JP2001020934A - ボルト装置 - Google Patents

ボルト装置

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JP2001020934A
JP2001020934A JP11194489A JP19448999A JP2001020934A JP 2001020934 A JP2001020934 A JP 2001020934A JP 11194489 A JP11194489 A JP 11194489A JP 19448999 A JP19448999 A JP 19448999A JP 2001020934 A JP2001020934 A JP 2001020934A
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JP
Japan
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pedestal
bolt
mounting
shaft
front side
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JP11194489A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakamura
聰 中村
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台座の取付が弛みなく堅固に行なえ、ボルト
の台座からの抜止めが加工ロスなく容易に行なえるボル
ト装置を提供する。 【解決手段】 台座2の背面側に被装着物1の受孔3に
嵌挿される取付筒部4を設け、取付筒部4の基端側に受
孔3に回転不能に係合する回転不許容部5を形成し、取
付筒部4の先端側に雄ねじ部6を形成し、雄ねじ部6に
嵌めたナット7によって台座2を被装着物1に締付け固
着する。取付筒部4より突出したボルト10の軸部11の
先端部周面に、受筒部8の内周鍔部17の内径よりも山
径が大きいねじ軸部18を転造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、紫外線遮断パネ
ル等の被装着物をパソコン本体等の装着対象物にねじ止
めするのに使用されるボルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 実公平8−3703号公報に開示され
た従来のボルト装置では、被装着物の正面側に当接する
台座の背面側に円錐台形状の取付筒部を形成し、該取付
筒部を被装着物の段付き円形受孔に嵌め込んだ後、該受
孔と取付筒部の縁部をプレス加工によって加締め、塑性
変形させた受孔縁部を取付筒部のテーパー状括れ部に入
り込ませることによって、台座を被装着物に固着してい
る。しかしながら、このような取付け方式では、受孔縁
部の加締めが全周にわたって均一に行われないために台
座が傾斜して固着されたり、あるいは受孔縁部の塑性変
形が不十分であるためにテーパー状括れ部への入り込み
量が不足して所要の固着強度が得られない等といった、
作業ミスによる加工ロスが発生し易く、量産性も良くな
い。
【0003】また、この従来装置では、台座の正面側に
形成した受筒部と取付筒部を貫通するガイド孔を台座に
形成し、ガイド孔にボルトの軸部を正面側から嵌挿し、
該軸部に嵌めたコイルバネをボルトの頭部と台座間に圧
縮させ、前記受筒部の先端側に形成した内周鍔部でボル
トのねじ軸部の正面側への脱出を制止している。しかし
ながら、この内周段部の形成は、受筒部の開口端縁部を
プレス加工によって内側に曲げ変形させることによって
行われているため、プレス機の加圧部が受筒部の開口端
面の全周に同時に接触しないと、受筒部の開口端縁部が
全周にわたって均一に内側に曲げられず、一部が歪んで
外側に張り出したりしてコイルバネのスムーズな伸縮を
妨げることがある。このような加工ミスによる不良品の
発生検査に無駄な手間がかかっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、被装着物に対する台座の取付が弛みなく堅固に
行なえるボルト装置を提供することである。また、本発
明の別の目的は、ボルトの台座からの抜止めが加工ロス
なく容易に行なえるボルト装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、請求項1の発明のボルト装
置では、被装着物1の正面側に当接する台座2の背面側
に被装着物1の受孔3に嵌挿される取付筒部4を設け、
取付筒部4の基端側に受孔3に回転不能に係合する回転
不許容部5を形成し、取付筒部4の先端側に被装着物2
の背面側に突出する雄ねじ部6を形成し、雄ねじ部6に
嵌めたナット7によって台座2を被装着物1に締付け固
着し、台座1の正面側に形成した受筒部8と取付筒部4
を貫通するガイド孔9を台座2に形成し、ガイド孔9に
ボルト10の軸部11を正面側から嵌挿し、軸部11に
嵌めたコイルバネ12をボルト10の頭部13と台座2
間に圧縮させ、軸部11の先端側に装着対象物14のね
じ孔15にねじ込まれるねじ軸部16を設け、受筒部8
の先端側にねじ軸部16の正面側への脱出を制止する内
周鍔部17を形成する。
【0006】このように構成された請求項1のボルト装
置では、図1に示したように台座1のガイド孔9にボル
ト10を挿通し、ボルト1のねじ軸部16が台座2の受
筒部8の開口端縁部を通過した状態において、該開口端
縁部を内側に曲げ変形させることによって内周鍔部17
が形成され、これによってボルト10の台座2からの抜
止めがなされる。 このようにして組み立てられたボ
ルト装置は、図2に示したように台座2を被装着物1に
正面側から突き当て、被装着物1の受孔3に取付筒部4
の回転不許容部5を係合させ、被装着物2の背面側に突
出した雄ねじ部6にナット7を嵌めることによって、台
座2が被装着物1に締付け固着される。ボルト装置を取
付けた被装着物1の装着対象物14へのねじ止めは、コ
イルバネ12をボルト9の頭部13と台座2間に圧縮さ
せながら取付筒部4の背面側にボルト10の軸部11を
突出させ、図4に示したようにボルト10のねじ軸部1
6を装着対象物14のねじ孔15にねじ込むことによっ
て行われる。
【0007】請求項2の発明のボルト装置では、被装着
物1の正面側に当接する台座2の背面側に被装着物1の
受孔3に嵌挿される取付筒部4を設け、取付筒部4の基
端側に受孔3に回転不能に係合する回転不許容部5を形
成し、取付筒部4の先端側に被装着物2の背面側に突出
する雄ねじ部6を形成し、雄ねじ部6に嵌めたナット7
によって台座2を被装着物1に締付け固着し、台座1の
正面側に形成した受筒部8と取付筒部4を貫通するガイ
ド孔9を台座2に形成し、ガイド孔9にボルト10の軸
部11を正面側から嵌挿し、軸部11に嵌めたコイルバ
ネ12をボルト10の頭部13と台座2間に圧縮させ、
取付筒部4より背面側に突出したボルト10の軸部11
の先端側周面に、受筒部8の先端側に形成した内周鍔部
17の内径よりも山径が大きいねじ軸部18を転造し、
該ねじ軸部18を装着対象物14のねじ孔15にねじ込
むものである。
【0008】このように構成された請求項2のボルト装
置では、図5に示したように台座1のガイド孔9にボル
ト10を挿通し、ボルト1の軸部11の先端側部分が台
座2の取付筒部4から突き出た後の状態において、該先
端側部分の周面に雄ねじが転造されてねじ軸部18とな
る。ねじ軸部18が台座2の内周鍔部17の背面に突き
当たることによって、ボルト10の台座2からの抜止め
がなされる。このようにして組み立てられたボルト装置
は、図6に示したように台座2を被装着物1に正面側か
ら突き当て、被装着物1の受孔3に取付筒部4の回転不
許容部5を係合させ、被装着物2の背面側に突出した雄
ねじ部6にナット7を嵌めることによって、台座2が被
装着物1に締付け固着される。ボルト装置を取付けた被
装着物1の装着対象物14へのねじ止めは、コイルバネ
12をボルト9の頭部13と台座2間に圧縮させながら
取付筒部4の背面側にボルト10の軸部11を突出さ
せ、図8に示したようにボルト10のねじ軸部16を装
着対象物14のねじ孔15にねじ込むことによって行わ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】 図1から図4に示した実施例と
図5から図8に示した実施例のいずれにおいても、台座
2の円盤状主体部分の周面にローレット溝を形成してあ
り、ボルト10の円柱状頭部13の周面にも同様なロー
レット溝を形成してある。コイルバネ12の基端部は台
座2の受筒部8に嵌められており、コイルバネ12の先
端部は、ボルト10の頭部13の環状溝部19に嵌め込
まれている。被装着物1とナット7との間にはバネ座金
20が挿入されている。取付筒部4の回転不許容部5は
断面正方形状に形成され、被装着物1の受孔3は同形の
角孔に形成されている。ボルト10の頭部13には直径
方向にドライバー溝21を設けてある。
【0010】
【発明の効果】 以上のように請求項1の発明のボルト
装置では、被装着物1の正面側に当接する台座2の背面
側に被装着物1の受孔3に嵌挿される取付筒部4を設
け、取付筒部4の基端側に受孔3に回転不能に係合する
回転不許容部5を形成し、取付筒部4の先端側に被装着
物2の背面側に突出する雄ねじ部6を形成し、該雄ねじ
部6に嵌めたナット7によって台座2を被装着物1に締
付け固着するので、従来装置のように加締め力の低下に
よって被装着物に対する台座の取付が弛み、台座が空転
したり脱落したりすることがなく、台座取付の安定性に
優れている。
【0011】請求項2の発明のボルト装置では、被装着
物1の正面側に当接する台座2の背面側に被装着物1の
受孔3に嵌挿される取付筒部4を設け、取付筒部4の基
端側に受孔3に回転不能に係合する回転不許容部5を形
成し、取付筒部4の先端側に被装着物2の背面側に突出
する雄ねじ部6を形成し、該雄ねじ部6に嵌めたナット
7によって台座2を被装着物1に締付け固着するので、
従来装置のように加締め力の低下によって被装着物に対
する台座の取付が弛み、台座が空転したり脱落したりす
ることがなく、台座取付の安定性に優れている。また、
台座2の取付筒部4より背面側に突出したボルト10の軸
部11の先端側周面に、台座2の受筒部8の先端側に形
成した内周鍔部17の内径よりも山径が大きいねじ軸部
18を転造したので、ねじ軸部17の正面側への脱出が
的確に制止され、台座2とボルト10の分離に起因する
ボルト10の紛失事故がない。この抜止めを兼ねたねじ
軸部18の形成は、ボルト10を台座2のガイド孔9に
挿入した状態で転造によって行われるものであるが、ね
じ山転造の加工作業自体は通常の丸棒材に対するものと
同様に容易かつ確実になされるものであるから、従来装
置において受筒部の開口端縁部をプレス加工によって内
側に曲げ加工して内周鍔部を形成する場合と比較して、
加工ロスがなく量産性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るボルト装置の分解斜
視図である。
【図2】 該ボルト装置の使用過程を示す斜視図であ
る。
【図3】 該ボルト装置の組立後の背面図である。
【図4】 該ボルト装置の使用状態の縦断面図である。
【図5】 本発明の別の実施例に係るボルト装置の製造
過程を示す分解斜視図である。
【図6】 図5のボルト装置の使用過程を示す斜視図で
ある。
【図7】 図5のボルト装置の組立後の背面図である。
【図8】 図5のボルト装置の使用状態の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 被装着物 2 台座 3 受孔 4 取付筒部 5 回転不許容部 6 雄ねじ部 7 ナット 8 受筒部 9 ガイド孔 10 ボルト 11 軸部 12 コイルバネ 13 頭部 14 装着対象物 15 ねじ孔 16 ねじ軸部 17 内周鍔部 18 ねじ軸部 19 環状溝部 20 バネ座金 21 ドライバー溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被装着物1の正面側に当接する台座2の
    背面側に被装着物1の受孔3に嵌挿される取付筒部4を
    設け、取付筒部4の基端側に受孔3に回転不能に係合す
    る回転不許容部5を形成し、取付筒部4の先端側に被装
    着物2の背面側に突出する雄ねじ部6を形成し、雄ねじ
    部6に嵌めたナット7によって台座2を被装着物1に締
    付け固着し、台座1の正面側に形成した受筒部8と取付
    筒部4を貫通するガイド孔9を台座2に形成し、ガイド
    孔9にボルト10の軸部11を正面側から嵌挿し、軸部
    11に嵌めたコイルバネ12をボルト10の頭部13と
    台座2間に圧縮させ、軸部11の先端側に装着対象物1
    4のねじ孔15にねじ込まれるねじ軸部16を設け、受
    筒部8の先端側にねじ軸部16の正面側への脱出を制止
    する内周鍔部17を形成したボルト装置。
  2. 【請求項2】 被装着物1の正面側に当接する台座2の
    背面側に被装着物1の受孔3に嵌挿される取付筒部4を
    設け、取付筒部4の基端側に受孔3に回転不能に係合す
    る回転不許容部5を形成し、取付筒部4の先端側に被装
    着物2の背面側に突出する雄ねじ部6を形成し、雄ねじ
    部6に嵌めたナット7によって台座2を被装着物1に締
    付け固着し、台座1の正面側に形成した受筒部8と取付
    筒部4を貫通するガイド孔9を台座2に形成し、ガイド
    孔9にボルト10の軸部11を正面側から嵌挿し、軸部
    11に嵌めたコイルバネ12をボルト10の頭部13と
    台座2間に圧縮させ、取付筒部4より背面側に突出した
    ボルト10の軸部11の先端側周面に、受筒部8の先端
    側に形成した内周鍔部17の内径よりも山径が大きいね
    じ軸部18を転造し、該ねじ軸部18を装着対象物14
    のねじ孔15にねじ込むようにしたボルト装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115916A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hikari:Kk 鋏および螺子装置
CN102312905A (zh) * 2010-07-07 2012-01-11 南通瑞和船舶配件有限公司 带外加强环型缠绕式垫片的组装方法
CN102979796A (zh) * 2012-12-07 2013-03-20 谭东 一种弹簧压铆件

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