JP2001020352A - 移動式トイレット - Google Patents

移動式トイレット

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JP2001020352A
JP2001020352A JP11192640A JP19264099A JP2001020352A JP 2001020352 A JP2001020352 A JP 2001020352A JP 11192640 A JP11192640 A JP 11192640A JP 19264099 A JP19264099 A JP 19264099A JP 2001020352 A JP2001020352 A JP 2001020352A
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Isao Ban
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Abstract

(57)【要約】 【課題】相対的に軽い便室ユニットと、相対的に重い濾
過槽等とを別々の車両の収容部にそれぞれ配設すること
により、各々の車両全体の重量バランスを最適にするこ
とができる移動式トイレットを提供する。 【解決手段】車両に支持されたコンテナ5と、該コンテ
ナ5の中に形成されるとともに、複数の便器8a、8b
を具備した車載式便室ユニット1aと、該車載式便室ユ
ニット1aからの汚水排水を濾過する浄化槽2と、を備
えた移動式トイレットにおいて、前記車載式便室ユニッ
ト1aと浄化槽2とは別々の車両4及び6のコンテナに
それぞれ配設されるとともに、車載式便室ユニット1a
からの汚水排水を濾過槽2へ送り、濾過槽2で濾過され
た水を車載式便室ユニット1aへ送るホース(a1、a
2、b1、b2)を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の荷台やト
レーラ等に固設され、又は自動車等で搬送可能な移動式
トイレットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、災害地やイベントが催される会場
等で使用するため、トラックやトレーラの車台に複数の
便器を備えた便室ユニットと、該便室ユニットから排出
される汚水排水を濾過する濾過槽及び配電のための機械
室とを備えた車載式トイレットが提案されている(特願
平10−29220号)。
【0003】かかる車載式トイレットは、1台のトラッ
ク又はトレーラに、便室ユニット、濾過槽、及び機械室
を配設してなるものであり、車両全体の重量バランス等
を考慮して、便室ユニットより前側(車両の進行方向)
に濾過槽や機械室を配設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
載式トイレットにあっては、1台のトラック又はトレー
ラに、相対的に重量の軽い便室ユニットと、相対的に重
量が重い濾過槽及び機械室とを配設しているので、車両
全体の重量バランスを最適とするには依然不十分である
という問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、相対的に軽い便室ユニットと、相対的に重い
濾過槽等とを別々の車両の収容部にそれぞれ配設するこ
とにより、各々の車両全体の重量バランスを最適にする
ことができる移動式トイレットを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両に支持された収容部と、該収容部の中に形成される
とともに、複数の便器を具備した車載式便室ユニット
と、該車載式便室ユニットからの汚水排水を濾過する濾
過槽と、を備えた移動式トイレットにおいて、前記車載
式便室ユニットと濾過槽とは別々の車両の収容部にそれ
ぞれ配設されるとともに、前記車載式便室ユニットから
の汚水排水を前記濾過槽へ送り、前記濾過槽で濾過され
た水を前記車載式便室ユニットへ送る連結具を具備した
ことを特徴とする。
【0007】かかる構成によれば、相対的に重量が軽い
車載式便室ユニットを1台の車両にて支持するととも
に、相対的に重量が重い濾過槽を別の車両にて支持す
る。それぞれを設置場所に停車させて使用する際には、
車載式便室ユニットと濾過槽とを連結具にて連結し、車
載式便室ユニットで生じた汚水排水を濾過槽で濾過する
とともに、濾過後の水を車載式便室ユニットに送る。
【0008】請求項2記載の発明は、前記濾過槽が配設
された収容部に、発電機及び該発電機による電気を前記
車載式便室ユニットに送電する送電機器を配設するとと
もに、前記車載式便室ユニットと前記送電機器とを電気
的に連結する送電線で連結されたことを特徴とする。か
かる構成によれば、車載式便室ユニットを1台の車両に
て支持するとともに、別の車両で濾過槽及び発電機を支
持する。
【0009】請求項3記載の発明は、前記車載式便室ユ
ニットが配設された収容部、又は前記濾過槽が配設され
た収容部に、太陽光により発電し、各収容部における電
力供給を行うソーラーパネルが配設されたことを特徴と
する。かかる構成によれば、各収容部内に配設された照
明等の電気機器に対する電力供給をソーラーパネルによ
り行う。
【0010】請求項4記載の発明は、前記車載式便室ユ
ニットを男子専用と女子専用とに分け、各車載式便室ユ
ニットと前記濾過槽又は送電線とをそれぞれ一対に連結
したことを特徴とする。請求項5記載の発明は、前記発
電機及び送電機器が、前記濾過槽よりも車両の進行方向
前側に配設されたことを特徴とする。請求項6記載の発
明は、前記車載式便室ユニットに代えて、床面又は地面
に設置された設置式便室ユニットとしたことを特徴とす
る。
【0011】請求項7記載の発明は、前記設置式便室ユ
ニットに、該設置式便室ユニットの出入口から床面又は
地面まで延びたスロープを形成したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記スロープが、駆動モータの
駆動により揺動し、前記出入口を閉めた状態になること
を特徴とする。請求項9記載の発明は、前記駆動モータ
は、前記ソーラーパネルの発電による電力で駆動するこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に
係る移動式トイレットは、図1に示すように、車両とし
てのトラクタ4に牽引支持された収容部としてのコンテ
ナ5及び男子用の車載式便室ユニット1aと、車両とし
てのトラクタ6に牽引支持されたコンテナ7、濾過槽
2、発電機3a、及び送電機器3bと、床面又は地面に
設置された設置式便室ユニット9とから主に構成され、
車載式便室ユニット1a又は設置式便室ユニット9とコ
ンテナ7内の濾過槽2等とが連結具としてのホース等に
よって連結されたものである。
【0013】コンテナ5及びコンテナ7は、それぞれト
ラクタ4又はトラクタ6により牽引される中空箱体状の
トレーラから成るものである。特に、車載式便室ユニッ
ト1aを内在するコンテナ5には、人が出入り可能な出
入口5a、この出入口5aから地面まで延びる着脱式の
階段5b、及び明かりを取り入れるための窓5cが形成
されている。尚、これら出入口5a、階段5b、窓5c
の数や形状等は任意とし、窓5cは形成しなくてもよ
い。
【0014】車載式便室ユニット1aは、コンテナ5の
中に形成されるとともに、複数の便器8a、8bを具備
したもので、図1では男子用のものを示している。大便
用便器8aは、車両の進行方向に例えば4つ並列に配設
されており、コンテナ5の天井まで延びた隔壁10aに
よってそれぞれが隔成されている。大便用便器8aの後
方には、小便用便器8bが例えば7つ並列に配設されて
おり、隔壁10aより高さが低い隔壁10bによってそ
れぞれが仕切られている。
【0015】尚、図2で示すように、女子用或いは男女
兼用の車載式便室ユニット1bは、小便用便器8bの代
わりに大便用便器8aが並列に配設されたものであり、
他の構成は男子用と略変わらない。これら男子用、及び
女子用或いは男女兼用の車載式便室ユニット1bには、
該便器8a或いは8bの他、手洗い用洗面台、照明等も
配設されている。
【0016】設置式便室ユニット9は、トラック等で搬
送可能な可搬式簡易トイレットであり、大便用の便器8
aを内在しつつ床面又は地面に設置されたものである。
また、該設置式便室ユニット9の出入口9aからは、床
面又は地面までなだらかに傾斜したスロープ16が延設
されており、身障者が車椅子等に乗ったまま設置式便室
ユニット9へ出入りするのを容易としている。尚、ここ
では、設置式便室ユニット9は、身障者用トイレットで
あるためスロープ16が形成されているが、スロープ1
6が形成されない男子用、女子用、又は男女兼用トイレ
ットとしてもよい。
【0017】また、スロープ16の近傍には駆動モータ
Mが配設されており、該駆動モータMの駆動によりスロ
ープ16を図中点線で示す状態まで揺動させ、出入口9
aを閉めることができるよう構成されている。このよう
な構成により、昼間等設置式便室ユニット9の使用時間
帯には出入口9aを開けておき、夜間等使用しない時間
帯ではには出入口9aを閉鎖することができる。又これ
により、使用しない時間帯の設置式便室ユニット9の設
置面積を小さくすることができる。
【0018】男子用の車載式便室ユニット1a、女子用
或いは男女兼用の車載式便室ユニット1b、及び設置式
便室ユニット9から排出された汚物等の排出物(汚水排
水)は、ホースa1及びa2によってトラクタ6の濾過
槽2へ送られる。濾過槽2は、1次処理槽11、2次処
理槽12、貯水槽13、オーバーフロー用貯水槽14か
ら構成される。
【0019】1次処理槽11は、嫌気性及び好気性の微
生物を積層板11aに付着して収容することにより、空
気が絶たれた環境下で汚物中の有機物を水、メタン、水
素等に分解する。発生した気体は、ルーバ15によって
コンテナ7外へ放出される。
【0020】また、積層板11aの下方から送風ポンプ
F1又はF1’による空気を散気ブロック11bにて送
ることができる。尚、図中符号21はスクリーンを示し
ており、このスクリーン21によって、男子用の車載式
便室ユニット1a、女子用或いは男女兼用の車載式便室
ユニット1b、及び設置式便室ユニット9内の大便用の
便器8aから排出される紙など比較的大きな排出物を除
去し得る。
【0021】1次処理槽11と2次処理槽12とを隔成
する壁面には、1次処理槽11をオーバーフローした汚
水排水が2次処理槽12に流れ込むための開口11cが
形成されている。2次処理槽12は、所謂曝気槽であ
り、好気性の微生物を付着させた微多孔性膜12aの下
方から送風ポンプF2又はF2’による空気を散気ブロ
ック12bにて送るとともに、該微多孔性膜12aを透
過したきれいな水のみをポンプPにて強制的に引き抜く
ものである。微多孔性膜12aは、例えばポリエチレン
を原料とした厚さ0.1mm程度の膜であり、不織布を
ベースにしているため、強度に優れたものであるが、他
の形態の微多孔性膜としてもよい。
【0022】かかる構成により、1次処理槽から送られ
た処理水は、散気ブロック12bからの空気で活性化さ
れた好気性微生物により分解されるとともに、微多孔性
膜12aの微孔を通過する比較的小さな分子構造をもっ
た水と、通過できない比較的大きな分子構造を持った汚
れとを分離することができる。そして、微多孔性膜12
a上に通過できないで残った汚れは、散気ブロック12
bから浮上する空気により上方に排除されるため、微多
孔性膜12aの微孔が汚れにより詰まることはない。
【0023】尚、貯水槽13内には、溜まった処理水の
水位を検知する電極(図示せず)が配設されており、検
知した水位が所定値より下がるとポンプPを駆動させ、
所定値より上がるとポンプPの駆動を停止させるようポ
ンプPの駆動を制御できるよう構成されている。
【0024】微多孔性膜12aを通過することにより濾
過された水は、貯水槽13に送られ、そこで一時的に収
容される。尚、貯水槽13内の水が所定水位を越えた場
合、越えた分の水がオーバーフロー用貯水槽14に流れ
出すよう構成されているので、貯水槽13内の水が溢れ
るのを回避することができる。尚、オーバーフロー用貯
水槽14の水をバキュームカー等で定期的に排除するの
が好ましい。
【0025】また、貯水槽13内の水は、ポンプP1〜
P3によって車載式便室ユニット1a又は設置式便室ユ
ニット9の便器(大便用便器8a又は小便用便器8b)
の貯水タンクにホースb1を介して送られ、便器内の洗
浄水として再度利用される。尚、手洗い用洗面台の水
は、トラクタ4や設置式便室ユニット9に別途に配設さ
れたタンク内のもの(清水)を利用するのが好ましい。
【0026】更に、トラクタ6が牽引するコンテナ7の
進行方向前側には、発電機3a及び該発電機3aによる
電気を男子用の車載式便室ユニット1a及び設置式便室
ユニット9に送電する送電機器3bが配設されている。
【0027】発電機3aは、例えばトラクタ6の動力源
とは独立した燃料タンク17を有するディーゼル発電機
から成り、送電線c1及びc2で車載式便室ユニット1
a及び設置式便室ユニット9と電気的に連結されること
により、該車載式便室ユニット1aや設置式便室ユニッ
ト9に配設された水洗のためのポンプの電力源としての
機能を果たす。尚、発電機3aは、トラクタ6の動力源
を利用したり、燃料タンクを共有するものであってもよ
い。
【0028】更に、コンテナ7の屋根上には、太陽光に
より発電を行うソーラーパネル18が取り付けられてお
り、該ソーラーパネル18は、送電機器3b近傍に配設
されたバッテリ20及び自動切換盤19を介して送風ポ
ンプF1’、F2’と接続されている。そして、夜間に
なったら発電機3aによる電力供給からバッテリ20の
蓄電による電力供給に切り替わるように自動切換盤19
を設定し、昼間は送風ポンプF1、F2による送風、夜
間は送風ポンプF1’、F2’による送風とする。
【0029】かかる構成により、昼間ソーラーパネル1
8で発電してバッテリ20に蓄電した電力を夜間送風ポ
ンプF1’、F2’を駆動させる電力として使用するこ
とができるので、夜間も発電機3aによる発電をする場
合に比べ、省エネ化することができる。尚、夜間の送風
ポンプF1’、F2’の駆動は、省エネ及び好気性・嫌
気性微生物の活性バランスの観点から間欠運転するのが
好ましい。
【0030】また、図4で示すように、上記と同様のソ
ーラーパネル18が男子用の車載式便室ユニット1aを
収容したコンテナ5、及び女子用或いは男女兼用の車載
式便室ユニット1bを収容したコンテナ5’の屋根上に
金属ブラケット23で固定されて取り付けられており、
各車載式便室ユニット1a、1bの車両進行方向前側に
取り付けられたバッテリ20及び操作盤22と接続され
ている。ソーラーパネル18で発電された電力は一旦バ
ッテリ20に蓄電され、操作盤22を介してそれぞれの
車載式便室ユニット1a、1b内における照明のための
電力とされる。
【0031】同様に、設置式便室ユニット9の屋根にも
ソーラーパネル18が取り付けられており、設置式便室
ユニット9内に設置されたバッテリ20及び操作盤22
と接続されている。そして、ソーラーパネル18で発電
された電力は一旦バッテリ20に蓄電され、操作盤22
を介して設置式便室ユニット9内の照明及び駆動モータ
Mの電力とされる。
【0032】上記構成の移動式トイレットは、例えばイ
ベント会場等において図2に示すように配置することが
できる。男子用の車載式便室ユニット1aと女子用或い
は男女兼用の車載式便室ユニット1bとをそれぞれ別個
のトラクタ4、4’に具備させるとともに、男子用の車
載式便室ユニット1a及び設置式便室ユニット9に対す
る汚水排水の濾過、給水、及び送電は、トラクタ6内の
濾過槽2及び発電機3a等で行い、女子用或いは男女兼
用の車載式便室ユニット1bに対する汚水排水の濾過、
給水、及び送電は、トラクタ6’内の濾過槽2’及び発
電機3a’等でそれぞれ行う。
【0033】このように、別々のトラクタにそれぞれを
具備させたので、1台のトラクタが具備する便器の数を
増加させることができるとともに、各トラクタにおける
重量バランスを良好にすることができる。即ち、車載式
便室ユニット1a、1bは相対的に重量が軽く、発電機
3aや濾過槽2等は相対的に重量が重いので、これらを
1台のトラクタに積載したものに比べ、コンテナ内にお
ける重量バランスの設定を行い易くすることができる。
【0034】また、2次濾過槽12におけるポンプPに
よって強制的、循環濾過を行うので、一度に多人数の利
用が可能とされる。そして、各コンテナ5、5’、7内
の照明に対する電力供給は、ソーラーパネル18により
行われているので、発電機3aによる電力供給に比べ、
省エネ化することができ、濾過槽2における夜間等不使
用時のポンプF1’及びF2’に対する電力供給も安価
に行うことができる。
【0035】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば車載式便
室ユニット1a、1b又は濾過槽2等を大型トラックの
荷台に積載し固定したものとしてもよいし、濾過槽2を
他の形態のものとしてもよい。更に、ソーラーパネル1
8による電力供給を行わないものとしてもよく、他の発
電手段により電力供給を行うものとしてもよい。
【0036】また、図2で示した配置は、本発明に適用
し得る一例に過ぎず、車載式便室ユニットと濾過槽等と
の他の様々な組み合わせとしてもよい。例えば、濾過槽
を大型のものにして、車載式便室ユニット1a、1b或
いは設置式便室ユニット9内の便器の数を少なくするこ
とにより、1台のトラクタで複数の車載式便室ユニット
又は設置式便室ユニットの汚水排水の濾過、給水等を行
ってもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、相対的に重量
が軽い車載式便室ユニットと相対的に重量が重い濾過槽
とを別個の車両にて配設したので、各々の車両全体の重
量バランスを最適にすることができる。請求項2の発明
によれば、発電機及び送電機器をも濾過槽が配設された
車両側に配設したので、請求項1記載の効果を更に向上
することができる。
【0038】請求項3の発明によれば、各収容部内に配
設された照明等の電気機器に対する電力供給をソーラー
パネルにより行うので、発電機による電力供給に比べ燃
料を消費しなくて済み、省エネ化することができる。請
求項4の発明によれば、車載式便室ユニットを男子専
用、女子専用と分け、それぞれに対する汚水排水の濾
過、給水、及び送電を行う濾過槽、発電機及び送電機器
が専用に設けられるので、男子用と女子用とを完全に分
離することができる。
【0039】請求項5の発明によれば、濾過槽、発電機
及び送電機器を搭載した車両の重量バランスを向上する
ことができる。請求項6の発明によれば、設置式便室ユ
ニットに対する汚水排水の濾過、電力供給等を行うとと
もに、濾過槽を積載する側の車両の重量バランスを最適
にすることができる。請求項7の発明によれば、設置式
便室ユニットを身障者用のトイレットに適用することが
できので、請求項5の発明の効果に加え、設置するトイ
レットの選択の幅を広くすることができる。
【0040】請求項8の発明によれば、スロープが駆動
モータで駆動されて出入口を開閉するので、設置式便室
ユニットを使用しない時間帯の設置面積を小さくすると
共に出入口を閉鎖することができる。請求項9の発明に
よれば、ソーラーパネルの発電により駆動モータが駆動
されるので、請求項8の発明の効果に加え、省エネ化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動式トイレットを示す模式図
【図2】本発明に係る移動式トイレットを適用した場合
の配置図
【図3】本発明に係る移動式トイレットの濾過槽を示す
側面図
【図4】本発明に係る移動式トイレットに配設されるソ
ーラーパネルの取付状態を示す一部透視図
【符号の説明】
1a…男子用の車載式便室ユニット 1b…女子用或いは男女兼用の車載式便室ユニット 2、2’…濾過槽 3a、3a’…発電機 3b…送電機器 4、4’、6、6’…トラクタ(車両) 5、7、7’…コンテナ(収容部) 5a、9a…出入口 5b…階段 5c…窓 8a…大便用便器 8b…小便用便器 9…設置式便室ユニット 10a、10b…隔壁 11…1次処理槽 11a…積層板 11b…散気ブロック 12…2次処理槽 12a…微多孔性膜 12b…散気ブロック 13…貯水槽 14…オーバーフロー用貯水槽 15…ルーバ 16…スロープ 17…燃料タンク 18…ソーラーパネル 19…自動切換盤 20…バッテリ 21…スクリーン 22…操作盤 23…金属ブラケット a1、a2、b1、b2…ホース(連結具) c1、c2…送電線 P、P1〜P3…ポンプ F1、F2、F1’、F2’…送風ポンプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に支持された収容部と、 該収容部の中に形成されるとともに、複数の便器を具備
    した車載式便室ユニットと、 該車載式便室ユニットからの汚水排水を濾過する濾過槽
    と、を備えた移動式トイレットにおいて、 前記車載式便室ユニットと濾過槽とは別々の車両の収容
    部にそれぞれ配設されるとともに、 前記車載式便室ユニットからの汚水排水を前記濾過槽へ
    送り、前記濾過槽で濾過された水を前記車載式便室ユニ
    ットへ送る連結具を具備したことを特徴とする移動式ト
    イレット。
  2. 【請求項2】前記濾過槽が配設された収容部に、発電機
    及び該発電機による電気を前記車載式便室ユニットに送
    電する送電機器を配設するとともに、前記車載式便室ユ
    ニットと前記送電機器とを電気的に連結する送電線で連
    結されたことを特徴とする請求項1記載の移動式トイレ
    ット。
  3. 【請求項3】前記車載式便室ユニットが配設された収容
    部、又は前記濾過槽が配設された収容部には、太陽光に
    より発電し、各収容部における電力供給を行うソーラー
    パネルが配設されたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の移動式トイレット。
  4. 【請求項4】前記車載式便室ユニットを男子専用と女子
    専用とに分け、各車載式便室ユニットと前記濾過槽又は
    送電線とをそれぞれ一対に連結したことを特徴とする請
    求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の移動式トイレ
    ット。
  5. 【請求項5】前記発電機及び送電機器は、前記濾過槽よ
    りも車両の進行方向前側に配設されたことを特徴とする
    請求項2〜請求項4記載の移動式トイレット。
  6. 【請求項6】前記車載式便室ユニットに代えて、床面又
    は地面に設置され、且つ、搬送可能な設置式便室ユニッ
    トとしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
    か1つに記載の移動式トイレット。
  7. 【請求項7】前記設置式便室ユニットに、該設置式便室
    ユニットの出入口から床面又は地面まで延びたスロープ
    を形成したことを特徴とする請求項6記載の移動式トイ
    レット。
  8. 【請求項8】前記スロープは、駆動モータの駆動により
    揺動し、前記出入口を閉めた状態になることを特徴とす
    る請求項7記載の移動式トイレット。
  9. 【請求項9】前記駆動モータは、前記ソーラーパネルの
    発電による電力で駆動することを特徴とする請求項8記
    載の移動式トイレット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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