JP2001018960A - ステイオンタブ式缶蓋 - Google Patents
ステイオンタブ式缶蓋Info
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- JP2001018960A JP2001018960A JP11187436A JP18743699A JP2001018960A JP 2001018960 A JP2001018960 A JP 2001018960A JP 11187436 A JP11187436 A JP 11187436A JP 18743699 A JP18743699 A JP 18743699A JP 2001018960 A JP2001018960 A JP 2001018960A
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Abstract
口を容易に開口することができるステイオンタブ式缶蓋
を提供する。 【解決手段】パネル3の上面に取付けられたタブ7の後
端部に形成されたリング状の指掛け部9を持ち上げるこ
とにより、タブ7の先端部8で飲み口形成用スコア5を
破断してパネル3に飲み口4を形成するステイオンタブ
式缶蓋1において、指掛け部9の内方に露出するパネル
3に、押圧によって破断可能な通気口形成用スコア13
により開口される通気口14を設けた。
Description
て、タブにより飲み口を開口させた後に該タブがパネル
上に残留するステイオンタブ式缶蓋に関する。
タブ式缶蓋は、該缶蓋のパネルに形成された飲み口形成
用スコアを破断するためのタブが該パネル上にリベット
を介して取り付けられている。該タブは、その先端部が
前記飲み口形成用スコアに包囲された飲み口に臨んでお
り、リベットを介して後端部にはリング状の指掛け部が
形成されている。該タブは、前記指掛け部を持ち上げる
操作により、飲み口形成用スコアに包囲された一部のパ
ネル(飲み口を形成する部分)が該タブの先端部によっ
て押圧され、飲み口形成用スコアが破断されることによ
って飲み口が開口される。そして、該タブは、飲み口が
開口された後にもリベットによるパネルへの取り付け状
態が維持され、缶蓋と一体に残留するので、飲み終わっ
た飲料缶を捨てる際の取り扱いが容易とされている。
は、前述したようにタブの先端部が飲み口の上方に延出
して該飲み口に臨むため、該タブの先端部が開口された
飲み口を塞ぐことのないように、該タブの先端部の延出
寸法が比較的小さく形成されている。しかも、このよう
に延出寸法が小さい該タブの先端部によって飲み口形成
用スコアを確実に破断する必要があるため、該飲み口形
成用スコアによる飲み口の形状が比較的小さく形成され
ている。更に、近年では、缶蓋材料を削減してコストを
低下させるために、缶蓋の外径寸法が縮小される傾向に
あり、該缶蓋のパネルに十分な大きさの飲み口を確保す
ることができない。そして、このように比較的小さな飲
み口から缶内部の飲料を飲もうとするとき、缶内部への
空気の流入が円滑に行なわれず、該飲み口からの飲料の
流出が阻止されて飲料が飲みずらい不都合があった。
際に、該パネルの別の位置に通気口を形成し、缶内部へ
の空気の流入を円滑に行なって、飲み口からの飲料の流
出を促すようにしたステイオンタブ式缶蓋が知られてい
る。この種の缶蓋としては、特開平7−17540号公
報に見られるように、タブの指掛け部を持ち上げ操作し
て飲み口を開口した後、該タブをリベット廻りに180
°回転させ、飲み口を開口した際と同様にタブを操作し
て通気口を開口するようにしたものがある。即ち、該缶
蓋には、タブをリベット廻りに180°回転させたとき
に該タブの先端部に対応する位置に通気口形成用スコア
が設けられている。該通気口形成用スコアを破断する際
には、タブの指掛け部が飲み口の上方に位置するので、
通気口を開口した後に、再びタブをリベット廻りに18
0°回転させて飲み口を解放する。
該通気口から缶内部への空気の流入が円滑に行なわれる
ので、飲み口の形状が比較的小さくても該飲み口から十
分な量の飲料の流出させることができる。
通気口を開口させるためにタブをリベット廻りに回転さ
せる作業を行なわなければならず、通気口の開口作業が
煩わしい不都合がある。また、タブをリベットを軸とし
て回転自在に取り付けておく必要があるため、飲み口の
開口操作中にタブが回転し、タブの先端部による押圧位
置がずれて飲み口が開口不良になるおそれがある。更
に、該タブは、その大略中央部に連設された薄板状の舌
片(通常はアルミニウム製の薄板で折り曲げ強度が極め
て弱い)を介してリベットに取り付けられている。これ
により、該タブは舌片の折り曲げによって容易に揺動操
作ができるようなっているが、前述したような通気口の
開口時にも該舌片の折り曲げが繰り返されるので、該舌
片が切れて缶蓋からタブが離脱するおそれがある。
缶蓋には、特開平7−132936号公報に見られるよ
うに、タブの指掛け部の後端部をパネルに押しつけるこ
とによって、該指掛け部の下方に位置するパネルに通気
口を形成するようにしたものがある。該缶蓋は、指掛け
部の後端部に対応する位置のパネルに通気口形成用スコ
アが設けられており、飲み口を開口するためのタブ操作
に先立って、該タブの指掛け部を下方に向かって押圧す
るだけで、通気口形成用スコアが破断されて通気口が開
口される。
は、上下に積み重ねられることが行なわれるが、このと
きに指掛け部に荷重がかかると、通気口形成用スコアが
破断されて飲料缶が不用意に開封されてしまう不都合が
ある。
て、本発明は、通気口の不用意な開口を防止して、しか
も該通気口を容易に開口することができるステイオンタ
ブ式缶蓋を提供することを目的とする。
めに、本発明は、パネルと、該パネルに形成された飲み
口形成用スコアと、該飲み口形成用スコアを破断するこ
とにより該パネルに飲み口を形成するタブとを備え、該
タブは、前記パネルの上面にリベットを介して取り付け
られており、後端部に形成された大略リング状の指掛け
部を持ち上げることによって先端部が前記飲み口形成用
スコアを破断するステイオンタブ式缶蓋において、前記
指掛け部の内方に露出する前記パネルに、押圧によって
破断可能な通気口形成用スコアにより開口される通気口
を設けたことを特徴とする。
に設けて、前記飲み口を形成したときに、前記通気口形
成用スコアを押圧して破断して前記通気口を形成するこ
とにより、該通気口から缶内部への空気の流入が円滑に
行なわれ、飲み口からの缶内部の飲料の飲み易さを向上
させることができる。
同士を重ね合わせた場合や、飲料缶を積み重ねるとき
に、タブが外部からパネルに向かって押圧されても、前
記通気口形成用スコアは、リング状の指掛け部の内方に
設けられているので、該通気口形成用スコアの不用意な
破断を確実に防止することができる。しかも、該通気口
形成用スコアは、前記飲み口を形成する際のタブの指掛
け部が持ち上げられたときに指によって容易に押圧破断
して通気口を形成することができる。
コアは、一部が不連続とされていることが好ましい。こ
れにより、通気口が開口されたときに、前記通気口形成
用スコアによってパネルから遊離した破断片をパネルに
繋がったまま残留させることができ、缶内部への落ち込
みを防止することができる。
用スコアに包囲された内方に、前記パネルを隆起させて
形成された突起を設けることが好ましい。該突起を押圧
することにより、通気口形成用スコアを破断するときの
押圧位置を確実に定めることができ、また、該突起によ
り押圧する部分を容易に視認することができる。
よる該指掛け部の高さ寸法より低い形状に形成されてい
ることが好ましい。これにより、突起は、該突起よりも
高さ寸法の高い指掛け部によって包囲されるので、外部
から突起への接触が該指掛け部によって阻止されて、通
気口の不用意な開口を確実に防止することができる。
てもよく、また、平面視略楕円形状に形成してもよい。
該突起を平面視円形状に形成するときには、パネルを隆
起させる加工時に、該パネルの肉を均等に突出方向に引
き伸ばすことができ、該突起を精度よく形成することが
できる。一方、該突起が平面視略楕円形状に形成されて
いれば、該突起に対する指の当接面積を比較的広くする
ことができるので、該突起に指を安定して当接して押圧
することができ、指に当たる突起の感触を良好として突
起の押圧操作時の不快感を低減することができると共
に、破断作業が容易となる。
一部が前記パネルに係合することによりリベット廻りに
回転不能とされていることが好ましい。これにより、前
記飲み口及び前記通気口が未開封の状態にあるときに、
タブの回転によって指掛け部が前記突起に乗り上げて押
圧することのないようにし、通気口形成用スコアが不用
意に破断されることを確実に防止することができる。
いて説明する。図1は本実施形態のステイオンタブ式缶
蓋を示す平面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は説
明の便宜を図るため図1においてタブを取り除いた平面
図、図4は通気口の開口作業を示す説明図、図5は通気口
の他の形態を示すステイオンタブ式缶蓋の平面図であ
る。
締め用のカール部2をその周縁に備え、該カール部2に
包囲される内側にパネル3を備えている。パネル3に
は、飲み口4を形成するための飲み口形成用スコア5が
刻設されており、該パネル3の上面側には、リベット6
を介してタブ7が取り付けられている。前記飲み口形成
用スコア5は、図3に示すように、始端5aと終端5b
とが間隔5cをなして飲み口4の形状に沿って破断可能
に設けられている。
に、その先端部8が前記飲み口4に臨んでおり、該タブ
7の後端部には、リング状の指掛け部9が形成されてい
る。該タブ7の先端部8は、前記飲み口形成用スコア5
を的確且つ容易に破断させる所定の位置に延出されてい
る。
の中間位置には、前記リベット6に固定される舌片10
が連設されている。該舌片10はタブ7の先端部8と指
掛け部9との中間部分を略コ字形に打ち抜くことによっ
て形成され、該舌片10を貫通するリベット6にかしめ
加工を施すことによりタブ7とパネル3とが連結されて
いる。該舌片10は薄板状に形成されているので、容易
に屈曲させることができ、これによってタブ7をパネル
3上において揺動させることができる。
3には、前記舌片10に対応する位置に突出する凸部1
1が形成されており、前記舌片10には、該凸部11に
係合する円孔部12が形成されている。これにより、タ
ブ7は前記パネル3上におけるリベット6廻りの回転が
不能とされている。なお、本実施形態においては、タブ
7の舌片10とパネル3の凸部11との係合によってタ
ブ7を回転不能としたが、これに限るものではなく、例
えば、図示しないが、タブ7の指掛け部9の両側にパネ
ル3の一部を隆起させた一対の突起を設けてタブ7を係
止するようにしてもよい。
け部9の内方に露出する部分のパネル3には、押圧によ
って破断可能な通気口形成用スコア13が刻設されてい
る。該通気口形成用スコア13は、図3に示すように、
始端13aと終端13bとが間隔13cをなして通気口
14に沿って形成されている。更に、図1に示すよう
に、通気口形成用スコア13に包囲された内方には、パ
ネル3上に隆起する突起15が形成されている。該突起
15は、図2に示すように、その頂部がタブ7の指掛け
部9の上縁よりも低い位置となるように形成されてい
る。これにより、該突起15への外部からの接触がタブ
7の指掛け部9によって阻止され、該突起15が不用意
な押圧を受けて通気口形成用スコア13が破断するのを
防止することができる。また、該タブ7は前記舌片10
によりリベット6廻りに回転不能とされているので、指
掛け部9が突起15に乗り上げることがなく、不必要時
の通気口14の開口が防止されている。
のステイオンタブ式缶蓋1の開口操作を説明する。先
ず、図4(a)に示すように、前記タブ7の指掛け部9
に指を掛けて該指掛け部9を持ち上げる。これにより、
該タブ7は、リベット6を介して後端部側(指掛け部9
側)が起立され、該タブ7の先端部8が飲み口4のパネ
ル3を押圧して飲み口形成用スコア5が破断される。そ
して、該飲み口形成用スコア5によりパネル3から切断
されて遊離した遊離片16が、パネル3に繋がった状態
で缶17の内部側に折り込まれ、飲み口4が開口され
る。このとき、該タブ7はリベット6廻りに回転不能と
されているので、該タブ7の先端部8を飲み口形成用ス
コア5が確実に破断される所定の位置に正確に当接させ
ることができ、該タブ7の先端部8から付与される破断
力が飲み口形成用スコア5に効率良く伝達されて、飲み
口4を確実に開口することができる。
の後端部側(指掛け部9側)が起立されることによっ
て、前記通気口14が形成される側のパネル3が解放さ
れる。この状態で、前記突起15を指で押圧して、通気
口形成用スコア13を破断する。これにより、図4
(b)に示すように、通気口14が開口され、該通気口
形成用スコア13によりパネル3から切断されて遊離し
た遊離片18は、パネル3に繋がった状態で缶17の内
部側に折り込まれる。
ように、該タブ7を揺動させることにより、缶17内部
の飲料を飲み口4から飲むことができる。このとき、通
気口14が形成されていることによって、該通気口14
から缶17内部への空気の進入が円滑に行なわれ、飲み
口4から十分な量の飲料を流出させることができる。
ように、前記突起15を平面視大略楕円形状に形成し
た。こうすることにより、該突起15が指に比較的広く
当たるので、指に当たる突起15の感触を良好として突
起15の押圧操作時の不快感を低減することができる。
しかし、突起15の形状はこれに限るものではなく、例
えば、図5(a)及び図5(b)に示す突起19のよう
に、平面視円形状に形成してもよい。この場合には、前
述した平面視大略楕円形状の突起15に比べて、指に当
たる面積が狭まる一方、該突起19の成形時には、パネ
ル3を円形状に隆起させたときにその周囲の肉が均一に
引き伸ばされるので、容易に精度の高い突起19を形成
することができる。
平面視円形状の突起19との何れを採用した場合にも、
突起15,19の頂部は平坦に形成することが好まし
い。これによって、通気口14を開口する際に突起1
5,19が指に当たるときの感触を良好とすることがで
きる。
14を形成する通気口形成用スコア13の不連続の部分
(前記始端13aと終端13bと間の間隙13c)がリ
ベット側に設けられているが、これに限られるものでは
なく、図示しないが、通気口形成用スコア13の不連続
の部分をタブ7の幅方向に沿った一方側に設けてもよ
い。
示す平面図。
図。
の平面図。
5…飲み口形成用スコア、6…リベット、7…タブ、8
…タブの先端部、9…指掛け部、13…通気口形成用ス
コア、14…通気口、15,19…突起。
Claims (7)
- 【請求項1】パネルと、該パネルに形成された飲み口形
成用スコアと、該飲み口形成用スコアを破断することに
より該パネルに飲み口を形成するタブとを備え、該タブ
は、前記パネルの上面にリベットを介して取り付けられ
ており、後端部に形成された大略リング状の指掛け部を
持ち上げることによって先端部が前記飲み口形成用スコ
アを破断するステイオンタブ式缶蓋において、 前記指掛け部の内方に露出する前記パネルに、押圧によ
って破断可能な通気口形成用スコアにより開口される通
気口を設けたことを特徴とするステイオンタブ式缶蓋。 - 【請求項2】前記通気口形成用スコアは、一部が不連続
とされていることを特徴とする請求項1記載のステイオ
ンタブ式缶蓋。 - 【請求項3】前記通気口形成用スコアに包囲された内方
に、前記パネルを隆起させて形成された突起を設けたこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のステイオンタブ式
缶蓋。 - 【請求項4】前記突起は、前記指掛け部の厚みによる該
指掛け部の高さ寸法より低い形状に形成されていること
を特徴とする請求項3記載のステイオンタブ式缶蓋。 - 【請求項5】前記突起は、平面視円形状に形成されてい
ることを特徴とする請求項3又は4記載のステイオンタ
ブ式缶蓋。 - 【請求項6】前記突起は、平面視略楕円形状に形成され
ていることを特徴とする請求項3又は4記載のステイオ
ンタブ式缶蓋。 - 【請求項7】前記タブは、その一部が前記パネルに係合
することによりリベット廻りに回転不能とされているこ
とを特徴とする請求項3乃至6の何れか1項記載のステ
イオンタブ式缶蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11187436A JP2001018960A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | ステイオンタブ式缶蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11187436A JP2001018960A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | ステイオンタブ式缶蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001018960A true JP2001018960A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16206038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11187436A Pending JP2001018960A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | ステイオンタブ式缶蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001018960A (ja) |
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-
1999
- 1999-07-01 JP JP11187436A patent/JP2001018960A/ja active Pending
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