JP2001022228A - 操作支援システム - Google Patents
操作支援システムInfo
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- JP2001022228A JP2001022228A JP11197198A JP19719899A JP2001022228A JP 2001022228 A JP2001022228 A JP 2001022228A JP 11197198 A JP11197198 A JP 11197198A JP 19719899 A JP19719899 A JP 19719899A JP 2001022228 A JP2001022228 A JP 2001022228A
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Abstract
の習熟度に応じて相互作用の発生を効果的に告知できな
いという問題点があったが、本発明では、利用者の習熟
度に応じて相互作用の発生を告知できる操作支援システ
ムを提供する。 【解決手段】 対話モニタ部2から入力された操作の情
報に基づいて、対話履歴作成部3が操作の順序のデータ
を作成し、設定機能評価・作成部4が当該順序のデータ
に対応する相互作用の告知の必要度を格納する告知必要
度格納部9から告知必要度データを検索し、告知必要度
が所定の必要度を超えていれば、対応するメッセージを
表示出力する操作支援システムである。
Description
シミリ、プリンタ等、複数の機能を順次設定できる多機
能システムの操作を支援する操作支援システムに関す
る。
機能システムでは、複数の異なる機能を設定し、複雑な
処理を一括して行う。例えば、近年の多機能複写機で
は、「倍率を115%にする」「とじしろを40mmと
る」「片面原稿を片面に複写する」といった複数機能の
設定が可能である。これにより、利用者は一旦115%
に拡大した複写を作成し、さらにとじしろを40mmに
した複写を作成し、というような手順を踏むことなく、
一気にすべての文書変換指示を生かした複写を得ること
ができるのである。
多機能システムでは、個々の機能が完全に独立して作用
するとはかぎらない。つまり、設定した複数の機能の間
には、さまざまな相互作用が働く。具体的には、多機能
複写機において、「倍率=115%」「とじしろ=40
mm」を設定し、B5サイズの原稿をコピーしたとき、
40mmのとじしろがついたA4サイズのコピーになる
とはかぎらず、設定の順序により、40mmのとじしろ
を付けた原稿をさらに115%拡大してしまい、結局4
6mmのとじしろを付けてしまう場合がある。
果が得られる場合、利用者はその原因がつかめないこと
が多い。そこで、特開平5−100646号公報「フィ
ードバック画像表示装置」に開示された多機能システム
では、一連の文書変換のプロセスを利用者が設定した機
能に対応づけながら逐一示し、複数の機能の相互作用を
直感的に理解可能にしている。
ての複写機では、図14に示すように、ディスプレイに
オリジナルの原稿を表す画像イメージを表示し(A)、
「とじしろ=40mm」を設定すると、その仮想コピー
画像イメージ(B)を表示する。さらに、「倍率=11
5%」を設定すると、その仮想コピー画像イメージ
(C)をさらに表示する。このように利用者が順番に機
能を設定する度に、その結果をフィードバックする仮想
コピー画像イメージが表示され、最終的にとじしろが
「46mm」になってしまうことを絵と文字とによって
告知可能としている。
ーを行うことで、ミスコピーを未然に防ぐことができ
る。
来のフィードバック画像を表示する装置では、フィード
バックの画像の表示に比較的大きい面積が必要なので、
ディスプレイが小さい場合にはフィードバック画像を明
瞭に表示出力できず、相互作用の発生を効果的に告知で
きないという問題点があった。
示する装置では、相互作用の告知の方法とタイミングが
画一的で、利用者の習熟度に応じて、相互作用を効果的
に告知できないという問題点があった。
表示する装置では、機能の相互作用を報知するだけなの
で、機能の設定解除を行うには別の操作が必要であり、
利便性が低いという問題点があった。
で、相互作用の発生を効果的に告知でき、利便性を向上
できる操作支援システムを提供することを目的とする。
決するための請求項1記載の発明は、複数の機能を順次
設定可能な多機能システムの操作を支援する操作支援シ
ステムにおいて、機能の設定の順序を対話履歴データと
して格納する対話履歴データ記憶部と、先行して設定さ
れた別の機能に対して、後から設定される機能が及ぼす
相互作用の告知の必要の度合いを告知必要度データとし
て格納する告知必要度データ記憶部と、前記対話履歴デ
ータと、前記告知必要度データとに基づいて、相互作用
の告知が必要か否かを判定し、告知が必要であれば、当
該告知を行う告知手段と、を具備することを特徴として
いる。
を行うとともに、相互作用する機能のいずれか一方を指
示により選択的に設定解除することが好適である。
行うとともに、今後も当該相互作用の告知を行うか否か
の入力を受けて、告知しないとの入力を受けたときに
は、対応する告知必要度データの必要度を低下させるの
が好適である。
機能の設定を設定機能履歴データとして格納する設定機
能履歴データ記憶手段と、前記設定機能履歴データ記憶
手段に格納された設定機能履歴データに基づいて、前記
告知必要度データ記憶部に格納された告知必要度データ
の必要度を変更することを特徴としている。
を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、対話型
の多機能システムとして多機能複写機を例にとって説明
する。
援システムは、図1に示すように、多機能システム1に
取り付けられており、対話モニタ部2と、対話履歴作成
部3と、設定機能評価・作成部4と、メッセージ選択部
5と、メッセージ出力部6と、対話履歴格納部7と、設
定機能格納部8と、告知必要度格納部9と、メッセージ
格納部10と、制御部20とから構成されている。
キーやタッチパネル等の入力部31と、液晶ディスプレ
イ等の出力部32と、制御部33と、実行部34とを含
む。制御部33は、入力部31から入力された指示によ
り、実行部34を制御し、必要な情報を出力部32に表
示出力する。ここで実行部34は、例えば複写機であれ
ば、スキャナ、感光体ドラム、トレイ、ソータ等に相当
する。
の順序で設定されたときの相互作用を告知する必要の度
合いを告知必要度として格納している。この告知必要度
格納部9に格納されている告知必要度の具体的内容は後
述する。
力部31にて行われた操作と、制御部33での処理の結
果の情報の入力を受けて、対話履歴作成部3と、設定機
能評価・作成部4と、メッセージ選択部5とに出力す
る。対話履歴作成部3は、対話モニタ部2から入力され
る、多機能システム1にて行われた操作の情報と当該情
報が入力された時刻と対応づけたレコードを、対話履歴
格納部7にボタン押下データとして追加して格納する。
2から多機能システム1にて行われた操作の情報の入力
を受けて、当該操作に基づいて設定された機能を設定機
能データとして、設定機能格納部8に格納する。また、
この設定機能評価・作成部4は、対話履歴作成部3がボ
タン押下データを追加して格納すると、ボタン押下デー
タとして追加して格納されたレコードと、設定機能格納
部8に格納されている、先行して設定された機能とを比
較照合し、新たな機能設定の有無を判定する。具体的に
は、対話履歴作成部3が追加したレコードが「とじしろ
=40mm」の操作の情報を含むときには、設定機能評
価・作成部4は、設定機能データから「とじしろ」の機
能を参照し、「とじしろ」として設定されている値を取
得する。ここで、設定機能データとして先行して「とじ
しろ=0mm」が設定されているとすれば、値の変更の
指示であり、新規の機能設定であるので、続いて当該新
規の機能設定と先行して設定されている機能との間に告
知すべき相互作用があるか否かを告知必要度格納部9か
ら検索し、告知必要度が所定の必要度よりも大きけれ
ば、メッセージ選択部5にメッセージの表示出力を指示
する。
度格納部9に格納されている告知必要度データについ
て、図2を参照しつつ説明する。告知必要度データは、
図2に示すように、2つの機能の間に相互作用が存在す
る場合に、その相互作用の内容を利用者に伝達する必要
の度合いを示す順序性スコアである。具体的に告知必要
度データは、新たに設定された機能と既に設定されてい
る機能とを表形式に配置したマトリクス・データであっ
て、個々のデータは、H(必要度が高い)、M(必要度
が中程度)、L(必要度が低い)、空白(相互作用な
し)という4つの値のいずれかに設定されている。例え
ば、組み合わせ不可能な2つの機能で、いずれかの設定
解除が避けられない場合には、スコアはHとなってい
る。例えば、倍率を「ちょっと小さめ」にしているとき
には、とじしろを付けることができない複写機では、こ
れらの相互作用は図2に示すように「H」となる。ま
た、本発明で特徴的なことは、同じ2つの機能の組み合
わせであっても、設定の順序に応じて告知必要度が異な
ることである。つまり、既に倍率が「86%」と設定さ
れているときに、新たにとじしろを「40mm」とする
場合の告知必要度は図2に示すように空白であるが、既
にとじしろが「40mm」と設定されているときに、新
たに倍率を「86%」とする場合には、告知必要度は
「M」に設定されているのである。
る告知必要度データでは、利用者の操作無しに、設定値
が変更されてしまう場合であっても、利用者の設定値と
の間に大差がなければ、告知必要度のスコアは「L」と
しておく。尚、この告知必要度データのスコアは、ここ
で示したような4段階でなく、さらに多くの段階があっ
てもよいし、段階を例えば2段階として、告知するか否
かの判断を簡便にしても構わない。
成部4から入力される指示にしたがって、メッセージ格
納部10からメッセージデータを読み出して、メッセー
ジ出力部6に出力する。メッセージ出力部6は、例えば
液晶ディスプレイを含み、メッセージ選択部5から入力
されたメッセージデータを表示出力する。ここで、一般
に多機能システム1には、タッチパネル式の液晶ディス
プレイ等の出力部32が対話モジュールとして含まれる
ので、メッセージ出力部6は、多機能システム1の制御
部33を介して、この出力部32にメッセージを表示出
力することとしても構わない。この場合には、多機能シ
ステム1の制御部33が外部からの指示に応じて、メッ
セージ等の表示を出力部32に行うことになる。
されている機能と、新たに設定された機能とに対応し
て、相互作用を説明したメッセージを予め格納してお
く。尚、このメッセージ格納部10には、図3に示すよ
うに、先行して設定されている機能(既設定機能)と、
新たに設定された機能(新設定機能)とに対応して、相
互作用とそれによって発生する結論を簡単に説明した第
1のメッセージと、発生の条件などの、より詳細な説明
である第2のメッセージとを格納しておき、メッセージ
選択部5は、最初は、第1のメッセージを表示出力し、
指示により第2のメッセージを表示出力することも好ま
しい。
部10には各メッセージを表示する際に、併せて表示す
るボタン等の情報も当該各メッセージに対応づけて格納
されている。具体的には、「とじしろと倍率のうち、解
除する機能ボタンを選択し、OKを押してください」と
のメッセージに対しては、「とじしろ解除」、「倍率解
除」、「OK」といったボタンの情報が対応づけて格納
されている。
の操作の情報の入力を受けて、各部を制御する。
作支援システムの動作について説明する。図4は、多機
能システム1としての複写機のタッチパネルを含む入力
部31の外観を示す説明図である。この入力部31の背
面には、システムと利用者とが対話するためのボタンや
メッセージを表示する出力部32としての横24センチ
×縦6センチ程度のサイズの液晶ディスプレイが配置さ
れている。図4に示すように、出力部32に各種機能を
設定するためのボタンなどが表示されており、利用者
は、このボタンが表示された部分に触れることで、各種
の機能を設定する。このボタンには、コピー枚数を指定
するためのテンキーや、設定した機能をすべて解除する
オールクリア(AC)ボタン、コピーの開始を指示する
スタートボタンなどが含まれている。また、各種機能の
視認性を高めるために、機能を「基本機能」と「応用機
能」と「専門機能」とに分けて表示する、タブ付きのイ
ンタフェースを採用している。
者が「AC」ボタンを押下すると、本発明の操作支援シ
ステムの対話モニタ部2が、「AC」ボタンが押下され
たことを表す操作の情報の入力を受けて、対話履歴作成
部3と、設定機能評価・作成部4と、メッセージ選択部
5とに出力する。対話履歴作成部3は、現在の時刻(1
0時00分00秒とする)と、「AC」ボタンが押下さ
れたことを表す操作の情報とを対応づけて、対話履歴格
納部7に追加して格納する。また、設定機能評価・作成
部4は、「AC」ボタンが押下されたことを表す操作の
情報の入力を受けて、各種機能をデフォルトの状態に設
定して、設定機能格納部8に設定データとして格納す
る。
のボタンを押下すると、対話モニタ部2がこのボタンが
押下されたことを表す操作の情報を対話履歴作成部3
と、設定機能評価・作成部4と、メッセージ選択部5と
に出力する。対話履歴作成部3は、現在の時刻(10時
00分01秒とする)と、「倍率=ちょっと小さめ」ボ
タンが押下されたことを表す操作の情報とを対応づけ
て、対話履歴格納部7に追加して格納する。すると、設
定機能評価・作成部4が、倍率の機能を「ちょっと小さ
め」に設定して、設定機能格納部8に設定データとして
格納するとともに、先行して設定された機能との相互作
用を告知必要度格納部9から検索する。ここでは、例え
ば「とじしろ=0mm」が先行して設定されているが、
この設定に対して、後から倍率を「ちょっと小さめ」に
する設定に対する告知必要度は空白になっているので、
告知の必要はないと判断される。この時点で、設定機能
格納部8に格納された設定機能データは、例えば図5
(a)に示したようになる。
ボタンを押下すると、対話モニタ部2は、このボタンが
押下されたことを表す操作の情報を対話履歴作成部3
と、設定機能評価・作成部4と、メッセージ選択部5と
に出力する。すると、対話履歴作成部3は、現在の時刻
(10時00分02秒とする)と、「とじしろ=40m
m」ボタンが押下されたことを表す操作の情報とを対応
づけて、対話履歴格納部7に追加して格納する。また、
設定機能評価・作成部4は、とじしろの機能を「40m
m」に設定して、設定機能格納部8に設定データとして
格納するとともに、先行して設定された機能との相互作
用を告知必要度格納部9から検索する。ここでは、「倍
率=ちょっと小さめ」が先行して設定されており、この
設定に対して、後から「とじしろ=40mm」にする設
定に対する告知必要度は「H」になっている。そのた
め、設定機能評価・作成部4は、告知の必要があると判
断して、当該相互作用を告知する指示を、メッセージ選
択部5に出力する。この時点で、設定機能格納部8に格
納された設定データは、例えば図5(b)に示したよう
になる。
成部4から入力される指示に応じて、先行する機能設定
が「倍率=ちょっと小さめ」であり、後から設定される
機能が「とじしろ=40mm」である場合に対応する第
1のメッセージをメッセージ格納部10から選択して
「詳細説明」ボタンとともに表示出力する。ここで、具
体的に多機能システム1の出力部32に表示出力した場
合には、例えば図6に示すように、ウインドウ表示され
る。そして、利用者が「詳細説明」ボタンを押下する
と、対応する第2のメッセージをメッセージ格納部10
から選択して表示出力する。この第2のメッセージは、
図7に示すように、さらに別のウインドウに表示出力さ
れ、例えば利用者が図7の「戻る」のボタンを押下する
と、メッセージ選択部5は、この第2のメッセージを表
示するウインドウを消して、図6の表示に戻す。
選択部5は、図8に示す、当該相互作用を引き起こす2
つの設定のいずれか一方を設定解除するよう促すボタン
及びメッセージを表示してもよい。この場合には、いず
れかのボタンの押下して、「OK」のボタンをさらに押
下する操作により、設定機能評価・作成部4が指示され
た機能を解除し、設定機能格納部8に設定機能データと
して格納するとともに、多機能システム1の制御部33
に当該機能を解除する指示を出力する。
が、所定の告知必要度を超える場合にのみメッセージを
表示し、そうでない場合にはメッセージの表示をしない
ようにしているので、例えば告知必要度が「H」を超え
る場合にのみメッセージを表示すると設定すると、告知
必要度が「M」や「L」の場合には、メッセージが表示
されないことになる。そこで、設定機能評価・作成部4
は、乱数を発生させ、告知必要度に応じた確率で、メッ
セージの表示をするか否かを指示してもよい。例えば、
告知必要度が「H」は90%表示し、「M」は50%表
示し、「L」は、10%表示すると設定しておき、乱数
を発生させて、表示の確率を制御すれば、告知必要度が
「M」の場合は、2回に1回の確率で、「L」の場合
は、10回に1回の確率で、それぞれメッセージを表示
できる。
者の操作に応じて告知必要度を調整しても構わない。具
体的には、相互作用を告知するメッセージの表示の際
に、「今後、このメッセージを表示しない」といった設
定用のボタンを併せて表示し、利用者がこのボタンを押
下したことを表す情報の入力を受けて、制御部20が対
応する告知必要度を低下させて、告知必要度格納部9に
上書きして格納すればよい。この場合には、相互作用に
対する処置も併せて設定しておくのが好適である。
ば、「とじしろ=40mm」を解除する設定として選択
し、OKボタンを押下したときには、制御部20が、今
後同じ相互作用が発生したときに利用者に問合せること
なく、直ちに「とじしろ=40mm」を設定解除するか
否かを問合せる表示(設定一貫性確認ウインドウ)を図
9に示すように表示する。ここで、以後、問合せずに設
定解除することを表す「はい」が押下されたときには、
制御部20は、メッセージ格納部10に格納されている
対応するメッセージと、当該メッセージに対応して格納
されている、ボタンなどの情報とを書き換えて、予め押
下された状態としておけばよい。このとき、ボタンの表
示の方法として、押下された状態のボタンを薄く表示し
て、当該設定解除が行われることを報知しておく、いわ
ゆるディム表示の機能があれば、以後、相当するボタン
表示をディム表示してもよい。このようにすれば、相互
作用に対する指示内容を確認でき、利便性を向上でき
る。
せずに設定解除することを表す「はい」が押下されたと
きには、制御部20は、対応する相互作用の告知までも
表示しないようにするかを確認する問合せの表示を図1
0に示すように行い、以後、相互作用の告知も表示しな
い指示として、「はい」が押下されると、制御部20
は、告知必要度格納部9に格納されている、対応する相
互作用の告知必要度を低下させ、例えば「H」であった
ならば、「M」とし、「M」であったならば「L」とし
て告知必要度格納部9に上書きして格納する。
利用者が任意に実行可能にしてもよい。例えば、操作パ
ネル上に「修正」ボタンを表示し、利用者が、この「修
正」ボタンを押下すると、制御部20が、図2に示すよ
うなデータ・テーブルをスプレッドシートの形式で表示
して、「H」、「M」、「L」及び「空白」の修正を受
け付けて、修正後のデータ・テーブルを告知必要度デー
タとして、新たに、告知必要度格納部9に上書きして格
納する。
説明する。尚、以下の説明においても、対話型の多機能
システムとして多機能複写機を例にとって説明する。本
実施の形態の操作支援システムは、利用者の過去の操作
の履歴(ボタンの押下パターンなど)を縦断的に分析
し、補足する。
システムは、第1の実施の形態における操作支援システ
ムと同様、図11に示すように、多機能システム1に取
り付けられており、対話モニタ部2と、対話履歴作成部
3と、設定機能評価・作成部4と、メッセージ選択部5
と、メッセージ出力部6と、対話履歴格納部7と、設定
機能格納部8と、告知必要度格納部9と、メッセージ格
納部10と、設定機能履歴評価・作成部11と、設定機
能履歴格納部12と、制御部20とから構成されてい
る。ここで、第1の実施の形態におけるものと同様の構
成となるものについては、同じ符号を付して詳細な説明
を省略する。
用の告知に基づいて、設定機能評価・作成部4により設
定機能格納部8に格納された設定機能データの書き換え
が行われると、対話履歴格納部7に格納されているボタ
ン押下データと、設定機能格納部8に格納されている設
定機能データとを参照して、設定機能履歴データを生成
し、設定機能履歴格納部12に格納する。
1は、ボタン押下データとして格納されている、最近の
ボタン押下した時刻(10:00:31)と押下された
ボタン(「とじしろ=40mm」)と、設定機能データ
として格納されている、先行して既に設定されている機
能(「用紙=A4縦」「カラーモード=4色フルカラ
ー」等)と、変更のあった機能(「とじしろ=40m
m」)と、相互作用が発生する機能とを設定機能履歴デ
ータとして、設定機能履歴格納部12に追加して格納す
る。尚、「AC」(オールクリア)ボタンが押下された
ときには、変更された機能が複数になるケースもある。
また、この設定機能履歴評価・作成部11は、設定機能
履歴データの集計を行って、機能ごとの「設定変更累積
回数」と「相互作用累積回数」の値を算出する。
される設定機能履歴データは、図12に示すように、該
当する機能の設定を行った時刻(該当するボタンが押下
された時刻)と、押下されたボタンと、そのボタンが押
下された後の設定機能データとを対応づけて格納してい
る。ここで、設定機能履歴評価・作成部11は、特定の
ボタンが押下されたことで、変更があった機能につい
て、設定機能データの該当する機能の部分に所定の第1
の属性を付与する。この第1の属性は、図12では、変
更があった機能のデータの末尾に「◎」を付して表して
いる。
は、特定のボタンが押下されて機能が設定された結果、
相互作用が発生する場合には、相互作用が発生する機能
について、設定機能データの該当する機能の部分に所定
の第2の属性を付与する。この第2の属性は、図12で
は、相互作用があった機能のデータの末尾に「△」を付
して表している。
属性を付加しているのは、別途メモリを準備する必要を
省いて、構成を簡単にしているのである。
1は、各機能ごとに第1の属性が付された数と、第2の
属性が付された数とを累積して算出し、それぞれ「設定
変更累積回数」と「相互作用累積回数」として、設定機
能履歴格納部12に格納する。さらに設定機能履歴評価
・作成部11は、設定変更があった回数の総計と、相互
作用が発生する設定がされた回数の総計とを全機能トー
タルとして算出する。
れているすべてのレコードを対象に集計を行うと、利用
者の近時の操作パターンを的確に抽出することができな
くなるので、集計の範囲を例えば、過去3分以内のレコ
ード、最近の50レコード等に限定して集計をするのも
好ましい。経過時間やレコード数の上限を決めておき、
新しいレコードの追記とともに、古いレコードを削除す
るプッシュダウン・スタックを実行することで集計範囲
を限定しても構わない。
告知必要度がMないしLの相互作用が発生すると、設定
機能履歴格納部12に格納されている、設定機能履歴デ
ータから、当該相互作用を引き起こした、新たに設定さ
れた機能と既に先行して設定されていた機能とに対応す
る、それぞれの「設定変更累積回数」を読み出して、こ
れらの回数の和が全機能トータルに占める割合を算出す
る。例えば、図12において、新たに設定された機能が
「倍率=115%」であり、相互作用を生じる先行して
設定された機能が「とじしろ=40mm」であるときに
は、対応する設定機能履歴データ、すなわち「倍率=1
15%」のボタンの押下に先行して、「とじしろ=40
mm」のボタンが押下された部分までの30レコードを
読み出すと、「倍率」機能の設定変更累積回数(L1)は
8回であり、「とじしろ」機能の設定変更累積回数(L
2)は12回なので、2値の和が全体に占める割合X=(L1
+L2)/Lは、(8+12)/30=0.66となる。
合Xが予め設定されたしきい値(例えば0.5 )よりも大
きいときには、このボタン押下のくりかえしの間に、機
能の相互作用が実際に発生していたかどうかを検証す
る。例えば図12において、設定機能履歴評価・作成部
11は、新しく「倍率」の機能が設定されたために発生
する相互作用の累積発生回数N1は4回なので、その発生
確率Y1=N1/L1は0.50であり、先行して設定されていた機
能「とじしろ」にかかる相互作用の累積発生回数N2は4
回なので、その発生確率Y2=N2/L2は0.33となる。そし
て、設定機能履歴評価・作成部11は、この2つのスコ
アY1とY2との両方が、予め設定されたしきい値(例えば
0.30)以上であるならば、「相互作用とボタン押下のく
りかえしの間に関係性がある」(利用者に気がつかれな
い、もしくは理解されない相互作用の発生が、くりかえ
しの原因になっている)可能性が高いと判断して、該当
する相互作用の告知必要度を大きくして、告知必要度格
納部9に上書きして格納する。
てもLであっても、同じ0.50又は0.30といったしきい値
を用いる場合について説明したが、例えば、告知必要度
が「M」のときのしきい値を、「L」のときよりも低く
設定して、告知必要度を大きくする機会を増やすことも
好ましい。このようにすれば、既定の必要度の細かなち
がいを反映したメッセージ制御ができ、相互作用の発生
を効果的に告知できる。
支援システムでは、所定の複数機能が設定されたとき
に、利用者が理解しにくい相互作用が発生する場合が予
め想定できるところでは、メッセージ格納部10に格納
するメッセージを、例えば、「とじしろ=40mm」と
「倍率=115%」とがこの順序で設定される場合、
「とじしろ=40mm」のままとしたいのか「とじし
ろ」ごと拡大して、「とじしろ=46mm」としたいの
かを選択できるようにすることも好ましい。この場合に
は、図13のような表示が行われることになる。
設定の順序を変えることで達成できる場合には、制御部
20が、対話履歴格納部7に格納した対話履歴データを
参照して、機能設定の順序を変更し、設定機能格納部8
に機能を設定しても構わない。
本第1、第2の実施の形態に係る操作支援システムの設
定機能格納部8に格納された設定機能データを参照し
て、実行部34を制御するようにすれば、設定機能評価
・作成部4が指示された機能を設定解除する際に、設定
機能格納部8に設定機能データとして格納するだけで、
多機能システム1の制御部33に当該機能を解除する指
示を出力する必要がなくなり、処理効率を向上できる。
話履歴データと、操作順序に応じた相互作用の告知の必
要度合いを示す告知必要度データとに基づいて、相互作
用の告知が必要か否かを判定し、告知が必要であれば、
当該告知を行う操作支援システムとしているので、必要
に応じた告知を行うことができ、効果的に相互作用を告
知できる。
択できるようにしておくことにより、利便性を向上でき
る。
の告知を行わないとする操作により、告知必要度データ
を低下させる操作支援システムとしているので、利用者
の習熟度に応じて効果的に相互作用を告知できる。
歴に応じて、告知必要度を調整して変更する操作支援シ
ステムとしているので、利用者の習熟度に応じた効果的
な相互作用の告知を行うことができる。
ステムの構成ブロック図である。
る。
る。
ネルを含む入力部31の外観を示す説明図である。
図である。
システムの構成ブロック図である。
ある。
る。
表す説明図である。
作成部、4 設定機能評価・作成部、5 メッセージ選
択部、6 メッセージ出力部、7 対話履歴格納部、8
設定機能格納部、9 告知必要度格納部、10 メッ
セージ格納部、11 設定機能履歴評価・作成部、12
設定機能履歴格納部、20 制御部、31 入力部、
32 出力部、33 制御部、34 実行部。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の機能を順次設定可能な多機能シス
テムの操作を支援する操作支援システムにおいて、 機能の設定の順序を対話履歴データとして格納する対話
履歴データ記憶部と、 先行して設定された別の機能に対して、後から設定され
る機能が及ぼす相互作用の告知の必要の度合いを告知必
要度データとして格納する告知必要度データ記憶部と、 前記対話履歴データと、前記告知必要度データとに基づ
いて、相互作用の告知が必要か否かを判定し、告知が必
要であれば、当該告知を行う告知手段と、を具備するこ
とを特徴とする操作支援システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の操作支援システムにおい
て、 前記告知手段は、相互作用の告知を行うとともに、相互
作用する機能のいずれか一方を指示により選択的に設定
解除することを特徴とする操作支援システム。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の操作支援シ
ステムにおいて、 前記告知手段は、相互作用の告知を行うとともに、今後
も当該相互作用の告知を行うか否かの入力を受けて、告
知しないとの入力を受けたときには、対応する告知必要
度データの必要度を低下させることを特徴とする操作支
援システム。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の操作支援シ
ステムにおいて、 利用者が過去に行った機能の設定の履歴を設定機能履歴
データとして格納する設定機能履歴データ記憶手段と、 前記設定機能履歴データ記憶手段に格納された設定機能
履歴データに基づいて、前記告知必要度データ記憶部に
格納された告知必要度データの必要度を変更することを
特徴とする操作支援システム。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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JP19719899A JP3870615B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 操作支援システム |
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JP2001022228A5 JP2001022228A5 (ja) | 2004-11-18 |
JP3870615B2 JP3870615B2 (ja) | 2007-01-24 |
Family
ID=16370456
Family Applications (1)
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JP19719899A Expired - Fee Related JP3870615B2 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 操作支援システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009211713A (ja) * | 2009-05-20 | 2009-09-17 | Canon Inc | ユーザインタフェース制御装置および方法 |
JP2011238269A (ja) * | 2011-07-08 | 2011-11-24 | Canon Inc | 制御装置及び方法、並びにプログラム |
WO2020162421A1 (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-13 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 紙幣処理端末 |
-
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- 1999-07-12 JP JP19719899A patent/JP3870615B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7274201B2 (ja) | 2019-02-05 | 2023-05-16 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 紙幣処理端末、及び、ゲーミングマシン |
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