JP2001020669A - トンネル掘削機 - Google Patents

トンネル掘削機

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JP2001020669A
JP2001020669A JP19018199A JP19018199A JP2001020669A JP 2001020669 A JP2001020669 A JP 2001020669A JP 19018199 A JP19018199 A JP 19018199A JP 19018199 A JP19018199 A JP 19018199A JP 2001020669 A JP2001020669 A JP 2001020669A
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support
jack
support frame
tunnel
gripper
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JP19018199A
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English (en)
Inventor
Akio Tanaka
昭夫 田中
Makoto Samejima
誠 鮫島
Takushi Sato
拓志 佐藤
Kazuyuki Okamoto
和之 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル掘削機において、装置の小型軽量化
を図ると共に掘削作業の信頼性の向上を図る。 【解決手段】 TBM10において、胴体11の前部に
カッタヘッド13を駆動回転可能に装着する一方、後方
に配設されたプレスリング19との間にパラレルリンク
機構23を架設し、胴体11の後部に支持フレーム26
の前端部を回動自在に連結して後端部に第1支持ジャッ
キ28を装着し、この支持フレーム26の後部に伸縮フ
レーム30を相対移動自在に連結して後端部に第2支持
ジャッキ31を装着し、支持フレーム26と伸縮フレー
ム30との間に伸縮ジャッキ33を架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤を掘削してト
ンネルを構築するトンネルボーリングマシンやシールド
掘削機などのトンネル掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトンネルボーリングマシンは、円
筒形状をなす前胴と後胴とから胴体が構成されており、
前胴の前部にローラカッタを有するカッタヘッドが回転
自在に装着され、カッタ旋回モータによって駆動回転可
能となっている。そして、前胴には掘削して発生したず
りが内部に侵入しないようにバルクヘッドが形成される
ことで、チャンバが形成されており、このチャンバには
ずりを外部に排出するベルトコンベヤの前端部が位置し
ている。
【0003】また、この前胴と後胴との間には複数のス
ラストジャッキが架設されており、このスラストジャッ
キへの油圧の給排により伸縮させることで、前胴と後胴
との相対位置を変更することができる。また、前胴には
フロントグリッパが装着されており、油圧ジャッキによ
ってグリッパシューを径方向に張り出すことで、前胴を
位置保持することができる。一方、後胴にはリヤグリッ
パが装着されており、油圧ジャッキによってグリッパシ
ューを径方向に張り出すことで、後胴を位置保持するこ
とができる。
【0004】更に、後胴の後部には既設トンネルの内壁
面に支保を組付けるエレクタ装置が装着されている。
【0005】従って、リヤグリッパによって後胴移動不
能に保持した状態で、カッタ旋回モータを駆動してカッ
タヘッドを回転駆動させながら、各スラストジャッキを
伸長して前胴と共にカッタヘッドを前方へ移動させる
と、旋回するカッタヘッドのローラカッタが前方の岩盤
をせん断破壊し、この岩盤を掘削する。そして、各スラ
ストジャッキを所定ストローク伸長すると、フロントグ
リッパによって前胴を位置保持する一方、リヤグリッパ
による後胴の位置保持を解除した後、スラストジャッキ
を収縮して前胴に対して後胴を引き寄せる。そして、再
び、リヤグリッパによって後胴を位置保持にする一方、
フロントグリッパによる前胴の位置保持を解除した後、
各スラストジャッキを伸長して前胴と共にカッタヘッド
を前方へ移動させ、ローラカッタによって岩盤を掘削す
る。この作動の繰り返しによって連続してトンネルを掘
削していく。
【0006】そして、岩盤掘削によって生じたずりはチ
ャンバ内に取り込まれ、ベルトコンベヤによって外部に
排出される。また、岩盤を掘削してトンネルを掘削形成
していく過程で、この掘削形成されたトンネルの壁面が
安定している場合は支保は不要であるが、若干不安定で
ある場合には、エレクタ装置によってリング状に形成し
たH形鋼や木製の板等を支保として用い、壁面から岩片
が剥がれ落ちないようにトンネルを保護する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトンネ
ルボーリングマシンにあっては、リヤグリッパのグリッ
パシューを既設トンネルの内壁面に圧接して後胴を位置
保持した状態で、スラストジャッキを伸長し、前胴と共
に回転駆動するカッタヘッドを前進させて前方の岩盤を
掘削している。即ち、カッタヘッドの岩盤掘削によって
発生する掘削反力はリヤグリッパによる既設トンネルの
内壁面への圧接力によって受け止められており、カッタ
ヘッドが充分な掘進力を得るためにはリヤグリッパによ
る大きな圧接力が必要となり、リヤグリッパのグリッパ
シューは大きな圧接面積を有している。
【0008】ところが、マシンの保守や運搬、組立及び
解体などを考慮すると、マシン自体は大きさの制約を受
け、グリッパシューは大きな圧接面積を確保することが
できず、その分、圧接力を増大させることで対応せざる
を得ない。しかし、グリッパシューによる既設トンネル
の内壁面への圧接力を大きくすると、軟弱な崩壊性地盤
を掘削するときに周辺地盤が崩壊を誘発したり、グリッ
パシューが軟弱地盤に食い込んでストロークが不足し、
充分な位置保持が得られないことがある。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、装置の小型軽量化を図ると共に掘削作業の信頼
性の向上を図ったトンネル掘削機を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のトンネル掘削機は、筒状の胴体
と、該胴体の前部に回転自在に装着されたカッタヘッド
と、該カッタヘッドを駆動回転するカッタヘッド駆動手
段と、前記胴体の後方に配設された推進支持部と、前記
胴体と該推進支持部との間に架設された胴体推進ジャッ
キと、前記胴体から掘進方向後方に延設された支持フレ
ームと、該支持フレームの後端部に装着された該支持フ
レームを水平状態に支持する第1支持ジャッキと、前記
支持フレームの後部に掘進方向前後に相対移動自在に装
着された伸縮フレームと、該伸縮フレームの後端部に装
着された該伸縮フレームを介して前記支持フレームを水
平状態に支持する第2支持ジャッキと、既設トンネルの
内壁面に圧接して前記推進支持部を位置保持することで
掘削反力を受け止める可動式反力受け手段とを具えたこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2の発明のトンネル掘削機で
は、前記支持フレームは、前端部が前記胴体の後部に回
動自在に連結したことを特徴としている。
【0012】また、請求項3の発明のトンネル掘削機で
は、前記可動式反力受け手段は、既設トンネルの内壁面
に圧接可能な複数のグリッパと、該複数のグリッパを互
いに連結する移動ジャッキとを有することを特徴として
いる。
【0013】また、請求項4の発明のトンネル掘削機で
は、前記可動式反力受け手段は、1本のグリッパジャッ
キによって2つのグリッパシューを移動して既設トンネ
ルの内壁面に圧接可能であることを特徴としている。
【0014】また、請求項5の発明のトンネル掘削機で
は、前記推進支持部は上部及び下部が切欠かれた蝶型形
状をなし、前記胴体推進ジャッキが左右に配設されたこ
とを特徴としている。
【0015】また、請求項6の発明のトンネル掘削機で
は、前記カッタヘッドによって掘削された土砂を外部に
排出するコンベヤを、前記推進支持部及び前記可動式反
力受け手段の上方に配設したことを特徴としている。
【0016】また、請求項7の発明のトンネル掘削機で
は、前記支持フレーム及び前記伸縮フレームを筒形状と
し、前記カッタヘッドによって掘削された土砂を外部に
排出するコンベヤを該支持フレーム及び伸縮フレームの
内部に配設したことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1に本発明の第1実施形態に係るトンネ
ル掘削機としてのトンネルボーリングマシンの概略側
面、図2に図1のII−II断面、図3に図1のIII−III断
面、図4に図1のIV−IV断面、図5及び図6に本実施形
態のトンネルボーリングマシンによる掘削手順を表す概
略を示す。
【0019】本実施形態のトンネルボーリングマシン
(以下、TBMと称する。)10において、図1及び図
2に示すように、円筒形状をなす胴体11の前部には軸
受12によってカッタヘッド13が回転自在に装着され
ている。このカッタヘッド13は前面部に岩盤をせん断
破壊するローラカッタ14が多数枢着されると共に、破
砕した岩片や土砂などのずりを取り込む開口15が形成
されている。そして、カッタヘッド13の後部には内歯
を有するリングギア16が一体に固定される一方、胴体
11には電動式あるいは油圧式のカッタ旋回モータ17
が固定されており、このカッタ旋回モータ17の駆動ギ
ヤ18がリングギヤ16に噛み合っている。
【0020】従って、カッタ旋回モータ17を駆動して
駆動ギヤ18を回転駆動すると、この駆動ギヤ18が噛
み合うリングギヤ16が回転し、リングギヤ16と一体
のカッタヘッド13を旋回し、ローラカッタ14が岩盤
をせん断破壊して掘削し、発生したずりを開口15から
胴体11の内部に取り込むことができる。
【0021】また、図1及び図3に示すように、胴体1
1の後方には推進支持部としてのプレスリング19が設
けられており、胴体11とこのプレスリング19との間
には胴体推進ジャッキとしての複数本(ここでは8本)
のスラストジャッキ20が架設されている。この場合、
プレスリング19は上部及び下部が切欠かれた蝶型形状
をなし、各スラストジャッキ20はこのプレスリング1
9の左右両側に連結されている。このスラストジャッキ
20は油圧の給排によって伸縮作動するものであって、
スラストジャッキ20の一端部は胴体11に軸受21に
よって回動自在に支持され、他端部はプレスリング19
に軸受22によって揺動自在に支持されている。そし
て、このスラストジャッキ20はそれぞれ隣り合って配
設された関係が、例えば、互いに隣接する一方のスライ
ドジャッキ20がカッタヘッド13の周方向一方に傾斜
し、他方のスラストジャッキが周方向他方に傾斜して全
体としてトラス状に配設されることでパラレルリンク機
構23を構成している。
【0022】従って、このパラレルリンク機構23にお
いて、各スラストジャッキ20の駆動ロッドを伸縮する
ことで、胴体11とプレスリング19との相対位置を変
更することができる。また、パラレルリンク機構23に
おいて、各スラストジャッキ20の各作動ストロークを
変えることで、カッタヘッド13を有する胴体11をプ
レスリング19に対して屈曲させ、その掘進方向を変更
することができる。
【0023】また、胴体11にはフロントグリッパ24
が複数個装着されており、掘削中に図示しないジャッキ
によって胴体11内に収納することで、胴体11を移動
自在としてカッタヘッド13を前方の岩盤に押し付ける
ことができる。一方、盛り替え作業のときには、ジャッ
キによって全てのフロントグリッパ24を張り出すこと
で、胴体11を岩盤に対して固定することができる。
【0024】一方、図1、図3、図4に示すように、胴
体11の後端下部に固定された左右一対の取付台25に
は、掘進方向前後に延設された支持フレーム26の前端
部が連結軸27によって上下に回動自在に連結されてい
る。この支持フレーム26は四角筒形状をなし、後端部
の両側にこの支持フレーム26を水平状態に支持する左
右一対の第1支持ジャッキ28が連結され、各第1支持
ジャッキ28の駆動ロッドの先端部には既設トンネルの
内壁面に載置される支持シュー29が取付けられてい
る。また、この支持フレーム26の後部には内部に掘進
方向前後に延設された伸縮フレーム30が相対移動自在
に支持されている。この伸縮フレーム30は支持フレー
ム26より小さい四角筒形状をなし、後端部にこの伸縮
フレーム30を介して支持フレーム26を水平状態に支
持する左右一対の第2支持ジャッキ31が連結され、各
第2支持ジャッキ31の駆動ロッドの先端部には既設ト
ンネルの内壁面に載置される支持シュー32が取付けら
れている。そして、支持フレーム26と伸縮フレーム3
0との間には伸縮ジャッキ33が架設されている。
【0025】従って、支持フレーム26の第1支持ジャ
ッキ28を伸長して既設トンネルの内壁面に支持シュー
29を設置する一方、伸縮フレーム30の第2支持ジャ
ッキ31を収縮して既設トンネルの内壁面から支持シュ
ー32を持ち上げた状態で、伸縮ジャッキ33を収縮す
ることで、支持フレーム26に対して伸縮フレーム30
を引き寄せることができる。また、第1支持ジャッキ2
8を収縮して既設トンネルの内壁面から支持シュー29
を持ち上げる一方、第2支持ジャッキ31を伸長して既
設トンネルの内壁面に支持シュー32を設置した状態
で、伸縮ジャッキ33を伸長することで、伸縮フレーム
30に対して支持フレーム26を胴体11と共に前方に
移動させることができる。
【0026】そして、プレスリング19の後方には胴体
11とは別体に独立して可動することができる可動式反
力受け装置34が支持フレーム26に沿って配設されて
いる。この可動式反力受け装置34は、ほぼ同様の構成
をなす四組のリヤグリッパ34a,34b,34c,3
4dで構成されている。そして、プレスリング19と各
リヤグリッパ34a,34b,34c,34dとの間に
はそれぞれ図示しない移動ジャッキが架設されており、
この移動ジャッキを伸縮することで、プレスリング19
に対して各リヤグリッパ34a,34b,34c,34
dが接近離反することができると共に、各リヤグリッパ
34a,34b,34c,34dが互いに接近離反する
ことができる。
【0027】即ち、各リヤグリッパ34a,34b,3
4c,34dにおいて、支持フレーム26の外側には枠
状をなすグリッパ受けフレーム35a,35b,35
c,35dが前後移動自在に嵌合し、このグリッパ受け
フレーム35a,35b,35c,35dの上方にはグ
リッパ箱36a,36b,36c,36dがそれぞれ位
置し、グリッパ受けフレーム35a,35b,35c,
35dとグリッパ箱36a,36b,36c,36dと
の間にはその両側に位置して押上ジャッキ37a,37
b,37c,37dがそれぞれ架設されている。そし
て、このグリッパ箱36a,36b,36c,36d内
にはグリッパジャッキ38a,38b,38c,38d
が配設され、このグリッパジャッキ38a,38b,3
8c,38dには左右一対のグリッパシュー39a,3
9b,39c,39dがそれぞれ揺動自在に連結されて
いる。
【0028】なお、グリッパジャッキ38a,38b,
38c,38dは、図3に示すように、内部に2つのピ
ストンP1,P2が移動自在に嵌合し、各ピストンP
1,P2にロッドL1,L2が連結され、このロッドL
1,L2の先端部に各グリッパシューが連結されてお
り、油圧の給排によって左右のグリッパシューを同期し
て移動することができる。
【0029】従って、各グリッパジャッキ38a,38
b,38c,38dを伸長させることで、各グリッパシ
ュー39a,39b,39c,39dが左右に移動し、
このグリッパシュー39a,39b,39c,39dを
既設トンネルの内壁面に圧接することができる。この場
合、グリッパジャッキ38a,38b,38c,38d
が中央部に1本配設されることで、作動ストロークを大
きくとることができる。また、各グリッパシュー39
a,39b,39c,39dが既設トンネルの内壁面に
圧接するとき、事前に各押上ジャッキ37a,37b,
37c,37dを伸長することで、グリッパ受けフレー
ム35a,35b,35c,35dに対してグリッパ箱
36a,36b,36c,36dを上方に移動して両者
の間に所定の隙間を設けておく。これによってグリッパ
シュー39a,39b,39c,39dの圧接状態によ
る各グリッパ箱36a,36b,36c,36dの上下
動をこの隙間で吸収することができる。
【0030】また、プレスリング19の後面には左右一
対の回転止め用溝40が形成される一方、先頭のリヤグ
リッパ34aの各グリッパシュー39aの前面にはこの
回転止め用溝40に挿入して両者の相対回転を阻止する
回転止め用突起41が形成されている。この回転止め用
溝40は回転止め用突起41に対して若干大きく形成さ
れており、プレスリング19にリヤグリッパ34aが接
近したときに容易に挿入できるようになっている。そし
て、プレスリング19にはこの各回転止め用溝40の上
方に位置してプレスジャッキ42が装着され、このプレ
スジャッキ42の駆動ロッドの先端部には、回転止め用
溝40に遊嵌した回転止め用突起41を押え付ける押圧
部材43が取付けられている。従って、掘削作業中、プ
レスリング19の各回転止め用溝40にリヤグリッパ3
4aの回転止め用突起41が遊嵌し、且つ、プレスジャ
ッキ42を伸長して押圧部材43によって回転止め用突
起41を押え付けることで、プレスリング19に対して
リヤグリッパ34aが一体となり、カッタヘッド13か
ら胴体11に作用する回転トルクによるプレスリング1
9の回転を受け止めることができる。
【0031】更に、カッタヘッド13と胴体11で形成
されるチャンバ室44にはローラカッタ14が破砕した
ずりを集積するホッパ45が固定されている。そして、
掘削したずりを搬出するベルトコンベヤ46は、プレス
リング19及び可動式反力受け装置34(リヤグリッパ
34a,34b,34c,34d)の上方に配設されて
おり、このベルトコンベヤ46の前端部がホッパ45の
下部に連結され、後端部はトンネル後方に延設されてい
る。
【0032】なお、本実施形態のTBM10には、図示
しないが、既設トンネルの内壁面に組み付ける支保の搬
入装置、搬入した支保を仮組みするエレクタ装置、仮組
みされた支保を既設トンネルの内壁面に圧接する支保拡
張装置が搭載されている。
【0033】ここで、本実施形態のTBM10を用いた
掘削作業について説明する。
【0034】TBM10によって地盤を掘削する場合、
図1及び図5(a)に示すように、可動式反力受け装置3
4のリヤグリッパ34a,34b,34c,34dに
て、グリッパジャッキ38a,38b,38c,38d
を伸長して各グリッパシュー39a,39b,39c,
39dを既設トンネルの内壁面に圧接して位置保持す
る。これと同時に第1支持ジャッキ28を収縮して既設
トンネルの内壁面から支持シュー29を持ち上げる一
方、第2支持ジャッキ31を伸長して既設トンネルの内
壁面に支持シュー32を設置し、伸縮ジャッキ33をフ
リー状態とする。この状態で、カッタ旋回モータ17に
よってカッタヘッド13を回転駆動しながら、パラレル
リンク機構23の各スラストジャッキ20を伸長する。
すると、プレスリング19はリヤグリッパ34a,34
b,34c,34dを介して掘削反力を受け止め、図5
(b)に示すように、胴体11が前進してカッタヘッド1
3の各ローラカッタ14が前方の地盤を破砕する。この
ようにカッタヘッド13の掘削反力はプレスリング19
を介して可動式反力受け装置34に受け止められること
になり、胴体11が前進してカッタヘッド13は確実に
地盤を掘削できる。
【0035】そして、各スラストジャッキ20が所定の
ストローク伸長してカッタヘッド13が所定長さトンネ
ルを掘削すると、第1支持ジャッキ28を伸長して既設
トンネルの内壁面に支持シュー29を設置する一方、伸
縮フレーム30の第2支持ジャッキ31を収縮して既設
トンネルの内壁面から支持シュー32を持ち上げる。こ
れと同時にフロントグリッパ24をジャッキによって外
方に張り出すことで、胴体11を岩盤に対して固定する
一方、リヤグリッパ34a,34b,34c,34dの
グリッパジャッキ38a,38b,38c,38dを収
縮して各グリッパシュー39a,39b,39c,39
dを既設トンネルの内壁面から離間して位置保持を解除
する。この状態で、図5(c)に示すように、各スラスト
ジャッキ20を収縮して胴体11に対してプレスリング
19及びリヤグリッパ34a,34b,34c,34d
を前方に引き寄せると共に、伸縮ジャッキ33を収縮し
た支持フレーム26に対して伸縮フレーム30を引き寄
せる。このとき、各リヤグリッパ34a,34b,34
c,34dは移動ジャッキでプレスリング19に連結さ
れており、このプレスリング19と共に引き寄せられ
る。
【0036】次に掘削する場合、前述と同様に、リヤグ
リッパ34a,34b,34c,34dを既設トンネル
の内壁面に位置保持する一方、フロントグリッパ24に
よる胴体11の位置保持を解除し、また、第1支持ジャ
ッキ28によって支持シュー29を持ち上げる一方、第
2支持ジャッキ31によって既設トンネルの内壁面に支
持シュー32を設置する。この状態で、カッタヘッド1
3を回転駆動しながらスラストジャッキ20を伸長する
ことで、プレスリング19がリヤグリッパ34a,34
b,34c,34dを介して掘削反力を受け止め、胴体
11が前進してカッタヘッド13が前方の地盤を破砕す
る。この繰り返しによってトンネル掘削作業が連続して
行われる。
【0037】また、可動式反力受け装置34は掘削地盤
に応じてその駆動方法が異なる。即ち、図6(a)に示す
ように、掘削地盤が健岩である場合には、グリッパシュ
ーによる既設トンネルの内壁面へのグリップ力が大きく
とれるため、先頭のリヤグリッパ34aだけを機能させ
て掘削反力を受け止める。一方、図6(b)に示すよう
に、掘削地盤が軟弱な不良地盤である場合には、グリッ
パシューによる既設トンネルの内壁面へのグリップ力を
大きくとれないため、全てのリヤグリッパ34a,34
b,34c,34dを機能させて掘削反力を受け止め
る。
【0038】なお、本実施形態では、掘削作業中に、搬
入装置によって既設トンネル内に支保が搬入されてお
り、エレクタ装置はこの支保をリング状に仮組みし、支
保拡張装置によって掘削終了と同時にこの仮組支保を既
設トンネルの内壁面に圧接して組み立てている。
【0039】このように本実施形態のTBM10にあっ
ては、胴体11の後部に支持フレーム26の前端部を回
動自在に連結して後端部に第1支持ジャッキ28を装着
し、この支持フレーム26の後部に伸縮フレーム30を
相対移動自在に連結して後端部に第2支持ジャッキ31
を装着し、支持フレーム26と伸縮フレーム30との間
に伸縮ジャッキ33を架設している。従って、可動式反
力受け装置34の作動時や移動時に第1支持ジャッキ2
8あるいは第2支持ジャッキ31が支持フレーム26を
水平に維持することで、この可動式反力受け装置34を
常時安定して支持することができ、掘削作業を安定して
行うことができる。また、プレスリング19を蝶型形状
とし、左右両側にパラレルリンク機構23を配設してい
るため、パラレルリンク機構23、プレスリング19、
可動式反力受け装置34の上方に空間部が形成されるこ
ととなり、後方から胴体11内へのアクセス性が良く、
ここにベルトコンベヤ46が配設されることで、このベ
ルトコンベヤ46の保守点検作業が容易となる。
【0040】図7に本発明の第2実施形態に係わるトン
ネル掘削機としてのトンネルボーリングマシンの概略側
面、図8に図7のVIII−VIII断面を示す。なお、前述し
た実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材に
は同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0041】本実施形態のTBM10aにおいて、図7
及び図8に示すように、胴体11の前部にはカッタヘッ
ド13が回転自在に装着され、カッタ旋回モータ17に
よって回転駆動可能となっている。そして、胴体11と
プレスリング19との間には複数のスラストジャッキ2
0からなるパラレルリンク機構23が架設されている。
また、胴体11にはフロントグリッパ24が装着される
一方、前端部が胴体11の後端下部に回動自在に連結さ
れた支持フレーム26には四組のリヤグリッパ34a,
34b,34c,34dで構成される可動式反力受け装
置34が配設されている。そして、この支持フレーム2
6の後端部には第1支持ジャッキ28が連結されると共
に、支持フレーム26の後部に相対移動自在に支持され
た伸縮フレーム30には第2支持ジャッキ31が連結さ
れ、支持フレーム26と伸縮フレーム30との間には伸
縮ジャッキ33が架設されている。
【0042】そして、本実施形態では、掘削したずりを
搬出するベルトコンベヤ46が、支持フレーム26及び
伸縮フレーム30内に配設され、ベルトコンベヤ46の
前端部がホッパ45の下部に連結され、後端部はトンネ
ル後方に延設されている。
【0043】このように本実施形態のTBM10aにあ
っては、ベルトコンベヤ46を支持フレーム26及び伸
縮フレーム30内に配設したことで、このベルトコンベ
ヤ46が作業者の邪魔になることなく、パラレルリンク
機構23、プレスリング19、可動式反力受け装置34
の上方に形成された空間部をより有効的に利用し、後方
から胴体11内へのアクセス性が更に良くなる。
【0044】図9に本発明の第3実施形態に係わるトン
ネル掘削機としてのトンネルボーリングマシンの概略側
面、図10に図9のX−X断面を示す。なお、前述した
実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0045】本実施形態のTBM10bにおいて、図9
及び図10に示すように、円筒形状をなす胴体11の前
部には軸受12によってローラカッタ14及び開口15
を有するカッタヘッド13が回転自在に装着されてお
り、後部にリングギア16が固定され、胴体11に固定
されたカッタ旋回モータ17の駆動ギヤ18がこのリン
グギヤ16に噛み合っている。また、胴体11とその後
方に設けられたプレスリング19との間には複数のスラ
ストジャッキ20からなるパラレルリンク機構23が架
設されている。そして、胴体11にフロントグリッパ2
4が複数個装着されている。
【0046】一方、胴体11の後端下部に固定された左
右一対の取付台25には、既設トンネルのほぼ中心部に
て掘進方向前後に延設された支持フレーム26の前端部
が連結軸27によって上下に回動自在に連結されてい
る。この支持フレーム26は四角筒形状をなし、後端部
の両側に第1支持ジャッキ28が連結され、その先端部
には既設トンネルの内壁面に載置される支持シュー29
が取付けられている。また、この支持フレーム26の後
部には内部に掘進方向前後に延設された伸縮フレーム3
0が相対移動自在に支持されている。この伸縮フレーム
30は支持フレーム26より小さい四角筒形状をなし、
後端部の両側に第2支持ジャッキ31が連結され、その
先端部には既設トンネルの内壁面に載置される支持シュ
ー32が取付けられている。そして、支持フレーム26
と伸縮フレーム30との間には伸縮ジャッキ33が架設
されている。
【0047】そして、プレスリング19に後方には胴体
11とは別体に独立して可動することができる可動式反
力受け装置51が支持フレーム26に沿って配設されて
いる。この可動式反力受け装置51は、ほぼ同様の構成
をなす四組のリヤグリッパ51a,51b,51c,5
1dで構成されている。そして、プレスリング19と各
リヤグリッパ51a,51b,51c,51dとの間に
はそれぞれ図示しない移動ジャッキが架設されており、
この移動ジャッキを伸縮することで、プレスリング19
に対して各リヤグリッパ51a,51b,51c,51
dが接近離反することができると共に、各リヤグリッパ
51a,51b,51c,51dが互いに接近離反する
ことができる。
【0048】即ち、各リヤグリッパ51a,51b,5
1c,51dにおいて、支持フレーム26の外側には枠
状をなすグリッパ受けフレーム52a,52b,52
c,52dが前後移動自在に嵌合し、このグリッパ受け
フレーム52a,52b,52c,52dを取り囲むよ
うにグリッパ箱53a,53b,53c,53dがそれ
ぞれ位置し、グリッパ受けフレーム52a,52b,5
2c,52dとグリッパ箱53a,53b,53c,5
3dとの間にはその両側に位置して押上ジャッキ54
a,54b,54c,54dがそれぞれ架設されてい
る。そして、このグリッパ箱53a,53b,53c,
53d内には支持フレーム26の上下に位置してグリッ
パジャッキ55a,55b,55c,55dが配設さ
れ、このグリッパジャッキ55a,55b,55c,5
5dには左右一対のグリッパシュー56a,56b,5
6c,56dがそれぞれ揺動自在に連結されている。
【0049】また、プレスリング19の後面には回転止
め用溝40が形成される一方、先頭のリヤグリッパ51
aの各グリッパシュー56aの前面にはこの回転止め用
溝40に挿入して両者の相対回転を阻止する回転止め用
突起41が形成されている。そして、プレスリング19
にはプレスジャッキ42が装着され、このプレスジャッ
キ42の駆動ロッドの先端部には、回転止め用溝40に
遊嵌した回転止め用突起41を押え付ける押圧部材43
が取付けられている。
【0050】更に、カッタヘッド13と胴体11で形成
されるチャンバ室44にはローラカッタ14が破砕した
ずりを集積するホッパ45が固定されている。そして、
掘削したずりを搬出するベルトコンベヤ46は、支持フ
レーム26及び伸縮フレーム30内に配設されており、
このベルトコンベヤ46の前端部がホッパ45の下部に
連結され、後端部はトンネル後方に延設されている。
【0051】このように本実施形態のTBM10bにあ
っては、胴体11の後部に既設トンネルのほぼ中心部に
位置する支持フレーム26の前端部を回動自在に連結し
て後端部に第1支持ジャッキ28を装着し、この支持フ
レーム26の後部に伸縮フレーム30を相対移動自在に
連結して後端部に第2支持ジャッキ31を装着し、支持
フレーム26と伸縮フレーム30との間に伸縮ジャッキ
33を架設している。従って、第1支持ジャッキ28あ
るいは第2支持ジャッキ31が支持フレーム26を水平
に維持することで、可動式反力受け装置51を常時安定
して支持することができ、掘削作業を安定して行うこと
ができる。また、プレスリング19を蝶型形状とし、左
右両側にパラレルリンク機構23を配設すると共に、支
持フレーム26及び伸縮フレーム30内にベルトコンベ
ヤ46を配設しているため、パラレルリンク機構23、
プレスリング19、可動式反力受け装置51の上方に空
間部が形成されることとなり、後方から胴体11内への
アクセス性が良く、作業者による各種の作業が容易とな
る。
【0052】なお、上述した第2、第3実施形態のTB
M10a,10bにおいて、掘削時の動作について説明
を省略したが、この掘削動作は第1実施形態のTBM1
0と同様である。
【0053】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、筒状
の胴体の前部にカッタヘッド駆動手段によりカッタヘッ
ドを駆動回転可能に装着し、胴体とこの胴体の後方に配
設された推進支持部との間に胴体推進ジャッキを架設
し、胴体から掘進方向後方に延設された支持フレームの
後端部にこの支持フレームを水平状態に支持する第1支
持ジャッキを装着すると共に、この支持フレームの後部
に掘進方向前後に相対移動自在に装着された伸縮フレー
ムの後端部にこの伸縮フレームを介して支持フレームを
水平状態に支持する第2支持ジャッキを装着し、既設ト
ンネルの内壁面に圧接して推進支持部を位置保持するこ
とで掘削反力を受け止める可動式反力受け手段を設けた
ので、掘進機構を有する胴体と掘削反力を受け持つ反力
受け手段とを別々に構成することで、胴体の小型軽量化
を可能とすることができると共に、第1、第2支持ジャ
ッキ31のいずれかが支持フレームを水平に維持するこ
とで、可動式反力受け手段を常時安定して支持すること
ができ、掘削作業を安定して行って信頼性の向上を図る
ことができる。
【0054】また、請求項2の発明のトンネル掘削機に
よれば、支持フレームの前端部を胴体の後部に回動自在
に連結したので、第1、第2支持ジャッキを伸縮させて
支持フレームを上下に回動させることで、この支持フレ
ームの水平度を容易に調整することができる。
【0055】また、請求項3の発明のトンネル掘削機に
よれば、可動式反力受け手段を、既設トンネルの内壁面
に圧接可能な複数のグリッパと、この複数のグリッパを
互いに連結する移動ジャッキとで構成したので、掘削地
盤の種類に応じて機能させるグリッパの数を設定するこ
とで、多種の地盤への対応が可能となると共に、不要な
ジャッキを使用しないことで制御の容易化を図ることが
できる。
【0056】また、請求項4の発明のトンネル掘削機に
よれば、可動式反力受け手段を、1本のグリッパジャッ
キによって2つのグリッパシューを移動して既設トンネ
ルの内壁面に圧接可能としたので、グリッパジャッキを
既設トンネルの中央部に配設することで、作動ストロー
クを大きくとることができ、既設トンネルの内壁面に対
するグリッパシューの圧接及び離脱を確実に行うことが
できる。
【0057】また、請求項5の発明のトンネル掘削機に
よれば、推進支持部を上部及び下部が切欠かれた蝶型形
状とし、胴体推進ジャッキを左右に配設したので、胴体
推進ジャッキ、推進支持部、可動式反力受け手段の上方
に空間部が形成されることとなり、後方から胴体内への
アクセス性が良くなり、作業者による各種作業の作業性
を向上することができる。
【0058】また、請求項6の発明のトンネル掘削機に
よれば、カッタヘッドによって掘削された土砂を外部に
排出するコンベヤを、推進支持部及び可動式反力受け手
段の上方に配設したので、胴体内でコンベヤが露出する
こととなり、保守点検作業を容易とすることができる。
【0059】また、請求項7の発明のトンネル掘削機に
よれば、支持フレーム及び伸縮フレームを筒形状とし、
カッタヘッドによって掘削された土砂を外部に排出する
コンベヤをこの支持フレーム及び伸縮フレームの内部に
配設したので、コンベヤの配設スペースを別途設ける必
要がなくなって胴体内を有効的に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機と
してのトンネルボーリングマシンの概略側面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】本実施形態のトンネルボーリングマシンによる
掘削手順を表す概略図である。
【図6】本実施形態のトンネルボーリングマシンによる
掘削手順を表す概略図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係わるトンネル掘削機
としてのトンネルボーリングマシンの概略側面図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係わるトンネル掘削機
としてのトンネルボーリングマシンの概略側面図であ
る。
【図10】図9のX−X断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b トンネルボーリングマシン(T
BM) 11 胴体 13 カッタヘッド 17 カッタ旋回モータ(カッタヘッド駆動手段) 19 プレスリング(推進支持部) 20 スラストジャッキ 23 パラレルリンク機構(胴体推進ジャッキ) 24 フロントグリッパ 26 支持フレーム 28 第1支持ジャッキ 30 伸縮フレーム 31 第2支持ジャッキ 33 伸縮ジャッキ 34,51 可動式反力受け装置 34a,34b,34c,34d,51a,51b,5
1c,51d リヤグリッパ 35a,35b,35c,35d,52a,52b,5
2c,52d グリッパ受けフレーム 37a,37b,37c,37d,54a,54b,5
4c,54d 押上ジャッキ 38a,38b,38c,38d,55a,55b,5
5c,55d グリッパジャッキ 40 回転止め用溝 41 回転止め用突起 42 プレスジャッキ 43 押圧部材 46 ベルトコンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 拓志 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 岡本 和之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 2D054 AC20 AD02 DA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の胴体と、該胴体の前部に回転自在
    に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆動回
    転するカッタヘッド駆動手段と、前記胴体の後方に配設
    された推進支持部と、前記胴体と該推進支持部との間に
    架設された胴体推進ジャッキと、前記胴体から掘進方向
    後方に延設された支持フレームと、該支持フレームの後
    端部に装着された該支持フレームを水平状態に支持する
    第1支持ジャッキと、前記支持フレームの後部に掘進方
    向前後に相対移動自在に装着された伸縮フレームと、該
    伸縮フレームの後端部に装着された該伸縮フレームを介
    して前記支持フレームを水平状態に支持する第2支持ジ
    ャッキと、既設トンネルの内壁面に圧接して前記推進支
    持部を位置保持することで掘削反力を受け止める可動式
    反力受け手段とを具えたことを特徴とするトンネル掘削
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記支持フレームは、前端部が前記胴体の後部に回
    動自在に連結したことを特徴とするトンネル掘削機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記可動式反力受け手段は、既設トンネルの内壁面
    に圧接可能な複数のグリッパと、該複数のグリッパを互
    いに連結する移動ジャッキとを有することを特徴とする
    トンネル掘削機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記可動式反力受け手段は、1本のグリッパジャッ
    キによって2つのグリッパシューを移動して既設トンネ
    ルの内壁面に圧接可能であることを特徴とするトンネル
    掘削機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記推進支持部は上部及び下部が切欠かれた蝶型形
    状をなし、前記胴体推進ジャッキが左右に配設されたこ
    とを特徴とするトンネル掘削機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のトンネル掘削機におい
    て、前記カッタヘッドによって掘削された土砂を外部に
    排出するコンベヤを、前記推進支持部及び前記可動式反
    力受け手段の上方に配設したことを特徴とするトンネル
    掘削機。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記支持フレーム及び前記伸縮フレームを筒形状と
    し、前記カッタヘッドによって掘削された土砂を外部に
    排出するコンベヤを該支持フレーム及び伸縮フレームの
    内部に配設したことを特徴とするトンネル掘削機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109236314A (zh) * 2018-10-26 2019-01-18 中铁工程装备集团有限公司 串联机器人支撑、可开挖任意断面隧道的柔臂掘进机
WO2020082747A1 (zh) * 2018-10-26 2020-04-30 中铁工程装备集团有限公司 并联机器人支撑、可开挖任意断面隧道的柔臂掘进机

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Effective date: 20030826