT電極が電流需要を満たすようにグループ化され得る。同様に、非アクティブTFT電極の領域は、設計基準および製造能力に応じて、より多くまたは少なくあり得る。
第1の電極は、共通接触パッドによって一緒にグループ化され得る。代替として、第1の電極は、グループ内の各トランジスタのドレインが共通電極に接続される、1つの共通電極を用いてグループ化され得る。典型的には、第1の電極がグループ化される場合、少なくとも1行および少なくとも1列の未使用電極の緩衝材が、干渉およびクロストークを防止するために、グループ化された電極を包囲し得る。
図4A−4Fは、本発明の印刷されたバックプレーンアセンブリを図示する。図4Aは、バックプレーン基板(401)上に印刷されるTFT電極の4×4アレイを示す、第1の電極層(402)の例証的概略図である。(電気的構成要素は示されていない。)図示されるように、TFT電極の面積は、バックプレーン基板の面積より小さいが、電気光学製品/ディスプレイ要件(すなわち、構築基準)が、描写されるよりも小さくまたは大きくあり得る全TFT電極面積を決定するであろう。
図4Bは、第1の電極層の上を覆う第1の誘電体層(403)を示し、TFT電極(402)は、露出されている。誘電体層は、TFT電極層の縁から始まり得るか、またはTFT電極層の一部(外縁)に重複し得る。
図4Cは、TFT電極(402)に電気的に接続し、外向きに拡張するように位置付けられた印刷された導体(404、405)の次の層を示す。内側の4つのTFT電極(405)の導体は、ディスプレイ電極に直接接続する。TFT電極(404)の外側リングの導体は、より大型の拡張されたディスプレイ電極に接続するように、誘電体(403)の縁に向かって延びるか、または扇形に広がる。
図4Dは、内側導体(405)と、第2の誘電体層の縁を超えて延びる扇形に広がる導体(404)とが露出されるように、TFT電極および印刷された導体層の上を覆う第2の誘電体層(407)を示す。誘電体層は、必要な電気接触を提供しながら不要な接続およびクロストークを防止するために、導体を覆う。図4B、4C、および4Dの層は、多層インターポーザ層を構成する。
図4Eは、バックプレーン基板(401)の縁まで延び、完全に第1の電極層(402)およびインターポーザ層(403、404、405、407)の上を覆う、第2の電極層(408)を示す。第2の電極層は、ディスプレイ電極(409)の4×4アレイである。ディスプレイ電極は、各TFT電極から対応するディスプレイ電極までの電気接続を形成するように印刷される。これらの接続は、ディスプレイ電極の下に覆い隠されているが、中空ドット(405)および点線(404)によって示される。
図4Fは、ほぼ100%光学活性である16個のディスプレイ電極(409)から成る、表示面に最も近い表面を示す、本発明の第2の電極層(408)の概略図である。
電気光学ディスプレイは、表示面に最も近いバックプレーンアセンブリの表面から始まる順序で、第2の電極層(ディスプレイ画素電極アレイ)上に配置される電気光学材料の層と、電気光学材料上に配置される単一の連続電極と、随意に、前保護層または他の障壁層とを備えている前面を有し得る。保護層の上面は、ディスプレイの表示面を形成する。縁シールが、電気光学材料への湿気の進入を防止するために、電気光学材料の周辺に延び得る。
別の側面では、本発明は、表示面が完全に光学活性であり得るように、電気光学材料が電気接続を覆い隠す電気光学ディスプレイを提供する。電気光学層は、本質的に、表示面全体が光学活性であるように、ディスプレイ電極層に取り付く。前面積層の電気光学材料は、表示面からバックプレーンアセンブリ接続を見えなくするように、ディスプレイ電極の上を覆い得る。ディスプレイ電極層は、電気光学層がバックプレーンアセンブリ上の下にある構成要素を覆い隠すように作用する場合、光透過性であり得る。別の側面では、前面積層の電気光学材料は、表示面からバックプレーンアセンブリ接続を見えなくするように、ディスプレイ電極を越えて延び得る。
図5は、図4A−4Fで描写されるような本発明のバックプレーンアセンブリを有する電気光学ディスプレイの断面図である。第1の層は、4つの電極(402)の第1の電極層が取り付けられるバックプレーン基板(401)である。次の層は、第1の電極層を取り囲む誘電体層(403)である。次の層は、第1の電極を第2の電極に接続する、伝導線およびパッド(404、405)の層である。第2の誘電体層(407)は、垂直に延び(406)、第1の電極層(402)の電極を第2の電極層(408)の電極に接続する電気接点を露出するように適用される。代替として、電気接点(406)は、第2の誘電体層が適用された後に適用され得る。追加のインターポーザ層(すなわち、導体および誘電体層)が含まれ得る。前面電極(410)を伴う電気光学材料の層(409)が、第2の電極層の上を覆う。図示されるように、電気接続は、ディスプレイの表示面が完全にアクティブであるように、単一の第1の電極を単一のより大型の第2の電極に接続する。以前に説明されたように、第1の電極は、グループ化され得、複数の第1の電極が、単一の第2の電極に電気的に接続され得る。
図6は、3つの電極層を有する、本発明のバックプレーンアセンブリを有する電気光学ディスプレイの断面図である。第1の電極層は、TFTアレイ(612)である。図6は、TFT基板(601)、12個のTFT電極(602)の第1の電極層、およびTFT電極と並んで搭載されたTFTドライバ(603)を伴うTFTアレイ(612)を示す。次の層は、3つのTFT電極(602)を第3の電極層内の単一の嵌合電極(606)に電気的に接続する異方性フィルムの層(604)である。第3の電極層は、4つの嵌合電極(606)を有する。描写されるように、各嵌合電極は、少なくとも3つのTFT電極に接続されるが、TFT電極のより大きいアレイに接続され得る。次の層は、誘電体材料の層(605)と、第3の電極層(606)の電極を第2の電極層(608)の電極に接続する伝導線およびビア(607)とを含むインターポーザ層(611)である。前面電極(610)を伴う電気光学材料の層(609)は、第2の電極層の上を覆う。図示されるように、電気接続は、ディスプレイの表示面が完全にアクティブであるように、3つの第1の電極を単一のより大型の第2の電極に接続する。
電気光学ディスプレイサイズおよび解像度は、電気光学ディスプレイ用途、基板材料、およびプリント回路基板設計ガイドラインに従って最適化され得る。画素サイズは、TFT電極に対する約100μm×100μmからディスプレイ電極に対する10mm×10mmを上回るまで変動し得る。個々の電気光学ディスプレイは、複数フィート平方ほども大きいサイズから1インチ平方ほども小さいサイズに及び得る。ドライバチップの数は、設計規則に従って最適化され得る。TFTアレイに対して、少なくとも1つのドライバチップが使用され得る。好ましくは、少なくとも2つのドライバチップが使用され、1つはゲート線を駆動し、1つはソース線を駆動する。
連続した前面電極は、バックプレーンアセンブリの非表示側に接続を有し得る。代替として、前面電極接続は、表示面上で行われ得る。そのような接続は、表示面上に非アクティブ領域を作成する。これらの非アクティブ領域は、通常、直径が約2mmであるが、ディスプレイ電圧要件および接続の総数に応じて、より大きくまたは小さくあり得る。全体的なアクティブ表示領域と比較して、ディスプレイは、依然として100%アクティブと考えられ得る。本発明では、少なくとも95%のアクティブ表示領域が好ましい。
3つの電極層と、プリント回路基板インターポーザ層とを有する、本発明のバックプレーンアセンブリは、以下の基準に従って製作され得る。第1の電極層は、800×600画素の解像度と、約122mm×90mmのアクティブ面積(TFT電極サイズは、約150μm×150μmである)とを有する、サイズが約6インチ(約152mm)対角である、基板上のアクティブマトリクスTFT(TFT電極)である。TFT基板は、ガラスであり、TFTアクティブ領域の周囲に約12mmの境界を提供する約134mm×102mmの寸法を有する。TFT基板の境界領域では、3つの列ドライバが、134mmの側面上に取り付けられ、2つのゲートドライバが、TFT基板の長さ102mmの側面上に取り付けられる。好ましくは、ドライバは、非常に薄いチップオンフレックス(COF)搭載ドライバである。長さが約11mmの平坦なフレキシブルケーブル(FFC)コネクタが、134mmの側面上に位置する。FFCコネクタは、バックプレーンアセンブリに給電し、制御信号の接続を可能にする。
TFT電極は、約3mm×3mmアレイに等しい、20×20アレイにグループ化される。TFT電極は、TFT電極上に約1.6mmの熱硬化性銀充填エポキシ液滴の40×30アレイを適用することによってグループ化される。液滴は、中心から中心まで3mmの間隔を伴って適用される。液滴アレイは、TFTアクティブ領域の約118mm×88mmを覆う。圧縮されると、各液滴は、液滴間の1mm間隙(非アクティブ領域)を可能にする、2mmの接触直径まで拡張する。エポキシ接続は、完全なデバイスが組み立てられるまで硬化させられない。
インターポーザ層は、約160mm×120mmの寸法を有する、多層プリント回路基板から成る。プリント回路基板は、一方の主要表面上の第3の電極層および他方の主要表面上の第2の電極層を伴って設計され、導体がその2つの電極層を接続する。第2の電極層は、ディスプレイの表示面に最も近い。
第3の電極層は、左右対称に、第1の電極層内のTFT電極上のエポキシ液滴アレイに電気的に接続するように配置された銅接触パッドの40×30アレイである。第3の電極層の全ての他の領域は、誘電体フィルムによって覆われる。
第2の電極層は、中心から中心まで4mm離間される、3.8mm×3.8mm金めっき銅ディスプレイ電極の40×30アレイである。ディスプレイ電極の40×30アレイは、プリント回路基板の中央および底の銅層内の一連のめっきビアおよびトレース(一般的に線とも称される)によって、嵌合電極の40×30アレイに接続される。ディスプレイ電極につき1つのみのビアが、第2の電極層に接触するように貫通して穿孔される。層の間で信号を経路指定するために必要な全ての他のビアは、「ブラインドビア」であろう。底銅層内の任意の露出トレースは、電気的短絡および不要な電気接続を防止するように誘電体フィルムで覆われる。
最終組立ステップは、第1の電極層を、第2の層の電極層および全ての必要な導体をすでに有しているインターポーザ層上の第3の電極層と接続させることを必要とする。第1の電極層(TFTアレイ)の未硬化エポキシ液滴は、第3の電極層(インターポーザ層)の銅パッドと整列させられ、一緒に加圧されて硬化させられる。エポキシ液滴は、約0.5mmまで収縮し、エポキシ液滴の間に非アクティブ領域の1mm間隙を伴って約2mmの最終接触直径をもたらすであろう。
電気光学ディスプレイの連続した前面電極は、ビアを通してTFTアレイ上の前面電極に接続され得るか、またはバックプレーンアセンブリ(711)の非表示面に接続され得る。非表示面前面接続に対して、2つの前面接続電極が、TFTアクティブ領域に直接隣接する境界領域中に搭載される。1mmの熱硬化性銀充填エポキシ液滴が、TFTアレイ上の2つの前面接続電極の各々に適用される。プリント回路基板の裏面(第3の電極層を含む表面)上で、2つの露出した5mm×10mm銅パッドが、プリント回路基板縁の1mm以内に配置され、銅トレースによってTFTアレイ上の前面接続電極に接続される。前面電極は、裏側の銅パッドに接触するように、プリント回路基板に巻き付けられる。エポキシ接続は、完全なデバイスが組み立てられた後に硬化させられ得る。
本発明の別の代替案では、フレキシブルバックプレーン基板は、フレキシブル基板の単一の表面上に多層回路を作成するために、導体および誘電体パターンでパターン化され得る。図7Aおよび7Bは、少なくとも3つの電極層を伴うバックプレーンアセンブリを示す、本発明の代替実施形態の例証的概略図であり、第2および第3の電極層が、フレキシブルバックプレーン基板上に配置される。ディスプレイ電極(702)のアレイから成る第2の電極層(700)は、フレキシブル基板(701)の一部の上に印刷される。嵌合電極(704)のアレイから成る第3の電極層(703)は、バックプレーン基板(701)の別の部分の上に印刷される。伝導性トレース(715)は、単一の第2の電極(702)を単一の第3の電極(704)に電気的に接続する。バックプレーンは、ディスプレイ電極領域の縁に折り目(709)を伴って、2つの領域、すなわち、ディスプレイ電極領域および残りの領域(嵌合電極と、任意の他の接続とを含む)に分割される。バックプレーン基板は、第3の電極層が第2の電極層の反対側に位置するように、折り目(709)において折り畳まれる(710)。
本実施形態では、バックプレーン基板(701)は、フレキシブルで耐久性があり、それ自体を折り返すように巻き付けられ、湾曲させられ、折り畳まれ、折り目をつけられ、曲げられ、適合され、または伸長される能力を有する任意の好適な材料であり得る。折り目(709)は、導体および誘電体材料が接続を維持することを可能にするほど小さい屈曲半径を有し得る。折り目は、0〜180度の任意の角度であり得、単一の曲がりまたは複数の曲がりで作製され得る。PETは、好ましいフレキシブルバックプレーン基板である。
第2および第3の電極層は、公知のスクリーン印刷技法を使用して、基板上に印刷され得る。誘電体フィルムの層が、意図しない電気接続を回避するように、電極と伝導性トレースとの間に配置され得る。トレースと電極との間の任意の意図された接続が、誘電体にパターン化された孔を通して作成され得る。典型的には、伝導性トレースが、最初に印刷されるであろう。トレースから電極までの接続を可能にするように整列した開口またはビアを伴う誘電体層が、次に印刷されるであろう。最終的に、電極が、伝導性インクが開口を充填し、トレースおよび電極を電気的に接続するように印刷される。
第1の電極層(705)は、ガラス(706)等の基板上のTFT電極(707)およびドライバ(708)のアレイから成る。(簡単にするために、他のTFT電子構成要素および接続は示されていない。)第1の電極層のTFT電極(707)のアクティブ表面は、第3の電極層の嵌合電極(704)と整列させられ、異方性導体または他の好適な材料を使用して電気的に接続される。第3の電極層への第1の電極層のアクティブ領域の整列および接続は、第3の電極層の上に第1の電極層をひっくり返すこと(716)によって行われ得る。
TFTアレイは、バックプレーン基板が折り返される前に第3の電極層に取り付けられ得、すなわち、異方性導体がTFT電極に適用され、次いで、TFTアレイは、TFT電極のアクティブ領域が嵌合電極と結合するようにひっくり返される。代替として、異方性導体は、第3の電極層の嵌合電極に適用され得、TFTアレイは、ひっくり返され、整列させられ、取り付けられる。別の代替案では、第3の電極層は、最初に折り返され、次いで、第1の電極層は、以前に説明されたように整列させられ、取り付けられる。
図は、平坦な長方形のアレイとして本発明のバックプレーンアセンブリを描写するが、本発明のフレキシブルバックプレーンアセンブリは、種々の形状および形態に折り畳まれ得る。ディスプレイ電極領域は、円形またはフォーク状等の任意の形状であり得、リング等の内部切り抜きを有し得る。加えて、ディスプレイ電極領域は、円筒形、球形、立方体、または多面体を含む、3次元形状に湾曲され、または折り畳まれ得る。バックプレーン基板および関連接続のフレキシビリティ、TFTアレイのサイズおよび剛性、ならびにFPLのフレキシビリティに応じて、複雑な曲線を有する完全アクティブ表示領域が形成され得る。
代替として、より堅い副層が、支持および強度を折り畳み可能なバックプレーン基板に提供するように追加され得る。副層は、折り畳まれたときに、残りの領域が裏面上に位置するように、ディスプレイ電極の面積に等しくあるべきである。副層材料は、金属、厚いPET、ポリカーボネート、アクリル、およびABSプラスチックを含むが、それらに限定されない、任意の好適な材料であり得る。
図7Aおよび7Bはまた、非表示面の前面接続のための電気接点も示す。2つの前面接続電極(714)が、第1の電極層(705)上のTFTアレイの縁の付近に搭載される。これらの電極(714)は、ドライバ、コントローラ、および/またはTFTアレイの他の電気的構成要素に接続する。(これらの接続は図に示されていない)。TFT電極層上の前面接続電極(714)は、第3の電極層上の対応する嵌合電極(712)と整列する。伝導性接着剤、エポキシ、または他の好適な伝導性材料が、これらの電極の間で電気接続を行うために使用され得る。伝導性トレース(713)は、連続した前面電極が、伝導性ビアを使用して、または他の公知の手段によって接触する、基板の縁において、前面嵌合電極(712)を対応する前面接続電極(711)に接続する。
図8Aは、本発明のバックプレーンアセンブリの別の代替案を示す図7Aの複製である。バックプレーン基板は、2006年12月19日に出願された米国特許第7,649,674号ならびに関連特許および公開で説明されるように縁シールが適用され得るように、ディスプレイ電極(801)の縁を越えて延び得る。任意の余分な基板が、折り返されて裏面に取り付けられ得る。図7Bのように、バックプレーン基板は、第3の電極層が第2の電極層の反対側に位置するように、折り目(802)において折り畳まれ得る。障壁フィルムが、FPLに適用され得、任意または全ての層が、バックプレーン基板に取り付けられるように折り返され得る。加えて、障壁および縁シールが、バックプレーン基板の裏面上に組み込まれ得る。
図8Bに示されるような本発明の一側面では、前面積層は、前面電極が電気光学媒体および接着剤層を含まずに露出され、バックプレーンに取り付けられたときに、バックプレーンの非表示面と電気的に接触している、接続領域を有する。この接続領域は、伝導性インク、金属、または他の類似材料等の導電性材料の接触パッドによって形成され得る。接触パッドは、バックプレーンの非表示面上に位置し得る。好ましくは、接触パッドは、バックプレーンの裏側に位置し得る。接続領域は、前面電極をバックプレーン上の接触パッドに取り付ける、伝導性接着剤を含み得る。伝導性接着剤は、銀またはカーボンブラックで充填される感圧性接着剤、または銀充填エポキシ等の硬化させられなければならない流体分注接着剤等の任意の好適な接着剤であり得る。代替として、接続領域は、ねじ込み端子またはクランプ締め機構等の機械的手段を介して作製され得る。図8Bは、前面上の前面電極接続を示す。前面電極接続を行うために、ディスプレイ画素(803)の小さい領域または切り込みが切断され、前面電極への接触パッドが、最終的にそれをドライバに接続する伝導性トレース(805)を伴って追加される(804)。代替として、前面電極は、前面電極接触領域が前面上のディスプレイ画素領域を越えるように、画素領域を越えて延び得る。前面電極領域は、電気接続を行うようにわずか1mmだけ拡張され得る。

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  1. 本願明細書に記載の発明。
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