JP2001019061A - 電子レンジ加熱用包装容器 - Google Patents

電子レンジ加熱用包装容器

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JP2001019061A JP11190278A JP19027899A JP2001019061A JP 2001019061 A JP2001019061 A JP 2001019061A JP 11190278 A JP11190278 A JP 11190278A JP 19027899 A JP19027899 A JP 19027899A JP 2001019061 A JP2001019061 A JP 2001019061A
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俊一 塩川
Yukiko Matsuzawa
由紀子 松沢
Susumu Ikebe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カレーやシチューなどの内容物を収めた内容器
を簡易な構造の外容器で起立状態に支持し、内容器に収
められた内容物の加熱が簡単に行えるようにする。 【解決手段】マイクロ波が透過可能なフィルムの辺部を
貼り合わせてなる内容器2と、マイクロ波が透過可能な
正面板30と底面板31と背面板32との三面板が連続
して内容器2の正面部20から底部22を経て背面部2
1に亘って囲み内容器2の側部側を開放している横スリ
ーブ状の外容器3とからなり、外容器3の正面板30と
背面板32との連結部に近接する位置において内容器2
の上辺部23を外容器3と接合して内容器2を底面板3
1上に起立状態にして支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内容物を収納した状
態のままで電子レンジによるマイクロ波の照射を受けて
内容物を加熱できるようにした包装容器に関するもので
ある。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、加熱調理機とし
て電子レンジが一般に広く普及して加熱調理に利用され
ていることから、予め調理されて暖めるだけで食べるこ
とができる商品が多く販売されるようになってきてお
り、カレーやシチューなどの商品では内容物を電子レン
ジ専用容器に移し替える手間を省くために、マイクロ波
が透過できるシートよりなる包装容器に収めている。そ
して、その包装容器を電子レンジの庫内で起立させた方
がマイクロ波を効率良く受けるようになることから、例
えば、特開平4−214126号公報や特開平9−77
135号公報に示されているように包装容器を内容器と
外容器の二重のものとして内容器を包み込む外容器を剛
性のある箱状の自立型容器としたり、外容器の一部分を
支持脚として利用できるようにした工夫が提案されてい
る。
【0003】しかしながら、外容器を箱状の自立型容器
としてその内部に内容器を収めるようにしたものでは、
内容器を包み込む外容器の成函に手間を要してコストを
引き上げる欠点があるとともに、加熱された内容物を注
ぎ出すときにその内容物が見えないことから、注ぎ出し
の初期操作を慎重に行う必要があり、内容物の残量も確
認できないという不具合がある。さらに、上述した外容
器の一部分を支持脚として利用するものでも、その支持
脚が得られるようにするための構造を外容器に設ける必
要があり、そのためにコストが引き上げられるととも
に、加熱時に支持脚を組み起こす手間も煩雑であるなど
の不具合がある。そこで本発明は上記事情に鑑み、カレ
ーやシチューなどの内容物を収めた内容器を簡易な構造
の外容器で起立状態に支持させることを課題とし、内容
器に収められた内容物の加熱および内容物の取り出し
(注ぎ出し)が簡単に行えるようにすることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、マイクロ波が透過可能なフィルム
の辺部を貼り合わせてなる内容器と、マイクロ波が透過
可能な正面板と底面板と背面板との三面板が連続して前
記内容器の正面部から底部を経て背面部に亘って囲み内
容器の側部側を開放している横スリーブ状の外容器とか
らなり、外容器の正面板と背面板との連結部に近接する
位置において内容器の上辺部が外容器と接合して内容器
を底面板上に起立状態にして支持することを特徴する電
子レンジ加熱用包装容器を提供して、上記課題を解消す
るものである。そして、本発明にあっては、上記内容器
の上辺部の一端側を注出口部とし、該注出口部に対応す
る外容器の正面板と背面板とのそれぞれの一隅が切り欠
かれ、注出口部が外部に表出しているものとすることが
でき、また、上記内容器の上辺部の一端側を注出口部と
し、該注出口部に対応する外容器の正面板と背面板との
それぞれの一隅にミシン目からなる切り取り部が設けら
れ、該切り取り部から前記一隅を取り外したときに注出
口部が外部に表出する構成のものとすることが可能であ
る。さらに本発明では、上記外容器の底面板に折り罫を
有していて、該底面板を折って正面板と背面板とが内容
器を間にした状態で近接するように外容器が折り畳み可
能に設けられていることが良好であり、上記外容器の正
面板と背面板とにおける内容器の上辺部に近接する位置
に放熱孔が設けられていることが良好である。また、本
発明では、上記内容器と外容器との接合が、上記内容器
の上辺部に対応する部分の外容器の正面板と背面板とに
非接合部を設けることにによりなされていることが良好
であり、上記外容器の正面板と背面板とにおける上辺側
が外容器の内側に折り返されて、該折り返し部分が上記
内容器の上辺部に接合していることが良好である。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図11に
示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は電
子レンジ加熱用包装容器で、該包装容器1は電子レンジ
のマイクロ波が透過可能な、例えば透明または半透明の
合成樹脂製のフィルムを主体とする材料からなり正面視
が横長の略長方形となるように形成された内容器2と、
同じく電子レンジのマイクロ波が透過可能な紙材あるい
はプラスチックシートなどからなる横スリーブ状とした
外容器3とを備えたものである。そして、前記内容器2
は図1に示すように正面部20のフィルムと背面部21
のフィルムの上辺及び側辺とをヒートシールするととも
に、前記正面部20のフィルムと背面部21のフィルム
とのそれぞれの下部側に底部22のフィルムを介在した
状態で前記三フィルムの辺部をヒートシールし、底部2
2のフィルムの中央部分を広げるように正面部20と背
面部21との下辺それぞれの間を開くことで底部22に
広がりのある自立型の形態に設けられているものであ
る。一方、上記外容器3は正面板30と底面板31と背
面板32との三面板が連続して上記内容器2の正面部2
0から底部22を経て背面部21に亘って内容器2を囲
むとともに、内容器2の両方の側部側を開放していて、
上述したように横スリーブ状で縦断面が略三角形となっ
ている。そして、前記断面略三角形の頂点部分に相当す
る部分において、図2に示されているように正面板30
の上辺30aと背面板32の上辺32aとの間に内容器
2の上辺部23を挟み込むようにし、後述の両端部それ
ぞれの位置でヒートシールにて接合している。
【0006】図示の例では内容器2の底部22が外容器
3の底面板31に乗った状態で起立し、さらにそれぞれ
内容器2側に傾斜した正面板30と背面板32とで吊り
状態にして内容器2が起立するように支持している。こ
のように底面板31に連結されている正面板30と背面
板32とがある程度の重量を有している内容器2を吊る
ようにしてその上辺部23に接合されているため、正面
板30と背面板32とがそれぞれ突っ張った状態となっ
て内容器2が安定的に起立するようになる。また、加熱
時に内容物の膨張や水蒸気の発生などによって内容器2
が膨らんだ場合、正面板30と背面板32とが内容器2
に押し出されるように撓む可能性があるが、外容器3が
側部開放の横スリーブ状となっているため、正面板30
と背面板32とがそれぞれ単独で変形するだけに留ま
り、その変形の影響が底面板31側に伝わり難く底面板
31の平板状態が維持されて包装容器1の座りが不安定
にならない。上記外容器3は正面板30と底面板31と
背面板32とから略三角形状に形成されているため、ま
た、外容器3の内側に重量のある内容器2を配置してい
るため、包装容器1は安定的に起立状態となるが、外容
器3の高さ寸法に対する底面板31の前後幅寸法を特定
の範囲とすることで包装容器1の起立状態をより一層安
定させることが可能であり、外容器3の高さ寸法に対す
る底面板31の前後幅寸法の割合で0.4〜0.8が良
好な範囲である。さらに、外容器3の高さ寸法に対する
正面板30と背面板32との左右幅寸法を特定の範囲と
することでも包装容器1の起立状態をより一層安定させ
ることが可能であり、外容器3の高さ寸法に対する正面
板30と背面板32との左右幅寸法の割合で1.0〜
1.6が良好な範囲である。
【0007】上記内容器2は上辺部23の一端側にその
上辺部23を凹状にした凹部24を境にして注出口部2
5が設けられていて、この注出口部25を切断して包装
容器1全体を傾けるようにすることで内容物を注ぎ出す
ことができる。また、前記注出口部25に対応する外容
器3の正面板30と背面板32とのそれぞれの一隅が切
り欠かれ(図3(イ)参照)、この切り欠き形状の部分
から注出口部25が外部に表出しており、加熱した内容
物を注ぎ出すときに正面板30や背面板32が邪魔にな
らないようにしている(図4参照)。この内容物の注出
に際して、上述したように外容器3の両側方が開放され
て内容器2が見えることから、その内容器2のフィルム
を通して内容物がある程度見える場合には、注ぎ出し初
期に内容物が注出口部25側に移動してくる状態が見え
て注ぎ易くなる。そして、外容器の側方側から内容器2
を見ることで内容物の残量の把握が簡単に行える。な
お、外容器3においては、注出口部25に対応する部分
が予め切り欠かれたものとして説明したが、図3(ロ)
に示すように、ミシン目からなるファスナー式の切り取
り部4を正面板30と背面板32との上部一隅側に設け
ておき、必要時に前記切り取り部4から正面板30と背
面板32との上部一隅を取り除いて注出口部25が表出
できるようにしてもよい。
【0008】上記外容器3の底面板31の中央には左右
幅方向に亘って折り罫33があり(図3参照)、この底
面板31を前記折り罫33から外方に向けて折り出し正
面板30と背面板32とが内容器を間にした状態で近接
するようにして図5に示すごとく外容器3を折り畳むこ
とができる。このように、内容器2と一体とした状態の
まま外容器3を折り畳むことができるため、例えば、流
通の段階(店頭陳列よりも前の段階)において外容器3
を折り畳んで包容容器1全体を扁平にし、輸送時などで
の取り扱いを簡単にする。また、内容物の注ぎ出し時
に、図4に示すように外容器3における正面板30と背
面板32との上辺30a、32aを持つとともに、底面
板31を折って外容器3を潰すように折り畳むことで板
材の外容器3で内容器2を挟むようになり、その内容器
2が広い面で押し込まれて内容物が適正に押し出される
ようになる。また、内容器2の上辺部23に対して正面
板30と背面板32との上辺30a、32aが重ね合わ
されて接合されていることからこの重ね合わせ部分の剛
性が高く、つまみ持った場合でも包装容器1全体の形状
が変形することがない。
【0009】上記内容器2の上辺部23と正面板30、
背面板32の上辺30a、32aとの重ね合わせ部分は
ヒートシールにて接合されているが、上辺30a、32
aそれぞれのヒートシールにて接合されている個所は、
注出口部25側とこの注出口部25側とは反対側の端部
で行われており、その左右のヒートシール部34の間に
前記上辺部23と上辺30a、32aとが接合していな
い非接合部34aが設けられている(図2参照)。この
非接合部34aは上述のように包装容器1を持ち上げる
ときにつまみ持つ位置となる部分であって、このように
内容器2の上辺部23に密着した状態とはなっていない
ことからこの部分が断熱作用を有するようになり、加熱
にて温度上昇した内容器2の熱が非接合部34aに伝わ
り難く、つまみ持つ部分が熱くならない。上記例では内
容器2の上辺部23と正面板30、背面板32の上辺3
0a、32aとの重ね合わせ部分をヒートシールにて接
合しているが、本発明はヒートシールに限定されるもの
ではなく、上記ヒートシールに代えて接着剤やホットメ
ルト、粘着テープなどを用いて接着するようにしてもよ
い。なお、接着剤やホットメルトを使用する場合は、内
容器表面の接着部分をコロナ放電処理などの活性化処理
を施すことが好ましい。また、内容器の上辺部23に部
分的に打ち抜き孔を設けておき(例えば二ヶ所)、この
打ち抜き孔を通して正面板30と背面板32とを直接対
向させて、その部分を接着剤により接着したり、正面板
30または背面板32の一部を部分的に折り曲げ可能に
形成し、その部分を打ち抜き孔に差し込んで内容器を係
止するようにしてもよい。
【0010】上記外容器3において底面板31と正面板
30、そして、前記底面板31と背面板32とは折り罫
35を介して連続しており、底面板31の折り罫33と
同じようにこの折り罫35の部分で曲げや開きが行なえ
る。そして、外容器3では、図3に示すように正面板3
0、底面板31、背面板32とが連続した帯状の展開形
態として用意され、例えば底面板31の折り罫33から
折り返した状態(折り罫35の部分はそれぞれ開状態)
で正面板30と背面板32との上辺30a、32aとを
内容器2の上辺部23に接合して略偏平状態の包装容器
1を得る(図5参照)。内容物を封止した内容器2を挟
み込むように外容器3で囲った包装容器1はこのように
略偏平状態にして搬送される。この後、店頭などに陳列
する際には、折り罫33の部分を開くとともに前記折り
罫35それぞれを折り曲げ、外容器3を断面略三角形状
にすることで、内容器2を起立状態に支持して縦置きで
きる包装容器1となる。このように折り罫33、35で
は曲げや開きが行われるが、略偏平状態から折り起こし
た後にも折り罫33には曲がる方向への戻り癖、折り罫
35には開く方向への戻り癖が生じる可能性があり、そ
の場合には底面板31がフラットにならず包装容器1の
座りが不安定になる。そのため、折り罫33や折り罫3
5にミシン目やスリットなどからなる弱め手段36を入
れて反発力を低減させるようにしてもよい。前記弱め手
段36の形状は特に限定されるものではないが、カット
形状をI字状、浅いコ字状、括弧形状などとすることが
できる。図6は外容器3が展開した状態であって、その
折り罫33、折り罫35に弱め手段36を設けたものが
示されており、折り罫33にI字状のカットからなる弱
め手段36が、折り罫35に略コ字状のカットからなる
弱め手段36がそれぞれ複数設けられている例を示して
いる。また、図8に示されているように折り罫35の位
置に横長の一つのカットからなる弱め手段36を設けて
もよい。
【0011】図7と図8はS字状の切り込み37を底面
板31の折り罫33の延長線を跨ぐようにして設けた例
を示していて、この切り込み37は底面板31を平板状
に維持するためのロック機構を形成しているものであ
る。即ち、包装容器1の取り扱いの時点で前記折り罫3
3の部分で折れ曲がって底面板31の一部分が少し浮い
た場合、商品の外観が損なわれることがある。そして、
前記切り込み37を設けた場合、図8に示すように前記
切り込み37によって形成された対の張り出し部分37
aにおいて、折り罫33の延長線で区分される底面板3
1の前領域と後領域とのうち、前領域の底面板に連続す
る一方の張り出し部分37aが後領域側に入り込むとと
もに、後領域の底面板に連続する他方の張り出し部分3
7aが前領域側に入り込んで入れ子状となり、この両張
り出し部分37aに内容器2の重量が加わることで、折
り罫33の部分での曲がりを抑えて底面板31を平板に
維持するようになる。
【0012】上記実施の例において正面板30と背面板
32とにおける内容器2の上辺部23に近接する位置に
はスリット38aよりなる放熱孔38が設けられてい
る。この放熱孔38は電子レンジ加熱時の外容器3の内
方からの放熱が行なえるように機能するものであり、加
熱時に内容器2の正面部20や背面部21の周りで生じ
た熱気を内容器2と外容器3との間の空間に滞留させず
にこの放熱孔38を通して逃がすようにしており、外容
器3の内側で滞留した熱気にて正面板30と背面板32
とが暖められるのを抑える。上記放熱孔38は、例えば
図3(イ)に示すように外容器3の作成時に切り込んで
得られるものであって、外容器展開状態時にはスリット
38aだけであって隙間が生じてはいない。しかし、正
面板30と背面板32との上辺30a、32aを内容器
2の上辺部23に接合し、折り起こして断面略三角形状
の外容器3を形成したときには上辺30a、32aより
下方部分が外方に開くため、図2に示すようにこれに連
れて放熱孔38も開くようになる。図示の例において放
熱孔38は下向きに凸となる略コ字状とした横長のスリ
ットによって形成されており、前述したように正面板3
0や背面板32を広げたときにはスリットからなる放熱
孔38がある幅を持って開くようにしている。なお、放
熱孔38は予め開孔として形成するようにしてもよい。
【0013】図9は外容器3における正面板30、背面
板32と内容器2の上辺部23との接合部分を上記例と
は異なる構造にしたものが示されている。この図示する
例では、正面板30と背面板32との上辺30a、32
aとが外容器3の内側に向けて折り返された部分として
構成されていて、この折り返し部分である上辺30a、
32aとが内容器2の上辺部23に接合している。この
ように正面板30と背面板32との折り返し部分を内容
器2の上辺部23に接合していることから、前記上辺部
23に対応した位置では、正面板30と背面板32とが
それぞれ二重に設けられており、包装容器1における前
記上辺部23の対応部分の断熱性と強度を高めてつまみ
持ち易くなるようにしている。また、上辺30a、32
aを折り返さずに上辺部23にヒートシールした上述の
実施例においても、外容器3の両側方が開放され、加熱
時に膨張変形する内容器2からの変形が、上辺部23と
上辺30a、32aとの接合状態に影響を及ぼし難いも
のとなっているが、この例ではより一層ヒートシール部
34に影響を与えないように工夫されている。即ち、折
り返した前記上辺30a、32aとが上辺部23にヒー
トシールされ、一方、正面板30と背面板32との外方
に臨んでいる斜面板部30b、32bが直接には内容器
2とヒートシールされていないことから、加熱時に内容
器2が膨らんでも前記斜面板部30b、32bが押され
て撓むだけの変形にとどまり、加熱時の膨張変形によっ
て内容器2自体に生じる力がヒートシールされた前記上
辺30a、32aには伝わらない。さらに、内容器2の
膨張によって斜面板部30b、32bが撓むような変形
をしても前記上辺30a、32aとの間30c、32c
が開いて斜面板部30b、32bの変形が吸収され、膨
張変形にて内容器2自体に生じた力が、ヒートシールさ
れた前記上辺30a、32aに伝わることがなくこの上
辺30a、32aの上辺部23からの剥離などの不具合
をより一層確実に防止できる。
【0014】図10と図11は上記正面板30と背面板
32との上辺30a,32aを折り返して内容器2の上
辺部23にヒートシールにて接合した例の変形を示して
いて、上辺部23に近接する位置にて上辺30a,32
aの折り返し端30d、32dから下方に凸となる円弧
状の切り込み39が斜面板部30b、32bそれぞれに
設けられており、切り込み39で形成された舌辺39a
の個所を挟み持つことで、斜面板部30b、32bそれ
ぞれの開きに影響を与えることなく確実に包装容器1を
つまみ持つことができる。さらに、切り込み39の部分
を開いておくことで上記放熱孔の役割を果たすようにす
ることも可能である。
【0015】上記各実施の例において内容器2を底部2
2を開いて自立できる形態のものとして説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、正面部
20となるフィルムと背面部21となるフィルムとの二
枚のフィルムからその周辺をヒートシールして形成され
るものであってもよい。また、内容器2の素材としては
上述のように食品を収容するものである場合、酸素透過
度が低いものがよい(好適な値としては0.3から2c
c/m2 ・day)。具体的には無機材料の酸化物を蒸
着などにより設けたプラスチックフィルムなどを利用し
た多層材料などが使用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子レン
ジ加熱用包装容器によれば、マイクロ波が透過可能なフ
ィルムの辺部を貼り合わせてなる内容器と、マイクロ波
が透過可能な正面板と底面板と背面板との三面板が連続
して前記内容器の正面部から底部を経て背面部に亘って
囲み内容器の側部側を開放している横スリーブ状の外容
器とからなり、外容器の正面板と背面板との連結部に近
接する位置において内容器の上辺部が外容器と接合して
内容器を底面板上に起立状態にして支持することを特徴
するものであり、包装容器自体が安定的に縦置きできる
とともに、外容器の内側に位置する内容器が起立状態に
して支持されているため、内容器の注出口部をカットし
て包装容器をそのまま電子レンジの庫内に配置してマイ
クロ波を照射すれば、内容物がマイクロ波を効率良く受
けて手間なく内容物を適正に加熱できるようになる。さ
らに、加熱後には包装容器の上部を持って傾けるように
すれば内容物を簡単に注ぎ出すことができる。また、外
容器は両側方が開放されているため、仮に加熱時に内容
器が膨らんだとしても正面板と背面板との変形で外容器
全体の変形が吸収され、底面板の変形を抑えて加熱時に
おける包装容器の座りを安定させることができる。そし
て、内容器の正面部から底部を経て背面部に亘って内容
器を囲むようにして外容器を設けているため、構造が極
めて簡単であり、安定の良い包装容器をコストを引き上
げることなく製造できるなど、実用性に優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子レンジ加熱用包装容器の一例
を示す説明図である。
【図2】一例における上部を断面で示す説明図である。
【図3】外容器を展開した状態で示すもので、(イ)は
注出口部に対応した部分が切り欠かれている例を示す説
明図、(ロ)は注出口部に対応した位置に切り取り部が
設けられた例を示す説明図である。
【図4】内容物を注ぎ出す状態を示す説明図である。
【図5】扁平状態の一例を示す説明図である。
【図6】折り罫の弱め手段を示す説明図である。
【図7】底面板にS字状の切り込みが設けられている包
装容器の例を示す説明図である。
【図8】同じく底面板にS字状の切り込みが設けられて
いる外容器を展開した状態で示す説明図である。
【図9】外容器の他の例を包装容器上部断面で示す説明
図である。
【図10】さらに他の例の外容器を備える包装容器を示
す説明図である。
【図11】外容器のさらに他の例を展開した状態で示す
説明図である。
【符号の説明】
1…電子レンジ加熱用包装容器 2…内容器 20…正面部 21…背面部 22…底部 23…上辺部 24…凹部 25…注出口部 3…外容器 30…正面板 30a…上辺 30b…斜面板部 31…底面板 32…背面板 32a…上辺 32b…斜面板部 33、35…折り罫 34…ヒートシール部 38…放熱孔 4…切り取り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩川 俊一 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 松沢 由紀子 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 池部 奨 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波が透過可能なフィルムの辺部を
    貼り合わせてなる内容器と、マイクロ波が透過可能な正
    面板と底面板と背面板との三面板が連続して前記内容器
    の正面部から底部を経て背面部に亘って囲み内容器の側
    部側を開放している横スリーブ状の外容器とからなり、
    外容器の正面板と背面板との連結部に近接する位置にお
    いて内容器の上辺部が外容器と接合して内容器を底面板
    上に起立状態にして支持することを特徴する電子レンジ
    加熱用包装容器。
  2. 【請求項2】上記内容器の上辺部の一端側を注出口部と
    し、該注出口部に対応する外容器の正面板と背面板との
    それぞれの一隅が切り欠かれ、注出口部が外部に表出し
    ている請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装容器。
  3. 【請求項3】上記内容器の上辺部の一端側を注出口部と
    し、該注出口部に対応する外容器の正面板と背面板との
    それぞれの一隅にミシン目からなる切り取り部が設けら
    れ、該切り取り部から前記一隅を取り外したときに注出
    口部が外部に表出する構成とした請求項1に記載の電子
    レンジ加熱用包装容器。
  4. 【請求項4】上記外容器の底面板に折り罫を有してい
    て、該底面板を折って正面板と背面板とが内容器を間に
    した状態で近接するように外容器が折り畳み可能に設け
    られている請求項1から3の何れか一項に記載の電子レ
    ンジ加熱用包装容器。
  5. 【請求項5】上記外容器の正面板と背面板とにおける内
    容器の上辺部に近接する位置に放熱孔が設けられている
    請求項1から4の何れか一項に記載の電子レンジ加熱用
    包装容器。
  6. 【請求項6】上記内容器と外容器との接合が、上記内容
    器の上辺部に対応する部分の外容器の正面板と背面板と
    に非接合部を設けることにによりなされている請求項1
    から5の何れか一項に記載の電子レンジ加熱用包装容
    器。
  7. 【請求項7】上記外容器の正面板と背面板とにおける上
    辺側が外容器の内側に折り返されて、該折り返し部分が
    上記内容器の上辺部に接合している請求項1から6の何
    れか一項に記載の電子レンジ加熱用包装容器。
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