JP2001021492A - 光変調式分析計 - Google Patents
光変調式分析計Info
- Publication number
- JP2001021492A JP2001021492A JP11195304A JP19530499A JP2001021492A JP 2001021492 A JP2001021492 A JP 2001021492A JP 11195304 A JP11195304 A JP 11195304A JP 19530499 A JP19530499 A JP 19530499A JP 2001021492 A JP2001021492 A JP 2001021492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light modulation
- amount
- digital conversion
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンデンサマイクロフォン型検出器の出力を
高い精度でディジタル変換する。 【解決手段】 光源10、11から放射されてリファン
レンスセル12およびサンプルセル13を介してコンデ
ンサマイクロフォン型検出器14に与えられる赤外線
を、回転する羽根体16で変調する。この際、羽根体1
6をステッピングモータ17で回転駆動することによ
り、コンデンサマイクロフォン型検出器14に入射する
光量を階段状に徐々に増減させつつ周期的に変化させ
る。
高い精度でディジタル変換する。 【解決手段】 光源10、11から放射されてリファン
レンスセル12およびサンプルセル13を介してコンデ
ンサマイクロフォン型検出器14に与えられる赤外線
を、回転する羽根体16で変調する。この際、羽根体1
6をステッピングモータ17で回転駆動することによ
り、コンデンサマイクロフォン型検出器14に入射する
光量を階段状に徐々に増減させつつ周期的に変化させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光変調式分析計に
関し、特に出力信号がディジタル変換される場合に用い
て好適な光変調式分析計に関する。
関し、特に出力信号がディジタル変換される場合に用い
て好適な光変調式分析計に関する。
【0002】
【従来の技術】分析対象であるガスが流通するサンプル
セルに赤外線を照射し、サンプルガス中の特定成分によ
る赤外線の特定波長の吸収量をコンデンサマイクロフォ
ン型などの光量差検出器で検出することにより、その特
定成分の濃度や量を測定する赤外線ガス分析計が知られ
ている。このような赤外線ガス分析計において、例えば
特開平9−318533号公報に記載されているよう
に、サンプルセル内に導かれたサンプルガスに照射され
る赤外光を回転式チョッパで周期的に遮断して光変調す
る技術が知られている。
セルに赤外線を照射し、サンプルガス中の特定成分によ
る赤外線の特定波長の吸収量をコンデンサマイクロフォ
ン型などの光量差検出器で検出することにより、その特
定成分の濃度や量を測定する赤外線ガス分析計が知られ
ている。このような赤外線ガス分析計において、例えば
特開平9−318533号公報に記載されているよう
に、サンプルセル内に導かれたサンプルガスに照射され
る赤外光を回転式チョッパで周期的に遮断して光変調す
る技術が知られている。
【0003】かかる光変調を行うことにより、長期間の
使用によって生じる検出器の平衡点の移動やサンプルセ
ルの汚染などの影響によって現れる検出信号の直流成分
の変動を避けることができるとともに、サンプルセル中
に導入されたサンプルガスの濃度変化分のみを検出して
大きな増幅率で検出信号を増幅できるようになる。
使用によって生じる検出器の平衡点の移動やサンプルセ
ルの汚染などの影響によって現れる検出信号の直流成分
の変動を避けることができるとともに、サンプルセル中
に導入されたサンプルガスの濃度変化分のみを検出して
大きな増幅率で検出信号を増幅できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような光変調
式分析計において、検出器の出力信号をディジタル信号
として取り出すことが望まれる場合には、検出器の後段
にAD変換器などが接続されてアナログ信号である検出
器の出力信号がディジタル変換される。
式分析計において、検出器の出力信号をディジタル信号
として取り出すことが望まれる場合には、検出器の後段
にAD変換器などが接続されてアナログ信号である検出
器の出力信号がディジタル変換される。
【0005】しかしながら、上記公報の技術によると、
入力信号である赤外線が常に同じ角速度で連続的に回転
する回転式チョッパにより変調されるので、測定対象に
対する入射光量が常に大きく変化し、測定対象の光吸収
による光量変化がそれと比べて僅かであることから、入
射光量自体の微小な変化が測定値の安定性に影響するこ
とがある。また、検出器の出力信号の変換においても、
入射光量の変化に対応したディジタル値を処理するため
には光量変化が微小な場合に高精度でのディジタル変換
ができず、精度の高いディジタル検出値が得られないと
いう問題がある。
入力信号である赤外線が常に同じ角速度で連続的に回転
する回転式チョッパにより変調されるので、測定対象に
対する入射光量が常に大きく変化し、測定対象の光吸収
による光量変化がそれと比べて僅かであることから、入
射光量自体の微小な変化が測定値の安定性に影響するこ
とがある。また、検出器の出力信号の変換においても、
入射光量の変化に対応したディジタル値を処理するため
には光量変化が微小な場合に高精度でのディジタル変換
ができず、精度の高いディジタル検出値が得られないと
いう問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、精度の高いディ
ジタル検出値を得ることが可能な光変調式分析計を提供
することである。
ジタル検出値を得ることが可能な光変調式分析計を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の光変調式分析計は、分析対象に光を照射
するための光源と、分析対象での吸光度に応じた出力信
号を生成する検出手段と、前記検出手段に入射する光量
を階段状に徐々に増減させつつ周期的に変化させる光変
調手段とを備えていることを特徴とするものである。
に、請求項1の光変調式分析計は、分析対象に光を照射
するための光源と、分析対象での吸光度に応じた出力信
号を生成する検出手段と、前記検出手段に入射する光量
を階段状に徐々に増減させつつ周期的に変化させる光変
調手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】請求項1によると、光変調手段が検出手段
に入射する光量を階段状に徐々に増減させつつ周期的に
変化させるので、検出部の出力信号もこれに対応して階
段状に徐々に増減しつつ周期的に変化することになる。
そのため、検出部の出力信号が一定であって変化しない
期間にそのディジタル変換を行うことによって、精度の
高いディジタル検出値を得ることが可能となる。
に入射する光量を階段状に徐々に増減させつつ周期的に
変化させるので、検出部の出力信号もこれに対応して階
段状に徐々に増減しつつ周期的に変化することになる。
そのため、検出部の出力信号が一定であって変化しない
期間にそのディジタル変換を行うことによって、精度の
高いディジタル検出値を得ることが可能となる。
【0009】また、光変調手段を備えているために、検
出信号の直流成分の変動を避けることができるととも
に、サンプルガスの濃度変化分のみを検出して大きな増
幅率で検出信号を増幅することが可能である。
出信号の直流成分の変動を避けることができるととも
に、サンプルガスの濃度変化分のみを検出して大きな増
幅率で検出信号を増幅することが可能である。
【0010】また、請求項2の光変調式分析計は、前記
光変調手段が、前記光源からの光の前記検出手段側への
通過面積を変更することが可能な遮蔽体と、前記遮蔽体
を間欠的に駆動することが可能な駆動手段とを備えたチ
ョッパ装置であることを特徴とするものである。
光変調手段が、前記光源からの光の前記検出手段側への
通過面積を変更することが可能な遮蔽体と、前記遮蔽体
を間欠的に駆動することが可能な駆動手段とを備えたチ
ョッパ装置であることを特徴とするものである。
【0011】請求項2によると、駆動手段によって遮蔽
体を間欠的に駆動して検出手段側への光の通過面積を変
更することにより、検出手段に入射する光量を階段状に
徐々に増減させつつ周期的に変化させることが可能にな
る。そのため、光源の光強度を制御するなどの他の手段
よりも光変調手段の構成を比較的簡単にすることができ
る。
体を間欠的に駆動して検出手段側への光の通過面積を変
更することにより、検出手段に入射する光量を階段状に
徐々に増減させつつ周期的に変化させることが可能にな
る。そのため、光源の光強度を制御するなどの他の手段
よりも光変調手段の構成を比較的簡単にすることができ
る。
【0012】また、請求項3の光変調式分析計は、前記
検出手段で生成された出力信号をディジタル変換するた
めのディジタル変換手段をさらに備えており、前記検出
手段に入射する光量が一定の期間に前記ディジタル変換
が行われるように、前記ディジタル変換手段と前記光変
調手段とを同期させるようにしたことを特徴とするもの
である。
検出手段で生成された出力信号をディジタル変換するた
めのディジタル変換手段をさらに備えており、前記検出
手段に入射する光量が一定の期間に前記ディジタル変換
が行われるように、前記ディジタル変換手段と前記光変
調手段とを同期させるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項3によると、検出手段に入射する光
量が一定の期間にディジタル変換が行われるように、デ
ィジタル変換手段と光変調手段とを同期させるようにし
たので、間違ったタイミングでディジタル変換を行うこ
とがなくなり、より正確な高い信頼性のディジタル検出
値を得ることが可能となる。
量が一定の期間にディジタル変換が行われるように、デ
ィジタル変換手段と光変調手段とを同期させるようにし
たので、間違ったタイミングでディジタル変換を行うこ
とがなくなり、より正確な高い信頼性のディジタル検出
値を得ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。
について、図面を参照しつつ説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態の光変調式
分析計であるガス分析計の概略的な模式図である。図1
に示されたガス分析計1は、光源10、11と、レファ
レンスセル12と、サンプルセル13と、コンデンサマ
イクロフォン型検出器14と、プリアンプ15と、光変
調手段としてのチョッパ装置18と、AD変換器19と
を有している。
分析計であるガス分析計の概略的な模式図である。図1
に示されたガス分析計1は、光源10、11と、レファ
レンスセル12と、サンプルセル13と、コンデンサマ
イクロフォン型検出器14と、プリアンプ15と、光変
調手段としてのチョッパ装置18と、AD変換器19と
を有している。
【0016】ニクロム線などを発光部として有する光源
10、11は、それぞれレファレンスセル12およびサ
ンプルセル13に対して赤外線を放射する。レファレン
スセル12およびサンプルセル13は、ともにステンレ
ス鋼などの適宜の材料で形成された筒状のセルであっ
て、その両端は赤外線透過性に優れた材料で閉塞されて
いる。レファレンスセル12には、窒素ガス(N2 )な
どの赤外線を吸収しないリファレンスガスが封入されて
いる。また、サンプルセル13には、分析対象であるサ
ンプルガスが供給口13aから連続的に供給され、排出
口13bから排出される。サンプルセル13では、サン
プルガスに照射された赤外線がサンプルガスの濃度に応
じた分だけ吸収される。
10、11は、それぞれレファレンスセル12およびサ
ンプルセル13に対して赤外線を放射する。レファレン
スセル12およびサンプルセル13は、ともにステンレ
ス鋼などの適宜の材料で形成された筒状のセルであっ
て、その両端は赤外線透過性に優れた材料で閉塞されて
いる。レファレンスセル12には、窒素ガス(N2 )な
どの赤外線を吸収しないリファレンスガスが封入されて
いる。また、サンプルセル13には、分析対象であるサ
ンプルガスが供給口13aから連続的に供給され、排出
口13bから排出される。サンプルセル13では、サン
プルガスに照射された赤外線がサンプルガスの濃度に応
じた分だけ吸収される。
【0017】コンデンサマイクロフォン型検出器14
は、チタンなどの金属ダイヤフラムからなる可動電極1
4cによって仕切られた2つの受光室14a、14bを
有している。受光室14a、14bのいずれか一方に
は、可動電極14cと対向するように固定電極(図示せ
ず)が設けられており、可動電極14cと固定電極とに
よってコンデンサが構成されている。また、受光室14
a、14bは可動電極14cに設けられた細孔(図示せ
ず)によって連通しているとともに、これら受光室14
a、14bの内部にはサンプルガスまたはそれと同等の
ガスが充填されている。
は、チタンなどの金属ダイヤフラムからなる可動電極1
4cによって仕切られた2つの受光室14a、14bを
有している。受光室14a、14bのいずれか一方に
は、可動電極14cと対向するように固定電極(図示せ
ず)が設けられており、可動電極14cと固定電極とに
よってコンデンサが構成されている。また、受光室14
a、14bは可動電極14cに設けられた細孔(図示せ
ず)によって連通しているとともに、これら受光室14
a、14bの内部にはサンプルガスまたはそれと同等の
ガスが充填されている。
【0018】受光室14aには、光源10からリファレ
ンスセル12を通過した赤外線が入射し、受光室14b
には、光源11からサンプルセル13を通過した赤外線
が入射するように構成されている。サンプルセル13に
供給されたサンプルガスによって赤外線の吸収が生じる
ことにより2つの受光室14a、14bに入射した赤外
線の光量に差が生じると、その光量差に応じて受光室1
4a、14b内部に充填されたガスに圧力差が生じ、こ
れによって可動電極14cが微小に変位する。このよう
に、コンデンサマイクロフォン型検出器14は、サンプ
ルセル13に供給されたサンプルガスの濃度に応じた検
出信号として、可動電極14cおよび固定電極で構成さ
れたコンデンサの静電容量を表す信号を出力する。
ンスセル12を通過した赤外線が入射し、受光室14b
には、光源11からサンプルセル13を通過した赤外線
が入射するように構成されている。サンプルセル13に
供給されたサンプルガスによって赤外線の吸収が生じる
ことにより2つの受光室14a、14bに入射した赤外
線の光量に差が生じると、その光量差に応じて受光室1
4a、14b内部に充填されたガスに圧力差が生じ、こ
れによって可動電極14cが微小に変位する。このよう
に、コンデンサマイクロフォン型検出器14は、サンプ
ルセル13に供給されたサンプルガスの濃度に応じた検
出信号として、可動電極14cおよび固定電極で構成さ
れたコンデンサの静電容量を表す信号を出力する。
【0019】プリアンプ15は、コンデンサマイクロフ
ォン型検出器14から出力された検出信号を増幅するた
めの回路であって例えばオペアンプを備えていてよく、
サンプルガスの濃度に対応した信号として電圧V0 を出
力する。AD変換器19は、プリアンプ15の出力信号
である電圧V0 をディジタル変換する。AD変換器19
から出力されたディジタル検出値は後段の演算回路(図
示せず)に与えられる。そして、演算回路においてサン
プルガスの濃度や量などの値が求められ、必要であれば
モニタ(図示せず)に表示される。また、AD変換器1
9は、後述するステッピングモータ17に両者の同期を
とるための動作タイミング信号を供給する。なお、プリ
アンプ15は、サンプルセル13にリファレンスセル1
2と同じガスを供給したときの出力電圧V0 が0となる
ように調整されてよい。
ォン型検出器14から出力された検出信号を増幅するた
めの回路であって例えばオペアンプを備えていてよく、
サンプルガスの濃度に対応した信号として電圧V0 を出
力する。AD変換器19は、プリアンプ15の出力信号
である電圧V0 をディジタル変換する。AD変換器19
から出力されたディジタル検出値は後段の演算回路(図
示せず)に与えられる。そして、演算回路においてサン
プルガスの濃度や量などの値が求められ、必要であれば
モニタ(図示せず)に表示される。また、AD変換器1
9は、後述するステッピングモータ17に両者の同期を
とるための動作タイミング信号を供給する。なお、プリ
アンプ15は、サンプルセル13にリファレンスセル1
2と同じガスを供給したときの出力電圧V0 が0となる
ように調整されてよい。
【0020】チョッパ装置18は、羽根体16と、これ
を間欠的に回転駆動するステッピングモータ17とを有
している。羽根体16は、図2(a)、(b)に示すよ
うに、2つの同じ大きさの赤外線を透過しない扇形板状
部材を互いの頂点において接続したような形状をしてい
る。羽根体16は、2つのセル12、13の配向方向か
らみて、2つの扇形部材の接続部分が2つのセル12、
13を結ぶ線分の中点と重なるように配置されている。
を間欠的に回転駆動するステッピングモータ17とを有
している。羽根体16は、図2(a)、(b)に示すよ
うに、2つの同じ大きさの赤外線を透過しない扇形板状
部材を互いの頂点において接続したような形状をしてい
る。羽根体16は、2つのセル12、13の配向方向か
らみて、2つの扇形部材の接続部分が2つのセル12、
13を結ぶ線分の中点と重なるように配置されている。
【0021】また、羽根体16は、ステッピングモータ
17によって、図2(a)、(b)に矢印で示す方向に
回転駆動させられる。これによって、リファンレンスセ
ル12およびサンプルセル13は、図2(a)に示すよ
うに、ともに羽根体16によって赤外線が遮蔽されてい
ない状態になったり、図2(b)に示すように、ともに
羽根体16によって赤外線が遮蔽された状態になった
り、或いは、ともに羽根体16によって赤外線の一部が
同じ割合で遮蔽された状態になったりする。つまり、リ
ファンレンスセル12およびサンプルセル13は、羽根
体16の回転に対して同相の位置関係にあり、2つのセ
ル12、13には羽根体16の回転位置にかかわらず常
に同じ光量の赤外線が与えられる。
17によって、図2(a)、(b)に矢印で示す方向に
回転駆動させられる。これによって、リファンレンスセ
ル12およびサンプルセル13は、図2(a)に示すよ
うに、ともに羽根体16によって赤外線が遮蔽されてい
ない状態になったり、図2(b)に示すように、ともに
羽根体16によって赤外線が遮蔽された状態になった
り、或いは、ともに羽根体16によって赤外線の一部が
同じ割合で遮蔽された状態になったりする。つまり、リ
ファンレンスセル12およびサンプルセル13は、羽根
体16の回転に対して同相の位置関係にあり、2つのセ
ル12、13には羽根体16の回転位置にかかわらず常
に同じ光量の赤外線が与えられる。
【0022】このように、羽根体16が光源10、11
からの赤外線のセル12、13側への通過面積をその回
転によって変更することにより、リファンレンスセル1
2およびサンプルセル13には赤外線が断続して与えら
れる。そのため、2つのセル12、13を介してコンデ
ンサマイクロフォン型検出器14の受光室14a、14
bに与えられる光量は正弦曲線を描くように周期的に変
化し、各受光室14a、14bに与えられた光量によっ
て生じる圧力差で可動電極14cは振動することにな
る。このようにして、チョッパ装置18によってコンデ
ンサマイクロフォン型検出器14に入射される光量が変
調されるため、長期間の使用によって生じるコンデンサ
マイクロフォン型検出器14の平衡点の移動やセル1
2、13の汚染などの影響によって現れる検出信号の直
流成分の変動を避けること、および、サンプルセル13
中に導入されたサンプルガスの濃度変化分のみを検出し
て大きな増幅率で検出信号を増幅することが可能にな
る。
からの赤外線のセル12、13側への通過面積をその回
転によって変更することにより、リファンレンスセル1
2およびサンプルセル13には赤外線が断続して与えら
れる。そのため、2つのセル12、13を介してコンデ
ンサマイクロフォン型検出器14の受光室14a、14
bに与えられる光量は正弦曲線を描くように周期的に変
化し、各受光室14a、14bに与えられた光量によっ
て生じる圧力差で可動電極14cは振動することにな
る。このようにして、チョッパ装置18によってコンデ
ンサマイクロフォン型検出器14に入射される光量が変
調されるため、長期間の使用によって生じるコンデンサ
マイクロフォン型検出器14の平衡点の移動やセル1
2、13の汚染などの影響によって現れる検出信号の直
流成分の変動を避けること、および、サンプルセル13
中に導入されたサンプルガスの濃度変化分のみを検出し
て大きな増幅率で検出信号を増幅することが可能にな
る。
【0023】さらに、本実施の形態では、ステッピング
モータ17を羽根体16の駆動源としているために、羽
根体16は図2(a)、(b)中に示す矢印の方向に間
欠的に回転する。つまり、羽根体16は矢印の方向に動
いては一定時間停止するという動作を繰り返しながら回
転する。そのため、2つのセル12、13を介してコン
デンサマイクロフォン型検出器14の受光室14a、1
4bに与えられる光量は、階段状に徐々に増減しつつ正
弦曲線を描くように周期的に変化することになる。な
お、羽根体16の間欠動作の1回あたりの動作角度は3
60°に比べて十分に小さく、光量変化曲線である正弦
曲線の形状を全体として変更するものでないものとす
る。
モータ17を羽根体16の駆動源としているために、羽
根体16は図2(a)、(b)中に示す矢印の方向に間
欠的に回転する。つまり、羽根体16は矢印の方向に動
いては一定時間停止するという動作を繰り返しながら回
転する。そのため、2つのセル12、13を介してコン
デンサマイクロフォン型検出器14の受光室14a、1
4bに与えられる光量は、階段状に徐々に増減しつつ正
弦曲線を描くように周期的に変化することになる。な
お、羽根体16の間欠動作の1回あたりの動作角度は3
60°に比べて十分に小さく、光量変化曲線である正弦
曲線の形状を全体として変更するものでないものとす
る。
【0024】そして、2つのセル12、13を介してコ
ンデンサマイクロフォン型検出器14の受光室14a、
14bに与えられる光量が階段状に徐々に増減しつつ正
弦曲線を描くように周期的に変化することにより、検出
器14において生じる圧力差に対応したプリアンプ15
の出力電圧V0 も、図3(a)に示すように、階段状に
徐々に増減しつつ正弦曲線を描くように周期的に変化す
る。
ンデンサマイクロフォン型検出器14の受光室14a、
14bに与えられる光量が階段状に徐々に増減しつつ正
弦曲線を描くように周期的に変化することにより、検出
器14において生じる圧力差に対応したプリアンプ15
の出力電圧V0 も、図3(a)に示すように、階段状に
徐々に増減しつつ正弦曲線を描くように周期的に変化す
る。
【0025】従って、上述のようにAD変換器19から
ステッピングモータ17に動作タイミング信号を供給す
ることにより、プリアンプ15の出力電圧V0 が一定で
変動しない期間(図3(b)に示す期間T1 :羽根体1
6の回転の前後に生じる立上りおよび立下りを除いた出
力電圧V0 が実質的に一定の期間)にAD変換器19で
ディジタル変換を行うようにすれば(言い換えると、出
力電圧V0 が実質的に一定の期間をAD変換器19でデ
ィジタル変換を行うタイミングに合わせるようにステッ
ピングモータ17を駆動すれば)ディジタル変換中に出
力電圧V0 が変化することがないので、高精度でディジ
タル変換を行うことができ、精度の高いディジタル検出
値を得ることが可能である。
ステッピングモータ17に動作タイミング信号を供給す
ることにより、プリアンプ15の出力電圧V0 が一定で
変動しない期間(図3(b)に示す期間T1 :羽根体1
6の回転の前後に生じる立上りおよび立下りを除いた出
力電圧V0 が実質的に一定の期間)にAD変換器19で
ディジタル変換を行うようにすれば(言い換えると、出
力電圧V0 が実質的に一定の期間をAD変換器19でデ
ィジタル変換を行うタイミングに合わせるようにステッ
ピングモータ17を駆動すれば)ディジタル変換中に出
力電圧V0 が変化することがないので、高精度でディジ
タル変換を行うことができ、精度の高いディジタル検出
値を得ることが可能である。
【0026】そして、次のディジタル変換を行なうまで
の間に羽根体16を僅かに回転させ、次に出力電圧V0
が一定になった期間T2 にディジタル変換を行なう。こ
のようにして、本実施の形態のガス分析計1では、出力
電圧V0 が一定になった期間T1 ,T2 ,T3 ,・・・・ご
とにAD変換器19が精度の高いディジタル変換を行っ
てその結果を後段の演算手段に供給することが可能にな
っている。
の間に羽根体16を僅かに回転させ、次に出力電圧V0
が一定になった期間T2 にディジタル変換を行なう。こ
のようにして、本実施の形態のガス分析計1では、出力
電圧V0 が一定になった期間T1 ,T2 ,T3 ,・・・・ご
とにAD変換器19が精度の高いディジタル変換を行っ
てその結果を後段の演算手段に供給することが可能にな
っている。
【0027】また、本実施の形態のガス分析計1では、
光源10、11からの光のコンデンサマイクロフォン型
検出器14側への通過面積を変更することが可能な羽根
体16と、羽根体16を間欠的に駆動することが可能な
ステッピングモータ17とを備えたチョッパ装置18で
あるため、比較的簡単な構成によって、コンデンサマイ
クロフォン型検出器14に入射する光量を階段状に徐々
に増減させつつ周期的に変化させることが可能になる。
すなわち、コンデンサマイクロフォン型検出器14に入
射する光量を階段状に徐々に増減させつつ周期的に変化
させるためには、本実施の形態のようなチョッパ装置1
8以外に例えば光源10、11から放射される光量自体
を変化させることも考えられるが、このような構成より
も本実施の形態は比較的簡単な構成によって実現可能で
あるという利点がある。
光源10、11からの光のコンデンサマイクロフォン型
検出器14側への通過面積を変更することが可能な羽根
体16と、羽根体16を間欠的に駆動することが可能な
ステッピングモータ17とを備えたチョッパ装置18で
あるため、比較的簡単な構成によって、コンデンサマイ
クロフォン型検出器14に入射する光量を階段状に徐々
に増減させつつ周期的に変化させることが可能になる。
すなわち、コンデンサマイクロフォン型検出器14に入
射する光量を階段状に徐々に増減させつつ周期的に変化
させるためには、本実施の形態のようなチョッパ装置1
8以外に例えば光源10、11から放射される光量自体
を変化させることも考えられるが、このような構成より
も本実施の形態は比較的簡単な構成によって実現可能で
あるという利点がある。
【0028】また、本実施の形態のガス分析計1では、
AD変換器19からステッピングモータ17に両者の同
期をとるためのタイミング信号を与えてステッピングモ
ータ17の動作タイミングを制御することにより、コン
デンサマイクロフォン型検出器14に入射する光量が一
定の期間にAD変換器19でディジタル変換が行われる
ようにしているので出力電圧V0 が実質的に一定ではな
い間違ったタイミングでディジタル変換を行うことがな
くなり、より正確な高い信頼性のディジタル検出値を得
ることが可能となる。
AD変換器19からステッピングモータ17に両者の同
期をとるためのタイミング信号を与えてステッピングモ
ータ17の動作タイミングを制御することにより、コン
デンサマイクロフォン型検出器14に入射する光量が一
定の期間にAD変換器19でディジタル変換が行われる
ようにしているので出力電圧V0 が実質的に一定ではな
い間違ったタイミングでディジタル変換を行うことがな
くなり、より正確な高い信頼性のディジタル検出値を得
ることが可能となる。
【0029】以上、本発明の一実施の形態の光変調式分
析計であるガス分析計1について説明したが、本発明は
上述の実施の形態以外に様々な設計変更が可能である。
例えば、上述の実施の形態はガスを分析対象として用い
るものであったが、液体のほか光透過性のあるものであ
れば分析対象として用いることが可能である。
析計であるガス分析計1について説明したが、本発明は
上述の実施の形態以外に様々な設計変更が可能である。
例えば、上述の実施の形態はガスを分析対象として用い
るものであったが、液体のほか光透過性のあるものであ
れば分析対象として用いることが可能である。
【0030】また、上述の実施の形態では、羽根体16
を光源10、11とセル12、13との間に配置してい
たが、羽根体16をセル12、13とコンデンサマイク
ロフォン型検出器14との間に配置してもよい。また、
光変調手段として、上述のように光源から放射される光
の強度を変更するような制御装置を設けてもよい。
を光源10、11とセル12、13との間に配置してい
たが、羽根体16をセル12、13とコンデンサマイク
ロフォン型検出器14との間に配置してもよい。また、
光変調手段として、上述のように光源から放射される光
の強度を変更するような制御装置を設けてもよい。
【0031】また、上述の実施の形態はリファレンスセ
ル12とサンプルセル13の2つのセルを用いるもので
あったが、例えば特開平8−15128号公報に記載さ
れているような1セル型の分析計にも本発明は適用可能
である。その場合、1つのセルにリファンレンスガスと
サンプルガスを交互に導入すればよい。さらに、上述の
実施の形態では、AD変換器19からステッピングモー
タ17に両者の同期を取るためのタイミング信号を与え
るようにしていたが、逆にステッピングモータ17から
AD変換器19にタイミング信号を与えてもよいし、相
互に信号をやり取りして同期をとるようにしてもよい。
ル12とサンプルセル13の2つのセルを用いるもので
あったが、例えば特開平8−15128号公報に記載さ
れているような1セル型の分析計にも本発明は適用可能
である。その場合、1つのセルにリファンレンスガスと
サンプルガスを交互に導入すればよい。さらに、上述の
実施の形態では、AD変換器19からステッピングモー
タ17に両者の同期を取るためのタイミング信号を与え
るようにしていたが、逆にステッピングモータ17から
AD変換器19にタイミング信号を与えてもよいし、相
互に信号をやり取りして同期をとるようにしてもよい。
【0032】また、上述の実施の形態では、検出手段と
してコンデンサマイクロフォン型検出器を用いたが、コ
ンデンサマイクロフォン型検出器以外に、フローセンサ
を用いたサンプルガスでの吸光度に応じた出力信号を生
成することが可能なニューマティック型の光量差検出器
等を用いることが可能である。また、上述の実施の形態
では、赤外線を放射する光源10、11を用いたが、赤
外線以外の光を放射する光源を用いてもよい。さらに、
羽根体16の形状は任意に変更可能である。
してコンデンサマイクロフォン型検出器を用いたが、コ
ンデンサマイクロフォン型検出器以外に、フローセンサ
を用いたサンプルガスでの吸光度に応じた出力信号を生
成することが可能なニューマティック型の光量差検出器
等を用いることが可能である。また、上述の実施の形態
では、赤外線を放射する光源10、11を用いたが、赤
外線以外の光を放射する光源を用いてもよい。さらに、
羽根体16の形状は任意に変更可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の光変調
式分析計によると、検出部の出力信号が階段状に徐々に
増減しつつ周期的に変化することになるため、検出部の
出力信号が一定であって変化しない期間にそのディジタ
ル変換を行うことによって、精度の高いディジタル検出
値を得ることが可能となる。また、光変調手段を備えて
いるために、検出信号の直流成分の変動を避けることが
できるとともに、サンプルガスの濃度変化分のみを検出
して大きな増幅率で検出信号を増幅することが可能であ
る。
式分析計によると、検出部の出力信号が階段状に徐々に
増減しつつ周期的に変化することになるため、検出部の
出力信号が一定であって変化しない期間にそのディジタ
ル変換を行うことによって、精度の高いディジタル検出
値を得ることが可能となる。また、光変調手段を備えて
いるために、検出信号の直流成分の変動を避けることが
できるとともに、サンプルガスの濃度変化分のみを検出
して大きな増幅率で検出信号を増幅することが可能であ
る。
【0034】また、請求項2の光変調式分析計による
と、光源の光強度を制御するなどの他の手段よりも光変
調手段の構成を比較的簡単にすることができる。
と、光源の光強度を制御するなどの他の手段よりも光変
調手段の構成を比較的簡単にすることができる。
【0035】また、請求項3の光変調式分析計による
と、間違ったタイミングでディジタル変換を行うことが
なくなり、より正確な高い信頼性のディジタル検出値を
得ることが可能となる。
と、間違ったタイミングでディジタル変換を行うことが
なくなり、より正確な高い信頼性のディジタル検出値を
得ることが可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態の光変調式分析計である
ガス分析計の概略的な模式図である。
ガス分析計の概略的な模式図である。
【図2】図1のガス分析計において、羽根体と2つのセ
ルとの一関係を説明するための模式図である。
ルとの一関係を説明するための模式図である。
【図3】図1のガス分析計において、プリアンプの出力
電圧V0 の変化特性を説明するための図である。
電圧V0 の変化特性を説明するための図である。
1 ガス分析計 10、11 光源 12 レファレンスセル 13 サンプルセル 14 コンデンサマイクロフォン型検出器 14a、14b 受光室 14c 可動電極 15 プリアンプ 16 羽根体 17 ステッピングモータ 18 チョッパ装置 19 AD変換器
Claims (3)
- 【請求項1】 分析対象に光を照射するための光源と、 分析対象での吸光度に応じた出力信号を生成する検出手
段と、 前記検出手段に入射する光量を階段状に徐々に増減させ
つつ周期的に変化させる光変調手段とを備えていること
を特徴とする光変調式分析計。 - 【請求項2】 前記光変調手段が、前記光源からの光の
前記検出手段側への通過面積を変更することが可能な遮
蔽体と、前記遮蔽体を間欠的に駆動することが可能な駆
動手段とを備えたチョッパ装置であることを特徴とする
請求項1に記載の光変調式分析計。 - 【請求項3】 前記検出手段で生成された出力信号をデ
ィジタル変換するためのディジタル変換手段をさらに備
えており、 前記検出手段に入射する光量が一定の期間に前記ディジ
タル変換が行われるように、前記ディジタル変換手段と
前記光変調手段とを同期させるようにしたことを特徴と
する請求項1または2に記載の光変調式分析計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195304A JP2001021492A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 光変調式分析計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195304A JP2001021492A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 光変調式分析計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001021492A true JP2001021492A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16338937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11195304A Pending JP2001021492A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 光変調式分析計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001021492A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012093099A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Shimadzu Corp | フローセンサおよび赤外線ガス分析計 |
CN109030693A (zh) * | 2018-09-03 | 2018-12-18 | 大连技嘉科技有限公司 | 便于调光的单光源双路检测器 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11195304A patent/JP2001021492A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012093099A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Shimadzu Corp | フローセンサおよび赤外線ガス分析計 |
CN109030693A (zh) * | 2018-09-03 | 2018-12-18 | 大连技嘉科技有限公司 | 便于调光的单光源双路检测器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4101221A (en) | Process for the photo-optical measurement of the absorption behavior of solid, liquid and gaseous media | |
US4500207A (en) | Non-dispersive optical determination of gas concentration | |
CN101535795A (zh) | 具有改进的信号处理的光声检测器 | |
JP2007040995A (ja) | ガス検出方法及びガス検出装置 | |
US8035816B2 (en) | Method and apparatus for measuring the optical absorption of samples | |
CN115684044A (zh) | 基于吸收光谱技术的气体检测装置和方法 | |
CN108885198B (zh) | 使用红外气体检测器的宽范围的气体检测 | |
JP4411599B2 (ja) | 赤外線ガス分析計および赤外線ガス分析方法 | |
JPH0217327Y2 (ja) | ||
JP2001021492A (ja) | 光変調式分析計 | |
CN117309764A (zh) | 一种基于积分腔的多气体浓度测量仪 | |
JP3024904B2 (ja) | 光学式ガス分析計 | |
JP5370248B2 (ja) | ガス分析装置 | |
CN114136912B (zh) | 一种双光可调式红外气体传感器的校准方法 | |
CN116183537A (zh) | 基于差分消元的抗干扰ndir混合气体检测方法和系统 | |
JP2008298452A (ja) | 赤外線ガス分析計 | |
JP4790330B2 (ja) | ガス濃度測定装置 | |
US10663398B2 (en) | System for determining the characteristics of a gas and related method for measuring such characteristics | |
CN112243457A (zh) | 一种用于发酵过程中监测气体分子的设备 | |
JPH0529061B2 (ja) | ||
CN110887793A (zh) | 调制波驱动型精密光电检测器 | |
KR20010077451A (ko) | 기체 반응 챔버를 이용한 기체 농도 검출 장치 | |
RU2044303C1 (ru) | Газоанализатор | |
RU2059225C1 (ru) | Способ определения концентраций co, co2, no, ch4 и so2 в газовых смесях и устройство для его осуществления | |
JPH023459B2 (ja) |